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たゆたえども沈まず
たゆたえども沈まず
原田マハ/幻冬舎
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総合評価

914件)
4.3
381
360
110
11
4
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    ゴッホ兄弟と日本人画商2人 まったく無知でしたから、ゴッホがこんなにも日本に陶酔していたとは知りませんでした。 兄弟の絆、友人との絆に涙しました。

    4
    投稿日: 2023.05.02
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    フィンセント・ファン・ゴッホとその弟テオ、日本人画商の林忠正と加納重吉4人の物語。 美術の知識がなく、ゴッホの37年の壮絶な生涯のことや、日本の浮世絵に影響を受けていたことなども初めて知ることができた。 タンギー爺さんの肖像画の背景とか(((o(*゚▽゚*)o))) ゴッホを献身的に支えていた弟テオの存在も...( ; ; ) ゴッホが自殺したときにつかったリボルバーのところもあれは史実なのかな(TT) 日本美術画商の林忠正さんは実在した人で、重吉は架空人物!?やっぱり原田マハさん凄すぎる(笑) 悲しいところもたくさんあったけど、知らないことを知れたしゴッホ作品も見たくなった。 あと”たゆたえども沈まず”の意味がわかったときはいい言葉やなって思った。 わたしも荒波がたったときにはたゆたうけど沈まない小舟になろう。 このリボルバーはあのリボルバー作品にも繋がっているのかな。読んでみよう

    10
    投稿日: 2023.04.30
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    ゴッホとその弟、そして日本人の画商。それぞれの関わり合いを通してゴッホの人生を追いかける、そんな感じのお話。 小説の中で出てくる絵画を調べながら読むのが楽しくて、美術館に行きたくなった。 何よりストーリーも温かくて、正に芸術作品でした。

    3
    投稿日: 2023.04.29
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    本作品を読む前に「ゴッホのあしあと」を先に読了していました。本来は「たゆたえど沈まず」を読んだ後に読むべきでしたが、時すでに遅し。ただ、本作を書かれるに際し、原田さんがゴッホに対する敬愛の念を込めて膨大な資料調査・現地取材等の努力をされていたことが先に読んだ本でわかっていました。そして林忠正とその偉業についても知ることが出来ました(私は林忠正の存在すら知らなかった)。 キュレーターとしての経験を遺憾無く発揮して綿密な取材や資料分析を行っておられたのですね。とはいっても、私には美術的な専門知識も素養もなく、印象派やゴッホ、更に浮世絵に至っても深い知識はありませんでした。(そもそもキュレーターと言う言葉、職種があるというのは、以前原田さんの経歴をみて、ネットで調べて認識したような次第)。「ゴッホのあしあと」は、むしろ私のようなゴッホ(印象派)初心者は先に読んでおいて良かったのかもしれません。 本書を読んで、ボンヤリと日本の幕末と重ねてしか認識できていなかったエッフェル塔が建設された当時のパリ、その周りのフランス国内各都市の様子。日本の浮世絵がパリを中心とした西欧で評価され社会に広まりだした背景や、印象派が徐々に認められていく過程。そういった大きな時代の流れを、主にゴッホ兄弟と日本人画商の林忠正たちという4人の登場人物たちの錯綜する人生を緻密なストーリーとして読むことで、唸るような時代の流れとして認識できました。 そして、私が普段「ゴッホ」と認識している「フィンセント」の人物像や私でも知っている彼の作品群が描かれた背景が、原田さんのストーリーを通して、私なりに鮮明に生々しく再構成できました。粗末な衣服で、アルコール臭を漂わせ赤い無精ひげを生やした痩せっぽちの皺だらけの中年男。そして見かけや匂いだけでも分かるのだけれど、その心の中・精神が「薄いガラスが今にも割れそうな状況」にあって、喜怒哀楽が激しく、ほぼ自己認識を失っていた。そういったフィンセントの人物像が生々しく感じられ、酒臭い男が今にもこちらへ歩いてきそうな気がする。 原田さんの筆致により、現実に存在している印象派を中心とした画家の名前や代表作、浮世絵との関係などを作品の中に散りばめつつ、人間関係を錯綜させながらストーリーは進行し、フィンセントの絵が生み出されていく過程が日本人画商たちを語り部として上手く使いながら、哀しく演出されていく(私にもう少し印象派の作者や絵、浮世絵に対する知識があれば、もっと鮮やかな読後感が得られたかもしれません)。 しかし、ゴッホ兄弟は作品が評価されることも知らずに、それぞれ時を違えて不幸な亡くなり方をしてしまう。私は兄のフィンセントの死については知識として知っていましたが、弟のテオの死については初めて知りました。 何とも言えない読後感。重くて悲しい。しかし、印象派や浮世絵といった様々な絵が頭の中で交錯し、何だかアルコール臭が漂ってくるような。身体は東京近郊の街にいるのだけれど、頭の中は時空を超えて明治の初期の日本。そして同時代のフランス、エッフェル塔が出来た頃のパリから抜け出せず、ボーッとした状態でまさしく漂っている感じでした。 作品のどこまでが事実で、どこからが創作なのか?専門知識のない私は判断のしようもありません。ただ、このような読後感は久しぶりのような気がします。原田さんの豊富な知識と綿密な分析、そしてストーリーに打ちのめされました。 パリを表象する「たゆたえども沈まず」。いい言葉だと思います。

    22
    投稿日: 2023.04.27
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    今を生きるとは、「矛盾に向かう姿勢」のことを言うのではないかと考えている時に読んだ本。 だから、作者と登場人物の生き様と矛盾に着目せずとも気にしながら読んだ。 優しさとどこか冷徹さを持った林、 純粋にでも今ここにいない時もある加納、 兄を想い自分を想いその両方に苦しむテオドルス、 順調に見えた人生が終わり日本画に影響を受けるも一人では生きられないフィンセント。 彼ら4人が絵を通して語り合う物語。 舞台は19世紀末のフランス、パリ。 日本から来た浮世絵に影響されるフランスの画家たち。そして現れる印象派。 その次の変革としてのフィンセント。 常に矛盾を抱き、その圧に押しつぶされる姿も、なんとか抜け出る姿も描かれていた。 言葉だけなのに、絵と表情と情景が浮かぶ。 読むというより観る素晴らしい小説だった。

    4
    投稿日: 2023.04.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前回「生きるぼくら」で辛口レビューを書いた私に、それでは原田マハさんの魅力は伝わらないとコメントをくださった方がいた。その方に何作品かオススメしていただいたので、その中からタイトルが好きな本書を選んでみた。 いや~、本当におっしゃる通りだった。これまで読んだ「旅屋おかえり」と「生きるぼくら」は私にはハマらなかっただけなんだろうけど、今回はすごく物語に引き込まれ、一気に読んでしまった。(終盤、涙が・・・。職場でお昼休みに読んだのは失敗でした。) 重吉、林、テオ、そしてフィンセント。彼らの人となりがよくわかる描写がたくさんで、これまで感じていたセリフの一人歩きや、物語の進行にあまりついていけない感じが、なかった。 実在の人物をフィクションで描かれると、ついつい史実と思い込んでしまいそうでその点注意は必要だけど、事実を全く無視したフィクションというわけでもないので、その時代や、その人物に思いを馳せることのできる、充実した読書だった。あまりにも有名なゴッホを題材としているからこそ、美術に明るくない私でも、「いや、それはないでしょ」と思ってしまうところがあるものの、原田マハさんのキュレーターとしての豊富な知識という裏付けがあるからこそなのか、妙にリアルなところもあり、その、フィクションとリアリティ溢れる感じとのバランスが絶妙で、物語の世界に没入してしまう。 今や印象派といえば、巨匠ぞろいというイメージだけれど、印象派がまだ広くは認められていない時代の、芸術家や彼らをサポートするテオのような人々の熱い思いがびしびしと伝わってきて、そんな熱気がムンムンと溢れているパリをすぐそこに感じられるようだった。 そして、そんなパリに受け入れられないとわかり、アルルへ向かうフィンセント・・・。自分の「日本」をアルルで探す、というのは建前で、パリがフィンセントを拒否した・・・。ここのところ、なぜかすごくわかる気がして、切なかった。 フィンセントは悲劇へと向かっていってしまうのだけども、テオのフィンセントへの複雑だけれど、深い愛情と信頼、そして自信(フィンセントの絵はすごい!という)、それから重吉とテオの友情が丁寧に描かれる全体の流れは、決して悲劇的ではなく、現代には感じられない時代を切り拓いていくようなガムシャラに突っ走っていく疾走感があり、先述した熱気とともに、なんだかとても羨ましい思いがした。 美術にはとても疎くて、リビングにモネとシスレーのポストカード大の絵を飾っているくらいなのだけれど、ゴッホの絵のポストカードも飾りたくなった。ゴッホの作品の中では「夜のカフェテラス」や「ローヌ川の星月夜」がわかりやすくて好きだったけど、本書を読んで、糸杉がメインの作品もいいな、なんて思ったり。 読後、昔買った印象派を特集した雑誌を引っ張り出してみた。(単純)

