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狼と香辛料
狼と香辛料
支倉凍砂、文倉十/KADOKAWA
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総合評価

33件)
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    生徒に根強い人気のあるライトノベルで、世界史の教員からも推薦のコメントがあった作品です。 たしかに、中世ヨーロッパを彷彿とさせるような、行商人の主人公の商売の様子や、異教を弾圧しようとする教会の権威など、世界史で学んだ知識を実際の物語の中で理解する助けにもなるように思います。 豊作を司る神・賢狼ホロと、行商人ロレンスのあいだに育まれつつある絆がこの後どのような形になってゆくのか、次作も楽しみです。

    3
    投稿日: 2025.06.24
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    中世ヨーロッパの街 国を 商売人ロレンスと 狼の化神ホロが旅する話 中世ヨーロッパ風の時代 ・一番力があるのは教会 (皇帝等は別で) ・次に沢山ある国々(国王) 国ごとに貨幣を発行していて 国の数だけ金貨銀貨がある どの銀貨が流通しているかと言うと 信用や力のある銀貨 信用や力のある 銀貨を発行している国は 栄えている強い国 トレニー銀貨を発行している国(国王)が 商会を使って トレニー銀貨を買い占めている (集めて鋳潰して 銀の割合を低くし  新たに銀貨を作る為  →資金難の為 多く貨幣を発行したい) それに絡んで 手数料や差額で 大金を得ようと 動き回る商人達 ロレンスもその儲け話の流れに 巻き込まれる 一緒に旅していた 狼の化神ホロを 捕らえられ 教会に密告されそうになる(火刑の可能性) それを回避して 大金を手に入れる話 商人の話や 駆け引き仕組み等が もっと多く書かれていたら 良かったのに..と思った ロレンスとホロの 痴話喧嘩的なやり取りや.. 謎の思わせぶりが多くて ..長く感じた アニメも見たけれど 本に忠実ぽかった 映像になると余計 二人のやり取りが 長く感じた 雰囲気とか 商売的なところは 良かった 

    0
    投稿日: 2024.07.03
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    熟考された内容で、自分では思い付かない。 魔法も無い世界。神様を象徴する存在が出てくる。 恋愛要素は薄目でシナリオ重視。 大人っぽい、大人しい感じが好きな人には良い。

    10
    投稿日: 2024.05.20
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    2008年のアニメは好きだった。 2024年にリメイクされるということで、小説も読み出しました。 中世ヨーロッパなのにゆったりした感じのこの世界観がやっぱり好きだ。

    0
    投稿日: 2024.04.07
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    4月からの新作アニメに向けての予習で初読。1作目のアニメは未視聴。経済活動がポイントになっているのは、たしかにラノベにしては珍しい。人々の生活なども中性ヨーロッパの雰囲気はこんな感じだったのだろうなという点も楽しめる。もう少しこのシリーズは追ってみようかと思う。

    0
    投稿日: 2024.02.13
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    再アニメ化すると知り久しぶりに読みました。 読もうとしたら見つからず本屋へ走って再購入。 2006年初版なのでもう17年?18年?も昔。 よみはじめたら読み始めたら記憶が蘇り懐かしくなりました。 昔と変わらず本の世界に浸れました。 小学生の頃は意味不明だった為替の話など今回再読して理解できました。 中学の頃この作品がキッカケで友人ができたので、個人的に思い出深い作品です。

    0
    投稿日: 2024.02.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初はなかなかホロのしゃべり方に慣れなかったけれど、慣れると可愛い狼さんだなと思った。 有名作品なのに読んだことなかったので読んでみた。 最後のタイトル回収が読んでいて気持ちよかった。ずっと釈然としなかったので。 刊を増すごとに変わっていきそうな絵柄だなと思った。どうなんだろ

