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君が手にするはずだった黄金について
君が手にするはずだった黄金について
小川哲/新潮社
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総合評価

640件)
3.7
124
253
183
39
8
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    君のクイズと同じ作者ね! って読み終わってから気づいた。 この人の本は読みやすく、 程よく難しく面倒くさく考えさせられて 好きだな~。 頭の良い人の文章だなぁと思う。

    3
    投稿日: 2024.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小川哲さん『君が手にするはずだった黄金について』読了しました〜! この話において“黄金”が意味する言葉は何であるのか。 私は本書を読み終え、それが“才能”であると考える。才能とは持って生まれるものであり、決してそこら辺の石ころみたいに転がっているものではない。これが私の哀しい持論である。 私は自転車に乗って丘を駆け下る。風は上気した頬の温度を緩やかに冷ましてくれる。これは完全なる敗走だ。鞄にはいつもより重く感じるウィンドウズのノートパソコン。私は常に何の意味もなくこいつを持ち歩いている。今日に限っては、石ころよりも意味がない。 数多の人が一斉に鉱脈を目指して山に登っていく。小さな1グラムにも満たない黄金の眠る山だ。山は一瞬にして人で埋め尽くされ、人々はつるはしを振り上げる。結局のところ私は何も掴んではいないのだ。私が死に物狂いで突いていた山に黄金の鉱脈がなかっただけだ。気に病む必要はないと自分を慰める。 『小説を書く為には、そういった欠損。ある種の「愚かさ」が必要になる。何もかもが上手くいっていて、摩擦のない人生に創作は必要ない。』名言である。この言葉に救われる創作人も多いのではないだろうか。創作をし、誰かに見てもらう。そういった行為の一連で、一度も傷つかないなんてありえない。けれど怖い。この言葉は摩擦に対する救済である。傷つけ人類。まるくなれ人類。一度も削ることなく出来上がる彫刻の方が珍しい。 あの日の私の夢は、光り輝く才能への憧れなのか、はたまた、なんの価値もない歪んだ承認欲求の成れの果てであるのか。 私が手にするはずだった黄金はどんなふうに輝いていただろうか。

    1
    投稿日: 2024.03.19
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    君のクイズがあまり得意な作品ではなくて、ちょっと構えて読み始めたけれど、あっという間に読み終えてしまった! 実話なのか、フィクションなのか分からないけれど、ちょっとした事が作者の手にかかるとそんなに気になってしまうのかと驚かされるような事もしばしば。 絶対自分ならば、まぁいいかで思考からあっという間に通り過ぎていく事もじっくりと筋道を立てて考えていて、面白くて引き込まれた!

    14
    投稿日: 2024.03.19
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    今話題の本であり、タイトルに惹かれたため購入。読む前は、主人公が億万長者になるはずだったが、あることが原因で、主人公の友人が億万長者になったみたいな物語を想像していたが、そういう物語では無かった。読後の感想としては、この物語はノンフィクションかつ主人公は著者ではないかと思ったこと、そしてスッキリしない何とも後味が悪い感じが残ったこと。上手く表現できないが、人間の欲に関する話を如実かつ明瞭に表現した物語であったと思う。

    8
    投稿日: 2024.03.19
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    小説家ならではの視点や哲学、他人の見方や判断力をリアルタイムで触れられたような疾走感。 人間の嫌な部分も掬い取って咀嚼して、それでも受け入れるか距離を置くか。 とりあえず、承認欲求の塊さんには関わりたくないよな〜〜 変に憤慨することなく冷静に捉える主人公=著者。そしてこのタイトルがいいよね。

    51
    投稿日: 2024.03.18
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    嫌な感じを残さないための最後の一編というか収載順なのかもしれないけど、ちっとも薄まらないざらついた読後感。 語り口は優しげでフラットなのに、視点は身も蓋もなく冷徹で、読んでいるこちらが値踏みされている感じになる。 自分は本書でいうところの偽物というかみっともない真似をする人たちの心理について、あちゃーと思いつつも心当たりがあり、高みにいる人からの値踏みに太刀打ちできないなあ、と、まるで敗者のような、心許ない気分になった。 人間としてこの人(=主人公、筆者?)に信頼されるハードルは高そう。定期同窓会の面々は、互いの値踏みでふるいにかけられた人たちなのか、微妙なバランスの上に成り立っているのか、気になる。

    1
    投稿日: 2024.03.18
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    わたし小川哲さんの文章が好きだ!!!!! こちらを読んで再認識した。 昨年「君のクイズ」を読んだ時も思ったけど ここ?ここを描くの?!の衝撃と興奮。 これは嘘?これは虚妄?それとも本当? ずっと脳がグラついてる 感情が追いつかない、ああ!凄い!こんなこと! 小川哲さんの脳内を覗いてみたい。 めちゃくちゃ賢い、それでいて優しい。 感情は置いてかれるけど読者のことは置いていかない。 とくに「三月十日」は好きですね………。 2011年3月11日、私たちは何をしていたかを比較的覚えている。でもその前日の3月10日、いったい何をしていた? また戻るけど「ここを描くの?!?」でした。 あーーーーーめちゃくちゃ好きだな、小川哲さん。 他の作品も読んでみたいですね〜〜

    7
    投稿日: 2024.03.18
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    色んな引き出しのある作家さんだな〜。著者自身を彷彿とさせる「僕」の周りに登場する人物たち。芸人さんたちも自分の生活がネタになることが多いけれども、小説家も自分の生きてきた道や生活、考え方、出会った人が小説のネタになったりヒントになったりするのだろうな、と思いながら読みました。 連作短編集なんですけど、最初はちょっとよく分からんな〜と思うかもしれないのですが、表題の「君がてにするはずだった黄金について」からが分かりやすくて入り込めます。

    24
    投稿日: 2024.03.18
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    本を読むのは作られた物語に浸っていたいって欲求が強いのに、コレは読んでて各短編についての感想というより、それを受けて現実の私はどうだった?とか、どうなの?と、突きつけてくるのです。 嫌ですね〜、就活の頃とか思い出したくなかったですわ(苦笑) でも、面白かったから悔しいんですよねぇ

    2
    投稿日: 2024.03.17
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    オチがある訳でも、ものすごく共感できる訳でもないけど、なぜが読む手が止まらない本 私がこういう系の本を面白いと思うの珍しいから自分でもびっくり!

