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あのこは貴族
あのこは貴族
山内マリコ/集英社
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総合評価

453件)
4.1
122
200
87
6
0
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    地方育ちと都会育ちの対比がおもしろく、どちらであっても結局、生まれ育ったテリトリーの中に留まることは楽であり安心感がある。だからこそ各人にとっての世間は案外狭いものになりがちなのかなと思う。 両極端にいる二人の女性が、自分のいる環境にコンプレックスを抱きつつもそれを受け入れて自分の意志を持って成長していく姿が気持ちよく、サクセスストーリー的なものを感じて読後感が良かったです。

    1
    投稿日: 2021.01.03
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    ドロドロした女の愛憎劇がテーマかと思っておりました。完全にタイトルに騙された。 これからを生きていく私たちのための物語だった。 女の幸せ=誰かに守られて穏やかに生きていくことだった時代は間違いなく終わろうとしてると思う。 対象的な出自の2人の女性が、それぞれ自分の力で生きていくことを楽しんでいて、自分の進む道を肯定されているようで嬉しかった。

    1
    投稿日: 2020.12.31
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    お金持ちの目線とお金持ちとは言えない一般の人との目線、これらを比較していろんなものの見方を楽しましていただきました。山内さんの小説は初めて読んだのですが、描写がすごく頭に浮かんでき安くて最高に楽しい時間を過ごせました。また他の作品を読んでみたい、と思わせられる素晴らしい作品でした。

    1
    投稿日: 2020.12.21
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    裕福だったり容姿に恵まれていたり、恵まれていれば恵まれているだけで幸せだとおもってたが、彼女たちにとってそれは当たり前で、とても狭い世界だけで完結しているという違う立場でのものの見方を感じられた。 私は上京組だから幼い頃からこんなに欲しいもの、行きたいところがたくさんあるなんでも手に入る東京に憧れている部分があったけど、ほかに地元があるからこそ東京に憧れを抱けている。 お互いがお互いのことを当たり前と思っていて、周りは女同士が対立するのを面白がる。世の中の仕組みにまんまと騙されてると改めて感じた。

    1
    投稿日: 2020.12.16
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    2020年11月 気づかないフリをしていた現実を次々に突きつけられて、わたしはばちぼこに殴られた気分です。 華子も美紀ももし女性じゃなければきっともっと自由に、きっともっとまっすぐな応援を受け、全然違う人生を歩めたかもしれないけど。自分の置かれた環境でそれぞれに懸命に生きている。 ラストでは少し解放された感じで、メンタルに激しくダメージ負ったわたしにはちょうどよかった。 華子の物語の視点がいまいち定まらなかったり、一つの文章に二つの要素入っていたり、なんだか雑味もすごいんだけど、読めてよかった。

    1
    投稿日: 2020.11.27
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    気になるキャストで映画化されると聞いて読み始めた。自分の知らない文化で生きる2人の女性の話。1人の男をめぐる三角関係かと思えばそうではなく、見たことない素敵な関係性が描かれていて好きだった

    2
    投稿日: 2020.11.21
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    面白かった!自分も華子と同じ年齢で実家が都内且つ都内の私立一貫校で育った為、かなり重ね合わせる部分がありました。 あるある〜からこういう人いたなぁと共感の嵐。 婚活の部分も、リアルですね笑 本当のお金持ちは同じ境遇の人達しかいない環境で育ってきてる為、自分が”特別””お金持ち”だという自覚がない、という説明も、正にそうだと思いました。 自分たちの感覚が”当たり前”なんですよね。笑 地方に行くと他からはぎょっとされるような風習や伝統があったりしますが、当の本人たちからしたらそれがスタンダードなわけで。同じかと思います。 また、「お金持ちの彼らはガツガツしておらずおっとりとした優しい性格だ」というような説明を見て、すぐに幼馴染の男性陣を思い出しました。揉まれず恵まれた環境で生きてきたからなのか、擦れてなくて皆いい子達なんですよ、本当に笑 他にも、絆が固いところやクローズドな世界で生きておりその世界しか知らないこと、、、読めば読むほど、思い当たりしっくりくる描写が多く、面白かったです。 ただ、華子さんのあそこまで浮世離れした設定は流石に古めかしくも思いましたが笑 むしろ女子大って、インカレサークルとの交流も多いですからね。箱入りでも大学入学を機に堰を切ったように乱れる子は乱れますよ笑 それにしても今の自分は近い立場で読める為、共感しながら面白くて一気読みしてしまいました!!

