
総合評価
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powered by ブクログ2回目の読書です。 ゴッホが生前はまったく無名で、絵が売れずに苦悩していた歴史や、今や誰もが知る名画の背景を描いたストーリー自体は、絵画や美術が好きだからこそ最後まで興味深く読めました。 ただ、純粋に一冊の小説として物語にぐいぐい引き込まれたかと言われると、正直そうではありませんでした。 ドラマチックな展開や美術史の知識として楽しめる部分はあっても、小説としてのテンポ感や登場人物への感情移入という点では少し物足りなさを感じてしまいます。 アートに対する知識や関心があれば楽しめますが、ストーリーとしての没頭感やサスペンスフルな面白さを期待して読むと、少し評価が分かれる作品かもしれません。
0投稿日: 2026.10.05
powered by ブクログフランスへ、時代を超えて一緒に旅をしている気分になった。 美術界に疎い私でも、ファン・ゴッホ兄弟に心を揺さぶられ、日本の浮世絵の偉大さを知り、読み始めたら止まらなかった心に残る一冊となりました。 この小説で、美術史、画家、絵画の背景を知って美術に触れる楽しみを知りました。美術館に行こう ⭐︎たゆたえども沈まず
6投稿日: 2026.10.05
powered by ブクログタイトルがとても印象的で、読み終えた今も、心の中で何度も反芻しています。 実在の人物と架空の人物が織りなす物語を読むのは初めてでしたが、いつの間にかその世界に引き込まれていました。 読み終えて、これまで持っていたゴッホの印象が大きく変わり、実際に絵をこの目で見たくなりました。 来年の「大ゴッホ展」には、絶対に行きたいです。 そして、ゴッホを支え続けた弟・テオの存在にも、思いを馳せています。
45投稿日: 2026.09.29
powered by ブクログフィクションなのに、フィクションと思わせない。マハ先生の力量に敬服します。ゴッホ兄弟が、さらによく理解できました。
2投稿日: 2026.09.28
powered by ブクログまるでパリで暮らしているような、わたしもその輪の中に入っているような感覚 終わりをはじまりに持っていく構成が素晴らしい
2投稿日: 2026.09.27
powered by ブクログ原田マハさんの力強く美しい文章がテオとゴッホの絆を描かれていて最後は涙が止まらなかった。ゴッホが日本画を愛し、いつか世界で、日本で認められたいと思っていてくれたことが本当なら凄く嬉しい。今後開かられるゴッホ展で星月夜を見たら泣くかもしれない、でも彼の絵が今も見れることが嬉しい。
2投稿日: 2026.09.26
powered by ブクログ個人的にとても好きな作家さん。 ゴッホの『もしこの人とこの人が出会っていたら』の世界線が描かれた物語。 と同時に、ゴッホの絵がどのタイミングで描かれてそのときどんな精神状態だったのかがわかるようになっていて、ゴッホ絵画の解説本でもあると個人的には思っている。 パリのセーヌ川。 タイトル『たゆたえども沈まず』が回収されるラストシーンがよかった。 著者の本は表紙がすべて素敵だから全部欲しくなる。ずるいなぁ笑。
2投稿日: 2026.09.26
powered by ブクログゴッホはこの世に空虚さや残酷さを感じると同時に、美しさも、誰よりも感じ取ってた、 だからあんなにも儚く美しい絵を描けるんだと思った。
2投稿日: 2026.09.25
powered by ブクログ美術について造詣が深ければ、もっと深く理解できたのだと思う。 自分で調べてみて、この物語の史実と創作の関係性についてやっと理解した。 「たゆたえども沈まず」、決して上手く行く保証はなくとも、誰かが忘れなければ沈むことはないのだと教えられた。
3投稿日: 2026.09.23
powered by ブクログ美術が大好きなので、それにフィクションを混ぜて面白いのか…?と思っていたけど、澄んでいて美しくて力強い瑞々しい文章が詰まっていて本当におもしろかった。手にとって良かった。 ゴッホとそれを世界に広めた一助を担ったとされる林忠正の物語。フィクションだけど、歴史を学んでいるような気分にさせてくれるリアリティがあって、解説まで読んで林忠正がゴッホと接触した事実は確認できていないこと、主人公の加納重吉は架空の人物であることに驚かされた。原田マハさんの凄さに感嘆すると共に、大好きな作家さんになった。解説で『歴史的検証をした上で、架空の人物や出来事を巧みに挿入し、物語としての「真実らしさ」を作り出している』とあって、なるほどと思った。それが原田マハの凄さなんだろうな。 実在する人と作品と時間軸に、架空の人物を織り交ぜながら人生を作り上げるって本当にすごい。不思議な本だった。歴史としてはわからない箇所も多いだろうけど、こうだったら良いのにと思わせられる美しくて切なくて力強い人生が詰まっていた。(とはいえ、テオの妻ヨーによってゴッホの作品が世界への一歩を踏み出したんだとしたらヨーが逞しすぎるけど。調べた感じヨーと息子フィンセントの功績は大きいみたいで義兄のためにそこまでやれるのすごいな) たゆたえども沈まず。いいな。私もまたフランスに行きたい。
2投稿日: 2026.09.23
powered by ブクログ星が5では足りません!!!!!!!! 100個つけたい!!!!!!! テオとゴッホの美しい物語。 サン=レミ時代からアルル時代まで この1冊に収まっていて、こんな大作を 生きているうちに読めてよかった〜という気持ちです。 やっぱり私はゴッホと同じぐらいテオが好き!
