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あのこは貴族
あのこは貴族
山内マリコ/集英社
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総合評価

453件)
4.1
122
200
87
6
0
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    「あの子は貴族」と言うタイトル。 そして、登場人物は。東京生まれの箱入り娘・華子。地方生まれの上京組、猛勉強の末に慶應大学に入るも金欠で中退。現在はIT企業に勤める・美紀。 二人の出会いは、華子がお見合いで出会ったハンサムで慶応大学の内部生だった・幸一郎が、美紀と腐れ縁だったこと。 こんな情報にひっぱられて、興味はあるものの、上流階級の華子と知的で自立はしているものの庶民出身の美紀の、埋めることの出来ない生活レベルや価値観の対立構造なんだろうな、と思うと、庶民の私は、読むのをためらったりもしていた。 ところが。読んでみると、そうではない。 華子は恵まれた環境に育ち、それが普通だと思って生きてきたものの、普通だと思っているだけで、別にそれ以外の人を見下している高慢ちきな女性ではないし、自分は何も出来ないから、同じような階級にいる男性に依存して生きていくしかないと思って結婚したものの、何もしなくても優雅に暮らしていけることを幸せだとは感じなかった。むしろ、何も出来ない、求められていない自分を空しく感じているし孤独感を持っている。 美紀も、自分と幸一郎や華子の住む世界が全く違うことを実感しながらも、妬んでいるわけではないし、素直な華子に、少し呆れながらも、ついつい本音で話し相談にも乗ってしまう。 そして、2人が選ぶ道。そこには、どちらも心から応援したい選択をした2人がいた。 途中、美紀が「女の人って、女同士で仲良くできないようにされてるんだよ」と語りだす場面がある。2ページ半以上にわたって語られている場面なので、ここに全部抜粋は出来ないが、私自身も、社会に出て働き始めてから、徐々に分かりだした、女性が働きづらいのはなぜなのか、女性同士がうまくやるのは何と難しいのか、と言うことについて、ずばずばと語られていて、華子の結婚生活そのものよりも、よっぽど身につまされて、深く頷いてしまった(華子、ごめんね)。 「女性が働きやすい職場」「正社員と非正規社員」「女性社員はまとめて”女の子”」「女同士で椅子取りゲーム」「女を使ったんだろ」「先輩女性社員の”あたしたちのころはもっと大変だったのよ”って説教」「育休は充実させてるけど、既婚か未婚か、子供がいるかいないかで分断」「肩叩きはないけど、女性社員は”若い女の子”と”それ以外のおばさん”」「専業主婦と働く女性」「ママ友は怖い」「嫁と姑」 でもだからこそ、家柄と言うどうにもできない違い、女同士の分断ばかりの関係性、それを超えて、実は誰よりも本音を言い合えている、華子と美紀を好ましく思ったし、羨ましくもあった。きっと美紀に肩入れしてしまうと思って読み始めたのに、どちらにも幸せになって欲しい、と思っている自分がいる。おかしいな、華子の世界に共感なんてしないはずだったのにな。

    1
    投稿日: 2021.09.09
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    東京生まれの箱入り娘・華子と地方生まれで上京組のOL・美紀。 東京に住んでいた頃、近所には親子代々同じ小学校という人が少なからずいて、なるほど、世田谷のいいとこに土地持って住んでいるような人はそういう人たちかと妙に納得した記憶があるが、何不自由ない暮らしをしてきた華子の家はそういう中でも更に上等のほうだな。 私のように田舎から出て来て転勤を繰り返した者からしたら、猛勉強の末に慶應に入るも学校には馴染めず金欠で中退という、美紀の抱く感覚のほうが良く分かる。東京という街は結構フレンドリーなところがある割にはある一定以上の関係を築こうとすると難しいところがあるものな。 前半は、そういう価値観の違う世界を面白く描いていて、まあ気楽に読んでいたが、二人の女が交錯する後半は長々としたセリフで日本に昔からある男中心の階級社会への批判へと転じ、それを読んで振り返れば、前半も華子の婚活の阿呆らしさに紛れていたが、収入や出自、学歴や容姿で線引きされた社会がしっかり描かれていたことが知れる。 物語は女性の自立に向け何やら良さげにまとまったが、実力ではなく人脈や出自が全てという閉じたコミュニティの人たちが日本の中枢に君臨する限り、この先、華子がそう簡単に自由で自立した生活を手に入れていくとも思えず、なのでした。

    3
    投稿日: 2021.09.04
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    【隣の芝は青い】 この言葉がピッタリなストーリー どんな環境で生まれても誰かや世間と比べてしまうと辛くなる、他人と戦うのではなく自分と向き合うことで幸せになれるということを学んだ

    1
    投稿日: 2021.08.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろかった。途中から走り過ぎで性急な感じがしたし、語り過ぎなところはじれったかった。 結末は意外だったけど、大学時代を思い出した。 それぞれ自分の住むクラスになじんでいると、それ以外の世界があることに気づかなかったりするし、自分より明らかに上の世界に気づいた時に、自分も入れるんじゃないかなって思ってしまったりするのは、誰でもそう。 自分の大学時代も、付属から上がって来た人の醸す「都会で受験の苦労をしてこなかった私たち」グループの空気に違和感や疎外感があったけれど、どちらかといえば外部生のほうが幅を利かせている雰囲気だったから、ここまでではなかった。きっと違う大学へ行っていたら、痛くて、苦しい読後感だっただろう。 日本にもクラスはある。知らないだけで。

    1
    投稿日: 2021.08.16
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    山内マリコ作品がいつもわたしにくれるのは、さりげない小さな優しさではなく、グイッと手を引っ張り上げられるような力強さ。心強さです。 東京で生まれ育った生粋のお嬢様「華子」と、地方生まれで必死に東京での暮らしを手に入れた「美紀」は、一見対比されるように描かれているけれど、 読み手にとってはどちらにも理解できる想いがあるのではと思いました。 彼女達が抱える葛藤は自分のこととして重くのしかかり、第3章で2人が出合う場面での美紀のセリフには涙が出そうになりました。 知らないふりをして生きるのも、 心から諦めることも、 女同士の義理も実際とあらば難しいよね… けれど酷い世の中を単に諦観しないで、 本当に欲しいものを諦める必要はない。 山内さんは作品を通して、 丁寧に丁寧に、何度も何度も訴えてくれるように感じます。 目の前にある現実から逃げも隠れもしない、 この作品からまさにいま、自分へのエールを貰ったように思います。 それにしても、「華子」と「美紀」、内部と外部の描き分けが本当に凄くて、着ているものから仕草ふるまい全てが目の前にありありと感じられるよう。 山内マリコさんって本当にすごい。✨

    4
    投稿日: 2021.08.14
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    女子同士の妬み嫉みみたいな内容かと思っていたが、読んでみたら違いました。でも面白かった。自分の世界と全く違う世界で生きる人々を絡ませ合い物語は終盤に…。

