
総合評価
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powered by ブクログ1回目に読んだ時は、恋愛ドラマ感覚で終わったけど、心に引っかかるものがあって、改めて2回目の読破。 今まで生きてきた世界が、こんなにも小さくて狭かったと感じる経験を得て人って成長するのかなぁと感じました。 こんなに人がいるのに、自分と心から分かり合えるパートナーを見つけるのは大変。 10代後半からの約15-20年間は、その後の人生の大きなターニングポイント。特に女性は、妊娠•出産の適齢期は避けられない。 私もそんな時期あったな‥と感慨深くなりました。 登場人物の若い女性たちは賢くて、少しわがままな程に自分自身に我慢せず、周囲がなんと言おうと進む勇気がありました。でも、それでいいのか?と私だったらそこまで出来ないとあれこれ考えました。 「若さ故の愚かさ」は有るのかも。 または自己犠牲を嫌う。 映画にもなった作品なので、ストーリー自体の流れが取り込みやすいです。
1投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
妻に薦められて読みました。 箱入り娘の婚活、彼女が見つけた婚約者、美紀のセフレのお話。 男目線でこの物語を咀嚼すると思うところがたくさんある。 幸一郎は名家の出身なのだから家庭を2つもつ度量があれば全て上手くいった。 体裁と欲望をどちらも維持する能力が彼には無かった。 彼のように政治家の二世三世に共通しているかもしれない浮世離れしている当たり前がそうさせるのだろう。 他所に家庭があるわけではないが、野武士の自分からすると彼の行動には疑問が多い。 これはきっと、僕が「あの坊ちゃんは貴族」と感じるからだろう。
1投稿日: 2024.07.29
powered by ブクログ再読 自分も東京生まれ東京育ち 以前読んだ時は、結婚してすぐの時期 現在は、数年経って子どももいて育児と共に空いた時間に読書をする 自分の現状が変わるとこんなにも共感点が違うって驚いた ここ共感してたなーってポツリポツリ見つけて けっこー自分やばかったんじゃない⁉︎って思う事も 自分の中にある小さな華子が疼く あっさりしているのに棘のある1冊 また数年後読み返すと思う その時、何に共感するんだろう。
0投稿日: 2024.07.24
powered by ブクログ私は華子でも美紀でもないけど、それでもこの2人が持つ悩み、苦しみは理解できる部分がある。 幸一郎も大変なんだろうけど、とりあえず、足の小指をどっかにぶつける呪いをかけたい
1投稿日: 2024.07.07
powered by ブクログいや〜とても面白かった! お勧め! 東京の中でもホンモノのお金持ちが住んでいる所…何代もそこに根ざしている一族。一発当てた成金ではダメですよー、と一段高いところから下々を眺めている一家のお嬢様:華子。 でも華子は高飛車でもイジワルでもないお育ちが良いご令嬢。 一方、東京に憧れ、猛勉強して慶應大学へ入学した地方出身の美紀。 超セレブで幼稚舎から慶應の青山幸一郎を間に…。 華子の小中高からの友人で、ドイツ暮らしが長い逸子が潤滑油。 東京でも地方でもサークルコミュニティから抜け出せない人々。故郷を鑑みる話でもあった。
21投稿日: 2024.07.07
powered by ブクログ自由ってそんなにいいものなのかな?私は自由になったことないからわかんないや。自分で何かするのはどうすればいいか困っちゃうし、楽な方がいいって思っちゃう。親にレールを引いてもらう人生。 って思ってたけど、いや、楽しくないかやっぱそれ。 ちなみに、映画もおすすめですよ。
0投稿日: 2024.07.02
powered by ブクログ2024年6冊目 すべての地名、名詞がリアルで大変よい 対立や断絶を煽るわけでなく私にとっては女の子のハッピーエンドだったな〜
1投稿日: 2024.07.01
powered by ブクログまた読みたい。 「普遍の中にある日常」というあとがきまで読み切ったあと、私の頭の中には、生きる世界が真逆の2人は今後どう生きていくのだろうかという鈍痛が残っている。 ここまで自分事として気になるのは、これまでの学校生活や仕事など、必ず付きまとってきたコミュニティにおいて、それをさらに広く括っている「階級社会」がテーマだから。自分の住む世界とは全く別の階級が存在するんだと気付かされる。 「あちら側」だったらどんな人生だったかと好奇心が強くなる。 東京で生まれ、全てを持つ箱入りお嬢様と、田舎から進学したことで狭く煌びやかな世界を知ってしまった女性が婚活時期を迎えて1人の男性に巻き込まれていく話。
1投稿日: 2024.06.17
powered by ブクログ映画を観てから読みました。映画では語られなかった部分にすごく共感したし、腑に落ちた。 私は田舎出身で実家も訳ありなので、東京に対しての美紀の気持ちが痛いほどわかる。地元に18年住んで、東京に出てきてもうすぐ18年経とうとしている。それが嬉しくもあり、誇らしくもあり、そう感じてしまうことが悲しくもある。そんな自分の気持ちに気付かされました。 東京出身の華子ようなお家で育った友達はこの本を読んだらどう思うんだろうな。
1投稿日: 2024.06.12
powered by ブクログ感想がむずかしいw 何度も書き直している。ついあらすじをダラダラ書いてしまう。 この物語は、階層についてと、分類について•••が描かれている。 主人公?の華子はカトリック系のお嬢様学校でエスカレーター式に大学を卒業し、実家は松濤だ。 松濤に家があるというだけで、お金持ちのレッテルがつく。 その華子はお見合いを何度かするうち、やっと理想の男性に出会うのだが、「やはり自分はこのクラスの人でないとダメだ」と思う。その相手とは幼稚舎から慶應に通い、実家は代々家業を営んでいる、これまたもうひとクラス上の青木幸一郎。ルックスもばっちり。 その幸一郎には都合の良い女友達がいて、それが美紀。受験で慶應大学に合格して上京してきた。しかし親の都合で中退しなければならなくなり、そこから自力で東京でがんばっている。 この3人が、それぞれ自分の立場や理想で動き、かかわってゆく。 上の階層の人たちはその階層の人としか付き合わず、また同じ階層であっても、「結婚組」「独身組」などという目に見えない壁でカテゴライズされている。 結局どこにいれば自分が自分らしくいられるのか、それを見つけるためにあれこれ人は頑張っているのか?そんな風に思う。 ただ、私は階層は仕方ないとしても、このカテゴライズする人たちは好きじゃない。結婚してても子供がいてもいなくても、気の合う人はたくさんいるのに、と思う。 結局その人個人がどこに所属するかは生まれ持ったものと、その先の生き方によるのだと、そんな風に思う。 あ、あと、お金持ちに生まれたら、それはそれですごく大変で、庶民には分からない苦労もあるのだなと知るw
5投稿日: 2024.06.01
powered by ブクログ映画を観て面白かったので、本書を手にした。 映画の脚本家が原作からどの部分を抽出して1本の映画にまとめたか、編集の工夫が想像できて面白かった。また映画では語られない登場人物の気持ちや、映画とは違った結末など、小説ならではの部分も楽しめた。
11投稿日: 2024.05.28
powered by ブクログ1章の主人公である華子は世間知らずで箱入り娘のお嬢様ということもあり、正直あまり感情移入できなかった。 2章のもう1人の主人公である美紀(リエ)の登場からエンジンがかかるように面白くなっていきましたね。 最終章に入る頃には華子の自分自身は何も成し遂げておらず、選択することができないレールに引かれた人生に共感というか同情できるようになりました。 男からは見えない、女性の苦労、孤独、辛さが非常に読みやすい文体で書かれているので、男性に是非読んで欲しいかも。 個人的に、1章の華子の婚活で関西弁を話す男に恐怖というか幻滅したところを読んで、自分は神戸出身なので悲しくなりましたね。。。関西弁は確かに上品ではないかもしれませんが、フレンドリーで親近感のわく方言だと思ってます。。
5投稿日: 2024.05.21
powered by ブクログとても読みやすくて一気読み。 田舎も都会も、どちらにルーツがあったとしても、やはり視野は狭くなっちゃうし、それを脱出している人への憧れは募るものなんだろうな。 『傲慢と善良』を読んだ時も思ったが。 実際絶対こうしないといけないっていうことなんてないし、何歳からでも視野は広げられるんだろうなと思う。 代々続く大層な家柄だとしても、投げ出しちゃうと言う選択肢はあるにはあるし…(大変だけど) 夫婦、お互いに特に理想がなければ問題ないかもしれないが、こうなりたいという理想の形があるなら、それも自己主張しないと近づけないことで… 自分の意思をしっかり持つのと、周りの人、パートナーの意見をたてること、両立って難しいことだとも感じた。 ゆえに、理想の形がバラバラでもうまく折り合いをつけられている人って眩しいし、そうなりたいと改めて思った。
