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たゆたえども沈まず
たゆたえども沈まず
原田マハ/幻冬舎
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総合評価

931件)
4.3
391
365
111
11
4
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    まだ2026年3月だけど間違いなく今年読んだ中で一番の本だった。 ゴッホとゴッホに関係する人物の歴史をあまり知らずに読んで、読了後に史実についても軽く調べた。 史実を踏まえつつ、無理のないフィクションを差し込んでいるところが凄い。 明らかな改変をしている訳ではなく、不明瞭になっている部分を上手く創作していると思った。 ゴッホやゴーギャンに限らず、美術に対しての興味が湧かせられた。

    0
    投稿日: 2026.03.23
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    「たゆたえども沈まず」 ちょっとカッコ良すぎるし、すごい良い言葉だから、私の座右の銘にします。私の座右の銘は「たゆたえども沈まず」です。揺蕩うこともあるかもしれないが決して沈まず、私は私であり続けたい。 美しい。 フィンセント・ファン・ゴッホとテオドルス・ファン・ゴッホ。二人の兄弟の間で育まれる、友愛なんてものを等に超した愛情。喜びを共有し、互いを信じ、そして互いを傷つけ合う。そんな二人だからこそ、フィンセントの描く世界を信じている。一つのカンヴァスに包まれている「生」は、作者の心情を写し取り、見る者すべてを魅了する。だが、彼らが生を得ている間では、ゴッホという人物の名が、世に知れ渡ることなく終わってしまった。そんな彼らにも、私が生きている芸術世界での、フィンセントという人物の象徴っぷりを見てほしかった。

    12
    投稿日: 2026.03.22
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    解説を読むまで史実に限りなく近づけた物語なのだと思っていた。実際には、歴史的には空白時代であるパリでの日々を逆手にとり架空の日本人画商を作り上げてゴッホ兄弟と親密な関係を築かせることで、まるで全てが本当にあったかのように思える物語になっている。 ゴッホ展でアルル時代までの作品を鑑賞した後に読んだので、作品名が出てくるとその作品を思い浮かべることが出来たし、フィクションかもしれないが、この絵を書いたときにはこういう出来事があったのかもなと想像することが出来た。 芸術に関する、実在の画家をもとにした本というのを初めて読んだが、絵を観た直後ということもあり、楽しむことが出来た。 ゴッホの最後を看取るテオの描写には思わず涙がでてしまった。

    0
    投稿日: 2026.03.22
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    実際のできごとなのか、空想の物語なのか… その境界が曖昧になるくらいに、ゴッホ兄弟と2人の日本人との関係性が鮮やかに繊細に描かれていて、まるで当時のパリに自分もいるようだった。 他者への思慕は時に自分も相手も縛りつけ重たくする。フィンセントとテオは互いに大きな感情を抱いていたが故に、それを頼りに人生を歩んでいたんだろうと結末を見届けて考えた。 “あわれな兄弟”という見方ももちろんあるが、あえて2人の日本人と強い関係性をもたせ、その視点から兄弟映し出すことで、血の繋がり以上の何かを感じさせるフィンセントとテオを羨ましくも感じる。 今改めてゴッホ作品を鑑賞したい。彼が、彼らが、命を燃やして創り上げたものをこの目でちゃんと観たい。

    1
    投稿日: 2026.03.21
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    孤独との戦い。 ゴッホのことはいうまでもなく知っていたけど それを支えたテオドロスという弟がいたこと、ゴッホがフィンセント・ファン・ゴッホという名前だったこと 恥ずかしながら初めて知った。 歴史と美術の勉強。原田マハさんの作品はいつも知るきっかけをくれる。 ゴッホ兄妹の孤独な戦い。束の間の幸せの瞬間。 日本から渡った画商2人の孤独な戦い。 パリの残酷なまでに美しい情景。 全てに心揺さぶられた、切なさをはらんだ作品。 浮世絵がこんなに影響与えていたなんて。 美術のこと知りたくなった。 フィンセントはずっと苦しかっただろうけど、皮肉なことにテオの死によって半身だった2人は再び結ばれたんだね。

    0
    投稿日: 2026.03.19
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    タイトルが良い フィンセントのことを深く信じているからこそ、それが重い鎖のように繋がってるテオの心情が鮮明に書かれていてよかった ゴッホ展行く前に読めばよかった

    1
    投稿日: 2026.03.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。 ゴッホとその兄弟のテオ、そして周囲の人間たちを書いた作品。史実とフィクションが表裏一体に調和して、まるで誰も知らない物語がこの現実にあったのではないかと思わされる作品。 たゆたえども沈まずとはパリのセーヌ川に浮かぶシテ島のことであり、そしてパリ自体でもあり、パリに住む人々のことでもある。そしてゴッホが本当に描きたかったもの。最終的にゴッホは表紙にもある「星月夜」を描き上げ、林忠正はそれがゴッホが本当に描きたかったものだと理解する。ゴッホと星月夜、そしてタイトルが見事に絡み合って我々読者の心にスッと入ってくる。 史実だけでなく、フィクションとして原田マハスパイスが加わることでモノクロの世界に色が灯るかのように人物が生き生きと動き出す。本当に素晴らしい作品だった。 たゆたえども沈まず、滔々と流れるセーヌ川に林忠正と加納重吉、そしてゴッホが思いを馳せたように読者もこの小説を読み終わった後に思いを馳せるだろう。

    1
    投稿日: 2026.03.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    隠された伏線などはなく、ストレートな作品だと思う。結末がわかっているだけに、そこに向かっていく過程としての様々な登場人物の思いや行動に、悲しい未来への予兆を感じてしまう。

    0
    投稿日: 2026.03.14
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    ノンフィクションのテーマにこれほどまで自然にフィクションのストーリーを差し込める原田マハの文才に感嘆した。 パリの風景の描写も繊細で容易にパリの美しい街並みを想像することができた。 若くして大手画廊の支配人を務め兄を支えるテオと弟からの援助を酒代につぎ込んでしまうどうしようもない兄のフィンセント。 正反対のように感じるが自意識の過剰さや繊細さなどどこか通ずる部分が多くやはり兄弟なんだなと感じた。 フィンセントの絵のもつ紛うことなき芸術を信じながらも兄の体たらくな様子に呆れどのように関わるか葛藤するフィンセントの心情に胸が痛んだ。 自分の暮らしを安らかなものにするために自殺を見せかけ兄を改心させようと企んでいたリボルバーでフィンセントが自殺し、結果的に何度かテオの想像した望んでいたフィンセントのいない世界となったことが儚かった。 作品上では重吉がテオの心の拠り所になっていたがテオの存在しなかった実際はどうしていたのだろう。 実際にはどのようにゴッホの作品が世に注目されるようになったのかが気になった。 生粋の商人といった雰囲気の忠正とどこか純粋無垢な香りがする重吉の掛け合いは読んでいて楽しかった。

    0
    投稿日: 2026.03.11
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    あまりにも美しく、涙が止まらなかった。 家族であり、いちばんの友人でもあったフィンセントとテオの絆は、時には重い鎖となり2人を苦しめた。言葉では簡単に言い表すことができないほど固い絆、あるいは呪い。美しくも悲しい物語は、それでもなお、セーヌ川の芥となって流されていく。 人生で初めてパリに行く前に、そしてゴッホの絵を日本で見る前に、この物語を読むことができてよかった。フィクションではあるけれども、時代背景や美術史におけるゴッホの作品の立ち位置を学ぶことができた。彼らに思いを馳せながら見る絵や街は、そうでない時よりもきっと何倍も美しいだろう。