    1
    投稿日: 2024.03.17
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    読中のワクワク感というよりはしっかりと考えさせられる小説だった。視点が小川さん独自のもので私の中には存在していなかった価値観があり勉強になった。言われてみればあ〜あとなるセリフも

    4
    投稿日: 2024.03.17
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    このアプリを始めてから、初の星5つ評価。私好みで、今読みたかった面白い小説。いや、エッセイのようにも思える。 経歴や小川という名字から、著者本人かと思える「僕」を主人公とした短編集。一貫して、小説という縦軸があった。小説を読むこと、小説を書くこと、小説家という職業などについて、日々の暮らしの中で起きた出来事から思考する。 「プロローグ」からいきなり心を掴まれた。「僕」が小説を書き始めるまでの話。恋人に面倒くさがられるほど日々細かいことまで考えてしまう彼の哲学や読書観にはかなり共感できた。 震災の日は覚えているけど前日は何してたか思い出せないというところから、それを思い出そうとして予想外の結末に至る「三月十日」も傑作である。 他にも、嘘は悪か。人間の狡さ、虚栄心、行動一つでその人を括ってしまう我々の判断の恐ろしさなどへの筆者の考えを書いており、価値観を揺さぶられる短編集である。 小川哲さんの言語化能力に脱帽である。まだ考える余韻が多く残っている。読み終わったばかりだが、もう一度読みたいし、他の作品も読みたくなった。

    18
    投稿日: 2024.03.17
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    この方の作品を初めて読んだのですが、自分は好きでした! 6つの短篇なのですが、フィクションとノンフィクションが絶妙に折り重なるような不思議な感覚でした。

    38
    投稿日: 2024.03.17
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    18.君が手にするはずだった黄金について 昨年読んだ君のクイズに近い雰囲気かと読み始めたが、入口で難義 徐々に入り込んで行き、これはわかる‼︎と思える作品に出会いつつも エッセイ?ノンフィクション? いや?と頭の中に?がいっぱいで読了

    3
    投稿日: 2024.03.17
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    程よく力の抜けたエッセイ風なのに、心の琴線をグワっと鷲掴みにされました。 淡々と語っているようで、すごく芯を食った金言の数々。 どの話もよかったけど、「三月十日」は最高! 図書館で借りた本だけど、これは買いだ。 こういう作品、私は好きだなぁ。 取り急ぎ、「ムーン・パレス」を読もうと決心した。

    6
    投稿日: 2024.03.17
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    読み始めは この主人公の小説家・小川って 作者自身のことなのかなー? なんて気になって仕方なかったけど いつのまにか そんなことなどどうでもいいほど 語りの中にどっぷりはまりこんでた。 そして、最後になってまた やっぱり本人の話なんじゃ? と思いかえし 嘘や偽装や戯言なんかに すっかり惑わされてることにはっとする。 小説というものの面白さについて あらためて思い知らされた。

    0
    投稿日: 2024.03.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    好みだった。七転び八起きはなぜ転んだ回数と起きる回数が一致してないのか、なんてはじめて考えた。欠如という言葉で表してるけど、気付かないこちらからすると、羨ましい。学びも人生も深いのだろう。小説家ってすごいなぁ〜とまぁなんたる凡人らしい感想しか出てこないのが辛い。エッセイなのかな?どこまで本当なのかわからないあたりも読んでて不思議な感覚になった。再読したい。

    2
    投稿日: 2024.03.15
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    私自身も承認欲求が強く、読むことで共感して自分の承認欲求に折り合いをつけることができるかなと期待したのですが… 登場人物の方が欲求が強すぎてあまり共感できませんでした。まさに成れの果てです。

    0
    投稿日: 2024.03.13
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    意外とおもしろかった!(期待値が低かった) エッセイみたいな感じで作家さん目線のお話だったので、さくさく読めました◎

    2
    投稿日: 2024.03.13
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    「あいつより劣っているわけがない」 「自分の方が足が速い」 「それを証明して認めさせてやる」 そんな高校生時代の片桐を私は承認欲求の強いやつだなぁ、そんなに必死にならなくても、とは笑えない。 すごいね、いいね、と言われたくて キラキラ投稿をしたり、自分よりキラキラしている人を羨んだりしたことがあります。 いまだって、いい本紹介するなぁって思われたくて書いているところもある…。 私は片桐に近いのかもなぁと読んでて思いました。

    2
    投稿日: 2024.03.13
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    エッセイを思わせる感じ。視点が独特で面白い。独特だけれどそれちょっと分かる的な部分もあって絶妙。好み。

    2
    投稿日: 2024.03.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    頭の中、あらゆる場所をひっくり返しながら読んだ。自分だったらどうだろう…そして、出てくる人々の身にもなんだか自分が置き換わってしまって、感情も入り乱れ、なんて面白い読書体験かと思った。

    1
    投稿日: 2024.03.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自伝的な体裁を摂っていますけど、作中に示唆されるようにまったくの嘘なのか、他人の経験なのか、本当にあったことを名前だけ変えているのか……実際のところは解説を読んでないのでわかりませんが…。 自分が感動したり、悲しんだりするものの正体はひょっとして陳腐な虚像に過ぎないのでは? ふとそう思ってしまうような、心の奥底に小さく傷をつけ、感情自体を疑い揺さぶられるような連作短編集でした。 単純なストーリーとしては、やはり表題作が一番面白かったです。 『きっと片桐は、金が欲しかったのではなかった。才能という黄金を掴みたかったのだ。自分に才能がないことを自覚しつつ、たとえ偽物でもいいから、自分の才能を誰かに認めてもらいたかったのだ。だからこそ、はじめから勝ち目のない詐欺に手を出したのだ』 SNS全盛期、もしくは過渡期。たまに炎上しては消えていく誰かしかにも当てはまりそうですね。

    8
    投稿日: 2024.03.11
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    この小説は、創作なのか、現実なのか。 小川さんの友人に本当にこんな人がいるのではないか、と思ってしまうぐらいリアリティがありました。 短編集の中でも、占い師と詐欺師の話が特に興味深かったです。 ドキュメンタリーを読んでいるようで、フィクションを読んでいるような、不思議な作品でした。

    35
    投稿日: 2024.03.10
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    【本屋大賞ノミネート作品】であり、本好きな人も面白いと言っていたが、私は可もなく不可もなくだった。承認欲求がテーマになっているが、分かるような分からないような…刺さる人にはすごく刺さる作品だと感じた。

    1
    投稿日: 2024.03.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ちょっと難しかった。 プロローグで挫折しそうになりながら、どうにか読み進めた。 読書が孤独な作業と言う事に納得した。 小説家は大変なお仕事だ。 みんなこんな難しいことをいつも考えているのか。 投資詐欺の友人の話し、人の話をパクる漫画家の話。興味深い。 自分が喜ぶことを他の人にする。自分が嫌な事を他の人にしない。でも人によって、それが違う。なるほど。

