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総合評価

427件)
3.8
79
207
91
19
7
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    イライライライラ腹が立ってしょうがなくて、一気読み。何日もかけて読んでたらこっちが病んでしまう。小説って恐ろしい。

    0
    投稿日: 2025.11.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分が幼い頃狭い世界の中で苦痛を受けていたときに死なないと逃げられないんだと思っていた記憶が蘇って本当にきつかった 早く救われたくて毒を喰らいながらもとにかくページを捲ってた 正直あんな最後じゃ納得できない…

    2
    投稿日: 2025.10.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「20世紀の終わりに、この世界は終焉を迎えなかったが、圭輔の世界は崩壊してしまった」 主人公圭輔を取り巻く「達也」という、私の理解の範疇を超える倫理観をもつ少年が次々に引き起こす展開が気になりずんずんと読み進められたが、読後の印象は、暗く、重く、しんどいものだった。 この物語は二部構成になっていて、 • 第一部では、達也との出会い、両親を火事で失った後、達也と、その継母道子に引き取られてからの地獄のような幼少期が描かれている。 • 第二部では、寿人と牛島夫婦に助け出された圭輔が弁護士となり、皮肉にも殺人事件の被疑者となった達也の弁護人となる顛末が描かれている。 純粋な悪そのものである達也がどんな意図や企てをしているのか、緊迫した展開に引き込まれた。しかし、達也と道子の下劣さ、気持ちの悪さ、不快感がひたすら腹の底に溜まっていくようで、良い気分にはなれなかった。 ラストは、達也が代償を払うという形で決着がついた。しかし、達也がこれまで多くの人にしてきた仕打ちを考えると、達也のはらった代償は少しも見合っていない気がする。というより、あれほどの行為は「代償」なんかで償えるレベルの話ではないと感じた。 最後まで読み切った達成感はあるが、ただただ胸糞の悪さが残る、読者に重い問いを突きつける作品だった。

    1
    投稿日: 2025.10.26
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    この本を読むのは2度目でした。 本棚から出てきた時は完読か積読かわからずに、読み始めて完読した本であることに気づいたものの、なんとなくのあらすじしか覚えてなかったので新鮮に読み返しました。 あまりに不幸になった人が多くて、晴々とした気持ちというわけにはいかなかったけど、主人公の『圭輔』がやっと少しは心が救われたのではないだろうかと思ってホッとしました。

    1
    投稿日: 2025.10.24
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    スピード感のあるどうなるのか感 這い上がれる主人公と出会いと、逃亡者は北へ向かうと真反対の救いのある加減もまた。 映画っぽい感じの内容だったけど、あまりにも対比のゲス感が強い。。。

    0
    投稿日: 2025.10.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前半の気味の悪さ、両親が亡くなってからの辛い時期からの、裁判の場面でまだ主人公の圭輔を追い詰めてきた描写はすごかったです。 みなさんがおっしゃっている通り、最後の結末が呆気なかったですが、最後の最後まで性悪キャラを突き通せた著者の描写力はすごかったです。

    0
    投稿日: 2025.10.21
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    大きく2章に分かれている。子どもの頃の圭輔と達也、大人になって弁護士の圭輔と犯罪者の達也。 最後の最後まで思い通りに人を操れる達也がどこまでもクズだったが、意外とあっけないと思う部分もあった。 最後の方になるとようやくスイスイ読むことができた。 伊岡さんらしい著書。

    0
    投稿日: 2025.10.06
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    だいぶ前に1度読んだことがあるけど、はやく続きが読みたくてページを捲る手が止まらなかった。 こんなに救いようがない人がもし自分の身近なところにいたら…。特に自分と関わりがなくても恐ろしい。

    1
    投稿日: 2025.09.21
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    矯正できない根っからの悪 自分では手を下さず人を操り破壊していくことに喜びを覚える人間と、その人物が払う代償の話でした。 物理的なもの、精神的なものどちらも与えてきた彼には安い代償な気がしています。絶望させることなどできないのかもしれませんが、、恨んでいた主人公が幸せになることが一番かもしれないですね。 彼の悪意によって人生を壊された主人公は、代償を払わせることができたとしても、失ったものが大きすぎる。彼から逃れるため、彼の呪縛から逃れるためにもがき苦しんだことだけでも、彼の心は満たされてしまったんだろうと思います。 絶対に会いたくない、自分の周りにも自分の大切な人も周りにもいてほしくない人間だと思いました。 ずっと苦しい展開でしたが、唯一の救いは親友と新しく家族と呼べる人に出会えたこと。 もし何もなく真っ直ぐ育った場合の人格とは別人であると思うけど、どうにか主人公自身で幸せを掴んでいって欲しいです。

    5
    投稿日: 2025.09.21
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    序盤から読み進めるのを躊躇うような展開が続いたが、それでも先を知りたいと思わせる文章だった。 根っからの悪と対峙し、自分を失わず真っ直ぐに進む主人公たちの奮闘は、ある種の青春物語のようでハラハラしながらも美しい戦いだった。

    0
    投稿日: 2025.09.20
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    幸せだった少年は、親戚親子との関わりですべてを奪われる。親子と決別して大人になっても、逃げられない。 吐き気を催すような悪人の描写と、主人公の心理描写が凄まじい一冊でした。 ファンタジーじゃないので「現実にいないことも無さそう」と思ってしまう怖さも感じた。

    0
    投稿日: 2025.09.18
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    根っからの悪である達也に逆らえない感じがとてもモヤモヤして悔しい、気分が悪くなるような小説だった。 最後の「代償」だけでは物足りない気もする。

    1
    投稿日: 2025.08.27
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    主人公の人生を、めちゃくちゃに破壊するサイコパスな少年達也に胸くそが悪くなる。心底関わりたくないという描写が続く。2部で舞台が変わり、幸せを取り戻すのかと思えば、再び人生を狂わされる。達也にどのような鉄槌が下されるのかと、ページをめくる手が止まらない。

    0
    投稿日: 2025.07.10
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    読まれた方の感想を見ると圧倒的に「胸糞悪い」と書いてあります。ゾワゾワした感じが他に表現がないかと思い考えました。海岸沿いの岩肌に張り付いている藤壺とその周りにいるフナムシ。主人公にあてはまる表現は「奈落の底」達也にあてはまる表現は「狡猾」ですかね。ラストに向けての展開は読み手を引き込んで離しません。当分伊岡瞬さんの作品にハマりそうです。

    0
    投稿日: 2025.06.29
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    450ページ程ありますが、一気読みでした。 達也のキャラが凄いです。最悪最低だけど人の心を操る天才で、以前読んだ「爆弾」のスズキタゴサクとリンクしてしまいました。 爆弾好きな方はこの小説好きだと思います。

    31
    投稿日: 2025.06.24
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    ストーリー前半はブラックでしんどいところがあるものの激しく展開する。最後の方は少し迫力とか意外性が足りなかったかな。特にオチの部分は、まっそうだわな〜、というところ。もう一捻りあれば★4かな。