    0
    投稿日: 2026.03.11
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    切ない、。兄弟は血が繋がっているからこそ、分かち合えることもあるが、お互いの痛みを背負いすぎてしんどくなることもあるのだなあ。彼らが生み出した傑作の数々をこの目で観に行きたくなった。

    0
    投稿日: 2026.03.10
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    この本を読み終わると美術館に行きたくなる。ゴッホ兄弟の切ない物語に触れ、以前とは違った気持ちで絵を観ることができそう。表紙の「星月夜」が大好きになりました。

    2
    投稿日: 2026.03.10
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    本書との出会いが私の美術への入り口と原田マハさんという作家さんを案内をしてくれた。「たゆたえども沈まず」ふといつもの日に店に入り、目に止まったのがこの本書だ。カバーに描かれているゴッホの「星月夜」に目を奪われた。10ページ程立ち読みをしたのがまさか自分の行き先を変えるなんて思っても見なかった。「たゆたえども沈まず」本書に書かれている意味を知ったときは鳥肌がたった。「苦難の時は波を被ってでもたゆたいこそすれば沈まない舟になればいい」パリの中心部のセーヌ川が何度も氾濫する中をパリ市はいつも不死鳥のように蘇り今まで続けてきた。どんなに揺らいでも決して自分自身を見失うことなくら芸術に邁進してきたゴッホの画家としての姿を重ねることができると、原田マハさんは仰っていた。本書を読了した後にカバーに描かれている「星月夜」を再度見た時に、ゴッホが描く「セーヌ川」のあの渦巻きが目から離れなかった。まさに何度もの困難に打たれながらも沈まないように足掻いているフィンセントを表すように思えたのだ。  本書の興味深い所はいくつも挙げられるがその中でもゴッホ(フィンセント)が主役ではないように描かれていることについて触れたい。林忠正という19世紀後半のパリの前線で身を置いていた日本人の画商と同じくその助手の重吉。そしてかの有名なゴッホの立役者テオ。この三人の摩訶不思議な出会いとその物語の延長上にフィンセントがいるような描かれ方は私の初期の期待を裏切ると同時に本書にのめり込む理由にもなったといえるだろう。私は本書を読んでいる際に、フィンセントという一人の男を考えると同時に弟のテオのことがずっと気がかりだった。実際に重吉がテオの側にいたらどんなに心の支えであり、テオを救えたのか。また、重吉がいなかった実際のテオはどんな困難を受けていたのだろうかと。ゴッホ兄弟に起こったであろう描かれていない部分に小説が入り込む隙があると本書の解説に書かれていたのだが、そこを上手くついた原田マハという作家にまんまとハマってしまった。テオと重吉の関係を気がかりに読了後も考えを巡らせている。  本書を通して美術と原田マハさんという作家にハマってしまったのだが、本書に出てくるゴッホに美術への招待状をうけたように思えた。正しくは原田マハさんからの招待状だが、それがどことなくゴッホと会話できた気がしたのだ。「ゴッホ展」で生のゴッホを見る。新たな夢が生まれた。その日まで日常の中で起こる嵐に沈まぬように、「たゆたえども沈まず」という言葉を胸に込めておきたい。

    1
    投稿日: 2026.03.10
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    ゴッホについて知っていることは少なかったけどゴッホが好きになったし、作品を見に行きたいとも思ったし、見方も変わるなと感じた。 最後の本はページを捲る手が止まらず一気に読んだ。普段読む本とはまた違う感じで原田マハさんの本を読むのは初めてだったけど他の作品も読みたくなった。

    0
    投稿日: 2026.03.09
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    【2026年読書記録No.1】 花の都パリの街にたゆたえども沈まないもの。 かの有名なフィンセント・ファン・ゴッホの生涯をめぐるストーリー。 原田マハさんの作品はノンフィクションなのかと錯覚させられてしまう。美術の知識に疎い私からしたら何が事実で何がフィクションか分からない。それでもゴッホには心の拠り所であり、誰よりも頼れる存在であった弟のテオドロスがいたということ。それが分かっただけでこれからの彼の作品の見方が変わった気がした。神戸で夜のカフェテラスを見てから読みたいと思い立ち手に取った本作。改めて彼の作品を見るとまた見え方は変わるであろう。 また素敵な作品に出会った。

    0
    投稿日: 2026.03.07
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    リボルバーを読んだ時、この兄弟の固い結びつきを初めて知ることができた。今回の本はテオ視点での物語で面白かった。

    1
    投稿日: 2026.03.02
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     ゴッホという少し変わり者の画家がいて、ひまわりの絵を描いた人というぐらいの乏しい知識で読みました。まるで自分がゴッホが生きていた時代のパリにいて、加納重吉、林忠正とセーヌ川を眺めているかのように錯覚するほど世界にのめり込む事ができた。ゴッホを献身的に支えた弟のテオ。ゴッホに影響を与えた浮世絵、日本人画商の話。  ゴッホ、テオは生きている間には評価されなかったが、今世界中であなたの絵が愛されていると思うと何とも言えない切なさが押し寄せ、後半は涙が…。ゴッホとテオに伝えたい。読む前と読んだ後に絵画を見る目が変わりました。これから美術館に行くのが楽しくなるそんな本です!また人生に一度フランスのパリやアルル、オーヴェルを訪れたくなりました。

    2
    投稿日: 2026.02.25
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    すごくよかった…読み終わった今この言葉に尽きる。 順番は逆だと思うけれど、「板上に咲く」から「リボルバー」、そして「たゆたえども沈まず」を読んで、フィンセント・ファン・ゴッホの存在がわたしの中ですごく大きくなった。 リボルバーでも、たゆたえども沈まずでも、ゴッホと弟テオの関係性が会話や相手への想いからわかる。人間性も見えてくる。フィクションだから違うところもあるかもしれないけど、とても繊細な心をもった兄弟だったのだろうなと思う。だからこそ、美術史に名を残す作品を描くことができたのだろうと思うけど。 んー、もっと知りたい。。 そして、絶対に、死ぬまでに、ゴッホの作品を見る。

    1
    投稿日: 2026.02.23
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    _Fluctuat nec mergitur パリは、たゆたえども沈まず。 タイトルに惹かれ、そのタイトルを体現する登場人物たちの生き様に胸打たれた。 どんな著名人にも日々を生きる中でのドラマがあり、それは我々と変わらないのだ、と改めて。 ゴッホの絵をまた観に行きたくなった。

    1
    投稿日: 2026.02.23
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    原田マハさんの作品は非常に読みやすい。 また美術史に関する洞察が深いので、書いてあること全てを事実として受け入れてしまいそうになる。 この点は要注意か。

    0
    投稿日: 2026.02.21
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    リボルバーがとても面白かったので、同じゴッホを題材としたこちらの作品を手に取りました。 一見難しそうだから読むのに時間がかかるかなと思っていたのですが、一気に読み切ってしまうほど入り込むことができました。 テオの葛藤と兄に対する愛は凄まじいものでした。 他のアート作品も読んでみたいです。

    0
    投稿日: 2026.02.21
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    この小説を読んでから、大ゴッホ展に行きたかった。 感じ方がまた変わったかも。 完全な実話ではないとはいえ、良かった!

