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GOTH 夜の章
GOTH 夜の章
乙一/KADOKAWA
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総合評価

509件)
3.7
114
170
160
28
7
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    “僕”の推理力はすごいですね。短編3つの中では【記憶】が良かったです。【犬】は衝撃的で何度も読み返しちゃいました。夜の漂わせる不思議な雰囲気が素敵。彼女の過去話は切ない。

    0
    投稿日: 2011.10.12
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    他の乙一さんの作品と比べると、 内容的にあっと驚く部分や余韻を楽しむような作品を 感じることができませんでした。

    0
    投稿日: 2011.10.10
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    短編小説で、ライトノベル的な表現、進みかた。ライトノベルが好きな人は読むといいと思う。結構エグイ話もあるため、乙一ワールドに引き込まれるだろう。

    0
    投稿日: 2011.09.26
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    乙一さんの中で1番好きな作品かもしれない。 夜ちゃんと友達になりたいなぁ…。煙たがられるだろうけど(笑)

    0
    投稿日: 2011.09.11
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    相変わらず読みやすい短編集。 最初の『暗黒系』は推理要素もあってちょっと楽しめた。 『犬』については「だまされた!」という記述をよく見るが、これは騙す書き方をしているんだから、個人的には「だまされた」とは思わない。 ただ表現がグロいため、無理やり読んだ感はある。 最後の『記憶』はZOOを思い出した。 夜の章を読んだ感じではZOOの方が好きだが、とりあえず僕の章も読んでみたい。

    0
    投稿日: 2011.08.25
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    主人公とその相方?の高校生の周りで起こる猟奇的事件を書いた短編集。 主人公たちが事件を解決させよとか犯人を捕まえようとか考えてなく、ただ事件と犯人を傍観するってのが新鮮かつドロドロしてました。 僕の章の方も読んだけど、別に超現象とかは起きてなくて、もしかしたら実際に起こりえるかもしれないわけで。その辺がリアルで、さらにエグかった。 森野さんステキ。

    0
    投稿日: 2011.08.07
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    友人が絶讚していた乙一さんの作品が読みたくて、二年越しで漸く手を出した初の作品。 グロいものは極力読まない方だが(想像していたたまれなくなる為)、「**君」の目線で語られているにもかかわらず淡々とした文体の所為かあっさり、そして薄いので短時間で読みきることが出来た。 ごちゃごちゃとした心理描写が入ることもない、後味のよい作品だったように思う。 個人的に「犬 Dog」にはやられた感が。 描写に違和感は感じていたものの、いざ種明かしされると、ぞくり、思わずその章を読み終える前に見返してしまった。 一方、「記憶 Twins」では一部先が読めてしまった。 変な勘繰りは止めて素直に読めば良かったな、という自己反省点。 結局、面白かったの一言に尽きる。 ドキドキもワクワクも殆どしないけれど、好きな文体だった。 乙一さん作品もう少し読んでいきたい。 (20110730)

    0
    投稿日: 2011.07.30
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    全体的に暗い感じだった。 普通とはズレた趣味、思考を持った少年と少女の物語で、そういう人の行動や考え方が上手く描写されていてとても面白かった。 物語はしっかりしていて最後まで面白いストーリー展開だった。

    0
    投稿日: 2011.07.28
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    乙一の小説は怖いものもたくさんある。が、ただ恐怖を感じるだけでなく、同時に切なさ、感動も沸き起こってくる。乙一を読むと、一見、相反する感情が同時に起こるという人間の不思議さをいつも感じる。 とてつもない恐怖により呆然としつつ、感動のあまり泣けてくる、この複雑さ。 これは乙一を知ることになった最初の本。 とにかく強烈な印象だった。 何年か経ってみて読んでも、やはり素晴らしい。

    0
    投稿日: 2011.07.26
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    描かれているのは猟奇殺人。 もちろんグロテスクな表現は随所に出てきます。 が、感情の起伏が少なく、文章もさらりとしていて、読みやすい。 と思うと同時に、こんな残酷な内容を記しているのに どうしてこんなにもあっさりと読み進められるんだろう、と驚き。 ただあったことを書く。箇条書きのように。まぁ多少は肉も付けるけど。 掘り下げても不要な詮索はしない。 だって要らないから。人間臭い内面の要素など。 。。。という潔いまでの欠落がグロテスクさを緩和しているような、強調していたような。 他作家さんの『コンセント』では、脳内を侵食されるような感覚を味わい、楽しめた反面、読み終えたときにものすごい疲労感を覚えたのだけど、本書にはそれがない。 もとはライトノベル系なんですか? とてもそうは思えない内容です。

    0
    投稿日: 2011.07.26
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    衝撃的。 特に「犬」って作品には見事に騙されました。 こーいう感じのオチの話は好きです。 あっというまに1冊読み終わる。

    0
    投稿日: 2011.07.25
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    『GOTH』。面白いですな。  そういえばGOTHは角川の方で漫画家もされていますね。絵は大岩ケンジさんで、『NHKにようこそ』のコミックも担当されています。主人公の神山樹はかなり格好良く描かれていて、夜も美人でもう素敵すぎます。もっとも、この内容が絵になることで視覚的にはなかなかキツいことになっています。ただその辺りの表現に留意しておけば、だいぶ良作だと言えると思います。  本編が好きな方は是非。

    0
    投稿日: 2011.06.25
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    2011.06.13再読。 久しぶりに乙一を読みたくなって。これに決めた。この残酷さというか、読者を引き込む力すごいですね。こわいのに読みやすい(笑) 3つの短編集ですが、1つ1つにドンデン返しというか思わぬ展開があってとてもおもしろい。 やっぱり乙一好き。ただ、イヌ好きには2つ目の話はちょっと悲しいかな。

    0
    投稿日: 2011.06.13
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    最後まで読んで、そういうことだったのか! という驚きがおおいお話でした。 一通りよんで真実を知ってからもう一度読むと 最初に読んだ時とは全く違う視点から見えるので面白いです。

    0
    投稿日: 2011.06.12
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    薦められて読んでみたけど、怖い! なんかこんなこと書ける乙一の頭の中はどうなってんだろ ~ って思った! 作品より乙一の頭ん中が気になりました!