    1
    投稿日: 2021.08.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読了 初読乱文 なんとなく想像していたストーリーとは全然違い、先日読んだ「彼女は頭が悪いから」のことを思いました。 自身もず〜〜〜っとカトリックの女子校なので、身に迫るものがあった…「わたし、男の人とつき合って、あんまりうまくいったためしがないんです」「カトリックの女子校行った子はみんなそうでしょ」はあまりにも秀逸。 カトリックの女子校への安易なカテゴライズと言ってしまえばそうなんだけど、しかしそういうものは実際にあると思うんだよな。内部の側からすると…。そして慶應の内部生、私には縁のない世界なのですが、ここが「彼女は頭が悪いから」と近い、圧倒的エリート層ゆえにそれ以外の価値観が全くわからない人として描かれています これも実際はあるのだろうな、と思ってしまう。 コロナ禍に無理やり話を繋げますが、本当に、みんなが他者への想像力を持てれば間違いなく世界は豊かになるんだよな わたしは神谷町育ち幼稚舎から慶應で東大法科院、そして弁護士、そして議員という人生にも、一家で松濤暮らし元日は帝国ホテルにも、大学でドイツ留学にも、ド田舎で慶應ブランドの存在も知らず109に大学生になって初めて行く暮らしにも、どれにも共感出来ないけど、本によって少しは思いを馳せられるから本は偉い こんなことを言いたいのか?違いますね… 慶應に頑張って入ったはいいけど、学費が払えなくてしんどくて、時給の高さで塾講選んで、シフトの融通効くカラオケ屋掛け持つところ、自分の身に置き換えられすぎて泣いてしまった。私大の学費高すぎる アホか でも世の中の大抵の人は当たり前に払って、なおかつ海外旅行に行き、バイト代を好きなことに使うんですよね こういう自虐したい訳でもないな 夜職についても色々考えました。結局彼女は夜職を始めるわけだけど、それで抜け出せなくなって、大学に行く意味がわからなくなって、結果やめて。 高校まで勉強しかしてなかったのに。 高い金払って、そのやりくりに苦しんでまで、大学行く意味ってほんとうに何なんですかね 愚痴になってしまったな でもこういう気持ちが私にあるので、最後、美紀が英語の勉強始めるところ、めちゃくちゃ救いを感じました。 今日本において、社会人が学ぶ手段って、わりと「求めよ、さらば与えられん」になっているのではないかと私は思っているので…(これは私は私の知ってる社会しか知らないわけです。無知ゆえの発言です 批判は甘んじて受けます) でも美紀が同窓会行く時、ベンチャーがなんとか売れたからまだ顔が立つって言ってたのもヤバいんですけどね てかさいごらへんに語られていた、男と女〜の話もしたい。そんな分厚くない本なのに、問題提起が多すぎてすごい これは初読の勢いです。随時加筆修正致します

    1
    投稿日: 2021.08.05
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    私立女子校の序列とか育ちの差とかそこに対する交わらない人間の衝突とか生々しい~似たような育ち方してるので頭の中で自分の身の回りの人間がすべての登場人物に配役できた 腐った世界は根腐れしちゃってるから永遠に腐った人間が製造されるんだろうな~その輪から自発的に抜け出して自分の人生歩みだしてて女のエンパワメント物語でした

    3
    投稿日: 2021.08.01
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    華子が嫌いなタイプの女すぎた…面白かったけど傲慢と善良の方が読んでてもっと沢山気づきはあったな。物語としては面白かった。華子の階級と美紀の田舎の描写が秀逸。

    2
    投稿日: 2021.07.28
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    これも友達から薦められて読んだ本。1日で読んでしまいました。 隣の芝生は青く見えるって、女性は一生そうなんだなぁと思いました。それと同時に、自分の芝生を抜け出す覚悟も必要だし、それが自由なんだなぁと感じました。

    2
    投稿日: 2021.07.15
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    著者はこのテーマの物語を作り上げるにあたり、谷崎潤一郎の「細雪」を意識していたのだろうか。 好きで読み込んだ私にとっては、上流階級の姉妹、渋谷区松濤、帝国ホテルと、符合するモチーフが色々とあり、時岡という苗字さえも蒔岡からなのかなーとまで考えた。 本筋だけでなくそんな切り口からも読み応えある作品でした。

    2
    投稿日: 2021.07.10
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    真逆タイプ女子のバチバチ物語かと思いきや、いい意味で期待を裏切られた。今でも結婚出産が幸せという風潮があるけど、果たしてそれを得られたから幸せなのかと言われるとそうではない、ということを考えさせられる。20後半〜30代前半女性に結構響く物語ではないかと思う。

    1
    投稿日: 2021.07.08
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    だいぶ前に通った感情とか、風景とか。 あの頃に読んでいたら共感できたかな。 慶應は内部と外部の隔たりがすごい、とよく言われるけど、実際はそんなことないです。

    1
    投稿日: 2021.07.08
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    わたしはどうしても華子や相楽さんに憧れて、生まれながらにして階層が違うからどんなに憧れても叶わないのはわかってて、憧れが妬み嫉みになるんだろうな 身近に明らかに高貴な階級の人がいなくて、それでいてそれなりのステータスを得られそうな今の立ち位置、精神的にとても良い わたしも田舎出身だから、美紀みたいに後天的な都会性を得られるように自分磨きしたい

    1
    投稿日: 2021.06.30
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    華子の生きている世界を、好奇心半分、憧れ半分でもっと知りたくなりました。 頭の中で、華子や美紀、その他の登場人物を細かく想像しながら、ドラマを見るようにして楽しみました。 ファッションの描写も素敵でした〜。

    1
    投稿日: 2021.06.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まず、映画を観たかったんだけどコロナ禍真っ最中で行くかどうか逡巡してるうちに終了。本を先に読むべきか、ネトフリとかで観てから読むか迷い、でも読んだ。この、映画が先か本が先か、は毎回ぐるぐるしてしまう。 面白かったなぁ〜やっぱり読むが先でよかったかなぁ、キャストの顔を思い浮かべながらになってしまったのはよかったのかどうかわからないけど。 なんといっても心中天の網島のところからだよなぁ、この浄瑠璃の内容にまずへーっと思ってググってみたりしたけど、203ページから206ページの美紀のセリフね、これ秀逸。リアルで簡潔で真実。普段仕事をしていて感じるモヤモヤをしっかりと文字にしてもらいました。小説家は読者にこの技「思いを言葉にできる」を遺憾なく発揮してくれています。 映画も絶対観よ。

    1
    投稿日: 2021.06.26
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    圧倒的に生い立ち的には美紀側の人間なのだけれど、不思議と華子の気持ちも理解できた。 実写映画も気になる…

    1
    投稿日: 2021.06.24
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    共感する部分が多すぎた… 人には人の地獄がある、ということをまさに表現した作品だと個人的には思った。 私は多分美紀側の世界の住人だけど、私立の女子校に通ってたから華子のような友達もたくさんいて、華子の無邪気さというか純粋さの描写がまさに…という感じでした。 でもただヒエラルキー?というか格差?だけを描くだけでなく、最終的に自分自身の人生を歩んでいく女性の力強さも描かれているので、読み終わった後に前向きに頑張ろうと思えました。

