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往復書簡
往復書簡
湊かなえ/幻冬舎
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総合評価

670件)
3.6
88
262
220
35
5
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    ほう。そうなるのね!事件の描写が全部手紙ってゆうのはびっくりしたけど、おもしろかった!何事もいろんな面から成り立ってていろんな面からみる事ができるんだな。それぞれ全部ほんととウソが混じってるものなんだと思いました。

    0
    投稿日: 2015.11.23
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    手紙の持つ面白さ。 手紙が作るストーリー。 即自的に交わされるコミュニケーションじゃないから、各々の想いがすごく出てくる。 客観的現実、は誰が作るのか。誰も作りえない。 人間は自分が見たものを信じる、だからこそ丁寧なやり取りが必要になってくる。 そんなことを考えた作品。

    0
    投稿日: 2015.11.21
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    全文書簡体で綴られた一冊。 どこか言葉のチョイスが刺々しくて、リアルな手紙のやりとりが面白い。 すべてのお話が少しずつ重なっていたことで、登場人物たちのその後が知れたのも良かったなあ。 サスペンスの香りを漂わせつつも、いつもの湊かなえよりは毒々しくなく、サラッと読めた。

    0
    投稿日: 2015.11.20
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    全編手紙のやり取りのみで話が展開していく。 嘘も散りばめられ、真実と交わる時、その未来には何があるのか。 手紙を書くということで、じっくりと過去の自分、今の自分と向き合える。

    0
    投稿日: 2015.11.07
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    短編集は苦手。 行間を読むのが苦手だから。 短編集にしてはおもしろかったというべきか、 んー、普通の方がいい

    0
    投稿日: 2015.10.27
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    メールや電話のある今の時代に、あえて手紙でやりとりをし、その手紙文面からお互いの思っていることなどを伝えながら物語が進行していくお話。

    0
    投稿日: 2015.10.24
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    久しぶりにミステリー小説を読んで、やっぱりいいな、好きだなと再認識しました。 過去の辛いできごとをどのように乗り越えるのかということがテーマのひとつなのですが、大人になってから子どものときのことを知ると、違った事実や側面が見えてくるものなのかもしれません。それを知った方がいいのか知らない方がいいのかとなると、私はどうするだろうと考えてしまいました。

    2
    投稿日: 2015.09.29
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    秋の読書週間。 ゾクゾクして、怖い思いをしながらもどんどん明らかになっていく関係を読まずにはいられない。 手紙形式ですべてを綴りきる手法も斬新。 3編とも好きだけど、二十年後の宿題が一番ぞくぞくした。

    0
    投稿日: 2015.09.16
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    往復書簡という共通のアプローチで形成された短編?集。 手紙のやり取りをするうちに、 少しずつ明らかになって行く事件の詳細や真相。 それぞれの過去。 手紙という時間と距離を運ぶ通信手段だからこそ、 相手との距離感が縮まったり離れたりする可能性が大きく、 ピリピリした緊張感が漂う。 そんなに激しくもなく穏やかでもない小説集でした。 メールや電話は便利だけど、 こういう時間を介したコミュニケーション手段って大事何じゃないかな。

    0
    投稿日: 2015.08.30
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    手紙のやりとりを話にするという斬新さ。 湊かなえはけっこう好きで、読んでる間はいいんだけど読了感がないんだよな…。

    0
    投稿日: 2015.08.21
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    さくっと読めてしまう、手紙を介したストーリー。 仮説は事実になってしまうというところ、すごく納得。そして表には出していないところでみんなの感情がこんなにも違うということにわかるなぁという気持ちと、自分も自分以外のことは何もわかってないんじゃないかなと思わされる。 文庫化にあたっての一年後の連絡網で少しほっこりするところがあるので、湊作品の中ではとても後味のいい作品。

    0
    投稿日: 2015.07.23
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    やっぱり湊さんの文章はとても読みやすい。 今回は手紙という手法でしたが、1つの事件を複数の視点で誰かの語りや証言で物語が進んでいく、いつものパターンという感じでした。 特になにか心に残るものではないですが、エンターテイメント小説としてはよいと思います。 別々の話ですが、最後にちょっとしたつながり感を持たせてます。 最後の話は文庫本だけにあるみたいです。 文庫化にむけて追加したのかな? 2話目と3話目のその後が書いてあるのに1話目だけないの変だなぁと思ってたけど、吉元さんの奥さんがもしかしたら悦子なのかなぁと勝手に思いました。

    0
    投稿日: 2015.07.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    新しい流れでとても面白い感じ。 もう少し長かったらもっと面白かった気がする。 最後の章は文庫でたされたとのことだっけど、あの内容をよんですっきり。

    1
    投稿日: 2015.07.14
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     最後にそうきたか!となっておもしろい。一年後の連絡網で梨恵ちゃんと高校教師が出てきたという事は、近藤亮介と正晴って誰だ?気になる。ただ、あの人たちのその後を知らせるためだけの人なんだろうか?それとも他の話に出てくる人なのだろうか?湊さんの話あまり読んでないのでわからない。

    0
    投稿日: 2015.07.07
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    手紙って大好き。 その大好きな手紙だけでこれだけのミステリを。 よくよく考えて作られたなって感じる。

    0
    投稿日: 2015.07.06
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    「二十年後の宿題」で先生がふたりのために、課題を出していたのが印象に残った。ふんきりをつけてあげたのだなと思った。

