
総合評価
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powered by ブクログ面白かった!初のホラー!第1章と第2章の最後でめっちゃドキドキしながら読んでいました! 降りる駅を何度通り過ぎたことか!笑 イクメンは名乗るものではない。 他人が認めてやっとイクメン。 第2章まではずっとハラハラドキドキしていましたが、 最後はちょっと物足りなかったかな。
0投稿日: 2018.12.04
powered by ブクログ幸せな新婚生活を送る田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。それ以降、秀樹の周囲で起こる部下の原因不明の怪我や不気味な電話などの怪異。一連の事象は亡き祖父が恐れた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのか。愛する家族を守るため、秀樹は比嘉真琴という女性霊能者を頼るが…!(e-honより)
0投稿日: 2018.11.20
powered by ブクログめったに読まないホラー、私の想像力が乏しいのか、あまり恐くはなかった。 遠野物語を読んでるようでなかなか面白い。 1章を読み終わり、2章に入って語り手が変わった時、バケモノとは違う意味ですーっと寒気がした。
0投稿日: 2018.11.16
powered by ブクログ電波も操れるなんてぼぎわんは最強の妖怪なんじゃないか。 それぞれの人間関係が、密に描かれていて面白かった。 ぼぎわんに関する設定もしっかりしていて実在するのではないかと怖くなる。 琴子みたいな冷静で何事にも動じない女性に憧れる。
0投稿日: 2018.11.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
和ホラーのジワジワと隙間に入り込んでくる恐怖。「ぼぎわん」と呼ばれる正体不明のモノが少しずつ近づいてきて、周囲にも影響を及ぼしていく。昔の伝承や呪い、人の妬み鬱憤などが入り交じって事を悪化していくのだった。襲いくるぼぎわんの呪いによって、人の負の部分が明るみになるのもまた怖さをかきたてる物語。最後はエンターテイメント性あるぼぎわんとの闘うシーンも見物(*^-^*)
0投稿日: 2018.11.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
結局最後まで、どのような怪異なのかは明かされない。 それでも、それだからこそ、想像力が掻き立てられる。 世間一般的に言われる「イクメン」に対する私自身の気持ち悪さが明確な言葉となって表現されているように感じた。 どこまでも自己満足で自己中心的な男性陣と、時代のせいなのかひたすらに耐える女性陣。 そしてそれらの呪縛から解き放たれようとしている母子。 もしも自分なら、確かに怪異に身を落としても相手を呪い殺してやろうと思うだろう。 憧れながら、大事に思っていながら、だからこそ遠ざけてしまう姉妹の葛藤や、家庭・育児に拒絶反応を起こすパートナーの描写にとても心惹かれる。
0投稿日: 2018.11.01
powered by ブクログ映画の予告を見て、面白そうだと思って読み始めました。 第3章に分かれていて、第1章を読んでこの人はこういう人なのかと思っていたら2章・3章では全然違う。え?ってなる。 そして、ぼぎわんはまぁ怖いけど、やはり怖いのは人間。ぼぎわん来ても仕方ないかな、と思ってしまった。今後も来てしまうと思う。 これが、真琴さんのあの言葉の意味なのかな?と思った。
1投稿日: 2018.10.14
powered by ブクログ幽霊より人間の方が怖いとよく言われているが、この小説は、その怖さを思う存分、堪能させてくれる人物が登場する。そんな彼らが反面教師となるため、自己を見るめる良いきっかけにもなる。ホラー小説も中々あなどれないとつくづく思った(笑)
3投稿日: 2018.10.10
powered by ブクログ暑くて眠れない日に、すこしでも涼しくなれば・・・ と思って買った本です. もうすぐ出産する妻と幸せに暮らしていた田原秀樹、 ある日、秀樹の勤務する会社に謎の訪問者があった。 取り次いだ部下によると、その訪問者は、 これから生まれてくる子に付けようとしている名前を口にしたらしい・・・ まだ、誰にも話していないその名を何故知っているのか?! ロビーに行ってみるが、その訪問者の姿はなかった。 それ以降、彼の家族の周囲で不気味なことが起こり始める・・・ 秀樹には、幼い頃に祖母に聞いた、 地元に伝わる、ある化け物の話が記憶にあった。 謎の訪問者の問いかけに、絶対に返事をしてはいけない! もちろん、家に入れたりしてもいけない! 「ぼぎわんが来る!」 が・・・幼い頃、秀樹は、その問いかけに返事をしていた・・・ 「ぼぎわん」という、その言葉だけでは想像もつかない化け物、 それでも、何か不気味でおぞましい雰囲気を醸し出す「ぼぎわん」 後半の、霊能者との戦いもすさまじく、 ホラー好きにはたまらない物語です。 映画化されるということで、こちらも注目!