    1
    投稿日: 2021.06.22
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    2人の関係が想像していたものと違ったので、展開が楽しかった ただ、あっさりしすぎでは…と思うところも。

    1
    投稿日: 2021.06.19
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    東京ポッド許可局で知って購入。 映画も観てみたいなぁ。 内部生とかまったく知らない世界だ。 貴族も平民も実はいろいろ大変だ。

    2
    投稿日: 2021.06.17
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    面白かった。 箱入りの華子と、言葉は乱暴だけど成り上がり的な感じの美紀。どちらも同じ東京で生きている。狭い東京だけど住み分けがあってお互いの領域にはなかなか踏み込めない。でも隣の芝生は青く見える。そう言う女性同士の心理描写はヒリヒリするくらいでした。 どちらの女性が良いとかは分からないけど、この本の二人は最後はしっかり自分の足で歩いていてカッコいいなと思いました。

    1
    投稿日: 2021.06.06
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    「ぼぎわんが来る」に並ぶ結婚式が複雑な気持ちになる本 最後、美紀があまりにも綺麗にまとまり過ぎているので「無理せんでいいのに…」と思った。それがが地方から東京に来た女子の生き様なのかもしれませぬが… 女同士がキャットファイトにならず、対話していたのが良かった キャットファイトなどと世間で言われる所以というか、なぜ「女の敵は女」という言葉があるのかについて書かれていて、私もそう思っていた時期はあったし、自分の洗脳されやすさみたいなものにもっと自覚的になりたいなと思った 美紀みたいな女になりたいけど、なかなかあそこまで自分の意思で仕事を選んだり、感情コントロールできる女はおらんやろ…みんなを勇気づけてはくれるが…と思った

    1
    投稿日: 2021.06.05
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    普通に面白かった。 描かれる貴族からは自分の身の程を知ることができてある意味痛快。それでも華子の苦悩は共感できることも多くどんどん読み進めていた。 美紀の登場で心に刺さる言葉が何度か出てくる。良い話でまとまってるけど社会風刺もあってその加減が好みだった。

    1
    投稿日: 2021.05.30
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    思ったよりも慶應舞台が強すぎた。 銀玉、ひようらの描写が『破局』同様細かい演出。 東京女子図鑑の慶應ver 固有名詞多くて想像しやすいけどステレオタイプ化しちゃうのも事実。 60/100

    1
    投稿日: 2021.05.29
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    読みやすかった。 華子と美紀がどう対峙するのか、ハラハラしながら読み進めたが女の醜い争いはなかった。タイプが正反対の女性2人だったがどちらの生き様も共感でき、応援したくなった。

    1
    投稿日: 2021.05.29
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    面白かった。映画も是非観たい。貴族とは無縁の人生なので、価値観や生活感が垣間見える文章が、読んでいて興味深かった。

    1
    投稿日: 2021.05.24
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    ドロドロした小説かなと心配してたんですが、そんな小説ではなく、さっぱりした小説だったので良かったです☆ 読みやすいです♪

    1
    投稿日: 2021.05.23
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    ディテールの積み重ねにさすがの説得力があった。ラストが着地しすぎてる感がある(映画の方が含みがあってよかったな)

    1
    投稿日: 2021.05.23
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    映画、観ようかなって迷ってたら終わってた。 ならば、原作でって事で購入。 生まれも育ちも東京の箱入り娘、華子。 かたや地方生まれの美紀。 出会う事の無い2人が、1人の男の存在で知り合う。 ドロドロとか、有るのか?と思いきや全く無い。 自分を見直すきっかけになる感じで、良い方向に…。 普通のストーリーなんだけど、なんか良いまとまり方。 ‘21.05.19読書完了

    1
    投稿日: 2021.05.19
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    山内マリコさんの作品初めて読み終わりました。 華子とは少し歳が離れてるけど、20代のうちにこの本に出会えて良かったと思います。 地方から東京に出てきた人、東京でしか育ったことのない人。外の世界を知らない人はどこにでもいるけど、華子が自己主張できるようになったことが1番読んでて嬉しかったです。 またいつかこの本を読むと思います。

    1
    投稿日: 2021.05.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    第一章の保守的で、依存的な華子の価値観、生き方の描写がとてもリアルで説得力があり、そうか、これが貴族なのか、とモヤモヤした気持ちで読み進める 第二章で美紀の視点でのストーリーテリングもまたリアルで、読んで辛い、居た堪れない気持ちになる 華子よりも美紀に対しての方が共感を強く覚える 第三章で、最初に感じたモヤモヤが綺麗に解消されて、とても読後感が良かった 固定された格差、階級の中で生きる人も、地方で生きる人と同じように閉じられた社会でしか生きられないという視点は自分にはとても新鮮で納得のいく視点だった 「底辺」と表現される人たちの生活を犠牲にして成り立っているんじゃないか、というところまでは踏み込まず

    1
    投稿日: 2021.05.18
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    東京ポッド許可局の3人のオジサンが、これを原作とした映画の話をしてたので、私は原作側を。 田舎もんは進学で外(東京)へ出たいものだ。 私の旧友は、受かった地元国立を袖にして、兄の背を追って慶應を目指した。果たしてどんな思いで(結果的に)青学に行ったのだろう。 やはり、一足飛びで、分かりやすいブランドを手に入れたかったのだろうか。兄が手にしたブランドに憧れてのことだったと想像するのは飛躍しすぎか。 それは青学で手に入ったのだろうか。 大企業一家に、婿養子に迎えられた彼に、それを聞くことはないだろう。

    1
    投稿日: 2021.05.17
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    ふたりとも私とは違ったけど、八尾で生きていく人たちの中に囲まれて、少し抵抗してみるけど結局大阪から出ることは想像できない。そんなわたしと一緒だと思った。欲しいもの、キラキラしてるものは人によって違う。

    1
    投稿日: 2021.05.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すごく様々な問題をキレイにまとまった本。 終わり方も好きだった。女性ならではの問題と階級についての話かと思ったら、田舎コンプレックスや東京出身ならではの考え方、家族のしがらみなど…ギュッと一冊にまとまっている。 華子という東京で育ったお嬢様と美紀という田舎出身の子が幸一郎という人をきっかけに出会う。お互いに問題を抱えていて、それぞれ色んな縛りから解放されていくところが描かれている。 家族の価値観やその環境によってどれだけ人生が変わるのか。狭い環境で育った人には心地よいコミュニティの中で人生を送り、苦労をせずに過ごすことによる弊害があり、それに立ち向かっていくストーリー。 驚いたのは家族からの結婚プレッシャーがすごいこと。今の時代とは思えないくらいホテルでお見合いをしていた。あと結婚後に華子が悩んでいる時に家族からのアドバイスが全て古かった。その人の人生なんだから任せれば良いのにと思ってしまうが、家族である繋がりがあるために逆らえない華子と幸一郎。ちょっとお節介だなーと思ってしまう自分がいる。 そして幸一郎も完全な悪役ではなくキャラもあまりない演出が良かったと思った。あくまでも主人公は女性であることが主張されている気がした。 最後再会する時にも幸一郎が全く悪気がないことがとてもナチュラルに描かれている。男性側が悪気がないけど、それに対してどれだけ女性は努力や苦労しているのかを作者は伝えたかったのではないかと感じた。 最後、結婚という縛りから解放されて友達のマネージャーとして生きがいを感じている華子にとても好感を持てた。成長が分かるし、幸一郎と再会する時にはリラックスして話しているところも含めて良いな〜と思った。 女性として時間に限りがある中で、結婚や妊娠、周りからのプレッシャーなどに耐えながら生きていかなければならない。仕事でも平等に扱われずに非正規雇用が多かったり、対等に見られていないことの問題提起をしているように思えた。 映画が公開されることを知ってからこの本の存在を知ったけど、もっと早く知りたかった。 3日で読み終えたくらい好き。