    52
    投稿日: 2023.04.24
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    ゴッホの生涯を近くで見ているようでした。ゴッホ展を見に行く前人気読んだのでより背景がわかってよかった。(フィクションだとしても)

    4
    投稿日: 2023.04.23
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    偉大なる作家ゴッホの真実。 オランダからパリにやってきたものの、生きている間には絵が評価されることもなく37歳という若さでこの世を去った兄。 その兄を献身的に支え続けたが兄の死後、僅か半年で兄を追うように33歳で亡くなった分身のような弟。 どんどん先を読み進めたくなる。そしてゴッホの絵をあらためて観たくなる。 今から20年前に、ゴッホが過ごしたアルルを訪問したとき、偶然にも夜のカフェテラスのモデルになった店の前のホテルに宿泊したことがあり何とも懐かしくなった。

    6
    投稿日: 2023.04.22
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    友人から勧められたので。 史実を知ってる身からすると「んなわけあるかーい!」とずっこけてしまうような展開が続くが、これもフィクションならではの大胆さ。楽しく読めた。

    3
    投稿日: 2023.04.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一般的にはフィンセントの方が注目されがちのところ、この小説はその兄を支えるテオのために 原田マハが「加納重吉」という人物を、テオを支える親友として与えるための小説なのではないかと、私は思いました。 実際には加納重吉という人物は存在しておらず、 実在する林忠正はゴッホ兄弟と知り合いだったかどうかも定かではないらしい。 ただ、同時期にフランス・パリに居たのでお互い名前くらいは知っていたのかも知れない。 私はこの小説に合わせてゴッホと広重の画集を買い、兵庫県立美術館で開催されている「ゴッホ・アライブ」にも行ってきました。 学生の頃に学んだはずのゴッホについて、 大人になった今になってこんなにも積極的に知ろうと思えたのは フィクションではあるけれど、確実に原田マハさんのおかげです。 「リボルバー」も積読してあるので 是非読みたいと思います。 最高に大好きな小説となりました。 またいつか再読したいと思います。

    2
    投稿日: 2023.04.20
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    ゴッホ兄弟とふたりの日本人。 現実と創造の交錯がリアル。 現実では哀しく切なく苦しく、 創造がその哀しさや切なさを理解しようと、 そしてなんとか苦しみから救おうとしている。 読みながらツラくもなったが、 またゴッホの絵を見に行きたくなった。

    5
    投稿日: 2023.04.18
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    「リボルバー」「ジヴェルニーの食卓」の後で読んだので、ファン・ゴッホ兄弟、タンギーの父っつぁん、ゴーギャン、モネなどの人々との再会を喜びつつ、林忠正と加納重吉のパリとの闘いには手に汗を握りました。凄い時代に凄い街で凄いものたちが生まれたドラマに打たれます。

    3
    投稿日: 2023.04.18
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    美術には詳しくない。 ゴッホはひまわりと自画像くらいしか知らない。 本作を読んで彼の作品、現物、を観たくなった。

    3
    投稿日: 2023.04.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    フィンセントの星月夜。 絵自体有名で見たことがあったけど、この本を読んでから見たら全く別物に見える。糸杉が孤高の画家そのもの。唸る空はセーヌ川。そんな捉え方に持って行くなんて。 しかもそれが、『たゆたえども沈まず』だなんて。 テオとフィンセントの繋がりにも涙。リボルバーの回収がまさかそんなとこでくるとは。切なすぎる。でも、とても、綺麗な物語。 この本の中には、確かにテオが、フィンセントが生きた時間があった。 フィクションとノンフィクションの狭間にある人の一生をこんなにも魅力的に描ける原田マハさんの本が改めて好きだなと思いました。

    10
    投稿日: 2023.04.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    美術に関して、今まで興味もなく 何となく難しそうというイメージだった。 書店で気になってたのもあるが、藤原しおりさんがYoutubeで紹介していて、読んでみようと手に取った。 ゴッホ兄弟について知っていく度に、もどかしさが募った。自分にも兄がいるので、テオの感情に少し共感するところもあって、幸せになって欲しいのに、不器用な生き方しかできない兄に対して、イライラしてしまうというか。 あぁ、もう!!どうしてそうなるんだ!自分を変えて、柔軟に対処すればいいのに!!みたいな。 そんな選択しか出来ず、大切な人の負担になってるのは分かってるのに、自分じゃどうしようもなくて、こういう生き方しか出来ないっていうのは、とてもとても辛いだろうなぁ。 結局、本当のわがままにもなれない、気持ちも共感する。 愛のある方が多くて、曇り空がずっと漂ってる感じがした。読後の星月夜の見方が変わった。どこからがフィクションなのか気になるところ。美術館も勇気を出して行ってみようかな。

    2
    投稿日: 2023.04.09
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    とても心に響いた。史実をもとにしたフィクション。ゴッホ兄弟の苦悩が、読む側にも伝わってくる。十数年前にゴッホ展を観に行ったことがある。保険会社が落札した常設展示のひまわりも観に行った。その頃、ゴッホの背景をあまり知らないままの鑑賞だったが、どことなく物悲しさを感じたのは苦悩の現れがあったからだろうか。 ゴッホは天才だ。そしてそれを支えた弟テオも偉大だ。浮世絵が影響を与えたことは見聞きしていたが、この小説を読んでその流れを知ることができた。林忠正という人物にも興味がわいた。参考文献に並ぶ本も読んでみたい。

    14
    投稿日: 2023.04.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・花の都パリを中心に、ゴッホ、テオ、忠正、重吉という4人が、自分の信じた新しい芸術を世に広めるために決して諦めることなく奮闘する熱いストーリーだった。それはもちろんだが、私は彼らに負けないくらいの原田マハ自身の熱い想いをこの作品から感じとった。”あの頃のパリには、こんなにも芸術に命をかけて挑戦し続けた男たちがいたのを知ってくれ!”という、原田マハ自身の熱い想い。それがリアリティすら感じるこの創作に表れていると思った。 原田マハ自身のゴッホ愛と創作熱がなければ生まれなかった作品。こういった形でゴッホの生き様を知ることができて、私は幸せです。早速ゴッホの絵を買いました。 ・ゴッホが人気の画家となった理由は彼の絵の素晴らしさはもちろんあると思うが、彼の狂気と孤高の人生であったり、弟のテオとの関係に惹かれている人が多いのが人気の理由だと思う。ゴッホは一人で画家となったのではなく、半身であるテオがいなければ画家になれなかった。ゴッホとテオは一心同体、二人で一人の画家なのだ。ゴッホが自ら命を絶った後、それを追うようにテオも33という若さで旅立ってしまうなんて……なんて運命なんだろう。きっと天国でいつまでも二人で絵を描き続けているのでしょうね。

    7
    投稿日: 2023.03.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日本とフランスのコラボな作品。作中、日本のことが美化されていて愛国的というか誇らしげな気持ちになる。原田マハさんの本は3冊目になるが、大体仕事のできる野心家男が出てきて話が展開されていくイメージ。それが今回林忠正。芯が通っててかっこいい。反面ゴッホの兄弟は繊細さと孤独さを纏っていて、そのターンになると展開もスローペースに感じられる。このタイトルは周りに受け入れられなくても何度も果敢に挑み続ける登場人物たちの姿をも想起させる。ゴッホだからと、ある程度のオチは読めるものと分かってはいても。泣けた。

    2
    投稿日: 2023.03.27
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    林忠正やテオドルスは実際に存在していた人物であって、小説である以上もちろん脚色されてるのは分かるけれど、本当にこの小説に描かれていたお話が実在したのであれば素敵だなーってほっこりする。 滔々と、とか清澄なとか、使われている言葉がとても綺麗で、ものすごく本の世界がクリアに感じる。フランスには行ったことすらないが、セーヌ川の流れる様が目に浮かぶほどとてもリアルに感じられた。 たゆたえども沈まず。好きな言葉だ。

    7
    投稿日: 2023.03.25
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    支えようとしても苦しむ、離れようとしても苦しむ…魂のかたわれのような存在、テオの苦悩もそうだし、何より1番心に血を流してるだろう兄のフィンセント(後に超有名になる画家の方のゴッホ)の痛みが苦しかった。合間にはさまる画商の弟子重吉の素朴な優しさが救いだった。 Fluctuat nec mergitur. たゆたえども沈まず。 セーヌの洪水とともに続いてきたパリ。花の都として、人々を惹き付けるのは力強い生命力があるからかもしれない。 兄弟の最期は悲運なものかもしれない。でも、1番力強く生きてきたように見えた。 数々の芸術家たちが生きてきたパリに、行ってみたいではないか。