121投稿日: 2024.05.21
powered by ブクログ星5か4か迷う! タイトルとちょっとだけ見たあらすじのイメージでは女同士のドロドロした話かなと思っていたけど、実際は熱い友情というか戦友感というか、気持ちのいい女たちの交流だった。 上流階級の華子も庶民の美紀を見下したりしないし、美紀も世間知らずで意思の弱そうな華子を馬鹿にしたりしない。二人の仲介を担った相楽さんも女同士の義理を通そうとする爽やかな人格で、女性たちはそれぞれに人間味のある短所はあれど、相手の気持ちを慮って行動できる優しい人たち。 かといって出てくる男性も悪く書くでもなく(読む人によって嫌な人はいるかもだけど)。最後に幸一郎さんもすこし人間味が足されていてよかった。 貧富、ジェンダー、結婚、家のしがらみ、田舎のしがらみ等いくつかの問題が散りばめられていてテーマは重いとは思うけど、登場人物たちの人を貶めようという気の一切ない清々しさのおかげで読みやすかった。
16投稿日: 2024.05.14
powered by ブクログ階層が違うからこそ惹かれる人っているなぁと思う。 お互いこの人との未来はないと分かりきってるんだけど気が合うから、結果付かず離れずだけど何かあったら話したい会いたいみたいになるんだよね。。
3投稿日: 2024.05.11
powered by ブクログ【2024年107冊目】 毎年恒例の正月での親族の集まりの中、華子は居心地悪さを感じていた。連れてくる予定だった恋人に直前で別れを告げられたからだ。二十七歳、年齢に焦り、婚活をスタートした華子は弁護士である青木幸一郎に出会い、すっかり恋に落ちてしまう。だが、ある時彼のスマホに知らない女からのメッセージが届いているのを見てしまい……二人の女の視点から生き方を問う人生小説。 東京生まれ、東京育ち、いわゆるお嬢様として育った華子と、地方で生まれて大学で東京に出て揉まれるように生きてきた美紀。「親ガチャ」なんて言葉がありますが、立場や生まれ、環境が違えばこんなにも変わってしまうものなのかとしみじみしながら読みました。 互いに選べるもの、選べないことは違っていて、でも結局のところ自分が何をしたいかっていう主張が一番大事で、流されても最終的には後悔することになる……ってことがすごく綺麗に書かれていたように思います。 誰が何と言おうと人生一度きりなので、周りがどうこう言おうが自分の人生は自分で作っていくしかない。いろいろ迷っている人が読むのにいいかもしれないな、と思った一作でした。
1投稿日: 2024.05.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
幸せとは…! 結婚=幸せ とは限らないよって最近よく言われるようになったと思うんだけど、それをまさしく教えてくれる本でした 自分が楽しいと感じることや、自分らしく居られる活動を知ることが大切だなあと思いました 私も華子さん的な狭い世界の中で人生を歩んでる気がする、幸せなんだけどね もう少し外に出てみるのもいいのかなって思いました これからも旅行たくさんするぞ〜 みきさんみたいに自分のやりたいことを何歳からでも始められる人になりたい! 私も英語喋れるようになりたいな、笑 相楽さんと独身仲間になりたくないって思ってた華子が最終的に一緒に仕事して生き生きしてるの素敵だなって思ったし、幸一郎のときにその生き生き華子を発揮できなかったのも現実味があって良かったです、人生上手くいかないもんだよね〜
2投稿日: 2024.05.04
powered by ブクログ幸一郎は薄情だと書かれていたけど、自分の家業を継ぐために必死で働いてて、華子や美紀とは向いてる方向が違うんだろうなと思った。 この小説を読んで、 今まで所謂上流階級の人と絡んだ時に感じてきた違和感の理由がわかった気がした。 彼らは圧倒的に内を向いてるんだろうなと。自分達のテリトリーの内を向いていて、気が向いた時にこちらを振返る程度はするけれど、基本的にこっちのことは眼中にないからある種の怖さを感じるのかもしれないなと。 彼らのテリトリーの内側には彼らの「正解」があるんだろうな。
0投稿日: 2024.05.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いい意味で思ってたのと違うかった 自分のテリトリー、視野を広げる、人としての成長物語 さいご、とっても清々しく読み終えれた 上流階級と地方であれば、地方の美紀の方が自然体で読めたのは、作者がより近しい実体験に伴うものだったからか?
0投稿日: 2024.05.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
東京生まれ東京育ちで何も不自由なく過ごせた華子と田舎から上京し、夜の店を経験した上で世の中を渡り歩いた美紀、2人の目線から見た貴族社会のお話。 お互いが持っているものが全く違うからこそ、見える景色がこんなに違うのかと女性目線ではあるが、よく分かり非常に面白かった。 政治家等になる家柄の子は小さい頃から親行きつけのお店しか通わず、友人関係も家柄がある方のみで集まる非常に閉ざされた世界で生きている。 類は友を呼ぶと言ったもんで金持ちの常識が通じる人間としか関わりがないので庶民の感覚が全く分からない、知らないのは頷ける。 作中でもひな壇を毎年飾るとかクリスマスにミサをするとか何それ?って行いを当たり前のように行っている。 こういう家柄の人間は明治時代の政治家の家系や将軍の血筋の末裔だったりするらしく、昔の権力者が今も日本を仕切っているってことらしい。彼らの中では夫が働き妻が家を守り尽くす大古の価値観が未だにアップデートされておらず男社会中心のままなのである。 大人になり社会に出ても価値観は変わらないので自分たちの常識のまま政策をするのだから、的外れの考えになるのは当たり前である。 跡継ぎなどの柵も強いため、貴族と同じと言っていい気がする。 貴族と庶民の価値観の違いだけでなく男女差別が強くなる社会構造や今話題の立ちんぼ女子が誕生してしまう背景等も少しずつ理解できるような流れになっていて良かった。 美紀の東京に上京してお盆や正月に地元に帰った際に感じる退屈感や価値観の差を感じる描写は同じ上京民で東京という街が好きな私にとっては共感する点が多かった。よき本です
2投稿日: 2024.05.01
powered by ブクログ上級市民もそれなりに苦労があるのは、よく分かりましたが、物語の最後のストーリーが短くて、 もう終わり?って感じがしました。
24投稿日: 2024.04.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私は上京した女性側なので、美紀の気持ちに強く共感できた。 自然体で経済力の差や経験の差を見せつけられて圧倒されることは大学時代に経験していた。 身の丈を知らない私は追いつこうとしていたが、美紀のように諦めておくべきだった。 美紀は自分の生活と学費のために夜のアルバイトを始めるが、私のように周りに追いつきたいことが動機で夜のアルバイトを始める学生もいる。 動機は置いておいて、お金に困った頭の良い女の子が東京という土地柄参入しやすい夜のアルバイトを始め、垢抜けていく流れは非常に解像度が高いと思った。 華子に対しては本当に嫌いなタイプの女で共感できる部分はあまりなかったが、最後は自分の人生を自分で生きていく選択をしていて、成長を感じられた。 東京とそれ以外、共通点はなさそうに見えるがどちらも閉鎖的な側面を持っていて生きづらさがあり、世界を広げることに伴う痛みがあるということが伝わってくる作品だった。
1投稿日: 2024.04.28
powered by ブクログ環境が違えば重ねる体験も異なり、それってもうそういうものなんだよねっていうのを気持ちよく自分の中に落とせる
0投稿日: 2024.04.16
powered by ブクログ山内マリコさん、初読み。これは面白かった。 東京出身の人の生活ぶり、こちら側の人間とあちら側の人間。お嬢様と庶民。 対比が面白いなぁと、地方在住の私は 思ってしまった。
1投稿日: 2024.04.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルや前半の雰囲気から、湿り気の多い印象を持って読み進めたのですが、締めくくりがとても気持ちの良いお話で驚きました。人と比べた自分に一喜一憂してしまうのは、どの階級に属していても同じなんだろうなと思います。 色んな小説を読みながら、常々「本当の豊かさって何だろう」と考えてしまうのですが。お金や身分など目に見えるものに縛られすぎず、自分の気持ちを優先できる環境に身を置けた事で、生き生きと動き出した主人公達の人生に、大きなヒントを与えてもらった気がします。