    2
    投稿日: 2024.03.10
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    作家の主人公の周りで起こる出来事を集めた短編集。小川さんの自伝っぽいところもあり、小川さんの頭の中を覗いているような感覚にもなる。 これまでの重厚な小川さん作品とは違って、気軽にフラフラと読める感じの一冊。小川さんファン向けの本なのかな。 ■プロローグ 頭の良いサバサバ女子はイイ。あなたの人生を円グラフにしてください、と言われたら何を書くだろうか。 ■三月十日 毎日必死に生きているはずなのに、まるで記憶に残っていない日があるのはなぜだろう。 ■小説家の鏡 占いにハマるのが女性ばかりなのはなぜなのか。 ■君が手にするはずだった黄金について 愚かでチョロチョロしているキナ臭い知り合いの末路。第一印象でウザそうと思った知り合いは誰にでもいると思うけど、そういう人が後にどうなったのか、ちょっとのぞいてみたい感覚なのかなと考えた。

    8
    投稿日: 2024.03.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小川哲先生はなんかカメレオンみたいな作家さん。なんでも書けちゃうのか。 なんだか不思議な本だった。事前情報無しで読んだので、最初、あれ純文かなと思った。読書について、わかるわかる、だから私も読み続けるんだと大共感していたら、あそうかこれ自身の話が混ざっていて、エッセイ的な要素もあるのかと。すると今度はあれちょっとミステリっぽい要素も入ってきたという感じ。 それにしても片桐とババについては、なんかこう言うやついるよなと共感性羞恥を感じながら読んでいたらだんだん、うわ自分もこういうとこあるわ気をつけよと思ったついにはだんだん哀れでかわいそうになってきて複雑な感情になった笑 最後に、作家というのは、作り話をつくることで、それがある意味でっち上げにもなるというのはとても救われた。たまに私も文章を書いてお金をもらうことがあるけれど、正直、人の意見からアイデアをもらうこともあるし、なんなら片桐やババみたいに受け売りをまぜたこともある。でもそれをかなり負い目に感じていて、話を盛り、作り話が書ける自分は空っぽなのかなと思っていたので、この本を読んで、すべてゼロから自分自信の発想のみで書かなくてもいいのかもしれないなと思った。

    6
    投稿日: 2024.03.09
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    読みすすめていくと短編が繋がってる!小説じゃなくて著者のエッセイ!?と複数のジャンルを一気に味わったような不思議な感覚がありました〜。

    5
    投稿日: 2024.03.09
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    最初読み始めた時は、村上春樹の小説の主人公みたいなめんどくささがあるなぁと思ったけど、だんだんとおもしろく感じてきた。 ジャッジするのではなく、ただとうとうと自分の考えを掘り下げていく感じが、思索ってこういうことなんだなぁと、ともするといいか悪いかの二元論に陥りがちな私には、とても助けになる考え方だなと思った。

    1
    投稿日: 2024.03.09
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    結局まわりで起こっていることについては、当事者にしかわからないこと。あたりまえだけれど、改めてそう思う。自分の心の中は、自分にしかわからない。自分でもわからないことも多々あるのにも、気づいた。

    8
    投稿日: 2024.03.08
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    読んでる間中、言ってることがわかるような、わからないようなの繰り返しだったけど、それが面白かった。 小川さんにしか書けない、って感じがした。

    8
    投稿日: 2024.03.07
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    学びになる本でした。面白かった! 些細なひとつの話題からどんどん広がっていっていくのが面白かったです。小説家さんの頭の中を見ているような感覚になりました。小説家さんってすごい! 承認欲求について書かれた本だと聞いて自分にも思う節があったため読んでみたのですが、思った以上に承認欲求に踊らされている人達だったので共感はできなかったです、、気づいたらもう戻れない!どうしよう!って感じは何となくわかる?かも? 哲学の要素が少し含まれていて今の私には少し難しいところがありました。哲学も勉強したい!ってなるいい本でした! 作者さんの他の作品も読んでみたい!

    8
    投稿日: 2024.03.07
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    とても、面白かった。 けれど、ここが面白かった!と端的に説明が出来ない。説明が出来ないというよりも、そもそも言葉に出来ていない。 この小説で感じた面白さは一体どこにあるのだろうか。読み終わった今この瞬間、無理矢理に書き出した感想の中で思いついた答えは、「自分の人生を振り返るような気持ちにさせられたから」 心に、というよりも身体中に薄く浸透するような小説でした。

    3
    投稿日: 2024.03.06
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    著者自身を彷彿とさせる「僕」の話だそうですが、もし本当にこれが自身の話なら、私はこの著者に好感持てるなと思いました どこがというと小説家という仕事について、真面目に考えておられるところです また、人との距離の取り方や付き合い方が控えめで相手に対して寛容なところです 話の内容はスピード感があって、先を読みたいと思えるような引き込まれる作品でした

    3
    投稿日: 2024.03.06
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    好みではないなと思いながら読み始めたけど、引き込まれて読むのをやめられなくて結局色々と考えさせられた。ババの話が印象に残った。私も偽物にまったく気づかないタイプ。

    3
    投稿日: 2024.03.03
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    主人公(著者?)のような人が身近にいたらめんどくさそうだなと思う一方で、 私はこういう人が好きなことも確信してしまった。。 少なくとも飽きないし人生が楽しくなるんじゃないかな? 「七転び八起きは何で転んだ回数と起きた回数が違うの?」なんて 考えたこともなかった。主人公はこれを、気にしないでいいなら気にせず生きていきたい、自分の”欠如”だ、と言う。 こういう人は勉強ができる。知りたい欲が強いから。 そして彼のおかげで私はこの本で気づいたことがたくさんあった! 例えば固有名詞。 「私(○○○○)」という固有名詞には情報が詰まってる。 ”本とコーヒーがあればとりあえずご機嫌な人間”とか、 ”爆音で音楽を聴いてるときは自分の世界に入り込みたい人”とか。 主人公たちと同じく私にも2011年3月10日の記憶がない。 そして、黄金律はひとによる。これ、絶対。

    6
    投稿日: 2024.03.03
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    エッセイ味のある短編集 どの話も現実の出来事から着想を得てそう。 「三月十日」は共感できることが多くて、「小説家の鏡」は普通に勉強になった。 「君が手にする〜」の片桐と「偽物」のババはどっちも虚しい詐欺師だけど、なんか片桐は同情してしまう。

    2
    投稿日: 2024.03.03
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    哲学って、自分のことも他人のことも、のめり込まずに俯瞰して見つめることで、得られる考え方なのかな。 人間関係は第三者視点を意識すると面白そう。仲が良いほど難しいけど。 小説は、書く人も読む人も、一人で向き合う。なるほどなぁ。面白かった!