    0
    投稿日: 2026.02.20
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    どれほど失望させられても、その才能を信じて死ぬまで兄に寄り添う、弟テオの甲斐性にただただ感銘を受けた。私は同居している妹が家事をやらないことすら腹が立つのに。 ファンゴッホ兄弟がここまで躁鬱に翻弄されてきたとは知らなかった。芸術家の繊細さとはすごい。 歴史の教科書では、ゴッホは浮世絵好きだったのか程度の感覚だったが、こうもリアルなシーンを垣間見ると、どれほどの憧憬かつ差別の対象としてジャポニズムが発生してきたか感覚がわかり面白かった。

    1
    投稿日: 2026.02.20
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     連絡手段として電報と手紙、移動手段として馬車と船、といった時代に生きた人のお話。ゴッホ兄弟の実話を交えたフィクション。  これまでの常識的な絵の路線から大きく外れた様式である、ゴッホの絵。  それを評価する人たち。  ひとの評価があって、それで初めて「なんかいいかも?」と流されてしまう私たち。  いいと思ったもの、好きなものはいいんです。  自分に自信をもちましょう!  私も音楽の好みは人と全然違うかもしれないです。  でも全然かまわないです。すきならいいでしょう?  と改めておもったのでした。  よい一日をお過ごしください。

    24
    投稿日: 2026.02.15
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    原田マハさんは『旅屋おかえり』から入っているために、この作品のギャップに驚き。 丁度ゴッホ展を観たばかりなのでより世界に入りやすかったのもあるが、血縁というしがらみや芸術家の苦悩、それを取り巻く人間たちの苦悩が本物のように綴られており、迫真であった。 私もパリに行きたい。行って美しさに触れた時自分は何を感じるのか知りたいと思った。

    2
    投稿日: 2026.02.03
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    どうしたらこんな物語を作れるんだろう?架空の存在である重吉が兄弟と林忠正を繋ぎ、アルルにまで送ってしまうのだから驚いた。ゴッホについて強烈なエピソードのイメージが先行し、いつの間にか彼の作品を純粋な気持ちで見れなくなってしまっていたなと自省した。一つ一つの絵画作品に関する描写が巧みで、自身がゴッホの作品に初めて触れた時の驚きや憧れの気持ちを思い出した。

    3
    投稿日: 2026.02.01
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    ゴッホや美術史全般を勉強している人はより楽しめる気がする。絵画や人物、背景知識がないとストーリーに入り込めないかな。

    2
    投稿日: 2026.01.29
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    ゴッホ展に行き興味が湧いたので初めての原田マハさんの作品はこちらに。 フィクションなのに、実在しない登場人物が重吉だけであるが故にまるでノンフィクションのよう。 とにかく言葉の紡ぎ方や表現が美しく、表情やその場の風景を自分もその場で一緒に見ているかのような感覚になる。最後あたりは泣けてきた。 最後まで読んでから、また冒頭を読むとあたたかい気持ちになる。ますますゴッホが好きになった。 原田マハさんの作品が合うみたいなので他も読んでみたい。

    3
    投稿日: 2026.01.28
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    モネ・ピカソ・ゴッホ。名前だけは知っているけれど、何を描いた人か、なぜそれが評価されているのか理解もできないし理解しようと思ったこともなかった私の人生を一変させてくれた一冊。とても読みやすくゴッホと弟テオについて描かれており、途中で出てくる絵が気になってスマホで調べながら夢中で読みました。読み終わるころには本物のゴッホの絵が見たくなり、美術館へ。この本がきっかけで今までの人生を取り戻すべくたくさん美術館へ行きました。せっかくパリに行ったしルーブルもオルセーも行っておこう!くらいのノリで行って何も覚えていない当時の私がうらやましくて情けなくて悔しくて夜眠れませんでした。原田マハさん私に読書以外の新しい楽しみを与えてくださってありがとうございました(笑)!!

    1
    投稿日: 2026.01.27
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    20260122 大ゴッホ展に行くので、ゴッホの人生の流れが掴めたらいいなと思って読み始めました。初原田マハさん。 完全なノンフィクションではない&ゴッホの生い立ちすべてを書いているわけではないので、その辺りについては他で補完する必要がありそうですが、彼が生きていた時代を感じることができました。 弟のテオ、パリ、印象派、浮世絵、林忠正、アルル… 読み物として楽しめるのはもちろん、ゴッホを知るとっかかりとしてもとても良いと思います。 大ゴッホ展のための読書①

    0
    投稿日: 2026.01.26
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    面白かった! 原田マハは肌に合うみたい。ゴッホが売れるまでの成功ストーリーかと思い反撃を待ち望んでたのにそうしないまま終わった。でも終始ワクワクはし続けられた。カッコイイ登場人物が沢山出てくる仁義の物語な感じがする。林忠正を調べたくなった。

    0
    投稿日: 2026.01.24
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    この作品と同じくゴッホを題材にした「リボルバー」を読み、ゴッホの世界をそれなりに調べていて、自分の中で好きな作品【星月夜】が表紙の作品。 リボルバーとはちがった視点。 10年間で2000点もの絵を描いたといわれているが、生前売れた作品は1点のみ。 精神的にも金銭的にも不安定なゴッホを支えていた、弟テオ目線の物語。 この二人は兄弟以上に特別な関係だよな…たぶん前世でも深いつながりだったんだと思う。 いくら兄弟といえどここまでの献身はできない。 言葉がなくても通じる心、通じすぎて辛い…恋人以上じゃん。 今だ自殺か他殺か議論されるゴッホの死の真相。 この本の通りだったら悲しすぎるな…

    17
    投稿日: 2026.01.22
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    ゴッホ展を鑑賞後にこの本を読んだ、 フィクションだとわかっていても絵を見、本を読むとゴッホやテオには日本人の友人がいた事を私は確信している。もう一度、ゴッホの絵をみたいな、

    3
    投稿日: 2026.01.20
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    ゴッホと弟テオの日陰の生涯、そして彼らに影響を与えた画商のフィクション小説。 ゴッホの苦悩と当時のパリ、そして芸術の街、婦人達の絵の流行。すべてが目に浮かぶようだった。 史実を元に描いているためゴッホとテオの結末は辛いものがあるものの、その悲壮感が物語を更に芸術的に仕上げている辺り、小説もまた芸術だなと思った。

    9
    投稿日: 2026.01.19
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    面白かったぁぁぁぁぁぁぁ 『楽園のカンヴァス』と同じく、当時の画家たちを生き生きと描いてくれる原田マハさんの作品が好きだぁぁぁぁぁぁぁあああああああ来年の大ゴッホ展の後半も行くねぇぇぇぇ 兄を献身的に支えるテオは真面目で愚直で愛おしくて、兄を追うように旅立ってしまったラストはぐっときた。