0投稿日: 2018.10.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読みやすく、テンポも良く一気読みでした。 昔からの友人が、偶然にも(笑)民俗学専攻の准教授という展開にまたか!と思ったが、このキャラクターにももうひと越えの隠された顔があって、新鮮さを感じた。 話の導入部分が好きだ。珍しいパターン。
0投稿日: 2018.09.28
powered by ブクログ一気に読まずにはいられなかった。もっと恐怖が前に出てる感じかと思ったらとってもエンタメで、ホラー小説の敷居を低くしている気がして、それはそれで意義があると思う。私は前半のわけわからん部分が好きで、後半はぼぎわんが来る理由がはっきりしちゃって個人的にはちょっと冷めました。
1投稿日: 2018.09.24
powered by ブクログ第22回(2015年)日本ホラー小説大賞の大賞受賞作。ハードカバー刊行時から評判にはなっていたけれど、文庫化を際に購読。 確かに評判に違わない、でもって近年の受賞作にありがちな―妙にお涙頂戴ものとか、ラノベ臭芬々なヤツとか、妙ちくりんで意味不明な作品世界を押し付けて来るようなものとかでなく、現実と地続きの世界(そこに垣間見える種々の問題も現代的)が恐ろしい怪異に侵食されるという、かつてのモダン・ホラー的な世界観でありつつ、いわゆるJホラー的モチーフも備えて、きっちりエンタメ的な要素もある。 何より怪異の主体である存在“ぼぎわん”が容赦なく怖いのがいい。ここまでリーダビリティがありつつ、ゾッとする怖さを愉しめた長編作品は久しぶりかもしれない。 3章の構成で、1章ごとに語り手が異なるが、主人公(の1人)の妻の視点で語られる第2章は、男性として(例え子供を持たぬ自分であっても)何ともいたたまれなくなる。この辺りも非常に現代的というか……否、これもまた普遍的な問題であって、それ故に(作中の言葉を借りるなら)隙間を生み、時として悲劇をも招くんだろうか。 ところで、今年12月に映画版が公開されるとのことだが、各登場人物のキャスティングはかなりイメージ通りじゃないかと。特に比嘉琴子は、読み進める間ずっと松たか子で違和感なく脳内再生されてたりw
1投稿日: 2018.09.22
powered by ブクログホラー小説は初めて。某小町好きブロガーさんが、小町好きなら絶対好きと言っており見てみる。 夫がみてる世界、妻がみてる世界、全然違う。同じ家庭で見てる世界がかけ離れてることは、すきまを呼び、その隙間から見知らぬものが入ってくるのだろう。 訪問者である見知らぬものの描写は、ぞわっとくる。何かわからないものは恐ろしい。
0投稿日: 2018.09.15
powered by ブクログ何人かの方に面白い!とハードルを上げられて読んだ作品。読みやすいタッチなのに、ゾクッとするし、音が聞こえると感じた。もうすぐ映画公開のようなので観たい気もする。しかし、単なるホラー物ではなく、人物描写が絡み合うため、映画でその辺がただのホラーになってしまったら嫌だなぁ。面白かった、
0投稿日: 2018.09.11
powered by ブクログ途中まではオカルト伝承みたいな感じだったのに、比嘉琴子が出てきてから二時間サスペンス的な『うしおととら』になった。でも一気読みするくらいには面白かったです。
0投稿日: 2018.09.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いつの間にやら随分雰囲気が変わってしまった角川ホラー文庫では、久々かもしれない本格ホラー。日本ホラー小説大賞受賞作。 一人称の語り3章構成なのだけど、妻子を愛するイクメンはモラハラ男だったり、主人公を助けていた民俗学者が助けるふりして呪っていたりと、視点人物が変わると、嫌な面が見えてきます。 比嘉姉妹の姉・琴子さんの化け物退治が割と単純な力業のように感じられてしまいました。 あの終わり方、これからも、ぼぎわんは、来るかもしれない。ということで、良いのでしょうか。
0投稿日: 2018.08.27
powered by ブクログ"洒落怖"が好きな人にはオススメできる本。Tさんを受け入れられる人には特に。 第1章・第2章は、どこか不条理感のあるJホラー。そこに民俗学的な要素が組み合わされていて、結構しっかり怖かった。 第3章は、除霊・退治モノになり、急にどうした?という感じはあるものの、これはこれとしてエンターテイメントな着地。 第1章の主役である男性を、2章・3章と視点を変え、ろくでなしさをあぶり出し、一瞬、"イクメン()"叩きっぽい雰囲気になりそうで、「あー、この話でその要素はノイズだなー」と思いかけたけど、そこでもう一度彼の良かった面にも言及されていて、憎まれすぎないように、調整できていて。 絶妙のバランスで構築しているのが、巧いなーと思わせる作品でした。
