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君が手にするはずだった黄金について
君が手にするはずだった黄金について
小川哲/新潮社
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総合評価

644件)
3.7
123
257
184
39
8
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    この短編小説。主人公が著者と同じ苗字で職業、高学歴も一緒。軽く頭の中がパニックになりました。エッセイの文体でもない感じがしましたので、不思議な感覚で読了しました。思考回路が理詰めなので、ひょっとしたら著者ご本人の性格の一部分が描かれているのでは、と思いました。主人公の斜め上目線的な発想と分析が面白かったです。

    3
    投稿日: 2024.02.07
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    作者を取り巻く人々とその生き様を描いていた なんか村上春樹みたいな空気を感じたけど どうしてなのかはわからなかった みんなやってることは褒められることじゃない ことの方が多かったけど わたしはこの1話にも満たない濃度で生きてる?? って感じて頑張って生きていこうと思った

    5
    投稿日: 2024.02.07
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    #読書記録 2024.2 #君が手にするはずだった黄金について #小川哲 本屋大賞ノミネート作品6作目。 私小説のような、虚実ないまぜになった不思議な物語。・・・と思っているうちにいつの間にか物語に引き込まれている。 己は何者かという切実な問いと、承認願望の暴走は表裏一体。誰もが陥るかもしれないその落とし穴を、人ごとと笑えるか。 #読書好きな人と繋がりたい #読了 #本屋大賞

    14
    投稿日: 2024.02.07
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    自分や世の中のイベントがあった日のことって覚えてるけど、それ以外の日って全然覚えてない。明日仕事嫌やなとか、遊ぶの楽しみとか思ってるけど、それが過ぎ去ってしまえば、大体忘れてる。毎日同じように、嬉しいとか楽しいとかしんどいとか思ってるのに、忘れてしまうのってこわい。 この小説を読んで、日記つけよ!って思った。 ってことも忘れるんやろなって思った。

    3
    投稿日: 2024.02.06
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    小川という作家が主人公の連作短編集。 「僕」の第一人称で語られる話は作者の小川哲自身なの?と時折錯覚してしまい、出てくる漫画のタイトルを検索してみたりした。(なかった) 最初は理屈っぽくてとっつきにくいかなと思ったけれど、読むごとにどんどん惹き込まれる。 とんでもなくバカでクズだなと思う登場人物のことが、なんだか切なくも思えた。 面白かった!

    2
    投稿日: 2024.02.06
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    著者を主人公としたエッセイのような短編集。フィクションなのかノンフィクションなのか?気軽に読めて面白かったけれど、こういう本が本屋大賞ノミネートされるんだ。

    1
    投稿日: 2024.02.06
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    なんだろう、好き嫌いは分かれそうだけど、乾いたような、ワザと詰め切らないような文体は、自分にあっていました。初めて小川さんの本をよみましたが、別に不思議な素材ではないけれど、すごく不思議な小説でした。

    9
    投稿日: 2024.02.06
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    小川という作家が主人公の連作集。 明らかに作者のことを意識した人物だけど、冒頭で可能世界について触れられてることでどこまでがフィクションなのか、そしてフィクションならその人物は小川哲と言えるのか…。 プロローグが効いています!

    2
    投稿日: 2024.02.06
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    主人公が、著者? これは、私小説なの? 主人公が、小川という小説家なので、どこまで真実で、どこまでが創作、作り事なのか、混乱します。そんな事どうでもいい事なのに、妙に引っかかります。 どうやら…作者の意図はその辺りにある?? 短編小説集とはいえ、それぞれには、同じ登場人物が出てきます。ストーリーの妙もあり設定の妙もあり…虚偽虚構と真実現実の妙。相反する事象が、混在していて、こんな小説初めてでしたー。

    4
    投稿日: 2024.02.04
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    小川哲自身?!と思われる主人公の身に起こった出来事を描く短編小説集。 書き手を名乗る主人公のせいで、これは実話なのか?それとも全くの虚構なのか?わからなくなる感覚が味わえます。 それぞれの話の中で、虚構に惑わされる感覚におちいり、小説というもののあいまいさとか、よく考えたら実体がなくてあいまいなのに、自信を持って自分は自分と言うことの空虚さだとか、現実に見えているものが揺らいでいくのが新鮮だった。 わりと日常的なところから、話が大きく発展していく展開が多くて、先が読めなかった。 最初の印象とか、会っているだけだと読み取れない部分があって、実はこんなことをしていたらしいとネットや噂から知った事実からその人のことがわからなくなってしまう感覚…。 恋人や知り合い、同級生などの人物も出てくるのだけど、ただ会話しているだけでは見えてこない裏の部分が、カードの面裏のように逆転する瞬間にゾクゾクしました。 でもこの感覚って、わりと人生の中であるなぁと。 たとえばいい人だなぁと思ってたら、その人が自分の無くしたと思ってたペンを持っていたり…。 優しくて話している言葉もしっかりしているのに、部屋がゴミ袋でいっぱいだったり…。 その人の行いで、これまで抱いていたイメージが全く別のものに変わることってあるよね…。 私自身も何気なくやってしまったことを、裏で噂されて、知らないところでゾッとされているのかも知れないし…。 人間はいろんな面があるっていうのは、どんな人でもわかっていると思うけれど、いろんな面をある種ネガティヴに描いてると思います。 ネガティヴというより、人間の承認欲求って底なしだし、意図せずに自分自身をも巻き込んで負のエネルギーを作り出し、身の破滅を招くんだなぁと…。 うまく言葉が見つかりませんが、時に当事者、時に観察者となる小説家の小川哲が考えることが大変興味深く、やや冷笑的でありつつもユニークでした。 個人的には三月十日と君が手にするはずだった黄金についてが特に面白かった! 普通の読書に飽きている人にもおすすめしたい、キレキレの小説でした。

    3
    投稿日: 2024.02.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんのきっかけなく手にとってみた本だけど、 短編でサクサクと読めました。 デイトナはじめて知りました。

    3
    投稿日: 2024.02.02
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    著者が主人公の実話なのか、創作なのか、どっちなんだろう?という不思議な魅力のある連作短編集。 SNSでよく見かける「成功者」って実際は(こんな感じなんだろうな…)と思ったり… 哲学的な、人間観察や考察的な難しい表現もあり、著者が伝えたかったことが私にはふんわりとしか想像できなかったので皆さんの感想を漁っています。

    5
    投稿日: 2024.02.02
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    どこまでが本当の話で、どこまでが作り話なのか… 小説家に才能は必要ない。 むしろなんらかの才能が欠如しているから小説家になれたと言う話が度々出てきて、なんとも奥深いなと思った。 衝撃を受けたのは「何もかもうまくいっていて、摩擦のない人生に創作は必要ない。」と言う言葉。 好きだから本を読んでるけど、日々の摩擦から逃れる為に小説を読んでる一面もあるだけにまさに心の内を言い当てられたようで衝撃だった。 何気ない日常の出来事の話なのに何だか凄い哲学的… 誰しもが立派になりたい、有名になりたい、金持ちになりたい、小説家になりたい…何かになりたいと思っている。 そんな人生だからこそ人を騙し、自分を偽る。 そうしているうちに自分とは?みたいな答えの出ない問いかけが始まってしまう。 腑に落ちるようで腑に落ちない…なんとも言えない読後感が妙に癖になる話だった。

    7
    投稿日: 2024.02.01
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    創作なのか実話なのか、その狭間をいったりきたりさせられる感じ。 全体的に大きな伏線や展開はないけど、筆者の周りで起こる様々な事象に対するエッセイとしては面白かったと思う。 しかし自分としては創作なのか実話なのか分からなすぎて感情移入できなかった。そこが醍醐味なのだろうが。 占い師を追い詰めるために際どい質問をしまくるエピソードは興味深くて印象に残っている。