    1
    投稿日: 2025.06.10
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    2週目だが、かなり良かった。完全なサイコパスが描かれていて、憎しみを持って感情移入してしまう。サイコパスの小説、どなたか紹介してください。

    1
    投稿日: 2025.06.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    冒頭は主人公の置かれた立場があまりにも酷く、辛く悲しい気持ちでした。早くこの子に平穏な暮らしが訪れますように、と祈っても、近くにいる継母、そして達也の見えない行動で狂わされていく日々。こどもは本当に無力だと感じました。主人公だけでなく、達也もこどもであり、力が無かったため、継母の言いなりになっていた部分もあるのでしょう。達也がもし、普通の家庭で成長していたら、こんな性格にならっなかったのでは?この継母の影響で、達也も人生を狂わされた一人なのかと思いました。 時は経ち、達也は悲しく辛い過去をバネにして、そしてその環境で出会った方に支えられて、弁護士に。そこでまた、達也との縁が復活します。達也からの手紙、言葉からは、なんとなく、世の中のすべてを恨むような思いや感情が伝わってきました。自分が幸せになろう、ではなく、自分より幸せなやつを蹴落とす感覚、本当に自分で自分の幸せになる方法を知らなかったのかもしれません。 主人公は育った環境もあり、自分の意思を貫くことができなくなっていました。自分が親を殺したのかもしれない、と思いながら毎日過ごすことは、自分という存在を否定すること。希望が見いだせない、という点では達也と同じ。でも、彼と達也が違ったのは、亡くなってしまったが愛情のある両親がいたこと、友人に恵まれ、ふさわしい環境導いてくれたこと。また、本を読んでいろんな考え方、知恵、そして境遇に触れられたことが大きいのではないかと思います。

    2
    投稿日: 2025.05.24
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    登場人物の中には醜悪とも言える行動を起こす者がおり、その異常さを際立たせるために文体も少し端折ってる印象を受けるところもあります。 …しかし、読む手が止まらない! まるで、身体に悪いジャンクフードを貪り食うような感覚だろうか。全く健全ではないのだけれども手が止まらないという…。 学びや感性を得る作品というよりも、先述したようにまさにジャンクフードだと思う。 たいへん胸糞悪いです!笑 …でも、私もそんな謎の魅力に囚われて一気読みしたタチなので星は4つにしました!

    2
    投稿日: 2025.05.18
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    まさしく嫌ミス。達也があまりにもサイコパスな最低野郎で、特に序盤は主人公がまだ子供なこともあり、読んでいてなかなか辛かった。その後も奈落に落とされるような展開がありながら、苦しい中にも一筋の光のような出会いがあり、主人公の人生をとてもリアルに感じられる。 スカッとしたラストとは言えないけど、主人公達には幸せな未来が待っていてほしい。 すごい一冊だったけど、ヘビーでボリューミーでもあり読んでなかなかに疲れました笑 面白かった。

    2
    投稿日: 2025.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一部で主人公と最大の敵とも言える相手との凄惨な過去が語られ、二部で2人は運命とも言えるような形での再会を果たす。一部は正直読みながらも胸が苦しくなるような出来事ばかりで光が差したかと思えば奈落の底に突き落とされるようなジェットコースター悲劇が起き続け正直、胸が苦しかった。その反動で二部では光を求めページをひたすら巡り続け一気に読み終わってしまった。どれだけの代償があれば、天秤は釣り合うのか。果たして釣り合うことなんてあるのか。ただ、その代償によって開けた未来に確かな光が差していることは何よりも救いだった。

    3
    投稿日: 2025.05.10
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    面白かった!正に450ページ一気読み。 面白いと言ってももちろん楽しいという意味じゃない。 第一部は、汚い言葉をあえて使うけど、「胸くそ悪くなる外道」が出てくる。 面白くてサクサク読むというより、怒りに我を忘れて止まらなかったという感じ。 こいつこのままで済むと思うなよ!!みたいな…。 反面あまりの過酷さに「読書は娯楽なのにこんな気持ちで読んでて本末転倒では?」と思ったりもした。 最後の解説でも香山二三郎氏が「第一部であまりの受難劇に心が折れそうになった読者も…」みたいな事が書かれてたけど、まさにその通り。 そして第二部。弁護士になった主人公。爽快リベンジが始まるのかと思いきや一向にその気配が訪れない。 相変わらず気が弱くて小さくて、久々再開したモンスターに振り回されている。 ダイジョブか?この気持ちどうしてくれる?ちゃんと回収してくれるよね?と思いながら読んだ。 大丈夫でした!スッキリしました!!ざまあみろ!! やたらと口が悪くてすみません。 まだ興奮状態かもしれません(笑) 初めて読んだ伊岡作品。面白かった!他の作品も読んでみたいと思いました。

    4
    投稿日: 2025.04.29
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    嫌ミスの1冊と言えるだろう ずっと読者に嫌悪感を抱き続ける達也のその言動や行動 このような悪魔とどのように闘っていくか、その主人公の圭輔 強力な助っ人と共に悪魔と立ち向かうミステリー作品 面白くてどんどん先が気になってくのは本当に帯に書いてある通りだった どんな結末を期待していた。とかは無いが、読了感が微妙だったので星マイナス1

    2
    投稿日: 2025.04.28
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    圧倒的悪を前にしてどう立ち向かうか 人間は生まれながらにして悪人なのか 元々の素質か、環境か その人を羨ましく思うとき 自分はきっと幸せではないのだと思う

    0
    投稿日: 2025.04.24
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    何が起きるかは分かっていたので、胸糞が悪すぎて続きが読み進められなかったが、 大人になってからがどうなるのか?と一気に読めた それぞれがどのような今後を送るのか

    1
    投稿日: 2025.03.29
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    遠縁で同学年の友人(?)と暮らす主人公の子供時代が特に過酷で辛い。弁護士になった後も逮捕された友人に人生を邪魔される。胸糞悪い話が長く続くけれどどんどん読める。

    11
    投稿日: 2025.03.25
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    全体的に胸糞悪い展開が続き、しんどいなと思いながら読んでいたが、最後はスカッとしたので溜飲が下がりました。内容は弁護士として犯人を追っていくというサスペンスになっており、最後は刑事ドラマのような展開でした。また主人公の過去に関する事件の真相がハッキリとしなかったことが逆に想像の余地があり、個人的には良かったです。

    3
    投稿日: 2025.03.23
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    もう!なんでこんなやな奴を信じてやるの!? お父さんもお母さんも紗弓も! 見るからにやな奴なのにっ!! 圭輔も!もう関わらないでよ!! ってずっとムカムカモヤモヤして読んでた 夢中になって読んでた

    13
    投稿日: 2025.03.19
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    嫌ミスすぎて、もう読みたくないなって思いながら、やりようの無い気持ちをどうにかする為に読んでた。 読み終わってもなんともいえなかったけど、作者さんの読者を夢中にさせる表現がすごい。面白かった

