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君が手にするはずだった黄金について
君が手にするはずだった黄金について
小川哲/新潮社
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総合評価

640件)
3.7
124
253
183
39
8
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    短編集ですが現実と虚構を行き来するリアリティフィクションというか、サイエンス部分がないだけでほぼSFのような質感。聞くまで知らなかった話なのに、聞いてるうちに自分にもそんなことあったような気がしてくる不思議な作品。

    1
    投稿日: 2024.06.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私小説?エッセイ?はたまたフィクション? いずれにせよ、面白くてさくさく読めた。 身近に承認欲求の強い人間がいるので、『そうそうこういうことやるんだよな…』とものすごく共感しながら読んだ。承認欲求は誰しも持つものとは思うけれど、度が過ぎたものの虚しいこと… 読後に感じた虚しい気持ちを噛み締めて楽しんだ。 承認欲求ひとつとっても、片桐と馬場とでは少し違う印象がある。どちらも鬱陶しいけれど馬場の方が姑息というか、いやらしいというか。 この作者の他の作品も読んでみたくなった。哲学的な話があるのも面白い。

    2
    投稿日: 2024.06.02
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    小川哲先生自身を主人公とした不思議な連作短編集でして、1話1話の文章にのめり込みひたすら読んでいて、非常に面白かったです。 あまり出会ったことのない本であり、不思議な体験が出来て凄く良かったです。

    0
    投稿日: 2024.06.02
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    面白かった。二日で一気読み。 ときにそうやって一気読みしたくなる本と出会うと嬉しい。 本屋で手に取り、冒頭を読んで「あ、面白そう」と思った。 でも積読も溜まっているし、しばらく時を置いてそれでも欲しかったら買おうと思って帰宅。一週間後、書店でこの本はどこに置いてあるか店員に聞いたら驚く速さで「これですね」って手渡された。なんかその速さと勢いが面白くて「もう買おう」と思った。 自分にとって面白い本は、最近ようやく見分けられるようになった。手に取った時の、冒頭を読んだ時の、なんか吸着力?が違う。すーっと気づいたら読んでる。 逆に、立ち読みがしんどいなとか本の内容以外のことが頭にチラつき始めたらそれは「おもしろいけど、2〜3日で一気に読んじゃう」とかではない本。 プロローグとか、慣れない難しめな言葉が多めだけど、言葉を言葉のまま、文字のまま整理すると難しくなるので、頭の中に「イメージ」として言葉の意味をつなげていくと、意外とスムーズに画が浮かんだ。 人は気にせずスルーして行くとこを、あれ、とごちゃごちゃ持論を組み立てて行く話や考え方が好きなので、この本は結構好物と言えた。 出来事をスルスル読んでいく、展開を楽しんでいく小説も楽しいが、 自分に問いかけながら、「私はこう思うかも」とか、自分も関与しながら読む小説が楽しい。読んだ後に、なんか良い感じに頭の中を揉まれた、ほぐされた気がして気持ちいい。 「小説」に関すること 「じぶん」に関すること 「小説を書く」ということ 終始そんなテーマが一貫してあって、短編集なんだけど、長編を読んだような読了感があった。

    2
    投稿日: 2024.05.31
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    作者が主人公の短編。どこまでがほんとうでどこからが創作なのか、すごい気になった。 「偽物」がすごいおもしろかった。ババさんみたいな漫画家いるのかな、いたらめっちゃ面白い。。 淡々とした語り口調、隙のない文章、一文一文目が離せないのでついつい全部読んでしまうという、独特?な感じを楽しんだ。

    0
    投稿日: 2024.05.31
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    一気に読みたいのに、そうはさせてくれない読むのに体力がいる読み応えがある短編。 短いセンテンス、飾りはすくないのに世界感があり、的確に目に見えない気持ちを描写する。同世代だからなのか、ものすごい共感した。これは承認欲求のなれのはてなのか。そうか他人からみたらイタいのかと気づく。 すべて「僕」という一人称で、本好きであれば共感するであろう描写やリアルを垣間見ているような巧妙なフィクションに一種のミステリーのような要素さえ感じる。

    4
    投稿日: 2024.05.30
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    とても面白かった 久しぶりになんとなく手応えのある小説に出会えた 「なんとなく」とはまだ「よっしゃー!」という気になれないからだ 作者の頭の良さがまぶしすぎて、つかめない? 氷の話は面白かった これは小説になっているのかな ものすごい長編にして、例えば池澤夏樹さんの「マシアスギリの失脚」みたいに、スケールが大きくて濃いお話にしたらって、考えるとワクワクする 「百年の孤独」とは言わないよ、自分、完読できてないから…… もっと他にも読んでみたい きっと手応えが掴めそうな気がする

    0
    投稿日: 2024.05.30
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    とある作家が作家になった前後の出来事を記した短編集。主人公の名前は「小川」。どこまでがノンフィクションで、どこからフィクションか、境界が分からない半自伝的小説でもある。 これまで自分が通り過ぎた、とっくの昔に忘れてしまった感情を思い起こしてくれるから面白い。格言めいたことを友人に言った時に「それ、昔俺が言ったやつね」と何度か言われたことがあって、その度に穴があったら入りたくなった。ということがあるんだけど、そういう忘れてた記憶が蘇ったりする。 それが良い記憶か苦い記憶なのかは人によりそう。各パートで展開がどんどん変わっていって、地の文も軽妙なのでスラスラと読める。小川哲先生まだ読めてなかったけど他の作品も読もうと思います。

    0
    投稿日: 2024.05.29
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    自分が自分たるアイデンティティーの話は、小説の題材として普遍性があるが、極めて論理的に穴を潰していく理系脳な考え方に、感情的に本を読みがちな自分は新たな目を開かされる思いがした。小川さんが小説に投影するアイデンティティーについても、自分事に互換して想像できる点がいくつもあっま。 素直に、もっともっと知らない事を知りたい、もっと本を読みたいという衝動にガツンと刺激をくれる一冊だった。 本や映画、他人の言葉はリアルに生きる自分の体験に劣るのか。私にはこの本の言葉が偽物だとしても、所詮現実のトレースだとしても、読んだ経験そのものは確かにリアルに蓄積されていく。そんな体験こそが黄金のかけらだと思わせてくれる一冊だった。 僕たちの名前には、記述では回収しきれない剰余がある。その剰余とは、さまざまな可能性を繋ぎとめる楔のことだ。僕たちは手に入れることのできなかった無数の可能世界に想いを巡らせながら、日々局所的に進歩し、大局的に退化して生きている。きっと、そうすることでしか生きていけないのだと思う 生きることとは不純さを受け入れ、その一部となり、他の大人たちと一緒に世界を汚すことだと知る 小説家として生きるということは、ある種の偽物として生きるということではないか、人生には、かけがえのない、奇跡的な瞬間というものがいくつも存在する。誰かを好きになったり、美しい景色を見たり、美味しい料理を食べたり、小説家はそれらを文章にしようとする。文章にした瞬間、それらの奇跡が陳腐でありふれた、偽物の黄金に変わってしまう事を知りながら、それでもやめることができない。

