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新装版 銀行総務特命
新装版 銀行総務特命
池井戸潤/講談社
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総合評価

189件)
3.5
17
69
78
12
0
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    短編シリーズもの。 短編にするにはもったいないくらいのお話でした。それぞれのお話の後半の展開の速さ、とても潔いです。 私の全く知らない世界の話で、お話に引き込まれていきます。

    0
    投稿日: 2014.10.13
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    裏表紙に「腐敗した組織が、ある罠を用意しているとも知らずに」と書いてあったので、それはそれは大きな罠を期待していたのだが、実際はそんなことか、という感じだった。他の池井戸作品の方がもっと悪が手強かったので、今回は物足りなかった。指宿のキャラが薄かったのも残念。 短編のそれぞれがジャンル(傷害、誘拐、銀行系、官能)が違った点では、読み応えがあった。 あとは、女性が比較的多くでてきたところが、他の池井戸作品との差。

    0
    投稿日: 2014.10.11
  • イメージを膨らませる結末

    読み始めてすぐに、ドラマと登場人物が違うことに気づきますが、もちろん原作本なのでストーリーはドラマとほぼ同様です。 他の方もレビューしていますが、各話のエンディングはドラマほど明確ではなく、読書の想像にお任せするような構成です。その分余韻を残しており、自分はしっかりと楽しめました。 やはり本作は登場人物、特に唐木の俗人的な様子が垣間見れるところがいいと思います。

    0
    投稿日: 2014.10.04
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    銀行をテーマにした短編集。それぞれの作品が色々な面からスポットを当てて書かれているので、読み手としては飽きずに楽しめる所も。ただ、短編という制限のせいか、もう少し顛末が続いていたらと残念に感じる。その辺は、読者の想像を掻き立てる一つになるのだろうが、やはり気になる事には間違いなし。

    0
    投稿日: 2014.09.15
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    短編集かぁ、残念。と思いながらも、あっという間に読めた。 銀行という題材は、言葉がわかりづらく、結局ちゃんと理解できていないだろうが、ミステリーとしては面白かったと思う。 ただ、刑事ものっぽいとこもあり、だったら刑事もの小説等のシンプルなものの方が、読みごたえはあったかも。

    0
    投稿日: 2014.09.12
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    指宿いぶすき 産業道路 鏑木 藤枝 糀谷電業 根津 小幡こばた 唐木 ネジ 蟹江 ガソリン 軽井沢 東大井町 東急東横線 自由が丘 大倉山 稟議書 武蔵小杉の居酒屋 宮前平から10分の高級マンション 唐木玲 旗の台 ペイオフ テニス部主将 材木屋問屋 満期 栄転 左遷 お局様 ストーカー ピッキング 桜餅 苺 総務部特令課 人事部 融資が焦げ付く

    0
    投稿日: 2014.08.24
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    短編集。 おもしろかった。 池井戸の特徴?物語の結末が「見えかけた」ところで描写が終了する。 どちらかと言うとスカッとする瞬間まで描いてくれと思うけど、そこは読者でご自由にということなのかな。 【追記】 間違えてまた買ってしまった。笑 二度目だったけど、面白かった。 最後のどんでん返し、黒沢洋史が実は味方だったという場面にはまた騙されたし、スカッとした。 指宿かっこいいな〜。唐木のことを一人のビジネスパートナーとみなしてくれてるところや、部署がなくなってしまったときは彼女を引っ張ってくれと頼んでおくところ。鏑木の指宿に対する評価からも、指宿の人柄がうかがえる。 真実を追究すること、信念を貫くこと、大事だよなあ。

    0
    投稿日: 2014.08.17
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    池井戸さんの初期の作品。 帝都銀行内の不祥事処理を任された総務部特命担当者の指宿修平。 情報漏えい、パワハラ、誘拐、ストーカー、ペイオフなど8つの短編が並んでおり、事件の調査と解決に向けて奔走する指宿の姿が描かれる。 実際の銀行でもこういった事件は起こりうるのかと、つい現実と重ねあわせたくなる。悪意に満ちた人々の割合が多すぎやしない?それをつぎつぎに見せつけられて、少々うんざりする。もちろん、小説だからと割り切れずに、そんな感想を持ってしまう自分の甘さにもがっかりする部分もある。 コナン君の周りで毎週起こる殺人事件の多さには、少々ツッコミを入れつつも、違和感を感じずに見ることができるのに・・・。 その上、調査の過程に時間を割いていて、水戸黄門の殺陣と説法のような相手を懲らしめ大団円に至るシーンが控えめで、いつものスカッとした爽快さを味わうことはあまり期待できない。 日頃、光明が差す瞬間を描いたシーンに涙したり、余韻を楽しんだりすることも好きなんだけど、今回はその先まで読みたいなあと思った。 池井戸さんも今の筆致に至るまで、あれこれ試してきたということなのかも。もちろん、こちらの雰囲気を好む読者さんもいることと思われます。 ただ、最終話で指宿の部下である唐木(←花咲舞を思い出させるなかなか気の強い女性)が、以前関わりのあった老婆が直面する問題を、今までの経験と目の前にある出来事に対する洞察力で解決へと導くストーリーは、私好みでありました。 いま、ふと思ったののだけど、独特な行内の慣行や業務など地の文の難しさがあって、スルスルと読むことができなかったのは、読み手である自分に知識が足りなかったからかもしれない。 ということは、この業界に見識のある人にとっては、より面白いのかもしれません。 池井戸作品において、ターニングポイントになったといわれる『シャイロックの子どもたち』をもう一度読んでみようかな・・・。 さらに、味わい深く読むことができるかもしれない。

