社会・政治・法律
早稲田大学ブックレット 「震災後」に考える
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(10)
悲しみのなか子どもたちを支えたのは、日常と変わらない学校生活、そして友人たちとの関わりだった。学校、学級の再建に向けて取り組んだ岩手県教師たちの記録。全国教職員必読の書。全国学校図書館協議会選定図書第 1 章 3.11 当日とその後の教育現場 (河村茂雄)1 その時何が起こったのか 震災当時の学校の様子2 教師たちによる復旧の取組 物理的環境の確保に向けて第2 章 学校再開から1 学期末まで 教育関係者はどう取り組んだのか1 生徒指導主事の立場から 1 つの校舎で2 つの中学校の生徒が生活・活動・・・
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悲しみのなか子どもたちを支えたのは、日常と変わらない学校生活、そして友人たちとの関わりだった。学校、学級の再建に向けて取り組んだ岩手県教師たちの記録。全国教職員必読の書。全国学校図書館協議会選定図書
第 1 章 3.11 当日とその後の教育現場 (河村茂雄)
1 その時何が起こったのか 震災当時の学校の様子
2 教師たちによる復旧の取組 物理的環境の確保に向けて
第2 章 学校再開から1 学期末まで 教育関係者はどう取り組んだのか
1 生徒指導主事の立場から 1 つの校舎で2 つの中学校の生徒が生活・活動した中学校の実践 (佐藤謙二)
2管理職の立場から 被災地域支援の前線基地にある中学校の実践 (根田真江)
3 養護教諭の立場から 専門家と学校現場をつないで効果を上げた養護教諭の実践 (工藤宣子)
4 教育関係者の立場から 多くの支援を学校につなげ, 学校を後方から支えた取組 (森本晋也)
第 3 章 危機にこそ大事にしたい学級集団の力 (河村茂雄)
1 心理面での総合的援助の必要性
2 グループアプローチの土壌としての学級集団
3 第 2 章の先生方の実践から学ぶこと
4 改めて認識した人と人との絆の大切さ -
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大地震と原発事故によって世界に誇る日本の電力システムに何が起きたのか。再生可能エネルギーや地産地消型電力網への期待を現実にするために不可欠の先端技術をやさしく紹介する。全国学校図書館協議会選定図書
第 1 章 今なぜ電力ネットワークが重要なのか (横山隆一)
1 日本の電力供給システム
2 日本の電力供給システムに求められていること
3 新しいステージへ キーワードは「回復力」
第 2 章 スマートグリッドの基礎知識 次世代社会システムのインフラとして (横山隆一)
1 スマートグリッドとは何か
2 スマートグリッドは我々に何をもたらすか
3 スマートグリッド導入の前提 関連技術と標準化
4 我が国のスマートグリッド開発と今後の展望
5 海外のスマートグリッド開発
第 3 章 東日本大震災と電力ネットワーク スマートグリッド導入の大切さ (伊庭健二)
1 自然災害と電力ネットワーク
2 スマートグリッドの評価と課題
3 災害に強いスマートグリッド
まとめ
第 4 章 地産地消型電力ネットワーク クラスター拡張型グリッドとは (小柳薫)
1 クラスター拡張型グリッド
2 クラスター拡張型グリッドの技術的特性
3 クラスター拡張型グリッドの動作シミュレーション例
第 5 章 今後の展望 さまざまな期待 (横山隆一)
1 欧米諸国と日本の違い
2 スマートグリッド構築の経済効果
3 国際標準化の動きと外国の事情 -
