
総合評価
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powered by ブクログ#アンデッドガール・マーダーファルス 1 #青崎有吾 #地雷グリコの青崎先生による、ミステリ。こっちのシリーズの方が先だね。ミステリ界の有名人や、モンスター界?の有名人たちがこぞって登場して、オールスター戦のようで楽しい。 次巻ではかの大泥棒と名探偵が登場。明智小五郎や怪人二十面相まで登場してくれたら最高だな。 #読書好きな人と繋がりたい
8投稿日: 2025.07.03
powered by ブクログ一応2篇の中編集‼️2つ目の「人造人間」がめちゃ好きです!怪物×首無死体×密室でトリックがかなり面白い!4巻まであるそうなので、2巻目も読みたいと思います!
0投稿日: 2025.06.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おすすめされた本。以前にも読んだことのある方だった。いわゆるファンタジー世界に住む怪物関連の事件を解決する探偵たち。彼らもその筋の者たちなのだけれど、かなりキャラが濃い。最初はちょっと戸惑うものの、その世界観に慣れてくれば問題なくなってくる。後半のお話にはミステリ好きならご存知であろうポアロやルールタビーユ、おまけにモリアーティの名前まで出てきて否応なく今後が楽しみ。お話的には後半の人造人間がとても良かった。ミステリとしても丁寧に描写されており、少しダークな雰囲気が好きな人にはかなりおすすめだと思う。
0投稿日: 2025.06.12
powered by ブクログ青崎有吾さん アンデッドガール・マーダーファルス1 (1章、2章) ずっと読みたいと思ってましたが、この連休でデビュー(野球みるか読書するかに集中)結論めちゃくちゃ面白いです 設定がわかりやすくていいです ※私は東京喰種(reも)大好きなので、もっと早めに読んでおけば良かった。。。今まで読んでなかったの大変悔やまれる。。。 舞台は19世紀、20世紀あたりのドイツ 輪堂鴉夜(りんどうあや) 鴉夜の弟子をの真打津軽(しんうちつがる) 助手の助手馳井静句(はせいしずく) ※最初の方は設定理解するのに、時間掛かりましたw ・輪堂鴉夜 960歳ぐらいで 首だけ不死身 ※半鬼に首以下を切られて体探しの旅へ ・真打津軽 若い 半鬼半人の怪人 鴉夜とともに自分を生み出した人探す ・馳井静句 メイド 忠誠心あり こんな賑やか3人組の話 森博嗣のVシリーズのような、基本わちゃわちゃしながら事件を解決していくスタイル 一方で、東京喰種や鬼滅のような要素もあるけど 不死身(不老不死)、鬼、半鬼半人、人、ドラキュラ、フランケンシュタイン、なんでも登場ありの物語。 鴉夜のキレキレ冗談と事件解決は 読んで爽快感あり 津軽のジョーク、ゴリゴリのバトルも素敵です 静句のまだ、メイド感しかないですが 忠誠心毒舌はwwシーリーズのウグイを彷彿させる 1章、2章ともに吸血鬼とフランケンシュタインと もう何でもありだなと思いつつも、しっかりと人と人以外の生き方(存在意義)、関わり、尊厳が 散りばめられており、事件解決×生き方がしっかり絵が描かれて読みやすかったです アニメもあるみたいですが、それはそれで楽しそう(画も派手で楽しそうだなと、観ようとおもいます) キャラも事件もしっかりと表と裏の真相がリンクしており、次の事件にも繋がり、本丸の体探しの冒険を一歩一歩進む感じが読んでてゲームみたいですね 最後の2巻への終わり方も また奇抜な3人が出てくるので楽しみです ★4.0
48投稿日: 2025.05.03
powered by ブクログ設定が面白い!本当に昔は怪物という存在があり、非怪物である人間と共存していたのではないか、と50%くらいの割合で思い始めました。吸血鬼が怪物ランクでそんなに上位に位置するんだ!と思い、鬼の最強説もワクワクしました。 戦闘シーンの描写に圧巻!私の頭では映像化が追いつきませんでした。 面白いです。どんどん読めます。
1投稿日: 2025.04.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
掛け合いが凄い!色んな意味で! 海外にいる設定なのに、それは日本語でしか伝わらないやーーん!みたいなのがあって、ちゃんと向こうの人には伝わってないのおもろかったな。 ただ、その掛け合いの部分がややダルい感じはあった笑 全体的には面白い!これからの敵も面白そう
1投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログミステリーとか怪奇とかホラー好きな人はワクワクするような設定のお話。吸血鬼とかテンションあがるよね。 とはいえ話自体はよくある展開で、意外性は皆無。 あと文章を変わった書き方しているところがあって、やりたいことはわからなくもないが読みにくい。
5投稿日: 2025.03.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「本格王2024」で読んだ人魚裁判の短編が面白かったので、本編も読んでみた。 青崎さんの本はキャラが魅力的に描かれるのが良い。首だけの探偵なんて前代未聞じゃない?
1投稿日: 2025.01.29
powered by ブクログキャラや世界観が面白そうで購入したが 蓋を開ければシャーロキアン派生ストーリー?! 次巻はまさに真打登場らしいし #読了
1投稿日: 2024.12.12
powered by ブクログ体育館の殺人が面白かったのと、アニメ化ということで読んでみました。キャラ、掛け合い、論理的な推理など、非常に良かったです。。
8投稿日: 2024.11.11
powered by ブクログアニメ化したから見る前に読んでみた。キャラ立っててわりと面白かった。表紙絵が謎。気軽に読めるファンタジーミステリーなので気が向いたら2巻も読んでみようと思う。
0投稿日: 2024.10.28
powered by ブクログ短編2つだからさくさく読める。妖怪や怪物、過去の有名キャラクターが続々出てきて、そういうものが好きならとても楽しい。ミステリーも特殊設定でありながらきちんとミステリー。軽めなので隙間時間に読むのがいい感じ。
0投稿日: 2024.09.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白すぎる、こんなに面白いの……!!?? 青崎さんだったから手に取ってみたけど、もっとライトノベルっぽいと思ってたら、この異能力ばちばにありそうなテイストでちゃんと論理立ったミステリーなんだ!?面白すぎて一瞬で読み終わってしまった。 東洋の妖怪と西洋のモンスターの合わせ技に、世界に名の知れた探偵まで絡めてくるんだもんなあ、面白くないわけないし、どんな頭してたらこんな世界観思いつくんだろう。これ多分元ネタがわかったほうが一層面白いよね。 しかもラストは世界一有名な悪役まで出てくるし、こんなに設定盛りすぎなのに無理があるわけでもない。裏染天馬シリーズが面白くて、読み進めるのが勿体無いからちょっと置いとこうと思ったらこっちもこっちで読み進めるのがもったいなくて思えてきた。でも早く読みたいのでさっさと2巻を読みます。
1投稿日: 2024.09.11
powered by ブクログ19世紀ヨーロッパを舞台に怪物専門の探偵『鳥籠使い』一行が活躍するファルス(笑劇)第一弾 『鳥籠使い』のメンバーは3人。 輪堂鴉夜はこの世に一人しかいないとされる「不死」と呼ばれる怪物。美少女の生首。 真打津軽は半人半鬼の青年で鴉夜の助手。 馳井静句は鴉夜に仕えるクールなメイド。 吸血鬼や人造人間が巻き込まれた事件を解決していく。謎解きは論理的で引き込まれていく。そして会話の掛け合いも軽快で楽しい。 周りがキョトンとしてるなか、鴉夜と津軽の笑い声がひびく 「ははははは」 「ふふふふふ」 しかも「灰色の脳細胞」の警部まで登場!嬉しくなっちゃいました。 鴉夜の奪われた体をめぐって今後の話がとても楽しみです。
65投稿日: 2024.08.25
powered by ブクログ私の好み。 妖怪、化け物になぞったミステリーではなく、本当に彼らがたくさん出てくる。しかもこっそりではなく堂々と。 最初の方で、真打の話が落語っぽいぞ?と思ったら、中盤で「エセ噺家」と言われてて笑った。 話が短編ではなく続いているので楽しみ。
0投稿日: 2024.07.05
powered by ブクログアニメをきっかけに作品を知り読んだ。 アニメ化されていない2章(人造人間)の話がめっちゃ好き!!アニメでも観てみたかった!!