0投稿日: 2018.08.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
琴子、かっこよすぎる!! やっぱり負の感情は、負しか呼ばないのだなー 秀樹が自分の自己満足イクメンだったとわかった時は、結構イラッとした。 おばあちゃんが奥さんを大事にしろ、と言っていた裏に、あんな深い意味があったとは。秀樹は大事にする意味をちょっと間違えていた。残念。 ありがちな、嫌な終わり方だったけど、おもしろかった。
0投稿日: 2018.08.15
powered by ブクログ筆力あるな。 そうそう、「ホラーや怪談やミステリを読み過ぎたひとの小説」。スティーヴン・キングやクーンツや宮部みゆきや鈴木光司や小野不由美をうまーく消化して、独自のホラーの世界を作ったな、という感じ。特に瑕疵もない。 比嘉姉妹、気になる。
7投稿日: 2018.08.14
powered by ブクログ読むのをやめられない怖さ。怖いけど、でも面白い。何となくのタイトルだけで買ってみたら大当りだった。あまりホラーは得意じゃないけど、こういう面白い本があるからやめられない。 180723
0投稿日: 2018.07.24
powered by ブクログ最強の化け物現わる! 被害者でありながら誰かにとっては加害者にもなり得る人々。 そして圧倒的に加害者としての存在が、閉じた環の中に侵入してくる。 人間にとっては遠すぎる時間を軽々と跨いで粘着され、喰われる。暴かれる。晒される。 巧みな話運びで過去を辿り視点を変えて不意打ちを食らった。 ぼぎわん、痺れた。
0投稿日: 2018.07.18
powered by ブクログ角川ホラー大賞文句なしの受賞作と太鼓判を押され世に放たれた作品だったので、さぞ殺しにかかってきてくれるんだろうと超楽しみにしてたのですが、途中で飽きてしまいました。恐らく人知を超えた理屈の一切ついてこない恐怖を求めている人間には向いてないのかもしれません、、、
0投稿日: 2018.07.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ホラー苦手なくせして、またまた手を出してしまったこんな本。私もずいぶん耐性ができたと見え、これぐらいなら平気っぽい。だけど映像化されても観たくないなぁと思っていたら、来年公開予定の映画版は、中島哲也監督のうえに凄い豪華キャスト。映画のキャストも併記します。 新婚の秀樹(妻夫木聡)と香奈(黒木華)。幸せいっぱいのはずが、秀樹が幼少時に体験した怪異を思い起こさせる出来事に見舞われる。大学で民俗学の教鞭を執る旧友を通じてオカルトライターの野崎(岡田准一)と知り合った秀樹は、霊能者の真琴(小松菜奈)を紹介され、さらにその姉・琴子(松たか子)の力も借りることになるのだが……。 3部構成で、1部は秀樹、2部は香奈、3部は野崎が語り手。各部で同じ人のことを語っているにも関わらず、視点が変われば印象もまるで違うのが面白い。善人を自負していても、周囲の人は内心そうは思っていない。どす黒い感情がうごめいています。結局のところ、澄んだ場所には化け物は現れない。心が健康であれば、入り込まれる隙も溝もない。ホラーという名のイヤミスでしょう。 しかし、どうしてみんな、こういう思わせぶりなエンディングにしたがるのか。寝言、可愛くないからっ。安心できたらホラーにならんか。嫌だよ怖いよと思いながら、きっと映画も観に行ってしまうのでした。 映画の感想はこちら→https://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/8696b51948ed3e6e95ea6d9440d38649
0投稿日: 2018.06.04
powered by ブクログ第1章のインパクトは強かったが…ラストは平凡。まあ、初長編&初ホラーにしてはよく出来ている、とは思う。
0投稿日: 2018.05.28
powered by ブクログこの章立て構成は面白かった。単純な悪霊じゃなく捻りが効いてるし。2019年に映画公開らしい。良いホラー映画になりそう。
0投稿日: 2018.05.24
powered by ブクログ一章と二章のもうどうしようもない感がよかった。化け物が、急に流暢な喋りになるのは怖いな。 ラストの展開は賛否両論ありそう。 最後まで絶望の代名詞でいてほしかったと思うけど、小説的にはこの展開のほうが正解なんだろうな。
0投稿日: 2018.05.13
powered by ブクログ第一章が一番怖かった。「ぼぎわん」という得体の知れないものが、田原秀樹にどんどん近づいてくる恐怖が良かったので、真相が分かるにつれて正直怖さが薄れていきました。 ただ、みんながみんな死んでしまうのではなくて良かった。 真琴、琴子姉妹の話をもっと読んでみたいです。
1投稿日: 2018.05.02
powered by ブクログ100殺!ビブリオバトル No.37 夜の部 第6ゲーム「真・サンジョルディバトル」 [チャンプ本!]
