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サクラ咲く
サクラ咲く
辻村深月/光文社
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総合評価

329件)
4.0
84
134
62
8
0
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    中高生が主人公の三短編集。 清々しい青春モノ。少女漫画チックで読みやすいと思います。表紙も桜を基調とした淡いピンク調で素敵。最後の話は高校生が主人公なので、大人と子供の中間的な考え方でより感情移入しやすいかも。最初と最後の話が何気にリンクしてるのがなお良し!!

    1
    投稿日: 2016.04.01
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    表題作を挟んだ二作が繋がっているとは。 P. 277で不意打ちされた。 ーーー 塚原マチは本好きで気弱な中学一年生。ある日、図書館で本をめくっていると一枚の便せんが落ちた。そこには『サクラチル』という文字が。一体誰がこれを? やがて始まった顔の見えない相手との便せん越しの交流は、二人の距離を近づけていく。(「サクラ咲く」) 輝きに満ちた喜びや、声にならない叫びが織りなす青春のシーンをみずみずしく描き出す。表題作含む三編の傑作集。

    0
    投稿日: 2016.04.01
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    辻村深月さんとの出会いは【本日は大安なり】でした。 2冊目に読んだのが【ツナグ】 この本が、”直球ど真ん中ストライク”で!! 一気に辻村さんのファンになったわけです。 それからは辻村さんの本を見つけたら読んでみる!をモットーにやってきました(笑) が、辻村さんの本、幅広~っくて! 正直、好みではないものもあったりするわけで… が、この【サクラ咲く】は【ツナグ】と同じ匂いのする本で、まさに私の"直球ど真ん中ストライク"です。 実はこの本、若い読者、それも10代に向けて書かれた本なのです。 「約束の場所、約束の時間」・「サクラ咲く」・「世界で一番美しい宝石」の3章からなっていますが、「約束の…」と「サクラ咲く」は進研ゼミの中一講座と中二講座が初出ですから~。 10代なんて遥か彼方ですが、こういう本、大好きです!! 若美谷中学と若美谷高校が舞台。 登場人物が微妙に関係していて… ラストの展開に胸をわしづかみにされ! 「えっ!!!」って本当に声に出してしまいましたから。 う~~~ん、いい本に出会えました。

    11
    投稿日: 2016.03.09
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    2015年4月26日に開催されたビブリオバトルinいこまで発表された本です。テーマは「咲く」。チャンプ本!

    0
    投稿日: 2016.03.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    辻村深月さんの短編集。 最初の2話は、もとは、小学生向けの学習誌に載っていた作品だということで、内容は他の作品に比べると簡素でわかりやすいものでした。きっと、読書にそんなに慣れていない小学生でも楽しんで読める内容だったと思います。 ストーリーもほとんどひねりのない、素直なものでした。 最後の作品は、辻村さんらしい、大人でも楽しめる作品でした。学校は誰のものかという問いかけ、そして創作活動への愛情、読んでいて幸せな感情になれる作品だったと思います。

    0
    投稿日: 2016.02.05
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    最近ハマりの辻村深月。 タイトルと装丁の雰囲気が気に入って読んでみました。 中高生が主人公の3つの短編集ですが、ふんわりとした雰囲気のいい物語でした。そのどれもは全く別の物語なのだけど、少しずつ関連し合って奥行きがあるところが辻村深月作品で好きなところです。 強いて言えば、あまりにもさらっとしすぎていてドロドロしてないので物足りなさはあるかな。

    3
    投稿日: 2016.02.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編集になっていて話が繋がっていないのかと思ったけど、最後まで読むと所々繋がっているところがあって凄く面白かったです。

    0
    投稿日: 2016.02.02
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    最近、辻村さんの本を多く読んでいますが、 この作品も好きな1冊です。 中学生向けに書かれた3つの短編物語 学生時代にかえったような、どこか懐かしい気分で読めます。 内容が平易に感じられるので、それほど大きな感動もなく終わるのだと思って読んでいたら、最後の作品「世界で一番美しい宝石」でやられました。 子どもたちの純粋さには、読んでいて心が動かされます。 すごくよかった。

    0
    投稿日: 2016.01.21
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    読みながら「耳をすませば」を思い出していました。今はどこの図書館もバーコードで貸し出しを行っていますが、私がまだ小学校の中学年までは貸出カードだったんですよね。貸出カードで繋がった友達や、自分の父親が同じ本を小学校時代に借りていたことを発見したことなど、図書館での思い出をたくさん思い出しました。今も毎日大学の図書館に入り浸り、司書さんや友達とおしゃべりしていますが、いつかいい思い出になるといいです。でも、なかなかこんなロマンチックなことはありません!図書館デートしてみたいなぁ…

    0
    投稿日: 2016.01.13
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    ももクリの帰り軽井沢駅で新幹線の待ち時間があったので、駅のNEWDAYSで購入した。大正解。三編の短編集なのだが、中学校と高校が舞台となっている青春もの。どれもが主人公を応援したくなる。自分ならあんなに純粋に何かにぶつかっていけただろうか?彼らは傷つきながらも真っ直ぐに進んでいく。だからこそ、かけがえの無いものを得る事ができたのだろう。主人公をはじめ登場人物が皆キラキラと眩しく感じられた。すごく瑞々しい作品集で爽やかな感動を覚えた。

    0
    投稿日: 2015.12.29
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    さりげなくきちんと繋がる三つのお話。 未来が見えてくるのを感じられるっていいな。 若さがもうそれだけで力になって輝いちゃえる魔法の年頃。 記憶の中に大切にしまってる思い出蘇るからこんなに笑みがこぼれるのかも。

    0
    投稿日: 2015.12.03
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    辻村深月さんの学園物の中で、中学生が主なのは珍しいですよね。短いお話が三話書かれています。どのお話もラストのシーンでじーんと来ました。

    0
    投稿日: 2015.12.02
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    全く違う話かと思えば、同じ学校だったり中学でしたね 特に最後のお話は、青春の真っ只中の子達が映画同好会を通じて本へのキーワードが出てきて楽しく読ませていただきました

    0
    投稿日: 2015.10.18
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    「サクラチル」 中学校の図書館の本に挟まっていたメッセージ。気弱なマチが本に返信を入れたことから始まった見えない相手との交流を描いた表題作「サクラ咲く」。他2編も中高生を主人公とした少し切なく優しい作品です。各作品の繋がりも楽しみの一つです。

    0
    投稿日: 2015.09.15
  • ほっこり優しい気持ちになれます

    確かに自分も通ってきた時間なのにもうすっかり色褪せてしまった青春期を思い出させる短編集です。 3篇からなっていますが、それぞれちょっとずつ重なる部分があり、辻村ワールドに浸れます! ほろ苦く、恥ずかしく、でもキラキラしてた十代。青春時代を思い出したい方、どうぞ読んでみてください。

    1
    投稿日: 2015.09.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    瑞々しく、キラキラした話が辻村さんの魅力。 でも、これは瑞々しすぎて、 ちょっと恥ずかしくなるというか、 眩しすぎました。。。 でも、最初の彼女が結婚して、 最後には先生になってて、 そういう時の流れがうまく盛り込まれてるところはとても好き!

