
総合評価
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powered by ブクログはっはっはーψ(`∇´)ψ ついにこのシリーズに手を出しました!! みんみんさんにおすすめしてもらった「猫とメガネ」がすごく面白くて(*^^*) もっと続きが読みたくなるシリーズだったんですが2冊しか出てないので 同じ榎田さんの妖琦庵シリーズを読むことにしました! にしても10巻まで出てるんですよ、コレ しかも近くの図書館にはないので全取り寄せ( ̄∇ ̄)取り寄せ時間かかるんですよね、、、 だから読むのを躊躇していたんですが、、笑 数多くのブク友さんが読まれているし、榎田さんでもう面白いのは間違いないので借りてきました! しかし読み終わるのいつになるのー笑 ズラッと並べたいところですが難しそうなので のんびり読み進めていきます笑 突如発見された「妖怪」のDNA。 それを持つ存在は「妖人」と呼ばれる。 お茶室「妖庵」の主、洗足伊織は、明晰な頭脳を持つ隻眼の美青年。 口が悪くヒネクレ気味だが、人間と妖人を見分けることができる。その力を頼られ、警察から捜査協力の要請が。 今日のお客は、警視庁妖人対策本部、略して〈Y対〉の新人事、脇坂。彼に「アブラトリ」という妖怪が絡む、女子大生殺人事件について相談され....... 妖怪のDNAを持つ妖人っていうのがいいですね。ぱっと見は人間に見えて見分けがつかないっていうのが面白い。 もしかしたら現実にもいるかも、、、という気持ちになります そして自分ももしかしたら、、、なんて。 キャラも立ってる!! ひねくれ者でキレ者の伊織。 (セリフの感じがりっちゃんっぽさがあります!フォーエバーバカとか!) かわいいマメ♡ おバカだけど真っ直ぐな脇坂 (バカなだけじゃないのよ) 芳彦もかっこいい雰囲気が出ているし 気になる存在青目 (どんな見た目なのか早く見たい) ひとりひとりいろんな物語が書けそうなキャラで今から楽しみすぎます!! 今回の事件のポイントは女の嫉妬ですね 女子校出身なんでね、すごくよくわかりますー こわいですよ、ホントに。 妖人よりも人間の方が怖いですよ、、、 いや、人間か妖人かじゃないってことでしょうね まだまだ謎の残る感じ ウキウキしますー!! さぁ次はいつ届くのやらʅ(◞‿◟)ʃ 楽しみです♪
77投稿日: 2025.09.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
妖人という人間に近いが別の生物がいて差別を受けているという世界観はなんとなく反面教師として見れるのかなと感じた。 最後の終わり方からしてシリーズとなることを想定して書かれている?
0投稿日: 2025.07.10
powered by ブクログ女の友情の脆さは、どんな時にも物語の背景に置かれがちだけど、何度触れてもやっぱり鬱陶しい。他人の不幸は蜜の味も相まって、何とも言えぬ後味の悪さ。とは言え、それを不快には感じられず、寧ろ洗足や新米刑事の脇坂らのユーモラスなやり取りと、そして座敷童やマメなど可愛い妖人が良き箸休め。
6投稿日: 2025.04.14
powered by ブクログ私にはあいませんでした。残念です。 妖人の設定がしっくりこなくて、主人公の魅力も感じられなかった。マメくんは可愛かったです。
9投稿日: 2025.03.24
powered by ブクログ人間の亜種として突如発見された、妖怪DNAを持つ「妖人」。 その妖人絡みの事件を調査するのが"Y対"と呼ばれる警視庁の組織である。 だが妖人は見た目は人間と同じで、その判別が難しい。 Y対は捜査に行き詰まると、頭脳明晰で人間と妖人を見分けれる力を持つ茶道家の洗足伊織の力を借りて事の真相を探る。 ✎︎____________ シリーズ第1弾♪ ブクログでよくお見かけして気になっていたこちら。 面白かった〜!!これめっちゃ好きだった ホラー文庫から出てるけど、怖さはなくミステリー寄りだと思う。 妖人絡みの事件を鱗田、脇坂の刑事が、妖人で茶道家の伊織の力を借りて解決していくというシリーズの様だ。 何がいいって、それぞれのキャラがとてもいい! 頭脳明晰だけどひねくれ者の伊織、そしてそのファミリーもみんな個性的。 あとはベテラン刑事に、アホだけど裏表がなく素直な脇坂のコンビ。 そして事件に絡む、謎多き妖人の青目。 なんとも読んでて楽しかった〜 今回の事件は女子大生殺人事件。 この事件に《油取り》と言う妖人が絡んでるのではないかという事で捜査はすすむ。 事件の影に見えてくるのは、女同士の嫉妬や見栄。女って怖いわ〜← アニメ化して欲しい!って感じの軽めの読み口な作品だったのだけど、結構今の社会の風潮に釘を刺す様な所もあったな〜。( ¯꒳¯ )。。。フカイ まだまだ謎な部分だらけで、これからシリーズ追うのがめっちゃ楽しみだ〜!! ✎
72投稿日: 2025.02.03
powered by ブクログ登場人物が皆魅力的だし、1巻ごとに1つの事件?を解決しつつ、徐々に物語の真相に近づいていく様に進み、次の巻が気になるよ~て感じで終わるので、世界観に引き込まれてシリーズ通してあっという間に10巻全て読んでしまいました。
2投稿日: 2025.01.15
powered by ブクログライトノベルのような軽さで、サクッと読み終わった。軽いけれど、探偵小説のようなミステリ要素もあって、楽しく読める。 まだシリーズ1作目なので、これからもっと面白くなっていくといいなと思います。
1投稿日: 2025.01.13
powered by ブクログ人間離れした特徴を持つ「妖人」と人間が共存してる日本で起こる、奇妙な監禁殺人事件。 よくわからなくて気持ち悪いから妖人のせい、とされそうになった事件を「そういうことではない」と解体・解決していく展開好きだなー。 現実の色々な差別をごった煮にしたような妖人差別が横行してる世界観の中で、あまりにも純粋すぎる新人刑事・脇坂の存在が癒し。 自らの力の全貌を隠してあくまでヒトの仲間であろうとする伊織と、自らの邪悪さを受け入れてはみ出し者として気ままに生きる青目の関係性も良いですね……
6投稿日: 2025.01.09
powered by ブクログ妖人の設定が今までにないので最後まで楽しく読み終えました! 設定にやられた! シリーズ1作目で今後につながる謎や関係性も気になるところ。シリーズを追いかけねば! カバーの中村明日美子先生が描く絵も素敵すぎ! ぜひ〜
23投稿日: 2024.10.11
powered by ブクログ読み始めてすぐに感じて最後まで変わらなかった印象は、京極堂シリーズに似ている、だった。 良い意味でライトな京極作品という雰囲気で非常に読みやすくかつ面白く最後まで楽しむことが出来た。 ミステリとしての真相は多少読めはしたものの、設定の面白さや本筋以外の謎や個性的なキャラクターなど惹かれるものが多く一気に読める。 角川ホラー文庫でこれほど怖くない作品もあるのだなとは思った。
0投稿日: 2024.10.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった!!!!、!!! 友達に勧められて読んだけど、現代風で新鮮だった。 座敷わらしのとこで大号泣。
0投稿日: 2024.09.15
powered by ブクログ突如発見された妖怪のDNA。それを持つ者は「妖人」と呼ばれている。 人と妖人を見分ける事が出来る茶道家の洗足伊織は、その力を頼られ、警察から捜査協力の要請を受ける。 「アブラトリ」という妖怪の絡む、女子大生殺人事件について相談されるが……。 妖怪に類する能力を持つ「妖人」絡みの事件に挑む茶道家の伊織と警察、その仲間たちを描いた妖怪ミステリー。妖琦庵夜話シリーズの一作目です。 妖怪ミステリーといっても、「妖怪」と「妖人」は全くの別物で、「妖人」は基本的に人間と見分けがつかず、人に紛れて生きている。そして、人ではないものとして、差別を受けている。きっと現実でも亜人種のような存在が見つかったらこうなってしまうんじゃないかなという、ファンタジー過ぎないファンタジー感と、適度なリアリティが魅力です。 伊織も2人の警察も、伊織の周りにいる妖人たちも、それぞれ情に厚くて素敵です。私は新人刑事の脇坂がとぼけているけど真っすぐでとても好き。彼と伊織の会話だけで小説内の世界観が分かりやすく説明されるので、読者目線でもとてもやさしい存在。 人間にも妖人にも、いい人もいれば悪い人もいて、種族だけで大きく括れるものではない。何だか現実で言うと、特定の国、特定の宗教に対する偏見に通じるものを感じて、ほろ苦い気持ちになります。