2投稿日: 2024.04.13
powered by ブクログ育ってきた環境によって私たちの”普通”は異なる。普通の感覚が合う人が輪をつくり、その壁を越えることはあまりないため、他の世界を知るきっかけもない。自分が憧れる世界は誰かの普通で、自分の普通が誰かの憧れだったりする。そんな当たり前を再認識すると共に、貴族と呼ばれる人の苦労も知り、今の自分の幸せを噛み締める。
7投稿日: 2024.04.02
powered by ブクログ華子の章のお金持ちの描写が知らない世界を知れて面白かった。こういう世界もあるんだな。と。もう少し幸一郎の心の内が知れたらよかったと思う。ただお金持ちで人生で苦労した事もなく人を見下す冷たい男にしか感じず魅力がなかった。
0投稿日: 2024.03.28
powered by ブクログあー今の日本の社会を、今の女性達が抱える悩みを、今の政治家達の国民に寄り添えない姿を、視野の狭い人たちをうまーく表現している。 改めて自分は自由な身でよかったと思う。
1投稿日: 2024.03.27
powered by ブクログとにかく知らないお金持ちの世界がとても新鮮だった。誰も悪くなく、結果女性たちはキラキラ輝いていて素敵だった。
1投稿日: 2024.03.12
powered by ブクログ〝上流階級〟育ちと地方生まれの上京組。 育ちや思考の格差、でもそれがなんとなく嫌な感じにならなくて登場人物の女性たちがなんだかすがすがしくて、強く前を向いていく姿に励まさせるお話でした。 「でも、まあ、普通っていう感覚は人それぞれだから。」 格差があるそれぞれの世界の中でも、さらにその中で格差を感じている人もいて、結局どこにいても違いを格差として感じようと思えば格差となるけど、感覚は人それぞれ。 人との比較でなく自分らしく生きられる場所が見つけられるのが一番幸せなんだろうな。
0投稿日: 2024.03.07
powered by ブクログイケメン男性とお嬢様と田舎育ちで腐れ縁の女性との三角関係の修羅場になるお話だろうと読み進めていたら、そうではなかったので、とても新鮮で面白かったです。
4投稿日: 2024.03.06
powered by ブクログ「男と女」「階級」「地域格差」などなど、平等とはかけ離れたシチュエーション盛り盛りの作品。 それを包み隠さない描写だから心に刺さるし、なんか胸が痛くなった、、。 私自身読んでて、男ってほんとにこんな人多いよなぁ〜とか思っちゃったし、、、。 華子と美紀の対比が極端だし、それぞれとバックグラウンドも違うのに2人ともに共感するところがいっぱいあった。
2投稿日: 2024.02.26
powered by ブクログ「女同士の義理」初めて聞く言葉だったけど、いいなと思った。 「女同士を分断する価値観」って言葉もなるほどって思えて、女の生きづらさが言語化されて良かった。本当に女性は結婚、出産、育児等、立場が少し変わってしまえば友だちも変わってしまう。環境がどんなに変わっても「女同士の義理」を貫けるような関係を築いていきたいと思う。
2投稿日: 2024.02.25
powered by ブクログ同年代の女性として、登場人物の気持ちはどれも共感できるし、理解できた。誰もが空気のようにその存在を当たり前だと感じている心情について、スパッと言語化されているように感じた。 読み終わったときに(というか読んでる途中も)決してドロドロした気持ちにならないのが良い。この作品のテーマって、自虐的だったり否定的だったり自己肯定感が下がるような気持ちになりがちだけど、このストーリーは決してそうでない。うんうんそうだよね!って共感できたり、ネガティブなことは割り切って前に進める気持ちになる。
1投稿日: 2024.02.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
東京へのコンプレックスを描いた作品。華子側の話で出てくるブランド名がほとんど分からず、これが世界が違うということかと納得してしまった。 ドロドロした展開になるかと思ったがそうはならず、かといって相良さんの心中話が伏線になることもなく、唐突に終わった感じがしたのがちょっと残念
1投稿日: 2024.02.13
powered by ブクログ山内マリコは富山県出身とのこと。著者紹介に書いてあった。なるほど納得。 デビュー作ぶりに著者の作品を読んだけれど、東京の外に住む者の閉ざされた世界観や、東京に対する憧れを描くのがとてもうまい。 そもそも、年頃女子の東京に対する憧れや、地方都市に暮らす辟易感を取り上げている小説を他に知らない。そういう意味では、山内マリコは独特の路線を切り開いたように思う。女子向け地方都市小説…笑 令和の今も続く、女に向けられた結婚や子どもを持つことに対するプレッシャーは何なのか。 主人公同じく、来世はぜひとも男に生まれたい。
0投稿日: 2024.02.12
powered by ブクログ砂糖もバターも入ってないクッキーは味気なくてボソッとして美味しくない。女性作家の書くものは大抵そんな風に思っていた。思っていたけどこれはちょっと違う。展開が気になる。心理描写に長けているってだけで、読書の推進力こんなに違うんだなと思った。 クローズドな社会のリアルな実相は薄々は感ずいていたけど、描かれている人物たちがイキイキしるから隣家の庭の様子を覗いている感覚で「あーやっぱりそういう人たちだったのね」って妙に納得しちゃった。 自分のことを言われているようでドキッとしたりもして、いろいろな感情がさざ波みたいに生まれては消えていく。鋭い観察眼と的確な描写。無駄もあるようでない。いや、無駄も無駄で心地良い。すべてが作者の持ち物(才能)で構成されていることに、ちょっとばかし嫉妬も感じる。 ラストの一歩ずつ前向きに歩きだそうとする華子にホッとした。「ガンバれよ」って声をかけたくなる。読後感はどこかスッキリした感覚が芽生えてきて、唐揚げを食べたあとにハイボールをグイッとやったときに似ていた。やられたね。1年後の今日、また読みたくなるかもしれないな。
6投稿日: 2024.02.08
powered by ブクログ自分が感じていても人に言っていないこととか、そういう気持ちを他の人も同じように持っているんだなって、読んでいて私も同じって何度も思った。 婚活がうまくいかないことは自分に原因があるんじゃないかと悩むことがあるけど、やっぱり合わない人とは合わないし、無理することもないなと前向きになれた。 サラサラと展開が進んでいくしわかりやすいから、普段は本よりスマホな時間の空き時間にも気になって読んでいた。とても軽い気持ちで読めるのに共感できるところもたくさんあって、最近読みたい本が見つけられず悩んでいたけど、久しぶりに読書って面白いと思った。
0投稿日: 2024.02.03
powered by ブクログ日本は「格差社会」ではなく、「階級社会」 「階級社会」に生きる人はその世界の中にずっといるから、それ以外の世界を知らない。同じ場所に居続けて、日本という国を牛耳っている。彼らは出自を自慢することがないから、狭い人間関係で回っていることが庶民にとっては巧妙に隠されているように見える。 「だから将来、国会議員にならなきゃいけない家に生まれた男の子は、思いっきりわかりやすい名前つけるんだって。太郎とか一郎とか。そうすればどんな学のない人にもすぐ憶えてもらえるし、刷り込みで投票用紙に書いてもらえるから」 東京は都会であり、その中に様々な世界がある、というのは知っていたつもりだったが、現代にも「貴族」みたいな制度があり、「貴族」みたいな人がいるのだなあと新しい世界を知れた。 鬼籍 驕慢 アテンド ミーハー 興信所 堅気 切子玉 心中天の網島 釣った魚に餌やらない問題
0投稿日: 2024.01.31
powered by ブクログ華子や幸一郎みたいに安心安全な世界で生きてきた人たちもまた、その小さな世界の中で苦労しているんだなと思った。どこに生まれてもだいたい結局は自分次第。 自分で考えて地に足つけて生きていかないといけないんだと身が引き締まったような気持ち。 わたしは地方生まれのごく一般的な家庭の娘だけど、華子と重なる部分もあって自分を見ているように感じることもあった。 分かりやすく無駄のない文章で物語の雰囲気に合っていたと思う。また時間を空けて読みたい。
0投稿日: 2024.01.29
powered by ブクログすごく面白かった!!!! アラサーのドロドログログロしたところを描写されてるんかと思ったら全然そんなことなくて!!! すごく読みやすかった!! なんかひとつひとつの文章にすごく納得させられました。言語化がうますぎる!!!!
