
総合評価
(346件)| 77 | ||
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
評価は高いが、わたしはあまり面白くなかった。 カセットデッキやCDなどの言葉に違和感を感じていたし、多分男の子なんだろうとなんとなく気が付いてはいたが、闇と光の世界のギャップがあり過ぎるだろうと思った。 犯人の動機もいまいちはっきりしない。 やがて身体が大人になってきたからいらなくなったのか。レイアは彼に会いに行ってその後、いったいどうなったいうのか。 どんな気持ちで、髪の長い中学生の男の子にドレスを着せて、毎日毎日愛でていたのだろうと思うと気味が悪い。
1投稿日: 2020.04.03
powered by ブクログ面白かった! 最近1番のヒット作。 こんなに最初からドキドキしながら読んだ本は久しぶり。 展開がわからず ワクワクして 少し怖くて本に引き込まれていった。
0投稿日: 2020.01.29
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意外な結末だった。 レイア姫、お父様、ダフネの正体が意外すぎた。しかし、場面がいきなり跳ぶところもあって、少し読みにくかった。
0投稿日: 2020.01.10
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森の奥に囚われた盲目の王女・レイアは、父王の愛と美しいドレスや花、物語に囲まれて育てられた…はずだった。ある日そのすべてが奪われ、混乱の中で明らかになったのは恐るべき事実で―。今まで信じていた世界そのものが、すべて虚構だったのか?随所に張りめぐらされた緻密な伏線と、予測不可能な本当の真相。幻想と現実が混ざり合い、迎えた衝撃の結末とは!?至上の美を誇るゴシックミステリ! とても、面白い作品だった。王女と思われていたレイアは誘拐された男の子だし、登場人物は、誘拐犯の自演だったりと予想を裏切られることばかりだった。エピローグ的に描かれた最終章のトリック解説も本当に誘拐されたことなのか、小説の中の小説なのかが分からないようにしてるのも面白かった。また、花の香りがヒントだったりと、随所に耽美的な表現がなされているのが美しかった。
2投稿日: 2020.01.09
powered by ブクログTheどんでん返しです!!!!ってところと、 終わり方もお話が止むことない感じなのが良いなあ。 思っていたよりずっと昔に初版の本で驚き。 予想絶対つかない保証はあります笑
0投稿日: 2019.12.08
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何もかもが美しかった世界が 突然消えてしまった。偽物だった。 それを知った時、私だったら何を思うだろう。
0投稿日: 2019.11.22
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なんとなく表紙買いしてしまったが、当たりだった。夏目漱石や、ラジカセというワードから現代モチーフの架空国家かな?と思っていたがまさか…生理の記述も、ん?と思ったがそういうことか…。初めの部分は少し長いと感じたが、長かったぶん、違和感が上手く誤魔化されていた部分があると思った。 最後の結末が何故?何故?と問いかけたくなるのは、見事レイアの混乱と自分がシンクロしているということだろう。 女性が好きそうなストーリー。
2投稿日: 2019.11.22
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もともと推理小説は好きだけど、これは新ジャンル。 アンニュイ系推理小説というか、そんなかんじ。 イヤミスに近い? 【ネタバレ】 読んでて、ダフネってもしや「寺田フネ」とかそんな名前だったりしてw なんて考えてたらあってたし!(→岩田フネ)
0投稿日: 2019.09.20
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最初から、これが全部壊れるっていうのが分かっているので、ちょっと苦手なトリックなので、ビクビクしながら読む。 カタルシスは、意外に早く訪れた。 美しいものだけを与えられて育った。 目が見えるようになり、現実を知ることで、醜いもの、汚いものを知る。 そして、結局それを受け入れることができない。 もっと若い頃に読んでいたら、現実を受け入れずにあちら側に戻ることを甘美に思えたのだろうか。ひとの親となったからか、父も母も結局愛せないことが悲しい。 「物事の良い側面しか見せない」というのは、こんなことでなくても今の育児にありがちな偏りだな、と思った。 あちら側に戻ったからといって、元通りになれるのだろうか。だって、真相かと思ったら、それも「れいあ」が書いた物語でしかなくて、相手は肯定も否定もしていない。 れいあを返したのは、本当にそういう理由なのかなあ。 もう少女じゃなくなったから要らなくなったのでは? と思ってしまった…
0投稿日: 2019.08.24
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神の意思はランダム! ムーンレイカー >「たとえ虱のような人間であってもね」と父は続けた。「ひとがひとを殺すのは罪なのだよ。ひとがひとに、何かを強要するというのは…ひとを自由にしようとするのは…個人の考えで、勝手にひとを支配しようとするのは……罪だ。……暴力だよ。殺さなくても、それは精神的暴力だ。 >二人の単純な……それゆえに善意に満ちたあたたかな愛情を愚弄している僕こそ……まさに愚か者なのではなかろうか? >シンクレールはデミアンを愛し、そして憎んだ。僕も「D」を愛し、そして今は激しく憎んでいる。僕を闇の世界に放置したまま、中途半端な叡知を与え、再び「外」へと放り出した男……闇に気づかせたまま、 めくるめく光の真っ只中へと放り出した男……僕は灼熱の光の中で、惨めな影をぶら下げたまま、 足掻くことしかできない。 >別荘で僕が聞かされていた「王」や「王女」は、現世での地位としての……権力者としての王や王女とは無関係だった。それは魂の「王」であり、魂の「王女」としての在り方だった。求めるものは、地位とも、虚名とも、金銭とも結びつかない。真に己の魂を震わせる「美」であり、魂によって選び抜かれた「極上のもの」だった。闇の中に在って、世界は何と美しく輝いていたことだろう! >十九歳の秋……私は世界を作っている。 レイアは闇の中にあって、輝く妖精だった。私の言葉だけで世界を形作る無垢の天使…私は彼女の父であり、神である。 ダフネになるのは簡単だ。香水瓶の蓋をあけるだけで、レイアは慄き、テーブルクロスで頬や腕をなぞれば震え上がった。だが、もう、彼女を苛めようとは思わない。いとしい娘………ダフネの出番は少なくしよう。おまえは豊かで美しいネヴァーランドを知るのだ。とろけるような蜜の世界……甘美な愛だけを紡いで、おまえに着せてあ げよう。いとしい娘……私のラプンツェル……厭わしい世も、世俗に塗れた人間どもも、おまえを穢すことはできない。ここは離宮……ネヴァーランドの魔法の塔だ。 >今朝、彼女は夢精をしていた >「君が何を言おらと、私は君が気に入りました。君もそうでしょう? レイア」 そこに居るのはアブラクサス…… 闇と光の神だった。
0投稿日: 2019.07.29
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盲目の世界――幸いにも視覚を使える自分には想像ができない。時折「目が見えない」事態を想像してみたことはあるが、漠然とした恐怖感しかなかった。本作を読み、視覚のある者がここまで緻密に盲目の世界を描けることに本当に驚き、自分では決して実感できるはずのない世界に、リアリティをともなう共感を覚えた。 長い第一章で、盲目の世界が語られる。視覚に関する叙述はほとんどなく、専ら嗅覚や聴覚に依拠した描写のためやや退屈を感じるが、この章こそが本作の最大のプロットである。そして一章を読み終えた後は、一気呵成にエピローグまで物語は進む。結果として、この物語のスピード感の相違は、作者の企みであろうが成功していると思う。 盲目の、すなわち想像の世界の中で、あたかも中世ヨーロッパを再現したかのような場面が展開される。ここには作者の博覧強記ぶりがよく表れている。しかしそれを知識の披歴としてではなく、耽美浪漫として描くところは、作者の面目躍如だ。 タイトルの『この闇と光』――「光と闇」ではなく「闇と光」であるところにも、なんとなく作者の企みを感じてしまう。
1投稿日: 2019.06.20
powered by ブクログ盲目のレイア姫とともに、暗闇の中を手探りで物語の中を進みます。事前にちょっとした情報を知っていたため、残念ながら二つほどしっかりと伏線を拾ってしまい、おそらく作者が意図した通りの反応はできなかったと思いますが、それでもたくさんの絵画や書物の知識をちりばめた耽美な美しい世界を堪能しました。15歳になったレイア姫が思うものはなんでしょう。彼女自身の闇と光は私たちの思うものと同じでしょうか。そして結局、実際のところおとうさまは何を考えていたのでしょうか。この先の物語を想像し余韻に浸りました。
0投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログもっともっとノアールに、黒い構成にできたのではと思う。そうすれば光の部分がまだ輝く。 多感な中高生向きな小説です。
0投稿日: 2019.05.14
powered by ブクログ話がどう進んでいくのか全く分からずに読み進め、途中からの予想外の展開にびっくり。でも正直、私には結末の意味がよくわからなかったです。『おとうさま』は結局何をしたかったんだ…?そのあたりを自分で考えるのがいいのだろうか??