    0
    投稿日: 2015.07.05
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    手紙形式で、少しずつ、背景にあるものが明かされていく、三部作とそのおまけのミステリ。 1作目。こわい。少女だった時期のある人は、みんな思い当たるとこがある、こわさ。どんなにきゃぴきゃぴ楽しそうでも、こういう部分がきっとある。そのこわさ。 2作目、3作目は、知らなかった方が幸せなことが、明かされていく物語。でも、知ってしまって、なお・・・という相手への思いがやはりうれしい。 そして、おまけ。2作目、3作目の登場人物のその後がちらっと見えて、心から、よかったねと思います。

    0
    投稿日: 2015.06.28
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    湊さん他に何読んだかな?と考えて思い出した往復書簡。面白かったような記憶が。今日もアナザースカイに出てて、彼女の他の作品も読みたくなった。人柄が素敵。

    0
    投稿日: 2015.06.20
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    前々から思ってたけど、この人の作品て登場人物がしゃべりすぎなんだよなあ…。 特に十年後の卒業文集は、手紙と言えどもこんなに自分の思考を過程も含めて洗いざらい手紙に記すか普通?と違和感を感じた。 人の内面を描きたいのは分かるけど、本人にべらべら語らせずに描くことはできないのかな。 一気にどんでん返し!を狙っているのか、登場人物が一通の手紙の中でオチを一気に吐き出すけれど、急に説明ばかり読まされているようで話に入り込めなくなってしまう。

    0
    投稿日: 2015.06.15
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    面白かった! そして私だったらどうする?といっしょになって考えてしまう作品。 映画を先に観ており先入観があったが、全く違う作品だった。

    0
    投稿日: 2015.06.01
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    手紙のやり取りを主軸に展開するストーリーが斬新で面白かった。 実際はこんな長い手紙書けないだろうけど 笑 どの話も、謎が解けたときの爽快感とほっこり愛を感じられる作品。とくに15年後の補修が好きだったかも。 最近はメールとかLINEとか、あまり言葉を考えないまま相手に送れてしまうけど、手紙は言葉を吟味して書く分深いなーと改めて良さを実感。 もう少し筆まめなら、私も誰かと文通したい^ ^

    0
    投稿日: 2015.05.31
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    手紙のやり取りから過去が暴かれ、いろんな人の想いが溢れ出てくるような感じの話が3つ入った本だった。忘れないように概要ペロッとメモると、最初が切りたかった男を切った話がそれぞれの主観で受け止めかたが全然違ってて、次は定年した先生と川での事故のことで、あとは木材の倉庫で火が出ちゃってってヤツ。この人は天才だな。

    0
    投稿日: 2015.05.31
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    メールが当たり前になってしまったからこそ 手紙にすると思いがけない自分の本当の気持ちって 現れてくるんだなぁと私も久しぶりに 手紙なんて書いてみようかと 最後の純一の手紙は涙なしでは読めない 誰かをつれているって 一瞬、警察か?と思わせるような前振りさすがです 竹沢先生に会いに行ったのは 辰弥と利恵、なのかな 宛名の書き方が大場とは違うから まだわかりかねている

    0
    投稿日: 2015.05.29
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    短編ですごく読みやすかった。 どれも最終的に心温まる話で一転二転三転と気持ちよく展開していったのがよかった。手紙という現代では薄れているスタイルで話が展開していくのもなかなか惹きつけられた。誰かを守るためについている嘘や、それぞれの人間の思い込みから生じる勘違い、変えられた記憶。いろんな視点から物事を描写する達人だと思いました。

    0
    投稿日: 2015.05.23
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    15年後の補修、大好き これもまた究極の愛、、 何度か読んでも 同じところでいつも泣く 本当に好きな小説

    0
    投稿日: 2015.05.12
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    手紙を通しての物語の展開に戸惑いもあって、最初は何度も読み直し。登場人物の相関図が頭に入ってこなくて苦労したかな。 どのお話にもラストにどんでん返しが用意されており、それが予測不可能な内容。そうきたかと舌を巻くことしきり。 さすが湊さん!!

    1
    投稿日: 2015.05.09
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    湊かなえって 後味悪くて あまり好きじゃないし あまり面白いとも思わないけど これは3話とも面白かったなぁ。読後感もよかったし。 尾崎さんから借りた本。

    3
    投稿日: 2015.05.03
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    三編の中編が収められています。 今回の作品はどれも後味が悪くなくて気持ちよく読めました。 とある事件を境に人の人生は変わるものだけど、それをどう昇華させるかは結局本人次第なんだよね。 最後の15年後の補修の死んでしまった2人はかわいそうだけど、残った2人には本当に幸せになってほしいざんすよ。

    0
    投稿日: 2015.04.07
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    書簡形式が大好きなので、書簡ミステリーなんて最高じゃないか!と思って購入。 展開は予測できる事が多いですが、やはり物語の進み方が独特でとても楽しかった。 個人的には一作目が一番好き。 一つの出来事はこんなにも人によって全く違う物にみえているのかと。 コミュニケーションの大切さを感じました。 ミステリー色は弱めですが、楽しめる作品だと思います。

    0
    投稿日: 2015.04.05
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    十年後の卒業文集 結婚式で再会した放送部のメンバー 再会を機にやりとりされる手紙を通じて、当時の腹の中をさらけだすことになる。 私だったら‥‥みんなから実はこんな風におもわれてたんて、っていうのに耐えられんとおもう 凹んでもう生きていけん 放送部中でのある出来事が、捉えたかたでこんなにもちがってくるもんかね 二十年後の宿題 あの事故に関わった六人の今を追う 続きが気になってどんどん進んだ えぇ話や〜と思ってた矢先の大どんでん返し! 後味悪!と思いきや、ハッピーエンドでよかった 十五年後の補習 ラブレターを通して描かれる、結婚をひかえたふたり ほほえましくてキュンキュンしながら読んでいたんだけど、あまりの後味の悪さ! 最初ははにかみながら読んでたのに、だんだん眉間にシワがよった 総じて重かった〜 複雑にできてる!

