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99%の誘拐
99%の誘拐
岡嶋二人/講談社
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総合評価

411件)
3.7
74
156
147
15
1
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    疾走感があって、結末が気になって仕方なかった。後半は止められず一気読み。面白かった。古い作品なのでどうかな?と思っていましたが、もともと技術的なことに疎いので、わからなくて当たり前で読めたのがよかったのかも。

    0
    投稿日: 2025.10.29
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    何処かしらに古臭さや中二臭さはあるのだが、逆にそれが誘拐というゲームの面白さを表現している。 読み返す度にその興奮は増えていく作品。

    0
    投稿日: 2025.10.11
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    話は当然面白かった。 とにかく西澤保彦の解説。とても評価している作家だが、読み手としても優れている。 やはり岡嶋二人はいい。

    0
    投稿日: 2025.10.03
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    かつて岡嶋二人という作家がいた。人さらいの岡嶋の異名を持つ彼らの持ち味が光る一冊だ。ジャンル的にはミステリだとは思うのだが、個人的にはサスペンスよりだと認識している。ミステリはHowに、サスペンスはWhyに重きを置いているんじゃないかと思う。岡嶋二人はHowの部分も秀逸だ。だけど、Whyが人間臭くて好きなんだよな。どんなに秀逸な計画でも、些細なことで思惑から外れる。それでも走らせてしまった計画を最後まで走らせるその覚悟と執念が見応え抜群。

    0
    投稿日: 2025.08.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初岡嶋二人さん。 日本では珍しいコンビ作家さん。 なによりもまず読みやすくて、ぐいぐいストーリーに惹き込まれました。 コンピューターで制御された誘拐事件、という一味違ったミステリーが、犯人の立場でも、被害者や警察たちの立場でも楽しめて、とても面白かったです。

    3
    投稿日: 2025.08.29
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    ミステリー書評 読書レベル 初級〜中級 ボリューム 444頁 ストーリー ★★★★★★! 読みやすさ ★★★★★★! トリック  ★★★★ 伏線・展開 ★★★ 理解度   ★★★★★ 読後の余韻 ★★★★ 一言書評: 面白い!! 倒叙ミステリが好きな方にオススメの1冊!そしてまさに一気読み!ぐいぐいぐいーっと惹きつけ方が半端ないストーリー展開は圧巻デス! 初めて読む作家さんでしたが、文章の構成が秀逸過ぎる!例えば、 ①Aが起こった ②なぜAが起こった? ③もしかしたらBではないのか? ④いやBはあり得ない ⑤Cという可能性は? みたいに、読み手の思考を手玉に取るような書きっぷりで、「そうそう!そこなんだね!」「確かに、そこが疑問!」みたいに寄り添ってくれるから、読み心地も抜群でスラスラと読めてしまう。 登場人物も少ないため、そう言った意味でも読みやすいミステリでした!

    52
    投稿日: 2025.07.04
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    PCプログラムが指示を出して誘拐事件を 起こすという設定のミステリー。 途中の物語の疾走感は素晴らしい。 読んでいて状況が目に浮かぶし 夢中になって読んでしまう。 ただラストが一気に急降下して つまらない。 オチらしいオチも無く今までの 盛り上がりもあったせいか 一気に冷めてしまう。 もったいない作品だ。

    0
    投稿日: 2025.04.14
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     完璧な誘拐事件を描いたミステリー小説。実際は犯罪小説と表現したほうが正しいか。  血なまぐさい描写がなく、スラスラ読みやすい。  早い段階で犯人が分かるので、誰がやったのか解き明かすというミステリー小説を想像していると本作は楽しめないと思う。  一番の楽しみどころは身代金となる物の受け渡し方法だ。実際、その描写がかなりの量を占める。鮮やかな犯行を追いながら登場人物の誰を応援するかによって楽しみ方が変わると思う。

    0
    投稿日: 2025.04.11
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    一気読みした。 約35年前に書かれた技術が現在普通に使われてるのに驚き。 今の技術ならもっとすごい誘拐できそう。 慎吾が誘拐されたときの詳細も知りたかった。

    1
    投稿日: 2025.04.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    20年前に起こった幼児誘拐事件。 身代金5000万円の要求に対して、会社の再起をかけた費用5000万円を準備。 そして20年後今度はその被害者であった幼児が、新たな誘拐事件の身代金受渡人に。 誘拐事件の真実とそこに至るプロセスが面白かった。

    1
    投稿日: 2025.04.06
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    最初の読み始めは、これはめちゃくちゃ面白くなるのではないかと感じさせたが、読み進めるにつれてそんなにかなぁといった感じ。そんなに日本の警察も無能じゃないと思う。 でも、最後まで面白かった。 タイトルにちょっと騙された。

    0
    投稿日: 2025.04.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まあまあかな? 先が気になる!面白い!て感じではなかった。先が読めるというかどんでん返しなことは何一つなく。 結局主人公は奪ったダイヤモンド何に使うんやろ?