1投稿日: 2019.04.25
powered by ブクログ前半は,盲目の王女レイアが王国の覇権から追われた王である父と2人で,森の中でひっそりと暮らす様子が幻想的に語られる。まわりには彼らを見張る兵士や世話をする嫌な女がいるが,父はレイアに本を読んでくれ,小犬をプレゼントしてくれ,趣味のよいCDを聴かせてくれ等,暮らしぶりはつましいながらも満ち足りていた。――それが物語中盤でがらがらと崩れ落ちる。文庫の帯に「見事な大どんでん返し」とあるので,最後にもう一つあるのかと思っていたのだが,その点では少々物足りない。
0投稿日: 2019.04.08
powered by ブクログ散々物語にのめり込ませるような耽美な世界から、一気に現実に転じるのが鮮やかで楽しい本。 じわじわと感じてた違和感が明確に形になるカタルシスがいい。 作中に出てくる物語が読み返すと意味を持ってついてくる構成がすごい。
0投稿日: 2019.03.26
powered by ブクログコテコテの少女趣味な世界にはツッコミどころが多すぎて、最初はあんまり乗れなかったのですが、トリックが分かってからは、がぜん面白くなり、最後までページをめくる手が止まらなかった。 とてもおもしろかった。 世の中には、古いもの、いわゆる古典と呼ばれるもの(=すでに評価が定まっているもの、と言い換えてもいい)しか楽しめない人が一定数いて、このブクログを見ていても、読書家ほど特にそういう傾向の人が多いように思えるが、それはいったいどういう心理なのだろう、理解できないもの=嫌い、という心理なのだろうか、それとも、評価の定まったものは安心だからだろうか、といつも疑問に思っていた。それが、この本を読んで、ああこういう心境なのかな、と少し理解できたような気がした。 なんていうか、新しいものや自分と同時代のものは、くだらないもの、俗なもの、一段劣ったもの、に思えるんでしょうかね。自分の実生活との間に距離が必要なのかな。 あるいは、ただの生活道具が時代を経ると急にアンティークと呼ばれるような感じで、今はもう手に入りづらい、という希少性や、時間による価値の底上げがないと美しさを感じないのかしら。 この登場人物のような人たちって、今絶賛している古いものの作者ともし同時代に生きていたら、ちゃんと今と同じようにそれらを評価できたんだろうか、といつも興味深く思う。 ラストは賛否両論なんですね。私は、予想に反してハッピーエンドに終わって非常におもしろいと思ったけど。 Win-Winとはこのことよ、と読後スッキリ。 しかし、テレビのことを「テレヴィ」と表記しているのには思わず失笑。 どういう感性なんだ。「テレビ」という言葉は完全に日本語だけど、「語源」に忠実に書きたかったのか? だったら、丸谷才一先生ばりに、全部旧仮名遣いで書くべきだろう・・・(ちゃんとした理由があってそうしていた丸谷先生に失礼かしらん) そもそも、テレビという単語にはそこまでこだわっておきながら、出てくる英語がことごとく変なのにはあきれた。そこに関しては、全く気にしないんだ、とちょっと驚き。
0投稿日: 2019.03.04
powered by ブクログ☆☆☆☆☆ 久しぶりの☆5かな。 中世ヨーロッパ辺りで敗戦した隣国の王と王女が森の中に幽閉されている。 可愛いそうな王女レイアは目が見えず、王なる優しい父と、沈丁花の香りをまとったお世話係のダフネ女史に怯え… 童話の世界…非現実の世界にぐいぐいと引き込まれて、王女の絶望的な行く末を案じながらもやがて私も本の世界で迷子になった。 人は…環境で生きていくしかない。 恐ろしいのは現実か…非現実なのか。 光と闇…御伽噺は常に残酷である。 作者がもう永眠されているとは残念です。 他の作品も必ずや読みたいと思う。 今年の4冊目 2019.2.17
8投稿日: 2019.02.17
powered by ブクログ表紙からタイトルまで魅力的で、以前から登録してあったこの本。 まさしく目隠しをされ、どこを歩かされているのか分からず不安な序盤だった。だが中盤、その目隠しを外され急に自分の置かれた世界は開く。初めは受け入れられるわけもなく、徐々にその世界が詳らかに歩み寄ってくる。そしてこのタイトルの「この闇と光」に唸った。 見事な作品だった。美しくもありながら醜い。不可解な人間の行動。だがそこには計り知れない魅力がある。 てっきり最近の作家さんだとばかり思い込んでいたが、調べてみると既に亡くなっておられるではないか。初読みだったが好みだっただけにちょっとショック。
1投稿日: 2019.01.04
powered by ブクログあまりにもひどい本だったので登録するのを忘れていた、個人的には『君の膵臓をたべたい』と並ぶひどさである。あらすじと装丁と評判にだまされた。
0投稿日: 2018.12.29
powered by ブクログ盲目の王女・レイアの世界は優しい父と、怖い敵国の女ダフネだけで成り立っている。 閉じられた世界の中で、父に教わるまま音楽を覚え、文字を覚え、物語を読み、レイアは成長していく。 その行き着いた先には。 一つ一つの描写がとても美しく丁寧であり、天鵞絨のような文章だと思う。 レイアに教える父の嗜好や美意識を強烈に感じた。 最後の結末も美しい。
0投稿日: 2018.11.27
powered by ブクログ盲目な彼女が信じた世界。 情報を自分の都合に合わせ伝える事により、ここまで現実からかけ離れた世界を作ることができるとは…。 真実を知ったうえで、もう一度読み返したいな。
1投稿日: 2018.11.26
powered by ブクログ囚われの子「レイア」を主人公にした、繊細で美しい世界の物語。 いわゆる「どんでん返し」ものではあるが、どんでん返しのタイミングはかなり早く、本の真ん中ぐらい。というのも、実は本書のミソはどんでん返しそのものにあるのではなく、どんでん返しでガラリと変わる「闇の世界」と「光の世界」の対比にあるのだ。 ではどちらの世界が闇で、どちらの世界が光なのだろうか。これは筆者が与える、最大の難問である。 主人公をとりまく2つの世界の見事な対比。しかしそれでいて違和感なく連続する話の構成。そして耽美的な雰囲気を感じさせる文章描写――もはやこれは小説というより芸術だなという印象を受けた。
2投稿日: 2018.11.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ライトなノベル。 翻訳物の「部屋」のように刺さってこないです。 面白かったですし、一気読みなんですけど。 主人公の悲惨さでいけば、こっちの方が上です。 けど絵空事感が強くて、装丁のイラストイメージ通り 耽美・退廃の美しさがあって、なんというか上品です。 だからですかね、刺さりません。 犯人がスーパーすぎるっていうのも、あるかもですが。 再読はないでしょう。
0投稿日: 2018.11.15
