
総合評価
(345件)| 76 | ||
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「闇の中にあって、世界はなんと美しく輝いていたことだろう」 闇の中で与えられる光だからこそ最高に美しいと感じるのだろう。 レイアは自分の思う美を詰め込んだDの作品。歪んでいる。だが、少し羨ましいと感じてしまう体験でもある。(ダメ誘拐絶対)洗脳ではあるが、こんな洗脳ならされてみたい。(だからダメ絶対)なんて感じてしまった私もこの闇に光を感じた読者の一人である。 最後は私的にはD側をもっと掘り下げて欲しかったのでモヤモヤが残るが、これも作者の「美」なのであろう。 でも一人三役って難しそう。兵士はいけたとしても、ダフネいけるかな?読み返したら上手いことやってるなってなるのかも。
20投稿日: 2024.02.09
powered by ブクログ前半と後半で世界がガラっと変わりますね… ボリュームも少な目で読みやすい。 オチも上品で良書でございました。
4投稿日: 2024.02.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
冒頭は独特の世界観に、盲目の主人公と同じく状況把握に手探り状態で、ワクワクしながら読み進める。 中世ヨーロッパの世界観なのに所々に違和感を感じながら、後半の真相解明に期待感が高まる。 ガラッと世界観が変わり、無事に本当の両親の元に帰れた筈なのに、主人公にとっては複雑。魂のレベルで揺れ動く心情がとても印象的だった。 ラストの落とし所も素敵だった。
11投稿日: 2024.02.03
powered by ブクログ前半後半で別の物語を読んでいる気分になる 前半部分は童話や海外文学.絵画などに触れながら成長していく盲目の少女レイアの日常がゆったりとした流れの中で耽美に表現されていて素敵だった。 後半から全く別の小説に変わり、レイアや読者が見ていたあの世界は…? もう一度読み直したくなる小説です。 そしてタイトルはそういう意味だったんだと納得。 でもレイアにとってどちらが闇でどちらが光なのかな?と疑問にも感じた 終わり方も私は好きでした。
5投稿日: 2024.01.24
powered by ブクログ2024.1.22 読了 耽美な世界と俗物的な世界とを目が見えない少女という一点だけが繋ぐ。 激変する世界に一瞬驚くけど納得とワクワクで一気に読み進められた。 前半で何となくモヤッと気になってたところが変化への大きなヒントだった!(ちゃんと回収されてた) ラストの曖昧さもその先をいろいろ想像できて嫌いじゃない。 服部まゆみさんの他の作品も読んでみたいと思った。
2投稿日: 2024.01.22
powered by ブクログ書店で見かけ、その書影の美しさに惹かれ購入。 森の奥深く囚われた盲目の王女・レイア。 父王からの優しく甘やかな愛と光に満ちた鳥籠の世界は、レイアが成長したある日終わりを迎えてしまう。その先でレイアが知ることになる、この世界の真実とは…。 ネタバレを避けるため詳しい内容は避けるが、章を跨ぐたびに息を飲む展開が続き、呆然とすることも…。 物語の結末は儚くも美しく、その先の話を見たい気持ちと見たくない気持ちで心を揺さぶられた。 切なく、生々しく残酷で、そして美しさを感じられるゴシックミステリーだった。
30投稿日: 2024.01.22
powered by ブクログ目次は見ずに読むことをおすすめします。 物語の真相に辿りついたときは、少し予想していたことだったけどゾッとしました。 ミステリ要素強めですが、美術や文学を材料に美・醜や闇・光をテーマにしているところが印象的でした。 心理描写が自分には理解ができないところであったり、読後感は、あまりスッキリできず、モヤモヤしました。 イヤミス?の分類に入るのかなと思います。
9投稿日: 2024.01.21
powered by ブクログ前半はおとぎ話、後半は……… 作り込まれたゴシックな世界観に浸って読み進めるうち、あれ?これって…?と小さな違和感が生まれていく。前後編で180°世界がひっくり返る感覚が不気味で気持ちいい。終わり方は渋め。結構好き〜
11投稿日: 2024.01.20
powered by ブクログ「すべての世界が反転する衝撃」と帯にあり、読み始めたらもう止まりませんでした。 半分以上、一体何を読まされているんだろう?という気持ちで読み進め、ある時にグラグラと崩れ落ちる感覚。それも一度ではなく、何度も! 怖くて美しくて面白かった作品でした。
66投稿日: 2024.01.19
powered by ブクログ今までに読んだことのない類のミステリ小説で面白かったです。自分が見ている世界がいかに普遍と誤解しているかに気付かされる内容でした。 ただ、トリックが面白い以上の何かをうまく感受できなかったことに自分の未熟さを感じました。またいつか再読してみたいです。
6投稿日: 2024.01.19
powered by ブクログ本が嫌いだった小・中学生の頃に読んで、当時はなんで?って思うこと沢山あったけど面白かった記憶がある。 20歳を超えた今、もう一度読み直したい。
3投稿日: 2024.01.19
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ミステリな感じだったけど、なんか美しい小説でした。音楽、花、絵など芸術の造詣が深い作者が描いたことがよく分かった。 以下ネタバレ。 別荘に暮らす娘は父王に可愛がられて暮らしていたが、実は3歳のころに誘拐されて9年間をそこで過ごしていた。しかも性別は男だった。 犯人は多分出来心で誘拐し、出来心で女の子として育てた。有名な作家だったということだった。 罪と罰とか、神話とかがたくさん出てきていてその辺の話もわかると面白いのかなーという感じがしました。
1投稿日: 2024.01.14
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序盤から中盤まで、ひんやりじっとりとした不穏さが常に満ちており、想像通りの展開ではあるものの、土台からひっくり返るネタバラシには膝を打った。 王からの愛情は、血縁者としての愛し方では確実にないとわかるさり気ない描写が散らばってるの上手いなぁ… あの1人3役は、そもそも外界の実際の女の声を主人公が知らないからこそ通用したのかしら? 別作品で申し訳ないが、ライチ光クラブで見られた少年から大人への変貌に対する拒絶感に似た感覚を二人の間に感じた。 理想と現実のギャップ、絶対に制御することの出来ない生物的事実。主人公が女であったら違かったろう。
0投稿日: 2024.01.12
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性別だけびっくりした。あとダフネか。だからダークは役立たずだったのね。 終わりが分かんなくて微妙だなって。 あと他の方も書いてたけど、一人三役無理じゃない?同時に2人いる時とか声のする方向とかで分かるよね。
1投稿日: 2023.12.20