    1
    投稿日: 2024.03.03
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    君のクイズも読んだけど、この作者はお金や名声をモチベに動いている人間が苦手なのかなって思った。笑 エッセイ形式で章ごとにテーマもちがうので読みやすいけど、タイトルこれが最適だったのかな〜って素人ながらに思ってしまう。タイトルから連想されるストーリーより何倍もスケールが大きなオチだったな。

    1
    投稿日: 2024.03.03
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    読むのが苦痛なわけではないが、読んでて楽しくなかった。 絶賛している人もいるので、本の好みは人それぞれだなと改めて思う。

    1
    投稿日: 2024.03.02
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    ー知的興奮が止まらない。 〈あらすじ〉 どこまでが嘘なのか?いや、噓を物語にする「僕」は、彼らと同じなのではないか?自分の定義って何だろう?著者なのか不確実な「僕」が見ている人々と世界を新たな切り口で読み解く。 〈感想〉 哲学って面白いかも!なーんて思ってしまう1冊。 毎年本屋大賞ノミネート作品を読破してますが、こういった本がノミネートされるようになったなんて、と少し新しい気持ちになっています。 1話目が1番好きでした。固有名詞の枠の中に何があるかなんて考えたことありませんでしたが、固有名詞を文章で表せない気もするし、文章にしか含まれない余白もあるよね、と思ったり。 真実や事実は、真実とか事実でしかなくて、その下に隠れているものをどうやって見つけていくかなんて、想像するしかない気もするし、いつまでも本質には近づかないかもしれないし、だけど考えるのをやめられない気持ちは分かるなあと、、、。 いよいよもって、自分ってなんだろう〜と思うわけで、人間って複雑な生き物だなあと思います。

    2
    投稿日: 2024.03.01
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    哲学的で面白かったけどなんかサラッと読んでしまった。 人生何があるか分からない。 人ってなんなんだろ、自己実現ってなんなんだろ。 なんか考えさせられたけど読了感は爽やか スピード感ある文体で読みやすかった

    1
    投稿日: 2024.03.01
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    著者自身を彷彿とさせる「僕」が、怪しげな人物達と遭遇する連作短編集。 作中で出会う人々がどこまで嘘をついていて、それは何のためなのか。その人達と自分は何が違うのか。理解できない部分がありながらも意外に共通する部分があることに気付かされ、自分というものについて考えさせられる作品でした。 このわかったような、わからないような感じがクセになります。本屋大賞にノミネートされなければ手に取っていなかったと思いますが、出会えて良かった作品です。

    18
    投稿日: 2024.03.01
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    最初、難しいというか、くどいというか、読みにくかったけど、話が進むにつれ面白かった! 半分自伝なんでしょうかね。そう思わせているのか。

    4
    投稿日: 2024.03.01
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    今まで読んだ事のない不思議な感覚を覚える作品でした。ノンフィクションなのかフィクションなのかよく分からなかったけど、小説を書くにあたっての葛藤はとても伝わってきました。

    11
    投稿日: 2024.02.29
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    酔う、という言い方でいいのか、元々快調でないところに読んだら、すっかり体調を崩してしまったから、しっかり影響を受けたのだろう。 フィクションなのかノンフィクションなのか、境界がのみえない私小説のような… ただ、理屈屋すぎる人物は嫌い。

    2
    投稿日: 2024.02.29
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    実話のようなリアリティがあり、さらには自分の身にも当てはまる「承認欲求」について書かれた短編集でした! 物語というよりエッセイに近いですが、次に何が起こるかわからなくてページをすぐにめくりたくなる内容でした。

    3
    投稿日: 2024.02.29
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    現実と虚構の境界線は、どこにあるのか。私小説のようなリアル感。もし全てが虚構ならば、鳥肌がたつ。ただ、小説とはそもそもそのようなものなのかなぁ。小説を書くとは一体何なのか、考えさせられた。

    1
    投稿日: 2024.02.29
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    これは、ハマった!! 哲学的な考え方とか考えてるコトとかめっちゃめんどくさくって、単純思考の私にはそれがおもしろすぎる!!読みながらニマニマしちゃいました!! どの作品も、すごく面白かったです。 小川哲さんの作品読むのは「君のクイズ」から2作目なんですが、他作品も読みたいな。

    7
    投稿日: 2024.02.29
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    めっちゃ好きだった ときどき自分の好みにテクニカルヒットする本ってあるけど出会えたときの嬉しさといえばもう p235 「熱い氷」というタイトルは、スチュアート・ダイベックというアメリカ人作家の作品からとっ た。凍りついた女性の死体をめぐる、二人組の若い男の話だ。僕はこの小説が好きだった。短編だったが、この作品は僕が小説に求めるすべての要素を含んでいた―つまり、どこかから逃げる話であり、どこかへ向かう話であり、懐かしさと愛と、手に入れることのできなかった過去の話だった。そしてそれらを結ぶのが「氷」だった。

    4
    投稿日: 2024.02.27
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    あらすじがすごく勢いのある感じで書いてありますが、内容に勢いがあるわけではないと思います。 主人公は比較的テンション低め(?)な印象ですし。 ただ、その中で物語が展開されていくので、なんとなくバランスがよくて心地いいんです。何がかはわからないけど、「好きだな〜」となりました。

    4
    投稿日: 2024.02.26
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    プライドと願望に飲まれて、破局に向かう人々の哀しさ......それをくすぐるような笑いとほのかな共感に変えてしまう語り手・小川さんこそが、けっきょく一番の曲者では。

    4
    投稿日: 2024.02.26
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    不思議な世界が広がっていた。 僕は作者でありながら、作者とは言い切れない。時系列も作者の経歴と重なるけれど、この作品に書かれている出来事はおそらくフィクション。 プロローグで扱われていたように、「名前」についてくる事実やイメージを利用して、読者を振り回してくる。プロローグで混乱する人もいるかもしれないけれど、がんばってその先まで読んで欲しい。 偽りと虚構の話だった。 インチキ占い師や、詐欺師、嘘、クレジットカードの不正利用など。 淡々とした僕の視点でそれらを観察・表現しているので、捉え方が面白い。嘘をついてお金を稼ぐ彼らと、虚構を書いてお金を稼ぐ僕の違い……って、小説は虚構だってみんな知っているから、全然違うと思うけどなぁ。 僕は真面目というか、すごく考える人なのだなと思った(実際の作者がそうなのかは断定できないけれど)。 そして詐欺をする人たちについては、自分の影響力を確認したい人たちなのかな、と思った。その方法が間違っていたり、できることがそれしかなかったり、彼らの側にもいろいろあるのだと思うけれど、自分の発言や行動に周囲が反応することが、彼らの欲を満たすのだろうな。 全体的に小説家の頭の中をのぞいているようでおもしろい作品だった。出てくる人たちも、すごく個性的な感じだけれど、憎めないのが味があって(?)よかった。