    4
    投稿日: 2023.03.25
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    久しぶりにがっつり読んだなぁ。 表紙でわかるけど、ゴッホがメインなお話でした。ゴッホの絵はすごく好きなのに、本人の知識浅すぎて朧げにしか知らなかったから、フィックション混じりとはいえ、色々学びが多かった。ゴッホといいつつ、メインはゴッホを支えた弟のテオと、日本画画商の2人っていうのが、ゴッホを側面から知れて面白かったなぁ。売れない画家の兄の才能を、誰より信じていながらも、苦しんで荒れる兄を受け入れてて支えきれない自分に苦しむテオ。 芸術家ってその命があるうちに認められるのって、当時は相当難しかったみたいだから、その家族も苦しんでるのがよくわかる。からこそ、少人数でも声をかけて認めてくれる存在って大きかったんだろうなぁ。 #読了記録 #原田マハ #たゆたえども沈まず

    4
    投稿日: 2023.03.24
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    携帯で、出てくる絵画を検索しながら読んだ。ゴッホの生涯を知り、ゴッホや印象派の絵画を鑑賞しに行きたくなった。

    4
    投稿日: 2023.03.24
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    鮮やかに目に浮かぶ情景や、揺れ動く感情を繊細に綴る心理描写。 いい映画を見終わったような気分。 結末はつらいものだったけれど、結末のさらにその先は、残された人と作品にとって希望あるものになることを願う。 タイトル通り、水害に苦しめられ、たゆたいながらも決して沈まず必ず立ち直る、セーヌに浮かぶシテ島のように。

    5
    投稿日: 2023.03.23
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    一度途中で読むのをやめてしまっていたが、藤田美術館に行き、藤田さんの美術品に対する想いに触れ、再読。 パリでアートに奮闘する日本人画商の2人と、ファンゴッホ兄弟の話。 林忠正の姿勢は現代を生きる私にとっても、とても見習うべきものだった。 また、中学生ぐらいから一才やめていたアートを描き始めようと思わせてくれた作品でもある。 作中でフィンセントが送った生涯はかなり過酷なものであったが、その生涯で抱いた正や負の感情こそが彼の素晴らしい作品に繋がっているんだと感じた。 感情を押し殺すのではなく、何かしらの形で表現していきたい。

    2
    投稿日: 2023.03.21
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    ゴッホの人生を、弟の視点から、日本人画商の視点からみるなんて すごい長い人生を一緒に歩んだかのような感じがした。 パリで存在感を表す、ジャポニズム。 そしてそのジャポニズムに影響を受けるゴッホ。 美術を知らなくても、楽しめるし 少し歴史を知っていればより楽しめる作品だなと思いました。 過去に、西洋画に影響を与えたジャポニズムっていう観点から絵を見たことがあるのだけど、 本当に当時の熱狂ぶりはすごかったみたい。

    4
    投稿日: 2023.03.17
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    原田マハにはまってしまった。この本の美術評を読みながら作品が見たいな。 奇跡を信じる素晴らしさをドラマティックに描いてくれて、どきどきした。 どうにもならないときは小舟となり流されて… 林忠正という人にも興味が湧いた。アルルで出会ったあのこにこの本を薦めようと思う。

    3
    投稿日: 2023.03.17
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    世界的に有名な、ゴッホと献身的に支え続けた弟のテオ、 そして、彼らと交流を深めながら、 パリで日本の文化である浮世絵を広く広めた林忠正とその助手加納重吉たちが 心底絵を愛し、人生をかけて世の中に 広く広めていった熱い物語でした。 私は美術館巡りが好きでよく観に行きますが、 正直ゴッホといえば…という有名な絵しか 知りませんでした。 が、読んでいるうちに彼らが生涯かけて作り上げた作品にとても興味を持ち、また違う目や気持ちで作品を見るきっかけになりました。 彼らの世界にどんどん引き込まれて一気に読んでしまい、読み終わったあともまだ余韻に浸っています。 マハさんの作品はどれも、厚みと余韻が半端なく しっかり心奪われてしまいます。

    19
    投稿日: 2023.03.15
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    フィクションの部分も多いと思うけれど、登場人物の絵画への想いが感じられる物語でした。ゴッホ展には数回観に行ったことがあるし、パリにも行ったことがあるので、色々思い出しながら楽しむことができました。実際経験していることは鮮明に想像できるものですね。これからも絵画を見に行ったり歴史を勉強してみたいなと思えて、知的好奇心を刺激される一冊でした。タイトルがとてもかっこいい。

    3
    投稿日: 2023.03.15
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    ファン•ゴッホ兄弟の特別な結びつきが切なく胸が痛くなりつつも、感動的だった。最後号泣。ゴッホについて全然知らなかったが楽しめた。ゴッホの絵を鑑賞したくなった。

    3
    投稿日: 2023.03.15
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    長く読みかけていた作品だったがようやく読み終わった。 フィクションとノンフィクションの重なりが本当に面白い作品だった。花咲くアーモンドの木の枝のシーンがお気に入り。美術館に行きたい。

    3
    投稿日: 2023.03.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    美術史に関しては無知も無知。恥ずかしながら正直な所、「印象派」がどのような作品を指すのかも分からない。 でも、ゴッホの「星月夜」の絵は好き。 そんな私でも、物語にぐっと惹き込まれた。 パリの街並みや風景の描写が美しく、瑞々しくて、自分もパリの地に立っているような気分になる。 作中に出てくる作品をどんどん調べながら読んだ。もちろんフィクションな部分も多いと思うが(あとがきを読むまで重吉が架空の人物だとは知らなかった!)背景を知った上で観ると作品の印象が変わる。 日本の浮世絵が当時の画家達に影響を与えていたというエピソードはほんのり聞いた事があったけど、ここまでとは。知らなかった事が沢山でとても興味深い。 この歳になって、「勉強してみたい」「調べてみたい」と思える事に出会える幸福さよ。 読了後しばらく、兄弟のあまりにも哀しく壮絶な最期に呆然となってしまった。 美術館に行って、彼の作品を観てみたいと思った。絵画に関してはてんで素人な日本人である私にも、あなたの絵は届いたよ。

    6
    投稿日: 2023.03.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「たゆたえども沈まず」 ずっとタイトルが気になりつつ、大作なのでまだまだ私が手を出すには~なんて思っていただけ、絶賛されていたので、今年はどしどし長編に手を出します!なかの1冊。 美術史なんて全然知らんし、世界史も高校で必修やったから試験前に必死で勉強したものの、入試では日本史を選択したので、ほぼ知識はない!(何の自慢にもならん) てことで、読み進めるにあたり、フランス革命(1789年)以降のフランスの歴史と日本の歴史をざっくり年表にしながら読み進めました。(真面目や・・・) 物語は、日本人である加納重吉がパリにやってきた1886年から始まる。学生時代に知り合った林忠正と呼ばれ、パリの日本画廊で働くのだ。といっても、美術や日本工芸(芸術の価値)にうといので、何度も林に怒鳴られるのだが・・・。林とともにパリで浮世絵を広めていく(売りさばいていく)。 同時期にパリにいたオランダ人の画商テオドルス・ファン・ゴッホ。通称テオ。このテオの視点を通して、パリにおいて日本の浮世絵がどのような影響を与えていたかを知ることができる。 そして、このテオの兄こそが、あの有名なフィンセント・ファン・ゴッホである。 まず、有名なゴッホであるが、そもそも私の知識には、生存中は無名の画家で、死後その才能を認められて、「ひまわり」とか「~の糸杉」とか、ものすごく勢いというか、絵のなかに躍動感が見える作品を描き、若くして自死している。ということぐらいしから知らなかった。そのため、テオが登場したときですら、「誰?」という反応で読み進めた。 読んでいた途中で私が少し体調不良だったこともあり、だらだらなペースでしか読み進められない部分もあったので、もったいないなかったが、ゴッホ(画家の)がどういう風に描き、追い詰められていくのか、ということを知りたくて、ページをめくる手がとまらない!物語だった。 それとともに、浮世絵が欧米に広がり、世界的評価を受け、それが印象派を生み出したあたりが実によく分かり(さすがに「印象派」は知っていた)、もっと美術の世界をのぞいてみたいと思った。 読了後はしばらく、放心状態というほどではなくとも、気持ちが19世紀のパリに残ったままだった。 歴史上、大きく発展した街には必ず大きな川がある。自然の恩恵だけでなく、物流の便により経済発展ももたらすが、一方で川の氾濫にも悩まされる。パリの中心部を流れるセーヌ川は何度も氾濫を繰り返し、そのたびに街は再建される。 「たゆたえども、パリは沈まず」 パリはいかなる苦境に追い込まれようと、たゆたいこそすれ、決して沈まない。セーヌ川の中心に浮かんでいるシテ島のように。 きっと人の人生もそうだろう。 いつか消える命ではあるが、生きているかぎり、どうしようもない苦しみや悲しみが直面するが、「これだけは、やり遂げたい」「このために、どうしても生きたい」という気持ちがあるかぎり、人はそう簡単にはあきらめないだろう。 私の「シテ島」となるのは何だろう、と考えた。 この年になっても、未だにそれを言葉で明確に表現することができないが、確かに自分の心の底にそれは存在する。そう、確信させてくれた小説だった。

