
総合評価
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powered by ブクログ不死、鬼、人外。その上でミステリー。個人的に好きなものを集めた本なので楽しめました。 本気で闘うメイドさんに次回は会えるでしょうか。
0投稿日: 2016.03.10
powered by ブクログ事件→推理→犯人とステゴロ→その後、という流れが往年のテレビ時代劇のようで痛快です。ただ屍者の帝国を読んだ後に読みはじめてしまったので印象がかぶるなど私のタイミングが悪かった。2巻が出たら通しで読み返そう。
0投稿日: 2016.02.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
怪物専門の探偵・鳥籠使い「輪堂鴉夜」と「真打津軽」。不死身の吸血鬼が殺された事件や人造人間といった事件を解決していく・・・ 怪物が出てくるからファンタジーかと思いきや、推理はいつものロジカルなので面白かった!それに有名な名探偵もちらほら・・・それに滝から落とされたという教授という人物も!!これは例の有名なキャラでは!?とワクワクしてしまいました。続きも気になります(^^♪
0投稿日: 2016.02.09
powered by ブクログ≪なんちゃってパスティーシュゴシックホラー怪奇ロマン特殊設定本格ミステリ(著者twitterより)≫ って聞くと詰め込みすぎと感じるだろうけど,そんなことはなくむしろ盛りだくさんなのに胃もたれせずにスッと入れてポンッと読めちゃう. 静句もなんか秘密があるのかな? 第2弾も楽しみ.
2投稿日: 2016.02.07怪奇小説風味の本格ミステリ
十九世紀末のヨーロッパを舞台に、探偵(女)と助手(男)のコンビが怪物がらみの事件に挑む怪奇ミステリ。事件の関係者として吸血鬼や人造人間が登場しますが、探偵・輪堂鴉夜の推理は非常に論理的で、この作品の芯があくまでも本格ミステリなのだと実感させてくれます。 この1巻には、序章のほかに吸血鬼の事件と人造人間の事件が収録されています。多少血なまぐさいところもあるけれど、人が死ぬミステリに抵抗がなく、本格ミステリが好きな方なら問題なく楽しめるでしょう。 推理の鮮やかさはもちろんですが、鴉夜と津軽の迷コンビぶりも読みどころです(二人が笑い合うシーンの微妙な空気がたまりません)。まだまだ謎が多い二人ですが、最大の謎は静句さんかも……。 ほかにも、古典作品の登場人物がちゃっかり(何人も)出てきたり、ミステリなのにバトルシーンがあったりと、いろいろと規格外な作品です。でも、とにかく読んでいて楽しい! それに尽きます。
11投稿日: 2016.02.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ファンタジィとミステリを足したドリフターズ(平野耕太)。 予想していたよりちゃんとミステリしてて、すごい安心しました。よっ、さすが平成のクイーン。西尾維新みたいな方向に流れていったらどうしようかと思ってた。 吸血鬼、化け物が出てくる世界におけるミステリ。異界ものっていえばいいのかな。山口の「生ける屍の死」もそうだし、この手で一番印象に残っててうめぇなって思ったの、上遠野の「殺竜事件」なんだけど、あれも最近新刊でなかったっけ? 途中で読むの止めちゃってるけどまた読みたい。 もともとな、青崎の姿勢は嫌いじゃなくて、文章やキャラの動かし方も好きなので、すんなり楽しめました。いや、面白いよこれ。 1巻ってなってるのでまあ続きはあるんだけど、大きな流れ、目的はありつつ、その道中で別個の事件を解決していくというタイプ。 探偵も助手も人外なんですがね。助手のキャラクタがとても好きです。あと静句さんはおいくつなんでしょうね? このひとも人外なのかなぁ。普通のひとなのかな。ダンガンロンパ2のペコちゃんを思い出したよ。 二章の「人造人間」で出てきた刑事さん、名前は出てこなかったけどポアロさんですね。ほかにはルパンやホームズの名前もざくざく出てきます。 