    0
    投稿日: 2023.08.10
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    豊穣の神、ホロと旅をすることになったロレンス。銀貨を使った金儲け話に始まり、商会同士の争いや果ては命のやり取りまで…「お仕事小説」とか言われてたので、なんとなくつまらなそうと思っていたが、これは興味ある。 武器で戦うのではなく、口で戦う訳だ。 ただ、眠いときに読んでいたからか銀貨事件の一連の流れにイマイチついていけてない。なんで黒幕アイツだったんだっけ? 再読するのも面倒なので、誰か解説書いてないか探したがない。ま、いいや。 ホロは賢狼と自ら言う割に結構幼い。自分がいなくたってあの村はやっていけると拗ねてみたり。 ただ、魅力的なキャラクターではあるので、主人公のロレンスともども今後の活躍が楽しみ。 商売の世界はある程度ハッタリも必要だし、度胸がないとやっていけないんだな。

    0
    投稿日: 2022.07.29
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    アニメ未視聴、漫画版は読んだことあり。 とても面白い。洒落た会話がたまらないです。 1巻だけでもかなりの完成度で、きっちりタイトル回収もしてくれるのでおススメ

    0
    投稿日: 2022.01.04
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    中世・貨幣や流通が未発達な中生きる 行商人ロレンスと賢狼と呼ばれる神様「ホロ」のお話。 作者が中世の経済関係、世俗習慣等に関してかなり精通しているのがわかる。 長年の間、独りで生き続ける賢狼の苦悩も垣間見える …と真面目に書いてみたけれども、実際のところは二人の付かず離れずのやりとりがなんとも微笑ましい。 そんな、ラノベシリーズの第1作目。

    0
    投稿日: 2021.11.28
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    この物語を読んでいると頭の中で、誰かが朗読しているような印象を受けました。狼の吠え方も本当に聞こえてきそうな書き方で驚きました。 全体的に流れるように読むことができます。 そんなに本を読まない私でも楽しく一気に読める一冊でした!

    0
    投稿日: 2021.05.06
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    経済小説だったんですね。賢狼ホロのわがままを聞きつつホロに助けられるロレンツの商人旅の物語。甘酸っぱい話でした。

    0
    投稿日: 2020.05.03
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    愛と経済を語るファンタジーシリーズの第1巻。私自身は普段ライトノベルに馴染みがないのだが、友人が貸してくれたため読んでみている。面白いとも面白くないとも言えないというのが正直な感想。今のところ、入浴の共としてなんとなく読み進めているが、少なくとも経済の勉強にはなる。

    0
    投稿日: 2019.11.15
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    今まで読んだラノベがことごとくダメダメだったので 期待はしていなかったが、意外や意外。面白かった。 話の設定がキッチリしているのと、 登場人物のキャラがしっかり書かれていたせいか、 すんなり頭の中に入って来た。 シリーズで読もうって気にはならないが アニメは見たいかな。

    0
    投稿日: 2019.09.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1巻目。 行商人ロレンスが、狼美少女のホロと出会い共に北のヨイツまで行く話の始まり。 本シリーズのタイトルは今巻だけで終わるならまだしも、 何冊も続くと考えるとこじつけ感がする。 この物語の終わり頃にはロレンスは香辛料の香るいい商人になっているのかな。

    0
    投稿日: 2019.05.17
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    行商人ロレンスが出逢った少女は狼の耳と尻尾を持っていた。彼女は自らを豊作の神ホロと名乗るのだった。 21世紀のラノベを読んでいこうと、今更ながらにアレコレと手を出しています。 中世ヨーロッパを模した世界を舞台にしたファンタジー。さて主人公は? 伝説の勇者の血を継ぐものでもなく、戦士でもなく、魔法使いでもない。商人が主人公と知り驚きとともに興味も膨れ上がりました。商人が主人公で如何にして冒険活劇を盛り上げるのか。商人であるという設定は活かされるのか。 読み進めていくと商人だからこそのストーリー展開に、商人だからこその思考と選択、そして商人だからこその危機と回避がありました。まさに商人冒険譚だったのです。 そこに神の化身のホロが話に彩りを加えてくれます。ロレンスよりも長い時間を生き、賢狼と自称するように頭の回転も早いホロはロレンスを翻弄するようなこともあります。でも長い時間を生きてきたホロは、それだけ長い時間の孤独を抱えてきたということ。ロレンスと出逢うことにより、対等に寄り添える相手がいることの安心感を得たのでしょう。その辺りの描写も巧く、これからふたりの関係性がどうなっていくのか楽しみになりました。