    0
    投稿日: 2015.03.26
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    長編かと思ったら、短編集だった。 なのでサラッと読めたが、 ハッピーになるような内容ではなかったかな・・・。

    0
    投稿日: 2015.03.26
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    すごくすごくよかった!手紙形式は読みやすいし次の手紙が気になってスラスラ読めました!!内容は少しシリアスなところもなるほどーって後で理解できて良かったですヽ(・∀・)ノ

    0
    投稿日: 2015.03.24
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    手紙を書きたくなる話。 最初の10年後の卒業文集は、それぞれの性格の黒い部分が出てるなぁ〜と感じた。この手紙をもらった人たちはどうやって今後過ごしていくんだろう……。 20年後の宿題は、あったかい話だった。先生自身も、教え子に依頼しようと思ったのはやっぱりおもうところがあったんだろうな、と。 そういう、現れてない思いに注目して読むと面白いと思う。 そして、15年後の補修と1年後の連絡網。 幸せになってほしいな。 もう一度読み返したいと思う話でした!

    0
    投稿日: 2015.03.17
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    手紙のやり取りから真相が浮き彫りになるミステリー風人情話の連作短編集。 最後のオマケ話を蛇足と見るか良い余韻と見るか。

    0
    投稿日: 2015.02.17
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    こわかったー。 最後の話はちょっとイマイチだったけど。 「おまえだ」シリーズの怪談を思い出しちゃった。

    0
    投稿日: 2015.02.04
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    2015-7 一気読み! 手紙から少しずつ明かされていく真実にドキドキしながら読みました。 にしても、人間の裏の感情を表現するのが上手い人だ。

    0
    投稿日: 2015.02.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    湊かなえの小説を、森ヒロシと同様に全巻制覇したいと思い、まずはこの本から。 ちなみに「告白」は読了ですが。これは映画もおもしろかったですね。 そして「往復書簡」。 楽しめました。 ミステリーではないのだけど、最後に「お!?」となる展開。特に意外性を求めているわけではなかったので、よりそう思ったのかもしれません。もちろんオチとして、こういう結末はおもしろいのですがね。 私は、最初(十年後の卒業文集)と最後(15年後の補習)が好きです。 人って噂話が好きですよね。 人から人へ、そして自分の中でも事実を多少脚色してしまう。それは言いたくないってときもあるし、事実から目を背けてしまいたい、などいろんな理由があって。 よくドラマでも「事実が大事」って言っているけど、事実ってなんだろうなって思う。 客観的に伝えられるものってどれだけあるんだろう。 人を殺してしまった、そういうものは事実としてはあると思う。ただその過程に100%の事実ってどれだけあるのかって考えてしまったよ。 10人いれば10人の見方があってね。 その関わり方、関係性(もし関係があれば)によって、同じ事柄についても見方は変わってしまうからね。 それは第2章の「20年後の宿題」でよくわかると思う。 人間観察がよくされているなって全編を通して思いました。 自分が思っている真実なんて、主観でしかないのかもと。 機械ではないのだから、(あー、これは「すべてがFになるにも通じるね」)当たり前のことかもね。 話がだいぶそれたけど、第3章はラブストーリー。 秘密を絶対に守りたかった男性と、少しずつ思い出していく女性。最後まで自分を悪者にしたかった男性の愛情が切なかったな。

    0
    投稿日: 2015.01.27
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    狂気が潜むダークさではなくて、優しさと人間の脆さを兼ね備えた感じのダークな小説だった。 登場人物みんな過去の事件を背負って生きてきて、また新たに生し返され、心の傷を清算して行こうとしてる姿が印象的。 みんなそれぞれ、加害者でもあり被害者でもあって、後に本当の真実を知ったときお互いを初めて許しあえた。そんな感じがする。 どの章も本当に印象的で好き。 ただ、読んでいくと自分もなんかくら~~~くなってしまってた。 引きずる。というよりも、これを読んで希望はわかないな~、やっぱり。

    0
    投稿日: 2015.01.21
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    3つの話からなる短編。1つめは高校時代の放送部の卒業生が10年後に当時の思いを振り替える。どろどろ。二つ目は、ある自己に遭遇した当時の小学生を心配して、20年後に当時の担任の先生がみんなの近況を元教え子に調査を依頼する。三つめは、中学の同級生の恋人が15年して封印していた過去の事件を語り出す。すべて手紙形式。最後の話は泣けました

    0
    投稿日: 2015.01.19
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    おもしろかった!贖罪に似ているけど・・・(形式が) 手紙というのはなかなかいいかも。若い人にはあまり理解されないかもね。 女子の黒い部分もガッツリあって湊さんの作品は好きです。 結末は貴方任せな作風もそれはそれでいいのかもと思います。

