
総合評価
(318件)| 70 | ||
| 122 | ||
| 89 | ||
| 15 | ||
| 3 |
powered by ブクログけっこう面白かった。 最初はファンタジー系の小説かと思っていたけど、読み続けるにつれ夢中になっていく。 途中で驚愕の事実になるので、物語としてはとてもよくできていた。 よくも長期間そんなことができるわー。 ネタバレするから具体的にかけない。 ただ、小説として伝えたいことを考えてみると少し暗い感じになってしまうのかな。 盲目のほうが世界が美しく見えたりする。 視覚情報はとても重要。 だけど、醜い部分も見えてしまうので、困ったものだな。 ストーリーは最高だったけど、伝わるものは後味良くなかったのが個人的には残念かな。
1投稿日: 2018.08.28
powered by ブクログ最後でどんでん返しということで、考えながら読み進めていった。 最初はファンタジーのような奇妙なお話だったが、急に現実に。 二度驚かされることになる。
0投稿日: 2018.07.15
powered by ブクログ綺麗な作品。穢れのない硝子細工のような美しい世界の姫君と父王と、侍女。話の端々に気になるところがあるけれど、日本語で書かれた本だからと思いきや、あれあれまあまあ。 読みながら、思い描く情景は、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの「牢の中の貴婦人」とオーバーラップ。
2投稿日: 2018.07.13
powered by ブクログ【本当の穢れを知っている?】 本を読むわたしを祖父が咎めた。小説家は皆卑しい性格をしていて、異常で危険な思想を持っている。 わたしは笑った。今更なにを言っているのだろうと。本当なんて苦しくて辛くてしんどいだけなのに。卑しくても異常で危険な思想を孕んでいたとしても、この時間だけがわたしを苦痛から解き放ってくれるのに。 天国と地獄。暑苦しいだけの体温。一人になりたい。でも、ここにはない。全てかりそめ。
6投稿日: 2018.07.01
powered by ブクログ綺麗で不思議な世界観に浸って読んだ。予想の出来ない展開!その世界がいきなりガラッと変わって、衝撃だった。すらすら読めたし、とても面白かった。
1投稿日: 2018.05.02
powered by ブクログ国王の父が失脚し、森の奥に囚われた盲目の王女レイア。 侍女のダフネには怯えながらも、父とぷぅと愛犬ダークと共に、父の愛や、美しい音楽や童話や小説に囲まれ育てられた。 ある日突然その全てが奪われ、真実が明らかになる。 またまた未来屋書店さんのミステリーコーナーのポップに負けて購入してしまった。 この書店のミステリーコーナーは巧みに読者の心を掴んでくる。 そして、読者を裏切らない。 この小説は今まで読んだことがない雰囲気でとても新鮮だった。そして文章もぐっと惹き付けられ、短時間で読み終わってしまう、そんな作品だった。 いつも素敵な作品に出会わせてくれる未来屋書店さんには感謝! この小説は何を書いてもネタバレしそうで危険な作品である。 ぜひ何の情報も入れずに読んで頂きたい。そんな一冊(*^^*)
21投稿日: 2018.04.30
powered by ブクログ噂のどんでん返しは予想の範囲内。 さほど驚きを提供してくれなかった。 ミステリではないので、 その辺を期待して読むとちょっと物足りない。 ただし、筆者の紡ぐ文章が非常に美しく 独特の耽美な世界観を作り上げており、 その点はとても満足のいく作品だった。
1投稿日: 2018.04.03
powered by ブクログ先入観なしに最初から受け身で読んだのでとても楽しめた。 耽美で美しい世界に連れて行ってくれた。 表紙のイラストもこの絵になってよかったと思う。 (借りた本は違った)
0投稿日: 2018.01.30
powered by ブクログ私にはあまり馴染みのないゴシックテイストの作品という事で、読み進められるか不安を抱きながら手に取りましたが、あっという間に読了。 クラシック音楽、海外文学、絵画に詳しければ、楽しさは倍になったと思いますが、そういった知識を持ち合わせていなくても、世界観に浸れました。 作品に登場する「ダミアン」「罪と罰」「嵐が丘」読んでみたくなりました。
1投稿日: 2018.01.20
powered by ブクログ■すべての世界が崩壊する衝撃と快感。驚愕必至の傑作ゴシックミステリ。 森の奥に囚われた盲目の王女・レイアは、父王の愛と美しいドレスや花、物語に囲まれて育てられた…はずだった。ある日そのすべてが奪われ、混乱の中で明らかになったのは恐るべき事実で―。今まで信じていた世界そのものが、すべて虚構だったのか?随所に張りめぐらされた緻密な伏線と、予測不可能な本当の真相。幻想と現実が混ざり合い、迎えた衝撃の結末とは!?至上の美を誇るゴシックミステリ!
0投稿日: 2018.01.18
powered by ブクログ雰囲気満点のゴシックミステリ どこか物語にベールがありながらも、戦禍にあったかわいそうな王と小さな姫の物語を堪能してください 解説でも書かれていますが、何を書いてもネタバレになってしまうので、表紙・ゴシック・ミステリいずれか興味があれば手に取って損は無しです
0投稿日: 2018.01.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どんでん返しのネタは途中で分かってしまったが、それでもとても楽しめ、考えさせられる作品だった。まだ自己が充分に形成されていない時に誘拐され、美しいものばかりを与えられて育ったが故の、外界の醜さへの失望。レイアだった方が幸せなのか、怜である方が幸せなのか。押し付けられる"幸せ""普通"ばかりが最良とは限らない(ましてあのような低俗な両親であればなおさらだ)。とても歯がゆく、胸が締め付けられるが、ミステリ読みの方以外にもぜひ読んでもらいたい、素晴らしい本だった。
8投稿日: 2017.11.20
powered by ブクログ表紙に惹かれ購入。 読みながら予想していたことが1つは当たり1つは外れた。 主人公を通して見て来た景色が3度変わる本。 状況的に美しいと言って良いかは分からないけど最後に見えた景色はとても優しく綺麗だと思った。
2投稿日: 2017.11.10
powered by ブクログ私が知る限り、この作品ほど中身に触れられない・触れてはならないと圧力を感じる本はない。ですので一言だけ言うなら、この作品のどの部分にどんな感情を抱くものなのか私には分からなかった。
1投稿日: 2017.11.05
powered by ブクログ2017/09/03 美しかった物語 見えなければ美しいままで居られる。知らなければ清いままで居られる。これはそう在れなかった話。 ネタバレ 誘拐説と一人二役説は薄々感じていたが、ここまでは思いつかなかった。 美しいモノにしたかったら、美しくないものを取り入れない事で、それが返されるまでできてしまったのかなぁと。美しくしたいとは思っていたのだろうか?私だけのアリス。 章を重ねるごとに驚きの叙述トリック。 死なないミステリだが、解決を望む人には向かないタイプのミステリだと思う。 おとうさま、夢精を生理は無理があるでしょ。
3投稿日: 2017.09.03
powered by ブクログ主人公が「盲目」という設定を利用したトリックで、読者を闇の世界に惹き込ませる新感覚ミステリー小説…! 前半のおとぎ話の世界のような、幻想的でいかにも耽美な雰囲気。クラシックな音楽を聴き、海外文学に触れ、優しい父親の愛で満たされた日々、だけどそこはかと漂う違和感と謎。 そして、混乱の中で終わる甘い日々と 一転する主人公の世界! まさかここまで騙されるとは思わなかった…。 何の予備知識もなく読み進めていたら、冒頭から「レイア 一」の(これ本当に角川文庫…?)と思うような、濃厚ファンタジー。しかし、そこから急展開を見せる「囚われの身」「病院」「帰還」「十五歳、夏」あたりは一気読み。「レイア 二」で全ての真相が明かされ、そして、最後「ムーンレイカー」では全てを知った主人公が進む“これから”の出来事が綴られる。 でも、本当の“これから”は全て読者の想像にお任せ。といった余韻を残しつつの締め方。…大好きです。こういうの読みたかった!と久し振りに1人読み終わった後に悶えた作品で、読了後も何だかもやもやそわそわしたような、何処かにこの物語の続きが転がっていないものか…!と、行き場のない熱を持て余してしまう。「闇の中に在って、世界は何と美しく輝いていたことだろう!」しばらくはこの闇の世界から抜け出せそうにないかも…。 目が見えないからこそ感じられる恐怖や美しさ、目が見えることで感じられる恐怖や美しさ。それらはまさに表裏一体、闇と光のように真逆だけど、密接に関係し合っている現象なのだと感じ、光の世界と闇の世界をどちらも経験した主人公にとっては、どちらが幸せだったのだろう…。 「世界は光と闇で出来ている。それを薄々知りながら、それでもなおかつ決して闇を視ようとしない人々…それは自身の暗い部分から、目を逸らすことでもある。そして一旦それに気づいた者は、もう光だけを視ることはできない。」p.259 圧倒的な美しさ、極潤な純文学。それに、佳嶋さんの装画と皆川博子先生の解説付きだなんて、なんとも贅沢…!映画化もコミカライズ化も絶対不可能な作品、是非とも読むべき…!