    0
    投稿日: 2024.05.28
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    頭のいい人の、頭の中を覗いてるみたいな気分。私も、明らかに嘘ついてたり 下手くそな立ち回りしてる人見ると 見て見ぬふりしちゃうから、分かるわかるそれって気持ちにたくさんなった。 主人公の哲学がたくさん垣間見れてよかった もう一回読みます絶対

    0
    投稿日: 2024.05.25
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    とても読みやすかった。哲学的な話が好きなので主人公が語る哲学をとても楽しめた。主人公に共感出来る部分が多く考えさせられることも多かった。 承認欲求の高い人達をどこか軽蔑してしまっているが、自分も同じような欲求がどこかにあり、また同じようなことをしてしまっていることもある。そこがとても共感出来た。 「日々局所的に進歩し、対局的に退化して生きている。」 「一対一の関係性の中に、なんらかの奇跡が宿る。」 「実際には多くの嫌な思い出を忘れ去ってるのかもしれない。」 これらの作中の言葉がとても心に残った。主人公が読書がなぜ好きなのかという部分にもとても共感と学びがあった。 この作品は、主人公と同じようなことを考えたりする人にはとても楽しめる作品だと思った。

    1
    投稿日: 2024.05.24
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    プロローグ読んで苦手かもと思ったけど、それ以外の話はすんなり入ってきて面白かった。自分と主人公(作者?)は性格が全然違うのに共感できるところが多くて、印象的な言葉が随所に出てきて、時々ふと思い出すほど。読んで良かったと思える作品。

    0
    投稿日: 2024.05.23
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    おっと書き忘れたので付け足す(笑) 震災の日、3月11日の記憶ってみなさんあります? 私はくっきり覚えています。 では、震災の日の前日の記憶ってみなさんあります? 私はくっきり覚えています∩^ω^∩ 私は哲学とは、頭の良い人が、何でも小難しく考え尽くすことかと思っていたので、この物語もめっちゃ哲学的だなぁと思った。 そんな私は哲学が何なのか今でもわかっていない( ̄▽ ̄) なのに、私の解釈での哲学(合っているかは知らんけど)のお話はなぜか大好き。全然理解出来ないし、そんなどーでもいいこと、そこまで考えなくてもいいじゃん!って思うのに、そう言うことが書かれていると何だか楽しい(笑) 京極さんの狂骨の夢とかね、全然わかんないのに夢中になってしまうのだ。 この物語は、私の解釈での哲学的な物語だなぁと思った。 好きではない短編形式なのだが、めっちゃ面白い。 この作家さんの文章は自分には凄く合うなぁと感じた。 作家さんご自身をイメージしながら読んでしまう。主人公が小川さんなのだ。しかも小説家。 いくつか笑い転げたくなる場面もあったし、占い師の件では応援したくなる自分も居た。 漫画家の話では、落ちが、うぉ!って思ったし、すっごく楽しんで読めた♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪ ↑アホっぽい感想でごめんなさい。 読んでいる時は、あれも書こう!これも書こうと思ってるのに、読み終わると、あー面白かった!って全部忘れてしまう(-。-; 短編集なので★は四つで。 でも、とっても楽しかったし、この続きがあるのならきっと読むだろうなと思った♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

    143
    投稿日: 2024.05.21
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    頭の良い人の書く文章は、難解風味で的確で分かりやすくて。そうそれ!よくその「感覚」を文章にするなぁーと、何箇所も膝を打つ。 なんとなく感じていたことを文章に出来る人がつまり小説家なのかな。で私は何ものなんだろう。て考えなくなるのが歳を重ねるってことなのだろうか。と少し真似てみる(無理。。)

    10
    投稿日: 2024.05.19
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    哲学的な内容でありつつも、堅苦しい表現はなくすごく読みやすかった印象。 作中に何人か登場する、嘘をついてあたかも成功してるかのように振る舞う人物について、作者にも似たような部分があるとはしつつ、絶対的に違う部分がありそこを軽蔑している感じに共感できた。

    0
    投稿日: 2024.05.18
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    感想を書くにあたって、すごく悩む。確かに面白かった。でも、何を面白いと感じたのだろう? 考えてみての結論は、"作者をモチーフにする"という手法を使うことで、小説でありながらもドキュメンタリーのようなリアル感を想起させ、フィクションなのかノンフィクションなのかわからなくなる「境界線のゆらぎ」みたいな部分が新鮮で惹き込まれたのかなと。 作者自身の本音もきっと上手く作品の中に隠してるんだろうなぁという、本人にしかわからないだろうイタズラ心を想像してニヤリとしてしまう。 初めて読んだ作家さんでしたが、文章や言葉のチョイスがしっくり来たので、違う作品も手を伸ばしたいと思う。また良い出会いができました。

    1
    投稿日: 2024.05.17
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    自分だったら引っかからないような日常の1シーンが、深く思考されていた。 確かに一理あるし、なるほどと思う部分もあるが、共感まではいかないことが多かった。 作者を思わせるような、僕の思考を覗くことができたのは非常に面白かった。

    0
    投稿日: 2024.05.16
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    「思っていたのと違う」が率直な感想。 しかし、思考はさせられる。普遍的な日常に問いをもつこと。自分がして欲しいことは他人にもしましょうという黄金律に対して自分がしてほしくないことは他人にもしないようにしましょうが銀色律。 また、ミステリーを読む上での「逆に考えてみる」視点やsnsで流行の金持ちアピールの裏などが知れた。 どんでん返しのようなミステリー小説ではないので読むのに苦労した一冊ではあった。 それでも240ページと少ない方ではあった。

    0
    投稿日: 2024.05.14
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    とっても読みやすい文体なのに哲学的な表現もあり読み応え十分。面白かった!! 小川さんの著書初めて読んだのだけど、作者自身が主人公になっているような語り口好きだ。序盤1つ2つの短編は語り手である「僕」が興味深くて読んでいたけど、3つ目辺りからは僕を取り巻く人たちがネタぽく描かれていてエンタメ気分で読んだ。会話のテンポも合理的で速くて心地良い。 わたしは1つ目2つ目の短編が特に好きだったな。恋人との旅行に本を2冊持って行って恋人が読まない方の本を自分が読む、というのが素敵。次の長いお休みにまた読み返したい。

    7
    投稿日: 2024.05.09
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    「君のクイズ」も自分にマッチしている感じは無かったが、同様にこの本も合わないようだ。 前半は哲学的な内容で混乱してくる。後半も楽しい内容ではない。自伝的エッセイかと思わせるほど作家の生活に根ざした内容で苦しくなってくる。 表題作の「君が手にするはずだった黄金について」では、高校の同級生だった片桐について書かれているが、自分と掛け離れている相手で合わないのに、縁を切らずに付き合っている。同級生同士で、このどうしようもない同級生の批判をし合っている。「偽物」でも詐欺のような相手に付き合って、自分の言動を相手に切り取られながら最後まで付き合う。どうしてここまで付き合えるのだろうと疑問に思ってしまい違和感を持ってしまう。

