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六人の嘘つきな大学生
六人の嘘つきな大学生
浅倉秋成/KADOKAWA
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総合評価

1467件)
4.3
705
527
157
23
4
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    物語も人物像も二転三転して本当におもしろかった! 途中から読む手が止まりませんでした! 解説にも書かれてましたが、まさにロジカルモンスターでした

    2
    投稿日: 2025.05.07
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    本屋大賞にノミネートしていたので、ずっと積本のままだったがやっと読了。就活をしていた頃を思い出してしまった。内容は悪くないものの期待ほどでなく、高評価のわりにはそこまで面白いとは思えず…その気になれば1日でさらっと読めるので良いかも。

    0
    投稿日: 2025.05.06
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    映画を先に見たのですが、それでも途中で飽きることなく、十分に楽しめました。 読んでいると、ジェットコースターに乗っているような、あちらこちらに振り回される感覚があり楽しいです。

    1
    投稿日: 2025.05.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公は早い段階で亡くなるし、犯人も直ぐに特定され残りの部分はどうストーリーを描いていくのかと思っていたが、最後まで楽しめたし、伏線が沢山あったことに気づいた。特に、初見でインタビューを読んでいた時は個々人の変わりようが酷いなと思っていたが、実際は私も一部分でしか判断しておらず、実際その人がどんなに人なのか全くわかってなかったことを理解した。

    0
    投稿日: 2025.05.05
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    面白かった〜!!最後ちょっと泣きそうになってしまった 私はみんなみたいにいい子になれないと思っちゃう 人事は人の本質までわからないって言ってたけど、数千人の中からあそこまで残った子達があの子たちなら、そんなことはないって思うな 就活の時ってキモかったよなぁって経験者はきっとみんな思っている

    1
    投稿日: 2025.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

     この物語で伝えたいことは作中でも出てきた「月」であるとおもう。地球から見えるのは表面だけで裏側は見えない。裏側はクレーターがたくさんあり、人間の良くない部分と例えられていた。  私も含め当てはまる人が少なくないと思うが、私たちは往々にして人を表面上で良い人悪い人にプラと紙のようにわかりやすく分別してしまう。まるで自分の見た相手が全てかと言ってしまうように。それは、とても危険で作中のように人生の分岐先を変えてしまうこともある。  悪を悪として行うものはいないという考えがあるように根っからの悪人というのはとても少ないと思う。であるからして、私たちは人に評価を下さずにブレーキを踏まなければならない。  人は間違えを犯す生き物で、外見からは悪く見えてしまう事の背景を詳しく見られる人間になりたい。

    5
    投稿日: 2025.05.04
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    嘘と真実 就活生の 苦悩と努力と現実 途中、中だるみしていて なかなか進まなかったけれど 後半の真実が分かる展開は飽きさせず 最後まで一気読み

    10
    投稿日: 2025.05.03
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    スラスラ読めました。 大学生じゃなくても共感できる一冊です。 必ずしも嘘は悪ではないということを考えさせられる奥深い作品です。 『完全にいい人も、完全に悪い人もこの世にきっといない』。重い言葉ですよね。やはり自分は普段から人の一面だけを見て判断していたのだなと痛感する言葉でした。 しかし、ホントに『就活』ってなんなんでしょうね?

    15
    投稿日: 2025.05.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    誰にでもある隠したい汚いところが上手く描かれているなと思った。 ストーリーの途中は結構嫌な気持ちになるような場面もあったが、最後はすっきり気持ちよく終わってよかった。

    1
    投稿日: 2025.04.29
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    小説と映画は概ね同じストーリー。違っていたのは、細かい設定と、選考から数年後の舞台が、小説では各々へのインタビュー、映画では全員が集められていたくらい。ただ、小説と映画でメッセージが異なるように感じた。映画を見た時は、人は表面的な部分しかわからないがもっと優しい、良い面があるという印象だった。一方小説では、就活試験で人の本質を見抜くことはできない、と今の就活の形式への提言があった。 ええ、それで、何でしたっけ……面接官をやる上でのコツと、相手の本質を一瞬で見抜くテクニックでしたね。これはもうね、本当に簡単に一言で言い表せますよ。  そんなものない。これに尽きますね。 だからね、やるしかないんですよ。 この馬鹿馬鹿しい、毎年恒例の、頭の悪いイベントをね。 『将来的に何をやらせるのかは決まっていないけど、向こう数十年にわたって活躍してくれそうな、なんとなく、いい人っぽい雰囲気の人を選ぶ』 結局就活では表面的なものしか見られないんだろうなぁと思った。自分の就活で、自己分析でとても悩んだ。自分がどんな人間なのかわからず、会社が好きそうなエピソードを適当に作って並べた。それの何が受けたのか、受けてないけど大学名で受かったのかはわからない。結局人事も表面的なもので判断するしかなく、いかに表面を作るかで判断が決まるのかなとも思った。

    3
    投稿日: 2025.04.28
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    「人をある一面だけで判断してはならない」という台詞の通り、就活とは1時間程度である一面を知ってマイナス評価をされ、ある一面を知ってプラス評価がされ、それを3回程度行い合否の判断をされてしまう理不尽なイベントだ。 そんな就活をテーマにした本作品は、最終選考で全員で力を合わせてディスカッションの準備をしていた中、急遽震災の影響で採用枠が減ったから内定者1名を自分たちで選べという課題を出されることに始まる。 その選考でそれぞれの裏の顔を暴露される封筒が配られる。いじめ、キャバクラバイト、詐欺、中絶させたなど次々に健気で素直だった学生たちの裏の顔が露わになる。 そのうちの1人が亡くなりその遺品をきっかけに封筒を用意した真犯人と犯行理由が明らかになっていく。 結局封筒の中にかかれていた一面は彼らにあったものの他に良い面も沢山ある事に間違いはなかった。 つまり、人の良し悪しを判断するのって難しいよねっていうお話。 受験や学校のテストは公平に判定されていると思うが 就活は理不尽な世の中を突きつけられる最初の経験だと思う。 絶対的に完璧な判定が不可能だからこそ、 学生側は"運"や"縁"だと割り切る事を覚えるべきだし、面接官もそこを踏まえた上で真摯に向き合うべきだ。 そんな風に冷静に捉えられたのは、納得した会社で内定を頂き社会人になれた今だからで、学生時代に読んだらまた感じ方が違ったかも。

    1
    投稿日: 2025.04.28
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    きっと10年前に読んでたら前半への共感がすごかった。今読むと後半への共感がすごい。 人は何かしら、何かしら封筒の中に隠してるよね、きっと私も。

    1
    投稿日: 2025.04.27
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    久々に一気読みしちゃった。読みやすいのに社会への疑問提起もあるし、でも人々の物語を素晴らしいバランス感覚で書いている。後しっかりミステリーで著者の思い通りに誘導されてしまったなぁとも思うしなんかもうすごい作品だった。