powered by ブクログ盲目の王女と失脚した父王が美しいものばかりに囲まれて暮らしていた。それが暴動により壊された。 父と引き離され見知らぬ文化、見知らぬ生活様式、何より馴染まない人々の間で翻弄されるレイア姫。そんな彼女に知らされる真実とは……。 物語のように美しい世界は本当に物語(虚構)の中にしかあり得ないわけで。 お父様との甘やかな時間もダフネの闇も靄の中に存在していたから美しかった。 ではそこに戻るためにはどうするか、というのが結末にあたるラスト。 もう戻れない、と思うのは部外者の思うこと。
2投稿日: 2018.10.19
powered by ブクログ読み始めは、ゴシック的な要素が多く「あ、もしかしたら最後まで読めないかな?」と思ったが、意外にもスラスラ結構面白く読めた。 序盤、なんとなく怪しいなと思いつつ、何が怪しさを感じさせるのかはっきりしないところが面白かったと思う。 ネタバレ的な箇所は、途中勘ぐりすぎて「もしかして?」と思った部分ではあったのでそれほどまでに驚きはしなかったが、いわゆる叙述トリック的な話だという前知識がなければびっくりしたと思う。
1投稿日: 2018.10.12
powered by ブクログこの著者の作品は初読です。どんでん返しなトリックがあるという予備知識があり読みました。疑いつつ読んでも騙されましたが、スカッとはしない読後感。美しい世界は好きだけど、主人公の求めているものは私の好きな世界とは違う種類のものだと感じました。含みのある終わり方ももやもやして、嫌な感じが残りました。
0投稿日: 2018.09.30
powered by ブクログ意外な結末のミステリってことで取り上げられているのを何度か見かけたので、それなら読んでおかないと、ってことで。目が見えないっていう時点でもう、信用ならざる語り手による物語ってことが前提されている訳で、そういう意味では、ある程度想定の範囲内。性別はちょっと意外だったけど、男だったからといって特に何かに影響が出る訳でもなく、寧ろ『その意外性、いるか?』って感じ。結構色々などんでん返しを経験して免疫がついてきたせいか、サラサラっと、ただ読み終えました。
1投稿日: 2018.09.19
powered by ブクログけっこう面白かった。 最初はファンタジー系の小説かと思っていたけど、読み続けるにつれ夢中になっていく。 途中で驚愕の事実になるので、物語としてはとてもよくできていた。 よくも長期間そんなことができるわー。 ネタバレするから具体的にかけない。 ただ、小説として伝えたいことを考えてみると少し暗い感じになってしまうのかな。 盲目のほうが世界が美しく見えたりする。 視覚情報はとても重要。 だけど、醜い部分も見えてしまうので、困ったものだな。 ストーリーは最高だったけど、伝わるものは後味良くなかったのが個人的には残念かな。
1投稿日: 2018.08.28
powered by ブクログ最後でどんでん返しということで、考えながら読み進めていった。 最初はファンタジーのような奇妙なお話だったが、急に現実に。 二度驚かされることになる。
0投稿日: 2018.07.15
powered by ブクログ綺麗な作品。穢れのない硝子細工のような美しい世界の姫君と父王と、侍女。話の端々に気になるところがあるけれど、日本語で書かれた本だからと思いきや、あれあれまあまあ。 読みながら、思い描く情景は、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの「牢の中の貴婦人」とオーバーラップ。
2投稿日: 2018.07.13
powered by ブクログ【本当の穢れを知っている?】 本を読むわたしを祖父が咎めた。小説家は皆卑しい性格をしていて、異常で危険な思想を持っている。 わたしは笑った。今更なにを言っているのだろうと。本当なんて苦しくて辛くてしんどいだけなのに。卑しくても異常で危険な思想を孕んでいたとしても、この時間だけがわたしを苦痛から解き放ってくれるのに。 天国と地獄。暑苦しいだけの体温。一人になりたい。でも、ここにはない。全てかりそめ。
6投稿日: 2018.07.01
powered by ブクログ綺麗で不思議な世界観に浸って読んだ。予想の出来ない展開!その世界がいきなりガラッと変わって、衝撃だった。すらすら読めたし、とても面白かった。
1投稿日: 2018.05.02
powered by ブクログ国王の父が失脚し、森の奥に囚われた盲目の王女レイア。 侍女のダフネには怯えながらも、父とぷぅと愛犬ダークと共に、父の愛や、美しい音楽や童話や小説に囲まれ育てられた。 ある日突然その全てが奪われ、真実が明らかになる。 またまた未来屋書店さんのミステリーコーナーのポップに負けて購入してしまった。 この書店のミステリーコーナーは巧みに読者の心を掴んでくる。 そして、読者を裏切らない。 この小説は今まで読んだことがない雰囲気でとても新鮮だった。そして文章もぐっと惹き付けられ、短時間で読み終わってしまう、そんな作品だった。 いつも素敵な作品に出会わせてくれる未来屋書店さんには感謝! この小説は何を書いてもネタバレしそうで危険な作品である。 ぜひ何の情報も入れずに読んで頂きたい。そんな一冊(*^^*)
22投稿日: 2018.04.30
powered by ブクログ噂のどんでん返しは予想の範囲内。 さほど驚きを提供してくれなかった。 ミステリではないので、 その辺を期待して読むとちょっと物足りない。 ただし、筆者の紡ぐ文章が非常に美しく 独特の耽美な世界観を作り上げており、 その点はとても満足のいく作品だった。
1投稿日: 2018.04.03
powered by ブクログ先入観なしに最初から受け身で読んだのでとても楽しめた。 耽美で美しい世界に連れて行ってくれた。 表紙のイラストもこの絵になってよかったと思う。 (借りた本は違った)
0投稿日: 2018.01.30
powered by ブクログ私にはあまり馴染みのないゴシックテイストの作品という事で、読み進められるか不安を抱きながら手に取りましたが、あっという間に読了。 クラシック音楽、海外文学、絵画に詳しければ、楽しさは倍になったと思いますが、そういった知識を持ち合わせていなくても、世界観に浸れました。 作品に登場する「ダミアン」「罪と罰」「嵐が丘」読んでみたくなりました。
1投稿日: 2018.01.20
powered by ブクログ■すべての世界が崩壊する衝撃と快感。驚愕必至の傑作ゴシックミステリ。 森の奥に囚われた盲目の王女・レイアは、父王の愛と美しいドレスや花、物語に囲まれて育てられた…はずだった。ある日そのすべてが奪われ、混乱の中で明らかになったのは恐るべき事実で―。今まで信じていた世界そのものが、すべて虚構だったのか?随所に張りめぐらされた緻密な伏線と、予測不可能な本当の真相。幻想と現実が混ざり合い、迎えた衝撃の結末とは!?至上の美を誇るゴシックミステリ!