    59
    投稿日: 2024.05.09
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    好き嫌いが分かれそうだと思いました。 思考が深い方の頭の中を覗いているような気分。 そういう考え方もあるのかあ、となったり、着いていけなくなって数ページ戻ったり…。一方で、そういう風に考えて立ち止まったこと昔あったなあ、私だけではなかったのかあ、となったり、くすっとしたり。 最終的には職場にいる、話が長くて面倒臭い先輩の顔が浮かんでいやな気持ちになった本でした(笑)

    0
    投稿日: 2024.05.08
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    #君が手にするはずだった黄金について フィクションと頭では理解していても、本当はエッセイなのでは?と思ってしまう。むしろ、「最後にある受賞エッセイだけがフィクションです」と言われても納得しそう。 間違いないのは、この小説の内容もリアルも捉え方は自分自身ということかな。 #読了

    0
    投稿日: 2024.05.08
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    筆者である小川くん視点の短編集。 プロローグ、君が手にするはずだった黄金についてがよかった。 今まで黄金律と白銀律の名前を知らなかったので勉強になった。SNSで肉寿司の写真を投稿してそうな見た目がとても共感できた。

    6
    投稿日: 2024.05.07
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    「君のクイズ」が抜群に面白かったので、 本作もずっと気になっていた。 小説家の「僕」が著者本人なのか 架空の人物なのか、フィクションなのか ノンフィクションなのか、何度も気になった。 それでも6つの作品はどれも非常に上手く、 哲学的で、面白かった。 自分は本当に小説家なのか、小説家とは何か。 才能とは、本物とは、偽物とは何か。 色々と考えさせられる。 不思議と自分でも小説を書きたくなってくる。 調べたら、渋谷教育学園幕張高校から東大理科I。 どうりでこんな文章が書けるわけだ。

    1
    投稿日: 2024.05.05
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    わたしには難しい本でした。 が、 野球のことが気になって… というくだりでは。 ふむふむ、こういう疑問に取り憑かれることがあるのか…と、ちょっとわからないでもない感じがありました。 が、頑張って、最後まで読みました。

    16
    投稿日: 2024.05.05
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    埋まらないエントリーシート。忘れられた三月十日の記憶。偽物の高級腕時計を巻いた漫画家…。どこまでが真実で、どこまでが虚像なのか。小説家の「僕」が関わった人々との間に起こる奇妙な事件を描いた連作。 エッセイ? それとも小説?と惑わされる不思議な読み心地。どこかドライな文体は村上春樹あたりを思わせる。やはり印象的なのは表題作。承認欲求に取り憑かれた元同級生の末路には寒気がするが、成功や承認を求める気持ちは誰にでもあるもの。SNSを使って自分を実際より大きく見せたいという現代特有の誘惑に、なぜ人はこんなにも弱いのだろう。

    2
    投稿日: 2024.05.04
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    【きっかけ】 本屋大賞2024ノミネート作品を読みたかったから。 【あらすじ】 才能に焦がれる作家が、自身を主人公に描くのは「承認欲求のなれの果て」。 認められたくて、必死だったあいつを、お前は笑えるの? 青山の占い師、80億円を動かすトレーダー、ロレックス・デイトナを巻く漫画家……。著者自身を彷彿とさせる「僕」が、怪しげな人物たちと遭遇する連作短篇集。彼らはどこまで嘘をついているのか? いや、噓を物語にする「僕」は、彼らと一体何が違うというのか?(Amazonより) 【心に残ったところ】 ◉ 「噓に対して誠実に向き合う──まるで占い師の仕事みたいだ。僕は自分の仕事と、自分がもっとも嫌悪している人々の仕事が、実は同じ種類の欺瞞と、同じ種類の誠実さを必要としているのかもしれないな、などと思いつつ、編集者に完成した原稿を送った。」 ◉「 小説家に必要なのは才能ではなく、才能のなさなのではないか。普通の人が気にせず進んでしまう道で立ち止まってしまう愚図な性格や、誰も気にしないことにこだわってしまう頑固さ、強迫観念のように他人と同じことをしたくないと感じてしまう天邪鬼な態度。小説を書くためには、そういった人間としての欠損──ある種の「愚かさ」が必要になる。何もかもがうまくいっていて、摩擦のない人生に創作は必要ない。」 【感想】 小説家の頭の中の深淵を覗き込んでしまったような気分になった。これは、はたまたエッセイなのか、フィクションなのか、本当に混乱してくる。難しい本だった…。

    4
    投稿日: 2024.05.04
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    本屋大賞ノミネート、おめでとうございました。 著者自身を彷彿とさせる主人公の「僕」によって語られる、承認欲求をテーマとした6つの連作短編集です。 私小説的かつエッセイ的な内容で、どこまでが事実でどこからがフィクションなのか、それとも実は全部フィクションなのでは?と考えさせられます。 おもしろくなかったわけではないのですが、正直なところ、えっ、本屋大賞ノミネート作品だよね?と思ってしまいました。私にはそこまでの良さがいまいちわからず、ちょっと残念でした。

    11
    投稿日: 2024.05.04
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    なんか思うてたんと違うぅ。 単なるエッセイやんかぁ、と思うのはちっと早計か。 小川作品はデビューだけど、とにかく感想を書くのが難しいと思わせられる一冊。 読み終えた途端、うーんと唸らせられたもん。著者の他の作品も読んだほうがええやろか。。

    19
    投稿日: 2024.05.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    語り手が「小川」であることや職業が小説家である事などから、エッセイのようにも見える不思議な読み心地。 こうかもしれないし、違うかもしれない、ということを常に考えてしまって、別に庇いたい訳でもない人を擁護するような発言をしてしまったり、自分が言ったことをそのまま流用している人を見て恥ずかしくなったり、質問の意図は分かっているけれど言葉通りに受け取ったら自分はその質問に答えられないことに勝手に戸惑ったり、主人公「小川」には共感できる部分が多い。 電話口での「どちらの小川さまですか?」悩む問いかけだ

    3
    投稿日: 2024.05.01
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    人生の円グラフや、「どちらの小川さんですか?」への返答。自分に置き換えて考えているうちに深すぎる沼にはまりそうになった。 3/10に何をしていたか思い出せないとか怪しげな占いを異常に敵視するところなど、共感できて面白かった。 主人公の心の声は夜に読むととても哲学的で穏やかに読めたのに、昼間に読むとなぜか面白く感じて吹き出してしまった。不思議。

    15
    投稿日: 2024.05.01
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    3/11の話が特にお気に入りです 話の流れやつながりが独特で、人の脳内を覗いている感覚になった 凄そうな役職、肩書き、SNSの数字、ロレックスをアピールしながらグリーン車に乗るババ 勉強も出来ず、就職も失敗して、情報商材屋になり同級生には馬鹿にされ、かりそめの成功をSNSでアピールする片桐 かたや現役で東大に合格してSNSをしなくても小説家として成功し、高級時計を付けなくてもグリーン車に乗らなくても自尊心が保てる小川 対比して描かれていくのが狂気的で面白かった 登場人物全員しんどいけど愛おしい 愛されたい認めらたい、そんな純粋な気持ちは誰でも持っているはずなのに 誰かの才能を、手柄を、自分のモノだった事にしてしまいたいという気持ちは、才能が無かった人なら誰でも経験あるよなーと思いながら読んでいたけど 小川は自分を才能が無いサイドの人間だと自認していて…片桐とかババの行動原理が初めから解らないなら才能あるサイドの人間なんだけど!!って思った なんにしろ歪んだ承認欲求を面白いストーリーとして読める作品でした 性格良かったらこの承認欲求を拾い上げて小説にしようと思わないだろうから作者もちゃんと性格悪いはず!そこがいい!