    1
    投稿日: 2025.04.27
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    「人をある一面だけで判断してはいけない。」 馬鹿正直に生きて感情を左右されるような素直な人の苦悩が描かれており、経験が足りない自分と重な流部分があった。 最初は結末分かりやすすぎるなぁ、、と思っていたけれど読むにつれて想像を超える展開があって引き込まれた。面白かった。

    2
    投稿日: 2025.04.26
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    久々にこんな踊らされるタイプの本を読んだ。 踊らされるのが心地よい。 就活って採用する側も大変だし、いい人を取りこぼすことも、逆に何でとったんだろうってことも多いよね… みんな誰かの大切な人なんだよなぁ、と終盤は考えさせられた。

    106
    投稿日: 2025.04.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小説と映画では少し違った。映画では嶌さんの秘密は明かされてなかった(燃やされた?)けど、小説ではしっかりそれが書かれててより面白かった。少しだけ、犯行の動悸が弱く感じたけど嶌さんが面接官になったときの描写を読むうちに、なるほどなと腑に落ちてく感覚になった。

    2
    投稿日: 2025.04.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    たった一つの出来事の、その一面だけを主観的に捉えて人を判断してしまうことの危うさ、そして自分も同じように判断されてしまう怖さ。何が本当で何が嘘かわからない情報過多の今の時代を生きていく難しさを感じながら、人間味溢れる描写をとても楽しく読ませていただきました。

    1
    投稿日: 2025.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本当に面白かった! エンタメ的要素はもちろんだけど、 採用という業務を通して人の内面を見極めることがどれだけ難しいか、そもそも不可能ではないかという教えてくれた。 特に印象的で生々しいのは 将来的に何をやらせるかは決まっていないけど、向こう数十年にわたって活躍してくれそうな、なんとなく、いい人っぽい雰囲気の人を選ぶ という言葉。 だが、登場人物の裏の顔を知って、失望しても、さらに別の一面もあり、単純に切り捨てていいものかと考えられられた。 本作では誰もが文章で彼らの過去を知ると嫌な人だ、最悪だ、と感じるエピソードがあるが それらは本当なのか、本当だとしてもそれがその人の本質というかキャラクターのほとんどを占めているわけではないと感じた。

    1
    投稿日: 2025.04.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    p.310 日頃は見えていない、見ることの叶わない『裏側』が封入されていた。中略 僕らは封筒の中に隠されていた一部分を見て、勝手に失望して、あろうことか当人全体のイメージを書き換えてしまった。月の裏側に大きなクレーターがあることを知った途端に、まったく関係のなかったはずの表側に対する印象も書き換えてしまったのだ。面だけを見て人を判断することほど、愚かなことはきっとないのだ。就活中だから本当の自分があぶり出されてしまうのではなく、就活中だから混乱してみんなわけのわからないことをしてしまう。 解説より 他者の言動のひとつをピックアップして、その表面だけをジャッジして「その人を信頼するか」「その人を否定するか」を決めてはいないだろうか。しかし人間は、すべてが善良で正しい人とすべてが極悪で間違っている人に振り分けられるわけではないのだ。

    7
    投稿日: 2025.04.20
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     読んでいる間はずっと頭の中で思考がフル回転していました。タイトルがすでに謎があると訴えているので、ついつい解き明かさなきゃと思いながらページをめくっていました。  人の印象は、ほんのひと時の振る舞いや言動で決めてしまう。たとえそれが嘘を纏った言動だとしても。直接五感で感じた事実を根拠にしている。自身が確認したことであれば尚更疑わない。  気付けない事実があることが誤解を生む。その誤解は人の誤った印象を生み、感情の溝を作る。もしかすると、昨今起きている殺生な事件は誤解が要因となっているのかもしれない。

    12
    投稿日: 2025.04.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    IT企業「スピラリンクス」の最終選考に残った波多野祥吾は、 他の五人の学生とともに一ヵ月で最高のチームを作り上げるという課題に挑むことに。 うまくいけば六人全員に内定が出るはずが、 突如「六人の中から内定者を一人選ぶ」ことに最終課題が変更される。 内定をかけた議論が進む中、発見された六通の封筒。 そこには「●●は人殺し」という告発文が入っていた。 六人の「嘘」とは何か。 伏線の狙撃手が仕掛ける究極の心理戦! ********************************************************* すごい。 最初から最後まで面白かった。 少し違った見方をすれば、 グループディスカッションで六人全員、 自分の長所を把握し、自分の意見をはっきりと言う。 社会に出る前からこんな素晴らしい学生がおるねんなと。 最終選考までいくと、こんな人材がわんさかおんねんな。 ただただ、感心した。 ほんで、その中にある「嘘」。 嘘つきって久しぶりに聞いた気がする。 小さい頃は、あの子嘘つきやわと言うたり言われたり。 大人になって、嘘つきな人に遭遇しんくなったと言うか、 嘘つきとわかるぐらい仲がよくなる人に出会えてないのか。 嘘つきというピンポイントではなく、性格が悪いとか、自己中とか、 もっと大きなざっくりとした感覚で見ることはあっても、 あの人嘘つきやわという見方がここ最近なかった。 またまた、話がそれたけど、 この本は、よく見せてた就活生が一人一人秘密が暴露され、 今までの印象が180度変わり、ほんまの顔が現るって感じ。 やと思ってたら、それはこっちがそう読んでただけで、 六人全員、めちゃくちゃいい人やった。 いや、一人主人公と思ってた人間がちょっと悪と言うか、 一番人間ぽさを備えてた感じ。 いろんな場面展開がある中、読みやすく面白かった。

    1
    投稿日: 2025.04.19
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    面白かった。読みやすかった。一気読み!ここまで登場人物に対する印象が乱高下する本も珍しい。その人に対する印象ってAさんから見たらAというものになる。BさんからするとBというものになる。『あの人冷たいよね』『あの人クールで素敵よね』って同じ人に対する印象でも意味合いが変わってきたりする。解釈は人の数だけあって同じ事象を指していたとしても良いものにも悪いものにもなり得るんだ。何が言いたいかというと、開始からオチまでほんっとに気持ちよーく筆者様にぶん回されたってことです。あと、就活がキモいっていうの、わかるな。