    0
    投稿日: 2025.03.14
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    すごく古い作品なのに今でも通用するような犯罪 いや私がついていけてないだけかな 笑 以前読んだ事あるかもですが久々に事件もの堪能しました

    1
    投稿日: 2025.02.13
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    かって誘拐事件があった。その当事者の手記により語られ、そして現在で事件が起きるという2部構成の物語。 最後のほうがあっさりしすぎてもう少し印象に残る部分が欲しかった

    0
    投稿日: 2025.01.08
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     過去に起こった誘拐事件と20年後に起こった誘拐事件の二部構成になっていて、特に後半の誘拐事件は20年前の誘拐事件と共通するような部分が見られ、誘拐犯と警察の攻防やどのような結末を迎えるのか気になりながら読み終えた。また後半の、コンピュータなどの当時の最先端の技術を駆使した誘拐で警察側を翻弄する場面が「犯人はかなりの知能犯だな。」と不謹慎ながら感心させられた。ラストでタイトルの意味がわかるのも良かった。

    2
    投稿日: 2025.01.02
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    前後半の二部構成 前半は誘拐される側 後半が誘拐する側 特に後半は倒叙物として描かれている 物語の時代的にはかなりハイテクな手法を取ってアリバイ作りを行い終始警察を翻弄している 結末で99%の誘拐の意味が分かると思う 回収しきれていないところがあったりとちょっと残念な部分があった

    0
    投稿日: 2024.12.11
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    前半はページを捲る手が止まらない。序盤から、この先どうなるんだろうと犯人の指示に釘付けだった。 後半は犯人の視点で進んでいく。疾走感はあるが、ハイテクすぎて少しついて行きづらいところも。過去と現在の2つの事件の関係もわかったが、恨みや怨念が色濃いわけでもなく、あまり強い結びつきがなかったがどうしてここまで大それた事件にするのかはよくわからなかった。

    1
    投稿日: 2024.11.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久々に犯人側視点を含んだ作品を読んだ。 初めに始まる父親の無念を胸に息子の慎吾がその当時のハイテクを駆使して1人で時間を成し遂げる。 父親の事件に関わる間宮と慎吾は、不思議な距離感を保つなぁと思いながら読んでいた。 慎吾からしたら父親の手記をみたら間宮のことを許せないだろうな、と思うけど。 それを直接手を下すわけではなく、誘拐事件を通して追い詰める。 慎吾が間宮が自分に対しての愛情や、後悔の気持ちを持っていると知っているから。 ある意味、直接より残酷な復讐なのかもしれない。

    0
    投稿日: 2024.10.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    過去の事件〜現在の事件の前半部分までは楽しめたが中盤(犯人の指示に従って移動を繰り返す場面)はダラダラ引き延ばされている感じがして退屈だった。 あそこをもう少しコンパクトにまとめればもっとおもしろかったと思う。

    0
    投稿日: 2024.09.28
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    幼い頃にドラマを観て、小説を読んだけれど、うん十年ぶりに小説を読み返した。面白い。やはり面白い。クラインの壷も読み返したい。

    1
    投稿日: 2024.09.05
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    クラインの壺と似たような感想を、持ちました 発売年を考えると当時は凄く斬新なハイテクアイデアなのだと思いますが、 今となってはそれが割と現実になりつつあるということで、 何十年も前にこれを思いついたのは凄いですが、 2024年の読者からすると、割と普通にありそうな技術なので、驚きは少なかったかなと思いました。

    1
    投稿日: 2024.09.02
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    クラインの壺が大好きなので読みました。 発売当時これはかなり面白かったんだろうなと思う反面、今や当たり前に使用しているテクノロジーが近未来だった過去を知ることができてワクワクした。今出てる本を読む理由と、名作はいつまで経っても名作であり続けることの難しさも感じた。