    3
    投稿日: 2020.11.16
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    幸せとは何か 現実と理想と未だ知らない遠くの価値観 女性は特に悩むことになるであろう幸せの定義については、答えがないと私は信じたい それが結婚なのだとしても、その中身は夫婦によって違えば、その人自身によっても全く異なる 世の中には私とそして他人しかいないことを知ると共に、社会の縮図を一まとめに教えられた そして、結婚を身近に思えない私には、どこか他人事として、小説の中のお話としてしか響かなかったことにあと何年で後悔し、時の流れの速さを怖がるのか 自分で自分の肯定感をコントロールしたいと切に願う

    1
    投稿日: 2020.11.10
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    2020/10/20 読了 読んで良かったー、自分と設定は違うのになぜか共通点が多い。読んでて心にぐさぐさと刺さりまくり。2人のヒロイン、相良さん、平田さん、出てくる女性はカッコいい人ばかり。

    4
    投稿日: 2020.10.20
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    途中でよく分からなくなってしまった。この本の読後には爽快感があるが、その端に手をかけられなかった者は、自問自答の奈落に落ちていくと思う。話はそう簡単ではないのだ。良い本だ、人によっては救いになるような内容だ。けれど無理矢理に舵をぐいと切ったように見せて、その実、正規のルートを外れてはいないような違和感。「わたしたちはどうすれば幸せになれるのか?」その答えがこの本の中にはないからだ。問いは本の外に持ち出され、読者それぞれの現実で宙に舞う。それを必ず捕らえなければならないという使命感に駆られる。

    1
    投稿日: 2020.10.04
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    地方に住んだことがあり,他方で六本木回りで働いたこともあるので,ある程度この話がリアリティをもって読めた(もちろん貴族の世界は知らないが)。華子がきれいに成長できたのが若干できすぎの感もあるけれど,小説としては素晴らしい。

    1
    投稿日: 2020.09.28
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    京都の経済は京都内で完結している、と言う話しをその昔聞いた事がある。地場の素材を使って商品開発し流通販売消費に至るまで全ては京都内で行われていると。真偽はともかくさもありなんと思わせる雰囲気が京都人にはある様に思う(あくまで個人の見解です) お友達内閣と呼ばれた前政権もそれを何一つ正す事なく踏襲している現政権も閉鎖的なごく一部の特権階級の人々が動かしていると言う事実は現代に於いても古くからのカーストが現存している事を物語っている様に思う。 と、そんな難しい話ではなく所謂箱入り娘の成長記として楽しく拝読致しました。

    8
    投稿日: 2020.09.27
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    「これから私も頑張りたいな」 読んだ後、そんな気持ちになった。 庶民の美紀が感じるように、 お嬢様の華子の生活は(一見)キラキラしていて、 こんな世界もあるんだ!って 読んでいて楽しかった。笑 でも実は華子や幸一郎(東京)にも お金の自由と引き換えに 人生を選択する不自由さや、 生まれながら故に本人達には気づけない コミュニティの閉塞感があった。 美紀(地方)は モノやお金の不自由さがコンプレックスだった。 でも、実は自ら人生を切り開いていく根性を 身につける「機会」は与えられていた。 どちらがいい、悪い、という話じゃない。 あるものには、ないものがあって、 ないものには、別のものがある。 自由と不自由の狭間であることは すべてのひとに「平等」だった。 どちらの環境で生まれても 結局は自分の意思で行動し、 壁にぶつかりながら 成長していかなくてはならない。 そうやって一つ一つの物事を、 丁寧に考えながら あらゆる面で自立した女性になりたい、と この本を読んで思いました。

