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六人の嘘つきな大学生
六人の嘘つきな大学生
浅倉秋成/KADOKAWA
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総合評価

1467件)
4.3
705
527
157
23
4
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    私の中の「人を信じる」 もともと私は人を信じたいと思うタイプで、性善説でいたい気持ちも強かった。 でも、年齢を重ねるうちに、傷ついたり裏切られたり、思わぬ形で失望したりして、 人と距離を置くことが多くなってしまった。 この本を読んで、 “私が見ているのはその人の一面だけ” という当たり前のことを、人を信じていた時の気持ちを思い出した。 人には必ず裏も表もあって、 弱さや事情や、誰にも言えない選択がある。 私が見ているのが “ほんの一部分だけ” なら、 その一部分は「悪い面」よりも できる限り「良い面」で受け取りたい──

    0
    投稿日: 2025.11.16
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     犯人は誰だ?誰だ?と読み進めることができて面白かった。  読み進めていくうちに「そういうことか〜」と納得することも多く、読み返してみるとさらに理解が深まった。  それぞれの登場人物の視点で描かれていて、登場人物の行動に納得がいった。  ミステリーを初めて読む人におすすめの一冊。

    13
    投稿日: 2025.11.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    期待しないで読んだが面白かった。 登場人物の評価が二転三転するのも単純に良かった。 相良ハルキもちゃんと関係していて良かった。

    0
    投稿日: 2025.11.12
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    たった1、2時間の面接で人の本質を見抜き、フェアに評価できるのか。「内定」を巡る六人の苦悩、焦りの描写を通じて、自分が就活時代に感じていたことをつい思い返しました。 些細な言葉や振る舞いがこの先何十年もの人生を決めてしまうかもしれないという独特の緊張感。就職試験編のあまりにも手に汗握る展開に、読者である自分も胃酸が戻りそうになりました。 当時を振り返ると、色々な選考を受けた上で入社した会社があり、今の人生があるので、いざ文字にすると大袈裟な感がありますが、あながち間違っていないのかも知れません。 一転、それから編は「犯人」を巡る伏線回収の連続。犯人と疑わしい人物が次々入れ替わる展開に、正解は読み終わるまで分かりませんでした。ミステリー本としても大変読み応えのある物語だと思います。

    20
    投稿日: 2025.11.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どんでん返しどころじゃない、二転三転してやられた!またやられた!と読んでて楽しかったです。ここは伏線になるだろうな、という所は全部拾われ、気づけなかった部分も綺麗にこういうことですよ〜と教えてくれて感動しました。 人生の最大の分岐ルートと言える就活の嘘めいた世界、人間を一見した一面で全てを確定してしまう愚かさ、考えさせられました。就活の時期にまた読み直します。 主人公波多野が真犯人の思い通りにされたまま亡くなったのは居た堪れないなと思った後々の展開には、感嘆、、腹黒大魔王。。真犯人の動機もまあわからなくもない話だと思いました。かえって動機なんて他人からしたら本当に些細なことで、つまらないものだなあと。 とにかく気持ちがいい終わり方で、とにかく踊らされました。。読み終わったばかりで感想が散乱していますが、気持ちが掻き乱されるいいものでした。 浅倉さんの他の著書も読みます。

    1
    投稿日: 2025.11.11
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    悔やまれるー 秘めすぎだよ 生きてて欲しかった てんてんてんで面白かった 映画も観てみたいし、この作者の他のも読んでみたい

    0
    投稿日: 2025.11.07
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    グループディスカッションの間はハラハラしてたんだけど後半にかけて話の進み方がちょっと遅い感じがして落胆しちゃった

    0
    投稿日: 2025.11.07
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    張り巡らされた伏線回収が鮮やかなことはもちろん、ポイントごとに置かれた叙述トリックが見事に物語全体を不穏な空気で覆っている。全てを知って、視界がクリアになった今もう一度読み返すと、全く違う物語として味わう事ができると思う。

    1
    投稿日: 2025.11.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    就活を経験しているので人事の目線から見る就活生についてだったり、就活生からの企業への印象だったりと、似たような思うことも多くスラスラ読み進められあっという間に読み終わった。 犯人の推理や登場人物への疑いや印象の変わり方が追随体験できる没入感があってとてもおもしろかった。 少し無理やりな設定だとは思うが社会に疑念を抱き一矢報いたいと考えた動機も理解できる。 学生である今、周りの人間関係は数年以上の長い付き合いがありお互いのことを知り合えているが、これから先出会っていく人間は一緒にいる時間も合計したらたったの数時間であり、今までの友人たちのように深い関わりもなくなってしまうのだろうと思うと、ほんの少しのすれ違いで人の印象が変わってしまうのが勿体なく悲しく思う。

    1
    投稿日: 2025.11.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    話題になっていたが手を出していなかった作品。やや読みずらさはあったけれどめちゃくちゃ面白かった。特に、後味が良い方にどんでん返しがなされたことに衝撃を受けた。久しぶりにこのようなミスリードに巻き込まれた。 皆の暗い一面が見えてしまった。しかしそれはあくまで月の裏側のような一面に過ぎず、100%悪人であると断言することは出来ない。完璧な善人も悪人もいないのだ。 そんなメッセージに感銘を受けた。非常に良い読後感であった。

    2
    投稿日: 2025.11.04
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    すごい。ない語彙力表現した。。 こうも最初に持った印象が最後覆されるとは思っていなかった。 浅倉秋成さんの別の本を読んでみたいと思いました!おすすめありましたら教えてください!