0投稿日: 2024.06.15
powered by ブクログ地雷グリコがあまりにも面白く、天馬シリーズも全て読んだので、新たなシリーズとして興味が湧いて手に取った作品。 登場人物はどなたも魅力的な作品でした。
0投稿日: 2024.06.06
powered by ブクログ青崎さんの作品を読んでみたくて♪ ラノベっぽいのはあまり読んだ事なかったけど、どなたかの感想見て気になってた作品。 いやいや、これ面白いわ〜! アニメ化も漫画化もされてるみたいだけど、小説もほんとにアニメを見てる様な感覚で楽しめた! 「怪物専門の探偵」、不死の輪堂鴉夜、その従者の馳井静句、そして半人半鬼の真打津軽。 この個性的な3人組による謎解き物。 キャラ設定から面白い♪ 出てくる怪物も吸血鬼に人造人間に、、といかにもアニメっぽくて楽しい♪ 舞台はヨーロッパで、西洋っぽさと、ちょっとダークな感じがとても良かった。 ライトで読みやすいけれど、鴉夜の鋭い洞察力で謎を解く様は、本格ミステリーのように ほほ〜っとなって心地よい♪ シリーズ物で、今回はドラキュラとフランケンシュタインだったけど、これからも有名どころがいっぱい出てくるのだとか! 面白かったのでシリーズ追いかけるぞ〜♪ そしてこれ読み終わって、アマプラでアニメも見ました〜! だいぶ端折られてはいるものの、アニメもめっちゃ面白かった〜◎
58投稿日: 2024.02.16
powered by ブクログ新年1冊目の小説。 アニメの予告を見て、気になり原作本を読破。 吸血鬼、人造人間、生首探偵、鬼殺し等、ホラーのジャンルのキャラクター達が集まり、そこにミステリーも加わった作品。 色々キャラクター達が集まって、ホラーのアベンジャーズみたいな感じがして面白かったです。 トリック等は、ややこしくなくて、分かりやすく出来ていて、深く考えずに読めれて、世界観が想像出来たのが良かったです。 続編も読みたくなりました。
4投稿日: 2024.01.03
powered by ブクログその世界では怪物が普通に認知されているだけではなく、架空の人物、シャーロック・ホームズや吸血鬼カーミラ、ドラキュラ、他の名だたる有名探偵や泥棒が存在している。 生首の不死の美少女は推理し鬼の半妖は戦う。カオスでファルスな物語。 鴉夜と津軽の会話が楽しい。 そして謎解きもシンプルでわかりやすい。次作も読みたい。
12投稿日: 2023.12.23
powered by ブクログアニメを先に見たのでビジュアルのイメージがしっかりしていたので読みやすかった。ファンタジー乍説得力のある推理物で、怪物の特性を上手く調理していた。
1投稿日: 2023.12.20
powered by ブクログちょくちょく名前の出ている書店員の友人Y氏から、私が好きそうなキャラがしこたま出てくるので読め、とずっとお勧めされていたのですがうっかり忘れていました。 成程、これは好みです。 有名な西洋の文学作品から今回は『ドラキュラ』と『フランケンシュタイン』が登場。 こういったオマージュ的な作品は個人的に当たり外れが多いのでビクビクしながら手を出したのですが非常に楽しめました。 特に『ドラキュラ』は大好きで、あんなにクールで魅力的な怪物を産み出したブラム氏には感謝の念が絶えませんが、本作のドラキュラであるジャン・ドゥール・ゴダールも素敵でした。 この世界では人間との共存に四苦八苦しているのですが母と妹を亡くしこれ以上家族を失いたくないと語る彼。 吸血鬼って悲哀が似合いますね。 そんな彼の屋敷でまたもや悲しい事件が。ここへ解決にやって来るのが鳥籠を持った半人半鬼の青年、真打津軽。通称「鬼殺し」。 某パック酒を連想してしまいましたが、この津軽が曲者で最高のキャラです。普段やる気のない飄々とした男性が蓋を開ければ鬼強いとか、少年心が擽られる鉄板設定ではないですか!!良いぞ、もっとやれ。 殺人事件と言いますか殺鬼事件の謎を解いて行くのですが、このトリックや殺害方法が異形のものならではの方法なので何が飛び出すかワクワクします。 (前から気になっていたのですが、吸血鬼の弱点に十字架、木の杭、聖水などある中で何故ニンニクもランクインしているのでしょう。美味しいけれど一つだけダサい…) フランケンシュタインに関しても同様にちゃんと特有の悲哀が描かれていて、青崎さんのこれらの作品へのリスペクトが感じられます。 これは素晴らしいオマージュ。 1番読んでいて楽しいのは津軽と共に行動している2人の女性との会話劇です。 どことなく西尾維新さんみも感じるような軽妙な言葉遊びややり取りが最高です。 特にメイドの馳井静句の正しいツンデレ具合がドM心を擽ります。私も静句さんに冷たく罵られたい。 さて私の隠れた性癖は置いておいて、幼少の頃から心躍らせてくれた架空の人物達が大人になってまた私を喜ばせてくれました。 Y氏には感謝、感謝です。 これはシリーズものらしいのですが、Y氏によると私への真のご褒美はドラキュラではなく後程出てくるとある人物だという事。 誰だろう?今回に登場していないと言う事はあの人では無いし…と考えた末に1人思い付いたのですが、万が一彼が出るとしたらそれはもう居ても立ってもいられないので早く読ませて!と図書館でヒャッホーイと検索したら根こそぎ貸し出し中でした…。 最近ハマった虫シリーズも無かったし、私も鬼殺しになりそうでした。 そして理由が分かりました。アニメ化していたんですね。そりゃあ借りられるわ…。 でも悔しいから絶対に本で読みます。
32投稿日: 2023.12.04
powered by ブクログダークファンタジー大好きなので楽しめました。 キャラや世界観は漫画っぽい設定もりもりだけど、謎解きはちゃんと論理的。古典文学を読み込んでたらもっとオマージュ楽しめるのかなぁ。 中学生の時に出会ってたらどハマりしてオタク厨二病が悪化してたと思う。危なかった〜。
18投稿日: 2023.12.01
powered by ブクログ面白かったーよ! 舞台設定は以前読んだ『メアリ・ジキルとマッドサイエンティストの娘たち』と全く一緒 で19世紀後半のヨーロッパ やっぱりこの頃の文学作品は半端ない そして日本人がそれらの作品をオマージュした作品を描くとより緻密になるな〜と感じた次第 この作品のファンの人はぜひ『メアリ・ジキルとマッドサイエンティストの娘たち』を読んでヨーロッパ人が書いた物語と日本人の書いた物語の違いを楽しんでほしい で、やっぱり日本人のワタクシとしてこちらのほうが好みというか、慣れ親しんだ感じがするんだけど、ちょっとやっぱり軽い もちろんこの軽さがこの作品の魅力のひとつでもあるわけなんだけど そして今回のオマージュ作品は『ドラキュラ』と『フランケンシュタイン』 どっちも光文社古典新訳文庫シリーズにラインナップされてるんだよな〜 まぁどちらも昔読んだことはあるんだけど 再読したいな〜 でもどっちもけっこうボリュームあるんだよな〜 それにしても19世紀末のヨーロッパでの最高の敵役と言えばやっぱりあの人なのね よっ!千両役者!