    6
    投稿日: 2024.02.01
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    プロローグ 三月十日 が、個人的に好きだった。 タイトルの短編も、自分と相手が切り離せない、どこかで混じり合っている感覚を覚えた。

    3
    投稿日: 2024.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    作者の自伝みたいな、コラムみたいな話。 ・プロローグでは、就職活動をして、1番最初の設問の「あなたの人生を円グラフで表現して下さい」に詰まった話と、当時付き合ってた女の子にその話をする話。 ・3.11の時に何をしていたかは良く話題になるが、その前日の3.10は何をしていたのかを頑張って思い出す話。そして、なんとなく思い浮かんだ答えと、当時のメールなどを追いかけて頑張って調べた答えとで違いが出て、結構記憶は捏造されるなという話。 ・友達の奥様がオーラを見る占い師に騙される話。筆者は占い師が大嫌いなので、自らが言ってトリックを暴く。 ・高校の同級生が、ポンジスキームで莫大な富を得て有名人と写真を撮ったりするも、ポンジなので回らなくなって破産した話。表題作。 ・漫画家が偽物の腕時計を付けていたのを人間観察と言い訳したり、その漫画家は人の言ったことをパクって漫画を書いていたり、そもそも漫画を書いていたのは奥様だったり…という話。 ・周五郎賞ノミネートの連絡を受けた時に、クレジットカード不正利用で大変だった話

    3
    投稿日: 2024.01.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。どこまで実話なんかな。全てフィクションなのか。 頭良い人って生活する中でいろいろ大変だろうなーと改めて思う。

    2
    投稿日: 2024.01.30
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    第一印象は「頭のいい人が書いた小説」だ。哲学的・理論整然・理屈っぽい。小説家・小川哲が経験したテイの連作短編集。正直はじめの2話くらいは面白くないなぁ..と思っていたが、インチキ占い師が出てきたあたりから俄然面白くなってきた。一般的には「怪しい人・胡散臭い人」を独自の目線で分析して文章にする、流石の作家魂を垣間見た。お気に入りは『小説家の鏡』→インチキ占い師の詭弁を論破してやる!『君が手にするはずだった黄金について』→彼はいい奴?ヤな奴?絶妙な人物設定。『偽物』→もう虚構そのもの。彼は何者?わかりません。

    2
    投稿日: 2024.01.29
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    6つの連作短編集。この物語は小川さん本人による物語なのか?違うのか?と思わせるようなワクワクするものであった。6つの物語が繋がっていて、読めば読むほどに止まらない。登場人物の設定も面白い。特に片桐さんの話が面白かったかな。

    4
    投稿日: 2024.01.24
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    帯が朝井リョウで、かつ「承認欲求」というキラーワードがかかれていて ジャケ買いしてしまった、、 無邪気なほど、自分がしてもらって嬉しいことを他人に行う ある意味 いいやつ?お節介?なやつ? 承認欲求に飲まれて 一度は成功らしきものを手にするものの、それが破れる虚しさはありつつ 承認欲求を俯瞰で揶揄する仲間たちが正しいともおもえなかった 全体的に作家の本人の人生数珠繋ぎで面白かった

    3
    投稿日: 2024.01.24
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    感想|『短編集であるが故、それぞれの話に重みがあり、読み応えあり!」   個人的には1冊から成り立っているものかと思ったが、そうではなく、短編でまとめられているものだった。それぞれの章で完結しているがために読みやすかったが、長編も読んでみたいと思った。なぜか?この短編に出てくる主人公の哲学的くん点からの洞察が面白く、これから生きていく上での参考ともなったため。もう少し、連続性があるとなお読者としては色々な考えや視点が持てそうである。

    1
    投稿日: 2024.01.21
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    「君のクイズ」とは違うタイプの作品で、正直最初は「何の話?」と思ったが読み進めるうちに引き込まれた。

    2
    投稿日: 2024.01.19
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    シンプルに好みの文章でした。 嘘と真実、記憶の改竄、黄金律の罠。果たしてどこからどこまでがフィクションなんだろう、と思ったり思わなかったり。

    0
    投稿日: 2024.01.19
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    うーん、自分には少し面白さを理解出来ず。。。 でも「偽物」の章では、「他人を見た目で判断する」という行為に非難する自分と、偽物をしている他人を見た目で判断している自分とで、はっとする部分もありました。

    3
    投稿日: 2024.01.15
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    出す作品が全て高いクオリティを誇り、個人的には日本人作家で最も新刊が楽しみな作家の1人(ついでに言えば、もう1人は佐藤究である)のである著者の連作短編。 著者自身と思しきキャラを主人公に、学生時代から現在までの時間の変遷の中で出会ってきた人物とのエピソードなどを描いているが、最も本作で面白いのは主人公の口を介して、虚実を織り交ぜて作品を作る小説家の思考回路を追体験できる点にある。 登場人物の何人かは承認欲求をエスカレートさせたあまりに身を滅ぼすエピソードがあり、そのエピソード自体も当然極めて面白いのだが、その没落していく様子を淡々と観察する著者の視線や考察こそ、本書のユニークネスとして面白く読めた。

    4
    投稿日: 2024.01.14
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     ギリギリ先生とババさんのエピソードが強烈だった。それぞれのエピソードのどの部分に、どういう痛さがあるのか表現されていて、自分の中でスーっと落ちる感じがした。痛い、でも、おもしろい。辻村先生の噛みあわない、、、の読了感。

    6
    投稿日: 2024.01.14
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    著者のエッセイのような小説。 おもわずいるいると声が出てしまうような、インチキ占い師や承認欲求の強い友達など個性溢れる登場人物達と主人公との関わり合いが面白い。

    1
    投稿日: 2024.01.13
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    作者の自伝的小説 6篇の短編からなる本書 つい先日の北陸の震災も相まって「三月十日」は特に印象的だった。 僕も「三月十日」は何をしていたのか思い出せない。 「2011年3月11日」は、ある時点から明確にどうしていたか記憶があるのに、その前日はまるで記憶が無いのは僕や作中の「僕」だけじゃないはず。 それこそ先日の震災も元日に起こった事でその前日もどうしていたか記憶に残りやすいが、別の日だったらその限りでは無いかもしれない。 人生にはターニングポイントと呼ばれる日が人それぞれあるけれど、その日以外も確かに同じ1日であって、どの日も忘れてしまいそうだが平等に貴重な時間であることを教えてくれるエピソード

    5
    投稿日: 2024.01.13
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    「プロローグ」を読んで電車を降りて、しばらく歩いてたら少し遅れてめちゃくちゃ目頭が熱くなってしまった。これはあくまで小川哲氏のエッセイではない、と感じられるのが良い。他人の正直な文章を読める幸せってこういうことかなと思った。

    9
    投稿日: 2024.01.12
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    さらさらっと読了。 だんだん文体にハマる感じ。 人生を円グラフで表したら「カテゴリー・ミステイク」を犯しちゃうよねって話や、印象的な日以外のことをきちんと思い出そう!という考えだったり、占い師と小説家の似ている点など、なるほど、そんな視点が…と思いながら読んでしまった。 自分も割と変なところで「なぜ?」と思ってしまうこともあるが、小説家であり自分よりも確実に本を読んできておられる方の切り口は全然違って面白いなとも思った。(フィクションだけど) これはエッセイではないけど、この方のエッセイも気になる。 プロローグなどで触れられている哲学者については軽く調べてみたい。

    194
    投稿日: 2024.01.11
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    展開や登場人物が面白いスートーリーのパートも有りながら、主人公(或いは作者自身)が感じるもの書き切る小説 精神的で哲学的な内容だった 探し当てた『転』が何かという部分の表現が良い