1投稿日: 2024.01.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
山内マリコ作品3冊目の読了。 これまでのところ本作が一番好き! 2024年の読書初めとしても ふさわしかった! お正月の描写で始まるので。 華子が自分の殻も生まれの殻も破ってくれてよかった。
2投稿日: 2024.01.04
powered by ブクログそうそうそう!と終始頷きながらあっという間に読んでしまいました。「日本は格差社会ではなく、貴族社会」全くその通り。格差社会ってのは平民の間で起きてる現象ですね。
1投稿日: 2023.12.26
powered by ブクログもうすぐ上京して9年になるが、ずっと東京は場違いで馴染めない。恋人がいない、結婚をしていないだけで哀れに思われる女の世界で、自分にとって納得のいく人生とは何だろうとよく考える。自己肯定感を得るために、今後自己肯定感を得られる日が来るのかはわからないけど、いつか周りの人と堂々と対等でいられるように、今は東京で地に足をつけて生きていこうと思った。
0投稿日: 2023.12.16
powered by ブクログ隣の芝は青い そして心を開いて言葉を交わしコミュニケーションをとれば、思ったよりいい人達は多いのかもしれないと思った 分かりやすいステータスや見た目に囚われて対峙しようとしないから、お互い分からないままになっていることもあるのかな なんかもっとドロッとして、嫌な女の人の話だと思っていたけど全くそんなことなくて、寧ろ読み終わった後はなんかすっきりした気持ちになった 来年から上京し、社会人になる立場の私にはかなり刺さった本
0投稿日: 2023.12.08
powered by ブクログ山内マリコさんの作品を初めて読みました。とても読みやすいです。 共感の嵐で、一気に読んでしまいました。初めはドロドロな展開に?っと思ったら、話の方向は全く違って、むしろ読み終わったときには、気持ちがすっきりします!! 東京で暮らそうと、田舎で暮らそうと、根本的に本人がどう考えてこうどうするか、生きるかが問題なんだと思いました。自己肯定感は自分であげることも下げることもできるんだと学びました。 山内さんの作品をまた読みたいです。
3投稿日: 2023.11.21
powered by ブクログ星4つ寄りの3。 人って、自分に持ってないものに憧れ、追い求める生き物なんだと。 隣の芝生は青い。その言葉がよく理解できる本。
0投稿日: 2023.11.18
powered by ブクログ特になにかが起こるわけじゃないけど あーなんかわかるかも… みたいな内容で面白かった。 映画あったからみてみたけど 本の方が断然わかりやすくてとおもしろかった。
0投稿日: 2023.11.13
powered by ブクログわーかるーーーー27歳女からしてみると共感の嵐。 東京と田舎の、上流階級と庶民の、キラキラと薄汚れの、狭苦しい窮屈な世界ととてつもなく自由な世界の。。。対比がおもしろかった。 ↑の対比を色々と覆していくラストも素敵だった。 うわ!っていう感動シーンなどはないけど、じわじわと心をチクチクして来て、読み終わったらそのチクチクが堪らなく好きだったなっていうことに気がついた作品。
0投稿日: 2023.11.09
powered by ブクログ女性のあけすけな視点が読んでいて面白かった。 環境や境遇から形成された自己と世界。 世の中にはいろいろな人がいるが、自分を好きでいられるように、感情や心を大切にしていったら?というメッセージを感じた。
0投稿日: 2023.11.05
powered by ブクログあらすじを読むともっとドロドロした暗い話かと思いきや、相手を陥れようとする人が誰もいなくて安心して読み終えた 幸一郎の行動はキモいもところもあったけど、彼は彼で呪いを抱えて生きているんだなと それを華子に背負わせることもしなかった 最後にそれに気付いたのは華子の成長があったからなのかも そして美紀の今までを思うと苦労が多かったけどそれを卑下しすぎることもなく自分の中に落とし込んでいて、辛い立場なのに自分より年下の女性を引き上げようと寄り添うところが素敵すぎた とても頭の良い人
1投稿日: 2023.11.03
powered by ブクログ主人公の1人は東京都渋谷区松濤に生まれ育った榛原華子、親はその地で代々整形外科医を営む。ここ数年、年末から三が日を帝国ホテルで泊まって過ごすのが慣習になっている。 もう1人の主人公は、地方都市から猛烈な努力の末に慶應大学に入学した所謂「外部生」の時岡美紀。慶應に入学できれば全てがうまくいくと思っていたが、大学内部でのヒエラルキーの存在に愕然としてしまう。特に幼稚舎からのエスカレーターで上がってきた「内部生」との格差は大きく、同じ大学にいながらも手の届かない存在がいることで惨めさを感じてしまう。 『ここは退屈迎えに来て』では地方都市特有の閉塞感を連続した短編小説で描いていたが、今作では東京を舞台に上流階級特有の生きづらさを2人の目線で表現する。 何一つ不自由なく生きてきた華子だったが、実は心を許して話をできる相手が担当のネイリストしかいないほどの孤独だった。結婚相手を探すために自分の世界を広げようとすればするほど、自分がいかに狭い世界で生きて守られてきたかを痛感する。 一方田舎から上京してきた美紀はお金持ちには彼ら特有のコミュニティがあり、そこには見えない壁があり、彼らは絶対にそこから出ないし、外の人間を対等に扱うようなことはしないと身をもって学んでいた。 その二人が華子の結婚相手である「青木幸一郎」を共通点に知り合うようになる。 金持ち喧嘩せずではないが、代々の財を持つ人間のどこか余裕の様はなんとなく想像ができる。それが羨ましいと思うのだが、自分がコミュニティのための駒として生きるという生き方でもあり、それは本当に幸せなのだろうかと疑問を持ってしまう。 読みはじめたあたりでは華子に何の感情も覚えずに、というかむしろよく分からないという印象だったが、自分とは何なのだろうと自問自答する彼女に最終的には妙な親しみを覚えるまでになった。
0投稿日: 2023.10.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
貴族ってねぇ いるのかもしれない 世界が交わらないような世界が 少しだけ交わるからこそ いろんなことを感じるんですね 自分の世界 少しだけ 広がる世界 広がるからこその世界
0投稿日: 2023.10.29
powered by ブクログお金持ちにはお金持ちの、 一般人には一般人の悩みがある。 読んでいて、ずっと思っていたのは お金持ちの人は世界も考え方も甘いなあ と思っていたけど、 きっとお金持ちの人はその狭い世界の中で 決められた生活とレールがあるから ずっと同じ世界で回っていても 問題ないんだと思った。 お金には困らないかもしれない 何不自由ないかもしれない。 でも少しでも外の世界を知ってしまえば 面白くなくなってしまうのではないかなと思った。 華子と美紀が出会うきっかけは あまり良くなかったかもしれないけど、 二人が出会ったことによって 華子は見違えるほど華子らしくなったと思う。 今までの華子は誰かのための華子だった。 自分のためだけになった華子が 私には輝いて見えた。
1投稿日: 2023.10.25
powered by ブクログこういう作品好きなのですごく刺さった…! 華子と美紀それぞれに自分と重なり共感できる部分があったし、最後の展開も良かった。 登場する女子たちの会話がすごい解像度が高くて、まるで雑誌の対談でも読んでいるかのようだった。
0投稿日: 2023.10.23
powered by ブクログ東京生まれ東京育ちの自分は、地方に生まれていたら東京に来たかっただろうかと思うと、きっと来ていないだろう。身近な場所がたくさん出てきて面白く読めた。
0投稿日: 2023.10.22