56投稿日: 2023.11.25
powered by ブクログ「ファルス」とあるだけに、調子の良いお気楽なやり取りも多いが、きちんとしたミステリとして成立している。 先にアニメを見てしまったので、驚きは少々減じてしまったが、そうでもなければ手に取る事もなかったのでよかったかも。
2投稿日: 2023.08.17
powered by ブクログアニメ化作品とのことでとりあえず一巻だけ と軽い気持ちで読んでみたら楽しかった。 まったく予備知識無しで読んだので後半に語られる主人公達の馴れ初めが面白く それを知ってから読み返すとまた違った趣きが感じられ構成も凝ってるなぁと感じた。 ちょいちょい挟まれる小ネタがだいたい直球でわかりやすいので嬉しくなる。 そうそう娯楽作品はこのくらいわかり易くないと。 次巻も楽しみ。
1投稿日: 2023.08.12
powered by ブクログアニメが始まって焦って読んでみたけど、バトル✖️ミステリー面白いし輪堂鴉夜と真打津軽のやり取りがまたいいです。
2投稿日: 2023.08.04
powered by ブクログアニメを観て、世界観も設定も、これから登場するであろうキャラクターも、好みだったのですぐに読み始めました。 『師匠』の惹き付け方というか、引っ張り方が先に読んでおきたかった…ともなりましたが、活字と映像は別物。 原作小説も、アニメの構成もどちらもキャラクターの魅力を出させて上手いです。 サスペンスはライトな感じがありつつ、怪物ながらの理屈もしっくりきて、着地も納得。 そもそも笑劇、なんですよね。 続き楽しみ~
3投稿日: 2023.07.30
powered by ブクログミステリー、ファンタジー、ファルス、バトル?と色々詰め込まれた一冊です。 ちょうど今アニメ化されて放送中ですね。 一冊に三話ほどで進めていく内容なのでミステリー部分は短編のようになりがちでちょっと弱めです。ですが先に書いたように色々と要素が詰め込まれている、キャラがしっかり立っているのでとても面白かった。 続編も読むつもりです。
9投稿日: 2023.07.26
powered by ブクログ怪奇趣味に特殊設定ミステリに格好いいバトル、面白い要素全部乗せ!な感じで読んでてすごく楽しかった! アニメきっかけで読んだけど2巻以降も読もうー
3投稿日: 2023.07.18
powered by ブクログアニメの1話を見てその日のうちに本屋へ、買って読んで惹き込まれました怪奇の世界 ヨーロッパを舞台に怪異がまだ少し残る世界で巻き起こるミステリー。自分の好みの世界観でした。江戸っ子口調とも言いますか、落語家の語りのような口調やジメジメとした風景が本当に居心地が良かったです。 不死を暗示させるセイヨウキヅタが鳥籠のレースに刺繍されてたり、存在自体怪しい源氏物語雲隠を知ってたりと小ネタを見つける楽しさや、あの有名な警部じゃないか!とクロスオーバーのような面白さも良かったです。 個人的には動機とかのほうに重点を置いてるほうが好きなので、そこがちょっと浅く感じて残念でした。ただ、戦闘描写だったりとかでその分楽しめたのでこれはこれで……
5投稿日: 2023.07.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
怪物が関わる事件を解決する話。 吸血鬼と改造人間が出てきておもしろかった。 最後に新たなキャラクターが出てきて、続きがさらに楽しみになった。
1投稿日: 2023.07.12
powered by ブクログドンチャン騒ぎ。読んでいて楽しい。どちらかと言えば「鬼殺し」が好きだったかも。真打津軽かっこいいね。
0投稿日: 2023.07.12
powered by ブクログ読むのが遅い私でも、読み終わるのに合計6時間くらいしかかからなかった。 それなのにしっかり頭に入ってる。 難しい言葉がほぼ無く、しっかりミステリ。 これは面白い。 「バトル」で「ミステリ」で「キャラクターが独特」。 まるで「見てよし、聞いてよし、触ってよし」の三拍子のように素晴らしいです。 テンポも良く、言葉遊びのような遊び心も面白く、難しい言葉もあまり使われていない。 これは好きですね。
0投稿日: 2023.07.08
powered by ブクログまるで笑劇(ファルス)! 設定がそもそも面白いのに加えて、鴉夜と津軽の会話のテンポも傑作。 アニメ化ますます楽しみで仕方ないです!!
1投稿日: 2023.07.02
powered by ブクログ十九世紀末のヨーロッパで、吸血鬼の夫人が杭で惨殺される事件が発生。その事件の解決に乗り出したのは、「鳥籠使い」と呼ばれる怪物専門の名探偵だった。怪物の論理を理解し、人外のものが起こした事件を人外のものが解き明かす。さまざまな道具立てにわくわくさせられ、少しコミカルなところも楽しいミステリです。 まずキャラ立ちが凄い。探偵・輪堂鴉夜と真打津軽のキャラだけでも抜群なのに、それ以外に他のフィクションで有名なキャラクターが登場したりするのがとても楽しいです。雰囲気としてはホラーに傾いても不思議じゃないのだけれど、軽妙な掛け合いが楽しくてとても明るい作品です。落語までやっちゃうとは、まさしく笑劇。そしてこんなにもコミカルなのだけれど、ミステリとしての謎解きはとことんシリアスな本格なのも良いですね。 さらにラストで登場する宿敵たちの顔ぶれがまた凄いったら。これは続きが楽しみです。
1投稿日: 2023.06.30
powered by ブクログアニメ化するので読んでみた。 ミステリの謎解きはまあ面白い。 なによりキャラクターとか設定が良い。 先の展開が気になって読みたくなるし、 アニメでこれから出るキャラの豪華さに期待。 あまりてんこ盛り過ぎて話が残念にならないといいけど…。 津軽が表紙の絵に反してひょうきんで、 噺家だったり前座っぽいのがまたなんとも。 鴉夜ちゃんもアニメで美少女拝めるの大期待!