21投稿日: 2024.09.13
powered by ブクログ本当に怖いのは人間様、というお話。 人間だと思ったら妖怪の血が混じっている人がいる世界。異能的なやつですね。それを使って活躍するってよりは、それに関する事件が起きたら解決するストーリー。 少し京極堂を思い出させる主人ですね。 お茶屋さん、良きです。 続きも楽しみ 2024.9.3 136
1投稿日: 2024.09.03
powered by ブクログひま師匠と雪さんがこのシリーズの感想をお書きになっていて、気になっていた作品。 本当はAmazonから届かなかった新世界よりの上巻を購入しにブックオフへ行ったのに、こちらのシリーズを3冊購入し、新世界よりの購入を忘れて帰ってきてしまった(-。-; ウルトラマンさんと、雪さんの呪いに違いないΣ(-᷅_-᷄๑) この世界には、妖怪のDNAを持つ、妖人という人間の亜種がいる。その妖人が関わる事件を担当するのが、警察のY対という部署だった。 妖人と人間は一見では区別することが出来ないのだが、茶道家の洗足伊織は不思議な能力で見分けることができる。 Y対の鱗田と新米刑事脇坂は伊織を頼り、事件解決に臨む。 何となく、和装で事件解決屋と言われると、私はどうしても京極堂を想像してしまう(⌒-⌒; ) しかも妖怪だし。 ずーっと伊織は京極堂イメージで読んでしまった。もっと蘊蓄語れーーーー妖怪語れーーーとか思ってしまう。 新米刑事の脇坂くんはとっても元気があって可愛いのだが、こちらは鳥口 守彦くんのイメージで読み進めた(^^) 座敷童や小豆とぎがめちゃめちゃ可愛く、キュンキュンしてしまう。 母性本能なのか?彼らを守ってあげたくなってしまう(*^▽^*) ミステリ仕立てなので、物語はめっちゃ私の好み! そして、女のドロドロした嫉妬心。 わかるわー。 女子だけに、わかるわーーー。 私はあまり他人に嫉妬心を感じないタイプなのだが、嫉妬心を向けてくる女性に絡まれることは何度もあった(-。-; まだまだこの本のキャラクターちちにはポテンシャルを感じる。 これからどんどん面白くなるのだろうなという予感(*^▽^*) 先が楽しみo(^▽^)o
106投稿日: 2024.07.29
powered by ブクログみんみんさんのお勧め作家さん、榎田さんのシリーズ物、第一弾です。 ちゃんと予習しましたので表紙を書かれている中村さんの絵で脳内再生致しました。 みんみんさんは最初の方は少し我慢して読んでねと仰ってましたが、全然面白かったです! まず、妖怪のDNAを持つ妖人という存在が発見され、DNA検査を強要するか否かという世界観が良いです。亜人を少しまろやかにした感じかな。 とは言え差別も横行しているのでやはり人外とのハーフは生き辛いもようです。 冒頭の水泳選手が実は河童との妖人でしたという記者会見から掴みはOK。 ホラー文庫となっていますが、どちらかと言えばミステリー要素が強く、この事件も良い意味で嫌な気持ちにさせられるので良かったのですが、ちょっと悲しい出来事もありましたので複雑です。 被害者は美意識の高い女子大生。崖の下で遺体で見つかります。監禁されガリガリに痩せさせられてはいるものの、シルクの高いキャミソールを着せてもらっていたりネイルもして貰えていたり、血糖値まで管理されていた痕跡があり、本来は殺すつもりでは無かった事が窺えます。 謎の多い事件ですが、妖人が絡んでいる可能性があるとして、警視庁の『妖人対策本部』通称『Y対』が動く事に。 中々特殊な組織なので例に漏れず他の刑事からは距離を置かれています。 何か理由があるらしくY対に所属している鱗田と、コンビを組むことになった新人の脇坂の2人が、茶道の先生でもあり妖人でもある主人公の洗足に協力を仰いで事件解決に臨む、というお話の流れです。 榎田さんはBL方面の作品を一冊しか読んだ事が無いのですがキャラクターを動かすのが本当にお上手だと再確認。 それぞれ個性があって生き生きとしています。 巧みなストーリーテリングで、前もそうだったのですが一気に引き込まれてあっという間に読み終えてしまいます。 コメディ調のやり取りをちょくちょく挟むのですが、これがうるさくないし楽しいんですよね。 その軽妙なやり取りを主に担当してくれるのが脇坂。以前から妖人に強い憧れを持っており、高級官僚の孫でエリートになれるお坊っちゃまなのに、妖怪マニアで自ら志願してY対に。 洗足にアホだと罵られても気にせずに、知識が足りないと言われてちゃんと勉強する前向きさ。 天然で漫画みたいな動きをする落ち着きのなさだけど、やる時は物怖じせずに行動する。 しかもめちゃくちゃ純粋な良い人! 洗足の元に小豆洗いの幼人のマメがいるのですが、その子と仲良くなり2人でとある会へ向かう時の台詞に感動しました。 自分は小豆をとぐしか脳がない、としょんぼりするマメに(魔界水滸伝の感想の時に私も同じような事を言ってたもんな…) 「僕の友達の中で、マメくんほど真っ直ぐな心を持った人はいません。それって凄い美徳なんですよ?」 「かっこいいとか、頭がいいとか、褒め言葉はいろいろありますけど、美徳があるなんて言われる人は滅多にいないはずです。マメくんもやっぱり特別です。」 脇坂…あなた、アホじゃない…全然アホじゃないよ!! なんと言う素敵な励まし方…。こういうのサラッと言える人になりたい!! シリーズ物の1巻なのでキャラクターと世界観を説明せねばならない巻だと思うのですが、特にキャラクターがもうすっかり頭に入る位にしっかり書かれています。 洗足も驚く能力の持ち主で、隠された左目が予想以上の重要性を持っていて、性格もひねくれてるけど情に厚く、主人公として申し分ないですし、マメくんは可愛いし、家礼(執事のようなもの)として洗足に仕える、管狐の妖人の夷も目立った個性はないのに存在感があるし、なによりシュッとしたイケメンだし。 そしてどうやら洗足のこれからの行末にかなり深く関わって来そうな女好きのワイルド系イケメン青目。女性を日替わり定食にする程のワイルドさ。 魔獣狩りの毒島と言い、ワイルドイケメンは皆精力的なのか。(偏見) 青目は妖人の中でも中々に曲者らしく、今回も直接手は出していないものの事件には関係していました。 これからの動きが1番気になるキャラですね。 当初、いつもの例から考えて夷が推しになるかなと思いきや、ダークホース脇坂が推しになりました。 キャラがしっかりしているシリーズは推しが出来るのも楽しみの1つですね。 さてそんな面々が追っていく女子大生殺人事件なのですが、結末が予想外なものでした。 嫌な予感はしていたのですが、こうなるとは…。 きっかけが、この後日談も含めて個人的には良く出来てるなと感心しました。 傍から見ればそんな下らない事で?と思われるかも知れませんが、確かにこの手の人にはこの言葉はタブーですね。 女性の見栄と怖い面、男性の理想に対する偏愛の恐ろしさ。こういった事もたっぷり味わえて1冊で何粒も美味しい作品でした。 私は小説の終わりが1番好きで、ここの良さで大分評価に影響するのですが、これもかなり良かったです。 チカちゃん…君は色々と反省した方が良いよ、こんな友達は絶対に欲しくない。
43投稿日: 2024.06.27