    0
    投稿日: 2015.08.18
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    『約束の場所、約束の時間』『サクラ咲く』『世界で一番美しい宝石』の3編からなる。 どれも素敵なお話で、今の中学生、高校生に是非読んでもらいたい。 最初の2編は中学生、最後のお話は高校生なんだけど、中学生→高校生の成長の過程がよくわかる。学校にはいろんな子がいるし、スクールカーストなんて悲しいけどそういう現実もあるかもしれない。でも自分の学校生活の主役は自分なんだよ。仲間と共に自分の居場所を切り開け! そんなわけで一番好きなお話は『世界で一番美しい宝石』です。

    0
    投稿日: 2015.08.10
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    のんちゃんから借りた本。 なんか誰もがある青春の一ページをなぞるような内容で、いろんなこといろんな思い出がまるで自分のことのように体に浸透する、一冊。 読んでいるうちに、自分の思い出の中なのか?と思うほどに青春のあの頃の気持ちに戻らせてくれます。 無理に引き戻すんじゃなくて、読んでいるうちに知らず知らず学生時代の教室に戻ってきたようなそんな不思議な感覚にさせられる一冊でした。 学生にも、学生じゃない人にも読んで取り戻して欲しい青春の一冊です!!!!

    0
    投稿日: 2015.08.09
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    辻村さんの作品が読みたいな〜と思い、表紙の素敵な絵に惹かれ購入。 ただ、読み始めると「あれ?文章が簡単だな」と思いました。そこで調べてみると、この短編集は辻村さんが中学生向けに書いたものだと知り納得!と同時に、物足りなさを感じてしょんぼり…。だったんですが、しっかりどの話も読んで感動させられました。笑 読み終わった今は、買った事をまったく後悔していないです! キラキラ爽やかな気持ちになれました

    0
    投稿日: 2015.08.07
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    中学生の青春。 きれいだなって思った。 ただ、まっすぐな青春という青春じゃなくて、主人公がどこか影を持ってるところが良かった。 最後の「世界で一番美しい宝石」は、とても好きな感じ。最初の「約束の場所、約束の時間」の話と繋がった時、ハッとして鳥肌が立った。 3つの話が少しづつ繋がっているのが好き。

    0
    投稿日: 2015.07.10
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    三作の短編。どれも思春期独特の悩みや成長、そして夢が詰まってた。 一作目と二作目は個人的にさほど驚きはなかったけれど、暖かいほっこり、かわいいなぁという感じ。ただ三作目がたまらなく好き。三作目だけで★5にしたいくらい好き。 細やかな夢かもしれない。でも大きな夢。自分のための夢。そこを目指す主人公の気持ちがとてもとても眩しかった。そして、かっこよかった。 よくわからないけど、最後の台詞に胸が締め付けられた。大好き。とても好き。

    0
    投稿日: 2015.07.07
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    表題作の「サクラ咲く」を含む3編の短編集です。 1作目の「約束の場所、約束の時間」はタイムスリップを扱ったSFで、 辻村深月ってこんなものも書くんだ…という感じでした。 一言でいうと、陸上部の男の子の友情物語です。 (一言でいっていいのかな?^^;) 2作目の「サクラ咲く」は本に挟まれたメモをきっかけにして、 主人公の女の子の周りの中学生たちが描かれています。 「サクラチル」で始まった物語。。。 最後は題名通りにサクラが咲いてくれてホッ! 3作目の「世界で一番美しい宝石」は高校の図書室が舞台になります。 伏線として、1・2作目の登場人物が大人になって出てくるのが嬉しいです。 地味、真面目、いい子と言われる本好きの子どもたち。 本当はそんな風に言われたくないって思い続けています。 でもそれを声にすることができないジレンマ。 中学生に読んでもらいたい本でした。

    0
    投稿日: 2015.06.27
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    中高生の時の脆い関係、脆い関係から繋がる関係になるかもしれない、あのもどかしい時間が静かに描かれている。 図書館の雰囲気が好きな人は好きな作品。 若い時に読んでみんな同じと安心するのも良いけど、大人になって懐かしさに振り返るのにも良いと思う。 短編同士が実は緩やかにつながっているのが良い。 思わず前のページに戻って確認して、確信してにっこりする瞬間が好き。

    0
    投稿日: 2015.06.26
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    高校時代を思い出す。 文章も難しくなく小学生の息子にも紹介したい 何気に全部の話に繋がりあるのが 辻村作品ぽい そういうのがとても好き

    0
    投稿日: 2015.06.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    子供向けなのかな?なんて思ったけれどとんでもない。かつて通って来た道に立ち返って、あの頃を追体験している気持ちになった。 学校はみんなにとって平等なわけではない、主役になれないまま終わる人もいる、その考え方がすとんと胸に落ちた。 最初嫌な子だな、と思うような子も、それはたんなる側面でしかなく、本質的にはいい面もある。逆に主役の子だって人に反感を与えるようなことをする。人を平等に描いていることにも好感がもてた。

    0
    投稿日: 2015.06.16
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    若い読者向けの話だっただけあって、物足りない感があった。文庫版解説はあさのあつこさんか〜と思って、普段は読まない解説を読んで、最後にやっと気付いた。 辻村さんお得意の手法。各物語に共通した登場人物が出てくる。最後の「世界で一番美しい宝石」。喘息…友達と約束した………あぁ!気付いてなんか涙が止まらん。 物足りないかと思ったけど、最後の充実感半端ない。

    0
    投稿日: 2015.05.20
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    貰った 映画になった「ツナグ」の作者 少し寂しく、頼りない友情が、心に響く。 全p297 第1話「約束の場所、約束の時間」 読後感が、ツナグの演劇部の少女達の淡く切ない物語とダブってしまう。