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折り重なる瓦礫のなかで身を挺してライフラインを守り、モノとサービスを提供しつづけようとした人々への共感をこめて、日本型コンビニ研究の権威がつづる6ヵ月の観察記録。全国学校図書館協議会選定図書
第1 章 大災害時に「コンビニエンス」とは何か
1 ライフラインを直撃した大震災
2 ライフラインを狙ったコンビニチェーン
第2 章 コンビニが受けた大震災の被害と再起
1 大災害の発生
2 コンビニの被害状況
3 コンビニ ATM の課題
4 営業成績への影響
5 自治体との協力関係の構築
第3 章 大災害へのコンビニの対応
1 震災直後の対応
2 迅速な店舗の復旧
3 配送システムの復旧
4 コンビニ以外の小売り・サービス企業の対応
第4 章 コンビニの本質と震災後への戦略
1 供給はコンビニの命
2 蓄積された経験
3 震災後の新たな動き
4 業績見通しと積極的な出店戦略
第5 章 ライフラインというコンビニエンスの追求 -
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構造物だけではいのちを守れない。最後の砦の防潮堤が破壊され、激流が町や人々を襲った。従来の研究を根本から問い直す巨大津波の実態。沿岸防災に必要なものは何か。十分な科学的根拠と地域の視点から将来に備える。全国学校図書館協議会選定図書
序 章 想定を超えた巨大津波
はじめに
1 津波の高さと被害
2 過去の津波との違い
3 調査の概要
第1章 岩手県のリアス式三陸海岸
はじめに
1 宮古市田老地区
2 宮古市
3 宮古市姉吉地区
4 上閉伊郡大槌町
5 釜石市
6 大船渡市
第2章 宮城県のリアス式海岸
はじめに
1 気仙沼市
2 気仙沼市本吉町中島地区
3 本吉郡南三陸町志津川地区
4 牡鹿郡女川町
第3章 宮城県、福島県の低平地
はじめに
1 仙台市若林区
2 名取市
3 亘理郡亘理町
4 相馬市
第4章 茨城県と千葉県
はじめに
1 茨城県東茨城郡大洗町
2 茨城県ひたちなか市平磯町
3 茨城県神栖市,鹿嶋市(鹿島港周辺)
4 千葉県旭市(飯岡漁港周辺)
第5章 今後の減災対策の展開―構造物だけでは人命を守ることはできない
1 早稲田大学における複合災害研究の展開
2 津波防護レベルと津波減災レベル
3 津波想定の見直し
4 津波想定の限界
5 避難の方法と避難場所 -
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大震災の被害に立ち向かう自治体の財政は厳しく、行政力には限りがある。企業・NPO・市民など、民間の様々な力を集める調整役としての自治体の新しい機能を豊かな実例で示す。 全国学校図書館協議会選定図書
第1章 「震災後」の自治体の課題――「調整者」への役割転換―――小林麻理
1 重い課題と負担――調整者としての自治体へ
2 新しい自治体への脱皮を
第2章 民間のノウハウの貴重さ――賃貸住宅業界による被害者救援活動に学ぶ―――小林麻理
1 大震災による住宅被害
2 全国賃貸住宅経営協会の災害対策活動――震災以前
3 迅速・果敢な被害者救援活動の開始
4 福島県と宮城県における成果の差
5 触媒としての政府へ
第3章 市民社会の多様な力を引き出す――これまでの優れた経験―――小林麻理・蓑田謙司
1 市民の多様な知恵と力を集める
2 市民参加型の施設づくり――岩手県北上市さくらホールのケース
3 NPOによるコーディネート――米国のVANのケース
第4章 伝統的な政府観を脱して――新しい自治体のイメージ―――小林麻理
1 これまでの優れた試み――美祢社会復帰促進センターのケース
2 これからの官民協働――発想の転換を!