    2
    投稿日: 2026.01.18
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    感想。 マハが好きな友人に勧められ読み始めた。どんな感動の作品かと思いきや、事実とフィクションの混合作品であり、実際にネットで作品を調べながら楽しめる面白い観点があった。 たゆたえとも沈まず。これはパリのセーヌ川を流れる船のように、嵐のように荒れた日があってもやがて穏やかになることを表現している。これはフィンセントが1番描きたかった作品であり、『星月夜』に表現されている。 この作品を通じ、以前読んだ「存在のすべてを」とともに美術への関心が高まった。作品を見て自分がどんな感性で何を感じるのか気になった。 来週202601月西洋美術館に印象派の作品を見に行く。 ストーリー全体として、フィンセントの作品がみんな苦労の末に認められたのは感動であった。一方で、フィンセントやテオが死ぬのは事実に基づいた表現であるものの、死を美とする風潮、感動はあまり個人的に好きなものではない。 要約 物語はゴッホの日本人研究者とフィンセント・ファン・ゴッホを伯父にもつ老人の出会いから始まり、終わる。 林忠正と重吉は、パリに憧れ、画商という手段を用いてパリへ渡る。そこで、テオ(フィンセントの弟)と出会い、絵の美しさ、本質的な良さに意気投合し親友となる。しかし、テオの兄フィンセントは所謂躁鬱の持ち主で、酒に明け暮れ人に迷惑を掛ける人であった。そんな兄に嫌気を覚えながらも弟テオは兄の絵の価値、そして兄を愛する思いから経済的に支え続ける。 時代は変わりアカデミー所属の画家が人気の時代から印象派、浮世絵などと多様化した。 いつかフィンセントの作品が世間に認められる日を信じて、テオと重吉、忠正は応援し続ける。 フィンセントも人に迷惑ばかりであったが憧れの日本のため、心を入れ替えアルルの地で作品をする。しかし、精神の不安定さは相変わらずあり、自傷したりと弟テオには心配を掛ける。しかし、そんな中で兄フィンセントは精神を安定させ落ち着き、弟テオのために何か貢献したいと考えるようになる。 その結果として、作品づくりもするものの、自殺という手段を取り死ぬ。弟テオもその影響もあり精神を病み死ぬ。 そんな悲しみの物語。改めて、第一章を、読むと感動する。

    0
    投稿日: 2026.01.17
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    ゴッホの話だとは知らずに何気なく手に取って読んだのがきっかけだか、今まで持っていたゴッホに関するイメージや知識とは全く違った。 いろいろな人との関わりややり取りがあってあの絵が描かれたのかと思い、実物を見たくなり、ゴッホ展のチケットを予約してしまった。楽しみである。 たゆたえども沈まず、パリらしい表現であり、自分もそのように生きていきたいと思う。

    0
    投稿日: 2026.01.14
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    なぜ彼は腹を撃たねばならなかったのか たゆたい続けた彼の生涯の記録 ワクワク8 展開8 読後8 再読6 構成8 学び9 文表現8 人物8 深み8 余韻9 合計:80/100

    0
    投稿日: 2026.01.13
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    淡々とフィンセンとテオとゴッホ兄弟の物語だが、あの「ゴッホ」の生き様の一面を文章で感じ取れ、大変ワクワクした。1990年のパリの時代と日本の背景も面白く読める。フィクションだとは信じがたい(笑)観た絵柄だけを判断するだけであったが、これからは作者の歴史をより知り鑑賞したい。 名古屋でも2026ゴッホ展が開かれている。少しでも彼の環境を知って絵を観ると、見方も感じ方もリアルだろう。

    0
    投稿日: 2026.01.12
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    ゴッホの軌跡を描いた、原田マハさんの小説。 この本ですごいと思うのは、架空の日本人を主人公にしたところだ。 物語のメインキャラクターは4人。うち3人は実在の人物で、画家ゴッホ、その弟、ジャポニスムを牽引した日本人画商と、歴史の教科書に載っていそうなメンツばかり。 そんな中に架空の人物を放り込むなんて、原田マハさんは大胆だなと思う。 そのおかげで私たち読者は、主人公の目を通じて、特等席でゴッホの物語を楽しむことができる。 渡仏したばかりの日本人として、19世紀パリの華やかさに驚き。 ジャポニスムを牽引する画商の弟子として、パリの人たちの日本への憧れを誇らしく受け止め。 ゴッホ兄弟の親友として、その心情や画家ゴッホの軌跡を追い。 ゴッホ好きはもちろん、展覧会とか行ってみたいけど絵画ってハードル高いんだよなぁ、という人でも、ゴッホの世界が一気に身近になるはず。

    0
    投稿日: 2026.01.09
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    泣ける訳でも、ハッと驚く何かがある訳でもないけど、面白いなあと心底思う。テオとフィンセントは、2人でいるから生きられて、でも2人でいるから幸せになれないのだと、どこまでもやるせない。個人的には、ゴッホの絵が認められる後世の話まで読みたかった。死後だったとしても救いが欲しかった。

    1
    投稿日: 2026.01.07
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    数年前にニューヨークのMoMAで見た星月夜を思い出しながら。当時はただただ有名な絵だからという理由で、人混みの中で短時間の間見ただけだったが…。 ゴッホといえば、テオの家に転がり込んだとか、耳を切り落としたとかいうエピソードから、常人には理解し難い芸術家というイメージを持っていた。 しかし物語を通して、一人の生きた人間として、テオとゴッホが絵にかけた思いや生き様をまざまざと感じることができた。 今後はゴッホの様々な作品を、これまでとは違う角度から見られそうだ。パリにもいつか行ってみたいな。

    2
    投稿日: 2026.01.06
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    フィクションと史実とが入り混じりながら アートが内包する矜持や苦悩を教えてくれる。 ゴッホと浮世絵と、その関係性を 全く知らないわけではない、 でも知りすぎていないくらいが この混在を楽しめるのだと思う。

    1
    投稿日: 2026.01.06
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    登場する2人の日本人とゴッホのやりとりはフィクションなのか!このように、史実を元にして日本とゴッホの関係性を表現しているのが面白かった。 テオもフィンセントも、思い悩む性格に共通する部分はあって周りを困らせる。その似ている部分が面白い。フィンセントの自暴自棄さ、それでも絵を描き続ける根性、確かに圧倒される。 日本の浮世絵、さらには日本人がパリへ影響をもたらしたと考えると素敵だ。 芸術を通してテオとフィンセントは繋がっていたけれど、芸術が救いとはならなかったね。

    1
    投稿日: 2026.01.05
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    ゴッホが好きなので、ゴッホとテオが日本人と関わってたらというお話で、ありそうで無かったお話でとても面白かったです。 ゴッホとというよりはテオよりのお話でした!

    2
    投稿日: 2026.01.04
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    テオとの関係性や終わり方についての有り合わせだが持ち合わせの知識が邪魔をして真っ直ぐには読めなかったかも。底辺にずっと不吉で暗い伴奏が聴こえているようなイメージで最初から最後まで読んでしまった…。

    1
    投稿日: 2026.01.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    原田さんのリボルバーを読んだときにも思ったけど、フィンセントを支え続けたテオが本当にすごい。最後までずっと色んな意味で苦しめられたのに、それでもいなくなったら自分も後を追って死んでしまうくらい、テオの中で兄はあまりにも大きすぎたんだな。 解説にもあったように、史実にフィクションを差し込むのがうまいなと今回も思った。(自分は史実についてはほとんど無知だけど!)