0投稿日: 2018.01.18
powered by ブクログ雰囲気満点のゴシックミステリ どこか物語にベールがありながらも、戦禍にあったかわいそうな王と小さな姫の物語を堪能してください 解説でも書かれていますが、何を書いてもネタバレになってしまうので、表紙・ゴシック・ミステリいずれか興味があれば手に取って損は無しです
0投稿日: 2018.01.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どんでん返しのネタは途中で分かってしまったが、それでもとても楽しめ、考えさせられる作品だった。まだ自己が充分に形成されていない時に誘拐され、美しいものばかりを与えられて育ったが故の、外界の醜さへの失望。レイアだった方が幸せなのか、怜である方が幸せなのか。押し付けられる"幸せ""普通"ばかりが最良とは限らない(ましてあのような低俗な両親であればなおさらだ)。とても歯がゆく、胸が締め付けられるが、ミステリ読みの方以外にもぜひ読んでもらいたい、素晴らしい本だった。
8投稿日: 2017.11.20
powered by ブクログ表紙に惹かれ購入。 読みながら予想していたことが1つは当たり1つは外れた。 主人公を通して見て来た景色が3度変わる本。 状況的に美しいと言って良いかは分からないけど最後に見えた景色はとても優しく綺麗だと思った。
2投稿日: 2017.11.10
powered by ブクログ私が知る限り、この作品ほど中身に触れられない・触れてはならないと圧力を感じる本はない。ですので一言だけ言うなら、この作品のどの部分にどんな感情を抱くものなのか私には分からなかった。
1投稿日: 2017.11.05
powered by ブクログ2017/09/03 美しかった物語 見えなければ美しいままで居られる。知らなければ清いままで居られる。これはそう在れなかった話。 ネタバレ 誘拐説と一人二役説は薄々感じていたが、ここまでは思いつかなかった。 美しいモノにしたかったら、美しくないものを取り入れない事で、それが返されるまでできてしまったのかなぁと。美しくしたいとは思っていたのだろうか?私だけのアリス。 章を重ねるごとに驚きの叙述トリック。 死なないミステリだが、解決を望む人には向かないタイプのミステリだと思う。 おとうさま、夢精を生理は無理があるでしょ。
3投稿日: 2017.09.03
powered by ブクログ主人公が「盲目」という設定を利用したトリックで、読者を闇の世界に惹き込ませる新感覚ミステリー小説…! 前半のおとぎ話の世界のような、幻想的でいかにも耽美な雰囲気。クラシックな音楽を聴き、海外文学に触れ、優しい父親の愛で満たされた日々、だけどそこはかと漂う違和感と謎。 そして、混乱の中で終わる甘い日々と 一転する主人公の世界! まさかここまで騙されるとは思わなかった…。 何の予備知識もなく読み進めていたら、冒頭から「レイア 一」の(これ本当に角川文庫…?)と思うような、濃厚ファンタジー。しかし、そこから急展開を見せる「囚われの身」「病院」「帰還」「十五歳、夏」あたりは一気読み。「レイア 二」で全ての真相が明かされ、そして、最後「ムーンレイカー」では全てを知った主人公が進む“これから”の出来事が綴られる。 でも、本当の“これから”は全て読者の想像にお任せ。といった余韻を残しつつの締め方。…大好きです。こういうの読みたかった!と久し振りに1人読み終わった後に悶えた作品で、読了後も何だかもやもやそわそわしたような、何処かにこの物語の続きが転がっていないものか…!と、行き場のない熱を持て余してしまう。「闇の中に在って、世界は何と美しく輝いていたことだろう!」しばらくはこの闇の世界から抜け出せそうにないかも…。 目が見えないからこそ感じられる恐怖や美しさ、目が見えることで感じられる恐怖や美しさ。それらはまさに表裏一体、闇と光のように真逆だけど、密接に関係し合っている現象なのだと感じ、光の世界と闇の世界をどちらも経験した主人公にとっては、どちらが幸せだったのだろう…。 「世界は光と闇で出来ている。それを薄々知りながら、それでもなおかつ決して闇を視ようとしない人々…それは自身の暗い部分から、目を逸らすことでもある。そして一旦それに気づいた者は、もう光だけを視ることはできない。」p.259 圧倒的な美しさ、極潤な純文学。それに、佳嶋さんの装画と皆川博子先生の解説付きだなんて、なんとも贅沢…!映画化もコミカライズ化も絶対不可能な作品、是非とも読むべき…!
7投稿日: 2017.08.16
powered by ブクログどことなく乙一っぽい感じもあるが、より耽美的で厨二っぽさがない。 しかし、後味の良さ悪さは抜きにして、乙一ほどスッキリ・キッチリ解決するわけでもない。 装丁から入った人はハマり、レビューから入った人はコケる・・・そんな感じで、読む人を選ぶような気はします。 作者が早くに亡くなられているのはかなり残念。
0投稿日: 2017.08.02
powered by ブクログ予想できないラスト!というPOPに惹かれて購入。確かにこの展開は予想できなかった。ラストの数ページには鼓動が早くなった。 読後の余韻と仕掛けは秀逸。 陶酔感のある文章が、繊細な主人公の心の動きを細やかに表現している。
1投稿日: 2017.07.16
powered by ブクログ中盤のどんでん返しの盛り上がりに比べると、ラストが弱い。ここからどう展開されるのか、とワクワクしながら読んだが消化不良のまま終わってしまった。
0投稿日: 2017.06.20耽美なゴシックミステリ
前半の盲目のレイアの物語は始め、どこか中世の時代のような雰囲気を感じるが、読み進めて行くうちにカセットテープやポケットの中の呼び出しベルなど、現代のモチーフが出てきて読み手の「?」を上手く喚起してくる。ネタバレの病院以降はどうしてこの誘拐事件が引き起こされたのか、ダフネや兵士はどこにいてどんな関係性なのかを明らかにしたい気持ちで最後まで読み進めたが、若干消化不良気味。王である父の立場からの物語も読んでみたい。
1投稿日: 2017.06.16
powered by ブクログ盲目の王女さまレイア姫の話、中世とか近代かと思ったら…いやはや。王女さまの成長とともに違和感が出てきて…。これ以上はネタバレ過ぎて書けない。 闇の中にありながら、「おとうさま」に与えられた言葉、物語、書物、音楽、イメージの世界は秀逸で、盲目であったからそれは尚更だ。俗なもの醜いもの(特にそういう魂)はより際立ってしまうよね。物語終盤に書かれた、主人公が求めた「真に己の魂を震わせる『美』であり、魂によって選び抜かれた『極上のもの』」に集約されている。「闇の中に在って、世界は何と美しく輝いていたことだろう!」 ミステリーに分類されると思うが、物語全体に漂う耽美な雰囲気がとても好き。皆川博子さんが解説を書いており、著者服部まゆみさんの他の著作にも興味が湧いた。作中に出てくる画家の絵も見てみたい。
8投稿日: 2017.06.10
powered by ブクログ本屋でのジャケ買い。 ゴシック調のファンタジー小説って苦手だなと思いながら読み進めて行ったら、後半からはあれよあれよと展開が変わり、最後にはなにが真実なのか頭がぽよぽよに。 冒頭の閉ざされた部屋の中でのセンスの良さが、若干の気味悪さを匂わせてるために、その後の急展開も腑に落ちることしばしば。 闇の中に閉ざされた王女が光を取り戻したとき、はたしてその世界は輝かしいものだったのか。 読み終えて、ブックカバーを外して表紙を見たとき、あらためて考えさせてくれる体験は、稀有な喜びだった。 解説を読んで、新刊かと思っていたこれが古い作品だったってこと、作者がすでに故人であることを知った。
2投稿日: 2017.05.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
恥ずかしながら著者やこの作品に関する予備知識を何も持たずに読み始めたのだが、これはまんまとしてやられた。 確かに序盤からいくつか「あれ?」と思わせるヒントは散りばめられていたように感じるが、それでもこれはクローズドなシーンに特化した変わったファンタジーなのかな…と思い込んで読んでいたから、中盤で作中世界の構造が明かされた時には素直に驚いてしまった。 そして主人公を取り巻く環境とともに作品が醸し出す波長も一気に様相を変え、ラストは見事な幻想小説として幕を下ろしており、なるほど、巻末解説を皆川博子氏が請け、著者に賛辞を送っているのも当然だ、と腑に落ちた。 目に見えるものの醜悪さ、見えないものの美しさ。 感じた価値はいとも簡単に対極に転じ得る。 すべては観察者たる私たち次第なのだ。
3投稿日: 2017.04.01
powered by ブクログすっごくよかった… 皆川博子さんと、装丁にひかれて勢いで購入しました、後悔ゼロ。 皆川博子さんが好きな方ならほぼ間違いなく好きなのではないかと思います。 全体的に重くはないけどほのぐらーい雰囲気が漂っていて、幻想的だとか耽美的だとかそういう言葉をおもいうかべてしまう感じ。 特に最終章、最後の最後のシーンが脳内ですごく印象が強かったです。 あとは主人公が視力を取り戻したときの、視界に感動するシーンが素敵でした。 作者さんが亡くなってしまわれているのが本当に残念です。 他の作品も読んでみたいのですが多くが手に入りにくくなっているようで… 他も改めて出版されることを祈っています!