1投稿日: 2023.06.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
19世紀末の欧州が舞台。吸血鬼やら、人造人間が実在する世界。怪物専門の探偵、輪堂鴉夜と、鳥籠使いの真打津軽のコンビが活躍する、特殊設定系ミステリ。 同時代の名探偵を彷彿とさせるキャラクターも登場して、ニマニマしながら読める。
0投稿日: 2023.05.21
powered by ブクログ鳥籠使いを名乗る怪物専門の探偵。真打ツガルと輪堂アヤ。探偵は2.5人。犯人探しより,首から下がないのが気になる。独特の世界観。探偵が探す宿敵の正体は謎。
19投稿日: 2023.05.01
powered by ブクログさあさあさあ、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。これよりご覧にいれますは怪物専門の探偵なる御一行様の冒険譚なり!! 本作『アンデッドガール・マーダーファルス1(以下、アンファル)』の感想ですが、そもそも裏染天馬シリーズでドハマりした私にとって、青崎有吾さんが著者であるが故にハマらないわけがない(笑) 謎多き怪物の世界。それは日本のみならず海外(本作は欧州)でも語られていますが想作なのか実在していたのか、とても不思議に満ち溢れていますよね。 本作アンファルでは、吸血鬼と人造人間が不可思議な事件と共に題材として挙げられ、事件解決に3人?の人物が立ち向かうと言った流れになります。 その3人?ですが、これがまた痛快、愉快、んで爽快なボケ・ツッコミをしてくれるものだから、何を読んでいるのか分からなくなってきますよ(笑) ってことで次回作もしっかり読ませて頂きますよ。マメムより、愛を込めて。 「なにが愛を込めてだ」 「ははははは」 「ふふふふふふ」
43投稿日: 2023.04.30
powered by ブクログ異形蠢く19世紀末のフランス。人類親和派の吸血鬼が銀の杭で惨殺された。解決のために呼ばれたのは、”怪物事件”専門の探偵・輪堂鴉夜と、鳥籠を持つ奇妙な男・真打津軽。彼らは真相にたどり着くことが出来るのか。 吸血鬼や人造人間、鬼などの異形が存在する世界を舞台としたファンタジーミステリ―です。フランケンシュタインやヴァン・ヘルシング、ドラキュラ伯爵など、多くのフィクションキャラクターが登場しており、作品の垣根を越えて楽しめるエンタメといった感じ。 起こる事件も謎解きも”怪物事件”なので本格的な推理小説とは趣が違いますが、人外の存在設定が詰められているファンタジー小説好きならきっと好きだと思います。2つの事件についての話が治められているのですが、どちらも”怪物事件”ならではの理由や理論があり面白いです。 ゴシック色が強めの退廃的で混沌とした中に、人外・探偵ものを詰め込んだ贅沢な一冊。この雰囲気すごく好みです。 キャラクターも立っているし、ミステリーありアクションありなので、アニメ化とかにも向いてるんじゃないかな。いずれは……と期待してしまいます。 (その後本当にアニメ化しましたね……) 続きが気になる終わり方なので、近いうちによみたいです。 *** 19世紀ごろを舞台にしたフィクションのキャラクターが多く登場する小説はこんなのも。こちらはスチームパンクSF。 『屍者の帝国』伊藤計劃・円城塔/河出文庫
18投稿日: 2023.02.14
powered by ブクログ前々から気にはなっていた新鋭若手作家、青崎有吾さんの作品が読んでみたくて。 若手といってもwikipediaによると2012年デビューとのことなので、もう10年戦士なのですね。 まぁ、辻真先さんが現役のこの世界ですから、若手といえば若手ですね。 べたなところで、デビュー作『体育館の殺人』とかを読めばよかったのかもだけど、図書館の文庫の棚を”あ”から見渡し始めたときに、たまたまそこにあったので。 『体育館の殺人』はお取り寄せが必要だったので、またの機会に。 ということで、このイロモノ作品に向き合ったわけだが、これがなかなかに面白かった。 鳥籠の中から指示を出す師匠の輪堂鴉夜、鬼の血が入り強靭な戦闘力を持つ助手の真打津軽、そして無口なメイド静句が繰り広げるユーモアファンタジーミステリ。 自身らが”怪物”なら、扱う案件も”怪物”が絡むものばかり。 本書で取り扱うのは吸血鬼と人造人間が絡む2話だが、ところどころに有名人(ドラキュラ伯爵、アルセーヌ・ルパン、フランケンシュタイン博士、灰色の脳細胞etc.)を絡めてくるところが乙。 新本格にありがちなちょっと芝居がかり過ぎのベタなやりとりが苦手なところがあるのだが、”ファルス(笑劇)”と冠するとおりに随所に練り込まれた小ボケが自分的にハマり、むしろ楽しく読めた。 設定、会話のテンポからライトな事件かと想像するのだが、しっかり謎解きしてくれるところも良。 静句の素性が知れなかったのだが、きっとこの先のネタに取っておかれているのでしょうね。 "2"も読みます。
31投稿日: 2022.11.03
powered by ブクログ怪物事件専門の探偵。 いやあ楽しい。そして美しい。真実に辿り着く道筋が美しい物語が、本格ミステリだと思うのです。怪物だからこその推理の道筋を思う存分楽しみました。 キャラクター造形も楽しい。ニヤリとさせる名前もあちこちに。
2投稿日: 2022.09.28
powered by ブクログ最近流行のファンタジー舞台のミステリー系の話。 不死、鬼、謎の召使 トリオが主人公。 敵を求めて欧州中をさすらうのかな? 吸血鬼、人造人間、名探偵etc 個人的にはそそられる設定だが食傷気味なのも事実。次巻を読むかどうか検討中。
2投稿日: 2022.09.21
powered by ブクログ一言で言うと、好み。 ゴシック色満載で、そこに明治の混沌とした雰囲気まで携えて、鬼とか生首の美少女とかヴァンパイアとかフランケンシュタインとか、もう、ワクワクしかない。という本当にただの好みが詰まっていた。 あ、ベルギー、ヒゲ、灰色、もかなり上がりましたね。結局名前は出てこなかったけど。ということで設定とキャラ勝ちなところはある。でもそれを生かした物語になってる。物語としても贔屓目なしに結構面白かったと思う。 それにしても、モリアーティはどこへ行ってもどの作品でも、符牒となるくらいわかりやすい悪の親玉なのねぇ。でもそこも好きです。 2022.7.31 104
1投稿日: 2022.08.01
powered by ブクログ昨年末「おすすめ文庫王国2022」の「冬休みに読みたい!おすすめシリーズ(ミステリー)」で推されていたのを見て、読みたいと思っていたのだけど、その時に作者の他の作品を検索してこれまた興味を惹かれた「裏染天馬シリーズ」が先になってしまい、ようやくこちらの番になった(もはや夏休みの季節になってしまった)。 最初は表紙の絵の感じやぶっ飛んだ<探偵+助手+メイド>にどうなることやらと思ったが、読み進めば謎解きはこの作者らしい理屈があるし、19世紀末の欧州という舞台設定やそこに登場する怪奇文学上の怪物や人物、まだまだ全ての謎が明かされておらず続きが楽しみになる<探偵+助手+メイド>の背景などあって、まずまず楽しく読めた。 今回は導入編みたいな感じだし、とりあえず★★★にしたが、最終盤に登場した面々を見ると、続きはもっと面白くなるものと期待する。
14投稿日: 2022.07.21
powered by ブクログ設定がおもしろい! 吸血鬼に人造人間、怪盗・人狼・切り裂き魔、そして名探偵。 ミステリーファンには あっとおもうような人物やコネタがあり 謎解きもしっかり論理立てており、 読んでいてワクワクした。
0投稿日: 2022.04.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
地元の書店で全然見つからなくて何ヶ月もかけてやっと見つけたら、これ面白すぎません??もっと早く読みたかった。2.3も買ってこよ。 プロローグを読んだだけで一瞬で虜にしてくる、ファンタジーミステリすごい…。 津軽くん、コンポタージュアイスでたよ。3人の会話が可愛くて面白かったです☺︎︎❤︎゛バトルもあるのが少年漫画感もあってドキドキしました。 最後にMという名前の〝教授〟が出てきましたが、やっぱりあの方なんですかね?(º∀º*) 続きが気になってソワソワしてしまいます。
1投稿日: 2022.04.07
powered by ブクログ舞台は19世紀末のヨーロッパ!人類の生き血を吸わないと宣言した人類親和派の吸血鬼殺人事件発生!?犯人はヴァンパイアハンター??事件解決名乗りを挙げたのは東洋の怪物専門の探偵?? 愉快なクセあり化物キャラクターズと事件関係者が化物ばかりなので初めて体験する化物縛りの推理にニマニマしちゃう!青崎有吾さんらしい一筋縄ではいかない感じのスタイリッシュなミステリー作品!
8投稿日: 2022.03.19
powered by ブクログ奇々怪々なキャラクターとファンタジーな世界観が本格ミステリーと融合! 恐ろしくも不可思議な衝撃的な一冊。 なんとも説明しがたい怪物専門の探偵が、吸血鬼やフランケンシュタインなど怪物たちの難解な事件を解決すべく奔走する特殊設定ミステリー。一方で探偵たちの宿敵となる影も見え隠れして… 激しすぎる背景設定、キャラクターが凄すぎてビビる。しかもファンタジーな世界観も文章でよく表現できています。そのままアニメにしても十分通用する内容で素晴らしい。にもかかわらず、ミステリー要素はしっかりロジカルで本格ファンも納得の作品だとおもいました。 とにかく今までに見たことのない主人公の探偵二人が強烈! どのくらい凄いかは読んでもらわないと説明できませんw キャラクター達の掛け合いも小気味よく、ニヤニヤが止まりませんね。争闘描写も迫力と幻想感に満ちてて秀逸でした。 青崎有吾さんの本気が垣間見れる特殊設定ミステリー、次回作も期待できる一冊でした!