    2
    投稿日: 2023.02.28
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    ゴッホに関する知識は"ひまわりを描いた人"くらいの私でしたが、読み進めるうちにいつの間にか身近にゴッホを感じていました。 生前にはこんなにも全く評価されなかったのかと悲しくなり壮絶な兄弟の最期にも涙が出ました。 重吉という架空の人物の目線を通していつのまにか当時のパリにタイムスリップしたような感覚になります。パリもまた行きたいなー

    5
    投稿日: 2023.02.17
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    「美しき愚かものたちのタブロー」を過去に読んでおり、 こちらが類似作品と知って読みました。 前回読んだモネが明るめだったので、なんかゴッホは暗い…。 ゴッホの経歴は知ってるし、人物像や画風も知っているが フィクションに落とし込んでもやっぱり暗い。 面白いというか、相変わらずマハさんの世界観リアル醸し出すなと、どんどんのめり込んでページが進む。 マハさんの美術小説はどれも最高、 でも今回ちょっと私には暗くて…星マイナス1

    5
    投稿日: 2023.02.05
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    とても面白かった。 美術について、またはゴッホについても全く知識がなくても読めることができました。 作品の話の中でどんどん出てくるので、実際に見たくなりネットで検索しながら読み進めました。 ゴッホの生涯と出来上がった作品を美術館で堪能したいと思いました。

    6
    投稿日: 2023.02.04
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    フィクションだけれども、今後ゴッホの作品を目にする時にはこの物語でのゴッホ(フィンセント)の人物像が浮かんでくるのだろうと思うくらい、豊かで素敵な作品…! 原田マハさんは言葉の選び方や表現方法が多岐にわたっているからか(?)悲しいシーンであれ、読んでいてとても心が豊かになっていった! "たゆたえども沈まず"というタイトルとの一貫性も素敵!

    5
    投稿日: 2023.02.02
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    ずっと大切にとってきた本。 ページを開いたら、あっという間でした。 ゴッホと弟のテオ、画商の林忠正、加納重吉。 4人の運命が交錯した、深く強い物語。 ゴッホはどんな気持ちで景色を見つめながら、 絵を描いていたんだろう。 パリにセーヌに、 そして日本にどんな思いを抱いていたんだろう。 とても力強くて、深くて熱いのに、 すごくもろくて繊細なゴッホ。 原田マハさんの作品は、 夜の空気や、風が駆け抜けていく風景、 私でも想像ができて、思いを馳せることができます。 最後は読んでいて涙が止まりませんでした。

    11
    投稿日: 2023.01.31
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    原田さんの本を読んで、芸術分野に興味を持つようになりました。 小説だこらこその、史実と想像を合わせた世界により、ゴッホの人となりが良くわかります。 ゴッホの絵が見たくなります。

    3
    投稿日: 2023.01.30
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    美術の授業で薄い知識があったゴッホという人物。 これがフィクションであることはもちろんわかっている上で、読後は彼に親近感を抱かずにはいられなくなった。いつか必ず美術館で生でゴッホの作品を見たい。

    5
    投稿日: 2023.01.29
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    「リボルバー」を読んで原田マハとゴッホの人柄を好きになり、「たゆたえども沈まず」を読んで、辛く苦しいゴッホの生き方をもっと愛おしく思えた。

    4
    投稿日: 2023.01.29
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    ゴッホの話は映画にもなりましたが、この小説は私の地元の林忠正も登場して話しが広がっていくのでどんどん読み進みました。

    3
    投稿日: 2023.01.23
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    最後の50ページ分が、とても急展開だったので 読了後しばらく放心状態でした。 登場人物が純粋で繊細で愚直すぎるので 切ないですが、清い小説でした。

    3
    投稿日: 2023.01.20
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    原田マハをはじめて読んだ。絵画の描写が豊かでたまには美術館に行こうかと思わせられる。ゴッホがとにかく暗いから(ゴッホだから)、気持は林さんの明治のビジネスマンとしての気概と敏腕ぶりの方に持ってかれた。

    3
    投稿日: 2023.01.19
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    原田マハさんの小説は大好きなのですが、なんせ知識が無さすぎて美術の小説を避けてしまっていました。昔、何にも知らずにゴッホ展に行ったのに、ひまわり有名だよねって知ってるレベル。 それくらい無知な私でも、小説の世界観に入り込めて凄く凄く面白かったです。さすが原田マハさん!ゴッホがあんなに壮絶すぎる人生を送っていたことを初めて知りました。そして自分の半身としか表現出来ないテオという弟がいたのですね。お互いを支え合ってて、素敵な関係でした。最後、ゴッホとテオの気持ちを考えたら泣けた。 小説に出てくる絵や史実を、実際に調べながら読んだのも楽しかった。素敵な絵がたくさんで、世界中の人たちを魅力しているのも納得でした。そして生きてる間は全然売れなくて、亡くなってからこんなに有名になったのも本当にすごい人生だ。まさかの日本でもゴッホの絵が見れるみたいで、ぜひゴッホの人生を少し知れた今、もう一度ちゃんと見たいと思いました。 苦手な分野でも読んでみたら面白いことってあるんだな。好き嫌いせずに色んな小説を読んでみよう!この本は大好きな本になりました。

    34
    投稿日: 2023.01.15
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    ゴッホの作品には暗いエネルギーが溢れており、それに同調して涙が出ることがあった。 この本を読み、理解が深まった。

    3
    投稿日: 2023.01.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    弟テオの愛情や苦悩が切々と伝わってきました。 加納重吉は、実物しない人物とのことですが、彼がいてくれたことが、テオにとってどれだけ救いになったことかと思うと、実在していてほしいと願ってしまうほど。 そして、林忠正の人物像が、とても素敵でした。最初はただの自信家?という感じでしたが、揺るがない芯の強さやパリで暮らすための必死さ、何より厳しさの中にある慈悲深さも伝わってきます。 テオが、独りで絵を描く兄フィンセントのことを思うと、自分の恵まれた環境を後ろめたく重い涙する場面がありました。その時、林忠正はテオに「強くなりなさい」という言葉をかけたことが、印象的でした。上部の優しさだけではなく、フィンセントやテオにとって本当に大切な言葉をかけてくれたのだと思います。 レボルバーを読んでも思いましたが、ゴッホの作品がまた好きになりました。

    2
    投稿日: 2023.01.09
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    ゴッホにいいイメージを持った。 ただ感受性が強い人は沈みやすいとも思った。 弟、、泣 いいやつ説を推す

    4
    投稿日: 2022.12.29
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    原田マハさんの作品が好きで8作目になるが少し読みにくさを感じた。読了までかなり時間がかかったがゴッホに興味が湧いた事と周りの人への感謝の気持ちを大切にしようと思った。特に家族。 絵の世界を知らなくても入り込める小説。

    2
    投稿日: 2022.12.26
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    マハさんの作品2冊目。ゴッホが愛おしくなりました。マハさんの手にかかると、どのアーティストも愛おしくなります。

    3
    投稿日: 2022.12.26
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    ゴッホと弟、そして、日本人画商との交流を描いた小説。 絵画やその作者については、まったく知識がないのですが、すごく楽しく読ませてもらいました。 素人でもゴッホの絵から発せられる情熱みたいなものが少しわかった気がします。 この小説はフィクションではありますが。

    4
    投稿日: 2022.12.18
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    ゴッホが好き だから手に取った本 フィクションとノンフィクションが織り交ぜられていて素敵な作品 テオ視点から読めるのもまた良き 本当にそうだったんじゃないかと錯覚してしまう。

    12
    投稿日: 2022.12.14
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    2022.12.8 読了。 画家ゴッホとその弟・テオ、そしてそのふたりがパリに住んでいた時代に日本からパリに渡り画商をした林忠正に助手を務める加納重吉のアートフィクション小説。 原田マハさんのアート系の作品は芸術方面に明るくない故、それ以外をテーマにした小説ばかり読んでいたが同著者エッセイ「フーテンのマハ」をきっかけに読んでみたが、これが史実ですと言われてしまっても納得してしまいそうな作品だった。「どこまでがフィクション?ここはノンフィクションだったはず…」と読みながら暗中模索してしまった。 マハさんは作品制作時、かなり取材をされるということだったが今回も文庫本の巻末の参考文献リストを見ただけでも頭がクラっとしてしまいそうな努力の上にこの作品が書かれ、更に魅力的な文章と語彙の幅がこの作品の完成度をグッと押し上げていてとても読みごたえがあり、読んでいる時間はどっぷりと有意義な時間を過ごせた。 あ〜!ミュージアム巡りしたい!となる1冊!