    4
    投稿日: 2024.01.11
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    この作家の独特な言い回しが凄く気になる。自分の胸にストンと入ってくる感覚がある。 今回は短編集なのだが、それぞれが微妙に繋がっている。まるで自分の体験談を切り売りしているかのような語り口につられて、一気読みさせられてしまった。

    3
    投稿日: 2024.01.09
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    六篇からなる連作短編集。主人公は著者自身で小説のようなエッセイ? 怪しい占い師、偽物のデイトナを巻いたマンガ家など、クセのある登場人物達関わりの中、自分とは何者なのか?を問いてゆく描写が面白く、着地点に興味をそそられる。 占い師との駆け引きを描いた「小説家の鏡」が好き。

    3
    投稿日: 2024.01.07
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     ちょっと前から読みたいなぁ~と思っていた「君のクイズ」は、なかなか読めず…こちらの新作の方が早く借りられたので読んでみました。プロローグを含め6編の短編が収録されています。主人公は、小川哲さん??えっ?筆者??よくわからないまま、じゃこの作品はエッセイなのか??でも、違うのかな…これリアル??というような、沢山の疑問が(汗)。 ・プロローグ:主人公の小川さんが就活をはじめて感じた違和感…。彼女が可哀想だと感じましたねぇ…。 ・三月十日:東日本大震災の前日、何をしていたのかを思い出したいけどなかなか思い出せない…。確かに、私 も思い出せないなぁ…。 ・小説家の鏡:友人から妻が占い師にそそのかされ仕事を辞めて作家を目指したいと言ってる、助けてほしいと 小川さんに依頼される…。占い師かぁ…信じたくなる気持ちもわかるんだよなぁ(汗) ・君が手にする黄金について:黄金律(他人がしてほしいと思うことをやりなさい)、銀色律(他人が嫌がること はやめなさい)…これが知れてよかったかなぁ~♪ストーリーは、同級生の片桐がトレーダーの才能を開花させて…だけど、本当は…というもの。 ・偽物:怪しげな漫画家さんが登場します…。キーワードはタイトルの通り(汗) ・受賞エッセイ:これだけがエッセイなのか??最後までわからない…。  6編とも何とも言えないような…すっきりしないし、イヤミスともまた違うのかなぁ…とか。ひとまず最後までは読み切れたけれど、もういいかなぁ~感を感じてしまいました。私には、あわなかったみたいです。

    56
    投稿日: 2024.01.06
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    話題になっていたので読んでみました 読みやすかったと思います 話の中の人に認められたくて ギラギラしてしまう部分 少しわかる気がします でも年齢を重ねると良い感じに 回りに合わせられるので そういう時も必要かなって 個人的には思います

    25
    投稿日: 2024.01.04
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    思っていた内容と全然違った。けど面白かったよ。作者の人柄や考えが垣間見れたような気がした。エッセイのような私小説のようなフィクション?感想書くのが難しいな〜。 主人公の私ってめんどくさい人だなと思うけど、着眼点がユニークで一緒になって考えてしまった。3月10日、、、何してたっけ? 失われた時を求めて、、、そこに大切な記憶があるのかもしれないね。

    16
    投稿日: 2024.01.03
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    スラスラと読み終えてしまった。 この主人公は、著者なのか…⁇と思うところもあってエッセイ感覚で読んだからかもしれない。 小川さんの本は、『地図と拳』に次ぐ2冊目だが、全くかけ離れていたので、彼は一体どういう人なんだろうと気になった。 この書に出てくる小川さんに共感する部分があって、なかなか鋭いところを突いているなと感じた。

    62
    投稿日: 2024.01.03
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    どこまでがフィクションなんだろ。私小説になるのかな。どの短編も理屈っぽい感じだけどグイグイ読み進んで、こういうのが好きなんだなと自分の好みがわかった。

    4
    投稿日: 2024.01.03
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    最初文体が苦手かも、と思って読み進めたら最後にはリズムにハマってすらすらと読めた。西尾維新的な文章かも(似てなかったらごめんなさい)。読み始めてから地図と拳の人と知る。あれを読む覚悟はまだ…。

    3
    投稿日: 2024.01.03
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    『地図と拳』『君のクイズ』で話題の著者。読んでみたいと思っていたところに、本書を読む機会を得たので先に読了。 主人公の語り手は著者本人と思われる小川。著者の実体験を元にした小説なのか、それともエッセイなのか? 分からないまま読み進めていくが、とにかく小川の考え方が面倒くさい。いい意味で。笑 他の作品も読んでみたくなりました。 それにしても、「猫舌の人間は信用してはいけない」というのはどういう意味があるのか…

    26
    投稿日: 2024.01.02
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    2023読み納めはこの一冊!! 思ってた感じとは違った、、、 最近本の内容をに期待しちゃってなんか違うなぁってなっちゃうことが多いから2024はひたすら楽しみにするだけを心がけたい^_^ 承認欲求が強いと生きるのが大変そう 私はのんびり、人のこと気にせずに生きていけたらなあ、理想すぎるけど好きなことと好きなものに囲まれて、あれこれ他の人と比較しないでいたいものです ・「大事なのは、正直さと誠実さだ」 同意だけど本心から言ったことばなのかな ・「死ぬまでずっと一緒に遊ぶのだろうと思っていたのに、ある時期を境に一切連絡も取らなくなる。...ただただ、理由もなく縁がなくなるのだ。...僕だけでなく、誰しもそういう友人がいるのではないか。」 もうすぐ社会人になるから余計にこういうことを感じるようになるだろうなと。ただ私だけでなく、誰にもあることだって書いてくれてるのなんか安心 ・「おとなしそうに見えるんだけど内面はギラギラしてて、ギラギラしてるってことはコンプレックスの塊なんだ」 たしかにそうなのかも 真贋(しんがん):本物と偽物 アマルガム: 1 水銀と他の金属との合金。 2 融合したもの←作中はこっちの意味 不勉強で、(知識が不足していて申し訳ない)って言ってみたい使ってみたい表現 ブクログによると2023は74冊読みました! たくさん読めて幸^_^ 2024は社会人デビューの年なので、読書量が減りそうですが30冊を目標に、お仕事の息抜きに読めていけたらなと思います^_^

    4
    投稿日: 2024.01.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小説家って何なのか?他人の人生を材料にした嘘の文章を書いてお金を稼ぎ、人気を得る職業なのか?それはインチキな人気占い師と同じではないのか?将来破綻するのがわかっていてお金を集める投資詐欺師と同じではないのか?他人のネタをあたかも自分が考えたかのようにパクる漫画家と同じではないのか?そんなことを自問自答する話、だと解釈した。 語り手は作者の小川さんのプロフィールとソックリな小川くん。千葉県出身、幕張の高校を出て東大に入り、博士課程まで進むが、退学して専業小説家になる。 就活のエントリーシートのプロフィールを、企業ウケする話だけに編集するくらいはできても、正確でないことを断定的に書くことすらできなかった小川くん。彼女から「断言恐怖症」と指摘され、プロフィールの中の自分の設定を変え脚色し始める。そのうち名前も年齢も、国籍や性別さえも違う人物の設定に変えても(=嘘の設定でも)、なり切って書けるようになる。そして小説家の道へ。 嘘とか真実って何なのか?ヒトの記憶に残っていること?そんなのアテにならない。そもそもすべてのことを記憶しておくことはできないし、しない。エピソードと結びつくものは記憶に残るが、平凡な一日は残らない。確実だと思っていた記憶が間違っていることがある。似たようなエピソードが重なると、意図せず記憶が混ざってしまう。忘れたい記憶は封印する。自分で自分の記憶の捏造や改竄をする。洗脳や信仰によって嘘でも本当だと思い込んでしまう。そんな、小川さんの他の作品の中でも取り上げられている要素を織り交ぜながら話が進んで行く。 「プロローグ」は小川さんが学生時代に「ユートロニカのこちら側」を書くに至った裏話とも取れるお話で、特に興味深い。自伝的小説に思えるが、この話の中で小川くんが物語の中のキャラになり切っているように、小川さんも、自分自身を少しずらした設定の小川くんになり切って書いたのだろう。物語の登場人物を操っている小川くんを、小川さんが操っているという二重構造。ややこしいけど楽しい。話は嘘でも許せる。