    9
    投稿日: 2014.08.15
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    ドラマ「花咲舞が黙ってない」の原作の一つで、8つの短編集。総務部特命の指宿と、鏑木・唐木が銀行内部の闇を追う。 「煉瓦のよう」は執行役員である田島が金融子会社時代の取引で融資した金が倒産会社へ裏金として回っていたことから始まる。しかし田島はそんな性格ではない。指宿はどう行動を起こすかーー 唐木も「特命対特命」や「ペイオフの罠」で活躍。「ペイオフの罠」は唐木の細かい部分を見逃さない洞察力で勝利に導いているところが見もの。

    0
    投稿日: 2014.08.11
  • 極めてシリアス

    ドラマ「花咲舞が黙ってない」の原作本。同じ原作本の「不祥事」に比べて、極めてシリアス。8話の短編からなるが、どれもハラハラさせられるサスペンス。かつ非常にリアル。池井戸さんは7年間の銀行勤務の経験を存分に発揮されている。つくづく銀行家って大変だなあと感じた。

    2
    投稿日: 2014.07.17
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    ドラマの原作となったお話。でも、花咲舞はでてこないので、ちょっと半沢直樹より?笑 どれも短編集で読みやすいです。

    0
    投稿日: 2014.07.11
  • いつもとはちょっと違う感じの短編集

    短編8作品。いつもの?池井戸作品とは微妙にテイストが違う感じで、他の作品に比べるとイマイチか。 終わり方がもうちょっと最後まではっきりした方がスッキリするかなー、的なものもありましたが、わざとなのかな?

    0
    投稿日: 2014.07.06
  • 花咲舞ではなく、ハードでクールな短篇集

    結末まで見せない手法、推理をかき立てられる展開。ドラマを見てから読み始めたら、話は使われていますが、雰囲気が違いました。

    0
    投稿日: 2014.06.30
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    短編集なのでひとつのエピソードが短い。それなのにこの枚数に籠められている想いが凄い。 登場人物それぞれの心のうちは描かれないのに、仕草、台詞ひとつで読み手に類推させる。そして、最後まで書ききらないことによる、敢えて、の部分の余韻―― 長編も好きですが、これはまた格別な一冊だと思いました。 過不足のない描写が秀逸です。

    0
    投稿日: 2014.06.25
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    ドラマ「花咲舞が黙ってない」の原作。 この作品には舞などは登場しないが、ドラマに使われたネタが登場する。 短編で読みやすい。

    0
    投稿日: 2014.06.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    池井戸潤による銀行総務部で不祥事などを特命で調査する指宿たちの活躍を描く連作短編集。 指宿という人物、まるで真保裕一の作品の主人公のようにある意味ストイックで自分の信念を曲げない。それが端的に表れているのが「特命対特命」ではないだろうか。指宿をつぶそうとする人事部特命に対し、その裏にある真実を追い求める指宿。結末は短編だけにややご都合主義的なところはあるが、はらはらさせる展開にも動じない(ように見える)指宿がかっこいい。 本作は短編集らしく、「エッ?ここで終わっちゃうの?」という場面も多く、その後どうなったかは読者の想像に任せられている。この辺りの割り切りの良さはミステリーテイスト溢れる物語と相まって、非常によい効果を出している。 仕事上のパートナーとして、徐々にうち解けあってきているように見える指宿と唐木女史が今後どうなっていくのか、続編を期待するのは自分だけではないのではなかろうか。

    0
    投稿日: 2014.06.10
  • 池井戸潤による銀行総務部で不祥事などを特命で調査する指宿たちの活躍を描く連作短編集

    指宿という人物、まるで真保裕一の作品の主人公のようにある意味ストイックで自分の信念を曲げない。それが端的に表れているのが「特命対特命」ではないだろうか。指宿をつぶそうとする人事部特命に対し、その裏にある真実を追い求める指宿。結末は短編だけにややご都合主義的なところはあるが、はらはらさせる展開にも動じない(ように見える)指宿がかっこいい。 本作は短編集らしく、「エッ?ここで終わっちゃうの?」という場面も多く、その後どうなったかは読者の想像に任せられている。この辺りの割り切りの良さはミステリーテイスト溢れる物語と相まって、非常によい効果を出している。 仕事上のパートナーとして、徐々にうち解けあってきているように見える指宿と唐木女史が今後どうなっていくのか、続編を期待するのは自分だけではないのではなかろうか。

    1
    投稿日: 2014.06.10
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    8話の短編集。 指宿調査役と唐木怜のコンビで、 銀行内外の問題を解決して行く。 今回の数話について、最終的な 結末を敢えて書き残し、読者に 考えさせていると思われる。 常に、冷静な指宿調査役のよう に、なれれば。

    0
    投稿日: 2014.06.09
  • エピソードはおもしろい

    比較的短いエピソード集で,同時期にでている「不祥事」と同じ系統です.個々のエピソードはなかなか面白かったので,4つ星としました.しかし,最後まで読んでも主人公の指宿がどんな人物なのか,イメージがつかみきれません.半沢とは違い,周りとの個人的なつながりが出てこないからなんでしょうね. 私は個人的には「不祥事」の方が好きです.