powered by ブクログ女同士分かり合えないと分断してくるのは、社会構造だったり男性の価値観だったり、いつだって女性の外側で。でも本当の意味で理解し合えるのはやはり女同士なんだよなぁ。その描き方がよかった。 今までの当たり前だった価値観を見直し、自分の足で生きていく決意を取ることを丁寧に描いているのだけれど、現実はそれだけじゃあ甘くって。現実は、後々後悔してまた元に戻ってしまうんだよなぁ。 でも、元に戻ったとしても、恵まれた環境に疑問すら持たずそのまま生きてしまうよりはマシなのかな。
0投稿日: 2023.10.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私の大学でも内部生が多いけど、この本ほどは格差がない。でも、大学に入ってお金持ちな人ばかりで戸惑うことが多かった。 この本の中盤までは、うんうん、と思うことが多くて、とても良かった。だけど、華子がなぜ離婚を決断したのかの過程をもう少し描いてほしかった。 東京出身、生まれた時からお金持ちということは、そのありがたさもよくわからないし、それはそれで窮屈なのだと思った。 映画も見てみたいな。
0投稿日: 2023.10.12
powered by ブクログとてもよかった。 特に「女同士の義理」の話。 私も心に留めておこう。 いつから私たちはお互いにマウントを取り合い、互いを比較し、有利な状況を作らなきゃ生きていけない世の中を作ってしまったんだろうな きっとそうすることで都合のいい人たちがたくさんいたんだろう でも他人と比較するだけ人生の無駄で比べるとするなら過去の自分であり、自分自身にマウント取る方が幸せじゃないかなとこの本を読んで思った 高校生の時の自分、30過ぎても人生は案外楽しいよ、と。 心の衛生状態が良くない時にまた読もうと思う
0投稿日: 2023.10.08
powered by ブクログ東京の金持ちの家に生まれた箱入り娘の華子。地方の漁師の家に生まれ大学進学を機に上京した美紀。生まれ育ったバッググラウンドか真逆の2人が、青木幸一郎という超上流階級の男をきっかけに巡り会うお話。私は美紀と境遇が似過ぎてて、共感しっぱなしだった(笑) 華子の考え方とか世間の狭さは、庶民の家に生まれた上京組の私からすると理解できないものだけれど、彼女なりにいろいろ苦労して考えて成長していく様子は応援したくなった。 自分が大学進学で上京した時に、周りに金持ちの子が多くてびっくりしたのを思い出して懐かしくなった。上流階級や特権階級の世界の世襲とか、地方の小学校からずっと同じメンバーで集まる人たちの様子とか、いろんな対比があって、そして両方の世界の嫌なところが描かれていた。
2投稿日: 2023.10.06
powered by ブクログ育ちのいいお嬢様と田舎から出てきた自力で道を切り拓いていく女。 お嬢様で流れに身を任せて生きる姿は、辻村さんの善良と傲慢を連想した。
4投稿日: 2023.10.05
powered by ブクログストーリーの展開がテンポ良く進み、とても読みやすかったです。 華子と美紀、両極にいる二人だけど、どちらの生きてきた環境や、考え方にも共感できる部分はありました。女性なら特に、あぁ…わかるなぁと思う部分多々ありました。 どんな環境にいても、その狭い世界での階級はあると思う。無意識にそうしたものを誰もが持っていそう。 そうした二人が最後には、偶然にも関わって、対立ではなく、不思議と分かり合える関係になったのは良かったなぁと感じました。 映画化されているので、そちらも是非見てみようと思ってます。
0投稿日: 2023.09.24
powered by ブクログタイトル通り、東京の上流階級の暮らしを解像度高く描いた作品。地方から上京した自分にとっては、物語で出てくる神谷町や松濤に住む、代々の金持ちは縁遠い世界ではあるが、東京にある格差を改めて感じた。 わたしの前職オフィスは六本木にあり県外から通勤するたびに、騒がしくて綺羅びやかな街だと思っていたが、六本木の幼稚園に通う子ども勿論いて、彼らからすれば六本木こそが地元なのだと、本書を読んで思い出した。 様々な経済状況を抱えて上京した人が集まる街でもあり、生まれながらの富裕層がいるのが、東京という異質性だと改めて気づいた。
0投稿日: 2023.09.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アラサーの婚活ストーリーに浮気要素が加わったドロドロ恋愛ものかと思いきや、良い意味で全く違った。 私自身、20代後半にさしかかり意識せずとも「結婚」という言葉を耳にする機会が増えてきた現状、刺さるものが多かった。この歳になって考えだす、自分のこれまでの歩み、現状、これからの生き方。いくつかの答えがこの本の中にある気がした。 東京出身お金持ちのお嬢様ではないものの、どちらかというと華子の生き方が私と似ていてなかなか苦しかった。華子の怠惰さや小さな世界でしか生きられないと決めつけて動きださない性格、それに伴う葛藤にとても共感した。 そんな中で出会う美紀が本当に素敵。自身も幸一郎との関係に悩みながら、華子に対して対等に話をする姿は格好良くて羨ましくもあった。自分の中でケジメをつけて、新たな道に進んでいるラストも良かった。自分の視野を広げてくれる、美紀のような存在を私はずっと待っているんだろうなと痛感した。 でも、そうやって自分の世界で指をくわえて待ってるだけじゃ駄目なんだよなぁ。とりあえず外に出て色んなものに触れてみようと思った。 女同士の対立構造も義理の話も面白かった。意識したことはなかったけれど、そうやって自然と対立させられていてそれに苦しんだことがあるのは確かだ。そんなものに負けないで、流されないで、生きていきたいな。
0投稿日: 2023.09.14
powered by ブクログ慶應出身の私にはめちゃくちゃ面白かった これからも何度か読み返すだろうし、同じような小説があったら読んでみたい 自分で言うのもなんだけど、内部生で世間知らずで育った私は美紀か華子で言うと華子で、でも同じ内部生でも私以上に華子で、華子の人生を思いっきり歩んでる人は本当に多くいて、みんな狭い世界で上手くやってるんだな、と思った きっと学生時代から離れてまた再読すると感じるところも違うだろうなぁと思う また読んでみたい
2投稿日: 2023.09.13
powered by ブクログ自分が置かれているレイヤーの中のことしか、大体の人間は見えていないし、そこがぬるま湯なので外を見ようともしない、ということ。 わたしも東北の田舎町から大学を機に上京した、まさに「美紀」だ。 しかしこの本のラストに安心している自分は、作者の山内マリコ同様に、どうしたって「美紀」側なのだと皮肉にも感じざるを得ない。 現実を生きている「華子」側の人間がこの本に果たして何かを感じるのだろうか。
2投稿日: 2023.09.02
powered by ブクログさすが山内マリコさん。 上流階級で箱入り娘として生きてきたせいで外の世界へ出て行こうとするもそのあまりの違いに戸惑ってばかりいた主人公が成長し最後には人として強くなっていく感じが見ていて気持ちよかった。 映画も見たけどやっぱり小説のような良さを出すのはかなり難しいことなんだなと痛感した。
2投稿日: 2023.08.30
powered by ブクログおもしろかった。 こういう柚木麻子さんとか朝井リョウさんとか辻村深月さんみたいな人間の本性??欲??みたいなのが表されてる作品大好き
0投稿日: 2023.08.28
powered by ブクログ一気読みしてしまう面白さだった。 貧富の差や既婚・未婚、子どもの有無で分断される女の生きづらさがよく描かれていた。 こんな結婚生活いやだなーと思っていたら、ラストにみんな幸せそうで安心した。
0投稿日: 2023.08.18
powered by ブクログ面白くて2日で読んだ。 東京生まれ東京育ち、親から何もかも与えられ、可愛がられ、何不自由なく生きてきた箱入り娘が結婚を通して人として成長する。 東京版「傲慢と善良」と言った感じ。 どんなに満たされて見える人でも、コンプレックスはあるし、隣の芝生は青くみえるんだな。 他人と比べることよりも自分自身に向き合うこと。
