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嫌われる勇気
嫌われる勇気
岸見一郎、古賀史健/ダイヤモンド社
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総合評価

3300件)
4.3
1555
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前々から興味はあったが、ブックオフの注目棚に置いてあり衝動買いした。 「まとめ」 まず前提として、人間は社会の中の個人であり全ての悩みは人間関係から発生すると考える。 その上で個人 ・原因論ではなく、目的論的思考を持つ。 ・そのため過去は今の原因ではなくそれを意味付けすることで今に至る一つの手段 ・できることとできないことは”線引き”する。 対社会 ・横の関係を築き自分の課題と相手の課題に”線引き”をする。 ・そのため馬を水辺に運ぶことはできても水を飲ませることはできないことを理解する。 ・劣等コンプレックスや優勢コンプレックスは縦の関係から生まれるものである。 ・自分は相手も含む共同体の一員として共同体に貢献する。 「感想」 今年読んだ本で一番衝撃を受けた。できれば就活中に読みたかった(きっとこれも、今読んだからこそ内容が理解できたと考えることが大切笑)。人間が社会的動物であることを理解した上で個人、社会二つの線引きをして自分の目的思考に生きる。まさにこの思考回路をたどることこそが自己分析と言えるのではないかと感じた。と同時に、リクルートに意志の強い(アクの強い人が多いのは)自分の劣等感をある程度認めた上で確かな目的意識を持ち健全な努力を続けることができるからではないかと感じた。そうした関係だからこそ会社の中の関係でありながらそれを超えた関係を構築することができアライアンス的な結びつきにつながるのではないかと考えている。 「学び」 いきなり全てを実践しようとするとあまりに今までと思考が違う部分があり頭がついてこない部分もある。しかし、自分で考えながら少しずつ実践してみてまた改善するという過程を経ることに意義があると感じている。まずは2つの線引き、そして目的思考を考える所から始めたい。

    0
    投稿日: 2016.12.10
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    以前に読んで感想を忘れていた。アドラーの考え方がわかりやすく記載された本で、50週連続1位だったことも頷ける。原因ではなく目的を考える考え方。つまり過去の話ではなく、これからどうするかという考え方。人生でなんとなくやっていたことが言語化されたことで、自分の中でできていたことと、できていなかったことの線引きができたことがよかった。

    0
    投稿日: 2016.12.08
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    うちの弟が書く小説に似たテイストを感じた。 世界は敵だらけだと思っている人、 読んでみてはいかがでしょうか。

    0
    投稿日: 2016.12.02
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    ・「不安だから、外に出られない」ではなく「外に出たくないから、不安という気持ちを作り出している」と考える。 ・原因論(病気になった理由を知る事など)は役に立たない。  自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与えられる意味によって自らを決定する。目的論。 ・目的論から見れば、人は変われるという前提で考えることができる。 ・変わることの第一歩は、知る事。答えとは、誰かに教えてもらうものではなく、自らの手で導き出していくもの。 ・人が変われないでいるのは、自らに対して「変わらない」という決心を下しているから。「このままのわたし」でいることのほうが楽であり、安心。 ・自分が嫌いなのは、自分を好きにならないでおこうと決心しているから。自分を嫌っているのは、その部分を自分が必要としているから。嫌っている部分があることによって、いちばん避けたい事に至らず、自分も納得させることができる。 ・まずは今の自分を受け入れる。勇気付け。 ・自分を嫌うのは、他者から嫌われ、対人関係のなかで傷つくことを恐れているから。目的は他者との関係の中で傷つかないこと。悩みを消し去るには、宇宙のなかにただひとりで生きるしかないが、そんなことはできない。 ・人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである。個人だけで完結する悩み、いわゆる内面の悩みというものは存在しない。 ・劣等感は客観的な事実ではなく、主観的な解釈。自らの手で選択可能。たとえば、その身長(事象)について自分がどのように意味づけをほどこすか、どのような価値を与えるかによって異なる。 ・人は無力な状態から脱したいと願う、普遍的な欲求を持っています。これを優越性の追及と呼ぶ。 ・理想に到達できていない自分に対し、まるで劣っているかのような感覚を抱く。 ・見せかけの因果律。本来はなんの因果関係もないところに、あたかも重大な因果関係があるかのように自らを説明し、納得させてしまう。学歴がないから成功できないのではなく、成功したくないのだと考えなければいけない。(一歩前に踏み出すのが怖い。現実的な努力をしたくない。今享受している楽しみを犠牲にしてまで変わりたくないなど、勇気を持ち合わせていない。多少の不満や不自由があったとしても今のままでいるほうが楽) ・私的な怒り(私憤)された場合は、その人の隠し持つ目的を考える。概ね権力争いなど(勝つ事によって自らの力を証明したい)を挑んできている。仮に自分が勝ったとしても次の段階(復讐)に突入するだけ。絶対に乗ってはならない。 ・怒りとは、しょせん目的をかなえるための手段であり道具。人は怒りに頼らなくとも意志の疎通はできる。 ・課題の分離。原則として本人が解決するべき課題に介入しない。大切なのは、子供が窮地に陥ったとき、素直に親に相談しようと思えるか、普段からそれだけの信頼関係を築けているか。子供との関係に悩んでいる親は子供こそわが人生だと考えてしまいがち。要するに子供の課題までも自分の課題だと思って抱え込んでいる。いつも子供のことばかり考えて、気がついたときには人生からわたしが消えている。しかし、どれだけ子供の課題を背負い込んだところで、子供は独立した個人です。親の思い通りになるものではありません。 ・見返りに縛られない。自分はこんなに与えたのだから、あなたもこれだけ介してくれという気持ちが湧き上がってくる。課題の分離では見返りを求めてもいけないし、そこに縛られてもいけない。 ・人生のタスク  ①仕事のタスク、②交友のタスク、③愛のタスク  逃げてはならない、どれほど困難に思える関係であっても、向き合うことを回避し、先延ばしにしてはいけません。 ・自己受容:できない自分を受け入れる ・他者信頼:他者を信じるにあたっていっさいの条件をつけない ・他者貢献:自分が他者になにをできるかを考え、実践していく ・攻撃してくるその人に問題があるだけであって、決してみんながわるいわけではない。一部だけに焦点をあてて、そこから全体を評価しようとしている。 ・人生とは連続する刹那(点のつながり)  「いま、ここ」にしか生きることができない。 ・世界とは、他の誰かが変えてくれるものではなく、ただわたしによってしか変わりえない。わたしが変われば世界はかわる。 ・誰かが始めなければならない。他の人が協力的でないとしても、それはあなたには関係ない。 ・全体の一部であって中心ではない。やることは違うが対等な個人。自分がなにを与えることができるかを考える。 ・他者はあなたの期待を満たすために生きているわけではない。あの人はわたしになにもしてくれなかった。あの人はわたしの期待を裏切ったもう仲間ではないと、全体の中心にいると思っている人は、遠からず相手を失っていく。  行動の目標(自立すること、社会と調和して暮らすこと)  心理面の目標(わたしには能力があるという意識、人々はわたしの仲間であるという意識)    ③

    0
    投稿日: 2016.11.23
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    興味深く読ませてもらった。小説と違いなかなかページが進まないときもあったが、読了できた達成感は大きかった。 もともと私は自己肯定感の強い人間なので、アドラーの言っていることはすんなりと頭に入ってきた。ただ日常的に「課題の分離」はできていなかったので、そのことに気付けたことは大きな成果だと思う。今度、友人から悩みを相談されたときは是非アドラーの言葉を引用したい。その日が楽しみだ。

    1
    投稿日: 2016.11.18
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    第五夜が消化しきれていない。特別な存在の反対を普通と表しているからかな。特別な存在であることと、人と違うものをもつことは同義ではないと把握して読んだ。