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やられた系ミステリ 前半部の冗長さは、それと知っていたからなんとか凌げた 解決パートとして細かいところが詰められてないのは、結末に含みを持たせるためかな 闇光闇は光闇光
0投稿日: 2023.12.03
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山奥の館の一室に幽閉されている盲目の王女レイア。従者のダフネに虐げられながらも、一緒に軟禁されている亡国の国王から「光の娘」と呼ばれ、一身に愛情を注がれていた。 国王からは、学問、芸術、音楽、文学など幅広い知識を与えられ、目が見えないことなど感じさせない高い教養を持つ少女へと育っていった。 美しいドレスや花、愛犬などに囲まれ耽美であった10数年の幽閉生活も、国内での暴動勃発により、終焉を迎える。レイアの身にも危険が迫ることを危惧した国王は、ダフネと共に城下へ逃すことを決断した。 城下に逃れたレイアは、「おかあさん」と自称する女性に保護され、病院へと運ばれる。 中世の雰囲気漂うゴシック調の世界感をイメージしながらの読書。 苦手なんだよなぁ、、、外国とか中世とか。自分の経験の中から、文章を脳内でイメージ変換していく読書スタイルがわたしのルーティーン。 外国で生活したことも無ければ、中世に生きたこともない(笑) 何とも困難な本を選んじゃったなぁ、、、と思っていたのも束の間、中世ではないと気付き、少しは読みやすくなったものの、外国が舞台ってのは、やはり難儀だ。 が、徐々にあれ!?これって現代のヨーロッパでの話じゃなくね!?と疑い、読み進めるにつれて確信に近い自信が湧いてきました。 いくつかの「騙し」がありますが、そのうちの一つは、十数ページで疑いにかかり、結果「ご明察」でありました。 幽閉の身、正体がばれると危害が加えられることを見越して、「お世継ぎ」ではないと周囲に認知させるためにやっているんだろうと、勝手に思いながら進行。どのタイミングで正体ばらしが、、、を期待して読み続けると、もしや。。。と思った瞬間、真実の扉が開きました。薄々感づいていたので、衝撃とまではいきませんでしたが、そう来たかと十分に堪能出来るカラクリでした。 ちと無理くりな部分も散見されますし、特に動機に関しては、もっと掘り下げた形にして欲しかった。 また、結末を読者に委ねるような終わり方も、賛否があるかもしれません。 終盤は、後日譚と言いますか、レイアの正体がわかってからの生活と真相が描かれています。わたしが一番に感じたのは、「生みの親よりも育ての親」であると。本作で描かれている生みの親は、ちょいクズ。悲しみに暮れる事件の被害者が、良識ある人間とは限らないってことを、あらためて感じました。 特に、事件をネタに虚栄心丸出しにして振る舞う人って、、、 だったら、犯人であっても愛情深い人の方が、よっぽど本人(レイア)にとってはプラスなんだろうなと思いました。 ミステリと言うよりは、生き方、考え方を問題提起する作品なのかな、、、と。
1投稿日: 2023.10.17
powered by ブクログ装丁が気に入り、中古ではありますが、BOOK・OFFで購入しました。 これはあらすじを読まずに事前情報全くなしで読むことを強くおすすめします! 主人公が盲目だからこそ、主人公が耳で感じとった情報が美しく言葉で描写されていて魅了されました。自分も目を閉じればその風景を思い浮かべ、色付けできそうな気がしました。 最終章にきてあやふやになった部分があり、それがあまりにも衝撃的で、物語の後どうなったのかの想像がしばらく止まらなそうです。
16投稿日: 2023.10.13
powered by ブクログ暗闇の世界で安らげる人はたった一人だったら、ある意味依存するだろうし、もはや崇拝と言ってもいいんだろうな。 幼少期の出来事、環境、記憶ってほんとに大切なんだと改めて気付かされた、深い作品。 予想通りと意外な部分が交互に押し寄せて、後半は百面相だったw
9投稿日: 2023.10.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ほんとに初見驚きました。これはほんとに何も情報得ずに読んだ方がいいかと思いました。耽美な世界で生きてきていきなり綺麗とは言い難い世界に急に放り出されるのは厳しい。やっぱり耽美はいいな。
1投稿日: 2023.09.15
powered by ブクログ目が覚めるようなどんでん返しがとても面白かった!表現次第、言葉次第でこんなにも見え方が変わるのだな、と刺激を与えてもらった。
2投稿日: 2023.07.24
powered by ブクログこの本を読んだ当時、私は中学生だった。 まんまと騙されたし、5年ほど経った今でもその体験を鮮明に思い出せる。 ゾッとするほど美しい文章だった。
2投稿日: 2023.07.19
powered by ブクログ何か不自由があるとそれを補うようにその部分の感受性がものすごく研ぎ澄まされるんだな 最後の展開は自分には難解でもやっと終わってしまった
1投稿日: 2023.07.13
powered by ブクログブクログの本棚紹介で見つけて読了 素敵な出会いでした 収穫 ネット検索やコメント見ないで読むことをお勧めします 視覚を失った環境下での英才教育 恐ろしさのなかに咲く「美」感性を描いた文書が 知的でオシャレ 神は光でもあり闇でもある
41投稿日: 2023.06.22
powered by ブクログ目の手術をする前の3歳の男の子をさらい お姫様として9年間育てる。 息子を育てた経験から 3歳の男の子はすでに自分が男の子だという認識があるんじゃないかな? 特殊なユメの中のような教育を受けて育つ ある日 現実の世界に戻される 自分が男だと知る 本物の両親を醜いと感じる。 最後に 育ての父に会うシーンも 夢の中のよう 犬の登場が 夢と現実を繋ぐ まあ よくこんなこと考えました。 でも 面白かったです。
2投稿日: 2023.05.14
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結構…いやかなり、騙されてた。 ダフネは約ネバのクローネを想像してたし、 違う世界線のどこかにある国の、囚われの姫だと思ってた。 英語が出て来るまでは(笑) 蓋を開けてみればかなり斜め上の展開だったなぁ。 前半と後半の差がすごい。 前半の圧倒的な異国感というか。 前半と後半の境目も、良いと思った。 ん?車?シートベルト??ってちょっと違和感を覚えさせてからスルスルッと後半へ。 最終的に、決着はつかずに終わるんだけれど、 きっとこの子はここへ帰ってしまうんだろうな。 両親はとにかく “お父様” とは対照的に俗物に描かれていて彼の感情も冷めきっていたし、何より小さい頃に刷り込まれてしまったものは、もう消し去れないだろう。 しかも恐怖じゃなく、圧倒的な安心感なんだもの。 ここから蛇足。 しかし…同時に二役ムリでしょバレるでしょ。 兵士、剣か鎧だかガシャガシャしてた描写あったと思うんだけど、騙すためにどっかから借りてわざわざ着たのかな。
3投稿日: 2023.05.10