    3
    投稿日: 2024.01.02
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    小川哲さんの本を読むのは2冊目です。 小説であり、エッセイのような本です。 本作はなんとなくですが、浅井リョウさんの作品に近いものを感じました。 「偽物」の中で、何らかの才能が欠如しているから、小説家なのです。という一文がありましたが、 自分の周りに実際に起きたこと、聞いたこと、感じたこと、を文章として書き出し、読み手にイメージさせる力は間違いなく才能だと思いました。

    4
    投稿日: 2024.01.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本屋さんのポップを見て購入。 買った時は帯とかちゃんと見てなくて、読み始めて連作短編集なんだって気づいた。 一番好きな話は偽物かなあ。事実か分からないけれど、デイトナの偽物を付けていたら人の態度が変わるのか実験してたって話。事実なのだとしたら面白い実験だなって思って続きが気になった。 心に残ったのは本のタイトルにもなっている君が手にするはずだった黄金について。 承認欲求だけで、自分の損にしかならない手段をとってしまう片桐に驚いて心に残っている。 あと心に残っているのは、小説家になったのはなにかに優れているからじゃなくなにかが欠けているから、という言葉。ご本を読み終わった今でもわたしは、やっぱり小説家はアイディアや文章力など、なにか優れていたから小説家なんだという考えが抜けないけれども、小川哲さんからしたら違うんだろうか。思いもつかなかった考えで、そう考えた理由が知りたくて、他のご本も読んでみたいなって思った。この言葉はフィクションなのか、それとも…??

    4
    投稿日: 2024.01.01
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    本物を疑う姿勢。 フィクションとノンフィクションが合わさったような妙な生々しさがあった。 タイトルの付け方に惹かれて手に取った一冊。比較的読みやすい印象。 この本自体が小川さんの承認欲求の表れだったりするのかな...と思ったり。

    4
    投稿日: 2024.01.01
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    この主人公「僕」は小川さんなのかなと思いながら読了。 映画化されるなら主演は草彅剛だなと。 主人公の感情が凪だから、最初から最後まで凪。

    2
    投稿日: 2023.12.31
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    頭の中の思い考えを言語化してアウトプットするってほんとにすごい。 書かれていることに共感することと実際書いてみることは全く違うことなんだろうけど、共感する側だけにたっていると実際書いてみるのもできる気がしちゃうよね! 他人の頭の中をのぞけるのってすてきだ〜

    3
    投稿日: 2023.12.30
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    読み出して、おもろい、となったけど、なんだかちょっと後半尻すぼみしてしまった。ちょっと思ってたのとも違ったし。いろいろ考えさせられる部分もあったりして、なんだか評価が難しい作品。

    3
    投稿日: 2023.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    冬休みに読んだ1冊目! 文章がすーっと入ってきて一気読み。 人間誰もが持つ、人として目を背けたくなる黒い部分が見え隠れするお話だと感じた。そんな嘘や見栄張りが目立つ人が描かれているが、どこか自分にも当てはまる部分があるから、全く他人事ではなかった。 最初と最後で、「自分とは何なのか」を模索しているところも構成が面白い。

    5
    投稿日: 2023.12.28
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    初の小川先生の作品で、この小説に出てくる小川さんの性格が小川先生本人だと思うとクスっと笑いながら面白く読んでしまった。

    5
    投稿日: 2023.12.28
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    読書備忘録790号。 ★★★★。 小川さんの最新作。 何が何なのか分からないところが面白すぎる。 M-1観ながらのすき間時間に読み終わりました。笑 令和ロマンめっちゃオモロかった。話がずれた・・・。 一言で言えば、人間が誰しも持っていると思われる「他人に羨ましがられたい」という気持ち。承認欲求と言っても良いか。 ただ、それを渇望するあまり虚実を纏ってまで承認欲求を満たそうとしてしまった人々の悲しい物語集ということでしょうか・・・。 主人公は小川。おいおい!作者やんか!笑 東大卒の作家の小川。作者やんか! 小川さんが、虚実を纏った嘘人間をゆる~く暴く。 「プロローグ」 小川さんが小説家になるまでの件です。 自分には就活は向かないということで。 「三月十日」 震災から1年の3月11日。 同級生、加藤、西垣、岡島と去年の3月11日に何をしていたかを思い出す。思い出せる。当時付き合っていた女子と映画を観る約束をして新宿で待ち合わせた。そして地震が起きて・・・。 じゃあ、その前日の3月10日は?全然思い出せない。 当時使っていた古いスマホ。電源を入れて確認する。メールが3本。ん?あれ? 3月11日の記憶までおかしくなる。自分の中で都合の良い様に虚実の記憶が構成されていた??? 「小説家の鏡」 同級生の西垣。結婚した妻、恵梨香が占い師にハマり、仕事を辞め小説家になろうとしている。小川!なんとか恵梨香を止める方法はないか・・・。 占い師なんてインチキの詐欺師そのもの。 そのインチキを暴けば良い。その暴いた動画を奥さんに見せろ。 暴くプロセスが漫才ネタのように面白い!さや香にネタとしてあげればよかった。そうすれば優勝できたかも。 「君が手にするはずだった黄金について」 黄金律:他人がして欲しいと思うことをやりなさい。 銀色律:他人が嫌がることはやめなさい。 高校の同級生の片桐。 他人がして欲しいはずだと信じて疑わない、他人が嫌がることをやり続ける男。笑 黄金律の押し付け。押し売り。 承認欲求の塊だったが、ネットでも有名なトレーダーになっていた。80億を100億に! 同窓会で人生成功している片桐のブログが話題に。 有料の会員になって、どんなサービスをしているのか確認してみることに。じゃんけんで負けた小川が会員に。 ただただ、才能が欲しかった男の悲しい結末・・・。 「偽物」 小川にとって、取材とは作品作りの為の取材と、メディア等から受ける取材の2種類。 漫画家のババリュージュ。まんが日本高校昔ばなしを連載する。 小川の高校同級生との同窓会に参加し、あるある高校生ネタを取材したいと。 同窓会に現れたババリュージュ。腕には偽物のデイトナが。笑 ここにも虚像の塊の悲しい男の悲しい結末パート2が。 さいごはエッセイが1本でした。 それにしても見ごたえのある決勝だった。 ヤーレンズも素晴らしかった! M-1万歳!