3投稿日: 2026.09.20
powered by ブクログ愛情詰まった話、世界99と並行して読んでいたけどこちらにだいぶ救われた。 原田マハさんの文章は綺麗で救いがあって安心して読める
2投稿日: 2026.09.19
powered by ブクログ400ページを超えるのに、あっという間に読み終わった。 たぶんマハさんの小説の中でも王道のアートミステリーは今回読んだのが初めて。 こんなにも読ませる力があるのは、そこに「人間」が描かれているからだ。 生きている間に、評価されてほしかったよね、と思う。 でも林忠正も、ゴッホがまさか死んでしまうとは思っていなかったのだから。 生きている間にこれぞ!と思える作品に出合えると思っていたに違いないのだから。 本当に人というのは人生というのは、思い通りに行くことはないんだなと後世に生きる私が思うのは非常に勝手なことで、彼らは彼らで二十世紀が来る目前の時代に「印象派の次」の時代になることを狙って、必死に生きていたに違いない。 ああ、悲しい。泣けてくる。 これを読んで知ったのは大ゴッホ展の第一期が終わってしまっていたということ。絶対来年の第二期行きたい! 印象主義という言葉を知っているだけで私は芸術を知った気になっていたと気づかせてくれた 恥ずかしい 絵を描いた人にも人生がある 絵を見て何かを感じてはい終わりじゃない、その作品が描かれるまでに、画家にどんなことがあり、どんな感情が生まれたか 絵の背景、画家のことについて知ることこそが芸術鑑賞の醍醐味なんじゃないかと思った <その他キーワード> ジャン=レオン・ジェローム
2投稿日: 2026.09.18
powered by ブクログリボルバーの次に読んだ本。 ゴッホに関わる本を読むごとに彼らの解像度は上がっていき、今回またそれは増していった。 フィンセントとテオの関係性はなんとなくでしか知らなかったが、どの時期にどんなやり取りをしたか、フィクションではあるが知ることができた。 パリ時代、アルル時代、サン=レミ時代、オーヴェール時代という大きく分けて4つの時代の定着も自分の中でできてきた。 今作に出てきた林と重吉。浮世絵がどうフィンセントと結びついたのか疑問だったが、本当にこの本のやり取りがあったとするならば、スマートかつ面白い出会いだったと思う。実際にフィンセント達との関わりについてどんなものがあったかは史実にはないそうだが、本当にこの本に沿った出来事があったと疑わないできだった。 原田マハさんの、続きが気になるワードが出てきてすぐに場面転換という流れは、またかー。と思うが先が気になるページをめくる手が止まらない。
2投稿日: 2026.09.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
林忠正はテオの次にゴッホのファンなのだと途中まで思っていたけど、ゴッホを通して過去の自分を見ていたのだと思う。 早くお前もここまで辿り着け、お前ならできる、なぜなら自分もここまで来てるんだ、早く来い。そんな想いを持ってゴッホを見守り、接していたんでしょう。 林忠正は、仕事で成功してお金を手に入れただけでなく、サロンに招待されるような人間になり、フランス パリに認められている。一方でテオのような自分の半身のような存在はいない。重吉はあくまで部下、後輩という立ち位置なので半身にはなり得ない。 ゴッホは、仲間内にはその絵の価値を認められている、みんながこれは新しい絵だと衝撃を受け褒め称えるものの、世間には認められず、パリに拒絶され、お金もない、惨めな暮らし。でも自分の全てを信じてくれるテオがいた。 林忠正がゴッホにもなり得たし、ゴッホが林忠正にもなり得た。2人を分けたものはなんなのだろうか。 全部読んでから改めて冒頭にもどると、ああ、あなたはテオとヨーの息子だったのか、と思い知らされます。どんな思いでオーベルジュを訪ねたのだろう。
6投稿日: 2026.09.14
powered by ブクログ私にとって一番読みやすい美術史を描く原田先生の作品。今回はゴッホとその弟の半生を描いたフィクションだ。有名でありどこかで絵を見たと思うが、この本を読み終わった後、改めて見たいと思った。ゴッホ自身、幸福な生涯で終わったわけではないので、決して明るいエンドではないのだが、それでも原田先生が描くと、前向きに優しい気持ちになって本が閉じられる。ゴッホの弟、浮世絵について、こんなに影響あったとは、と改めて知ることで、絵への鑑賞は変わるだろう。早くゴッホの作品を何でもいいから見に美術館へ行きたいと思う。
2投稿日: 2026.09.12
powered by ブクログゴッホの人生を詳しく知らなかった身としては このような人生を送っていたのかと 真新しい感情で読むことができた ただ、事実と異なる部分もあるらしいので認識齟齬に注意が必要なところ 作品というよりはゴッホという人間の面白さ いやそれをうまく表現している作家の凄さなのか 分からないけれど最後まで飽きずに読み切れた
1投稿日: 2026.09.07
powered by ブクログ歴史的事実にフィクションを巧みに織り交ぜている構成。ゴッホについては、弟テオとの間で交わされた大量の書簡が残っており、多くのことがわかっています。しかし、一方で、人生の転換点となったいくつかの出来事については今も謎が残っています。そこでその謎を埋める存在として、実在の人物である日本人画商林忠正にその役割を担わせています。この林忠正がゴッホの人生の重要な局面に関わったという設定になっており、その辺りをマハさんが丁寧に美しく描いている点を興味深く読み進めました。
3投稿日: 2026.09.06
powered by ブクログ誰からおすすめをされ、いつ購入したのかもわからず積読していた一冊。 つい先日、上野の国立西洋美術館にて、写実主義の西洋画や印象派のモネ等の作品に触れ、東京都美術館開館100周年記念の大英博物館日本美術コレクションでは、葛飾北斎や歌川広重らの浮世絵にも触れていたところだったので、ジャポニズムが語られる本作はタイムリーに楽しめた。 ちょうどその頃、上野の森美術館で夜のカフェテラスの大ゴッホ展が開催されていたが、あまりにも人気で行列ができていたので、入館しなかったことが悔やまれる。 とにかく日本人はゴッホのことが大好きなのだ。 日本で独自の発展を遂げた浮世絵が海を渡り、西洋の画家たちに衝撃を与え、やがてゴッホの作品のような、それまでになかった芸術へと姿を変えていく。その過程には、どこか感慨深いものがある。 自分とは異なるものを取り込み、混ざり合い、そこから以前には存在しなかったものを生み出していく。それは芸術に限った話ではなく、人が生きていくうえでも大切な営みなのかもしれない。 人の感情、心の機微を言葉によって捉えようする試みの一つが純文学だとすれば、ゴッホはそれを絵によっ試みた人なのではないかと思った。 人間は精神的に追い詰められた時に、普段気づかないようなどうでもいいことに気づいたり、固執したり、見えない景色が見えたりするものなのかもしれない。 苦しみながら生きる過程に人間の本質が見出されるのかもしれない。 そういう苦しみを芸術に昇華させていたのがゴッホで、苦悩によって精神的に追い詰められた者にしか描けない芸術というものがあるのだと思う。 有名な明治の文豪たちもみんな苦しみながら、人間の本質を描くような芸術を生み出していたことを思い出した。
2投稿日: 2026.09.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
特に印象に残ったのは、テオが兄ゴッホを献身的に支え続ける姿だった。金銭的にも支え続ける一方で、ゴッホはそのお金を酒などに使ってしまう。それでもテオは兄を信じて支え続ける。 ただ、読んでいて「テオは兄だから支え続けたのか、それとも兄の才能を信じていたからなのか」と考えてしまった。血縁だからなのか、ゴッホの絵に何かを感じていたからなのか。その両方なのだろうけれど、もしゴッホに絵の才能がなかったとしても、テオは同じように兄を支え続けただろうか、ということも気になった。 そして、これだけ献身的に支えてくれる弟がいながら、自分の作品はなかなか評価されない。ゴッホの側からすれば、才能を信じてもらっているからこそ、その期待に応えられない苦しさもあったのではないかと思う。社会や周囲への不満を酒で紛らわせてしまう姿にも、単純に「だらしない」とは言えないものを感じた。 作中では浮世絵についても何度も描かれていて、当時の日本では価値を認められていなかったものが、フランスで評価されることで日本でも見直されていったという話が出てくる。 芸術は作品そのものだけでなく、それを評価する時代や環境にも大きく左右される。ゴッホに才能がなかったのではなく、彼の才能を理解し、評価できるところまで見る側が追いついていなかったのだと思う。 そう考えると、生前ほとんど評価されなかったことこそ、ゴッホの不幸の一つだったのではないかと感じた。