    2
    投稿日: 2024.05.01
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     著者自身の自伝的なストーリー。でもたぶんほぼ嘘。小説家とはそういうもの。短編集で、前半2編はすごい面白かった。就職のエントリーシートにあった「あなたの人生を円グラフで表してください」という設問について、延々と自問し続ける、という、そんなので小説になるのか?っていうテーマで、面白い話に仕上げている。すげぇ技量だ。あと震災前日の3月10日、自分は果たして何をしていた?ということをひたすら思いだそうとする話も面白い。そんなの面白いわけないじゃん!って思うでしょ? それが、推理小説的手法で、面白くしちゃってる。ところがその後の短編が、凡庸なストーリーになってしまった。何なんじゃ!    表題作が一番つまらなかった。

    1
    投稿日: 2024.04.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すごく好きなタイプの文章。 無駄がなく整えられている。私の感覚で賢い人の話し方だと思ったし読んでいて不快なところが無かった。 ただ賢くて人を踏みつけようとせずに物事を見ている、打ちのめそうという雰囲気を感じない、自信に溢れているのは占い師のところ以外感じなかった。 「お前いつもそんなことを考えてるの?」を言う人間に不快感を持ち、状況が違えば、と思い直す。 他人の言動の根拠を、憶測によって決めるべきではないと考えているだけだ…「自戒を込めて」という意味合いが強い…考えようと努力している。 ここだ。そういう人が好きだし考えることが面白いし、決めつけの不快はアホそうにみえるというところにもある。しかしながら小川の友達はどれもある程度の賢さが見えて、嘘つき達ですら上手くやるなと思う。別の話かもしれない。

    1
    投稿日: 2024.04.30
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    連作短編集。 プロローグは何か小難しくて面白くないんじゃないかと思ったが、次の「三月十日」からの話から物語に入り込んでいった。 作中の「ぼく」の名字が「小川」だったので、もしかして作者自身のことなのかなと考えながら読んだ。 何もできないから小説家になるという文言があったが、そんなことはないだろうと思った。感情を揺さぶる話を作れる、書ける才能は誰もがもっているわけではない。その意図は何だろうと考えさせられた。 また、占い師の手口についての説明は作家ならではの鋭い観察と分析で、なるほどと納得させられた。 「三月十日」を読んで、人生のほとんどは記憶に残らないような平凡な出来事なんだろうと思った。

    0
    投稿日: 2024.04.30
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    短編6作にて構成されている。 6つの話が最後でひとつに繋がる というわけではないが、 登場人物やエピソードに関連性があり テーマは一貫していた。 物語として驚きや感動はなかったが、 とにかく作者 (「僕」) の物事の見方や考え方が 面白く、特に「プロローグ」のエントリーシートの "ある設問" について答えを見出そうとするシーンは 就職活動においる自己分析について 新鮮な視点を与えてくれた。 作家の生活や業界の話も多少出てきて面白かった。

    4
    投稿日: 2024.04.28
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    書き手の言葉選びや感覚が、自分と近い世代・属性だなと感じた。朝井リョウの小説を読むときの感覚と似ている。6編の短編が不思議な繋がりかたをしていた。三月十日が好きだったな。

    2
    投稿日: 2024.04.28
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    似非エッセイですか?各話の登場人物たちのなにかと恥ずべき過去の事象が身につまされるやで、やたら共感を覚えた。小説もどきを書いて悦に入り、時を置いて読み返せばあからさまにお気に入り作家の文体のパクりだったこと。占い師に手相を見てもらい、いきなり血液型を当てられたもんで興奮し、その後の言葉をすっかり信じ込んだこと。偽物のロレックス・デイトナ、中国で買いました。2011年3月10日になにしてたか、具体的な記憶はないが忘れもせぬ3月11日とほぼ同じ業務に携わっていたのは間違えない。我が人生でも大仕事の最中だった。

    6
    投稿日: 2024.04.27
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    面白い! 頭がいい人って大変なんだな。そしてめんどくさい人だな。でも、その頭の良さ、めんどくささがイイ! p.15 僕は「今度の楽しみにしておく」が苦手だった。興味のある事柄を知ると、すぐに飽きるまで調べ尽くした。わからないことがあれば、わかったつもりになるまで他の話は一切頭に入らなかった。(略) 今、この瞬間、僕は何かを我慢したくない。 p.202 思えば、当時から僕は、自分以外のみんなが自分と同じような疑問を抱かずに生きていけることに苛立っていた。七転び八起き。どうして転んだ回数と起き上がった回数が違うのか。青、赤、白、黒は「い」をつければ形容詞になるのに、他の色がそうではないのはなぜか。子供の「供」の部分が納得できない。「子」の「お供」なのだとしたら、それは大人だろう(これらの疑問も、現代ならネットで調べればすぐに答えがわかる)。

    8
    投稿日: 2024.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2024本屋大賞10位 小説家となった「僕」が遭遇する人達や出来事の6つの連作短篇集。僕思考で綴られるが、なんとなく哲学的思考を感じさせる。 プロローグ[交際相手美梨]、三月十日[高校の同級生加藤•西垣•岡島]、小説家の鏡[占い師]、君が手にするはずだった黄金について[高校の同級生片桐]、偽物[漫画家ババリュージ]、受賞エッセイ[小川という自分]。

    2
    投稿日: 2024.04.26
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    初小川哲作品。彼のラジオも聴いているが、こちらの作品からも彼の哲学的な思考が伺えて面白い。他の作品も読んでみたい。

    1
    投稿日: 2024.04.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みやすかった。 ノンフィクションであればすごく面白いと思うけど。 東大っていうのを鼻にかけた作品でもある。

    0
    投稿日: 2024.04.23
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    スリルがあるわけでもなく、切なさで押し潰される訳でもないのにこんなにも面白い、面白すぎるって……もっと読んでいたい

    2
    投稿日: 2024.04.21
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    久々にこんなに心が躍る作品に出会った。 イマジネーションと知の化学反応がどんどん溢れてくる。面白すぎる。もっと彼を知りたい。 いや、彼の思考、脳みそを、か。 読めばわかる。このフレーズが浮かび上がる。 「エジソンはこんな人間だった」