    0
    投稿日: 2025.11.01
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    話の内容は前半が就活フェーズと、社会人になり、前半の時に残された謎と犯人を探すフェーズの2部構成になっている。 ある一片を切り取った情報だけじゃ、人のことを図ることはできないことを、とても感じれる作品だった。 しっかりと伏線は回収さていた。

    10
    投稿日: 2025.10.27
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    二転三転するストーリー。張り巡らされた伏線と巧みな叙述トリック。前半は6人の疑心暗鬼な若者が繰り広げる密室ミステリー、後半は後日譚的に事件の真相に迫る構成。エンターテイメント性が高く、とにかく面白い。疑う心と信じる心の揺れ動き、利己と利他の解釈、段落ごとに切り替わるような早く先を読みたいと思わせる力がある。結末には大団円的な青臭さは多少ありつつも、それも良いのではないかと思わせてくれる爽快な読後感。

    1
    投稿日: 2025.10.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人について完璧に知ることはできないし、見せることができないから、誰もが嘘をついていて、ついていない。勝手に知ったような気になっているだけ。また、他の側面から見たら、良い人にも悪い人にも見える。この本ではいい人なのか、悪い人なのか、どちらなのか白黒つけようとしたところから始まるけど、そんなはっきり分かれている人はいなくてグレーであることが分かった。もう一度初めから読み直すと登場人物の印象が変わるだろう。

    3
    投稿日: 2025.10.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分も就活で苦労した身なので、読んでて辛かった 会社に入ってからが本番なのに、その入り口でなぜこんなに心身疲労しなきゃならないのか、当時は生き地獄のようだった 九賀くんの「憤り」に似た、全部壊してやりたい気持ちは少なからずあった気がする 正しいとは思わないけど だから余計に、波多野くんには泣かされた…! 生きてるうちに、他の5人と会えたら良かったのに 嶌さんが九賀くんに波多野くんの思いを伝えに行くと期待したい、救ってあげてほしい

    0
    投稿日: 2025.10.25
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    大学生はもう大人なのか、まだ子供なのか、、、 人を簡単に知った気になってはいけないと大人の自分が改めて感じさせられた

    1
    投稿日: 2025.10.24
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    読みごたえのある、ミステリー。まんまと作者の誘導に引っかかってしまった。でも、自分で犯人を見つけた気にもなるので読後感は良い。 やっぱり人は色々な面がある。本当に理解するのは難しい。人事担当でなくて良かった。就活の学生さんは頑張って下さい。会社を選ぶのも大変だよ。

    1
    投稿日: 2025.10.22
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    面白かった! 犯人は最初に予想した人で結果当たってたけど、途中「え?そっちなの?」と何回か振り回された感があって良かった。 そんな企業ある?という気持ちだけがあってマイナス1

    8
    投稿日: 2025.10.21
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    新しい視点の物語。2回読むと、伏線に(なるほど)と気付かされるところがあります。『俺ではない炎上』の後に読みました。期待の作家さんです。

    0
    投稿日: 2025.10.20
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    最後まで気がぬけず、何度か予想をひっくり返された読み応えのある作品。 ありえない展開が多いけど、フィクションだから、そこに面白さがあって引き込まれるのかもしれない。最終選考に残ったとしても、私ならこんな選考をする企業は辞退するわ…と、思った時から感情移入できなくて、読み終えたあとは残念な感情しか残らない悲しい話やった。 私は人を信じたい。

    13
    投稿日: 2025.10.20
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    読みやすかったし、こうなるだろうなと予測した展開を裏切られることも多く面白かった。 就活中だからか人事が鴻上さんみたいな人だったら最悪だなと思ってしまった。

    14
    投稿日: 2025.10.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日本を代表するIT企業スピラリンクスの新卒採用で、5,000人の応募者の中から最終選考であるグループディスカッションまで勝ち残ったのは6人の大学生。1人の内定者を皆の総意で決めることになったが、参加者それぞれの負の面を告発する封筒が見つかり心理戦が始まるという話。 物語の発想と設定が良くて期待して読み進めたが、大団円すぎて期待していた程ではなかった。

    1
    投稿日: 2025.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読んでよかった!となる作品 心が晴れる気持ちいい作品でした みんないいやつなんだよね、書き方がうますぎる 全部伏線回収されてスッキリした

    0
    投稿日: 2025.10.18
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    ポップな内容では無いと知っていながら、就活前に怖いもの見たさで読みました。 内容は面白かったのですが、自分が感情移入する性格なのでつらかったです

    2
    投稿日: 2025.10.14
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    人気のIT企業の就職の最終選考はグループディスカッションだった。うまくいけば6人全員が内定を取れるはずが、急に企業から「やはり合格は一人だけ」と通達が来る。和やかな雰囲気が一変、生き残りをかけた争いになるというお話。このお話から学んだことは、「人は他人の決まった一面しか見ていない」ということだ。多方面から物事を見ているつもりでも、思い込みでバイアスがかかることがよくあるから気を付けなければと思った。

    7
    投稿日: 2025.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    6人の就活生がとある新進気鋭の企業採用面接に挑む話。 未だに就活ってこんな人生かける的なノリで大学生はやってんのかな、と20年前に就活やったおじさんは素朴に思った。 その辺の熱意というか執着がいまいちピンとこなかった。ここまでして単なる1企業に入りたいのか? そもそもあんな直前で選抜内容を変えて、人間関係を試すような課題を出す企業なんて信用できなさすぎるだろ、とふつう思う。 まぁその辺の違和感もこの本で伝えたかった「就活が極まりすぎてて変じゃない?」ってメッセージなんだろう。 採用試験中に6人の中のミスターXが6人それぞれの学生時代の隠したいネタを暴露して各人の評価を下げる。誰がこんなことを! 犯人はあいつだった!・・・・でも本当にあいつが犯人だったのか? というのが大雑把な話の流れ。 最終的に真犯人はわかるが、それもどうでも良い自己正義的な理由で、結局就活程度で何こんなやっちゃってるの・・・という印象に終始してしまった。 まぁ一度読む分には悪くはないかなーって感じでした。