    1
    投稿日: 2025.04.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった 映画のほうのキャスト陣がインタビュー受けてた記憶も新しかったので誰が誰なんだろうと考えるのと、もちろん犯人も考えながら読みました 浅倉秋成氏は今回で4冊目だったので注意深く読んだ結果、インタビューしているのは嶌さんで尚且つ真犯人であると思っていたが、綺麗に手のひらで転がされていましたね 悪い面を見るとその存在が大きく、悪い人だと思ってしまうがその姿がもちろんその人の全てではない、また事実も視点によっては印象も異なる、だからこそ一部の情報で判断してはいけないと思う、人との向き合い方も考えさせられた。 そして映画のキャストですが、波多野くんと森久保くん以外は予想が外れました笑 特に九賀くんは西垣氏、袴田くんは佐野氏は確定だと思っていたのでまさかの逆パターンには驚きました笑 いやまさかすぎる…西垣氏の運動会系熱血キャプテンのイメージはなかった…映画版にもとても興味が湧きました、機会があればぜひ観たいですね

    1
    投稿日: 2025.04.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すごく読みやすい。1部と2部のような感じで分かれているが、1部では最後に心が苦しくなった。恐らく1部の主人公に好感がもてたからだと思う。2部になるとまた別の主人公目線での話になるが、そこで全ての謎がスッキリ解き明かされる。今までに出てきた伏線もきれいに回収される。最終的には割といい話で終われる物語。読後の嫌な感じや不完全燃焼感はない。

    2
    投稿日: 2025.04.17
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    読んでいる間に何回も何回も騙されたのが新鮮な体験だった!面接〜インタビュー〜その後 という流れだったが、そのインタビューなども本当にミスリードしていて、印象悪い人→いい人とどんどん変わっていったのがおもしろかった。 この本のテーマ通り、私たちって人の一部の局面しか見えてないんだなあと思った。その一部で人を判断してるから、その人を分かり切ることなんて到底無理だなと。 インタビューで悪い人だなとおもっても、あとからそれが一部しか切り取られていないもので印象操作されていたなと気づいたり、誰の話って明記されていないのに前後の流れから勝手に推察して、でも本当は違ったと後から分かったり。 ミステリーとしてももちろんおもしろかったけど、この本が伝えたかった核の部分を読者である我々が読書を通じて感じることができたのが貴重な読書体験だった!

    10
    投稿日: 2025.04.16
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    表紙からしてもっとチャラチャラしたライトノベル系かと思ったら、結構シリアスなミステリーだった。とてもよく構成されていて、犯人捜しだけではない面白味が二重三重に組んである。 6人の就職活動中の大学生が、ある先鋭IT企業の最終面接で課題を出され、全員で取り組むことになる。協力し合ってお互いを知ったところで、選考方針の変更が言い渡される。選ばれるのはたった1人だという。仲間だと思っていたところ突然ライバル同士になり、裏切りのような暴露が出てくる。 テーマは、「誰にでも表と裏の顔があり、表の顔で短期で勝負する就職活動には間違いもたくさん起こりうる」というもの。6人のうちのある男子学生からの視点で書かれているが、関係者へのインタビューなどを通して、いろいろな視点からその時のことが語られる。真実を暴いたつもりでも、さらにその裏があったりするものだ。 この本を読んで、就職活動の本質は30年前と何も変わっていないのだと知った。採用側も短い時間でいい学生を見出すのは困難だし、学生もそれまでの人生で考えたこともなかった自己分析だの自己アピールだの、自分ですら嘘くさいと思えるものを大胆に披露して戦うのだ。 ぎりぎりキャラクターを覚えられる6人という設定もリアリティがあって良かった。エンターテイメント系なのか社会派なのか狙いがやや曖昧だったが、おそらく作者は理不尽な人事選考に一石を投じる社会派小説のつもりで書いたと思われる。就職活動で人生で初めて人格を否定されたかのような挫折感を味わう学生も多いだろうが、現在は意外にルートの変更も許容されるので、あまり気にせずに前向きでいてほしい。

    2
    投稿日: 2025.04.15
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    いい意味で何回も裏切られた作品だった。 「あぁ、やっぱこうか〜」→「え、なんか違うっぽい…?」→「違うやん!?!!?」→「あぁこっちも!?!?」→「ってことはアレ伏線か!!」といった調子で飽きずに楽しめた。結果を急いてしまって焦れったく感じることもあったが、とても面白い作品だった。 読み終わったあとにもう1回読み返したくなる仕掛けがわんさかあって良かった。 人の内面だとか隠した心を知るにあたって、色々学ばせてもらった作品だった。

    1
    投稿日: 2025.04.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    展開が気になりすぎて、むさぼるように読み進めました。 それぞれの思惑や裏の顔が少しずつ暴かれていく様に、自分も7人目の登場人物として固唾を飲んでその場に座っているような感覚に陥りました。 色々な裏切りや驚くような仕掛けがあり、作者の術中に気持ちよく引っかかってしまいました。 緊張感のあるお話ですが、構成がお見事すぎて、とてもスカッとする読後感でした。

    1
    投稿日: 2025.04.13
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     人間の良し悪しは表面上で全く判断できないこと、判断するべきでないことを本書を通じて実感。だから本質を知らず、周辺の事情も知らず赤の他人を容易に評価してはならない(特に悪評)と思った。 読み進める最後の最後まで真相が分からず、登場人物の印象が二転三転を繰り返す。しかし真相が分かった後のモヤモヤからの解放が嬉しかったし、それを考えると二転三転と振り回されているのも中々悪くはないなと思った。これもミステリー小説における醍醐味だなと思った。  人の性質を語る際、同じ性質なのに全く反対の意味をなすような表現の仕方がものすごく上手かった。明らかに悪者と思ってたのに枕詞や前後の文脈次第で「別にこの人良い人じゃん」、みたいな。文脈の言葉の持って行き方も含めてお上手だなと感じました。

    1
    投稿日: 2025.04.13
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    凄い作品。みんなほど就活らしい就活はしていないけど、面接とか経験して、なんだかなぁという感情を物語にして分かりやすくしてくれたという感じ。

    1
    投稿日: 2025.04.11
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    凄かったですねぇ。 ″問題″が次々と出題されるんですけど、その″解答″も矢継ぎ早に提示されるんですよね。 なんかもう「え?え?」と思っている内に前半戦が終了してしまって。 で、直ぐに始まる後半戦。 これがまた凄い。 何度「あ~・・・」と思った事か。 一人の人間の事を知るには膨大な時間が必要だし、でも、年数を掛けたとて、きっと全てを知る事は不可能なんですよね。 そんな当たり前の事も忘れてしまってその人のたった一言とかたった一つの行動でその人はそういう人だと決め付けてしまう。 それは良くない事だとは思うけど、一度そう思ってしまったらその印象を覆すのはとても難しいです。 人間を知るって大変だよなぁ、と改めて思った一冊でした。 一番驚いたのは○○さんの○が○○○○だった事、ですかね。 6人の大学生が就活で大変な事になる、位のほぼ何も知らない状態で読めた事を感謝しました。

    1
    投稿日: 2025.04.09
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    成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を 得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。 …… 就活の舞台で、こんなミステリーが書けるんだという驚き。そしてミステリーの要素とヒューマンドラマ的な要素が交わっている作品のように感じました。 語る人物が前半と後半で変わるところも読み易い理由かなぁ。 他人をいや自分ですら、解読するのは難しい。 良いところと悪いところ、様々な要素で人間はできている。全てを知ることはできないし、判断などできない。人間を判断して、合否を出す会社の就職試験というのは、大変難しい。 そんなことを鬱々と考えさせられた昨日今日の私でした。

    29
    投稿日: 2025.04.07
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    見た目で判断してはダメだと思いながら、やはり第一印象や自分の想像で人の人格を形成してしまっているとはっとさせられた。真実を見る、考える。それが、大事だ。

    1
    投稿日: 2025.04.07
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    読むのに夢中になった…がしかし、読解力なさすぎて、最後、意味が分からなかった。 結局どっちなの?って。 これ、映画観たら理解できるんかな?