powered by ブクログ2024.06.10 Audibleにて あらすじ 妖怪ならぬ妖人という存在が認められ、警察にも妖人が関わる事件などを担当する、Y対が発足された。そんなY対のベテラン刑事、ウロコダと妖怪大好き新人刑事ワキサカ、そしてそんな2人の御用達妖人である茶道の先生が事件を解決していく話。 1巻目は、あぶらとりという妖怪事件 崖で殺された女性が、あまりにも痩せていたことから、あぶらとりの犯行ではないかとされ、Y対が動く。 みんな、先生って呼ぶから、茶道の先生の名前忘れた。笑 以下、ネタバレあり。 結局、妖人だからとか人間だからっていうのは偏見にしか過ぎないんだろうなって、それと同時にそれは、人種差別も同じなんだろうな、と改めて思わされた作品。 煙たがりながら、ウロコダを認め、ワキサカを可愛がってる先生のツンデレ感面白いな。 アオメがいい具合に引っ掻き回して、何こいつって思ったけど、最終的な鍵を握ってたのチヨカだったの怖いな。 でも、こういう無害そうで害ありまくりな人って結構おるよな。自己肯定感低くて、人と比べたがりなタイプ。 気をつけよ…
6投稿日: 2024.06.11
powered by ブクログ日常世界の中に妖怪というファンタジーを取り入れた作品。登場人物一人ひとりが個性的なため、迷わない上に分かりやすい。ミステリー要素もあるが、まとまった方向性でシンプルなので苦手な人でも理解しやすいと思われる。
1投稿日: 2024.05.10
powered by ブクログ前から気になってた榎田ユウリさんのシリーズもの。 とりあえず1作目だけ読んでみたけどミステリーとしても作り込みが緻密でおもしろいし妖怪好きとしても妖怪のDNAを持つ妖人が出てくるところも好きだし妖人を出してくることでフィクションの世界と現実世界に存在している差別問題とオーバーラップしていて、榎田ユウリ先生は本当に現実の諸問題をフィクションに入れ込むのがうまいよな…。魚住くんシリーズでもそうだった。2巻以降も読もう
3投稿日: 2024.04.30
powered by ブクログDNAの解析技術の進歩により、妖怪のDNAを持つ人間が存在することがわかった。 果たして彼らは人なのか否か?特に人間離れした能力を持つ妖人に人間は恐れを抱いている…そんな設定でのお話。 妖人絡みの事件で出馬する美貌の茶道家の妖人伊織の存在感はもとより、同居している妖人たちのキャラがとても魅力的で、このシリーズはキャラで読めそうだと思った。 かと言って、ストーリーは軽すぎず、しっかりとした読み応えがあった。 今回の話。一番たちが悪いのは、悪意のない邪気、無神経な無邪気で、それが最悪の結果を生んだんだと思った。 悪意に無自覚なことは法律で罰することもできない罪で、たちが悪い。
16投稿日: 2024.01.22
powered by ブクログマメと座敷童が癒しのキャラだったのに、1巻で座敷童がいなくなってしまうなんて、寂しい。 女同志の友達といいつつのマウントの取り合いが一番怖かった。 主人公が半人半妖の和装の美形のミステリーとなると、路生よる著「地獄くらやみ花もなき」と重なってしまう。
3投稿日: 2023.08.14
powered by ブクログ人と違う妖人がいる世界。 まぁ、実際は、人とあまり変わらず、たまに、人より能力発揮する者あり。 水泳凄い!=河童の妖人 みたいな。 基本はミステリー、少しホラー味って感じ。 実際、今の世界も良く調べたら、金メダル取ってる人とかあり得るかも? 有力は、メジャーの二刀流か?(^◇^;) 能力が抜きん出ている人がいると、人はどうしても嫉妬とかして… それが人以外やと更に… 全部、押し付けてくる… 何かやるせない気もするけど、私も一般庶民なんで気持ちが分からない訳ではない。 でも、そういうのは出さないように努力していきたい。 この作品は、妖人を出して、今の人間社会を風刺してるようにも思う。 能力なくても、裏表なく、素直に生きて行こう!脇坂さんのように!笑 やっぱり、怖いのは、DNAの違いより、ココロ! 人であろうと、妖人であろうと!
62投稿日: 2023.08.07
powered by ブクログ妖とも、人とも少し違う「妖人」が存在する世界。 妖・探偵・ミステリー・人の恐ろしさ、そういうのが好きな人におすすめの1冊。 作中、1枚だけ真っ黒なページがあるのが印象的。 悪いのは「妖人」か「人間」か? 恐ろしいのは……? ホラーというよりミステリーな作品。 和風好きとミステリー好きにはぜひ読んでほしい。
1投稿日: 2022.11.16
powered by ブクログ説定が興味深い、「妖人」は妖怪ではなく遺伝子上 人間と異なり、ある能力が秀でているだけで、それ以外は人間と外見も生活も変わりない。だから近年まで妖人の存在が知れなかった。。。 内容は、世界状勢が不安定な現在(2022.4)に読んだからこそ、刺さった。 「他人は何を考えているかわからない。だから 他人が怖い。他国民が怖い。他民族が怖い。言語の違い、肌の色の違い、文化の違い。それらは時に平和に交流し、多くの益を生むが 争いの元にもなる」・・・。「ぼんやりとした恐怖は差別を生む」 。(P147) この物語は人の悪意が根幹になる物語で、悪意を持って人を害す・傷つける、、、意図的にそれをする人はもちろん怖いが、無意識的に悪意をもっていながら善人の顔した人が一番怖いのだな、と、最後の章を読んで思った。最後の最後で、人間の怖さで背筋が寒くなった。本を読んで、こんな寒さは初めて。 とても考えさせられる 物語だったが、押しつけのような矜持も、知識のひけらかしもなく、素直にすらすらと読める。 序章といった感じで、まだ全貌が明らかになっていない人物もいたり、、、続編も楽しみ。 あと、甘味がたくさん出てきて、お腹が切なくなった。
1投稿日: 2022.04.13
powered by ブクログ前に読んだ小説のお馬鹿キャラは裏のあるお馬鹿キャラだったのであまり好きになれなかったんですけど、脇坂くんは裏表のないお馬鹿キャラで、私はこういうタイプのキャラの方が好きみたいです。裏表のない素敵な人は好きです。 文章から感じる作者のノリが受け付けられるかどうかが、重要な気がしてきました。私は榎田ユウリ先生くらいのノリで書かれた文章が好きなのかもしれません。 事件はスッキリ解決するけど、最後にモヤっとする部分を持ってくる感じも、私は好きです。シリーズになってるみたいなので、次も読んでみたいなと思いました。
0投稿日: 2022.02.15
powered by ブクログミステリとしてのテクニックはあんまりなく、読者でも誰が犯人かは予想しやすい。話自体は面白くすらすら読める。
1投稿日: 2022.01.23
powered by ブクログ「女同士の友情って、いいなーと思う反面、たまに怖くなるんですよね。」 妖怪のDNAが発見されて以来、それを持つ者は『妖人』と呼ばれ、人間と区別されるようになった。 そんな中、女子大生殺人事件が起こり、世間では《油取り》という妖人が犯人なのではないか、という憶測が飛び交う。 本当に怖いのは妖人か、それとも人間か。 ニ人の刑事と妖人である洗足伊織が、事件の解決に挑む、妖怪探偵小説。 人間の心の闇が感じられる話だった。 《座敷童》がかわいそう。
0投稿日: 2021.09.16
powered by ブクログ妖怪じゃなく妖人と言う設定 登場人物全てのキャラが絶妙です♪ 座敷わらしの話しで泣いてしまいました… 明日美子先生の表紙が美しい!眼福\(//∇//)\
10投稿日: 2021.09.12
powered by ブクログ異常なまでに痩せ細った被害者。 助言になりそうな話題が無かったとしても妖人とは関係無く事件は起きていただろうが、死人は出なかったかもしれないな。 間に立つ人間は苦労するだろうが、だからといって無責任な発言ばかりしていい訳ではないだろう。
0投稿日: 2021.06.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久しぶりに読んで(最新刊を読んで細かいところを忘れてたので)、青目って最初こんなんだったっけ…とちょっと驚いた。まだそんなに悪人でもなかったんだなぁ、と。あと初期は結構がっつり刑事モノだったんだ、と思った。キャラクターの描写がすごくうまくて魅力的。どんどん読めちゃう。脇坂のポンコツだけど憎めないとことかお姉さんとのエピソードが好き。