powered by ブクログハードカバー版で読みました。装丁はカバー2枚でまとって、表部分の大きさをずらした作り。カバーに様々な惹句が載っている。 凝った装丁ではあるけれど、このデザインと目次でやりたいことが結構見えてしまうというのは何とも。 耽美と付いた作品は苦手。 2023/5/6読了。
0投稿日: 2023.05.06
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物語の真相が明らかになる後半の展開に何度も「えっ!」と声が出てしまうほど引き込まれた。 主人公が心身共に未熟な子供、ましてや盲目が故にずっと信じていた自分の中の世界と現実世界のギャップをなかなか受け入れられないのは胸が痛かった。 父に貰った名前で再び父に会いに行った健気な主人公に対する父の態度がすごく残念で、今後2人の関係がどうなるのかが気になって仕方ない。
1投稿日: 2023.05.03
powered by ブクログ7割くらいのところまではメチャクチャ面白くてコレは良いんじゃないの⁈とか思っていたけれど、詰めが甘いというかもう少し深く掘り下げるべきだよななどと感じた。惜しい。
1投稿日: 2023.04.23
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レイアの時の世界観は好き。 本のお薦めサイトのランキングに大体入っていたので、期待大で読みました。 大どんでん返し!と謳われていたのですが、レイアが男の子というのは生理のくだりですぐにわかってしまいました。 だって、性的な夢を見て下腹が熱くなって…って明らかに初潮の描写じゃないですよね? 初潮は下腹が重だるく鈍い痛みとともにくる事が多いですし、一瞬で終わるものではないので、下着を取り替えれば済む話じゃないです。 作者の方も気付く人には気付くような文章にあえてされたのかなとは思います。 ダフネが存在しないというのは想像してなかったです。 ですが、大どんでん返し!とか誰もが騙される!とか、そういう煽り方は良くないと思います。 素直に本の世界に入れなくなる。 願わくは最後再び2人が繋がった事で、レイアが自分らしく過ごせ、心安らげる居場所ができますように。
3投稿日: 2023.04.17
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面白かった。 ダラダラ読んでたけど思ってもなかったどんでん返しで悲しさとワクワクが止まらなかった。 終わり方も好き 美しくて悲しい話、最高。
2投稿日: 2023.03.26
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耽美......ですね。後半の文章や後書きを読む限りこれが作者さんのカラーなのかなと思うのですが、その耽美さと、「レイア姫」の設定がものすごく上手くマッチしてます。それにレイア姫が成長するにつれて彼女の認識が変わっていき語彙が豊富になっていく過程の描写が上手すぎる...。 最後まで「お父様」「ダフネ」が本当のところ誰なのかはハッキリわからないんですよね。彼は真相を暴くつもりでまた同じ闇の中に自分の足で戻っていく。今度は正しい(?)形で。まさに「帰還」。終わりがすごく良かったです。ハッキリなにもかもが日の下に晒されるのはこの文体、この世界には合わない。本当に「それで良いじゃないですか」というラストが相応しい。 面白かったです。
2投稿日: 2023.03.10
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腑に落ちない部分が何点かあり、微妙だった。 前半はとても美しく儚くて、よかった。 ミステリーやどんでん返しを期待して読んでいたが、後半のミステリーパートより、前半のファンタジーの方が好きだった。 中世ヨーロッパ風なのに、停電やらブザーやら違和感は散りばめられていたので、現世の日本であることはなんら驚きはなかった。 おとうさまは終始怪しかったし。 レイア姫が着るものの趣向なども結構気持ち悪さ(偏愛っぽさ)が出ていたので、納得。 んー最後がスカッとしないのが良さでもあり悪い部分でもあるのかな。 誘拐の動機や、返した動機もはっきりわからない、、。なんで女の子として育てたのか?なんでダフネという人物が必要だったのか?
2投稿日: 2023.02.13
powered by ブクログ素晴らしかった。ここ最近は大学関係の義務的な読書ばかりだったため自分で選び手に取った本は久しぶりだったが、読書の楽しさを思い出した。 特に本が大好きだった小学生の時期を思い出すように読みふけって一気に読んでしまった。 星5では足りないくらい。大好きな世界に浸れた。
0投稿日: 2023.02.11
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美しい文章にすごい惹かれたけど最後の展開にびっくりした どんでん返しがあるのは分かってたし父親が犯人とかかなっていうのは薄々感じてたけどまさか!っていうのがたくさんあった 読んでる人はレイアが男の子だと絶対に勘付かないし、まさか舞台が日本だとは思わないと思う 舞台を日本だと思わせないところや時代が中世ヨーロッパとかそこら辺を感じさせる文章の美しさと綺麗さにやられるそんな作品だと思う
0投稿日: 2023.01.15
powered by ブクログ盲目で囚われの幼い王女レイアの物語。美しい文章で耽美な世界観が綴られていきますが、やがて... まあビックリな展開でした。そう来ますか。 現実世界に目を背けて、ただたたこの耽美に浸っていたい感じもしますが、ラストシーンと皆川博子さんの解説がまた耽美でよろしいかと。
0投稿日: 2023.01.10
powered by ブクログオンラインビブリオバトルで紹介された本。紹介された方は「何も知らないで読むべき本」と説明。プロットには触れず、澁澤龍彦風の雰囲気のみを語ってくれました。 興味を覚え、ブックオフで購入。大船のやきとん屋で読み始めたらやめられず。1人飲みで泥酔してしまいました。 ものすごい娯楽本。裏表紙も読まない方がいいです。できれば、本を買ったらすぐにカバーを捨てて頂ければと。 正月休みに読むのに最適な本。お勧めです。
1投稿日: 2022.12.31
powered by ブクログ耽美な物語だった。なぜ犯人はレイアを返したのだろうか。美しい物だけを幼少期から教え込み、いきなり現実世界に戻されるのはあまりに酷い。最初から一緒にいるのは優しい父と認識しており、ストックホルム症候群にもなっていない(実の父親の印象が2〜3歳とはいえ薄過ぎるのが気になる)。 違和感は夏目漱石が出た時点で、架空ファンタジーではなく同じ世界線なのかと感じ、その後初潮のくだりでも感じたが、まさかこんな意味だったとは。
1投稿日: 2022.12.05
powered by ブクログ随分前に読んだ記録。 書店でたまたま目にし、他では見たことなかったから興味あり購入。 非現実的でファンタジーっぽいのは好みじゃない私でも帯の言葉に興味をそそられたのは間違いない。 国王とか盲目のお姫様とか、、、勝手にハイジの世界のクララをイメージしてみたり、、、 そして、、、面白かった!期待を裏切られなかった。
1投稿日: 2022.12.02