1投稿日: 2023.08.17
powered by ブクログちょっとドキッとする内容でした。 東京出身者と上京組の差。貧富の差。 既婚者と独身。 自分の生きている世界は広いのか狭いのか…。 特にアラサーにはなかなか刺さるものがあるのではないでしょうか? 男女平等が掲げられている時代ではあるものの、やはり男女の差は色濃く残っているんだということを突きつけられる。 「お金持ちだから生きている世界が広い」なんて事はない。お金持ちはお金持ちで限られた人脈としか関わっていない。コネクションが全てだと思って た時点で、自分の世界は閉じられてしまうのだなぁ。考えてみたらそうである。 おしゃれな人に追いつかなきゃ。 もっと勉強しなきゃ。 男性は立ててあげなきゃ。 育児は夫(男性)を頼りすぎては駄目だ。 離婚したら周りになんて言われるだろう、そして家族が悲しむ。 などなど… 私も無意識で見て見ぬふりをしてきたのだと気付かされる本であった。
0投稿日: 2023.08.14
powered by ブクログ苦労や挑戦は人間の出汁なんだなと思った。 最終的に何を選んで何を捨てるのか、自分の頭で考えて行動しない限りはずっと無いものねだりだということが伝わった。
1投稿日: 2023.08.13
powered by ブクログ東京・松濤に生まれたお嬢様の華子と、慶応大学に合格し田舎から上京した美紀。違う世界を生きる2人が、華子の婚約相手で美紀の大学の同級生でもある幸一郎を介して出会う。境遇も常識も違い、また婚約者と愛人という最悪の出会い方にも関わらず、2人は互いを批判したりぶつかり合ったりするのではなく、自分にない感性を持つ相手に興味を持ち、自分を省みることになる。 学生の頃、先生から「マクロとミクロの視点を持つように」と指導されたことを思い出した。 本小説では詳細は描かれないが、幸一郎にも彼の世界があり、苦しみ、もがいていたのだろうと思う。 また、慶応大学の外部生と内部生の描写、華子が違和感を抱きながらもトントン拍子に結婚話が進み結婚生活が始まるまでの描写などが妙にリアルで読みやすく、珍しく一気読みしてしまった。
0投稿日: 2023.08.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ジェーンスー「私がオバサンになったよ」の対談から。 自分は庶民なので「東京の上流の階級ってこんな生活なのか?」と知らない世界を垣間見るおもしろさ(小説なので単純化や脚色はあるだろが)と、地元から離れて暮らす自分としては、地元に帰る度に感じる懐かしさとも哀れみとも取れない、何とも言えない美紀の感情に対する共感と。同時代・同年代を描いているので、読みながら考えさせられる物語だった。 「女同士の義理」の物語、かっこいい!
0投稿日: 2023.08.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
◾️record memo 学校なんてすっごく狭い世界だから、人の目を気にしすぎて、本当に仲良くしたい人とか友達になりたい人と、全然話せないってこと、なかった? とにかく男の人に、経済的にも精神的にも依存したくない。依存って弱み握られてるようなものだから、絶対そういうのは嫌なんです。 女が身を滅ぼす物語の典型には、嵌りたくないと思っている女である。ダークサイドに囚われてしまいそうな感情を飼い慣らし、コントロールして、身を引くことができる女である。 でも、もういい加減、大学時代のコンプレックスから自分を解放してもいいころだろう。 華子は大事に育てられたがゆえ、自分が大事にされないことに人一倍ダメージを食らってしまう。 幸一郎は、きっと変わらないよ。幸一郎に限らず、他人は都合よく変わったりしない。 華子の世界は、ここにしかなかった。この狭い狭い世界で、うまくやっていくしかないのだ。 ウエストを締め上げたドレスが上流階級の女性たちの日常着だった時代、彼女たちをコルセットから解放したのはココ・シャネルだったという逸話を華子はどこかで聞いたことがあった。 こういう場にいるときの華子は、誰でもない。出自も、属性も、離婚した過去も消え、誰でもない何者でもないただの人としてみられる。その状態が心地よかった。 誰かの世話をし、支え、尽くすことでその人が輝くと、得も言われぬ喜びを感じる性分なのだ。
0投稿日: 2023.07.22
powered by ブクログ山内マリコ作品に出てくる女性はみんなみんな幸せになってほしい 相楽さんのバランス感覚が抜群にいいんじゃなかろうか 一番羨ましいかも笑
0投稿日: 2023.07.19
powered by ブクログ東京生まれ東京育ちの箱入りお嬢様と、成り上がり地方出身女性の話。 私がコメダに行く感覚で(笑)ホテルのアフタヌーンティーに行ってたり、ほんとに生粋のセレブは違うなぁと思う箇所が多々あり面白かった。真のセレブはそれがまた当たり前と思ってるのがいいよね。 でも思ってたより、その2人のバトル?が少なくて物足りないような。 あと大学生の内部生と外部生のこともっと書いてほしかったなー。 アラサー女性の奮闘と成長ストーリー。 意外と、さらさら読めて、よかった。
2投稿日: 2023.07.10
powered by ブクログ固有名詞が沢山出てくるのでイメージしやすい。全く違う階級の2人がハイスペ男の婚約者と浮気相手という立場で出会うけど、いがみ合うわけではないのがいい。映画も好き。どうでもいいことだけど上流階級の人でもお見合いの顔合わせでオーバカナル行くんだって思った。映画ではもっと高そうなレストランだった。どれくらいリアルかはわからないけど、上流階級の人たちの暮らしってこんな感じなのかなって考えるのが楽しかった。
1投稿日: 2023.06.16
powered by ブクログ美容院に行った帰り、近くの閑静な住宅街をブラブラと散歩した。一戸の最低敷地面積が200㎡に定められている超高級住宅地だ。ひとつひとつの家が美術館のように立派で、しばらく歩いていても誰ともすれ違うことがない(みんな運転手さんつきの車で移動するのかな)。 大金持ちの家に生まれるってどんな感じなんだろう。ハイソサエティな暮らしに多大な憧れを持つあたしにとって、この小説はもう設定だけで「おもしろーい」って思っちゃいました。 病院を経営する父親を持ち、年末年始は家族みんなで帝国ホテルで過ごす。一流ブランドの服を、普段着として気軽に身に着ける。お茶をするときは、ドトールやスターバックスなんかには絶対に行かず、いちいちホテルのティーラウンジに行く。 華子はそういう本当のお金持ちの家に生まれたものの、30歳直前で恋人に振られてしまった可哀想な「女の子」だ。 周りからも色々言われて早く結婚しなきゃと焦ってるけど、父親が持ってくるお見合いの相手は、いろんな意味で好みじゃない人たちばかり。そこで、姉の夫の友人で弁護士をしている男性を紹介してもらう。幸一郎はかっこよくて、服装のセンスもいい。家もお金持ちだ。貴族の結婚相手には、貴族が相応しいっていうことだね。 というわけで、二人はあっという間に婚約した。でも条件も外見もいい男には、必ず何か秘密がある。幸一郎だって例外ではないのだ。 これは、世間知らずで、すべて他人任せだったお嬢さんが、自分の身の上に降りかかった不幸を(周りの友人の助けを借りながら)乗り越え、人としてまた女性として(まだ他人を頼ってはいるものの、前よりはまともな大人に)成長していくストーリー。 この話にはもう一人、美紀という女性が出てくる。彼女は地方の貧しい家庭に生まれ、大学進学を機に上京してきた。 その真逆の生い立ちの二人の人生を対比させながら、物語は進む。 人から与えられたり、押し付けられたものではない幸せを自らの手で掴み、生き生きと日々を過ごすことが、本当の豊かさなのだろうか。 井の中の蛙のまま、穏便に一生を過ごすのだって、いい人生には間違いないけど。
4投稿日: 2023.06.15