    5
    投稿日: 2020.09.15
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    久しぶりに、本当に好きな小説に出会えた! 最近は小説もヒットするものはなくてダラダラ電車の暇つぶしし程度に読んでいたが、 久しぶりに夢中になって一晩で読み終えた 女の心情がリアルに正直に書かれていて あぁみんなこう言うこと思うんだ こっち側はこんなふうに思ってるのかぁ。 20代前半もやもやしていた身近な世界を 少しだけ一歩進ませてくれた感じの一冊でした♪

    2
    投稿日: 2020.09.11
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    生まれた環境の違いが描かれていて 複雑な気持ちになりました。 どこの世界にも足りないものはたくさんあって、 AにないものをBがもっていて、 BにないものをCがもっている。 結局は、人間というものは不完全な生きものであると感じました。 どれだけ他人から羨まれる人間であっても、周りには見えない場所が確実に欠けている、のかもしれないと思いました。 山内マリコさんの他の作品も読んでみたいです♪

    1
    投稿日: 2020.08.28
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    とてもとても面白い作品でした! 上京した時の気持ちを思い出しました。それは美紀が抱いた感情とほとんど同じで、美紀の気持ちが手にとるように分かりました。 東京にきて、街も人もお金も、あらゆるものが、ものすごいスピードで動いていることに感動したことを今でも覚えています。 上京してから十数年、東京が大好きで、今でもしがみつくように東京で生きています。 これからも、自分の意思で自分の力で東京で生きていきたい。改めてそう思った作品でした。

    4
    投稿日: 2020.08.22
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    ジェーンスーさんとの対談本を読んで知った作家さん。 これ、すっごくおもしろかったー。 同性として登場人物の女性たちに共感することいっぱいあって、痛々しいとか気恥ずかしいとか見たくないとかいろんな感情わいてきて、でも読後は元気になれる。 地方と東京、女性同士の確執、階級差。 なんとなく感じていたことを、はっきりと言葉にして読ませてもらったかんじ。 とくに「女同士の義理」は爽快!

    1
    投稿日: 2020.08.15
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    女の人生についてのお話。 二人とも極端な例に思えたので無理もないけど、特に華子にはいまいち感情移入しづらい。 後半に触れられた彼女のコンプレックスについて前半から掘り下げられていれば違ったかな? 華子も美紀も家族には精神的に縛られたままなので、解放というほどのスッキリ感はないけど、読後は爽やか。

    2
    投稿日: 2020.08.09
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    山内マリコさんの「あのこは貴族」を読む。 ある意味、極一部の特殊な人たちなので、それぞれを東京の人、地方の人のように紹介されるのは違うのでは、と思いましたけれど、展開と小説のテーマとしてはとても面白いので、あっという間に読んでしまいました。 幼稚園から大学まエスカレーターのお嬢様女子校って言ったらあそこかな?なんて、むしろ興味津々です(笑) 映画化されて来年公開されるそうなので、ぜひ観に行きます。 美紀役の水原希子さんは、ぴったりのイメージ。華子役の門脇麦さんは、ちょっと意外な配役。どんな風に演じられるのか楽しみです。

    1
    投稿日: 2020.08.03
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    なんだろう、思い出せないけどすごく似た本を読んだことある気がしました。 私は生まれも育ちも東京ですが、東京都なだけで「tokyo」っぽくない場所の方が多いと思います。 地元は落ち着くけどtokyoではなくて、この狭いコミュニティで人生終わりたくない!って思って、あえてtokyoっぽい会社に勤めている私です。 そんな会社は東京都以外の出身の人の方が圧倒的に多い。「tokyo」ってなんだろう。