    1
    投稿日: 2024.04.21
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    面白かった。 プロローグ含めて6章あり、同じ主人公、同じ世界の話ではあるが、それぞれ独立している連作短篇集。 主人公は作者の小川哲自身がモチーフとなったであろう小説家。 話の内容的には、50%は風刺や落語といったジャンルに近く、残り50%はエッセイのようにも読める。 半日もあれば読めるくらいの分量で、リフレッシュにちょうど良さそう。

    0
    投稿日: 2024.04.21
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    承認欲求について書かれていたのか? 前情報無しで読み解く読書力が自分にはないな 作者自身の話のようで要所に繋がりが散見 でも微妙にズレてる? 考えさせられる内容として受け止められていないのは、自分が「言葉通り」にこの本を読んだからか

    0
    投稿日: 2024.04.21
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    この人は哲学者なのか?の目線で、「日常いるよねー」って言う人を描いたエッセイのような短編。これは実体験に基づくものなのか?だとしたら同級生濃い人ばかり(笑)

    0
    投稿日: 2024.04.20
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    小川さんの経験(たぶん)を小川さんの視点で分析した人間観察論のような一冊。浅はかな人たちを嘲笑うような冷たさはなく、世の中にはこんな人もいるよね、と共感したり反省したりと後味良く読めました。

    7
    投稿日: 2024.04.18
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    2024/04/18 エッセイのような。でも小説なのか…?ちょっと哲学ぽくてとっつきにくいなーとはじめは思ったけど段々慣れていった。面白い!っていうよりか不思議な読後感、、 偽物 と 君が手にするはずだった黄金について が印象に残ってる。偽物のババさんにしろ君が〜の片桐にしろ、自分のついてる嘘に自分を燃やしてるさまが痛々し過ぎる、、、

    1
    投稿日: 2024.04.18
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    2024年の本屋大賞10位の作品。これって小説なん?エッセイにしか思えへんかったし、私には全く合わなかった。皆さんの評価が高いのがなぜなのかさっぱり分からんわ、私には。彼の作品は「君のクイズ」と「地図と拳」は読んでるけど、どうも私には合わないようだと云うことが分かって来た・・・

    1
    投稿日: 2024.04.17
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    私小説?っぽい哲学な雰囲気いっぱいの連作集の一冊 序盤は、ホントに読みにくい感じでなじめませんでしたが、徐々に作者のワールドに引き込まれていく感覚でした。承認欲求突き詰めていくとこうなってしまう?

    1
    投稿日: 2024.04.16
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    何も情報なして読んだけど… エッセイ的な? でも、それにしては哲学的な考え方。 頭の中を見てみたいほど。 この方とお話ししても理解できるスピードが違うだろうな。 え?エッセイ?でも結末が二転三転するけど… どんでん返しのように。 そこに食い付いてしまう。

    0
    投稿日: 2024.04.16
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    小難しいことを考えている主人公を軽やかに書き上げている感じ。(別に小難しい内容ではない) ススっと読み進められる。時計の人と、当時の人のエピソードが特に印象深い。現代はネット上での炎上が怖いよねえ。

    1
    投稿日: 2024.04.16
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    全6話とも小川さんの過去の出来事のようだけどフィクション?ノンフィクション?わかりませんが、友人または恋人と本が共通して物語が展開していたように思いました。 「プロローグ」では当時お付き合いしていた女性との会話でも自分が思い通りにいかないことも含めて今に至った可能世界の想いを真剣に追求。 「三月十日」では忘れる現象はどうして起こるのか、追跡した挙句なんとなく自分にも心当たりある結果に腑に落ちます。 「小説家の鏡」では友人の奥さんが仕事を辞めてまで小説家を目指したいと言い出したのはインチキ占いのせいだっ!と。その相談に乗るのだが、そこに上手く本全体として迷い込んで不思議な感覚になりマインドスクリプトしました。 そして「君が手にするはずだった黄金について」ですが本当の話しなのか、つくり話なのか、本当だったらそんな友人怖いと思ってしまいます。そんな友人でも小川さんは相手の長所と短所を考え、自分とどこが違うのか、そしてどこか似ているところも認めたりしていくところがとても勉強になります。 次の「偽物」でも前の章で登場した友人たちと関わっていて、フィクションだと思うのですが、こちらで登場したババさんにはだんだんと裏切られた感が出てきて切なくなってきますね。 最後の「受賞エッセイ」で、自分とは何者か、どちらの小川さんなのか、小説家とは何をするのか、今後が期待したくなるような締めくくりとなっていたように思います。 ここまで真面目に自分と向き合う姿勢に感心してしまいます。わたしももっと深く自分を見つめながら考えることができたらなと強く思いました。

    14
    投稿日: 2024.04.15
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    とーっても読みやすくて、スラスラ読めました。面白かったです。snsはマウント取れる場所だと思うけど、自分で制限しないと飲み込まれちゃうねってこと。sns離れしたーい

    1
    投稿日: 2024.04.15
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    哲学、純文学のような作品ですごく好みだった。 ところどころでシュールなネタがあったり笑わせてくるのも面白い。 誰もが何かになりたくて努力をしてて、やり方を間違えたとて何者かになりたがる。 そんな人を馬鹿にしていた。ただ、そんな人としっかり向き合ってみたら考え方が変わってきた。自分も同類なのか。自分の仕事はなんなのか。自分は何者なのか。 様々な人を通して、哲学のように自分と向き合っていくような作品だった。 主人公の心境の変化や人を通して徐々に、何者に成った者と成ってない者の境界線が緩んでいく描写がとても面白く、考えさせられる。 「三月十日」はこの一遍でも成り立つようなユニークな話だった。 「小説家の鏡」と「偽物」が特に面白かった。 理解を深めて自分なりの解釈をまとめるのに時間がかかって難しい作品だったけど、この類の話を好きな人は本当に気に入る作品になると思う。

    8
    投稿日: 2024.04.14
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    毎日起こっていること、何気ない日のことをもっと深く考えるきっかけになった。 どんな日常を送っている人でも引っかかりがあるような物語が多く、幅広い人におすすめできる内容。 ただ、君のクイズのようなあっとされるような終わり方の物語は少ないので、スッキリさを求める人にはおすすめできないかも。

    2
    投稿日: 2024.04.14
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    小説というよりは著者のエッセイのような感じでした。 実際はわかりませんが。 凄く生々しい人間模様が描かれていてリアリティ溢れる作品なっていると思います。

    20
    投稿日: 2024.04.14
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    最初、むず!!っと思いながらもなんだかんだスラスラと読み進めていけた。タイトルにもなってる『君が手にするはずだった黄金について』がよかった。 私は普段片桐みたいなタイプの人を冷めた目で見てるし、全く理解できんと思ってたけど、理論づけて?みると、あぁ、なるほどなぁ〜と片桐やババのような人の気持ちがちょっとだけわかった気がした。一夜の花火、、、

    2
    投稿日: 2024.04.13
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    感動はしないけど淡々と面白かった。 偽物、も良かった。 パクってパクって生きてく。 片桐の話も良かった。 才能に憧れる わかる。