    0
    投稿日: 2011.05.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ぞわぞわと、忍び寄るような恐怖感のあるシリーズ短編集。 異常な事件、異常な犯人、そして、それらをどこか客観的に、冷静に見る主人公は果たして正気といえるのか? ずぶずぶと、主人公の狂気に染められていきそうなお話です。

    0
    投稿日: 2011.05.27
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    「僕の章」(しかもこっちが下巻)からかなり時間が経ってますが、ようやく読みました、上巻である「夜の章」。 きも~・・・ですね。猟奇殺人に興味を示す僕と森野。 凶悪殺人犯(特に精神鑑定に回されちゃうような人)がよく言われる「ちょっと暗いけど普通の人。だけど裏で何を考えてるか分からない、不気味な部分もありました」系の主人公二人です。 ただ、ちょっと人間臭さが抜けてるかな、とも思いました。一話一話が短いのでいろんなことを表現するには難しいんだと思いますけど。だから作者の後書にある、「主人公二人は人間と言うより妖怪のイメージです」のくだりを見て、あ~、なる、と思いました。 ただ、乙一ファンとしてはちょっと残念な内容でもあります。 彼の売りである、黒さとグロさはありますけど、なんか物足りない・・・ 多分人間観察力と、話の飛躍が抜けてるんでないかと。 それから上に、短いからうんたらと書きましたが、短くてもやってくれると信じています! (そうだな~、例えて言えばこの本の、「犬」をもうちょっとすごくした感じの内容が、同じ長さで書ける力量はあるはず!)

    0
    投稿日: 2011.05.16
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    どの短編も思った以上にしっかりした本格ミステリだったので、すこしびっくりでした。 描写的には残酷なのもありますが、文章の雰囲気からはあまり不気味さを感じなかったかなあ。終始主人公が淡々と事件を見つめているからかもしれません。この主人公が一番不気味といえば不気味ですが。 第3回本格ミステリ大賞 2003年版このミステリーがすごい!2位 日本推理作家協会賞短編部門候補作『犬』収録

    0
    投稿日: 2011.05.07
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    「犬」が個人的に 一番面白く読めたなぁ。 短編集の中でも内容は良いほうだし、 この本、結構好きです。

    0
    投稿日: 2011.05.02
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    犬が一番好きなお話です。犬と少女がごっちゃになって、頭で整理するのが大変でした。逆に、記憶は、少し先が読めた気がします。

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    投稿日: 2011.04.18
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    こっちより下巻の雰囲気の方が好き。 最後のどんでん返しは楽しめたが、「犬」の章のオチはちょっと無理矢理過ぎた気もする。 短編で非常に読みやすい。

    0
    投稿日: 2011.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    乙一作品初めて読みました。 オチが分かってしまうものばかりでしたが、雰囲気と世界観が独特で面白いです。 叙述トリックに慣れていなかったらもっと楽しめたかも…。 個人的にこういう雰囲気は嫌いではないのですが、ちょっと読了後にかなりテンション下がるので1度読めれば良いかな、という事で星三つです。 僕の章の方が評価が高いそうなので読んでみようと思います。

    0
    投稿日: 2011.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これは凄い!一気に読ませるパワーと全ての短編にどんでん返しのトリック。今までラノベ出身だからと敬遠していたが、間違っていた。面白いものは面白い。偏見はいかんね。ゴメンナサイ。 夜の章には3篇収録。 頭のおかしな人しか出てきません。犯人も異常だし、主人公2人の精神状態も普通じゃない。いわゆるサイコですね。 お気に入りは「犬」。この叙述は凄い。鳥肌物でした。

    0
    投稿日: 2011.04.07
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    乙一のダークワールドいいですね。 自分は割と好きですw 森野の幼少時代の話を自分は アダムスファミリーのウェンズデーと 重ねて読んでしまいました。 まぁ、それはどうでも良いのだが・・・。 自分は「犬」のお話が印象に残りましたね。 犬好きの人は読めない・・・かな? ちなみに自分は森野と同じく(?)犬苦手ですw あ、それもどうでもいい話ですねw

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    投稿日: 2011.03.26
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    怖くてグロテスクなのに、根底には切なさとか優しさとか愛みたいなのがあって、惹き付けられる。これだから好きなんだ。

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    投稿日: 2011.03.14
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    おそらく、 僕と彼女、森野は かなり特殊な嗜好の 持ち主なのだろう (暗黒系/犬/記憶)

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    投稿日: 2011.02.24
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    中学•高校の時に読んだこと思い出したシリーズ③ 病んでーる。やっぱり乙一はオタクだったのか、って再確認した思い出。

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    投稿日: 2011.02.09
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    上下巻という分かれ方ではないという謎の編成。 僕と夜、それぞれに焦点を当てた分冊。・・・らしい。 ネットで調べて単行本発売時の順番に読み進める。 感想は僕の章にて。

    0
    投稿日: 2011.01.12
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    2022.2.2 再読。 久しぶりに少しダークなものが読みたくなって再読。面白い!!僕の章の方が好きだけど、夜の章は少し可愛そうと思わせるところもありで、こちらもよい。短編だけど、主人公がつながっており、伏線もあるので、長編を読んでいるような感じでした。 この中だと犬がせつなくて良かった。ダークでエグいけど、グロい部分は感情をこめずに描いているので見ている方が不愉快にならず、少しせつなさを持たせるなんてすごい。昔はそれでもグロくて不愉快にも思ってしまったけど。。 2011.11.9 エグイシーンをさらりと書いていて気持ち悪いけど、ついつい読んでしまいました。 暗黒系を読んだ時は、もう乙一作品に手を出さないと決めたのですが、気づいたら今次の作品読んでます。 どちらかと言うと僕の章の方が良かったです。

