
総合評価
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powered by ブクログ幼少時に盲目に見舞われながらも、父王から光の娘と呼ばれ、文学や音楽、絵にまでも想像で触れてきた美しき王女に降り掛かる突然の大どんでん返しに驚き。現実よりも先に美しいものを知ってしまった者の現実に対する見方の変化が新鮮。そして自分が突然平凡であることを突きつけられるとはなんと残酷な。一気読みしてしまったが、宙づりにされた結末がもやっとする。
0投稿日: 2015.03.05
powered by ブクログ皆川博子さんが書評をしたためていらっしゃったので購入したが、期待以上の作品だった。そこかしこに謎と美が散りばめられ、明かされるときになってはじめて仰天、というかはっとさせられる作品だ。これ以上は何を書いてもネタバレになってしまうので沈黙するが、あらゆる意味で糸に絡め取られるような作品である。
1投稿日: 2015.03.05
powered by ブクログ終わり方が予測していなかった展開でとても驚いた。途中で疑問に感じた文章はでていたが、最後まで読んでやっとストーリーの全貌が見えた。光と闇、被害者と加害者、正義と悪、血のつながりと他人。少しファンタジーでもあり、少しミステリーでもある不思議な一冊。
0投稿日: 2015.01.31
powered by ブクログ盲目のレイアは城に囚われた身でありながら、父の深い愛情によって育てられる。しかしある日突然レイアは城の外に連れ出されてしまい…。 序盤は西洋の昔話のような囚われの身の姫の日常が描かれ、レイアが父によって様々な芸術を知り教養を深めていき、目が見えないながらも美しさを知っていく様子が綺麗で、 また父をレイアが父を心から尊敬し、また愛している様子が心理描写や二人のやり取りから見てとれて、 レイアが不幸な境遇ながらとても美しい世界に生きていることが伝わってきます。 そして後半からが急展開! ミステリとしてのトリックも印象的ですが、それ以上にしっかりと描かれているのが環境が変わってからのレイアの心情です。前半の甘美で醜いものが排除された世界を読んでいるからこそ、その心情が非常に伝わってきます。それは単なる過去への懐かしさという感情ではなく、もっと崇高な美しい世界への郷愁と、失われた世界に対する喪失感をとても美しく描かれいているように思います。 今の社会や生活に疲れている時にこの本を読むと、さらにレイアの感情が伝わってくるのではないでしょうか。
1投稿日: 2015.01.26
powered by ブクログ皆川博子さんの解説に惹かれて読み読み。ネタバレ読みやらないように一気読み。 主人公の目が見えないので聴覚・嗅覚・触覚についてたっぷり描写されてる。視覚情報が無いのに耽美な空間だと分かるのにうっとり。 視覚情報があると今度は情報量に驚き。
0投稿日: 2015.01.16
powered by ブクログ絶対に自分の好きな世界が広がってる確信があり、年末に表紙買いをしたので初めて読む作家の作品。 文章が、表現が、とても美しくて読み進めるのが勿体ないと感じた序盤。 あれ?なんで?と違和感を感じ始めた中盤。 事の真相が見えた時に、そういうことか!!とそこから最後までは駆け足で読み進めたけど、結末が少し物足りなく感じてしまったので−☆1つ。 久しぶりに美しい文章に出会えた。
1投稿日: 2015.01.09
powered by ブクログずっと読みたかった本。しばらく絶版状態だったが、最近になってようやく復刊。待っていてよかった。本作は著者の教養に裏打ちされた何とも言えない美の世界を感じ取れる作品だと思う。「闇」と「光」の反転した物語、たっぷりと堪能させていただきました。 本編の方は完璧なのだが、文庫本の帯、そして裏表紙のあらすじの書き方は絶対いただけない(平成26年11月25日発行版)。悪いのは著者ではなく編集者だけど、あえて星をマイナス1とさせていただいた。角川書店さん、増刷したら直してください。(ついでに他の絶版本の復刊も)
1投稿日: 2015.01.04
powered by ブクログ初めて読む作家。著者である服部まゆみと長野まゆみと勘違いしていた。いつもと違うなと思ったら服部まゆみだった。内容は耽美だが、好きな作品とは言えず…。こんな耽美もあるんだなという感じで捉えてみた。苦手意識が先行し、読むのに一苦労。
0投稿日: 2015.01.02