    4
    投稿日: 2022.12.08
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    文章との相性が合わないのか、なかなか読み進まなかった。 切ないラスト。 1回読み終わった後、最初を読み返すと「なるほどねぇ」と思います。

    1
    投稿日: 2022.12.03
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    ゴッホと弟のテオ。その周りにいた日本人のお話。 兄弟の絆の強さ、だからこそ生まれる苦悩が描かれています。 はじめて原田さんの長編アート小説を読みましたが、フィクションとは思えないくらい全てがリアルに感じられました。どこまでが本当の話なのか、ゴッホのことをもっと知りたくなります。 フランスにも行きたくなります!

    2
    投稿日: 2022.12.03
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    どれが史実でどこからがフィクションなのか 見終わった後にもっともっと知りたくなる 作中に出てくる絵を実際に見たいと思わしてくれる、無縁だった美術館に足を運ぶ 本を読んだだけなのに今まで知らなかったものに興味が湧いて、新しい世界を知ることができる 原田マハさんの作品はいつも読書の素晴らしさを教えてくれる

    2
    投稿日: 2022.11.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    原田マハさんの美術系小説は真骨頂だなぁ…今作はフィンセント・ファン・ゴッホですがこちらも面白かったです。 ゴッホ兄弟と交流する日本人美術商たち。フィクションみたいですが、ゴッホの絵画に浮世絵が影響を与えたみたいなのからこんな事もあったかも…となるのはちょっと嬉しい。 兄弟は繊細過ぎたんだろうし、時代がまだ理解できない、というのは特に芸術家には辛いだろうな。真近で見ていた画商の弟にも。死後に評価されても。。 「日本人は美術品など、外から評価されて初めてその価値に気付く」みたいなのに頷きました。様々な賞や、視聴率が幅を効かせてるのはこういうところも大きいんだと思う。口コミ過多。 ちょっと違うかもだけれどわたしも、これ面白い…というのは大抵オススメされて知るのであまり自分で探し出せない。ので耳が痛いです。 フィンセントの銃撃の件はいまだに自殺・他殺がハッキリしないみたいだけれど、それでも早すぎて悲しいのには変わりないです。もっと生きてたら、評価されるのももしかしたら生前だったかもしれない、と。 マハさんの絵画を描写する言葉選びも好きです。実物を検索したくなります(本当は実物を鑑賞出来たら良いのだけれどコロナ禍とか健康面で今すぐに!というわけにはいかず……)。

    4
    投稿日: 2022.11.27
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    3.1 天才画家ゴッホの生涯を描く。成功や富につながらなければ、幸せではないのか?と言うことを問う小説。本物は必ず認められる。死後の名声に意味はあるのか。考えさせられる。

    2
    投稿日: 2022.11.19
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    実はゴッホの絵はちょっと苦手でした。 熱情がほとばしる筆の跡、熱量が高過ぎて苦しくなってしまう、圧がすご過ぎてタジタジ・・・ だったんですが、この本を読んで一気に変わりました。 林とシゲが初めて『星月夜』を観るシーンは涙が止まらなかった 詠み終わってからはしばらくボー然としてしまい、他の本が読めないほど。 もう一度読みたい本。

    2
    投稿日: 2022.11.17
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    著者の「リボルバー」に続き、ゴッホを描く作品として二冊目に選びました。美しいパリの情景が目に浮かび、浮世絵への興味をより深めることが出来ました。原田マハさんを通してなら、まだまだ読み進められそう…これから他の作品も読んでみたいと思います。

    1
    投稿日: 2022.11.13
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    精神がガラスのように脆く、不器用であった画家ゴッホが、心優しくも兄と同じように繊細すぎた弟のテオが、実物を見ていたかのように細やかに、丁寧に描かれている。 原田マハさんのアートフィクション作品を読んだのは初めてだが、フィクションとしても、史実を知る作品としても楽しめる物語だった。 読み進めながら登場する作品を調べたり、表紙の「星月夜」を眺めたりすることで更にフィンセント・ファン・ゴッホの魅力を発見することができた。

    3
    投稿日: 2022.11.09
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    パリと画家たち、忠正と重吉、浮世絵とゴッホ、ゴッホ兄弟、テオの人生、その時代のフランスでそれぞれがそれぞれに絡み合い、しかし、あくまでサラリと描かれた爽やかな物語。 癇癪持ちで破天荒なゴッホが早くして亡くなってしまうのは分かるが、テオもまたすぐに逝ってしまうというのは、まるで小説のような話だ。

    2
    投稿日: 2022.11.09
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    19世紀後半のパリ。 "印象派"と呼ばれる画家たちの台頭や、浮世絵を初めとする日本美術に注目が集まり出したことで、 美術界には新しい窓が開かれつつありました。 その時代、パリで日本美術を扱う画商として活躍していたのが、林忠正という日本人です。助手の重吉(原田先生が生み出した架空の人物らしい)とともに、パリのジャポニスムブームを引き起こす大きな役割を担いました。 その頃、同じくパリで名門画家たちの絵を取り扱っていたのが、テオドロス・ファン・ゴッホです。 テオは、日本美術の美しさにひどく惹かれ、林や重吉と親しい関係を築いていくことになります。 そしてテオの兄は、あの有名なフィンセント・ファン・ゴッホです。 テオと同じくゴッホも日本美術の美しさに心酔し、実際、浮世絵の存在はゴッホの作風に強い影響を及ぼしたようです。 この4人のやりとりを中心に物語が進んでいくのですが、 やはりゴッホとテオ、この兄弟の生き様が強く心に残りました。 ゴッホはその独特の感性で、今までに類を見ない絵を描きますが、なかなか広く世間に認知されず、絵も全く売れません。 そのため、生活のほとんどを弟のテオに頼りきりにならざるをえませんでした。 テオは、尊敬している兄の才能を誰よりも信じており、兄の絵こそが美術界に変革をもたらすと確信していました。 しかし、情緒が不安定で気性の激しい兄を受け入れきれず、その罪悪感が重たくのしかかってきます。 ゴッホ自身も、テオに負担をかけていることは承知しつつも、実質的にはテオの援助を受け続けなければ生きていけません。 お互いがお互いを支え合っているはずなのに、一緒にいることで傷つけ合ってしまう二人…。 そんな関係性がひどく切なかったです。 ゴッホが単身でパリからアルルへと旅立った後も、ゴッホは画家仲間と仲違いをしたり衝動的に自傷行為に走ったり…。 最終的には精神的な病に侵されながらも、まさに命の限りひたすらに絵を描き続けたようでした。 ゴッホといえば、うねるようなタッチで絵の具を厚く塗り重ねた色鮮やかな絵が多い印象でしたが、 ゴッホの壮絶な人生を垣間みた今、改めて彼の絵をこの目で見てみたいという気持ちになりました。 本書の表紙の「星月夜」もとても素敵ですよね。 やがて明けゆく空のさなかに立つ糸杉は、孤独な画家の姿、ゴッホ自身を示しているのでしょうか。 心に深く残る素晴らしい作品でした。

    21
    投稿日: 2022.11.03
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    原田マハさんの芸術系、初めて読みました! すごいなー勉強大変だったろうなーと思ったら、美術を学ばれていた方なんですね。納得。 私はあまり詳しくないので、ゴッホやテオ、ほかの画家たちのエピソード、どこまでが史実なのかわからず、読み終えた後に調べました。美術館にも行きたくなる! フィクションと史実をきれいに成立させた物語でした。あまりに綺麗で、終盤は泣いてしまった。 林さんがいい味出してた。 生きている間には名声を得ることがなかった、 ゴッホとテオの兄弟に思いを馳せる。 はー美術館いきたい。

    4
    投稿日: 2022.11.02
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    ゴッホのお友達の日本人がいたという完全フィクションだけど、面白かった。こんな風に何かに一生を捧げるって、いいなー。