32投稿日: 2022.02.11
powered by ブクログとんでもない、いやふざけた設定と言った方がいいだろう。鳥籠の中の不死の生首と鬼と人間の血の混じった怪物と槍を背中に背負ったメイドが、殺人事件の謎を解く中編二つ。 最初に殺されるのが吸血鬼の妻、二編目は人造人間を創り上げたフランケンシュタインの子孫。三人は、というか半鬼半人の真打津軽がお茶らけて、他も結構それに乗っかっていて、なんだあこれは!という感じ。それが馬鹿馬鹿しくて面白いんだけどね。推理はいたって論理的でまとも。エルキュール・ポアロやモリアーティ教授も出てくる!
64投稿日: 2022.02.03
powered by ブクログ設定が面白い! ミステリーよりもSFファンタジー色が濃いと思うので、本格ミステリーが好きな人には物足りないかも… ライトなSFファンタジーとしては読みやすくて面白い。キャラや世界観が魅力的で続きを読みたいと思った。
4投稿日: 2021.09.18
powered by ブクログ怪物事件専門の探偵の話。人間はあまり出てこないがやりとりが人間的で面白い。寒い冗談を連発して部屋の気温を下げてみたり。 探偵の観察眼が優秀なのに笑劇になってしまうところが面白い。吸血鬼と食卓をともにしたり、バケツをおいてアイスを食べてる場面が印象に残った。
5投稿日: 2021.06.17
powered by ブクログここで色んな人がオススメしていてずっと気になっていた本。吸血鬼や鬼等の怪物の存在が普通に認識されている世界で、最初から惹き込まれる。 鴉夜と真打のギャグ?も、静句の真打に対する態度もクスッと笑ってしまうけど、論理立てられた推理はさすが。 途中出てくるベルギーの警部って!灰色の脳細胞!? ステッキのPって、やっぱりそうだよね?! の鴉夜と真打旅の目的はまだまだ続くようで、次作も読まなければ!
10投稿日: 2021.06.11
powered by ブクログ怪物事件専門の探偵が手がかりや証言から事件を解決に導く。 ライトな感じを想像していたけど、がっつり本格ミステリで面白かった。アリバイや密室殺人と聞くとわくわくする。ミステリ好きはピンとくる人物が最後でてきたり。軽妙な会話もすらすら読める。 続きも購入済みなので読むのが楽しみ。追っていきたいシリーズがまた増えた。
5投稿日: 2021.05.07
powered by ブクログ日本の妖怪、西洋の化け物や妖精、いろいろな摩訶不思議生物のちゃんぽんなのに舞台は19世紀、そして、主人公一行は怪物専門の探偵。普通の探偵ものと違うのは事件を起こすのが怪物、そうすると普通の人間では出来ないことが出来たりするので推理が難しい。そして、更に厄介なのは怪物の犯行に見せかけた人間の犯行かもという点。生物いろいろ、推理物、バトルシーンもあるし、ごちゃ混ぜだが見事にまとめた1冊になっている。
3投稿日: 2021.04.22
powered by ブクログ鬼、吸血鬼、人造人間……、人ならざるものたちが、人間たちと同じ世界に住む19世紀のヨーロッパを舞台に、怪物事件専門の探偵の活躍を描く特殊設定ミステリー。 このミステリーの面白いところは大きく分けると3つ。まず一つは、怪物たちが事件に関わっているという特殊なミステリー。 殺害された人類和平派の吸血鬼。人造人間を完成させた直後、密室で殺された天才科学者。 超常的なもの、そして怪奇が当たり前のように存在する複雑怪奇な事件が、鮮やかな論理の元に集結していく。吸血鬼ならではの設定、天才科学者の異常な思考、その世界、その設定だからこそ起こりえる事件への発想と、その解決の鮮やかさが印象に残る。 一巻ではこの2つの事件と、怪物事件を扱う探偵と助手の出会いのエピソードが描かれますが、この世界観の事件をもっともっと、と求めてしまう。 2つ目がキャラクター。青崎さんの別シリーズでは「裏染天馬シリーズ」は何作か既読ですが、そちらでの軽快なキャラクターのやり取りは、この『アンデッドガール・マーダーファルス』でも健在。 声しか聞こえない探偵、輪堂鴉夜とその助手で、奇妙な鳥かごを持つ真打津軽、そして鴉夜に忠実に付き従うメイドの馳井静句。自虐的だったり、寒かったり、独特の空気感を持つ可笑しいやり取りに加え、三人それぞれの強烈な個性であったり、鴉夜と津軽の思考や秘めたる思いであったり、キャラそれぞれの設定も読ませる。 3つ目が作品の所々で出てくるパスティーシュ。 人造人間事件では「フランケンシュタイン」が全面に使われますが、他にもホームズやルパンがこの世界では実際にいるような描写がされていたり「灰色の脳細胞」というフレーズを使う警部が登場するなど、伝説上の怪物だけでなく、ミステリ界のスターたちも今後シリーズに関わってくる期待もあります。 ハードルは高いけど吸血鬼も人造人間も、ホームズもルパンもなんでもありの、ある意味夢のようなシリーズになってほしいところ。とにかくシリーズの今後にとても期待の持てる1巻でした。
14投稿日: 2021.04.11
powered by ブクログ青崎有吾を読むのは初めて。ライト寄りな特殊設定本格ミステリ。ドラキュラ伯爵やホームズが実在している世界観は、屍者の帝国にも近い。物語としても面白いし、ミステリとしてもなかなか成功していると思う。結構好みの作風なので、先が楽しみだ。
2投稿日: 2021.04.11
powered by ブクログタイトルからゾンビもの?とおもっていたがミステリーだった。謎解きは難しくなく、1巻で1つの話でなくて2つ入り。短いのでさらさらよめる。 アニメ化しそう、読んでて頭の中で場面場面が浮かんてくるのは描写が良いから?
2投稿日: 2021.02.22
powered by ブクログ吸血鬼やフランケンを用いたミステリー。想像より面白かった。彼等の弱点を考えれば推理が進むので、楽しみながら読めた。続編もいずれ読むぞ。
1投稿日: 2021.02.06
powered by ブクログ不死の少女と殺人笑劇?舞台はヨーロッパ?と本の説明見て思ってたら、読んだら分かるってヤツでした。妖怪や怪物が普通にいる世界を作り出して一つの謎解きしながら、さらに深い謎を追っていく。裏染天馬シリーズでもみられた軽快な笑わせる会話もあり、不思議な世界観あり、とても良かったです。 次でちゃんと終わってくれるといいな。
1投稿日: 2021.01.14
powered by ブクログ怪物という不思議な存在をしっかりと生かしつつ謎は納得できるものであってわかりやすく、人物一人一人が生き生きとしていて面白かった。
1投稿日: 2020.12.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
このタイトルとこの表紙の雰囲気から、表紙の二人のやり取りが想像できるだろうか。 鬼殺しであり鳥籠使いであり怪物専門の探偵、の助手である真打津軽。かっこいい。 そして津軽の師匠である怪物専門の探偵、輪堂鴉夜。こっちも名前からしてかっこいい。このコンビのやりとりがいちいち面白い。表紙の冷たくも妖艶な青髪の男がまさか「はいな」とかいうとは思えまい。 そのギャップに萌えながら、19世紀吸血鬼一族で起こった謎の殺人(?)事件の真相を追っていく。 いやぁ、面白かったね。軽やかに読み終わったけど、津軽と鴉夜、二人の存在にまつわる無常と悲しみが時々浮かんできて後を引く。
3投稿日: 2020.11.16
powered by ブクログファンタジー世界観のミステリ。 キャラもの、厨二病ミステリ。 アニメで見たら程よく軽快で面白そう。
1投稿日: 2020.10.12
powered by ブクログ吸血鬼に人造人間、怪盗・人狼・切り裂き魔、そして名探偵。 異形が蠢く十九世紀末のヨーロッパで、人類親和派の吸血鬼が、銀の杭に貫かれ惨殺された……!? 解決のために呼ばれたのは、人が忌避する"怪物事件"専門の探偵・輪堂鴉夜と、奇妙な鳥籠を持つ男・真打津軽。 彼らは残された手がかりや怪物故の特性から、推理を導き出す。 謎に満ちた悪夢のような笑劇(ファルス)……ここに開幕! (アマゾンより引用) 大好きな青崎さんの本だけど概要見てあんま面白くなさそうだなぁって思ってた。 けど、さすが青崎さん! めっちゃ面白かった!