    41
    投稿日: 2023.12.25
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    著者自身をモデルにしているはいるが、フィクションとしての短編集。こんな友人いないでしょ(笑) にしても、小川哲の視界に入ってきた「偽物」はいるのだろうなと思う。小川哲もいじわるだなあ。「偽物」たちをコテンパンにしてる。許してあげてよ、とババさんのくだりで思った。 なんだか、自分も「偽物」に思えてきてゾッとする。人の言ったこと、まるで自分の言ったことのように話すことあるもんなあ。お前は空っぽだよと著書に指さされているような。 そんなに厳しく断罪しなくてもなあ、と思うおばさんでした。しくしく。

    23
    投稿日: 2023.12.25
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    SL 2023.12.23-2023.12.24 小川哲という作家のエッセイ風フィクション。 プロローグは、ちょっと退屈で小川哲初作品として選択ミスかと思ったけど、あとの作品は面白かった。なんとなく、こうやって小説作ればいいのか、みたいな感想もあり。あ、もちろんそんな簡単な話ではありませんが。 作家に才能は必要ないとか、僕は小説家なんだろうかとかの考察が興味深い。

    3
    投稿日: 2023.12.24
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    タイトルと表紙に惹かれて購入。 主人公の小川が年齢が近い事もあり共感できる事が多かった。 東日本大震災前日の3月10日、自分は何をしていただろうか。この話を読んで自分も考えた。 タイトルにもなっている、君が手にするはずだった黄金について。 この成金となった昔の友人。彼は本人も意識してない中でどこか周りから下に見られている事を感じ取っていたのかな。 時にこの人のように、どうしていずれは破滅してしまう事をわざわざやってしまう人がいる。 誰かに認められたいという気持ちを笑う事はできない。誰もが普通に持っている感情だから。 小説家という職業に対する作者の考えも、主人公を通して投影されているように感じた。

    5
    投稿日: 2023.12.24
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    エッセイのような感じ。小川さんの実話?みたいなのも混ざってたりしてよく分かんなくなることもあった。哲学的な話になった時もあまり理解できず。君が手にするはずだった黄金については今の社会でのありがちな話だなと思った。

    3
    投稿日: 2023.12.23
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    自分はこの本の登場人物みたいな承認欲求の塊じゃないと思ってたけど、所々で自分に当てはまるところがあって、読んでで自分が恥ずかしくなった。 誰しも承認欲求は持ってると思うけど、やっぱりそれを出しすぎるとウザイなって改めて感じた。 この小説の主人公は色んなことを深く考えていてちょっと面倒臭いなって思うけど結構好きだった。 森見登美彦さんが書く主人公みたい。 あとは「そういう一日にだって、僕たちは何かを学び、何かに笑い、何かに感動しているはずだ。」っていうフレーズが好き。 毎日を一生懸命に生きているはずなのに、大きなイベントがないと大切な感情も忘れちゃうし、その感情を抱いていた事さえも思い出せないって少し悲しいなって思った。 だからこそ、一瞬一瞬に感じる自分の気持ちをタイムリーに大切にしたい。

    4
    投稿日: 2023.12.23
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    著者の随筆みたいな感じ?著者の周りで起こる出来事をつらつらと書いている。哲学や文学的なところの表現が出てくると、ちょっと入り込めなくなったりするけど、タイトル通り手にするはずがどこかで失ったもののお話が6編。 少し人と関わることが苦手な、内面を掘り下げがちな僕、小説家ってこういう人たちなのかなぁ。 あまり手にしたことのない本で新鮮でした。

    3
    投稿日: 2023.12.22
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    これまで読んできたものと違っていて、これはどちらの小川だろうか、と思いながらも、まだ読んでいない他の話も読んでみようと思いました

    3
    投稿日: 2023.12.22
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    苦手なジャンル…ジャンルってなんだろう??? ちょっと見回すといる、ちょっとめんどかったりちょっと変わってるあの人…を解釈して結論づける…みたいな感じ?あー苦手。 途中「そうだね、言語化したらそうだね、確かに」みたいな思いも上がるんだけど、誰かの日記を読んでるみたい。 うーん、どうでも良い感じ。私は好きでは無い。。

    3
    投稿日: 2023.12.21
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    けっこうスイスイ読めた。作家さんの考え方とか発想が個性的っていうか、頭が良い人なんだなぁって思います

    4
    投稿日: 2023.12.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルと読んだ人が絶賛しているレビューを見て手に取って見ましたが、、 う〜ん、、何なんだコレは? 私小説? エッセイ? 小説? まずジャンルがわからない… (読み終えたあと、どなたかのレビューで「オートフィクション」とあった。 …自伝のように作者と登場人物とが同一人物であるようにしながら、フィクションを小説に仕立ててある作品?) なんとなくこの作者の経験や思考、性質をベースにした仮想?なのかな…と読み進める。 あくまで私の主観だが、 「めんどくさいヤツ」 ひと言に尽きる。 自分が何者か? その考えはいいのか? 一見誰も疑いようのない事柄までも多角的に精査しようと試みる性質。 だから小説家になれるのだろうと思う。 各話には高校、大学の同級生が出てきて話題を提供してくれる。 このくだらない昔話だったり噂話だったりが、ありがちで共感する。 善人のように見えても、一方での裏の顔? いやそちらが表なのかもしれない。 悪どいことをしているが、それには意図があるのかもしれない。 人間をあらゆる方向からライトを当てて観察しようとしている。だがそれも、小川の主観によるものなのだ。 そこから発想を飛ばして、小説に仕立てていく。 この中で、作者、いや主人公の小川は小説の発想、書き方、オチなどの手法を披露している。 作者は小説家を「小説家に必要な才能なんてないと思います。(中略)小説家に必要なのは、なんらかの才能が欠如していることです。他の何かになれないから、小説を書くのです」 と言っているが、きっとこれは彼の心からの言葉だろう。 小説家になりたくてもなれない者の妬み嫉みを買っているのにも気がつかず、思ったまま発せられているのだろう。 なんだかんだ言ってきたが、感情をくすぐる場面がけっこう好き。 「小説家の鏡」での1gの純金の話。 「君が手にするはずだった黄金について」で、片桐を軽蔑していたというが関係を断絶はしないところ。彼の別の一面を知っているから。

    3
    投稿日: 2023.12.18
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    虚構を切り取る面白さと罪悪感。 そして自問自答せずにはいられない。 「僕はいったい何者なんだろう?」と。 小川さんのダ・ヴィンチのインタビュー読んでから再読したいな~

    3
    投稿日: 2023.12.18
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    痛い人、ちょっとめんどくさい人は周りにもいて、遠巻きに見て、エンタメとして消費してる部分もある。 けれど、自分にも評価を求めて、認められたい、優れていたいというギラギラした気持ちがある。そのギラつきはまさしくコンプレックスからなんだと思う。だから、今後自分もそうなる可能性もあるし、この人々を笑う権利はないのだと思った。 片桐のことを特攻兵という表現が言い得て妙だった。虚像だと分かっていたけれど、それでもいいくらい承認に飢えていたのはなんだか切なかった。もしかしたら彼らなりのSOS だったのかな。

    4
    投稿日: 2023.12.18
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    「ただ、世の中には理解出来ない人間がいるもんだ。それだけは理解出来る」 【偽物】 高級ブランドのロゴが大きく描かれたパーカーを着ていた。 一目見た瞬間、 「肉寿司の写真をインスタグラムにアップしていそうな男だ」と思った。 「こういった雰囲気の人物には詐欺師が多い」 「まんが日本昔話」 高校時代の鉄板話が面白かったら、もちろん、それだけで漫画として通用するし、 もしびっくりするくらいつまらなかったら 「地元の鉄板話を部外者にするとスベるよね」 陸上部みたいな綺麗なフォームで走るのに めちゃくちゃ足が遅かった。 少し鬱陶しかった。 昔からというのは車窓の景色みたいに一瞬で流れさるから面白いのであって、現場まで立ち戻って仔細に検討したらどんどん粗が見えて来てつまらなくなる。 あのシュレディンガーの猫が本物なのか偽物なのか、僕の中で確定しておく必要がある。 「そうです。話の中で出て来た要素が、時間と共に偶然結びつくんです」 「いえ、もちろん僕だって、そんな言い訳は思いつきませんよ」 「全部、今作った話です。そもそも僕には兄も母もいませんし」 青、赤、白、黒は「い」をつければ形容詞になるのに他の色がそうではないのは何故か。 「何かを起こしてみる。稚拙でもいいし、矛盾があってもいい。最後の段になって、これまで自分が積み上げた話の弱点を束ねて、解決させるんです。 うまくいかなかったら、一から全部やり直します。」 僕は大事なことを伝え忘れたのかもしれない。創作は確かに、弱点を強みに変える行為でもある。 でも、ここでいう弱点とは物語における弱点のことで、作家の弱点ではない。 作家は自己弁護を目的に創作するべきではない。 むしろ、話を面白くするてめなら、どれだけ自分の弱点を曝け出しても構わないという覚悟の方が必要だ。 僕も常に、仕事上で会う人物には嫌われないように気をつけている。 場合によっては、自分の意思を曲げることだってある。 それは僕が生活するため、仕事を得るためだ。 エディは世界に触れることで、世界の広さを知る。 自分には,知らないことが数多くあるのだということを知る。 それこそが『転』だ。 小川哲さんすごく好き