    1
    投稿日: 2022.11.02
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    フィンセント・ファン・ゴッホのことだけでなく、テオ・ファン・ゴッホのことをよく知ることができた。 以前ゴッホ展に行ったときの記憶と繋がって、弟テオのことをもっと知りたいと興味を持ったことを思い出した。 テオの視点でフィンセントを見れたこと、テオがどういう気持ちで画商としての人生を歩んでいたのか、など非常に興味深かった。フィクションとはいえどこまでが原田マハが生んだ心情なのか…と。 歴史的にも事実であるこの兄弟の不穏な絆には胸が苦しくなりました。 日本美術が最初の窓、印象が第二の窓、、とあったが、日本美術・浮世絵がこのように西洋美術に、印象派に、ふたりのゴッホに影響を与えていたのかと勉強になりました。

    5
    投稿日: 2022.10.31
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    無知が読んでフィクションとノンフィクションの境を調べる、この行為によりゴッホの真の生き様をさらに世に広めたいというのが作者の意図だ!と思った無知代表が私です

    5
    投稿日: 2022.10.25
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    当時のパリ画壇における浮世絵だったり、印象派の立ち位置がよくわかり、とても興味深かった。印象派の画家たちが浮世絵に影響を受けていたことは知っていたけど、パリでこれほど浮世絵が流行っていたとは驚きだった。ゴッホと弟テオのそれぞれ苦悩する姿が描かれており、二人の絆が印象的だった。

    2
    投稿日: 2022.10.24
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    ひきこまれて読みきりました。 ゴッホの絵をみるときに、今までとは違って見えると思いました。 感動しました。

    1
    投稿日: 2022.10.19
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    ゴッホに浮世絵を引き合わせた日本人という設定に、その手があったかと。アカデミーの落選展から始まった印象派の時代というマクロの流れとゴッホの人生というミクロの時間軸をわかりやすく交差させて書かれていて、物語としても歴史・伝記物としても素晴らしい。作中に出てくるいくつもの作品をどれも見てみたいと思わせる、そうやって作品を調べるとか見に行くという次のアクションを起こさせる、これまで美術に興味がなかった人や若い頃に学んだまま離れていた人をアートの世界に引き込む、そこが原田マハという作家の功績だと思う。

    2
    投稿日: 2022.10.13
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    原田マハさんはご自身も美術史の研究をされた方で、何が「歴史的に証明されている事実か」をご存知であり、逆に言えば何が証明されていないか(=事実とは言えないか)もご存知である。 それでいてこんなにもリアリティを持たせた深い物語を紡ぎ出せるのだから、毎回本当に驚いてしまう。 そしてマハさんの本は、必ずと言っていいほど、読み終わったあとにそのアーティストの絵に会いに行きたくなる魅力を持っている。この本も例に漏れず。 フィンセントとテオも元はと言えばオランダからパリへ出た異邦人、同じように日本を背負い異国の地で孤軍奮闘する林忠正と重吉の関わりが丁寧に描かれていて、(歴史的事実はさておき)本当にそんな光景があったのではないか、あってほしいと思わずにいられなかった。 世界中、もちろん日本においてもフィンセント(ゴッホ)の絵は今や絶大な人気を誇っているけれど、その様子をゴッホ兄弟はどう見ているのだろう。 この本を読んで、数年前に公開された「ゴッホ 最後の手紙」というアニメーション映画をまた鑑賞したくなった。 近いうちに、ゴッホの絵にも会いに行きたい。

    4
    投稿日: 2022.10.05
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    --おれはアルルへ行く。そこに、おれの「日本」があるんだ。  原田マハの描くゴッホと言えば、2021年、『リボルバー』を読んでいたのだが、もう一作、別のゴッホ作品があったことを本書で知ることになった。『リボルバー』は、画家で言えばゴッホとゴーギャンの二人に焦点を当てていたのだが、本作はゴッホを主題とした単独作品である。  ちなみに本作中にもリボルバーという銃器は登場する。この頃に後作のアイディアが既にあったのか、孵化したばかりだったのかは不明だが。  本作の目線に浮上するのは、ゴッホだけではない。実は当時知られざる日本の、知られざる美術である浮世絵が、世界的に評価をされ始めた時代でもあり、本書では、日本美術を世界評価に繋げる動きに貢献した人物として、パリの実在の美術商・林忠正が描かれる。  作者の創造した愛すべきキャラクター加納重吉が、林忠正の影響を受けパリにゆき経験してゆく物語が一つの縦軸であり、もう一方の縦軸は、テオを中心とした物語として、不遇な兄であるファン・ゴッホとの深い兄弟の絆を描く。本作で最も心が許されるのはテオの兄へのあまりに献身的な人生であるかもしれない。  重吉とテオの物語は時々交錯しつつ、パリの美術界と、その歴史的推移となるエポックとしての日本画・また新しい印象派の画家たちの登場による美術界の価値変革が、セーヌの流れの如く雄大に描かれてゆく。  後半になり、『リボルバー』と重なる時期が描かれる。アルルに画作の新天地を見出したファン・ゴッホと、彼の狂気にも似た耳切り事件が描かれる。  ゴーギャンとの共同生活。その後の耳切り事件。ゴッホは、孤独とニヒリズムを抱えながら、熱情を絵筆に変え作品を作り出してゆく。彼の生きている間には認められることのなかった強烈な個性と才能をカンヴァスに叩きつけてゆく。それをパリから見守り、無心に援助する弟テオの愛情が、とにかく心に痛い。物語でありながら現実に即した事実でもあるからこそ、なお。  ぼくはパリのセーヌ河畔やアルルの跳ね橋の辺りなどを、この物語で語られた歴史的事実を事前によく知らぬまま、旅情ばかりを胸に抱いて訪れたことがある。折々のガイドによる説明を聞きながら、片耳のないゴッホの胸像を見つめた。真に生きた人間ゴッホ、またその弟テオの物語として、そのとき眼にしたものが今、蘇る。  本書はパリという町やセーヌ河畔の活気を美しく描きながらも、恵まれぬゴッホの生涯と狂気を、また恵まれ過ぎたかもしれない弟テオとの兄弟愛とを描きつつ、世界の美術が大きな転換点を迎える時代、評価され始めた日本美術の存在などをぐいぐいと読ませる力作である。  原田マハという稀有な作家の<読ませる力>は、凄い。日本作家でありながら世界を駆けるスケールの大きな物語を、元キュレイターという作家自身の体験と歴史的事実の上に積み上げて読ませる作品力が、何とも頼もしく感じられる一作であった。

    8
    投稿日: 2022.10.05
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    絵画というのは、画家がその絵に対して伝えたいこと表現したいことその時絵にのせた感情、背景を想像しながら観てこそ一つの作品なんだと思った。 ひとつ一つの絵に込められたものを感じ取れた時作品の素晴らしさが理解できるのだと思う。そうやって絵画の素晴らしさを感じ取れたら心は寛容に、逆に寛容な心である時絵の素晴らしさが感じ取れるんじゃないか。まだまだ私には分からない事ばかりだけど、絵画の見方が大きく変わった。何も分からずルーブル美術館に行ったことを勿体無いと思った。 どこまでが事実かわからないけれど、ゴッホ兄弟の切っても切れない強固な絆というか二人の強い糸のようなものが切なくて人間らしい関係で現代では中々ない兄弟の関係だと思った。二人だったから創れた作品だったんだと強く感じた。 私が観たことあるだけの有名な作品の数々がどんな想いで描き上げられたのかどんな背景があるのかもっと知りたくなった。

    1
    投稿日: 2022.10.03
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    実在した画家ゴッホと弟の画商テオ、パリの日本美術商の林忠正と、架空の忠正の弟子、加納重吉の4人を中心にした美術小説。ゴッホが自殺するまでの間の19世紀のパリが舞台。どこまでが史実でどこからがフィクションか分からないくらい、重厚感がるあって読み応えのある話でした。

    1
    投稿日: 2022.09.28
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    原田マハさんは本当に素敵に史実をまとめるな〜 リボルバーに続いて、フィンセント・ファン・ゴッホの人物像が見事に描かれていて、かつ分かりやすい!! 繊細な心を持ち、今にも砕けてしまいそうなフィンセントを精神的にも、金銭的にも支える弟のテオ。 実はテオも繊細で、ただ自分がしっかりと支えなければとずっと誰かのために尽力していた。 お互い支え合っていなければ、崩れてしまいそうなゴッホ兄弟の関係性は、とても切なく、とても太くて強くて深い絆で結ばれている。 本書はジャポニズムがどのようにヨーロッパへ広がったのかも学べる1冊。 林忠正と、加納重吉2人の関係性もまた見応えあり。 それにしても忠正の先見の明は凄まじいな。 一言では表せないほど盛り沢山で、 もう一度じっくりと見返したいと思います。 小さい船で航海をする話が好き。