    0
    投稿日: 2016.11.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館で、予約数が150件を超えて、出版から3年越しにやっと手を取り読むことが出来ました。書店に長いこと平積みになっていたことは知っていたのですが、NHKEテレの著作シリーズでアドラーの回を見て途端に興味を惹かれました。 やっと読めて、テレビだけでは紹介しきれない「自己受容」→「他者信頼」→「他者貢献」→最初に戻る、という『岸見アドラー』の全貌に触れることが出来ました。 共感・納得させられ、説得力が有り、下手したら、これで新興宗教が開けそうなくらいです。開かないけど。 下記、気になるところの抜粋です。 第一夜 「人は変われる、世界はシンプルである、誰もが幸福に今からなれる」 人は客観的な世界に住んでいるのではなく、自らが意味付けを施した主観的世界に住んでいる。→世界を複雑に捉えているのはアナタ フロイト→トラウマなど→原因論 アドラー→何のために、今その状態なのか?→目的論(トラウマ否定) →原因論を取ると過ぎてしまった過去に囚われるため、先に進めない 自分の「経験」によって決定されるのではなく、「経験に与える意味(その人の捉え方)」に依って自らを決定する 人は大声をだすために、自分の主張を押し通すために、権力闘争に勝つために、「怒り」という感情を捏造する。 「怒り」は出し入れ可能な道具。 人は「過去」にも「感情」にも支配されない 「変わる」ことの一歩は知ること 答えは誰かに教えてもらうのではなく、「自らの手で」導き出していくもの 「大切なのは、何が与えられてるかではなく、与えられたものをどう使うか」 必要なことは、「与えられているもの」を否定する「交換」ではなく、「どう使っていくか」の「更新」である。 気質、性格、人生における思考や行動の傾向→ライフスタイル 自分のライフスタイルは、自分で選んだもの。 先天的に与えられたものではないので、自分で再度選択可能。 「変われない」というのは「変わらない」という選択の結果。 人はいろいろと不満はあっても「このままのわたし」でいることがラク。 「幸せになるための勇気」の心理学。 これまでの人生で何があったにせよ、今後人生をどう生きるかには何の影響もない。 自分は、「自分自身のまま」ただ、ライフスタイルを再選択すればよし。 第二夜 「可能性の中で生きる」と、自分を納得させてると、一歩を踏み出さない 他者から嫌われ、対人関係の中で傷つくのを過剰に恐れている 目的が「他者との関係で傷つかないこと」になっている 孤独を感じるのにも他者を必要とする。 もし悩みを感じないとしたら、宇宙で唯一人生きるしかない 全ての悩みは対人関係の悩み 内面の悩みは存在せず ファクトは変えられないが、劣等性を感じるかどうかは別問題。ファクト(客観的事実)にどんな意味合い(主観的解釈)をもたせるかはその人次第。 それは選択可能 向上したいと願うこと。理想の状態を追求すること→優越性の追求 理想に達していない自分について劣っているかのような感覚を抱く→劣等感→一歩踏み出す成長への促進剤 自分の劣等感をある種の言い訳に使い始めたとき、「劣等コンプレックス」になる 「見かけの因果律」 →本来何の因果関係もないところにあたかも重大な因果関係があるかのように、自らを説明して、納得させてしまう さらに「優越コンプレックス」に発展していく。自分が優れているかのように振る舞い、偽りの優越感に浸る 自慢する人がいれば、劣等感を感じている 劣等感そのものを先鋭化し、得意な優越感に浸る→不幸自慢 不幸であることに依って「特別」であろうとし、不幸であるというその一点によって人の上に立とうとする。 自らの不幸を武器に相手を支配しようとする わたしたちの文化においては「弱さ」は非常に強くて権力がある 自分の不幸を武器として使っていると、その人は永遠に「不幸」を必要とする 誰とも競争することなく、ただ前を向いて歩いていけば良い。今よりも前に進むことに価値がある。 健全な劣等感とは、他者との比較ではなく自分の中の理想から生まれるもの 我々は、「同じではないが、対等」 子供を子供扱いするのではなく、対等な人間として扱う 対人関係の軸に「競争」があると、人は対人関係の悩みから逃れられず不幸から逃れられない 他者全般、ひいては世界を「敵」だとみなすようになる 他者の幸せを「自分の負け」であるかのように捉えているから祝福できない 「他者が仲間である」という実感で世界は全く違ったものになる もし、面と向かって罵倒されたら、相手の隠し持っている目的「権力争い」を考える。 権力争いに勝つことにより、自らの力を証明したい もし、戦いに勝ってしまうと、相手は「復讐」のフェーズに入り、報復行為に出る。 親への復讐行為、非行に走る、リストカットする、不登校になる、 「権力争い」を挑まれたらぜったいに乗ってはだめ 「怒り」とはコミュニケーションの一形態であり、なおかつ「怒り」を使わないコミュニケーションは可能。 「怒り」を使わずとも、意思疎通できるし、自分を受け入れてもらうことは可能。 これが経験的にわかってくると、自然と怒りの感情も出なくなる。 →「怒り」という道具に頼る必要がなくなる 人は対人関係の中で「自分は正しいのだ」と確信した瞬間、既に権力争いに足を踏み入れている もし、自分で正しいと思うのなら、他人の意見がどうであれ、そこで完結すべき。相手に自分の正しさを 押し付ける必要はない。 「自分の誤りを認める」「謝罪の言葉を言う」「権力争いから降りる」→「負けを認める」わけでは、まったくない。 勝負に拘っていると正しい選択ができなくなる。 ◆行動面の目標 自立すること 社会と調和して暮らせること ◆心理面の目標 自分には能力があるという意識 人々は仲間であるという意識 これらの目標を「人生のタスク」と向き合って、達成する、達成できる。 →一人の個人が社会的な存在として生きていこうとするとき、直面せざるを得ない対人関係。それが人生のタスク 「仕事のタスク」「交友のタスク」「愛のタスク」 「仕事のタスク」  仕事は1人で完結しない。成果というわかりやすい共有の目標がある。協力しやすい。ハードルが低い。  仕事が終われば、他人の関係に戻れる。  →つまづくとニートや引きこもりに。 「交友のタスク」  仕事のような強制力がないため、踏み出すのも深めるのも難しい。 「愛のタスク」  「恋愛関係」「家族・親子関係」の二段階。  距離が近く、関係も深く、交友で許せてたことが許せなくなってきたりと、最も難しい。  「相手と一緒にいるととても自由に振る舞える」と思えたときに愛を実感する。自然体。束縛の対局。  恋愛関係や夫婦関係では別れるという選択肢もあるが、親子関係は原則別れられない。逃げてはならず、向かい合う。  このままの状態で立ち止まることは良くない。  恋愛関係や夫婦関係ではある時期を境にして、相手のすることに腹が立つようになる。「この関係を終わらせたい」と感じているから、その目的達成のための材料集めのために、アラが目立ってくる。相手が変わったわけではない。 様々な口実を設けて人生のタスクを回避しようとする状態は「人生の嘘」である。 自分の置かれている状況を、その責任を誰かに転嫁する。→人生の嘘 善悪でもなければ、道徳でもなく、「勇気」の問題である。 「所有の心理学」ではなく「使用の心理学」、そのための「勇気の心理学」 「勇気づけ」後述 第三夜 他者から承認を求めること(承認欲求)を否定する。 承認欲求は「他者の人生を生きる」こと 他者の期待を満たすために生きているのではない 他者の期待など満たす必要はない さらに、他者も「あなたの期待を満たすために生きているのではない」 我々は、「これは誰の課題なのか?」という視点から、自分の課題を他者の課題を分離していく必要がある。 「課題の分離」 →その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?それが課題のオーナー 他者の課題に踏み込まない、自分の課題に一歩も踏み込ませない 対人関係のトラブルは他者の課題に土足で踏み込むこと、あるいは自分の課題に土足で踏み込まれることにより引き起こされる アドラー心理学のカウンセリングでは、相談者が変わるか変わらないかはカウンセラーの課題ではない。相談者の課題。 馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることは出来ない 自分を変えるのは、自分のみ。 他者の課題は切り捨てよ 他者の課題を抱え込む、踏み込むことは人生を重く苦しいものにする 人生の荷物を軽くする 自分自身は「自分の信じる最善の道を選ぶ」。その選択に他者がどのような評価を下すか、は他者の課題。自分の課題ではない。 これが自由。 「課題の分離」は対人関係の最終目標ではなく、入口。 良好な対人関係はある程度距離が必要。近すぎて密着してしまうと、相手と向かい合って話し合うことさえ出来ず。 「課題の分離」とは、「相手の好意を踏みにじる」と感じるなら、それは「見返り」に縛られている。 相手がどんな働きかけをしてこようとも、自分のやるべきことを決めるのは自分。 他者の課題に介入しようとした方がラクで手っ取り早い場合もある、が、介入はしない。 困難に直面することを教えられなかった子供は、あらゆる困難を避けようとする 原因論ではなく、目的論 悩みは全て、対人関係 承認欲求を否定 課題の分離 →常識へのアンチテーゼ。 誰からも嫌われたくない→出来ないことまで出来ると約束してしまう、取れない責任まで引き受けてしまう →嘘は発覚し、信用を失い、自分の人生をより苦しいものにする 他者の期待を満たすように生きること、自分の人生を人任せにする→「自分にも周囲の人にも嘘をつき続ける生き方」 他者の課題に介入することこそ、自己中心的な発想 自分が(子供が、夫が、妻が、その他もろもろの役割)自分自身の人生を好きに生きる 好きに生きていけない理由など、どこにもない。 不自由な生き方を選んだ人からは、自由にこの瞬間を生きている人を見て、「享楽的」と批判するが、自らの不自由さを納得させるための人生の嘘。 自分自身が本当の自由を選んだ人なら、そんな言葉は出てこない。 「他者から嫌われたくない」→極めて自然な欲望・衝動「傾向性」である。 が、「傾向性」に身を任せてることは、欲望や衝動の奴隷であり、「自由」ではない。 「自由」とは、傾向性に抵抗すること。 「自由とは他者から嫌われること」 他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを恐れず、承認されないかもしれないというコストを支払わない限り、自分の生き方を貫くことは出来ない。つまり自由にはなれない。 「嫌われる勇気」 「対人関係のカード」→自分が握っている 自分が変わったところで、変わるのは自分のみ。 嫌いな人について嫌な思い出をすぐ思い出してしまう、ことは、すぐに変えられる自分が握っている対人関係のカード。 第四夜 アドラー心理学は「個人心理学」 個人→これ以上分割できない人間という単位。 精神・身体、理性・感情、意識・無意識の二元的価値観論に反対。 「カッとして怒鳴る」→感情がわたしを怒鳴らせた、という考え方は人生の嘘。「全体としての個人のわたし」→全体論 共同体感覚とは、幸福なる対人関係のあり方を考える、もっとも重要な指標 共同体→二人いたら、共同体。組織ても、家族でも、友人でも。わたしとあなたで、共同体。 「自己への執着」から「他者への関心」へ切り替えていく 「課題の分離」が出来ておらず、承認欲求に囚われている人もまた、極めて自己中心的。 「承認欲求」→「他者からどう見られているか」ばかりを気にする生き方→「自分自身にしか関心を持たない」自己中心的なスタイル。 自分は世界の中心ではない、人生の主人公だけど、共同体の一部。 共同体に「ここにいてもよいんだ」という所属感・居場所を感じるためには、自ら積極的にコミットすることで得られる。 →「人生のタスク」に立ち向かう。  「この人が何かしてくれるのか」ではなく、「この人になにか与えられるかな」を考える。 所属感(居場所)は、生まれながら与えられるものではなく、自分の手で獲得していくもの。 共同体とは、会社、学校など狭い範囲のものだけでなく、地域社会・国家・地球も含まれる。 小さい共同体で所属感を感じられないと、問題行動に発展する場合があるが、もっと大きな共同体があることに注目すべし。 学校などは退学届けで縁が切れるもの、でも、もっと大きな共同体の声を聞き居場所を見つける。 学校の嵐は、コップの中の嵐にすぎないことがわかる。 「より大きな共同体の声を聞け」 「課題の分離」がどうやって良好な関係につながるのか、互いに協調しあい協力しあう関係になるのか。 →「横の関係」 ほめない・しからない ほめる「能力のある人が能力のない人に下す評価」フラットな関係ではバカにされた気がする。 ほめる・しかるは、前提条件が「縦の関係」背後にある目的は「操作」である。 知識、年齢、経済的な差異も然り。 同じではないけれども対等。   「横の関係」へ。劣等感なし。競争なし。操作なし。 なぜ人は介入してしまうのか、対人関係を「縦の関係」で捉え、相手を自分より低く見ているから介入してしまう。 自分が正しく、相手が間違っていると思い込んでいる。 「介入」ではなく、「援助」を。 「援助」とは、自らの力で課題に立ち向かっていけるように働きかける。 課題に立ち向かうのは本人。立ち向かう決心をするのも本人。 この横の関係に基づく援助を「勇気づけ」という。 人が課題の前に立ち止まっているのは、その人に能力がないからではなく、「課題に立ち向かう勇気がくじかれている」のが問題。 くじかれている勇気を、再び取り戻す →褒めることではない。褒めることは「自分に能力がない」という信念を形成していく。 再度。人は他者から褒められるほど、縦の関係に従属し、「自分には能力がない」ということを認めている。 褒められれば、他者の価値観に合わせた生き方を選ぶことになる。 「ありがとう」感謝の気持ち 「助かったよ」 お礼の言葉 「うれしい」素直な喜び 大事なのは他者を評価しない事。「評価」とは、「縦の関係」から出て来る言葉。 横の関係が築けているなら、素直な感謝・尊敬・喜びの言葉が出てくる。 「評価」は他者の価値観に基づくもの。対して「感謝」は純粋なその人の感想。 感謝の言葉を聞いたときに、人は貢献できたことを知る。 人はどういうときに勇気を持つことが出来るのか→自分に価値があると思えっときにだけ、勇気が持てる。 どんなときに価値があるを実感できるのか→共同体にとって有益だ、貢献していると思えたとき。 自らの主観によって「他者に貢献できている」と思えること。 役に立つとは、貢献とは、 「行為」のレベルではなく「存在」のレベルで。 何をしたか、ではなく、存在していることそのものの喜び。 他者を見るときに、「自分にとっての理想像」を勝手にこしらえて、そこから引き算していくように評価してしまう。 →減点方式。不平不満のもと。 理想像からの減点ではなく、ありのままの姿を見て、その存在に感謝して、ゼロから出発する。 やってくれないこと99個をあげつらうのではなく、やってくれたこと1つに小さく感謝する。 「他者が協力的でないとしても、自分には関係なく、まず、自分から始めるべき。他者が協力的かどうかは考えることなく」 具体的には、「他者との間にひとつでもよいので横の関係を築いていく」 誰か一人でも「縦の関係」を築いていたら、自分でも気が付かないうちにあらゆる対人関係を「縦」で捉えている。 年長者を敬うことは大事だが、 「意識の上で対等である、主張すべきは主張する」 ことが大切。 従属し、軋轢を避けることは、自分自身の責任を回避しようとする無責任な行動。 第五夜 「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」 「自己受容」  自分自身を過剰に評価する「自己肯定」ではなく、あるがまま受け入れる「自己受容」。  →「肯定的なあきらめ」  「変えられるモノ」と「変えられないモノ」を見極め、「変えられるモノ」に注目し、勇気をもって一歩進むこと。   「他者信頼」  「信用」と「信頼」は違う。「信用」とは、「条件付き(クレジット)」「担保付き」である。  「信頼」とは、信じるにあたって一切の条件を付けないこと。  ⇔対義語は「懐疑」  対人関係の基礎が「懐疑」だと、相手も瞬時に察知し、信頼されていないことを理解する。→対人関係は築けない。  「相手が裏切らないのなら自分の裏切らない」ではなく、「自分がどうするか」だけを考える。それが自分の課題。   (ちなみに裏切るかどうかは、他者の課題)      信頼することを恐れれば、結局は誰とも深い関係を築くことは出来ない。  そして、万が一裏切られたときの悲しみや痛みを避けようとせず、思い切り悲しむことも大事。 「他者貢献」  「滅私奉公」ではなく、むしろ自分の価値を実感すること。  他者が何をしてくれるかではなく、自分が相手に何が出来るかを考えて実施する。  何かをシてくれないことを減点しない。まず、自ら。 世の中、攻撃してくる人もいるが、全員ではないし、一部。 その人には問題があるけど、みんながそうではないという事実を認識することが大事。 「みんな」悪い人、「いつも」自分が損をする、「全て」まちがっている、など、「みんな」「いつも」「すべて」という キーワードが出てきたら、要注意。世の中を一般化して、一部を見て全体を判断してしまっている。 →「人生の調和を欠いた生き方」 一部にだけ焦点をあてて、世界全体を判断・評価しないように。 人は、今この瞬間から幸福になることが出来る。 幸福とは主観的貢献感である。 承認欲求を通じて得られた貢献感には「自由」がない 自己実現的な幸福とは?他の誰でもない自分?特別な自分?? 「他者の注目を集め、普通の状態から脱出し、「特別な存在」になること??」ではない。 全てのことはある程度の結果を出すためには(特別な存在への第一歩)一定の努力が必要。 が、「特別に悪くあろう」(問題行動)は、努力を回避したまま他者の注目を集める。 →「安直な優越性の追求」 これで親や教師が叱ると、より注目をあびることになり、さらに「特別な存在」へ。そして、問題行動はエスカレート。 なので、特別な存在ではなく、「普通であることの勇気」。わざわざ優越性を誇示する必要はない。 人生は、ただ、この瞬間が連続しているもの。 瞬間を生きていく。 いま、ここが充実している事が大事。 目的地は存在しない。 ずっとダンスを踊るように生きていたら、どこかしらに到達しているかも・・・ 目的地に到達する「キーネーシス的(動的)人生」 今を生きる「エネルゲイア的(現実活動的)人生」 キーネーシスには「始点」「終点」があり、効率よく、短距離で到達することが求められる エネルゲイアは「過程そのものが大事」「いまやっていることがそのまま結果になるような」。 過去にも未来にもとらわれず、「今この瞬間」を真剣に(深刻ではない)生きること。 過去や未来のストーリーは不要。 人生最大の嘘は「いま、ここ」を一生懸命真剣に生きてないこと。 人生の意味とは、、、一般的な人生に意味はない。 意味付けを与えるのは自分自身。 他者に貢献する、という「星」を見つめていけば、なにをしてもいいし、迷うこともない。 自分の力は自分の中で計り知れないほどおおきく、世界が変わる。