    1
    投稿日: 2025.10.12
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    複数回のどんでん返し! いいミステリを読んだなぁ〜!っていう読後感。 就職活動中の変なテンションやモヤモヤ感も良く表現されてて、共感しながら読みました。 仕事で中途採用の面接をやっているんだけど、人柄を面接だけで見抜くって難しいというか無理だよね。採用になってから、この人は面接の印象と違うな…も多々ある。 中途では経歴からある程度は活躍できそうかを判断できるけど、新卒はすごく難しいよね〜

    1
    投稿日: 2025.10.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    急にインタビュー内容の記載や時間軸が異なるため、場面の切り替え、犯人は誰なのかを頭の中で整理する必要がある。読者が予想する犯人が何度も覆され、完全に本の流れに誘導された。 手紙に書かれていた6人の罪はあくまで一部であり、その一部で人を判断してはいけない。感情の自由を奪われるような環境に置かれると、一部で判断しがちである。 最後に、就活への自分を嘘で固める場への懐疑的な感情や見解が表されていた。

    0
    投稿日: 2025.10.11
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    文章の構成(順序)が難しく、何回も戻りながら読んだ。 登場人物が多いので、忘れてしまいそうだったが、何とか読破。面白かった

    1
    投稿日: 2025.10.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    イッキ見!という感じではなく、話が進むにつれて氣になって引き込まれていくうちに読了。 良い意味で展開を裏切られて、引き込まれていった。 思っていた犯人が違っていくし、真実が見えていくうちに登場人物の印象もコロコロ変わるし、やられたーって感じ(笑) ただ、波多野くんが最後の最後に嶌さんの件を差し出そうとしてたのにはちょっとだけガッカリ…? あとは死人に口なしで、波多野くんの思いを見ても、完全にスッキリ!という思いにはなれなかった。 すごい高評価だったのでちょっと期待値を上げ過ぎたところもあるかも。 伏線回収も秀逸だったし面白かったけど、モヤる気持ちも残るなーという印象。

    4
    投稿日: 2025.10.09
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    嘘の種類も優しい嘘や自分を守る為相手を守る為の嘘や素直になれない嘘など様々あって必ずしも傷つける為や相手を陥れる嘘ばかりではないってのは読んでて感じた。ただ就活はしたけど彼等程の気持ちではなかったし、周りがどうこうより自分が働きたいと思えるかどうかしか考えてなかったのであまり共感できなかったかな。

    1
    投稿日: 2025.10.08
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    長時間フライトで読んだが、あまりに面白くてフライトが一瞬だった。 犯人探しやストーリー展開に夢中で読み、伏線回収でスッキリし、読んだ後はメッセージ性が心に響く。 事実は強いが、大切なのは真実。 自身の就活も思い出して、あの混沌とした異様な日々が無性に懐かしく感じ、ずっと本の中に浸っていたかった。 読み終わるのが寂しいそんな一冊。

    1
    投稿日: 2025.10.06
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    どんどん明らかになるみんなの裏側、そして後半は怒涛の伏線回収。就活という自分も通ったイベントを扱った本作は共感もできて、とても面白かった。

    1
    投稿日: 2025.10.06
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    就活のリアルな状況を描いており、例えば企業の人事担当者が感じる就活生の選考基準等、ある程度実態に則していると思った。 本書を読んで感じたことは、少しの情報で他人のことを知った気がするのはあまりにも表層的であること、また決して知られたくない側面もあるから、他人の本質、裏の顔を全て知ることは難しいというか、知らない方が、他人との関係性は良好に保てると思った。

    7
    投稿日: 2025.09.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初から最後までおもしろかった。 犯人は一番意外な人だろうから嶌さんかなと思ってたら、当たってそうだったけど、それもひっくり返った笑

    2
    投稿日: 2025.09.28
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    映画を見る前に購入した本だけど、積読状態からの復活。 映画を先に鑑賞。 その後、読了。 なかなか映画の配役に本の登場人物を当てはめるのは、難しいものがあった。 人を疑って疑心暗鬼になるのは辛い。 そんな本を読み進めるのも辛かった。 主観の人が違うだけで、印象はガラリと変わる。 当たり前なんだけれども。 この本の中の核心だと私が思っていたところと、映画監督が核心と思っていたところが違ったな。 人間って面白いね。 いろんな考えがあってホント興味深い。

    9
    投稿日: 2025.09.27
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    次は何が起こるのだろう?と夢中になり読むのを止められなくなった一冊。 一人一人への見方が、ページをめくるたびに変わっていき「信じる」と一言で言っても、本当の信じるとは何だろう?と考えさせられました。たくさんの嘘があるけれど、読んだ後は何だか爽やかで温かくなる素敵な本でした。

    0
    投稿日: 2025.09.27
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    どんな人にも歴史があって、語りたくない過去だってある。 でもその過去も、他の人の視点では全く悪い話ではなかったり、逆に一部の浅はかな人から見たら「とんでもない悪人」になってしまったりする。 物事には多面的な側面があるということと、真実に辿り着くのは「見る目」が必要、ということ。 就職活動は、特に面接は短時間勝負であり、就活生を多面的に見ることも、その人の真実に辿り着くこともほぼ不可能だ。 制度自体の歪みの中で生きようとする私たちは、運のようなものに翻弄され、やってくる現実を自分なりに頑張るしかないんだろうか? 自分で自分に恥じないように、誇れるように生きるには、勝ち負けの評価や選別に関係のないところに心を置くことかもしれない。

    4
    投稿日: 2025.09.27
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    見事。 久しぶりに読んでいて面白い小説でした。 登場人物がひとつの色しか持たないのではなく善悪のグラデーションがしっかりしていて、白黒はっきりさせた方が楽なので単調になりがちなロジカルな小説の中に深みを加えています。 よく本屋で目にする本でしたが、この小説が平積みされている理由がわかりました。

    0
    投稿日: 2025.09.27
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    就職活動というものは、採用されるために、自分をより良く見せるために、話を「盛る」ようなことはある(経験談)。そういった意味では「嘘つき」と言えるかもしれない。 人の善悪、二面性(はっきりとした善悪だけでないため二つ以上あると思う)にフォーカスした作品で、登場人物の表裏がうまく描写されていて面白かったです!