    2
    投稿日: 2025.03.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一気読み作品として文句のない面白さだった。 前半の苦しみがあってこそより主人公の真っ直ぐさと寿人との友情が胸に染みる。 どんでん返しでバッドエンドになるミステリーも好きだけどこれは主人公が報われて本当に良かった。 あんだけ気持ち悪くてエグい道子のこと「女というのはつくづく愛に生きるんだな」って言える主人公は本当に主人公してる。幸せになって! 星5でも良いけど気軽に人に勧められる作品でもないことも確か。

    7
    投稿日: 2025.03.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表紙に惹かれて本を選ぶことの多い私からしたらきっと選ぶことのなかったであろう作家さん&作品。 推しが紹介していたから手に取ってみたけど、想像していたよりも読みやすくて、すぐに物語に引き込まれた。読み始めて早々、好きなタイプの作品だ!と感じた。 辻村深月さんの『闇祓』に似てるところがあるなと思った。道子が第2章に出てくるかおりっぽいところがあるのを感じさせたからかな。Huluでドラマをやってたのを知ってキャストを見てみたけど、自分の想像とはちょっと違った笑 でも、そこも小説の面白いところだと思う。 小中学生で全てを失った圭輔がただただ可愛そうで、その上あんな家族の一員にさせられるなんて。自分だったら絶対に耐えられないし、許せない。 心が元気な時に読んだ方がいいなと思った。こういう系統の作品が好きな人には、積極的におすすめしたい!

    2
    投稿日: 2025.03.09
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    450ページの長編小説。 胸糞悪すぎるのに面白くて読むのを止められなかった。 【第一部】 なんでこんなの読んでるんだろう…と80ページ程度しか読んでないにも関わらず読むのやめようと思った。 でも!ブクログの他の人のレビューで、第二部になったら一気に面白くなりそうだと気を持ち直し、第一部は苦行に近い感覚になりながら読み終えげっそり。 【第二部】 よくまぁここまでろくでもない人格を構築できるもんだと呆れを通り越し、吐き気すら出てくる。 こんなやつ殺されても当然だ!と思いながら読んでたはずが、殺されるよりももっとやってきたことに対する代償を受けろー!苦しめ!!!と、私の中にうず巻くめちゃくちゃどす黒い感情が…。 「面白かった…」とポロリと口から出てしまったものの、面白かったけどなんかスッキリしきらーん!キー!こんな胸糞悪いのに「面白かった」と感じさせられてしまったなんてぇぇぇぇーーーー!コンチキショー!!!!!と着てる服の首元を引きちぎり破りたいくらいのエネルギーを持て余してしまっている読後状態の一冊だった。 あぁ…夕木春央著『方舟』の嫌な気持ちなのに忘れられない面白さアゲインだこれ。

    18
    投稿日: 2025.03.02
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    厳しい小中学校時代。女性が襲われることや様々な罠などに、小説とはいえ、怖くて怖くて無事に読んでしまえるかと思いました。なんとかおさまりましたが、それはネタバレになりました。

    36
    投稿日: 2025.02.23
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    前半は圭輔の境遇が可哀想すぎて読んでるのも辛くなるくらい。過呼吸になるシーンが時々あるけど、読んでるこっちもなりそうになる。 なんとか救われてほしいと、半ば願うぐらいの気持ちで読み進めた。 読むのが辛いという感想と矛盾するようだけど、読む手は止まらないくらいのめり込める内容。久しぶりに読んだ本格的な長編ミステリーは読み応え十分の圧巻の内容だった。けど前半が辛すぎるので、お勧めする人を選ぶ作品。

    2
    投稿日: 2025.02.20
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    第1章は、とにかくとても重く辛い話で、胸がモヤモヤと苦しさで堪らなくなった。 2章からは、あんなに辛い人生だった主人公が弁護士になって頑張っている姿にホッとしたが、やっぱり色々巻き込まれ… 一体どうなるのかヒヤヒヤしながら読みましたが、最後は良かったと思います。 この本は長編だけど、あっという間に読了。 とても面白かったです。

    23
    投稿日: 2025.02.11
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    第一部はエグい、辛すぎる。 第二部の裁判から一気に面白くなってくる。ヒヤヒヤしながらも一気読みしてしまうほどに。

    31
    投稿日: 2025.02.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    胸糞わるいっていう言葉がぴったりの、終始嫌な気持ちになり続けるストーリーでした。達ちゃんのサイコパス感が、すごく丁寧に描かれていました。

    3
    投稿日: 2025.02.07
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    第1章は胸糞が悪くて、本当にこんな人生送ってる人もいるんだと入り込んだなぁ。 圭輔この後どうなるの?!ってなった時に第2章 繋げ方うまかったな。何十年のブランクがあるのに第1章と第2章分かりやすく読めた。 久しぶりにページをめくる手が止まらないミステリー。すぐ読み終えたーーー

    0
    投稿日: 2025.01.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    4.5ぐらい。思ったより救いがある作品だった。読んだ後、なんだか泣けてきた。『こんなにも周りが振り回され、ぐちゃぐちゃにならないと、こいつをここまで追い詰められないのか』と、『生死をさ迷わせないと、動けないようにしないといけないのか』という絶望に。 達也みたいなヤツ(人というのもはばかれる)はこの世の中に潜んでいる。達也はどうして怪物になったのか?愛着障害の成れの果てだと分析できるが、気質も無視はできないかもしれない。親の真似ではなく、暴力を振るわれる中で自分が狩る側に立てるようになるにはどうしたらいいかと考えたのかもしれない。道子のような人間ではない人と関わり、少しでも『人』と関われたら変わったのだろうか? 達也を産み出さないためにはどうしたらいいか、これは社会全体の問題だと思うし、達也のように自分のことを憂いていても(親のせいで自分はこうなった、など)落ちぶれるだけなのかもしれない、変わるためには自分が『変わろう』と思って行動しなきゃいけないんだろうと思った。 圭輔と寿人のコンビが良かった。『人はひとりではなかなか悪に立ち向かえないが、仲間がいれば勇気も湧く』という言葉が心に残った。

    3
    投稿日: 2025.01.26
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    まず、非常に胸糞が悪く、不快感すら覚えるほどの重い物語だ。ドロドロとした展開が続き、読む者の心をえぐるような感覚がある。それでもページをめくる手は止まらない。物語の魅力が読者を強引に引き込んでいくからだ。結末は後味の良くない形で幕を閉じるが、それもまた作品の味わい深さであり、面白さの一部だと言えるだろう。ただ、新年のスタートとして読むには少々ヘビーすぎたかもしれない。

    3
    投稿日: 2025.01.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    胸糞悪かった!!読み続けるのがつらかった。 文章は読みやすいけど、もっと達也に苦しんでほしかったと思う。読後はスッキリしないなぁ〜

