
総合評価
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powered by ブクログとても好きな本。 対極な2人の女性、どちらも魅力的に人間味を持って描かれているのが良い。 前に読んだ時は、20代で華子側の年齢だったから、結婚して人生を進めなきゃという焦りに共感し、美紀を大人だなぁと感じていた。 離婚って、いっかんの終わりというかとても大ごとで取り返しがつかないことだと。 でも30代になって読むと、ガラリと印象が変わる。 華子の離婚は、魅力的な勲章でもあり彼女はようやく自我を持って人生をスタートしたのだ。 光一郎と再会して、中身のある女としてはじめて本音である種対等に話すシーンはとても爽快で、良かったなぁ。あれはひどい結婚だったと、彼も客観的に見られるようになっていたところで少し救われた。 進学、就職、結婚…20代のあれこれで人生が決まると、若い時は勘違いしていたけど今は違うとわかる。人生は続く。それは過酷なことでもあり、自由なことで救いでもある。
5投稿日: 2023.02.22
powered by ブクロググロいってーーまた投影しちゃう系だった泣 でもギリギリ最後はかっこよくて救いがあって、ああ私もこんなストーリー描けたらいいんだけど不安だなって身構えてる
0投稿日: 2023.02.21
powered by ブクログ映画の評判が良かったので、まさかの逆入り読んでみたらハマりました。 彼女のはなしだけでなく、日本の政治に対して感じていた、なんで?のとこまですんと腑に落ちた。 お嬢様の友人の人生など色々理解できてとても興味深く読み進められた。また読む
1投稿日: 2023.02.14
powered by ブクログ昔映画館で映画を観て、結構好きだったからこちらも読んだ。救いのある物語にしてくれてありがとうという気持ち。 原作に忠実に、かなり上手く映画化されてたと思う。 ただ、あとがきはうーーん?なんか違うのでは??と思ってしまった。笑
0投稿日: 2023.02.13
powered by ブクログ階層の違いの描き方が丁寧でリアル。更に裕福な階層内での格差も描かれていたのが印象的だった。 このレベルのお金持ちになるともはや嫉妬も生まれぬなあ。 婚活に関しては、学生時代を女子校で過ごすと多少婚活に苦戦する可能性が高くなるのかな?などと思ったり。 ✏学校なんてすっごく狭い世界だから、人の目を気にしすぎて、本当に仲良くしたい人とか友達になりたい人と、全然話せないってこと、なかった? ✏世の中にはね、女同士を分断する価値観みたいなものが、あまりにも普通にまかり通ってて、しかも実は、誰よりも女の子自身が、そういう考え方に染まっちゃってるの。だから女の敵は女だって、みんな訳知り顔で言ったりするんだよ。若い女の子とおばさんは、分断されてる。専業主婦と働く女性は、対立するように仕向けられる。ママ友は怖いぞ ーって、子供産んでもいないのに脅かされる。嫁と姑は絶対に仲が悪いってことになってる。そうじゃない例だってあるはずなのに。男の人はみんな無意識に、女を分断するようなことばかり言う。ついでに言うと幸一郎は、あたしとその婚約者の子をもう分断しちゃってる。もしかしたら男の人って、女同士に、あんまり仲良くしてほしくないのかもしれないね。だって女同士で仲良くされたら、自分たちのことはそっちのけにされちゃうから。それって彼らにしてみれば、面白くないことなんでしょ。 ✏日本は格差社会なんじゃなくて、昔からずっと変わらず、階級社会だったんだ。つまり歴史の教科書に出てくるような日本を動かした人物の子孫は、いまも同じ場所に集積して、この国を我が物顔で牛耳っているのだ。
8投稿日: 2023.02.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
貴族のような人。 そんな人と関わりなんて一度もないのに、それでも あぁ、わかるなーと思う部分が多々あった。 お金持ちだとか貧乏だとか、都会だとか地方だとか、 環境は違えど、そこに生きているのは同じ人間なんだよなぁ、当たり前だけど。 話の流れから、泥沼のような展開になるのかと思ったけど、揺るがない青木の態度も、美紀のさっぱりとした性格も読んでて気持ちがよく、終わり方も好きだった。
0投稿日: 2023.02.08
powered by ブクログ一気読みした。ただ、雨宮まみの解説のような感想のような私たちは何を持っていて、何が欲しいのか?は全く意味がわからなかった。
0投稿日: 2023.01.31
powered by ブクログ婚活は女を醜くする(笑) 女という根深い業みたいなものがヒリヒリ伝わる んー、婚活中に読むとしんどいだろうな 女は一生女同士で闘うんだね(笑)
0投稿日: 2023.01.24
powered by ブクログお正月に読めてよかったなとおもった。いろんな家庭があって文化があって慣習があって、でも誰しもがおんなじ、まっさらな新年を迎える日。 生まれた地方や家柄で、人生なんてだいたいが決められているということに自覚的になってしまった「〝結婚適齢期の〟女」が、絶望することなく、社会とどう向き合っていくかが真水のような文体で綴られる。 階級とは時代を超えて再生産されてゆくもので、わたしたちはそのベルトコンベアに乗っているだけ。それを降りる、ぶっ壊すエネルギーを持つのはエトランゼのみ。 地方に生まれたわたしはおそらくこの地に骨を埋めるから、飛び出していった彼女たちをまぶしく思い、その羽を休めに戻ってこられる場所であれればいいな、と思っている。
2投稿日: 2023.01.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
好きシスターフッド デフォルメされてるというか、極例なのでは?と思ってしまうほど、””東京””は分断されてるんだな
1投稿日: 2023.01.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
東京の松濤で生まれ育ち、小学校から大学までカトリック系女子校を出た華子。 漁業の町で生まれ育ち、慶応大学進学のため上京しその後東京で暮らしている美紀。 ベタベタの友情ものではないけど、「女の敵は女」という言葉に対するアンサー小説のような、メッセージ性の強い本だと思った。 私は地方出身なので、美紀の言っていることがすごくよく分かる。 いわゆる「東京っぽいところ」と言うのは、東京に憧れている人たちが作る空間というのも、ね。 「東京(華子)と地方(美紀の実家の家族たち)」は全く違うようで似ている、同じ顔ぶれで同じことを繰り返してそこから抜け出そうとしないところ・・・というのにはハッとしたなぁ。 美紀みたいに「外に出たい」と思ってそれを実現した人からしたら、彼らは同じなんだな。なるほどね。 この本読んでいて、最初は、華子が羨ましいなって思っていた。 働かなくてもお金の心配一切不要、タクシーで移動して、美味しいもの食べて、きれいなものを見て、いいな~って。 でも、私も「外に出たい」人だから。もし生まれながらにその環境を与えられていたら、どこかで嫌気がさして親から反対されるようなことをしていたような気がする。死ぬまで変わらずに貴族の生活を送るのは、きっとできないんだろうな。 美紀の視点から見ることで、「私にないものだからうらやましく見えるだけで、実際には私には合わない生活なんだろう」と思うようになった。 華子は、義兄に紹介された弁護士(この人も現代の貴族)と結婚するも、すぐに離婚してしまい、友達のヴァイオリニストのマネージャーとして仕事をするようになった。 結局、貴族の華子も一生貴族ではいられないというか、外に出ることを選んだのだ。 美紀も華子も、それぞれの女友達と仕事のパートナーになり、前向きに生きていこうとするラストは爽やか。 女性が自分らしく生きていこうとするとき、男の存在は不要、ということだろうか。
2投稿日: 2023.01.16
powered by ブクログ最後の章に救いがあってよかった。 わたしはまさに華子世代だけど、結婚は周りがしてるからするんじゃなくて、自分の頭で考えて、この人と結婚したいと思ってするもんだと改めて教えてもらった。 別に結婚しなくても良いのに、わたしも含めみんな何に囚われているんだろう?何に焦っているんだろう? 自分のしたいことに耳を傾けて生きていきたい。
1投稿日: 2023.01.06
powered by ブクログ地方の閉鎖性と自由度の高い都会という対比構造のお話はよくあるが、これは都会の中の超上流階級の閉鎖性が書かれていて、他とは違う視点で面白かった。立場の違いはあれど、自分を見つけることができ、自分に合った生き方ができる彼女たちが羨ましい。
0投稿日: 2023.01.04
powered by ブクログ今日、たまたま見ていたテレビで芸人さんが「初体験を何回経たかで人生の豊かさが決まる」と言っていて、丁度この話と重なった。豊かに生きたいものです。女性が分断されている、という話は興味深かった!世界は少しずつ変わってきてますね
0投稿日: 2023.01.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後もハッピーエンドで良かった。 感じていた東京のレベルの高さみたいなものが言語化されていて良かった。 悪気はないけど、そうなってるのよ世の中は、階級社会なんだよとか 田舎から出てきてサバイブしてる人は強い。でも、中には入れない 中の人達はそれはそれで自由などない どちらが良いとかではなくて普通が違う そういう世界のお話