    1
    投稿日: 2024.04.13
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    君が手にするはずだった黄金についてまで読んだ 色々と世の中難しいな~と思いました 楽しい話題があってもよいかと。

    0
    投稿日: 2024.04.12
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    プロローグから心を鷲掴みにされました。 読書という「孤独な作業」に私が埋没する理由・言葉の真理に少し近づけた気がします。 フィクションでもノンフィクションでもない「小川哲」という、とにかくすごいジャンルに出会ったという衝撃に思わずのけ反ってしまいました。 「あなたの人生を円グラフで表現してください」という就職活動での質問を前に、こんなにも世界は広がる、これだから読書はやめられない、静かなる興奮の一冊です。

    2
    投稿日: 2024.04.12
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    #君が手にするはずだった黄金について #小川哲 23/10/18出版 https://amzn.to/4aRA2X8 ●なぜ気になったか 2024年度本屋大賞ノミネート作品なので読むことは必然。2023年のノミネート作は、のめり込めないまでもストーリー作りには感心でき楽しめた。本作にも期待 ●読了感想 残念ながら引き込まれるような面白さは感じられなかった。高評価レビュー多いので僕がおかしいのだろうが、登場人物が苦手なタイプなことも少なからず影響して楽しめなかった #読書好きな人と繋がりたい #読書 #本好き

    6
    投稿日: 2024.04.12
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    短編エッセイのような小説? 主人公の考え方は、 自分にとっては「考えたこともないけど言われてみれば確かに共感できる」ものだった。 短編それぞれが著者の実体験から生まれたものだとしたら、 まず昔の出来事やそこでの自分の思考をよく覚えてることにまず驚き。 常に何らかの思考や自問自答を続けている人であることも魅力的に感じた。 哲学的な小説だけれど、読みやすくて引き込まれる本だった。

    3
    投稿日: 2024.04.12
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    ■前説 著者の作品は『君のクイズ』に続いて2冊目。癖の強い作風ゆえ好悪がはっきり分かれる作家だよなぁと今作を読み、その印象を強くする。 それはプロローグに描かれる主人公 大学院生 小川哲の就活から全開。新潮社の新卒採用エントリーシートの設問『あなたの人生を円グラフで表してください』に対し、いかに答えるべきか…脳内で展開される思索の航跡をめぐっての記述、その設問をテーマにした彼女との愚痴めいたやり取り。正直言って面倒臭っ!に尽きる。こんなことを延々と聞かされるのか…と溜息をつき、いきなり挫折する方もいるのではと思う。 確かに頷ける。常人なら看過することに疑義を抱き、とことん調べなければ気が済まない粘着性のある主人公が作家となり、6編の連作小説全体を差配する役目を担う。 時に小説家の生態・業・考察をエッセイ風に語り、各小説に登場する承認欲求を満たされたいがゆえに虚飾を重ねるデタラメぷりを炙り出していく。 余談だけど、純文学に舵を切れば、村上春樹なら〈自身の身辺であった話をさも実際の話のように奇譚仕立て〉にし、エンタメ路線に舵を切れば奥田英朗が待ってましたとばかりに〈カリカチュア路線〉で描くだろうなって思った。 ということですので、このプロローグは通過儀礼と見なし読み通してください。2編からはモヤモヤ感も薄れ、視界は開け、ページを繰るスピードはずんずん増していきますので。 ■あらすじ 表題の『君が手にするはずだった黄金について』は主人公の高校時代の同級生 片桐。自己評価が異様に高く、口だけ異常に達者で結果が伴わない彼が10数年後に『80億を動かす』だの『六本木のタワマン』に『有名人とツーショット』とTHEにわか成金アイコンをまとった一躍有名な投資家に。さて、その実態は…。 その他、『青山の占い師』は悩める現代人のよすがに入り込み、思考停止に追い込む謎の占い師。スピリチュアルの真贋を確かめるべく単身乗り込む主人公。上岡龍太郎なら大賛辞を贈るであろう世にはびこる似非スピリチュアルを巧妙に愚弄し、Rolexデイトナを巻くアイデアゼロの漫画家の哀れさを見抜きつつ遠回しにからかったり…、社会不適合を自認する主人公はそれぞれに深くコミットしながら、はたして自分の生業である〈作家のつく嘘〉について思いを致す。 ■総評 いずれの話しもリアリティに溢れ、そこに加えて著者と同姓同名の小説家が主人公という設定。所謂〈メタフィクション〉構造を持ち、読者はこれってどこまでがフィクション?私小説?困惑しながらも紙面に引き込まれていきます。 自分が何をしたいか?どうありたいのか?その基準を自身で設定できず、他人の目・評価に委ね、『スゴい!』と認められることがいつの間にか目標になり、ギャップを埋めるために嘘をつき続けさせてしまうSNSのエグさ。 『リア充』なんて言葉は今やほとんど耳にしない。この言葉が生まれたのは2000年始め。20年余の間に1億総スマホ時代となり、今やSNSでの発信や情報収集が当たり前になり、『リアル』vs『バーチャル』の二項対立はすっかり薄れ、SNSの世界で飯を食ってる人もワンサカ。この状態って、集団免疫によりコロナが弱毒化し身近かな疾病となったように…という比喩は暴論かな。 連作短編に通底する〈承認欲求を満たすための虚栄〉の成れの果てを読み了え、あらためてSNSとの付き合い方を考えると、〈虚と実の間をウロウロするぐらい〉が丁度良く、熱々の食べ物は熱いうちに食い、人が話してる時はスマホをいじらず、インフルエンサーの話は半分に…。 本書はその塩梅加減の必要性を、著者は〈あるあるの実例〉を挙げて説き、理屈を重ね、斜に構えるとっても面倒臭く感じる著者は、実は優しさに溢れた御仁ではないのか… 、読み了える頃にはそう感じた一冊。

    4
    投稿日: 2024.04.11
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    どうしよう、すごく好きな文章だった。 エッセイのような短編集で、淡々としてるんだけど、わたしは時々胸が熱くなりました。 手元に置いておきたいなぁ。

    13
    投稿日: 2024.04.11
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    ちなみに、本屋大賞2024の僕的な第3位はこの短編集だった。 ほんの数ページ読んで大好きだと思った。 惜しむらくは、短編集であって、話がぶつ切りになってしまうこと。 しかし、小川哲さんという素晴らしい作家が描きたい世界観を垣間見えた気がする。 読みやすいので、小川哲入門編として、ぜひ。 ♫In a Beautiful Place Out In the Country/Boards of Canada(2000)

    67
    投稿日: 2024.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    好きでした。 小説家の主人公の短編小説集。人生の中でやはり題材、というものに溢れていますが、その選別、組み立てが小説家なんだなと改めて思いました。 点と点を結び合わせる小説家の頭の中をのぞいたような気がしてとても面白かった。 内容はそんなことないのですが、物語を読んでいると、不思議とポップというかシティ感を感じました。 プロローグの別れも、思い出せない1日も、占い師も、表題の件も、偽物も、全部オチから入ってるわけじゃなくて物語から始まって結末を導く、演繹的な描写が好きでした。