6投稿日: 2017.03.23どんでん返しが見どころと聞いて
あらすじは書けません。読みやすいので是非読んでみてください。 私は、どんでん返しがすごい作品と聞いて、ミステリーなのかな?という程度で読みましたが、読んでみるとファンタジーのような美しいお話が。表紙に似合うお話が始まります。 たしかにどんでん返しには驚きましたが、それ以前に美しく、幻想的で素敵な話でした。 闇と光の対比など考えさせられる点も多くありますし、名作だと思います。
9投稿日: 2017.03.15
powered by ブクログこの間読んだ「部屋」と何となく似てる。 前半は、これからどうなるの⁉とわくわくしたが、後半はそこまで心動かされる内容ではなかった。
0投稿日: 2017.03.07
powered by ブクログ盲目の幼き姫レイアとその父親王様の物語 主人公が盲目という事で物語の進行上多少の不利を感じるが、よくよく考えてみると読み手とは、盲目なようなもので、主人公の目が見えようが見えまいが読み手は映を想像することしか出来ない。 そして最後に世界の色を知り驚く事になる。 最後に一つだけ残念なのは、この作者がもう生きていないという事だ。
2投稿日: 2017.03.01
powered by ブクログ耽美なおとぎ話と思って読み進めるうち、後半んん〜⁇っとなってきて、最後ああなるほど、とすんなり騙された私 こういうの楽しいね
1投稿日: 2017.02.19
powered by ブクログ心の闇と光。理想の闇と光。現実の闇と光。色々考えらされる。だけど、個人的にこの手のどんでん返しは少し苦手。
0投稿日: 2017.02.16
powered by ブクログなんつーか、 幻想的な前半とあまりに急な現実に引き戻される後半とが違いすぎて、チグハグな感じ。 ジャンルとしては叙述トリックのあるミステリなんでしょう。 なのにちょっと帯の文句で幻想的な話だと勘違いしちゃったよ。 悪いけど私はそういうの求めてなかったので、個人的にハズレ。 昔はどんでん返しのあるミステリって大好きだったけど最近はもういいや…ミステリ読まなくなったしねぇ…
0投稿日: 2017.02.14
powered by ブクログ≪今までに読んだことのないスタイルの物語でした≫ 二つの異なる世界を描き、その二つの異なる世界が同じ時代に存在し、最終的にリンクしていく展開がとても素晴らしかったです。 また、この物語からはたくさんのことを考えさせられました。人の幸せの在り方、闇と光の両方を知ってしまった者の苦しみ、血縁関係に縛られる必要性などなど.... ミステリとしての話の構成はもちろん、十分充実した内容を併せ持つ物語でした。人、または神の見せる闇と光を垣間見て、その世界観に浸り、何とも言えない後味を皆様にも味わって頂きたいです。
3投稿日: 2017.02.05
powered by ブクログおとぎ話のような綺麗な物語から一変、現実の世界へと連れて行かれる。 どんでん返しの本とかで調べると必ず出てくる本なので、何かあると思っていたから、ある程度は予想できた展開だったが、それを含めても面白い物語だった。そして、不思議な世界観を持つ綺麗な物語。 客観的にみると、犯罪小説と言えるのかもしれないが、この作家はそれを幻想的な物語にしてしまう力がある。
8投稿日: 2017.01.25幻想的であり気持ち悪く耽美だなー
城を追われて幽閉された王と王女、王女の世話をする意地悪な召使のダフネ。光を失い盲目のレイア姫が頼れるのは父だけであった。父がすべてであり父は神だった。 突如世界が崩壊しすべてがひっくり返る時、そこには衝撃的なラストが待っている。
5投稿日: 2017.01.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
物心ついた時からレイアは盲目で、父とともに別荘に住んでいる。 父は国王だったが隣国に攻められて国を失いこの別荘に軟禁されていた。別荘にはダフネという世話係もいるが、レイアには冷たく当たる。 レイアは別荘の二階でほとんど暮らし、階下には外国の兵がいると言われて一人で降りることもできない。 時折、父は国民の暴発を抑えるために城下や国境に出向き留守にするが、その度にダフネはレイアをいじめ、レイアはひどくそれを恐れた。 そうして何年もの間、父と愛犬ダーク、ぬいぐるみのプゥを頼りに暮らしてきたが、ある時、突然ダフネに別荘の外に連れ出される。 最初、読んだときはファンタジーのお話なのかなと思っていましたが……。 最初、王様がいつか害されてしまうお話なのだろうかと思ってハラハラしていたら、そんなお決まりの可愛らしいお話ではありませんでした……。 読み進めるうちに、その別荘での暮らしが王様や国などとは全く関係のないのだと分かってきます。 あれ、これはファンタジーではないな、なんだろうこれ? と疑問が出てくるのですが、レイアが現実世界に戻ったときにやっと解けます。 うーん、なんというのか、感想書きにくいな、、、ミステリとしても面白いし、でもそれだけじゃなくてなんともいえない。。。 レイアの心の揺れ、恐怖、父への愛情など伝わってくるけれど……彼女の生きていた世界そのものが虚構だし。。。 世界そのものが歪んだもの。 でも彼女にとってはかけがえのないものだったのだろう。。。 今の生活をよしとできないのが何とも悲しいような哀れなような。でも彼女自身はそうは全く思っていないだろうから、、、うーん。 何といったらいいのか。人は自分の育った環境からは離れることができないのか、現実の世界というのは本当に人にとって有意義な、よい環境とはいえないということなのか。 難しい。。。
2投稿日: 2017.01.05
powered by ブクログ面白かった。耽美な世界。 前半のおとぎ話の美しくも何となく歪で不安な世界観も良かったし、一転してがらりと変わる後半も最後の着地で、前半の美しい正世界への回帰っぽくてよかった。 光の中闇を見続ける世界より、闇の中で想像する光の世界の方が美しかったと。 最初は最終章が??でしたが、時がたつと腑に落ちるような。二人だけにわかる的なやつでしょうか。神格化したお父様と暮らしていくのでしょうね。
2投稿日: 2017.01.05耽美と幻想
ゴシックミステリ。森の奥、王と二人で暮らす盲目の王女・レイア。美しいドレス、音楽、おとうさまが朗読してくれる物語。階下には異国の言葉を喋る兵士と、恐ろしいダフネ。囚われの身だったレイア。だが真実は…。時代と場所には早々に違和感を覚え、序盤で大体の予測をつけていた通りの展開だったので、衝撃という程ではなかった。けれど、仮初めの夢の世界から放逐されたレイアの心の変化、葛藤。そして、その後の物語を予感させるラスト。幕引きは好み。
5投稿日: 2016.12.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ネタバレしたら全く面白く無い話なので少な目に・・・・笑 最初から違和感はありで、この人なんか怪しいとか でもすっかりその世界に引き込まれる。 闇と光・・・闇の方が歪んでいるが綺麗な世界なのでは?と 後半ネタバレしてからの「彼女」の心境は確かに複雑
0投稿日: 2016.11.15
powered by ブクログ表紙の絵とあらすじを見て、絶対ツボだと思って読みました。 重厚な世界観、無条件の愛を注ぎ続ける「父」、そんな「父」が世界の中心である全盲の「レイア」。 Amazonの作品紹介にもある「耽美と幻想に彩られた美しき謎解き!」というのが、まさに当てはまる小説です。 ただ「謎解き」要素に関して、正直どんでん返しが激しすぎるため、前半と後半で別の小説かの様でした。 「そこまでやる?」と思う程です。それくらい、前半と後半では話が違います。 また前半の重厚な世界観に走り過ぎたのか、後半があっという間に終わってしまい、ちょっと物足りなさを感じました。 もうちょっと「父」の挿話があっても良かったかな。 予想外のどんでん返しや、小説の「余白」を楽しむのが好きな人には、満足できる面白い小説であると思います。 一方前半の重厚な世界観や、「物語」として納得できるストーリーを求める人には、もう少し話に膨らみがあってもいいかと思うかも。 私は個人的に後者なので、今回は☆3です。