    1
    投稿日: 2020.07.30
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    一人で生きられそうってそれって褒めているの?がずっと頭を流れていた。笑 なりたい自分になれるように、いろいろ小細工してみたりするけど、やはり本質は変われないんだなあと。 地元でも東京でも蚊帳の外って言う、微妙な立ち位置にすごく共感できた。 そして、大学に入学したときのカルチャーショックを思い出した。

    3
    投稿日: 2020.07.21
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    知ってる、この感覚!が随所に。 女性性であるがゆえ抱く各種もやもや事項(結婚適齢期やら女同士が敵になる道理の植えつけやら意思を持つことに蓋をされる家庭内旧体制やら)が、分断された世界(貴族と庶民というか)の女性同士が出会うことで問題点が浮き彫りになり、刺激され、ほんの少しの脱却を見せる。 背景でなく、人そのものに魅せられて、自分の何かをひとつ見つける。それって、いい。とても。

    1
    投稿日: 2020.07.20
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     東京ってどんな街? その問いに対する答えは無限にあるだろう。ただ、その答えに、「自由な街」「不可能がない街」「きらきらした街」といった一見親しみやすくて、ポジティブな要素を込めた人はみな、アウトサイダーなのかもしれない。  東京育ちのお嬢様と田舎出身のOLが、東京を舞台に交わる物語。それぞれが、同じ「東京」の話をして、同じ景色を見ているはずなのに、感じ方も見え方も正反対。それでいて、どちらの東京も、私たちは彼女たちの思う通りに解釈できるから面白い。  地方出身、必死に努力して東京行きの切符を掴み取った美紀にとって、もともと東京で裕福な家系に生まれぬくぬくと生きてきた彼らの生き方に違和感を覚える。  「中からは、わからないのだ。ずっと中にいるから、彼らは知らないのだ。気づいていないのだ。そこがどれだけ閉ざされた場所なのか。そこがどれほど恐ろしくクローズドコミュニティであるかは、中にいる人には自覚する術がないのだ。」と。  幼い時から、人間関係も、暮らしも、行動範囲も何一つ変わらない安定した人生。まさに「無菌」な世界で生きる人々の暮らしは、どうしようもない閉塞感と、まったりした居心地の良さで出来上がっているように見える。  それに比べて、彼らの世界とはあまりにかけ離れた辺鄙な場所に生まれ、愚かでなにも持たずに上京してきた部外者な自分。明らかに、存在が違っている。  でもそれって・・・  なんて自由なことなんだろう。  わたしだってそうだ。  東京で生まれ、福岡で育ち、また東京に戻って、海外で暮らして。20年近く東京に居るから、東京人のような振る舞いをしているが、生粋の東京人の目に写るわたしは、きっとアウトサイダーだ。  でもそれは、同時に自由を意味している。挑戦を、そして成長を意味している。これまでの人生に誇るべきものがあって、自分自身の手で掴み取ったものがあって誇らしい。  わたしたちは、どうやったら幸せになれるのか。  東京に馴染むように着飾ったアウトサイダーによって作られた、本物ではないまぼろしの東京で、わたしはぼんやりと自問自答する。

    1
    投稿日: 2020.07.09
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    上京からずっと、なんとなく感じてきた東京生まれ東京育ちの友人との隔たりが、言語化されていて驚いた。 あとがきの筆者が、東京を生きる の雨宮まみ なのがニクイ。

    1
    投稿日: 2020.07.02
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    自力で自己肯定感を得るために奮闘する。 でももうちょっと早くどうにかならんかったんかいと切なくなってしまう。皆ちょっと子ども過ぎやしないかい。 東京貴族社会の描き方は面白かった。

    1
    投稿日: 2020.05.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    東京が地元の女の子と、地方から上京してきた女の子のお話。女の子って年齢でもないかもしれないけど。自分と歳が近いのもあるし、どちらの女の子も自分みたいだな、と思うところや、あ。あの子みたいだな。と感じたり、とても読みやすかった。