    46
    投稿日: 2025.09.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みやすかったけど、その分思ってたより中身は軽く感じた でも登場人物が順番に出てきて答え合わせをしていく感覚は珍しくて、ページをめくる手が止まらなかった!

    2
    投稿日: 2025.09.24
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    素直におもしろかった! 犯人の推理、どんどん転がされました。人の本質はわからないって、改めて認識させられました。いい人に見えてもそうでない本質を持ってるかもしれないし、逆もあるよね、うんうん、と。 とはいえとにかくテンポよく読めて一気読み。満足です!

    2
    投稿日: 2025.09.24
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    楽しめました 裏の裏のそのまた…裏 心理戦に翻弄され続けました 就職活動の学生と企業の騙し合いも 少し前までは当たり前のようにあったけど 今はどうなんだろ

    13
    投稿日: 2025.09.23
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    めちゃ面白くて誰が犯人なのかすごく気になって一気に読んじゃった。 映画化されたあとに読んだので人物をその演じてる俳優さんの顔で想像して読めたのが楽しかった。 テンポ良いし物語に引き込まれる感じ。

    0
    投稿日: 2025.09.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    六人の嘘つきな大学生 面白い、が好みではなかった。 読みやすい文体とストーリー展開からすらすらと2時間程度で読破してしまったが、全体的に楽しむことはできた。ただ、個人的に好みの問題で残念な部分が多かったという印象。 フィルターをかけているためネタバレを辞さず書くが、本作は内定に向けて明るく前向きな雰囲気からそれぞれの本性が見えてギスギスした展開に…されど実はそれすら一面でしかなくて本当は良い人でしたよ、という登場人物に対する評価が二転三転としていく物語なのだが、どうにも綺麗事に思えてならなかった。 袴田はイジメ問題について同じ野球部の仲間や告発してくれた後輩に手当たり次第に電話をかけない意味がわからないし、森久保とてあんなに切望した内定の為に一緒に騙された友人に証言を取ろうとしないのは明らかに不自然。 全員がクズのまま落としてくれた方が納得感があり楽しめたと思ってしまった。 最後に、作品と直接関係はない実写映画について。 山下美月演じる矢代つばさは作中で「モテるが故の僻みから嫌がらせを受けており、それが嫌で女子大へ進学した」と書いてあるのに何故明治大学出身としたのか。こういう原作のキャラクター性を無視した改変は作品を破壊することになる。監督はインタビューで「6人全員の個性を立てて描き出さないと面白くならないので結構大変だな、と〜」と述べられているので恐らく実写映画は面白くないのだろう。

    1
    投稿日: 2025.09.23
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    グループディスカッションのシーンは読んでいるこちらもすごく緊張した! 最後にそういうことか~と思わず独り言を言ってしまった(笑) 月並みな言葉になるけど、面白かったです!

    0
    投稿日: 2025.09.22
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    前半の会議室での緊張感に比べて後半の謎解き(?)シーンはちょっと勢いが落ちてしまった感じ。 総じて面白かったんだけど前評判の高さに対する期待が大きすぎたのかなぁという印象。 良い意味で人には裏があるっていう描写には救われた。

    1
    投稿日: 2025.09.22
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    終始飽きずに読むことが出来た。話が進むにつれて、6人の印象がコロコロと変わり、犯人が明かされ、別の真犯人の存在がほのめかされ、先が気になって寝る間も惜しんで読んでしまった。 どんでん返し系が好きな自分としては、非常に好みな作品だった。 また、テーマが就活ということもあり、1年半前の経験と結びつく部分もあり、とても面白かった。

    0
    投稿日: 2025.09.22
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    嘘つきってそっちかー!ってなった本。 コロコロ印象がかわる登場人物に、読んでいる方も良い意味で混乱させられました。コレは面白い。

    0
    投稿日: 2025.09.21
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    初見の印象はありがちな話、からの予想を何回も良い意味で裏切ってきた作品。就活という題材がイメージしやすく、物語に没入しやすかった。

    0
    投稿日: 2025.09.21
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    数多の伏線に追われ、伏線に追い越されたような感覚だった。 就活の根深い闇を就活生と面接官の立場から暴露される様子は、生々しく語られ厳しい現実が語られる。 その一方で、一筋の希望の光が差し込み読者の心が軽くなるような答えを示してくれている。

    14
    投稿日: 2025.09.19
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    話自体は読みやすく、就活中の人や組織で働いている人はちょっと考えさせられそうなストーリーでした。 前半は学生たちの行き過ぎた醜い内定争いって感じやけど、後半は人間の表面とか中身が考えさせられる話で面白かった