    1
    投稿日: 2021.05.16
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    30歳なる前に出会えてよかった。30歳なってからもまた読むと思う。このなんとも言えないとりとめのない不安に駆られたとき、読み終わったらすっきりする。

    1
    投稿日: 2021.05.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    裕福な上流家庭で箱入り娘として育った主人公・華子と、田舎から上京し、家庭の事情から困窮しつつも東京で生きた学生時代の過去を持つもう1人の主人公・美紀。 自分自身も、上京した身であり、周りにはかなり裕福な家庭で育った友人が多いという点で、夜の世界に足を踏み入れた事はないものの、美紀の生き様に共感し、その逞しさに尊敬の気持ちを抱いた。 読んでから時間が経ってしまったので、また読みたいと思う。

    1
    投稿日: 2021.05.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    同世代の話だったからか共感が多く面白かった。 華子と美紀のどちらが正しいわけでなく、2人と自分の道を生きていく姿がとてもよかった。 人生で勝ち組と言われる人たちにもその人なりの悩みや葛藤があって結局当事者にならないとわからないんだろうな〜と思う。 自分らしく生きることが楽しいんだろうなと。

    1
    投稿日: 2021.05.09
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    最近勉強の合間に読書する爽快感に気付いて、読書好きの友達に教えてもらった本。面白くて、途中から勉強より休憩時間の方が長くなってしまった。 松濤の実家で暮らす華子と、地方都市出身で、慶応進学とともに上京した美紀と男1人の話。メインは、社会が無意識に求めるジェンダーロールや、生まれ育った環境による違い、お家柄の違い。家柄が良かったとしても、恵まれているようで、そうでもない所もある。田舎と都会、どちらも閉ざされたコミュニティで生きてしまうことは日本人ならではなのか。外国でもあるような。 共通項が多い柵の中にいると安心する感覚は、私にもある。インドとかイギリスとか、階級社会が濃く残っている国ならもっとはっきりあるのではないかな。私自身は扉が閉じた世界のメンバーではないけれど、毎年お雛様が飾られて、ちらし寿司とお吸い物を囲んだりと、季節ごとの行事を欠かさない家庭で育ったところは華子と同じで、華子の気持ちに共感するところもある。それに東京に一切キラキラした憧れを持たなかったから、そこは華子側の気持ちに近い。 社会での女性の扱われ方を話す美紀や音楽家の子の言葉にも、たくさん共感する部分がある。幸一郎は何も気づかず気にせずで、怖さがある。 改装する前のオークラとか、知ってる環境の場所がいくつも出てきて、気持ちが動いた。田舎の空気を感じる所から、優雅な空気を感じる所まで存在するのが面白い場所だと思う。

    1
    投稿日: 2021.05.07
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    地方から出て来て、東京で生きてきたひとには どこか刺さるものがあるのではないかと思う。 30代になったときに、華子や美紀のように 生きやすくなったと笑えるように、 私も今の東京のくらしを時々もがいたり足が攣りそうになりながら、泳いでいきたい。

    1
    投稿日: 2021.05.04
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    映画以上にそれぞれの人物の気持ちがよく分かって、分かりやすすぎて。私も、きっと周りの人も狭い世界で暮らしてるんだなぁ。

    1
    投稿日: 2021.05.03
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    泥ついた話かと思いきや女同士の義理人情の話。山内マリコさんぽい、リアルなマイナス感情をめでたしといかないまでもスッポリとハマるラストで締めくくってくる感じ、めちゃ好き。

    2
    投稿日: 2021.04.20
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    場所が全て実在するところなので、かなり細かくイメージを膨らませながら一気に読みました。ストーリーというより、現実世界に本当にあった話みたいなリアリティさの方が私的には面白買ったです。美紀と華子が待ち合わせする有楽町のイタリアンは6th by oriental hotelかな?と思いました。

    1
    投稿日: 2021.04.19
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    全てにおいて受け身な華子と、客観的に自分を見られ動ける美紀の対象的な2人なのに、自分の中にどちらにも共感できる部分が多数あり、自分の気持ちを文章にしてもらったようで、面白かった。 たしかにヒエラルキーのトップにいる人たちって、繋がりが強い分、狭い閉じた世界の住人なのだなあと納得。そのほんの一握りの一部の世界しか知らない人達が日本を動かしてると思うと空恐ろしい気もした。 一応三角関係の話もあるんだけど、全くドロドロしてなくて、読んでいて爽快だった。 華子にも美紀にも幸せになってほしいなぁと思えるラストで良かった。

    1
    投稿日: 2021.04.17
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    映画を見たらとてもよかったので、原作も読んでみた。 どちらも面白かった! 三角関係なのに、清々しい女性たち。 どこで生まれても、どんな環境で育っても、生きることに悩みは多い。自分で考えて、もがいて、自分の足で立とうとする女性たちに心を揺さぶられた。 感じることや、考えること、思い出すことのとても多い作品。読み応えたっぷりで大・大満足でした。

    1
    投稿日: 2021.04.16
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    一気読み。慶應じゃないけど一貫校出身の私。内部外部嫌な言葉。カーストもあったね。慶應じゃないから悪意も存在した。話がそれた。(この本では慶応のボンボンに悪意が無さそう)

    1
    投稿日: 2021.04.16
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    外部生かつ美紀が最初につきあう相手が所属するサークルにいたわたしには、あるあるが過ぎて刺さるを通り越して笑ってしまった。 それはさておき。地方の輩も都心の貴族もせまい世界を出ないという点では同じ生き物、という視点は痛快だった。人には人の地獄がある。 性別や家柄や地域の呪縛に苦しみながら、女たちが連帯して自由になろうとする姿が清々しかった。わたしももう少し自由になれたかもしれない、という思いと、これからのわたしと娘のあり方に勇気をもらえた。