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    投稿日: 2016.11.11
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    100分で名著を聞きかじっていた。共感して少しは理解しているから、私は自分が好きで、幸せだ。読んでみると新しい発見があり、自問を繰り返すことになり、言葉がまとまらない。 対話形式が読みやすく、詠み終わるのがさみしいほどにあっという間だった。読者と哲人の哲学カフェのような空間だ。書き残し伝えてくれるのに関わった全ての人に感謝する。 未来へ残した可能性への期待を幸せと思いたいのかもしれない。だが、それに飽きる時が来ると気づいている。 傷つかないために、上下関係のものさしを使うことはよくある。 愛のタスクを乗り越えるエネルギーさえ持ち合わせていない。 馬を水辺に連れていくこととして、私には何ができるか。 そんな自分を自己受容して、そのために他者貢献し、貢献していると実感を持とう。何をするにもしないにも危険と恐れがあり、それを越える勇気が必要だ。幼い頃ほど恐れを知らず、好奇心だけで進んでいける。知が増えるほど、大きな勇気を持ちたい。 私は、「肯定的なあきらめ」と同じような意味で、行きすぎたネガティブと言う言葉を遣っている。 「人生とは連続する刹那である。」 「ダンスするように生きる」 尊敬している人は、がむしゃらに今ここを懸命にやっていたら、ここにいました。という人が多い気がする。 「人生に意味などない、意味は自分で作るんですかね」とは小椋佳さんの言葉だ。 この劇薬が、正しいか間違いかではなく、善悪でもなく、信じたほうが、幸せだから信じる。 20161110

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    投稿日: 2016.11.10
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    画期的すぎて、本当に開眼ってこういうことよね。 アドラー読んで、人生の生き方、人のとらえ方がシンプルになった、気がする。 ただ、アドラーを実践し、習得するまでには生きてきた人生の2倍かかるとか。 少しでも早くこの本に出会い、自分の人生がシンプルに、スムーズにすることをお勧めします。何かがうまくいかないと思う、でも改善したいすべての人へ。

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    投稿日: 2016.11.02
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    他人の評価は他人のの課題なので気にしない、原因ではなく目的を重視するなど共感できる言葉が色々ありました。対話形式なので読みやすかったです。

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    投稿日: 2016.10.29
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    人間の悩みはすべて対人関係の悩みである。 今の自分を受け入れ前に踏み出す勇気を持つ。 例えどんな結果になっても。 勇気を持たなければ 可能性の中に生きることが出来る。

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    投稿日: 2016.10.29
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    賛否両論ある哲学 極論だと思うが、理にかなっている部分もある。 神経質な方は読まないほうがよい 自分自身で解釈が必要

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    投稿日: 2016.10.26
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    原因論でなく目的論に象徴される通り、全編にわたり、難しさはあるものの納得できる内容だった。共感するところが多々あった。読み返したい一冊。

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    投稿日: 2016.10.25
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    友人に勧められて読み始めたので、最初はこのタイトルがぴんと来なかった。でも、第三夜の終わりまで読んで初めて、素晴らしいタイトルだな、概念だなと思った。『嫌われる勇気』! これしかありえない。 去年、失恋して思ったこと。恋愛関係は、しばしば、相手に「嫌われる」ことで終わってしまう。相手のことが好きであればあるほど、それは、できれば起こってほしくない、辛いこと。でも、最初から嫌われることを恐れていたら何もできないし、そうしたらきっと人生はもっともっと寂しい。心を開く勇気、傷つく勇気を出したいくらい、つまり「たとえ嫌われても」と向かっていけるのが、愛なんじゃないかなって思う。 ボブ・マーリーのこの言葉が好き。“If she's amazing, she won't be easy. If she's easy, she won't be amazing. If she's worth it, you wont give up. If you give up, you're not worthy...The truth is, everyone is going to hurt you. You just got to find the ones worth suffering for.”

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    投稿日: 2016.10.25
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    全ての悩みは人間関係の悩みであるという前提、原因論から目的論への転回など、ドラスティックな説明により目から鱗が落ちる感覚を得られる。現代においても実践心理学としていっていの有用性がありそうだと感じた。個人的には、共同体感覚など腹落ちしきれない議論もあり、どこまで実践できるかは微妙だなという印象。平易に書かれた対話篇であるが、身近なところで哲学することを読書にもたらしてくれる良本。

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    投稿日: 2016.10.24
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    人の顔なんか伺わないで自分のなりたい自分でいましょうという話でした。きっとその方が自分にも周りにもいいことがあるはずです。 自分にはすごくやさしい物語でした。

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    投稿日: 2016.10.15
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    4度目のチャレンジでようやく読了。 自分の心がけ次第でいつでも幸せになれるという言葉に励まされる。今からここから幸せになろう。

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    投稿日: 2016.10.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アドラー心理学は人間関係に悩む人々にとって劇薬となる思考法と言える。 ・人間は皆主観的な世界に住んでいる。だからこそ「何が起こったか」ではなく「どう解釈するか」が大事になってくる。 ・「原因論」ではなく「決定論」科学的であるより建設的である方が大事。 ・承認欲求は明確に否定する。「あの人」の期待を満たす為にいきてはいけない。そこには自由はない。 ・評価、裏切りとは所詮、他者の課題。 ・課題の分離で他者と自分の課題を切り分ける事が出来れば他人と横の関係が築ける。介入ではなく「援助」がいる。 旅をするように人生を歩みたい。その時自分の理想に向かって日々を積み重ねる。線ではなく点で捉える人の方が強く柔軟性に富んだ人生を歩める。目的地ではなく日々の行動・プロセスそのものが目的、つまりは旅。

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    投稿日: 2016.10.10
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    「原因論」に立脚していると人は過去の出来事に対する結果として現在を受け入れてしまい変われない。人間の行動には何がしかの目的がある「目的論」に立つことで現状を変えることができる。「他人の課題には踏み込まない」=「課題の分離」が出来ることで、人は自由になれるし、見返りを求めず、他人を信じる行動に繋がる。自分の立ち位置が明確になるシンプルな考え方だと思いました。

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    投稿日: 2016.10.10
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    こんな風に生きたいなあ、生きれたらなあと思った。誰かのためではなく自分のために、他者貢献。嫌われるのとを恐れず、裏切られることを恐れずまっすぐ人を見つめてみたいと思った!

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    投稿日: 2016.10.06
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    ずっと気になっていた。今になって読みたいと思ったのには、自分なりに何かがあるんだろう。 アドラー心理学についてわかりやすく書かれていた。シンプルに生きる。いろんなところど断捨離とか聞くけど、それと同じようなことかな。他人に期待するなら、まず自分から。大切にしよう。

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    投稿日: 2016.10.06
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    “ゴーイング・マイ・ウェイ”のススメ。 相手からの評価を気にせず、 自分の思う通りに選び、動きなさい、ということ。 そしてその本質は、 言葉からついつい連想しがちな「自分さえ良ければそれでいい」では決してなく、 「例え人に嫌われても、『相手に貢献しよう』と動くことが人生を豊かにする」というものでした。 自分を、過不足なく受け容れること。 受け容れることで気付いた「幸運にも持っている道具」を用いて、友人を援助しようと動くこと。 そのことが、自分の中に「貢献感」を生み、肯定的な自己受容につながって人生を豊かにするのだ、と。 ここで大切なのは、「貢献感」とは主観的なもので、他者からの評価とは何の関係もないということ。 ここに“ゴーイング・マイ・ウェイ”の真意が見えます。 相手にとって良いと思うことをしなさい。でも、相手からの感謝や賛辞という見返りは求めなさんな。 ということでしょうか。 本中でコラム的に書かれていた、 あくまでもあらゆる人間関係は、縦ではなく横の関係でつながる「友人同士」だ (もちろん、年長者への敬意は必要ですが)、という内容も私には心地よく。 たどり着いた先は、 足りないモノは数多くあるものの、 幸運にも持っている「愛嬌」という道具を、友人たちを心地よく前向きな感情にするために、振り撒き続けよう。 例え、「八方美人」だと嫌われても。 という決意でした。 追伸 かおりん、年末にもらった本をようやく読破したよー。笑 読めて良かった。

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    投稿日: 2016.10.04
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    青年と哲人との会話形式で五夜をの会話の構成となっている。論理的には理解が苦しいが何が言いたいかは日常の会話形式なので読み進めやすい。アドラーの心理学の入門としては抵抗なく読み切れると思います。

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    投稿日: 2016.10.01
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    自分が変われば世界が変わる。私の力は果しなく大きい。アドラー心理学を知った私は世界が変わって見える。 それだけのことは書かれていますよ。 心理学というよりは哲学かと。 他者の期待を満たすために生きてはいけない→表題の嫌われる勇気なんですが、結局、オレはいつも他人によく思われたくて、自分の人生になってないなと気づかされた。 課題の分離→他人が自分を好きになるかとか、子供が勉強するかとか、これは自分の課題ではないと。自分の力ではどうにもならないということ。それをキチンと自分の課題と他人の課題を分離する。シンプルに世の中が見えるような気がした。 そして、人生の目的は他者貢献。自分が存在していていいと思えるのはいかに他者のために貢献できるか。 いろいろ突き詰めて考えれば、きっとこの考えに落ち着くんだろうな。 まだストンと府に落ちてはいないけど、じっくり考えてみたい。

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    投稿日: 2016.09.30
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    「7つの習慣」がどこから導かれたのか、不思議におもったことがあったが、その答えがここに書かれていたような気がする。なんでこの本がこんなに売れたのにみんな幸せになれないのだろう?笑

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    投稿日: 2016.09.24
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    内容は心理学というより哲学や宗教に近いです。アドラー心理学自体、一般的な心理学とはかなり異なるのではないでしょうか。 対話形式はわかりやすくていいと思います。順を追って進めることにより理解しやすくなると同時に、納得できる形で結論にたどり着うことができます。 ただ、アドラー心理学をほんとうに理解して、生き方まで変われるようになるには、「それまで生きてきた年数の半分」が必要になるとか。頭では理解していても、実践レベルは難易度高い。。。でも納得できるところがあれば、自分の中に取り入れやすくなるし、少しずつでも変われるんじゃないかと。「変われない」と思ってしまったら成長がありませんしね。 内容は「嫌われる勇気」だけではなく多岐にわたりますが、最後まで読んでみて、やっぱり一番大きなポイントは「嫌われる勇気」だと思いました。 アドラー心理学系の本は既読のため、私には少々冗長でこの青年が鬱陶しいこともあり、星ひとつ減。

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    投稿日: 2016.09.19
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    理屈では理解でき興味深いが、実践するにはとても難しい。 哲学が苦手でも読みやすい内容。対話形式でわかりやすい。