    6
    投稿日: 2025.09.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    スピラというit企業の最終面接はグループディスカッションだった。内容によっては全員合格の可能性もあったのだが、途中で事情が変わり1人のみ採用することになってしまった。しかもグループディスカッションの議題テーマは誰が1人の内定者を決めること。ディスカッションが始まると、不自然に置かれた封筒があった。底にはメンバー全員の過去の不祥事が記載されたものだった。 大企業の最終面接に残ったメンバーだったが、本当に皆が優秀な人材なのだろうか?人事はちゃんと見抜いているのだろうか?就活生は皆嘘を並べ、先行する人事は先見の明もない。運命の分かれ目であり人生が決まると言っても過言ではない中、これも所詮運で決まるのかと思うと人生ってなんなんだろうと思ってしまった。波多野ももしかしたら絶望を感じて、あのような行動をとったのかもしれないと思うと切なくなる。 この小説には「人の裏側」というのがもう一つのテーマになっていると思った。それは就活で表向きは良いのに、裏は酷かったから皆失望していくものだったが、それはあくまでも悪い部分であり、良い部分も裏側としてあるのではないかというメッセージでもあり、深く考えさせられた。 自分も小説を読んでいて、悪い部分に目が行きがちになるのを反省したい。悪いところがわかった途端にその人を悪だと決めつけてもいた。でももちろん良い事をしてもらったこともあるし、助けてもらったこともある。それなのに悪は上書きされてしまうし、そう思い込んでしまう自分を戒めたい。 少し前に朝井リョウさんの「何者」を読んだということもあり、就活に対して複雑な感情を抱いてしまった。何者では内定を一つのマウントのように考えていて内定をとれたものは凄く崇められていたが、この小説を読むと複雑な気持ちに変わる。

    1
    投稿日: 2025.09.18
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    この本は、就職活動の最終面接という閉ざされた状況で、6人の学生が「嘘」を暴き合う心理戦を繰り広げる物語です。序盤はキャラクターの紹介や状況説明が中心ですが、進むにつれて次第に緊張感が高まり、ページをめくる手が止まらなくなります。 読みやすい文章ながら、誰が何を隠しているのか、次の展開を予想しながら読める仕掛けが多く、推理小説としての面白さも十分。登場人物の心理描写もリアルで、「こういう就活生いそう」と思えるのが魅力です。 終盤では意外な真実が明かされ、テーマ性が深まることで単なるミステリーに終わらず、「人間関係」や「社会の中での自分の立ち位置」について考えさせられました。 --- ドキドキする心理戦が好きな人や、テンポよく読めるミステリーを探している人にかなりおすすめです。

    2
    投稿日: 2025.09.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    超大手SNSアプリを開発した会社の最終入社試験に挑む6人。 1ヶ月後にその6人でグループディスカッションを行うことになる為、チームワークの形成に勤しんでいた。そして最終試験直前、某社から通達された試験内容変更の知らせ。お題は「この中で誰が1番内定するのに相応しいか、その1人を内定者とする」という衝撃の内容だった。 当日、張り詰めた空気の中集まる6人。ディスカッションが開始し机にあった謎の封筒を開けると、中には一人一人の「隠したい過去」が秘められていた。 犯人に仕立て上げられ、その後病で亡くなった主人公。真犯人を突き止めるべく過去の捜索に動き出した内定した女性は、当時醜い争いをしてしまった彼ら一人一人と対話をしていった。主人公が突き止めていた真犯人にも辿り着き、過去の清算を始めていく。

    1
    投稿日: 2025.09.15
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    大手IT企業スピラリンクスの最終選考に残った6人の大学生。その選考は泥沼化していきまさかの結果となる。最終選考だったあの日までの真相やいかに。 ころころ移り変わる情景は人の心を反映しており、読み手の感情も右へ左へ揺れ動く。誰が正しいかなんて何も分からないまま怒涛の展開に胸躍る。人を多面的に捉える必要性をつくづく感じた一冊だった。

    1
    投稿日: 2025.09.14
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    面白かった。 伏線が散りばめられていて回収していく流れがあっぱれ。 就活に限らず、限られた時間で、他人の全ての面が見えるわけではない。友達であっても家族であってもそうだと思う。 ある面を見れば善人、別の面だけにスポットを当てると悪人。 この読書体験も、ある部分の情報が省かれた状態と、全体が明らかになった時とでは、登場人物に対する印象が大きく変わった。 分かっているけれど、日常生活していて、自分が知らない他人の一面を見て、困惑することがある。 全部を知ることはできないし、その人にとっての正義できっと生きてる。他人が勝手に判断することじゃないんだろうな。 面白いミステリー要素がある本であると同時に大切なことを教えてくれる物語でした。

    2
    投稿日: 2025.09.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2025.09.11読了 犯人が確実に嶌さんだと思い込まされた後のどんでん返し非常に面白かった。 私はそんなに就職活動頑張らなかったから、リンクするような心境にはあまりならなかったけど、大手目指して奮闘していた人にとってはスピラリンクスのやり方残酷すぎるなぁ。 そして九賀の本当に選ばれるべき人が選ばれているか、という動機。たった数回の面接で選び抜くのなんて確かに無理だよね。人事も恨まれて大変だ。

    0
    投稿日: 2025.09.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何段階かに分かれて話が進み、視点も変わり、読むのが止まらなくなった。 伏線はたくさんあったが、理解できない部分もあり、ネタバレもよんでわかったところもある。 引きこまれる小説だった

    1
    投稿日: 2025.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伏線回収が見事! 語句のチョイス一つ一つでキャラクターが成り立ち、現実の世界にまるでいるかのように思えた。 真犯人は誰?とどんどん読み進めて 3日で読み終えてしまった。 ラストも嫌なイメージがついた登場人物も、 裏のいい面が書かれて読んだ後もスッキリとして終えられた。 就活をしてきたからこそ、人事の話やグループディスカッションにも共感を覚えた。 そして序盤の飲み会のシーン。私もお酒を飲めないので、なんで飲めない人にそんなに勧めるの??と思ってモヤモヤしたが最後に伏線回収! お見事です!! 作者の頭の中をのぞいてみたい!!