    4
    投稿日: 2023.12.17
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    作家小川哲が小説家が望むものとは何か? 嘘と欺瞞と誠実さと… #君が手にするはずだった黄金について ■きっと読みたくなるレビュー 作家小川哲を主人公に、友人や恋人たちのエピソードや小説に対する解釈が綴られる連作短編集。前提としてフィクションではありますが、自身のエッセイ風にも読め、どこまでホントかウソかが分からなくなるような小説。 読めば読むほど絶対創作だよな~と、分かってくるところがニクイ。小説家としての職業を変態的に楽しんでいる、でも悩みや葛藤も感じられ、ユーモアあふれる挑戦的な作品でした。 ・プロローグ 学生時代、就職試験のエントリーシートを書くのだが… 主人公小川哲が小説家になる前、当時の彼女との関係性が描かれる物語。 まず思ったこと「めんどくさっ」 哲学好きな奴って、絶対めんどくさいんだよな~(偏見)。でも得意なことも苦手なこともあってこそ、ひとりの人間。そして人生も幸せも、その人それぞれですよね。 ・三月十日 東日本大震災の前日、3/10のことを思い出す物語。なんでもない一日のなんでもない真相、そして自分への誤魔化しと恋人の気持ち。胸がじっと痛くなった作品。 ・小説家の鏡 占い師のウソを見破りに行く物語。人を幸せにできる会話、創作は、嘘であっても素晴らしいと思うけどな~ ・君が手にするはずだった黄金について かつての友人がインチキ商売に手を出し、ついにはSNSで炎上してしまう物語。ここまで読んでくると、いわゆる「いい人」は作家になれないんだろうなと分かってきますね。 ・偽物 仕事で知り合った漫画家の物語、彼が腕につけている腕時計は…。最もミステリータッチの作品、真相が興味深く、人が傷つく瞬間を垣間見た感じがしました。 ・受賞エッセイ 短編作品の締め切りが迫っている中、自身のクレジットカードが不正利用されていると連絡が来て…。受賞した作者のエッセイとして文芸誌でよく見る内容そのままです。でもコレ、小説の一部なんですよね。 ネガティブな感情で溢れているように見えますが、実はまだまだ意欲的な作品を書いてやろうという力強い意思が感じられます。 ■きっと共感できる書評 人は自身の職業について考えることが度々ある。自分が本当にやりたい仕事なのか、果たしてこのまま続けてもいいのか… 世の中には「天職」という言葉がありますが、それは神から才能を与えられた一部の天才にしか適合しないものだと思っていました。さて、自分に与えられた天職はなんだろう…? しかし本書を読んでみると、実際はそんなにも仰々しいものではなく、ただ自分が嫌にならずに行動できることで社会貢献できていれば、もうそれは天職と言えるということが分かりました。 小川哲先生も本書の中の小川哲も、間違いなく小説家が天職なんでしょう。小川哲さん、楽しい作品をありがとうございました。

    112
    投稿日: 2023.12.17
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    ブクログで話題になっていたので手に取りました 小川という作家が主人公の物語。 これは作者のことなのか フィクションなのかはわかりません そもそも物語というよりは 小川さんの思考をのぞいてるような作品で エッセイのような感じもします この小川の考え方が 作中の言葉を借りると めんどくさい。 その一方でなるほどと思ってる自分もいたり。 序盤は難しくてあー無理かなと思ったけど 頑張って読んだら 占い師、片桐、ババのあたりは 面白く読めました こんな人いるんかな。。 そしてこんな風に分析されたら怖いな。笑

    90
    投稿日: 2023.12.16
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    自らを主人公にした短編集。ホントに面倒クサイ人だと思う。だから面白い小説紡げるのだろう。今後も楽しみ。「日々、局所的に進歩し、大局的に退化して生きている。きっとそうすることでしか生きていけないのだと思う」「無意識による記憶の捏造」犯人は「誰が犯人だったら自分が驚くかという基準で考える」「ぼくたちは日々、これまで知らなかったものに触れる。それらは多かれ少なかれ、ぼくたちの人生を変える。まだまだ、世界には自分の知らないことが数多く存在するのだと教えてくれる」それこそが小説読む楽しみ。

    5
    投稿日: 2023.12.15
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    読みながら、文章の書き方好きだなぁああと何度も思った。何か大きなオチがあるとか感動するとかでもなく割と淡々と描かれてるのだけれど、会話とか考え方とかおもろ良いなぁと。 やはり他の作品も読んでみよう。

    5
    投稿日: 2023.12.14
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    哲学的な連作短編集。 物語なのかエッセイなのか、不思議な世界観でした。 タラレバで物事を考えてしまうことがあるけれど、人生って色々あるから面白いんだろうなと感じました。

    15
    投稿日: 2023.12.14
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    冒頭の「プロローグ」での、作家や哲学者、音楽家の名前の羅列に、おっとなる。 バンプ・オブ・チキンやくるりが出てきた時点でもうノックアウト。 やばい、この作家さん、好きだ。 ずっと前、ある男性アイドルの方が、バラエティ番組の中で、自分のことを「演者」と、言っていて、ハッとしたことがある。 あれ、このひとたち、素じゃないんだ、素じゃないのに、素のような顔をして、喋ったり笑ったりしてるんだーーー。かんがえてみればあたりまえ。 テレビは虚構だ。 小説も虚構である。 では、虚構を作って売る小説家とはなにか。 その虚構に笑ったり泣いたりする私たちとは何か。 そもそも真実とはなんだろう。 私の思っていること、感じたこと、記憶していることは真実なのだろうか。 誰かの借り物ではないだろうか。 捏造したり、脚色してはいないだろうか。 真実、なんて、ひとかけらも存在してないのではないか。 知的なエンタメ性を備えつつ、読者に問いかける。 私(主人公=著者?)は「偽物」なのか。 そして、あなたは「本物」なのか。 ーこの文章、あとで恥ずかしくなるやつだ、と思いながらも投稿する。 この小説に出てくるやばいやつらと一緒やん、とつくづく思う。

    59
    投稿日: 2023.12.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    限りなく5点に近い4点 小川哲氏は前作君のクイズでガツン、とやられたのでこれもワクワクして読んだ。 昔純文学の主流だった私小説?の形態なのかな。 あんましそれを読んでないから詳しくないけど。 作者自身をモデルにしたと思われる若手作家を主人公にその周りで蠢く人間模様。 ただ令和の時代が舞台なだけあってSNS関連の話もあり大変面白かった。

    4
    投稿日: 2023.12.10
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    表紙の絵や題名のインパクトが強く手にしました。 実際に読んでみると作者の言葉選びが卓越で引き込まれました。内容も実際に起こりうる題材で勉強になり、そして主人公の友達の人を見抜く力に感心し読み進めると結末は想像を遥かに上回りました。 この本を読んで人間の弱さを知り うわべだけでなく深く人の心理を読み取ることの大切さを知りました。

    9
    投稿日: 2023.12.09
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    自分が思ったことを素直に文章にするならば、頭の中でこねくり回した屁理屈を現実世界に引っ張り出してきた短編集ということになる ただそれは面白い屁理屈だった そして小川哲さんが小説家とは何か、ひいては自分とは何かという問に対してひねり出した屁理屈のように思う 小川哲さんの著作は全部読んでいるのでたぶん好きな作家さんなのだと思う 好きな作家さんの頭の中を覗いたような気持ちになる読書であった