    0
    投稿日: 2015.01.19
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    湊かなえさんの短編集です。3つの違ったお話 + 1という構成になっており、全てのお話が題名通り手紙でやり取りされながらストーリーが進んでいきます。それぞれのお話に凄く引き込まれる感じがし、あっという間に読み終えちゃいます。個人的には”二十年後の宿題”が好きです。先生、素敵です。

    0
    投稿日: 2015.01.06
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    面白かった。 「全てを手紙のやりとりで表現」と評されてた割に、手紙の本文中に会話形式での表記があったりもしたけれど。 湊さん特有の、ちょっとじとっとした感じの事件の匂いがするやりとりだけど、最後はあっけらかんと、良い終わり方だったと思う。 何が真相なのか想像をめぐらせてページをめくり、二度三度と裏切られ真相に到達する感じ、良かった。面白かった。

    0
    投稿日: 2015.01.03
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    今年最後の読了本は湊かなえの短編集『往復書簡』。 この中に収められている『二十年後の宿題』が映画『北のカナリアたち』の原案だったことを初めて知りました。 書簡のみで綴られるという今作はどんな感じかなと思ったのですがいつもの湊かなえ作品でした。 他作品でも基本独白が多いからかな。 そう言えば手紙って独白のようなものだよなぁと改めて思いました。 だから後から読み返すと十中八九恥ずかしいのか。。 久しぶりに手紙を書いてみたくなったり。 面白かった。

    2
    投稿日: 2014.12.31
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    手紙のやりとりの中でこれを表していく様は素敵でした!短編のお話が入ってる形でとても読みやすかったです!

    0
    投稿日: 2014.12.13
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    ちょっとこのパターンに飽きてきた。北のカナリアたちは、この原作からすごくいい具合に話が盛られたんだなということが分かった。

    0
    投稿日: 2014.11.30
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    手紙だけで進んでいく物語ですが、手紙によって徐々に明かされていく真実ーメールでは味わえない醍醐味があります。全3編ですが、結末が素晴らしくこれぞ湊かなえさん!と思いました。

    0
    投稿日: 2014.11.17
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    筆不精の私には理解できない、超長文の文通!メールじゃなくて手紙ってところが、ちょっと現実じゃありえなさそうだけど・・・ 「十五年後の補習」が一番好き。何でもメールで済ませてしまう今の時代、たまには手紙を書いてみるのもいいのかな、と思わせてくれた。確かに、手紙だからこそできる表現ってある。メールだったら後で読み返してすぐ書き直しちゃいそうだけど。

    0
    投稿日: 2014.10.22
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    文字どおり手紙のやり取りのような形式で物語が進んでいく。4つの短編で構成。 なかなか面白かったです。 『十年後の卒業文集』 高校の放送部の同級生、悦子、あずみ、静香、千秋の4人。静香と浩一の結婚式に集まった同級生の中に千秋はいなかった。悦子はあずみ、静香と手紙のやり取りをするが、内容は月姫伝説に関わる千秋のケガについてのこと。本当に悦子からなのかと疑われるが手紙の往復が続く。最後の手紙では本当のことがわかります。 『二十年後の宿題』 吉永小百合主演の「北のカナリア」の原案になっている。 小学校の教師だった竹沢真智子からかつての教え子で高校教師の大場(恋人で看護師の山野梨恵との結婚を考えている)に河合真穂、津田武之、藤井利恵、吉岡辰弥、根元沙織、生田良隆がどの様に暮らしているか確認してほしいと頼まれる。真知子と夫、6人は落ち葉集めに行った時に川での事故で夫が亡くなってしまう。その事を6人がどの様に思いながら暮らしているか、大場は一人ひとりに会いながら聞き出し真知子に手紙で伝える。皆、それぞれの生活を送っているが、最後に会った利恵から意外な告白を受ける。 『十五年後の補習』 純一と万里子のエアメールのやり取り。二人は15年前、中二の時に同級生の一樹が康孝を殴っている現場の仲裁を万里子は純一に頼むが断られ、万里子が止に入った。その後も一樹と康孝のいざこざは続き、ある事件によって、一樹は焼死、康孝は校舎屋上から飛び降り自殺をしてしまう。この一件を抱えながら二人は交際を続けるが、純一が突然、国際ボランティア隊として治安の悪い外国に行くことになる。二人は手紙の交換を続ける中で事件の真相が明らかになってくる。 『一年後の連絡網』 国際ボランティア隊の正晴と亮介のそれぞれ一通の手紙。手紙の中で、2話目の梨恵、3話目の純一のその後がわかる。

    0
    投稿日: 2014.10.21
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    初「湊かなえ」この人の作品はどれも怖そうなので、一番怖くなさそう?なのを読みました。でも、ちょっと怖かった…

    0
    投稿日: 2014.09.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    手紙のやりとりのみで描かれる3編の物語。 湊作品では初めてちょっとガッカリする作品だった。 湊作品は後味の悪い救いのなさそうな物語(自分の中ではそう感じていた)が好きだったのに、今回はハッピーエンドで終わっている。 逆に今までの作品よりも救いを欲している読者にはいいかも知れない。 どんでん返しと書かれているレビューをチラホラ見かけたが、過去作品に比べれば簡単に先が読めてしまってそれほどでもない。 ただ手紙のやり取りのみで進んで行く展開は新鮮で、インタビュー形式で進恩田作品「Q&A」のようで面白かった。