powered by ブクログ面白い!時代も国も全てを超越して裏切られる…すごい本があったもんだ…。ミステリーだけにとどまらず、主人公を取り巻く環境も文学的でもある。 初めて読んだ著者だけど、本当に面白い。
2投稿日: 2022.12.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「なぜ攫ったのか」「夜のダフネの行動が謎」等、感想を書こうと思ったけど、「レイア1」も「レイア2」もレイアが書いたんだった。それじゃ真相は分からないよなぁ… 2人で対峙(?)する終わり方はとても良い。 「接吻」とか出てきた辺りで嫌な方向に行くのかと不安だったけど、そうならなくて良かった。
6投稿日: 2022.11.08
powered by ブクログ盲目の王女がお城で生活する話。 終盤で、ある出来事が起こって物語が大幅に転換するのだけど、その仕掛けには中盤あたりで気がついてしまい、「なるほど、やっぱりね」となった。 でも一部の真相には無理があるように思えるけど、そこにもある仕掛けがあって、なんというか、真実は読者に委ねられていたのが、人によっては好みが分かれるかも…
0投稿日: 2022.10.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公は王女として生きる方が幸せだったのではないか。この作品の真骨頂はどんでん返しでは無い。光とは本当に美しいのか、闇の方が美しいのではないか。どんでん返しはそれを読者に考えさせる為の手段に過ぎない。世の中には知らなければいいこともあると考えせられた本だった。星5でふ
3投稿日: 2022.09.02
powered by ブクログまさかの展開で驚かされた小説だった。そのまさかを踏まえた上でもう一度読んでも面白く、おすすめの小説を聞かれたら1番におすすめしたくなる私の中では今のところNO.1の小説だ。
1投稿日: 2022.08.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大どんでん返しが待っているとは… 前半と後半で雰囲気ががらりと変わる。 今まで信じていたもの、信じ込まされていたものが一気に崩壊する瞬間がたまらなかったです。 ミステリー?とはまた違う世界観
1投稿日: 2022.07.20
powered by ブクログ読み終わってから暫く呆然としていた。この後の展開がどうあって欲しいですか?と作者から問われたら…?悲惨な現実世界の中で生き抜く力が欲しいと思った。
1投稿日: 2022.07.05
powered by ブクログ後半ガラっと変わるという感想を見ていたので、何の驚きもなく…。 全く知らなかったとしても、面白いと思わなかったかな。
2投稿日: 2022.07.02
powered by ブクログ目の見えない世界から… 目の見えない王女レイアは、父と森の中で囚われて暮らしていた。混乱とした日を迎えて、訪れた真実とはなんだったのか? いくつかの伏線が貼られていますが、物語が途中で完全に別の世界になります。目が見えない人を主人公とした作品は闇に香る嘘が面白かったですが、本作も面白かった。ヘッセやドストエフスキーを読んだことがある人なら、思わずニヤリとしてしまうこと請け合いです。
0投稿日: 2022.06.30
powered by ブクログ後輩オススメ本。京都行きの電車のお供に。 どんでん返しがあるって分かっていても面白いし騙されると思う。ただ最後のほうが何年経ったのか、誰の視点なのか一瞬分からなくて読み辛かった。囚われの身の盲目のお姫様レイアとその父との美しい生活。本、絵画、音楽が2人の生活の中で沢山出てくるんだけど芸術って優雅で贅沢なものだなと思わされる。視覚が無くても他の感覚があれば贅沢を味わい素敵な生活が送れる、寧ろ視覚が無かったからこそ他の感覚を研ぎ澄ませて最高のそれが味わえたんだろうな。結末を分けるなら多分メリーバッドエンド、私はモヤモヤした。世界観と合わせて表現するなら飲んだ贅沢な高級ワインに遅効性の毒が入っててそれが効いてきたような読後感。あれも伏線か!ってなる。
1投稿日: 2022.06.25
powered by ブクログ何だかすごくせつない気持ちになる ムーンレイカー。愚か者って誰なんだろ 今までに読んだことない本。読んでみないと分からない。
1投稿日: 2022.06.12
powered by ブクログすごい。。 6割くらいまで何も疑わなかったけど思い返せば、伏線がたくさん… これは再読必須。 前半の描写が美しい。 私もレイアの視点から繊細な描写を想像して楽しめた。 まさに純粋無垢の美しさって感じ。。 タイプの世界観そのものだった。 途中から不穏になり妖艶になり… どんでん返し。 最後は、、 もう一度読みたい。
1投稿日: 2022.06.07
powered by ブクログちょっとメルヘンの世界が長過ぎるんとちゃうの? どう繋がっていくのかと… 少しイライラ… 大どんでん返しと言えばそうやけど、たまに、こんな事件あるな。 こんな誠心誠意に育てて貰ってないけどね〜 レイアが大人になって来て、真実が明らかになっていくのは、王様が罪の意識が出て来たのか、レイアが大人の兆候が出て来たからか… 現世に戻っても、メルヘンの時代が忘れられないのは、こんな感じで生活してたらそうなんかもしれん。 メルヘンの世界ほど、現世はキレイやないし、綺麗事やなく生きていかなあかんしな。 しかし、レイアさんは、これからも結構、ツラく生きていかなあかんのやろな。 まぁ、これが現世での真実の生き方なんやけど、また、メルヘンの世界に行くんかな? とは言え、どんでん返しなかなかでした〜(^_^)v
53投稿日: 2022.05.28
powered by ブクログ【ネタバレ厳禁.ᐟ.ᐟすべての世界が崩れゆく快感】 森の奥深く囚われた盲目の王女・レイア。父王からの優しく甘やかな愛と光に満ちた鳥籠の世界は、レイアが成長したある日終わりを迎える。そこで目にした驚愕の真実とは…… 物語について感想を述べたいが、何を書こうにもネタバレになってしまうので難儀だ。 ミステリーというより、現代のおとぎ話のような、文学のような、読了後は考察したくなるような作品である。 題名にもある“闇と光”。 主人公レイアにとっての“闇と光”がある日を境にひっくり返るのだが、レイアにとっての“闇と光”はどちらかという疑問は、読者にとってそれぞれ感じ方が違うのではないだろうか。 物語のラストでもその回答は得られず、不条理に巻き込まれたレイアのその後がどうなったかは読者に委ねられるので、読了後はぜひ考察してみて欲しい。 今作には美術、文学、音楽など芸術の描写が多く出てくるのだが、盲目のレイアが思う美しさと、不条理の対比が残酷で美しい世界観を表現している。 作者は早くに亡くなられてしまったが、他の作品も読んでみたくなる。 味わい深い作品だった。 こんな人におすすめ.ᐟ.ᐟ ・どんでん返しが好きなひと ・ダークファンタジーが好きなひと ・原田マハが好きなひと ・イヤミスが好きなひと
2投稿日: 2022.05.24
powered by ブクログネタバレになるので、詳細控えるが、描き方が美しい。あまりない視点からのミステリー。 途中で、ネタバレの一つには気づいてしまったが、最後まで、あれもそうだったのか、な展開は楽しめた。 作者は亡くなってるそうで、もう新作が望めないのは残念だ。