    2
    投稿日: 2014.06.09
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    短編集ならではの読みやすさに加え、ちゃんと読み応えがありました。余韻と余白が絶妙で、つい続編とか期待しちゃいますね。

    0
    投稿日: 2014.06.07
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    20140607 テンポが良いのでどんどん読める。各編とも趣向が違って面白い。ただ銀行員には悪い人ばかりいるように思われないか心配。

    0
    投稿日: 2014.06.07
  • 2話目だけでも読んでほしい。

    同じ短編連作でも、次の短編で前の事件の結末を描く「不祥事」より、”想像にお任せします”なスタンスのこちらの方が余韻があって好き。「不祥事」的な勧善懲悪ではないものの、期待を裏切らない明快さです。 特に2話目の「煉瓦のよう」のラストは、短編ながらに重厚感と静けさと、語られないながらも想像できる先の鳴動に、胸が高鳴ります、物語の始まり的な意味で。(始まらないけど。いや始まらないからこそ心臓をぎゅっと掴まれるのやも。) あと何より、あんまり本心的な部分が語られず、指宿さんラブな鏑木くんから伝聞的に語られる主人公指宿さんが素敵です。物語の仕掛け的に二転三転する時も、指宿さんは冷静で読者がハラハラ、みたいな。きっと、ハードボイルドで多分熱い想いを胸に秘めてると想像。

    10
    投稿日: 2014.06.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    池井戸潤の銀行の話はもう飽きた笑。 結局お役所仕事なんだなあ、銀行って。絶対勤めたくない業種トップ3に入るな。

    0
    投稿日: 2014.05.21
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    ドラマ化されるということで、購入。オチは分かったけど、それを読者に想像させる結末が多く、個人的には消化不良。また、ドラマのテンションと違いすぎるため、そこもうーん…といつまたところ。でも、一話完結で、読みやすく、あっという間に読了できた一冊。

    0
    投稿日: 2014.05.19
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    短編集でいろいろな題材の話が入っていてさくっと読める。 ミステリーの要素も楽しめるし、銀行の内部での出世や保身のための駆け引きも面白い。 題材だけでなく、話の中心人物も1話ごとに変わってくるので、そういう描き方も面白いと思った。 フィクションだけど、生の銀行の裏側もこんな風にどろどろしてるのかな、と思うと恐ろしい。 ただ、本の中に出てくる女性の描き方が好きではない。一般職の女性だけでなく、総合職のキャリアウーマンでさえも、男の欲望に振り回されてるので、結局仕事ができようができまいがそんなの関係ないのね、という残念な気持ちになった。

    0
    投稿日: 2014.05.19
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    面白かったし、考えさせられた一冊。 ただ、池井戸さんの本ということで、最後にガツンと言うシーンを楽しみに読んだところがあるので、その後が書かれなかった点が残念。

    0
    投稿日: 2014.05.17
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    半沢直樹同様、銀行を舞台にした短編小説。 連作ではなく、それぞれが独立した短編で、様々な不正や事件を総務特命の指宿修平が明らかにしていくさまが描かれている。 どんでん返しがあるというわけではなく、わりと淡々としていて、ラストもまた余韻を残す終わり方なので、少々物足りなさを感じるけれど、そこが逆にリアルではある。が、あまり印象に残らないのが残念なところ。 それにしても銀行って権力と不正の温床だなぁ、とあらためて感じる。それに目をつぶることが出世の道だったりすることが、あながちフィクションともいいきれないあたりがなんとも…。

    0
    投稿日: 2014.05.11
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    ドラマ「花咲舞〜」の原作。ちょっとしたミステリ風。連作短編で読みやすい。サクッと読むのにピッタリ、かつ面白い。

    0
    投稿日: 2014.05.07
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    ミステリー性の高さは驚く。特に、指宿に肩入れしていると最後には主役ですら出てこない。。この裏切感も悪くない。

    0
    投稿日: 2014.05.06
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    読書時間 4時間30分(読書日数 14日) 「半沢直樹シリーズ」でもお馴染みになった筆者の短編集。今春のドラマの原作本のようである。 「総務部特命」という特殊な部署の目からみた、銀行の悪しき体質や人間模様が描かれており、その「不正体質」に対して真っ向から立ち向かっていく「特命」のメンバーの「潔い正義感」によって真実を解明していく痛快な感じが、読んでいて引き込まれる感じだった。 短編だったので読みやすかったりもしたし、オチが結構考えさせられるもの(あえて、ここまでしか書いていない感じ?)になっているのもまた、新鮮な感じだった。 長編にはない魅力があり、「与えられた仕事を全うにこなす大切さ」といった、ビジネスマンとして至極当然なことを改めて考えさせられた。