    0
    投稿日: 2014.09.23
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    手形形式の中編が3つ。うーん。うち2編の感想は「それは無理あるなあ」。フェア/アンフェアの議論でなく、直感的に成立しないな、と。3編ともある事件の多面的な理解と誤解、という貫井徳郎チックな流れで期待は高まるものの、事件の核がそんなに盛り上がらない。あとは説明的過ぎて「手紙でそんな書き方しないよなあ」と感じるのも難。ただ、2つめの、吉永小百合が映画の原案にしたという「二十年後の宿題」は佳作です。

    0
    投稿日: 2014.09.13
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    「20年度の宿題」が映画化されたことを知らずに手に取った。手紙のやりとりだけで描くという設定が面白くて手にしたが、読みづらさが全く無かったのがすごい。内容も感動できるお話だし、おススメできる。

    0
    投稿日: 2014.09.05
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    読むのは、2度目。 映画を見たけれど、「原案」の方(原作ではないんですね)の内容を思い出せなかったので、再読。 2度目でも、けっこう面白く読めました。 ただ、「二十年後の宿題」はいいとして、「十年後の卒業文集」はかなりイライラで、結末もナニコレって感じ。

    0
    投稿日: 2014.09.04
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    書簡形式の連作ミステリ。 さらさらっと読めた。 ・十年後の卒業文集  あの人が手紙を書いていたのか~! ・二十年後の宿題  最後の一文で、ほっとした ・十五年後の補習  ちょっとだけ、せつない。

    0
    投稿日: 2014.08.15
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    事件にまつわる話を個々の思いがあって、真相が違っていたり明らかになってくところが良かった。国際ボランティアに行く話が感動した

    0
    投稿日: 2014.08.10
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    最初の話は…ちょっと非現実的かな。 北のカナリアたちの原作は、印象がちがったけど楽しかった。ただ先生、大場くんに謝れ。 3つめの話も微妙。

    0
    投稿日: 2014.08.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    仕掛けも含めて、よく練られた物語。 「十年後の卒業文集」 ……“仕掛けありき”で、そのために作られたストーリー・・・という感じを受けながら読み進めたが、清々しいラストに溜飲が下がる。 「二十年後の宿題」 ……これが、一番好きかな。ラストには素直に感動した。 「十五年後の補習」 ……じんわりと感動させられ・・ “でも、実は?”と疑いがよぎり・・ “やっぱりか”と納得しつつ、 “そりゃねえよ、チープだよ”と落胆・・ でも、それを最後に心地よく裏切ってくれた♪ ★3つ、7ポイント半。 2014.08.05.図。 ※十年前のイベント時の友人の服装、十年前に友人がもらったプレゼントの銘柄、十五年前に食べた弁当のメニュー・・・そういうのって、覚えていられるもの??? …………などと、つまらない突っ込みドコロが浮かんできてしまう自分の頭のつまらなさに、少々ガッカリ。もっと素直に読んでいたなら、もっと感動できたのだろうな。

    1
    投稿日: 2014.08.05
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    なんかすっきりしない。どんでん返し?も大したことない。読みやすかったけど。全部手紙形式で進めるのには無理がある、とずっと違和感が消えなかった。突っ込みどころ満載。

    0
    投稿日: 2014.07.24
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    救いがないのが辛くて最近離れていた湊さん。 わくわくしながら読む話ではないけど、先が気になるからどんどん進められる。 「守る」っていろんなかたちがあるよね。 今まで読んだ湊さんの本で1番すき。

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    投稿日: 2014.07.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    往復書簡のみで進められる物語3篇。 いまどきこんな手紙書くかな? 今更こんなこと手紙に書いてどうするの? という、根本的な違和感は消せないままでした。 3篇ともに言えることだけれど、一つの目的を満たすために、暴かなくてもいいことをわざわざ暴き立てているのに、そこは何事もなくスルーされているのが、一番気持ち悪い感じ。確かに手紙って、直接言葉にしにくいことを伝えるのに適しているとは思うけど、みんなペラペラペラペラ本音書きすぎだよ。「あしながおじさん」とは時代が違うし、手紙に書かれている内容も、やりとりの相手との関係だって違いすぎる。 本音だと思ったことが嘘、嘘だと思ったことが本当、だけど本音もあるし、あからさまな嘘もあって、すべてがいりまじって真実が見えなくなる、という展開なら「手紙」という手段が生きたと思うけど、残念ながらそうはなってない。

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    投稿日: 2014.07.13
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    おもしろかった。2人の手紙のやりとりだけで話が すすんでいくのも新鮮だった。 映画「北のカナリア」の原作もあったけど原作のほうがいいな。

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    投稿日: 2014.07.13
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    高校教師の敦史は、小学校時代の恩師の依頼で、彼女のかつての教え子6人に会いに行く。6人と先生は20年前の不幸な事故で繋がっていた。それぞれの空白を手紙で報告する敦史だったが、6人目となかなか会うことができない(「20年後の宿題」)。過去の「事件」の真相が、手紙のやりとりで明かされる。感動と驚きに満ちた、書簡形式の連作ミステリ。

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    投稿日: 2014.07.05
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    二話まで読んで、期限がきたので図書館に返却。 二話目が好きだった。 湊さんは長編のほうが面白いと思った。

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    投稿日: 2014.07.02
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    私の好きな湊さん作品とはちょっと違ったけれど 面白かった 三作品のなかでも20年後の宿題が良かった 読み終えた後のどんより感がたまりません