    0
    投稿日: 2015.05.01
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    4月。 別れの3月を経て、出会いの季節。 あなたにとって、この四月はどんな四月だろうか? 時に辛いことも悲しいこともあるだろう。 思い描いた通りにならない自分に、もどかしさを覚えることもあるだろう。 しかし、それはいつか必ず芽吹く。 いつまで頑張ればいいんだ、なんで自分ばかり、そんなことを思うこともあるだろう。 しかし、花は咲く。 思いもかけないような場所に、花は咲く。 『約束の場所、約束の時間』 若美谷中学校、二年三組に彼はやってきた。 体の弱い悠。そんな彼には秘密があった。 その秘密を知った朋彦と美晴は悠との友情を深めていく。 朋彦と美晴の言葉に希望を感じる。 「未来って、そんなに簡単に変えられるの?」 「やってみなきゃわからない」 『サクラ咲く』(表題作) 図書室で見つけた「サクラチル」というメモ。 その差出人は一体誰? 自己主張ができないことに悩んでいたマチ。 このメモをきっかけに彼女は変わっていく。 人は誰にも他人からは見えない場所がある。 逆に他人からは良く見えているのに、自分では気づかないこともある。 そして、自分では全く進歩していないように見えても、実は一つの山に登っている。 「見ててくれる人は、必ず、どこかにいる。」 嘘じゃない。 実は私も先日上司に言われたばかりなのだ。 『世界で一番美しい宝石』 本を読むのは地味な趣味だ。 応援団がいたり、協力しあったり、大勢で喜びを分かち合うものではない。 そう言った意味では実に地味な趣味だ。 だが、それが他のものに劣っているということは決してない。 笑ったり、涙を流したり、本の世界がどれだけ深くどれほど広いことか! 本作では著者の本への愛が感じられる。 何が自分にとっての「宝石」なのか、答えはそれぞれの心の中にある。 本書に収められた物語は実は繋がっている。 悩み、苦しむ。 そうすることで著者が伝えようとしたものは、きっと、こうだ。 あなたの人生に、「サクラサク」。

    4
    投稿日: 2015.04.03
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    3つのストーリーがかかれてあり、別々の物語かと思って読んでみると、何気なく繋がっているところがありおもしろかった。

    0
    投稿日: 2015.04.02
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    短編3篇 中高生向け。図書館を舞台に成長する。 本の香りと、静けさと、止まったような時間の空間に広がる子どもたちの気持ち。やっぱり図書館っていいよね。居心地いいよね。わたしも中高生のときは図書館にいた。 学校はだれのもの?そう、目立つ1部の人のものじゃなくてみんなのもの。学校に居場所がある。

    1
    投稿日: 2015.04.01
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    優しい。 青春。 ファンタジー。 3作それぞれ少しだけ繋がる人物が出ている。 辻村さんらしい。 全体的に爽やか。 良かった。

    0
    投稿日: 2015.03.22
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    塚原マチは本好きで気弱な中学一年生。ある日、図書館で本をめくっていると一枚の便箋が落ちた。そこには『サクラチル』という文字が。一体誰がこれを?やがて始まった顔の見えない相手との便箋越しの交流は、二人の距離を近づけていく。(『サクラ咲く』) 輝きに満ちた喜びや、声にならない叫びが織りなす青春のシーンをみずみずしく描き出す。表題含む三編の傑作集。(背表紙より) 3つの物語共に、主人公が学生で、中学・高校・大学となるわけですが、その時代から相当離れてしまったので(笑)なかなか感情移入できず・・。これがまたものすごーいどんでん返しがあったりすればアレですが、そうでもなく淡々とした青春ものなので、うーん、『ツナグ』のほうがずっとよかったなぁと思いました・・・。

    1
    投稿日: 2015.03.22
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    短編3編で、時間かけて読み過ぎたけど、読書好きな私には共感できる3作品だった。図書室の君って響きは好きです。

    0
    投稿日: 2015.02.13
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    表題作のマチにめっちゃ共感。 辻村さんの描く世界は、非現実的であってもどこまでもすごく人間らしいところが好き。

    0
    投稿日: 2015.02.13
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    表紙に惹かれて購入しました。若美谷中学高校が舞台の三編。登場人物も少し重なっています。 表題作のサクラ咲くが一番好きでした。中学一年性がこの年頃に誰もが抱く不安や悩み、友情、恋を経験して成長する姿が可愛い。十代で出会いたかった小説です。

    0
    投稿日: 2015.02.07
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    とても爽やかで素敵な本でした。 自分が登場人物と同じ年代だったら、とても救われる本な気がします。 三編中、二編が図書館が主な舞台で読んでいてあの独特な本の香りが思い出されて懐かしくなりました。

    1
    投稿日: 2015.01.29
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    三篇のショートストーリーが織り成す 極上の青春ストーリー。 読了時にはとても清々しい気持ちになれる素敵な一冊です。

    0
    投稿日: 2015.01.24
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    短編が3つ入ってる短編集。こういう連なりのある短編集は個人的に大好きなこともあり、やや甘めのレビュー。 どうやら中高生向けの作品らしく、どれもストレートで良い話だった。でもこういう心ざぱぁっと晴れ渡りつつ、じーんと来るお話は好き。

    0
    投稿日: 2015.01.21
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    瑞々しい青春期の出来事を軽やかな文章で綴った三編の青春小説。 10代の頃というのは、自分だけはという思いとへんな疎外感の狭間で日々が過ぎていくようなもの。自分のアイデンティティーを確立出来なくて当たり前。仲間たちと慰めあい傷つけあい愛しあうなかで、生きていく道を探し当てる。とても貴重な時間だ。 お気に入りは「世界で一番美しい宝石」。「その瞬間、先輩の睫の先に光がこぼれた。窓の上から注ぐ陽光が、彼女の顔に薄い影を浮かべる」ってとこ好きだなあ。

    0
    投稿日: 2015.01.06
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    面白かった(^^)2014年最後に読んだ本◎ 辻村作品らしく、すべてリンクしていて、本好きには嬉しい内容だし、久々の星五つ! また読んだ。しかも、持ってるのにまた買った

    0
    投稿日: 2014.12.31
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    中学生の頃なんて昔過ぎて記憶も薄いですが、こんな素敵な青春ではなかったような気がします。それでもなんか思春期独特のくすぐったい感じが懐かしいですね。3作品の中ではやっぱり表題作の「サクラ咲く」が一番好きかなぁ。 3作品が微妙な感じで繋がってるのも良いなと思いました。朋彦に関してはすごい成長ですね。きっと山ナシ谷ナシの人生より、挫折とか別れとか辛い経験をした人は大人になれるのかもしれないです。有言実行できる人はわりと少ないと思います。素直に朋彦はすごいと思いました。 マチが主人公のお話はちょっと少女漫画っぽいなと思いながら、胸キュンさせられました。みんな良い子たちですね。最終的にマチが幸せな人生を送っていることが分かってホッとしました。マチも素敵な女性になったなと思います。