7投稿日: 2017.08.16
powered by ブクログどことなく乙一っぽい感じもあるが、より耽美的で厨二っぽさがない。 しかし、後味の良さ悪さは抜きにして、乙一ほどスッキリ・キッチリ解決するわけでもない。 装丁から入った人はハマり、レビューから入った人はコケる・・・そんな感じで、読む人を選ぶような気はします。 作者が早くに亡くなられているのはかなり残念。
0投稿日: 2017.08.02
powered by ブクログ予想できないラスト!というPOPに惹かれて購入。確かにこの展開は予想できなかった。ラストの数ページには鼓動が早くなった。 読後の余韻と仕掛けは秀逸。 陶酔感のある文章が、繊細な主人公の心の動きを細やかに表現している。
1投稿日: 2017.07.16
powered by ブクログ中盤のどんでん返しの盛り上がりに比べると、ラストが弱い。ここからどう展開されるのか、とワクワクしながら読んだが消化不良のまま終わってしまった。
0投稿日: 2017.06.20耽美なゴシックミステリ
前半の盲目のレイアの物語は始め、どこか中世の時代のような雰囲気を感じるが、読み進めて行くうちにカセットテープやポケットの中の呼び出しベルなど、現代のモチーフが出てきて読み手の「?」を上手く喚起してくる。ネタバレの病院以降はどうしてこの誘拐事件が引き起こされたのか、ダフネや兵士はどこにいてどんな関係性なのかを明らかにしたい気持ちで最後まで読み進めたが、若干消化不良気味。王である父の立場からの物語も読んでみたい。
1投稿日: 2017.06.16
powered by ブクログ盲目の王女さまレイア姫の話、中世とか近代かと思ったら…いやはや。王女さまの成長とともに違和感が出てきて…。これ以上はネタバレ過ぎて書けない。 闇の中にありながら、「おとうさま」に与えられた言葉、物語、書物、音楽、イメージの世界は秀逸で、盲目であったからそれは尚更だ。俗なもの醜いもの(特にそういう魂)はより際立ってしまうよね。物語終盤に書かれた、主人公が求めた「真に己の魂を震わせる『美』であり、魂によって選び抜かれた『極上のもの』」に集約されている。「闇の中に在って、世界は何と美しく輝いていたことだろう!」 ミステリーに分類されると思うが、物語全体に漂う耽美な雰囲気がとても好き。皆川博子さんが解説を書いており、著者服部まゆみさんの他の著作にも興味が湧いた。作中に出てくる画家の絵も見てみたい。
8投稿日: 2017.06.10
powered by ブクログ本屋でのジャケ買い。 ゴシック調のファンタジー小説って苦手だなと思いながら読み進めて行ったら、後半からはあれよあれよと展開が変わり、最後にはなにが真実なのか頭がぽよぽよに。 冒頭の閉ざされた部屋の中でのセンスの良さが、若干の気味悪さを匂わせてるために、その後の急展開も腑に落ちることしばしば。 闇の中に閉ざされた王女が光を取り戻したとき、はたしてその世界は輝かしいものだったのか。 読み終えて、ブックカバーを外して表紙を見たとき、あらためて考えさせてくれる体験は、稀有な喜びだった。 解説を読んで、新刊かと思っていたこれが古い作品だったってこと、作者がすでに故人であることを知った。
2投稿日: 2017.05.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
恥ずかしながら著者やこの作品に関する予備知識を何も持たずに読み始めたのだが、これはまんまとしてやられた。 確かに序盤からいくつか「あれ?」と思わせるヒントは散りばめられていたように感じるが、それでもこれはクローズドなシーンに特化した変わったファンタジーなのかな…と思い込んで読んでいたから、中盤で作中世界の構造が明かされた時には素直に驚いてしまった。 そして主人公を取り巻く環境とともに作品が醸し出す波長も一気に様相を変え、ラストは見事な幻想小説として幕を下ろしており、なるほど、巻末解説を皆川博子氏が請け、著者に賛辞を送っているのも当然だ、と腑に落ちた。 目に見えるものの醜悪さ、見えないものの美しさ。 感じた価値はいとも簡単に対極に転じ得る。 すべては観察者たる私たち次第なのだ。
3投稿日: 2017.04.01
powered by ブクログすっごくよかった… 皆川博子さんと、装丁にひかれて勢いで購入しました、後悔ゼロ。 皆川博子さんが好きな方ならほぼ間違いなく好きなのではないかと思います。 全体的に重くはないけどほのぐらーい雰囲気が漂っていて、幻想的だとか耽美的だとかそういう言葉をおもいうかべてしまう感じ。 特に最終章、最後の最後のシーンが脳内ですごく印象が強かったです。 あとは主人公が視力を取り戻したときの、視界に感動するシーンが素敵でした。 作者さんが亡くなってしまわれているのが本当に残念です。 他の作品も読んでみたいのですが多くが手に入りにくくなっているようで… 他も改めて出版されることを祈っています!