    0
    投稿日: 2011.01.09
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    短編集かと思いきや、高校生の主人公と同じクラスで、少し鈍い森野夜という女の子との、様々な死に魅せられたストーリー集。 サスペンス系の小説によくある書き方だが、主人公の視点と、他の登場人物からの視点を入れ替えながら展開していく事で、読者を飽きさせない工夫が好感。 情景描写の不足を気にはなる点と、サプライズがよめてしまう辺りが・・・

    0
    投稿日: 2010.12.09
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    数ある話の中でもわたしはリストカット事件がすき。 手が好きな男がいた。 男は『手』であるならなんでも集めてしまう。 人形の手、動物の手、そして人間の手。 何かに執着することは恐ろしいことだと感じる。 多分荒木飛呂彦先生が書いているジョジョ4部の吉良吉影がモデルだとおもうけど…

    0
    投稿日: 2010.12.02
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    乙一の話はほんとえぐい。電車の中で読んでたんだけど、何度しかめっ面になったことか。でも引き込まれてしまうのは、潜在的にこういう感覚知りたい!って思っているからなのかも。乙一が何かの後書きで「特に読者に感じてほしいこと、学んでほしいことはないです。ただ読んでいておもしろかったと感じてもらえばいい」みたいなこと言ってたのが印象にすごい残ってる。何も考えずに、ただ読書を楽しんでいいんだって言ってくれたのが私の中ではなんかすっごい嬉しくて、乙一は好き!!

    0
    投稿日: 2010.11.28
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    101126 【夜の章】【僕の章】についてのレビュー 『ネタバレあります。未読の方は読まないで下さい』 楽しめました。個人的にはラノベと小説の中間的な存在。 金田一/コナンの様な都合の良さは感じましたが、劇中でのトリックではなく、読者を騙すトリックが多く小説らしいミステリに仕上がっていると思います。でも読者を騙すことに傾倒しすぎて無理あるなあ、と感じる点もある。特に『犬』と『土』。 事件を解決しようとするミステリの王道とは違い、犯罪者を観察するというような変則ミステリと言えば良いのか。上下巻合わせて6つの事件を扱っている。 【夜の章】は劇中の登場人物、森野夜に焦点を当てている。各事件で、いつもユーモラスな終わり方をしててクスリとできる、どこかポップな印象(あくまで僕は)。 一転【僕の章】は、僕に焦点を当てている。結局僕は殺しはしなかったんだけど、他人を実験台にして殺人を招こうとしてるあたりに人殺しとはまた異なる、後味の悪さが残る。 夜の章と僕の章とで、展開は一緒なんだけど根本的な部分で異なるという意味で、この文庫版は二冊の本に分けたんだろうな。夜も僕も死に対する興味を強く持っている。しかし作中でいつも、夜は殺される側、僕は殺す側にいる。だけど、実際に自身(もしくは親しい人)が死に直面した時、いびつなやり方だけど、生に執着する当たりにやはり人間らしい魅力を感じる。声での「私とあなたは似ているようで正反対」というセリフや、帰り道での正反対に進みだした、という描写はまさにこれを表してるんだろう。 そこらへんは上手いと思う。まあ、できれば暗黒系を長編ミステリとして読みたかったってのが正直な感想。

    0
    投稿日: 2010.11.27
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    めちゃめちゃ怖い!!グロイ!!…でも続き気になるから読んじゃうっていう,なんとも言えない乙一ワールド. 間違いなく読む人を選ぶ一品w

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    投稿日: 2010.11.25
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    私が乙一さんにハマるきっかけとなった本です。 読んだときはほんとに感動しました。 私が好きな本はこういうのなんだなっておもいました。 主人公の僕が、暗く狂気に満ちている感じがすきです。

    2
    投稿日: 2010.10.30
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    漫画から入って、原作が気になって読んでみたらあっさり読めた作品。 この作品から乙一さんにハマっていきました。 この作品はとにかく、黒い。

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    投稿日: 2010.10.02
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    奇妙だけど、気持ち悪くはない。 この表現がすごくしっくりとくる。 人によっては不快感を抱くかもしれない。 そういう人は価値観が甘いんじゃないだろうか。 いやいや、自分がゴス気質があるだけかな。 ラノベってなんなんだろう。 本人曰く、これはラノベらしい。 ラノベ=萌えorバトルだと思っていた。 認識を改めよう。