    2
    投稿日: 2020.05.12
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    ややリアリティが欠ける部分もあるが、外国人である自分からみると、 「日本はこんな一面もあるね」「東京にここまで憧れている者もいるね」という新しい発見につながった。 華子と美紀、両方とも共感できるが、考え方が一番近いのは相楽さんのような気がする。 出身はどうであれ、自分の意思と自分で築いた社会的ステータスがないと、男性社会に喰われることに変わりない。

    2
    投稿日: 2020.04.21
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    わたしは美紀に近い。 共感できる部分ばかりだった。 東京。なんでも手に入るこの街で、いかに自分に納得感を持って生きていくか。そればかり考えていたから。

    1
    投稿日: 2020.04.06
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    文庫化を機に、3年ぶりに読んでみました。 この人の小説にはいつもいつも、たくさん勇気を貰っています。心の中のモヤモヤをバシッと言葉にしてくれる。そういうときは何故かいつもドキドキして、高揚する。山内マリコさん、一生ついていきます!というかんじ。 3年前に読んだときには気づかなかった、鮮やかすぎる伏線回収(?)を発見できたりして、尊敬が深まるばかりです

    4
    投稿日: 2020.03.25
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    東京生まれ東京育ち 東京が全てだと思っている 箱入り娘、華子。 地方生まれ猛勉強の末にやっとの思いで 慶応大学に入学するも 家庭の事情により中退せざる負えない、美紀。 1人の男性に出会い、 2人の苦悩や葛藤の末に待っていたものは、、、。 恋愛、結婚、仕事など 悩み多きアラサーに読んで欲しい1冊。

    1
    投稿日: 2020.03.15
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    東京で生まれ育った生粋のお嬢さま華子と、 地方から上京してきたものの貧乏生活から抜け出せない美紀。 全く違う境遇を過ごしてきた2人だが、「青木幸一郎」という男性をきっかけに巡り合い、自分にとっての幸せとは何なのかを自問自答するようになる。 本当に、幸せってどういうことなんでしょうね。。。 自分と同じレベルの男性と結婚することなのか、 自分よりはるかにスペックの高い男性と付き合えることなのか。 相手と釣り合う釣り合わないとかを考えてる時点でダメなのかな。。 外面や見栄なんかにとらわれず、自分のやりたいこと・好きなことを自分の意思で決められるということが、一番の幸せなのかもしれないと感じられました。

    4
    投稿日: 2020.03.09
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    結婚適齢期で、独身で、上京組の自分は 読み終えたあと、なんとも言えない手応えがあった。 偏見だらけの頭がクリアになるような 内へ内へと向かう自分の思考に 風を入れてくれるような いい物語だった。

    4
    投稿日: 2020.01.03
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    わたしたちは、どうすれば幸せになれるのか。 ものすごく普遍的なテーマに挑戦している作品だと思う。 ー 雨宮まみ ー 格差社会、女の友情、修羅場、三角関係、結婚とは何なのか、自分の人生などなど、 沢山のテーマが盛り込まれていて、 あ〜それすごい分かる〜!と共感する部分も多々あったなぁ。 最後の結末がすごく好き。 2019年読了、29冊目

    1
    投稿日: 2019.12.04
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    山内マリコさん初めて読んだのがこれ。 林真理子感!気に入ってこの後山内マリコ作品を複数図書館で借りて一気読みした。

    1
    投稿日: 2019.11.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    住む世界が違う主人公の女性二人について 一人は男性と同じ世界に住む箱入りのお嬢様 もう一人は男性とちがう世界に住む彼女未満のセフレ 全く住む世界が違う二人なのに 同じ人と付き合っている、というのがミソ 個人的にはお嬢様よりも苦労人を応援したかったけど、 男性がどちらの女性からもフラれる結末でむしろスカッとした笑