3投稿日: 2016.11.14
powered by ブクログどんでん返し!という煽りに期待して読んだらちょっと肩透かしだった…。「ゴシック」ミステリなら雰囲気に浸かれて良かった。
1投稿日: 2016.10.26
powered by ブクログ前半は幻想的な世界観、後半は現実的な世界観。 設定がチグハグだなあと思いながら読み進めていたが、後半に入ったあたりからそのチグハグさに納得した。楽しい話ではないが、孤島の楽園的な綺麗さがあると思う。
3投稿日: 2016.10.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
確かに、皆さんが書いているように、この小説、どこをどう取っても感想が難しい。しいて言えば前半と後半では世界観がまるで違うということだろうか?。別の小説を読んでいるみたいだと思える。 タイトルの「闇と光」も読み終えるとすごく納得がいく。ただ、私には前半部分はちょっと異世界のような感覚しかなかった。それが、後半部分からの変化に驚き一気読みだった。 一部批評でどんでん返しと言っているが、それほど単純なものではないような気がする。どんでん返しという表現では言い表せない驚きで最後までハラハラさせられる小説だと思う。
2投稿日: 2016.10.03
powered by ブクログ美しくて儚い…レイアが生きてきた世界と現実の世界、どちらが幸せなのでしょうか。何も知らなかったころには戻れないのでしょうか。
0投稿日: 2016.09.17
powered by ブクログなんとなく最初から結末が読めた、、、ので、大どんでん返し、とまではいかなかったかなあ。確かに、「そこも嘘か!」という部分はあったけれど。 さらっと新幹線に乗っている間に読めるので、暇つぶしにはいいかな。
0投稿日: 2016.09.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
叙述トリックの本を連続して読んでたせいで、初めから疑ってかかってレイア姫ってほんとに女の子?この世界ってほんとに外国?と思ってたせいで全然どんでん返しにならなかった。 せめて攫ったのにもっと神秘的な理由があればなー。どこまでも現実的だった。
0投稿日: 2016.08.23
powered by ブクログやばい、めっちゃ好き。 この作家さん全然知らなくて、たまたま電車乗り換えの時間つぶしに入った駅ナカの本屋さんで見つけて、購入。 あっという間に読了。 独特の世界観で描かれていて、読んでいる間は自分がそこにいるかのような錯覚さえ覚える。 その闇の世界はとても魅力的だった。 光を得ると途端に色あせていく世界。 無造作に放り出されてしまった主人公と自分は、それを受け入れるのに時間がかかる。 読み終えた後、エピローグを読みたくなる。というか自分で書きたくなる。エンディングは自分で。。。 この作品は好き嫌いが分かれるかなって思います。 私は、好き。 服部まゆみさんって、もう亡くなってるんですよね。 残念。 残された作品がどれくらいあるのかわからないけど、他の作品もまた、読んでみたいなって思います。 読了直後、☆4から時間を経て☆5になりました。 なんかね、じわじわくるのよ(笑)
6投稿日: 2016.08.20
powered by ブクログだまされた、というよりもあまりに大きく世界が変わってしまうので、ただただ呆然としてしまう。そんな感覚に陥りました。
1投稿日: 2016.08.19
powered by ブクログどこの国の話なのか、いつの時代の話なのか、そういうことがよく分からない不思議な雰囲気で話が進み、その辺がいつはっきりするのだろうという気持ちでどんどん読み進めてしまう。究極の美ではなく、究極の美化、が描かれてるのかも。
1投稿日: 2016.08.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
〇 トータル ★★★★☆ 「見事な大どんでん返しでミステリファンを熱狂させた幻の傑作」だそうだが,サプライズよりインパクトの方が強い作品。序盤のレイアとダフネ,王との関係があまりに濃密に描かれているので,後半でレイアが大木怜という少年だったことが分かる部分はサプライズ以上のインパクトがあった。 書評などを見ていると,伏線もかなり大胆に描かれており,よく読めば舞台が1990年代の日本であることは分かるようだ。対して,レイアが男だったことが分かる伏線はほぼなさそうである。物語的には,目が見えないときにレイアとして王から与えられた世界は光に満ち溢れ,実際に目が見えるようになってから自分の目で見た世界は闇にあふれて見えるという部分も描かれているように思われる。誘拐され,レイアとして誘拐犯人に愛されていた姿と,実の父母のもとに帰ってからの怜の姿も光と闇のように描かれる。 トータルで見ると,単なるサプライズ小説というより,誘拐犯=悪,実の父母≠善,目に見える世界=光,目の見えない世界=闇という単純な図式を壊す世界を描いた作品のように思える。単なるエンターテイメントにするつもりが,そもそもないというか…。それでいて,単なるどんでん返しのミステリ=エンターテイメントとしても十分楽しめるという。傑作だろう。ただし,好みの作品かといわれると,そうでもない。個人的な好みとしては,単なるエンターテイメントとして仕上げて欲しかった。★4で。 〇 サプライズ ★★★☆☆ 本屋さんで平積みされているのを見て購入。帯に「見事な大どんでん返しでミステリファンを熱狂させた幻の傑作」と書いてあった。こういった帯や書評などを見て,「これは大どんでん返しがあるんだ」と思って読むと,かなりハードルが上がってしまう。この作品のどんでん返しは,「レイア 一」で姫として描かれている人物が実は男性で,ヨーロッパの王国が舞台と思わせていた舞台が,日本だったというものだ。書評サイトなどを読むと分かるが,非常に巧妙かつ大胆な伏線が貼られており,玄人筋からの評判はすこぶるよい。直木賞候補作になったほどの評価である。しかし,「大どんでん返しがあるんだ」と思って読むとそこまでの衝撃はなかった。最後で明かすのではなく,物語の3分の2程度のところで明かし,そこから男=大木怜に戻ってからの話が描かれているので,驚きが薄れてしまうのだ。「驚き」だけを追求するのであれば,もっと効果的な終わらせ方があったと思われるが,むしろ「驚き」より,レイア=大木怜の内面,最後の犯人=原口孝夫との対峙を描きたかったように思われる。期待値が高すぎたこともあり,サプライズとしては★3止まりか。 〇 熱中度 ★★☆☆☆ 小説として完成度が高く,文章がうまいので,読むのにやや労力が掛かる。そういう訳で一気に読み進めることができない。先が気になるという作品ではなく,じっくりとその雰囲気を楽しむ作品のように思える。よって,熱中度はそれほど高くない。★2で。 〇 キャラクター ★★★★☆ 登場人物は非常に少ない。前半部分は,レイア,ダフネ,王(=おとうさま)しか出てこない。後半は,登場人物こそ多いが,そのほとんどが表面的にしか描かれておらず,ほぼ,大木怜=レイアの内面だけ描かれてる。レイアのキャラクターは非常に濃密に描かれており,かなり感情移入できる。あからさまに伏線があり,大どんでん返しがあるという先入観があっても驚けるのは,レイアがあまりに「姫」として見事に描かれているからこそだと思われる。単純な意味でのキャラクターの魅力というより,人間が描けているという点で★4としたい。 〇 読後感 ★★☆☆☆ レイアは誘拐されていたわけであり,最後の原口と大木が対峙するシーンまで含めても,読後感はさほどよくない。この物語に爽快な読後感を求める方がおかしいのだろうが…。 〇 インパクト ★★★★★ インパクトは抜群である。人間が描けている作品でもあり,レイアが男だったという部分はサプライズ以上にインパクトがある。この作品を忘れることはなさそう。 〇 希少価値 ★☆☆☆☆ 初版が出たのは平成13年。改訂初版が出たのは平成26年で,改訂版の方は平成26年までに10版まで出ている。「幻の傑作」となっているが,ここまで売れたのであれば,今後は手に入りにくくなることはなさそう。