    1
    投稿日: 2025.12.30
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    原田マハの、えっこの人が架空なのシリーズ。 シリーズというか、ここまで史実と架空を合わせるのが上手い人って他誰がいるんだろうか。 パリやゴッホのことをもっと知りたくなるけれど、それ以上に自分の国や土地の価値や意味を自分自身で見出したいと思った。

    0
    投稿日: 2025.12.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ストーリーおもれ〜〜〜 フィンセントが出てきてから、グッと引き込まれる気がした。知ってる名前が出てきたからかもしれないけれど、"花魁"に邂逅して感極まる彼の描写は、なんだかこっちまで涙腺に来てしまうものだった。行動を予測できないから、彼が出てくると場面の雰囲気が変わる。あぁ、無事でいてくれたとか、元気そうだとか、具合が悪そうで心配だとか、いろいろ読み手の感情をかき乱してくる。 めっちゃたゆたうなぁフィンセントは。テオもそうだ。

    1
    投稿日: 2025.12.21
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    やっと読了しました。 大ゴッホ展に行く前に必ず読み終えたいと思っていたこの作品ですが、まるで長いドキュメンタリー映画を観たような、当時を生きた人物たちを第三者として一番近くで見た気持ちにさせられました。 まず、ゴッホしか知らない俄かの私が導入部分から疑問に思っていたのはゴッホと同姓同名の人物が日本人を探しているという場面です。(恥ずかしながら、フィンセントに弟がいることも知りませんでした、、、)読み進めていくうちに、最初に生まれた疑問に対する意識が薄れ、物語の後半でそういうことだったのかと気づかされました。 この作品は、ファン・ゴッホ兄弟の固く結ばれた絆を描きながら、兄フィンセントの壮絶な人生とその兄を最後まで支えた弟テオ、二人のとてつもない苦悩と葛藤を架空の人物である加納重吉や、日本美術をパリに広めた超やり手マンの林忠正を中心に、たくさんの芸術作品や芸術家、そしてその時代背景に触れながら、話が進んでいきます。 この作品の魅力的なところって、これはフィクションです、といいながらとんでもない量の参考文献を元に本当の時代背景を織り交ぜて、その当時を生きたフィンセント、テオドルス、林忠正を生々しく表現しているところだと思います。フィクションってどうしても非現実さを感じてしまうのですが、この作品は、一切それを感じません。なんなら、加納重吉は実際にいたのではないのか?と読み終わった後でも、ふと考えてしまうのです。 最後の最後まで兄の絵を売ることができなかった テオドルスは、自分自身を許すことができたでしょうか。最後の最後まで弟に頼りっぱなしで生きたフィンセントは死後もなお自分自身を責め続けないでしょうか。本当に私の中でたくさんの疑問が湧いてでてきます。ただ、フィンセントの絵を見ると、何故だかそれでも彼は彼達は一生懸命に生き抜いたんだと。例え人生の半ば途中で亡くなったとしても、やり切ったんだと何故か納得してしまうのです。

    9
    投稿日: 2025.12.19
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    史実とフィクションを掛け合わせることで、まるでその当時、その場所で、確かに彼らが出会い、物語を紡いでいたと、錯覚してしまうような没入感で、胸に込み上げてくるものがあった。 フィンセントとテオの互いを思いやる気持ち、苦悩と葛藤、すれ違う姿に心が苦しくなる。 もっとも大切な人であり、お互いがお互いの全てであり、まるで呼応するかのように生きていた。 1番理解したいと思い、それでいて理解しきれないもどかしさ。 幸せな場面が描かれれば、かえって切なさや孤独を感じてしまう。 生きている間、世の中に理解されなかったフィンセント。それでも、周りの人々が彼の才覚を感じとり、渾身的に支え、来るべき時、次世代に繋ぎ、こうして今、世界中の多くの人を魅了している。約150年も昔の人々と、少し繋がれた気がした。素敵な本だった。 ゴッホの思い、そしてテオやヨー、ゴッホを支えた人々に思いを馳せながら、ゴッホの絵を鑑賞してみたいと思った。

    1
    投稿日: 2025.12.19
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    ゴッホについて何も知らないまま読み始め、読み進めるうちに様々な絵を、浮世絵を、芸術家を調べもっと知りたいと思わせてくれる作品でした。

    0
    投稿日: 2025.12.18
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    12/16読了 リボルバーよりもフィンセント兄弟の関係が詳細に語られた。ゴッホが一番描きたかったセーヌ<星月夜>を皆で鑑賞した場面が好き。ブックカバーをしたままだったので表紙がそれだったことに後から気づいて痺れた。 ゴッホ展ではゴッホがパリに来る前の作品紹介が多く、暗くて重い絵の描写から物語にはあまり述べられなかったオランダやベルギーでのゴッホの孤独を感じた。次回のアルル編も楽しみ。

    0
    投稿日: 2025.12.18
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    読み進めるうちにどんどんその世界に没入してしまった。時代の息づきと登場人物の息遣いが生々しく感じられる作品だった。すばらしい

    0
    投稿日: 2025.12.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今年読んだ本で一番良かった。 フィンセントを支えたテオの話がよくわかったし、フィクション混じりであったことが、余計に、もっと深くフィンセントのことを知りたいと私を駆り立てた。 『花咲くアーモンドの木の枝』の絵をテオの息子が産まれたお祝いで制作したあたりでフィンセントも本当にテオのことを大事に思っていたんだなと涙が出そうになった。 フィンセントとテオの息子フィンセントがはじめて会う描写は、こんな幸せな時間がずっと続けばいいのにと思えてしまって切なかった.....

    2
    投稿日: 2025.12.17
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    久々にハマった一冊。胸が締め付けられる思いもあり、ゴッホの絵がどんな風に描かれたのか、フィクションながらも理解する一助となって面白かった。半年後のパリ旅行のため、色々調べている中で読んでいたので、まだ行ったことないのに位置関係が多少分かったのもまた面白かった。最後まで読んだ後に最初の章を読み直すとさらに奥行きが深まる。 テオとヨーのゴッホへの想いが伝わってきた今、ゴッホの家族に焦点を当てた上野のゴッホ展に行きたい気持ちが高まったので終わる前に絶対滑り込む!!

    1
    投稿日: 2025.12.13
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    opal毛糸のゴッホシリーズを使っていたこと 友達がゴッホの生涯を描いた舞台を全ツしたと話していたこと これまで折々にすれ違うことはあったけれど、 真正面から知ろうとすることはなくて、 でも先日ゴッホ展に行ってみて ちゃんと知りたくなって、こちらの本を手に取りました。 教科書のように説明された文章だと頭に入りませんが、物語でなら経緯が追いやすく、フィンセントの生涯をなぞることができました。 フィクションということは忘れないようにしつつ、けれども、こんな一瞬があったかも、こんな邂逅があったかもと、生身の感情の流れを想像しながら読み進めることができました。

    0
    投稿日: 2025.12.11
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    フィンセントヴァンゴッホの生涯を、弟のテオと重吉の視点で描いている。テオとフィンセントの兄弟愛、支援し続けるテオの性格もよく分かる作品でした。 サラッと文章中に出てくるゴッホの作品を、"あ、この環境で書いてるんだ!"とゴッホの絵が好きな自分はワクワクして見ることが出来た。 とても面白かった。 本作品を通して理解したこと、感じた3つのこと ①歴史的背景、当時のパリの状況 なぜ日本の浮世絵をゴッホが描いているのか、浮世絵がどの様に浸透したのか、当時の時代背景を知る事が出来る ②ゴッホの作風の変化 同じ時代に新たな流行をもたらした画家からの影響や、普段の環境による画風の変化が興味深い ③絵の評価と商流 ゴッホの絵が晩年評価された理由と、当時の絵画の商流の変遷を知ることが出来る 【読書速度】 408ページを3日と5時間 1日127.5ページ

    0
    投稿日: 2025.12.11
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    楽園のキャンヴァスに匹敵する、傑作。 テオとフィンセントのお互いを思い合いつつも、重荷に感じたり、疎ましく感じたり。 兄弟というには余りにも強烈な感情を持ち合う二人の関係性は、複雑ながら非常に危険な魅力を感じさせる。 ゴッホの生涯に対して、弟のテオが多くの影響を与えた、いや、献身的に支えたのは知っていたが、そこに色が加わった気がする。 あの時、ニューヨークで観た星月夜をもう一度観たくなった。今見たら違う景色、メッセージが視えてくるのではと思わされる。