    1
    投稿日: 2019.04.10
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    図書館で。 名前だけ知っていたラノベを読んでみよう期間。 ファンタジー世界で世界を救ったり魔物を退治したりではなく、商業で成り上がって行く感じのラノベって確かに切り口が違って面白い。麦に宿る狼(の精?)とかそれなりにファンタジー要素はあるんだけれども。 とは言え宗教とか文化とかが今一つ腑に落ちない感じなのと、賢狼と言うほど彼女賢いかぁ?という辺りでう~ン、という感じ。正直、毛皮の商談はあのやり方では次は無いな、と自分なら思う。例えば今年の冬はいつもより寒さ厳しそうだから需要が高まるとか、街の流行だからとか、人間が見逃している狼神視点の何かがあればナルホド~と思えたと思うんだけどその辺りが少し残念。 これから彼らの二人旅が始まるって感じの終わり方ですね。まあ、続きはいいかな。

    0
    投稿日: 2018.05.17
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    当時はものすごい評判がよかったのをやっと読了。 今ならもう、フォロワーというか、経済を題材にしたファンタジー小説もちょこちょこあるのでそう珍しくもありませんが、出た当時に話題になったのはよくわかります。 少ないキャラクターで物語をまわしていて、経済という入りづらい内容を他の要素で複雑化していないのがよかったんでしょうかね。 一人は神様とはいえ、主人公 に特殊能力が(あまり)ないのも、よい設定だと思いました。

    0
    投稿日: 2018.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    行商人ロレンスと賢狼ホロの二人旅を描いた作品です。中世ヨーロッパ的な世界観で繰り広げられる”経済”をテーマにした戦いが特徴で、これまでにない感覚のライトノベル。この作品を読めば商人ってすごいと思うはずです。ドラクエとかで最強の職業は商人なのかも(笑) 老獪な話術と「わっち」口調なホロもヒロインとして魅力的ですね!ロレンスがホロを見捨てなかった時や、それに応えてホロが真の姿を現す場面はかっこよかったです。 最近のラノベ特有の、ゲーム感やハーレム、主人公が異常に強かったりひねくれていたり・・・などは全くない。 読んでいて古き良きラノベだなぁと思える、温かみとワクワク感に満ちた作品でした!

    0
    投稿日: 2017.10.30
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    神様ですら勝てない「寂しさ」というものに、私たち人間がどう太刀打ちできるというのだろう。 名前だけは知っていた作品でしたが、やっと読みました。 なかなか落ち着いた雰囲気の作品。すでに古き良きラノベの域なのかもしれない。

    1
    投稿日: 2017.04.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

     主人公が職歴7年の行商人、年齢25歳というのが、昨今のこの種の小説からは異色とも逸脱とも言える存在である。勿論、ヒロインは「神」と目され、年齢数百歳だが姿形は少女のそれという点は、お約束を踏んでいるのだろうが…。  そして、いわゆるバトルではなく、大航海時代の欧州の如き、中世から近世と符合する世界観における、商人間のやり取りで展開していく。もちろん、現代の法治国家下の商人像とは程遠く、荒くれ集団とも計算高い集団ともいえるが…。  かような異色な主人公、世界設定、物語の構図だからこそ興味を惹かれるファンタジーだ。  第1巻は為替、国家内の関税。あるいは貨幣改鋳に伴う利得と、権力機関から引き出す特権等々、なかなか目を引くギミックを用いて物語は展開していく。