    74
    投稿日: 2023.12.09
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    一気に読んだ。 自分の感じ方と似ていて、共感するところもあり、面白かった。ほかの作品も読んでみたいと思った。

    3
    投稿日: 2023.12.07
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    主人公、小川。小説を書いていて東大卒。主人公が同じ六編の短編集。特に奇抜な能力の人は出てきません。 小川が就職のためのエントリーシート書く代わりに小説を書き始める2010年「プロローグ」 震災から三年後の3月11日に3月10日に何をしていたか思い出す過程を描いた「三月十日」 妻が占い師に入れ込んで仕事を止め小説家になろうとしている西垣から相談され、占い師のところへ赴き考察を重ねる「小説家の鏡」 高校一年のリレー選手で俺の一つしたのタイムで選手になれなかったのにしつこく絡まれ選手をかわった片桐はトレーダーとして成功しているらしい。片桐と少しだけ交流したことや片桐がなにを求めていたのか考える「君が手にするはずだった黄金について」 ババという漫画家はいろんな人の高校時代の思い出をマンガにしてかなりの人気を得ている。ババから高校の仲間含め思い出話の取材受けたりしたエピソードから、ババの腕時計がブランドのパチもんという同伴者の声を聞き、そこからババについての考察が始まる「偽物」 山本周五郎賞の最終候補になった2018年4月、僕は小説家なのだろうか、そもそも小説家とはどこから名乗ってよいものなのか?自分とは何か考える「受賞エッセイ」 私はかなり好みで、面白く読んだが、これは面白くないと感じる人多そう。小説なのに論文みたいな印象受けた。ちなみに私は「偽物」が一番空恐ろしかったです。主人公小川は読書好きで読んだ本など本文中にたくさん出てくるけど、いちいち難しそうだった。本当にその人の読んでいる本って知性や嗜好性が現れますね。 難しいので高校生以上向け。彼女とのお付き合いも出てくるが小学生にNGなエログロはなし。

    8
    投稿日: 2023.12.07
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    「君のクイズ」が好きだったので次作も読んでみようと思い、何の前情報も無く手に取ったが、まさかのエッセイだった。と言っても事実とフィクションが入り混じっており、短編小説のようにも読めた。哲学的な描写が多く退屈な場面もある。著者自身は物事を深く考える人なのだろうなと思った。 占い師の話が一番興味深く読めた。占いというのはカウンセリングの一種のようなものなのだろうな。「偽物」の胡散臭い漫画家の話はやしろあずきを思い浮かべながら読んだ。

    3
    投稿日: 2023.12.05
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    小川さんの本は初めて読みましたが、文章が読みやすくあっという間に読了しました。 自伝なのかフィクションなのか分からなくなる、不思議な体験ができる連短篇でした。 特に「三月十日」と「偽物」が印象的でした。

    1
    投稿日: 2023.12.05
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    連作短編6篇 主人公=作者という形でエッセイか日記の様な味わい。思っている事考えている事がそのまま伝わってくる。周りの変わった友人知人をネタに繰り広げられる人生をのぞき見るような快感。 思わずデイトナをネット検索。値段にビックリ!

    1
    投稿日: 2023.12.04
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    才ある著者の頭の中が覗ける作品。その才を著者本人は短所であり、人として欠落していると綴る。文調がとても頭に心地よい。

    1
    投稿日: 2023.12.04
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    小川哲さんの最新作。僕(小川)を取り巻く連作短編集。  プロローグ。角川のエントリーシートにある、あなたの人生を円グラフで表現してください、という問いに対して、どうやっても正しく自分が表現できないこと。そして、読書が好きな小川の、孤独な読書という行為、一対一で作者と向き合う時間、一体なんで本を読むのだろうかという根源的な問いかけに至る。伊藤計劃のハーモニーを読んだ、という記述あたり、やっぱり哲学からこういう本まで、きっと本の虫なんだろうなと思わせてくれる。  3月10日。この震災の前の日、一体何をしていましたか?という問いかけだ。その1日は、なぜかその1日がまるで無かったかのように記憶から消えて無くなっている、という話。人生の記憶から無くなっているという事実。その空白の1日を探りにいく。自分自身の記憶を改竄し、消したその1日は、とても渋く、苦い、彼女との記憶だった。そういう1日を誰もが持っている。だからこそ、1日1日を大切に、丁寧に生きていくんだろう。  きみが手にするはずだった黄金について、では同級生の片桐が投資アドバイザーとして羽振りよくやっているが、実は詐欺的なことをやっていると炎上、そして相談される。結局、何がしたいんだろうか、才能があるんだともてはやされたかっただけなのか、ものすごく、腹の底が重たく感じる短編だ。小川という登場人物はまさに作者自身。自分を主人公にして、周りの人が少しずつつながっている。  そして、偽物、では、ロレックスの偽物を持っている漫画家、いろいろな高校時代の爆笑ネタを集めて漫画にしている。一方で、非常に腰が低くて感じも良かったが、実は自分の言葉をそのまま使われていることに気がつく。モヤモヤとした、ドロドロとした気持ちが、溢れてくる。筆者はもう関わるまいとして距離を取るが、結局偽物なんだと吐き捨てるまでを描く。  人間の、こうした黒い側面を、みてはそれが文章になっていく。その自分自身こそが偽物なのかもしれない、才能という架空の何かを掴もうとしているのかもしれない。虚実ではなく、実を見て、本物でありたいという切実な思いを感じる作品。

    1
    投稿日: 2023.12.02
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    小川先生ってこんな文章も書くのね 一番最初のプロローグは 僕がウジウジ考えて、 そこに女がいて 村上春樹っぽいな と思った 総じてまあまあってとこですかね

    4
    投稿日: 2023.12.02
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    主人公の作家小川さんが怪しい人物と遭遇する6つの短編集。本屋で手にとり見た目が華やかで、面白そうなので購入。最初のプロローグは理屈っぽく偏屈な印象だったが、その後の短編は現代の問題をコミカルに捉えていて、ページをめくる手が止まらずあっという間に読了。個人的には君が手にするはずだった黄金のボンジスキーム投資詐欺が面白かった。 小川哲の思慮深さがにじみ出る自伝小説、著者の大学院生から小説家として生計を立てている現在までの半生を振り返り、自分は何者なのかを問うた一冊。

    8
    投稿日: 2023.11.30
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    仕事の本や図書館の予約図書に引っ張られ、ずいぶん長い時間をかけてようやく読了。 作者が主人公の虚構小説。小川哲の本は全部読んできて大好きだったんだけど、今までの作品と違ってかなりライトテイスト。時々クスッと笑いながら読みました。 『三月十日』でいろいろ考えさせられたあとの『青山の占い師』のギャップがおもしろすぎる ただの頭いい人じゃないだろうとは思っていたけど、なかなか変わり者だ…さらに好きになりました。

    7
    投稿日: 2023.11.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    見栄を張りたい人を客観視できる小川氏の視点が参考になった。 小説家の鏡(話術が巧みな占い師の話)、才能という黄金を掴みたかった片桐、偽物で身を固めたババに、自分はならないようにしたい。

    4
    投稿日: 2023.11.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    作者自身が主人公として登場するので、エッセイみたいだった。 詐欺占い師や、高校の同級生で人からお金を集めて投資してSNSで炎上してる人や、偽物のロレックスを巻いている漫画家の話などが面白かった。 小川哲さんの小説は、『地図と拳』、『君のクイズ』を読んでいて今回3作品目だが、やっぱり好きと思った。未読の作品も読みたいと思った。