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    投稿日: 2016.09.19
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    3回目の読了 やっと内容がわかってきた気がする。 一回目は、どうもしっくり来なくて  なんで? どうして? の連続 よくわからん! で終了していたが なんか読んでしまい、もう一回読まないと! って思えた。 2回目は その意味合いを少しでも理解しようって思えておめた分 理解は進んだけど 内容を入れるので精一杯で・・・・・ 3回目 実践してみたいって思えるところまで来たけど 「勇気」が難しい 書いていることはわかる そだが大事だという理解もした でも なんだろう 行動に移せるかなあ って・・・・ この本、結構 考えさせられ 難しい! 1発で理解できた人がいたらレクチャー受けたいぐらい 3回目にしてやっと文章も書けたけど・・・・ 感想にもなってないし

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    投稿日: 2016.09.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いや~・・・。 この本は、欲しいわ。手元に置いておきたいわ・・・。 とりあえず図書館で繰り返し読もう。 たまたま、2月下旬は図書館整理のため休館になったので、この本は1か月近く手元に置けたのよ。 なので、ものっすごい、ちまちまちまちま読んだ。 メジャーな本なのでアレやろうけど、「青年」と「哲人」の対話方式でアドラーの思想を読み解いていくのね。 で、「青年」はハナから 「こんな思想、矛盾している!!」 と、「鉄人」に対して懐疑的やねんね。 でもまあ最終的には泣いて 「アドラー万歳!!」 と、いうて終わるみたいな(笑)、すごいテンションやな・・・と、思わなくもないねんけども、「鉄人」が少しずつ「青年」に問題を投げかけ、 「ちょっと一度持ち帰って考えてみる」 と、「青年」が討論を止めるところで私も逐一立ち止まりつつ、最後まで読みました。 で、まあ、 「手元に置きたい!」 て思うほどには、感銘を受けたってわけやけども(わかりやすいしね)、この本のいうてることはいうほどむつかしくないんちゃうんかなとは思った。 「あー、そうだよねえ」 と、思える箇所がものすごい多かったし、「青年」があれこれ立ち止まるポイントは誰もが立ち止まるところなんやろうなあとも思う。 他人の評価を気にしないというコストを払わん限り自分の生き方を貫くことができない ちゅうことなんやけども、 そりゃあ、そうよねえ!! と、納得はできるけど、だからって 嫌われてもいいから、自分を貫くぞー! と、言い切れるほどの主張もないわけよ。笑 気概以前に、主張がない。 どうしてもこうしたいとか、こう生きたいとか、そういう確固たるポリシーがないから、まあ、あたりさわりなく過ごしとく・・・? みたいな、せやったら、嫌われへんでひゃーっとおるほうが、お互いにいい・・・? ちゅうような感じ(笑)? 社会人ともなると案外人付き合いの世界が(学校より)狭くなるから、あっちに好かれてこっちに嫌われて、ちゅうような状況もそんなにないしね~。 この本のどこかにも書かれていたけれど、 「こうなりたい!」 と、いう希望がすくないともちろん失敗するリスクもすくないけれど、そのぶん喜びもすくない、ちゅうことらしいけども、そこも年齢を重ねると、こう、ハイリスクハイリターンよりローリスクローリターンを求めがちというか・・・(笑)。 いやいやいやいや! それでもいいのよ。それもいい。 「わたしはローリスクローリターンを選ぶぜ!」 と、(自発的に)思ってるならそれでもいい。そうじゃなくて、 「ほんまは起伏のある人生を歩みたいのに、自分が○○やからできない・・・」 などというてるんやったら、一歩勇気を出しなはれと、そういうことみたい。 この「哲人」がいわはるようなことを、去年、一緒にPTA役員をやった4人の面子は見事に実践していたわ。 彼女たちを見るたび、シンプルな考え方やな~、と、ずっと思っていたし、一人でも多くの人に「嫌われないよう」振る舞うばかりで八方ふさがりになっていた私にとっては 「いい出会いやなあ」 と、思ったものでした。 シンプルな考え方の後押しをしてもらいつつ、でもやっぱり切るに切れないので自分の首もしめつつ、1年を終えたと思う。 でもって、全員が全員シンプルでもあかんやろうなあと思うので、私は私でええんやろと思って、終わった。 波風を立てるくらいなら一歩引く。でも、理不尽なことは理不尽だという。それだけで世界がだいぶ変わるのだと思った。(後者が大変むつかしいが) ・・・で、まあ、今に至るわけやね(笑)。 今になって 「もうちょっとやり方があったのかなあ」 と、思うときも時々あるけれど(時々ね)、でもそう思えるのは「今」やからであって、1年前では無理だ。 他人と自分の世界や問題を切り離しにくい私やからこそ多くの人とまろやかな人間関係が作れるという美点もあるけど、「不幸自慢」やら「劣等コンプレックス」につかまりいやすいやなとも思う。 そこらへんは、気を付けていこうかなと。(;^ω^) 騙されやすいっちゅうか、つけこまれやすいっちゅうか? 以前、レコダイの本を読んだときに、 「太る努力をしている」 と、書かれていて、あーなるほどなーと心の底から思った。 確かに、今より10キロくらい重量級やったときの私は、食べるものも時間も 「敢えて太りそうなもの」 を、選んでいたし、そうでもないと満足感が得られないループに入ってた。 それと同様にして、この本では 「(自分とその世界が)変わらない努力をしている」 ちゅうことなんやろうなあ。 「好きではない自分」から脱却したいと思うくせに、変化したことによるリスクを思うと、「変わらないほうがまし」と、思ってしまう。 それは、言い換えると「変わらないための努力をしている」。 そのくせ、「変わりたい」と、世界を恨むなら、ほんまに今の自分がいやなら、今持っているものをすべて捨てる覚悟と勇気で 「変わろう」 と、口に出してみろと。 とはいえ 「そうはわかってるけど、それは簡単なことじゃないから、こうやって人間は悩むのではないか!」 と、いう意見を「哲人」にぶつけるところから、この本は始まっていくねん。 いっぽ踏み出す勇気を教えてほしい。これをやれば、あなたも簡単に割り切れます!っていうやり方を教えてほしい! ・・・で、その答えが、本のタイトルと(笑)。 他者に嫌われるくらい、わがままを押し通せ! ちゅうのとは全然違う。 このあたりの線引きが「常識」があるかないかでだいぶん解釈は違うとは思うけれど、自分が変わるためなら何をやってもいいというわけではないというのもポイント。 他者に貢献とか調和するとか、いろいろ書かれていたけれど、私は結局 「他人との関係を縦にしない」 に、尽きるなーと思った。 縦の人間関係しか作っていなかったら、我を通すために自分より下の人に対してはどんなひどいことでもやっちゃうよね。 でも、横の関係やったらどこかでブレーキがかかるわ、確かに。 「それはおかしいやろ」 と、他人にいわれるとかなりダメージでかいもん。笑 でも、自分が下においてる人にそういわれても 「ふん」 と、思っちゃう。 何をやっても絶対にそれをいわれない関係っていうのは、ゆがんでるよね。 きっと自分が下に見てる人には、相手からも下に見られている。 ちゅうことで、縦の関係と横の関係ももちろん念頭に置きつつ、他人につけこまれやすい私としては、人を「縦の関係」でしか見られないような人に不当な扱いを受けても、気に病まないでおこう、ちゅうこと。 所詮そんな程度の人間なので、好かれる必要もなければ、私の人生にかかわってもらう必要もないんやなと割り切るようにしよう。 また次に読んだら違うことを思うのかもしれない。 ここが気になる私はたぶん、縦の人間関係を築きがちなのか、築いているのかも。 (よくも悪くも)すぐ他人と自分を比べちゃうからね・・・。 だから、この本は手元に置いておきたいなー、と、思った。 (2016.03.12)

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    投稿日: 2016.09.17
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    著者のアドラー心理学の説明は非常にわかりやすいから、わざわざ対話形式でない方がむしろわかりやすい感ある。 やりたくないからできない理由をつける。 存在そのものを肯定し、幸せになる。 とかは斬新でシンプル。 ゆえに隙がないが、その他の理論はいまいちピンとこなかった。

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    投稿日: 2016.09.13
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    本書を読み、自分がアドラーの提唱していることをほとんど実践できていることが分かった。10年前に脱サラし、常に即断を迫られる状況に身を置いていたからだと思う。だから、星は1つ少ない4つ。あらためて学んだことは以下。   ・人は怒りをねつ造する⇒怒りはコントロール可能 例:激高していても電話が鳴れば普通に出る⇒怒りで人を恫喝しようとしている ・自分の劣等感を他人は気にしていない⇒劣等性ではない(劣ってはいない) 小柄である⇒他人に威圧感を与えないのでむしろ好条件 ・「課題の分離」の徹底 常に「この問題を解決しないで困るのは誰か?」を考える。他人の問題には踏み込まない⇒他人を変えることは決してできない ・老若男女問わず他人を評価しない⇒評価は上下関係を形成する⇒横の関係を築く 「よくやったね」ではなく「ありがとう」⇒貢献できたことを知らせることになる

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    投稿日: 2016.09.12
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    2016/9/11 原因論ではなく目的論で考える。〜だから〜なったのだ。という考えではなく、そうなったのは自分がその時にそのような選択をしたから。その目的が自分の行動や考えと関連しているということで、すべては自らが選択した結果の上にあるものである。という別角度からの考えはすごく印象的だった。すべての悩みは対人関係の悩みである。人は今この瞬間から変われるし、幸福になることができる。問題は能力ではなく勇気である。という言葉も、改めて考えると確かにその通りだなあと思う。他者の期待など満たす必要はない、自分が自由に選択して生きていけば自分のいま、ここのスポットライトの当たった人生にすることができる。上司から嫌われている…というのは実は自分の作り出した口実であり、自分を認めたくないから嫌な上司を作り出している。と考えると自分のいまの状況ももしかしたらそうなのかなという気がしてくる。

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    投稿日: 2016.09.11
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    ◆きっかけ 2016/9/10 ◆感想 図書館 2017/12/28 ◆引用 p56…シンプルな課題ーーやるべきこと--を前にしながら「やれない理由」をあれこれとひねり出し続けるのは、苦しい生き方だと思いませんか?(中略)この「変わらざるをえない」というところを忘れないでください、あなたは「あなた」のまま、ただライフスタイルを選びなおせばいい。厳しい話かもしれませんが、シンプルです。(中略)アドラーの目的論は「これまでの人生になにがあったとしても、今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もない」といっているのです。自分の人生を決めるのは、「いま、ここ」に生きるあなたなのだ、と。

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    投稿日: 2016.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今月2冊目として、課長も推していらっしゃるアドラー本を読みました。 嫌われる勇気と聞いて、リーダーや上司となるための心得的な本だと勝手な想像をしていたため、 人生や哲学について語る“哲人”と“若者“に最初は着いていけませんでした。 なぜ、そこまで考える必要があるのか? そこまで考えなければいけないほど人生はつらいものなのか? 私にとって人生は楽しいものという前提があるので、「こうやって考える人がいるのか」と驚きを感じました。 1/3ほど読み進めたところで、やっと自分にも思い当たる文面が出てきました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 仕事の主眼が「他者の期待を満たすこと」になってしまったら、その仕事は相当に苦しいものになるでしょう。 なぜなら、いつも他者の視線を気にして、他者からの評価に怯え、 自分が「わたし」であることを抑えているわけですから。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 360度評価を思い出しました。 確かに私は、一時期360度のことを考えると若干胸が重い気持ちになることがございました。 アピールしすぎると、ウザがられないかな?と心配になったり、 自分の実力の足らなさを思い知ったり、 頑張っても票が入っていないと、なんでやねーんと思ったり。 けれど、この本で提案されていた「課題の分離」によって重い気持ちから解放されることが分かりました。 360度評価を選ぶのはその人の課題であり、私自身の課題ではない。私は、馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできないのです。 当たり前ではありますが、強く意識するべきことです。 じゃないと、実力・アピール力が足りなかったにも関わらず、 「あんなに頑張ったのに評価されないなんてヒドイ職場だ」なんてぶっとんだ思い込みにもなりかねません。 オフィスのメンバーは相手に水を飲ませようと、グイグイ引っ張ってきますし、誰かにとっては自分は馬なので、めちゃくちゃ引っ張られます。 (想像したらなかなか面白い光景です。) それを悪い風潮だとは、いまのところ思いません。 今後も評価していただけるように努力し、アピールしてまいります。 今週末は「幸せになる勇気」を読んでまいります。

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    投稿日: 2016.09.08
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    評判どおり、目から鱗な部分や耳が痛い部分はあった。 けど、毒親本やネットなどで読んだのと同じこと言ってるなって部分もあって、想像してたほどの劇薬ではなかった。 すぐ突っかかる青年のキャラがなじめないけど、彼の「理屈は分かるが感情がついてこない」ってのはホントその通りだと思う。 理解しきれてない部分があるから、もう一度読んでみようかな。