    1
    投稿日: 2024.04.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最近読んだ中ではかなり好きな作品でした。 自分的に好きだったのは三月十日の話で、僕自身も東日本大震災の時の記憶は残っていて、小学生の時の記憶なのに今でも思い出すことができます、なのにその前の日の記憶はすっかり抜け落ちてる、自分は三月十日のことを辿ろうとは思わないけどなにかをその日に置いてきてしまった、忘れてしまった自分がいるということに気づかせてくれた。だからと言ってなにか日記をつけようとかも面倒なのでしませんが、忘れてはいけないものまで忘れないようにこれから生きていこうと思えました。

    1
    投稿日: 2024.04.08
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    作者本人の事を書かれているような、でもフィクションのような、虚構と現実が入り混じる不思議な感覚だった。 表題作や偽物の高級腕時計をしている漫画家の話は、どこまでが現実か分からないし、じわっと嫌な気分になるし、もやもやする感じが面白かった。

    3
    投稿日: 2024.04.08
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    人の記憶、承認欲求、小説家とは、など普段生活していてあまり考えたことない事柄について、今までにない角度から切り込んでいく点が新鮮で面白かったです。 久しぶりの読書でした。今年は本屋大賞ノミネート作全部読めるように頑張ります

    1
    投稿日: 2024.04.06
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    これは、エッセイ?最後の章はエッセイと書いてあるのでそうだとは思いますが…。 周りにこんな人たちばかりというのもないだろうから小説なのかな? 何にせよ小説家の頭の中って不思議。こちらの方は哲学的。大なり小なり誰でも自分の哲学を持っていると思う。人の哲学をきくのはわりと面白い。そういう意味で面白かった。

    11
    投稿日: 2024.04.04
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    これは小説なのだろうか?エッセイ?私小説? 作者に問えば、創作といえば創作だし、かといって全て真実であるという訳でもないし、分かりません、と答えられるような気がする。 小説家が日々の暮らしの中で経験した出来事と、頭の中で繰り広げられる思索が、渾然一体となって目の前に提示される。 それは明確な何かではなく、 現実と記憶(あるいは無意識に書き換えられた記憶)、 詐欺と真実、 本物と嘘 などであり、一見すると対比される対象であるそれらが常に混ざり合っている。 こういった小説は読んだことがなかったので、なんとなく新鮮な気持ちで読めました。

    0
    投稿日: 2024.04.02
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    著者の前作が面白かったことと、タイトルに惹かれて購入。長編小説と思って読み始めたが、短編でなおかつエッセイのような内容が新鮮だった。 承認欲求がテーマとなっている内容が多く、表題の話ももちろんだが三月十日が面白かった。 本当に自分の記憶にないものは「忘れた」のではなく「知らない」という認知症の主人公の父のエピソード。 自分にも消え去った記憶や、改変された記憶が多くあるのだろう。

    1
    投稿日: 2024.03.31
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    エッセイのような私小説で面白かった。小説家のものの考え方はこんな感じなのか?この作者の重厚な物語も面白いが、こういう軽めなのもいいと思った。それぞれの短編は実は同じ登場人物の仲間で少しづつ繋がっているのがいい。

    1
    投稿日: 2024.03.30
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    最初はなんて面倒くさい人なんだろう、つべこべ言わずに働きなさいと思ったけど、言葉ひとつひとつに敏感でこだわりがあるから小説家になれるのだろう。表題作の片桐が哀しくて憎みきれない。経験した事ない無限な世界や、自分の中に新たな発見をする。小説家の方々によってそんな経験をさせてもらっている。それが転になり良い結になるように自分を深められるようになりたい。

    18
    投稿日: 2024.03.30
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    エッセイのような小説で、哲学的な感じが好きです。面白かったです。 【暫定】私的本屋大賞2024 第3位

    1
    投稿日: 2024.03.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2023年。 短編集。私小説風。ミステリかと思ったら違った。 「プロローグ」つきあってた彼女と別れた話。 「三月十日」311の前日に何やってたか思い出してみた話。 「小説家の鏡」同級生に頼まれ、占い師のウソを暴き立てたい話。 「君が手にするはずだった黄金について」大学受験も就職も失敗した同級生が詐欺まがいのことをする話。 「偽物」結局何もしていなかった漫画家の話。 「受賞エッセイ」クレカ詐欺にあいカード止められ、再発行手続きが大変だった話。

    0
    投稿日: 2024.03.29
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    自分には単調に思えた。 物語の場面場面が、常に霞んでいるみたい。 こういうエッセイ本を、読書として楽しめるようになりたい。

    0
    投稿日: 2024.03.29
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    勝手にミステリーを想像して読みはじめてしまった。 著者の頭の中を覗いてるようだ。って感想かそのとおりだと思う。ある種のミステリーなのかな。 冒頭の人生グラフの話がけっこう好き。

    0
    投稿日: 2024.03.28
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    まあ、悪くないけど良くもない… なぜこれが本屋大賞ノミネートなのか… 哲学っぽいっていうか教科書よんでるようなきもちになりました。 途中でやめたくなるくらい sns時代の今、よく耳にする 承認欲求、自己顕示欲についてかいてある。 言いたいことわかるけど 特に得られることもなく 終わり方も……なんか え、これで終わり?みたいな 帯に惹かれて買ったけど、借りてたら途中放棄していた。

    3
    投稿日: 2024.03.28
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    直木賞は面白く読んだ。去年の本屋大賞候補になった作品もそうだったが,俺には自己満足の垂れ流しにしか読めない。途中でやめたくなる。ペダンティックで、まるで自慢話を聞かされているような気がする。何故これが大賞候補になるのか?本屋の店員は、こういう小難しい作品も選ばないと、馬鹿にされるとでも思っているのだろうか? 読んで損した気がする作品の一つである。が、これもただ屁理屈を言っているジジイの戯言である。 もっと素直に心に響くフィクションが欲しい。 小説に求める人の心は様々で、これも,ある人には響くのだろう。 俺には,ただのクソ小説の一つだった。それも勉強。本屋大賞は本当に死んだのか?