    0
    投稿日: 2010.10.01
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    僕と森野夜が出てくる連作短編集。 これはもともと一冊だったのですね?文庫になる際に分冊されたようで、一冊がとても薄いのですが狙いは何だったのでしょうか。 どのお話にも快楽殺人者が出てきます。グロい描写もあります。 でも全体的に渇いた印象で犯人たちも淡々としていたし、「生き血を求めて~」みたいな生々しさは感じませんでした。 僕と森野の犯罪へのスタンスもそれに影響しているのかな。 あとがきにも「ダークファンタジーのつもりで書きはじめた」とありましたし。 しかしこう、なんとも掴みどころのない読後感なんですが、これは乙一さんの文章のせいでしょうか。 『夜の章』(←この「夜」って森野のことでしょうか?) 「暗黒系」…女性をパーツごとに切り刻む連続殺人が起こる。犯人の手帳を拾った森野の身にも危険が。。。 想像すると気持ち悪いです。しょっぱながこれだったので先制パンチをくらった気分でした。 「犬」…近所の犬が連れ去られる事件が連続して起こる。どうやら犯人はその犬たちをかみ殺させているらしい。。。 一番驚きました!そしてすぐに読み返しました。これは本当にやられました。忘れられない話です。 「記憶」…森野夜の双子の妹・夕は自殺していた。それにまつわるお話。 森野の無表情の理由がわかります。そしてGOTHの意味も。「ゴスロリ」って何だろうと思っていたのですよね~。スッキリしました。 『僕の章』 「リストカット事件」…人や動物の手首が切り取られる事件が連続して起こる。犯人を知った僕は犯人の家から手首を盗み出すが。。。 リストカットって、手首を切ることだと想像していましたが、このお話の中では切り落とされていて予想以上でした。 僕の静かな狂気にヒヤリとさせられました。 「土」…生き物を埋めるという妄想にとりつかれた男。近所のコウスケくんを生き埋めにし。。。 犯人の正体には驚きました。そしてラストにも。。。一番せつないお話でした。 でもこの「生き埋め系」のお話はどっかで読んだ気がして、思い出せなくて気持ち悪いです。 「声」…散らばった遺体を集めるのが大変なほど切り刻まれて殺された姉。死の間際に録音されたテープにつられ犯人の誘いにのった妹は。。。 このトリックが得意なのでしょうか?これはでもさすがにこれだけ続けばわかったかなぁ。 「ライトノベルでミステリを!」との思いで書かれたそうですが、成功してると思いました。 僕(と森野)の行く末が気になります。続編が出たら読みたいです。

    0
    投稿日: 2010.09.29
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    3,4回読みなおした! それほどすごい! そして・・・ これってグロイって言えばグロ目だな・・・

    0
    投稿日: 2010.09.17
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    僕が主人公で森野?だったかな そんな女の子が登場します 短編集がたくさんあるんですが 最終的には本当の真相とおうものが あるんです。 短編集ひとつひとつが すべてにつながっており。 最後の真相には 涙しそうになりました…

    0
    投稿日: 2010.08.26
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    今まで図書館で借りていたんですが、初めて買った乙一作品はこれ。 「暗黒系」はわかってたけど・・・グロい・・・ 「犬」は最後に「え~!?そういうことだったの!?」ってびっくりでした。 「記憶」は森野でも人間らしい心あるんだな~と思いました。なんか漠然としちゃいましたが。深く考えないでの行動、というか、こどもだっからの行動だったんだよね・・・とか考えるほどもの悲しくなってしまいます。 個人的な話にはなりますが、純愛!とか泣ける!という自分から泣きにいく系のものが苦手なのですが(あくまで否定ではなく) 乙一さんの考えさせられる切なさとかに思わずほろっときます。 そしてやめられない!!

    0
    投稿日: 2010.08.19
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    2010/6頃読了 ずーっと読まず嫌いしてたんですが 友人の乙一進めもあり読んでみた。 ちょっと暗いんだけど魅力的。 僕の章の方だけど、「リストカット事件」はかなり好き。 GOTH読み終わったら別の作品にも手を出してみたい。

    0
    投稿日: 2010.08.15
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    グロいと聞いていたのでドキドキしながら読んだ。僕と森野夜という二人のキャラが立った見事な短編集。人間の暗黒部分に異常な関心を持つこの二人が最後にはなんだかもっともらしい人間に見えてくるのは自分の精神もやばい証拠か? 筋書きはパターン化されても面白いはずなのに、あえて毎回違う設定やアプローチですごいなと思う。僕の視点から物語を描いたり、加害者の視点だったり。「犬」なんか、視点が動物で斬新だなーと思わせておいて実は、というオチ。わざと典型的なパターンにはめ込んで読者が経験と先入観で物語を読みやすくしておきながら、最後にハシゴを外したり外さなかったりするので(たいてい外されてすっころぶ)読み出すとラストが気になって途中でやめられない。読者をミスリードするのがとてもうまいし、ホラーにミステリ的な要素を取り入れるのも斬新だと思った。 ちなみにあとがきの筆者の小心ぶりも笑えます。

    0
    投稿日: 2010.08.14
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    「暗黒系」「犬」「記憶」の3編。 「犬」の女の子と犬が逆だったのにはびっくりした。もう一度読み直したい気分。 早く「僕の章」も読みたい。

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    投稿日: 2010.08.09
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    他人の命なんてどうでもいいと思っている男の子と、猟奇的な事件が大好きで孤独を愛する女の子のお話なのです。 短編集なのです。 2冊に分かれているのです。 グロとか不道徳を追求していく本なのかと思って油断しちゃったのです。 でもこういうのは少し油断して読んだ方が楽しいのです。

    0
    投稿日: 2010.08.04
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    6番目に読んだ乙一作品。 グロイ描写は相変わらず苦手だが、なんとなく乙一の良さが解ってきたかも・・・。 うむ、とりあえず私はファッションの『ゴスロリ』が好きです。

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    投稿日: 2010.07.20
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    これは面白い。ミステリーとホラーの融合?っぽい感じ。文章で読んでるだけなのに、そのエグさとかグロさが伝わってくる。3話収録、最後の僕と森野の「記憶」という章。緻密というか、話が全く最後まで読めなくて、最後の最後で明かされた事実に思わず感嘆。

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    投稿日: 2010.07.19
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    映画のDVDを先に見ていて、確かNON STYLEの石田さんのblogでも紹介されてたので読んでみました。 一言で言うならみなさんも書いてますが、グロいですね。でもとても綺麗なイメージがする文章でした。 登場人物に人間っぽいところがないからかもしれません。 2010年7月15日

    0
    投稿日: 2010.07.16
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    暗黒系おもしろかった。 犬はラストが乙一だなぁと思ったけど、犬好きなのであんまり好きじゃないかも。 記憶はおもしろかったけどオチは読めたかな。 あっという間に読めた!

