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天才はあきらめた
天才はあきらめた
山里 亮太/朝日新聞出版
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総合評価

421件)
4.1
127
172
72
6
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あとがき?を送っているオードリー若林さんがそこで書いていたと思うが、男は誰でも、自分は特別、何かを成し遂げられると思っていると思う。頭ではそうでもないと分かりながら、心のどこかで… それが歳を重ねると、当然ながらもっと凄い人に出会う。こりゃどう足掻いても太刀打ちできそうにない。そんなときに人と比べるのを止め、いかに自分のスタイルを築くか、そんな悪戦苦闘が描かれている。 人と比べるところから抜け出せない自分にとても刺さる本だった。 もう一つ、これまた若林さんが「天才はあきらめたと言いながら、山ちゃんは天才」と書いている。もうダメだと自分では思っても、周りから見たら凄いということもあるかもしれない。 でも、山ちゃんの努力は、たぶん普通の人からは常軌を逸しているのでしょう。

    0
    投稿日: 2018.09.29
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    お笑い芸人の方が書く本が最近面白い。 多才な人が多いのだと感じる。 南海キャンディーズのブサイクメガネこと山里さんは出たての頃はそのルックスから引っ張りだこだったけれど、徐々に喋りの才能の方が評価されている芸人さん。 相方のしずちゃんはずっとマイペース。 僕はこのコンビがデビューからずっと好きだった。 その山里さんが書いた自叙伝とも言えるような作品。 自身のお笑い感もふんだんに盛り込まれていて読んでいてあの独特な発想の裏にこんなにも緻密な考えがあったのかと驚かされます。 文中、ほとんどの部分で後悔や自分の酷い行いを悔いていて、お笑いはクズでないと成功しないという先人の言葉を再確認出来ます。 誰もが楽して有名にはなれない、その中で恨みをパワーに変えて頂点を目指した山里さんは本当に天才だと思います。 あとがきの若林さんの文章も最高です。

    0
    投稿日: 2018.09.26
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    南海キャンディーズの山ちゃんの自伝。とても面白かった。 テレビで見る山ちゃんは、つまんないタレントのコメントも面白く昇華させる返しをしているから、すごい才能があると思っていた。でもこの本で本人は天才じゃないと言ってるから、これは努力の賜物なのか。 前半の、コンビを組んで解散に追い込んでしまった2度の過去は酷いものだ。 でもしずちゃんがボクシングに打ち込んでから「山ちゃんが言ってた『全力でやれ』って言葉の意味がわかった」という言葉を聞いたとき。ここで本当に山ちゃんが人並み外れた頑張りをしてきたことがわかる。そしてコンビの距離が縮まる。この本で1番好きな箇所。 あとがきの若林も書いているけど「やる気と集中力のある人とやるとこんなに捗るのか!」と思わせるほど、やっぱり山ちゃんは凄まじい。 自分より売れている人への嫉妬をエネルギーにして頑張る。誰かが遊んでいる時間に自分はもっとネタのことを考える。むしろ自分を虐げてくれる存在のおかげで芸に磨きがかかる、ありがとう! ーこの根性、見習いたい。自分も人を妬む方だけど、そこでちゃんと努力するかどうか。それで実力が備わるということがよくわかる。 ブーイングされながらもネタを細かく調整していくのも、やり手だと思った。 山ちゃんは仮に天才じゃないとしても、相当の実力者であることは間違いない。頭の回転が速いし、語彙も豊富。 若林が40代になり物腰柔らかく達観し出したのと反対に、山ちゃんはまだまだ世間に噛み付いて尖っていこうとしている。どちらもどういう芸になっていくかとても楽しみ。

    0
    投稿日: 2018.09.26
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    何でこの人はいつも面白いのか、面白さが廃れないのか不思議だった(失礼!)のが、全て解決した。解説の若林さんの寄稿もすごく良い。 敢えてネタバレは書かない!みんな、読んでくれ!!

    0
    投稿日: 2018.09.25
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    露悪的なまでに自分をさらけ出し全力で走ったありのままの自分を書いている.一種の感動を覚えた.そして,怨念ノートには驚きを通り越して恐いものを感じた.山ちゃんを怒らせるな!

    0
    投稿日: 2018.09.20
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    お笑いマキャベリズムとでもいうかダメな自分を奮い立たせる山里亮太氏のメソッドが秀逸。ある種の自己啓発本としてもいけるのではないか?