0投稿日: 2022.12.30
powered by ブクログフィクションだけど、こういう階層が日本にはあるんだろうな〜と実感できる内容。私からしたら信じられないようなことも東京で生まれ育った彼女たちにとっては「普通」で、でもその中でもやはり上の層がいるんだなとつくづく思う。ジェンダーとも通ずる内容がとても多くてとても面白かった。
0投稿日: 2022.12.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
決して長編とは呼べない300頁前後の作中に様々なテーマがスマート(この言葉がしっくり来る) にまとめられており、間違いのない作品だ。 熟考を重ねて本当に無駄を削ぎ落とすと、こんなにも質の高いものが出来上がるという見本の様な話だった。 『あのこは…』 冒頭からタイトルの貴族と扱われているのは当然 主人公の彼女の事だと思っていたが、倦むような雰囲気で物語が進んでいく中、そうではなく彼女こそが『あのこは貴族』と発信する側にいるのだと思い至った。 かの世界に近い所にいた彼女こそが、その閉じられた階層にやり切れなさを感じ、自らを鑑み自立へと至るまでのお話し。 終始、物語は停滞した世界観を漂わせていたが、 二人が再会する(決してよりは戻らない)結びでは清々しいとも思える読後感…とても良かった。 蛇足 作中、閉じられた世界の人々によって、当然の如く政治家の世襲が行われるさまが描かれているが、現実の世界でものっぺり顔の2世、3世議員たち(悪口だな…(笑))が日々政ごとの中核を担っている。 果たして、 かくも閉じられた世界に長々と蔓延る一族に 市井の人たちの一体何がわかるのだろうか? (いや、わからんだろ!と言う事を僕たちがわかるべきなんだけど…) よく品とか格は何代もの世襲をもって為される美徳みたいに語られているけど、それがこんな既得権益の末に為されるモノならその価値たるやいかほどのものか? 水は流れているからこそさやかであり、滞る水はただただ濁るばかり…。 と、 考えるにあたり、この小説は単に『自立』を描いただけの作品ではないことも優れた美点。 傑作と呼んで差し支えない物語。
0投稿日: 2022.12.14
powered by ブクログ門脇麦と水原希子で再生しながら読んだ。 私にも東京やお金持ちに対するどうしようもない羨望の気持ちがある。 華子のような境遇、性格でもなければ美紀のような野心、美貌もない。ただ嘘をつくことでしか張れない虚勢だ。心をヒリヒリさせながらストーリーを追った。 でもストーリー自体は、少し落ち着いてみたらそんなにドラマチックではなかったように思う。
0投稿日: 2022.12.12
powered by ブクログ登場人物が、だれもがちゃんと人物像が書かれてて、ちゃんと物語の中に生きている人。 だからか、全く知らない世界の人々の物語なのに、入り込んでしまうかんじ。 華子の気持ちに、共感とかは全然なかったけど、おもしろかったです。
0投稿日: 2022.12.04
powered by ブクログ地方と都市、男と女、富と貧、個と集団をふんだんに入れ込んだ傑作でした。リズムの良い端的な文面がよりいっそう登場人物を生々しく感じることができました。
0投稿日: 2022.11.29
powered by ブクログ初の山内マリコさん作品。 今までの人生で、感じてはいたけれど、 確実に存在する階層の格差。 「田舎」の話をされ、全くピンと来ない人も、いるらしい。 主人公「華子」は生まれも育ちも東京の中心。実家は、松濤に有るお屋敷。 エスカレーター式の、名門女子大出身。 お正月は一族が集い、帝国ホテルのお店でお年賀の食事会。 三姉妹の末っ子 いつもニコニコ愛想良く、行儀良くしているけれど、ハッキリものを言わないタイプ。 25歳から、お付き合いしていた人は、慶應幼稚舎出身、大手証券勤務、親は、都内にビル、マンションを持つ。 華子は、交際スタート時から、結婚前提で、甲斐甲斐しく世話を焼く。 しかし、彼の方は、だんだん華子の用意周到さが、重く、うざったくなり、振られる。 合コンでは、その容姿と経歴でもてる ものの、付き合ってみると、まったく面白味なく、男性の前では、うまく自分を出せないから、3ヶ月もするとすぐ振られる。 その後、父の紹介、結婚相談所、いろいろ見合いするが、決まらない。 しかし、義兄の紹介で、弁護士、慶應幼稚舎出身、非常に洗練された人物と見合い。 華子は、頼もしい、と思う。 トントン拍子で結婚が決まる。 その相手、青木幸一郎は、江戸時代の海運王をルーツにもち、歴代当主が衆議院議員。 だから、結婚相手は、同じ階層の、自分を主張しないタイプが希望。 人柄は問題では無いらしい。 一方、慶應大学に高卒後受験で入学した 美紀。(外部生) その時、青木幸一郎は(内部生)として学内で、おしゃれでスマートで物怖じしない都会的なグループに属している。 幼稚舎からの内部生が、一番のエリートでポジションが上。 政治家や本物の金持ちの子供たち。 実は、社会にでてから、美紀と、幸一郎は付き合っている。 美紀は出来れば結婚したいが、無理だろうと諦めている。 幸一郎は結婚する気は、さらさらない。 このクラスの人々は、やはり何の躊躇も無く同じクラス同士で結婚して、その血脈を続けてゆくのか。 現実では、皇室のお姫様と結婚して、大騒ぎの一般人が国中から、総バッシングされていたな。理由はいろいろあるだろうけど。 タレント事務所、所属のグループの一人も幼稚舎から慶應で、美しい女優さんとお付き合いしていたけど、振り切って、結局同窓の女性と結婚していたなぁ! この本読んで、目から鱗! なんだ、初めからそういう事か、納得。 日本は格差社会では無く.昔からずっと変わらず、「階級社会」だった。 つまり、歴史の教科書に出てくるような 日本を動かした人物の子孫は、今も同じ場所で我が物顔で国を牛耳っている。 結局、結婚した後まったく自分に興味を示さず、ほって置かれた華子は、離婚して目覚め、変わってゆく。 いわゆる「上流階級」というものが、こういう事だったのか、 と、私は納得したのである。
15投稿日: 2022.11.07
powered by ブクログずっと気になってた山内マリコの作品初めて読んでみた。なんか期待のが上回ってたみたい 東京出身で昔からのお金持ちの華子と田舎から上京してきた美紀とかのはなし 同じ階級の狭い界隈で生きる人と地元から出てきて生きてる人は全く違った価値観を持ってる 古くから代々お金持ちの人とか政治家はコネなったり大手企業に就職したりするんだよねえいいね
2投稿日: 2022.11.06
powered by ブクログタイトルから女同士のドロドロした小説かと思ったが全く違った。むしろ対極的な登場人物である華子と美紀はタイプは違うがどこか潔い感じ。地に足がついて周りと自分をしっかり理解している美紀に出会ったお嬢様の華子は最終的に自分を見つけていく。対極的な存在に出会うことで、薄々感じていた自分の生活する世界の狭さを痛感して変わっていく華子がとても良かった。どこか他人事じゃない感じもして、読みながら自分も狭い世界で生きているんだろうなと思わされる。奥が深い作品だった。
2投稿日: 2022.10.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初めての山内マリコさん。 友だちから映画を勧められたものの、上映期間に間に合わなかったので、原作を読みました。 私も地方の貧しい家庭から上京してきたので、「分かる……!」の連続でした。 都会の本当に恵まれている家庭で育った子は性格が良い。擦れていないし、無意味な悪口も言わない。当たり前にブランド物を身に付けていて、でもそれに嫌味がない。 生きている世界が違うのだとまざまざと感じました。 華子や幸一郎、その家族が身に付けている物や教養も、何回も検索しながら読みました。 そのくらい私とはかけ離れている世界なのだとしみじみ。 東京で生きていくからには、それくらいは知っていないと同レベルの会話もできないのだと勉強になったくらいです。 一方で、美紀の気持ちには共感の嵐。 バイトしないと生活すらままならない。 私も多い時には3つ掛け持ちでバイトをしてなんとか学費と生活費を捻出していました。 そして、田舎独特の狭いコミニュティ。 どこまでいっても付いてくる学生時代のヒエラルキーと関係性。 ただ、私は美紀ほど地元に興味がないということを美紀を通して実感しました。 友だちは大事だけれど、地元がどうなろうと知ったこっちゃないし、そこまでの仲の友だちが学生時代のコミュニティを引き摺りながら悪口を言っているのを聞くと「じゃあ離れればいいのに」と思うくらい。 東京は、悪く言えば希薄だから合わなければ離れればいい、とそれが気楽に感じていたし、それが気にならないくらい多くの人がいる場所だと思っていたけれど、東京にもコミニュティがあるんだ、と思わされました。 生まれた土地がどこであろうと、やはり「地元」にはコミニュティがあるんですね。 そことどう付き合うか、どう割り切るか、どう抜け出すか、を考えて初めて「自分が歩く人生」になるのだと思いました。 自分で考えて、決めて、行動する、ということが大事なのはどんな環境で生まれても一生なのですね。 私も前を向いて、日々より自分が納得できる選択しながら生きていこうと思いました。 映画も観たいな〜!