    0
    投稿日: 2014.12.27
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    塚原マチは本好きで気弱な中学1年生。ある日、図書館で本をめくっていると1枚の便箋が落ちた。そこにはサクラチルと言う文字が。一体誰がこれを?やがて始まったら顔の見えない相手との便箋越しの交流は、2人の距離を近づけていく。輝きに満ちた喜びや、声にならない叫びが織り成す青春の心をみずみずしく描き出す。表題作を含む3編の傑作集。 辻村深月の短編集。 すべての物語にあるものの、えてして短編集はあまり好まない私としては、辻村作品の中でも下位に位置すると感じた。 ただし、辻村深月の描く思春期の微妙な心情に共感できた。この人もきっとスポットライトのあたる場所ばかりを歩いてきた人ではないんだろうと感じた。

    0
    投稿日: 2014.12.23
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    時系列 約束の場所=サクラ咲く→世界一美しい宝石 とても、純情な話だった。どの主人公もいろんなことに悩み、それに対して逃げ出さず、励む姿が素晴らしいかった。

    0
    投稿日: 2014.11.26
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    3作の短編集(3作とも繋がっている)。今まで読んだ辻村さんの作品とはまた少し違った感じだったけども全部いい話だった〜。好みは後ろの二つかな。 読了感が非常に良かった。優しい感じ。

    0
    投稿日: 2014.11.26
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    やっぱティーン向けだからか、全編読み込むことはできませんでした、スミマセン。 でも「サクラ咲く」はよかった。 誰でも、コンプレックスを持ってるよね、学生時代は特に。 それ、自覚してゆっくり歩いて行けたら、必ず何かに出会うはず。 このままでいいよ、っていう温かい言葉や、君は変わったよ、凄いよっていう、羨望の眼差しや。 本を通して心を通わせるっていうのも、素敵だったな♪

    0
    投稿日: 2014.11.20
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    見えない何かに怯えながら、手探りで、でも一歩を進む勇気があった時代を鮮やかにキレイに描いています。 著者の作品は、キュッと胸を締め付けた後、それが一気に明るい光のもとに解き放たれるような感覚があります。だから鮮やかとかキレイと感じるのかもしれません。 本書は短編三作品と思いきや、最後に明かされる物語を繋ぐ糸。やはり辻村深月はおもしろい!と思える作品です。

    1
    投稿日: 2014.11.16
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    3つの短編。 登場人物が若くてピュアすぎて恥ずかしくなるような感覚で読み進めたけれど、最後の『世界で一番美しい宝石』ではちょっと感動した。 学校は、みんなのものなんかじゃない。成績が良かったり、スポーツができたり、面白くて人気者だったりする者たちの青春の場であり、地味で友達もいない一部の人間の精神世界がどんなに充実していても、そんな彼ら(自分)の居場所にはならない、と考える一平。 そうだった、若い頃って、劣等感とか、受け入れてもらえない辛さをビンビン感じて、さらっと流すことなんてできなかった。 そして思いがけず1話目の『約束の場所、約束の時間』からリンクしていたエピソードにうるっとさせられた。

    3
    投稿日: 2014.11.13
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    私的に辻村さんの作品にしては切れ味がシャープでなくマイルドな感がありますが学生時代を描く作品としてはこれもアリかなっと思います。 それ故「世界で一番美しい宝石」はとても好感度大のストーリーでした。

    0
    投稿日: 2014.10.20
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    きっと誰かが自分のことを見ていてくれている。それも自分自身では気づくことのなかった姿を。だから、私もしっかり相手のことを見ないといけない、心の目を見開いて。

    0
    投稿日: 2014.10.19
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    なかなか強引な展開で、辻村深月は卒業かも…と思ったけど、やっぱり面白かった!そして、何度でもだまされる!笑 2014/10/11読了。

    0
    投稿日: 2014.10.12
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     季節は秋ですが!サクラです!  中学生向けに書かれた作品ということで、中学で習う内容や児童文学の用語が時折出てきます。  2編は中学校、最後の1編は高校が舞台。  不安を抱えて始まり、けれど最後はハッピーエンド。むしろ、なんだかんだで学校生活を思いっきり謳歌する展開。  でも、普段は教室内でも、周囲に馴染めなかったりするマイノリティーな子供たちを取り上げて書く作家さんだけに、辻村さんはどんな気持ちでこの作品を書いたのかなぁ……と考えてしまう。  暗い闇に裏打ちされたような光を持つ辻村作品の中で、その光と闇のバランスがいつもと少し違う。この著者さんの中では異色の作品と言えるかもしれません。

    0
    投稿日: 2014.10.11
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    短編集。 印象的だったのは表題作の「サクラ咲く」。 内容はなんとなく先が読めてしまうような感じもしたけれど、主人公のマチや、その友達の気持ちの変化だったりが、懐かしくてキュンとする感じ。文章も読みやすくて切なさともどかしさが伝わってきた。 優しくて綺麗な短編集だった。

    0
    投稿日: 2014.10.09
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    面白かった! なんか青春を感じました。でも出てくる人物がみんなどこかで繋がってて、そういうの好きだなーと思った。

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    投稿日: 2014.09.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後の『世界で一番美しい宝石』が一番好き。 「本を読むの、大好きなの」とはっきりと、堂々と言い切ってしまう立花先輩が素敵で、大好きになってしまったから。 自分はきっと、高校生時代に誰かに「本が大好きなんだね」なんて言われても素直にそうだ、と言えなかった。 好きで本を読んでいながらも、「読書」という行為を、おそらくどこかで軽んじていた。 スポーツや音楽に励んでいるような、ここで書かれている「学校の主役」である人達と比べて、自分の好きなことに自信がもてなかった。 でも立花先輩は自分にとって本を読んできたことがどれだけ素晴らしいことかをちゃんと分かっていた。 本を読んできた自分を卑下してなかった。 だからこそのシンプルな言葉。「本を読むの、大好きなの」。なんて格好いいんだろう。 今の自分は立花先輩の年を大きく過ぎて、彼女と同じ言葉を私もちゃんと言うことができる。 でもこの本は改めて、昔の私を掬いあげてくれた。 本ばっかり読んできた私を、「悪くないんじゃない」って言ってくれているように思えた。 「学校の主役」にはなれなかったけど、そんなに悪くもなかった、私。 そう思わせてくれた一冊でした。