    3
    投稿日: 2021.04.15
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    映画化されているのを見て、映画を見る前に読みました。 東京やハイクラスの生き方に憧れや羨望がある作者が書いたのかなという印象。 自分は華子と美紀どちらにも近くないので、あまり共感できませんでしたが、女性の描写はリアルでまるで身近な誰かを見ているようで見事です。 三角関係という構図で、色々なテーマを盛り込まれているので、伝えたい事は多々あるのかもしれませんが、元から髪がストレートの子はパーマに憧れ、癖っ毛の子はストパーかけたがる心理だね、で自分の中では終わってしまいました。 結末に何か特別な事があるわけでもなく、さらっと読めますがあまり刺さるものはなかったです。

    1
    投稿日: 2021.04.14
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    東京は棲み分けされていて、異なる階層の人間は出会わないように出来ている。 東京に生まれ育ち、所謂箱入りお嬢さんとして何一つ不自由ない生活を送ってきた華子と、富山から必死に勉強して上京してきたものの家庭の事情で大学を中退して働く美紀。異なる階層に属す二人が、ひょんな事から青木幸一郎という青年を通して交わった時に巻き起こる人間ドラマを描いた作品。 この三人以外にも色々なバックグラウンドを持った様々な階層の人間が出てくるので、登場人物のどれかには少なからず共感してしまうと思う。 都会と田舎は対比されがちだけど、同じ階層やコミュニティの人間と交わって想定された人生を歩んでいく、という点において本質的には同じだったのが印象的だった。 青木幸一郎みたいに恵まれている環境にいることを"恵まれている"と思えないことは、恵まれた環境をもたないことよりも不幸なのかもしれないなあ、と思ってしまった。

    1
    投稿日: 2021.04.11
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    今の日本文化の中で考えられる最大限のシスターフッドを、女の義理、という言葉で説明していて、面白いなあ、と思いました。 登場人物の女性たちは、自分が望んで、なんとなく、仕方なく、色々あるにせよ自分の生まれ育った場所から一度離れてみることで今までの自分・世界を客観的にみて、さらに何もない自分でサバイバルしてみることで、新しい自分を自らの力で掴みとっていく。この話が面白いのは、掴み取ったらみんな、元の世界に戻っていく(関わっていく)こと。 美紀は地元のために起業、相楽さんは帰国、華子でさえ最後、青木幸一郎との復縁を仄かすようなシーンで終わってる。 自分の生まれ育った場所も、知らなかった場所も、階級や細部はちがっても、結局どの世界も同じように動いている。だからどこにいても、自分がどう生きていくか、ということこそが大事なのかな、と彼女たちをみて思いました。 そして、あるあるがありすぎて面白かったです。 格差社会じゃなくて、階級社会。超お金持ちの結婚式に出席して自分もヒシヒシと感じたことがあるので、そうそう!ってなりつつ。それぞれの女性の持ち物、仕草、嗜好、考え方、行動、それら細やかな部分全てにその階級が反映されてて、生活史的な意味でも楽しく読めました。 元気でました! 

    2
    投稿日: 2021.04.08
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    お嬢様の話、上京ガールの話、それぞれが組み合わさるとこんな風にいい影響を与えられるのか!と気づいた。 世界はどんどん広げていける、置かれている環境を諦観しなかったらなんとでもなる、意思を持つことで切り開ける、、 色々な勇気を与えてくれた本。 ちょっと前までは当たり前だった「女の幸せ」にもフラットに触れつつ、登場人物や読者に気づきを与えるスタイルが気持ちよかった! 知り合いがいない東京は本当に自由で大好き! 上京して1年経った今の自分を客観視できた

    1
    投稿日: 2021.04.08
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    結婚に幻想や夢を抱いている、24歳女子には大層刺さった本でした。この年齢のタイミングで読んでよかった。 27歳、お嬢様の華子。生まれと育ちだけは素晴らしいけど、自分に自信がなくて仕事も辞めてしまって、自己肯定感だだ下がり。 「結婚したらきっと幸せな生活が待っている」と思って、素晴らしいルックスと経歴の幸一郎と出会う。 でもこの本を呼んで、自分が感じている劣等感や求めていることは、結婚によって解消するものではないと思い知らされた。 相手の経歴はあくまでも相手のものであって、結婚したからといって自分のものになるわけではない。 そして相手に精神面でも金銭面でも頼りっきりになると、自分が一方的に我慢するだけの生活となる。 華子の結婚生活を読んでいたからこそ、相良さんや美紀の生活がうらやましく思えたし、自分の足で立っている女性はやっぱりかっこいいと思った。 自分の結婚に対する幻想や依存を、一旦白紙にして考えることができるようになった。ありがたい。

    2
    投稿日: 2021.04.08
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    映画を観て気になったので原作を購入。描写がリアルで、女子校時代の友人のことを思い出した。 別の階層に生きる登場人物の人生の模様が淡々と描写されている。普段交わらない二人が交わった時、凝り固まったその階層の価値観にひびが入り、そこから光が漏れ出してくる。

    1
    投稿日: 2021.04.07
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    先に映画化作品を観て、若干モヤモヤが残ったので読んでみた。映画版より「女の在り方」の空虚さが辛辣に描かれており、第三章ティーラウンジでの会話も肝。それ故に最終章が効いてくる。綺麗なそして明るく爽やかな幕引きであった。すっきり!

    1
    投稿日: 2021.04.07
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    20代後半に差し掛かり、周りは結婚ラッシュ。みんななんであんなに人生上手く行ってるんだろう…周りからは結婚を急かされ、友達とも疎遠になり、結婚してないと幸せじゃないのかな…なんて思ったり。わかる、わかる。。結婚を焦る気持ちと独身女性の置かれた状況が秀逸に書き表されていて、読んでいて胸に何度も突き刺さった。 東京で生まれ育ち、自分を守る小さな世界の中でしか生きてこなかった華子。一般人の私から見たら、なんて優雅で素敵な暮らし…と思うけれど、閉鎖的な世界は息苦しいだろう。 幸一郎と出会い、美紀と出会い、華子は外の世界を自分の力で泳ぎ始める。

    2
    投稿日: 2021.04.05
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    側から見たら華やかでも 本人の悩みは尽きないし他を羨む。 全く違う環境の2人が出会って 新しい世界を広げながら補っていく。 読者もまた自分の経験と環境から比べては 共感していく。 正解はないからこそ 読んでいて面白いのかもしれない。

    2
    投稿日: 2021.04.01
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    地方生まれの美紀と東京の上流階級の華子。交わることがなさそうな2人の人生が1人の男をきっかけに交錯する話。地方都市で鬱屈する女子は山内マリコの十八番芸だが、東京の上流階級の女性を描いているのは新境地じゃないかな。敷かれたレールを歩くだけだった華子が自立する成長譚であるがそれだけではない。東京の上流階級に憧れとコンプレックスを抱いていた美紀も、東京の上流階級に生きる人々も限られた世界の中で生きているという点で地方都市と同じだと相対化することが出来るまで成長してるのだ。

    2
    投稿日: 2021.03.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いい小説だった。そして、映画もよかった。 映画を観てから小説を読む。 この順番で、物語が補完される気がするので、 これからもそうしようと思う。 閉じられた狭いコミュニティで生きているのは、田舎も都会の階層社会も同じことなんだなぁと。 女同士の義理。 あるパーティーで華子の婚約者幸一郎とただならぬ雰囲気の美紀と知り合いになる相楽さんは、ふたりを引き合わせる。 幸一郎をはさんで知り合う美紀と華子。 この場面が好き。 華子が幸一郎と対等に話せてる場面が小説に描かれてよかったな。