1投稿日: 2021.05.28
powered by ブクログひとは 自分とは違うもの、理解が及ばないもの に対して敏感に反応する 自分として生まれた以上 どうしたって自分の範囲から抜け出せないのだから 自分は自分、他人は他人という自己暗示では 越えられない壁があって ある程度は仕方ないのかなぁって思うけれど 過剰すぎるなぁって思うところはあって なんでだろうなぁって -それはたぶん「怖がるな」と言い聞かせるのが難しいのに似てるのではないか。- なんとなく腑に落ちた感じです。 彼女を殺したのは誰? 直接引き金を引かなくても 自覚がなくても 人を殺すことってあるのかもしれない、なーと感じた次第です。 榎田先生のお話はカブキブ!が大っ好きなんですが 妖琦庵夜話も魅力的なキャラクターがたくさんですね☺️ 続編早く読みたい!(まだ読んでない本溜まってるのに)
1投稿日: 2020.06.04
powered by ブクログ最近、こういう架空の推理小説が流行っているのですかね… まあ、伊織と脇坂君の掛け合いは最高ですけど 続編に出会えたら必ず買うでしょうね(笑)
0投稿日: 2020.04.05
powered by ブクログ面白い。続きを買いました。 事件も面白いですが、時折描かれる 伊織・芳彦・マメ の日常が可愛らしい。 ◼️◻️◼️◻️◼️◻️◼️◻️◼️◻️◼️◻️◼️◻️◼️◻️◼️◻️◼️ 《ついさっき、法務省のCMを見て絶句した挙句、すごい形相で おはぎを続けて五個食べました。》 口が悪く偏屈な隻眼の美青年 伊織。 この時の伊織の様子を想像したら笑ってしまいました。 苛々しながらおはぎをモシャモシャ… なんだか可愛い、、笑
1投稿日: 2019.08.28
powered by ブクログ「妖」の字だけで、なんとなく気になっていた作品。とうとう試しに・・・と手にとってみたら、まぁ、案の定なのかどっぷりはまり早速全巻かいにはしりました。 やっぱり、人間の心の汚さが浮き立つ。
4投稿日: 2019.05.01
powered by ブクログ読書録「妖キ庵夜話 その探偵、ひとにあら ず」4 著者 榎田ユウリ 出版 角川ホラー文庫 p82より引用 “「一度餓えを経験したら、そんなこと言わ なくなるんじゃないですか。ま、一種の洗脳 みたいなものでしょう。雑誌では定期的にダ イエット特集をするし、テレビの通販番組で もダイエット関連商品はしょっちゅう売って る」” 人間と妖人を見分ける能力を持つ茶道家を 主人公とした、長編ミステリ小説。 同社過去刊行作、加筆修正文庫版。 夜のニュースで告げられた、オリンピック 水泳選手の日本代表からの除外発表。本人も 教会も思いもよらぬ理由に残念がるが、その 理由は努力で取り除けるものではなく…。 上記の引用は、女性がやたらとダイエット をしたがる風潮についての、主人公・洗足伊 織の台詞。 一方でダイエットについて番組を作りながら、 一方でひたすら食べ物の情報を流し続けるよ うなテレビは、体を整える上で害悪なのでは ないでしょうか。食欲は視覚情報によっても 刺激され、誘発されるそうですし。 妖怪のDNAを持つ妖人が存在する世界が舞 台となっていますが、日本特有のものとの設 定です。外国にもいることにすると、政治的 に面倒な話を書くことになるからでしょうか ?人類の亜種という位置づけのようですが、 DNAを検査しなければわからないようです。 ーーーーー
1投稿日: 2019.03.13
powered by ブクログ宮廷神官物語で知った榎田ユウリさん。 暗闇からヒタヒタと忍び寄ってくる類いの怖いのは苦手なのですが、新人刑事の脇坂さんが緩衝材となってくれました。 おばけとか幽霊とかより、よほど生身の人間の方が恐いやん!!!
3投稿日: 2018.11.24
powered by ブクログ突如発見された妖怪のDNAを持つ妖人達と、口が悪く捻くれ気味なお茶室の主で匂い立つような伊織と、彼を頼る妖人対策本部の空気の読めない無邪気な新人刑事と先輩刑事。ダイエットに励む女子大生と友人間の闇と殺人事件。曲者の伊織が珍しく可愛がるあどけない小豆とぎや座敷童等を含め男性ばかりだけれど個性的で楽しい。
0投稿日: 2018.10.14
powered by ブクログ人間に見える人間ではない妖人が実はいた!な話。 ファンタジーというよりはミステリーかホラーかな。 私は最後のエピソードのあの子が一番怖いと思う。 結局怖いのは人間なのか?
0投稿日: 2018.03.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2018/2/10 なんでこの本読もうと思ったのかなぁ?覚えてないけど。 お化け・妖怪大好物なので選ぶことに不思議はない。 でもちょーっと入り込めなかった。 みんなそこまでじゃないねん。 嫌いではないけど入れ込む程ではないキャラクター。 事件も気になってしゃーないってこともなく、謎解きに手が止まらないってこともない。 パッと見わからないけど恐れている世間に溶け込んだ異形のものっていうのが現実の人種的な問題と重なって本の世界に入り込めないってのもあった。 追記:カブキブか!
0投稿日: 2018.02.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ただただ小豆あらいと座敷わらしのチビッ子妖人に持ってかれた。小豆あらいのマメくんはそのままで癒されましたが、座敷わらしは母性本能くすぐるキャラと、内在している年齢そのままの大人の男の魅力?にキュンとしたり…子供の一緒にいたい=おかあさんだけど、童子の妖人でなければ恋人として惹かれていたんだよねきっと。 事件については叙述トリック?だから仕方ないけど誰視点か不明の一人称の多様で読みにくかった…
0投稿日: 2017.10.11
powered by ブクログ「妖怪」のDNAが発見され、それを持つ存在は「妖人(ようじん)」と呼ばれるようになった。 人と妖人を見分けられる能力をもつ茶人、洗足伊織の物語。 いい塩梅に、古き良き日本が繁栄されていて、雰囲気がいい。 うん。 もっと、日々の生活を大事にしなきゃね、って思わせてくる。 で、妖怪のDNAがっていうけれど、結局のところ、人は自分の<欲>に動かされ続けるのだ。 ただ、その出方がDNAゆえに変わるというだけ。 というのが、とにかく切ない。 ちょっとキャラがステレオかなと思わないではないのだけど、まぁ、周りがステレオだからこそ、ある意味ステレオの極みであるような伊織の存在が確固たるものになっている気がする。 が、存在は確固としてあるのに、足元はあやうい。 このアンバランスさが、どうやら魅力らしい。 面白かった。
1投稿日: 2017.08.17
powered by ブクログ妖人と呼ばれる妖怪のDNAを持った存在、凄く惹かれる設定です。 カバーイラストを中村明日美子さんが描いているのも素敵。 今回は青目さん以外に怖い設定のある妖人は出てこなかったけれどこの先ドンドン出てくるのだろうか。 妖人よりも人間・・女の子同士の友情の方が怖い、時々挟まれる女の子達の会話が。 特に最後。チィちゃん君が余計なことを言うから・・・と心が重くなる。 座敷童の結末も悲しい。 妖人が人間を守って死んでもそれは話題にも上らない、犯人でなければ話題にならないっていうことも心にのしかかる
1投稿日: 2017.06.16歪んだ世界
遺伝子的に違いがある、人とは違う人、妖人。 遺伝子が違うといっても、大半は身体能力の優劣やユニークな嗜好性に差が表れるだけで、遺伝子を調べない限り個人差で片付けられそうな範疇に収まっています。 しかし、この作品世界の人々は、見た目は変わらず結婚して子を残すこともできるのに、遺伝的に異なるから妖人は人ではない、と区別という名の差別をしています。 この思想は外国人を肌の色で差別する思想と同じ様に思えてとても恐ろしいと思った。 こんなことしてると、いずれ妖人はクーデターを起こすんじゃないでしょうか?