0投稿日: 2018.04.24
powered by ブクログこれ、単行本の頃に気になってて、文庫化待ちをしてた作品。ホラー大賞受賞ってのもポイント高し。内容は期待を裏切らないもので、テンポ良く進む展開も気持ちいい。繰り返しになるけど、スーパーナチュラルに恐怖感を覚えないんで、怖さの面では全然だったけど、ぼぎわんの造形はなかなかにすばらしいと思いました。
0投稿日: 2018.04.03
powered by ブクログ第22回角川日本ホラー大賞受賞作.映画化もされるようで…ちょうど家にあったホラー小説はあらかた読んでいたので,成分注入.
0投稿日: 2018.04.01
powered by ブクログ久々に怖いと思えるホラーを読んだ気がする。得体の知れない物の物理的な怖さと、人間自身の持つ心の怖さの乗法。でも、こんな夫婦、世の中に結構な割合で居そうじゃない?それなのに因果が酷過ぎ~。
0投稿日: 2018.03.24
powered by ブクログいやぁ これは、、、 正統派といえば正統派的ホラーだけど かなりのインパクト。得体のしれない怖さがじわじわくるのが良いです。 他の作品もぜひ読んでいきたいですねぇ
3投稿日: 2018.03.21
powered by ブクログ第22回日本ホラー小説大賞受賞作。 これもほぼ一気読み。薄気味の悪さといい、視点人物が変わるたびにがらりと印象を変える登場人物の造形といい、引き込まれるものばかりだった。 映画になるそうだが、映像映えもしそう。
0投稿日: 2018.03.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
岡田さん主演で来年映画化される流れで興味を持ち(ミーハーですみません;;;)出版社サイトの試し読みがすごく面白く続きが読みたくて、購入。 最初は単純なホラー作品だと思ってた。 だって、ぼぎわんとかいう世にも恐ろしい謎の物体Xが家を訪問しにきて、しかも山に連れてかれて食べられるし、御守りも護符も効果ないとか怖すぎて。。。 しかし、第二章、第三章と読み進めていくと、単純なホラーだと思っていたものが少しずつ形を変えていく。子供を産む、産まない(産めなかったという事も含め)不妊治療、子育ての方針等、今 問題となっている事も絡んでくるが前の章からの流れも、もちろんぼぎわんの事にも触れつつなので変に話が現実的にならず、すんなり入っていけた。その辺は筆者の書き方が上手だと感じた。 ラストには、ぼぎわんと壮絶な対決をする描写があるが読み終えて感じたのは、ぼぎわんとは人間の醜く卑しい心や心理が生み出したものなのではないだろうか。だから、本当に怖いのはぼぎわんではなくて、それを生み出す生身の人間なんだと思う。
8投稿日: 2018.03.10
powered by ブクログ文庫本が出たので、買っちゃいました♡ これで「ぼぎわんが、来る」を読むのは何度目だろう???4度目? これから読みます
3投稿日: 2018.03.08
powered by ブクログ前半は姿形も行動も目的も謎だらけ。なのに、いやそれゆえなのか、ゾクゾクが止まらないこの怖さ。徐々にそれらが明るみに出るにつれ不気味さと混乱は更に募り、二章のクライマックスで心臓バクバク。三章ではもうページをめくる手を止められなかった。久々に“これぞホラー”を満喫できた充実感が後に残る。 妊娠出産育児に絡む夫婦の認識が、思い込みと我慢で簡単にすれ違う書き分けもまたリアル且つ巧みで感心。これからパパになる男性はホラーとしてではなく、イクメンモンスターにならない教訓として一読をオススメw
5投稿日: 2018.03.05
powered by ブクログ3章に渡って物語の語り手を変えていくことで、物事の見え方が変わっていくのが上手い。 どこに着地するのか全く予想できない展開だけど、ラストに向かって次々と謎が解けていき、ぼぎわんの正体が明らかになり、と全く飽きない展開で一気に読んでしまった。 民間伝承される怪異現象や地方の古い風習と結びつけてあるので、ぼぎわんの存在に現実味があって怖い。
3投稿日: 2018.02.24