1投稿日: 2022.10.28
powered by ブクログ自分の気持ちを表現することの大事さを痛感した。 自分のやりたいこと、得意なことを見つけると、日々が楽しくなる。その過程を2人の女性を通じて読み取ることができて、心地よかった。
0投稿日: 2022.10.26
powered by ブクログフェミニズム小説、ということで興味を持ち、読みました。 前半は、世間知らずのお嬢様・華子の結婚がどうなるのか、後半は階級の異なる二人の主人公がどう交わるのか、気になって先に読み進んでしまいます。 関西人の男性が、東京の人との対比として出てくるのですが、小説とはいえ、あまりに戯画化されててひどいなー(笑)と、東京生まれの関西に住む人間としては思いました。作者が、わかりやすい表現を目指してるとも言えそうです。
0投稿日: 2022.09.17
powered by ブクログ東京生まれ箱入り娘の華子と、大学進学で上京した美紀。置かれた立場なりの幸せや悩みはあるけど、その枠を飛び出し歩き出す二人に希望がもてた。 ただ、地方民の私は美紀の気持ちが痛いくらいに分かる。しんどい。 映画も素晴らしかった。
1投稿日: 2022.09.14
powered by ブクログ20220910 それぞれ住む世界があって、その世界でしか通用しない常識とか価値観があるってことがさまざまな出来事を通して教えてくれる。 東京と地方 女子校育ちと共学育ち 内部生と外部生 など、いろいろ対比構造がでてきた。 そんないろんな世界がある中で、自分の軸をもって生きる強さも同時に描いている。
0投稿日: 2022.09.10
powered by ブクログ色んな世界を見ることが出来て面白かった。 華子の世界はもちろん、美紀の世界も自分の知らない世界だった。 華子のパートでこんな世界が本当にあるんだなぁ、と感心するが、幸一郎と出会い、更に上級社会もあると知る。 後半で華子が自分は狭い世界に生きてきたと自覚するシーンがあるが、自分も上流ではないにしても、狭い世界に生きてきたと考えさせられる。美紀の様にガムシャラではないし、相良さんの様にバイタリティーもない。大した苦労もしていない自分は結局、華子と同じではないかと…(もちろん財力は全く違うけど)やっぱり美紀や相良さんに憧れるなぁ。 最後はもっと幸一郎をやり込めて欲しかった!
1投稿日: 2022.09.06
powered by ブクログ苦労知らずの人が持つ”自分には何もない”という焦り。 それがあると想像するとちょっと溜飲が下がる。笑 知らないとお金持ちとかただの苦労知らずと思ってしまいがちだけど。
2投稿日: 2022.09.03
powered by ブクログなるほどねえ~。 様々な視点があって実に面白い物語だった。 ストーリーそのものより、東京生まれ地方生まれ、上流中流、そうでもない出自。 固定された身分が厳然と在りながら無いものと見えないものとされている。 その中で生きて行く女性って大変だけど楽しそうだな。 頑張って欲しい。 作品紹介・あらすじ 地方生まれの美紀と東京生まれの華子。 アラサー女子たちの葛藤と成長を描く、山内マリコの傑作長編! 「苦労してないって、人としてダメですよね」――東京生まれの箱入り娘、華子。 「自分は、彼らの世界からあまりにも遠い、辺鄙な場所に生まれ、ただわけもわからず上京してきた、愚かでなにも持たない、まったくの部外者なのだ」――地方生まれ東京在住OL、美紀。 東京生まれの華子は、箱入り娘として何不自由なく育てられたが、20代後半で恋人に振られ、初めて人生の岐路に立たされてしまう。 名門女子校の同級生が次々に結婚するなか、焦ってお見合いを重ねた末に、ハンサムな弁護士「青木幸一郎」と出会う。 一方、東京で働く美紀は地方生まれの上京組。 猛勉強の末に慶應大学に入るも金欠で中退し、一時は夜の世界も経験した。 32歳で恋人ナシ、腐れ縁の「幸一郎」とのダラダラした関係に悩み中。 境遇が全く違って出会うはずのなかったふたりの女。 同じ男をきっかけに彼女たちが巡り合うとき、それぞれ思いもよらない世界が拓けて――。 結婚をめぐる女たちの葛藤と解放を描く、渾身の長編小説。
17投稿日: 2022.08.17
powered by ブクログ東京と地方、貴族と庶民、内部生と外部生、既婚と独身、、など色んな対極にあるもの同士の話が出ており、諸々が美紀よりの自分からすると貴族側の常識を垣間見れて、知らない世界を知る様で面白かった。 今まで感じた事がある、対極側のものを見るときのあの気持ちが言語化されていて、スッキリした気分。 華子の結婚生活や、幸一郎の薄情さを語るシーンは柚月麻子さんの小説を読んでいる時みたいな、「わかる!結婚って、男の人ってそうだよね!」となる一文がたくさんあった。
0投稿日: 2022.08.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
美紀の言葉がとても好き。 「世の中にはね、女同士を分断する価値観みたいなものが、あまりにも普通にまかり通ってて、しかも実は、誰よりも女の子自身が、そういう考え方に染まっちゃってるの。だから女の敵は女だって、みんな訳知り顔で行ったりするんだよ。若い女の子とおばさんは、分断されている。専業主婦と働く女性は、対立するように仕向けられる。」 男が絡むと話が通じなくなる女じゃない女でありたいね。
2投稿日: 2022.08.08
powered by ブクログ上京した経験があるので、刺さる刺さる。 格差と階級と性差と…こんな世の中に生きていたくないのだけれど生きている現実
0投稿日: 2022.08.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
代々東京生まれ、東京育ちの所謂「お嬢様」育ちである華子とその友人、逸子。華子の婚約者である幸一郎と、その浮気(?)相手の美紀4人を中心に話が進んでいく。 華子は典型的な箱入り娘であるのに対し、大学のため上京した美紀。まさしく対極的なふたり。 華子と同じお嬢様の部類に入る悦子は、生まれ育った東京に生きづらさを感じ、海外に居場所を求めたりとかなりアクティブ。 安全地帯でぬくぬくと育ってきた華子が、違う部類の人と関わっていくうちに、自分の存在意義を見出そうともがき、新世界へ一歩踏み出そうとする姿は応援したくなった。 パークハイアット、椿山荘、ウィスティンホテル。 東京のありとあらゆる高級店が登場し、「こんなとこがあったのか」と新たな発見があった。 華子とは事あるごとに東京のホテルでアフタヌーンティーをするのだが、「上流階級はこういうところを選ぶのね…」と格の違いを見せつけられた。 ホテルのアフタヌーンティー…。 一年に一度でいいから、わたしもスコーンと紅茶を嗜みながら上流階級気分を味わいたい。
0投稿日: 2022.07.23