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    投稿日: 2014.09.08
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    教室に行けなくて図書館にしか行けなくて、 そんな時に誰かが自分と文通をしてくれてたら とても良かっただろうなと思った。 羨ましかった。 科学部はしょんぼりするような部活じゃないよ。 楽しいよ。

    0
    投稿日: 2014.08.31
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    この本は、中高生の少年少女が織りなす3編の物語で構成されています。秘密を持った転校生との不思議な物語。本から落ちてきた便箋が繋ぐ優しい物語。学校は誰のものか、さまざまな感情が溢れ出す物語。

    0
    投稿日: 2014.08.30
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    ああ若い人向けだなあ、と思いつつ手に取り最後に泣かされる、辻村さんお得意の短編集でした。 いつも忙しいお父さんの「間に合った」とそれを聞いて涙ぐむお母さんにグッときちゃったよ。宝石職人のお話を作るところにも琴線に触れました。「学校」からはだいぶ離れちゃったけど、辻村作品はいつもひたむきでまっすぐなあの頃を思い出してしまいます。

    0
    投稿日: 2014.08.27
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    感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201408/article_3.html

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    投稿日: 2014.08.18
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    2014.08.08読了。まだ読み切っていなかった、辻村作品。今度こそラストかな?(ホラー除く) 中高生たちを主人公にあてたthe 青春☆ストーリー。表題作『サクラ咲く』の他、『約束の場所、約束の時間』『世界で一番美しい宝石』の短編3作品。中高生の友情、恋、夢、コンプレックス。なんだか懐かしい感情で、すごくほっこり、温かい気持ちになります。時系列が違うので、それぞれの作品の登場人物が、他の作品で大人になって、当時の同級生と結婚したと思わせる描写があったりして、すごく好き。 クラスメイトって、響きがすごく、素敵ですね。

    0
    投稿日: 2014.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初の作品はちょっとあまりにもどこかで見たことのあるような設定で、辻村さんらしさを感じられませんでしたが、 二作目、特に三作目がとても良かったです。 二作目もテーマ的にはいかにもありそうなお話ではあるのだけれど、読んでいる本を通じて、誰かとつながるというのはやっぱりいいなあと思ってしまいます。図書カードに名前を書くということがなくなってしまった今の図書館はさみしいね。友達に自分が便利に使われているんじゃないかと思っているときに、その相手に注意したことがきっかけで距離が縮まるというエピソードも、世の中そうはうまくいかないのかもしれないけれど、こうだったらいいのになあと感じました。 三作目は、本好きな女の子が一度華やかな場所に立った後、挫折を味わいながらも、またそこに帰っていく過程に、年下の男の子たちのまっすぐなあこがれの気持ちがうまく作用していくところが良かったです。辻村さんお得意の、作品官のリンクも見事だし、ラストの決め台詞も気持ちよかった。本好きの若い子たちにぜひ読んでもらいたい。

    0
    投稿日: 2014.08.11
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    中高生が楽しめるライトノベルでしょうか? でも大人もなつかしい さわやかでまっすぐなあの時代 悩みをいっぱい抱えててひたむきなあの時代 苦しいけれど透明な彼らと共感して読みました 三篇の短編がちょこっとリンクしてて楽しい 《 忘れない 遠い日の歌 響きあい 》

    3
    投稿日: 2014.08.02
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    無駄なことなんてない。 そう思ったら本当にないはずだ。 1つ1つのこと、すべてに意味がある。 「きっと、無駄にはならない」

    0
    投稿日: 2014.08.01
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    2014年7月14日読了。 中高生達の期待や絶望や勇気、葛藤や友情が 沢山詰め込まれた短篇集。 短篇集と言っても、一つの作品の登場人物が 違う立場で他の作品に出てたりして、ちょっとだけ 未来を見られたりするのも面白いところです。 中学生が持つ、「自分へのコンプレックス」を、 他の誰かと関わり合うことで克服し、またそのことが 他の誰かの心を動かす事になると言うのは、読んでいて とても気持ちのいいものでした。 心温まる作品達です。

    0
    投稿日: 2014.07.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    未来のゲームを持っていた転校生と交友を深める陸上部の男の子。同じ部活の女子と三人で崖崩れに巻き込まれ、転校生は未来に帰る。二人は彼の病気が未来で治るよう誓う。 ②作目、表題。図書館の本の間に見つけたメモで文通を始める中2マチ。真面目で意見が言えない自分を変えていく。みなみと親友に奏人と恋人になれて、文通相手不登校の紙音とも通じ合えてハッピーエンド。 ③作目、マチ司書教諭。①作目の二人の息子が主人公。映画同好会にちょっとわけありの美人先輩を誘う。 それぞれがちょっとずつつながる話ってすき。

    0
    投稿日: 2014.07.10
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    約束の場所、約束の時間:未来のゲーム、陸上部、タイムスリップ サクラ咲く:図書室のしおり、意見を言えない性格 世界で一番美しい宝石:映画同好会、元演劇部の主役、幼い頃読んだ本、高校デビュー

    0
    投稿日: 2014.07.05
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    通勤電車のなかで泣いた(笑) 高校生のお話かーと思って、しばらく避けてたけど、ついに。 やっぱり辻村深月さんの作品だった。辻村作品はいつもかならず、綺麗だけど明るくなくて心地いい。

    0
    投稿日: 2014.07.01
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    少しずつそれぞれの話がリンクしてるところとか、本好きな人が出てくるところとか好き。 ただまあちょっと「表題作」はご都合主義というか、そんなにみんないい人?と疑いたくなるような。 マチにイライラするのは、私もマチと似た性格なのだからでしょう。 余談ですが本を読んでいると、「本が好きで学校の図書室によく行く」という人物が結構出てきます。 私も小さい頃から本は好きだったけど、私の周りでは「図書室に行く=暗い人」というイメージがあったので、小中高とあまり図書室に行った思い出はないんだよなあ。 なにをかっこつけていたのかと、後悔してます。 知的な文学青年と友達になれたかもしれないのにねえ。

    0
    投稿日: 2014.07.01
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    深化させながら、この場所に戻ってこれる辻村さんの感性は、やっぱり凄いなぁ。精一杯の色が鮮やかな中編三話。マチは辻村さんの分身だよね♪。

    0
    投稿日: 2014.06.27
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    すっごく良かった!最初の話と最後の話がつながってるのも良いし、ひとつひとつの台詞もすごくいいなあと思いました。図書室と小説がたくさん出てきて嬉しい!