    1
    投稿日: 2025.04.06
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    1日に10分ずつ読んでいたのですが、毎日何かしらの進展があり読んでいて飽きない作品でした。 エンタメ小説でよくあるキャラクター像がが薄っぺらいということはなく、むしろキャラの性格や人間の性にフォーカスしたデスゲーム(?)のような内容になっています。 人は見かけにはよらない。表には見えない内面の割合の方が多く存在している。その内面が何かしらの条件によって表に出てきてしまったとき、それを目撃した人は裏切られたと感じるかもしれない。 そういう感覚をところどころで体験できるような作品だなと感じました。

    10
    投稿日: 2025.04.06
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    学生の頃から気になっていた作品。 図書館でたまたま出会ってようやく読めた。 ページ数は多いけど、一気に読めるくらい入り込めた。 読み始めてから読み終わるまで、犯人は〇〇さんだろうと勝手に思いながら、ずっと騙され続けていた。 なんといってもかなり残酷な選考方法。 それでも入社後を想像して、互いに騙し合いながらでも頑張れてしまう精神は皮肉にも共感してしまった。 結果的には、みんなええやつだった。人の表向きしか知らないのに、この人はこうと決めつけるのは良くないなと思った。

    4
    投稿日: 2025.04.06
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    真実がどこにあるのか、最後までハラハラしながら読了。おもしろかった! けど、気づけていない伏線がいっぱいある気がする…復習再読が必要だな。 就活生が“嘘つき”であること、なんとなく分かる。ある意味自分もそうだったのかもしれない。程度はともかく。 なんだかなぁと思うけれど、“嘘つき”と言ってしまえばそれまでだけど、自分や、自分の所属する組織をよく見せようとすることは、当たり前にあるわけで。きっと多くの人が、それ込みで世の中を生きているのであって…。 月の話が印象的だった。私たちが見ているのは、表側だけだって、知らなかった。教訓。

    3
    投稿日: 2025.04.05
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    あっかんおもろい 私も就活生の時、皆んなと同じスーツ、髪型、嘘の付きあい、愛想笑い、オーバーリアクション、全部が気持ち悪くて、アイデンティティの尊重とか掲げてるくせに全員同じ様な人間に仕立て上げてる。キモすぎ。これ普通に一種の宗教やんとか思ってた。

    2
    投稿日: 2025.04.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初は皆んな良い人、最高の就活仲間!から告発があり、裏の顔がある!犯人さがし、真犯人は?からの 皆んな極悪人、のさらに実は良い人だった、、と二転三転が上手すぎる、魅せ方がすごい。 最後にもまたまたそっかー!な展開が心地よい。 人間とはいい一面だけ、悪い一面だけではないし、 一方から見た捉え方でその人となりを決めつけてしまうのではなくは複雑かつ多角的に物事を見極めないと真実は知り得ないと教えてくれる作品。 ガラリと印象が変わる印象操作が凄い。 最初から最後まで楽しめた。結論は就活怖い。

    1
    投稿日: 2025.04.04
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    就活中の6人の物語。 順調に進むと思われたIT企業スピラリンクスの選考グループディスカッションは、予想外の展開を見せます。 次々と明らかになる、6人の過去の過ち。 それを仕組んだのは誰なのか? 犯人はすぐに判明します。 しかし、その時点で物語はまだ半分も終わっていません。 そこから始まる、驚愕のどんでん返しの連続。 そして最後には…。 非常に面白く、一気に読み終えました。 これまで読んだ作品の中でも、最も印象に残る作品となりました。

    1
    投稿日: 2025.04.04
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    就活をテーマにした小説というと、真っ先に思い浮かぶのは朝井リョウさんの『何者』。 あの作品を読んだときは、「自分にもこんな感情が芽生えるのかな」と胸がチクリとするような、少し苦い気持ちになった。 今回読んだ『六人の嘘つきな大学生』は、そこにミステリー要素が加わっていて、読み始めたら止まらない! 何度も意表を突かれる展開があって、読後にはスカッとした気持ちが残った。 私自身は就活があまりない職種でこの本を通して、選考の中で浮かび上がってくる人間関係の複雑さや、表と裏の顔、追い詰められたときに現れる本性にハッとさせられた。 就活って、単に「仕事を選ぶ」場ではなくて、「自分をどう見せるか」「他人とどう関わるか」を問われる場でもあるんだなぁと感じた。 物語が進むにつれて、思いがけない真実に触れ、さらに視点がひっくり返る瞬間が訪れる。 ミステリーとしての完成度も高く、ぐいぐい引き込まれる一冊だった。 映画版はまだ観たことないけど、配役が良いと感じました。めっちゃ適役!

    3
    投稿日: 2025.04.04
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    大企業の最終面接、グループディスカッション。そこで行われるものは一味違うものだったな。内定して欲しい人を選ばなくちゃならない。そんな中6人の黒い部分を告発するかのような封筒が紛れ込んでいて。誰が何のためにそんなことをしたのか、就活の風習についてのくだりは面白かった。何故?に対しての答えもわかりやすかった。 良い人にみえても裏側はクズだったり、クズに見えても裏側は良い人だった。本編に出てくる月の話のように、その人全体は簡単にわからないよな。

    2
    投稿日: 2025.04.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読者が登場人物に与える印象が上手く操作されていて、後半は気持ちの良いやられた感 色んな伏線が回収されていく楽しさ はよジャスミンティーに気付かな!と思っていた自分の浅はかさ^^; スッキリ良い感じで終わる後半 どれもが好みでした(^^) 特に飲み会が盛り上がってた理由、明日は面接なのにじゃんじゃん飲んでた理由が良かったなぁー 途中まで読んでて一番苦手な袴田くんが、最後は一番好きな人になりました

    1
    投稿日: 2025.04.02
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    話がどんどんひっくり返り、最後まで飽きずに読み切った! 読み終わったときは少し清々しい気持ちになる。 自分は相手のことを知った気になっても、それが相手の全てを理解したことにはならないことをあたまの隅に置いておき、多角的に相手と接したいなと思った。