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    投稿日: 2010.07.15
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    気が狂っとる。って内容。 ちょうどイニシエーションラブでこの型の作品に 嵌っていたので、すごく楽しかったです。 頭おかしい登場人物ばかりやけど。

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    投稿日: 2010.07.11
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    結構グロい...。が、結構好き。ドライな人間観察視点、ちょっとしたミステリプロット、ユニークな登場人物があっさりめの文章と絡みあって独特の世界を構成している。「僕の章」から読んだほうが良かったのかな。

    0
    投稿日: 2010.07.11
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    グロテスクも、ここまで書けば立派なもの。中途半端に童話してたり、どこかに希望を残そうとした痕跡のあった作品よりは、こういう方が好みなのかもと自分の新しい一面を知った気が…。

    0
    投稿日: 2010.07.02
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    81点 短編の6つの話があって主人公がいろいろな怪奇殺人に関わっていく。 思ったほど面白くなかったけど、全部の話にどんでん返しがあってなるほどーと思った。暗くて、人の心の闇をうつしたありえない設定ばっかりで途中嫌な気持ちになるのもあったけど最期まで読むと意外とすっきり終わる。現実離れしていたので単純にお話として楽しめた。

    0
    投稿日: 2010.06.27
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    森野夜が拾った一冊の手帳。そこには女性がさらわれ、山奥で切り刻まれていく過程が克明に記されていた。これは、最近騒がれている連続殺人犯の日記ではないのか。もしも本物だとすれば、最新の犠牲者はまだ警察に発見されぬまま、犯行現場に立ちすくんでいるはずだ。「彼女に会いにいかない?」と森野は「僕」を誘う…。 あらすじ抜粋 漫画も良い。

    0
    投稿日: 2010.06.17
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    乙一といえば!! 高校生の僕と、黒髪の美少女、森野夜。 殺人犯に近づき、ブラックな興味で次々変な事件に首を突っ込む二人。 テンション低い会話と、何このちょっと両思いっぽい感じ、なところが好き。 これ読んで僕の章も読むべき。面白いから。

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    投稿日: 2010.06.05
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    友人に学校の読書の時間に読む物がないのでたまたま借りた本。まぁ~衝撃を受けまして、大好きになりましたよね♪この本が文字ばっかの本が嫌いだった自分を変えてくれたきっかけの本です。好き嫌いははっきりすると思うが、自分はかなりおすすめ!!

    0
    投稿日: 2010.05.28
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    “僕の章”とあわせて。 主人公・“僕”と森野夜。 猟奇的な事件にふたりは惹かれ、興味を示す。 そして、事件の犯人へと近づいてゆく・・・。 エグいの、グロいのがダメなのでこの評価。 想像して気分が悪くなってしまう。 猟奇的な事件の行為、結果自体にそうなってしまうというのもあるけれど、何よりもその事件を起こす、”人間の心理”に一番影響を受けてそうなってしまう。 この作品も、文章表現に、“えげつないこと極まりないほどの過剰表現”はなかったものの、そういった心理部分に的を絞っているように感じられたので、少しテンション下がり気味。 でも、あくまでも、そういった部分のみに焦点を置いているわけではないところが、乙一作品の良いところだなと。 主要人物、そして、語り部である“僕”はあくまでも客観的に物事を見ていて、感情論で何かを見たりはしない。 つねに冷静。 著者があとがきで述べられているように、彼は”人間”として見てはいけないのかも?と思うくらいに”人間”らしからぬ様子。 けれど、彼の周りの人々は違う。 そして、事件を起こす殺人犯たちすら、感情を所有しており、その感情-楽しい、苦しい、やるせない、様々ではあるが-ゆえに、罪を重ねてしまう。 ひととひととの繋がりなども書きつつ、たくさんの“罠”をしかけた本作品。 どんくさい私にはそれを見抜くことなどできようわけもなく、ぜーんぶひっかかってしまいました。 ので、ぜーんぶびっくりし、ほぉーと感嘆。 怖かったけれど、面白かった。以上。

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    投稿日: 2010.05.23
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    こわい、こわい。とにかく、こわいよぅ。 何が怖いかって、メインキャストの高校生二人-僕と森野夜-が、怖いのだ。 二人には人類共通で備えられていると考えられている倫理観がない。そして暗い自分の嗜好を満たすために人の道にもとることを行うことに何のためらいもない。 地面にひきがえるを叩きつけて楽しそうにしていた高校生カップルを思い出した。あの時も怖かった。根源が同じ怖さだが、小説では、激烈さが何十倍にもなって表現されている。これは小説だ。しかし言うではないか、「事実は小説よりも奇なり」と。 殺人事件が起きることを予測しながら、何ら防止策を取ろうという意思はなく、むしろ殺人事件が起きて目撃することを待望する人物。自分が死にかけているときに最後の望みで助けを求める人物が、こんな人物だったらどうする? 救いがなく、短編3作からなる1冊を、なんともいや~な気持ちのまま、読み終わった。 解説は、絶対欲しかった。それで作者本人によるあとがきを読んだ。作者は妖怪の話しだと語っていた。それですごく安心した。ああ、人間の話じゃなかったんだって。

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    投稿日: 2010.05.20
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    乙一先生の作品ではGOTHが一番好きかもしれない。 世界観とか描写の仕方が半端なく素敵。 マンガも好きです。

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    投稿日: 2010.05.15
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    「犬」は最後の最後まで気づかないままだった。うーん、なるほどなあ。。 ユカ=少女だと思ってた。まあ確かにそれじゃつまらんよね。

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    投稿日: 2010.05.08
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    はじめて読んだ乙一さんの作品がこのゴスでした。 ただただ表紙がマットでカサカサしていて、さわり心地がよかったから買いました(´∀`;) 読んだらおもしろかった~! そこから、乙一さんの書いたもの、特に角川から出ているものを集中的に読んでゆきました … 。 このお話は、中学・高校生にオススメかなっておもいます。