6投稿日: 2017.03.23どんでん返しが見どころと聞いて
あらすじは書けません。読みやすいので是非読んでみてください。 私は、どんでん返しがすごい作品と聞いて、ミステリーなのかな?という程度で読みましたが、読んでみるとファンタジーのような美しいお話が。表紙に似合うお話が始まります。 たしかにどんでん返しには驚きましたが、それ以前に美しく、幻想的で素敵な話でした。 闇と光の対比など考えさせられる点も多くありますし、名作だと思います。
9投稿日: 2017.03.15
powered by ブクログこの間読んだ「部屋」と何となく似てる。 前半は、これからどうなるの⁉とわくわくしたが、後半はそこまで心動かされる内容ではなかった。
0投稿日: 2017.03.07
powered by ブクログ盲目の幼き姫レイアとその父親王様の物語 主人公が盲目という事で物語の進行上多少の不利を感じるが、よくよく考えてみると読み手とは、盲目なようなもので、主人公の目が見えようが見えまいが読み手は映を想像することしか出来ない。 そして最後に世界の色を知り驚く事になる。 最後に一つだけ残念なのは、この作者がもう生きていないという事だ。
2投稿日: 2017.03.01
powered by ブクログ耽美なおとぎ話と思って読み進めるうち、後半んん〜⁇っとなってきて、最後ああなるほど、とすんなり騙された私 こういうの楽しいね
1投稿日: 2017.02.19
powered by ブクログ心の闇と光。理想の闇と光。現実の闇と光。色々考えらされる。だけど、個人的にこの手のどんでん返しは少し苦手。
0投稿日: 2017.02.16
powered by ブクログなんつーか、 幻想的な前半とあまりに急な現実に引き戻される後半とが違いすぎて、チグハグな感じ。 ジャンルとしては叙述トリックのあるミステリなんでしょう。 なのにちょっと帯の文句で幻想的な話だと勘違いしちゃったよ。 悪いけど私はそういうの求めてなかったので、個人的にハズレ。 昔はどんでん返しのあるミステリって大好きだったけど最近はもういいや…ミステリ読まなくなったしねぇ…
0投稿日: 2017.02.14
powered by ブクログ≪今までに読んだことのないスタイルの物語でした≫ 二つの異なる世界を描き、その二つの異なる世界が同じ時代に存在し、最終的にリンクしていく展開がとても素晴らしかったです。 また、この物語からはたくさんのことを考えさせられました。人の幸せの在り方、闇と光の両方を知ってしまった者の苦しみ、血縁関係に縛られる必要性などなど.... ミステリとしての話の構成はもちろん、十分充実した内容を併せ持つ物語でした。人、または神の見せる闇と光を垣間見て、その世界観に浸り、何とも言えない後味を皆様にも味わって頂きたいです。
3投稿日: 2017.02.05
powered by ブクログおとぎ話のような綺麗な物語から一変、現実の世界へと連れて行かれる。 どんでん返しの本とかで調べると必ず出てくる本なので、何かあると思っていたから、ある程度は予想できた展開だったが、それを含めても面白い物語だった。そして、不思議な世界観を持つ綺麗な物語。 客観的にみると、犯罪小説と言えるのかもしれないが、この作家はそれを幻想的な物語にしてしまう力がある。
7投稿日: 2017.01.25幻想的であり気持ち悪く耽美だなー
城を追われて幽閉された王と王女、王女の世話をする意地悪な召使のダフネ。光を失い盲目のレイア姫が頼れるのは父だけであった。父がすべてであり父は神だった。 突如世界が崩壊しすべてがひっくり返る時、そこには衝撃的なラストが待っている。
5投稿日: 2017.01.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
物心ついた時からレイアは盲目で、父とともに別荘に住んでいる。 父は国王だったが隣国に攻められて国を失いこの別荘に軟禁されていた。別荘にはダフネという世話係もいるが、レイアには冷たく当たる。 レイアは別荘の二階でほとんど暮らし、階下には外国の兵がいると言われて一人で降りることもできない。 時折、父は国民の暴発を抑えるために城下や国境に出向き留守にするが、その度にダフネはレイアをいじめ、レイアはひどくそれを恐れた。 そうして何年もの間、父と愛犬ダーク、ぬいぐるみのプゥを頼りに暮らしてきたが、ある時、突然ダフネに別荘の外に連れ出される。 最初、読んだときはファンタジーのお話なのかなと思っていましたが……。 最初、王様がいつか害されてしまうお話なのだろうかと思ってハラハラしていたら、そんなお決まりの可愛らしいお話ではありませんでした……。 読み進めるうちに、その別荘での暮らしが王様や国などとは全く関係のないのだと分かってきます。 あれ、これはファンタジーではないな、なんだろうこれ? と疑問が出てくるのですが、レイアが現実世界に戻ったときにやっと解けます。 うーん、なんというのか、感想書きにくいな、、、ミステリとしても面白いし、でもそれだけじゃなくてなんともいえない。。。 レイアの心の揺れ、恐怖、父への愛情など伝わってくるけれど……彼女の生きていた世界そのものが虚構だし。。。 世界そのものが歪んだもの。 でも彼女にとってはかけがえのないものだったのだろう。。。 今の生活をよしとできないのが何とも悲しいような哀れなような。でも彼女自身はそうは全く思っていないだろうから、、、うーん。 何といったらいいのか。人は自分の育った環境からは離れることができないのか、現実の世界というのは本当に人にとって有意義な、よい環境とはいえないということなのか。 難しい。。。
2投稿日: 2017.01.05
powered by ブクログ面白かった。耽美な世界。 前半のおとぎ話の美しくも何となく歪で不安な世界観も良かったし、一転してがらりと変わる後半も最後の着地で、前半の美しい正世界への回帰っぽくてよかった。 光の中闇を見続ける世界より、闇の中で想像する光の世界の方が美しかったと。 最初は最終章が??でしたが、時がたつと腑に落ちるような。二人だけにわかる的なやつでしょうか。神格化したお父様と暮らしていくのでしょうね。
2投稿日: 2017.01.05耽美と幻想
ゴシックミステリ。森の奥、王と二人で暮らす盲目の王女・レイア。美しいドレス、音楽、おとうさまが朗読してくれる物語。階下には異国の言葉を喋る兵士と、恐ろしいダフネ。囚われの身だったレイア。だが真実は…。時代と場所には早々に違和感を覚え、序盤で大体の予測をつけていた通りの展開だったので、衝撃という程ではなかった。けれど、仮初めの夢の世界から放逐されたレイアの心の変化、葛藤。そして、その後の物語を予感させるラスト。幕引きは好み。
5投稿日: 2016.12.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ネタバレしたら全く面白く無い話なので少な目に・・・・笑 最初から違和感はありで、この人なんか怪しいとか でもすっかりその世界に引き込まれる。 闇と光・・・闇の方が歪んでいるが綺麗な世界なのでは?と 後半ネタバレしてからの「彼女」の心境は確かに複雑
0投稿日: 2016.11.15
powered by ブクログ表紙の絵とあらすじを見て、絶対ツボだと思って読みました。 重厚な世界観、無条件の愛を注ぎ続ける「父」、そんな「父」が世界の中心である全盲の「レイア」。 Amazonの作品紹介にもある「耽美と幻想に彩られた美しき謎解き!」というのが、まさに当てはまる小説です。 ただ「謎解き」要素に関して、正直どんでん返しが激しすぎるため、前半と後半で別の小説かの様でした。 「そこまでやる?」と思う程です。それくらい、前半と後半では話が違います。 また前半の重厚な世界観に走り過ぎたのか、後半があっという間に終わってしまい、ちょっと物足りなさを感じました。 もうちょっと「父」の挿話があっても良かったかな。 予想外のどんでん返しや、小説の「余白」を楽しむのが好きな人には、満足できる面白い小説であると思います。 一方前半の重厚な世界観や、「物語」として納得できるストーリーを求める人には、もう少し話に膨らみがあってもいいかと思うかも。 私は個人的に後者なので、今回は☆3です。
3投稿日: 2016.11.14
powered by ブクログどんでん返し!という煽りに期待して読んだらちょっと肩透かしだった…。「ゴシック」ミステリなら雰囲気に浸かれて良かった。
1投稿日: 2016.10.26
powered by ブクログ前半は幻想的な世界観、後半は現実的な世界観。 設定がチグハグだなあと思いながら読み進めていたが、後半に入ったあたりからそのチグハグさに納得した。楽しい話ではないが、孤島の楽園的な綺麗さがあると思う。
3投稿日: 2016.10.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