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    投稿日: 2016.09.07
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    一昨年くらいのベストセラー話題作で、その後もずっと売れ続けている驚異の本です。 いつか読もうと思いつつなかなか手が出なかったのですが、いざ図書館で予約をしてみたら順番待ち100人超! 週刊ダイヤモンドでも特集されたりして読みたい意識が高まったところで偶然、知人が貸してくれました♪ ひとことで言うと、人生をシンプルに生きるヒントが書かれた本です。 「人生一般には意味などない。しかし、あなたはその人生に意味を与えることが出来る。」 この言葉にグッときました。 対話式の本なので読みやすく、読者に近い感覚の「青年」の疑問にこたえる形式が、アドラーの考え方を分かりやすくしてくれています。何度も反芻されることで頭にも入りやすいですしね。 とはいえ、一度読んだだけでは腹に落ちないところもあって。。結局購入しました。 過去に原因を求めてはいけない、トラウマを否定せよ、というように原因論を否定し、人は、なにかしらの目的を達成するために動いている、という目的論に焦点を当てるのがアドラー流です。 人間は過去に支配されないという主張は、それが正しいかどうかというより、そういう考え方は前向きでいいなと思いました。 また、自分の課題と他者の課題とを分離し、他者の課題には踏み込まない、という考え方も、意識していきたいと思いました。難しいけど。 誰の課題かを見分けるには、その選択によってもたらさられる結末を最終的に引き受けるのは誰か?を考えればよい。 自分の信じる最善の道を選ぶこと、その選択について他者がどのような評価を下すのか、それは他者の課題であって、本人には関係ない。 これは肝に銘じていきたいと思います。 最後に。 人は、「わたしは共同体にとって有益だ」と思えたときにこそ、自らの価値を実感できる。 他者からよいと評価されるのではなく、自らの主観によって、他者に貢献できていると思えること。 仕事の本質は他社貢献であり、我々は労働によってそれをなし、共同体にコミットし、私は誰かの役に立っていることを実感して、ひいては自らの存在価値を受け入れているのです。 そしてそれはもちろん、自分自身が実感できればよい。 それが幸福のすべてである。

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    投稿日: 2016.09.07
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    2016年9月5日読了。アドラー心理学を近年流行らせたベストセラー。哲人と青年の対話から、シンプルだが「常識からの脱却」が必要で、すぐできそうだが実践するのは難しいアドラー心理学のエッセンスに迫る。「認めない」と言って過去のトラウマなどから現在を説明する因果論を完全否定するアドラーのスタンスには迷いがなく、なさすぎてこっちが不安になってしまうほどだが、シンプルに考えて「目的志向」「他者貢献」「共同体感覚」を意識して行動すること、それが幸福につながるということか…。行動しても何も変わらないかもしれないが、「勇気」を出して行動することでしか自分と世界を変えることができない、ということか。自分もそうだし、子どもにもこの考え方は意識して接していきたいものだ。

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    投稿日: 2016.09.05
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    当たり前の事が書いてある。 でも、人は当たり前な事ほど大事だと思うから、分かっているのに出来ないから、多くの人が興味を持って読んでしまうんでしょうね。 また、タイトルに惹かれてしまいますが、読んでしまえばそうでもない(笑) 多くの人と話せる内容で、読み回して楽しみました。

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    投稿日: 2016.09.01
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    これは面白い --- 同僚のすすめでこの本を読んだ アドラー心理学の概念は多くの人に勇気を与える 大事なのは概念ではなくどうしたら行動に移せるか この本を読んだだけでは 実践に結びつけることは難しいかもしれない 私たちは普段、どれだけ人の話を聞いていないか そのことに真っ直ぐに向き合うことが先決である

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    投稿日: 2016.08.28
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    対話形式でとても読みやすいのですが 少し青年が折れるのが早い・・・もっと言える事あるのに あっさり諦めてしまうのが少し残念。 ただとても納得させられる内容ばかりでした。

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    投稿日: 2016.08.24
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    アドラー心理学を対話式で物語っている。最後まで読み進むことが出来た。心に残ることは、嫌われないように生きることは、自分のために生きていないこと。どう思われているかは、相手に介入すること。生きていく上での目標は、向上ではなく、他者貢献。「普通に生きる勇気」も心に焼き付いている。心が折れそうになったとき、また読みたい。

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    投稿日: 2016.08.22
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    自己啓発本と聞くと、ノーマルからプラスへ向かう人向けに聞こえるが、この本の価値は、むしろマイナスで困っている状況から脱するきっかけになり得る点にあると思う。 そういう危機感を持って”挑む”(”読む”より適している表現)と、大きな刺激が得られる。 但し、Amazonのレビューにもある通り、刺激が全て良い方向に働くとは限らない。

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    投稿日: 2016.08.19
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    ゆっくり夏休みが取れたので積読を消化した。知り合いからアドラーを読んでみたらと勧められて手に取ったような覚えがある(もはや朧げ…)。買った当初、前半読んでて辛いなぁという印象だったのだが、後半は以外とすんなり読めた。 「これは誰の課題なのか?」を考え、他者の課題と自己の課題を切り分けるという考え方は、思考をシンプルに切り分けるのに役立ちそうだった。『他者がわたしをどう思うのか、わたしに対してどのような評価を下すか、それは他者の課題であって、わたしにはどうすることもできない。』他者の考えはアンコントローラブルな領域だ。そこをコントロールできるとは考えず、手放すこと、嫌われる勇気ってこのへんからきてるのかなと納得した。 以下、引用メモ。 いまの自分よりも前に進もうとすることにこそ、価値がある 対人関係の軸に「競争」があると、人は対人関係の悩みから逃れられず、不幸から逃れることができません。 一緒にいて、どこか息苦しさを感じたり、緊張を強いられるような関係は、恋ではあっても愛とは呼べない。 どれほど困難に思える関係であっても、向き合うことを回避し、先延ばしにしてはいけません。 「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない。→ 他者の人生を生きることになります。 他者もまた、「あなたの期待を満たすために生きているのではない」 「これは誰の課題なのか?」 もしもあなたが異を唱えることによって崩れてしまう程度の関係なら、そんな関係など最初から結ぶ必要などない。関係が壊れることだけを怖れて生きるのは、他者のためい生きる不自由な生き方。 人が課題を前に踏みとどまっているのは、その人に能力がないからではない。能力の有無ではなく、純粋に「課題に立ち向かう”勇気”がくじかれていること」が問題なのだ、と考えるのがアドラー心理学です。そうであれば、くじかれた勇気を取り戻すことが先決でしょう。 「変えられるもの」と「変えられないもの」を見極める 他者貢献とは、「わたし」を捨てて誰かに尽くすことではなく、むしろ「わたし」の価値を実感するためにこそ、なされるもの 幸福とは「貢献感」のことなのだ

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    投稿日: 2016.08.19
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    言わずと知れたベストセラー。 たくさんの方がすでに評されているので、簡潔に感想を書きたいと思います。 読むまではありきたりのポジティブ心理学の本だと思ってあまり期待していなかったのですが、岸見先生の長年の研究と実践からうまれた、簡潔かつ必要十分な、非常にわかりやすい内容でした。 悩める10代の頃に読みたかったけれど、今日から私も実践したいことがたくさんありました。 以下は私のメモ。数字は電子書籍のページ。 487/3760 与えられたものをどう使うか 546 アドラー哲学は性格や気質をライフスタイルという 970 劣等感は成長を促す。劣等コンプレックスとは別のもの。1116健全な劣等感は理想の自分とのギャップに生まれる。 1084 私たちの文化において弱さは非常に強くて権力がある 1210 対人関係を競争と考えると、他者の成功は自分の敗北のようにおもわれる 1876 課題の分離。他者の課題には一切介入せず、自分の課題には他者を一切介入させない 2365 所属感は生まれながらにあたえられるのではなく、自分で獲得していくもの 2546 介入と援助 3474 人生は連続する刹那

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    投稿日: 2016.08.18
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    人に嫌われたくないとか人に好かれたいとか思わないので、「嫌われる勇気」というタイトルが当事者意識を弱めていたのだけれど、結構売れてるし、アドラーってどんなもんかなと思って、読んでみたら結構楽しく読めた。普段、新潮や岩波でロシア文学を読んでいる人は、青年の「熱さ」に親近感を抱けるんじゃないかと思う。

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    投稿日: 2016.08.16
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    人は目的に沿って行動する、という目的論の発想で生きれば、「目的を変えれば人生は変えられる」と希望が持てる。フロイト的原因論では、起こるべくして起きた、不幸な人生は変えられない、となるが、アドラーは「自分の人生は自分で決められる」と訴えている。 厳しいが、明るい未来が見える、勇気づけられる一冊。

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    投稿日: 2016.08.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    売れているからという何気ない理由で読み始めたのですが、完全にアドラーの教えにはまりました。なんかいままで、もやもやしていたのがすっきりとした感じがします。

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    投稿日: 2016.08.12
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    アドラー心理学を心得た哲学者と悩める青年による対話形式で書かれたもので、読みやすい作りである。実際に読み終えてみて、人生観を変えさせられる一冊になった気がする。 人は変われる、世界はシンプルである、誰もが幸せになれる- アドラー心理学とは、「他者を変えるため」ではなく、「自分が変わるため」の心理学であり、「所有の心理学」ではなく「使用の心理学」、すなわち、何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかに視点を向けるものである。 人は誰しも、客観的な世界ではなく、自らが意味づけをほどこした主観的な世界に住んでいる。問題は世界がどうであるかではなく、あなたがどうであるか。「世界」が複雑なのではなく、ひとえに「あなた」が世界を複雑なものにしている。あなた自身がサングラスを外し、世界を直視する勇気が持てるかどうかの問題だと哲人は語る。 幸せそうにしている他者を心から祝福できないのは、対人関係を競争で考え、他者の幸福を「わたしの負け」であるかのように捉えているから。「人々は私の仲間なのだ」と実感できていれば、世界の見え方はまったく違ったものになる。 他者から「よい」と評価されるのではなく、自らの主観によって「私は他者に貢献できている」と思えること。人は「わたしは共同体にとって有益なのだ」と思えた時にこそ、自らの価値を実感できる。 そして、他者のことを「行為」のレベルではなく、「存在」のレベルで見る。存在のレベルで考えるなら、我々は「ここに存在している」というだけで、すでに他者の役に立っており、価値があるのだ。 その他にも心に響く内容が盛りだくさん。 自分なりに要点をA3用紙1枚にまとめた。時々これを見直しながら、「いま、ここ」を真剣かつ丁寧に過ごせているか見直したいと思う。 承認欲求を否定するアドラー心理学の立場からすると、FACEBOOKの「いいね!」に喜びを感じるということは、正に"他者の人生を生きる”ことであり、裏返せば自己への執着にほかならないということか…それも何だか分かる気がした。

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    投稿日: 2016.08.08
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    久しぶりに読みだしたら止まらない… なんだなんだ!と、一気に読み終えました。 誰かの役に立つ、誰かのためになる。 そのために、心理学に触れてみたいと思いました。 この本自体はベストセラーにもなっているし、 評判の良い書籍でしたので、存在も知っていましたが、 出会えてよかったと思える1冊でした。 誰かの役に立つ、誰かのためになる…。 気持ちをポジティブに、相手の立場に立って、 何か貢献できることはないか…と、行動する。 でも、実際は空回りも多くてなんだか疲れてしまう。 これでは、ダメなんだな… そんな複雑に絡み合った自分の頭や心を この物語に出てくる(アドラーの心理学を熟知した) 哲学者と混沌とした世界に大きなストレスを抱えている 青年のやりとりが、解きほぐしてくれました。 本書で紹介された心の在り方を常に 持ち続けることは簡単ではないかもしれませんが、 ものごとを大きくシンプルにとらえ、勇気を持って 1歩1歩確実に歩みを進められるようになりたいなと 思いました。本当の自由とはなに? 第一夜 トラウマを否定せよ 第二夜 すべての悩みは対人関係 第三夜 他者の課題は切り捨てる 第四夜 世界の中心はどこにあるか 第五夜 「いま、ここ」を真剣に生きる