    31
    投稿日: 2024.02.26
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    どこまでノンフィクションでどこからフィクションなのか? (そのうちレーザー核融合ロケットのSF小説が出るのか?ババリュージ検索したぞ) 今までにない不思議な感覚の連作短編集 すごく面白かったし、小川さんの本質をついた考察になるほどと思った(作家と読者の関係性の一文は、ときめいた!) 読みやすいし、面白いし、ちょっと人生についても考えたり、これは万人におすすめです

    3
    投稿日: 2024.02.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本屋大賞候補作。小川さんっぽいけど小川さんじゃないんだろうなと思いながら読んでいた。最後のエッセイがすごく面白かったし、連作の短編もすごく良かった。3月10日は私も思い出せない。

    4
    投稿日: 2024.02.25
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    プロローグを読み始めて最初にこりゃややこしい作品に出会えてしまったかも?と思った6つの短編集だった。しかしあと2番めから5番目まではホット実に面白く、又著者の大人らしい理屈が素晴らしいと感じた。最終章で又ややこしい話でびっくり!こんな感想でゴメン。

    6
    投稿日: 2024.02.25
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    ページをめくる手が止まらなかった。 話が終わる度なんとも言えない気持ちになる。 自分は誰なんだろう。

    5
    投稿日: 2024.02.25
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    フィクション?ノンフィクション?戸惑いながら、「まんが日本高校昔ばなし」を調べてもヒットせず。 たぶん事実と創作が混ざり合った不思議な小説かな。でも面白かった。

    2
    投稿日: 2024.02.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公小川が現在に至るまでに通過してきた人生のエピソードから思索を巡らし、自身の(なのか!?)終着点なき、やや哲学的とも感じる思いが綴られる。 エッセイと言うには一遍ずつのボリュームがあるし、ストーリー性がある。 こういうのを私小説というのか。 これはフィクションなのか、はたまた一部だとしてもリアルなのか。 自身の思いがどこまで素直に反映されているのか勘繰ってしまう。 「今、この瞬間、僕は何かを我慢したくない」と言い放ち、「欠損」という表現を用いるほどの、こだわりが強い探究心を持っていること。 嘘やイカサマ、人の欲望をたぶらかす行為について完全に非する立場を取りきれないこと、場合によっては小説家が生み出す作品は、もっと良性の希望や高揚感をもたらすことこそあれど根っこは同じなのではという葛藤すら感じていること。 昨今、俄然注目度の高まる著者の頭の中を覗けるという点においては大変興味深く読めたが、これは本屋大賞ノミネートとしてはイロモノなのでは。。。 あまり著者の来歴は存じ上げていなかったが、読んでる途中、何となくもしかしてという気がしてググってみると、やはりT大出身。 なるほど。 となると『君のクイズ』の土壌なんかも比較的身近にあったわけですね、と妙に納得。 その引き出しの多さ、急所を突く力、追いかけて行きたい国内作家のひとり。

    63
    投稿日: 2024.02.25
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    フィクションなのかノンフィクションなのか分からない不思議な感覚で読むことができました。自分を客観的に分析することを通じて、主人公の成長が垣間見えることで主人公感が強くなり物語として読めました。

    2
    投稿日: 2024.02.24
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    面白いと思うところもあったけど…何を読んでいるのかよくわからなくなってしまった。それがこの本の評価されているところ?レビューを拝見し、感じる事は概ね同じ。それでこの読了感なら私には合わないんだな。

    26
    投稿日: 2024.02.24
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    [こんな人におすすめ] *人間ってめんどくさいなと思っている人  実生活で出会った「めんどくさい、関わりたくない」人について、その人のほんの一部分しか見えてなかったのかもなと考えさせられます。 *本の帯に朝井リョウさんの名前を見つけてテンションが上がった人  朝井リョウさんが「大好物の小説です」とおすすめされているこちらの小説、“朝井リョウさんの本が好きな人”にとっても大好物の小説でした。 [こんな人は次の機会に] *憂鬱な気分を晴らしたい人  理屈とかどうでもいいからとりあえずスカッとしたい人は小川哲さんの他の小説を読んだ方がテンションが上がるかもしれません。

    6
    投稿日: 2024.02.24
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    本好きの方にはぜひ読んでいただきたいです。 あっという間に読み終えましたが、 あっという間に読んだ本は、読み応えなく 一回で面白かったで終わることが多いですが、 手元に置いておきたい本の一つになりました。 さらに、小川哲先生が好きな方は どハマりすると思います。 しかしーー なぜ作家さんのことを先生と言うんだろう? 政治家も何々先生 お医者さんも何々先生 調べると、教師・師匠・医師・議員など学識のある人や指導的立場にある人を敬っていう語。呼びかけるときなどに代名詞的に、また人名に付けて敬称としても用いる 学識の幅が広いなー わたしも何かの先生なのだろうか? そんな、日常のふとしたことを 深く感じることが 感じられる感性を大事にしたいなと感じました。

    6
    投稿日: 2024.02.24
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    偽物占い師やエセトレーダーやインチキ漫画家と、架空の世界を紡ぐ小説家の境界線はどこなんだろうと考えてしまうのは、作者の思惑にまんまとハマったということか。まったりな甘ちゃんで、一番作者の実像に近いんじゃないのと思わせる「プロローグ」の主人公の、不器用で自分勝手な未熟さが面白かった。

    7
    投稿日: 2024.02.23
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    最後まで読んで星4になることを前提に話します。 初めの章を読み始めて、まず後悔しました。 理屈っぽく、哲学的な話が始まり「ああ、こういう話か」と思いました。正直苦手な話の作りでしたが、それでも諦めずに読み進めました。 しばらく読み進めると、驚くことに最寄り駅をひとつ乗り過ごすくらい集中して読んでいました。作中で登場する占い師とのセッションをした時のようだと感動しました。 各章の話の締め方が非常に好みでした。 小説家が主人公の小説なので、主人公の考えと、この小説自体の作りがリンクしてるのかなと思いながら読みました。とても良かったです。

    6
    投稿日: 2024.02.22
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    エッセイっぽい切り口なのでどうしてもノンフィクションに思てしまうが、皆さんも感想に書かれている通り、どこまでがフィクションなのか分からなかった。 片桐の話とババの話は面白かった。こんなヤツいないだろうと思っているけど、実際にはいるんだろうな。知らないだけで… 作者の哲学的な考え方は面倒くさそうだけど、こういう人の話を聞くのは好きなのでこの小説も面白く読めたんだろう。 「僕は、自分でコントロールできないことに時間を費やすのが嫌いだった。他人の感情に思い悩んだり、理不尽なシステムに傷つけられたりするのが嫌で、だからこうやって一人で小説を書いて生活している。」 と書いてあったが小説書ける方がすごいと思ってしまう。