1投稿日: 2020.04.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
怪物事件専門の探偵であり,不死のため体を失っても首だけで生きている輪堂鴉夜と半人半鬼の体を持つ「鬼殺し」真打津軽。そして女中として輪堂鴉夜に仕える静句。この3人が輪堂鴉夜の首から下を見付けるため,ステッキに「M」という金色の刻印をしている70歳代前半の老人一行の行方を捜しながら,怪物が関係する事件を解決していく…という話。吸血鬼やフランケンシュタインといった怪物が関係する事件について,しっかりとしたロジックの本格ミステリ作品を描いている。文体もコミカルで読みやすい。2作の短編は,いずれも十分に楽しめるデキ。ミステリとしては傑作とまではいえないが,総合的に見ると★3か。 ○ 吸血鬼 吸血鬼であるダゴール卿の妻ハンナ・ゴダールが殺害されるという事件。ハンナは聖水を凍らせた氷の杭で刺されて殺害されていた。わざわざ聖水を凍らせた氷の杭で犯人を刺した理由はアリバイを作るため。犯人はダゴールの息子,ラウールだった。ラウールは銀の杭を触り,火傷をしたが,自分の指を切り落とし,再生能力で新たに指が生えてくる。そのプロセスを利用してアリバイを作った。 ラウールが犯人であるということを,青崎有吾らしいロジックで推理していく。最後にはラウールと「鬼殺し」真打津軽との格闘シーンが描かれる。 登場人物の紹介を兼ねた作品だが,きちんとした本格ミステリとしてしっかりとしたロジックで描かれている。反面,さほどの意外性はない。怪物がいる世界での吸血鬼の特性を利用したロジックなので,それなりに面白いのだが,「ふーん」という感想になってしまう。 生き生きとしたキャラクターがコミカルに描かれており,読みやすい。ロジック部分はしっかり読まないと楽しめないが,総合的に見て十分たのしめる作品である。傑作とまではいえないが。★3で。 ○ 人造人間 人造人間の研究をしていたポリス・クライヴ博士が,人造人間を作り出す。しかし,クライヴ博士は,密室で首無し死体で見つかる。密室には,クライヴ博士の死体と人造人間しかいない。人造人間が犯人なのか? その時点では人造人間には子ども程度の知能しかなかった。捜査の過程でクライヴ博士の声が入った蓄音機が見つかる。ベルギー警察きっての腕利きで,「私の小さな灰色の脳細胞…」が口癖の「グリ警部」というあだ名の警部は,クライヴ博士の助手であるリナ・ランチェスターが犯人だと推理。逮捕する。 真相は,クライヴ博士の首から上は人造人間に使われていた。人造人間の首から上こそがクライヴ博士の首だった。レナは,クライヴ博士の依頼を受け,この計画に協力していた。蓄音機のトリックはレナに嫌疑が掛からないようにするため。しかし,雨によって足跡が残るようになり,かえってリナに嫌疑が掛かってしまった。 人造人間と真打津軽の格闘があり,人造人間は姿を消す。その後,人造人間はヴィクターという名前を与えられ,カーミラ,アレイスター,ジャック,教授の一行に加わる。 ミステリ的な完成度は「吸血鬼」ほどではない。クレイヴ博士の首から上が人造人間の首から上に使われていたという真相もさほど意外でもない。キャラクターの魅力,コミカルな描写で読ませる作品。★3で。
1投稿日: 2019.12.29
powered by ブクログラノベ的な設定とキャラをしているけどミステリとしてはわりとわかりやすく筋が通ってた。特に異形の存在を人間の論理で語り謎を解くところは非常にミステリしていた。色々と気になるキャラが仄めかされていたので次巻も追おうと思う。
3投稿日: 2019.10.05
powered by ブクログ19世紀末のヨーロッパを舞台に、鳥籠使いの男、真打津軽と怪物事件専門の探偵、輪胴鴉夜が遭遇する異形異様の犯罪を描いたライト文芸ミステリ。まず冒頭からその雰囲気にすっかり呑まれてしまった。とにかく雰囲気を作るための描写力が卓越しており、伝わってくる空気はかび臭くもおどろおどろしい。19世紀はロマンの塊で、まだ世界が解明されていないような、未知の部分への強い憧れと恐れを感じる時代で、そんな時代の雰囲気がよく出ている。また探偵役とワトソン役である二人のキャラクターも奇妙で、その設定は非常に面白い。この怪しい世界を闊歩するに相応しい異能の人間たちである。今までの作品とは毛色も雰囲気も違う本作ではあるが、掛け合いとなると著者らしい軽妙洒脱な会話劇となっており、このあたりのノリの良さはラノベ方面にも強烈なアプローチをかけている。加えて話の骨子となる本格ミステリの部分は少しも衰えておらず、吸血鬼や人造人間といった異形異様の怪物の特性を条件に加えているため、単なる普通の事件に留まらない、怪奇事件としてのインパクトがある。バトル要素もあるが、そこへの繋がりがシームレスで、クライマックスを彩るに相応しい流れであるため、蛇足には感じず、むしろラノベとミステリの奇跡的な融合を見てしまったた。エンタメ性が非常に高く、ライトノベル方面にももっと広まってほしい最高のミステリでした。2巻も楽しみです。
2投稿日: 2019.05.29
powered by ブクログ「鬼殺し」 私を殺して欲しい。 異形の者達が見世物にされるのは、どの時代でも同じだろうが好き好んでショーに参加してない限りは苦痛の時間だろうな。 突然現れて、自分を殺して欲しいと頼んだ相手は一体何者なのだろうか。 「吸血鬼」 和解の道を家族で進むはずが。 いくら両親の考えが人間との親睦といえど、やはり歴然と力や生命力に差のある者同士が共に歩むのは難しいだろう。 育ち盛りで自分の力を過信し始める年齢ほど、少しの考えのズレから家族にすら手をかけてしまったのだろうな。 「人造人間」 博士が命をかけて完成させた怪物。 彼女の言葉を聞いた瞬間、気味の悪さと人造人間への執念深さにゾクッとした。 ただ彼が調べあげた本名が本当であれば、無意識内に行っていたとしても一族として間違っていない行動だったのだろうな。
1投稿日: 2019.05.16
powered by ブクログキャラクターの癖が強く、ミステリありバトルあり有名小説の有名キャラが多数登場…と、いろんな要素がてんこもり。 ノリはいわゆる厨二っぽい感じだけどミステリ部分はしっかりしてるし、有名キャラたちのパロディとしても楽しめるので私は好きだなあ。 二巻では私の好きな某有名探偵が登場するようなので次も楽しみ。
1投稿日: 2019.03.24
powered by ブクログ怪物事件専門の探偵である輪堂鴉夜、鳥籠使いこと真打津軽の人外二人にメイドの馳井静句を加えた日本の三人組が、フランスで吸血鬼に、ベルギーで人造人間に出会う。一八九八年を舞台にしたちょっと不気味なキャッチーさが楽しくてすぐに引き込まれた。三人の濃さは勿論、三人以外の登場人物たちも雰囲気を強固にしている。
1投稿日: 2018.10.13
powered by ブクログ著者初読み。思いのほか面白かった。吸血鬼と探偵の物語で生首の探偵が出てくるというスプラッターものとミステリーを織り交ぜた物語だという印象である。19世紀のヨーロッパを舞台に、吸血鬼関連の事件を解決しようと動く、鳥籠使いの津軽と生首の探偵のアヤが頭の回転の速さを生かした名推理で事件を解決していく様は、生首というスプラッターやホラー要素がありながらも推理力や明晰力に圧倒されるもので論理的思考が出ていて、それらの要素の方がスプラッターやホラーの要素より優っていて、怖すぎないのが良かった。