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    投稿日: 2016.08.03
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    アドラー関係書2冊目。 アドラー心理学を哲人と青年の対話を通して語られる話で、ベストセラーになっていますね。続編の愛される勇気?も出版されたとか。 1冊目の100の言葉に比べるとわかりやすいのかもしれないけど、個人的には話の内容よりも青年が常に否定的で怒っているというか、そういう雰囲気がとても疲れて読むのにとても苦労しました。 何故淡々と問答のように会話できないのか。 それだと他の読者はついてこないのでしょうか。 入門編としてはいいのかもしれない。 でも、なにか思い悩んでアドラー思想の原点を確認するときには開かないであろう本です。

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    投稿日: 2016.08.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アドラー心理学に始めて触れた一冊。色々新鮮。まず、『トラウマを否定せよ』過去の原因ばかりに目を向け、原因だけで物事を説明しようとすると、おのずと『決定論』に行き着く。我々の現在、未来は、過去の出来事によって決定済みであり、動かしようのないものになる。確かに、と思う一方でなかなか理解まで辿り着けない。そしてアドラー心理学を本当に理解して、生き方まで変わるようになるには、『それまで生きてきた年数の半分』が必要になるらしい、、、。つまり40歳から学び始めたとするとプラス20年が必要で60歳までかかる。やりがいあると捉えられるか、、、。生涯学習です。

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    投稿日: 2016.08.02
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    間違いなく名著です。100万部を超えるベストセラーになる理由が分かります。 書店でふと著書を手に取り、インパクトのあるタイトルに当初は疑問を持ちつつも、読後は非常に感銘を受けました。 一番印象に残ったのは、人間関係の部分で例え親子や先生生徒の関係でも縦の関係を築かずに横の関係を築くべきだという点です。周囲の人間はみな仲間であり、自分と同じ目線で接するべきだという箇所は、自分の人生観を変えました。 仕事においても、仕事の種類で差別すべきではなく、給料に関わらずどのような仕事も社会において必要とされるのであれば、全ての仕事は平等に重要であると教えてくれます。 著書の教えを実践するのは確かに難しいですが、一歩一歩歩んでいきたいと思います。

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    投稿日: 2016.07.31
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    アドラー心理学を対話形式でわかりやすく伝えてくれる本。 理解できたようなできなかったような... アドラーの名前は知りませんでしたが、本書に書かれている内容は、どこかの自己啓発本や思想本にも触れられている内容も含んでいます。それらの本も、アドラーの考え方から派生していたのかもしれません。 本書での一番の驚きとは「原因論」ではなく「目的論」→「トラウマ」は存在しないとのこと。 ここが腹落ちするかどうかで理解が決まると思います。 論理的には理解できます。しかし、感情的にはすーっと理解することは難しいでしょう。 それ以外で書かれていること、主張していることについては、おおよそ理解できるし納得できます。 しかし、その根本の考え方である「目的論」→トラウマは存在しない論については、どうなんだろうと思います。 アマゾンの書評でもその辺で★ひとつのコメントをしている方が多くいるようです。 うつの人は読んじゃいけないとか、トラウマに苦しんでいる人は読んじゃいけないとかとか。 ということで、この対話形式の青年にぜひその辺を鋭く哲人に質問してもらいたいところです。どんな回答が得られるのかとても興味があります(笑) さて、それはさておき、本書に書かれているアドラー心理学の掲げる行動面の目標 (1)自立すること (2)社会と調和して暮らせること この行動を支える心理面の目標 (1)私には能力がある、という意識 (2)人々は私の仲間である、という意識 とありますが、本書からの大きなメッセージとしては、 「他人の評価は他人の評価、なので、自分自身の行動に、あるいは、それを導き出すライフスタイルを勇気をもって決断し、今、ここを集中して生きろ!」ってな感じと読み解きました。 そうすると、そう、普通(一般的によく言われていること)なんだよなぁ...うーみゅ.. なので、考え方はそれでいいとして、それを行動できるかどうかがポイントになるかなと思います。

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    投稿日: 2016.07.31
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    まとまった時間ができたので一気読み。 対話形式という演出がアドラーのことを全く知らない自分としてはうまく理解できるしいくらかドラマチックな展開になっているので読み終えて自分も実践してみようと思った。(若干無理矢理な部分はあるが…) たくさんの要素が出てきたがまずは課題の分離をしっかりとやってみようと思った。

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    投稿日: 2016.07.30
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     まさに目から鱗でした。特に、目的論、縦ではなく横の対人関係を築くというところが。結構目新しい考え方ばかりで、素直に受け入れられないものが多く、確かに自分の中にアドラーの考えを完全に受け入れて実践するまでには時間がかかりそうだと思った。  唯一共感したのは、自分と他者を切り離して考えること、適切な距離感を持って対人関係を築くということ。確かにこれは日々実感することが多いと思う。あまり近づきすぎたり、友人との関係が近すぎたりすると、私は人と上手く付き合えないと考えていた。私の性格が悪いからか? と思っていたけれど、アドラー心理学ではこの距離感を守ることを主張していたので、自分の性格の問題ではなかったのか! と多少安心できた。  ただ、この距離感を含めて、アドラー心理学を実践していくなかで、他人は反発するだろうし、それがますます行動を難しくしていくと思う。実際に私もこの距離感を保つということを必死になってやってみてはいるけれど、自分の内面を何でも曝け出してほしがる人がいるし、自分が尽くしただけの見返りを他人に求める人もいる。でも、本の終盤あたりにあった「誰かが始めなければならない。他の人が協力的でないとしても、それはあなたには関係ない。わたしの助言はこうだ。あなたが始めるべきだ。ほかの人が協力的であるかどうかなど考えることなく。」(P.282,L.6~L.8)という文章を読んで、少し勇気を持てた。  この本でアドラー心理学に興味を持てたので、関連する本も読んでみたいと思う。

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    投稿日: 2016.07.29
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    分かりやすいのか難しいのか、判断に迷います。 言葉は難しくはないけれど、内容が難しくて、自分の中で理解するには時間がかかりそう。 青年の言葉がとても攻撃的に反論するので、それはちょっと違和感がありました。 もう少し読み返して、自分の中に吸収したいと思います。

    0
    投稿日: 2016.07.29
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    2016.7.26 初めてのアドラー心理学 対話形式なので読みやすかった。 ただ、前半はやっぱり私自信もやもやする部分もあり、この本に出てくる青年と同じように疑問を持ったりしたけど、後半一気にすとんと落ちてきた。 自分が今悩んでることも、少しすっきりした気がする。 以下、備忘録 10人の人がいるとしたら、そのうち1人はどんなことがあってもあなたを批判する。2人は互いに全てを受け入れ合える親友になれる。残りの7人はどちらでもない人だ。 承認欲求を通じて得られた貢献感には自由がない。 共同体感覚さえあれば承認欲求は消える。 計画的な人生など、それが必要か不必要かという以前に不可能なのだ。 過去にどんなことがあったかなど、あなたの(いま、ここ)にはなんの関係もないし、未来がどうであるかなど(いま、ここ)で考える問題ではない。 人生における最大の嘘は、いまここを生きないこと。

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    投稿日: 2016.07.28
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    先に「アドラー心理学入門」を読んでいたからか、対話形式がまどろっこしく感じた。 当たり前のことなんだけども、全てを実践できるかというと、難しい。 自分のことを大事にしてかつ人のことを尊重する生き方の本。

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    投稿日: 2016.07.27
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    アドラー心理学の勧める生き方、考え方を、自分はどうやら日々実践している様なのだけれど、この本の中にもあるように、ほとんどの人には素直に受け入れにくい生き方なんだと。ということは僕自身が世の中に受け入れられにくいタイプの人間ということになるのだが…。まぁいっか。自分の問題に集中しよう。

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    投稿日: 2016.07.25
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    一つ一つのトピックはある程度納得できるものも多いが、話の展開がイマイチついていけず、トータルで理解できていない気がする。。。

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    投稿日: 2016.07.24
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    やっとアドラー本を読みました。最近のここのところの潮流的なものを牽引しているのは間違いないと思う。著者も認めているように、内容が飲み込みにくい部分も無いわけではないけど、これを読んで結構楽になったのは正直ある。実践しなければ。

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    投稿日: 2016.07.24
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    読んでよかったとすごく思った。 特に対人関係の悩みのところでは、この本を読んで気持ちがすごく楽になった部分があった。 全てを受け入れられるほどには素直にはなれないけれど、自分になかった色んな考え方を知ることができてよかった。 自分はこういうところが良くないのかも、というのを客観的に考えられるきっかけになった気がする。 咀嚼するのに時間がかかる内容なので、日常の中でもう少し考えながら理解していきたいと思う。 ホントにいろんなことを感じた本なのだけれど、それをここに赤裸々に書くのはあまりにも恥ずかしいのでカッツアイ。

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    投稿日: 2016.07.23
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    対話形式で、段階を踏んで進んでいく。読み進めていくことで、あータイトルってそういうことね、とか、幸せになるにはどうすれば、とか教えてくれる。 人生観変わるとまでは行かないし、頭では分かるけどそれが中々できないんだよ!と青年に共感しまくりだが、かつて自己啓発書を読み漁っていた自分には、割とすーっと入ってきた。考え方のヒントは貰える。

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    投稿日: 2016.07.23
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    ベストセラーはあまり読まないようにしていて、できればそうなる前に売れそうな本は読んでおいて知っていることにしておきたいので、売れてから本屋さんで平積みになっているのを手に取るのは嫌だったのだけど、この本はやっぱりどうしても気になっていて、結局読んだらとても面白かった。 原因論ではなく、目的論。 すべての悩みは、対人関係の悩み。 他者の期待を満たすために生きてはいけない。 自分の課題と他者の課題を分離する。 自己肯定ではなく、自己受容。 いま、ここ。を生きる。 全部腑に落ちて今日から実践するぞ! とまではいかないけど、どれも共感はできた。 もっとシンプルに捉えられるようになりたい。

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    投稿日: 2016.07.23
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    難しい。 一気読みなどできないし、頭に入ってこない箇所も多々あり。 先が読めないので、筋道立てられず、一度で理解することはできなかった。 読み返せば、また違うのかもしれない。

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    投稿日: 2016.07.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    対話形式で、やさしい言葉で書かれているので読みやすく、理解しやすかったです。 「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」 自分を高めているつもり、内面を磨いているつもりでも、例えば人に誇れる自分でありたいとか、親に言えないような恥ずかしい生き方はしないとか、他者を意識していたんだと気づきました。 「われわれは、同じではないけれど対等なのです」 家柄とか根明とか生まれながらの格差のように思っていたけれど、その差を優劣と絡めてはいけないという教えにハッとしました。違いはあるけれど、人は皆対等。いまの自分よりも前に進もうとすることに、価値があるということ。 「他者に貢献するのだという導きの星さえ見失わなければ、迷うことはないし、なにをしてもいい」 貢献することで自分の居場所なり人生の価値のようなものが生まれるという考えには賛成。気づかれなくてもいい。ささやかなことでも、誰かの役に立てたり、みんなのためになることができたとき、幸福を感じることができる。

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    投稿日: 2016.07.16
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    人生最大の嘘は、今を生きないこと 自由とは、人に嫌われること 幸せとは、貢献感。 自己受容、他者信頼、他者貢献

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    投稿日: 2016.07.13
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    良書。 アドラーは読んだ事ないが、この本はおそらく分かりやすく書かれているんだと思う。それでも、難しい。 水場まで連れて行けるが、水を飲むかは本人次第。 人を変える事は出来ない。人に何かして貰うことを期待しない。変えられるものと変えられないものを見極める。 10人全員に好かれるのは無理。1人には嫌われる。でも2人は友人になれる、そうだ。

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    投稿日: 2016.07.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この本は、アドラー心理学を対話形式で表現していて、知らない人でも読みやすい本です。 序盤に出てくる、『自分が変わらないのは、自らに対して「変わらない」という決心を下しているから』という一文は、心に刺さりましたが、その反面、やはり少し逃げ道は欲しいとも思いました。 特に共感できた点は、すごく当たり前なことですが、過去の経験に対して言い訳や後悔をしていても、過去を変えることは不可能だということです。 誰しもが過去に対して「もし○○だったら」と思うことはありますが、そういう考え方は意識的にやめようと思いました。 ただし、みんながみんな、この本に書かれているような考えになったら、自己満足に溢れた世界となってしまいそうですので、色んな考え方の人がいていいと思います。 もちろん素敵な考え方も多いので、まだ読んだことが無い人には、ぜひオススメしたい本です。 ※少々おもしろいと感じたのは、対話がまるで洋画の字幕を見ているような感覚だった点です。 最近ビジネス本を読んでいたため、物語を読んでいるような感覚となり、頭の中に情景が浮かんできました。