    0
    投稿日: 2014.04.29
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    半沢直樹、花咲舞みたく、悪を一刀両断する爽快さに欠けるものの、指宿の実直に事件と対峙する姿勢が好感を持てました。お金が人の信義性を歪めてしまう恐ろしさを感じずにはいられませんでした。

    0
    投稿日: 2014.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ドラマ化されるということで、手にとった。今までに読んだ池井戸さんの本とは違って、最後は読者に委ねるような形でちょっと物足りなさはあったけどそれはそれでいいかなと思えてきました。「不祥事」も読みたいと思います! ドラマ2話まで見ましたが、この本には花咲舞という人は出てこなくて、まだ原作読んだって感じはなかったです。

    0
    投稿日: 2014.04.26
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    視点はいい、題材もいい。短編ならではの鋭さもある。だからこそ、結論までしっかりと知りたいと思ってしまったし、長編で読みたいと思ってしまう。また、池井戸作品の長編にある、二転三転する大どんでん返しも期待してしまう。 指宿と唐木のキャラは魅力的。

    1
    投稿日: 2014.04.24
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    「倍返しだー!」以来、池井戸さんの銀行モノにはまりました。 銀行内のからくりや隠ぺい、保身に走る上司…と、 困ったさんだらけの中で、指宿と唐木が奮闘します。 短編なので、各事件の解決が早くてすいすい読めました。 中でも、人事部と総務部の特命が対決する、 「特命対特命」は、ドキドキでした!

    0
    投稿日: 2014.04.11
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    花咲舞の続編かーと思って読んでいたら花咲舞は登場せず… あれ?ドラマだとどう仕立てるんだろう? まぁそれは置いといて、銀行を舞台にして銀行の不祥事…ばかりではないんですが、それを取り扱うと言う点では不祥事と大きくは変わらず。 最後の方の結論をぼかしているのがね、何ともスッキリしないところではありますがコレはコレでありかなと。

    0
    投稿日: 2014.04.11
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    いくつかの短編が集まってひとつのストーリーになっている連作短編集という形。 銀行内部を書かせたら随一じゃないかと思う。 専門用語が分からなくてもスイスイ読み進めることができる。面白い。 ドラマが楽しみです。

    0
    投稿日: 2014.04.10
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    全8タイトル(第1話「漏洩」・第2話「煉瓦のよう」 第3話「官能銀行」・第4話「灰の数だけ」・第5話「ストーカー」 第6話「特命対特命」・第7話「遅延稟議」・第8話「ペイオフの罠」) からなる銀行を舞台とした短編集。特命担当の指宿修平が 中心になった銀行にまつわる不祥事を解決したりするんですが、 短編物なので話自体面白そうなものもあれ?ってところで ささっと終わっちゃいます。なんかもったいない感じもしました。 個人的には「特命対特命」が面白かったのですが、やっぱり 池井戸さんの長編物になれてるせいか少し物足りなかった・・・。 逆に言えばサクッと池井戸さんの作品が楽しめる作品ともいえます。

    0
    投稿日: 2014.04.07
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    「不祥事」に続くTVドラマの原作。 手間かかって読んだ。 不祥事の方が、断然に面白い。 何故だ?似てるストーリーだから?最後のオチがスッキリしないからか? 比べてしまう〜 後は、TVドラマを楽しみにしてます。 '14.04.05読書完了

    0
    投稿日: 2014.04.05
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    銀行の総務課特命担当が 銀行に巣食う悪事をバッサバッサと切っていく短編集だが、 やや盛り上がりに欠けるかなあ。 特命の「対決」シーンが見たいのに、 謎が解けるとそこはうやむやのまま終わってしまう。 面白いか面白くないかで言ったら、面白いんだけど、 似た設定の『不祥事』の方が面白かった気がする。 そこでは主人公2人のキャラがもっと立っていたので、 ブラッシュアップされたということだろうか。

    0
    投稿日: 2014.04.03
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    連作短編集。中でも「特命対特命」「ペイオフの罠」が良。銀行のあらゆる問題を堪能できる小説。主人公指宿とその相棒の関係をもっと描いて欲しかったと感じたのは私だけではないはず。

    0
    投稿日: 2014.04.03
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    やっぱり銀行モノって面白い!さすが元行員だけあってリアルな感じです。わたしも元行員なので、半沢シリーズしかり、池井戸さんの描くあの独特な世界には懐かしさを感じます。でもあんなに悪い人ばかりじゃないです!笑 でもやっぱり半沢シリーズと比べちゃうとちょっと…だし、個人的にあまり短編が好きじゃないのと、敢えて最後まで描かず終わり〜って感じもちょっと寂しかったから。。