    10
    投稿日: 2021.03.29
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    地方で暮らす自分としては、どちらかといえば美紀の気持ちに共感しながら読んでいた。 周りに流されるだけで自分の意見が言えなかった華子が、違う価値観に触れ、成長している姿になった描写は応援したくなった。

    1
    投稿日: 2021.03.27
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    すごく良かった。Jターン組としては、分かるところもたくさんあり、それでいて〈東京〉を魅力的に感じてしまう自分も。惜しむらくは男性の描き方が至らぬところで、しかし圧倒的多数の男性作家による小説はむしろ女性の描き方がなっていないわけだからと承知しつつ、★は4くらいにしておこうと思ったのだが、タクシーのシーンのコントラストが良かったので、勢いで満点をつけてみた。映画も見に行くべきだった。

    1
    投稿日: 2021.03.26
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    15. 映画を先に観てから原作を読んだ。 映画で出てきた「いつでも別れられる女」は出てこないし、映画よりも原作の方がなかなか熾烈。 何がカットされ付け加えられ アレンジされたのかがよく分かったし、 それらを映画として変更する意図も理解できる。 映画も原作もどちらも良かった。 映画から先に観たのは正解だった気がする。 山内マリコの小説、 アラサー独身女じゃない人が読んでも 心に響かないのか気になる。 私いつも耳も心も突き刺される程共感する。 

    1
    投稿日: 2021.03.22
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    女性がいつ何時でも分断されている話、面白かった。 最後の華子さん、逞しくて好きでした。全人類が自分に正直になれる日がくるといい。

    1
    投稿日: 2021.03.22
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    びっくりするような社会階級の差。わたしはお嬢様でも何でもないのでハナコの眩しいくらいの恵まれ用意された環境に好奇な面白さを感じながら読み進めた。 泥くさくても、欲しいものがあればみっともないくらい努力して、意志を持って生きてきたミキとハナコが交わる時。どんなに想いあっていてもその階級の下では許されない恋愛の形。ただ、一女性として何もかも取っ払って強く生きていこうともがき答えを見つけ出したハナコのラストに爽快感を覚えたし、背中を押された! 狭い世界の中でそれぞれが思いやどうにもならない縛りを抱えて生きているけれど、自分の足でちゃんと立って進んでいこう、と思えるような。

    1
    投稿日: 2021.03.20
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    面白かったー! 読むのが止まらない本は久しぶり。 映画を先に観た娘の本を横取りして。 次は映画!高良くんのエリート姿見、楽しみ。

    1
    投稿日: 2021.03.19
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    面白くて一気に読んだ。東京に住んでいると、東京=日本と勘違いし、視野が狭くなる。東京にある見えない階層。東京出身だが、ここまで貴族な人々ってやっぱりいるんだというのが読み終わった感想。出会ったことがない層の人々だ。そこに翻弄される女性たちの視点も分かりやすかったし、華子のタワマンでの生活の虚無感は耐えられないものだと思った。

    1
    投稿日: 2021.03.19
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    (映画が評判なのでとりあえず原作の方を読んでみようかと) 東京の裕福な家でおっとり育った華子、地方から名門私大に合格して上京して孤軍奮闘してきた美紀がとある人物を介して知り合う。本来住む世界が違いすぎて接点もなく場合によっては反目し合いそうな二人が、女性という立場を共通項としていかに心を通わせ合い、自分のとじこめられた狭い牢獄から一歩外に足を踏み出すか… 都会の狭い交友範囲、代々行きなれた場所を好む人達と、地元に愛着をもつ地方の人々が、一見立場は違えど実は似ているというのは発見で、、外の人との交流を通して自分の「普通」はごく狭い範囲でしか通じないことに気づき、価値観を相対化して人生の風通しをよくする可能性に希望を感じられる物語だった。

    2
    投稿日: 2021.03.17
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    大学の内部生と外部生の見えない壁や疎外感の描写があまりにもリアルに想像できすぎて笑いました(笑) 旦那さんや家族に頼らない自立した女性…私の憧れです。

    1
    投稿日: 2021.03.16
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    面白くてすいすい読めた。 地方出身で、大学から憧れの東京に出てきた私にとって共感できることがたくさんあった。 大学で初めて出来た東京出身の友達に、 東京のキラキラした夜景が、東京って感じがして好きだって話したとき全く理解してもらえなかったときのこと思い出したり... 20代後半になって婚機逃しつつある今の私。 ステータスの高い男の人と結婚して仕事辞めて子供作ってってのが絶対的な幸せで、結婚出来ない人生は終わりって少し前まで思ってた。 実際そういう面もあるのかもしれないけど、 たとえずっと1人でも自分の力で、やりたいこと探求しながら生きる、そんな人生も自分の考え方次第で絶対楽しいし、結婚して男の人の人生に乗っかってすいすい行くよりも、充実してるかもしれない。

    1
    投稿日: 2021.03.13
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    女性の生き方の面で共感できるところが多かった。そして、裕福に育っても自己実現の点からは同じように悩んでいる、と。 華子は最後には前進できて良かった。

    1
    投稿日: 2021.03.13
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    田舎に生まれて、閉塞感を感じながら生きてきたので、美紀の慶応の内部生や東京という街への感じ方がとても刺さった。 読み進めていくと、箱入りで世間を知らない所謂お嬢様である華子にもだんだん共感できる部分が出てくる。華子にとっては東京が地元であり、私たちが田舎の狭いコミュニティで生きているのと根底は同じなのだと感じた。 ただの恋愛小説ではなく、地方と東京、また東京の中でも上流階級とその他の人間の対比が上手に描かれている作品だった。

    1
    投稿日: 2021.03.13
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    女の義理って話が印象に残った。別に、女子たちが争ってるって感じたこと私はあんまりないけど、恋愛においては義理を立てることって難しそう。強くて美しい女性のみきさんみたいになりたい。

    1
    投稿日: 2021.03.11
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    都会のお嬢様と大学上京組、どちらでもないので感情移入できず…でも慶應生の描写は納得!!入学式での衝撃思い出した

    1
    投稿日: 2021.03.07
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    本当に、この世の中には「生まれながらに勝ち組」って存在する。本当に。 山内マリコさんもこの格差社会や、都市と地方の違いを学生時代に私以上に感じられてたのかなと。 この東京に対する皮肉ともいえる書き方と、的確な視点、すっごくすきだな。 俯瞰的に見てる分には楽しくて、やはり東京が大好き。 山内マリコさんも東京の恐ろしさを分かっていながらもなんだかんだ東京がお好きなのではないでしょうか。 慶應の内部生、地方出身大学生の東京への怯えと憧れ、お嬢様の余裕さ、交際、女の学歴、、、 どのテーマもまさに私も感じていたもの。 「絶対面白いから!」と勿体ぶって長らく積読していた本。 高く設定されていた期待を裏切ることなく、面白かった。 この本と山内マリコさん、最高。