    0
    投稿日: 2025.12.09
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    ゴッホ兄弟の物語は苦しい。苦しいのが分かっているのに、何でこんなにゴッホ兄弟に惹かれるのだろうか。ゴッホがテオの息子の誕生を祝って贈った「アーモンドの木」の絵画の下で、まるまると幸せそうな赤ん坊の寝顔を涙ぐみながら兄弟で眺めていた時間は、どうか物語ではなく真実でありますように。【再読】

    29
    投稿日: 2025.12.03
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    初アートフィクション作品でした。 これを読んでゴッホの生涯を想像しながら、美術館でゴッホの絵を観るのが好きになりました。

    0
    投稿日: 2025.12.03
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    ゴッホの生涯を画商である弟を通して書かれた小説です。ゴッホの絵の描かれた背景が想像でき、実際の絵画を見る楽しみもできます。

    0
    投稿日: 2025.12.02
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    19世紀後半のパリ。日本人画商林忠正の弟子としてパリにやってきた加納重吉は、無名画家だったフィンセント・ファン・ゴッホの弟テオドルスと出会い、交流を深めていく。主に重吉とテオの視点から綴られる、ゴッホの物語。 タイトルに惹かれて読んだんですけど、めちゃくちゃ泣いた。 私は絵画には詳しくないので、作品名が出てくるたびにネットで検索しながら読み進めていきました。ゴッホの絵は今ではとても有名で見たことのある絵がたくさん出てきたけど、ゴッホやテオはその時代の到来を待つことなく相次いで亡くなったという事実が悲しい。時代が追い付いてなかったんだな。でもその志はテオの奥さんが引き継いで、今に繋がっている。 兄のフィンセントを献身的に支える弟のテオ。聖人か?一見フィンセントの方がテオに一方的に依存しているのかと思いきや、テオの方が精神的に深く兄に依存しているような、強い共依存の関係は見ていて苦しかった。 また、ゴッホ兄弟とは別に、パリという街で日本人であることを誇りに生きる忠正の格好良さにしびれた。日本ではごみくず扱いされていた浮世絵が海外でもてはやされ、海外の画家に影響を与えていたこと、なんだか日本人として誇らしく思えた。また、印象派という絵画のジャンルがどういったものであるか、どういう経緯で生まれたのか、など、知らなかったことがたくさん知れて、知的好奇心が満たされる良書でした。 たゆたえども沈まず。いい言葉だな。

    3
    投稿日: 2025.11.30
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    芸術を新たな視点から楽しめた。印象派をより深く楽しめる気がする。 わたしも、たゆたえども沈まず、弱さや葛藤に向き合っていきたい。

    2
    投稿日: 2025.11.29
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    小説自体はフィクションだけど、この本を読んだ後にゴッホの作品を見ると、彼の孤独がにじみ出ているように感じて、表紙の作品からも目が離せなくなった。 テオとフィンセントが互いに支えあってるようでもあり、縛り付けあってるようでもあり、見ていて苦しい関係だった。天国で二人が救われていて欲しい。

    2
    投稿日: 2025.11.24
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    上野で開催されているゴッホ展に行ったので読んでみた。 ファン・ゴッホ兄弟と2人の日本人画商の交流を描いたストーリー。 ゴッホ兄弟の人生を知るには良いきっかけになったが、登場人物の心理描写が浅く、物語に厚みが感じられない。 良くも悪くも非常に読みやすいので、もう少し読み応えが欲しかった。

    1
    投稿日: 2025.11.23
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    私は同じ境遇でテオのように兄を支えられるだろうか? 売れない孤高の画家、そして兄であるフィンセントを生涯支え続けてた弟のテオ。テオの愛には脱帽しつつ、途中悩み苦しむ彼にはどこか共感する。自分の幸せを大切にしたいし、その幸せを脅かす存在は無くしたい。仮に家族であっても。それが素直な想いでも、見放したら生きる術が無くなる家族を私ならどうするだろう。逆の立場、私がお荷物と思われる存在だったなら? タイトルと表紙の絵、始まりと終わりの結びつきがこんなにも綺麗に繋がるなんて、本の終盤の構成は今まで読んだ本の中で1番素晴らしかった。

    2
    投稿日: 2025.11.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルにもなっている「たゆたえど沈まず」という言葉が、表現を変えて何度も出てきます。 それでも沈んでしまったフィンセントとテオ。悲しくやるせない気持ちになりました。 生活力のないフィンセントと世渡り上手なテオとは最初、真反対のように思っていましたが、繊細なところが共通していたのだと読み進めるうちにわかりました。

    2
    投稿日: 2025.11.15
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    図書館で借りて読んだ。 ゴッホ兄弟の兄弟愛による結びつきとそれ故の葛藤が繊細に描かれていて切なくなった。 日本人2人の友人が2人の救いになっていて、読み手にとっても救われた。 読んだあと、温かくも切なく余韻が残る名著だった。

    2
    投稿日: 2025.11.15
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    この本を手に取ったとき分厚いなと少し引きましたが読み始めるとすぐに夢中になりました、見事なストーリーです、ありがとうございます 読み終えた後の余韻が残る中で続けてリボルバーも読めた僕は運が良いです ⋯⋯⋯パリに行きたいなぁ〜

    1
    投稿日: 2025.11.15
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    たまたまパリへ旅行する機会に恵まれたため、この機会以外にあり得ない!と読みました。 舞台のパリ市内は自分が行った場所から少し離れた場所ではあるものの、作中のパリと重ねて思い出せる部分があり、より一層感情移入しながら読めました。 先に「リボルバー」を読んでいたためフィンセントの最後は両作では違う事に少し驚きつつ、林、フィンセント、テオなど実在した人たちがメインで登場し、それぞれの関係性などは原田マハさんの創作ですが惹きつけてやまない作品でした。 ただ、読んでいて「もしかしたらこうだったのかもしれない」というひとつの可能性を提示されたようで、なるほどなぁと思いました。 特に星月夜に関しては目から鱗の解釈。 だけど嫌いじゃない。そうだったら良いなぁ…と思いを馳せさせてもらえました。 実際に自分がパリへ足を運び、パリでゴッホの作品を(オルセー美術館で)見てからこの作品を読む事で、フィンセントの人生の歩みを後から辿り、テオとの関係性も感じつつも林が浮世絵をフランスで広めていったこと、印象派と呼ばれる画家たちがいかにして浮世絵を通して日本を感じていてくれたのか、写実主義の中で印象派を諦めずに絵を描くことを最後まで続けたフィンセントや他の若手印象派の画家たちにも思いを馳せることができました。 まぁ…でもやっぱりフィンセントとは友達にはなれないよねwテオだから側に寄り添えたんだよねって思っちゃいましたがw だけどやっぱりカッコイイなぁと思えたかな。 ゴッホの絵に感じていたものを言語化してくれた気もします。どこか孤独感が常に絵の中にある…本当それだ!と。 ゴッホの作品をより知りたい人は一読してみてはどうかなと思いました。個人的に好きな作品群のひとつに追加です。

    1
    投稿日: 2025.11.12
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    特別芸術に明るいわけでもないが、ゴッホ展を観に行った後、ふと星月夜の表紙のこの本が目に留まった。史実に沿ってなかなか忠実に描かれており、リアルとフィクションの境界が分からなくなるくらいであったが、当時のパリの情景やゴッホを囲む人々の様子がありありと思い浮かばれた。数々の名作が生まれたアルルの街にも是非人生で一度は訪れたい。原田マハさんの作品をもっと読みたくなった。この次は楽園のカンヴァスを読むことにする。