    0
    投稿日: 2014.03.30
  • 特命

    ドラマの原作と書かれていたので読んでみました。 他のシリーズと合わせ技で原作になっているみたい。 こちらも銀行内の不祥事を解決する特命部署の活躍のお話。 スカッとするというよりは任務遂行をハラハラドキドキ読むという感じでしょうか。 どのようにドラマ原作として使われるのかも興味津々ですね。

    6
    投稿日: 2014.03.29
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    池井戸潤作の銀行もの。10年以上前の作品でありながら、ドラマ化が絡み、新装版の文庫版で登場。 一つ一つのストーリーは短いため、ちょっと物足りない感じもあったが、次々出てくる不祥事に総務特命担当者が挑んでいく様が面白い。ただ毎日こんなだったら精神力がもたなさそう…実際の銀行ではどうなのか⁉︎

    0
    投稿日: 2014.03.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    杏主演ドラマの原作ということで手に取ったが、前半は指宿調査役メインだった。 このストーリーがどう映像化されるか楽しみ。 でも短編集というか・・・。 1話1話が短いから半沢直樹ほどの爽快感は味わえず、そこが残念。 --- 帝都銀行で唯一、行内の不祥事処理を任された指宿修平。顧客名簿流出、現役行員のAV出演疑惑、幹部の裏金づくり……スキャンダルに事欠かない伏魔殿(メガバンク)を指宿は奔走する。腐敗した組織が、ある罠を用意しているとも知らずに--「総務特命担当者」の運命はいかに!? 意外な仕掛けに唸らされる傑作ミステリー。

    0
    投稿日: 2014.03.27
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    4月からの新ドラマ「花咲舞が黙ってない」の原作の1つですが、こちらには花咲舞は出てきません。唐木さんが花咲舞になるのかな? 個人的にはもう1つの原作「不祥事」の方が面白い。

    0
    投稿日: 2014.03.21
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    相変わらず痛快でリアル。そして何より登場人物のキャラクターがいきいきしている。ドラマでは指宿の役が全て花咲舞に置き換わってしまうのであろうか。それは少しもったいない気がする。

    0
    投稿日: 2014.03.20
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    「不祥事」と同時に読破。基本的には同じような路線やけど、こっちの方がシリアスな感じがする。 それと、結末が曖昧なまま終わるのはちょっとな。スカッと成敗して終わって欲しいな。

    0
    投稿日: 2014.03.08
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    池井戸ワールドにドップリ浸かれた八話からなる短編集 銀行内部の特命を請けた指宿と彼を取り巻く銀行という組織、人事、政治力、それに事件などが絡み合って息を付く暇も与えないあたりは流石 読後結論を読者に委ねるあたりも憎い演出かな

    0
    投稿日: 2014.03.03
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    帝都銀行で唯一、行内の不祥事処理を任された指宿修平。顧客名簿流出、現役行員のAV出演疑惑、幹部の裏金づくり…スキャンダルに事欠かない伏魔殿を指宿は奔走する。腐敗した組織が、ある罠を用意しているとも知らずに- 「総務特命担当者」の延命はいかに!?意外な仕掛けに唸らされる傑作ミステリー。

    0
    投稿日: 2014.03.01
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    半沢直樹でブレイクした池井戸さんの初期の作品。銀行内部の不正を暴いていくのは半沢に近いけど本作は総務特命という不正を客観的に調査する部門の話。なので不正の当事者として巻き込まれていく半沢と違い淡々と業務として調査していくストーリーはかなりハードボイルドなトーンで警察小説に近い。ドラマ化されるらしいがとてもTV向きの作品だと思った。

    0
    投稿日: 2014.02.28
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    銀行を巡る様々な不祥事と、それに立ち向かう総務特命を描く。刑事ものに似てるが、独特の視点から見事秘密を暴く。

    0
    投稿日: 2014.02.22
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    帝都銀行で行内の不祥事処理を任されている総務部特命担当のお話。 短編集なのと、オチのところがしりすぼみになっている分肩透かしを喰らうような読後感…。 あんまり登場人物にも感情移入できなかった…。

    0
    投稿日: 2014.02.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    銀行の中は伏魔殿だ。どうしてこう内向きで、保身に走るのだろうか?しがみつくほど楽園なのだろうか?カネをメシの種にすると、カネに執着してしまうのか?綺麗事を言う青二才ではもうないが、銀行員にならなくて良かった。良心人としての良心を大切にしたい。 ・人として許されない行動ってのはあると思うんです。 ・指宿調査役にとって保身は二の次なんです。

    0
    投稿日: 2014.02.11
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    実はこれが私の 池井戸作品のお初 o(*^O^*)oでしたので星4つ~! 結論からいうと 最初に読んだキャラだからか? 指宿が今でも一番好きかもしれん ウン♪ この本は銀行モノの短編集です 当時半沢直樹が すごく話題になっていたにも拘らず TVドラマは見ていなかったし 半沢の原作者が池井戸潤とも知らず・・ 単に本屋で平積みになっていたので 手に取ってみた ・・という 典型的な本屋の思うツボ オウフ (-_-; でもさすがに 読んでいる途中で 銀行モノだし これはもしや今をときめく (半沢直樹)・・アレなのか?? とは思いましたとさ まだ半沢の原作は読んでいないのですが 指宿はシブくていいね!