    7
    投稿日: 2024.02.22
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    2024年本屋大賞ノミネート作品 何とも読み心地良く、調子の良い小説でした。 登場人物の主人公となる僕、小川さんは御本人の投影かな?何かもっとこう海賊みたいな話なのかと、タイトルだけで判断したけれど、ちょっと違いましたね。 価値観や捉え方、明確な答えがないものばかり。周りに流されてその答えが分からなくなったり、自身を見失ったり。難しくも理解し得る著書でした。面白い。

    124
    投稿日: 2024.02.21
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    読み終わってすぐ書いている。最後の初出一覧でこの短編集が別々に下ろされた短編の一つ一つから成り立っていることを知り驚く。偽物を除く文章が全て文芸誌に掲載されていたものだ。これほどテーマが明確にあって君が手にするはずだった黄金についてというタイトルに一本筋が通されている。どれも小説家小川哲を巡る話であるから、だとすれば元々このテーマで連作短編集を作り上げるつもりだったのか。 この作品は受賞エッセイで締めくくられるが、そのエッセイさえもそれまでの創作に連続するものである。彼が小説を書くということにどのような違和感を抱きながら、それでも小説を書いて売るという仕事を行っているのか、さまざまな偽物との比較を多様なシチュエーションと鮮やかな論理で描く。これは小川哲によって書かれるべき小説だったと思う

    3
    投稿日: 2024.02.20
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    久々に男性作家の本を読んだ気がした、 人間心理の描写が面白いなぁ 人間、理解できないけどこういうとこあるよね、っていうかんじ。 一見自分のことを書いてるかんじもするのに、 これがフィクションっていうのがやっぱり小説家はすごい 面白いけど本屋大賞とはすこし違うかんじの印象。

    2
    投稿日: 2024.02.20
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    不思議な作品でした。 くどいところもあり人を選ぶ作品かもしれませんが、私には面白かった。 どこまでがフィクションで、どこまでがノンフィクションなのかわからないけど、そこも含めての面白さでした。

    4
    投稿日: 2024.02.20
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    同期生のご子息だと知って小川哲さんに興味が湧いたので、まずはこの本をチョイスした。 2024年度の本屋大賞ノミネート作品にも選ばれたので、期待値を上げて読むことになった。 文章が哲学的で理屈っぽいので、小川哲さんの第一印象は「めんどくせえ奴かも」(失礼^^;)。 就職してもすぐに辞めてただろうから、小説家になって正解だ(またまた失礼^^;)。 これは小説の主人公が小川哲本人だとした時の感想だが、多分実際もこんな感じなのだろう。 文章自体は無駄がなく読み易かった。 主人公の小川氏が思いめぐらしていることは、自分にも通じるところが多々あると感じながら読んだ。 一番似ていると思ったのは、 「自分がしてほしいことを他人にしましょう」 「自分がしてほしくないことは他人にしないようにしましょう」 「※ただし『してほしいこと』や『してほしくないこと』は個人によって差があります」 小川氏は「いちいち他人に口を出されることが好きではない」だから他人に対しても「何もしない」と結論を出すことが多いと言う。 結果「冷たい人だ」と見られがちだが否定しようがない。 というところ。 家族、友人、同僚に対してどのくらいの距離感で接するのがいいかは、自分の好みで決まってきそうだ。 『してほしいこと』と『してほしくないこと』をお互いがよく理解して行動できれば心地よく過ごすことができる。 『してほしいこと』はしなくて、『してほしくないこと』ばかりしている関係は最悪だ。 作品の内容では本書のために書き下ろした「偽物」がよかった。 誠実で本当にいい人なのか、いい人を演じているが根性悪なのか、他人の本性は分かりにくいものだ。 他人を騙して自分を良く見せようとしても、いつまでも続かないし、嘘がばれた後は惨めだ。 小川氏は、占い師と小説家、資産運用の詐欺師と小説家は、相手が欲している(心に響く)言葉を発するのが上手いという点で似ていると思っている。 こう言えば相手はどのように反応するかを計算して、いろんな言い回しを身につけている。 小説家は人の心の動きを読めなくては成り立たない職業なんだな。 私は小説家にも占い師にも(詐欺師にも)なれない。 次は、「君のクイズ」を読む予定。

    59
    投稿日: 2024.02.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まるで作者の実体験のようだと思うこともまた 偽物を作り出す作家さんの仕事なのかなと感じた あまり好きなタイプの小説ではないけど 読みやすくて、考えさせられた 最初の短編に関して 国語みたいに全ての心理を描写するのではなく 読者が感じる余地があった。

    2
    投稿日: 2024.02.19
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    ※ プロローグ 三月十日 小説家の鏡 君が手にするはずだった黄金について 偽物 受賞エッセイ 短編6話 作家さん本人の話なのか、フィクションなのか 悩みながら読みつつ、どちらであっても 独特な個性と揺るぎない我のある主人公が 面白くて仕方なかった。 彼女との恋愛話、友達との昔話、そして 仕事で知り合った人との話も、その出来事を 受け取る主人公の見え方や切り取り方一つで こんなにも違う世界が見えることに驚きました。 最後『受賞エッセイ』の一文にあった、 知らない世界の広がりを六話全てを通じて 体感させてもらった気がします。 知らない扉の先って、面白い。

    9
    投稿日: 2024.02.18
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    これは実話なのか?いやこれはフィクションもまじってる?小川哲さんの本は読んでいる途中で現実にあった事だと思わされる。正直者のようで天邪鬼な主人公にクスッと笑い、自分もそうなんだよねって気づいてしまった。

    8
    投稿日: 2024.02.16
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    最初の章では、絶対友達にはなれないと思った人物が、仕事を通して、様々な人間関係を重ね丸くなり、友達になりたい人間になっていく。そんなお話だった。

    3
    投稿日: 2024.02.16
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    2024年の本屋大賞ノミネート作品との事で手に取りました。 2011年3月10日…震災の前日。 私も考えた。タイムラインなら記録があるかな…と調べたが、Googleのタイムラインは「2015 年 7 月 23 日に追加された機能」らしく記録がなかった。そうだ…父親が前年の師走に交通事故に遭い、3月11日に退院(もしくは翌日)するとの事で、母親は地震どころでは無かったと言っていたのを覚えてる。そんな感じで自分の頭の隅から隅まで記憶を探す作業と並行しながら『三月十日』を読んだ。 これは私小説なのか…フィクションなのか… 『ババ』や『ギリギリ先生』など検索したが、それらしい人は居なかった。 不思議な、そして難しい(哲学的に)本だけど、何故か内容が頭にこびり付いて離れない本でした。 (★3.8)