    0
    投稿日: 2016.12.09
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    経済学を正面から取り上げた、異色のライトノベル。 …という触れ込みらしいのですが、そこはあまり気にするポイントじゃない気がしてきました。あくまでも甘酸っぱな恋愛物語。ほのかに香る毛皮や欲望渦巻くトレニー銀貨も面白いけれど、やっぱり2人の生き生きとした描写があってこそ、のヒット作ですね。 それにしても、タイトルの由来はなんとも絶妙です。

    0
    投稿日: 2016.11.05
  • 大人買いしちゃった…。

    なつかしの狼と香辛料です。 途中まで買っていたのですが、あまりに続くので途中から遠ざかっていましたが、再読し、最後まで買っちゃいました。 賢狼ホロとロレンスの一風変わったファンタジー。 経済ネタは再読するとそれほどでもないのですが、当時は非常に上手いと思ったことを思い出します。 物語終盤では、完全に作者の手の上だなあと思いながら、結末を思い出してにやりとしました。 ファンタジーでは超自然的ご都合主義が物語の転身を引き起こさなければならないのでありんす! 星5つ。

    4
    投稿日: 2016.10.30
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    昔アニメでやっていたなぁという認識のもと、図書館で手に取る。セリフの部分だけ読んでいけば、内容はサクサクわかる。 ホロのしゃべり口調と、見た目のギャップがなんだかいい。商人としての立ち位置をを活用した日常ミステリー?

    0
    投稿日: 2016.07.05
  • 知人に薦められて

    舞台は中世ヨーロッパのような感じで、主人公は商人。複数の通貨と商人同士の騙し合いや駆け引き、旅の途中で拾った狼少女の目的と知恵。主人公である行商人と狼少女の旅を描いた小説です。  細かいとこは抜きにして騙されたと思ってまずはお手に取ってみてください。そこに広がる風景や匂いを想像できたならきっと気に入る筈です。

    0
    投稿日: 2016.03.09
  • 経済系ライトノベルの先駆け!? 

    自分はこの本を読んで経済やお金の動きに深く興味を持つようになりました! 舞台は中世ヨーロッパをモデルにしたようなところで、主人公は行商人。 とあるきっかけで狼少女であるヒロインと旅をすることになるのですが、 主人公は商人なので繰り広げられるのは色んな人の思惑が交差する儲け話! 商人同士の嘘と本音が入り混じる駆け引きあいは本当にハラハラドキドキします! 合間合間である主人公とヒロインの掛け合いも絶妙。 3年ぐらい前に図書館で全巻読みましたが、このたび遂に全巻購入! 何度でも読み返したいシリーズです(^^)

    1
    投稿日: 2016.01.15
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    教会が異端を追い出そうとしている横で行われていた そこ独特のお祭り。 それこそが、異端を祭ったもの。 気がついたら荷馬車内に見知らぬ娘。 しかも古風な言葉遣い。 しかも人、ではない。 突如言われたら、当然混乱して疑います。 ここで、はいそうですか、と適当に疑って信じたら ご都合主義以外の何物でもないですが、そうはならず。 話がすごすぎる…というか、スケールが でかいような中ぐらいのような…。 人の欲望ぐるんぐるん、という感じです。 このヒントだけで、よくここまで分かるものだ、とも。 それが商人になる、大事な事でしょうか? すべてが揃って、動きだした時の スピード感が半端ないです。 しかし娘さん、食べすぎ。

    0
    投稿日: 2015.09.14
  • 全巻読みました。

    アニメを見て興味を持ち、全巻読みました。 中世っぽい世界を舞台に、行商人ロレンスが狼の化身ホロとともに旅をしていきます。 物語のヒロインはホロなのでしょうが、ホロにからかわれてへこんだりするロレンスが超絶可愛いです。応援したくなります。 壮大なバトルがあるわけではありませんが、ゆったりした旅と、手に汗握る商売の話しに引き込まれます。

    1
    投稿日: 2015.04.28
  • 面白い

    商売を題材にしたライトノベル。それだけでも珍しい作品です。 狼の耳と尻尾の付いた神(美少女!)ホロ。 中堅と言うより少し若い行商人ロレンス。 魅力的な登場人物が活躍する中世ヨーロッパを舞台にした旅物語。 一度読んでみてください。