    2
    投稿日: 2025.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ☆7 『六人の噓つきな大学生』を読了。就職活動という身近な舞台で、ミステリー以上に人間の裏表が何度も揺さぶられる展開に引き込まれました。一つの側面だけでは決して判断できない、人の本質を描いた作品でした。

    1
    投稿日: 2025.09.09
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    序盤から面白くて一気読み ワルシャワからパリへの飛行機で読んだ 登場人物みんな嫌いになれない 物の見方によっては影の一面があるかもしれないけど、光の部分もあるって後半救いだった

    1
    投稿日: 2025.09.08
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    長時間移動の前に本屋に寄った際、そのとき売れている本として取り上げられていて、気になって購入。 現在大学生や面接には縁がない私でも、全然問題なく楽しめた。 序盤が少し長く感じてしまったけど、本題に入ってからは先が気になる展開。 犯人や展開を予想しながら読み進めたけど、結構裏切られて、面白かった。

    1
    投稿日: 2025.09.07
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    勝手な思い込みで物事を判断しないように気をつけているが、なかなか難しいなと思う。 人物の印象が二転三転し、状況の移り変わりも早い。全てが怪しく見えてくる中で物語はどんどん展開していき、もう何が何だか。違和感や伏線とわかるものは多々あるが、それの意味するところは想像できなかった。 ロジックがしっかりしている印象で「え?」となることは少ない。こういうミステリーは満足出来るので好き。 就活ではみんな大なり小なり嘘をつくだろうし、僕も自分を偽っておけば良かったがもう遅い。後悔。 とても面白いミステリーでした!

    5
    投稿日: 2025.09.07
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    まず、こんな最終選考方法を取る企業があるならなんて無責任なんだろうって思った。 そして登場人物たちの印象が複数回変わっていくのが面白かった。

    1
    投稿日: 2025.09.06
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    面白くて一気読みしてしまった。人が人を評価することは難しく、一面だけ見て知った気になってしまう。でも、どれも自分で、状況と文脈に応じて評価は変わる。でも、一人にずっと関わるわけにもいかないから、仮決めして接するしかない。平野啓一郎の分人みたいな話だなと思った。

    0
    投稿日: 2025.09.05
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    よくも読者を翻弄してくれたな。 そう言ってしまいそうな読み応え。4時間程度で爆速で読み切ってしまった。それくらい1つのターニングポイントから、ぐっと引き込れる。ロジックの積み重ねがすごい。想像がつかない。続きが気になる。 緻密に構築されていた。あとがきでエクセルで管理していだと聞いて圧巻した。こういう使い方もあるんだよ〜と会社でウンチクを垂れます。

    1
    投稿日: 2025.09.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    文庫化されたので購入。成長著しいIT企業が初めて行う新卒採用の最終選考に残った六人の就活生の話。最初は課題のために協力して信頼関係を築いていく善良な部分がわかるが、課題内容の変更で雰囲気がガラリと変わり、当日のディスカッションでのやり取りに引き込まれた。就活を経験したからこそわかる企業と学生の異様な関係性を思い出した。みんな嘘をついていて、素晴らしい学生ではなかったというのでゴールかと思いきや、インタビューから真実が見えてきて、噂を鵜呑みにしていたのは自分だと痛感した。人の全てを知ろうとするのは難しい。

    1
    投稿日: 2025.09.05
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    読み始めた時から想像していたラストと、 実際の読了感が全く違った! タイトルも皮肉めいてて良いなと思っちゃうくらい結末にマッチしていると思う。 この六人で選考を闘い合う訳だけれど、もしみんなで入社できていたとしたらどうなっていたかなと想像して、二度も三度も楽しめるお話だと思います。

    11
    投稿日: 2025.09.04
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    最後の最後までとても面白く読めた! 短時間で人をちゃんと評価するなんて無理だよねー。結局会社でも上手く立ち回れる人が評価され、残っていくし。人事も大変だ。

    16
    投稿日: 2025.09.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    就職であまり大変な思いをしたことないから、こんな面接受けてる就学生は本当大変だし、それを見極める方も大変… 人の印象がころころ変わっていくのが面白かった。 人の悪い所少し見ただけで悪い人なのか、いい人と言われてる人は絶対悪いことしないのか… 人はどちらの面も持ってるってことが再確認された。 所々に気になるところがあって最後に伏線だって気付く。 映画だとどうなるんだろうって気になるから映画も見てみたい。

    3
    投稿日: 2025.09.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    犯人探しに夢中になってスラスラ読めた 相手の本質を一瞬で見抜くテクニックーそんなものがこの世界に存在すると思いますか? 1時間話しただけとかじゃわからないんだよね.. 分かったと思い込んでるだけじゃないのかな おそらく完全にいい人も、完全に悪い人もこの世にはいない。一面だけをみて人を判断することほど、愚かなことはきっとないのだ。 人にはいろんな一面がある 波多野は周りから犯人と疑われたにも関わらず、自分に厳しすぎるんだ、と相手に対して理解を示した また、暴露された内容のそれぞれにも違う一面があった。 暴露された内容だけだと、酷い人だと思われている。 現実でもよくあること... すぐに判断してしまわずに知ろうとすること、多方面からみれるようになりたい

    1
    投稿日: 2025.09.02
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    初めはスラスラ読め面白かった。 中盤に差し掛かると、二転三転話が変わりそう来たか〜って感じで考えさせられる。 最終的にはスッキリと読めた。

    1
    投稿日: 2025.08.31
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    本筋の物語進行と、事後らしいインタビューが並列で書かれる構造と、散りばめられた伏線を少しずつ回収していく作り。面白かった。

    0
    投稿日: 2025.08.31
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    最初はこの人はこんな人って思い込まされてたけど最後にいい意味でそれを裏切られる面白さ! 犯人も最後の最後まで分からなく最後までハラハラしながら読みました!! すごく面白かったです!!!