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    投稿日: 2014.06.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    30-May/2014 読了 タイトル通り、手紙の形式でつづられる短編集。 協力隊が出てくるよ、と先輩から借りた一冊。 それぞれの立場で主観的に語られ、徐々に全貌が見えていく様は、どんどん読み進めてしまえる。また、ちょっと人の手紙を除いているような罪悪感も感じつつ、あっという間に読めてしまった。 それにしても、湊さんの最後にはっとされられる伏線の張り方はスゴイなー、と思いつつ、「十年後の卒業文集」はオチが見えてしまった感もあり。 「15年後の補講」は自分の立場も含めて読んでしまったので、「あるある」という感が強かったかも(笑)

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    投稿日: 2014.06.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読後『北のカナリアたち』をレンタル直行しました。 いんやぁー素晴らしいです、湊かなえさん。 著者も仰ってましたが暖かい作品集です。 沢山の出来事を乗り越えたからこその人とのつながり。 だったり。

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    投稿日: 2014.06.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2014/6/12 映画「北のカナリア」の原作。原案かな? 歌わないんだね。 映画観てないから知らないけど。 なんとなくみんないいところに着地したことをにおわしていて安堵。

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    投稿日: 2014.06.14
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    本当に手紙のやりとりだけで小説を成り立たせられるのがすごい。 短編ですが、ひとつひとつきちんとストーリーがあって。 怖おもしろい感じでした。

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    投稿日: 2014.06.08
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    個人的には好き。書簡式ミステリーなんて斬新なアイデアのように評されているが、そこはどうでもよい。形骸化した手法なんて腐る程あるから。魅入ったのは、手紙のもつ不思議な力が存分に発揮されていた点。辻仁成の代筆屋で書かれていた通り、手紙には人と人を繋ぐ力がある。それも普段言えないようなことを言葉にできたり、正直な気持ちを打ち明けられたり、自身、手紙のもつ力を信じているからこそ書簡式で書かれた文章に引き込まれたのかなーと。即時的でない分もどかしかったり、気恥ずかしかったりする文のやりとりだって手紙の醍醐味だと思う。そんな登場人物たちのホッコリとした優しさが凄惨な事件を覆っていたこともよかった。東野圭吾のヒューマンドラマを重視した加賀シリーズに似通ったものがある。

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    投稿日: 2014.06.01
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    手紙のやりとり、といった書簡形式の小説。 どれも人間のドロドロした感情や、良くも悪くも人間くさい部分を湊かなえっぽい描写で描いていて、引き込まれました。

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    投稿日: 2014.05.30
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    手紙形式で物語が綴られるのが斬新 小学校の先生と過去のある事件に関わった6人の子どもたちのその後の話には色々と考えさせられた。 ☆☆☆ ともに理解し合える人にめぐりあえるということは、人生における限りない財産です。それが、たとえば数年で終わってしまうにしても、心の中には永遠に残っていくのです。

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    投稿日: 2014.05.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

     あれ!  そういう展開? と思ったら  お!  こうきた! と飽きないところが面白い。 一番好きなのは「十五年後の補習」

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    投稿日: 2014.05.23
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    4つの連作短編です。 手紙のやりとりは、どれも軽い感じで始まりますが、 真実に迫るにつれ、荒々しい口調とテンポになっていきます。 ラストは思いがけないどんでん返しが待っています。 手紙は、出してから返事が届くまで時間がかかります。 でも、その時間がかえって楽しみだったりもしますよね。

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    投稿日: 2014.05.20
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    図書館で借りる。 湊かなえの文体があまり得意ではないのに、図書館の「返却ほやほや」の棚にあったのをつい借りてきてしまった。 「十年後の卒業文集」 「二十年後の宿題」 「十五年後の補習」 の3つの中編から成る。 どれも2人~3人の手紙のやりとりだけで物語が進む。 過去に起きてしまった出来事(事件、というほどのものではない)について、その内容を読者は知らないまま、複数の人間の個人的な視点からの解釈をもとに、徐々にその出来事の真実を知る、という展開。 湊かなえらしい(というほど、よくは知らないけど)、一山どころか二山、三山くらいでようやく「その時本当は何が起きたのか」が明白になる仕掛けは、手紙という媒体のもどかしさも加わり、読んでいてスリリングで面白い。 でも、どうしても文体が肌に合わないので(しつこいな^^;)、☆3つ。

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    投稿日: 2014.05.10
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    参ったなあ。上手いなあ,最後の締め。 高校のときの放送部だった仲良しグループのその後 これは「ヤナミス」ではないので、良かった。 2.二十年後の宿題 ある事故があった。その後、そこにいた6人の小5の生徒たちはどう生きているのか。幸せなのか。その時の教師が、別の学校の教え子で今は教師になっている教え子に、20年後に消息を調査してもらう。 藪の中のような話し。視点が違うと、評価が異なる。あ、ネタばれだ・・・注意注意。 6人目の話に驚かされる。 そして、何故彼に調査を依頼したのだろう。 再読して・・・ホロッとさせられた。 3.十五年後の補習 十五年前のある事故・・・事件をかかえたまま、二人は愛し合っているが、彼は突然国際ボランティア隊員として、危険なP国へ、2年間赴任してしまう。 停電しているので、彼は手書きの手紙を書き続ける・・・ほのぼのとして、笑える。私もJICAで何度か仕事をしたことがあるので、ほんの少し雰囲気は分かる。 彼女はその事件の記憶を失っていたが、あるきっかけで、記憶がよみがえる。その後の二人の手紙のやり取りは・・・一変し緊迫する。いったい何が真実なんだろう。二人はどうなってしまうのだろう。 4.一年後の連絡網 「十五年後の補習」の彼の友だちで、別の国に国際ボランティア隊員として赴任中の二人の男の往復書簡。その中に、「彼」が出てくる。この超短編を読んで、「あれっ」と思い、「十五年後の補習」を再読し、そのエンディングの意味が分かった。うかつにも読み飛ばしていた大事なエンディングだった。 私は小説を再読することはほとんどない。今回、ちょっと再読して、結構だいじなところ、面白いところ、ジ~ンとくるところをこれまで随分読み飛ばしていることが分かった。 酒を呑みながらの読書は幸せだが、酔っ払っているともったいないな。以後注意しましょう。 ところで、湊かなえは、ブレイクした「告白」を読んで、怖い小説家だとすっかり思いこんでいましたが、この「往復書簡」を読んで、イヤミスに留まらず、人間と人間関係をとてもリアルに書き込む凄い小説家だなと感じました。 ハラハラさせるストーリーや、ドンドンひきつけるスピード感、そしてトリックやびっくりするような舞台も小説の面白さを作りますが、やはり人間と人間関係のリアルさ・・・小説の神髄はここに尽きるのでしょうね。