確かに、皆さんが書いているように、この小説、どこをどう取っても感想が難しい。しいて言えば前半と後半では世界観がまるで違うということだろうか?。別の小説を読んでいるみたいだと思える。 タイトルの「闇と光」も読み終えるとすごく納得がいく。ただ、私には前半部分はちょっと異世界のような感覚しかなかった。それが、後半部分からの変化に驚き一気読みだった。 一部批評でどんでん返しと言っているが、それほど単純なものではないような気がする。どんでん返しという表現では言い表せない驚きで最後までハラハラさせられる小説だと思う。
2投稿日: 2016.10.03
powered by ブクログ美しくて儚い…レイアが生きてきた世界と現実の世界、どちらが幸せなのでしょうか。何も知らなかったころには戻れないのでしょうか。
0投稿日: 2016.09.17
powered by ブクログなんとなく最初から結末が読めた、、、ので、大どんでん返し、とまではいかなかったかなあ。確かに、「そこも嘘か!」という部分はあったけれど。 さらっと新幹線に乗っている間に読めるので、暇つぶしにはいいかな。
0投稿日: 2016.09.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
叙述トリックの本を連続して読んでたせいで、初めから疑ってかかってレイア姫ってほんとに女の子?この世界ってほんとに外国?と思ってたせいで全然どんでん返しにならなかった。 せめて攫ったのにもっと神秘的な理由があればなー。どこまでも現実的だった。
0投稿日: 2016.08.23
powered by ブクログやばい、めっちゃ好き。 この作家さん全然知らなくて、たまたま電車乗り換えの時間つぶしに入った駅ナカの本屋さんで見つけて、購入。 あっという間に読了。 独特の世界観で描かれていて、読んでいる間は自分がそこにいるかのような錯覚さえ覚える。 その闇の世界はとても魅力的だった。 光を得ると途端に色あせていく世界。 無造作に放り出されてしまった主人公と自分は、それを受け入れるのに時間がかかる。 読み終えた後、エピローグを読みたくなる。というか自分で書きたくなる。エンディングは自分で。。。 この作品は好き嫌いが分かれるかなって思います。 私は、好き。 服部まゆみさんって、もう亡くなってるんですよね。 残念。 残された作品がどれくらいあるのかわからないけど、他の作品もまた、読んでみたいなって思います。 読了直後、☆4から時間を経て☆5になりました。 なんかね、じわじわくるのよ(笑)
6投稿日: 2016.08.20
powered by ブクログだまされた、というよりもあまりに大きく世界が変わってしまうので、ただただ呆然としてしまう。そんな感覚に陥りました。
1投稿日: 2016.08.19
powered by ブクログどこの国の話なのか、いつの時代の話なのか、そういうことがよく分からない不思議な雰囲気で話が進み、その辺がいつはっきりするのだろうという気持ちでどんどん読み進めてしまう。究極の美ではなく、究極の美化、が描かれてるのかも。
1投稿日: 2016.08.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
〇 トータル ★★★★☆ 「見事な大どんでん返しでミステリファンを熱狂させた幻の傑作」だそうだが,サプライズよりインパクトの方が強い作品。序盤のレイアとダフネ,王との関係があまりに濃密に描かれているので,後半でレイアが大木怜という少年だったことが分かる部分はサプライズ以上のインパクトがあった。 書評などを見ていると,伏線もかなり大胆に描かれており,よく読めば舞台が1990年代の日本であることは分かるようだ。対して,レイアが男だったことが分かる伏線はほぼなさそうである。物語的には,目が見えないときにレイアとして王から与えられた世界は光に満ち溢れ,実際に目が見えるようになってから自分の目で見た世界は闇にあふれて見えるという部分も描かれているように思われる。誘拐され,レイアとして誘拐犯人に愛されていた姿と,実の父母のもとに帰ってからの怜の姿も光と闇のように描かれる。 トータルで見ると,単なるサプライズ小説というより,誘拐犯=悪,実の父母≠善,目に見える世界=光,目の見えない世界=闇という単純な図式を壊す世界を描いた作品のように思える。単なるエンターテイメントにするつもりが,そもそもないというか…。それでいて,単なるどんでん返しのミステリ=エンターテイメントとしても十分楽しめるという。傑作だろう。ただし,好みの作品かといわれると,そうでもない。個人的な好みとしては,単なるエンターテイメントとして仕上げて欲しかった。★4で。 〇 サプライズ ★★★☆☆ 本屋さんで平積みされているのを見て購入。帯に「見事な大どんでん返しでミステリファンを熱狂させた幻の傑作」と書いてあった。こういった帯や書評などを見て,「これは大どんでん返しがあるんだ」と思って読むと,かなりハードルが上がってしまう。この作品のどんでん返しは,「レイア 一」で姫として描かれている人物が実は男性で,ヨーロッパの王国が舞台と思わせていた舞台が,日本だったというものだ。書評サイトなどを読むと分かるが,非常に巧妙かつ大胆な伏線が貼られており,玄人筋からの評判はすこぶるよい。直木賞候補作になったほどの評価である。しかし,「大どんでん返しがあるんだ」と思って読むとそこまでの衝撃はなかった。最後で明かすのではなく,物語の3分の2程度のところで明かし,そこから男=大木怜に戻ってからの話が描かれているので,驚きが薄れてしまうのだ。「驚き」だけを追求するのであれば,もっと効果的な終わらせ方があったと思われるが,むしろ「驚き」より,レイア=大木怜の内面,最後の犯人=原口孝夫との対峙を描きたかったように思われる。期待値が高すぎたこともあり,サプライズとしては★3止まりか。 〇 熱中度 ★★☆☆☆ 小説として完成度が高く,文章がうまいので,読むのにやや労力が掛かる。そういう訳で一気に読み進めることができない。先が気になるという作品ではなく,じっくりとその雰囲気を楽しむ作品のように思える。よって,熱中度はそれほど高くない。★2で。 〇 キャラクター ★★★★☆ 登場人物は非常に少ない。前半部分は,レイア,ダフネ,王(=おとうさま)しか出てこない。後半は,登場人物こそ多いが,そのほとんどが表面的にしか描かれておらず,ほぼ,大木怜=レイアの内面だけ描かれてる。レイアのキャラクターは非常に濃密に描かれており,かなり感情移入できる。あからさまに伏線があり,大どんでん返しがあるという先入観があっても驚けるのは,レイアがあまりに「姫」として見事に描かれているからこそだと思われる。単純な意味でのキャラクターの魅力というより,人間が描けているという点で★4としたい。 〇 読後感 ★★☆☆☆ レイアは誘拐されていたわけであり,最後の原口と大木が対峙するシーンまで含めても,読後感はさほどよくない。この物語に爽快な読後感を求める方がおかしいのだろうが…。 〇 インパクト ★★★★★ インパクトは抜群である。人間が描けている作品でもあり,レイアが男だったという部分はサプライズ以上にインパクトがある。この作品を忘れることはなさそう。 〇 希少価値 ★☆☆☆☆ 初版が出たのは平成13年。改訂初版が出たのは平成26年で,改訂版の方は平成26年までに10版まで出ている。「幻の傑作」となっているが,ここまで売れたのであれば,今後は手に入りにくくなることはなさそう。
2投稿日: 2016.08.04
powered by ブクログ1日どっぷりのめり込んで読めば、読み終える事ができるくらい短いけど、心に染みるお話(´-`).。oO( まさにどんでん返し。 きっとみんな一度読んだら、忘れられない物語の1つになると思うし、自分の中の闇と光について深く追求できる良い機会にもなるのかなと思った。
3投稿日: 2016.08.02
powered by ブクログ地元の本屋さんで大プッシュされていたので購入。サクッと読めたのでよかった。 大どんでん返しかどうかは別として、いい意味でなんともむずがゆい
2投稿日: 2016.08.01期待値が高すぎた
意外な、とかネタバレ禁止ってかかれているとどうしても読みながら考えてしまうから、予測したことのうちのひとつだった。どう繋がるのかなってくらいで。意外性がある話という予備知識がなければ手に取らなかったけど、予備知識のおかげて身構えて考えすぎてあまり入り込めなかった。耽美な世界が特別好きなわけでもないのでそれも入り込めなかった要因かも。面白かったとは思うけれど再読はしないと思う。
0投稿日: 2016.07.30