第5章 地方自治体が変わるチャンス――期待に応えるための3つの提言―――柴 健次
1 「できること」と「実行すること」
2 市町村が防災から減災への発想転換を推進せよ
3 市町村が主体となって復興を推進せよ――「離脱規定」に学ぶ
4 市町村が地元のつながりの核となれ -
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かつてない放射能汚染を前に、この国の政府・国会は私たち市民のいのちをどのように守ろうとしているのか。日弁連原子力PTメンバー弁護士が、法制度の現状と問題点を明らかにする。全国学校図書館協議会選定図書
序 放出された放射能
1 放出された放射能の量
2 放出された放射能量と汚染レベルの具体的イメージ
3 今回の事故は最悪だったのか
第I部 なぜ放射能はわかりにくいのか
第1章 放射能とは
1 放射能とは
2 放射性物質量と放射線強度
第2章 放射能が人体に及ぼす影響の不確実性
1 急性症状と長期的影響,被曝の状況
2 非特異疾患と因果関係
3 しきい値の存否と低線量の影響
4 自然放射能の存在
5 放射線の違いと核種の違い
6 外部被曝と内部被曝
7 有益な放射線利用との関係
8 十分な実証データがないこと――過去のデータの歴史的意味
9 政策的判断の余地とバイアス
第II部 拡大する放射能汚染と法規制の現状
第3章 わが国における放射能規制の基本的事情
1 行政規制の社会的な意義と放射能規制の問題
2 放射能に関する環境基準の不存在と被曝限度
第4章 放射能の空間線量に関する規制
1 事故後の原発周辺地域における規制
2 モニタリングポスト値の問題点
3 東京都内における汚染の実情
第5章 土壌汚染および放射性廃棄物に関する規制
1 土壌や放射性廃棄物に関する規定の不存在
2 深刻化する土壌汚染の実情
3 首都東京圏の汚染の実態
4 放射性物質問題で破綻寸前の首都圏の生活インフラと対策法
第6章 食品汚染に関する規制
1 食品汚染に関する基準
2 食品汚染をめぐる状況
3 牛肉汚染問題が教えた食品安全確保の問題点
補 論 過去の放射能汚染との比較
1 過去の大気圏内核実験による汚染との比較
2 大気圏内核実験による食品汚染
3 ビキニ水爆実験と水爆マグロ
最後に――そしてこれから -
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あの時の強い思いを風化させないために。被災地の厳しい状況を知り、何かをしなければというひたむきな思いに突き動かされた若者たちがいた。ボランティア先でのさまざまな体験、その後の心の変化をつづった記録集。全国学校図書館協議会選定図書
はじめに
2011年度前期(4月1日~9月30日)の活動派遣一覧
第I部 WAVOCによる震災ボランティア派遣活動
第1章 はやる思いにかられて――泥とほこりにまみれながら
1 石巻編
2 気仙沼編
3 田老・大槌・陸前高田編
第2章 被災者の心を支える――現地のリクエストに応えて
第II部 既存のWAVOCプロジェクトによる活動
おわりに -
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危機における政策が満たすべき条件とは何か。被災者の「日常」を再建し、人々の権利・主体性を大切にしつつ、長期にわたる復興政策を正しくつくりあげるために不可欠の共通理解を探る。経済学・政治学をはじめ、現代の哲学・思想の原点に遡って徹底的に考える。
第1章 危機対応のための公共的選択の課題――《次善》の経済政策の構想と実装(鈴村興太郎)
1 危機対応のための公共的機構の課題――東日本大震災の教訓
2 社会的選択機構の設計と実装――標準的理論の点検作業
3 《最善》の性急な追求よりも《改善》の段階的な模索を
4 被災地を訪ねて考えたこと
第2章 政策決定の前提を疑え――復興政策の評価における価値基準(須賀晃一)
1 市場崩壊を生き残る倫理
2 政策評価の観点・情報的基礎・価値基準
3 功利主義の展開
4 復興政策を評価し選ぶための基準
まとめ:政策決定の前提を疑え
第3章 復興を支援することは,なぜ正しいのか――哲学・思想の先駆者に学ぶ(河野勝・金慧)
1 問いの構図
2 不運と不正義のあいだ――シュクラーの問題提起をめぐって
3 状況 vs 選択?――ロールズと「運の平等主義」について
4 憐れみか同情か――アーレントの感情論を手がかりに
5 結 論 -
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いまこそ、個人の尊重を問う。震災後間もなく、原発20キロ圏の南相馬市から大槌町吉里吉里地区まで800キロにわたる現地取材を敢行。憲法に基づく「人権」「平和」「自治」による復興への課題と展望をつづる。全国学校図書館協議会選定図書
序――その日