    0
    投稿日: 2024.06.11
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    5歳の子供が誘拐に遭いその事件を父親は手記に遺した。それから数十年後かつて誘拐事件に関連するように新たな誘拐事件が発生。それはコンピュータを使った完全犯罪だった。とにかくノンストップで事件が展開していき読む手が止まらない。コンピュータ関連の知識も凄いし、犯人が考えた完全犯罪のトリックも緻密に計算されていて驚く。 これだけの濃い内容を一冊におさめている事に興奮が止まりませんでした。

    1
    投稿日: 2024.05.22
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    1988年に出版された本とはとても思えない。チャットやBBSといったコンピュータ用語から、対話型AIアシスタント、半導体企業などが出てくるが、技術的なギャップを感じずに読めてしまう。これだけで唯一無二の読書体験ができます。 ラップトップ(ノートパソコン)を公衆電話に繋いでチャットを行うとか、無線でヘッドセットに指示が来るシーンとかあるんですが、昭和でも出来たんですね。 スーパーファミコンすら発売していなかった時期にこれだけ技術を盛り込んだ内容を書けたなんて凄すぎる。

    1
    投稿日: 2024.05.13
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    ほんとに1988年に書かれた小説なのか? 当時で言うと近未来SFミステリー 「OCR」「電子掲示板BBS」「チャット」「オンラインゲーム」etc  現在のデジギア・テクノロジーを見事に的中させている まだ普及してないのは「音響カプラー」位でしょうか? ■「しかし、私みたいな素人には信じられないのですよ。コンピュータと人間が話をするなんて」 「ええ、そうですね。しかし、近い将来にはそれが可能になるでしょう」 →AIが人間相当に感じる知性をもつ時代も近い。もうすぐだ! 書いている時代レベルはELIZA相当なのに凄い あと数年後これを読むとまた違った感想になるかも? 岡嶋二人はやはり未来人 99%で100%に満たないのは、当時のテクノロジーでトリックを証明できない所にかるかもしれない

    80
    投稿日: 2024.05.05
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    岡嶋二人の本で1番好きな作品 すごすぎて震えた、、初めての感覚、、 ラストになるにつれて終わる悲しみと、この後どうなるのか早く知りたいという感情がぶつかった。 一度でいいから読んで欲しい作品。

    2
    投稿日: 2024.05.03
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    「第1章『誘拐する側』で書かれる1968年の事件」 「第2章『誘拐される側』の目線で書かれた19年後の事件。」 と新装改訂版の表紙に書かれていて面白そうだと思った。 最初の方に犯人がわかるので、倒叙型のようだけど、2つの事件とも犯人の心理はほとんど語られることがなく、淡々と事件が進んでいく感じ。 1988年当時だとパソコンを使用しての誘拐は前代未聞だったと思うけど、現在では驚きがない。 同じ著者の『クラインの壺』は現在よりも技術が先に進んでいたのでSFのような面白さがあったけど、『99%の誘拐』は古さしか感じなかった。 もっと犯人目線の心理的な描写を期待していたので物足りなく感じた。 でもストーリーや展開は面白かったし、読んでいて辛くなるような誘拐ではなかったのは良かった。

    26
    投稿日: 2024.04.15
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    2024.3.3 読了 20年近く熟成に熟成を重ねた積ん読をようやく解消(笑) そんなに寝かせてたとは思えない斬新なトリックは今の時代に読んでるからハイテク部分もある程度理解できて物語のスリリングな展開を純粋に楽しめたのかもしれない。 20年前だったらパソコンのあれやこれやの説明の時点で馬場刑事みたいな反応してたと思う。

    1
    投稿日: 2024.03.03
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    1988年の作品のため、登場する技術は少々古めかしいものがありますが、それはそれとして楽しめました。 サスペンス色が強く、ハラハラドキドキの展開が面白かったです。 ご覧いただきありがとうございました。 素敵な本に出会えますように。

    1
    投稿日: 2024.02.25
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    1988年の時点でこの作品が描けた事は素直に凄いと思う。作品の全体像と文章がスッキリとわかり易かった。 倒叙形式で犯人が途中で分かるタイプのミステリです。 後半の誘拐事件の犯人が最後の最後まで分からないパターンだったらもっと盛り上がってスリリングだったかな。