powered by ブクログこの本は確か出張先の本屋で見つけたんだよな。展開の仕方が個性的で、そんな本屋さんの文庫部門1位だったのだ。奥付けみても別に最近の本ではないし、映像化されたわけでもない。出版社か著者の買い上げか?と思いつつもそんなめちゃくちゃ有名な本屋でもなかったし。これは素直に書店員さんの努力の賜物ではなかろうか。それって素敵やん。って買ったのだ。 前置きがすっかり長くなってしまった。とても面白い小説でした。帯やあらすじに偽りなしといって良い衝撃と快感。そう、快感。耽美というか哲学というか美学というか、いっそ中二病を前提にしているかもしれない。そこは合う合わないがあるかもしれない。 技巧的にも面白くって、時間が経過するほど明らかになる情報が増え、だんだんとイメージを変化させていくような。情報が開示されていき、あぁこれつまり…と1章が終わり、2章の緊張感を維持しつつ、やっぱりなとしたり顔したら、3章冒頭でいけねぇそこもかちくしょうたしかに!と驚いて、4章と5章目の苦悩や倒錯感も好きだなぁ、とここで終わるかと思いきや6章が始まり、それを承けるラストシーンは美しい。といった風に流れを感じ久しぶりに短い期間で読み終えた物語だった。
3投稿日: 2016.07.27
powered by ブクログふーん、それで?って読後感です(^_^;) 途中でもしかして?後半で、ああやっぱりって展開はよめたんだけど、「父」の動機がわからない。そしてその数年後の心境も。なんていうか、座り心地の悪い椅子に座って、ああでもないこうでもないと、なかなか落ち着かない、そんな印象。個人的にはフランス映画のような中途半端感ですよ。こういうどうとでもとれる話は苦手なのが多いわ。
0投稿日: 2016.07.20
powered by ブクログ帯にあるどんでん返しの結末に過剰な期待を抱いしたわけではないのだけれど、前半の雰囲気が好きだったので後半の展開はどんでん返しというよりもしょんぼりしてしまった。 前半は好きだったなー。 どうなるんだろうとワクワクもした。
1投稿日: 2016.07.19
powered by ブクログなるほどー。伏線あっても話の展開は読めませんでした。読後感すっきり、ではないけど面白かったです。どちらが幸せだったんだろうと考えると深い。
1投稿日: 2016.07.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「ー」 2001年に発売されたと考えると、斬新だと思う。現在では多くの叙述系トリック本が出ているので新鮮な驚きはなかった。
1投稿日: 2016.07.16
powered by ブクログ耽美小説、幻想小説といわれる小説の類。 どこまでが真実なのだろう。2段階に用意されている大きな驚きは面白かった。 綺麗で、不気味で、残酷な世界観が良かった。服部まゆみさんの小説をもっと読んでみたいなと思った。
1投稿日: 2016.07.14
powered by ブクログ最後まで読むと、 全部白々しくて嫌な気分に。 納得できない。 ごめんなさい。 ファンタジー好きじゃなかった。
0投稿日: 2016.06.28
powered by ブクログゴシックミステリとうたわれているけれど、トリックを楽しむ類のものではない。 もちろん、後半の展開に驚きはするのだが、伏線に気づけばそこまで仰天するほどのものでもない。むしろ、ここで語られているのは人の在り方であったり、美醜の定義であったり…… それも哲学的な難しい描き方ではなく、ごくさらりと描いているところに技巧を感じる。 非常に耽美な世界観だが、それを感じるのはむしろ読中ではなく読後だった。 美々しい言葉を連ねるのではなく、むしろ淡々と書かれた主人公の精神性、帰結するところに言い知れぬ美がある。 最後の一行の綺羅綺羅しさといったら! 光がいつまでも胸の内で輝くようだった。 そしてその光には一種の堕落も含まれているのかもしれない。 何を堕落とあらわすのか、そんなことにも首をひねってしまうけれど、とにかく主人公の選び取る未来の蠱惑的な香にむせるような思いで本を閉じた。 もう一度読みたいと思ったが、それで損なわれるかもしれない感動が惜しく、再読はまた数年後とすることにする。
3投稿日: 2016.06.05
powered by ブクログゴシックミステリとは一体……!!1 「大どんでん返し」なんて帯に書かれたら手に取ってしまうのです 「オルゴーリェンヌ」とか、そっち系かな?なんて思って読み始めたのですが これは……後悔してしまったのですよ。 壁ではないのです。 決して壁ではないのです。 違う後悔なのですよ。 何て言うか、電車で読み終えて、駅に着いてホームに立って。 一気に帰りたくなくなるのです…… 帰って現実に戻ってしまう辛さを痛感してしまうのですよこの本は。 物にはすべて終わりがある事とか 人間社会が云々とか、美醜とか、絶望とかを突き付けられるのですよこの本は!!1 前半のお伽噺のようなストーリーがどう展開するのか、ちょっと気にかかってくる中盤、 もしかして……?と思い始めるのです。 そしてそう感付いてしまったらもう終わり一直線。 坂道を転がり落ちるような感覚でどんどんああああああ ミステリではないのです。 或る意味でしかミステリ要素はないのですが、それよりももっと大きなストーリーが読み終えた後にのしかかってくるのです……あああ。もう後悔しかない。 バカミスでも流行りのイヤミスでも無いのですが、読んだら後悔するミステリとして語り継いで行こうと思うのでした。
1投稿日: 2016.05.28
powered by ブクログ一八八八 切り裂きジャックが面白かったし表紙に惹かれたのもあって読んでみました。 読んでいくうちにどんどん引き込まれていきました。 時間も忘れてあっという間でした。 最初は異国のおとぎ話のようで色々な美に接しているようで素敵。 でも段々現実味が帯びてきて二重にも三重にも驚かされ主人公のように戸惑う自分がいました。 小さいころは美ばかり見ていても問題なかったけれど現実を知らなければいけない年齢になれば醜も知り認めなければならない苦しみが感じ取れました。 読み終えたころにはポップス以外の音楽や絵画にも触れたくて美術館に行くたくなっている自分がいました(=゚ω゚)ノ
0投稿日: 2016.05.24
powered by ブクログ表紙とタイトルに惹かれて読んだのですが、予想を超えてあっという間に物語に引き込まれました。前半はまるで童話の世界のような、現実味のない幻想的で美しい父と娘のお話し。囚われ盲目の姫と、国を追われた王という、浮世離れした設定。かと思いきや、前半ラストから物語の世界ががらりと変わり、いままでのものがすべて虚構だったと気付かされる。現実世界に帰った主人公が真実を知る。そのどんでん返しに驚かされました。こうなるとは全然気付かなかった…終わり方にすこしモヤったけれど、これはこれでいい結末なのかな、と。このあと2人がどうなったのか考えたくなります。これはネタバレをしてはいけない物語です。耽美で、けれど鼻にかかる感じではなく美しい世界観がすてきでした。著者の他の本も気になります。
2投稿日: 2016.05.21
powered by ブクログ大どんでん返しと謳われているほどミステリとして強烈では無いが、哲学的な難解さが作品に説得力を持たせていて、レイアの成長描写がたまらなく美しかった。最終章がグッときた。また再読したい作品。
2投稿日: 2016.05.20
powered by ブクログこの話を読んで率直な感想 綺麗な話だな。 良かったなと思った。 物語半分行った内容が覆る, 大どんでん返しな内容だけど, 最後のオチとしては,自分は綺麗な終わり方したなって, 率直に思った。 引き込まれる話。 前半の世界観と後半の世界観の違い 二人の主人公の終着地点 その先を考えさせるような終わり方 とても面白く, 初めて服部まゆみさんの話を読んだが 他の作品ももっと読んでみたくなった。
6投稿日: 2016.05.07
powered by ブクログ随分前に読み終わったけど登録してなかった? 中盤でオチには気付くけど、それでもグングン読み進められる。文章が綺麗で陳腐でないところが素敵。設定自体が面白く、主人公はその後どうなったんだろうと色々考えてしまう。
0投稿日: 2016.05.06
powered by ブクログ前評判で警戒しながら読んだせいか、途中で大まかなところはわかってしまった。なるほど「ゴシックミステリ」だ。好きな人は好きな作風とは思うが、次に服部まゆみの名前で私の食指が動くかといったら微妙なところ。