2投稿日: 2026.09.05
powered by ブクログ原田マハさんのにわかファンとして、絵画を題材にした作品として初めて手に取った一冊です。 残念ながら美術館巡りの趣味もなく、ましてや西洋美術史の素養もないため、この作品の背景や、どこまでが事実でどこからがフィクションなのかが分からず、物語に十分没入できなかったことが残念でした。 ゴッホについて私が思い浮かぶのは、安田火災(現・損保ジャパン)が「ひまわり」をオークションで競り落とし、本社に展示していることくらいです。 芸術家は感受性が豊かで、精神を病んだり自死したりする人も少なくなく、家族や関係者にとっては大変な存在なのだろうと思っていました。ゴッホも、もう少し後の時代に生まれていれば違った人生になったのかもしれないと、この作品を読んで改めて感じました。 これからは「分からないから読まない」のではなく、知らないことを学ぶという意味でも、絵画を題材にした作品に挑戦していきたいと思います。
1投稿日: 2026.09.02
powered by ブクログ美術史に興味があるので、それをもとに書かれたお話し、知的好奇心と物語を読みたい欲が同時に満たされてとても面白かった。原田マハさんは美術史を学んだ作家さんらしい。だからこんなに詳細に書けるんだ。情景がわかりやすく浮かぶし人物関係も複雑なのにすいすい読める。文体が好き。タイトル回収したところはグッと来た。文中に出てくる絵を調べながら読むのが楽しかった。ゴッホという人物により興味が湧いた。この本+今世間でされている評価を合わせて完成するものだと思う。
1投稿日: 2026.08.28
powered by ブクログ2026#6 456pp. (2026.08.28読了) いつかもわからない過去の自分が購入していた数年越しの積読。 私自身アートが好きで手に取ったが、原田マハさんはキュレーターという作家としては異色の経歴を持っているとか。 なるほど、アートを題材にしたものばかり。 文字によるアートの描写は初めて。 音も動きも香りもない絵を文字で表現する。一見するとミスマッチな名詞と形容詞の結びつきがその絵の風合いを的確に言い表している気がした。 ゴッホの生涯についてはごく一般的な知識しかないが、フィクションの中に知っている史実が顔を出す瞬間がとてもワクワクして、加速度的にどんどん面白くなっていった印象。 そして読み終えてからもしやと思い第一章に戻ると、、、やはり。 タイトル回収が割と序盤にあるんだなあと思っていたら、後半でさらにもう1段重なって、すごく素敵だった。 アートフィクションというジャンルが初めての私にとって、今までにない境地に足を踏み入れた感覚だった。
1投稿日: 2026.08.28
powered by ブクログ“たゆたえども沈まず“ タイトルと、フィンセントにとっての意味がとってもよかった 兄弟の絆とセーヌ川
1投稿日: 2026.08.22
powered by ブクログゴッホの人格や人生は、語られる以上に悲惨で謎に満ちているのだろう。でも、原田マハの手にかかれば、印象派も分からない私でも、心揺さぶられ、涙してしまう。ゴッホとテオの混沌とした関係と、若くして失われた命。絵画は、ただ眺めるのではなく、画家の歴史書なのだ。
9投稿日: 2026.08.19
powered by ブクログゴッホ展で見た絵も出てきたり、知ってるやつ〜ってたびたびなれてたのしかった 『たゆたえども沈まず』いいタイトルすぎ 星月夜のシーンがよかった
1投稿日: 2026.08.18
powered by ブクログ[BOOK]2026.8.15 たゆたえども沈まず通読了 テオが幸せを迎えたのは一瞬だった。 結局兄フィンセントの身勝手にひきづられる感じで、 命を落としていく。 だが私はここには何の興味のない ―けっきょく重吉というとても分かりやすい青年に この物語の魅力を感じて読み進めていけたというのが感想である。 しかし解説書のひとこと、重吉は架空人物と聞いて、 あっ、重吉はマハさんだったんだ、彼に身を借りて パリに乗り込んでいきゴッホ兄弟の生涯に携わりたかったんだ、、、 なんか、ちょっと救われた気がした(^O^)でした(^^♪ smile(^O^) すまいるニコニコ?
1投稿日: 2026.08.16
powered by ブクログマハさんの作品が気になっている今日この頃。 これまでゴッホなんて、気にしたこともなかったけど、ゴッホ展に行きたくなりました。 正直、兄フィンセントの行動は理解できません。 結論も私にとってすっきりしたものではありませんでした。 しかし、この物語は面白い。 重吉目線から語られる兄フィンセントと弟テオの物語が読者を引きつける。
9投稿日: 2026.08.15
powered by ブクログ半分ほど読んでも興味がわかずこのまま読むのを続けるべきか悩んだ。友人からのおすすめだったこともあり読み続けることに。4分の3過ぎたころ、え!意外に面白くなってきた、後半では涙流してしまう場面も。 ゴッホの絵をみてみようと思う。読書によって他の分野に興味を持つっていいですね。途中で読むのをやめなくてよかった。 人それぞれ好みの本が違うこともわかった。
0投稿日: 2026.08.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今日では様々な研究や考察がされているゴッホだが、この小説はゴッホとテオの関係を重吉という架空の日本人が近くで見守るような形で美しく描いていた。 アルルにテオが向かう時に重吉も一緒に向かっていたのは面白いと思った。 まるで読者も重吉としてそこにいるかのように思えた。
0投稿日: 2026.08.12
powered by ブクログゴッホ展をきっかけに。 紡ぎ出された物語とはいえ、本当にあったのでは?と感じられる内容だった。 少しだけゴッホのことを身近に感じられる素敵な作品でした。
2投稿日: 2026.08.09
powered by ブクログ暗幕のゲルニカ・楽園のカンヴァスと同様の巨匠画家アートフィクション。誰もが知るゴッホの最後と報われない生涯を、浮世絵を通じた日本との関わりから比較的明るめに描かれるストーリーだが、長い年月を小説に詰め込んでいるため時系列の説明文という感じが拭えない。とはいえ、ゴッホに触れることができる貴重な小説です。
12投稿日: 2026.08.05
powered by ブクログ実在の人物と架空の人物が織り交ざり、創作であるはずなのに史実のような手触りで読める物語でした。 ゴッホ兄弟は本当にこんなふうに生きていたのだろうか。林忠正はどれほど彼らを想っていたのだろうか。 実際の交流は不明だそうですが、私は“こうであってほしい”と思える関係でした。 美しく、繊細で、もろくて、 やるせなくて、せつなくて、むくわれない。 死後の評価は本人たちには届かない。 けれど、どうか届いてほしいなぁ。 心安らかであってほしいと願わずにはいられない。 静かに心を揺らす、美しい痛みの物語でした。
2投稿日: 2026.08.03
powered by ブクログリボルバーとは全く別の楽しみ方ができた。 読んでいて切なくなる兄弟の奮闘記。 そして日本絵画の影響も改めて学べた。 小説なのだけど、ノンフィクションも混ざっているので、読んだ後の充実感がとてつもなく大きい。 予約が取れないほどの大盛況の大ゴッホ展と合わせて読めて幸せだった。
3投稿日: 2026.08.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
著者の原田マハさんのことは聞いたことはあった程度で、本作で初めて触れた。星月夜が好きで、表紙買いのところも少しあり。 歴史上の物語にフィクションを織り込んでいるけど、嘘くささは無くて本当にこんなやり取りがあったのでは、と思わせてくれる。 実際には無かった話と分かっていても、出来たらフィンセントとテオドルスが幸せに暮らして欲しい、と思ってしまうあたりが流石。もしかしたら、著者自身もそう思っていたのかも。 最後が分かっているだけに、このまま終わらないでいつまでも続いて欲しい、と思ってしまった。 互いを想いあいながら悲劇的な結末を迎えてしまうあたり、「レーエンデ国物語」の「喝采か沈黙か」、を何故か思い出してしまい、少し泣けてしまった。 特にテオドルスが自分の黒い感情を自覚し、時に逃げを選びつつもまた元に戻って、あくまでも献身的に天才の兄を支えようとするあたり。 原田さんの本がこれほど面白かったとは、これからの楽しみがまた増えた。次はやはりリボルバーか。表紙ゴッホだし。