1投稿日: 2018.09.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ブクログの献本企画で当選していただいた本。著者のサイン入りです。表紙が微妙にエロティックで気になっていました。 著者は、若手ミステリー作家ですが、読むのはこの本が初めて。19世紀のヨーロッパで活躍する「怪物事件専門の探偵」のお話。この探偵さんたちも・・・なのですが、そう手塚治虫の「どろろ」を思い起こしました。
5投稿日: 2018.09.06
powered by ブクログ1898年フランス東部。資産家で、人の血を吸わないことを誓った「親和派」の吸血鬼ゴダール卿は、地方都市ジーヴルの街外れで廃墟同然の城に、妻と二人の息子・末娘と暮らしていた。ある冬、銀の杭を持ったヴァンパイアハンターに襲われ返り討ちにしたが、その数日後、妻が殺害された。杭で胸を穿たれた挙句聖水を蒔かれていたことから、ハンターの犯行かと思われたが、警察の捜査に不満な彼は、新聞に探偵募集の広告を出し、「怪物専門の探偵」に依頼することにする。 姿の見えぬ声の主輪堂鴉夜とレースの覆いをした鳥籠を持つ真打津軽、使用人の馳井静句が、怪物がらみの事件を解決していくミステリー。 この「吸血鬼」の他に「人造人間」を掲載。 *******ここからはネタバレ******* 残虐な場面から始まるこの物語に最初は退きましたが、そこを差し引けば、中身はファンタジーを下敷きにしたミステリーで、自虐的だったり寒かったりするジョークもあり、娯楽としての読書が楽しめます。 ファンタジーの世界もしっかり作られているので、安心して浸ることができるし、そこにアガサ・クリスティのポアロと思しき人物等、他の小説からの借り物もちょこちょこ登場して、ちょっと笑えます。 普段は中学生からヤングアダルト向けの真面目な本を手にすることが多いのですが、ご縁をいただいてこれを読みました。 この作者さんの作品は初めてで、正直期待していなかったのですが、ただただ純粋に楽しみました(残虐シーンは苦手ですが……)。 探偵としての彼らの活躍については、今後も完璧なことが予想されますが、彼らの今後とライバルの出現が気になるので、続きを読もうと思っています。
18投稿日: 2018.09.04
powered by ブクログ「青き血筋の語るもの、人並み外れた怪奇譚、それもそのはずあたくしは、人であれども人でなし、人でなしとは人聞きが、ひどいもんだと思われど、ひとまず聞いておくんさい、真打ち津軽の恥さらし!」 (P.163)
1投稿日: 2018.05.29
powered by ブクログ19世紀ヨーロッパ。好物である。 なんといっても怪物だらけの本格ミステリとは初体験。大好きな落語調な点も見逃せないポイントである。 コメディタッチながら、あらゆる要素を混ぜ込みながら、しっかり本格ミステリ。論理的にすべて消去していった先にある、文句のつけようがないロジック。1部の凶器に関する導きはこれがまた素晴らしい。 2部は想像の範疇内だった首切りの理由と行方が少々残念ののだが、フーダニットの後にある、バトル展開が熱い。異能バトルがミステリでみれるとは!! これは続編も読まねば。 (オマージュ多目なのだが、大好きな探偵が無能扱いは辛いぞ!!)
0投稿日: 2017.11.27
powered by ブクログファンタジー。ミステリ。ホラー。 あまりに特殊な設定で謎解き。 著者らしいコミカルな会話も健在で読みやすい。 裏染天馬シリーズよりも好き。続編も期待。
0投稿日: 2017.08.05
powered by ブクログ05/22/2017 読了。 図書館から。 発売時から知ってはいたけど、 やっと読んだー。 面白かった! ダークな感じのミステリで、 怪物たちのことも踏まえた謎解き。 どのキャラクターも濃いけど、 静句がよかったわー。 最強メイドキャラ好み。
0投稿日: 2017.05.25
powered by ブクログ吸血鬼や鬼などが実在する19世紀ヨーロッパ。 怪物が関わる事件を専門に扱う探偵・輪堂鴉夜とその弟子・真打津軽が活躍するミステリ+冒険活劇である。 ファタジックな世界観でも何でもありというわけではなく、しっかりミステリしているし、異形の探偵たちのキャラが立っていて面白い。既存のフィクションの有名人も登場する。 かなりグロい側面もあるが、「〜館の殺人」シリーズより好きかも。
0投稿日: 2017.04.15
powered by ブクログ十九世紀末のヨーロッパで発生する怪物絡みの事件に、探偵の輪堂鴉夜、半人半鬼の青年・真打津軽、ボブカットのクールなメイド・馳井静句の三人が挑む連作中編集。本格推理小説でありながら主要キャラクターの魅力、ギャグ、アクションなど様々な要素が相俟って最後まで飽きさせない一冊に仕上がっています。 第一話は吸血鬼の特徴と舞台設定を活かしたフーダニットもの。杭を巡るロジックが秀逸です。 ただ、第二話は事件の真相は容易に予想つきますし、ネタ自体も小粒でやや不満が残ります。
0投稿日: 2017.04.15
powered by ブクログ平成のクイーンは、平成の怪物 時は19世紀末のヨーロッパ。"吸血鬼"が殺害された事件の依頼をされたのは、東洋の怪物専門の探偵一行。青崎ロジックは時代が変わっても健在。特殊な世界における掟、徐々に明らかになっていく証言・物証から導き出される唯一人の犯人。実に研ぎ澄まされた推論が展開されていきます。 奇怪ながら、コメディタッチで描かれた登場人物たちも良い。どちらかと言うと滑り気味だった「裏染天馬シリーズ」と比較して、ミステリ外でも見応えがありました。期待に胸が膨らむ次巻へ向けてのエピローグ・・・今後、最も注目していきたいシリーズの1つです。
0投稿日: 2017.04.13
powered by ブクログこれは拾い物。かなり面白かった。この設定ならなんでもできるな。続編も楽しみ。現在は二巻までしか出てないようだがそれで完結するのかな? それにしても、キャラが皆濃いこと。人間ではない登場人物が多いので当たり前ではあるが。 謎解き以外にも色々と楽しめる要素も多いので、何となくラノベぽくて近寄りがたいと思っている人にもお勧めできます。
1投稿日: 2017.04.01怪物専門、怪奇ミステリ。鴉夜と津軽の、趣味の悪い笑いと掛け合いは癖になる。
十九世紀末の欧羅巴。世界的に異形の者や怪物が一掃されつつある世界。怪物専門の探偵・輪堂鴉夜と真打津軽に、鴉夜に仕えるメイド姿の馳井静句。鳥籠使いと呼ばれる彼らが、怪物が絡む不可解な事件を解決する。不死に、鬼。吸血鬼、人造人間。ミステリとしても面白いし、惜しげもなく登場するビッグネームにテンションが上がる。ホームズ、ルパン、警察官時代の、灰色の脳細胞。ファントムに切り裂き魔。そして三人が追う人物は…教授。ミステリとしても面白いし、鴉夜と津軽の趣味の悪い笑いと掛け合いが癖になる。似非噺家風の津軽の口調も心地よい。久しぶりに頁を捲る手が止まらなかった。
4投稿日: 2017.03.14
powered by ブクログ面白かったー。 ちょっとグロテスクだけど、そこは斜め読みで。 キャラがとても良いし、ゴシックミステリーもとても良かった。 続きが気になる!!