powered by ブクログ映画化した時に気になっていた作品(でも映画はまだ観ていない。笑)そして山内マリコさんの小説を読むのはたぶん初めて。 当たり前のこととして、産まれる家は誰も選べない。私自身、もっと裕福な家に産まれたかった…と思ったことが昔はよくあったけれど、どんな家に産まれても、種類の違う苦労や苦悩があるのだろうと思う。 生育環境により性質や性格はだいぶ左右されるだろうし、裕福だからこそ足りない部分や、貧しいからこそ長ける部分もきっとある。 主人公は東京のかなり裕福な家に産まれた華子と、地方のどちらかと言うと貧しい家庭に育った美紀。 20代後半まで守られた暮らしをしてきた華子は、恋愛だけはなかなかうまくいかなかったが、家族の紹介で知り合った幸一郎とはトントン拍子に事が運んで結婚することになる。 幸一郎は華子以上の金持ちの家の息子で、彼は大学時代の知り合いだった美紀とフランクな関係を築いていた。 普通ならば知り合うはずのない華子と美紀だが、幸一郎を間に挟み、不可思議な友人のような仲になっていき… 20代後半の華子と30代前半の美紀、仕事や結婚などについてとりわけ悩む世代の2人の女性の対比が軸になっている。 しっかりした基盤となる裕福な家があり、なに不自由なく暮らしている華子に対して、東京の有名大学に入ったものの、実家の事情が元でそれを中退し自力で強く生きていくしかなかった美紀。それぞれに環境からくる良い面と悪い面があるのが人間らしくて、2人のちぐはぐなのに悪くはない関係が面白い。 華子は美紀の、自分にはない強さに憧れるのだけど、華子のような立場の人間のそういう振舞いは、嫌味に映ってともすれば美紀を傷つけてしまいかねない。だけど美紀は華子に嫉妬するなどという境地はもはや抜けていて、華子に対して親身になる。若くして達観しているような風情がある。 華子の友人など、女性の登場人物が他にも出てくるのだけど、女性同士の会話の場面では、女性だからこそ分かる!と頷けるような箇所が多々あった。とりわけ女性作家の小説は、そういうところが痛快で読む醍醐味だとも思う。 様々ありつつ幸一郎との幸せを手に入れたように見える華子が辿っていく道も面白く、人生何があるか分からない、と思う。人は色んな経験を通して少しずつ強くしなやかになっていく。そんなことを思いながら読み終えた。
2投稿日: 2022.07.02
powered by ブクログ女性ってそうだよなあ、とずっと共感していた。 ジェンダー系の講義を取っているので古くて時代遅れな結婚や恋愛の価値観には少しイライラもしたけれど、実際こんなもんだと思う。 とにかく素敵な本。ヒューマンドラマでもあり、社会的な問題提起も孕んでいて、大学生以上なら特におすすめできる!映画も見たい
0投稿日: 2022.06.10
powered by ブクログ「大事に育てられたがゆえ、自分が大事にされないことに人一倍ダメージを食らう」 これだ。私の最近感じていたこと。 私が今まで周りから受けていた愛情を、どこかで当然だと、誰しもが与えられて、与えられるものだと思っていたのかもしれない。だからこそ、ぞんざいに扱われることに対して敏感になっていたのかも…。 この歳になって、なかなか価値観を変えることは難しいけれど、こういう意識を頭のどこかに置いておきたい。
6投稿日: 2022.05.28
powered by ブクログとにかくリアル。登場人物たちの置かれた環境や葛藤に痛いほど共感した。 そしてそこから彼女たちが脱して強くなった姿にも元気をもらった。
1投稿日: 2022.05.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
財閥の末裔で東京から出たことがない「貴族」と、地方から上京してきた「庶民」の価値観・考え方の違いを考えさせられる一書。 狭いコミュニティの中にいるほうが幸せなのか、コミュニティから出る方が幸せなのか。
1投稿日: 2022.05.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
貴族と凡人、東京と地方、女性の生きづらさ。 最初は単なるお嬢様の物語かと思ったけど、後半につれて面白くなってきたぞ、と。 狭い世界で生きていると、視野が狭くなる。 もっともっと外に出て、色んなことを感じ、吸収していかなければ!と思わせてくれた本。 今の日本は、上流階級のそういう人たちで構成されているのだろうか。そう思うとゾッとするな。
2投稿日: 2022.05.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ジェーン・スーさんの本、「わたしがおばさんになったよ」内で紹介されていた本。スーさんの「貴様いつまで…」を読んでから、「東京出身者VS地方出身者」の構図について興味が湧いていた私。そのタイミングでこの本を読んだので、言語化できなかった「(地方出身者からみた)東京の異質さ」が理解できてスッキリ。「なるほどな」の連続で一気読み!
1投稿日: 2022.05.15
powered by ブクログ階級、出自、性質の異なる者同士が、女の義理を果たすところは感動した! 女の恋愛や結婚に対するプライオリティの高さ。 その根源となる部分を覗き見してる様な感覚で面白かった。
4投稿日: 2022.05.10
powered by ブクログ今の自分にピッタリというか、胸に刺さる作品だった。 ちょうど今わたしは華子と同じ25歳で、周りは彼氏がいて結婚の話とか出てる中、私は彼氏もいなくて、焦って色々な人と会ってみているけど、慶應の幼稚舎上がりの人とかとは住む世界が違すぎるから相手にされない分かっているものの、そういう人と話していると自分も上流階級にいる気がしまうし、エリートな人と付き合える自分すごい!ってまだ付き合ってもないのに想像を膨らませて、期待して、上手くいかないと落ち込んでしまうんだよなあ。 考えがちょっと違うかもしれないけど、時岡さんと共感できるところが多々あった。 最後の結局は自分が変わらなければいけないってところに心打たれた。今までで一番心に残った編集後記?だった。
1投稿日: 2022.05.07
powered by ブクログ都内出身・お嬢様の華子。今後の人生を悩み婚活に励む。 地方出身・美紀。東京の空気に負けないよう自立した生活をする。 そして、華子の幼馴染の相楽さん。お嬢様ながらに息苦しさを感じ、アクティブに生きる。 この3人が重なり合う物語りです。 タイトルからは少し嫌味ったらしいストーリーかと思ったが…ぜっんぜん違う!面白かった! それぞれの生い立ちの中で悩みを持ち、そこから抜け出そうとする3人。 何が正解なのか? とても楽しめました〜。
2投稿日: 2022.04.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初は貴族側の話で、ちょっと退屈…だったけど、加速度的に面白くなった。 幸一郎、まさに慶應だなぁというお坊ちゃん。 とても嫌いなタイプ(笑)。 話し合うことが出来ない人間と結婚なんて絶対しちゃダメだ。 だけど、しばらく経ってから逆に心を開ける相手になるっていうのもなんか分かるし、 時が解決するというか…そういうことは、 生きている上での素晴らしいことの1つな気がする。 全く関係ないタクシーのおっちゃんの言葉がなんか沁みた。 あと、作中で紹介されていた心中天網島、とても惹かれた。 知らなかったので、読みたいと思う
2投稿日: 2022.04.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
華子が結婚を焦りすぎて、自分を見失ったイタさにページがどんどん進んでいく。 最後に、自分で行動して道を切り開くように変化したところが良かった。最初と最後で全然印象が違う! ただ、女の義理とやらが私にはよく分からなかったので、星マイナス1つ。
1投稿日: 2022.04.21
powered by ブクログ同郷の作家さんだと知り読んでみた。 田舎から上京してきた人間から見る東京と地元っていうのが自分に重なって共感しながら読んだ。 東京生まれ東京育ちの人にもそれはそれで東京へ思うところがあるのだ、という視点は今まで抜けていたかも。 ストーリーも面白く、読後感が爽やかで良かった!