    1
    投稿日: 2021.03.07
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    映画が良かったので、即原作を本屋で買って読んだ。 映画よりもっと華子の心情が伝わってきた。 固有名詞もたくさん出てきて面白かった。 東京のハイソサエティも地方の人も、地縁や血縁にしばられた狭い世界で生きてるという面ではおんなじ。 外の世界に出てみたら、案外この世界は自由だし広い! 新しいことに挑戦する努力を惜しんだらダメだ

    2
    投稿日: 2021.03.05
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    どんどん話に惹き込まれてあっという間に読了!読んで良かったと素直に思えた作品でした。 自分とかけ離れ、そして少し憧れのある「上流階級」の世界を覗き込めて興味深かった。 様々な女性が出てくるが、女性ならではの悩みや考え、感じ方などに共感するところも多々あった。女性同士特有のどろどろした話は全くないところも良かった。 ラストも前向きで元気がもらえた。

    1
    投稿日: 2021.03.02
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    まずタイトルに痺れました。 妬みとか憧れとか嫌味を込めてそう呼ぶみたいなもやもやした気持ちを書いた、貴族かそうじゃないかの話かと期待して。買おう!と(笑) 女の暗い部分を客観的にみて楽しめるかなと思っていましたが違っていました。 生まれた瞬間からしがらみはいろいろあるけれど自分をしっかり持って思うように生きられるようになりたいと感じました。自分が納得しているのだからそこに差なんてない。幸せも自分で見つけて決められる。そんな風になりたいものです。 また、ハイクラスの世界を垣間見れたようで興味深かったです。お年玉をもらった華子の「おばあちゃま」には正直、美紀と同じ反応をしてしまっていました。 普段感じるけど言葉にできない気持ちをこの本は文字にしてくれていて読んでいて共感できる部分が多かったです。 言い回しに使えたらなと、勉強になりました。

    3
    投稿日: 2021.03.02
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    幸一郎の母が花子に向かって、なんとも断定的なものいいで言った。その何気ない発言だけで、彼女がどういう人物であるか華子には察しがついた。自分がいちばん正しいと信じて疑わない、自分のものさしでしか人をはかれない、狭い世界に君臨してきた女性。そういうおばさまは往々にして、美しいものや文化をこよなく愛し教養もあるが、なぜかそれが内面の寛容さには一切結びつかないのだった。

    1
    投稿日: 2021.03.01
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    今読んでよかった。 地方から出てある程度基盤ができてきて、東京というものをある種、観察している自分の声を代弁してくれるような作品。 美希は私かもしれない。

    1
    投稿日: 2021.02.28
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    とても面白かったけれど、私は登場人物に自己投影出来ないが故にバイブルにはならないかな… これを読んだ人が椿山荘とかホテルオークラを軽んじないことを願う

    1
    投稿日: 2021.02.27
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    面白かった。サクサク読めた。 狭い世界で生きることに何の疑問も持たず、外に出たいとも思わない箱入り娘の主人公。 そこだけで完結する気持ちよさってある。 まぁそれだけではストーリーとして成り立たないからああいうラストになったんだろうけど、ちょっとなー、わたし的にはあの中で何とかしてほしかった。 安易に「やっぱり女も自立よね!」な感じがね。 あー結局それですかーみたいな。 「箱入りお嬢様」が急に俗っぽくなってつまらん。

    1
    投稿日: 2021.02.26
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    雑誌に載っていた筆者のエッセイを読んでピックアップした一冊。 久々に小説を読みましたが、面白かったです。 寸暇を惜しんで数時間で一読しました。 スピーディーにエナジー補給できました。 「本日は、お日柄もよく」と同じく力をもらえました。

    1
    投稿日: 2021.02.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    山内マリコさんの本は、いつも登場人物の心情に自分を投影してしまって胸が痛くなる。 美紀が逸子に話した社会での女性の扱われ方、思い当たる節が多すぎて、怒りと悔しさと色んな感情が湧いてしまった。 救いなのは、主人公の2人の女性が賢く仲違いしたり相手を陥れたりせず、最後に自分のしあわせの形を見つけていくこと。 見えない多くの境界線に縛られている日本人、自分の普通は他人の普通ではない。当たり前だけど、読んで改めて思い出した。

    1
    投稿日: 2021.02.25
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    分断。 女の分断を作るのは男という視点は、納得してしまいましたね。 上でも下でも自分を持たない生き方は苦しい。 多様な声を汲み上げることができない議員製造のメカニズムをしれっと入れて来てて山内マリコはだから好き。

    1
    投稿日: 2021.02.25
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    読了後爽快!元気がでた! 隣の芝生は青いが、隣にはないものを自分は持ってる◎ そんな自分に気づいてあげて幸せに生きていきたい。

    1
    投稿日: 2021.02.23
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    パークハイアットのアフタヌーンティーに行きたいなぁ… これは、面白い! ・昭和の芳しい香りが漂う。 僕は10代半ばまで昭和に育ったわけだけど、この小説には当時憧れていた上流社会の残り香があり、懐かしくもあり胸がキュンとする。 ・そして、女性の生きづらさの件。 華子、美紀、相楽さんの3人の女性があいまみえるマンダリオンオリエンタル東京のラウンジ。ここがこの小説の一番の山場だと思うが、非常に痛快で好きだ。 男は結局しょうもない。男は女性の生きづらさの最大でもしかしたら唯一の要因となっている。 最近読んだ「82年生まれ、キム・ジヨン」よりも、そのことが、すーっと、そしてチクチクと心に染み入ってくる。 そして、近松門左衛門の浄瑠璃「心中天網島」の女同士の義理! これが人として上級過ぎて敵わない。 昨夏のしおりをもらえるキャンペーンの時は、なんとなく敬遠してしまった文庫本。 映画館の予告編でもうすぐ映画化されることを知り、買って読んでみたのだけど、大当たりだった。 映画も見たいな。

    40
    投稿日: 2021.02.23
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    これだけ通信技術が発達して、遠い外国のニュースだっていつでも見れるようになっても、結局人ひとりが手を伸ばせる範囲というのはあまり変わらない、ということのように思いました。 けれど狭い世界で過ごすことは別に悪いことではないし、そこから出るのにそんなに遠くまでいかなくても、ちょっと一歩だけ踏み出してみることで自分に合った世界に出会えるかもしれない。 スタート地点は変えられないし、そこから動くも動かぬもそれぞれの選択だし、その中で自分が心地よく感じる世界を見つけていくしかないのだろうな、と思いました。

    2
    投稿日: 2021.02.23
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    いわゆる結婚適齢期の女性の どうしようもない焦燥感や必死さが ありありと書かれていて、 まさに20代後半の自分には 主人公の気持ちが痛いくらい理解できた。 また、生まれながらに植え付けられる人間の階級に 生涯ずっと縛り付けられ、 お金持ちとそうではない人の差は どうしても越えられないという事実が 赤裸々に描かれていた。 階級の違う女性が出会い、 何もかも違うはずなのに心が通じ合っていく様は そんな世の中でも自由に生きたいという女の 音のない叫びが聞こえてくるかのようだった。