敵方ボスのじじいはモリアーティ教授ですかね。カーミラってのは女吸血鬼、アレイスターは魔術師クロウリィの名前ってとこまではぐぐった。ジャックはジャック・ザ・リッパー? 舞台が19世紀後半のヨーロッパだからまあ時代的にあり得なくはないのかな。 小説の人物やらなにやらを引っ張ってきてるので、ファンタジィ版ドリフターズだなって思いました。 第一章の謎解きとか、青崎らしく緻密で好きです。是非とも戦闘だけじゃなくて、ちゃんとミステリしている方向で走ってもらいたい。 抜粋。アイスが食べたいと駄々をこねる師匠と助手の会話。 「コーンポタージュ味がいいな」 「そんな味のアイスは百年経っても作られないでしょうよ」 (´・ω・`)つ【ガリガリ君(コーンポタージュ味)】
0投稿日: 2016.01.28
powered by ブクログ【これは確かに紛うことなき喜劇】 よくある世界観。よくあるキャラクター。よくある問答。よくある展開。そして恐らくよくある結末になるであろう。 だけど、読ませる力がある。津軽のあっと思うセリフ回しやうまく絡めた風刺が読み進めると癖になる。展開は短調で王道を極めていても、最後のページまで勢いで読ませてくれた。 こーゆー系の話はいくらでも続けられるので、このままダラダラと続くのか、ひねりを入れるのか分からないけど、次巻が要になりそうだ。
2投稿日: 2016.01.17
powered by ブクログ個人的に注目している作者の新シリーズということで、期待値も上がってましたが、流石の面白さ。主人公達の掛け合いが絶妙で、怪物の設定が上手いことトリックに絡んでいて何とも感心させられる。特に人造人間はおどろおどろしい中にも悲哀が見事に描かれていたと思う。
2投稿日: 2016.01.15
powered by ブクログなかなか評判は良いみたいだけど期待はずれだったらどうしよう…と、身構えて読みましたが、杞憂。評判どおり面白かったです。最初こそ落語口調のノリに不安を感じたものの、あれ、クセになりますね。ミステリー部分もしっかりしているし、奇妙な輪堂&真打の関係性も刺激的です。力では最強の設定なはずなのに、静句嬢に簡単にお仕置きされちゃうあたりがカワイイというか笑えます。
0投稿日: 2016.01.12
powered by ブクログ【クリスマス献本企画】に当選して、手元に届いたもの。献本自体応募したりするのも初めてでドキドキ。でも、自分の好き要素が詰まっていたし、応募して良かった。ありがとうございます! とにかく、読み終えて面白い!そして、続きが気になる! 最初は極々普通の登場人物かと思いきや、一癖も二癖もある奇っ怪な面々の漫才的なやり取りに終始笑みがこぼれてしまう。 異形達だからこその余裕と危うさを感じさせる流れがバランス良く現れているように思う。 物語は大きく二つの事件があるが、個人的には『吸血鬼』の方が好み。 ストレートに行けば犯人になりうる人がではなく、意外な人物が犯人だったり、トリックもなるほど~と思えたし、かえって卿が哀れだなぁと。 『人造人間』の方は、あまり興味を引かれる内容では無かったけど、最後の最後にヤツに繋がったのが意外な展開だった。 人外的な要素も見逃せないし、3対4+1のままなのか、"一派"の方が増えるのか互いに増えるのか…どうなんだろう? このあと、どう絡んでくるのか楽しみである。 漫画化も決定しているようだが、これは活字で読んだ方が面白いように感じる。 予想以上だった為、次巻も期待&購入予定。
1投稿日: 2016.01.08
powered by ブクログ予定になかったが、あらすじを読んで面白そうだったので購入。著者名に見覚えがあるような気がしていたが、鮎川哲也賞でデビューした人だった。それで覚えていたのかな? 昨日買った3冊の中では一番アタリだった。随所に仕込まれたオマージュがやや目立っているが、ミステリとしての体裁と、得意なキャラクター性が両立しているのは良かった。主人公の口調もテンポが良くていい。 他の著書も読んでみよう。
3投稿日: 2015.12.17