    1
    投稿日: 2024.12.28
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    めちゃくちゃ胸糞悪くて吐きそうだけど(言葉遣い)読むスピードが止まらない 第二章に入って少しはマシになったけれど相変わらず達也が絡んできてもうこれ以上圭ちゃんに関わらないでくれ、と強く思う ドラマもあるようだけれども、一章はまるまるカットされていた(笑)そらそうだよなあという気持ち半分、達也の悪加減がどれだけ伝わるのか気になった けど嫌ミスすぎてドラマもみてみよ♪という気持ちにはならなかった。笑 最後は達也の気持ちがわかった、とまでは言わないけれどまあ10分の1ぐらい納得する気持ちはあった。10分の1だけね

    3
    投稿日: 2024.12.23
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    なんて言うか、重たい。 ハラハラして続きが気になるから一気に読み終えてしまう。けど、重たい。後味悪、でも、それがいい。 自分の人生のプラスとマイナスのバランスを保ちたい人にお勧めしたい。いい事が続いてるとき、この先の悪い事が怖いとき、ぜひ読んで。絶対に、バランス合わせてくれるから。

    2
    投稿日: 2024.12.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こらああああああ達也ああああああ。とにかく達也にイライラ。腹が立ってムカついて仕方がない。途中から圭輔にもしっかりしろよおおおお!!!強気でいけよ!!!っとむかつきの飛び火。もう少しがつんとじわじわ追い詰めていくシーンがあってもよかったなぁと。懲らしめが足りん。でも最後は思いも知らないところからってところがよかった。また圭輔が寿人と出会わせてくれて、、、本当に嬉しくなる。人との出会いは本当に大切だと改めて思った。

    4
    投稿日: 2024.12.12
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    第一章ではとことんイヤミス、不快、 これ苦手な人が多そうだ 達也の怖さが際立っていた。 第二章ではリーガルミステリー 圭輔は達也を弁護するのか… なぜか関わる人を言葉巧みにコントロールしてしまう達也 こんな人が人生で、近くにいたらとても怖いと思ってしまった…

    33
    投稿日: 2024.12.11
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    達也と言う人間の事が とんでも無く胸糞悪かった。 寝る前に読書してて、 「もぉぉ何なのコイツは!!」って 言っちゃってたww でも、達也みたいな人、 周りに居るんだよなぁ…

    2
    投稿日: 2024.12.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    だいぶ前に読んだけどそれでも鮮明に達也へのイライラを思いだせるくらいには終始胸糞だったなあ。 ドラマも見たけどやっぱり達也のやばさは健在だった。 結末は違うけどあれはあれでよかった

    2
    投稿日: 2024.12.01
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    積読してて損した… 最高にハラハラした。 そしてとんでもなく胸糞悪い話でした笑 悪者側に情の欠けらも無い、同情の余地もないサイコパス野郎過ぎて、恐怖を感じました。 1部で起こる主人公の不遇時代、2部では法廷劇へと変化して達也の弁護をする、とことん胸糞プロットでしたが、最後の追い詰め方は胸スカでした。 マインドコントロールって本当に怖い。(パラコートも恐ろしい)

    12
    投稿日: 2024.11.30
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    初めて読んだミステリー小説としてはかなり刺激が強く胸糞悪い嫌ミスだった、だが物語から考えられることがあったと思う。 次は心温まる本を読もう。

    1
    投稿日: 2024.11.23
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    802DJの浅井さんが 日曜日のモーニングストーリーで 紹介されてたので読みました 気持ち悪い話しで嫌な気持ちになりつつ 引き込まれて一気に読めた

    2
    投稿日: 2024.11.23
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    おもしろい! 2章構成で特に1章は嫌ミス感満載! 腹が立つけど、面白くて一気に読めた 哲学的なことを考えさせる〜 とかではなく。 単純に映画で観たいような 惹きつけられるストーリーとキャラクター

    2
    投稿日: 2024.10.31
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    初読の作家さん。 イヤミスをよく読む私にも内容が少し重く、万人にはおすすめできないけど、文章は読みやすくなかなか引き込まれました。 表紙のザクロ=愚かしさ を表現してるのかな? 文庫本の解説、物凄く要約がうまくまとめられ過ぎているので、読むならストーリー読んだ後のが楽しめると思う(多いにネタバレしてる)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1999年夏、世界は壊れなかったのに、ある人物と会ったことで主人公(圭輔)の家族が崩壊し、悪夢のような奴隷生活へ。 両親がある事件で亡くなり、遠縁とは言っても血縁上は赤の他人の浅沼家にお世話になるが、この家族全員が絵にかいたような最悪な家族。 中学生になり、まともな友人(寿人)のおかげで、だんだんと生活を取り戻していくが、青春時期に経験した暗すぎる経験は、大人になった第二部でも引きずっている。 ●筆者は今作では、理由を持たない根っからの悪役を書きたかったらしい…。 他人の不幸が蜜の味、しかも自分で手を下さず周りを操って引きずり落とす。(証拠が残らない) 恨みや怨恨などの理由などをもたず、自分より幸せそうなものを勝手に敵視する。 ↓ 物語だけでなく現実社会にもいるなと思った。 おちおち出掛けてたら自分に非がない場合でも、犯罪に巻き込まれる事件も増えている。 自分本意な鬼畜に目をつけられないよう気を付けなければなと日々思う。

    13
    投稿日: 2024.10.20
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    圭輔の悲惨すぎる幼少期。正直、小説とはいえ心が痛んだ。 でも救いは寿人との出会い。 そして根っからの悪人のような達也。 ズル賢いとは達也のような人間を言うのだろう。 大人になり弁護士と犯罪者として再会する。 その後の展開はまるで頭脳戦のようで、 これはかなりの読み応えあり! 面白くて一気読みしてしまった!

    3
    投稿日: 2024.10.05
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    ひたすら痛々しい第一部を乗り越えた先に、まさか法廷劇が待っているとは……!面白かった~! 達也という絶対悪の造形もお見事で、ある種一番魅力的なキャラクターだった。読み応え抜群だった! 読了 9月28日

    2
    投稿日: 2024.09.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    気持ち悪いし、胸糞悪い 読んでいて病みそうになる。 読むのをやめたいけど、やめたら気分が悪いままになる。 だから、せめて最後はハッピーエンドだと 信じて読むしかないと思って最後まで読んだ。 読んでる最中は、気分が落ち込むので 早く楽になるために一気読みした。 一応ハッピーエンドで良かった。 二度と読まない、、、

    6
    投稿日: 2024.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろかった。序盤は悲劇でしかなく、小学生で両親がいなくなるなんて辛すぎると思った。絶対に養護施設のような場所の方がいいのに、、その判断力もない子ども。達也が気持ち悪くてたまらなかった。本当にモンスターなんだな、と。良心というものはなく、悪でしかない。寿人に出会って本当によかった。寿人のような友人が1人でもいれば他にはいらないっていうくらいの友人。達也や道子のせいで何人が死んでしまったのか。恐ろしい。ケイスケが弁護士になったことは嬉しかった。諦めず勉強したんだなって。最後は道子に達也は殺されそうになったけど、死なずに後遺症の残る生き地獄のような感じなんだろうなって思った。そりゃすっきりと死なせてはくれないだろう。死ぬほど辛い思いをしながら死ねず、後遺症も残る。達也はそれでも許されない。ケイスケやケイスケの周りの人間たちが幸せに生きていかれる世の中であってほしいと思った。