第I部 現場を行く
想定外という言葉――東日本大震災から1カ月/災害派遣の本務化へ/郡山から南相馬へ/「トモダチ」という作戦 /「避難所」になった女川原発 /石巻と大船渡――被災地における新聞の役割/南三陸、気仙沼、釜石など――被災地の自衛隊/陸前高田の人々/大槌町吉里吉里
第II部 東日本大震災からの復興に向けて――憲法の視点から
1 震災後初の憲法記念日に
2 大震災からの復興と憲法
3 大震災における多様なアクターの活動
4 災害と犠牲――補償をどうするか
5 国会と政府はどうだったか――「政治手動」の結果
6 足尾銅山問題とフクシマ――田中正造の視点
7 新しい連帯の芽生え――ウルリッヒ・ベックの主張から -
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一刻も早く、そして一人でも多くの支援を実現するため、短期間に多くの学生を安全に被災地へ送り込む。この難題に取り組んだ早大ボランティアセンターの試行錯誤と創意工夫の軌跡。全国学校図書館協議会選定図書
プロローグ 3.11直後のWAVOC混乱期
第1章 WAVOC式震災ボランティアマニュアル
学生震災ボランティアの心得10か条/学生たちのリスクマネジメント/学生ボランティア派遣のスキームづくり/学内の支援チームをどうやってつくったか/参加者全員の気持ちを束ねる「講習会」/ボランティアに手を挙げてくれた留学生への対応/ウェブサイト・SNSを利用した情報発信/現地ニーズの掘り起こしとマッチング/ボランティアを単位化するか
第2章 震災ボランティア派遣を支えた教職員たち
石巻先遣隊派遣までの舞台裏/校友との連携で深まる被災地への思い/現地のニーズと学生の安全/音楽ボランティアにできることとは/夢と勇気,そして感動を生むスポーツ交流/復興支援チームに参加して
第3章 3.11前からのWAVOCプロジェクトは震災とどう向き合ったか
早大生による福島高校生の学習支援/農漁村の復興を目指して
エピローグ 悩みながらのボランティア派遣 -
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荒ぶる神々との共生。長い歴史のなか、東北の人々は津波をはじめとする自然の脅威に幾度となくさらされてきた。東北各地に残る神社仏閣などの建築物、神楽、祭り、伝承の数々。そこに込められた自然との調和の思想。安全なまちづくりに向けて、いま古人の知恵に学ぶ。全国学校図書館協議会選定図書
第1章 研究の背景と視点(中川武)
1 文化遺産と自然調和
2 安全性とは創造性である
3 研究の進め方の基本方針
第2章 東北の有形文化財(真鍋怜子)
1 「祈り」としての建築物
2 関係団体による被害状況の調査
3 マッピングによる被害の分布調査
4 高地集落と移転
5 文化財から感じとる復興への勇気と希望
第3章 東北の無形民俗文化財(吉原信一)
1 東北の無形民俗文化財の概要
2 自然と早池峰神楽
3 海と無形民俗文化財
4 陸中沿岸廻り神楽
5 災害に強い共同体をめざして
第4章 被災古民家の調査と復興の考え方(米澤貴紀・宮澤秀輔)
1 遠藤家住宅
2 千田家住宅
3 被災民家と復興の考え方
第5章 祭礼・民俗芸能の再生とまちづくり(中川武)
1 大槌の鹿子踊から
2 遠藤家住宅の保存修復と黒船祭の再興
3 豊かで美しい山田湾の可能性と曳船祭の再編 -
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恐怖と悲しみ、深い傷を負った子どもの心に、おとなはどう向き合えばよいのか。さまざまな問いにカウンセラーがこころを込めて答えます。全国学校図書館協議会選定図書
第I部 子どもの心を理解し支援するための実践知識――おとなと教師とボランティアのために
第1章 災害と子どものSOS( 本田恵子)
時期別の反応と対応のあり方/子どものストレス反応/心の外傷が癒えるまでの経過 ほか
第2章 危機を越える力を育てる (本田恵子)
現実検討力を育てる/適切な行動力を育てる/七郷小学校で発揮された現実検討力と行動力 ほか
第3章 よくある質問と回答――11のQ&A (本田恵子)
第II部 被災地の事例に学ぶ――幼児,小学生,中学・高校生 それぞれの心に寄り添う
第4章 幼児の心に寄り添う (本田恵子)
恐怖の体験/津波なんかこわくないぞ/ごっこ遊びで乗り越える子どもたち/1~2カ月目 ほか
第5章 小学生の心に寄り添う (本田恵子)
絵手紙に母を亡くした思いをつづる兄弟/絵に込められた感情の渦/仮設住宅でのストレス ほか
第6章 中学生・高校生の心に寄り添う (本田恵子・上原美穂)
中学生・高校生の被災の状況/スクールカウンセラー派遣事業/生中学生・高校生の経過 ほか -
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