    1
    投稿日: 2025.08.30
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    大学生の就活とミステリーという、イマイチ設定に物足りない感じで、誰も殺されないミステリーって私には刺激不足ではなかろうか。。。と中々手付かずでいた1冊。 しかーし!! 私の中で新しいミステリー本の扉が開きました!! 読み終えて結果は星5! 光の速さで家族に勧めました。読みやすかったしね〜 展開がコロコロ変わり、そりゃぁもう何度も何度も転がされましたよ。私も人を見る目を養いたいもんです。素晴らしい6人でした。

    14
    投稿日: 2025.08.30
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    久々にがっつり好みの小説だった。 しっかり目の文体もしかり、ラストまで全く抜け目ないストーリー。 無駄もなければ足りないところもなかった。

    1
    投稿日: 2025.08.26
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    ネット社会と呼ばれる現在、メディアを通じてたくさんの情報を得ることができる反面、その情報に対する真偽をはかる物差しが撤去されている。 1を10、100に拡大解釈して全てを分かった気になり、短絡的に他人に対して弓を射る。 そんな我々に対して今一度見直す機会をくれている本だった。 現代人すべての人間に読んでほしい作品。

    2
    投稿日: 2025.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『6人の嘘つきな大学生』を読んで、私は就活の裏側や人間の本質について考えさせられました。物語は、大手IT企業の最終選考で出会った6人が「全員内定」を目指して仲を深めていくところから始まります。しかし直前になって採用枠が1人に減らされ、さらにディスカッションの場で6人それぞれの裏の顔が暴かれていく展開に引き込まれました。 読み進めるうちに、私はミスリードにまんまと騙されてしまい、真犯人を見誤りました。それだけ巧妙に仕掛けられたストーリーだったと思います。また、就活に潜む「学生は嘘をつく」「人事も不完全な人間なのに審判をしている」というテーマは、とてもリアルで胸に刺さりました。 特に印象に残ったのは、嶌が4人にインタビューする場面です。情報が一部省かれて描かれているため、彼らの印象が悪く見え、「やっぱりクズだったのか」と感じてしまいました。しかし後にそれが偏った見方であると気づき、彼らにも良い一面があることを知ります。波多野の「おそらく完全にいい人も、完全に悪い人もこの世にはいない。」という言葉は、人間の多面性を端的に表していて強く心に残りました。 この小説を通して、私は「人には良い面と悪い面があるのは当然であり、悪い面だけを見てその人すべてを否定してはいけない」と学びました。人間らしさを描いた作品であり、就活小説としてだけでなく、人間理解を深める物語だと思います。

    2
    投稿日: 2025.08.25
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     完全な善人も完全な悪人もいなくて、皆、善と悪を持ち合わせながら矛盾の中で生きている。  優しいねと言われる度に、優しくないから優しくあろうと必死なんだと暴いて欲しい気持ちになったりする。  悪の部分に惑わされて裏切られてしまうことがあったとしても、角度を変えて見れば一種の救いなのかもしれない。君「も」悪い人でよかった、と。

    0
    投稿日: 2025.08.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    就活をテーマにしたミステリ。殺人はない(病死、自殺はあり)がミステリとして良くできてる。伏線を張るのが上手な作家さんだと思った。ただ、真犯人の犯行動機が少し弱いと感じた。わからなくはないが共感できないというか。詳細→ https://takeshi3017.chu.jp/file10/naiyou35901.html

    1
    投稿日: 2025.08.24
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    犯人が最後まで分からず凄く面白かった。 たんなるどんでん返しではなくて、就活という制度そのものへの風刺が効いていて楽しめました。 ただのミステリではなく、人間の弱さや矛盾をあぶり出す群像劇として面白かった!

    21
    投稿日: 2025.08.23
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    とっても面白かったです。犯人を予想しながら読みますが、状況が変わる都度どんでん返しされて、それが嫌な感じではなく、「そうくるかー」というさわやかな感じでした。数年前に流行った本ですが、今読んでも新しい驚きがあります。文字だからできる「あえて語らないけど、実はこうでした」という読者に対する心理トリックも面白く読めました。前半の語り手波多野がものすごくいい人で終始していたのでラストは「おうっ」ってなります。後半の語り手嶌も、「そうだったんだ」ということが明らかにされました。就職の面接なんて本当に見た目と運だなと改めて思う次第です。

    2
    投稿日: 2025.08.21
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    とてもシリアスな物語だった!最後まで犯人が誰なのかわからないので、一気に読んでしまった!月の裏側と、人間の普段見せない部分とで繋がっていて読んでいてすごく深かった。

    8
    投稿日: 2025.08.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    さっくり読めて万人に支持されやすそうな作品だなと。ただ、犯人の動機が犯行内容の割にはしっくりこないなという感じだった。犯人のカロリーが高くない?結構やること多いよ?年齢を重ねたからか、最近計画的犯行には運の前に強い意志と鋼の体力がないときついなと思うようになってしまった。なんだかんだいい話風に着地しているが、波多野くんがいいやつすぎて、苦しんで最後の封筒を残したのかもしれないと思うと、思うところがある。

    1
    投稿日: 2025.08.17
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    バズっていたから?読まなかったけどもっと早く読めばよかったと後悔。 ただのミステリーではなく、あとから教訓も添えてくれる大好物なタイプの本でした。 内容や設定も面白くサクサク読み切れました。

    3
    投稿日: 2025.08.17
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    2回目だけど全然覚えてなかったから犯人全然わからなかった(笑)何個も伏線が散りばめられてて面白過ぎる!この本で浅倉さん好きになった。就活とか、ミステリー要素ありつつも、人との向き合い方とか、色々考えさせるし、読み終わった時の気持ちはとても清々しい。何度でも読みたい本。