0投稿日: 2016.05.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【大どんでん返し】というキーワード、昨今のミステリーのオビでよく見かけるようになりましたよね〜。イニシエーション・ラブ以降、特に増えた気がするんですが、どうでしょう。 昔はもうちょっとこの辺の煽り文句って慎ましやかだった気がするんですが、近頃はもう手に取ってもらえるなら、ネタバレ一歩手前でも、どんな過激な文言だって載せちゃうもんね!という出版社の必死さを感じます← ただ、この【大どんでん返し】の一言。 続く言葉は、【ネタバレ厳禁!】がほとんどなんですが、オビに冠した時点で、その作品は【さあ、今から貴方(読者)を騙しますよ】と作品最大のキートリックをネタバレをしているというジレンマに陥ってるよな〜と、ちょっと可哀想な感じもするんですよね。 「今からこういう手品しまーす」 って言われるより、何の予告もなく手品を披露される方が、観客側は驚きも感動もひとしおだと思うんだけど…。 でも、このオビがないと手に取らない人も絶対多いもんね← かく言う私もそうなので、これ以上ウダウダ言うのはやめときます←← 閑話休題。 オビの煽り文句は置いといて、内容感想いきまっす。 本作は、「優しい父親」と「いじわるな下女」、「盲目のお姫様」の奇妙で静かな生活が描かれる前半部と、 そんな生活が瓦解する後半部というストーリーが主軸になります。 ただ、私のような捻くれたミステリスキーの一部には、この手の【ラストで明らかになる驚愕の事実】以降の補足説明の章に、若干の蛇足感を感じる人間もいるんですよね…(あれ?いるよね?←)。 古典ミステリの誉れ高い「そして誰もいなくなった」の最終章にすらケチを付けた女です、すみません…← ところが、本作のすごいところは、そんな偏屈ミステリスキーにも息をつかせない怒涛の【驚愕のラストラッシュ】がこれでもかと畳み掛けられる点なんですね。 「あ〜はいはい、やっぱそういうことね」と斜に構えてたら、 「あら、またどんでん返したな…」と来て、 「ん?まだ続きがあるの?(震)」と若干の武者震いに襲われて、 「オチはビミョーかなァ」と最後の最後でケチを付けたのでした。あ〜ほんとめんどくさい読者(笑)。 いや、でも、この大どんでん返しラッシュは、ミステリスキーならずとも一読の価値ありです。 【内容まとめ】 レイアと呼ばれる盲目の少女の世界には、「優しいお父様」と「面倒を見る女ダフネ」しか存在していなかった。 少しずつ言葉や数字、書文字を覚え、賢くなっていくレイアの小さな箱庭のような世界は、ある日、恐ろしい形で一変する。 反転する世界、崩壊する価値観。 そして、最後にレイアが辿り着き選び取った、衝撃の結末。
1投稿日: 2016.04.24
powered by ブクログこれってもしかして????と疑いながら読んでいたので、ああやっぱり、と思ったけれど、ええーーー!?と騙されたところもあり。 個人的には、ラストがちょっと消化不良な感じ。 前半、闇の中で感じる世界はいろんな想像が出来て楽しかった。
0投稿日: 2016.04.02
powered by ブクログどんでん返しがあるとわかっているのに面白いのはすごい。 読んでいてずっと地に足がつかない感じで不安だったけれど、その世界にすごく引き込まれた。
0投稿日: 2016.03.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
退廃的で耽美で危うい雰囲気にどっぷり浸かっていたら、ずどーんと崖から突き落とされる事凄まじき。 お名前はかなり昔から知っていたのだけど、食わず嫌いしないでもっと早くに読んでおくんだった…! これはかなり好みだわ……。 でもまぁ、新装版の表紙も素敵。 他も色々探して読んでみよう。
0投稿日: 2016.03.11
powered by ブクログ◎闇の世界に生きる少女、生い立ちとその理由に驚く もしかしたら筆者も、最後をこんな展開にしようと思ってなかったのではないか、というくらいガラッと変わりすぎて、何が何だか・・・混乱。 きっと真のゴシックミステリとして終わらせたかったはずだ。本当は。そう信じる。 盲目な少女レイアは、ある国の王女で、国王であるお父様と女のダフネと暮らしていた。王女は王女なりに、目が見えないなりに暮らし、学び、そしてダフネから虐げられる現実に抵抗しようとした。 頑張って、話すことを覚えた。数も覚えた。 少しずつ、物語も覚えた。お父様からは哲学者と言ってもらえた。うれしかった。もっと物語を聞きたい。 ・・・そんな矢先、レイアにとって最大かつ重大な事実を知ることになる事件が起こる。 レイアはこのあと結果的に目が見えるようになり、現実を知った時にも言葉や色、基本的な人間としての学習は身につけている状態である。現実を知ってからの社会復帰は戸惑いこそすれ、受け止めてからはスムーズだった。そしてその現実にはもう一つ、重要な事実があり、お父様と再会することになる。 お父様の存在はレイアの中で神格化され、我々読者もお父様の発言によりミスリードされ続けるのだ、ということは付け加えておきたい。いくつか違和感があったとしても、さも当たり前のように物語として流れていくのだ。
0投稿日: 2016.03.10
powered by ブクログ伏線をちゃんと違和感として感じる様に配置しているので、最後のネタバラシで閊える事なく、とても気持ち良い。 2016年3月6日
0投稿日: 2016.03.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
少し読むつもりが読み終えていました。一番びっくりしたのはもちろんレイア姫。びっくりした。 とても美しく、言葉が豊かで、耽美な雰囲気を堪能しました。後半はそこからがらっと変わり、本当の「自分」がむき出しにされる……その、むなしさみたいなもの、違和感につらくなりました。レイア姫の暮らしはあまりにも甚大だ…… ラストは何度か読み返すうち、甘いやりとりに思えてきました。おかえりなさい、レイア姫。
0投稿日: 2016.03.06
powered by ブクログひっくり返る本を薦めてもらいよんでみたが、確かにひっくり返った。自分にはあまり合わない話のところ、先に待つ展開に期待し読み進めた甲斐はあった気がする。何を書いてもネタバレになりそうなので話にはふれないが、主人公が盲目というのは、逆に色彩を鮮やかにしている気がする。
0投稿日: 2016.02.28
powered by ブクログ服部まゆみが1998年に発表した長編小説の文庫版。著者の作品は初めて読みましたが、素晴らしく面白かったです。ジャンルとしてはゴシックミステリとなっていますが、ファンタジーだったり、ホラーだったり、色々な要素が感じられました。あらすじで書かれているようなストーリーなのかと思ったら、あっと驚く展開に。本当にびっくりしました。しかし、この作品に関しては、何を言ってもネタバレに抵触しそうになります。著者の他の作品もぜひ読んでみたいと思ったけど、絶版になっている作品が多いようですね。
0投稿日: 2016.02.17奇作、怪作、ほぼ傑作
とても不思議なお話です。奇作、怪作、ほぼ傑作です。 半分ぐらいまでは単調なファンタジーもののように思われますが、急に話が思わぬ方向へ進んで行きます。 だんだん不思議な場面設定が明かされていくのが楽しかったです。 傑作と言い切りたいのですが、大きななぞが解明されておらず、そこだけが残念でした。
2投稿日: 2016.02.15
powered by ブクログ勘繰って読みすぎた! 世界が反転する系の売り文句は罪深いと思う、それに惹かれる側でもあるんだけど 気を配って読んだ以上流石に分かりやすかった… 文章と幼い視点から描かれる世界構成は美しい 前半後半の落差も面白い
1投稿日: 2016.02.11
powered by ブクログ「一八八八 切り裂きジャック」を読後、次の作品を求めていたところ、すこぶる評価がよかったので手にとってみた。 なんとなく展開が読めるなぁと探りつつ、中盤でようやく動きがあってからはラストまで、、、なんかよかった。 主人公の成長と、囚われた想いが現実なのか夢か妄想か、なんとも情緒溢れた作品。
0投稿日: 2016.01.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
表紙の絵柄で受ける印象と序盤の雰囲気から、異世界を舞台にした小説だろうという第一印象を抱いたのは、多分私だけではないと思います。 ただ、帯に書かれた「すべての世界が崩れ行く快感!!」「見事などんでん返しで〜」を見てしまうと、描かれた作品世界の有様にすら疑惑の念を向けざるを得ません。ましてや主人公が盲目で、語り口調がその一人称であれば、閉ざされた視角情報の外に読み手が想定しづらい「何か」があることは予想がついてしまうわけで… とはいえ、だからといって本作の面白さが損なわれた訳ではなかったと思います。中盤以降、徐々に徐々に私たちの世界にすり寄っていく情報が散見されるようになり、本の半ば辺りでは少なくとも我々と同じ世界の「どこか」のお話であることが明白になります。 しかし、そうすると本作で読者の感情を揺るがしたい——驚かせたり、感動させたり——点はどこなんだろう?と疑問に思ってしまいます。 読み始めの印象と中盤以降の世界がガラリと変わる点は、なんだかんだでインパクトのある要素だと思います。が、それ以降の展開は取り立てて驚くような要素も無く、起伏も薄い印象だったので、本の半分より後ろは流すように読んでしまいました。 話の構成次第では違った印象を受けたかもしれないので、話の順序を入れ替えて、本作を読んだ記憶を無くした上で再読したい、なんて思ってしまいました。