powered by ブクログう…うーん… 好きな人はハマるのだと思うけど、耽美の世界にのめりこめなかった。この叙述トリックは面白いけど、いかんせん読後感が好きになれない。 主人公の苦しみがずっとまとわりつく。 面白いんだけど、明るい作品が読みたかったかな。。
0投稿日: 2014.12.29
powered by ブクログ休みの日に面白い本がないか探していて、あらすじを読んで直感で買った本。 暇潰しにと思ったけれど一気に読んでしまった。 ファンタジーが好きであまり先を考えずに読まない自分にとって後半のどんでん返しは凄かった。 作者の文章の書き方がすごく好きです。 最後の結末はなんだかもやもやするのでなんとも言えない気持ちにもなりましたが。 またもう一度読み返したいと思う一冊。 また機会があれば作者の違う本を読んでみたい。
0投稿日: 2014.12.13
powered by ブクログ談話室で目にとまって、読みたいなと思っていた本。 本屋を何軒か探してもなくて、ここになければおしまいだ!というくらい大きい本屋でやっとみつけました。 「レイア 一」を読んでる時からあった、若干の違和感。 帯にもかいてある「大どんでん返し」で驚きはしましたが、次にもっとすごいのがくるはず!と思っていたのでちょっと拍子抜けしてしまいました。 この本はどんでん返しやミステリを楽しむのではなく、世界観を楽しむものなんだな、と思いました。
0投稿日: 2014.12.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
帯の言葉さえなければ、気持ち良く驚けたのに。大まかな真相は序盤から薄々予想できてしまった。それでも続々と明らかになる細かな真実が、逆に光を覆うかのように謎を残す。 新しい一歩を踏み出せたかのようで結局逃れられない終わり方は地味に怖かった。
0投稿日: 2014.12.10
powered by ブクログどんでん返されて驚きました。 え?このタイミングのこの台詞。 ミステリ好きですが、どんでん返しがなくても綺麗な世界はとても心地よかったです。 題名が“この闇と光” “光と闇”ではないんです。なるほど、と思います。 あらすじや帯を見ずに、読み進めることをおすすめします。
0投稿日: 2014.12.07
powered by ブクログあーなんか耽美文脈で聞いた名前だなー。 →検索で評判を見ようとしてなんとなくネタバレを見てしまう。 →解説の皆川博子も警告してくれてるじゃん、俺の馬鹿。 →でも、よかった。
0投稿日: 2014.12.04
powered by ブクログラストが気に入らないが、傑作。 もう少しエグく重い意味や理由が欲しかった。 ただそれだけ、みたいなのは納得できない。
0投稿日: 2014.11.29
powered by ブクログ再刊。 旧版で読んだときも続きが気になってしょうがなかったが、再読でも変わらなかった。内容はけっこう覚えていたんだけどね~。 内容については触れない。この本は何を言ってもネタバレになってしまうw 二、三、気になる点が無いわけではないが、作品の面白さを損ねるものではない。 解説は皆川博子。ファン層がけっこう被ってると思うw
0投稿日: 2014.11.28
powered by ブクログ森の奥深くで過ごす囚われの盲目の王女・レイアのお話。 仄暗いお話。 絶対裏切られるものかと思いながら読んだのにうらぎられてしまった。 光と闇は、どちらが心地いいのだろう。
0投稿日: 2014.11.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なにをいってもネタバレになる小説。 これを読んだ学生当時、わくわくしながら読んだ覚えがある。 が、逆に「おおいなるトリック」と銘打たれていたために、逆に表現に注意して読んだ結果、かなり初期の方で真相がわかった。 これはかなり不幸なことだと思う。 作者が注意して繊細に織り上げられた物語は、真相を隠すべく絢爛たる文章で飾られている。 その舞台装置だけでうっとりと楽しめる。 これこそがおおいなるトリックであるとわかっていても、閉塞感、父と王女の間にある森茉莉の『蜜の部屋』に似た淫靡な雰囲気、盲目の王女の『視点』で語られる世界の退廃的な美しさに陶酔できたほうが絶対いい。 レビューや広告を目にせず、ふらっとこの本を読めた読者は最後読み終わったときの、喪失感を味わいつくせる僥倖をかみしめてほしい。 ただ、タイトルがこれしかないといえばそうなのだけれど、あまりに直接的過ぎてそっけないかな、と今も昔も思う。
3投稿日: 2014.11.24