    0
    投稿日: 2014.06.26
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    最初の二編は中学生。最後の一編は高校生の話です。 それぞれの時代の微妙な心の変化が丁寧に描かれていました。 3つの話に、ちょっとずつ登場人物がからんでいます。 最初と最後の絡み方は絶妙です。 学校の図書室がちょっと素敵な場所に思えてきます

    2
    投稿日: 2014.06.16
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    若い人むけってことでうまくいきすぎる感じはあったけどそれが逆に爽やかでよかった♪ お話が少しずつリンクしてるのも辻村さんっぽかったし。

    0
    投稿日: 2014.06.15
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    内容が中学生向け この作者特有の胸くそ悪くなるような人物は登場せずただただ綺麗事を並べているだけ 読みやすいが特に面白くない

    0
    投稿日: 2014.06.14
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    春の季節にふさわしい短編集。中・高と春は期待と同じくらい不安も大きい季節。新しい自分を見つけたい、成長したいと思う少女たちの微笑ましいこと。

    0
    投稿日: 2014.06.13
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    通勤中のモノレールの中で読ませて頂いたのですが、思わず涙ぐんでしまって少し焦りました。 リレーの結末と、告げ口の真実、それに加えて自作絵本の結末が予想通りだった点は残念でした。 その分評価にて1つ引かせて頂きました。 一つ一つが大切な学生時代を描いた作品です。 全部で3つの物語が有るのですが、全てが魅力的です。 個人的に大好きなのは2つ目の「サクラ咲く」です。 文中のマチの「見ててくれるよ。」っていう想いは何よりも心に響きました。 それから、3つ目の「世界で一番美しい宝石」で恐らく朋彦が言ったであろう「きっと、無駄にはならないよ。」にもうるっとくるものがありました。 新聞部部長のように黒い部分も、きっと自分は持っているけど。 少しずつで良いから、人の事を考えられるようになりたいです。 何はともあれ、素敵な1冊でした。

    5
    投稿日: 2014.06.12
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    辻村作品らしからぬ…というべきか。ダークさはなく、さわやかで希望に満ちてる感じ。こういう作風も好き。連作集になっていて、それぞれの主人公たちが最後ちゃんと登場してきて、ほっこりさせてくれるのは、さすがですね。

    0
    投稿日: 2014.06.08
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    辻村さんの作品にしては文章が軽くって分かりやすいなぁと思ったのが第一印象。 解説を読んで、若い読者へ送った一冊だと知り納得。 それでも、しっかりと響く所が一話一話にありすごい良かった。特に「世界で一番美しい宝石」を読んでる途中で、「あっ!」ってなった(笑) この感情は若い時でないと感じられないと思う。 昔の私に読ませたかった(笑)

    1
    投稿日: 2014.06.08
  • キラキラとまぶしいですな

    3編の中編が収められた本です。それぞれ、独立した作品と思った方がいいとおもいます。全話とおして恋愛話はほとんどなくて、中学~高校生の友情やら部活やらのちょっとした悩みがテーマです じぶんは、表題作を含む最初の二編はピンときませんでした。最初の作品はタイムスリップというギミックを使う作劇上の理由が無いです。二編目は単純に好みではありません。ただし、確かに話が良く出来ています。後付をみると、中学生向けの雑誌に連載されていたようですが、その年代の子達が読むには大変いいんじゃないでしょうか。三編目は割とお気に入りです。途中で結末が見えてしまいましたが、さわやかな話でした。

    1
    投稿日: 2014.06.04
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    迷いながら、悩みながら、少しずつ成長する中学生たち。みずみずしくて、懐かしくて、甘酸っぱく、苦しい。 私にも、こんな時代があったのだ。 辻村深月の短編集。三編すべてが同じ中学校を舞台に少しずつ繋がっている。このリンクが辻村深月らしくて、好きだ。 一編一編はじんわり温か。 特別な面白さとか、意外さはないけれど、辻村深月が書く10代の不安定さがいい。児童向けに書かれたとのことで、変なひねりもなく、素直な作品。 表題作の「サクラ咲く」は、図書館の本に挟んだメモで文通をする…貸し出しカードに書かれているあの人が文通相手?と、耳をすませば的などきどきがあり、懐かしい。また、メモを挟む本で、名著が出てくるので、色々と読みたくなってくる。 「世界で一番美しい宝石」では、『嵐が丘』のキャサリンを学校の演劇で演じたという少女が出てくる。少女と大人のキャサリンを見事に演じわけ…とさらっと書かれているが、『嵐が丘』は読んだことがあるので、あぁ、なるほど、あのヒステリックな、と。 やっぱり名著と言われる本は教養として読んでおくと、こうして活かせるのだなと実感。 少しサボりぎみだったけれど、読書の時間を増やしたいなと思えるような本だった。 ☆あらすじ☆ 塚原マチは本好きで気弱な中学一年生。ある日、 図書館で本をめくっていると一枚の便せんが落ち た。そこには『サクラチル』という文字が。一体 誰がこれを?やがて始まった顔の見えない相手との 便せん越しの交流は、二人の距離を近付けてい く。(「サクラ咲く」)輝きに満ちた喜びや、声にな らない叫びが織りなす青春のシーンをみずみずし く描き出す。表題作含む三編の傑作集。

    3
    投稿日: 2014.06.02
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    三つの短編の連鎖を味わい、そこに一つの気づきがあった。 人と人との繋がりを、常日頃は空間的に感じ、また考えている自分。それを煩わしく思い、避けている自分。 人の深みは、時間を超えてゆく繋がりの中で色濃くなるのかもしれない。 多くの人と関わることの深みは、時間の流れという樽の中で歳を経て醸し出されるものなのだろう。 意外かもしれないが、私はそれを、標題作で紙音がとうとう登校し、マチと顔を合わせた場面で感じた。悠との約束を守ろうとする朋彦と寄り添う美晴も確かに心あたたまるエピソードだったが。 ここからはネタバレ。 紙音が改めてマチを見た。ゆっくりと、目を細め「塚原さん」とマチの名前を呼ぶ。 「本当に、本当にありがとう。文通、すごく楽しかった」 楽しかった、という声が自分に向けられた途端、胸にわああっと熱いものがこみ上げる。 マチと同時に…電車の中で泣いた。この紙音の言葉、フレーズはごくごく普通で、そこに特別な力はないかもしれない。 でも紙音とマチは、本のページに挟んだメッセージを通じて、とても長い時間を積み重ねてきた。その時間があるからこそ、紙音の言葉が偽らざる感謝と親愛の情にあふれていることをマチは瞬時に全霊で受け取る。だから涙がこみ上げる。 マチとシンクロし、その時間を見つめてきた私の中にも、紙音のほぐれた心を感じた。 時間を超えた繋がり、ではなく、時を積み重ねてゆくことで深まる絆。生まれる絆。 辻村深月の作品からは、ほかの作品には見られない独自の価値観と視座からの人と人の繋がりを見せてもらうことが多い。そうしてそれが、自分にはとても合う。心地よく幸せになれる。 清く正しい青春小説という評価では、レビューは終われない。辻村作品で救われつつある魂が、ここにひとりいることを知ってほしい。 時は流れない。積み重なって人の絆に琥珀色の熟成をもたらしてくれる。 好きです。この本。