    3
    投稿日: 2024.03.27
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    作者の「小説家」像が垣間見える気がしましたが、それすらも虚構なのかもしれないな、と思わせられるほどの短編集でした。 まさに承認欲求のなれの果て

    1
    投稿日: 2024.03.27
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    「2011年3月10日何してたか覚えてる?」 あの日のことは鮮明に覚えているのに、たった1日前のことが思い出せない。 たかが数十年の人生、一日まるごとすっぽり記憶から抜けおちるなんてもったいない。 忘れることのないように、思い出すことができるように、一日一日を大切に。

    2
    投稿日: 2024.03.27
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    「地図と拳」のようななにか冒険譚であるかのような期待で読み始めた。まるでまるで勘違いだった。 これは小川哲が自分の小説家としてのやり方や考え方を自身を主人公にして解き明かすミステリーだと思った。 賢い人の頭の中はすごい。

    2
    投稿日: 2024.03.26
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    面白かった。 『君のクイズ』はテレビに出てるクイズ王の脳内を見てるようであまり好きになれなかったけど、これは違った。 私小説なのかエッセイなのかと思う方も多いようだけど、小説家小川の話として気にせずに読めた。 小川さんの哲学的知的な文章が気取ってなくてスラスラ読める。 片桐くんだけでなく、ここに出てくる癖の強い高校の同級生たちを主人公に長編小説を書いたら絶対面白いと思う。

    36
    投稿日: 2024.03.25
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    エッセイ?? エッセイは苦手意識があり普段は読まないけど、これくらい面白かったらエッセイも好きだなと思える小説でした。 主人公が小説家(小川哲さん本人?)なので、物語の中で小説をどのように組み立てていくのかという事がよく書かれてます。 それを思い出しながら考えると、色んな方が書かれているエッセイはもしかしたら小説なのではないか……と、疑いたくなりました 笑 つまり面白かったです! 特に書き下ろしの「偽物」が好きでした。 全編通してそうなのですが、主人公と友人とのやり取りが面白い! というか主人公の喋る内容が面白い! さすが小説家さん!

    0
    投稿日: 2024.03.25
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    これはエッセイなのか?小説なのか? そして、あなたも私も何者なのか? 選べなかった過去も、選んだ現在も、これから選ぶ未来も、どんな形であっても自分なのか? 無数の可能世界に思いを巡らせながら、生きている。 多くを知ることによって、可能世界が広がることが豊かさなのかな。そんなことを考えました。

    5
    投稿日: 2024.03.25
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    小説なのか、エッセイなのか? 初めかなり哲学的な内容で難しいと思ったがどんどん読み進めてしまうくらい惹かれていった。小川さんの観点といい言葉選びが特徴的でとても面白かった。ムーンパレスも読みたい。

    3
    投稿日: 2024.03.24
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    読んでいて、ああなるほどと思ったのは、以前読んだ「君のクイズ」 細部は忘れてしまったが、とことん突き止めていく論理の連鎖から、ああこういう本が生まれるんだと納得した。 結構細かいところを見過ごしたり聞き飛ばさず、相手を論破するためでなく、自分の好奇心から突き詰めて考えていくところが、面白かった。ただ私自身もほんの少し似たところがあるが、大抵は「そんなのいいじゃん」みたいにかわされて、敗北するけど。

    1
    投稿日: 2024.03.24
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    六つの連作短編。序盤、主人公と彼女の会話があまりに哲学的すぎて振り落とされるかと思った笑 主人公自身が小説家小川さんだからフィクションなのかエッセイなのか…と思って読んでたけど著者もある意味で100%本当の話とおっしゃってるよう。 中盤から承認欲求や才能についての話も出てたけど、主人公「僕」が小説家という地位があっても偉ぶることない淡々とした語り口で好きだった。別の方も仰ってたけどセンスある言葉えらびがクスッとできて面白い〜!(新潮社から電話かかってきた時に自分は何の小川かを考えるとことかw) 直木賞受賞した作品と去年の本屋大賞候補の作品も毛色が全然違くて面白いみたいなので読みたいです。

    1
    投稿日: 2024.03.24
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    小川哲さんの本初めて読みました。 エッセイ短編集のような感じかな? めちゃくちゃ文章が好きでした。哲学的な話が多めで、すごくIQを感じる文章....とても知的な綺麗な文章でした。知的なユーモアも交えててとても好きだ... 途中でいっぱい小説の名前が出てきてブクログに登録しまくりました!(笑)読もーっと 小川哲さんの小説ぜひ読みたいところ!

    7
    投稿日: 2024.03.24
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    小説のようなエッセイ?のような作品。 主人公の色々な疑問に対しての考え方が、どこか理屈っぽいというか哲学っぽいというか、考えさせられる場面はいくつかあったので、不思議な感覚に陥りつつも、一気に読めました。 小川哲さんの頭の中をのぞいている感じでした。

    7
    投稿日: 2024.03.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本屋大賞ノミネート&表紙が好みで装丁買いしました。 最初の印象として、ノンフィクションなのかフィクションなのか分からない話だと感じました。主人公は一貫して著者と同じ苗字の小川ですが、話が上手くまとまりすぎている感じがしたからです。 しかし「偽物」のなかで小説論を語っているくだりで、腑に落ちました。 どれもよかったですが、個人的には最初に小川さんの文章に引き込まれ、インパクトがあった「プロローグ」が1番好みです。彼女のその当時の彼(野球部の先輩)とBUMP OF CHICKENを聴いている描写がありました。BUMP OF CHICKENのボーカルの藤原さんは「イヤホンは左右から出る音は均等ではなく、イヤホンで片側をシェアして聴くのはしないでほしい」と言っていたはずです。主人公である小川(著者)は、彼女が野球部の先輩と付き合っていることが愚かであることの例えとして、エピソードにそれとなく入れたのではないか、と勝手ながら深読みしてしまいました。 哲学的な文章やレトリックが多く、それでいて疲れずに読み進めることができ、小川哲さんは初めて読みましたが、他の作品も読もうと決めました。

    3
    投稿日: 2024.03.22
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    小説とエッセイの間のような。作者の考えてることをずーっと覗き見してるような気分になる連作短編集。別の話だけど繋がってるとこもあって、楽しく読めた。

    0
    投稿日: 2024.03.22
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    私小説なの?エッセイなの?という感じのリアリティーがある物語ばかり。 とても面白かった。 高校時代の友人たちのキャラクターが魅力的。

    1
    投稿日: 2024.03.22
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    作家と周囲の人々の話。偽腕時計の他言泥棒ババ、口だけ男片桐、占い師に彼女に友人、淡々と紡がれる言葉に引き込まれる。震災のあった3/11のことは覚えてるけど前日のことはなに一つ覚えていない、私はどこの私だろうか、と自分に置き換えて読んでいた。めちゃくちゃ面白い!って訳じゃないけどなんか引き込まれて読み込んでしまう。

    2
    投稿日: 2024.03.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    エッセイのような小説のようなよく分からない本です。僕という小説家の周囲で起こったことが展開していきます。くどくどと細かいことにこだわる主人公のこころの言葉が描かれていきます。何が言いたいのかよく分からない本です、というか訴えたいことはないのかもしれません。

    1
    投稿日: 2024.03.21
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    これは真実?作り話?どっち??と頭のどこかでずっと考えながら読んでしまう1冊。 でも小川さんの思考をのぞき見しているようで面白かった! カード会社の電話に振り回されているところにクスリとしちゃったり、ババさんのこと考えすぎじゃ?と思わず突っ込んだりしたくなる。 まあ、読者をそうさせようと作った話かな? 面白い人ですね、小川さん。

    74
    投稿日: 2024.03.20
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    作者のエッセイなのかフィクションなのかよくわからなかったけど読みやすく面白かった。語り口が真面目なので真剣に読んでしまったけど、小説の主人公になりきって占い師に相談するのめちゃシュールで面白いなと後から思いました。小説家の鏡がすきでした。

    11
    投稿日: 2024.03.20