1投稿日: 2022.04.15
powered by ブクログ都内庶民派としては華子寄りです。全くもって"貴族"ではないものの都内しか知らず、他で暮らす勇気もない掴みどころがなく靄がかかっていた自分に重ね合わせて共感しながら読む事ができました。都内を出てみたい願望があります。
1投稿日: 2022.04.11
powered by ブクログ小説はあまり読まないのだが、知人から勧められたこと、劇場版に少し関わりもったことからトライしてみた。 都会と地方のアラサー女性の悲哀はわかるものの、脚色気味というかややステロタイプな感も無きにしもあらず。
1投稿日: 2022.04.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
東京のハイクラスな家に生まれ、これまで何も苦労することなく生きてきてしまったことがコンプレックスの華子。地方から東京に出てきて、大学で内部生との階級の違いを見せつけられそこには超えられない壁があることを悟った美紀。 自分も東京に出てきて10年以上たつけどこんな格差があるんだということをあまり感じることがなかった。でもそれこそが分断されている、階級が違う、ということなのだろう。交わる必要もなかったし、そんな機会もなかった。だから上流階級の中でどんな活動が展開されているか想像もつかない。 デパートに外商顧客という特別扱いされる人がいるんだということを初めて知った時のような感覚。 どちらの階級が人生において優でどちらが劣かといったテーマではない。まったく共通点がないようで2人の女性に通じるテーマは自由だったのではないか。 いいところのお嬢さんで結婚により更に籠の中の鳥にされた華子が最後に自由を求めるのは分かりやすいけど、美紀もかつてお金の問題で行きたい大学を辞め家に帰ってこいと言われた時、時代が止まっている田舎の中で浮き居心地の悪さを感じた時、やはり自分を絡め取ろうとしてくる鎖のようなものから逃げなければと思ったのだろう。 立場が上のように思えた幸一郎が、最後には一番自由がなくてすこし不憫に感じられる。 資産や家柄というリソースがなければ見られない世界があると同時に自由がなければ見られない世界もあるということなのかな。 去年映画を観ていて俳優陣もすごくよかったので映像に変換されて読めて面白かった。またこの作者の本を読んでみよう。
10投稿日: 2022.04.03
powered by ブクログ初めて読んだ山内マリコの本。私と同い年。出身県は違えど、おそらく私と同じ上京組。この話は彼女自身が体験した心情や葛藤を巧みに言語化された物語なのだろうな、と感じないではいられない。 私はこの本を美紀の気持ちに共感しながら読んだ。東京出身の友人達が自宅の最寄駅を言いながらマウンティングをしていることに気づいた時、周りが都会の私立中高一貫出身者ばかりと気づいた時、これまでも今も、私だけが違っている、と違和感を感じる瞬間が時折ある。 東京と地方、富裕と貧困、子持ちと独身、どんな立場にあっても押し付けられる役割と価値観。その中でどう自己を卑下することなく主体的に動いて自分の道を歩んでいくか、について考えさせられる一冊だ。 私たちは世の中を理解すればするほど、自分が見えていなかった世界が見えるようになり、想像力が豊かになる。だから、周囲にも優しくなれる。 同時に自分が変えられるものと変えられないものもよく見えるようになり、生きるのが楽になる。 華子も美紀もどちらにも共通する点があるのがこの物語の特徴ではあるけれど、私には終盤の美紀の潔さが、達観と諦観の狭間で賢く強かに生きる上京組の姿として眩しく感じた。 星5つ付けたいけれど、美紀が仕送りを止められたことで夜の仕事に流される点が予想可能で少し切なくて星は4つで。
1投稿日: 2022.04.03
powered by ブクログ私はどちらかと言うと、華子や相楽さんのいる世界で暮らしてきたので、美紀のセリフには胸が痛くなることもありました。いろんなことがあって、成長していく華子を心強いと思う一方、なんでそんなに頑張らなきゃいけないんだろうと思ってしまう。 強くて自立した女性、結婚して家に入る女性、どっちも両立して上手くやれる子もいるけど、どっちも出来ないときはどうしたらいいんだろう。 ストーリーはすごく面白くて、華子と美紀どちらかを上げるわけじゃないところも凄く良かったです。 ただ、自分の傷に滲みるところがあったので1つだけ⭐︎を減らしました。
2投稿日: 2022.03.30
powered by ブクログ特に"貴族"の華子ちゃんの生まれと暮らしぶりが固有名詞もたっぷりでリアルに描かれていて、読んでいて楽しかった。女性同士の連帯について、現実ではこんなにはっきりと口に出して、プラスのベクトルをもって行動していくのは難しいけど、でも私の身の回りにもささやかな勇気をくれるような連帯の種はたくさんあって、それをちゃんと育てていきたいなと思った。 あと富裕層めっちゃホテル行くなと思った。お茶もお食事も結婚式もホテルで、ホテル以外の選択肢なさすぎねという感じ!
1投稿日: 2022.03.28
powered by ブクログまだ見てないけど、映画が高評価なのを聞いて興味持ちました。小説は期待以上。 美紀が言うように女性は分断されるのが現実かもしれないけど、逸子が思うみたいに理想だとしても粘り強く連帯を大事にしたい。シスターフッド万歳。
3投稿日: 2022.03.23
powered by ブクログ映画鑑賞後に読みました。映画とはまた違う、女の人の潔さ、強さを感じました。 文章もクセがなくて読みやすい。知ることもたくさんあった。 映画はラストシーンが素敵なので是非。
2投稿日: 2022.03.21
powered by ブクログ裏表紙にアラサー女子たちの葛藤と解放を描く傑作、とあったけどまさにそう。 自分の生まれ育った環境と同じ、いわゆる”ハイクラス”な人間としか分かり合えないと感じながら婚活するお嬢様と、”ハイクラス”な男と庶民的な自分とでは結婚に繋がることはないとわかっていながらも薄々と期待しながらズルズルと交際を続ける女。 都会育ちの女と田舎育ちの女、貴族と庶民といった構成にみえるけど、読みきってみるとそこの違いを感じさせないテーマ、自己肯定感について書かれていることに気がついて面白かった! 自己愛がテーマだと気づく前から、自分みたいに何もできない人間は結婚すれば幸せになれると漠然と考える華子に対して、私の中のqueer eye脳がgirl, it’s all about self love!finding who you truly are!と主張していたので彼女たちが「今の自分が好き」と生き生きするようになってyassssss!と心の中でガッツポーズしてました。 終盤の逸子と美紀の畳み掛けトークがめっちゃスカッとした。周りで結婚していく人が増える中で先のことが見えなさ過ぎて怖くなる気持ちだとか、ママ友は怖いぞーって子供産んでもないのに脅かされたり、嫁と姑は絶対に仲が悪いとか、そうじゃない例もいっぱいあるのに世の中では女同士を分断する価値観がある話だとか、、二人に混ざって話したくなった。 華子と美紀をみていると狭い価値観の中で生きている人がいるのは都会も田舎も変わらないんだといつことに気付かされる。それがいい悪いとかじゃなくて、それが心地いい人もいればそうじゃない人もいる。
1投稿日: 2022.03.07
powered by ブクログ生まれた境遇、住む世界でこれほどまでにも違うのか。 日本特有の世襲や財閥という世界も、実際あると考えるとぞっとした。 対照的な2人の女性は会うべくして会った。同じ土地に人が住みつくことで生まれる閉塞感とまったりとした居心地の良さを部外者として客観的に観察する美紀。保守的で守られてはいるが与えられた狭い世界を窮屈と感じる華子。 自分で自分を肯定できる世界へ。今現実社会での男女の格差や概念においても表面的、上っ面な取組で終わらないでほしいと感じた。
1投稿日: 2022.03.04
powered by ブクログ女性の生き方みたいな括り方で変な色眼鏡かけずに男性にこそ読んで欲しい、、、! 東京という集合体をうまく使いながら、自立と他者との関わり合いを見つけていく道のりをしっかり表現してたのがよかった◎
1投稿日: 2022.02.28
powered by ブクログ上京組として「美紀のしんどさ、わかる」と感じる部分もあるし、華子の息苦しさもまた伝わってくるから、第1〜2章を読んでいる間はなんだか私自身まで苦しくなってくるような感覚だった。読みやすい文章でするすると物語に引き込まれていくから、尚更。3章、対立するのでも仲良くなりすぎるのでもなく、それぞれが歩き始める感じがいいなと思った。分断は存在するけど、私は分断されたい訳じゃないんだ、とは思う。