    0
    投稿日: 2015.02.22
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    この本を読んだ後の第一声は「どうして出版当時に読まなかったんだよ私のバカ―!」でした。 分かりやすく整合性のとれた高い文章力、勉強に裏打ちされた中世ヨーロッパの歴史・経済・文化・情景の正確かつ深い描写、そして「ラノベ」で「中世ヨーロッパ的世界」が舞台でありながら「経済」に着目するその面白さ…。まさしく良書と言っていいでしょう。 経済がテーマですから、為替や貨幣経済などなどライトノベルを読むような層の読者には難しい話も出てきますが、正直教科書や池上彰よりもするんと理解できるので読みながら賢くなれます。 また、情景をそのまま文章に落とし込んだような正確な情景描写によってその世界に入り込み没頭できます。 ここでどれだけ作者が勉強したのかが分かります(笑) 黄金色に広がる麦畑やパッツィオの賑わいが肌を通して感じられそうなほどです。 当時大学で物理を学びながら本作を書いていたのかと思うと、著者の勉強量と質の高さは本当に…感服ものです 若き行商人ロレンスと豊作の神・賢狼ホロ(犬耳属性)のコンビが絶妙で、旧来のライトノベルにはなかった新鮮さを感じました。 ロレンスはこの世界ではまだまだ若い方ですが、すでに商人としての矜持とずる賢さは大商人と変わりません。 自分の仕事に対してプライドを持つこと、賢いことの重要性を教えてもらいました…; ホロはその巧みな話術でロレンスや他の人間を手の平で転がすような老獪っぷりを見せますが、ロレンスに対して思わせぶりな態度をとったり子供っぽい一面を見せたりして、ここまで一筋縄ではいかないヒロインも珍しいんじゃないでしょうか。読者に様々な面を見せてくれるので飽きません。大人になればなるほどニヤニヤできる関係性ですね。 賢くなれる、サクサク読める、ニヤニヤできる!三拍子そろった『狼と香辛料』をこれからも読み続けたいと思います。全17巻がんばるぞー

    0
    投稿日: 2014.12.29
  • アニメの原作

    始めにアニメを見て面白かったので、原作である本書に興味を持ち読んで見ました。 基本的にアニメ版はほぼ原作を踏襲した内容となっていますが、わずかに登場人物設定などに違いがあります。 おそらくアニメとして盛り上げるためと、分かり易くする為と思われます。 本作はアニメを見た人も違和感なく読むことができ、 さらにアニメでは表現に限界のある心理描写も、本ならではの文章表現で分かり易いです。 あのシーンではこんなことを考えて行動していたんだな、と納得できるということです。 ファンタジーとして分類される本書ですが、中世ヨーロッパ的な独特の世界観と商人達の生活がしっかり描き込まれていて いつの間にか物語の中に引き込まれてしまいます。 ライトノベルとしていくつかの賞を受賞しているということですが、十分うなずける作品でした。 あと、サクサク読めるので電子書籍向きの作品化もしれません。

    1
    投稿日: 2014.10.12
  • 中世の世界観で交易・交渉の駆け引きが面白い

    様々な失敗を経験した中堅行商人の主人公が不思議な少女と出会ったことで始まる物語。 上手い儲け話には落とし穴やリスクがあることも多い。裏切られたりすることもある。経験を活かしてできる限りリスクを予測・回避、それができない時は被害を最小限に留める、または一発逆転の策を講ずるなど先の読めない展開が繰り広げられます。 中世の世界観なので宗教の要素も少しあります。

    1
    投稿日: 2013.11.29
  • キャラが魅力的

    賢狼ホロと行商人ロレンスの絶妙な掛け合いが楽しい。 追い込まれてからの一発逆転が気持ちいい。 経済の話など多少分かりにくいかもしれませんが難しくはありません。 二人のバカップルっぷりを見ているだけでも面白いです。 読後感も良くお勧めの作品。

    1
    投稿日: 2013.11.22