    2
    投稿日: 2025.08.17
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    250817 ☆4.5 面白すぎてほぼ1日で読み終わった。 就活とミステリーという一見交わることのなさそうなジャンルで、でもたしかに嘘だらけの世界だよね 正直者が馬鹿を見る選考なんだろうか、素直さを評価してくれる所がいいな。

    0
    投稿日: 2025.08.17
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    中々エグい内容のストーリーです。 前後半とキッチリ分かれており、前半は優秀な就活生軍団、後半はガラっと変わり醜い就活生軍団に変貌する、その変化が本作品のひとつのセールスポイントかも知れない、一方で犯人探しを勝手にしてしまう読み手の誘導も素晴らしく消去法で犯人像も絞れるがラストはしっかりとドンデン返しがある。 でも読後は主人公的な学生がホントに聖人君子に見えてきた。

    24
    投稿日: 2025.08.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    〜1周目〜 2022.02.15 就活の話。 いつでも自分を嘘で固めてて、誰も自分のことをわかってくれない。 わかるはずがないということに焦点を置いている。 伏線が張り巡らされていて面白かった。 人間の本質に迫るようなお話だった。

    0
    投稿日: 2025.08.16
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    新入社員の採用面談で起こった事件を面談時と入社後の構成で書かれた話し。 テーマと内容の意外性に惹かれるものがあった。 日本の?採用方法を一度考えたくなる内容ではあった。

    0
    投稿日: 2025.08.15
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    僅か1日足らずで読破。こういうドストライクな作品に、何気なく出会ってしまうから、リアル書店もなくならないで欲しいと切に願う。 「12人の優しい日本人」みたいなタイトルで、密室劇。好きじゃない訳なく、期待して読む。 とはいえ、何度もこのような煽り文句の作品で、残念な気持ちを味わってきた。文章が稚拙であったり、トリックに依存しすぎて、ストーリーに芯がなかったり、動機がこじつけだったり。 今作は違う。全てが完璧。文章力、トリック、ストーリー。見事に組み立てられている。特に、嘘と本当、本音と建前、真実と虚実。ストーリー全体を骨太に支える「表裏」のテーマ。 人間心理、人間模様もうまく表現され、不要な登場人物も、余分な文章も、完璧な登場人物もいない、完璧な作品となっている。 星5じゃ足りませんくらいに読後の満足度が高く、激しくお勧めしたい一冊です。

    0
    投稿日: 2025.08.13
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    就活を経験した人にはぜひ読んでほしい1冊。 グループワークの緊張感とか、企業に選ばれるためならなんでもできてしまうかのような異様な空気感とか、思い出されることが多かった。 小説だからこそ騙されることもあり、映像でないことの良さがでたお話だったと思う。 映画も公開されているけど、これは小説で体感したいお話。

    0
    投稿日: 2025.08.12
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    それぞれに置かれた状況から見栄や嘘をつく心理がリアル。見る角度により、見えるものが違う現実、ストーリーが進むにつれ性善説と性悪説が複雑に絡み合う不思議なストーリー

    0
    投稿日: 2025.08.12
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    面白すぎてぶっとんだ、詳細忘れた頃にまた読み返したいかも 映画は迷い続けて今に至るのでたぶん今後も観ない笑

    5
    投稿日: 2025.08.12
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    面白すぎて1日で一気読み! ただのミステリーではなく、考えさせられる部分もあり。。 就活という場面を切り取った作品になってるけど、伝えたいのは、人を一部分で切り取って判断するのはやめようや、って話だよな、と改めて理解。徐々に明かされる登場人物たちの二面性と、その事実が描かれるごとに、読者の目線もコロコロと変わっていく。それが巧みで、かつ、面白い。

    11
    投稿日: 2025.08.10
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    あらすじに惹かれ、あらすじに書かれてる箇所まで至るのが長く感じたが、後半は自分の感情が行方不明になるくらい作者に踊らされた。 人を信じることも人を疑うことも正しいとは言えないが、見えている部分が全てでは無く、人は皆いい人でも悪い人でもある。 疑い深い人になりたくないが、多方面から客観視出来る人になりたい。 あらすじで上がりきっていたハードルをひょいと超えてくれるような作品だった。自分の視野の狭さを実感させられた。

    6
    投稿日: 2025.08.10
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    面白かった。それは勿論だけども、設定は良かっただけにオチが弱いというか、いつ熱量がくるか分からないうちに気づいたら本が終わっていた……という感想だった。 めちゃくちゃ評価も高いヒット作だが、自分にはそこまで響かず、流行りのミステリ漫画のような読後感だったかも。あとは、登場人物に誰一人共感できなかったことも理由かもしれない。 就活に周りを蹴落としてでもみたいな執念が、自身があまり無かったせいかな。大学生の時に読めば、そのヒリつきみたいなものをもっと理解し、没入出来たのかもしれない。 読みやすく、サクサク読める良作。

    0
    投稿日: 2025.08.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まず、すごい構成だった。就活中と8年後のインタビューが交互に出て、誰が貴重な『一枠』を手に入れたのか。分かった瞬間、小説の半分で主人公が代わり、今度は8年後の『今』から8年前の『過去』を追う。表面の奥の、更に奥まで見ないと、人の本質は掴めない。誰もが報われる展開で、スカッとした。

    0
    投稿日: 2025.08.09
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    星5でもいいかなという評価。中盤までは、まぁこんな感じかなという感想だったが、終盤の畳み掛けはよく価値あり。読後感も悪くなくおすすめ。 自分としては珍しく、巻末の解説もおもしろく読めた。こういう作品の作り方もあるのかと感心。

    1
    投稿日: 2025.08.08