0投稿日: 2016.01.06
powered by ブクログ御伽噺のような雰囲気と内容に 何処か感じる違和感がゾクゾクします。 何かがおかしい気がしつつも 何がおかしいのか、徹底的な間違いに気付かず。 目の見えないレイアに惜しみない愛を注ぐ おとうさま。 広いお屋敷と綺麗な音楽と物語の中で 育てられていくレイア。 間違いに気付いてからも先が気になって 一気に読めました。
0投稿日: 2015.12.29
powered by ブクログ暗く静かな、独特の雰囲気を持つ小説でした。 盲目の王女レイアは別荘の二階で優しい父と二人きりの美しく閉ざされた生活を送っていました。しかしその世界は唯一の真実によって覆されてしまいます。 子供にとって親は神に等しく、与えられるものを選ぶことは出来ず、また一生逃れることも出来ません。 縛られて、苦しんで、それでも父と父から教わった闇を求めずにはいられない。 そんなレイアの心情に同化出来る人、読了後もやもやしてスッキリしない、答えのない物語が好きな人には響く作品だと思います。 ミステリにカテゴライズされていましたが、個人的には叙情的耽美主義小説と言ったほうがしっくりきました。 推理要素があまり無いのでミステリとしては少し物足りないかもしれません。
0投稿日: 2015.12.27
powered by ブクログ久々に本を読みました。割と薄め。 途中まではよかったんですが、オチが弱い。というかあんまり理解する気もなかったこともあってイマイチ釈然としなかったというか、あ、そんなもんなの…みたいな感じです。 確かに色はわからないし、どっちが出てるんだかわからないよなあ、とそこだけ妙に納得しました。なるほど。
0投稿日: 2015.12.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ものすごく堪能しました。 勢いで書いてしまうと、今年読んだ本のベストをさしあげたいくらい。 主人公はまだ子どもで、そのうえ目が見えないので、この世界のことがいろいろとわからない。 優しいお父さまと、意地悪なダフネ。 そして、許された範囲の中だけの移動。 ほんの幼い頃、まだ眼が見えていた頃に見た色や形を忘れてしまわないよう、お父さまはいろいろと教えてくれる。 その他に数や文字など、世界を理解する元となる知識。 さらに、美しい音楽と物語。 時折殺意さえ見せるほどのダフネの底意地の悪さや、情緒が安定しているとは思えないお父さまなど、多少の不安はあるものの、悲劇のお姫様はけなげであり、世界はとても美しい。 たとえ闇に包まれているのだとしても、与えられるものはすべて本物の美だ。 なのに微かな違和感がぬぐえない。 どこがといえないほどの違和感がずっとつきまとい、ダフネやお父さまがどんなに説明してくれても、微かな不穏が消え去ることはない。 そして、世界の反転。 叙述型のミステリとも読めるこの作品は、何をどう書いてもネタバレになりそう。 違和感の正体を知りたくてぐいぐい読んでいたら、物語の半ば過ぎに世界が反転する。 そういうことだったのかと思う間もなく、畳み掛けられる事実の衝撃。 そうすると今度は、どうやってこの物語を収束させるのだろうという興味で、読書が止められない。 最後まで読んで、この作品のタイトルは「この光と闇」ではなく、「この闇と光」である意味が腑に落ちた。 光と闇、美と醜。 それらを対比させながら本当の幸せ、本当に生きるというのはどういうことなのかを突き付けてくる。 特に第一章はゴシック小説のように美しい世界。 侍女の名前ダフネから、ダフネ・デュ・モーリアの「レベッカ」を思い出してしまった。 あれも、美しい世界と気配の怖さが際立つ小説でした。 “しかし、朧とはいえ、形や色を知ったままで過ごしたあまりに長い闇は、美への憧れを増幅し続け、あらゆるものを美化していた。すべては言葉だった。すべてはイメージだった。”
1投稿日: 2015.12.23耽美と倒錯と衒学、そして世界の反転。
よかった。偶然に手にした本だったのに、また作家読みすべき作家が増えてしまった。 この耽美と倒錯と衒学の世界、皆川博子さんの作風と似てる気がしてたら、解説が皆川さんだった。やはり。絶対読者層かぶってるだろうな。 ぼんやりとほの暗く、「閉じた」雰囲気を持つ物語。終盤、半ば無理矢理に開かれた物語世界の枠が最後に再び閉じられたようでもあり、あるいは枠そのものが溶けてしまったようでもあり。そこから広がる新たな世界の色は、眩しい光なのか甘い闇なのか。不安と希望が融け合うことなく綺麗にくっきり半々づつな幕引きが見事。 ・・・と、感想がやたら抽象的になってしまうのは、何を書いてもネタバレになってしまいそうなので・・・。
1投稿日: 2015.12.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
愛情と憎悪が入り交じるとても綺麗なお話。 展開は予想できるが、章の配分によって章があることを忘れ、唐突に話が終わって新しい章に移る瞬間は一瞬混乱する。 タイトルの意味もしっくりきて、幸福なのか不幸なのか、どちらにも決められない何とも歯痒い思いが残った。
0投稿日: 2015.10.29
powered by ブクログゴシックミステリという聞き慣れない単語につられて読了。光よりも「この闇」を先をに持ってきていることから一筋ではいかない作品だろうなと思っていましたが、前半と後半でこうも雰囲気が変わる作品も珍しい。 盲目の少女が主人公だったので、ミステリーとしてはなんでもできてしまいそうだなと少し熱が冷めつつも読んだ。大興奮、というわけではなかったけれど、闇が光で、光が闇というのをうまく描いた作品だと思う。それでも前半がだらだらしてしまっていて退屈に感じてしまった。必要なんだろうけれども…。ミステリーとして期待したら少し期待はずれに思えてしまう。
1投稿日: 2015.09.02
powered by ブクログ表紙の絵の美しさで購入した本。 ジャケ買いを信用してないのと、絵の感じが少しマンガ感があった(好きな絵だけど)ので、あまり期待はしてなかった。 でも中身も綺麗な本でした。 危惧していた薄っぺらさもなく、むしろ根底にあるであろう真意に自分ははたどり着けてないんだろうな、と思うくらいには重厚なものでした。 というか作者がもう亡くなっているというのにも驚き。銅版画家だったんだね。 共感という面において、あまり自分に刺さるものが無かったので個人的評価が落ちてしまいます。 絵画の知識があれば、「父」の胸の裡やレイアの感動、衝動が、もう少しは理解できるんだろうな。
0投稿日: 2015.07.07
powered by ブクログかなり放置してたけど、読むとあっと言う間で面白かった。結末は全然よめなくて推理力の足りなさのおかげで楽しめました。
0投稿日: 2015.06.11
powered by ブクログめちゃくちゃ懐かしくておもわず購入。新装版です。巻末が皆川博子さんによる解説に替わっていました。(豪華!)叙述トリックの走りというか、これにちょっとしたトラウマを(良い意味で)与えられた人って割といるんじゃないかしら。結局、実は真相がはっきりしてないところが(良い意味で)気持ち悪くて、読み終わっても終わってない気がする。
0投稿日: 2015.06.09
powered by ブクログ世界観に引き込まれます。前半と後半で異なる世界が描かれています。子どもだった主人公が、残酷なまでに唐突に、現実を突きつけられ大人になる過程が、スッと頭に入る文章で語られていて一気に読了しました。 真ん中から謎がどんどん解かれていくので、ラストはもっと大きな返しがあるのかと思っていましたが…しかしあえてぼやかす終わり方も含め、美しい世界観に耽らせてもらえたので、評価は☆5つです。 ★再読 2021.8.22 あまりネタバレしたくないので語れないのですが、目の見えない闇の世界でイメージしていた極上の美、光……それはもしかしたら、ほんとうに幻想だったのかもしれません。実在しない夢物語だったのか。あるいは本文がしめすように、何から何まで「おとうさま」が仕掛けた罠だったのか? 私はあまり古典や絵画に詳しくないのですが、作中には有名な物語や絵画も多数登場し、またそれぞれわかりやすく説明されているので、読むにあたって混乱はせず、世界観は伝わってきました。その方面の専門知識があれば、もっとおもしろく読めるのかもしれない。 盲目の世界を描写する表現力はさすが。 読後感がなんともいえず耽美。 おもしろくて一気に読みました。 何回読んでも評価は☆5つ!