    1
    投稿日: 2019.11.16
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    アラサーというキーワードを見て、 またマウンティングが絡む話か、、、 と思いきや、日本の女の生きづらさをよく表現している物語だった。 「あぁ、そう。そうなんだよ。」 そう、何度も言いたくなった。 本棚に残したい一冊。

    2
    投稿日: 2019.11.03
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    普段サラサラ読みやすい本ばかりチョイスしているので、途中で挫折しかけましたが、最後まで読んで良かったです。 なかなか楽しい。 ただ、主人公2人とも共感出来ませんでした。

    1
    投稿日: 2019.10.22
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    雪深い地方の、県内一の進学校出身。県の中心部までは在来線でゆらり。(さすがに1時間はかからないけど) 国公立合格を掲げられた環境で、大学のその先に何をやりたいか考える間もなく、勉強と部活に打ち込んだ。 家業は漁師ではないが、時岡さんとほぼ同じ境遇である。 私の場合、周りの空気となんとなく勉強したいことを頭に置いて国立大学を受験して、落ちた。東京方面ではないが、附属校をたくさん持つ私大に入学した。 入学して感じたのは、時岡さんと同じことだった。 そのオシャレはいつの間に覚えたの?そんな高いブランドのバッグ、18やら19で買えるわけないよね(てか似合わないよ、と毒を吐きながら)?指定校推薦、なにそれ? 私が必死に勉強してきたのは、何だったのかと思った。 別に今はそれを言いとも悪いともいうつもりはない。 高校から大学に上がったときに感じた違和感は、人生で最も感じた大きな差だった。 東京の私大に行けば、なおさらだっただろう。 この本を読んで思った。 だけど私たちは与えられた、獲得した武器を持って生きるしかない。 お金、家柄、美貌、経験、知識、地頭の良さ、愛嬌、礼儀。 華子さんみたいな人とは一生交わらないと思うけど、自分の人生を自分で揺さぶって、可能性を広げたい。

    2
    投稿日: 2019.10.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【あらすじ】 地方生まれの美紀と東京生まれの華子。 アラサー女子たちの葛藤と成長を描く、山内マリコの傑作長編! 「苦労してないって、人としてダメですよね」――東京生まれの箱入り娘、華子。 「自分は、彼らの世界からあまりにも遠い、辺鄙な場所に生まれ、ただわけもわからず上京してきた、愚かでなにも持たない、まったくの部外者なのだ」――地方生まれ東京在住OL、美紀。 東京生まれの華子は、箱入り娘として何不自由なく育てられたが、20代後半で恋人に振られ、初めて人生の岐路に立たされてしまう。 名門女子校の同級生が次々に結婚するなか、焦ってお見合いを重ねた末に、ハンサムな弁護士「青木幸一郎」と出会う。 一方、東京で働く美紀は地方生まれの上京組。 猛勉強の末に慶應大学に入るも金欠で中退し、一時は夜の世界も経験した。 32歳で恋人ナシ、腐れ縁の「幸一郎」とのダラダラした関係に悩み中。 境遇が全く違って出会うはずのなかったふたりの女。 同じ男をきっかけに彼女たちが巡り合うとき、それぞれ思いもよらない世界が拓けて――。 結婚をめぐる女たちの葛藤と解放を描く、渾身の長編小説。 山内作品は2作目かな?母から借りてとても面白かった。1章の華子にイライラ、2章の美紀の生き様に驚きつつも幸一郎との馴れ初めで何だかなぁ、と。 相良さんの提案で3人が揃ってからは話がどんどん進んで、あっという間に読み終わった。 あんなに欲しがっていた結婚生活を手に入れた華子は、中身が空っぽだと気付くと自分で離婚を決断して別の人生を模索し。 美紀も幸一郎との関係をきちんと精算して、あんなに疎んでいた故郷のために新しい仕事を始めた。 女性が前向きになれる話でよかった。