4投稿日: 2022.02.22
powered by ブクログ映画を観て原作が気になり読みました。 私は東京出身の庶民ですが、部分部分で華子の気持ちも美紀の気持ちも共感できるところがありました。 印象に残っているのは相楽さんと美紀がホテルのラウンジで話している場面。 シスターフッドが成り立てば素晴らしいけれど、現実はそう簡単ではないよね。 「女性同士が分断されるような仕組みになっている」という美紀の台詞があったと思うのですが、『ナイルパーチの女子会』にもそんな台詞が出てきたような。 女性はホモソーシャル社会のなかで自分自身が「庇護される」、「評価される」対象であるという前提を否応なしに刷り込まれながら大人になっていきます。 そうなると、男性を評価者として認識し自分以外の女性を敵のように感じてしまうことがありますが、まずはこの社会がそんな仕組になっていることに意識を向けることが第一歩なのかもしれません。 現実は複雑だけれど、他人の呪いにとらわれることなく自由に生きられたらいいですね。
1投稿日: 2022.02.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画を観て、答え合わせ的に読んだ。 最後、幸一郎にとって、美紀はどんなふうに見えていたのかが明かされて、これを美紀が聞いたら、とじんわり感動した。この部分は、映画にはないカタルシスだ。 美紀は陰ながら劣等感と闘って背伸びして、なんとか乗り切ってきた苦しい時期があったのを私たちは知っている。けれど、結果、生き残り、自分を活かした活動をしているし、周りからも認められているようだ。ほんとうによかったなぁ。 華子は、自分の足で立って歩き出し、世界が広がった。彼女と一緒になって、ようやく呼吸が出来た気がした。 冒頭では華子が、ラストでは美紀がタクシーに乗るシーンで締め括られる。映画にはなかった対照的なシーン。対照的ではあるけど、時の流れを思い出してみると、冒頭では2人とも生き方に迷っていて、ラストでは生きやすさを掴み始めている。 清々しい終わり方だった。 映画の配役そのままをイメージしながら読めたのも楽しかった。
3投稿日: 2022.02.17
powered by ブクログさっぱりした女性ってステキだなぁ そうじゃない実情は胸の内にしまって、 他に当たらず、賢くて、それでいてその人だけの魅力を放っている女性ってなんてステキなんでしょう、、! 読んでいて、東京女子図鑑を思い出しました。 誰しも他への憧れはあるもので、 自分の心に素直にあることは難しいけど、素晴らしいことですね 他と比べずに、自分の幸せを実感できる人生でありたいものです
2投稿日: 2022.02.12
powered by ブクログ前半はゆっくりのペースで見てたけど途中からのめり込んで止まらなかった〜 ミキもハナコも相良さんも、みーんな幸せになろうね
2投稿日: 2022.02.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
友人から、「これ最近読んだ本」と言われて手に取った本。 映画化されたこともあり、ジャケ買いするにもどことなく内容が分かる話だったが、 "よくある"ネタなだけに、キレ味のある展開を期待したが、面白みもなくオチを迎え印象に残らなかったことが残念だった。
1投稿日: 2022.01.31
powered by ブクログ思っていたストーリーと違ったけど、2日間でサクサク読める文体と内容。東京育ちの私にとって共感できるような出来ないような。今どきこんな世界あるのかなあと思ったけど、その知見自体が世間知らずなのだろうか。後味はよかったけど、もう少し長く中身を作ってもよかったような気が。
1投稿日: 2022.01.28
powered by ブクログ東京で生まれ育った生粋のお嬢さま・華子と、地方から上京し、OLとして何とか生活している美紀。 本来なら決して交わるはずのない2人の人生が、1人の男性に関わったことによって交錯する。 それぞれの置かれた環境や性格が全く違っても、人は各々コンプレックスや悩みを抱えて生きているものだなあと、改めてしみじみと思いました。 いわゆるハイソサエティの人達の暮らしを垣間見られたような気がして、興味深かったです。
4投稿日: 2022.01.21
powered by ブクログ山内マリコさん作品は、はじめましてだったんだけど、読み始めてすぐに「あ、わたしこの人の本すきだ」と思った。けっして軽いわけじゃないのにぐんぐんと読める、まさにページをめくる手が止まらない。こんな感覚は久しぶりだった。美紀のことばがとにかく刺さったし、何より互いを故意に傷つけ合わなくても、人と人とが関わり合うことで時には傷つきながらも成長していくっていう山内さんの人柄が伺えるようなストーリーがなんともよかった。あとがきで、山内さんは今の普通の中の普遍を描いているって書かれていたのも納得できたし、読了後にやっぱりこの人の表現が好きだなって思った。
3投稿日: 2022.01.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いわゆる特権階級の華子と、上京して自分の力で生きてきた美紀が、幸一郎という一人の男をきっかけに変わっていく話。 私には華子や美紀の生き方は想像しかできないが、きっと彼女たちみたいな人は本当に存在していて、それぞれの普通を抱えて生きているんだと思う。 この話では相楽さんが2人を引き合せる大切な役目を担っていて、もし彼女がいなかったら華子は何も疑問に思わないまま幸一郎の妻として粛々と生きて行っただろうし、もしかしたら美紀はずっと幸一郎の都合のいい女だったかもしれない。美紀はさておき、華子が幸一郎の妻として生きていく事は、華子にとっての"普通"だと思った。世界を知らないのであれば外に出たいと思わないだろうから、それはある意味幸せなのではないだろうか。 華子にとって、美紀との出会いは良くも悪くも敷かれたレールを踏み外す事だった。 同年代の女性として、結婚に対する考え方ももちろんだし、"女性の幸せ"と言われている事が本当にそうなのか?ということも考えさせられた。 美紀「自分は愚かで何も持たない全くの部外者だが、それってなんて自由なんだろう」というようなセリフがあったが、とても突き刺さった。 自分で道を歩くということは大変で辛いことも多いが、同時にどこを歩いてもいい、ということを痛感できた。 胸が苦しくなるような、世間でよく聞く女性に押し付けられた価値観もおりまぜられ、読み終わったあとは不思議と前向きな気持ちになれた1冊だった。
2投稿日: 2022.01.19
powered by ブクログ属性が分断された女性同士の話、というともっとドロドロした話なのか?と思ったがそうではなく。 もっと普遍的な、幸せになるためには?というテーマが扱われていた。 頷きたくなる部分や眉をひそめてしまうシーンもあり、飽きずにテンポよく読むことが出来た。 自我がない、守られて親から轢いてもらったレール通りに人生すごろくを進める華子。その華子が正反対の美紀と出会うことで成長していく姿は痛快で見ていて気持ちよかった。 読了後の余韻がとても心地よい。
1投稿日: 2022.01.16
powered by ブクログ東京のいいとこの箱入り娘と田舎育ち上京からキャバクラやってる女性(慶応を金銭面で退学)の対比が面白い。 箱入り娘と結婚するいいとこの慶応ボーイ。 慶應に代表される階級制度を描いていて、結局日本は明言せずとも階級制度は未だ根付いているんだよという話? あと恵まれているようでいいとこの人なりの苦しみはあるんだぞと
1投稿日: 2022.01.14
powered by ブクログ時岡美紀の東京に対する疎外感は、もしかして作者自身の体験と、山内マリコさんのwikiを調べたら、ふっと思いました。 この一冊は泥沼な恋愛でも猟奇的な人間関係でも描かれておらず、だけど心底ゾッとする場面はいくつもありました。東京と地方の格差、富裕と貧困の格差、男女の格差。山内マリコが書いているのは決して昼ドラのような低俗な物ではなく、東京という独特な街の雰囲気に、外部の人がどれ程揉まれ、また自身の疎外感に対する焦燥を時岡美紀という脚色で表した。また彼女と全く正反対の榛原華子は美紀と出会ったことによって、自分自身の存在について改めて考えて、やっと守られてきた場所から抜け出して、自分の価値を肯定できた。 文字を辿っていくと、部外者の疎外感が丁寧に書かれていて、その感情にひどく共感。 私達は、ある程度の年齢になると、新しい物事にチャレンジするのに、色々と細心の注意を払い、行動至るまでに思慮深く考えてしまう。今まで周りに取り込まれてきた環境も場所も人間関係もきっと一番安心できる場所だと思う。幼少期から教わってきた仕来りや価値観を守り、他の価値観をどう取り入れることによって自分を壊しかねない恐れだってある。華子は美紀との出会いで、新しい価値観を知り、また勇気を持って自分の人生にその価値観を取り入れ、例え全てを壊しても、「一片の悔いもなかった。」と言えるほど最後は清々しいエンディングでした。