    6
    投稿日: 2023.11.26
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    高瀬隼子さんの「うるさいこの音の全部」の次に読んだので、設定が似ててビックリ。切り口は全く違うけど、「小説家と嘘」っていうのは共通点かな◇著者のエッセイを読んでいるようでもあり、前半は哲学的でもあった。どの話も好きだけど、表題作が一番好きかな。片桐が何とも哀しい

    1
    投稿日: 2023.11.25
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    「君のクイズ」よりぐっときた。 エッセイなのか小説なのか曖昧な感じで進んでいくけれど、くすっと笑えるような部分も多くてかなりシュールだった。 不思議な世界観。

    13
    投稿日: 2023.11.24
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    うーん… 前に読んだ「君のクイズ」にしてもそうだけど、私はこの作者さんの作風が合わないのかもしれない。 作風というか、文章の書き方? 扱っている題材は興味深いし、リアルで面白いとは思うんだけど、どうにも読むのに疲れてしまいました。

    3
    投稿日: 2023.11.24
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    小川哲さんを読むのは初めてでした。 SFや哲学といった事前情報から身構えていたが、短編集である本書は話が卑近なこともありかなり気軽に読める。 自分は主人公が日常で違和感を覚える話や、自分の思考の範囲外の人間に遭う話を怪談のようだなと思う。 現代人に対するミステリーとも言える本書に自分が感じた魅力は、何かを考えるときの思考の流れを過不足なく再現してる点だ。時系列や関連づけを行いながら、思考を深めてく道筋が整いすぎず、膨らみすぎずで続いてくので心地よい。思考の臨場感が高いので、物語が自分ごとのようにも感じられると思う。 最後に本書の一貫したテーマとしては嘘だと思う。作中でも問われているが小説を売ることは嘘を売っているのではないか、嘘と小説の違いとはなんだろか。 最後の短編で出てくる熱に関する話だ。小説には書き手が感じた熱が虚構の中でも存在している。対して虚飾の嘘には熱がない。嘘から熱に向かっていく一冊だと思う。

    3
    投稿日: 2023.11.24
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    記憶、嘘、虚構、創作と自我。 多くの人がふと考えてもすぐ忘れることに、長く潜って汲み上げる思索。 同時代のリアリティ、軽妙な筆致。

    3
    投稿日: 2023.11.23
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    エッセイ的な小説(もしかしたら小説的なエッセイ?)で、作者自身と思われるような作家が主人公の連作短編。 年齢的に「あーわかる!」みたいな小道具も登場して口角が上がる。 人との距離を保ちながらも冷たさではなく温かさを感じられる主人公がおりなす会話が好き。

    3
    投稿日: 2023.11.22
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    小説のようなエッセイ。いや、エッセイかどうかは分からない。調べてない。どっちにしろ良い。小川さんの文章は読みやすく、すっと頭に入ってくる。 小川哲さんの友人に人の話をパクって自分の創作にしてしまう人がいるが、これについては、私は自由だと思う。もし身近に漫画家や小説家がいたら、自分の話を元にして作品を作ってくれたら単純に嬉しい…と思っていたが、本書の読後、そうでもないかもしれないと思っている。 小川さんは自分の体験談をぱくられても文句のひとつも言わないが、話を創作するという点においてその友人と自分は同じなのではないかと考え込んでいる。偽物でも、誰かのパクリではなく、自分でちゃんと話を考えているというところで結局落ち着くのだが、最後、なんとなく嫌気が差したのか「何もかもクソだ」と吐き捨てている。なぜだろうか、そんなところが好ましいと感じた。

    6
    投稿日: 2023.11.21
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    連作短編集。 エッセイのような物語。 著者自身のことと思ってしまう錯覚から、いやぱっぱりフィクションだよねと行ったり来たりしつつ、作品の中に引き込まれていく。 「偽物」がいちばん、お気に入り。 著者、作家だけでなく、私自身を含めて、すべての人には嘘と現実が入り乱れて形成されている。 友人に「読まなくてもいいよ」というのは、フィクションが少なからず含まれているかもしれず(笑)本音かもしれない。

    18
    投稿日: 2023.11.21
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    エッセイのつもりで読んでいたのに、これは小説だったのか? 読後に残ったのは空虚感。 終始胸がざわついて仕方がない。 成功や承認を得るため虚像にまみれた生活を送る人達を、一笑に付すことができないのが困る。 特に表題作と『偽物』が強烈だったけど、この主人公もなかなか。

    7
    投稿日: 2023.11.20
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    う〜ん、なんだか思っていたのと違いました。 章ごとに話が別れていますが、登場人物は概ね同じなので、最後には話が繋がるのかなと思っていたらそういうこともなく。  はたまた、1つ1つの章で話が完結しているかというとそういうこともなく。 ただ、時折ハッとさせられるようなことも書いてあるのでその点はとても良かったです。 おもしろくはなかったですが、つまらなくもなかったです。 --- 店を出てから駅に向かう途中も、僕は自分の頭の中にあるはずの三月十日を探していた。 ---

    53
    投稿日: 2023.11.20
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    がー。俺がいいなと思う人が他の人によく思われてなかったときのざわざわする感じとか、本当に良くない人だったときの感じ、自信がなくなるけど、俺だけはその人のこと好きでいようと思ったり思わなかったりしますね。

    3
    投稿日: 2023.11.18
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    待ちに待った小川哲さんの新作!とても楽しみにしていました。 最初はエッセイかと思って読んでいたんですが、あくまで作者を主人公に見立てたフィクションのようですね。承認欲求を満たすために、嘘をつき、記憶までも改竄し、理想の自分として振る舞う登場人物たち。それを軽蔑する主人公ですが、果たしてそれは自分に当てはまることはないのか?自問自答していく中で、いったい本当の自分とはなんなのか見つめていく有様は、とても新鮮で、読者である自分にも刺さる場面が多かったです。

    9
    投稿日: 2023.11.18
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    小川哲さんのセンスが存分に発揮された短編集。およそ小川さんと同じと思われる主人公がかつての恋人だったり、高校の同級生や同業者たちとの奇妙な交わりをユーモアたっぷりに描く。そう、小川哲さんは自分の中ではユーモアセンスが図抜けており、会話のワードで爆笑してしまうこともしばしば。それに加えて屁理屈で物事を見ているような文章表現は自分のような性格の人間にはピッタリの面白さだった。前半2作は儚げな印象をうけるのだが、表題作と書き下ろしの「偽物」は帯通りの「承認欲求のなれのはて」感が強くて大変に興味深かった。

    6
    投稿日: 2023.11.18
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    作品ごとにいろんな話を読ませてくれる。素晴らしい力量。現行作家で常に購入して、読むべき。 この本も、成長過程がわかったり、読者のツボをおさえている。天性の作家だ。ファンになって、色々読みたい。 黄金。片桐。お金増えないよお。 仲間内で話すの、おもしろい、が一番大切なんだな。 ロレックスマラソン。 ポンジ。 小説家だわ。話がすぐにできる。今、作ったという。 本当の話、かどうかは、どうでも良い。

    4
    投稿日: 2023.11.18
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    小川さんの人生を振り返って、過去の日常での会話、出会い等をこと細かにエッセイ風に書き上げた、ノンフィクションのようなフィクションであり、作家の1つの哲学集みたいな短編集だと感じました。 人が過ごす1日がどれほど重要ではないことの積み重ねなのか、大抵は思い出せないなんてことのない日々の一コマ一コマを真剣に考えて、言語化していくことが作家の1つの能力なのではないかと。 読んだ後に自分自身と向き合い、お前は何者で何がしたいのかを問いたくなるような気持ちにさせてくれる。 それと同時に他人に対しても考えたくなるような作品です。 少しばかしくどいところも好みが分かれるかも知れません。

    3
    投稿日: 2023.11.16