    2
    投稿日: 2025.11.11
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    ゴッホと彼を支えた弟の生涯とパリの美術界で奮闘する日本人二人の話。当時の美術の世界を知ることが出来、印象派の画家たちやゴッホなどどのような思いを抱き生きていたのか理解でき、絵の背景を知識として得られたのが良かった。

    1
    投稿日: 2025.11.10
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    美術初心者ですが、「印象派」「ゴッホ展」というものによく足を運ぶので、 画家の人生も知ってみたいと思って読みました。 史実とフィクションが織り交ぜられて描かれている あんまりデフォルメしすぎず、突飛な設定にはせず、、 でもどんどん引き込まれる話の展開はさすがだなと思いました。 次回ゴッホの絵を観るときは、ゴッホやテオ、タンギー爺さんやヨーなど色々な人に思いを馳せながら観てみようと思います。 絵を観に行くとき、その画家について自分なりに調べてから行くともっと楽しめるな、と改めて感じた作品でした。

    17
    投稿日: 2025.11.08
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    ゴッホ展に行くことになったので前から気になっていたのもあり、書店で購入し読みました。 初めからフィクションだという事は理解した上で読み進めていたのですが、フィクションとは思えない生々しさがありました。 ファン・ゴッホ兄弟それぞれの心理描写も素晴らしく、登場人物の心情が痛いほど伝わってきて思わず息を飲みました。 重吉という登場人物がこの作品のリアリティ演出する重要な人物で、重吉によって変化していくパリや人々の様子が鮮やかに描き出されていて本当に面白かったです。

    0
    投稿日: 2025.11.07
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    オーディブルにて。 1878年にフランスへ渡り、仏万博でも活躍したという実在の日本人画商、林忠正が登場する。ゴッホ兄弟の生きた時代、彼らに交流があったかどうかは記録がないのだそうで、その点ではフィクションであるけれど、当時のフランスの様子や画家という立場の人々の扱われ方、当時の流行、ジャポニズムの波などが良く分かり、とても面白い。天才の苦悩と人間らしい葛藤の数々は、残された書簡等を踏まえ、史実にも沿った内容になっている。ゴッホという画家と、それを支えた弟、テオのキャラクターも生き生きと伝わってくる。 芸術の評価は、世につれ人につれ変化し得る。 絶対的な基準などない中で、自分の信じたことを貫くのはどれだけ難しく、いばらの道だったことか、、、そんなことを考えさせられた。 ゴッホを、見に行きたくなった。

    2
    投稿日: 2025.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ゴッホのことを全く知らなかったので、伝記を読んでいるような気持ちで読み進めた。 本当のことは分からないが、本作でのフィンセントの死の理由が切なすぎたし、テオ葛藤の描写が生々しくて惹き込まれた。 『印象派』という呼び方が、彼らを小馬鹿にするための皮肉であったことや、彼らが元々アカデミーの落選者であったことは本作ではじめて知った。 私もパリに行きたい。

    2
    投稿日: 2025.11.01
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    上野のゴッホ展に行ったので読みました。パリで浮世絵を売る商人と、ゴッホの弟の記憶を追体験していくようなストーリーで、登場人物の心情はもちろん当時の社会情勢もなんとなく知ることができて面白い。フィクションだが史実に基づいているので日本史を意識して読むととても楽しい。かなり長めで読みごたえもありとても満足。参考文献も面白そうなものばかりなので読んでみたい。ただしゴッホ展に行ってから読むとネタバレをくらった気分になるのでゴッホ展に行く前に読むのがおすすめ。これを読んでからゴッホ展に行けば「この作品はあのときの!」となって絶対に楽しいと思う。この本を通してよりゴッホもゴッホの作品も好きになれた。

    2
    投稿日: 2025.11.01
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    フィクションとわかって読んでいても圧巻の一冊だった! 同じく原田マハさんの作品「リボルバー」とセットで読むとさらにいいと思います(あぁ、売らなきゃよかった…)。

    1
    投稿日: 2025.10.31
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    ゴッホの有名な作品を数点と、なんとなくの知識で生前苦労していて自殺したことと、死後有名になった人という程度の知識しかないし、パリで日本美術ってこんな風に扱われてたんだ〜程度のものすごくふんわりした知識しかない、芸術に疎い自分を激しく後悔しました。 知識があったらもっともっと何倍も楽しめたはず…! それでもフィクションだけどもしかしたら本当にこういうやりとりがあったのかもとワクワクさせてくれる会話が主要人物たちの間で繰り広げられていて、とても濃い内容でした。 ただ知識がない故に、フィクションと史実の境目がわからないのでこれを読んだだけでゴッホ兄弟と林忠正さんを知ったつもりにならないようにしよう。 図らずもちょうど今タイミングよく東京都美術館でゴッホ展をやっていることを知ったので、ちゃんと本物の絵を見て勉強して絶対もう一度読み返そうと思います!

    71
    投稿日: 2025.10.30
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    歴史上の事実に基づいたゴッホの知識しか知らなかったが、フィクションとして読むとあたかもそれが現実の出来事と思てしまうくらい没頭した!!

    1
    投稿日: 2025.10.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    原田氏安定のおもしろさ、なのですが、実は途中で読むのをやめています。 というのもフィクションだから。。 フィクションの没入感は大好物です。 ただフィクションの部分がつらいのです。重吉の熱量はとても大きく、作品を支配しています。でもフィクションなんです。こんなふうに日本がパリであの画家たちとこんな縁が、できごとがあればどんなにいいだろうか、こうであればどんなに素敵なことだろうと夢想するような展開であっても、ああでもフィクションだと冷めてしまう。重吉の熱量が大きければ大きいほど冷めてしまう。 一緒にテオの思いも、引いて眺めてしまう。 いよいよゴッホはアルルへと向かうようですが、ちょっと読み手の立ち位置が不安定なので小休止です

    4
    投稿日: 2025.10.27
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    19世紀末のパリ、弟テオと日本人画商から見たゴッホの生涯。兄を支えようとしながらも葛藤するテオと、孤独を深めていくゴッホ。二人のすれ違いが悲しい。 愛した日本でゴッホ展が盛り上がっていること、こんなにも愛されていることをゴッホの魂に伝えたい。

    6
    投稿日: 2025.10.26
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    絵画美術に興味が湧く本だった。 実際にもゴッホと林たちが繋がってたんじゃないかと想像するととてもワクワクした。 1800年代に日本美術が海外で評価されていたことにも驚いた。 タイトルがとても素晴らしい ゴッホや登場人物たちの苦悩と葛藤の中で生きた様がタイトルとリンクしていて素敵だった

    1
    投稿日: 2025.10.22
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    強すぎる絆で結ばれた二人が、片方の死によってその結び目を解かれたとき、 再び結び直す方法は、残された人の死によるしかないのでしょうか。 『たゆたえども沈まず』を読み、終盤に流れた涙は、選択の後悔からくる悲しみの涙でした。 ゴッホが黒い鞄を返しに来てくれたとき、テオは冷たくあしらってしまいます。 本当はとても大切に思っているのに、その場の心情や状況によって、本来取るべきではない行動を取ってしまい、 後々、取り返しのつかない後悔に苛まれる──そのような経験をしたことのある人は多いのではないでしょうか。 人は、完璧に思った通りに生きることは難しく、 間違った行動、間違った選択を何度も繰り返しながら生きていきます。 それでも僕は、この先どんな選択をしてしまったとしても、 もう諦めて沈んでしまうという選択だけはせず、たゆたうことを選びたいと思います。 また、個人的には、ゴッホは自死を選びましたが、 絵という作品を世に残すことによって、今でも沈まずに、 作品を見た人々の心や意識の中をたゆたっているのではないかとも思いました。