    1
    投稿日: 2019.09.21
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    社会人になって東京で暮らすようになって10年。田舎育ちの美紀が自分と重なるところがあって感慨深かった。田舎で育った過去と都心のマンションで暮らしてる今を比べると東京に染まっている自分がウソな気がしてきて、でも現実で。

    1
    投稿日: 2019.08.31
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    華子が自分の無力さに気付き、自分の意思をはっきり言い、自分の力で立とうと変わろうとした心情の移り変わりがよかった。

    3
    投稿日: 2019.08.24
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    格差社会とかなんとか、今は問題になっているけれど、それをありのまま描いています。主人公は東京生まれでエスカレーター式のお嬢様学校育ちの華子。 お見合いでは自分と同じ種族じゃないと、最初から対象外。紆余曲折の末、同じようなエリート一族の弁護士と知り合う。 その男は大手企業の創業家の跡取りで、幼稚舎から慶応で、ゆくゆくは代議士になることが運命づけられている。自分の結婚相手は当然同じ境遇に生まれ育ったお嬢様であると、なんの疑問も抱かずに決めている(らしい)。 私は地方育ちなので、こんな社会があるのかー…、間違って東京の大学なんか行かなくて良かった!と心から思った。地方から猛烈な受験勉強をして慶応に入った、準主人公の美紀が東京で苦労する様子を読むと、私が間違って東京の大学に行ったりしたら、こうなりそうだな、と切実に思った。 東京で、生まれながらに恵まれた環境に育って、高尚な文化に触れ本当に上質な料理を食べて育った人は、底辺の人の生活を想像することもできないし、もし個人的に好意を抱いても結婚相手には選ばない。人種差別とか、そういうつもりもない、議論にも上らない。最初から自分たちにとっては存在しないも同じこと。それが現実。 逆に言うと、地方都市で生まれ育った私には、華子みたいな種族の人たちは存在しないも同じこと。もし東京の大学で出会っても、友達にはなれないかも。価値観が違う。 でも、その男を通してまったく違う環境で育った二人が出会う。 私としては、華子と美紀が意気投合して友情を育むストーリーだったらもっと面白かったと思うけど、実際に意気投合したのはその中間的な友達だったのが残念。意気投合とまではいかないけど、華子は初めて自分が育った環境とはまったく違う世界があることに気づき、アラサーながら人として成長し始める。 あくまでも小説だけど、「格差社会」とか言って騒ぎ立てる政治家も、多分ほとんどの人があちら側の人たちなのよね、という社会問題に訴えかける内容でもあり、おもしろかった。

    4
    投稿日: 2019.08.24
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    結末がすごくよい。これが十年前ならこうはいかなかったかも。ある意味すごく女性らしい女性の、決断の物語だとわたしは思う。与えられた場所で、ただニコニコしていればよかった今までの人生から脱した華子の、自分で選んだ自分のやりたいこと。人から求められることのやりがいや喜びが、生き生きとして伝わってきた。

    11
    投稿日: 2019.08.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    婚活に焦ったりだとか、出自の核に学閥、教養の無さに負い目を感じたりとか、自分と重なるところが多くて胃の中掻き回されたみたいに途中気分が悪かった。 憧れの女の子眺めてる時に自分の中に数パーセントある嫌な気持ちを煮詰めたみたいな。 オチが、周りからの期待やこれまでのレールから外れて一人で生きていくのが大切です!ってあっけなくてありきたりだったのが残念

    1
    投稿日: 2019.08.14
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    この国は階級社会であるということは非常に共感しました。 しかし、筆者自身が地方出身者であり、所謂上流階級の人たちに対して誤解しているからかリアリティに欠けている部分も多々感じられてそこが残念でした。 主人公が成長していくので読んでいて元気がもらえました。

    2
    投稿日: 2019.08.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    わたしのなかでかなりトレンディな内容だった。 (女の)幸せとは、自分らしく生きるとは。 私も見つけていきたい