5投稿日: 2015.05.19
powered by ブクログ前半の盲目のレイア姫と国王である父、ダフネや兵士といった登場人物とのやりとりや、異国情緒の雰囲気を漂わせる内容から、後編の日本現代にいきなり行き戻されるのはそうきたかとハッとさせられた。 前半の盲目のレイア姫主体からなるストーリーは人間の触覚や聴覚からなる描写が多い中、題名の光と闇という、視覚からなる描写も含まれていて、読んでいてレイアがとても繊細な感性を持っている事が伝わってきた。 途中までは全てレイアの妄想かと思っていたが中々斜め上の展開で良かった。
0投稿日: 2015.05.04何も知らないで読むべき
ストーリーもなにも知らないで読んだからこそ楽しめた。 読み進めて退屈になってきたところで、 あれ?なんか変だ。と。モノクロだった世界が急にグルグル変化して、この世界に吸い込まれた。 そして、すぐに再読した。
6投稿日: 2015.05.04
powered by ブクログ素晴らしいの一言に尽きる作品。前半に散りばめられた伏線と、後半につれて明かになっていく事実。久々に一気読みしてしまった。 だがしかし、欠点がなかったかと言えばそうでもなく、なんだか凄そうなミステリーかと思いきや、ラストはあっさり目で、途中から何となく解ってしまい、そのまま予想通りの展開に落ち着いてしまった。 それでも文体や雰囲気は極上で、魅力的な作品。作者は既に他界しているのが残念でならないです。
1投稿日: 2015.04.15
powered by ブクログいろいろと想像をかき立てられる本。 森の奥、父の愛情と柔らかな絹のドレスに包まれて暮らす盲目の姫。 ゴシックの香りが濃密に漂う文体、言葉選び。 そして、そんな生活が突然変化を遂げる。 ゴシックが好きじゃないという人にもお勧めの1冊。
0投稿日: 2015.04.13
powered by ブクログ前半のどこか異国な感じから、中盤でいきなり現実に戻されて驚き、 そうきたか〜と読み進めていると、また最後で、え、はっきり謎解きさせない訳?と、ちょっともやもや。 それにしても、幼少期の影響って大事なのねと。
0投稿日: 2015.03.29
powered by ブクログ裏表紙を読んでから読みはじめてしまったので、驚きが9割減というか、そういう描写があるんじゃないと思いながら読んでしまった。 客観的にみたら、心酔する相手がだいぶアレだと気づくのに何年かかるのだろうか心配しておく。
0投稿日: 2015.03.28
powered by ブクログうわ〜美しいミステリーだ。一気読みした。 これ、男性は好きだろ。ストックホルム症候群。最後が曖昧?きっと王国は続くんだよ。 いやぁ面白かったなぁ!
0投稿日: 2015.03.21
powered by ブクログ盲目の王女レイアは、父王の愛と美しいドレスや花に囲まれて育てられていたがある日一変してしまう。混乱の中、驚愕の真実が・・・ 一見ファンタジーと思えるのに、後半からガラリと変わっていった。読んでる私も、どういうこと!?ってなりながら読んでたなぁ・・・ 幻想と現実が混ざった不思議な作品だった。
0投稿日: 2015.03.20
powered by ブクログ挿絵のない小説はこれだから、たまんねえ!! たまに「あれっ?」となってチラチラと読み返したりはしたものの 一気に読んで、読んで、……寝不足だ。 この後の2人を想像するとゾクゾクする。
0投稿日: 2015.03.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
二時間ほどで読み終えました。 ネタバレなしで感想は無理なのでご注意。 「感触」と「想像」に満ちたレイア姫の独白で、盲目であることはすぐに伝わってきます。 目が見えない、という表現を使わずに、誰もが察することのできるかたちで描写しているのを読んだとき、この本を買おうと決めました。 あらすじとしては、 森の奥深くで国王である「父」と盲目の「レイア姫」はひっそりと暮らしている。魔女のような「ダフネ」はいつも沈丁花の香をさせ、レイアを叩いたり、殺してやる、と、罵ったりする。 レイアは、誰にも見つからないように閉じ込められている。父親は、国を隣国に奪われた元国王で、ずっとレイアの側にもいられない。暴動を起こそうと企てている。レイアは、文字を覚え、音楽に親しみ、知的好奇心を強く、すくすくと育っていく。五歳から、十三歳まで。 レイアの誕生日―ワルプルギスの夜が訪れると、父はたくさんの贈り物をくれる。薔薇の形のボタンがついたドレス。可愛い犬。そして本。 だが、日々は突然に終わりを告げる。 ダフネに連れられ、レイアは外に連れて行かれる。墓地で発見されて、本当の両親だという人たちが迎えに来る。手術をして、目が見えるようになった。美しいものばかりに囲まれて夢想の世界に生きていたレイア、玲は、現実の世界の醜さに辟易とする―――。 夢物語のような前半部から、レイアが現実世界に連れ出される落差はなかなかの見もの。 誘拐のあたりまでは想定内でしたが、レイアが男の子だとは予想外でした。 最後の二章くらいの展開は、犯人らしき人物の独白の章(レイア2)、そしてその次の章で「レイア2は玲による物語だ」と明かされます。 最後に玲と対峙する「父」は、それは玲の誘拐されたという実体験と、その人物を繋げて描いた妄想にすぎない、と悠然と言います。 そして玲は、絶対に彼が自分の父だと主張する。 「善」と「悪」を両方持ち合わせているアブラクサスのように、「虚」と「実」もまた入り乱れているこの物語。 幻想的で、耽美で、緻密に練られた美しい物語です。 物語の中に出てくる文学や音楽もきれい。 ゴシックやミステリと呼ぶのが正しいのかは微妙ですが、面白かったです。 ただ、後半の展開が怒涛で余韻が残らないことが難点かも。 前半が美しく濃密なだけに、後半入れ込んで読めないですよね。(たぶん、そこのギャップを狙って書いてるんでしょうけど)
0投稿日: 2015.03.07