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    投稿日: 2014.05.06
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    4編からなる短編集です。 タイトル通り本当に書簡のやりとりで話は続きながらミステリー感も出していきます。 斬新やなぁ~。 最後の話は何かトリックがあるのか??

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    投稿日: 2014.04.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんて面白いの。手紙という極めて私的なツールを使って次々と明かされてゆく過去の秘密の数々! 湊かなえさん作品は告白しか読んでなかったけど他のも全部読みたくなりました。

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    投稿日: 2014.04.10
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    こんな長いの私にかけるかな、って思いつつも、手紙ってもらうとうれしいんだよなぁって物語とは関係ないことを思った。往復書簡、そのタイトルどおり、お手紙のやり取りで明かされる真実。ちょいと退屈してしまいました・・・。

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    投稿日: 2014.04.01
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    2013.03.21 お手紙が好きなのと、なんとなく湊さんの作品が読みたくなったので本屋で目に付いたこちらを購入。 往復の手紙でのやりとりで過去の出来事が徐々に明らかになっていく短編集。ジワリジワリとイヤな方向に話が進みながらも、エッ!という展開の話ばかりで楽しめました。 特に15年後の補習は急展開で少しドキドキしました。最後の1年後の連絡網はなくても良かったかな?とも思います。 じんわりとイヤ〜なお話を書く天才の湊さん。これを機に湊さんの作品を読破したいなと思います。

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    投稿日: 2014.03.21
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    映画を観てから読みました。 内容は少し異なります。 それぞれのどうしようもない人生や運命が寂しくて切ない。。

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    投稿日: 2014.03.21
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    3作品めずらしく希望がもてる後味でした。卒業文集はスリリングな物語の進み方でおもしろく、宿題もラストがよかったです。卵焼きが食べたくなりました。

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    投稿日: 2014.03.15
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    湊かなえの連作ミステリ。映画化の原案作品。 湊かなえらしく、書簡形式でのやり取りの中で真実が語られていきます。そして最後の手紙で真実が・・・ あまり伏線なく、最期で「実は」は・・・ちとズルい感じでした。 最後に収められた短編「一年後の連絡網」が読後感を和らげますが・・・これは文庫版のみの掲載なのでしょうか??

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    投稿日: 2014.03.09
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    手紙。考える時間がある分、嘘がつきやすいようにも思うけれど、実際は、真実が表れやすく嘘がつきにくいもの、なのかもしれない。 過ぎたことはなかったことに出来ないけれど、苦しさ悲しさを減らしていくこと、楽しいこと幸せなことを増やしていくこと、に転換出来る。なんて嬉しい発見だろう。

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    投稿日: 2014.03.04
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    手紙を書くことってなくなったよなぁ…。 この小説の話たちは、全て手紙の上で色んな出来事が起こる。 どれも、手紙だからこそ伝えることができたんだろうな。 メールやラインじゃ、こうはいかない。 3番目の、『十五年後の補習』の、2人の関係がすごく素敵だなぁって思いながら読んでいたけど、だんだんと悲しい方向に話が進んでいって切なかった。 2人はこれからも、2人でやっていくのかな。過去に罪を犯したことを知っている相手と一緒にいることは、それはそれで辛いのではないかと思った。 でも、お互いを想う気持ちには、ちゃんと暖かいものが通っているから、だからこそ切ないなぁって思った。 よく考えたら、最後のオマケ(?)以外は、ある意味すべて罪の話だ。 過去に犯した罪の告白には、手紙がよく似合う。 距離と時間をかけて伝わるからこそ、その重みが正しく伝わりそうだし、すぐに責められることもなければ許されることもないから。

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    投稿日: 2014.03.03
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    先に「北のカナリアたち」を映画で観て、感動して本を読んでみた。 映画とは、設定とか諸々違っていたけれどそれぞれの思いにドキッとすることが多々あった。 溺れている生徒と旦那がいて、どちらを助けるか。。誰かの命と引き換えに自分が生きながらえたら。。 罪悪感を持って生きてきた幼馴染の2人は互いに自分のせいだと思っていて ただ、「意識しないところでそれが心地よくもあったのではないかと。自分の努力が足りなくてうまくいかないことを、幸せになってはいけないという罪悪感がそうさせたのだと、免罪符のように扱っていたところがなかったとは言い切れない」と。 この言葉、重く響いた