2投稿日: 2022.05.23
powered by ブクログ結構前に読んだのですが、帯にもある通りどんでん返しが凄かったです。 思ってたどんでん返しの5倍ぐらいひっくり返りました。 最後の1ページまで味わい尽くせる本です
1投稿日: 2022.04.08
powered by ブクログ嗚呼! 凄い! 美しくて、切なくて、おそろしくて……。 予想をはるかに上回る読書だった。 久しぶりに「はっ」と声が出てしまった。 この作品は何を書いてもネタバレになってしまうので、何も書けない。 もし、自分が誰かのレビューでネタを目にしてしまい、それから読んだとしたら、きっと腹を立てるだろう。 一般的に、トリックというのは道具であり手段だと思っています。 ですから、たとえそれがどんなに複雑で精巧な仕掛けだとしても、トリックを披露するためだけに作られた物語には心惹かれません。 感心はしますが。 本書は……私程度ではうまく太刀打ちできない、説明できない、美しく切ないミステリーでした。 この本を教えてくれたブグログの方々に感謝。
52投稿日: 2022.04.03
powered by ブクログ本の帯ではやたらと「どんでん返し」の凄さについてアピールされており、実際中終盤の怒涛の展開は面白い。 しかしこの作品の最も素敵なところは前半部分の退廃的で耽美的な世界観であり、そういった作品が好きな人にこそおすすめしたい。 逆に言えば、ミステリ好きな人がどんでん返しだけを期待して読むべき作品ではない。
3投稿日: 2022.03.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読後に色々な感想を読めば読むほど混乱してしまい、どれが大どんでん返しだったのかすらわからなくなりかけました(笑) 現実に引き戻されてしまった今、一つだけはっきりしているのは、私は前半の、レイア姫の頭の中に広がった世界も割と好きだったな。ということくらいです。 前半読んでいた時は「この章長いなー」とか思いながら読んでいたのに…。ごちゃごちゃになってる頭の中が整理出来たら、また読み返したい一冊です。
0投稿日: 2022.02.16
powered by ブクログ幻想的なゴシックミステリー。前半部分はとにかく耽美。可憐な盲目の少女と彼女にさまざまなことを教える“父親”二人の世界は閉じて、どこまでも美しい……。 その世界が崩れる時、読者は力任せに現実に引き戻される。 とにかくすごい。騙されたい人みんなに読んでほしい
3投稿日: 2022.02.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
幻想的な表現とゴシックな雰囲気に包まれた一冊。多少表現が独特なところと、視点が入れ替わるところから読みにくい印象も受けた。 読む前からどんでん返しだということは聞いていたので、どんなどんでん返しがあるのかと思っていたらまさかのレイアが男の子でダフネは和泉高雄の一人二役など驚かせる要素がたくさんあって面白かった。 最後は、メリーバッドエンドかなぁと思いました。彼は光の中の闇を見てそれを自分を誘拐した父に求めた。洗脳でここまで社会との関わりが途絶えた人間の価値観が変わってしまうのかと思った。そしてそこから解放されたとしても今までいた環境とのギャップで悩んでしまうところがとてもリアルであった。 最後に、大木怜=おお、綺麗となるの所が和泉が彼に抱いてた印象を表わしているのかなと思った。 この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。 レイア:水瀬いのり/松岡禎丞 父(和泉高雄):井上和彦 ダフネ:茅野愛衣 沢先生:安野希世乃 大木洋子:早見沙織 大木章二:小山力也 美奈子:佐倉綾音
38投稿日: 2022.02.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
内容に触れずに感想を書くのが難しいので今回はネタバレありで。 あらすじでどんでん返しを匂わせるのはやめてくれ! しかし、本作は読者を騙すことに全力集中でネタバレして終わり!ということはなかったので良かった。 謎が明らかになった後も、それまでの幻想的な雰囲気を引き継いで物語が続く。 謎も単純な一つではないのもよかった。 舞台が単なるファンタジー世界ではないことには気づいたが、まさか自己認識まで偽られているとは。 美しいものへのあこがれを植え付けられてしまったあとで現実の醜さを知ったら、もう一度戻ろうと自分の目をつぶして父の元に戻るくらいのことをするかと思ったが、ある意味それ以上にグロテスクな結末だった。 結局父から離れられない怜、そして過去をうやむやにしたまま怜を弄ぼうとしている父。 はっきりとさせないことで、善悪の議論を挟みにくくなっているのが怖い。 父が完全に仕組んでいて、怜は被害者だとはっきりすれば単純で分かりやすい話なのだが。 形が変わっただけで、怜が父の支配下にあることは変わらない。 なのに、またあの美しい日々が始まると読者にまで何か期待させてしまうような状況になっていて恐ろしい。
7投稿日: 2022.01.25
powered by ブクログとにかく美しい世界を見たって感じ。 主人公のレイアは森の奥に囚われた盲目の王女。 レイアの視覚以外の五感から至上の美を感じた。 途中でなんとなく仕掛けはわかってしまったから、ミステリものとして読むべきではない、、と思う。
7投稿日: 2022.01.10
powered by ブクログ最初の方はあまり動きがなく退屈だったが、後半に差しかかると緊迫感がすごくてドキドキしながら読んだ。 あらすじに「ミステリ」とあったので頭から疑いの目で読んでいたけれど、想定していた上をいかれた。 結末がとてもふわっとしていて、それが作品の色ではあるのだろうけど、個人的にはもっと明確なものが欲しかった。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 森の奥に囚われた盲目の王女・レイアは、父王の愛と美しいドレスや花、物語に囲まれて育てられた…はずだった。ある日そのすべてが奪われ、混乱の中で明らかになったのは恐るべき事実で―。今まで信じていた世界そのものが、すべて虚構だったのか?随所に張りめぐらされた緻密な伏線と、予測不可能な本当の真相。幻想と現実が混ざり合い、迎えた衝撃の結末とは!?至上の美を誇るゴシックミステリ!
0投稿日: 2022.01.08
powered by ブクログ盲目の姫・レイアは「父」と共に幽閉されていた。 目が見えずとも、音楽や小説に彩られた耽美な日々をおくっていたが、突然外に連れ出され、世界の真実を知ることになる。 美とは、闇とは、光とは…? 読み終わったとき、あなたの世界も変わるかもしれない。 アニメーション学科3年
0投稿日: 2021.12.25
powered by ブクログ目の見えないお姫様と国を取られた王様の、幻想小説のような雰囲気で始まり、いったいどういう展開になるんだろうと先の見えない物語でした。レビューも目次も見ないで読むことをお薦めします。?