2投稿日: 2016.08.04
powered by ブクログ1日どっぷりのめり込んで読めば、読み終える事ができるくらい短いけど、心に染みるお話(´-`).。oO( まさにどんでん返し。 きっとみんな一度読んだら、忘れられない物語の1つになると思うし、自分の中の闇と光について深く追求できる良い機会にもなるのかなと思った。
3投稿日: 2016.08.02
powered by ブクログ地元の本屋さんで大プッシュされていたので購入。サクッと読めたのでよかった。 大どんでん返しかどうかは別として、いい意味でなんともむずがゆい
2投稿日: 2016.08.01期待値が高すぎた
意外な、とかネタバレ禁止ってかかれているとどうしても読みながら考えてしまうから、予測したことのうちのひとつだった。どう繋がるのかなってくらいで。意外性がある話という予備知識がなければ手に取らなかったけど、予備知識のおかげて身構えて考えすぎてあまり入り込めなかった。耽美な世界が特別好きなわけでもないのでそれも入り込めなかった要因かも。面白かったとは思うけれど再読はしないと思う。
0投稿日: 2016.07.30
powered by ブクログこの本は確か出張先の本屋で見つけたんだよな。展開の仕方が個性的で、そんな本屋さんの文庫部門1位だったのだ。奥付けみても別に最近の本ではないし、映像化されたわけでもない。出版社か著者の買い上げか?と思いつつもそんなめちゃくちゃ有名な本屋でもなかったし。これは素直に書店員さんの努力の賜物ではなかろうか。それって素敵やん。って買ったのだ。 前置きがすっかり長くなってしまった。とても面白い小説でした。帯やあらすじに偽りなしといって良い衝撃と快感。そう、快感。耽美というか哲学というか美学というか、いっそ中二病を前提にしているかもしれない。そこは合う合わないがあるかもしれない。 技巧的にも面白くって、時間が経過するほど明らかになる情報が増え、だんだんとイメージを変化させていくような。情報が開示されていき、あぁこれつまり…と1章が終わり、2章の緊張感を維持しつつ、やっぱりなとしたり顔したら、3章冒頭でいけねぇそこもかちくしょうたしかに!と驚いて、4章と5章目の苦悩や倒錯感も好きだなぁ、とここで終わるかと思いきや6章が始まり、それを承けるラストシーンは美しい。といった風に流れを感じ久しぶりに短い期間で読み終えた物語だった。
3投稿日: 2016.07.27
powered by ブクログふーん、それで?って読後感です(^_^;) 途中でもしかして?後半で、ああやっぱりって展開はよめたんだけど、「父」の動機がわからない。そしてその数年後の心境も。なんていうか、座り心地の悪い椅子に座って、ああでもないこうでもないと、なかなか落ち着かない、そんな印象。個人的にはフランス映画のような中途半端感ですよ。こういうどうとでもとれる話は苦手なのが多いわ。
0投稿日: 2016.07.20
powered by ブクログ帯にあるどんでん返しの結末に過剰な期待を抱いしたわけではないのだけれど、前半の雰囲気が好きだったので後半の展開はどんでん返しというよりもしょんぼりしてしまった。 前半は好きだったなー。 どうなるんだろうとワクワクもした。
1投稿日: 2016.07.19
powered by ブクログなるほどー。伏線あっても話の展開は読めませんでした。読後感すっきり、ではないけど面白かったです。どちらが幸せだったんだろうと考えると深い。
1投稿日: 2016.07.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「ー」 2001年に発売されたと考えると、斬新だと思う。現在では多くの叙述系トリック本が出ているので新鮮な驚きはなかった。
1投稿日: 2016.07.16
powered by ブクログ耽美小説、幻想小説といわれる小説の類。 どこまでが真実なのだろう。2段階に用意されている大きな驚きは面白かった。 綺麗で、不気味で、残酷な世界観が良かった。服部まゆみさんの小説をもっと読んでみたいなと思った。
1投稿日: 2016.07.14
powered by ブクログ最後まで読むと、 全部白々しくて嫌な気分に。 納得できない。 ごめんなさい。 ファンタジー好きじゃなかった。
0投稿日: 2016.06.28
powered by ブクログゴシックミステリとうたわれているけれど、トリックを楽しむ類のものではない。 もちろん、後半の展開に驚きはするのだが、伏線に気づけばそこまで仰天するほどのものでもない。むしろ、ここで語られているのは人の在り方であったり、美醜の定義であったり…… それも哲学的な難しい描き方ではなく、ごくさらりと描いているところに技巧を感じる。 非常に耽美な世界観だが、それを感じるのはむしろ読中ではなく読後だった。 美々しい言葉を連ねるのではなく、むしろ淡々と書かれた主人公の精神性、帰結するところに言い知れぬ美がある。 最後の一行の綺羅綺羅しさといったら! 光がいつまでも胸の内で輝くようだった。 そしてその光には一種の堕落も含まれているのかもしれない。 何を堕落とあらわすのか、そんなことにも首をひねってしまうけれど、とにかく主人公の選び取る未来の蠱惑的な香にむせるような思いで本を閉じた。 もう一度読みたいと思ったが、それで損なわれるかもしれない感動が惜しく、再読はまた数年後とすることにする。
3投稿日: 2016.06.05
powered by ブクログゴシックミステリとは一体……!!1 「大どんでん返し」なんて帯に書かれたら手に取ってしまうのです 「オルゴーリェンヌ」とか、そっち系かな?なんて思って読み始めたのですが これは……後悔してしまったのですよ。 壁ではないのです。 決して壁ではないのです。 違う後悔なのですよ。 何て言うか、電車で読み終えて、駅に着いてホームに立って。 一気に帰りたくなくなるのです…… 帰って現実に戻ってしまう辛さを痛感してしまうのですよこの本は。 物にはすべて終わりがある事とか 人間社会が云々とか、美醜とか、絶望とかを突き付けられるのですよこの本は!!1 前半のお伽噺のようなストーリーがどう展開するのか、ちょっと気にかかってくる中盤、 もしかして……?と思い始めるのです。 そしてそう感付いてしまったらもう終わり一直線。 坂道を転がり落ちるような感覚でどんどんああああああ ミステリではないのです。 或る意味でしかミステリ要素はないのですが、それよりももっと大きなストーリーが読み終えた後にのしかかってくるのです……あああ。もう後悔しかない。 バカミスでも流行りのイヤミスでも無いのですが、読んだら後悔するミステリとして語り継いで行こうと思うのでした。
1投稿日: 2016.05.28
powered by ブクログ一八八八 切り裂きジャックが面白かったし表紙に惹かれたのもあって読んでみました。 読んでいくうちにどんどん引き込まれていきました。 時間も忘れてあっという間でした。 最初は異国のおとぎ話のようで色々な美に接しているようで素敵。 でも段々現実味が帯びてきて二重にも三重にも驚かされ主人公のように戸惑う自分がいました。 小さいころは美ばかり見ていても問題なかったけれど現実を知らなければいけない年齢になれば醜も知り認めなければならない苦しみが感じ取れました。 読み終えたころにはポップス以外の音楽や絵画にも触れたくて美術館に行くたくなっている自分がいました(=゚ω゚)ノ