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    投稿日: 2010.04.22
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    私の中ではこれは恋愛小説です…vv 確かに猟奇的な表現や要素はたくさんあるけど、 主人公と少女が謎を明らかにしつつ、互いのことを知って、 惹かれあう。 ある意味、王道な話だと思います。 あんまり恋愛って感じには発展していないけど、 2人特有の関係性が出来ているし誰も入り込めなさそうなので。

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    投稿日: 2010.04.22
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    読み終わった 乙一好きの友達に薦められて読んだ一冊。自分にはあまり響かなかった。 「土」が一番好き。っていうか一番怖い。

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    投稿日: 2010.04.13
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    乙一さんの作品で始めて読んだのがこの作品。 人間のグロテスクさ、奇怪さが際立っているように感じます。 が、それよりも雰囲気。とても静かで波の無い感じがとても心地よかったです。

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    投稿日: 2010.04.07
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    (僕の章もまとめてレビュー) サクサク読めて、ストーリーもオチがあり、素直に面白いと思った。 すきな人はものすごくすきなタイプの話。 しかしこういうグロテスクな描写が苦手な人や、反抗期の子どもが好みそうなひねくれた話、と捉えてしまうような人は受け付けないかもしれない。

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    投稿日: 2010.03.25
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    僕の章も同じなのですが、素直に読んで素直に作者の罠にかかると楽しめる一冊ではないでしょうか。 裏を読んで・・・先を読んで・・・をしてしまうと楽しみが減ります(笑) 短編をまとめてあり、各お話ごとに人がなくなる描写が有るので、全体をとおして位どんよりした空気です。タイトルがままあってるかな。

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    投稿日: 2010.03.23
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    いやいやいやいや、、、 ぐろすぎるやろ。。。 最初から飛ばす飛ばす。 想像してしまうとヤバイ。 でも、乙一の話しの展開が好き‼

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    投稿日: 2010.03.19
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    薄めの有名どころをと思って大学生協でげっとした。本格ミステリー賞を取ったものだけど、出はライトノベルなんだとか。展開は面白かったけど、グロイ描写も平気だけど、なんというか鼻で笑う感じの雰囲気が苦手だった。

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    投稿日: 2010.03.16
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    順番を間違えて、僕の章から読んでしまったけど、時系列ではないんで問題なかった。一つの作品としては面白かったけど、文庫版を読んでしまったため、どうしても後編と比べてしまう。手帳の話と犬の話、記憶の話があったが、最初の2つは自分の中ではヒットしなかった。でも、記憶の話はなかなか、喰いつけた。「初めて、wわたしの名前を呼ぶのはあなたのような気がしてた」は乙一作品の中で初めて、艶っぽい印象を受けた。犬の話は、まさかの擬人化を行い斬新なのか、奇抜なのか…。さあ、次は何を読もう♪

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    投稿日: 2010.03.07
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    - - - 最初に私の名前を呼ぶのは、 あなたなんじゃないかと 思っていたの・・・ - - -

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    投稿日: 2010.03.02
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    僕の章読了後に読んだ。こちらの方がミステリらしいと思う。「犬」始めから気付いてしまい、読むのが気持ち悪かった。

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    投稿日: 2010.03.01
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     森野夜(もりのよる)が拾った1冊の手帳が導く、連続殺人。  人の残虐性を見たがり、見るために行動までする、夜と「僕」のアンロソジー。    第3回本格ミステリー大賞受賞作。  乙一は、天才である。  こういう視点はちょっと思いつかない。  そして、かなりエグいシーンがあるのだが、不思議とどの場面も静かだ。現実感がない、というわけではない。これは、主人公達が自分たちの周りをシールドしているという感触なのだろう。  それを、行間で読ませるのだから、やっぱり乙一は天才である。  「犬」にはやられました。  別のアンソロジーで読んでたんだけど(つか、それでよかったので乙一を読んでみる気になった)やっぱりすごかった。  完敗ですww

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    投稿日: 2010.02.28
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    ミステリー好きな子から借りました。 森野夜が拾った一冊の手帳。 そこには女性がさらわれ、 山奥で切り刻まれていく過程が克明に記されていた。 これは、最近騒がれている 連続殺人犯の日記ではないのか。 もしも本物だとすれば、 最新の犠牲者はまだ警察に発見されぬまま、犯行現場に立ちすくんでいるはずだ。 「彼女に会いにいかない?」と 森野は「僕」を誘う…。 人間の残酷な面を覗きたがる者〈GOTH〉を描き 本格ミステリ大賞に輝いた乙一の出世作。 「夜」を巡る短篇3作を収録。 (アマゾンより) 犬です犬! 最も不可解で、 しかも最終的に犬に騙されて 本当に本当に面白かった! 「夜」の視点と「僕」の視点。 どちらも最後は裏切られたり―。

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    投稿日: 2010.02.28
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    少々、グロテスクな部分が克明に書かれているので、それらが苦手な人にはあまり受けはよろしくなさそうです。 しかし、彼なりの独特な表現力があり、やはりいつものように、読者の道筋を操って、意表を突いた結末を見せてくれます。予想だにしない展開を表明する技術には、相も変わらず驚かされます。