    0
    投稿日: 2014.01.25
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    年明け1発目は読みやすいものから。ま、こんなもんでしょう。 今年は評価を辛めにしてメリハリをつけようかと思っています。あくまで主観ですが。

    0
    投稿日: 2014.01.07
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    冷静沈着で頭が切れる。社内に敵視されることも多いが副社長の信頼があつい指宿修平。 ありがちといえばありがちな設定だけど、とても面白くて一気に読み終えました。

    3
    投稿日: 2013.12.31
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    帝都銀行という銀行を舞台にした8話からなる短編集。その銀行で不祥事担当の特命を受けている指宿修平が主人公。 作者の池井戸さんは元銀行員。元銀行員ならではの視点で銀行の内部事情がいろいろ取り上げられていて面白かったです。

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    投稿日: 2013.12.19
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    さすが、池井戸潤。 銀行の不祥事処理を任された指宿修平が主人公。 組織の闇、銀行の闇、 そこから生じる事件やスキャンダルとたたかう姿は痛快。 エンターテイメントとしてよいです。 “「最初に融資の話が出たとき、貸す、と課長が約束してしまったらしいんです」それか-。稟議の承認前に、融資を約束することを「融資予約」という。銀行員にとって絶対的な禁止事項のひとつである。”

    0
    投稿日: 2013.12.11
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    帝都銀行総務部で特命担当の指宿は、 銀行内に潜む獅子身中の虫達の駆除にあたる。 種々のスキャンダルを解決していく短編集。 主人公である指宿のキャラがいまひとつ立っていないのが残念。 半沢直樹と比べてしまうのは致し方ないが、 気軽に読め、楽しめる小説であるのは間違いない。

    0
    投稿日: 2013.12.05
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    主人公の名は、指宿修平。銀行総務部所属、彼の仕事内容は行内の不祥事処理を担う総務特命という仕事。この指宿の携わる仕事によって、銀行内ならではの独特な雰囲気、事件事故、人間関係などが、フィクションの小説とはいえ、垣間見えてくる。指宿修平をサポートする部下として、鏑木和馬、そして鏑木からバトンタッチして唐木怜が活躍。とりわけ、唐木怜は、惹かれてしまうキャラクター。 半沢直毅シリーズと同様に、シリーズ化されたら面白い作品・・・と思うのが、私だけか?

    0
    投稿日: 2013.11.30
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    銀行のお目付け役、特命担当に席を置く指宿を主役に銀行を取り巻く様々なトラブルを描く。銀行の冷酷さやや温かみも所詮は所属する人間の想い次第と感じる。出世を強く意識するあまりの汚職も生々しい。バンカーは過酷な商売なんですね。 最後のお話のみ唐木女史が主人公。 指宿や唐木の印象がうすい。もっと人間性を描いて欲しかった。

    2
    投稿日: 2013.11.24
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    「俗に、企業は三種類の決算書を作ると言われる。税務署用、取引先用、そして銀行用だ。」 帝都銀行社内での不祥事を描いた短編8編。特命チームの指宿と唐木は組織の壁にぶつかり、派閥争いに巻き込まれながらも追及の手を緩めない。最近はコンプライアンスチェックが厳しい社会となりましたが、不祥事はなかなか無くなりませんねえ。やはり切った張ったの世界で生きるサラリーマンは大変です。はい。 投げたらあかん!投げたらそれで終わりや! 会社員は正直に頑張りましょう。 それにしても池井戸さんのように才能のある人はいいね!

    0
    投稿日: 2013.11.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かったです!短編なので、えっ?ここで終わり~!?というような感じもありますが、サクサクと読んでしまいました。 ただ、ラストの一編は、胸に痛いです・・・人の善意や好意につけ込むような奴は、本当に赦せません・・・(T へT)

    0
    投稿日: 2013.10.26
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    半沢直樹から著者を知りました。 その流れで、短編集を読んで見た。 短編であるが故に、登場人物のキャラクターや背景などを表現しずらいのかも知れませんが、全体的にあっさりしていて余韻を感じなかった。 好みではなかったです。

    0
    投稿日: 2013.10.22
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    帝都銀行で唯一、行内の不祥事処理を任された指宿修平。顧客名簿流出、現役行員のAV出演疑惑、幹部の裏金づくり……スキャンダルに事欠かない伏魔殿を指宿は奔走する。腐敗した組織が、ある罠を用意しているとも知らずにー「総務特命担当者」の運命はいかに!? 光るものがない作品だった。読みやすいし、銀行の闇が一貫して描かれているが、何かすっきりしなかった。 短編集仕立てで、行内で起こる不祥事を解決していく、というストーリーだが、短編故に背景等が丁寧に描かれず 私の好みではなかった。