9投稿日: 2026.08.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
何気なく好きだなと思っていたゴッホの絵画の見方が変わる。 二人の兄弟が命を賭して生み出した作品たちであることや日本との関わりを感じれた。
2投稿日: 2026.07.31
powered by ブクログゴッホが日本に夢を抱きながらたくさんの作品を残し、そして最後まで日本を訪れることがなかったと思うと、今の日本でのゴッホの人気が感慨深い。 夜のカフェテラスは見に行ける予定がないので、跳ね橋は観に行きたい。個人的に後期の作品が観たいな。
3投稿日: 2026.07.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
テオがポルティオにフィンセントの絵を披露するシーン じゃがいもを食べる人々の説明シーン タンギー爺さんが登場するシーン 忠正がフィンセントに伝えたセーヌ川の舟になればいいと伝えたシーン 星月夜を忠正が目にしたシーン フィクションだとしても、フィンセントが37で亡くなったことは紛れもない事実。 ラストにかけて、フィンセントの孤独が痛々しく胸に突き刺さってどうしようもなく切なく、悲しいやり場の無い気持ちで涙が止まらなかった。 フィンセント・ファン・ゴッホを知るきっかけが、この本でよかった。リボルバー読み進める! 林忠正のことももっと知りたい……
3投稿日: 2026.07.26
powered by ブクログフィンセント・ファン・ゴッホと弟のテオ、日本人画商の林忠正と重吉の4人が織りなす物語り。綿密な調査と史実に基づいているが、重吉は架空の人物で、忠正と重吉、フィンセントやゴッホとの交流は創作。物語が進むにつれて、結末が分かっているために、特に後半は読み進めるのが辛かった。 表紙の「星月夜」は何度見ても美しい。この美しい絵の背景に、こんな物語があったのかもしれないと思いを馳せた。ゴッホ兄弟の孤独で苦しい闘いに、本書では忠正と重吉のような友人が寄り添っていたことが救いだった。
7投稿日: 2026.07.25
powered by ブクログ兄弟のすれ違いが切なくて、胸が苦しかった。 原田マハのアート小説は鮮烈で、だからこそフィクションであることに注意しないといけない。物語全てが事実であると思ってしまう、思いたくなる。
2投稿日: 2026.07.25
powered by ブクログ2回目の読了。 最後が切なすぎて、思わず涙が溢れる。大ゴッホ展に行くことがきっかけで再読したが、なぜ生前ゴッホの作品が売れなかったのか、やはり評価後の今を生きる私には不思議で仕方がない。そんなところも含めて伝説的なところが、画家ゴッホの魅力の1つのような気もする。 1度目に読んだ際は、弟テオの献身的な姿勢や繊細さが印象に残ったが、2度目の今回は、テオの妻ヨーが印象に残った。出番こそ多くないが、兄弟の良き理解者であることが強く伝わった。
2投稿日: 2026.07.23
powered by ブクログタイトルの意味がわかり感動 パリ、オランダにいつか行けたらゴッホに思いを馳せる旅をしてみたいと思った
17投稿日: 2026.07.19
powered by ブクログフィンセントファン・ゴッホがこんな人物って知らなかった。絵だけ知ってるのと、作者について知ってるのは別なんだなって思った。原田マハ作品もっと読みたくなった。
2投稿日: 2026.07.17
powered by ブクログやはり自分はこういうふうな激動の時代を生きた人間が好きだ。 ゴッホの生き方は賛否の否の方が多い気がする。 テオに頼りまくって絵も生きてる時にはほぼ売れず、酒浸りで精神疾患を患った。最低やん。 と、同時に何かを手にする人間は何かを捨てねばならぬのも事実。 ま、今作はほぼフィクションという事を読み終わった後に知ったのが減点でした。僕のせいやけども。 パリ出張の時に泊まったホテルがルピック通りということもあり没入の深度は凄まじかった。 ・380 そしてー 箱の中に残された最後の一枚を、テオは取り上げた。なぜだろう、その一枚は特別なものだという予感があった。 息を止めて、包み紙を広げる。現れたのは、星月夜を描いた一枚の絵だった。 明るい、どこまでも明るい夜空。それは、朝を孕んだ夜、暁を待つ夜空だ。 朝を孕んだ夜、暁を待つ夜空 こんな素敵な表現が好きだ。
2投稿日: 2026.07.17
powered by ブクログゴッホ展に行く前に、 繋がりのある小説に浸っていようと読み始めた (読み切ることは少し間に合わなかった‥!) 「たゆたう」 音と意味することがぴったりに思えて、 タイトルが心地よく残る なんとなく少し身構えてこの小説を手に取り、 フィクションではないかのように読み終えた 実際に絵を観ながらも、物語からのイメージがつながったりとより一層楽しかったかも 見る人の連想に任せて 伝えたいことを乗せている、 「木の根」 直接的ではなくても、 少しずつ深く響きながら、含まれた想いを乗せて静かに届くって本当にあるように思う はかなくとも 共鳴するような心で見る人に届く ひとの胸を打つってすごいな
2投稿日: 2026.07.17
powered by ブクログゴッホ展に行く前に読んだ 初めの100ページくらい自分的に入り込めへんくて読み進まへんかった シゲとテオが出会ったくらいからおもしろくなってきて、最終的には泣いた(笑) いまゴッホ展が開かれてるのをフィンセントとテオが知ったらどうなるやろう 生きてるうちに評価されてほしかったなあ
1投稿日: 2026.07.15
powered by ブクログなんて美しい題名なんだろう!そしてこの美しい本を読了してしまった! 読了後真っ先に思ったのは、美しいものの中には苦しさがあるということ。 ゴッホの人生を知って、その後に本作を読んでから改めて星月夜や糸杉を見ると、なぜあの絵に心を奪われ、同時に妙な恐ろしさを感じていたのか、、、分かった気がする。どちらも彼が深い苦しみの中にいた時代に描かれた作品だからだったんだ! うねる空や燃え上がるような糸杉は、景色ではなくて彼自身の命そのものを描いているからなんだ!と、ひとり首がもげるほど頷いた! あの激しい筆致は技巧ではなくて生きようとする意志だったのかもしれない。。。だからこそ美しいだけでは終わらずに見る者の心を揺さぶるんだ、だって命をそのまま筆に落としてるんだもん! たゆたえども沈まずという言葉が、読み終えた今では以前とはまったく違う重みを持って胸に浮かんでいる。揺れ続けても決して沈まない、その姿はゴッホだけではなくて苦しみながらも懸命に生きるすべての人への言葉のように感じる。 たゆたえども沈まず、、、、なんて素敵な言葉なんだろう。本作に出会えた喜びと沢山の感情がゆらゆらと胸に浮かび続け、きっとしぬまで沈むことはないんだろうなぁ。。。何度でも読みたい、大事な1冊になりました。
27投稿日: 2026.07.15
powered by ブクログ「強くなってください」 実際に本を読んでみると読む前と違ってフィンセントの絵を見て感じることが変化した。孤独を感じながら命を削り描いたところにとても心を動かせれた。そしてテオからの支援が必要不可欠でそのおかげで今も愛され続ける傑作が誕生したと思う。フィンセントとテオの素晴らしい兄弟に感激した。
6投稿日: 2026.07.12
powered by ブクログ美術を学ぼうと思い、個人的に興味のある印象派の絵画を学び始めた。その中でゴッホの絵画を見る機会があり、ゴッホへの理解を深めたいと思いこの一冊を手に取った。 あくまで小説であり、フィクションだという前提だが、ゴッホやそれを取り巻く人たちの機微がとても細かく描かれており、読み終わった後の満足感が大きかった。 ゴッホの絵特有の孤独感や寂しさの背景を少し知れたような気がした。
2投稿日: 2026.07.12
powered by ブクログ途中から涙が、、。 飛行機で読み終わった後、そのままゴッホ美術館に行ったらゴッホの絵画を見た瞬間今までにないくらい感動した。
2投稿日: 2026.07.09
powered by ブクログ昨年からフィンセントとテオの関係に興味があり、手に取った。 フィクションとは分かっていても、二人の間にこのような関係、やり取りがあったかもしれないと思うと胸が詰まる。そして忠正と重吉、二人の日本人がパリで逞しく生きる姿にも胸を打たれる。
2投稿日: 2026.07.09