    6
    投稿日: 2025.10.22
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    描写に対する言葉のチョイスが的確ですぐイメージできた。この後ゴッホ展行ったけど、この本のことばかり頭に思い浮かんだ。ノンフィクションをフィクションにする天才かと思った。

    1
    投稿日: 2025.10.19
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    ゴッホ展に行く前に。フィンセントとテオのお互いを思いやっていてもすれ違う気持ち、孤独、苦悩、美術界で受け入れられないもどかしさと忠正、重吉との関係やパリの光景にリアリティがあって情景が浮かぶ。ますますゴッホ作品の実物が観たくなった。

    8
    投稿日: 2025.10.16
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    泣きすぎた。 「リボルバー」ではアルルでのゴーギャン側から、こちらはパリのテオ側から。浮世絵、日本人画商、、様々な視点からゴッホとテオの壮絶な人生を感動的な物語に仕上げてしまうマハさん。根底にある画家たちへの深い愛と尊敬を感じます。

    2
    投稿日: 2025.10.15
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    原田マハ作品とても素敵です。 フィンセントとテオが生前にどれだけ苦しんで、どれだけ絵を愛していたのかが伝わる作品だった。

    1
    投稿日: 2025.10.15
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    〜フィクションなのは前提として〜 全く私はゴッホについて知らなかったのでまず新鮮だった。絵画・西洋美術というと「お高いもの」という認識があり、ゴッホは成功者というイメージがあった。読後は本人もその家族も大いに苦しんだ上に数々の作品が生まれたと伝わってきた。その結果、本人も知らないところで数年後本人の憧れの日本にも作品が届き多くの日本人を喜ばせている。 まさに、様々な障害にあい、たゆたとえとも沈まず届いた作品達。そう思うと感慨深い。今まで展覧会とか興味なかったけど上野のゴッホ展行ってみようかな。そんな気分になった。

    2
    投稿日: 2025.10.13
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    『リボルバー』を読んでゴッホ関連作品を読みたくなったので。 いろんな感情が湧いて感想が書けません! ファン・ゴッホ兄弟の関係性は一言では表せない。 時代が追いついていない、世間から評価されるには早すぎる絵を描く画家フィンセントと兄の絵を売ろうにも売ることができない画商のテオドロスのお互いを思う気持ちが…。 途中でフィンセントの自由奔放さにイライラしながら読んでました笑 そんなフィンセントを見捨てることができない弟テオドロスに感情移入して辛い。 また、この兄弟に関わっていく二人の日本人にフィーチャーした構成となっていて、「林忠正」と架空の人物「加納重吉」がフランス、パリで活躍する様が日本人として誇らしいと思いました(フィクションですが…)。

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    投稿日: 2025.10.13
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    タイトルがきれいで反芻したくなる 史実と創作のはざま。でも事実へのリスペクトを随所に覚える。ゴッホの手紙引用は、やはり強力な存在感があって、全てを引き込んでいく勢い 兄弟よ、頼むからセパレートしてくれと思いつつ。その辛さもまた源泉なのだろうと レミーのおいしいレストランを観たときと同じなみだが溢れるやつ。芸術家、そして勇気をもってそれを認める、支える人

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    投稿日: 2025.10.12
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    はじめてオルセーを訪れてローヌ川の星月夜を鑑賞したとき、鳥肌が立ち涙が出た。 ゴッホについては美術の教科書に書いてある知識程度しか持っていなかったのに、生き生きとしたタッチに夢中になった。 その理由が、この小説を読んでなんとなく分かった気がする。 林やシゲとの交流が実際にあったなら、2人のゴッホの人生も少し違ったものだったのかも。 情景描写が美しく、パリや南仏に行きたくなってしまった。

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    投稿日: 2025.10.10
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    ゴッホのあしあとを読んで、ゴッホ展に行った後、こちらを読みました。 ゴッホとテオの様々な方面から襲いかかる長い長い苦しみが読んでいてとても辛かったけど、大切な家族を守ろうとする気持ちが芯にずっとあって、めちゃくちゃ胸打たれた。 フィクションの重吉もとても愛されるキャラクターで好きだったし、林忠正もクールで誠実でとてもカッコよかった。 史実では実際に関わりがあったかどうか分からないそうですが、関わっていてほしいな(願望) そしてヨーとフィンセント(息子)、ゴッホの絵を世界に広めるために動いてくれて、本当にありがとう! 特にヨーは、大切な家族を一気に失ってしまったのに、家族の思いを受け継いで、息子を育てながら強く生きたんだなあ、すごいなあ、と思った。 私は大切な人とお別れしてしまっても、強く生きていけるだろうか。

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    投稿日: 2025.10.09
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    想いをつなぐため 大切なものを守るため 自分と戦っているようにも感じた こんなにも自分以外の人のために(なんといえば良いのか、ふさわしい言葉が見つからないけど) 号泣

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    投稿日: 2025.10.08
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    ゴッホという人物の生涯について、それを支えた応援者の視点から描写することで、対外的な評価の変容がより伝わりやすくなったと思う。

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    投稿日: 2025.10.07
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    東京都美術館でのゴッホ展を終え、彼女から借りた当書籍にて。 震えた。時々涙ぐみそうになった。 より日本人である私たちをゴッホに近くしてくれる作品だなと。

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    投稿日: 2025.09.28
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    フィクションだそうですね。ゴッホ展に行って、作品や手紙に触れて、実際にどうか、いろいろ確かめてみたいと思います。

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    投稿日: 2025.09.27
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    ゴッホと弟テオ、画商 林忠正と部下シゲの交流を描いたフィクション。 ゴッホ兄弟の苦悩が終始しんどかったが、不器用な兄弟愛に強く心を打たれた。特にオーヴェルでの葬式の後に、テオがシゲに心情を吐露した場面。フィンセントとテオがお互いに「自分が相手を苦しめている」と考えていてずっと苦悩していた様子がわかり切なかった。 そんな中でも、フィンセントやテオの周りには優しい人もいて温かい気持ちにもなった。特にタンギー爺さんは最初から最後までいい人で、なんとなく見たことがあるあの有名な肖像画にも、大きなドラマを感じられるようになった。 本作の前に朝井まかて「眩」を読んでいたのだが、そこに登場した葛飾北斎や渓斎英泉などの浮世絵が、時と海を超えてジャポニズムの流れでパリを席巻している様子が描かれていて胸熱だった。 ゴッホを世界に広めたのはテオの妻ヨーらしい。オランダに帰ったヨーにもたくさんのドラマがありそうだ。よい本がないか調べてみよう。 あとゴッホ展行きたい。

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    投稿日: 2025.09.26
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    美術の知識がほとんどない自分には敷居が高いかもしれない…と不安に思いながら手に取りましたが、そんな心配は杞憂でした。人物たちの生きざまや感情があまりに生々しく、気づけば物語に夢中になっていました。 原田マハさんの作品を読むのは『本日は、お日柄もよく』に続いて二作目ですが、胸が熱くなり、心が湧き立つような感情を呼び起こしてくれるところがすごく好きです。 フィクションではありますが、現実にも同じように、あるいはそれ以上の葛藤や苦悩、そして情熱があったのだろうと想像せずにはいられません。 「芸術はよく分からない」と敬遠していた自分にとって、本書はむしろ美術に向き合う入り口のような一冊になりました。ゴッホ転に足を運ぶつもりです。

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    投稿日: 2025.09.23