    0
    投稿日: 2013.10.13
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    八つの短編集。 主人公は共通していて、銀行内の不祥事やトラブルを解決していくストーリー。展開はテンポよく進んでいくので、読みやすい。逆を言えばあっさりしすぎてるとも言えるけど、この本はミステリの面より人間関係におもしろさがあるからいい気がする。 銀行に関する未知なところが多いので、知的好奇心を揺さぶる内容でもある。

    0
    投稿日: 2013.10.05
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    池井戸作品、第五弾。続けて読んでいるが、そのなかで2番手に好き。短編が8つ収録。だが、主人公は同一人物で、銀行内の不正を調べる特命の指宿。ひとつひとつの物語がしっかりできているから、どんどん気になって読みたくなる。忘れた頃にまた読んでもいいな、と思える作品。

    0
    投稿日: 2013.09.17
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    銀行行内で起こった不祥事を処理する「総務特命担当者」の指宿、唐木。 世の中にはいろんな人がいるというのが感想。 必ず悪を裁いて終わるのでスッキリしているはずなのに、なぜだか考えてしまう不思議な感じ。

    0
    投稿日: 2013.09.15
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    半沢直樹シリーズのような爽快感はなかった。 各話の終わり方もあっさりしており、あまり好きなタイプの話ではなかった。

    2
    投稿日: 2013.08.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2日で1冊・池井戸潤な日々。 こちらも短編集の体をなしているが、銀行狐と違うのは連作短編であること。 メガバンク総務部・特命担当のクールな主人公、指宿修平が(主に)大活躍 する物語。 特命担当とかいうと実にカッコイイ感じなのだが、要は銀行内で起こった 不祥事の類を調べて事実関係を明らかにし、上に報告する(処罰などはソコ が決める)、という、トラブルシュートの専門家。情報漏洩から連続暴行 事件、裏金やペイオフ詐欺などの割と大きな事件から、現役女子行員の AV出演まで網羅しちゃうんだから凄い。 ・・・まぁ、大掛かりな行内クレーム処理と言えない事も無いのだけど。 池井戸作品を読んでいるうちに妙に銀行に詳しくなった気がしていたのだが、 いやいや、新しいネタが出てくること出てくること(^^;)。 ミステリーが好きで、経済モノも好きな人は、絶対ハマるな、この作家。 というか、ちょっとしたサラリーマンなら誰が読んでも面白いこと請け合い。 某書店の店長の見立て、結果的に外れて無いな、うん。

    0
    投稿日: 2013.08.21
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     短編ものその2を読了。いつもながらの詳細なプロット?とは少し違った感触(短編だからだろう)。  著者の本は4,5冊読んだことになるのだが、いつも速攻で読んでしまうのでちょっともったいないな、とか思ってしまう。もう少しゆっくりと読むようにしよう(といいつつ、寝る前に読み始めるとついつい・・・・)。読後にこれといって鮮烈な記憶が残るというわけではないが、何かこう、読んでしまう魅力がある。決してTVドラマの影響ではなく・・・。

    0
    投稿日: 2013.08.15
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    総務部のトラブルシューター指宿が組織内の様々な問題を解決していく話。 内容が浅い。 犯人に工夫がない。 ドラマ半沢直樹のような雰囲気はもっているが、読み応えがない。

    0
    投稿日: 2013.08.10
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    銀行内でおきる様々なトラブルをほんの小さなきっかけで気づき、解決する…が、決して勧善懲悪ではない。 指宿自身も悩んでいるのがありありと分かる。そして唐木…。 部下とのあり方についても考えさせられる一冊。

    0
    投稿日: 2012.12.20
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    銀行の内側が描かれているようで面白かったです。 ただ、私自身が実際に銀行に勤めたことはないので、あくまで想像の話ですが。 次は、ぜひ金融系の長編作品に期待したいです。

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    投稿日: 2012.11.23
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    銀行員の人事評価基準について、ほんとによく表されてるなぁと感心しました。 新聞沙汰になるような事件がしょっちゅう起きるとは思えませんが、他の業界と比べると、狂ってる部分が相当あるんだろうなと実感しました。

    0
    投稿日: 2012.11.02
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    特命、といえば特命係長只野、だからどっちかがパクったのか?と思った。この本は2001年から連載、只野の方は1998年ということらしい。 まあ全然テイストは違うが。 さすが元銀行員だけあって、銀行業務のディテールがしっかりしていると感じた。貸すのも借りるのも大変。金が関わると人間性も変わる。 特命の相棒が女性の唐木に変わってから、さらに物語として魅力が増した、というか親父が食いつきやすくなった。ただし、色気云々は控え目で期待しないほうがいい。

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    投稿日: 2012.11.01
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    銀行という大きな組織の中で生きる人々の葛藤を描いた群像劇。短編集です。 権力闘争に代表される組織の論理など、物語として読めば馬鹿馬鹿しくも思えるのですが、では自分はどうなのか? 主体的に物事を判断して行動できているのか? など考えさせられました。 扱っているテーマはそれなりに重かったりもするのですが、事件の経緯に主眼が置かれていて解決はサラリと流しているので、読後感は意外とスッキリしています。このあたり、センスの良さですね。