2投稿日: 2017.03.31
powered by ブクログ人ならぬ者たちの物語である。 見た目は人間と少しも変わらないのだが、遺伝子レベルで人間とは違う存在「妖人」。 彼らの中には特殊な能力を持つ者もたまにいるが、ほとんどは普通の人間と何ら変わらない。 優しく、思いやりがあり、仲間を大切にする妖人たち。 それに比べて、登場する事件関係者たちの身勝手さが妙にリアルで怖い。 他人に対する優越感、くだらない対抗心、無自覚な悪意。 せめて大切な人を守り切った満足感を感じながら逝ったのであればと思う。 哀れなほどに無垢な魂は切なく、胸が痛んだ。 脇坂のキャラクターがいい。 妖人という差別されがちな存在に対し、純粋な好奇心を隠そうともしない脇坂。 けれど、そこには蔑むような感情は一切ない。 大好きな妖怪・・・脇坂には妖怪と妖人の区別がよくわかっていない・・・に会えることが単純に嬉しくてたまらないのだ。 気難しい伊織にも気に入られたのは、脇坂の性格を考えれば当然かもしれない。 異端の存在はいつの時代も怖れられ忌み嫌われる。 自分たちとは違う存在だから怖いのだ。わからないから怖れるのだ。 事件が起これば妖人のせいだと言う。 自分たちとは関係のない存在が起こした・・・そう思うことで安心したいだけなのだ。 妖人だから罪を犯すのではない。 罪を犯すような奴だから事件を起こすのだ。 妖人であろうと人間であろうと、そういう奴は必ずいる。 「妖琦庵」に集う人たちはみな優しい。 泣き顔で一生懸命に小豆を洗っているマメを想像するだけで、ほっこりとした気持ちになれたりする。 異端の人たちがひっそりと集まり、けれど堂々と生きているあたたかな物語だった。
1投稿日: 2017.03.10
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妖人という設定も不自然でもなく、伊織や脇坂のキャラもしっかりしてて、読みやすくあっという間に読んでしまいました。まめや座敷わらしも可愛かった。それにしても女性が妖怪より怖いです。
1投稿日: 2017.02.15
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突如発見された「妖怪」のDNA。それをもつ存在は「妖人」と呼ばれる。 洗足伊織の左目がとても気になる。封印されてるものって気になる(笑) 今回は妖怪「アブラトリ」が関わっているとされる女子大生殺人事件。 家令で≪管狐≫の夷芳彦は勝手なイメージで、私のタイプだなぁ。 手伝い人で≪小豆とぎ≫の弟子丸マメ。いやぁ、かわいい、あの、うるうるな感じで、伊織がやられちゃうのわかるし、芳彦と二人でほっぺたのばすところも良かったなぁ。 そして、青目。どんな男なのだろうか。以後気になる存在。 ダイエットへの執着、女同士の醜い感情。わかる。いや、いるよね~っと思って、私が友だちになるタイプではないけど。いらいらするよ。最後の名前忘れた。インタビュー受けてたぽっちゃりの女。いちばん嫌い。地獄に落ちろと思った。 ≪座敷童子≫は本当に悲しかった。でもたくさんの時代をすごしてきたんだよね、その中で、幸せだと思いながら死ねたのなら、良かったのかな。いや、本当は生きてそばにいたかっただろうな。
0投稿日: 2016.12.21
powered by ブクログ初めましての作家さん。 ヒト変異型遺伝子保有該当者(妖人)絡みの事件を担当するのが Y対の鱗田と新人の脇坂。 妖人が不必要に差別されないように捜査協力をしてるのが 「妖琦庵」の主である洗足伊織。 家令の夷(えびす)と、マメと一緒に暮らしていて3人とも妖人である。 この主要キャラをみて、まるで薬屋探偵だなぁ~と思ってしまった。 妖人が絡んでいるらしい事件が発生。 Y対の出番であるのだが、その裏に見え隠れする青目という妖人。 こいつが最も厄介で謎なのである。 読み難かったけど、座敷童がとにかく可愛かったのでOKです。 うっかりウルっとしてしまいました。
1投稿日: 2016.12.01
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魚住くんシリーズをスローペースで読みたいがための間に挟んだこのシリーズ。 中村明日美子さんのイラストがまた素敵。 雰囲気的にいえば 京極堂と薬屋と鬼灯と妖怪アパートあたりを足して三で割ったような感じでしょうか。 ただ、文が入ってきやすい。 結構一気に読めました。 キャラクターがばばばっと出てきたり、最初の方は誰が語ってる文??という文が多かったのでちょっと辛抱が必要です。それか相関図や粗筋を見てからのほうがわかりやすいかも。 内容はなんだか後味悪い事件……というかブラックというか……女性の汚い部分が見えて、女性の作者らしいなぁと。 2巻も手に入れたので、魚住くんシリーズと並行で読んでいこうと思います。 それにしても……ちょうどこれ読み終わって涙した後に魚住くんシリーズ3巻読み終わって同じような展開に涙。。幸せな小説読みたくなってきたなぁ……はは……
1投稿日: 2016.10.15
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人間とは違う妖人遺伝子を持つ存在、妖人。 妖人と人間を見分けることが出来る妖人茶道家、洗足伊織 洗足の家令、夷芳彦 居候の小豆研ぎ、マル 警視庁Y対、鱗田と新人刑事からの依頼で妖人に容疑がかかる事件の捜査に協力する。 女の友情の怖さ。 女好きの反社会的妖人青目甲斐児
1投稿日: 2016.10.07
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榎田さん好きな方に借りる!ありがとうございます~ 小豆とぎと座敷わらしがかわゆすぎる 先生もすき 新人刑事さんもすき キャラいいなぁ 青目さんえろい 続きも読みたい! 死神一巻も借りてるから読まなくちゃ~ 表紙が中村さん!!!!えろい!
0投稿日: 2016.09.19
powered by ブクログ「カブキブ!」が大変面白いので、著者の別シリーズを借りてみた。 おどろおどろしい(笑)タイトルから察するに、またどうも「妖怪」がらみの筋らしいので、「カブキブ!」のような、軽い学園モノではないだろうと構えて読んだのだけど、それでもなかなか大人な内容でした。 面白かったよ! 重いテーマなのに、脇坂くんのキャラがチョイチョイ風通しをよくしてくれていて、そこがよかった。 主観がころころ変わるのって、昔は苦手やったように思うけど、これは抵抗なく読めたなあ。 主観が変わるからこそ、あっちこっちの局面が見えて「大人」な内容になってると思う。 みんな、そうそう思ってること全部を口にしないし、自分のバックグラウンドをさらけ出さないよねえ。 ・・・あ、まあ、そこもテーマのひとつか。 思っていたよりも青目が救いようのないキャラっぽくて意外。 案外、仲良しごっこのお話じゃないんや。 もちろん続編もリクエストしてますよ! ただ、表紙がな・・・。笑 いやいや、すっごい丁寧な挿絵やとも思うけれども、ちょっと、借りにくいわ~(笑)! ひつこいようやけど、内容がわりとダークで大人向けなんやから、装丁ももうちょっとこう、大人でも借りやすい感じにしてほしいな。 ん? この本はラノベなの? (2016.02.17)
0投稿日: 2016.09.17
powered by ブクログ妖キ庵シリーズ1作目。 表紙の人が主人公の伊織さん。 あの超有名なアニメ○太郎の美形版です。 ビジュアルそのままでなくてもいいので、 目玉おやじ的人物もいたら面白かったのに。 いや、やり過ぎか・・・。 概略で妖怪絡みとあったので手に取りましたが、 予想していたのとはちょっと違いました。 妖怪そのものは登場しなくて「妖人」のみ。 突如発見された妖人DNAなるものを持つ見た目普通の人。 もっと言うなら、 DNA鑑定されるまで普通に暮らす無自覚の人がほとんど。 そういう社会で起こる事件を伊織さんたちが解決する話です。 妖人DNAの発見からまだほんの数年なのに、 世間の偏見とか国レベルの法整備とか、 良くも悪くも浸透し過ぎた感じはしましたが、取り敢えず。 「犯人は妖人に違いない」という偏見から冤罪が生まれないよう、 嫌々だったり積極的だったりいろいろですが、 伊織さんたちが動くことになる訳です。 前述で妖人は無自覚の人がほとんどと書きましたが、 妖怪話の中で語り継がれたような特殊能力を発現させた人たちもいて、 それが伊織さんだったり、 同居する家令の芳彦(管狐)や家事手伝いのマメ(小豆あらい)だったり。 そういう人たちも、妖怪の姿に変化したりするのではなく、 あくまでその特徴的な能力(または性質)を有しているだけです。 ただし、相当な割合で性格や人生に影響が出ています。 そこが面白かったです。 私の一押しは座敷童。 かわいくて、健気で、切ないです。
1投稿日: 2016.03.23
powered by ブクログやっと一作目を読めた。妖怪…ではなく、妖人がいる世界。ちょっとの差ですかね…。脇坂君の明るいまっすぐさがよかった。座敷童がかわいそうで;;人間のほうが怖いですかね…。先生と青目の関係はいつ明かされるのかな
0投稿日: 2015.11.06
powered by ブクログ期待以上によかった。 妖人という亜種のいる世界。微妙にリアルな設定でなかなか考えさせられた。 マメや座敷童が、可愛い中、人の欲深さや、心に潜んだ闇がぞくっとさせられた。 次巻も買わないと!
1投稿日: 2015.08.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
遺伝子的に違いがある、人とは違う人、妖人。 遺伝子が違うといっても、大半は身体能力の優劣やユニークな嗜好性に差が表れるだけで、遺伝子を調べない限り個人差で片付けられそうな範疇に収まっています。 しかし、この世界の人々は、見た目は同じだし結婚して子を残すこともできるのに、遺伝的に異なるから妖人は人ではない、と区別という名の差別をしています。 この思想は外国人を肌の色で差別する思想と同じ様に思えてとても恐ろしいと思った。 こんなことしてると、いずれ妖人はクーデターを起こすんじゃないでしょうか?