powered by ブクログ日本の美術を広めるために奮闘する2人の日本人と、芸術の本場で認められようと絵を描くフィンセントファンゴッホと絵を売るテオドルスファンゴッホ。この4人の関係が素晴らしい。 この本を読む前はなんとなく浮世絵がゴッホやモネといった印象派に多大な影響を与えたことは知っていた。しかし、詳しい内容は分からなかった。浮世絵は唯一無二の作風を求めるものたちにとって強い刺激となり、パリを中心としたジャポニズムの間で親しまれたのは日本人としてとても嬉しい。 フィンセントがあれほどまでに独創的な絵を描けたのは彼の繊細な心によるものであり、それを献身的に支える弟テオドルスのおかげである。 人生は時として嫌なことが重なることもある。しかし、タイトルにもあるたゆたえども沈まずという言葉を胸に置いておくことで、たゆたえども沈まない自分が出来上がると思う。
2投稿日: 2026.07.08
powered by ブクログ【あらすじ】 フランスに強い憧憬を抱き、ついにはパリに降り立ち画商としての道を歩んだ2人の日本人、林忠正、重吉。同じくパリで画商を生業とするオランダ人のテオドルス・ファン・ゴッホ。 彼らを中心として、テオドルスの兄、フィンセント・ファン・ゴッホの、孤独で儚くも美しい生涯を語って いる。 【感想】 今後「ゴッホ」という名を聞けば、フィンセントだけでなく、テオのことも思い浮かべることになるだろう。それくらい彼らは離反できない関係性だったのだと思う。 本作ではゴッホについての驚きの連続だった。
0投稿日: 2026.07.04
powered by ブクログ大ゴッホ展に行く前に!と思って積読を読了! 「献身的にフィンセントを援助したテオ」っていう紹介文はよく見るけど、その一文では語り尽くせない複雑な心の機微があったんだろうなと思った。 フィクションではあるけど、現実にも重吉みたいな存在がテオにいたら良いなと思った
3投稿日: 2026.07.04
powered by ブクログ前から気になっていた作家さん。 500ページの長編小説だったけどツーっと読めた。 憧れた異国の地で現実を見るも凛々しく生きる林と重吉、 お互いを思いやりながらすれ違うゴッホ兄弟、、 歴史的に実在した人物を基にすると 固定観念があるから ここまで自由に想像力を働かせられることは 難しいと思うんだけど… 本当にこのようなことがあったのでは? と思うほど歴史的事実とファンタジーが 混ざっていて面白かったなぁ。 2026.5.29
4投稿日: 2026.07.03
powered by ブクログ【作品に感じた色】 ゴッホブルー 初めてゴッホ作品を観たのは、大学生最後の夏。 オルセー美術館の「ローヌ川の星月夜」だ。 見た瞬間、描かれていた夜空に目を奪われた。 青だけど、ただの青ではない、不思議な色。 その絵を観る前の私に、青がどのような色か問えば、寒色、クールな色、涼しげな色と答えたであろう。 しかし、ゴッホの描く青には、温度があり、暖かさが含まれていた。 その日からゴッホに対する印象は、青になった。ゴッホだけが描ける暖かな青。温度を感じる青だ。 そういった理由もあり、ゴッホの青に包まれて本書を読んでいた。 【感想】 7月中旬に「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」に行く予定だ。それに向けて予習をしようと手に取ったのが、本書だった。 恥ずかしながら私は、アートを観ることは好きでも、芸術に疎く、ゴッホの人生や作品が生まれた背景等を詳しくは知らない。 でも今回は、少しでも知識を入れた上で鑑賞したいと思い、原田マハさんの小説で学ぶことに決めた。 なお、無知な私は、当然ゴッホが主人公で物語が展開していくのだと思って読み始めている。 しかし実際の主人公は、ゴッホではなく、ゴッホの弟と架空の美術商であった。でも、その二人の視点(テオとシゲ)でストーリーが進行していくことで、ゴッホという人物がより鮮明に浮かび上がってきたように感じる。そして、ゴッホの心情が全く描かれていないのに、行動や情景を通して気持ちが伝わってきた。そんな小説を生み出した原田マハさんは本当に凄い方だと思う。 結果が出ず、評価をされなくても、絵を描き続けたゴッホの気持ちを考えると心が痛い。きっと私には計り知れないほどの孤独や不安を抱えていたのだろうと思う。 それと同時に、好きなことを最後まで続けられたということは、幸せでもあったと思う。 他の仕事は長続きしない中、画家であり続けたゴッホ。絵を描くことだけはやめなかったことから、辛いだけじゃなかったのだと想像すると、なんだか私も救われたような気持ちになった。 大ゴッホ展に向けての予習にと、軽い気持ちで手に取った本ではあったが、多くの人がゴッホに惹かれる理由を知ることができた気がする。 私もその一人で、読み終えた頃には、もっともっとゴッホについて知りたいと思っていた。 近いうちに、『ゴッホのあしあと』、『リボルバー』も読んでみたいと思う。 そして、大ゴッホ展の予約日が近づいてきている。付け焼き刃の知識なのかもしれないが、ゴッホの背景を知った上で作品を観た時、私はどのような気持ちになるのだろうかと今からドキドキしている。ゴッホ展がとても楽しみだ。 【心に残った言葉】 「ーなんてすてきなんでしょう。この絵を部屋の中に飾ったら、まるでもうひとつ新しい窓ができるようだわ!」(p.122) 「フィンセントの絵が放出するすさまじい力。じっとみつめていると、絵の中に引き込まれてしまうような・・・いや、引き込まれる、というのは生易しすぎる、引きずり込まれてしまうような荒々しさ。ふいに平手打ちをくらったような・・・鋭い刃物を突き立ててくるような・・・痛みと叫びがフィンセントの絵にはあった。」(p.213)
2投稿日: 2026.06.30
powered by ブクログ1日で読んでしまった。何となく知っている名前、作品を登場する度に検索して見ながら読み進めるとより文章が鮮明になっていっておもしろい。図書館で借りたものだけど、これは手元において置きたいと初めて思った本。
2投稿日: 2026.06.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・友情物語だった……テオと重吉はもちろん、忠正のフィンセントへの想いがずっしりきた。外国人としてセーヌにたゆたうフィンセントに林はシンパシーを感じてたのかな ・冷たいし怒ると怖いと思ってた忠正が、フィンセントを送り出すときに自分の想いを語っていたり、ヨーに優しかったり、フィンセントの弔鐘が鳴らなかったことに怒ったり、後半になるにつれ人間味を感じて良かった。母国で国賊といわれたことについても「なんと言われようが良いのです」とサラッと言って笑ってたのもかっこよかった ・重吉は架空の人物なんですね。この物語のテオが重吉と出会えてよかった ・ある程度フィクションなのだと思うけど、画家の人生が史実ベースでこんなに面白い物語になるなんて驚きだった。堅苦しい物語にならず、どの登場人物もキャラが立っていた ・フランスの風景描写がとっても美しくて、絵を見ずともその場の光景が目に浮かぶようだった ・ずっとテオが報われますように幸せになれますようにと思いながら読んでいたのに、なのに……
1投稿日: 2026.06.23
powered by ブクログ「全身全霊をかけて生きる」って こういうことなんだ。 『たゆたえども沈まず』 原田マハ #読了 どれだけ貧窮し、精神を病み、世間に拒絶されても絵を描くことへの情熱は失わなかったゴッホ。そしてそれを支えるテオ。ゴッホの圧倒的なまでの「狂気と情熱」、そしてそれを全人生を賭けて支えたテオの「愛と覚悟」。 史実はもっと残酷だと知っているからこそ、マハさんによって史実とフィクションが美しく融合したこの物語に触れて、涙が止まらなかった。 小説って、本当に素晴らしい。
1投稿日: 2026.06.22
powered by ブクログ文庫で再読。好きすぎて、文庫も本棚に登録しよう。 ゴッホを好きになって1年。ゴッホ展に行き、作品に触れ、今回は絵画、そしてテオやヨーのことを知った上での読書だったので、頭の中に映像が浮かび、前回とはまた違う臨場感が。いや、小説だから。ゴッホと林忠正が接触していた証拠はないから。と言われても、あのパリでこんな出会いが繰り広げられていたかもしれないと想像するだけで、愛おしい気持ちになる、そんな作品に出会えたことが嬉しい。
25投稿日: 2026.06.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
絵の見方が変わった。テオがゴッホを支えていたことは知っていたけど、何通も手紙を交わしていたり、思い悩む描写を読むと、互いにかけがえのない存在だったことが伝わってきた。アーモンドの木の絵の下で寝る赤子を想像すると胸が暖かくなる。たゆたえども沈まず、いい言葉!