0投稿日: 2021.11.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
騙されました! 異国の地ではなく日本だった事。 王は誘拐犯だった事。 ダフネと一人二役だった事。 実は男の子だった事。 ストーリー中に伏線やヒントが多々与えられているので、気付く人は気づくのではないでしょうか? 私は日本だったことくらいしか気づけませんでした笑 ダークがダフネにも懐いていた理由に納得! ただ面白さが右肩下がりだったのが残念。
1投稿日: 2021.11.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
粗筋もレビューも見ずに、真っ新な状態で読んだなら数倍楽しめたのにと思いました。 最近はある程度情報収集してからの読書が多いので、“どんでん返し”“一転する”というキーワードに期待し、或いは予測しながら読んでしまうことが多いです。それでも驚くことは多いし、予想の上をいく展開があったりするので十分楽しめるのですが、この作品はその展開に驚きたかったなぁと思いました。 前半のゴシックの世界観はとても好みでした。
0投稿日: 2021.11.09
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“真に己の魂を震わせる「美」であり、魂によって選び抜かれた「極上のもの」”の描写が凄い! 前半の盲目レイアの見る世界が美しくて、色の説明でさえも美しく感じる。 しばらくその世界によっていたら、急にきた!!どんでん返し!! 「え?そういうこと?」って驚きますよ。 って尊敬する司書さんから勧められて借りた本だったが、まさかの半分でこの世界終わりー?って残念極まりない。 王とタブネが同一人物かもっとは思ったが、男の子であるのは、見抜けなかったなぁ…。 なぜ誘拐指したか、その背後に迫る感情が物足りなかった。ダフネがいなくなったからって目の前の病気の猫でさえも拉致しないよね? と思ってしまった…。 思わず 「えっ」って声を潜めず声に出すくらい驚いた本は初めて。8割レイアの世界だったらもっと読後は良かったかなぁ〜。
0投稿日: 2021.10.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ついに、やっと、読みました。 寝る直前に軽い気持ちで読み始めたのですが、案の定やめられなくなってしまい、夜遅く最後まで読んでしまいました。 読み終わった後、いろいろ考えてしまって寝られなかった…。 前半と後半の落差が非常に大きく、え?、え?!と、わたしが主人公か?というくらい戸惑いました。 わたしは前半のパートがとても好きだったので、唐突に終わり、つまらない、何の味もしない色もないような日常が始まり寂しかったです。 とは言っても、なるほどそういうことかと理解し、見えないことが見えるようになってから読者が考えるのは「なぜ」ということかと思います。 多くの人が「なぜ」の説明があることを期待して読み進めるでしょうが、結局最後まで答えはわからぬままでした。 なるほど、の後、前半のことを考えてみても性別のこと、そして一人二役ということには気づけませんでした。 ただ、現実的なことを述べると、肌着を変える描写だけなのはどうしてなのだろうとは思いましたが、父親でしかも王であるため、知識や経験が乏しいのだと勝手に理解してしまいました。 描写がないだけできちんと当て布でもしたのかしら、と思っていました。そんなに細かく書くことではないし。 性別はうまくごまかせるとしても、一人二役は難しいのではないでしょうか。 レイアが幼いうちに途中でダフネを退場させたのは正解だったかもしれません。 目が不自由だと、耳から情報を得るため、聴力や音から空間を把握する能力が高くなると思うので、声がする方向や衣擦れの音、靴音から一人だということがわかってしまいそうです。 また、いくら声を作っても、男の人が女声を出すというのは難しいような気もします。 でもレイアは父と二人きりで、女性がどのようなものかを知らないので、うまくごまかせたのかもしれないですね。(実際、声の低い女性はいます。) ダフネはフネを投影したキャラクターで、レイアに父の優しさや信頼感を植え付けるための必要悪的な存在であったのかもしれませんが、同時に原口のもう一つの顔でもありました。 レイアを意のままにして可愛がる一方、夜中、ダフネとして部屋に来て、邪魔だ、殺してしまえば、などと言っていたのは原口の本心なのでしょう。 怜の本当の家族によって、警察によってこの暮らしが壊される不安、成長したレイアが閉ざされた檻から出て行ってしまう不安、罪悪感、良心、などがダフネを構成していたのかもしれません。 ダフネが部屋に来る、ということを知った時の反応は本当に知らなかったように感じられるので、酔っていて記憶がなかったのでしょうか。 ダフネと決別したのは、自身のそういった負の感情を自分で否定しようとしたのかも、とも思います。 特にレイアが成長してからのやり取り、「罪と罰」について、などは自身の罪を自覚していたからこそ、レイアに痛いところを突かれて罪悪感などもより感じたかもしれませんし、ダフネとして夜中レイアに恨みつらみのようなものを言っているのも、良心の呵責に苛まれているように思えます。 食事や衣服、教育も上質なものを与えていたようですし、怜を丁寧に扱い、大事に育てており、どういった類のかはわかりませんが、愛情を持って接していたのだと思いますが、 とはいえ、親から引き離して独創した世界を与えていたというのは、法で裁ける罪ではないかもしれませんが、非常に重い罪ではないかとさえ感じます。 そもそも善悪の判断がつき、まともに物事を考えられる人は幼児を誘拐したりはしないわけで、誘拐の動機も少なくとも同情に値するものではありません。 成長した怜と対峙した原口に罪悪感や反省の態度は見られず、実際のところ前述の感情でさえ、「我が子へ不便な生活を強いることへの父としての不甲斐なさや罪悪感」、「国を守れなかった王としての反省」といった 虚構の人物を演じるための材料だったのかもしれません。 非現実的で極端ではありますが、誰しも周りの人間に対して二面性を持っており、ある時は人を好きで、役に立ちたくて、優しくしたくて、大事にしようと思うのに、ある時は同じ人に対して憎らしく、顔も見たくないと思い、どうなってもいいとさえ思うことがあるでしょう。 皆が皆、心に闇と光を持っているのだと思います。
2投稿日: 2021.10.16
powered by ブクログどこの国の物語かと思っていたら、ぐるりと引っくり返る価値観。 物語の中で語られるお話、絵画、音楽の選び方に築きたい美の王国の世界が広がっていてため息が出るようでした。 このラストからきっと新しい世界が始まるに違いない、その耽美の雰囲気に目眩がしそうです。
1投稿日: 2021.08.16
powered by ブクログ父王とともに幽閉されている盲目の娘レイア、意地悪な世話係ダフネと犬のダークと暮らすクローズドな世界。解放され手術で目が見えるようになる。日本、現代、誘拐された幼児、男の子。俗人の父と母、かつての極上だった闇の世界。 世の中に多くのものがたりがあふれている今だから、普通に異世界・異時代のフレームで認識していたけれど、そういうフレームの存在を考えさせられました。
0投稿日: 2021.05.22
powered by ブクログ59歳でがんで亡くなったこの作家を本書で知りえたのは収穫でした。以下、ネタバレ注意。 しかし、これはどんでん返しミステリーではないと思う。始めから終わりまで、突然さらわれて違う生き方を強いられた子供の悲劇を描いた物語。もちろん、目が見えない、偽って女の子と育てられる、しかも中世の王女として・・という変わった趣向はあるものの、その体験は事実で、取り消すことも書き換えることもできない代物という意味において、さらわれた子なら誰もが一生つきあっていかなければならない忌まわしい記憶です。これは、甘美な幻想ミステリーなどと称賛してはいけない幼児誘拐犯罪小説です。
1投稿日: 2021.05.21
powered by ブクログ一気読みしてしまった。盲目の王女レイアの、暗闇の中ながら色や音楽、季節や外の空気を感じている描写が秀逸、かつ流れるように読みやすい文章。幻想的な世界でありながらもミステリーであり、後半で一気に謎が解決していく。 これからどうなるんだ?真実は何だったのか?続きが気になって読む手をやめられませんでした。
1投稿日: 2021.05.19
powered by ブクログ読者に挑戦状!どんどんハマるミステリー小説10選!【前編】〜騙される快感を味わえる傑作〜 で紹介されていたので早速読んでみました。 とある王国。「D」の一族ではないけれど…