    2
    投稿日: 2024.09.14
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    1.著者;伊岡氏は小説家。50歳の時、夫人からやってみればと言われ、専業作家になる。広告会社勤務を経て、「いつか、虹の向こうへ(約束)」で横溝正史ミステリ大賞受賞。他にも、日本推理作家協会賞や徳間文庫大賞を受賞。モットーは、「人間の実像を突き詰めていくと、家族に集束していくしかない」。 2.本書;本書は、サスペンスで二部構成。第一部;圭輔(主人公)は、平凡な家庭に育った。しかし、不幸な事故で両親を亡くし、遠縁に引取られ過酷な思春期を送る。生活は奴隷とも言える酷さだった。第二部;大人になった圭輔は、弁護士となる。そこへ強盗殺人容疑の達也から弁護の依頼が舞込み、引受けます。達也の巧妙な罠に翻弄されながら、過去の因縁に決着をつける姿を描く。 3.個別感想(印象に残った記述を3点に絞り込み、感想を付記); (1)『第一部の11』から「校外学習で、養豚場を見学に行った・・。きれいに掃除された豚舎で、大切に飼われていた。今の自分(圭輔)は、あれよりひどい生活をしていると思った。臭くて狭いゴミだらけの部屋で、ぷんと臭うような惣菜を買い、着るものは三日に一度ぐらいしか洗濯させてもらえない。もちろん、新しい服など買ってくれる訳がない。・・優しい言葉をかけてくれた友人達も、髪をべたつかせ異臭を漂わせている圭輔に、近寄りたくないのは仕方がない」 ●感想⇒圭輔は突然両親を亡くす。小学生の圭輔の面倒見で、親戚は誰も引取れないと逃げ回る。遠縁の道子と達也親子と暮らす事になるが、道子の狙いは金目当てで親代わりなどする気は無い。酷い生活とは、「理髪店に行かせてもらえないので、鏡を見ながら自分で刈った髪、サイズの合わないワイシャツ、・・」等と。食事は、家族とは違い粗末なもの。小説とは言え、こんな鬼女がいるのかと、気が滅入ります。自分達の生活と異なり、圭輔には必要なものを与えないどころか、奴隷のようにこき使う道子には人間の血が流れているとは思えません。圭輔は施設で暮らした方が幸せだったかも。こういう事は、類似の経験がないと理解が難しく、他人事に思えるかもしれません。手前事ですが、私は母子家庭で貧乏でした。子供ながらに辛い事もありましたが、圭輔とは違い、実母と暮らせただけで幸せでした。世間には悲惨な生活を強いられている人もいます。他人事と言わず、自身の現状に感謝の心を持ちたいものです。 (2)『第二部の4・7』から「今は、牛島夫妻と圭輔の三人暮らしだ。もしも、この人達と出会えてなければ、自分はいったいどんな人生を歩んでいたかと考えそうになるだけで、いまだに吐き気にも似た肌寒さを覚える」「・・圭輔も牛島夫妻の強い勧めで高校進学を果たした。アルバイトに励んだが、圭輔が稼いだ金を牛島夫妻は受け取らなかった。それどころか、七百万円も大学進学の資金にするための定期預金にしてあると告げられた。・・収容所の如き家から救い出してくれた上に、実の親のように接してくれ、家庭というものを思い出させてくれた牛島夫妻にが、返しきれない程の恩があると圭輔は思っている」 ●感想⇒圭輔は、前述で書いたように両親と死に別れ、悲惨な生活を送りました。その後、幸いにも牛島夫妻に面倒を見てもらい、大学に進み弁護士になりました。「捨てる神あれば拾う神あり」と言いますが、圭輔は前途に光明を見出しました。❝良かった❞。私事です。とても高校進学出来る家庭ではなく、定時制高校に進み勉学。昼間は働き、夜間に学びました。そこで出会った人々に勇気や支援を貰いました。親友とは、休日に図書館で勉強し、ささやかな贅沢であるラーメン一杯を「汁まで飲むぞ」と励ましあったものです。昼間の仕事では関係者の支援で受験勉強する環境を作ってもらい、大学進学し、卒業出来ました。誰もが育った環境が違うので、良い事ばかりではないと思いますが、与えられた条件の中で精一杯頑張るしかないと思います。苦しい時を忍耐強く乗り越えれば、きっと勝利の女神が微笑むでしょう。 (3)『第二部の14・18・19・30』から「達也は、人の心を乗っ取る天才なんだ。怒りや悲しみや猜疑心を与え続けて、判断力を奪う。そして、自分の思い通りに相手を動かすんだ」「他人の人格を汚す事、破壊する事に喜びを見出すのです。他人が不幸になる事がうれしくて仕方ないのです」「世の中には矯正できない人間がいる。達也がそうだ。こいつは世の中に存在してはいけない邪悪な化け物だって」「一つ確かなことがある。怪物は達也ひとりじゃないってことさ。それこそ、そこら中にいる」 ●感想⇒組織や人材育成で❝262の法則❞という理論があり、人の集団でも適用されます。本書を例にとれば、❝善人(20%):普通人(60%):悪人(20%)❞という事でしょうか。私の定義でいえば、「善人=人の気持ちを理解し、気配りが出来、社会のルールを守り、弱い者いじめをしない人」です。悪人は、善人の裏返しです。オレオレ詐欺や投資詐欺で金品を騙し取る輩等は悪人の中で少数派ですがいるのです。達也は、「他人の人格を汚す事、破壊する事に喜びを見出すのです。他人が不幸になる事がうれしくて仕方ない」人間です。私はこれ程の悪人は知りません。しかも、「怪物は達也ひとりじゃないって事さ。それこそ、そこら中にいる」。付き合う人の見極めが重要ですね。 4.まとめ;伊岡氏のベストセラーミステリー。第一部は、どこにでもありそうな人間模様の中で、幼い圭輔の虐げられた生活を読み、感情移入する私でした。圭輔の将来に気をもみ、第二部を一気に読みました。達也は、「一か月が経つ今も、ベットから起き上がれず」になる。バチが当たったのかも。伊岡氏曰く、執筆動機は「全く人を顧みない、全く反省しない根っからの悪を書いて見たかった」と言います。ストーリー展開はまずまずの出来栄えです。しかし、私は個別感想でも書いたように、個人的体験も影響して、❝奴隷のような幼少生活を送った圭輔❞と❝人を貶め続ける達也❞の対比に心が引かれました。書中の「人は一人では中々悪に立ち向かえないが、仲間がいれば勇気も気力も沸く」に賛同です。人間は集団の中で生活しています。個人で解決できない問題は、悩む前に信頼のおける人の意見を聞く事です。最近、頻発している詐欺に遭遇したら、先ず相談ですね。 (以上)