0投稿日: 2017.01.04
powered by ブクログ怪物事件専門の探偵譚。事件の真相に真新しさはないが、メイン3人の不思議な関係性とモンスターや探偵総登場になりそうな展開に期待。
0投稿日: 2016.12.29
powered by ブクログ子供の頃からミステリ読んできた人は堪らないはず。ルパン、ホームズ、少年探偵団…ネタバレになるのでやめておきます。 昔好きだったあの人たちを、私以外にも好きな人がいるんだって思えて、なんだか仲間が出来たようで嬉しくなりました。
1投稿日: 2016.11.19
powered by ブクログ怪物専門探偵と19世紀のヨーロッパっていうふざけた設定のようで、なかなかどうして事件を強引でも落とし込んでるし、その中でミステリ黄金期前の猥雑な雰囲気とラストの出てきた人たちからすると青崎流のホームズパスティーシュ? ロジックはさすがですが、突き抜け方はこの作品の方が好き。館シリーズは枠にはまった中での青崎さんでこのシリーズは枠をぶっ壊した中での青崎さん。本格ミステリだけど、アプローチの仕方で、雰囲気変わる。その示したいい作品です。
0投稿日: 2016.11.13
powered by ブクログ学校図書館にこっそり仕入れたい第2弾。 謎解きのロジックはしっかり本格的。 むしろ怪物が存在する世界のなかでこそ成立する謎解きで、こういうラノベ的世界観でミステリをやる意義がきちんとある。 米澤穂信の「折れた竜骨」みたいな。 全何巻を予定しているのかわからないけど、最後までくじけずに書いてほしい……!
0投稿日: 2016.11.03怪物専門の探偵たちは斬新
怪物が絡んだ事件でも、きちんとした推理ものです。 書籍説明を読んで、ホラーや、オカルトと勘違いされるかもしれませんが、著者の青崎さんは本格的な推理作家さんで、私も大好きな作家さんのお一人です。 怪物には人間と比べて能力や、力の強さだけでなく、弱点もあって、そこを切り崩したり、証拠としてあげたりするところが、とても面白いと思いました。 物語の雰囲気はお堅いものではありません。探偵役の鵺夜と鳥籠を持つ男の津軽の微妙に不毛な会話に失笑する事しきりで。 津軽はトリニティブラッドのアベルのような雰囲気を感じたと書いたら解りやすいでしょうか? もちろん、全然違うとお叱りを受けるかも知れませんが。 怪物と対峙するときの暴れ方と普段のオチャメな言動が落差があって面白いです。 反対に、鵺夜姐さんの美しさ、強さ、かっこよさに惚れてしまいました(///∇///) メイドの静句はとても強いみたいですが、まだ1巻では存分にその力を発揮していない様子。2巻以降に暴れてくれることを期待します。
7投稿日: 2016.10.19
powered by ブクログ初めて読む作家さんで、いつまで続くかわからないシリーズ物に手を出すのを躊躇っていた。けれど読んでよかった。 文章がとても読みやすく、キャラも魅力的。 謎も人造人間や吸血鬼とだけあって突拍子もないものだけれど、楽しかった。ふたりが笑い合うのがとてもかわいらしい。 続きがとても楽しみ。 (でもどこまで続くのかな……
1投稿日: 2016.10.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久しぶりにライトノベルレーベルでおもしろい小説に出会った気がする。 作者さんは本来ミステリの方のようなので、機軸はミステリですが、キャラ付けはライトノベル的、でも文章等はしっかりしてる、エンターテイメントとしておもしろく読める小説。
2投稿日: 2016.10.14
powered by ブクログ怪物が存在する世界での論理による謎解きがまず楽しく、その上で怪物同士の異能バトルも楽しめる本作。『吸血鬼』のアレだったり『人造人間』の首のアレだったり古典的ガジェットを上手く昇華してるなぁと。
0投稿日: 2016.07.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中世の日本とヨーロッパのパラレルワールド。 昔から伝わる妖怪とホラーとミステリーがかけ合わさった作品。この視点が斬新。真打と鴉夜の漫才のような掛け合いと無口無表情な静句の冷静なツッコミが青崎ワールド全開な感じで非常にテンポ感が良い。2作目に期待できるし、アニメ化も期待できそうな作品。
0投稿日: 2016.06.25
powered by ブクログ不死身の吸血鬼が殺された。謎を解くために現れたのは怪物専門の探偵、鳥籠を持った道化師のような男とメイドだった。 思った以上にロジカルなミステリ。設定は吸血鬼だの鬼だの人造人間が出てくるがフェアである。フランケンシュタイン、ドラキュラなどが無理なく配置されミステリ要素に取り込んでいるのは読んでいて楽しい。この巻の最後に敵役が名乗っているが、まさかM教授とは。もっと早く気がついて良かったはず。まだまだ私も洞察力が足りない。
1投稿日: 2016.05.17
powered by ブクログ早くも漫画化決定!不死身の吸血鬼はなぜ殺されたのか?この笑劇(ファルス)めいた事件を終わらせよう――
0投稿日: 2016.05.02
powered by ブクログ作者が先日の某トークショーで落語好きと仰ってましたが、なるほど確かにこれは落語。こういうの大好き。ってか「真打登場!」やりたくてあの名前だよね。明らかに。 登場人物が吸血鬼に人狼、人造人間、果ては某古典ミステリのあの人やらあの人やらetc.……いろいろごった煮ですが作中の設定アレンジが上手なのでグイグイ魅せられる。 場所が欧州なので外国語で話してる設定なんだけど、この落語ノリの会話が外国語で行われているのか、日本語で行われているのか、読んでる途中ちょいと気になってひっかかるのだが(作中で外国語では面白さが通じない的な会話があったりして、よけいに「じゃあどっちで話してるんだって所を意識してしまってね)まぁ些末なこと。 続刊も楽しみです。
0投稿日: 2016.04.10
powered by ブクログ十九世紀末ヨーロッパの怪物事件専門探偵の話。カタカナの多いファンタジーアクションかと思いきや、ミステリとしての謎解きや怪物たちのドラマもしっかりしてて面白かった。青崎さんがタイガ?と思ったけど、いいね!
0投稿日: 2016.03.28
powered by ブクログ「ははははは」「ふふふふふ」津軽と鴉夜は時々こうしておかしそうに笑い合う。登場人物の個性がいい感じのバランスを持っている。この師弟2人にメイドの静句と新聞記者のアニーを加えた一行がこれからどんな珍道中を見せてくれるのかとても楽しみ。
0投稿日: 2016.03.23とにかく楽しい怪物専門の探偵モノ
作者の代表作である天才オタク高校生探偵の「裏染シリーズ」も面白いが、こちらはこちらで面白い。舞台は科学文明へと変わろうとしている19世紀末のヨーロッパ。人々を恐怖で支配していたモンスター達は狩る側から狩られる側へと変わろうとしていた。この様な歴史を背景に誰もが知っているモンスターを加害者、被害者、容疑者に迎えて怪物専門の探偵が本格推理で謎を解いていきます。 探偵役は輪堂鴉夜と助手の真打津軽。そしてその鴉夜に影の様に付き従う使用人の静句。各話の基本構成は事件の発端、推理パート、戦闘パートの3つに分かれており前半の推理パートでは聴き取りから現場検証、そして謎解きとお馴染みの展開。ただし推理は本格的で論理的なのでナルホドと唸ります…と普通の探偵モノならココで終了ですが、何せ関係者がモンスターなのでこの後バトルに突入します。(笑) とにかくこの3人組探偵が魅力的で鴉夜と津軽の推理パートでのお寒い掛け合いや戦闘パートでの津軽と静句の立ち回りがホント楽しい!また彼ら日本人探偵が何故ヨーロッパを彷徨っているのか、何故怪物専門の探偵をやっているのかなどの謎の部分も沢山あり早く先が知りたくなります。あと19世紀末のヨーロッパが舞台なので他の推理モノの有名どころが沢山出てきそう〜、今回もお一人登場しておりますが…。 推理&バトルで登場人物もほぼ超人や怪物ということでどこか雰囲気が西尾維新に似てるかも。コレ絶対アニメ化されるなぁ。
8投稿日: 2016.03.12
powered by ブクログ不死、鬼、人外。その上でミステリー。個人的に好きなものを集めた本なので楽しめました。 本気で闘うメイドさんに次回は会えるでしょうか。
0投稿日: 2016.03.10