0投稿日: 2021.05.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公も取り巻く世界も、これほど大きく違っていたことに衝撃的だった。前半の世界のレイアがどうなるのかと思って読み進めたら、夢の世界から醒めたがごとくの展開になり、印象的でした。真相知りたくて、後半は一気に読んでしまった。
2投稿日: 2021.05.05
powered by ブクログ盲目のレイア姫の視点で語られる前半が秀逸 目で字を追いながら、暗闇の世界を追体験 レイアの成長と共に広がっていく世界を体感できるような感覚で 異様な世界観ではあるけど、気持ちの揺らぎがスッと入ってきた この前半をたっぷり堪能できたが故、 真相が分かり別の方向に世界が広がっていく後半の感情の動きもずんとくる ラストもまぁ、必然かなぁ… 叙述トリックやどんでん返しを楽しむような話ではないと思う フランス映画を観たような感じ、でも小説でないとできない表現 とても面白かったし、何よりもタイトルセンスが良い
3投稿日: 2021.04.30
powered by ブクログ世界がひっくり返ってから驚きの連続!美しいもので溢れた世界で暮らすお姫さま、レイア姫…。お姫さまは情報が制限されているからこそ最上の美を想像できる。世界を自分の中で創りあげることができる。 誰かにとって神や世界そのものになれたとしたら…という少し危ない想像を膨らませてしまった。でも小さな子どもにとっての親は神であり世界そのものになりうるし、身近に神の力を持つ人はたくさんいるなぁ。 美しいものに惹かれる人たちが組み上げた夢の世界を覗けて最高だった。 終わりかたも淡くてふんわりした陶酔を残してくれる。全てを語らないのでこの物語の世界の続きを私の中で創り上げることが許されている。美と想像の力を感じた。
1投稿日: 2021.04.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
グノーシス主義なんで評者(私)の思想とは合わないけど、ひとつのテーマをもとに作品としてうまくまとまってる ラスト一行がばっちり決まってる 伏線としての犬の使い方がよかった とはいえ「犯人?」がなぜあんなことをしていたのかという疑問は残るので、そこは難点かな
0投稿日: 2021.04.20
powered by ブクログ読んでいるこちらも実際にその情景を見ているのではなく、頭で想像しながら読んでいくため、盲目の主人公とリンクしながら読めるのではないかと思いました。 後半のどんでん返しは声を出して驚いてしまいました。
1投稿日: 2021.04.15
powered by ブクログこの表紙からは 予想ができないような結末でした 後半はもう一気に読んだ 盲目の主人公にとって なにが幸せでなにが不幸なのか 文章表現がとにかく細かいので 想像を掻き立てられるようなお話です
3投稿日: 2021.03.02
powered by ブクログ独特の世界観。 とても綺麗な作品だった。 ミステリなのかは分からない。 幻想的なゴシックかなぁ。 私は夢を見ていたかったな、とも思ってしまうけれど。 タイトル通り、闇と光の物語。
1投稿日: 2021.02.18
powered by ブクログ盲目のレイアは優しい「おとうさま」と自分に厳しい「ダフネ」に世話をされ建物の2階で暮らしている 会話の端々から、お父様は国王でダフネは敵国の人だとわかる おとうさまは暴動が起こらないように時々遠くまで出かけていく 1階には違う国の言葉を話す兵士が見張っていて、見られたら殺されてしまうとダフネは言う ダフネは夜な夜な眠っているレイアに向けて「殺してやる」とつぶやくが、実際に殺すことはしない その生活が終わるとき、自分の立場が判明する 何というか、何を言ってもネタバレになりそうで詳しく語れない ってか、ジャンルは一応ミステリになるのか? 犯人の動機はよくわからないけど、とりあえず犯罪は起こっていたようで ただ、その人が真犯人なのかは不明 ただなー 何というか、無理がないか?とも思う 伏線がスゴイと読書会で紹介されて読んだわけだけれども 確かに色々な伏線がある まぁ、フェアな方なやつが どんでん返しミステリはそこそこあるけど 二度三度とひっくり返されるのは珍しい そして芸術や文学に関する描写が文学ちっく 幻想小説としても価値はあるんじゃなかろうか
0投稿日: 2021.02.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ゴシックミステリって何? って思いながら読み始めた本作。しかし、読み始めてすぐに分かった。中世を想起させる世界観と閉塞的な環境で繰り広げられる、どこかダークな描写こそ、確かにゴシックらしさなのだろう、と。 没入しやすい世界観、かつゴシックとは、まさに僕の好きなジャンルで、読んでいて楽しかった。←これが叙述トリックに気がつく前の感想。 『囚われの姫』の章からの展開に、最初は何が起こっているのか分からなかった。 看護師の「あなたが喋っているのは日本語よ」って言った時、さすがに疎い僕でも何が起きたか気がついたし、読書(日本人の本)という先入観自体も利用するトリックに鳥肌が立った。と同時に、もう一回最初から読み直してみたいと思った。きっと伏線だらけだろう。 そこからは早かった。「わたし」と言うことをすりこまれた「僕」が自分をさらった人物を見つけるために奔走する。何度も言うことかもしれないが、前半からは全く想像もできない展開で、本当に内容の同じ本を読んでいるのかと不安にもなった(笑) 終わり方もどこかしこりを残したものになっていて、好きだった。 改めて、世界観が素晴らしい。 この本を飾りたくなるようなくらい。一種の絵画みたいな。
0投稿日: 2021.01.15
powered by ブクログ表現が豊かで綺麗。 設定が面白く、最後どういう展開へと繋がっていくのかとワクワクして読めた。 ただ、大どんでん返しというのは過大。 どんでん返し系だと知らずに読みたかった。
0投稿日: 2021.01.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
服部まゆみ氏を知っているかどうかで変わってくるのかなと。僕は初めて読んだので、本当に中世ヨーロッパを舞台とするような物語を期待した。そうしたファンタジーを書くような人だと思い、だからこそ入り口で騙された。欲しかったのはそんな話ではない!と思ったが、まぁ読んで後悔はしていない。
0投稿日: 2021.01.01
powered by ブクログ三つ子の魂百まで。 このような形のネガティブな愛情は知らなかった。 世界観が良く、言葉の端に伏された鍵。ラストの種明かし。物語のその後はどうなるか妄想したくなる余韻。読み応えのある作品。
2投稿日: 2020.11.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
盲目の方が見る世界を描くのは難しいと思う。「春琴抄」で感じたが、視覚に頼らないと他の五感を全て使ってその人物の生きる世界を表さなければいけない。 音楽や文学、芸術を楽しむ主人公の生活に魅力を感じた。見ることができる素晴らしさ、目に頼らない芸術の楽しみ方考えることができた。 被害者が誘拐犯に心酔していくのはよくあるが、その内情はそれぞれで面白い。 作品の雰囲気的に海外実写化すると面白そう!
0投稿日: 2020.08.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
文章が美しい。今まで読んだ小説の中で1番と言っていいほど好みでした。 前半の美しい描写に酔いしれていると、後半でその世界がガタガタと崩れ去る。 真実が解ってからは、あの美しい世界を奪わないで…。 優しいお父様嘘だと言って…。と切なさが心に染み込んで消えないまま読んでいました。 最後のレイアとお父様のやりとりには涙してしまいました。 美しさとはなんなのか。虚像と現実。 ミステリー的にも、メッセージ性的にもとても魅了される作品です。
1投稿日: 2020.08.13
powered by ブクログBeautiful and mysterious. I couldn’t expect that ending! The world and atmosphere has changed a lot in this story. It didn’t take long time to finish this book, it was great.