    239
    投稿日: 2024.09.07
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    初読みの作家さんでしたが、すごいなと思いました。 登場人物の感情の描写が。著者さんは人間という物をとてもよく観察していらっしゃるのだなと、畏敬すら抱きました。 作品についてははっきり言って読み終わった時、 油っこい食べ物をたくさん食べた後のように重く、不快感が残ります。 消化不良な感覚もあります。 前半の胸糞な展開が、後半でスカッとひっくり返る……わけではなく。 ちょっと2度とは読めません。 それでも最後まで読みきれたのはそれだけこの作家さんがすごい、巧いからに他なりません。 被告と弁護人となった達也の謎かけのようなやり取りなんかは、あとあと真相がわかって感嘆してしまいました。 悪魔みたいな人って、こういう人を言うのだろうな。身近に存在しなくて本当に良かった… ⭐︎は、得手不得手を加味せずに。

    5
    投稿日: 2024.09.01
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    基本的に気が滅入る話ではある。 特に前半は体調が悪い時には読まないほうがよいレベルだと思うし、前半で挫折すると胸糞悪さしか残らないのではと思うという意味でちょっと人を選ぶ本であった。 この作者の作品は2作目だが、幼少期の書き方が上手い。 子供のどうしようもない無力感とか、ずるずると悪い方向に向かっていく絶望感が本当によく伝わってくる。 そんななかで、一つの出会いが人生を変えていくという小さな光明が見えるのが救いではある。 幼少期が絶妙であるために物語の出来以上に印象に残る人物になっていると思う。

    4
    投稿日: 2024.08.09
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    前半、辛くて読むのをやめました。そんなのは初めてくらい。ちょうど仕事が忙しく、帰りの電車で楽しい小説でリフレッシュしたいと思っていたのに、これはキツすぎた。。 忙しい毎日が落ち着いてから再読。少年編はホント辛かった。弁護士編でようやく落ち着いて読めるようになったけど、、辛いのは嫌だね。。やっと読み終えたって感じ。 読ませる力はさすが。ただ、ただただ辛い話でした。

    4
    投稿日: 2024.08.06
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    『悪寒』より先に読んでも大丈夫なぐらい面白かった! ミステリー初心者にもおすすめ!『悪寒』よりも分かりやすいかもです!

    5
    投稿日: 2024.07.31
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    クズな悪魔のオンパレード…読みながら時々しんどくて手が止まった。 生まれながらの悪は存在するのか? 私的には、どんな人間にも善意はある、と思いたいが… 環境が悪を作り出すのに多大な影響を与えるとは思うが、それだけでは説明が付かない気がする…もう初めから悪の芽が出ている人物もいるんだろうなと、気持ちが落ち込んだ…

    5
    投稿日: 2024.07.29
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     つくづくイヤミスというジャンルは好きではないと痛感した一冊。1章ではごく一般的な家庭に生まれた圭輔が、嫌な雰囲気をまとう親戚・道子と達也母子のせいでどんどん転落していく様が描かれ、鬱々とした気分にさせられる。2章で新米弁護士として奮闘する圭輔に少し安堵するが、また達也の黒い影が。性格が歪んでしまうような体験をしてはいるものの、達也の底知れない悪を追い求める性格は根っからのものであることがわかる。尼崎や北九州の事件を思い起こす。圭輔は寿人を始めとする周囲の人間に恵まれており、比較的ラッキーな方だった点が救いか。

    2
    投稿日: 2024.07.08
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    第一部がつらすぎてなかなか読み進められず。乗り越えた第二部でもヒリヒリが続く。代償は払われたといえるのか。

    1
    投稿日: 2024.07.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前半がきつすぎて一旦離脱… 数ヶ月後今なら読めるかな?というタイミングで読了。後半は止まらなくて一気読み。面白かったけれど後味は悪いです…

    2
    投稿日: 2024.06.16
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    支配される側の描写がうますぎる。学習性無力感を獲得してしまっていく子どもの過程が、あまりにもリアリティありすぎてこわかった。(良い意味) もうこれ以上圭輔に人生のハードルを与えるんじゃない……と絶望して2回くらい読む手が止まった。でもはやくその絶望から立ち上がってほしくて読み進めた。終わり方もカタルシス感じるいいまとめ方でした。

    2
    投稿日: 2024.06.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    達也が悪人すぎてひどい。 だから個人的にはきちんと主人公が復讐するところを見たかったな。 ある種復讐はするけど、なんかモヤモヤは晴れない。

    2
    投稿日: 2024.06.02
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    またこの作者のいつものパターンだった。途中までは展開にドキドキしながら読むが、最後がはちゃめちゃで結局何だったのか分からない。いろいろ詰め込みすぎの感じがする。

    1
    投稿日: 2024.05.31
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    救いようがない類まれなるクズの加害者を、全てを諦めてしまった被害者が裁判で弁護する。そんな異例のサスペンスミステリ。 中々に《イヤミス》と話題の本作は400ページを超える厚みとはいえ、胃がムカつくほどの胸糞具合と苛立ちで捲る指が止まらず2日で読了。 彼の《代償》はあまりにも…。 これから少しでも幸せが待っていますように。

    1
    投稿日: 2024.05.29
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    【2024年112冊目】 あの日、圭輔は全てを失った――煙草の不始末により起きた火災で圭輔は両親を一度に亡くしてしまい、親戚である道子とその息子である達也の家に引き取られる。未成年後見人となった道子は圭輔を意のままに操る一方で、達也も圭輔の友人に触手を伸ばしていた。数年後、弁護士となった圭輔に私選弁護士の依頼が来る。それは縁を切った筈の達也からのものだった。 来たよ来たよ、先を読み進めたくない作品!前評判で胸糞と聞いていて覚悟していたのに本当に辛かったです。ここまで人は悪になれるものなのか?圭輔が前世で何をしたって言うんですか??と言いたくなるほどの展開。ページが残り僅かになっても、希望の見えない話に絶望しながら読み切りました。 胸糞の悪い話はたびたび読んでますが、最後にはそれでも面白かった…!となることも多いのにこの小説は多分受け手によって大きく印象がわかれると思います。ぬるい、積み重ねを振り返れば代償がぬるすぎる。そう思うのは私も悪の心に捕えられているからなのでしょうか。 精神が病んでる時にはおすすめできない一作ですが、同時に悪をこれでもかというほど浴びることのできる一作です。

    1
    投稿日: 2024.05.21
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    伊岡瞬さん初でした。 ストーリーのテンポが早いので一気読み。 ところどころ中途半端でモヤッとする事もありましたが、とにかく達也と道子のサイコパス感が伝わりました。 何故達也はそこまで圭輔に執着するのか… 初読みで当たりを引いた。 2部に入ってからの伏線回収、達也の人を操る才能に夢中になりました。