    12
    投稿日: 2025.03.30
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    せっかくなので 本屋大賞ノミネート作品繋がりで 「方舟」からの今作です。 重々しくない、ライトミステリー。 映画「キサラギ」のようにサクッと 消化できる内容でした。 それでいて 伏線回収 人間ドラマ 丁寧に描かれています。 読み終わった後の 清涼感が素晴らしい。

    11
    投稿日: 2025.03.30
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    一気読みしてしまった本 「就職試験」「それから」、どちらも視点が違うことも相まってぐいぐい読める章だった 主人公波多野祥吾が、どこにでもいそうな青年だけど、深く味のある好青年で、最終選考をともに闘った戦友たちとの「あの事件」の真実を暴いてくれる 「あの事件」のはじまり、嘘をついて、嘘をつかれて、大きなとりこぼしを生み出していく、そしてこんな社会に憤ること、、という衝撃 読みながら、就職活動を思い出してしまうけど、全て読み終わった時には清々しい気持ちになる

    6
    投稿日: 2025.03.29
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    最初は超面白くてどんどんベラベラページめくる勢いだったけど後半はちょっと長ーく感じた。でも、前半はほんとに超面白くて引き込まれた!! 封筒が開けられるたびに次は誰なの!悪事は!と気になりすぎて一気読みして無事に寝不足になりました!

    4
    投稿日: 2025.03.27
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    続きがひたすら気になるので面白い事は面白いが、冷静に考えるとリアリティーのなさに冷めてしまう部分があった。読んだ当時は映像化すると物凄く面白くなりそう作品な気がしていたが、見てないが評判は悪い

    6
    投稿日: 2025.03.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画を見てから細かいところが気になり購入。 とても良い伏線サスペンス。映画で犯人が分かっていたせいでたぶん面白さは半減しているけど、それでもかなり楽しめた。映画では、事件後スピラリンクに入れなかった人たちもそこそこいい人生を送ってて、いまひとつリアリティがないなと思ったけど、原作ではそれぞれの月の表と裏が描かれていてよかった。

    3
    投稿日: 2025.03.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    それなりに長さがあったのに全く飽きなかったし、各章の終盤まで結末が見えない、次のページくらいで見えてくるあたりで予感できる楽しさ。 最初のキャラ紹介のような和気あいあいとした辺りはまだスピードが出なかったけど、面接が始まってしまったらもう止まらずに一気に読んでしまった。本の厚さの割に面接始まるの早いな…?ってところからワクワク。 挟まれるインタビューは「やっぱこんな人間たちだったのか」と失望させられるばかりで、就活なんて双方嘘ばかりとは思いつつも本当にクズばっかじゃねーか。って思ってた。 読者もは8年の時を経てのネタバラシをされて、初めに協力してたみんなが嘘じゃなくて、 月の裏側のちょっと不細工な部分みたいに、 そこだけ切り取られると悪く見えるよねってくらいで根本はいい人だったんだと最終的に満足できた。 自分は当時から就活なんてお互いに嘘ついてるわ〜って思ってたけど、社会人になると更に嘘ばっかり、就活生側は一世一代のつもりでも企業側は日常の一コマというイメージ。 ただ採用側になってこの自分の判断一つで、就活生の人生が左右されたり、会社に相応しくない人を入れてしまうかもしれないというプレッシャーは感じてきているので、このタイミングでこの本に出会えてよかったと思う。

    2
    投稿日: 2025.03.24
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    どうせ男女入れ替えた叙述トリックだろ?舐めんなよ?って思ってたらちゃんと二転三転するし、ん?この描写はなんだ?って気になりはするけど触れられずに、なんとなく気にはなるけどそのまま読み進められるような箇所が全部伏線なのは凄くよく編まれてるし技巧が高いと思う。物語も後半は希望を感じさせる内容だし、終わり方もすごく良い。それに、俺は新卒採用とか経験してないから外から見てるだけだけど、就活がクソで意味なんかないってのは1,000%同意。そこもとても痛快だった。人の本質は面接などでは見極められない。その人の持ってる技術なら見極められると思うけどね。香港から帰国する機内で読み終わったけどとても面白かった。

    3
    投稿日: 2025.03.23
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    オーディブルで聴了。 声優さん達の気持ちの入り方良かった。 展開を予想しながら聴くことができた。

    2
    投稿日: 2025.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    犯人の正体にも騙されたけど、それと同じくらい登場人物に対する自分が抱いていた人物像に騙された感じ! 人の一部分だけを見てその人全体を決めつける恐ろしさを痛感。SNSが発達してる現代では特に心に留めておかないといけないと思った。

    2
    投稿日: 2025.03.20
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    薦められて読んだけれど、楽しめなかった。なんでだろう。「疑う」って、苦しい。その苦しさよりも、「信じる」ことによる苦しさを選びたい。

    2
    投稿日: 2025.03.18
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    続きが気になって一気に読み進めてしまいました。 登場人物の1人1人の印象が読み進めていく度に変わっていきます。 やはり人間は複雑で他人を理解するのは難しいよなーって改めて思いました。 人や事柄の一面だけをみて判断するのではなく、見方を変えることで全く別の世界が開ける可能性があるのだなーとほっこりできました(^-^)

    2
    投稿日: 2025.03.17
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    我が国は新卒史上主義のようだが、そろそろ見直す時ではないかと感じている。 新卒を採ることばかりにやっきになっていては、本当に才能のある人材を逃すのでは無いだろうか。 学生の方も学びたいという意欲は無く、良いとされる企業に就職する為のプロセスとして大学に進学するという、負の連鎖が起きているのではないのか。 もちろん、例外は多くあるだろう事は承知しているのだが。 本来ならば、条件が良くて将来性のある華やかな企業からの内定を貰う為に、必死に藻掻く主人公達に共感して然るべき立場なのだが、院に進む予定なので恐らくこのような就職活動はしないであろう。 友人達に本書を薦めてみようかと思うが、就活を始める前から萎えさせてしまうかも知れないのでやめておくべきか。 ミステリーとしての評価が高いようだが、それよりも本質を見極める事の大切さと、人によって何が幸せなのかは測れないと言う事、そういったメッセージを感じたのだが、こちらの印象の方が強い作品だった。

    13
    投稿日: 2025.03.17
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    何も前情報読まずに読んで欲しいミステリー!映画はちょっと評価微妙だったのかな? 「大学生」「就活」みたいな、他のミステリーには少ない要素がまた新鮮で。 ぜひ読んで欲しい一冊

    2
    投稿日: 2025.03.16
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    最初の方はキラキラ大学生の話でおもんなかった。 そこからグループディスカッションの所がこの本のピーク。あと半分も残ってるのに、これから更に面白い展開はあるのか?って思って読み進めたが、案の定、おもんなかった。この本の面白さのピークは前半のほんの一部だけ。あとは微妙!