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    投稿日: 2016.07.06
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    七つの習慣を読んだらこちらも進められたので。だいたい書いてある事は似たり寄ったりですがこちらは哲人と青年の会話形式で物語長に進んでいきます。とりあえず青年がかわいすぎて萌えました。青年はちょっとうざったいぐらいがちょうどいいですね。

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    投稿日: 2016.07.04
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    アドラー心理学なお話。売れ筋だったので中身を知らずに買ってしまった。 内容にはあまり同意できず。中身は難しいが、他人の目を気にせず今を生きろとかそんな感じの、、、違うかもしれない。 対話形式のため、要点があまり入ってこない。読む前に「アドラー心理学入門」的な本を読んだ方が良かったかもしれない。

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    投稿日: 2016.07.03
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    納得はしたが、理解して自分の心には落ちていない。幸福とは貢献感であり、人とは対等に接し、他人の課題には介入しない。ともすれば、冷たい考え方のようにも感じるアドラー心理学をもっと学びたい。本書では常に論理的であり、容易な言葉で書き記されている。非常に良書であることは間違いない。

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    投稿日: 2016.07.03
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    上司が貸してくれたので読むことにしました。 時々難しい箇所はありましたが、自分が思っている以上に、人生は自分次第。 過去にとらわれず、今、ここを真剣に生きることで幸せでいられる。

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    投稿日: 2016.07.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    深く理解しようとすると難しい内容ですが、自分なりに解釈すると、他人を気にせず自由に前向きに生きていこうよ。というようにとらえました・・・終わりのほうの章にでてくる「人生とは連続する刹那である」というところは共感ができました。でも、コンプレックスや悩みが時には人生のバイタリティーになることもあると思いますが・・・・

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    投稿日: 2016.06.26
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    ここ数年苦しく悩んでいた自分に必要な本だったと感じた。社会に出ることで自分の人生に対する姿勢を悉く打ち砕かれ、すっかり迷子になってしまっていたが、この本のおかげで昔の自分の生き方、感じ方をすこし取り戻したように思う。他者は敵ではなく、仲間であり、一部を見て全体を判断しない。さらに、自分には行為のレベルでなく存在のレベルで価値がある。他者貢献こそが幸福への道しるべであり、他者に貢献しているかどうかは、他者ではなく自らが主観的に決める。みんながやってくれない自分ばかりやらされる、ではなく、全体を見て、今自分が他者に貢献しているという喜びの意識。感謝の心。何を言われても、何をされても、たとえ他者に嫌われても、それは私とは関係ないし、そんなことに縛られずに社会と調和しながら自由に生きたいと思う。過去でも未来でもなく今ここにいる自分ののために。

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    投稿日: 2016.06.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    199)「なんの稼ぎもないくせに」   「誰のお陰で飯が食えると思っているんだ」   「金銭的になんの不自由もさせてないのに    なんの不満があるのか」   経済的に優位かどうかなど人間的な価値には   まったく関係ない   会社員と専業主婦は働いている場所や役割が   違うだけ「同じではないけど対等」   女性が賢くなること、自分以上に稼ぐこと、   女性から堂々と意見されることを怖れている   つまり強烈な劣等感を隠し持っている   劣等感とは縦の関係の中から生じる意識 248)「仕事が忙しくて家庭を顧みる余裕がない」   仕事を口実に他の責任を回避している   それは人生のタスクから目を背けた生き方   家庭での仕事、子育て、地域社会への貢献、   趣味あらゆることが仕事   行為のレベルでしか、自分の価値を認め   ることができない  

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    投稿日: 2016.06.23
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    人生や人間にまつわる常識に対するアンチテーゼの集大成。過去と未来、自分と周囲と人間、さまざまな矛盾が交差する現代において、シンプルかつ本質的な見解を得られる優れた一冊。

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    投稿日: 2016.06.23
  • 共同体感覚への説明のみ不足してますが続編で説明するのでご安心あれ(つまり続編は必読)

    ※amazonにも書きましたがこっちで買ったのでこちらにも書きます 文体等は拙い印象も受けるのですが、衝撃的な内容であるにも関わらず対話形式でわかりやすい。 青年の頑迷さに自分を重ねたり比較したりできる点も我らの日常の感覚との橋渡しとして機能してくれている。 この内容を抵抗なく頭に入れさせる本著の構造に制作者の本気と使命感を感じました。 ただし終盤の共同体感覚についてのみ説明不足なので星4つ。なんでここだけ感情論なの・・・? それだけは残念でしたが、続編の「幸せになる勇気」で完璧に説明されてたので安心してくださいませ。目から鱗ですよ! まあ二冊買わなきゃいけないってことになるんですが、それだけの価値は十二分にありますのでお勧めです!

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    投稿日: 2016.06.19
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    本を読んでいて目を見開くほど驚いたのは初めて。 心理学、哲学のようなジャンルで一気読み出来るのは対話形式でストーリーがあるから。作者さんの力量が凄まじい。 「青年」と同じく承認欲求が否定されたのが一番驚いたところ。

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    投稿日: 2016.06.18
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    2016.6.18 つ、疲れた… とりあえず1回読了。 周囲に哲学や心理(あえて分ける)が好きなひとが何人かいまして、そのあたりの言うことを少しでも理解しようと読んでみました。 自分も、人生を考えることに興味はありますし。 そのうち ひとりは別の、某カウンセラーさん系のところでセミナーも受けたりしているようで、そこから借りた本を読んだり断片的に聞いていたことが、「こういうことをベースに言っているのかな」と思うことはできました。フロイトはあんまり勉強してないですけど、自己啓発とかっていう意味ではアドラーベースのほうが説得しやすいのかもしれないかな… 読んで終わりにはできない感じです。文中にもありましたが、実践には時間がかかる。 自分のなかに落とし込めるまで繰り返すことが必要だろうと思います。

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    投稿日: 2016.06.18
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    アドラー心理学を対話方式でわかりやすく解説している。以下覚え書き。 人は変われる。世界はシンプルである、誰もが幸福になれる。 そのためにはありのままの自分を、「自己受容」し変われない部分ではなく変われる部分に置いて、他人の評価、どう思われるかにとらわれることなく変わる「勇気」を持つこと。トラウマや〜だから出来ないは変わらない方が楽だから自分への言い訳。 縦ではなく横のつながりをもつ=意識の上でみな対等でありお互いの主張をいいあえる関係。褒めるという行為もまた上から目線になる。ほめず、叱らず。勇気づけ=感謝の言葉を。関係を良くしたいと思う相手であれば結果がどうであれ無条件での「他者信頼」が対人関係の基礎。そうでない他者は切って良い。 「他者信頼」の相手=仲間。「他者貢献」つまり他者が「何をしてくれるか」ではなく「自分が他者に何ができるか」これを行うことにより「誰かの役に立っている」自分を自己受容でき仲間意識、ひいては自分の所属できる場所=共同体感を得ることができる。 この貢献感こそが=幸福である。また、未来や過去、他人の目にとらわれず、「いま、ここ」の刹那を生きることが大事。どんな刹那を送り他人に嫌われたとしても貢献の中に導かれる未来はある。

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    投稿日: 2016.06.18
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    アドラー心理学を丁寧に詳しく、しかしわかりやすく説明している。 真理を求め自分を変えたい青年と世界はシンプルであり、人は直ぐにでも変わることができると説く哲人の会話で構成されており、最初は挑発的だった青年が自ら変わろうとし、自由を手に入れるために心の持ち方を変えていく様が面白かった。 様々な口実を設けて人生のタスクを回避しようとする事態を指して「人生の嘘」という。 厳しい言葉ではあるがすべては皆、自分が決めたことであり自分の責任なのである。 選んでいるのは自分なのだという気付きが新鮮であった。

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    投稿日: 2016.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

     フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称されるオーストリア出身の精神科医、アルフレッド・アドラー。彼が創設した「アドラー心理学」を、「青年と哲人の対話篇」という物語形式でまとめた本である。アドラー心理学は欧米で絶大な支持を得ている。その秘密は、「どうすれば幸せに生きられるか」という問いにシンプルかつ具体的な答えを提示してくれていること、そして「あなたは絶対に変われる」という揺るがぬ姿勢にある。  これまでの一般的な心理学といえば、現在の「私」は過去の経験により作り上げられたものという観点に立っている。そのため「今」を変えるためには、まず過去を振り返ることで問題の始発点を探り、自己の「トラウマ」と向き合うことが求められる。  しかし、このアドラー心理学はこの観点からも全く新しい心理学だ。アドラー心理学は、明確にこのトラウマを「否定」する。過去など関係ない。今の自分に問題があり変われないのは、「自分は変わらない」という決断を下しているからだと。この心理学の上に立てば、どんな過去を持っている人でも自分次第で変わることができる。変われない原因は「過去の経験」にあるのではなく、本当の意味で変わろうとしていない「現在の自分」にあるのだから。  ただしこれだけでは、胡散臭い理想論を振り回す啓発本と同じである。いくら巧言を用いようと、実践可能かつ効用がなければ、ちり紙以上の価値は見いだせない。アドラー心理学が多くの人にとって生きる指針となっているのは、この点で他の心理学とは一線を画しているからだ。「心理学」であるため論理的に説が組み立てられているのはもちろん、具体的かつ有効な実践方法を明確に提示してくれる。なんと、幸せになるための「心理面の目標」とともに「行動面の目標」まで示してくれるのだ。「このように生きてみろ。そうすれば君は絶対に幸せになれる。」という強いメッセージがここにある。  本書が100万部以上のベストセラーになった理由は、アドラー心理学の内容だけでなく、実はその形式にもある。人の心という目に見えないものを対象とした心理学の本は、悉く難解で最後まで読み切ることが困難な代物だ。しかし本書は、全編「青年と哲人」の対話形式をとっており、これが何ともわかりやすい。そしてまたこの二人が特徴的な性格をしており、読み物としても飽きることがない。  本書を読んで、井上ひさしの「むずかしいことをやさしく」「ふかいことをおもしろく」という言葉を思い出した。劇作家としての言葉だが、本書にもまさしく当てはまるような気がした。

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    投稿日: 2016.06.15
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    もしも人生が線であるのなら、人生設計も可能でしょう。しかし、われわれの人生は点の連続でしかない。計画的な人生など、それが必要か不必要かという以前に、不可能なのです。 アドラーの言うエネルゲイア的な人生とは ・人生は点の集合 ・過程そのものを結果とみなす ・いま、ここを大切に生きる ・過去にどんなことがあったか・未来がどうであるかは、いま、ここで考える問題ではない ・いまできることを真剣かつ丁寧にやっていく ・もはや物語は必要ない ・人生は常に完結している 刹那としての「いま、ここ」を真剣に踊り、真剣に生きる。過去も見ないし、未来も見ない。完結した刹那を、ダンスのように生きる。誰かと競争する必要もなく、目的地もいらない。踊っていれば、どこかにたどり着く。 なにがしたいの?なにになりたいの?とか、大企業入って〜いつ結婚して〜子供産んで〜とか、そういう話をする人もいる。物語仕立ての方が話しやすいのかもしれない。NHKかよ。だけどまあ、人に合わせて適当にそれっぽく整理して説明してきた。違和感抱えながら。だけどその通りになった奴いなくね?そんな感じだったからアドラーの言ってることがしっくりくる。だからと言ってさぼるわけじゃないしフラフラしてて良いわけじゃないけど、今後どうしたいの?って聞かれてもその時良いと思ったことを自分で選択すればそれで良いでしょ。人生をストーリー仕立てで説明する義務はない。死ぬ直前でいいよ。 就活していて、嘘ばっかり喋ったり良いこと言ったり、今後どうしたいのか、何で入りたいのか、そんなことをストーリー仕立てにするのに違和感しかなかった。辛すぎてやめた。まだ決まってないけど他の道で努力を始めた。それで良いじゃん。周りに流されがちだけど、違和感持ったことは、やめよう。わたしに合わない。

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    投稿日: 2016.06.09
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    あの人の期待を満たすために生きてはいけない 。他者もまた「あなたの期待を満たすために生きているのではない」。 それでも、なお、たとえ相手が自分の思う通りに動いてくれなかったとしてもなお、信じることができるんだろうか。愛することができるんだろうか。 ずっと手許に置いておきたい本。私は、この本の考え方が好き。