    2
    投稿日: 2024.05.01
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    冒頭から胸糞悪くて途中挫折しそうになったが、最後に親子が罰せられる事を願って読み続けた。 達也の悪行が凄過ぎる。こんなに酷い悪人が登場してる小説を読んだ記憶が無い。人の心を操り、自分の手を汚さず犯罪が出来る達也は、ある意味天才だと思う。 それに対して、圭輔は真っ直ぐで聡明で気が弱い人。その対比がこの物語を面白くしていると思った。 達也が払った『代償』は正直生ぬるいとは思うが、これがイヤミスだと思うと納得がいく作品。

    18
    投稿日: 2024.04.28
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    タイトルから、どんな悲惨な復讐なのだろうと読み始めたが、代償というよりリンチでは…と思ってしまった。くらい胸糞は良くないかな。 少年時代を共に数年過ごした、主人公の圭輔と達也が対立するかたちで描かれるのですが、達也側はページをめくる度に想像の上をいく“嫌さ”を提示してきて凄かったです。途中から「次は何が来るか?!」とドキドキしました。 終盤の“代償”につながる流れまで面白かったが、ちょっとここまで一気読みした割には弱かったかも知れない。

    15
    投稿日: 2024.04.24
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    なんとも気持ち悪かった… 1度読みはじめた時は途中までしか読めなくて、しばらく寝かせて、2回目も前半がキツくてなかなか進まなかったけど、モヤモヤするからなんとか読み切った。 話自体はおもしろかったと思うけど、あまりに残酷な人過ぎて、読むのが辛かった

    3
    投稿日: 2024.04.14
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    読んでいて気分が悪くなる作品だった。 どんな代償があるのか気になって最後まで読んだ。 代償は物足りなかった。

    3
    投稿日: 2024.03.29
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    伊岡瞬さんの作品を読んでみようと思い、このアプリで一番登録されていたこちらの「代償」を選択。 緊張感に似た不穏な空気感が常に漂っているような物語だった。 物語は2部構成。主人公である圭輔の小学6年生から24歳迄の幼馴染み達也との悲壮の仲合が描かれている。 この因果とも運命とも感じられる二人の相関がとても忌まわしく、とても苦々しい。 1部では両親を故意なのか事故なのか分からぬ状況で亡くし、傷心で幼すぎて少ない選択肢の中からいいように強引に他人に踏み込まれるだけの圭輔。 一方達也はある程度のパワーバランスの地位を築いており、その頃からサイコパスに似た犯罪者特有の色に染まっている。 物語は終始達也が事件やら問題やらの起点であり、圭輔が自分の不遇の根本に頭を悩ますという展開。 達也は頭が良く度肝も強く、圭輔も頭はいいのだが肝心の心が弱い。そして幼い。 2部では成人し圭輔は駆け出しの弁護士として法律事務所で働いている。そこに圭輔名指しで達也から弁護依頼。 その後は終始達也が嘲笑う様に一歩も二歩も出し抜いてくるのだが、その姿は圭輔もだが読者も気に触り癇に触る。犯罪者や詐欺師特有の軽さと口の上手さ、そういった狡猾さががそう思わせる。 実体がないとも見えるが自分には達也には温情がないのだろうと感じた。凄く野生動物的でありサイコパスとも少し違うかと感じた。 「代償」というタイトル、起きてしまった事柄にどう向きあうか?どう自分と折り合うか? 読む前と読後でこのタイトルに感じていた言葉の意味合いが変わっていることに気付く。 あいにく自分の近い所に達也みたいな輩はいないので一安心だが、いつどこで逢うかもしれないし、何かのきっかけで誰かがそうならないとも言いきれない。 自分の目と感性を磨くしかない、自分のために、家族のために、仲間のために、そう考えさせられた。

    111
    投稿日: 2024.03.08
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    残酷すぎる話で途中で読むのやめようとしたけど早く読んでしまおうの気持ちが勝った その残酷さが癖になってゆき、ページを捲る手が止まらなくなった

    3
    投稿日: 2024.02.24
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    ドキドキハラハラしたくて、スマホで検索してこれを読みました。 なんか知っている??と思ったら,小栗旬君の映画で見たことがありました。 原作はこんな感じだったのかー‥ モラルが違いすぎる人間同士の掛け合いが怖いです。

    3
    投稿日: 2024.02.20
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    登場人物の品の無さや悪態っぷりはムカムカしてしまった。主人公に感情が入ってしまうほどのめり込み、2晩で寝不足になりつつもあっという間に読了。こんなに一気読みしたのは久々です。

    4
    投稿日: 2024.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    感想 読んでいてイライラしてきた。寄生虫みたいな金目当ての親戚が主人公の家を荒らし、両親まで殺してノウノウと生活しているなんで吐き気がする。まだ序盤だけど早く逆転の機会が来ないかな。 最後の9割くらいまで我慢が続いたが、最後の最後にやっと日の目をみた。良かった。 あらすじ 小学生の圭輔は親戚という達也が好きではなかった。達也が家に来るようになってから家のお金や母親の下着が無くなることがあった。挙げ句の果てには達也が家に来ている時に、不審火で両親を亡くし、達也の家で奴隷のような生活を送ることになる。 そんな圭輔は同じ中学で知り合った寿人とその叔父になんとか助けられて、浅沼家から抜け出すことに成功する。時が流れて弁護士になった圭輔のところにある日、達也が強盗致死で拘束され、圭輔のところに弁護士依頼がくる。 達也はこの後に及んで自分に鉄壁のアリバイを用意し、圭輔を嵌めようとした。圭輔は、寿人と達也の過去について調査を始める。

    8
    投稿日: 2024.01.14
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    とてもダークで世の中の暗い醜い部分がわかる本。 特に主人公圭輔の親戚である達也の下衆さがなんとも言えない。これ程まで胸糞悪い人間がこの世には五万といるんだろうと思う。 結局最後は圭輔と親友の寿人のタッグで達也を成敗し、爽快感で終了。

    2
    投稿日: 2024.01.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ストーリーに引き込まれあっという間に読了。前半は主人公圭輔の平凡だけれど幸せな日常から始まり、親類の達也とその親と関わることで圭輔の過酷な思春期へと繋がっていく。どんな代償でも許されないと思うような罪の数々を重ねる親子。 第二部は圭輔が成長し弁護士となり、リーガルサスペンスの様相に。 最後は達也がそれまでのやりたい放題の生活には戻れないだろうと思わせてくれたので、多少はスッキリできたかな。

    3
    投稿日: 2023.12.26
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    伊岡瞬さん初読み。 結論から言うと、面白かった! 展開がスピーディーでグイグイ読ませてくれます。 作者は根っからの悪を書きたかったそうですが、マジで悪すぎて超絶ムカつきながらも、ページを捲る手が止まらない。 ラストもハッピーまではいかないまでも納得でした!オススメです!