    1
    投稿日: 2021.02.21
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    東京と地方、階層も異なる女性二人のシスターフッド物語。生まれ育ちや肩書きと全く無関係に生きることは難しいけど、コミュニティの狭い価値観を超えて同じ人生の目的で繋がる関係は「自由」をもたらしてくれる。映画も楽しみ。

    1
    投稿日: 2021.02.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読んでよかった、と同時にもっと早く読むべきだったとも思った。女vs女の話ではない、というのもどこかでみて、まったくそのとおりでした。気持ちいい。 わたしは上京組なので、美紀のパートが胸をえぐられるように刺さりまくり(学費出してもらえず水商売するほどではないが)、地元に対してなんとかしなきゃ、と思う厄介な愛の感じ、わたしは家族に対してだけれど、すごくよくわかった。あと、なに一つ変わらない人間関係に安住する感じは、田舎も都会も一緒なんだ、のところははっとした。それにとらわれていない美紀が、なんて自由なんだろうと気づくところがうつくしい。そしてわたしも、自由なんだ。 意外とするっと進むところは進んでそれもよかった。あ、幸一郎と身体の関係もあるんだ、とするっと。ここ、細かく書くこともできたはずなのに、なんというか大事なところとそうでないところのメリハリがよかった。誰目線だろう、すみません。 華子が自分の意志で動いていく後半、よいです。ありきたりな展開だとしても、そういうストーリーを読みたい。総じて気持ちいい話だった、だいすきです。

    2
    投稿日: 2021.02.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    美紀の、女同士を分断する価値観の話にはハッとした。たしかに、世の中にはそういう価値観が当たり前のように横たわっていて、意識的にしろ無意識にしろ、その価値観のなかで生きている。そして自分の足で立って生きることって、難しくて、尊い。それでも、ある意味ショック療法のような感じではあったけど、華子は自分を理解して、自由を手に入れて終わったところに希望がある。

    1
    投稿日: 2021.02.19
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    なんとも想像のつかない世界の話。 とりあえずお嬢様の話だなーと思ったけど 途中からちょっと予想外だったのがよかった。

    4
    投稿日: 2021.02.12
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    友人に勧められてて、ついに読む機会に巡り会えた1冊。 東京で生まれ育った生粋のお嬢様の華子と地方の小さな漁村出身の上京組の美紀。生まれも育ちも全く違う2人の視点から語られる東京は、まるで違う場所に見えて不思議だった。 一般的な都民や東京のベッドタウンに住んでる層に馴染みのある私としては、どちらの意見にもそこまでピンとこなかったけれど、あらたな価値観を垣間見ることが出来て新鮮で面白かった。美しく煌めく丸の内を、純なキラキラした眼でみれるのは郊外在住の特権なのかな、などと考えたりした。これからも慣れたくも擦れたくもない。 田舎も、東京の古めかしい上流階級も、彼らの排他的で保守的な点においては全く同じだし、それに上手く迎合できない人達にとっては同じような苦痛を味わう場所であるのだ。っていう発想は考えたこともなかったのでびっくり。 「どうしようもない閉塞感と、まったりした居心地のよさ」 ひと所に留まる全ての人々が感じてることだろう。どっちをどのくらいの比率で感じるかで、その場所を飛び出すか飛び出さないかが決まるんだろうな。 実写映画化するようで、予告編を見たところ、門脇麦さん演じる華子が私の想像する華子とピッタリすぎて驚いた。女の友情が主軸になりそうだけど観てみたい。 全体的にフェミニズム感が強いように感じた。私はフェミニズムに対してどういう意見を持つかまだ模索中である。きちんと学ぼうと思った。

    1
    投稿日: 2021.02.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    貴族なんてタイトルに出てくるから昔のお話かと思ったら、割と現代的なお話 東京には、ほんと貴族のような人たちがいるんだと知らされた。 ドラマで出てくるようなお店には、東京出身の人は行かないとか あーなるほどって思った。 一人の男性を巡る三角関係の話しだけど 全然、泥沼じゃないし読んでて不快感は無し お嬢様が自立していくお話

    15
    投稿日: 2021.02.03
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    こんな世界があったとは…と愕然としつつ、でも結局どの世界に生まれても人は永遠に「隣の芝生は青い」なんだなーと思った。 女性同士が仲良くできないように仕組まれてる、って言われてみればそうかも…

    3
    投稿日: 2021.01.31
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    爽快!! 箱入り娘のお嬢様 華子と、庶民から這い上がってきた女子、美紀。それぞれに立場と悩みがあって、隣の芝生はなんとやら。 年頃な彼女達は恋愛や結婚に焦りを覚え始め、人生の迷い時。 女性同士の泥沼に持っていきがちなストーリーですが、この作品は真逆でした。 華子も美紀も、親しみが持てる女性として描かれていて、2人の間の立場にいるヴァイオリニスト逸子のキャラが特に爽快で気持ち良い。 スカッとしたい気分の時に是非。読後感爽涼。

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    投稿日: 2021.01.28
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    女性特有のドロドロさがなく、潔く、後味が良い。抱えてる「普通」は皆違う。女性同士の義理。多くなくていい、美紀も華子も身近な友人に恵まれてるなーと思った。

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    投稿日: 2021.01.24
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    表紙に惹かれて手に取りました。 私は地方育ちで東京に憧れており、つい美紀に自分を重ねて読んでしまった。 華子の世界は、私にとって一生縁のない世界だな。

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    投稿日: 2021.01.24
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    ジェンダーや家柄、貧富など目に見えない障壁や境界がいくつも描かれている印象。 幸せに生きるために持っているものでいかに自己肯定感を高めていくかが大切なのかも。

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    投稿日: 2021.01.17
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    中学時代からなに一つ変わらない人間関係の、物憂い感じ。そこに安住する人たちの狭すぎる行動範囲と行動様式と親をトレースしたみないな再生産ぶり。おどろくほど保守的な思考。飛びかう噂話。何十年も時間が止まっている暮らし。同じ土地に人が住みつくことで生まれる、どうしようもない閉塞感と、まったりした居心地のよさ。ただその場所が、田舎か都会かの違いなだけで、根本的には同じことなのかもしれない。

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    投稿日: 2021.01.08
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    「女同士の義理」を大切にする登場人物たちなので、全体的に清々しい。お金持ちの華子、地方出身者の美紀、二人の対比はわかりやすすぎてファンタジーじみているけど、二人とも一生懸命に生きていているのでどちらにも共感できた。

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    投稿日: 2021.01.06
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    お金持ちの家系 華子 地方出身 美紀 正反対の二人が青木幸一郎を介し出会う。 生い立ちから違う人生のレールを歩んできた2人の生活、東京という街、結婚。 中身はドロドロなのかなと思ったらそうでもないけど映画化するというので楽しみ。

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    投稿日: 2021.01.03