2投稿日: 2026.06.19
powered by ブクログ実在した人物やストーリーにフィクションを織り交ぜる内容は苦手なので、うーんとは思いましたが、絵にかけるさまざまな情熱の形に触れることができて面白かった。 本当の芸術とは何にも縛られずにクリエイティブすること、だとも思うし 制約や縛りがあってこそ開花するクリエイティブも存在すると思うと 難しいなぁ…と感じた。 芸術家が生活に困らないようになっていたら、結果は違ったのだろうか? でも同時に名画と言われるような絵も生まれなかったのではないだろうか? ともやもや知識のない頭で考えてしまう。
1投稿日: 2026.06.18
powered by ブクログしんどいなぁと思ってしまった。ゴッホの作品が好きなだけに生前に報われず、言い方は悪いが弟と共倒れになってしまったのは本当に悲劇的で哀しい。決定的に何が悪かったということがないのもまた辛い。確かにゴッホ自身はだらしないところもあってテオの必死の仕送りを酒代に変えてしまうどうしようもないところもあったけれども、それが引き金になった訳じゃない。時代なのか、運なのか。はたまた二人が繊細すぎたのか。ゴッホもテオも苦しかったね。林忠正や重吉(重吉は架空の人物とのことだけども)との関わりが本当にあったかどうかは分からない。ただ苦しむ兄弟の側に寄り添ってくれる彼らのような友人がいたのなら良いなと思った。 絵画を飾ると窓が増えたみたいという発想や、忠正がゴッホの前で折り鶴を解いてアルルを示すシーン、星月夜がセーヌ川という解釈がとても印象に残った。
5投稿日: 2026.06.17
powered by ブクログセツナイ…生きているうちに、なんとかならなかったの…そう思いながら、上野で開かれている大ゴッホ展へ行ってきました。史実が土台にありながらも、創作箇所が多々あるようですが、ゴッホ兄弟の壮絶な生き様を理解できました。 また、1800年代後半のパリの素敵な風景が文字通り目に浮かぶようで大変引き込まれました。 いつか必ずアムステルダムのゴッホ美術館や、ゴッホ兄弟のお墓、タンギー爺さんが所蔵されているというロダン美術館を訪ねてみたいなあと思いました。 戦国モノばかり好んで読み漁ってきたわたしですが、とんでもない作品に出会ってしまったなあ…そして、読み終わってしまったなあ…と、今寂しい気持ちでいっぱいです…
19投稿日: 2026.06.16
powered by ブクログおなじ原田マハさんの『リボルバー』を以前読んだ。モチーフであるゴッホが共通しているため、本作を読み、頭の中で思い描く場面や風景が、より立体的になったように感じる。 ただ、本作の主役は、ゴッホを支えた弟のテオであり、その友人の重吉、その上司である林忠正である。 重吉は架空の人物とのこと。本作では、テオの親しい友となり、ゴッホ含む兄弟と忠正をつなぐ、重要な人物であり、語り手でもある。テオが語り手となる部分もあったが、日本人で、かつ、よりふつうの人に近い彼の目線だったからこそ、この物語に入っていきやすかったように思う。林忠正、テオ、ゴッホの交流が本当にあったのかわからないが、本当であればいいな、と思う。ゴッホの苦悩も深いものだが、テオのひたむきな献身さは、胸が苦しいほどだった。彼を引き上げるような、忠正のような存在が実際にもいたならばよいな、と思う。 それにしても、日本人としてこの時代に、異国の地フランスで、事業を始め、成功を収めた林忠正がカッコいい。全く存じ上げなかったが、彼についてももう少し調べてみたい。
2投稿日: 2026.06.14
powered by ブクログとてもよかった…。 ゴッホ展〜家族がつないだ画家の夢〜に行く前に読みたかった。手元に置いておきたい1冊。
1投稿日: 2026.06.11
powered by ブクログどこまでが史実でどこからがフィクションなのかわからないまま読み終えた。ラストの展開は知っての通りで壮絶。だけどゴッホや弟のテオと、日本人の林忠正(と架空の登場人物の加納重吉)にそんな交流があったのかもな、あったとしたら面白いなと思った。 史料がない以上、歴史家は論を立てるのが難しいし、わずかな史料から点と点を繋げて歴史を作り上げるのもまた歴史家。 史料がないのを逆手にとってこれだけのフィクションを作る原田マハさんはすごい。解説を読んだからこその感想だけど。
3投稿日: 2026.06.07
powered by ブクログ原田マハさんの作品は、私にとって感情移入させられる小説家の一人。 この作品は、登場人物の感情が、フィンセントの作品と相まって、キラキラとたゆたえども沈まないように描かれているように感じた。 本当に出会えてよかった作品。 今のところ、人生のベスト5に入る!! ありがとうございました。
2投稿日: 2026.06.06
powered by ブクログみんな人間で、間違いとされることを避けられない生き物だと思った テオに感情移入した ここで林忠正を知ったので、その後の美術館巡りが楽しい
1投稿日: 2026.06.04
powered by ブクログどれだけゴッホに傾倒すればこんな話が書けるようになるんや... ムッシュ・アヤシが折り鶴開いて行き先示すところオシャレすぎて忘れられへん
2投稿日: 2026.06.03
powered by ブクログフィクションと事実があまりにもうまく織り込まれており、何が本当で何が作り話なのか分からなくなってしまった。 でもこんな葛藤やいろんな人との関わりの中でゴッホは絵を描き、テオが支え、ヨーが広めてくれたのではないかと思った。 実際にゴッホの絵を見てみたいし、フランスに行ってみたい。
2投稿日: 2026.06.03
powered by ブクログ画商として明治初期にフランスパリでゴッホを見出した日本人がいたことを誇らしく感じた。 鋭い感性を持った林忠正とゴッホ。 共に生涯を孤高の人として生きた2人に、本のタイトルが改めて心に沁みた。
1投稿日: 2026.06.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初•原田マハ小説。 なかなかのボリュームでしたが、最後の3分の1は一気読みしてしまいました。 リボルバーなるほど アーモンドの木の枝のシーン美しい 星月夜のお披露目シーン鳥肌
4投稿日: 2026.05.31
powered by ブクログ面白かった〜。史実とフィクションを織りまぜ魅力的な小説になっています。ゴッホ兄弟の絆の深さゆえの苦しみが切なく胸に刺さってきました。
2投稿日: 2026.05.30
powered by ブクログ壮大な日本人画商林忠正とゴッホ、テオドルスとの物語。 途中、ちがう本を読みつつだったので、読み切るのに1ヶ月… 読むたび、1800年代のフランスの地に自分も立っていた。
4投稿日: 2026.05.30
powered by ブクログ読みやすい。芸術に生きることの尊さと辛さ。全ての創作に生きる人に幸あれ。この流れで「リボルバー」も読みます。
1投稿日: 2026.05.29