    2
    投稿日: 2022.09.21
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    林忠正は私と同郷でした。 しかし今まで彼の足跡はもちろん存在も知りませんでした。 パリの地名、ゴッホの作品や浮世絵、知らない言葉が出てくるたびに、ネットで調べて補完していきました。 お話はフィクションですが、その中の事実を知る事で、重吉と共に私はパリの街を歩いていました。

    1
    投稿日: 2022.09.20
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    やはり原田マハさんの絵画フィクションは面白い。 歴史的背景への確かな知識をもとに架空の人物・エピソードを交えたうねるような推進力を持った文章で物語が描かれていく。 誰もが知るゴッホと、その兄弟との関係や前衛的で生前は認められなかった葛藤。 美しく儚い一作。

    2
    投稿日: 2022.09.13
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    事実も織り交ぜたフィクション。日本賛美が少し気恥ずかったが、浮世絵が高く評価されていたのは本当なのでしょう。 兄も弟も苦しみに勝てなかった。 林のように強く生きる事が出来なかった。 苦しみもがいても、沈まずにいて欲しかった。

    1
    投稿日: 2022.09.08
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    「たゆたう」って綺麗な言葉だなぁと思います。 意味としては「ゆらゆらする」とか「ためらう」とかと似てるけど、もっととろりとゆるやかで、それでいて静かな意思も感じる。 元はセーヌ川の船乗りたちが舟に標語として書いた、「不安定で揺れはするがけっして沈まない」パリを表す意味の言葉とのことですが、この日本語訳は原田さん独自のものでしょうか? すごく秀逸なタイトル!と感じて、ジャケ買いならぬタイトル借りです。 こちらは原田マハさんのアート小説というのでしょうか、半分フィクションで半分ノンフィクションのような小説。 当時名もなき画家であるフィンセント・ファン・ゴッホと彼を献身的に支える弟で画商のテオ、そしてパリで浮世絵など日本芸術の美術商を営む林忠正と、彼の助手である重吉。 19世紀末のフランスで彼らは出会い、そして時代が大きくうねり出すその時を描いたお話です。 ちなみにお恥ずかしながら私、芸術方面への知識がからっきしで…もちろんゴッホのことは存じていますけども。(←当たり前すぎる) 知っている情報といえば、彼の超有名な作品何点かと、鬱を患って若くして亡くなったこと、あと生前はなかなか作品が評価されず、死後ようやく高く評価されたこと…ぐらい。 ひゃーほんとお恥ずかしい限り。 そんな私なので、正直どこまでが史実でどこから創作なのか全くわからないんですが、そんなこと一切関係なくすごく興味深く面白く読めました! 人が新しいことを始め、世間に認めさせるということはこれほどに周りの人物を巻き込んで苦しいほどの熱量を伴うものなんですね。 ゴッホほどの天才であっても…というか、ゴッホだからこそここまでの熱量を生み出せたのかな。 不器用で世渡り下手すぎるメンヘラな孤高の天才なんて、もう周りにいる理解者からしたら絶対にイライラしながらもほっとけないもんなー。 兄であるゴッホを半身とまで感じているテオからしたら、彼を支えるのはそれどころじゃなくもっと苦しかっただろうけど…ほんと重吉はこの本の一筋の良心。 友人である重吉の実直な優しさに、テオも読者の私もなんど救われたことか〜 ちなみに出てくる主要登場人物はほぼ全員実在してるようですし、芸術作品もすべて実在のものなので出てくる作品ぜんぶ調べながら読み進めました。 時間はめっちゃかかったけど、実際に19世紀のパリで登場人物の視点に立てているような没頭感が味わえて、すごく楽しい体験でした。

    22
    投稿日: 2022.09.08
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    •ゴッホ兄弟と日本人画商がまだ無名だった浮世絵と印象派の広がり、そこからゴッホの作品が生まれていく様子を描いたアート小説 •フィクションとノンフィクションの間で、歴史小説的でもあるが、当時誰も知らない文化を広めていくことの苦悩や繊細な登場人物たちの心情が丁寧に描かれている •ゴッホ作品に限らず、アート作品は描かれた時代やそのときの境遇を想像しながら観るとおもろいんやろなぁと感じた。 •原田マハさんの調査力に脱帽。平成の司馬遼太郎は言い過ぎ?

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    投稿日: 2022.09.03
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    超絶に、泣いた。胸を突かれるとはまさにこのこと。 ゴッホの絵を生で見てみたい。そして、生を、感じてみたい。 とても良い作品でした。大切な一冊になりそう。

    2
    投稿日: 2022.08.30
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    19世紀後半のパリで画商としてバリバリ働く林忠正と彼が呼び寄せた重吉は、日本の浮世絵をパリに広める。当時のパリではモネやルノアールなどの印象派画家が生まれようとしていた。ゴッホとその弟テオも同時代にパリにいて、日本の浮世絵に魅せられ、また新しい芸術を生み出そうとしていた。なかなか評価されそうにない絵を描くゴッホを弟のテオが苦悩しながら支える様子が見事に描かれていて、引き込まれました。林忠正さんという方も実在の人物とのこと。すごい人がいたんですね。

    1
    投稿日: 2022.08.24
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    ゴッホが好きなので購入。ストーリーにぐいぐい引き込まれた。好きなあの作品はこの時期に描かれたんだな…などと考えながら読むと色々考えさせられた。 フィクションとは分かっているけど史実に則っている部分もあって、何が本当で何がフィクションか分からなくなっちゃいそう。

    2
    投稿日: 2022.08.21
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    フィクションなんだけど、ゴッホはこうやって生きてきて、周りの人とこうやって関わって、描くことが大好きで描くことに向き合って、今の作品があるんだなと思ったら胸がいっぱいになった。 この作品を読んでからゴッホ展に行ったけど、見ていてすごく感慨深かった。

    6
    投稿日: 2022.08.19
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    めちゃくちゃ面白かった。 直近読んだ楽園のカンヴァスと比べると若干読んでて暗い気持ちになるというか、辛いところもあるんだけど、とにかく日本人2人の行動力、温かさ、ゴッホ兄弟の絵にかける想い、葛藤などがダイレクトに伝わってくるのが良い。この分野に詳しくないからどこまでフィクションで史実が含まれてるのか分からないけど、出てきた絵のタイトルでググったらどれも見たことのある絵だったりして、100年以上前のオランダ人が描いた絵が知られていることに胸が熱くなった。今すぐ美術館に行って、印象派の絵を観たい!と思わせるパワーがとにかくこの作者のとんでもないところだと思う。

    2
    投稿日: 2022.08.17
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    「キネマの神様」や「本日はお日柄もよく」の様にサクサクすらすら読める原田マハも好きだけど、やはりこの方の本領域たる美術史に絡めたお話がもう大好き。 装丁からも分かる様に、今作はゴッホがテーマ。 でも、ゴッホ(兄)本人よりも弟のテオや林さんの右腕である加納重吉視点での描写で進む。 重吉以外の人物は実在の人物で、ゴッホと林忠正に接点があったかは定かではないのに、この本に書かれている世界こそが本当の世界と思わせ・まるでそこに自分がいるかのごとく入り込める文章力に今作も感服であった。 ゴリゴリと自分の道を切り拓いていく林さんの後ろ姿は本当に惚れ惚れするし、彼の様な人物がいてくれたからこそ印象派やその後の世代の人たちはジャポニズムを受け入れて影響されてくれたのだと思う。 今までも作品としては知っていた椅子・タンギー爺さん・星月夜はこの本を読み終えた後だとより愛しく思える。そして実物を見たくなる。 本作のメインであるゴッホ兄弟の複雑で深い兄弟愛は、テオの苦しみの描写が多くて心が重くなる。けれど、読んでいて流れた涙はどこか温かいものに触れた時に流れる涙に近かったと思う。 それから、作中に出てくる私の愛してやまない「花咲くアーモンドの木の枝」やクロード・モネがジヴェルニーにいることへの言及は体温を2度程上げたのでは?という位に嬉しい登場だった。 ゴッホで心も頭もいっぱいなので、この流れで「リボルバー」が読みたいな。