    3
    投稿日: 2025.03.16
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    ミステリーだけとして見ても、何度も裏切られて面白い。 しかし、それ以上に、表面の事実のみを見て決めつけるのではなく、一旦立ち止まってその背景事情などを理解しようとしない限りは正しい判断なんてできないということを、今回の事件を通じて改めて実感させられた。 また、就活生の気持ちを少し楽にしてくれるような作品でもあった。

    2
    投稿日: 2025.03.16
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    めちゃくちゃ面白かった。 早く続きが読みたくてページをめくる手が止まらないというのを体感した。 自分が見ている相手の側面は、相手の一部であることを忘れそうになることが多々あるどころか、一面だけで人を判断してしまうことがよくあるなと反省しながら最後まで読んだ。

    2
    投稿日: 2025.03.15
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    IT企業の最終選考に残った6人のグループディスカッションで、彼ら彼女たちの隠された裏の面が明らかになる「事件」と、内定を勝ち取った一人が選考に落ちた人物たちへのインタビューとの、2部構成になっている。 「事件」の犯人と最終選考の真相が徐々に明らかになっていく過程に目が離せない。 新卒採用の面接官をした元人事部長へのインタビューもあり、採用試験の選抜での不確か性が語られる。 選考されるか否かは、「最後は圧倒的に『運』です。学生が不完全な人間であるのと同じように、人事だって不完全な人間なのですから」と。 それにつけても、現代の「シューカツ」ーエントリーシートから始まり、試験、面接、グループディスカッション等々ーの大変さを見るにつけ、50年以上前の就職活動に思いをはせると、いかに長閑だったことか。 大企業などでも大概が、常識問題の筆記試験と面接で終わり、初回訪問の面接だけで即採用決定というケースもあったのだから。

    13
    投稿日: 2025.03.14
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    最後にはすっきりする感じで終わる。 自分自身もこの国の就職、転職活動は本当にくだらないと思うので共感するところもありつつ、物語も楽しめた。日本人が好きそうな話だなと思った。 でも、個人的にはもっと残虐な殺しなどがある方がミステリーとしては楽しめる。

    2
    投稿日: 2025.03.14
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    告発の内容に加え、九賀が川島に対してしている評価そのものが九賀が批判している一面的に判断するという面接の性質にあたっていたことから、多面的に見ることで評価が変わっていくことを感じる話だった。

    2
    投稿日: 2025.03.14
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    展開が色々と変化してきて途中から驚きっぱなしでした。ただのミステリじゃなくて、就活という舞台なのが斬新で面白かったです。人間は見る角度によって印象が大きく変わるのだなぁとしみじみ感じました。

    5
    投稿日: 2025.03.12
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    純粋に面白かったです。 就活のあのときの他人に査定されているという嫌な気持ちを思い出しつつ、計算高い立ち回りをしている登場人物たちに共感を覚えることもあったり。 映画化したみたいですが、嶌さんのアレはどうやって表現したのか気になります。

    4
    投稿日: 2025.03.09
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    6人の学生が某IT企業の面接を受ける 最終面接に行くも会社側から諸事情で1人しか採用出来なくなった。 グループディスカッションでその1人を決めて欲しいと会社側から言われる。 討論開始時に奇妙な封筒を面接者たちは発見する。その中には面接者たちの暴露話が記載されていた。その討論中に誰が仕込んだのかという話になり、主人公?は冤罪にかけられてしまう。 なぜ犯人は、その封筒を仕込んだのか? 真意は?

    2
    投稿日: 2025.03.09
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    ミステリー物で就活がとりあげられるとは 思いませんでした。 蓋を開けるとまるで密室に閉じ込められた 就活生達のロジカルデスゲーム。 息をするのも忘れる展開。 本当に誰が犯人なのか、だけでは終わらせない。 月の裏側が見えないように、人は誰だって 表の顔も裏の顔もある。 ただ、最後まで読み進めていくうちに、 人間なんて、そういうものなのだと どこかせいせいした気持ちになってしまう。 もう就活からは遠のいた人生ですが、 過去のリアルな空気が蘇ったような そんな気持ちになりました。 面白かったです。

    4
    投稿日: 2025.03.09
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    スラスラと読めて面白かった。 話を読み進めていくたびに、登場人物に対しての印象がガラリと変わったので、実際の生活でも一部しかみないで誤解してることって案外あるのかもなと思った。

    4
    投稿日: 2025.03.08
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    面白い!テンポがよく、登場人物を明確なのでストーリーがわからなくなることも少ないです。 ちゃんと就活を行った自分もいれば、社会人側から学生をみる自分も経験したからこと双方の気持ちがわかりとても面白かったです。

    2
    投稿日: 2025.03.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人間には誰しもオモテ面とウラ面があり、ウラ面を垣間見た時にオモテ面との乖離に驚き評価も変わることがあるが、それを乗り越えた上での真相、人間性理解について考えさせられました。 なかなか社会に出てからウラ面を見るほどの関係性を築く相手も少なく、オモテ面だけで判断することが多いし、それはウラ面を見るのが怖いと思うこともあります。 就活という歪なイベントの中で、人事もまたウラオモテを明らかにしたいという気持ち、あいつヤバいやつというのは会社に入ってからよくある仲間内の噂ですが、内定者同士で検討ができるという発想は勉強になりました。

    2
    投稿日: 2025.03.07
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    朝倉先生の本にハマるきっかけになった本。考察のしがいがある意外な犯人、先の読めない展開。まだ私にとって記憶の新しい就活というテーマなど色々と好みの作品であった。

    2
    投稿日: 2025.03.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    就活がメインではなく、どちらかというと人が持つ二面性を軸にした話だと思いました。 完全な善人も悪人もこの世にはいなくて皆どちらも持っている。ただ、この小説の舞台である就活においては、みんな内定を得る為に自分の良いところを必死にかき集めて善人になりきろうとする。企業が行う面接ではそれこそ地球からは月の表側しか見えないように、その人の良いところしか大半は見えないんだと思います。馬鹿正直に自分は過去にこんな悪いことをしました、とぺらぺら面接で話す人はいないでしょう。 そのような過程で作られた社会は確かに嘘で塗れているし、人が見せるある一面に失望してしまうのかもしれませんが嘘に騙されて疑り深くなっていくのも立派な成長と言えるのかもしれません。

    2
    投稿日: 2025.03.04
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    Kindleにて読了。 就活をテーマにした作品。 一転二転はたまた三転???ストーリー的にも楽しい。 人って悪い面が見えると…そればかり頭に残るよね。そんなメッセージは改めて『人を見る目』を考えさせられたな… ただ、序盤が楽しく読みやすかったのに対し、中盤、少し長いな…と感じてしまった^^;