1投稿日: 2020.08.10
powered by ブクログ面白かったです。 前半の中世のヨーロッパのような描写。どこを取っても綺麗で穏やかな日々、ファンタジスティックな印象を受けました。 後半からの怒涛の展開には驚かされました。 絵画や、作品の名前、著者、思想など沢山出てきて少し、うわ〜となった部分もありましたが、とても面白かったです。 ラストも凄くイメージしやすく、モヤモヤしつつも、素敵だなあと、思いました。
0投稿日: 2020.07.26
powered by ブクログ好きです。美しい文章に魅せられる。 敵国に落ち幽閉された、盲目のお姫様と、娘を慈しみ育てる王様の話。 視界がない方が本質が見えるんじゃないか。 何を言ってもネタバレになりそうだから言葉はつぐみますが、ちょっとした違和感が積み上げられていきながらも読み進めると、極上な結末がわかります。
0投稿日: 2020.07.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
深いなぁ。 故に理解するのはやさしくないと思います。 本書をどう表現すればいいのか、確かにミステリー作品で、相当などんでん返し。 異国を舞台にし、父王の愛と美しいドレスや花、本や絵画等に囲まれた屋敷で生きる盲目のプリンセスレイアの物語。 のはずであった。 幻想と現実が絶妙に混ざり合い、読者を惑わせながらたどり着く驚愕の真実。 個人的には間違いなく好きなジャンルであるはずなのですが、読後感が今までに読んだ(他の作者が書かれた)ミステリー作品とは全く異質。 読者それぞれで、ある意味、違った感想を持たれる作品だと思います。 説明 内容紹介 森の奥深く囚われた盲目の王女・レイア。父王からの優しく甘やかな愛と光に満ちた鳥籠の世界は、レイアが成長したある日終わりを迎える。そこで目にした驚愕の真実とは……。耽美と幻想に彩られた美しき謎解き! 内容(「BOOK」データベースより) 森の奥に囚われた盲目の王女・レイアは、父王の愛と美しいドレスや花、物語に囲まれて育てられた…はずだった。ある日そのすべてが奪われ、混乱の中で明らかになったのは恐るべき事実で―。今まで信じていた世界そのものが、すべて虚構だったのか?随所に張りめぐらされた緻密な伏線と、予測不可能な本当の真相。幻想と現実が混ざり合い、迎えた衝撃の結末とは!?至上の美を誇るゴシックミステリ! 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 服部/まゆみ 1948年、東京生まれ。現代思潮社美学校卒業後、加納光於版画工房にて銅版画を学ぶ。87年、『時のアラベスク』で第7回横溝正史賞を受賞しデビュー。幻想的かつ耽美な作風と、巧妙に仕組まれたトリックとが見事に融合した作品の数々は、熱狂的支持を受ける。2007年、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
9投稿日: 2020.07.11
powered by ブクログ確かにこれはどんでん返し。 耽美な文章と世界観に引き込まれる。おとうさまとの幸せな時間や、繊細で丁寧な暮らし。 非常に頭の良い主人公。 この小説を読んだ後の感覚を文章に起こすのは非常に難しい。 あらすじほど驚くようなどんでん返しはないものの、確かに驚くようなトリックはある。 また、随所に散りばめられた見えない仕掛け。読了後に読み返したくなる秘められた伏線。タイトルや目次にもそれらが見受けられる。 読み終わった後に、その人なりの光と闇が見つけられるだろう。
0投稿日: 2020.07.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
意外と読後感すっきりなことに違和感をおぼえてしまう新しいタイプの物語。 このあと、二人が仲良く暮らしてるといいなぁという希望。
0投稿日: 2020.07.05
powered by ブクログとある王国で囚われた盲目の王女、レイア。 父の寵愛を受け、物語に囲まれて過ごした日々が、ある日を境に一変する。至上の美を誇るゴシックミステリ。 なにやら、どんでん返しがあるらしい、そうあらすじを読んで、レビューなどうっかりネタバレ要素がありそうなものはなるべく視界に入れないようにして、読むのを楽しみにしていた1冊です。 結果、どんでん返しも楽しめた。 けれど、私はそれ以上にこの耽美な世界に酔いしれた。 囚われて制限された生活だからこそ、与えられた良質の本や音楽を足掛かりに、どこまでもその世界にのめり込める。それがいかに贅沢なことか。 いや、本当はそんな囚われた生活よりも自由の方が望ましい、そう頭では思うのに、どうしても酔いしれてしまう。 精神世界はどこまでも自由で豊かで、どこへでも羽ばたいていける。不自由な者のみが手に入れられる自由、というものにすっかり私自身囚われてしまった。 麻薬のように甘く美しい世界に触れ、何日も余韻が消えず、正直困った。思い返してもドキドキする。
12投稿日: 2020.07.05
powered by ブクログこの作者の作品は初めて読んだ。あらすじからもっととんでもないどんでん返しがあるものと思っていたのでちょっと拍子抜けしたものの、文体や構成がとても美しく解説で皆川博子さんが書かれていたように正しく薔薇の香りがするような小説だった。主人公がこの先どう生きていくのか興味は尽きない。
0投稿日: 2020.06.22
powered by ブクログ前半は盲目の王女レイアとその父王のやりとりがメイン。 後半で一転する世界に「やられた!」と叫びたくなった。 随所に伏線が散りばめられていたけど、全然気づかなかったなあ。 見事すぎるミスリードでした。 カバー表紙も美しい。 開かせていただき光栄です、のカバーも素敵だったし佳嶋さんのイラスト好きだな。
0投稿日: 2020.06.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
病院でふと見つけた目の見えない男の赤子を誘拐して、女として育てる。設定は中世ヨーロッパで、躾に厳しいダフネと優しい父の二役を、沈丁花の香水を使うことで演じる。
0投稿日: 2020.06.07
powered by ブクログすごく衝撃的な内容だった。 最初のゴシックな部分に散りばめられた、現代の部分。 おかしいな、なんで車もテレビもあるんだろう。お父様のポケットで鳴るブザーも現代すぎるよな、と思いながら読み進めていって、最後であぁ、やっぱりな。って思った。 読み終わって、いや、よく考えると怖すぎるなって寒気。 ただの誘拐じゃなくて、ずっと女の子と思わせ続けて育てるなんて怖すぎる。 でも、なんとなく、なんとなくだけど、実際こういうことがいつか起こりそうだなぁって。 本当にこういうことされるとれいちゃんみたいに、心に負う傷は相当なものだろうなぁ。 あー、怖いなぁ。
0投稿日: 2020.05.25
powered by ブクログ「身の周りに在るものは全て美しく華麗であらねばならない。接するものは全て極上のものであらねばならない……闇の幻想としても…。」 何を書いてもこの作品を初めて読むときの感覚の妨げになるだけなので、ただうっとりとして、前半と後半でガラリと変わる世界に浸っているのが心地好いです。 本当に貴方がおとうさまなの?は想像にお任せ、なのも好き。 皆川博子さんの愛溢れる解説も素敵です。
0投稿日: 2020.05.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
評価は高いが、わたしはあまり面白くなかった。 カセットデッキやCDなどの言葉に違和感を感じていたし、多分男の子なんだろうとなんとなく気が付いてはいたが、闇と光の世界のギャップがあり過ぎるだろうと思った。 犯人の動機もいまいちはっきりしない。 やがて身体が大人になってきたからいらなくなったのか。レイアは彼に会いに行ってその後、いったいどうなったいうのか。 どんな気持ちで、髪の長い中学生の男の子にドレスを着せて、毎日毎日愛でていたのだろうと思うと気味が悪い。
1投稿日: 2020.04.03