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    投稿日: 2012.10.14
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    池井戸銀行シリーズ短編集。銀行の強者の論理、偏った組織理論、出世レースと保身から生まれる醜聞・隠蔽を総務特命「指宿」が暴く池井戸お得意の銀行短編集。池井戸節は切れがいいのでやはり面白い。 ただ、「指宿」や部下となる「唐木」を描き切れいるとは言えず、池井戸はやはり長編の方がいい。 池井戸は7年間の銀行生活で、理想と現実で相当葛藤があったんだろうと思う一方で、池井戸作品の多くは痛快銀行物だが、表面的な部分はともかく、どこまで銀行の本当の姿を知っているのか、という気もしないでもない。

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    投稿日: 2012.09.07
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    銀行内で起きた内部不祥事を捜査する特命の話。 連作短編となっているので連ドラワンシーズン見終わった感じでした。行員は信用が第一。

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    投稿日: 2012.07.20
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    銀行の不祥事処理を特命担当する指宿。顧客名簿流出、幹部の裏金作りなど、リアリティ溢れる事件ばかりで、実際の銀行も様々な事件があると思われる!

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    投稿日: 2012.07.16
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    銀行を舞台にしたミステリー、銀行内部の悪事が実にリアルに描かれている。さすが、銀行出身の作家だけある。

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    投稿日: 2012.07.10
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    メガバンクで行内の不祥事処理を任務としている主人公が、行内で次々と生じるもめ事に奔走するストーリー。市中の銀行はこういうことをしているのか、とまずそこが勉強になりました。ストーリーの展開としては、冒頭から8割くらいまでは非常に盛り上がって先を期待しながら進めるのですが、どの章もオチがイマイチに感じられて仕方ありません。拍子抜けしてしまうというか、よく分からなくて読み返してしまうこともありました。ですが、全体的にはとても楽しく、さっと読むことができました。池井戸作品、他も読んでみたいです。

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    投稿日: 2012.03.28
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    銀行内の不祥事を調査する特命課。その実直な活躍を描いた短編集。 銀行内部のリアリティはさすが池井戸さんって感じだけど、キャラクターがちょっと弱いかな。短編集だから仕方ないのかも知れないけど、ちょっと厚みに欠ける感じ。

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    投稿日: 2012.03.15
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    銀行内の不祥事処理にあたる、総務部特命の調査役、指宿の活躍を描いた8編の連作短編。 「不祥事処理」が核になっているだけあり、ミステリ色が強く、また池井戸潤の真骨頂であるメガバンクが舞台ということもあって、やはりぐいぐい読ませられる。 どの短編もそれぞれに読みごたえがあったけど、最近の痛快な作風にいちばん通じていたのは「特命対特命」。 ただ、カタルシスを感じられそうなところであっさり幕をひかれてしまったのでやや消化不良に感じた。 他の短編も、最近のものに比べると説明不足に感じてしまう部分が多少あったのが残念。

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    投稿日: 2012.03.12
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    元銀行員ならではのリアリティと物語のスピーディな展開がいい。サラリーマンだからわかる会社の厳しさや矛盾もあるだろう。出張の友に最適かな。

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    投稿日: 2012.02.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    抜群の安定感。私のなかで、確実に「安心して買える」作家の一人になっている。 銀行の不祥事を指宿と唐木のコンビが片付けていく。言ってしまえば一企業の一総務社員でしか無いが、銀行の闇と、闇を生み出してしまう仕組みを、ショートストーリーの集合からうまく書きだしている。 しかし、一方で、「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」が良作過ぎて、それを超える作品はもうなかなか出てこないのではないかと不安になってくる。

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    投稿日: 2012.02.06
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    銀行における不祥事を調査する「総務課特命」指宿調査官。 人事にも関わることだから人事部側が勝手に目の敵にしている部署。 そんな思惑が銀行に渦巻く中、指宿調査官は不祥事の調査を進めていく。 とっても面白かったです。 短編が何個も連なっている感じなのでさくさく読めちゃいます。 銀行員って…。 っていう感想があたけども。 唐木さんがだんだん指宿さんに馴染んでいくのがいいなぁ。 この続編ってないのかなぁ。 出来れば長編で。

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    投稿日: 2012.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    銀行とはとても身近な存在であるが、しかしその内部に関しては意外な程に無知である。 そんな銀行ならではの内部事情を鮮明に描いた作品である。 直木賞作家となった池井戸潤さんの作品は「鉄の骨」以来だが、今回も社会派で業界に属してみないとわかり得ない事柄が多く含まれた面白く興味深い作品となっている。

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    投稿日: 2012.01.09
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    「果つる底なき」がとても面白かったので、引き続いて「銀行総務特命」を読んだ。 銀行勤務の経験した著者なればこそ外部からはわからない銀行内部が描かれている銀行ミステリーだ。 難しい専門用語はわからないなりに面白い。 清廉、真面目、信用第一という銀行のイメージだけれどその内部はドロドロしたものが渦巻いている。 当分池井戸作品を読むことになりそうだ。

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    投稿日: 2011.11.20