    0
    投稿日: 2014.05.28
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    一話目と三話目のつながり、気付いた時にウルッときました。。 特に三話目、私も小さい頃本ばかり読んでておばぁちゃんは心配してたな…笑 好きなことは人それぞれ。 この物語の登場人物たちは不安定さはあるけどしっかり成長してる。 青春ものってどうも苦手やけど、これは痛さと爽やかさがほどよく混ざり合ってて良かった。

    3
    投稿日: 2014.05.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    辻村さんらしい作品と言えばそんな気もします。理由はドラえもんが好きな辻村さんですから、タイムマシンの話とかウキウキしながら書いたかもしれない。それと、たぶん辻村さん自身も図書館や本そのものが大好きだと思うからです。 「スローハイツ〜」や「僕のメジャースプ―ン」を思い出したり、青春と言う意味では、「島は僕らと」を思い出しました。 私自身演劇部に所属していた時期もあって、自分を表現する楽しさや注目を浴びる快感、逆に期待に応えられるかのプレッシャーや他の役者と比べられることの悔しさなど、色々経験しました。 また、私も本が好きだし図書館も好きなので作品は好感が持てました。 自分の意見を言えずにいい子を演じてしまうマチ、しかし誰もが少なからず悩みを抱えていて、若い時期特有のい切なさも上手く描いています。 あえて辛口で言うなら、昔の辻村作品の方が好みではあります。最近、ミステリー要素が薄れ、少し物足りなく感じています。 (孤児的には前は★5つとかでしたが最近は★3つです)

    0
    投稿日: 2014.05.18
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    久しぶりの辻村さん。 少し子供向けの本だった。 けど、やっぱいいな、好きだな辻村さん。 文庫になったら見つけて買ってくる同僚のおかげで 私は余すことなく辻村さんの作品を読んでいける!笑

    0
    投稿日: 2014.05.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    約束の場所、約束の時間 サクラ咲く 世界で一番美しい宝石 連作短編集。 約束の場所、約束の時間は、ほんのりファンタジー。 サクラ咲く、は大人しい性格のマチが自分の意見をしっかり言えるようになるまで成長する過程を丁寧に描いている。 世界で一番美しい宝石、はスクールカーストにちょっと絡んだ話。学校はだれのもの?-目立つヤツ、いかにも青春を謳歌してるヤツらだけのものなのか、いやそうじゃないだろう、と。 中高生向けの内容だと思うけど、とてもいい本だった。

    0
    投稿日: 2014.05.13
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    短編のせいか、出版社のカラーのせいか、辻村深月らしいダークさはほとんど感じられない作品。 軽いテイストでさくっと読めるのは良いが、読み終わった後にそこまで何も残らないのが残念だった。 でも、短編の間で話がリンクしているのは好き。

    0
    投稿日: 2014.05.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    辻村さんの作品これで3作品目なのですが、じわじわ来ています。 今回の作品は中高生の心を切り取った作品で、図書館にの本に挟んだ栞で文通をする、本の表題にもなっているサクラ咲くは特に良かったです。 主人公が知らず知らずになりたい自分に成長していくところ、この自然な描写に驚かされました。

    0
    投稿日: 2014.05.06
  • 青春っていいな。

    辻村深月さんの本は初めて読んだのですが、3編とも読み終わったあと温かい気持ちになり、この主人公たちの先の話がもっと読みたいなと思う作品でした。また3つの話が無関係でなく、少しずつ繋がる場面が出てくるのも嬉しかったです。特に3つ目の話と最初の話の関連性が明らかになった時、なんだかジーンとしてしまいました。

    2
    投稿日: 2014.05.06
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    辻村深月は書かないことで読者に考えさせる話が多いんだけど、この本の3篇は少年少女向けということもあってかそういう感じではない。読み返しても心地よさは変わらない。ちょっと青臭さはあるけど、読んでいくうちにそれもまたいいかなと思えてくる。

    0
    投稿日: 2014.05.05
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    中学生、高校生の男女の心情を描いた“らしい”作品。 SF(すこしふしぎ)も含まれてるし、全3編に見える繋がりも。 解説であさのあつこさんも書かれているけど、10代のとき読みたかった。そして10代の人に読んでほしい。

    0
    投稿日: 2014.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一作品目と二作品目は設定が中学生のはずであったが、それしてはどうも大人び過ぎていた。中学生という多感な時期にしては考え方が始終一貫しており、どうも感情移入することができなかった。 三作目はその反省をいかしたのか、設定年齢が高校生となっており、精神年齢にようやく追い付いていた。また、一作品と二作品の登場人物がさりげなく登場しているのは、成長を感じさせてくれて良かった。

    0
    投稿日: 2014.05.03
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    桜の季節は既に終わり、街路樹は新緑に彩られ花水木の花も盛りです。学生の皆さんは新しい生活にも慣れたでしょうか。 若美谷中学、高校を舞台にくりひろげられる、三つのストーリー。それぞれ、少しづつ登場人物の関係が絡んでいます。表題作品”サクラ咲く”では、自分を強く主張することのできない塚原マチが、図書館の本にそっとはさまれたメッセージを偶然見つけるところから始まりす。 ”サクラチル” マチの読もうとする本に次々と見つかるメッセージを残す人物は誰なのか。なぞを追いかけながら、自分自身を次第に主張していくマチの変化、揺れ動く気持ちが伝わります。エンドは”よろこびの歌”のような・・・ ”世界で一番美しい宝石”で描かれた、”図書館の君”立花亜麻里も、映画同好会の武宮一平も、平凡でも非凡でもいい、自分の位置を確かめたい想いが、切なく、静かだが強く表現されています。 「学校は誰のものだ。俺たち皆のものだ」 10代の頃、自分を壊してしまうほどの激しい不安が我々にもありました。内面が剥き出しになり、回りとの関係に大きな痛みもたくさん経験しましたね。 若い、清々しい春風のような小説でした。