    2
    投稿日: 2022.08.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    原田マハさんの別の作品を読んで大変面白かったのでこちらも読んでみた。期待どおり、とても面白く、ぐいぐい引き込まれ一気読みしてしまった。 アートフィクションということだったけれど、全てがフィクションというわけではなく、ところどころ創作を散りばめているような作品だった。美術史に明るくない私はどこからどこまでがフィクションかよく分からなかったせいもあり、全てが実際に存在したもののように感じた。 フィンセント・ヴァン・ゴッホの実弟テオと日本の美術商との交流を通じて、フィンセントとテオの苦悩が描かれた作品。 兄のことを献身的に支えたテオの存在は以前から知っていたものの、当時のパリで浮世絵などの日本美術を西欧に広めた林忠正という人物についてはこれまで知らなかった。明治になりたての当時、ヨーロッパに渡るのは多くの障害があっただろうと思う。東洋人に対する偏見や差別もまだ多かったであろうその時代に西洋人と対等にビジネスができる忠正がめちゃくちゃカッコいいなと思った。卓越した語学力、コミュニケーション能力、商才はもちろん、アートへの造詣や日本文化やフランス文化への理解。日本人のプライドを持ち、決して西洋人に媚びることなく、しかし西洋文化へのリスペクトを併せ持つ。類稀な傑出した人物だと思う。これを機に彼のことを色々と知りたくなった。 一方でテオについての描写が、どこをどう切り取ってもイケメンすぎるので、彼にも興味が湧いた。一流の画廊グーピル商会でブルジョワジー相手にビジネスを成功させている。スラリと長身で燕尾服やシルクハットを優雅に着こなす。アートについての造詣も深く、新しい美術についての審美眼もある。そして何より兄や家族思いで、兄や家族を経済的にも精神的にも支えている。兄の絵画の唯一の理解者であり、兄の可能性をどこまでも信じている。もうイケメン以外の要素がない。 そしてもちろんのこと、フィンセントの絵画にも興味を持った。これまでに実物を見に行ったこともあるし、多くの日本人同様ゴッホの作品は大好きである。だがこの物語を読んだあとにはまた別の見方ができるように思う。特にサン=レミでの作品群を、その中でも星月夜が今一番見てみたい。いつかまたMoMAに行ってみてみたい。 最後にタイトル「たゆたえども沈まず」が全編を通してのテーマとなっているというか、パリの(フランスの)懐の深さを思わる。響きも素敵だし、ストーリーにしっくりくる素晴らしいタイトルだと感じた。

    3
    投稿日: 2022.08.15
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    19世紀後半、栄華を極めるパリの美術界。画商・林忠正は助手の重吉と共に流暢な仏語で浮世絵を売り込んでいた。野心溢れる彼らの前に現れたのは日本に憧れる無名画家ゴッホと、兄を献身的に支える画商のテオ。その奇跡の出会いが“世界を変える一枚”を生んだ。読み始めたら止まらない、孤高の男たちの矜持と愛が深く胸を打つアート・フィクション。

    1
    投稿日: 2022.08.15
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    学生の頃、何となく祖母に誘われて「ゴッホとゴーギャン展」に行ったことを思い出しました。 2人の絵を同時に眺め、解説を読むことができたあの時間を、この本を読んでから経験したかったと思いました。

    3
    投稿日: 2022.08.13
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    2020年ロンドンナショナルギャラリー展に合わせて、より楽しむ為に読んでいった本 今でも覚えているのは、ヴィンセントを支えるテオやその妻の愛情、画商という仕事の素晴らしさ 私が辛かった時に、『たゆたえども沈まず』という言葉が支えになってくれたこともある フィクションながら、その場に居合わせたかのような読後感で、余韻が長く残った 展覧会でゴッホのひまわりを見た時、本当に涙が出てきた このキャンバスの前に、本物のゴッホが座っていたんだと感動した この本のお陰だったと思う

    9
    投稿日: 2022.08.02
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    「ジヴェルニーの庭」に続き、原田さんの作品は二作目。その場に自分が居合わせているように感じられるほど情景や人物描写が美しく、大好きな作家さんになりました。現代美術ばかりみていたけれど、これからは西洋美術やテオとフィンセントが恋焦がれた浮世絵にも興味が湧きました。 この物語はテオとフィンセントの切っても切れない関係性が軸となっていますが、個人的に林忠正に惹かれました。まだ日本文化がヨーロッパで普及していない時代に花の都パリで、こびへつらわず毅然とした態度で戦略的に画商を務める忠正。忠正の苦悩や努力を思うと重吉のように尊敬せずにはいられません。 「たゆたえども沈まず」 「どんなときであれ、何度でも。流れに逆らわず、激流に身を委ね、決して沈まず、やがて立ち上がる。」 これから人生につらいことがたくさん押し寄せてきたときには、自然のほとりを歩いて心を落ち着かせ、立ちあがっていきたいです。

    1
    投稿日: 2022.08.01
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    とても面白かった。最近読書にハマったというのもあるけど、初めて読むジャンルでしたが読み進めていくうちにどんどんと原田マハさんの世界観に没入。 フィクションなのに、本当にあったかのような世界観。 改めてゴッホの作品を見てみたくなり、検索しながら読み進めていました。 ゴッホとテオの辛くて苦しくて、でもとても深く愛のある絆。関係。 とても素晴らしく、読めて本当に良かった本です。

    10
    投稿日: 2022.07.30
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    パリにタイムスリップできた。人物描写が上手で物語にすぐ入り込めた。 ゴッホに興味も持て、フランス旅行が早くしたい。

    1
    投稿日: 2022.07.24
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    苦手なカタカナの地名や人物名、さらに不案内な美術。。なかなか読み進むのが辛かったけど、後半はかの有名なゴッホが、弟や日本人画商にどんなふうに助けられて世に出るのかと、ドキドキしながらページを繰った。描かれた作品がこんな私にでもアレかな?って想像できる偉大な作家ですから。。 そっか。。そんなでしたか。。。 解説を読みながら、もちろん、フィクションだとわかっていたけど。。私も解説者と同じく、いいなぁと思った(笑) 最初の男はテオの息子ってことでいいのよね? それにしても全く、日本人というのは。。。

    1
    投稿日: 2022.07.24
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    ある方がオススメしていたので何となく図書館で借りてみた。結果、途中からどんどん引き込まれた。 美術には興味が無く、楽しみ方がわからないと言う状態でのスタート。これを読んだ前後で、少なくともゴッホの絵に関しては見る目が変わると思う。 ゴッホや、それを取り巻く人々の苦悩、喜び、努力が交差してかなり気持ちが揺さぶられた。 日本の浮世絵が当時フランスで流行していたことや、印象派の画家達やゴッホが浮世絵に影響されてことにも驚いた。 時代背景を考えると、日本人がフランスで浮世絵を売ることの大変さ、印象派が認められるまでの道のり、どれを取っても波瀾万丈で惹きつけられた。 歴史か美術で習ったっきりだけど、ゴッホはあれほどまでに孤独で繊細だったんだなと、、、最後は本当に描きたかった絵を書くことができて良かったと思う。 そして、最初に出てきたフィンセントの意味が分かって、命の繋がりを感じた。そこにまた一つ感動した。 これを読んで、ゴッホ展へ行きたいなと思った。この本に出てきた絵については「あのときの絵だな~こんな気持ちで描いたのかな~」と、想像を膨らませて拝見したいと思う。

    1
    投稿日: 2022.07.21
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    引き込まれた。ゴッホの展覧会に行ったのが読むきっかけになったけど、ほんとに読んでよかったと思った。印象派の絵が好きだからもっと勉強したい。

    1
    投稿日: 2022.07.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    思いあってるゴッホとテオが天国で再会している、でも、それは本当に幸せなのか。切なくてたまらなくなった。この後の物語も読んでみたい。

    1
    投稿日: 2022.07.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    原田さんの絵画の表現方法に感動する。 日本文化がそんなに流行っていたこと、ゴッホが魅了されていたことを知らなかった。 テオの気持ちを読むと切なくなってくる

    1
    投稿日: 2022.07.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『リボルバー』を先に読み、ゴッホとテオの生涯についても興味が湧いたので手に取りました。 ゴッホとテオの絆、こんなにも魂の結びつきが強い兄弟も珍しいでしょうね。 『たゆたえども沈まず』 それはパリのこと。 セーヌ川とともにあるパリの。 ゴッホが描きたかったもの。 得たかった居場所。 読み終わって今なら、それはゴッホの存在そのものなのでは、と思えてしまいます。 彼の絵は、生前は新しすぎて認められなかったかもしれないけれど、これからもずっとずっと私たちの心を掴んで魂を揺さぶってくれるのでしょう。

    1
    投稿日: 2022.06.26
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    分厚い本なのに一瞬で読み終わりました◎ 途中、涙してしまうシーンもありました。久しぶりに、こんなに感動して吸い込まれるような本に出会いました。

    1
    投稿日: 2022.06.20
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    感動を通り越して呆れています。涙が乾いた頃これはフィクションで創られた物語なのだ。ゴッホの絵はすきでよく美術館にみにいきましたが、耳切り事件や弟のテオが居なければ何も出来ないゴッホの人物像を勝手に作り上げていた自分がいた。しかし原田さんが創りあげたゴッホとテオはまるでガラスで作られた心臓をもっいるように繊細で濃密な関係で縛られていた様です。

    7
    投稿日: 2022.06.16
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