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    投稿日: 2010.02.12
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     初乙一でした。本屋に行くと必ずといっていいほどたくさんの乙一作品を見かけるので、ずっと気にはなっていた。シンプルにシルバーで装丁され、2冊並べて「GOTH」と見ることができるその作りが気になり、2冊一度に購入。  猟奇的な殺人事件に男女2人の高校生の主人公が関わってくる短編集。どの話にもこの2人の男女の高校生は出てくる。女の子の名前は森野夜で、殺人鬼を引きつけてしまうような特異体質の持ち主。物語は殺人事件に異常な興味を示し、魅入られている男の子「僕」の視点から主に描かれている。  どうやら私は、こういった猟奇的な殺人事件が詰まった物語はあまり好きではないとみえる。読んでいてあまり気分は良くなかったし、あとがきで、「『GOTH』に登場する犯人たちは、人間ではなく妖怪だと考えてください。」という作者の言葉から、少しだけ気分が軽くなるも重い気分は拭えず。  私は、『GOTH 僕の章』、『GOTH 夜の章』に関しては、乙一という作家の面白さは見出せなかったようである。

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    投稿日: 2010.02.11
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    【僕の章も含めて】闇色ボーイ・ミーツ・ガール。好きです。 やっぱり「リストカット事件」が一番面白かったな。劇場版もそれをベースにしてほしかった。

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    投稿日: 2010.02.10
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    乙一作品を初めて読みました。 最初はグロくて読むのやめようかと思ったけど・・・ これがまた意外と面白い! 予想を裏切られるのが快感です。 2020/05/24 再読

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    投稿日: 2010.02.06
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    この本は上下巻にわけられています。 少し、グロいな、と思う部分もありました。 死体などの描写がすごくリアルだな、と思いました。

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    投稿日: 2010.01.24
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    この小説に描かれている世界は自分には全く理解できないような世界だと思いました。こんなことが本当に現実に起きているんだと思うと、本当に恐ろしい気持ちになりました。次はもっと明るい本を読もうと思います。

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    投稿日: 2010.01.21
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    ダークなミステリ。本格推理小説ということです。基本的にその事件以外の無駄な要素がない。というか主人公に無駄な部分がない。主人公の興味が無駄な部分にない。そのせいで不気味きわまりない。でもヒロイン(?)が可愛かったりする。でもなんで文庫は二分冊なんだろうっていう疑問が常にありました。

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    投稿日: 2010.01.20
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    死へと異様に惹かれる2人の話。 予想を裏切られる展開ばかりでまったく退屈することなく読み切ることができました。そして、その結末を知った上でもう一度読み直すとまったく違う物語のように感じます。 グロさもありおぞましい事件も多々あるのに、なぜか青春ぽさというか爽やかな雰囲気もあり、さすが乙一だなという感じです。 映画化もしているそうなのですが私はまだ見たことがないのでぜひ見てみようと思います。

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    投稿日: 2010.01.15
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    ミステリー 本当っ、この人の描く世界って最後に「え」って驚くことになる。 びっくりする この本は短編集で「暗黒系」「犬」「記憶」という3話立て 事件に関わりあわないと決めて、第三者の立場から殺人事件をただ眺め、警察にも通報せずに推理する「僕」が共通の主人公として話が展開していく            私は「犬」が好き 主人公の周りである時、ペット誘拐事件が多発するようになる。ペット達は小型犬ばかりが狙われるのだが・・・それは義父から虐待を受けたユカという女の子が飼い犬を使ってウップン晴らしでペット達を殺し、死体遺棄していた しかし、それは実はウップン晴らしではなく、義父を殺す練習であった 義父は最後死ぬかたちとなるが、殺害するために喉を噛み切ったのは・・・ 私はてっきり飼い犬かと思っていたんですが、あのラストには驚愕でした 驚愕といえば首吊り自殺の真似ばっかりする双子の姉妹のお話しである「記憶」も面白かった。 実は首吊りをして診断のは妹の夕ではなく・・・みたいな オカルト的ですが、読みやすくこの種明かしが一味あって好きです

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    投稿日: 2010.01.14
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    ちょっと普通じゃない主人公の男の子とこれまた普通じゃない女の子の話。残酷だけど、犯人が淡々としてるので、人間っぽくなくて、ほんとに怪物っぽい。犬には騙された、ほんと。

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    投稿日: 2010.01.12
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    粗筋(アマゾン引用) 森野夜が拾った一冊の手帳。そこには女性がさらわれ、山奥で切り刻まれていく過程が克明に記されていた。これは、最近騒がれている連続殺人犯の日記ではないのか。もしも本物だとすれば、最新の犠牲者はまだ警察に発見されぬまま、犯行現場に立ちすくんでいるはずだ。「彼女に会いにいかない?」と森野は「僕」を誘う…。人間の残酷な面を覗きたがる者〈GOTH〉を描き本格ミステリ大賞に輝いた乙一の出世作。「夜」を巡る短篇3作を収録。

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    投稿日: 2010.01.11
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    死体などの描写がすごくリアルで思わず眉をひそめた。 でも良い意味で凄くゾクゾクして、真剣にその描写を読んでいた私、、、なんだか自分が不安になった。 「犬」はずっと疑問を持ちながら読みすすめていたので、最後のどんでん返しはえっ?と思いながらもそういうことか、というかんじだった。 ゆっくり読み直したい。 「記憶」が凄く良かった。綺麗だった。 というか全部面白いww さすが乙一先生。

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    投稿日: 2010.01.07
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    面白いものにはかなわない。GOTH ゴスと読みます。中身は、酷とか危うさ・残忍性なんかを濃いめに溶いて、人の危うさを見事にマーブル模様に浮かび上がらせたお話がたんたんと書き連なっています。GOTHという響きがピッタリな感じ。きわどい表現も多々あるので眉をひそめる人もいるかと思う。でも、眉をひそめる人にこそちゃんと読んで、この本に詰まってる奥深い趣を知って欲しいなぁと思います。そう、この本には趣(おもむき)があると私は思います。目を背けたくなることや、トラウマになるほどの出来事っていうのは、この世界にやっぱり存在していて。もちろん、ぱっと見では理解できないことも多いです。(ちゃんと見て知ったとしても、理解できないことだって沢山あるでしょう)でも、目を背け放置したってないことにはならない。ならばいっそのこと、一度手を突っ込んでかき回して反応を見てみようか?みたいな。そんなお話が詰まっています。2008/08/06兎に角堂