    13
    投稿日: 2014.05.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いや〜、青春ですね〜。総論としては、あとがきの「十代だからこそ開くサクラが美しいではないか」につきます。そのような初期の辻村作品群に似た雰囲気が漂っていたので、本作はのっけから超惹き込まれました。 その核にあるのは、仲間と一緒に何かを成し遂げたり、課題や問題を解決しようとする姿。「冷たい校舎の~」「名前探しの~」にその辺が共通するな~と思います。 それとは別に、個人的に本作に惹き込まれたきっかけは「ドラゴンクラウン9」。以前から「今のPS4のゲームを小中学生の自分が見たらどう思うんだろう?」と思っていたのですが、まさにそのエピソードが小説で登場する訳です。これに興味を示さずにいられるわけがありません。 そうしたきっかけで夢中にさせられた本作は、とてもとても楽しめました。 本作は連作短編3作が納められていますが、それらに通じて感じられたのは、紡ぐ/ツナグ、という要素でしょうか。「約束の場所、約束の時間」ではリレーで前走者がアクシデントに巻き込まれながらも、バトンを受け取った朋彦が懸命に挽回するシーン。過去つまずいても未来につないで修正できるという隠喩なのかな?と。 「サクラ咲く」では図書館の本にテガミを挟み、誰か分からない相手とメッセージを紡いで行く。マチの“文通”相手は誰なんだろう?と推理するのが楽しいミステリでもありました。 そして「世界で〜」。あの人物がとある出来事をきっかけに人生の目標を定め、それに向けて死に物狂いの努力をして目標を達成したのは、「約束の〜」のリレーに通じるところがあるかな、と。(結果、パラドックス的な状況が発生しちゃいますが…その辺はスルーで。フィクションなんだし。) 紡ぐ/ツナグ要素とは別に、「世界で〜」では「表現の自由」を主張する側である作者の、自分なりのポリシーをかいま見たような気もします。報道と小説では、その立場が大きく違うので当然かもしれませんが「なぜあなたは文章を紡ぐのか」という問いに対しての解答がここに込められていた…と読み取りました。 本作は登場人物達がとても魅力的でもあったので、いずれ他の作品にゲスト出点したり「その後」の話などを期待したいところ。辻村先生ならきっとやってくれるはず、と勝手に思い込んで気長に待つことにします。

    3
    投稿日: 2014.04.27
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    中高生が主人公の3つの中編集。それぞれ微妙につながっている。どのお話も良かった。満足。 みんなそれぞれ悩みを抱えているけれど、キラキラしている。眩しいし、羨ましい。。もう戻りたくても戻れない学生時代を懐かしく思い出した。

    2
    投稿日: 2014.04.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    中学生向けに書かれた短編ですな。 解説にやられた。。。 と、 詳しくはブログで書いて行きます。 世界で1番美しい宝石が好き!

    0
    投稿日: 2014.04.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    辻村深月さんの作品はどこか暗い部分も出て来て、時々そこから抜け出せなくなるから最近は新生活が始まったこともあり読んでいませんでした。しかし、タイトルと表紙から始まりやきらきらした輝きのようなものを感じて手に取りました。今までの作品と違って青春って感じが特に強かったです。これは『桐島、部活辞めるってよ』を読んだ時も感じたような気がします。あとがきであさのあつこさんも言ってましたが、いいなーって思いました。もう戻れないし、戻ったら戻ったで勉強とか友達関係とか恋愛に悩むだろうけど、それでも良いなーって思います。なんでだろう。一生懸命だったからかなぁ。素直だったからかなぁ。あの時は取り戻せないけど今が1番と思えるように! 本好きにはうれしい話でした。

    0
    投稿日: 2014.04.22
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    短篇集 表題のサクラ咲くは主人公マチの成長を一年通して語られる 読んでいてスッキリするさわやかな作品 少しだけつながっている作品は辻村深月らしい

    0
    投稿日: 2014.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    引っ込み思案で弱い自分が嫌いな女の子が、 見知らぬ誰かとの文通を通じて徐々に変わっていく… その変化がまわりにもプラスの変化をもたらしていく… 多感な女子中学生の変化する心情をリアルに描いた、 キラキラ青春小説です!

    0
    投稿日: 2014.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    辻村さんの児童向け?小説.3つの短編が入っていてそれぞれ少しずつリンクしているのは変わらず、お話の内容が少しさわやか成分多めというか.学校という狭い世界の中で多少なりとも誰もが感じたことのあるような不安や悩みに寄り添うようなお話だった. 一番好きなのは「サクラ咲く」で、引っ込み思案のマチが、相手もわからない本の中だけの文通に勇気をもらいながら、少しずつ自分や世界の見え方を変えていく様がとてもよかった.出会うクラスメイトもいい子たちなんだよな.誤解したり少しだけ疑ったりしながら、でも徐々に近づいていって相手を知った上で生まれる友情は本物. 最初の「約束の場所、約束の時間」の主人公が「世界一美しい宝石」で約束を果たすのは、さすが辻村さん!と思った.約束というか決意のような.あの頃の自分が心に決めたことを果たす、姿を見せてくれるのがとても良かった.

    0
    投稿日: 2014.04.20
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    ★3.5 図書館の本で姿の見えない相手とやりとりする。 誰か知りたい気持ちと、誰だがわからないから素直に話せるというということが、スリルと安心をもたらすんだろうと思う。 大人になると、自分が付き合って行く人をあるていど選ぶことができる。 付き合っていく人数も多分自分次第。 そう思うと、少なからず学校という箱の中で人と関わっていかなければならない学生時代は、人生で自分と向き合う時間なのかも。

    0
    投稿日: 2014.04.18
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    読んでいて胸に甘酸っぱい想いがこみ上げてくるような、そんな連作短編集でした。 テストの手応えが良かったのに「そんなにできなかった」と答えて自己嫌悪に陥ったり、誰と誰が付き合っているなんて噂話の部分も、あるある、なんて思いながら読んだ。 自分にもこんな時代があったんだなと、もう二度と戻らない時間のことを懐かしく思い出すことができた。

    3
    投稿日: 2014.04.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    胸キュン!です。 転校してきた「地味な子」が、実は喘息の治療のため100年先の未来から現代へきた。 図書館で借りた本のあいだから さみしそうな手紙…それから図書館文通が始まる。  映画同好会を「部」にするにわ!! 先輩が探している絵本を探し出すしかない! どれもとっても胸キュンでした。 泰人君がカッコ良かった。

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    投稿日: 2014.04.17