    2
    投稿日: 2018.09.19
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    【今日もガソリンくべながらー】 南海キャンディーズ山ちゃんの、「装備」の話。 それは処世術でもあり、哲学でもあり、生き方である。 出発点はただ、ひとつ、「何者か」に成りたいということだけ。

    2
    投稿日: 2018.09.17
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    オードリー若林のあとがきまで含めてよかった。自分の弱さを認めて、いかにして自分がサボらないように、努力し続けるようにいられるかを考え、全力で実行する。なんどもなんどもやり方を間違え、色んな人を傷つけ、自分も傷ついてそれでも「何者かになりたい」自分をあきらめない。あきらめないための努力もする。新卒1年目に読ませても面白いかもしれない。

    4
    投稿日: 2018.09.08
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    M-1の頃は苦手でしたが、テラスハウスでやまちゃんが好きになりました。本は読むか迷ってましたが、若林さんがこの本に触れていて気になったので購入。文章が特別うまいわけではなかったけど、ひとりの芸人さんの生き方を垣間見れた気がしておもしろかった! 以前、僕らの時代に家族で出演されていて、それはそれは素敵なご両親だったので、なんでこんな卑屈な人に育ったのだろうというのは気になってました。この本を読んで少しだけわかった気がします。私はテレビでのキャラだけを鵜呑みにしてましたが、万人にではないけどとっても愛されてるし、恨み辛みも強ければその分愛も強い。感謝の気持ちも強い。不器用だけどめちゃくちゃ真面目でまっすぐで捻くれてる。ますますファンになりました。

    2
    投稿日: 2018.09.08
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    若林さんの解説含めて1つの作品。 でもやっぱり僕は天才にはなれない。でも、この事実をあきらめる材料にするのではなく、目的のために受け入れ、他人の想いを感じて正しい努力ができたとき、憧れの天才になれるチャンスがもらえる。

    2
    投稿日: 2018.09.07
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    これだけ毒がはけるのも、人に文句を言わせないくらい山ちゃんが努力家だからなんだと思う。実際、いろんな毒エピソードがあるにも関わらず、どんどん山ちゃんが好きなっていく。 文章がとても上手というわけではないし、話の盛り上げ方やテンポに「あれ?」と思うような部分はあるけど、それがまた「天才はあきらめた」というタイトルの説得力を増していて愛おしく感じられる。 一番好きなエピソードは、子供の頃の山ちゃんのおかんが、なにをしても「あんたはスゴイ!」とスーパーポジティブだったところ。 結局のところ、山ちゃんは天性の才能を持っているという意味での天才ではないかもしれないけど、努力の天才だ。 彼のやっている毒ノートはビジネスマンが参考にするところも多い。自分の欠点や失敗、敗北感や悔しさを書き出し、向き合い、原因を考え、次に生かす。そんな超高速PDCAサイクルを回して努力して成長してきたからこそ、今のポジションがあるのだと思う。 もともと山ちゃんの声が好きで気にしてはいたけど、今後はますます応援したいと感じられる好感度の高い内容だった。

    0
    投稿日: 2018.09.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    武闘派の遠隔操作兵w 山ちゃんの思考法や生きる姿勢はとても参考になると思う。 悩む人はこれを一読してみてほしい。 大吾やネゴシックスたちとの「芸人やめる」といったときの友情に泣いた。皆めっちゃいい人。 読む前にメルカリに出品してたけど、読んだら出品を悔やんだ(もうすでに購入され済!)。 それくらい手元に置いときたい本だった。 たりないふたり、動画みてみます。

    0
    投稿日: 2018.08.25
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    嫉妬を怒り、エネルギーへと変える、努力の天才でした。ご自身でも書かれていたように、クズだと思うような相方への発言もありました。でもそれは、自分がそれだけ努力しているからこその発言でした。ここまで全力で、傷もすべて晒け出す姿が素敵でした。 慕われていなかったのも、愛されるのも、わかる気がします。

    0
    投稿日: 2018.08.23
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    山ちゃんカッコいい!! mcとかナレーションとかすごいコメントが上手いので、頭のいい人とは思ってたけど、努力の人でもあったのかー。 若林の解説もひっくるめとても良かった!!