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    投稿日: 2016.06.07
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    最初は、当たり前のことばかり書いてるなーと思ったが、後半の「共同体感覚」は心に響いた。 家事を一人でやる状況を例にとった話はまさに自分の気持ちに大転換を生じた。 見方を変えれば幸せになれる。 この気持ちを維持し続けるのは難しいが、がんばってみようと思う。

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    投稿日: 2016.06.05
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    最初の原因論ではなく目的論だけで目から鱗が落ちた。 そして書かれていることが、ほとんど自分に当てはまり耳を塞ぎたくなった。 厳しいが、おそらく実践しなくてはいけないのだろう。

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    投稿日: 2016.06.01
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    PRESIDENT Online:日韓で『嫌われる勇気』が読まれる本当の理由 http://president.jp/articles/-/18087

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    投稿日: 2016.05.29
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    具体的な出来事に悩んでいるわけではない、でも自分が矮小で欠点だらけの人間に思えて人生が楽しくなき…そんな人におすすめの啓発本です。 架空の対話形式で、読みやすい。 「先生、あなたはわたしをペテンにかけようとしている!認めるものですか、そんな哲学、わたしはぜったいに認めませんよ!」 「ははっ、これは驚くべき意見ですね!」 「幸せな人ですね!薄暗い日陰に育ったへちまじゃ、そうはいきません!」 かなり率直に感情的に言う青年の言葉が面白いというか微笑ましい。辛抱づよく教える哲人と の説明が分かりやすい。 人生の目標が p110 行動面 ①自立すること ②社会と調和して暮らせること 心理面 ①わたしには能力がある、という意識 ②人々はわたしの仲間である、という意識 に集約されるのだと考えると、とてもシンプルでなんとかなりそうな気持ちになってくる。 「世の中すべての悩みは対人関係」 「劣等感は、主観的な解釈」 「自分と他人の課題を分離すること」 「対人関係のカードは常に「わたし」が握っている」 など、根本的なに問題が解決する、劇的に人生が変わるとは思えないけど、肩の力は抜ける気がする。

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    投稿日: 2016.05.24
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    201605/ 人は、対人関係のなかで「わたしは正しいのだ」と確信した瞬間、すでに権力争いに足を踏み入れているのです。 わたしは正しい。すなわち相手は間違っている。そう思って時点で、議論の焦点は「主張の正しさ」から「対人関係のあり方」に移ってしまいます。つまり、「わたしは正しい」という確信が「この人は間違っている」との思い込みにつながり、最終的に「だからわたしは勝たねばならない」と勝ち負けを争ってしまう。これは完全なる権力争いでしょう。 そもそも主張の正しさは、勝ち負けとは関係ありません。あなたが正しいと思うのなら、他の人がどんな意見であれ、そこで完結するべき話です。ところが、多くの人は権力争いに突入し、他者を屈服させようとする。だからこそ、「自分の誤りを認めること」を、そのまま「負けを認めること」と考えてしまうわけです。/ アドラー心理学では、人間の行動面と心理面の在り方について、かなりはっきりとした目標を掲げています。 行動面の目標は「自立すること」と「社会と調和して暮らせること」の2つ。 そしてこの行動を支える心理面の目標が「わたしには能力がある」という意識、それから「人々はわたしの仲間である」という意識です。/ われわれが対人関係のなかで困難にぶつかったとき、出口が見えなくなってしまったとき、まず考えるべきは「より大きな共同体の声を聴け」という原則です。/ 一番大切なのは、他者を「評価」しない、ということです。評価の言葉とは、縦の関係から出てくる言葉です。もしも横の関係を築けているのなら、もっと素直な感謝や尊敬、喜びの言葉が出てくるでしょう。/ 「変えられるもの」と「変えられないもの」を見極めるのです。われわれは、「何が与えられているか」について、変えることはできません。しかし、「与えられたものをどう使うか」については、自分の力によって変えていくことができます。だったら「変えられないもの」に注目するのではなく、「変えられるもの」に注目するしかないでしょう。/ 信頼とは、他者を信じるにあたって、いっさいの条件を付けないことです。たとえ信用に足るだけの客観的根拠がなかろうと、信じる。担保のことなど考えずに、無条件に信じる。それが信頼です。 仮にあなたが、対人関係の基礎に「懐疑」を置いていたとしましょう。他者を疑い、友人を疑い、家族や恋人までも疑いながら生きている、と。いったいそこからどんな関係が生まれるでしょうか?あなたが疑いの目を向けていることは、相手も瞬時に察知します。そこから何かしらの前向きな関係が築けると思いますか?われわれは無条件の信頼を置くからこそ、深い関係が築けるのです。/ ユダヤ教の教えに、こんな話しがあります。「10人の人がいるとしたら、そのうち1人はどんなことがあってもあなたを批判する。あなたを嫌ってくるし、こちらもその人のことを好きにはなれない。そして10人のうち2人は、互いにすべてを受け入れあえる親友になれる。残りの7人は、どちらでもない人々だ」と。このとき、あなたを嫌う1人に注目するのか。それともあなたのことが大好きな2人にフォーカスをあてるのか。あるいは、その他大勢である7人に注目するのか。人生の調和を欠いた人は、嫌いな1人だけを見て「世界」を判断してしまいます。/ 人は「わたしは誰かの役に立てている」と思えたときにだけ、自らの価値を実感することができる。/ 目標など、なくてもいいのです。「いま、ここ」を真剣に生きること、それ自体がダンスなのです。深刻になってはいけません。真剣であることと、深刻であることを取り違えないでください。/

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    投稿日: 2016.05.23
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     ここ数年で急激に書店での露出が多くなった「アドラー心理学」の入門書です。  読み通してみたのですが、著者の主張には「6割納得、4割モヤモヤ」といった感じですね。本書において「青年」が「哲人」から何度も何度も否定される「原因論的思考」については、(私も)完全に捨て去ることはできていません・・・。  やはり、どうやらこれは、もう少しアドラーによる「原典(に近い著作)」を読んでみなくてはならないようです。

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    投稿日: 2016.05.21
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    心理学なんでしょうが、禅の思想つまり仏教の考え方に似てるなぁと思いました。 心の奥底の本音の部分が自分でも気づいていないから悩む、苦しむ。 もっともっと自分を深く掘り下げて、自分を見つめ直すための良本だと思います。

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    投稿日: 2016.05.17
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    最後に、悩める若者はどういきたらいいのか書いてあったので、それを元に行きたいと思います。 結構すっと読み終えちゃったので、幸福になる勇気も読みたいと思いますヽ(´▽`)/

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    投稿日: 2016.05.16
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    アドラー心理学というのがあってそれに関するセミナーとか養成コースみたいなのがあるのはSNSなどで知っていたが、興味も関心もなかった。そしてそんなことも露知らず知人がこの本を貸してくれたのだ。 「ついにわたしの手元にもアドラーが来たのか…」と(笑) 全ての悩みは対人関係の悩みであると書かれてある。実際世の中そうなのかもしれない。人間の悩みの出発点はそこなのかもしれない。そして対人関係の出発点は「課題の分離」つまり自分の課題と他者の課題をわけるということ。良好な関係にはある程度の距離が必要だがその距離が遠すぎてもいけない。 そして対人関係のGOALは「共同体感覚」、他者を仲間とみなしそこに「自分の居場所がある」と感じること。そしてその仲間と縦の関係ではなく「横」の関係であること。 課題の分離をしながらも共同体感覚を持つ。 あと「いま、ここ」を真剣に生きるという章があった。 これってマインドフルネスやん?! わたしたちは結局、「いま」「ここ」にしか生きることができない。過去にどんなことあろうと、「いまここ」には関係ないし、未来がどうあるかなどは「いま、ここ」で考える問題ではないのだ。 とはいえ、この本で書かれてあったことやマインドフルネスの実践というのは、そうそう簡単なことではないのだと思う。 だからわたしたちは「人間」で生きてる限り、ずっと学びなのだろうなぁ。

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    投稿日: 2016.05.12
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    この前に堀江氏の「ゼロ」を読んでいたが、本書と被っている内容が多かった。 悩まずに健全な人生を送っていくためには非常に重要な考え方と思うが、アドラーの目指す世界は正直理想的な社会であると感じる。

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    投稿日: 2016.05.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    対話篇の醍醐味を味わうためには、アドラー心理学に関して、ほとんど知識がない状態で読んだほうが望ましいと思ったが、十分に自分の考え方の見直しの手助けになった。 自分もこの本の中の青年のように、もう少し早く知りたかった!と、心の底から悔しいと思った。もし若い頃の自分がアドラーの思想を知っていたなら・・。 しかし、哲人は言います。「いや、それは違います。・・・・あなたはこの話を、今聞くべきだったのです」

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    投稿日: 2016.05.11
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    2回目の読了で、改めて自分や身近な人に置き換えて読み進めることができた。自己変革を妨げている思考をアドラー心理学の視点で切り込んでいくという内容。 ・原因論ではなく、目的論で思考しなければ一歩も前に進めない。 ・原因論では、経験の中から目的にかなうものを見つけ出す。自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定するのが目的論。 ・自己変革を妨げる心理として、このままの自分であり続けていれば、経験から推測でき対処できる。乗り慣れた車を運転している状態。 ・「もしも○○だったら」と可能性の中に生きているうちは、自己変革はできない。原因論に立脚してしまっている状態。 ・もしも自慢する人がいれば、それは劣等感を感じている。優越コンプレックス。健全な劣等感は他者との比較から生まれるのではなく、理想の自分との比較からくるもの。 ・さまざまな口実を設けて人生のタスクを回避しようとすることを、人生の嘘、と呼ぶ。 ・他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを恐れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。つまり自由になれない。 ・対人関係を縦でとらえると、介入してしまう。横の関係で、自己と他者の課題を分離し、他者には課題に立ち向かっていける勇気を与える。勇気づけ。 ・承認欲求を通じて得られた貢献感には、自由がない。誰かの役に立てているという主観的な他者貢献を感じること。

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    投稿日: 2016.05.11
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    嫌われる アドラー三冊目。この本も良かった。ストーリー仕立てで分かりやすいし、売れるのも分かる。多くの人に読んでほしいとも思う。 【学び】 いろいろ不満があったとしても「このままの私」でいることのほうが楽であり安心なのだ 今の遊びや趣味の時間を犠牲にしてまで変わりたくない。ライフスタイルを変える勇気を持ち合わせていない 短所ばかり目についてしまうのは、あなたが「自分を好きにならないでおこう」と決心しているからだ そのことの目的は「他者との関係の中で傷ちかないこと」 →まずは「いまの自分」を受け入れて例え結果がどうであれ前に踏み出す勇気を持つこと 主観的な解釈はいくらでも動かすことが出来る もしも面罵されたら、その人の隠し持つ目的を考える事。相手が「権力争い」を挑んできているのだと考えて下さい 行動面の目標 ・自立すること ・社会と調和して暮らせること この行動を支える心理面の目標として ・私には能力がある、という意識 ・人々はわたしの仲間である、という意識 人は「この人と一緒にいると、とても自由に振る舞える」と思うとき、愛を実感することができる 共同体感覚とは、幸福なる対人関係のあり方を考える、もっとも重要な指標 人生一般には意味など無い。しかし、あなたはその人生に意味を与える事が出来る。

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    投稿日: 2016.05.10
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    哲学の話ですが、対話形式で比較的に読みやすい一冊でした。 すべての悩みは、対人関係にある、また因果やトラウマに縛られない考え方が他の哲学者と共通する部分もあるが違った捉え方をしていて興味をそそるものであった。 愚痴→自分の居場所を狭める 言い訳→自分の可能性をなくす 不平不満→悪い方向へ 承認欲求→他者へ介入しない 見返りを求めない →嫌われる しかし、自分を好きになるかは他者の自由→自由 自分を好きになる 共同体認識の大きさ→より大きな共同体(世界)のcommon senseに従う など...

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    投稿日: 2016.05.06
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    アドラー心理学、2冊目でより深められた。課題の分離をすることで、精神的に楽になる。他者の気持ちは、相手の課題。操作不可能なこと。対人関係のカードは、常に「わたし」が握るようにする。人間関係は、横の関係を目指し、「わたしは。この人に何を与えられるか」を考えて行動する。人生は線で繋がっているのでなく、点の積み重ね。「今、ここ」に強烈な光をあてると、過去や未来は見えなくなる。新たな知識でまた少し前進、成長出来た気がする。実践していきたい。

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    投稿日: 2016.05.05
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