    56
    投稿日: 2023.12.24
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    一部は読むに読めないぐらいの嫌悪感があり読むのやめてしまおうかと(笑)いうぐらいでした。 二部に入りホットしながらも一気読みし最後は納得できる結末。おもしろかったです。

    3
    投稿日: 2023.12.21
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    前から気になっていた本と作家さんで、ストーリー展開がおもしろく一気読みしました。 後半の謎解き的な部分があっさりしていて物足りなさを感じたのと、悪役の人物にはもっとスケールの大きな悪事をやらせるともっと盛り上がったのかなと思いました。

    2
    投稿日: 2023.12.19
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    達也の狡賢さ、狡猾さ、人を操る力の高さ、全てがおぞましく感じます。自分の手は汚すことなく、周りの人を使ってターゲットを貶めていく姿が恐ろしすぎて、まるで蛇にじわじわと痛ぶられているような気持ちになりました。圭輔がとても真っ直ぐな人なので、その対比が更に物語の不気味さを増幅していると思います。

    2
    投稿日: 2023.12.17
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    先の展開が気になり一気見必死です。 大人になっても達也に操られる主人公にイライラしますが、それがマインドコントロールと言うものでしょう。 心理的な駆け引きや裁判に関する情報など豆知識も興味深いです。

    2
    投稿日: 2023.12.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

     この物語に出てくる悪人、浅沼達也(後の安藤達也)の11歳から24歳までの悪行の数々、その代償は刑法上での償いでは償いきれないものと思います! 伊岡瞬「代償」、450頁、2014.3刊行、2016.5文庫。

    0
    投稿日: 2023.12.07
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    ごく一般的な家庭だった圭輔に遠い親戚である浅沼家と息子の達也が関わることで、不遇な思春期を送ることになる。 後に弁護士となった圭輔に強盗致死で起訴された達也の弁護をすることになったが。 翻弄される圭輔。 裁判と圭輔の行方と結末は。 達也の設定がすごい。

    5
    投稿日: 2023.12.01
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    伊岡さんの本は6冊目。 これはおもしろかった。特に後半は一気読み。 今まで読んだ伊岡作品の主人公たちはあまり好きになれなかったが、今回は圭輔が聡明だからかな。 寿人も賢くて冷静で、素直に二人を応援できた。 対してどうしようもなく鬼畜な親子。次第に明らかになっていく事件の真相。どんな『代償』でも足りない。目には目をという気持ちで読んだが、この程度じゃ全然懲りないでしょ。どうしたって反省なんかしないんだろうなぁ。

    88
    投稿日: 2023.11.23
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    道子と達也親子には終始嫌悪感が拭えなかった。自分の周りにはいないが、世の中にはそんな人も居なくはないんだろうなと思いつつ、本当に関わりたくのない人物を描けるのも素晴らしいなと思った。あまりにも悪人すぎて、卑劣な素行に興味が湧きスラスラと読み終わってしまった。

    3
    投稿日: 2023.11.08
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    読み始めて気づきました。んっ、キャンプ場でのナイフ。紛失。クリスマスの火事。同級生の妹。中華料理店での対決。あっ、読んだことあると。でも面白く再読しました。本作実写ですれば、達也はへずまりゅうさんを思い浮かべるの自分だけでしょうか?

    0
    投稿日: 2023.11.05
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    怖いしとても気持ち悪かったです。世の中には関わってはいけない人がいるのだとつくづく感じました。腹が立ちながらも一気読みです。

    1
    投稿日: 2023.10.31
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    どんな展開になるのか気になる一心で読み進める事は出来ましたが、内容が重くて少し疲れました。 また悪役がとことん悪い人で、全く共感出来ませんでした。文章は読みやすいですが、内容は重いと思うので心に余裕がある時に読む事をオススメします。

    10
    投稿日: 2023.10.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1Qさんの投稿を見て♪ クズ中のクズが出てくると聞いて、いったいどんなクズ野郎が出てくるんだろうと思って、笑 うわぁ、これは強烈すぎた〜。 達也、ほんとにクズすぎた(・・;)ついでに道子もクズ。 イヤミスとか読むの好きな方だけど、これは序盤から胸糞悪すぎて、読むのしんどくなる程。 だけどどうなるのか気になりすぎて〜。 第1部は仕方ないとして、第2部では圭輔に対しても"なんでやねん"と思うとこいっぱいでちょっとイライラした。 「代償」こんなもんでいいのか? 現実だとせいぜいこんなもんなのかも知れないけど、読者としてはもっとこてんぱんにいって欲しかったな〜。 後々まで印象に残るくらいの胸糞悪さだったけど、面白かったです。 伊岡さん他の作品もこんなかな? 読むときは構えて読まないとだな笑

    35
    投稿日: 2023.10.20
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    いやいや最後は無事に終わってくれてやれやれである。 ともかくこの主人公のうじうじした態度にはやられるというかもう見てられないわよ!ってなってたわけだけど、何だか凄まじい援軍に加勢されてどうにかしていくわけで、まぁぶっちゃけ主人公は影が薄いんだよね。なんだけど同じ事務所の美人の先輩といい感じになったりしてなんなのこれ。 達ちゃんという強烈なカリスマと南ちゃんならぬ道子ちゃんというなかなかの悪人が揃うにつけ、このインパクトに対抗するのは主人公ではなくて悪いこともやっちゃうよという親友なわけで。 でもあれだ、真面目にやってればいつかちゃんと報われるってことだよ若者よ。

    1
    投稿日: 2023.10.14
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    ちょっとグロすぎな所もあるけど読みやすかった きもち悪くなりつつ読み進めさせるさすがのテクニックでした

    0
    投稿日: 2023.10.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    不幸な境遇のため、遠縁の達也と暮らすことになった少年・圭輔。新たな友人・寿人に安らぎを得たものの、魔の手は容赦なく圭輔を追いつめた。長じて弁護士となった圭輔に、収監された達也から弁護依頼が舞い込み。 達也と道子のクソ野郎っぷりが凄すぎて一気読みだった。

    4
    投稿日: 2023.09.01
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    最初からイヤミスな展開が続き、凹んできます。 タイトルから主人公の逆転を期待してましたが、なかなか上手くいかずに、おいおいと思ってました。 また、スカッとする終わり方ではない分、リアルさを感じました。 本当にこのような話があるのなら、弁護士さんも大変だなぁと感じました。 内容(「BOOK」データベースより) 平凡な家庭で育った小学生の圭輔は、ある不幸な事故をきっかけに、遠縁で同学年の達也と暮らすことに。運命は一転、過酷な思春期を送った圭輔は、長じて弁護士となるが、逮捕された達也から依頼が舞い込む。「私は無実の罪で逮捕されました。どうか、お願いです。私の弁護をしていただけないでしょうか」。裁判を弄ぶ達也、巧妙に仕組まれた罠。追いつめられた圭輔は、この悪に対峙できるのか?衝撃と断罪のサスペンスミステリ。

    14
    投稿日: 2023.08.29
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    読んでて楽しい気分にはなれなかった。ワクワク、ドキドキ、続きが読みたい!っていうよりは、少し苦しい思いしながら読み続けてる感じだった。 私が内容が苦手なのかもしれません…

    0
    投稿日: 2023.08.28