    1
    投稿日: 2019.08.01
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    ジェーン・スーさんつながりで初・山内さん。 この本で一番よかったのは、女たちがいがみ合っていないところ。 男に対して共同戦線をはっているところが、まーこんなこと滅多ねーけどな、とは思いつつも小気味よかった。 女は変化に順応できる生き物。 男は変化が苦手な生き物。

    1
    投稿日: 2019.08.01
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    華子…甘えてると思う、あまり共感しない 美紀…自立した女性 全体的に、結婚の話題、あまり興味のない境遇だったけど、 最近のドラマになりそうな話だと感じた。

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    投稿日: 2019.07.25
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    自分は完全に美紀側の人間で、東京育ち且つ自分の世界がそこだけだと思ってる華子には序盤これだから自分が恵まれてることにも無自覚な金持ちは…とか思っちゃったけど、誰にも自分の出自は選べない。けれどどう生きていくかは選択する自由がある。ほんの小さな勇気を心に。 これだから東京出身のボンボンは!という書かれ方がされていないのもよかった。彼女たちには彼女たちの大事なコンプレックスがある。与えられたレールの上を疑いなく歩いてきて気づけば何にもない人間になってしまったことへの焦燥感。妙齢にて未婚であることのプレッシャー。身に覚えのある感情たち。 結婚に拘って慣れない婚活に心身ともに憔悴していく華子も痛々しかったし、慶應内部生コミュニティに憧れてながらも地方出身という引け目もあり結局学校に馴染めなかった美紀、両方に感情移入できた。相楽さんはナイスな友人だった。結婚もいいけど、結婚以外にもその人が輝ける転機はきっとある。 雨宮まみの書評が解説として掲載されているのが切なかったなあ。

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    投稿日: 2019.07.03
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    とても救いのある本だと思う。 女性誰しもではないと思うけれど、クローズドな世界に生き、憧れたことのある女性には、突き刺さる本だと思う。 華子の気持ちも、美紀の気持ちも、つい共感してしまうこの作品。 まるで華子を現実にしたような人に、どうか救いがあって欲しい。窮屈で、心理描写を見ていて、こちら側が辛くなる。世界を知らないことは、それだけ思考の幅の狭いことに繋がる。 自分を自分1人で支えるという意志をもてるようになったらいいのに。皮肉にも、この種の女性達は、こういう限られた世界をふと客観視できる程には、つまりそこにある価値観に縛られる”自分”の哀しさを理解できてしまう程には、賢いから...。

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    投稿日: 2019.07.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    文句なしに面白かった〜暫定2019年No.1です!笑 女対女かと思いきやそんなことはなく。帯に書いてある林真理子さんのコメント通り、自分らしく生きることの大切さを凄く感じた。 華子みたいなお嬢さんですら、婚活は大苦戦していて自立している女友達からの紹介のいわゆる【良い男たち】は家事手伝いの華子に引いてる感じが、今の時世をきちんと反映してるなぁと。笑 そして、最終的には華子も美紀もきちんと自分の足で自立していて、それが女友達との縁での仕事なところが上手いなぁ〜と。 映画化するみたいなので、これも楽しみ^^ 誰が演じるのかな…全然検討もつかない。笑

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    投稿日: 2019.06.04
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    あぁこの妙な口に残る苦味というか、喉に小骨が刺さったかんじ、すごく山内さんらしいなぁ。 正直、登場人物の誰にも共感はできないのだけれど、こういう女いる!というリアリティはさすが。 そして、幸一郎みたいな男も然り。 女の人って、女同士で仲良くできないようにされてるんだよ。 その一文に、背筋がのびた。 それでもわたしは女でいることをやめられないし、友は大事にしたいのです。

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    投稿日: 2019.06.02
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    途中モヤモヤしたけど、読後はすっきり。 この人の作品でなにが好きって、 押し付けがましくないとこ。 幸せの形は人それぞれでいい。

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    投稿日: 2019.05.20