    7
    投稿日: 2024.02.15
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    認められたくて必死だったあいつを、お前は笑えるの? 才能に焦がれる作家が、自身を主人公に描くのは”承認欲求のなれの果て“(帯文より) 『地図と拳』で第168回直木賞を受賞した作者の受賞後の第一作。 初出は、「小説新潮」 5篇目の『偽物』の書下ろしを加えて、表題作『君が手にするはずだった黄金について』を含む6篇の連作短篇集。 この作品の主人公(小川)は、作者自身を間違いなく、彷彿とさせる。そして遭遇する怪しげな人物たちも実在するのではないか?思わずにはいられなかった。 "承認欲求”をテーマに自身を見つめるもう一人の自分を冷静にいや興奮気味に感じています。 「オール讀物」2023年3・4月合併号 (直木賞発表合併号)を探し出し、筆者の受賞作(抄)、受賞の言葉、自伝エッセイ、浅田二郎先生との対談を読み直し、読書人としての小川哲に触れ、本書に登場する「僕」が突然、私自身と重なる部分に感銘を受けてしまいました。 私自身の部屋も見渡せば本だらけ、本に占拠され、侵略されている状態。これは『プロローグ』という短篇に出てくる「僕」の部屋そのもの。 更に、“読書とは、本質的に、とても孤独な作業だ" からはじまる下りが、とても共感できた表現だと思いました。 他にも、小説家ってなんて凄いんだ!って表現が目白押し。朝井リョウ先生ではありませんが、大好物の小説でした。 おすすめ致します。

    32
    投稿日: 2024.02.15
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    2024年 14冊目 筆者自身を主人公にした6つの短編集となっているが、本タイトルの「君が手にするはずだった黄金について」「偽物」が特に面白い。承認欲求というものは程度は違うものの人間誰しも求めるものと個人的には思うが、いきすぎるとよくないことが改めてよくわかった。

    2
    投稿日: 2024.02.14
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    僕はババのTwitterを開いた。最新のツイートでは、「今月のタクシー代が三十万円を超えた。ヤバすぎ」と書いてある。いったい何がヤバいのだろうか。ヤバいと思うならタクシーを使わなければいいのではないだろうか。 ----- この一説がなんだかすごく好きでした。

    4
    投稿日: 2024.02.13
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    私小説風の短編集でしょうか。 ストーリーは面白く、時々笑いながら、読了しました。作者の今までの作品とは異なりライトで、登場人物もどこにでもいる市井の人々との日常に起きがちな些細な出来事をテーマにしているので共感しながら読み進めることができました。 作者ならではの視点と思考で最後まで楽しめました。おすすめです。 星4つは、さすがに地図と拳の大作に並べるのも失礼かなと言った評価です。

    6
    投稿日: 2024.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    良かった、好きでした。君のクイズもすごく好き。 まず大前提として頭が良い方なのだなと思いました。読む前に、お試し読みの時点で哲学的すぎて脱落したという方のレビューを見ましたがすぐに納得しました。序盤ものすごく頭を使ってゆっくり読みました。 占い師の下りなどはっきり物を言っていて私は好きでした。とはいえ逆説もあり、人間味のある方だと思いました。 最後の方はもったいなくて、数回に分けて読みました。内容が濃いので良い意味でさらさら読みづらいです。 哲学的な学習にもなりとても良かった。小川哲さんの本また読みたいです。

    4
    投稿日: 2024.02.12
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    めちゃくちゃおもしろかった。小説とはなんなのか、小説家であるということはなんなのか。奇跡的な瞬間を文章にした瞬間それはありふれたもの変わってしまうし、インチキ占い師と同じようなものと言ったりしながらも、もしかしたら自分に書けるかもしれないまだ存在しない小説の可能性を「手にするはずだった黄金」を信じている、あるいはそれにすがっている様に心を打たれる。

    7
    投稿日: 2024.02.12
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    気になった登場人物 ババリュージ 「偽物」の話が、現実的でもあり、虚偽の世界の話でもあり、不思議で、心に残った。

    5
    投稿日: 2024.02.12
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    この話は創造か?真実か?境界が曖昧で読み進めるごとに主人公の頭の中を覗いている気分に。青、赤、白、黒、は「い」をつければ形容詞になるのに、他の色がそうでないのはなぜか。子供の「供」の部分が納得できない…のくだりは納得と共になるほど小説家とはこういう人かと。今年もチャレンジ本屋大賞ノミネート作全部読むの3作目。

    24
    投稿日: 2024.02.12
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    承認欲求のなれの果て そんな言葉に惹かれて手に取りました。俯瞰して物事を見ることのできる主人公。 主人公に関わる登場人物たちの自分を良く魅せようという気持ちから起こされる言動に、共感してしまう部分もありながら、こんな自分を俯瞰して見られるようになりたいなと思いました。 私は何者? 私は私。存在しているだけで、何かが起こってしまうし、何も起きない、そんな存在なんだなと実感しました。

    8
    投稿日: 2024.02.12
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    人間の見栄と承認欲求と嘘のお話。哲学的でもあり、ちょっとブラックな笑い話的でもあり、あまり味わったことがない感じの作品でした。

    8
    投稿日: 2024.02.12
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    東日本大震災が起きた3月11日に何をしていたかは覚えている、では10日には何をしていたか? 偽物のロレックス・デイトナを着け続ける男性、次第に明らかになったその人間性は…などなど、目の付け所のユニークな切り口だったり、現代人の欺瞞を大きく掘り下げた短編集の数々は読んでいて「おおっ」と感じる瞬間が多かった、のですが…。 後から考えると「結局あの本は何を伝えたかったのだろうか??」と色々と不思議に感じてしまいました。 主人公の経歴やプロフィール等を考えると、作者さんの自伝的な側面のある短編集なの…かもしれません。