powered by ブクログ夫が面白そうな小説があるらしい、と言って紹介してくれたので、読書。 単なる男女の三角関係と思いきや、全く別の角度から描いた小説でした。 一人の男を二人の女が取り合う、とかチープな内容ではないのですね。 結構、現代的なお話かと思いました。 ジェンダーや格差問題を取り上げているので、今が旬なお話しかと思います。 東京のいい家庭でぬくぬくと温室で育った・華子と田舎から東京に出てきた賢い女性・美紀の二人の女性が登場します。 自分は完全に美紀派。 美紀を通して、自分は何で東京に憧れ、高学歴の人にコンプレックスを抱いていたのか、腑に落ちました。 ずっと心に持ち続けていた恨み・嫉みが浄化できそうです。 女性がたくましく生き抜いていく様を描いた小説はパワーをもらいます。この小説もまさにそんな本でした。
2投稿日: 2023.06.14
powered by ブクログ東京の上流階級の人々と地方出身の自立した女性の人生の交錯を描いた小説です。 私は描かれているような上流階級の人々とは縁がなく、どれだけリアリティを持って彼ら彼女らの実態が描かれているのか判断できませんが、学校名、お店の名前、ブランド名などは全て実在のもので、現実味がありました。 個人的に特に印象に残ったのは2つ。 •1つは、上京して自身の運命を切り拓いてきた美紀が地元で感じていた閉塞感と上流階級の限られた交友関係で華子が感じていた閉塞感が同種のものであるという考えは、言われて見れば確かにその通りで、膝を打ちました。 •もう1つは、女性が分断されているという考えです。つまり、社会構造的にあらゆる事で女性が結託しにくくなっているということですが、これも興味深い考えでした。あらゆる国、あらゆる時代の支配者の常套手段として、被支配者が団結しないように分断するというものがありますが、男女の社会的な関係においてもこれが当てはまり得るというのは、少し目が覚める考え方でした。 最終的には美紀も華子も前に踏み出したところで物語が終わっており、読後感も良かったです。慶應出身の人はとても楽しめるかもしれないです。Netflixでドラマ化されているようなので観てみようかな。。
1投稿日: 2023.06.12
powered by ブクログタイトルのわりに、格差社会とか、女同士のマウンティングとか、そういう内容ではない。作者の作風としては、誰も触れないけど、確実にそこにあるものに焦点が当てようとする点に特徴がおありのよう。 本作の作者の意図としては、「世の中(東京)には、目に見えない階級があり、みんなそれに囚われて生きているが、実はそれに従って生きることが一番安心である。目の前の人間と気が合うかどうかは二の次でしかないんだよ。」みたいなことにあると思われる。多くの人間が上京してから(社会に出てから)感じることを、見事に認識し、それを淡々と描写できている。 あと、セリフが秀逸。「東京って棲み分けされているから。違う階層の人とは出会わないようにできてるから。」「田舎から出てきて搾取されまくって、私たちって東京の養分だよね。」「ずっとそう言ってほしかった気がするから。」 ただ、結局、だからといって、自分が、東京生まれ東京育ちの人間ではなく、田舎生まれ田舎育ちの人間とだけ関わり合いたいというわけではない。そもそも、上述した目に見えない階級というものが、自分の中ではどこに設定されているのか自覚できていないし、そのような線引きは、世間体に左右されるものなのか、個々人の中で形成されるものなのかは判然としない。今後、色んな人と接していく中で、発見していくしかなさそうだ。
0投稿日: 2023.06.07
powered by ブクログ状況的に女の修羅場があるかと思ったらそれはなし。疾走感がある物語ではなくても読後感はすっきりでした。 同じ『女』として共感できる部分もあった。女同士も悪くないと思える作品です。
1投稿日: 2023.06.02
powered by ブクログ映画がとても好みだったので、原作が気になったので読んでみました。 まずタイトルですが、映画の時も思ったけど、貴族(実家がお金持ち)の女の子に嫉妬する、みたいなお話かと思った。 でもそんな単純な話ではなく、貴族の女の子には貴族の悩みが、庶民の女の子には庶民の悩みがあり、それぞれが交わりあって成長していく…といった話でした。 一人の男を巡って…と書くと、女同士の修羅場ドロドロ恋愛ストーリーのように聞こえますが、本作は全く真逆で、「女の義理」といった言葉が使われています。女同士を対立させる風潮のある世の中ですが、義理を守る、という女性がすごく粋で素敵に感じました。 世の中にはいろんな人がいますが、より見識が広げられるような作品でした。 2人とも、自分のコンプレックスにきちんと向き合って、改善していこうと1歩踏み出すのが良いですね。
2投稿日: 2023.05.21
powered by ブクログ映画は映画でとても良かったけど、原作は原作でめっちゃくちゃ良かった。 東京のお金持ち階級で生まれ育った華子と、地方出身で東京に憧れて上京してきて厳しい現実と戦ってきた美紀。対照的な2人の人生が交わって、それぞれの世界と考え方が広がる。 華子の話には全く共感できないし、いやしっかりせえや!って思うけど、環境ってほんとに大事だもんな。同じ階級の人たちと仲を深めていくから本当に自分たちにとってそれが「普通」なんだ。 人生は出会いだと思う。華子が美紀に会えて良かったし、相楽さんに会えて良かったし、幸一郎にも会えて良かった。小さな枠から出られて、今が幸せだって胸張って思えるようになって良かった。 逆に美紀の地元のすたれていく様子を見て東京と無意識に比べて満足できない感じが分かる。でも地元に残ってる人は残ってる人で幸せで。じゃあ自分な何?ってなる。最後に地元と東京を行き来して働いてる美紀が理想的でかっこよかった。 安っぽい言葉になってしまうけど、山内マリコは女の味方だ。たくましく生きていく女の子たちが素敵だと思える。結婚とか仕事とか世間体とか、そういうのと日々戦う女の子たちは、自分のやりたい、いたい世界にいていいんだよって言ってくれる。結婚するなとか悪いとかじゃなくて、自分の幸せを見つけていいって言ってくれてると思う。華子、美紀、相楽さんがホテルのラウンジ?で幸一郎についていろいろ話す場面たのしかった。結婚式に新婦友人として参加して、幸一郎がえってなるのもよかった。 映画で華子が美紀の家に行って「ここにあるものは全部美紀さんのものでいいな」みたいなことを言うシーンがあってそこがすごく好きで、映画オリジナルだということにびっくり。レールに乗って生きてきた華子の苦しさがよく表されてるセリフだと思う。あと美紀の地元の友達の平田さんが小説ではあんまりクローズされてなかったけど好きだったな。映画より幸一郎のしんどさみたいなのが垣間見えてよかった。 ある年齢をすぎると女の人は1人で立ってることが急に心細くなって。結婚してないことがなんとなくみじめになって。まわりに結婚のこと聞かれるのうんざりするけど誰より自分がそのことを考えちゃって余計ウンザリする。 離婚した華子がかっこいいと思えた。結婚することも幸せだと思う。正解はない。自分の生き方次第だ。 いろんなひとが夢持ってオシャレしてて、キラキラしててドロドロしてて、でもそんな世界を知らずにど真ん中で狭い世界で生きてる人もいて。東京ってすごいな、不思議だな。
1投稿日: 2023.05.03
powered by ブクログ6冊目 自分も内部生やから色々共感出来た。華子が成長していく姿が見れてよかった。つくづく自分の田舎者さに気付かされた
2投稿日: 2023.04.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画が面白かったので読了。好きだと思ったシーンが全部映画オリジナルだった。。より幸一郎に寄り添っているのは映画の方で美紀への気持ちが分かりやすいのは小説かなという感じ。美紀の隣は決められた運命を一時でも忘れられる場所だったんだね。
1投稿日: 2023.04.03