    3
    投稿日: 2025.03.03
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    上手い具合に騙された感 思い込みはいかんなと思った 面白かった こんなに必死になって就活しても転職ありきなの不思議 最近の若者は偉いな

    2
    投稿日: 2025.03.01
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    最高でした。練りに練られたミステリーが解決されていく感覚が爽快です。しかも、どんでん返しがたくさん盛り込まれていてページをめくる手が止まらなくなりました。終わり方も最高な良本です。

    2
    投稿日: 2025.03.01
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    私には良さがあまり分かりませんでした。 文章の書き方が私の読んできた作品とは違って、ちょっと読みにくさがあったのも星1の理由です。

    1
    投稿日: 2025.03.01
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    めちゃくちゃ面白かった…犯人までは予想できたんだけど、表と裏の顔、人の二面性を上手く使って印象がころころ変わっていくのが面白かった。月の裏側を知ったら表側の印象は変わるのかな、きっと変わらないのに人間になるとどうして裏側が本性だと思っちゃうんだろう。にしても、自身の就活を思い出して本当に気持ち悪い期間だったな〜と改めて思いました!(笑)

    1
    投稿日: 2025.02.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    消化不良感が残る作品であった 終盤における波多野の闇の部分の描写は物語に深みを与える意図があったのでしょうがどうにも割り切れない感情が残りました もっと単純明快な悪人として描かれていればすっきりとした読後感を得られたのではないかと思います タイトルを回収するための描写だったとしたら残念と言わざるを得ません これらの消化不良感も作者が意図する「月面のクレーター」の歪さを表現したものなのでしょうか そうであるならば読者それぞれの捉え方によって消化不良というデコボコとした感想を抱くことも作者の狙い通りなのかもしれません ※個人的には6人目の嘘つきとして波多野の妹が大学生として2章に登場するミスリード展開を期待していました

    1
    投稿日: 2025.02.26
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    先が気になって夜更かしして一気読み。先に進みたい構成がうまいなぁ。3分の1ぐらい読んだところで、あれ、まだこんなにある?話ひと段落しそうじゃない?と思った。そこから更に展開があった。筆者、就活したことあるのかな?就活の時の嫌な気持ち思い出した笑 登場人物の印象が2転3転した。人の悪い面を見つけたとしても、その人のすべてを否定するのは良くないなと改めて思った

    17
    投稿日: 2025.02.26
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    この小説で一番残ったことは 人を一面的な部分だけを見て、その人の本質を決めつけないこと。 タバコをポイ捨てしたらその人は悪人 優先座席に座る健常者は悪人 自分はよくこれで判断してしまう 完全な悪人、完全な善人なんて存在しないのに 勝手にその人の一面的な部分だけを見て、 善人悪人を決めつけてしまう。 自分は偏見があり、まだまだ傲慢な人間だと 気付かされた。 自分はもっと謙虚にならないと あと、悪人だと決めつけていた人にもきっと善い一面があるのだなと思うようになれると、 普段の生活が少し良くなる気がする。

    11
    投稿日: 2025.02.24
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    ミステリとしては面白かった。 ただ読んでいて「あそこの図書館は」って情報が私を苛んだ。 そこは本題じゃないのよ!

    2
    投稿日: 2025.02.24
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    「誰もが胸に『封筒』を隠している。それを悟られないよう、上手く振る舞っているだけ。」(234) 近年退職代行サービスなんてものが出てくるようになり、20代の5人に1人が利用しているというデータに驚いたが、そんな日本における「就職活動のゲーム化」をコミカルなサスペンスで表現し、課題提起している作品だと感じた。 没入感のあるストーリー。ちょうど就職活動をしている自分にとって重なる場面も多く、とても楽しく読めた。久賀と同じように、自分自身も違和感を感じていた。学生は内定を取ることをゴールとし、企業も採用をすることをゴールとしている。日本の学生は長い間偏差値という一つの軸で評価される環境で過ごしている。この弊害が就職活動に出てしまっていると感じる。 学生にとっても企業にとっても大切なことはきっとありのままでいること。就職活動は本来自分自身がどう生きていきたいかを考える大切な機会なはず。誰かが決めた評価や情報に流されることなく、自分の納得のいく道を選びたいし、素の自分を受け入れてくれる人と働きたいと改めて思った。

    2
    投稿日: 2025.02.24
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    展開が面白いし、スチエーションも面白い。クライマックスもハラハラして、結論も嬉しい。 人間は、やはり性善説で、信じ合える事が素晴らしいですね。夜中に読み終わっても、元気に目が輝いています。 腐っているのは、拝金主義の政治家だけでイイです。また、就職活動の学生の気持ちも、ほんの少しだけ汲み取れました。良かったです♪

    2
    投稿日: 2025.02.24
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    人は誰でも多面体である。一面だけで決めつけてしまうと判断を誤る。結局就活生も面接官も嘘つき。 就活✖️ミステリーの組み合わせが斬新で面白いと感じた。

    2
    投稿日: 2025.02.23
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    素直に面白かった。 就活生の最終面接で波乱が起こり、6人の中から犯人を探すという話。デスゲーム的な話の流れではあるが、良い意味で想像していた展開ではなかったように思う。 スキャンダルのような裏の顔も普段接している顔も、その人の一部分でしかないという話。

    2
    投稿日: 2025.02.23
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    騙された。確かに騙された。伏線がうまい。回収できるのは何故かの問いに、エクセルを活用しているインタになるほどと合点。月の表も裏もどちらもその人。いい人、悪い人ではなく、いい面も悪い面もあるのが人間だと。そう納得させてくれる見事なミステリー。面接では汚い部分が見えたけど、後半では、友人に語らせてそれぞれの光る部分を見せてくれたのがうまかった。腹黒大魔王さんもここにおさめてくるんだーという絶妙な配置で唸った。面白かった。

    1
    投稿日: 2025.02.22
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    一気読みしました。2011年の就職活動が舞台ですが、とにかく面白い。読みやすい日本語で、軽々と読み進められる。なのに延々と裏切られる。伏線回収も凄いですが、始まりから終結までハラハラさせられる展開が魅力です。読み終わると作者のねらいにすべてハマっていることに気づき、職場でたまに味わう「コイツ、全部オレより上回ってくる」敗北感を体験できます。

    16
    投稿日: 2025.02.21
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    Kindleで読んだので本の厚みが分からず、犯人見つかって内定決まってあっさりした内容だなーと思っていたら、その後が面白かった。 伏線も回収しつつ、なるほどと思うことも。 サクッと読めた。 映画にもなった作品だったので、映画も見たいなと思った。

    1
    投稿日: 2025.02.20
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    意識高い系の就活生ではなかったけど、就活中は読めなかったかもな みんなの裏の顔がバレていくのが面白い