powered by ブクログすごく感動した。 ゴッホ自身の絵は知っていたけど、兄弟のストーリーや林忠正、フィクションの人物、加納重吉のおしなす関係性がとてもよかった。 たゆたえずとも沈まずのタイトルも響きました。
1投稿日: 2026.05.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
原田マハさんの小説は、読み手を物語の世界へ引き込む力がとにかくすごい。一句一句の情景が鮮明に浮かび、まるで自分も19世紀のパリにいるかのような感覚になり、夢中になって読み進めた。 この作品の特に面白い点は、実在する人物を題材にしながらも、現実では交わっていない人物同士の“余白”を物語として描いているところだと思う。史実に基づいているようで完全なノンフィクションでもなく、かといってただのフィクションとも違う。その曖昧な境界線が、この作品ならではの魅力になっていた。 私はこれまでゴッホについて、「生きている間に評価されずに亡くなってしまった画家」という程度の知識しか持っていなかったが、この作品を読んで、彼が想像以上に激動の人生を送っていたことを知った。美しいパリの風景描写とは対照的に、ゴッホが抱えていた絵への危ういほどの情熱や、強烈な孤独感が強く印象に残った。その対比があまりにも鮮烈で、読後もしばらく心に残り続けた。 この作品を読んだことで、これからゴッホの絵を見たときには、その絵が描かれた背景や、彼自身の苦悩や情熱を想像しながら向き合えるようになったと思う。自分の新しい扉が、この本によって開かれた気がする。
1投稿日: 2026.05.28
powered by ブクログ2026/32 ──いちばん描きたいものを、私は、永遠に描くことができません。 「絵画」というものに本気で向き合ってる4人のお話 1つの絵画の作品で、こんなに情景が思い浮かびやすいお話をかける原田マハには本当に感銘を受けます……流石キュレーター! C’était très bien !
33投稿日: 2026.05.27
powered by ブクログゴッホ兄弟の深い繋がりを感じるストーリー。 お互いを思うがゆえに、悩み深くなってしまう兄弟。それをとりまく思いやり深い人たち。にもかかわらず、悲しい結末となってしまう。 後世ゴッホが世界的有名な画家になることは、わかって読んでいても、 なんだか、悲しいなぁと感じました。 実在する人物と架空の人物を巧みにおりまぜながら展開していき、物語に自然に引き込まれます。 当時の印象派の画家たちの様子やヨーロッパでの浮世絵への興味などを知ることができたのもよかった。
5投稿日: 2026.05.27
powered by ブクログ原田マハさんのゴッホのあしあと、を読んでいたのて楽しみにしてました。史実を元にしたフィクション。ゴッホ兄弟の生涯切ない。この時期にフランスで浮世絵を広げたい林忠政、逞しい。こういう堂々とした日本人でありたい。今まで見たゴッホの絵も、また違った感じ方で更に楽しめそうです。
14投稿日: 2026.05.26
powered by ブクログこういう史実を元にした作品は読んだことなかったけれどおもしろかった。ゴッホ兄弟のことも林忠正のことももっと深く知りたいと思った。
1投稿日: 2026.05.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
たゆたえども沈まず。読み終わった後に、このタイトルがぴったりだな、と。 原田マハのひまわりも本当にいい作品で、ゴッホをより知りたくなるものだったけど今回もかなり!良い。ゴッホ展に向けて読了。 フィンセントとテオ。芸術家って孤独で、苦悩でたくさんで、当時には気づいて貰えなくて。過去にどれくらいフィンセントたちがつらい思いをしたのか、認められたかったのか、今ゴッホ展という名前を受けて全国、全世界を彼の作品が飛び回ってることが信じられないくらいに。もっとはやく気づければ、彼らはもっとたくさんの作品を残してくれたかもしれないのにな、でも終わりがある焦燥感がより良い作品にしてくれてるのかもしれないから一概にそうは言えないけど。難しい! ゴッホ展行ったら、この小説のこと思い出して、泣いてしまうかもしれないな
1投稿日: 2026.05.21
powered by ブクログフィンセント・フォン・ゴッホとゴッホを支え続けた弟のテオドール、そして日本から飛び出してフランスのパリで美術商をしていた林忠正、加納重吉の交流を描いた作品。 ゴッホとテオの関係は共依存しすぎていて、読んでいて胸が痛くなってしまう。テオは兄に疲れ、ゴーギャンを自分の代わりにあてがい、ゴッホの重みに耐えかねてゴーギャンが逃げてしまうと、テオも逃げるように妻を娶って家庭を持った。ゴッホは自分の重みに耐えかねて死んでしまう。 なんとか兄弟は死期を遅めていただけに過ぎなかったのだろうと思う。ゴッホが売れさえしていれば。しかしゴッホは早すぎた天才だったから全てが仕方ないのだ。
32投稿日: 2026.05.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
友人にプレゼントされたので読んでみた。 読みこなすのが大変だった。何せ10年以上ぶりに読む文庫本なのだ。 フランスの地名や文化出てくる画家作品をチャッピーに尋ねながら読み進めると情景やなぜそのワード選びになったのか理解が深まって面白い。 読書というのはロマンだね。 現代のSNS時代において情報というものは素早く短く消費されるものなのに読書はアクセスするまでに物凄く時間がかかる。 ページをめくり、未知の情報に相対すれば想像したり連想したり、描けなければ調べたりそうして読み進めるのは楽しかった。 この本自体はゴッホ&テオの兄弟との夢小説って感じ。題材もいい、企画は強い、構図もおいしい。 東京美術館のゴッホ展 家族が繋いだ画家の夢を見た後に読んでしまったので、終盤の日本人のキャラクターたちが兄弟に大事な影響を与えるシーンが寒く感じてしまって…。 とはいえ、モネ展で林忠正のお面を見た時に興奮出来たので美術の楽しみ方が広がってよかった。 次は夜のカフェテラスが来るらしいから行って、また楽しもうと思う。
1投稿日: 2026.05.13
powered by ブクログゴッホ展に備えて。 権威主義のフランス美術界に対し、浮世絵や印象派の存在が少しずつ風穴を開けていく19世紀終盤。 パリにて日本美術の画廊を運営する林忠正がゴッホの才能を見込み、要所要所でさりげなく手助けしていく。フィクションも含んでいるけど、林忠正の商才には惚れ惚れした。感情的なゴッホと冷静沈着な林は対照的だけど、新しいことを成し遂げるための孤独感を両者とも抱えていて、深いところで繋がっている雰囲気が良かった。 ゴッホだけでなく弟のテオも短命だったとは知らず。存命中に認められる人とそうではない人がいるのがいつも歯痒くなる。
1投稿日: 2026.05.12