0投稿日: 2015.08.08
powered by ブクログ妖人という人間とは異なるDNAをもつヒトが発見された世界。 見た目は人間と同じで能力も僅かしか変わらないけれど、人は自分とは違うものに拒否反応を示すもので。 妖人対策課に配属された新人刑事・脇坂が探偵役の謎多き妖人・洗足の助けを借りて妖人絡みの事件を解決するというストーリー。 底抜けに馬鹿で素直な刑事や毒舌の茶道家などキャラクターが魅力的。洗足の能力や青目の正体などは今後のシリーズで明らかになるのかなー。楽しみ。 伏線や視点が変わってのモノローグが多くて推理小説の色合いが強い。妖怪が特殊な技を使うようなファンタジー路線ではない。 むしろ妖怪ものの必要があるのかと疑うほどしっかりしたミステリだが、妖人に対する差別がある世界だからこそ同じ人間同士でも軋轢が生まれる業の深さが際立つ。
3投稿日: 2015.06.21
powered by ブクログ偏屈な探偵役と、愛嬌のある助手という王道ミステリーの配役。そこに妖怪エッセンス。 うむ。素晴らしきライトなミステリー&ファンタジー! ※これを、ラノベ扱いにするのは反論もあろうかと察するが、しかし京極夏彦などと比べても文章量や題材がライトであるため、個人的独断と偏見によりラノベ扱いとする。
1投稿日: 2015.06.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
突如発見された「妖怪」のDNA。それをもつ存在は「妖人」と呼ばれる。 お茶室「妖琦庵」の洗足伊織は頭脳明晰の美青年。口が悪くひねくれ気味なところがあるが、人間と妖人とを見分けることができる。 その力を頼られ、日々警察から捜査協力を求められる。今回の事件は妖怪「アブラトリ」が関わっているとされる女子大生殺人事件… 伊織の家令で≪管狐≫の夷芳彦。 手伝い人で≪小豆とぎ≫の弟子丸マメ。 警視庁妖人対策本部、Y対のベテラン刑事の鱗田と新人刑事の脇坂。 そして、人を惑わし、伊織に執着する、どこか危険な存在、青目…。 キャラクターがかなり個性的でおもしろい! 章によって語りの目線が変わるのも、違う角度でどんどん真相が明らかになっていく感じで楽しいです。 一気に読んでしまった。 ダイエットへの執着、女同士の醜い感情…妖怪が怖いというよりは…女性って怖い。 ≪座敷童子≫が繭美のことを大事に想う気持ちに胸が締め付けられる思いでした。 幸せな最後だったらよいなと思います。 伊織と脇坂とのお茶室での場面もよかったです。 まだまだ頼りないけれど、素直で明るい脇坂の刑事としての成長が楽しみです。 マメくんがかわいくて癒される…! そして表紙のイラストがかなりきれい。 読みやすいし、個人的に妖怪というモチーフも好きなので、これからシリーズを読み進めるのが楽しみです!
5投稿日: 2015.06.08
powered by ブクログ4巻を読んでからの、1巻。おなじく女子で、ダイエットしたくて、ともだちと比較して(わたしは自分を卑下するほうだけども)、、、そういう女の子特有のコミュニティのルール?しばり?がすごくよく書かれていて うんざりするかんじでした。女の子こわい。先生のかわいがりかたがわかりやすくて可愛いです。マメも脇坂さんもえびすさんもみんな仲良しがいちばんですね。みんなのビジュアルをもっと知りたい・・美しいことはわかるんだけども。
1投稿日: 2015.06.01
powered by ブクログ何層にも組み上げられた文章のトリックに、読んでいる自分自身が迷いこんでしまった感じ。登場人物たちと一緒に、手探りで物語の中を進んでいきます。明らかにされた事件の真相に、なんでもない人間の心の奥底にある「悪意なき悪意」に胸が重くなります。
1投稿日: 2015.05.28
powered by ブクログ人間と見た目は変わらないが、「妖人」がいるという世界。 警察は妖人に詳しい妖琦庵の亭主へ事件の協力を依頼する。 妖怪の出てくる時代物かと思っていたら、現代物だった。そして妖怪ではなく妖人。 片目を髪で隠した日本一有名な某妖怪少年と似た風貌の妖琦庵亭主がいいキャラしてる。安楽椅子探偵っぽいミステリー要素もある。 装画:中村明日美子
0投稿日: 2015.05.14
powered by ブクログ暖かくなってくるとホラー文庫が読みたくなってきます(笑) 《小豆あらい》のマメが可愛い! 夷さんの《管狐》が設定モリモリだったのにあまり出番が無くて残念。脇坂は良いキャラだと思います。自分のことを「馬鹿だ」と認識して改めようとすることのできる人間は伸びるんだよな…。今後に期待です。
1投稿日: 2015.04.26
powered by ブクログホラー文庫になるのか。 妖怪ではなく、人間と異なるDNAをもった妖人。 探偵的な役割を果たす、茶人の洗足が色っぽい。 和服の描写や、茶室の雰囲気、お点前の描写などもすごくいい感じでした。 暗闇でのお点前すごく気に入っているシーンですが、茶道経験があるから余計なのかも。 アームチェア探偵的にずっと茶室にいるのかと思いきや、外にも出て行ったりするんですね。 妖人の中で、座敷童が結構かわいいんですけど、これで大人だよと言われたらちょっと確かに引いちゃったりするかもしれませんが。。。w つのつののお菓子。ちょっと食べたくなりました。 機会があったらシリーズのほうも読んでみようかなぁ。 <SONY READERで読了>
1投稿日: 2015.01.29
powered by ブクログホラーというよりは 妖怪テイストのあるミステリ? 読み終わってまず思ったのが 妖人より人間の方が怖い
0投稿日: 2015.01.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ランダム読書2冊目。 妖より人の方が怖い。ありきたりな表現になってしまうけれど、読後に残った感覚はこれが一番近い。 「馬鹿は嫌い」という伊織に親近感を感じてしまったが故に、余計そう感じてしまったのかもしれない。
1投稿日: 2014.10.03
powered by ブクログまずこの作者さん独特の魅力的なキャラクターが光っていると思います。 美人で凛としていて、毒舌であるけれど芯に品や艶を感じる和装の男性が主人公というのが素敵でした。 言葉使いも特殊でそこにまた色気も感じます。 その周りを取り巻く人物達も個性豊かで、会話もテンポよく、楽しく読むことが出来ました。 勿論物語にも惹きつけられます。 「妖怪」でなく「妖人」という、曖昧で新しい括りが新鮮でした。 現代社会での「妖人」と「人間」とが関わる様々な事件を主軸に、「妖人」と「人間」の明快でない関係、主人公の過去、他登場人物との密なやり取り…など、読んでいて飽きません。 妖しいけれど暗くはなく、難しい表現や説明尽くしということもないので比較的読みやすいと思いました。 オススメです♪
1投稿日: 2014.09.12
powered by ブクログ中村明日美子さんのカバーイラストに惹かれて購入。 初榎田ユウリ作品でしたがライトノベル出身の作家さんだけあって読みやすいし情景が頭に浮かびやすい。 色々と謎も残っているので是非とも続きを読んでみたい。
0投稿日: 2014.09.09伊織の毒舌がいい!