    1
    投稿日: 2025.02.20
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    すーーごく面白かった。 のめり込んで、続きが気になってしょうがないって感じで最後まで読み進めることができた。 何十社も受けて…というような就活を私は経験していないけど、それでももう二度と就活したくないと思っていて、 序盤で6人がテキパキとスマートに打ち合わせを進める様子に独特の緊張感をひしひしと感じて、勝手に居心地悪く感じたのが印象的。 前半が終わった時にはすでに放心状態で、手に汗握る小説を1冊読み終えた気分なのにあと半分もある!ここからどうなるの!?と思ったけどそこからも相変わらず面白くて緊張感もあって、読み終わった時はなんだか清々しい気分でした。 人気作なのも納得の面白さ。 月の裏側の話は心に留めておきたい。 以下、何気ないけどなぜかめちゃくちゃ印象に残った文を抜粋 “そこに淡い喪失感はあるが、どこか学生時代の一時期だけ聴いていたアーティストの解散話を耳にしているような、あくまで間接的な寂寥だけが残った。” “その一方で二十歳から三十歳への移り変わりはせいぜいOSのアップデートくらいの微修正であるように思っていたのだが、実際のところは 内面の変化はそれなりに劇的だ。”

    21
    投稿日: 2025.02.19
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    自分は、就活期になんて本を読んでしまったんだろう…。正直、会社側の採用はこんなもんだろうと思っていたが、学生側もそんなもんだよな〜。 就活のメカニズムに関する問題点をふんだんに盛り込んだ書籍。 ロジカルに物語を運んでいく感じがとても気持ち良かった。

    3
    投稿日: 2025.02.17
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    ある企業の最終選考のグループディスカッション、優秀かと思われた6人の学生の非道な過去が次々と告発され… 就活を通してこれだけ人間の内面・本質を描ききったのは本当に見事。 読了後、どんな余韻に浸れば良いのか悩むぐらい、感情が振り回された。

    2
    投稿日: 2025.02.16
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    昨年に公開された映画ですが、まずは本で楽しむ! 映画があっても必ず本から入る派です! なんなら読了した作品の映画はあまり見ない派です。 自分の頭で作り上げた人物の顔や物語が、映像で見ると想像と違っていた時の悲しさが大きく… 皆さんは本も映画も見る派、映画が先派など、どの流派が多いのでしょう笑 「就活ミステリー」なんて新しいジャンルに興味を持って読み始めたけど、これが想像以上に熱かった! 登場人物のキャラが濃くて、それぞれのバックグラウンドもリアル。 ライバルだけど仲間、仲間だけど敵…この絶妙な関係性が心理戦をより面白くしている。 そして最後の真相、鳥肌モノ… 伏線の回収が鮮やかすぎて、「もう一度最初から読みたい!」ってなること間違いなし! これはもう、面接どころじゃない…!!就職戦線の最終面接に残った6人の大学生。彼らはライバルでありながら、数日間を共に過ごすことになる。しかし、ある「暴露文」が届いた瞬間、全員が疑心暗鬼に…。誰が嘘をついているのか?誰が隠し事をしているのか?まさに”疑心の密室”が生まれる! “就活”という誰もが経験するテーマを軸にしつつ、ミステリーとしても一級品。 ラストの衝撃をぜひ皆さんにも味わってほしい!

    8
    投稿日: 2025.02.15
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    一気読みできます。就職活動を舞台にした、この時期独特の精神状況下で行われた話です。当方50歳であり、遠い昔の時期の話ではありますが、あの時期でも就職活動にかかるウワサ話、都市伝説的な話があったことを思い出しました。あの当時の精神状態をダブらせると、とても苦しい精神状況を共感しながら読んでしまいました。ミステリーでなく、サスペンスでもありませんが、多数の伏線を拾いながら完結します。一言、面白かった。

    5
    投稿日: 2025.02.15
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    すごい⋯⋯! 見方によって人の印象は変わるんだ!としみじみ思いました どう展開するのか全く分からず、後半部分は一気に読み進めました 前半と後半で全く違う話?!ってくらい違うのも、一冊で2度面白い感じでワクワクしました 個人的に、ここ数年で読んだ本ではトップ5に入ります マジで面白かった!映画はどうなんたろ〜?

    2
    投稿日: 2025.02.15
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    面白かった。 一転二転と変わっていくストーリー。 作者の手のひらでまんまと踊らされた。 就活という世界観も、 他人のいろんな一面も納得。 就活前のあなた、ぜひ読んでみて。 就活なんて本当にこれだから。 社会人10年目より

    3
    投稿日: 2025.02.14
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    誰が読んでも面白いが、就活を終えた人が読むと本当にそのとおり!と登場人物の言葉に納得しながら読めるのでとても面白いと思います。 これからすぐ就活を控えている人は、変に冷静になっちゃいそうですね(笑) 感想 騙されまくりました! 一度読んでも、あぁ、そうなるのか、、 最高に面白いとなります。 でも、一度読んでから、もう一度読んでそれぞれ伏線を拾って行くととても楽しいです。 内容について 私も就活を乗り越えて思うのは、登場人物の就活に対する言葉を聞いて、本当にそのとおり、就活はゴールも何が正解かも誰もわからないのにただただ進んでいくものだ、と思います。 登場人物の就活に対する思いに、確かにそう思う、と一つ一つ納得ができるので読んでいて楽しくなる。 面接を重ねるごとに嘘を塗り重ね、新しい自分ができていく 就活中は異様に意識高い人間にさせられていく 自社のサービスで何がしたいか?に対して大した知識のない受験者が知ったかぶりをして話す 落とした人間の中にもっと優秀な人材は絶対にいた みんな判を押したように同じ格好をして、みんなリーダーをして、イベントを企画して、 そんな話をしている 本当に就活 の実態に近くて、読んでいてすごい納得しながら読める

    1
    投稿日: 2025.02.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    4.6 思わず一日で読んでしまった。 状況の整理のためにメモを取りながら読んでいて、最初から出ていた相良ハルキを重要そうだとメモしておいたが、まさかまさかと言った感じだった。 最後の終わり方は残った人たちが前を向いて歩んでいくところも見れて良かった。

    2
    投稿日: 2025.02.12
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    設定と視点は従来のものにはないおもしろさ。登場人物の特徴を忘れないうちに読むことが先決かも。就活の苦労がリアル❗️

    6
    投稿日: 2025.02.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やはり映画化作品は面白い。 前情報なしで読んだが、思っていたよりもかなり明るい話だった。 数回のどんでん返しは疲れるが、SNS時代にかなり合った内容というか、自分もわりとニュース等で聞いたことをすぐに批判してしまうタイプなので、身につまされる話だった。 希望に満ちた最後だったのもあり、読んで良かったなぁという気持ちになった。

    1
    投稿日: 2025.02.11