0投稿日: 2016.05.24
powered by ブクログ表紙とタイトルに惹かれて読んだのですが、予想を超えてあっという間に物語に引き込まれました。前半はまるで童話の世界のような、現実味のない幻想的で美しい父と娘のお話し。囚われ盲目の姫と、国を追われた王という、浮世離れした設定。かと思いきや、前半ラストから物語の世界ががらりと変わり、いままでのものがすべて虚構だったと気付かされる。現実世界に帰った主人公が真実を知る。そのどんでん返しに驚かされました。こうなるとは全然気付かなかった…終わり方にすこしモヤったけれど、これはこれでいい結末なのかな、と。このあと2人がどうなったのか考えたくなります。これはネタバレをしてはいけない物語です。耽美で、けれど鼻にかかる感じではなく美しい世界観がすてきでした。著者の他の本も気になります。
2投稿日: 2016.05.21
powered by ブクログ大どんでん返しと謳われているほどミステリとして強烈では無いが、哲学的な難解さが作品に説得力を持たせていて、レイアの成長描写がたまらなく美しかった。最終章がグッときた。また再読したい作品。
2投稿日: 2016.05.20
powered by ブクログこの話を読んで率直な感想 綺麗な話だな。 良かったなと思った。 物語半分行った内容が覆る, 大どんでん返しな内容だけど, 最後のオチとしては,自分は綺麗な終わり方したなって, 率直に思った。 引き込まれる話。 前半の世界観と後半の世界観の違い 二人の主人公の終着地点 その先を考えさせるような終わり方 とても面白く, 初めて服部まゆみさんの話を読んだが 他の作品ももっと読んでみたくなった。
6投稿日: 2016.05.07
powered by ブクログ随分前に読み終わったけど登録してなかった? 中盤でオチには気付くけど、それでもグングン読み進められる。文章が綺麗で陳腐でないところが素敵。設定自体が面白く、主人公はその後どうなったんだろうと色々考えてしまう。
0投稿日: 2016.05.06
powered by ブクログ前評判で警戒しながら読んだせいか、途中で大まかなところはわかってしまった。なるほど「ゴシックミステリ」だ。好きな人は好きな作風とは思うが、次に服部まゆみの名前で私の食指が動くかといったら微妙なところ。
0投稿日: 2016.05.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【大どんでん返し】というキーワード、昨今のミステリーのオビでよく見かけるようになりましたよね〜。イニシエーション・ラブ以降、特に増えた気がするんですが、どうでしょう。 昔はもうちょっとこの辺の煽り文句って慎ましやかだった気がするんですが、近頃はもう手に取ってもらえるなら、ネタバレ一歩手前でも、どんな過激な文言だって載せちゃうもんね!という出版社の必死さを感じます← ただ、この【大どんでん返し】の一言。 続く言葉は、【ネタバレ厳禁!】がほとんどなんですが、オビに冠した時点で、その作品は【さあ、今から貴方(読者)を騙しますよ】と作品最大のキートリックをネタバレをしているというジレンマに陥ってるよな〜と、ちょっと可哀想な感じもするんですよね。 「今からこういう手品しまーす」 って言われるより、何の予告もなく手品を披露される方が、観客側は驚きも感動もひとしおだと思うんだけど…。 でも、このオビがないと手に取らない人も絶対多いもんね← かく言う私もそうなので、これ以上ウダウダ言うのはやめときます←← 閑話休題。 オビの煽り文句は置いといて、内容感想いきまっす。 本作は、「優しい父親」と「いじわるな下女」、「盲目のお姫様」の奇妙で静かな生活が描かれる前半部と、 そんな生活が瓦解する後半部というストーリーが主軸になります。 ただ、私のような捻くれたミステリスキーの一部には、この手の【ラストで明らかになる驚愕の事実】以降の補足説明の章に、若干の蛇足感を感じる人間もいるんですよね…(あれ?いるよね?←)。 古典ミステリの誉れ高い「そして誰もいなくなった」の最終章にすらケチを付けた女です、すみません…← ところが、本作のすごいところは、そんな偏屈ミステリスキーにも息をつかせない怒涛の【驚愕のラストラッシュ】がこれでもかと畳み掛けられる点なんですね。 「あ〜はいはい、やっぱそういうことね」と斜に構えてたら、 「あら、またどんでん返したな…」と来て、 「ん?まだ続きがあるの?(震)」と若干の武者震いに襲われて、 「オチはビミョーかなァ」と最後の最後でケチを付けたのでした。あ〜ほんとめんどくさい読者(笑)。 いや、でも、この大どんでん返しラッシュは、ミステリスキーならずとも一読の価値ありです。 【内容まとめ】 レイアと呼ばれる盲目の少女の世界には、「優しいお父様」と「面倒を見る女ダフネ」しか存在していなかった。 少しずつ言葉や数字、書文字を覚え、賢くなっていくレイアの小さな箱庭のような世界は、ある日、恐ろしい形で一変する。 反転する世界、崩壊する価値観。 そして、最後にレイアが辿り着き選び取った、衝撃の結末。
1投稿日: 2016.04.24
powered by ブクログこれってもしかして????と疑いながら読んでいたので、ああやっぱり、と思ったけれど、ええーーー!?と騙されたところもあり。 個人的には、ラストがちょっと消化不良な感じ。 前半、闇の中で感じる世界はいろんな想像が出来て楽しかった。
0投稿日: 2016.04.02
powered by ブクログどんでん返しがあるとわかっているのに面白いのはすごい。 読んでいてずっと地に足がつかない感じで不安だったけれど、その世界にすごく引き込まれた。
0投稿日: 2016.03.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
退廃的で耽美で危うい雰囲気にどっぷり浸かっていたら、ずどーんと崖から突き落とされる事凄まじき。 お名前はかなり昔から知っていたのだけど、食わず嫌いしないでもっと早くに読んでおくんだった…! これはかなり好みだわ……。 でもまぁ、新装版の表紙も素敵。 他も色々探して読んでみよう。
0投稿日: 2016.03.11
powered by ブクログ◎闇の世界に生きる少女、生い立ちとその理由に驚く もしかしたら筆者も、最後をこんな展開にしようと思ってなかったのではないか、というくらいガラッと変わりすぎて、何が何だか・・・混乱。 きっと真のゴシックミステリとして終わらせたかったはずだ。本当は。そう信じる。 盲目な少女レイアは、ある国の王女で、国王であるお父様と女のダフネと暮らしていた。王女は王女なりに、目が見えないなりに暮らし、学び、そしてダフネから虐げられる現実に抵抗しようとした。 頑張って、話すことを覚えた。数も覚えた。 少しずつ、物語も覚えた。お父様からは哲学者と言ってもらえた。うれしかった。もっと物語を聞きたい。 ・・・そんな矢先、レイアにとって最大かつ重大な事実を知ることになる事件が起こる。 レイアはこのあと結果的に目が見えるようになり、現実を知った時にも言葉や色、基本的な人間としての学習は身につけている状態である。現実を知ってからの社会復帰は戸惑いこそすれ、受け止めてからはスムーズだった。そしてその現実にはもう一つ、重要な事実があり、お父様と再会することになる。 お父様の存在はレイアの中で神格化され、我々読者もお父様の発言によりミスリードされ続けるのだ、ということは付け加えておきたい。いくつか違和感があったとしても、さも当たり前のように物語として流れていくのだ。
0投稿日: 2016.03.10
powered by ブクログ伏線をちゃんと違和感として感じる様に配置しているので、最後のネタバラシで閊える事なく、とても気持ち良い。 2016年3月6日
0投稿日: 2016.03.06