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    投稿日: 2014.02.23
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    結婚式出席後の同級生の手紙。 恩師と卒業生の手紙。 遠距離になってしまった恋人との手紙。 手紙のみで展開される短編集。 4編が収録されていますが、4つ目だけよくわからなかったです。 どういう意味があるのか。 他の3編は、なかなか読み応えもあって。 手紙でストーリーが進んでいくのは、意外と読みやすいですね。 直接は話せなかったけど、手紙だから話せる。 そんなこともあるんでしょうね。 手紙でのやりとりで明かされていく昔の事件の真相。 胸を打つものがありました。

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    投稿日: 2014.02.16
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    スラスラ読めちゃう。 タイトル通り文通内容が小説になっていて、面白かったです ! 短編集なのかな?作品の世界に巻き込まれます。

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    投稿日: 2014.02.15
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    2014/2/4 湊さんの作品のなかでも、あたたかい手紙のやりとりの中にも、ドキッとしたものが必ずあった。

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    投稿日: 2014.02.04
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    罠があるぞという雰囲気を維持して、「期待通り」のタイミングでそれに出くわす。読み易さが単調さの証拠なのかもしれない。 手書きの手紙が相互に与える非日常の感情を思い出した、という点は良かった。

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    投稿日: 2014.02.02
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    「告白」が良かっただけに期待はしたけど…。展開と構成に新鮮さはなく、説明的な手紙にも現実味はなく、まあ、なんというか、二番煎じ。あえて書簡形式にする必要性が感じられない。

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    投稿日: 2014.02.02
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    手紙のやりとりで謎やわだかまりが解決していくスタイル。3編。最後のオチは好き。 3編とも昔のことじゃんなどと、頭のどっかで冷めて読んでた。もちろん、今につながっていくんだけど...。好きじゃないスタイルなんだと知った。

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    投稿日: 2014.01.27
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    ”告白”以来2作目でした。全4編からなる短編で、タイトル通り、すべて手紙のやり取りで物語が進みます。自分が良かれと思ってやっていることが他人には違うように映っていたり、色々考えさせられる作品でした。

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    投稿日: 2014.01.26
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    友人から借りて読んだ 最初の話はあまりのギスギスさにげんなりしたけど、他はまあまあだったかもしれない ・・・でも湊かなえは私の肌に合わない(;´ρ`)

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    投稿日: 2014.01.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全編書簡形式の短編集。 手紙のやりとりなんてほとんど記憶にないですが、それでも(それだから?)手記の特別さはわかるし、その特殊性がばっちり有効活用された話たちでした。 どれも過去に起きた事件の真相を手紙を何度も交わすことで明らかにするという内容ですが、後半の話になるほど爽やかな結末になるので重すぎず読めました。 一篇目の「十年後の卒業文集」のどんでん返しにも驚いたけど、いちばん面白かったのは二篇目の「二十年後の宿題」かな。こちらは逆に、オチは読めたけどそれでもグイグイひきこまれる話でした。 湊かなえさんは『告白』で彗星のようにデビューしたので、どうしてもぽっと出(当時からすごい面白かったけど)のイメージがあったんですが、いつのまにか最前線の人気作家としての安定感も抜群で、時がたつのは早いなぁと(笑)

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    投稿日: 2014.01.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    相変わらず暗い感じだった。 短編集みたいな感じですべてのお話がお手紙だった。 これは新しい発想だと思う。

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    投稿日: 2014.01.08
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    知りたかった想いや知りたくなかった嘘もそこには綴られていて、だからこそ伝える事の難しさを痛感してしまう。伝えるって難しい。

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    投稿日: 2014.01.05
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    「十年後の卒業文集」、「二十年後の宿題」、「十五年後の補習」と3編の物語&後日談の「一年後の連絡網」からなる短編集。  3編とも似たり寄ったりの構成で、「二十年後の宿題」を読んだ後、ちょっと飽きてしまったので、しばらくほったらかしにしておりました。  各短編の登場人物はいろいろ心に秘めた秘密があるのですが、それがちょっと弱いというか、それほど深刻に思い詰めるほどのことかしらんという気がしました。あまり現実に存在している感じがしないというか、登場人物の多くは記号的で「告白」のときはそれが逆に物語に入り込む要素でもあったのですけど。

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    投稿日: 2014.01.03
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    手紙でのやり取りで、物語が、真実が語られていく。どこまでが事実でどこからが嘘なのか、それは次の手紙を読まないとわからない。けど、手紙という時間はかかるが、相手の暖かみがみえるものによって、登場人物が真実をのべていくのは、面白いと思った。小説を少し読んでるけど、すべてが手紙というのは、はじめてだった。

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    投稿日: 2013.12.31
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    手軽に読めるミステリー(?) 「手軽さ」というのはその引き換えに深みは無いということではある。 確かに学生時代の言動を何年も経った後も揶揄したがる輩はいるが、正直そういった発想は今一つピンとこない。 そういった当方の一方的見方からか、それを軸にしたストーリー展開にはあまり感情移入できるものではないですかな。 ただ電車の中とかでスラスラ読むには良いという意味で何ら不満はありません。

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    投稿日: 2013.12.29
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    自分の過去を見つめなおし新事実がわかっていくお話。どの編もどんでん返しの繰り返しで面白かった~!!!さらりと読めた。

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    投稿日: 2013.12.29