powered by ブクログ史実とフィクションをうまく織り交ぜながら、「当時こんなやり取りがあったのだろうか」と思いを馳せるロマンある小説だった。 (こんな言葉でまとめてしまっていいのかわからないが)ことごとく不器用なフィンセントと、そんな兄に時折複雑な感情を抱きながらも献身的に支え続けたテオ。 死に時まで同時期というあまりにも強く結びついたゴッホ兄弟の絆。 また本書ではあまり触れられていないが、テオの妻ヨーと息子のフィンセント・ウィレムの尽力もあってフィンセントは世界的に認められる画家となった。 林忠正という人物は本書で初めて知った(重吉は架空の人物)。 当初は浮世絵の価値を認めていなかった日本人から、後になって国の宝を国外に流出させた「国賊」呼ばわりされるようになるなど不条理な批判も受けていたようだ。 ただ彼が浮世絵の世界的な価値向上に多大な貢献をした人物であることは間違いない。 もっと彼の功績は日本人に知られてもいいと思う。
1投稿日: 2026.05.10
powered by ブクログ個人的に絵のことは詳しくないので、名前と作品をいくつか知ってる程度のゴッホでしたが、妄想でもストーリーを知るとすごく愛着が湧きました。 人はなぜ作者が死なないとその作品の価値を感じれないのか、人がいいと思ったものしかいいと思えないのか。すごく皮肉にも感じました。 テオとフィンセントが天国で誇らしげな顔していることを願います。
3投稿日: 2026.05.10
powered by ブクログ言葉にできない「何か」があるとわかるけど、社会的に認められないと売れない。もどかしい。 読むとなんだか博識になれた気分。
1投稿日: 2026.05.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
マハさんもっと早く読めばよかったよおお ゴッホの絵は何度か見たことあるけどさ この本を読んだ上で鑑賞したら エモさ倍増だろ。 なかなか悲しい運命の兄弟だなぁ。 すっかり泣いてしまいました。 その後世界で最も評価される画家になろうとは。生きてるうちに体感して欲しかったものだ。 しかしながら、そうじゃないからこそゴッホの絵は魅力的なのかもしれぬ。 タンギー爺さんいいやつすぎる タンギーじいの絵を見たいなり。
1投稿日: 2026.05.02
powered by ブクログ何年も前に買っていたけどずっと積読状態だった一冊。 福島で開催された大ゴッホ展に行ったのをきっかけにまた開いてみた。 そこからは一気読み。 この本を読んだ状態でゴッホ展を見たかったと思う。 生前は鳴かず飛ばずで何かと不安定なゴッホ(フィンセント)。 フィンセントを生涯支えたのは弟のテオ。 フィンセントの絵を世に知らしめたのはテオの妻ヨー。 その程度の知識だったけど、人物と時代の関係のディティールが一気に更新できた。 強く結びつきつつもどこか不安定なゴッホ兄弟を、強烈なカリスマ性で導いた林忠正と、情緒的に支え続けた加納重吉。 綿密に取材された史実のほんの少しの行間をそっとフィクションで満たして、時代に翻弄され続けたゴッホ兄弟を支えたい、この二人の苦悩に手を差し伸べたい、少しでもあたたかな安らぎを感じてほしい。そんな願いがこもった作品だと思った。 大ゴッホ展は盛況で間もなく東京会場も幕開け。来年以降の開催も決まっている。 原田さんのゴッホ関連の他作品を読んで、また会場を訪れたいと思う。
1投稿日: 2026.04.29
powered by ブクログ史実とフィクションが織り混ざった小説で、巻末の解説がなければどこまでが真実か分からないなあと感じた。 小説としてはゴッホ兄弟と林忠正・重吉の双方にスポットライトをあてていることでどちらについて書きたかったのかがいまいち掴みきれなかった。
1投稿日: 2026.04.26
powered by ブクログ初めてこういう作品を読んだ。この本はおばあちゃんの遺品から貰ったもの。 美しい描写と、ゴッホの生き様が不協和音を生み出してる感覚… 美術館とか行ったことなかったけど、絵をみる、感じることの素敵さをこの本で学んだ気がする。 それにしても、たゆたえども沈まずって素敵な言葉だな。 おばあちゃんはこの本を読んで何を思ったのかな〜。私ももう少し歳を重ねてからも読んでみたい。
2投稿日: 2026.04.16
powered by ブクログゴッホ、テオに林、同時代のパリにいた絵描きと画商、彼らは果たして出会っていたのか?ゴッホとテオの苦悩を中心に印象派と浮世絵によって押し出され、吐き出された絵の数々。 まだ売れてない、売れる前のゴッホの命の叫び、それを支える弟の現実との端境での苦悩を原田先生は鮮やかな文で描き出していると感じた。 素直に面白いと言える作品だった 銃が出てきたということは必ず発射されるということ。1Q84にも書かれた法則に感動した これからパリに旅立つ。ロダン美術館のタンギー親父を見れますように
2投稿日: 2026.04.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
世界のすべてに背を向けられ、拒絶され、それでも世界のすべてが味方で、セーヌにつながっている Bon. 結構。
2投稿日: 2026.04.12
powered by ブクログ重吉、忠正、テオ、フィンセント、タンギ叔父さん登場人物全ての人柄に惹かれ、特別大きな起承転結があるわけではないのに、ページを捲る手が止まらなかった。 フィンセントとテオの想い思われる関係。2人の努力、苦しさが何とか報われて欲しいと中盤以降は思わずにはいられなかった。ゴッホの作品が評価されたのは、亡くなった後だと知っているのに。。 評価されなくても、描き続けた強さは、本当にかっこいい。
2投稿日: 2026.04.07
powered by ブクログ以前からフィンセントとテオの関係性が好きで尊いと思っていたたけれど表面的な美しい部分しか見ていなくて、この本を通して深い...苦しい部分まで見ることができてより2人に対する想いが強くなった。(フィクションであることは承知の上で、でも2人の関係はこれが本当だったんだろうなと感じる部分もあり) それだけに最後の方は涙が溢れて止まらなかった。 この本と同時に「ゴッホのプロヴァンス便り」を読み進めていたのがまたとても良かった。
4投稿日: 2026.04.03
powered by ブクログ最後になるにつれて止まらない止まらない。物語の書き方であったり、立場の違う2人からの視点を交互に読んでいく感じ。この時のもう1人の視点はどうなのかっていうのが常に気になって止まらなかった。本当に切ない終わり方で、人生の儚さをゴッホを通して改めて感じさせてくれた。この後にゴッホ展にいったから、理解度が高まってよりいろんな視点で作品を見ることができた。家族、友人、それぞれとても偉大だ。
2投稿日: 2026.03.30
powered by ブクログ来月、ゴッホ展へ行くのでその予習。 時折出てくる絵画をネットでググって、あ、これか!と、なるのが面白かった。 大まかなゴッホの人生、は知ったつもりでいたが、こうやって具体的に読むと、また違う。 ゴッホ展が楽しみだ。
1投稿日: 2026.03.28
powered by ブクログだから、あなたは舟になって、嵐が過ぎるのを待てばいい。たゆたえども、決して沈まずに。 タイトルに一目惚れして買った。涙が止まらない。
1投稿日: 2026.03.26