妖人DNAを持った伊織。 妖人関係の事件の相談に訪れた刑事さん(がつれてきた新米刑事さん)への毒舌っぷりが気持ちいい(笑) でも、毒舌とはいっても実は優しくて、子供には甘い。 座敷わらしや、小豆あらいのような見た目子供の妖人へのでれでれっぷりも ちょっとほっこりできます。 全然ホラーではなく、登場人物にも親しみやすくて読みやすかったです。
2投稿日: 2014.07.09
powered by ブクログ中村明日美子さんの表紙に惹かれて、久々のジャケ買い。 上質なライトノベル、という感じ。ライトなだけのライトノベルは苦手だけど、丁度良い軽さで退屈せず読めた(*´ω`*)
0投稿日: 2014.06.13
powered by ブクログ久しぶりの榎田ユウリ。 この設定が面白いわー。妖怪物好きにはたまらん。 正確には妖人だが。 続きも買う決定
1投稿日: 2014.06.03
powered by ブクログ視点がどんどん変わっていく。たまに、誰の視点か分からない視点のお話があり、誰だろうと推測して読む感じが面白かった。推測して、真相が明らかになっていく過程で、全然違う人物の視点てあったのに驚いて、なおさら面白く感じた。 妖怪もののサスペンス小説。続きが読みたい。 登場人物が個性的でいい!それに、女の怖さを垣間見たし、最後の最後に明かされる真相は後口が悪いが、それでも面白くて続きが読みたいと思う。
1投稿日: 2014.05.04伊織の話し方が気に入ってます。
伊織の話し方が「いかにも”茶道のお師匠さん”」という感じで気に入ってます。 キャラクターによっては、オネエっぽくなってしまうのですが、 伊織が凛とした姿で描かれているので、まったくオネエっぽくは感じませんでした。 物語はある女子大生の監禁・殺人事件の犯人が、妖人ではないかとインターネット上で話題になり 妖人のDNAを持つ伊織の元に捜査協力の依頼がくるところから始まります。 伊織の家人・芳彦、家事見習いのマメ、捜査協力を依頼する刑事・鱗田と新米刑事・脇坂、 そして事件解決の鍵を握る妖人・青目・・・暗くなりがちな中に、おバカな新米刑事脇坂の能天気な性格と 家事見習いのマメの可愛らしさが物語の緩衝材になっていると思います。 今回登場するマメの友人で、妖人の座敷わらしの決死の行動には泣いてしまいました。 ”つのつののおかし”・・・食べたくなりました。
1投稿日: 2014.05.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
新刊が平台にあって気になったので、ひとまずシリーズ1作目を購入。妖怪もの、すきです。 2作目も見てみたい!と思いました。 邪気のない純粋で単純なお坊ちゃんと、理屈っぽくてひねくれてるけど心の底では期待を捨てきれない先生、その間に立ち見守るベテランおじさんと家令(と子供)。いい組み合わせだと思います。もっとこの人たちを見てみたい。 特に脇坂さんは最初は苦手って思ったけど(人のうちに勝手にあがるとことか)最後は一緒になって泣いてしまった。ほんと良い子。 事件も、一人だけが悪いって言うんじゃない、誰でもどこでも起きそうな感じが怖い。ここが一番ホラーかも。 特に最後、青目め~!ってなったところでのあの電話。うわってなった。怖い。 でも伊織さんの設定がさくっとばらされていて、もっと引っ張らなくて平気??みたいな気持ち。 未だに火村センセや江神さんの過去は分からないというのに(笑) でも○○○なら余計に脇坂さんと上手くやれると思うな~。 と作者の方がBLも書く方っていうのを知ると、邪推してしまうけど。
1投稿日: 2014.05.03
powered by ブクログ本屋さんの平積みで気になって気になって2ヶ月見てて、買った本。 ホラーというよりミステリーというより、ファンタジーかな? 妖怪っぽいものが出てくるのですが、妖怪だからどうの、、というよりは、人間のいろんな心情を増幅した象徴として読むとすっきりするかなと。 お話はもちろんのこと、キャラ立ちが素晴らしく、それぞれのキャラにいれこんで読むのも良いんじゃないかとおもいます。
1投稿日: 2014.04.26
powered by ブクログ結局のところ妖怪モノが好きなのである。その上中村明日美子さんとくれば買うしかないでしょ、読むしかないでしょ。
1投稿日: 2014.04.24
powered by ブクログ言葉繰りする安楽椅子探偵のようでいてその実、人の顔色の機微に聡いようにも思えて、たった一片の台詞でああそうなのかと納得した。
1投稿日: 2014.04.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
女って怖いなと思った。 自分も女ですけど、こういうの自分はないつもりだけど、知らない間にやってるかも。 でも4人の関係が上辺だけですごく仲良いみたいに見えるのがこわい。 最後の電話のやりとりも友達が2人死んでるのに!なになに!って感じが怖さを倍増。。。 座敷童のお母さんが欲しいという気持ちと矢口のお母さんが欲しいという気持ちがリンクしたのがゾッとした。 座敷童だとすごく純粋に感じるのに、誘拐までした矢口の行動はドロドロしているように感じるのがまた変な感じで、でもおもしろい。
1投稿日: 2014.03.27
powered by ブクログ女って怖いと感じてしまう本でした。 いや、犯人は男性なんですが…。 でも殺したのはエリカか。 仲いいふりしてお互い腹で貶しあうっていうのは女。 怖いと思いつつ、自分も同じなんだと思うと前者とは違うゾッとするものがあります。 本編の合間に出てくる女子大生組の本音がもうドロドロしてて。 しかも、諸悪の根源である知代果は何の制裁も受けずにのうのうと生きてますからねえ。 因果応報とならないのもリアルだわ。 良心の呵責感じてると思ったら次の合コンの話とかしだして反省の色なし。 結はどうおもってたんだろう、この3人の事。 それも気になる、恐れてるのかそれとも知代果と同類なのか。 一方男性である薫には終始飢餓が感じられました。 食べ物、愛情両方とも。 父親も「あの家から逃げたのは私ですし」と言ってますが薫の回想で浮気の描写がありましたし、お前にも原因あるんちゃうんかいと毒づきたくなります。 自己中心的で外見にこだわる傾向があるとしてもあんたが浮気してから狂ったように固執したんちゃうんかい。 妖怪ものでしたが人間が中心になった珍しい小説でした。 人間の醜さというものを書きながらも純粋さや素直さを持った人間も関われているので私は結構救われました。 人間では脇坂君と事件の主要人物、妖人ではマメと青田がそれぞれ対比になってるんじゃないかなー。 事件の主要人物は踏みとどまれなかったけど脇坂君はまっすぐでこういうことになる前に踏みとどまれる気がする。
3投稿日: 2014.03.23
powered by ブクログ表紙の華麗なイラストと妖怪が絡んだミステリーに惹かれて購入。 文章は読みやすく、キャラクターたちも魅力的。妖人の設定も無理なく受け入れられ、ストーリー展開や伏線が上手い具合に読み手の興味をそそる。全体的に、アニメや漫画も好きな読書家が好みそうな作品かも。
1投稿日: 2014.02.26
powered by ブクログ突飛な設定なのにやっぱりすごい世界観を出して来ましたね。しかも人間の痛い所をついてくる!さすがと思いますね。面白いんだけれど、それだけじゃなくって色々考えさせられるところもあるし、泣きツボもあって、満足いく一冊でしたけれど、洗足の能力がどうなるのか?っていうのも気になりますね。脇坂みたいな人ばかりだときっと平和なんだろうな~。
1投稿日: 2014.02.09
powered by ブクログ妖怪と聞いては手を出さずにはいられないこの頃・・・ 伊織の過去も気になるトコロですが 脇坂のキャラが可愛くて面白かった! 次のも読んでみよぅと思います。
0投稿日: 2014.02.03
powered by ブクログホラー系初心者には、お勧めです。 突如発見された「妖怪」のDNA。それを持つ人は、「妖人」と呼ばれる。お茶室「妖奇庵」の主人は、明晰な頭脳を持つ隻眼美青年。しかし彼には、ある力を持っていた・・・それは、「人間」と「妖人」を見分けることができるのであった。 その力を頼られ、警察に出来た「妖人」専門の対策課、略して(Y対)から捜査協力依頼が来る毎日。そして今回の捜査内容が、「アブラトリ」という妖怪に絡んだ、女子大生が殺害されたという事件だった。 はたして「アブラトリ」とは「妖人」か「妖怪」か、それとも「人間」なのか・・・ ぜひ読んでみてください。 [ペンネーム・リス]
0投稿日: 2013.12.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
突如発見された妖怪のDNAを持つ「妖人」という存在。お茶室「妖琦庵」の主、洗足伊織は人間と妖人を見分ける力を持っているため、妖人が絡む事件の捜査協力を依頼される。 女子大生殺人事件では、アブラトリという妖怪が関係していると噂が流れ、警視庁妖人対策本部は洗足に相談を持ち掛ける。 「妖人」という設定が面白かったです。 ずっと自分は人間だと思っていた人が、実は妖人で人間ではなかったと知るだけでも、アイデンティティが崩れてしまうと思います。 さらに妖人は差別されるものなんて、辛く生きずらいものだと思いました。 今回は良くも悪くも母親を求める心がキーワードになっていました。 座敷童は情緒が5歳頃で止まっていながらも、流浪を続けてきたからやっと母親になってほしい人に出会えて、本当に大切に思っていたのだろうと思います。その人を守ろうとする座敷童の健気さに心打たれました。 脱線するけれど、マメちゃんも可愛らしかったし、子供の素直さとか、純粋さとかいいなと思います。 全体的に人間の汚い部分が描かれていましたが、千代果みたいな子が1番怖いわ……
1投稿日: 2013.12.08
powered by ブクログミステリじゃなくてホラー? でも、いちおう謎解きっぽいのでミステリでいいや。 事件の真相など、ちょっと読後感は悪くはないと言い切れないけど、 キャラは皆魅力的で、世界観も独創的。 これからこのシリーズ読んでいくのが楽しみ。
0投稿日: 2013.11.05
powered by ブクログすれ違い、というか、すれ違わせた、というか。「彼女」は自分がまったく悪くないと思っている分、青目より性質が悪い。
1投稿日: 2013.10.17
powered by ブクログ注:BL表現有 ヒトならざる者たちとの遠くない未来。 同時に進むいくつかのリンクした物語が、違和感なく描かれて読みやすい。
1投稿日: 2013.10.06ミステリーと美人茶道家探偵にドキドキ。
美人の妖人茶道家探偵の伊織さんはツンデレで素敵ですし、新人警察官・脇坂君の成長ぶりにはホッコリするし、まめくんと座敷童にはきゅんきゅんさせられっぱなしでした。 ニヤニヤあり、ゾッとするところありで面白かったです。 続きが楽しみです!