7投稿日: 2022.01.13
powered by ブクログ女性同士を属性で分断させて安易にケンカするのではなく連携するストーリーがよかった。華子の「恵まれすぎていることがコンプレックス」というのはちょっとわかる。でもいまどき出身地で云々とか古い気がする。
1投稿日: 2022.01.12
powered by ブクログ薄々思っていたけど山内マリコはすごい作家なのでは。このリーダビリティの高さで、どんな作家にもない視点で普遍を描いている。
2投稿日: 2022.01.09
powered by ブクログ生まれも育ちも自分では決して選べないものだ。 けれど、どう生きるかは自由だ。 これからの生き方は自分次第。 女同士の義理には、同情と見栄がありそうに 思うけれど、それでもいー話。 美紀はいー女だと思った。
1投稿日: 2022.01.06
powered by ブクログ上京組という点では美紀に共感できるし、浮世離れした華子の保守的なところには少し共感できた。 自分のテリトリーに居心地の良さを感じるのか、それとも他の世界を知って自力で抜け出すのか。どちらが正しいのではなく、自分次第なのだろう。
3投稿日: 2022.01.03
powered by ブクログ女たちの自立と連帯の物語。 地元コミュニティから出ないこと、それには心地よさと苦しみがある。田舎であれ東京であれ同じことだ。昔なじみとつるみ、限られたエリアで暮らして、異なる価値観を受け入れずにいる井の中の蛙。水が合えば幸せなのか?その水は澱んでいるのに。 しかし井戸から出た人も、自由になった気がするが実はどこにも居場所がなくなってしまう。必死に馴染もうとした東京では、"内部生"の姿を見て劣等感を抱き、地元に帰れば話が合わない人ばかり。それは寂しいことなのか。自由とはそういうものではないのか。 井戸の中では30歳前後で「結婚は?子供は?」というプレッシャーの嵐が来る。幼い頃から刷り込まれた絶対的な正義であり、結婚が幸せという価値観を盲目的に信じて自我を失う主人公は、婚活に奔走する。 お正月に地元へ帰って辟易した人に、おすすめの一冊です。
1投稿日: 2022.01.03
powered by ブクログ20代後半〜30代半の女性が(なにかによって)抱かされる結婚、子ども、家族、の義務感に似た焦りには共感した。共感したというだけ。 だけどみんなちがってみんないいんだっていう結論にするにしろ、ただただ苦しいわねっていう結論にするにしろ、物語の中の女性たちの心情の変化や諦め方、希望の持ち方に影響を及ぼした出来事の描き方が大雑把だった気がしてしまった。 登場人物のセリフが筆者のスピーチ原稿のようだったことがこの小説に心惹かれなかった原因かも。 言いたいことがあって、言いたいことをそのまま登場人物に言わせた感じ。
2投稿日: 2021.12.30
powered by ブクログ田舎から上京した身としては、美紀の気持ちがよくわかりました。田舎に帰る気にもなれないけれど、どんどん寂れていく街並みに心を痛めてしまう。でも、離れていった人間には、何も言う資格はないよなあ…。中・高とヒエラルキーのトップにいたり、明確に居場所をつくっていたりした人にとっては、生きやすい場所だけど、そうじゃない人間にとっては田舎は生きづらい。だけど、見捨てたくもない。そんな気持ちです。 でも、固定化されているのは何も田舎だけではなくて。 一見、華々しくて憧れの上流階級も、同じような世界が広がっている。金銭面で苦労はないことが救いなのだろうか。 それを否定するでもなく、だからといって縛られるでもなく、自分でやりたいことを早々に見つけていった相良さんがかっこよかったです。 東京出身じゃないと、同じ階級じゃないと、というと鼻につく感じはありますが、それらも全て「価値観が同じ人」を指していると思えば、納得です。
2投稿日: 2021.12.29
powered by ブクログ『代々東京に住んでいないものは人に非ず』という華子側の世界の話を読んで数年前に炎上した酒井景都さんの対談を思い出しちゃった。 (そいえば酒井さんも慶應だったわ…) すごく面白かったので年末年始に映画も見るぞ
3投稿日: 2021.12.25
powered by ブクログ異動して都内勤務になったら、華子みたいな人に会う機会はグッと増えた。お兄さんの事をお兄ちゃまと呼ぶ人、たっかいジュエリーをポンと買う人、そういう世界って本当にあるんだなーって思った。だからとても興味深く読んだ。 そして自分が今いる世界のことを改めて考えるきっかけになった。 とてもわかりやすく、田舎も都会も一緒と教えてくれる。 あぁ、身につまされるなぁ… 華子は凄いと思う。どうせズルズル行っちゃうんでしょ?と思っていたもの。 読後感の良いお話でした
3投稿日: 2021.12.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
田舎暮らしの私にとって心苦しいものがあったけれど、華子や幸一郎のような人たちもまた狭い世界にいるのだと書かれていて、自分の中の、そういう人たちへの羨望や劣等感がじんわりと滲み薄れるような感覚がした。そういう見方を教えてもらえて良かった。私も自分の臆病さが嫌になることがよくあるので、華子が離婚して世界を広げていく様子に勇気をもらえた。
1投稿日: 2021.12.23
powered by ブクログ超金持ちの話しというわけではないが、そこに厳然と存在するどうしようもないほどの階層を描く それがいい悪いというのではなく、事実として存在しており、その中でそれぞれできることを探している きれいごとではないが、露悪的でもなく淡々と描かれる世界が、自分たちのいつ世界とはにわかには気付けない 実は目の前にありながら、見えていなかった世界を見せてくれる本である 個人的にはエピローグには美紀のその後も触れてほしかった・・
1投稿日: 2021.12.19
powered by ブクログ最初と最後のシーンが対になっているように感じてよかった。 全く育ちも階層も違う女性たちが出会ったことによって、自我に目覚め、自分達の道を切り開く様が見ていて良い。 自分も地方出身なのであまり東京のハイレベルな暮らしのイメージがついていなかったが、ある意味田舎と同じ狭い世界、と書かれて少し想像がついた。 実態がどうかはわからないけれど、上手い考察がされていると思った。
3投稿日: 2021.12.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私も大学上京組だったので、上京してすぐは周りの東京出身の人の教養レベルの高さにびびってたのを思い出したり、結婚した同世代が「暇だから子供欲しい」って言ってるなと思ったり(そんなにいないけど)。 いつだって隣の芝生は青く見えるで、いいなと思う境遇の人も嫌なことはあるし、苦しいこともあるんだろうな。「持続可能な魂の利用」を読んだときにも思ったけど、女同士連帯して強く生きていきたい。
1投稿日: 2021.12.12
powered by ブクログなんか明るい気持ちになれた、誰でも悩みながら生きてることを忘れないようにしよ そんで周りの評価じゃなくて自分を肯定できる生き方しよ
2投稿日: 2021.12.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アラサー女子必見。こういう類のテーマ作が好きなのでサクサク読めた。 東京生まれ東京育ちの箱入りお嬢様の華子の婚活から話は始まっていく。ところどころ垣間見える、東京育ち特有?の下流階級を蔑むような発言が、地方育ちの私の心にはチクリと刺さる。 章が変わって、片や地方産まれ地方育ちで努力を重ねて、見事K大に合格し上京する美紀。家庭の経済状況が理由で努力で勝ち取った大学生活もわずかで中退。その後、稼ぎの良いラウンジで働き始める。 育った環境の全く異なる二人の接点は無いが、エリート弁護士の幸一郎の登場で二人が急につながる。 華子と美紀の対面部分は見もの。育ちが異なる二人の心境がどちらも手に取るようにわかって、なんとも言えない気持ちになった。こういう話、私は好きだ!