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    投稿日: 2009.12.30
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    - - - 08/11/07 読了 最初に私の名前を呼ぶのは、 あなたなんじゃないかと 思っていたの・・・ - - -

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    投稿日: 2009.12.15
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    「夜」に焦点をあわせた短篇三作。はじめて読んだ乙一作品。一気に彼の放つ世界に引き込まれました。先が読めそうで読めない。最後のどんでん返しが期待を裏切らない。物語のラストはいつもあたたかさが少し残る・・・不思議。 グロテスクが平気な人向けだけど、人間の奥深いところを垣間見たような そんな感動も切なさもあります。これが乙一なのかぁ ととても好きになった。 ▼暗黒系▼犬▼記憶

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    投稿日: 2009.12.10
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    さすが乙一という作品。 「黒乙一」らしくグロさと狂気が入り混じったミステリー。 しいて言うならば、読み返さなくては理解しにくい部分があったこと(これは乙一の良いところであるし、自分の読解力の無さもあるのだけれど……)、そしてときどき表現に違和感を感じることが。 でも乙一独特の文章の簡潔さ、表現の美しさは健在。 そりゃ、話題にもなるわ。だって面白いもん。

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    投稿日: 2009.12.08
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    乙一の出世作と呼ばれるGOTHです。 このGOTHはGOTHICの意味だそうで、 あとがきにあるとおりGOTHの意味を誤って伝えたと批判もあるみたいだけど、 作品の雰囲気みたいなものは良く表してるんではないかと思います。 さて、内容。 乙一らしいダークで残酷な描写・ストーリーが基本でありつつ 恋愛?あり、まさかのツンデレありな素敵な本でした。 主人公君が謎解きをしていくのが基本の流れで、 主人公の視点でちょっとずつヒントが出てきてそれを元に推理…っていう普通な流れ。 なんだけど、オチが乙一!!って感じ。 俺の予想は、流れ的にはあってるんだけど、根本的に間違ってるみたいな… 『犬』は特にビックリでした。 いやー騙された。 まだ僕の章は読んでないから楽しみです。 …… それにしても、森野さんのツンデレっぷりにビックリ。 あれで話し全体が暗くなりすぎず、いい息抜きになってる気がします。

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    投稿日: 2009.12.03
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    乙一さんの作品を初めて見たけど こういう話を読みたかった 最初の女の子の写真がとても好き でも上下巻にしなくてもよかった気がするけど、 まぁ面白いものには金を払うべきだと思うので許す 素晴らしいが個人的に下巻のほうが好きなのでよっつ。 バラバラの描写があっても平気な人はどうぞ

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    投稿日: 2009.11.23
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    黒乙一。 なかなかグロいので、そういうの苦手な人は無理です。 薄いのでかなり読みやすいですよー。

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    投稿日: 2009.11.21
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    これ、<僕の章>って方は表紙が【TH】になってます。 なんとなく、惹かれる表紙。 読ませ方がうまいなぁと思った。 最後まで、結末を悟らせないとこがスゴイ!! <僕の章>の方のラストの意外性に圧巻。 物語としては、かなり暗いです。 (2005.11)

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    投稿日: 2009.11.16
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    乙一は結構読んでいて、すごく好きな作家の一人です。 これは乙一の代表作ともいえる作品の上巻に当たります。 正直グロいですので、苦手な方は読まないほうが良いのではないでしょうか? あくまで個人的な意見ですが、主人公はどこが人間離れした考え方をしている少年で、そしてかなり残酷な人格だと思います。 でも、それは少し「悪」とは違うものを感じました。 どちらかというと「悪」というよりは「美」に近いものを私は感じました。 どちらかというと、上巻よりも下巻のほうが好きですけどねw

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    投稿日: 2009.11.13
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    単行本のほうでも読んだけど、友達から譲り受けたので、こちらも読んでみた。 単行本とは違って、「夜」の視点と「僕」の焦点のどちらを主とするかというような感じで2分されている。 こちらは夜の章。「暗黒系」「犬」「記憶」の3章が収録されている。 暗黒系は、死体遺棄の犯人の落とした手帳を夜が拾う、というストーリー。 犬は、近所の犬の誘拐とそして、事件。 記憶は、夜と夕について。 この中では、犬が一番不可解。 読み終わった後に裏切られた気持ちでいっぱいだったwww でも、私の人生を変えたGOTHシリーズ。 改めて読んでも良かったです。

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    投稿日: 2009.11.04
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    なんとも独特の世界で面白かった。 主人公はそうでもないけど、森野はすごく好き。 「記憶」が一番のお気に入り。 終り方が切なくて好き。

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    投稿日: 2009.10.31
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    乙一さんの本。 これもまた読みやすい。 あっという間に読んでしまった。 犬の話が ん?って感じ。 次の 『GOTH 僕の章』 も読むのが楽しみ。

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    投稿日: 2009.10.26
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    小学校6年頃に出会いました。この作品で乙一さん好きになりました。ただ、小6にはグロかったです。主人公の暗さに引かれる作品でした。

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    投稿日: 2009.10.24
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    高校生コンビが謎を解こうとするミステリ小説.3つの短編からなっているが,全200ページ程度で収まってしまう超短編集.しかも3つとも極上のミステリです.各編はすごく短いですが最後まで謎が解けそうで解けません.特に「犬」は,え!,って感じの結末です. 話のテンポもよく読んで,つまらないということはまずないと思います. 2009.08.16(Sun)読了

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    投稿日: 2009.10.23
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    GOTHいいよGOTH!!!!! 乙一先生は感動ものととダークもののギャップがでかすぎるいいぞもっとやれ

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    投稿日: 2009.10.06