powered by ブクログ前半は現代版細雪風?いや、と思って読んでたけど、3章から嵐来た。 私は2人のちょうど中間くらいにいる気がしていて、どちらの言うことにも心が動かされたし不覚にもちょっと泣いた。 内部にも内部(男)の葛藤はもっとしっかりあると思うんどけど、それはこの物語の文脈の外かな… アイビーリーグのMBAに行っても、そこで会うのは国籍は違えど自分と育った環境や価値観が似ている人で、本当に違う人たちと同じ国で交わることの方がよっぽどレアなこと、と聞いたことがあって、本当にその通りだなと思う。 この国の縮図、というかもっと大きい話で… その方が上の人は都合がいいんだろうなぁ。
1投稿日: 2023.03.27
powered by ブクログお金持ち階層の窮屈さが生々しく描かれていた。 親族が押し付ける価値観が旧時代的で、 Facebookという現代的なことばが余計にズレを感じさせる。 一見何不自由ない生活を享受できているように見えるが、 敷かれたレールから外れることが、 一族からの絶縁を意味するほどのリスクの高さ。 自由に生きるためには、自分の意思だけでなく、 経済面、家族の理解が不可欠であるとしみじみ感じた。
1投稿日: 2023.03.24
powered by ブクログあちら側とこちら側。 産まれながらにして決まっている世界(社会的階級)は、 どちらも閉鎖的で安住しているといつの間にか淀んでいる。 それぞれの世界の持ち場で、いかに自分を認め、 枠を飛び越えた経験を重ね、納得のいく人生にしていくか。 無い物を乞う人生よりも、 在る物で生き抜く強さを持っていたいと願う人たちの 生きる様子に勇気を貰えました。
2投稿日: 2023.03.21
powered by ブクログ貴族というほどではない松濤の整形外科医の娘が、建築会社の社長一族の息子と結婚して離婚するというストーリー。日本でも上流階級は狭いサークルに閉じこもっているという身もふたもないことを書いているが、それ以上の展開はない。
0投稿日: 2023.03.10
powered by ブクログ上流階級のひとたちも色々大変なんだなぁーと思った。 自由に生きるってことが簡単なようでいかに大変なことか。 自分の生き方をしよう。華子も美紀も前に進めて良かった。
2投稿日: 2023.03.09
powered by ブクログ女の敵は女だけど、女の味方も女よね、と明るい気分になった。上級国民の何不自由ない生活から、男前な美紀の生き方に惹かれ外に目を向け、自分の気持ちと向き合いみごとに変化する華子。幸せって何かなぁと、物語の男性陣をみてしみじみ考えてしまった。
1投稿日: 2023.03.09
powered by ブクログ今付き合いの深い友人もきっと結婚したらプライオリティが下がって疎遠になってしまう 首を突っ込めるうちは突っ込んでおきたいという描写、とても共感した。 私が今大事にしている友人にはどうにか幸せになってほしいとさえ思う。 だから、友人の些細な変化や心情を汲み取って 向き合いたいと思えた。 あとやっぱり20代後半の女性は思春期に引き戻される感覚になるのもものすごくわかる。 漠然とした焦り、不安、でも楽しく生きていたい、 様々な思いを抱えるのが今の時期なんだ、それが普通なんだと思ったら少し心が楽になる。 無職になった私もそんな複雑に入り組んだ気持ちを抱えながら生きていく。
1投稿日: 2023.03.09
powered by ブクログ私が祖母を「おばあちゃま」と呼ぶ事で育ちがいいのではと思った友人が、こちらの本をさりげなくおすすめしてくれました。 正直共感しか無かった。それは私が貴族でもない田舎町の上京してきてもいない、すごく中途半端な育ちだからこそ2人の気持ちに共感させられた。 相楽さんの熱い気持ちが好き。 相楽さんの気持ちにもかなり共感ポイント有り
7投稿日: 2023.03.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この話、映画が公開されており 門脇麦さん主演でした 私はそちらを先に観ました 小説版映画版それぞれ良いところがあり 一部内容が違うところはありますが、大部分がよく補完しあう形でした 両方見て良かったです この物語は上流階級で生まれ育った華子と 地方都市の低所得家庭で生まれ東京に進学してきた美紀 二人の視点から描かれています この二人の接点は華子の夫、青木幸一郎 彼は華子よりもまた一段上流に棲む、国会議員も輩出するような家柄 美紀とは大学で出会い、その後美紀がバイトをしていたクラブで再会し、親しくなります 華子とは結婚を前提としたお見合いで出会いその後結婚 こう聞くと 妻vs愛人 のドロドロした話を思い描く方もいるかもしれませんが まったくそんな話ではありませんでした。 箱入りで守られて育ち、自ら出ようなどとは思っていなかった華子は 更に上流階級である幸一郎の世界に違和感を感じ、 いわゆる下流階級である美紀の自由さに憧れ 自分の世界を出る決断をする 東京にはいろんな階層の人間がいるけれど 意外とその交わりは少なくて それぞれ棲み分けて暮らしている 住み慣れた階層は安心かもしれないけれど もしそこが快適だと思えなくなったならば 思い切ってそこから出てみたら 新しい価値観の元で 自分らしく生きられるのかもしれない
0投稿日: 2023.03.05
powered by ブクログ話題の(?)タワマン文学に印象は結構似ているけれど、俯瞰で描かれている分あそこまでの毒や卑屈さは感じない。 女同士に、根底に通じる部分を描いてくれているからかも。 生い立ちも境遇も全く異なる二人が、一人の男性を介して交わると言ったら、ありそうな話ではあるのだけど 日本橋のマンダリンオリエンタルや有楽町のイタリアンレストランで交わされる、女の生き辛さに関わる話題や、それを裏付けるような、全く別々の生い立ちの根底に感じる共通した要素。 「若い女」の時期を抜けて、否応でも第二の思春期にさらされ、そして四苦八苦しながら自我を獲得していく。 引き込まれる葛藤と成長のストーリー。
0投稿日: 2023.02.27
powered by ブクログ田舎と都会、お金持ちと庶民、男と女、未婚と既婚…など人間を分断しがちなステータスのある中で生きていくアラサー女子が主人公。特にミキさんには、共感できる部分がたくさんあり、わかる!わかる!って思いながらスラスラ楽しく読めました。 狭い世界で生きていくよりも、新しい世界へ踏み出したり、未経験なことをして生き生きと過ごしていたいと感じました。お金持ちの世界も少し体験してみたいな
0投稿日: 2023.02.26
powered by ブクログ自分という概念はあまりにも脆くて、内向的なものではなくとてつもなく外面的なものだなと思う。 環境が確実にそれを形づくるわけで、それを否定あるいは意思を持って受け入れないと、何が自分を自分たらしめているのかも分からなくなる。 確かに東京の風景であって、それぞれに美しさがあった。 帝国ホテルやオークラ、マンダリンオリエンタルのラウンジに憧れるとともに、フェイクの東京に魅力を感じてしまう本性も自分の中にあることが分かる。 でも今は名ホテルのラウンジや喫茶室にとにかく行きたい!
0投稿日: 2023.02.24
powered by ブクログ移動の合間にさくっと読了。 地方女子、内部生、セレブ… 舞台や境遇は違っても、外の世界を知ることで感じる内側への違和感。 それは誰もが一緒なんだなあ。 田舎から出てきた人間が「東京」に感じる雰囲気や空気感、それを感じられない箱入り娘。 時に無意識に、何もかもを分断して考えてしまう「女子」という世界。 所々胸が痛むような、共感と懐かしさでじわりと沁みるような。 バイアス掛かってる気もするけれど、「女同士の義理」ってなんか良いね。どこか清々しくて、ほんのりかっこいい。 爽やかに終わってしまったのだけ少し寂しい。 自分が捻くれているだけかもしれないが。 あと、『心中天網島』ってそんな話なんだ、という知識が貰えるおまけつきの一冊笑
0投稿日: 2023.02.24