1投稿日: 2021.12.10
powered by ブクログ初めて1人で映画を見て、めちゃくちゃ面白くてその足で本屋に行って買った小説 世界観、何から何まで好き
1投稿日: 2021.11.16
powered by ブクログテンポよくするすると読めて気持ちがいい反面、いたたまれない座り心地の悪さがじわっとにじむ瞬間がある、不思議と感情が右往左往する作品だった。 私自身、華子たちと世代が近いことが大いに影響していると思う。関東近県の県立高校からミッション系私大に進学したときに出会った東京出身・中高一貫校卒業の人たちに抱いた上手く表現できないモヤモヤが、まるっと言語化されたような気分になったのだ。 青木幸一郎という人物を軸に、全く違う階層の女性が交錯するという、一言で表しやすい内容ながら、こんなに胸に来るのはあらゆるところにリアルな感覚が散りばめられているからだろう。冒頭とラストの対比が心地よい。軽やかな文体で魅せながらずしっと重たい枷を見せてくる、山内先生の他の作品も手に取ってみたくなった。 未来が示された女性たちに対して、青木幸一郎は根本的に一生変わることはない。こういう人が「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」を悪気なくやってのけるおじさんになっていくのではないだろうか。挫折をしたらさぞ大変な事態に陥りそうな彼のこの後の人生について、実は少しだけ気になっている。ほんの少しだけだけれど。
4投稿日: 2021.11.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画が良くて本も読んでみたがすごくよかった。 改めて、配役がとても良かったと実感。 キャストを思い浮かべながらすんなり読み進めることができた。 美紀と逸子がとても魅力的。二人のホテルでのアツいやりとりが素晴らしい。 鋭い視点でぐさぐさ刺さるのに清々しい傑作。
1投稿日: 2021.11.04
powered by ブクログ結婚前の20代で読んでいたら、かなりズキッときたかも。 結婚して娘もいるミドサーになると、「自分にとっては最良の人と結婚出来たんだな」、とかえって幸せを実感する結果となった。不思議なものだ。夫や娘をしっかり支えていかないとなぁ。 (東京出身の地頭が良いとは言えない庶民の娘より)
2投稿日: 2021.10.25
powered by ブクログすっごくリアルで読んでてドキドキした。 母校がモデルだからドキドキするのかな?と思ってたいたらあとがきが真理をついていた。 この本は、ものすごく普遍的なテーマに挑戦した本である。私たちはどうやったら幸せになれるのか。 あぁなるほど。だからしっくり来てたのか。 その答えは、他者を貶めるのではなく、みんなが自分が生きる青春を頑張ること。その答えは胸がすくほど清々しい。
6投稿日: 2021.10.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
連綿と続く変わらない小さな世界で現代の女性として生きていく地獄の話。 性別生まれ関係なく「外の世界」へ出ることの大事さ。 生まれも育ちも東京の裕福な人の人物描写も、田舎で生まれ育った一地元民の描写も、何人か知り合いの顔が浮かぶくらいリアルだったし、社会が女性に求めている事やレッテルに意識的にしろ無意識的にしろ応えていく窮屈さと悍ましさと歪さは、男の自分ですら自分事の様に感じれた。 ただ、三章が一章・二章とのバランスを崩している様に感じてしまったのと、色んな事柄や問題を身近に感じさせる為の描写が行き過ぎて矮小化している様に感じてしまった部分があった。
1投稿日: 2021.10.19
powered by ブクログ・30代に突入し既婚者で溢れていく友人と自分との差を、否が応でも感じた瞬間を思い出した。 ・既婚には既婚の悩みが、未婚には未婚の焦りがあって、結局はない物ねだりと痛感。 ・女の敵は女ではなく、義理という視点にも、その通り!と思った。 ・人から補ってもらうのではなく、着手すべきは自己肯定感を高める事。これにハッと気付かされた事が大きな収穫だった。 ・自分の足で立っていたい、パートナーとは対等でいたいと改めて思った本だった。
2投稿日: 2021.10.13
powered by ブクログ2021/10/3 お金持ちでザ・箱入り娘な女性が婚活に奔走し、結婚などさまざまな経験をしていく。 登場人物の思考がしっかりと表現されているので、読みながら同調していた。 家族に守られ、敷かれたレールの上で育ったため、外を全く知らないが、逆に自分もこの階級の人のことは全く想像もつかない。 世の中には知らないことだらけで、そこは分厚い壁で分断されているように思うが、紙一重で隔てられているだけの世界なのかもしれない。 自分にも投影できてしまうところもあり、感情の起伏が激しいが、主人公が成長していくように自分も知らない世界へ飛び込むことで成長できるのではないかと思わされた。
2投稿日: 2021.10.03
powered by ブクログ主人公の華子さんは生粋のお嬢様で親の敷いたレールの上をただただ歩いてきただけ。苦労した経験がないためか、問題解決能力が著しく低く、アラサーになっても自分自身の長所すら理解できずにいる。 そんな何一つ不自由なく過ごしてきた華子さんが人生最大の危機に陥った時、自分とは全く違う世界で生きてきた時岡さんに出会い、逞しさを感じる。 生きることとは、幸せになることとはどういうことなのか、考えさせられた。
1投稿日: 2021.09.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
美紀は華子の裕福さや育ちの良さを羨み、華子は美紀の逞しさに憧れていることから、誰しも隣の芝生は青く見えるしそれぞれ違った悩みを抱えていると思った。 出会ったあとの2人はお互いを僻みあったりせず、華子も美紀もコンプレックスと向き合って自分らしく生きている姿にグッときた。
1投稿日: 2021.09.28
powered by ブクログ1日で読み終わった。 1人でも強く生きられる女性になりたいと思った。 映画を観る前に原作をと思って読んでみた。よかった。
3投稿日: 2021.09.25
powered by ブクログ華子と美紀、真逆な境遇で育ったからこそ分かり合える「女同士の義理」が素敵だなと思った。 幸一郎を巡って戦うのかなって思って読み始めたからこそ、この結末は予想外だけど良かった。 東京ってそんなに地方と違うのかな。
18投稿日: 2021.09.23
powered by ブクログどんなに頑張っても埋められない、外部と内部の差がとてもリアルに感じました。でももちろんどちらにも抱える悩みや不安はそれぞれあって。普段見えない世界からの視点を感じることができた気がします。 世の中には女同士を分断する価値観みたいなものが普通にまかり通っていて、実は誰よりも女の子自身がそういう考え方に染まっている。 頭では今は結婚だけが女の幸せではないと分かっていながら、やはり結婚しなくてはと思ってしまう自分もいて、自分の中に無意識に染み付いている価値観にはっとさせられました。
1投稿日: 2021.09.11