    0
    投稿日: 2018.08.16
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    生まれつきひょうきんな人が面白いことを言ったらもれなく可笑しい、お笑いにうとい自分はそう思ってました 実際中にはそういう人もいるのかなぁ、でも山里亮太はちがうようです おそろしいまでの真面目さと嫉妬心と怨念で自分と時には相方を追い詰め続ける努力の人 努力し続けられるのはすごいことです

    0
    投稿日: 2018.08.15
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    2018.12 性格悪くてひたすらモテないけど彼の闇が深いのに軽やかな独特なツッコミはとてもユニークでくせになるとは思っていましたが、いやはや、彼の芸人として売れることに対するストイックさたるや。そのストイックさが、常人を逸してるから彼はきっと天才なんでしょうね。 天才は永遠に天才に憧れ続ける、永遠に自分の望む境地には達せない。高みを登り続ける。 それが幸か不幸か、私にはわかりませんが。 彼の、憎しみを全て目標達成のためのガソリンにする姿勢はちょっとだけ見習いたいなと思いつつ、こうはなれない、なりたくないといのが正直な感想。 お笑いに取り憑かれた天才、山ちゃんのさらなる活躍を祈るばかり。

    0
    投稿日: 2018.08.14
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    自分とは全く違う世界に生きる人の人生を追体験できるということも読書の醍醐味ですね。お笑いという一見生まれもっての才能が大きいように思える分野でも、ここまで徹底的な努力が背景にあるのかと驚きました。山ちゃん、ものすごい完璧主義ですね。 心理状態の分析とその描写が秀逸で、気がつけば山ちゃんにシンクロしてしまっている自分がいました。山ちゃんは大学で心理学を専攻していたようですが、それも関係あるのかな? 負の感情に押しつぶされることなく、それをガソリンにして努力を続けることができる山ちゃん… これを世間では天才と言うのでは? オードリー若林の解説も必読です!

    4
    投稿日: 2018.08.11
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    365日、お笑いの戦場に晒される。そんな世界、わたしには無理だ。 最近いろんなキュレーションメディアで「山里亮太は、努力の人だ」的な記事を見て、気になって本を手にとったんだけど、こんな劣等感の塊と闘ってきた人だなんてまったく知らなかった。山ちゃんは昔から好きだったけど、天性の才じゃなかったのね?(そうなると、あの天才臭はなんなんだ) さて、劣等感を燃焼材にしてきた山ちゃんを前に、わたしがまだやってないことは沢山ある。諦めかけていることも。できないことを自分以外のモノのせいにするのは、簡単だ。

    0
    投稿日: 2018.08.04
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    今日購入して一気に読んでしまった。 久しぶりのことです。 山ちゃんが、内面を正直にえげつなく書いているところが、一気に読んだ理由かもしれない。 また、山ちゃんがこんなにストイックな人だとは思わなかった。負の感情を上手く前向きにする方法が凄い。 壮絶でもある。 ストレスにやられてもおかしくないのに、少し弱っていたことはあったけど、山ちゃんなりの前向きな方法で消化していた。 ある部分だけは尊敬に値すると感じる。 また、話が続くようなオードリーの若林解説も良かった。

    8
    投稿日: 2018.08.01
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    こんなこと、よく書けるな!というような内容のオンパレード。隠されないクズっぷりの回顧にびっくりした。もし自分が山里さんだったら絶対こんなもの書かないと思う。 芸人になりたいきっかけだったり、相方さんに対する姿勢だったり、ここまであけすけに書いちゃう本なんて今後二度とないかもしれないと思う。所々に挟まれる直筆の呪詛ノートもすさまじい。 書いてある内容はクズ一辺倒なのに、読後にちょっと好感度が上がる不思議な本。「こんだけさらけ出したらちょっと好きになるだろ?」という新手の「姑息ちゃん」かもしれない。 ご本人のツイートで出たのを知って思わず買って読んでしまったからツイッターのRTでの告知は有用なんだなあと思う次第。

    2
    投稿日: 2018.07.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2018/7/12 Amazonより届く。 2019/11/20〜11/23 劣等感をベースに屈折した心情を綴る、山ちゃんが漫才師を志して単独ライブを開くまでを書いたエッセイ。粘着質な性格も相まって良いキャラクターを作ってるんだろうな。盟友若林の後書きも素晴らしい。

    0
    投稿日: 2018.07.12