    6
    投稿日: 2024.02.12
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     若き直木賞作家の短編集だ。  前著『地図と拳』が600頁もの大作だったので、短編をどのように描くのか、楽しみに読んでみた。折しも、作家として独り立ちし、名前が売れはじめ、作品賞受賞に至る頃の自分自身を主人公に、作家という虚構を生み出す職業はいかなるものか?を自問自答するような内容になっていて面白い。  作家の存在を浮き彫りにするため、その他の虚構、フィクションを売りにする職業について描いていく。占い師(小説家の鑑)、コンサルタント(表題作)、漫画家(偽物)など。就活の学生も、いかに自分を売り込むか、自分の経歴をいかに“盛る”かという点では、全て真実ではないということで取り上げているのも面白い(プロローグ)。  こうした、自分探しのお話は面白い。近年、秘かに注目を集めている哲学的思考とも相通じるものがあり、どのお話も興味深かかった。  自分とは何か、自分の思考を形作る「記憶」とは何かを掘り下げる「三月十日」も、実に示唆に富む。 “「忘れる」というのは、何かの記憶が不在であると主張することだが、そこには何かの記憶がかつて存在していたことは覚えている。つまり、「忘れる」とは、一方で、「覚えている」ということでもある。”  このあたりなど、ある意味、哲学の書だった、詩人が子どもに語り掛ける体裁の斎藤倫による詩のアンソロジーにあった下記のクダリと思考の辿り方が似ていて面白い。 「つまりね。きょう、二回めに、きみと枝豆をたべたから、こないだのが一回めだって、おもったけど、きょうたべなかったら、どうだったんだろう」 (中略) かけがえのない、一回しかないことが、じんせいには、むすうにあって、それに気づくのは、くりかえしたときだとしたら、それってどういうことなんだ?」  上記の本のタイトルは、『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』だ。https://booklog.jp/users/yaj1102/archives/1/4834084574  この手の、思索をあれこれこね回す作品は、長ったらしいタイトルを付けたくなるものかもしれない(笑)

    11
    投稿日: 2024.02.12
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      作者 小川哲自身が主人公になったような短編集。哲学的でややこしいけど、面白い話が詰め込んである。  「偽物」が良かった。

    2
    投稿日: 2024.02.11
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    この人、好きだと思った。 小川哲さんの作品を初めて読んだのは『君のクイズ』だったが、クイズの正解を出すプロセスのようなものに、うっすらと、しかし深いところで共感を覚えていた。 今作の主人公は著者自身と言ってよいだろう。 日々、他人からしたらどうでもいいような事を悶々と突き詰める姿や思考のプロセスが、自分と重なってしまった。 いちばん好きなところは、 「どちらの小川さんなのであろうか。」 という一文。 こういうとこに引っかかってしまうところ、最高に好きだ。

    9
    投稿日: 2024.02.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2024/2/10 読了 作者の小川さんの自伝なのかなーと、勝手に思っちゃいました。 お話し自体は、日常のことを主人公の「小川」がどのように考えているか、どのように行動したかを、未来の「小川」がアフレコしているような進み方だと思いました。

    4
    投稿日: 2024.02.10
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    試し読みのプロローグが1番面白かった() 小川さん賢くて真っ直ぐじゃなくてとても好き。ラジオとか聞いてみたい。 何もかもがうまくいっていて摩擦のない人生に創作は必要ない。ってとこで舐達麻がパッと浮かんだ。

    11
    投稿日: 2024.02.10
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    本屋大賞ノミネート作品 面白かったけどその理由を聞かれるとイマイチ答えがはっきり言えない。掴みどころのない小説でした。 片桐の話がこの中で一番好きでした。

    3
    投稿日: 2024.02.09
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    私小説っぽく、哲学っぽく… 好き嫌い分かれるかもしれないが、かなり好きかも。 引き込まれあっという間に読了。 面白かったー プロローグで就活の質問事項「あなたの人生を円グラフで表現してください」それに思考する小川くん。 コレは実話?体験談??そして登場する大学時代の友達エピソード。これも浅いのか深いのか?笑 ただただ面白い。考えることを諦めず、徹底的に考えて、挙句「どちらの小川様で?」小説家と言えない自分に悩む… プロローグを含め6編の短編が緩く繋がってかいる感じ。 三月十日、震災の前日は何をしていた?というテーマの話も面白かった。自分も何してたかなーと考えてしまう。 嘘に対して誠実に向き合う- まるで占い師の仕事みたいだ。僕は自分の仕事と、自分がもっとも嫌悪している人々の仕事とが、実は同じ種類の偽満と、同じ種類の誠実さを必要としているのかもしれないな、などと思いつつ… p.124 小説を書けば書くほど、わからなくなっていくような気分になることがある。小説にはさまざまな可能性があって、僕にはその可能性のすべてを掬いとることができない。しかし、小説を書いてみなければ、小説の可能性に気づくこともない。小説を書くということは、僕の知らない、僕には届きようのない小説が無数に存在することを知るということでもある。 昔の小説家が、照れ隠しに自分のことを「売文家」と読んでいた…その気持ちがよく分かる。行為は客観的で、疑いようのない事実だからだ。 p.241

    18
    投稿日: 2024.02.08
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    六編からなる短編集。なんとも不思議というか、六編が緩くつながっているようで、パラレルワールドのようで、私小説のようでありながら、それに騙されてはいけないと思わせられたりして、時々クスリとさせられたりして、しつこい書き方だなと思わせられたりするけど、読むのをやめられない。不思議だ。

    16
    投稿日: 2024.02.07
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    この短編小説。主人公が著者と同じ苗字で職業、高学歴も一緒。軽く頭の中がパニックになりました。エッセイの文体でもない感じがしましたので、不思議な感覚で読了しました。思考回路が理詰めなので、ひょっとしたら著者ご本人の性格の一部分が描かれているのでは、と思いました。主人公の斜め上目線的な発想と分析が面白かったです。

    3
    投稿日: 2024.02.07
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    作者を取り巻く人々とその生き様を描いていた なんか村上春樹みたいな空気を感じたけど どうしてなのかはわからなかった みんなやってることは褒められることじゃない ことの方が多かったけど わたしはこの1話にも満たない濃度で生きてる?? って感じて頑張って生きていこうと思った

    5
    投稿日: 2024.02.07
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    #読書記録 2024.2 #君が手にするはずだった黄金について #小川哲 本屋大賞ノミネート作品6作目。 私小説のような、虚実ないまぜになった不思議な物語。・・・と思っているうちにいつの間にか物語に引き込まれている。 己は何者かという切実な問いと、承認願望の暴走は表裏一体。誰もが陥るかもしれないその落とし穴を、人ごとと笑えるか。 #読書好きな人と繋がりたい #読了 #本屋大賞

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    投稿日: 2024.02.07
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    自分や世の中のイベントがあった日のことって覚えてるけど、それ以外の日って全然覚えてない。明日仕事嫌やなとか、遊ぶの楽しみとか思ってるけど、それが過ぎ去ってしまえば、大体忘れてる。毎日同じように、嬉しいとか楽しいとかしんどいとか思ってるのに、忘れてしまうのってこわい。 この小説を読んで、日記つけよ!って思った。 ってことも忘れるんやろなって思った。

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    投稿日: 2024.02.06