6投稿日: 2013.09.28キャラ萌え
角川ホラー文庫から出ていますが、一般に言われるホラーではありません。 妖人DNAを持った少数の人ならざる者達がいる社会で起きる妖人がらみの犯罪を、美しき妖人が解き明かす、少し切なくなる推理ものです。 本当に怖いのは人ならざる妖人ではなく、人間の嫉妬や虚栄心からくる些細な捻れた気持ちだと怖くなりました。 妖人の小豆とぎと刑事の友情がほのぼのして癒されます。探偵役の口の悪い妖人(本当は優しい)と新米刑事(かなり天然だけど良い人)の会話が声を出して笑うほど面白かったです。
10投稿日: 2013.09.25
powered by ブクログ設定が面白いなと思った。 登場人物たちも魅力的だし。 ダイエットが中心に話が進んでいくんだけど、女の子たちの会話が怖かったなぁ。 普段自分がしている会話もこんな一面があることは否めないんじゃないか…とギクリとするような。 誰しも持っている人に見られたくない部分が、さりげなくにじみでている感じで…本人たちも無意識のまま。 怖いなぁ。 小豆とぎさんに、あんな癒されるとは思いませんでした笑
0投稿日: 2013.09.12
powered by ブクログ一気に読んでしまう軽さと心地良さがありました。 久々に妖怪モノを読みましたが、面白いと感じながら読めました。
0投稿日: 2013.09.10
powered by ブクログ以前にやまねあやのセンセのイラスト表紙の単行本で出ていた作品が、角川ホラー文庫として新装発売。中村明日美子センセのカバーイラストが秀逸で、思わず購入。初読みです。 人間に紛れて暮らす「妖人」。世間では彼らのことを妖怪扱いして恐れ、そのせいで警視庁にも妖人対策本部なるものが組織される…というところから、話が始まります。 妖怪にも似た特質をもつ彼らと、人間が共存する世界に起きる事件。妖人対策課、すなわちY対は、妖人がらみの事件がある度にお茶室「妖奇庵」の主人である洗足に捜査協力を依頼しているのですが。 妖怪じゃなくて、妖人。ぱっと見人間と変わりません。登場する妖人は、きれいだったり、イケメンだったり、かわいかったりする方が大多数。 ただし、性格に難ある人物が約1名w 警察が事件の解決のためにいつも頼っている洗足です。茶道家らしくはんなりと上品に見えますが、実はすごい偏屈で大変な毒舌で、笑顔なのに怒っている…という扱いが難しそうな男。 しかし、情は厚く、鋭い観察力の持ち主で、どんどんその魅力にハマってしまいそうになります。 そんな洗足の毒舌にまったくめげない新人刑事の脇坂が、すごく面白いんです!洗足からポンポン飛んでくる嫌味に、まったく傷つくことがありません!先輩刑事の鱗田がびっくりするくらい、強靭な心の持ち主…というか、残念すぎる鈍さです。 あまりに打たれ強くて、いっそ清々しい! この洗足と脇坂のツッコミとボケの役回りが、話を上手く盛り上げていて最後まで退屈することなく読むことができました。このテンポの良い掛け合いは、榎田センセならではというかんじで始終笑いっぱなしでした。 玖島も「盥」の件で、脇坂に散々な目に合わされていたのが受けましたw すごいよ、脇坂。 ストーリー的には、ホラーというよりは推理もの的な色合いだなと思いました。やっぱり、警視庁が絡むとずばり殺人事件ですよね。 しかし、人間の心に潜む悪意や残酷性を描き出しているところから言えば、これはまぎれもなくサイコホラーです。 女のイヤな一面を鋭く突いていて、ぞっとします。 そして、マスコミの情報に振り回されて、差別や偏見まみれになる人間心理も怖かったですね…
0投稿日: 2013.09.05
powered by ブクログ表紙の絵に惹かれて購入しました。 妖怪の話は好きなので飽きずに読めました。 表紙にもなっている主人公の洗足。 第一印象は冷血。 でしたが、話かたなどにギャップがあり好きでした。 座敷童がかわいすぎました。
0投稿日: 2013.08.31
powered by ブクログ2013年8月29日読了。 脇坂くんがナイスキャラでグッド。 座敷童の件では終始うるうるー。
0投稿日: 2013.08.30
powered by ブクログ思いの外、良かった(←ほめてます) 文章がチャーミング。結果、好印象。ホラーに分類されるだけの後味の悪さも持っている。 ありがちなキラキラ設定の陰で、キラキラ要素に無関係な人物たちの相関こそが事件の根幹なのも安定感があると思う。 良質のラノベ。こういう作品は気軽で楽しい。
0投稿日: 2013.08.28
powered by ブクログ大好きな刑事、探偵、推理ネタに…まさかの妖怪コラボ 嬉々揚々と読むことができました 初めてこの作家さんの本を手にとったのですがいろんな分野の本を執筆されているそうで… 青目や、伊織の設定 距離感が私は好きです 妖怪コラボということで初めての設定も無理なく世界観にとけ込めて楽しむことができました 早速二巻も購入 楽しみです( ´艸`)
0投稿日: 2013.08.21
powered by ブクログあやかしの類とミステリーが大好きな私にはもってこいの本でした! 読みやすい印象です。ちょっとあるミステリー本と登場人物や相関図が似ている気もしますが… 続きがあるんじゃないかと期待しています( *´ω`* )
0投稿日: 2013.08.19
powered by ブクログ妖怪駆け込み寺みたいな。 ある日、「あー、あなた妖怪ですね」って 検査でわかる世の中、やだなぁ。
0投稿日: 2013.08.18
powered by ブクログ面白いし、登場人物も個性的で楽しいのだが ホラーとしては怖くないし ミステリーとしても全て予想通りで 何の意外性も驚きもなかった。 2巻目も同時購入したので、次に期待。
0投稿日: 2013.08.12
powered by ブクログ中村明日美子の表紙につられて買ったけど、内容も好みで満足。キャラがそれぞれとても良い。伊織さんの若旦那口調がたまらない。マメと脇坂のやり取りも癒されます。続きもたのしみ。
0投稿日: 2013.08.06
powered by ブクログ表紙が中村先生だったのと、妖怪ものホラーだったので購入。 ホラーとはいえ、生臭い感じはないが、とある登場人物に嫌悪感を覚えた。 現代社会では珍しくもない人物像なのだろうと思うともやもやする。 人間が一番怖い。 シリーズものなので、今後の展開も楽しみです。
0投稿日: 2013.08.04
powered by ブクログ立ち読みした時に『ぽってり』や『くったり』という言葉が気に入り購入。 文章が読みやすいです。でも難しい漢字もたまにある。 キャラクターが個性的で中性的です。 妖怪の話が出てくるけど、とても人間味溢れてます。 むしろ人間が怖い… 京極夏彦さんの作品好きやけど、文字の多さや言い回しやらに苦戦して頑張って読んだ人にオススメ。 事件は解決するけど、主人公に関わる謎が残るので続きが気になる。
0投稿日: 2013.08.02