    1
    投稿日: 2023.12.02
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    岡嶋二人さん2冊目読了。作品的には全28作中23作目で第10回吉川英治文学新人賞受賞作。30年以上前の作品なので、Z世代には通用しにくいのかな。昭和な私には懐かしさもあった。当時こんなことを考えつくとは。 まず今作も構成の凄さに舌を巻く。末期がんに冒された生駒洋一郎は、病床で手記を綴って亡くなった。その手記には8年前、息子の慎吾誘拐事件の記憶が記されていた。犯人の要求通り、身代金の5千万円を金の延べ板に替え、船の上から海に投げ込んで人質だった慎吾は解放された。 その12年後、同じく誘拐事件が起こる。その犯行は全てコンピューターで行われた。身代金を運ぶのに指定されたのが生駒慎吾その人。以前の誘拐事件との関係は?犯人は?全てが秀逸だった。 解説の西澤保彦さんも好きなので楽しく読めた。作家さんならではの視点かなと。

    11
    投稿日: 2023.11.21
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    圧倒的ワクワク感あり!! 20年以上昔の作品でこの内容はすごいなぁ、、 著者も楽しんで書いたんだろうなーというのがわかった〜〜 しかしまぁ展開が生ぬるい感じも否めない、、、、。な、、、

    3
    投稿日: 2023.08.22
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    2つの誘拐事件の話。1つめは誘拐された子の父目線でハラハラして、2つ目は犯人目線で先が気になって、ほんっと読む手が止まらんくらい面白かった。誘拐手腕が華麗で疾走感があってほんっと読んでて楽しかった。30年以上前に書かれたってのが凄い!

    2
    投稿日: 2023.08.06
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    私が生まれる前に書かれた作品とは思えないぐらい軽快で、読みやすい作品でした。 主人公(息子)が色んな意味で完璧です。

    2
    投稿日: 2023.07.09
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    マジで面白い。ただの誘拐もののミステリーだと思って読んでみたが、いやはや奥が深い。冒頭の20年前の誘拐事件から始まり、コンピューターを駆使しての誘拐。これが自分の生まれる前に完成されていた小説だと知って驚いた。こんなの現実にあるはずないと当時読んだ人の中にはそういう考えもあるかもしれないが、それを凌駕するのが小説の醍醐味であると感じた。

    1
    投稿日: 2023.07.07
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    二つの誘拐事件が起こるのだが… スピード感がすごく良い作品だと思います。 また、2件目はこんな世の中になったんだなぁと感じました。 岡嶋二人の代表作!末期ガンに冒された男が、病床で綴った手記を遺して生涯を終えた。そこには8年前、息子をさらわれた時の記憶が書かれていた。そして12年後、かつての事件に端を発する新たな誘拐が行われる。その犯行はコンピュータによって制御され、前代未聞の完全犯罪が幕を開ける。第10回吉川英治文学新人賞受賞作にして、2005年度「この文庫がすごい!」第1位のリバイバルヒットになり、改めてオカジマフタリの名を知らしめた作品でもある。刊行1988年。(講談社文庫)

    3
    投稿日: 2023.05.14
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    誘拐が成功する鍵は、間違いなく身代金の受け取り。ローテク、ハイテクともに、色々な方法があるだな〜。誘拐を計画しているわけじゃないんだけど、勉強になるな〜・・・。(o^^o)

    1
    投稿日: 2023.04.29
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    他の方の感想にもあるとおり、これを1988年に書いていることに驚く。 東野圭吾の天空の蜂を読んだときも感じた驚きに似ている。 知識ももちろんだけれど、作家の人な想像力は本当にすごい。 いい未来を想像することは簡単にできるような気もするけれど、生きていく中で必要なリスクとかを想定するにはこういう発想力が必要なのかも‥と自分をふりかえって反省。

    3
    投稿日: 2023.01.05
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    テンポよくさらっと読めた。面白かったけど、私では伏線回収仕切れんかった感...今の時代ならあり得そうで想像しやすいけど、発売当初の時代にこのハイテクトリック考えるのは凄い!そう思うと不可能そうなことでも世の中どんどん実現してくんやな〜

    2
    投稿日: 2022.12.30
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    最初はゆっくりとした始まりにも関わらず、途中から最後まで疾走感を持って読めた作品。続きが気になって読んでしまうとはこのことか。 やや技術的な話が話の中に出てくるが、知らなくても全然読めるしそこが内容の本質ではないので問題なし。そしてその辺の技術の話についてかなり昔に書かれた作品にも関わらず、今でもそれほど古めかしいと感じないのはなぜだろう。 なお、登場人物の感情にもっとフォーカスする場面があっても良かったかもと思わなくもない。

    2
    投稿日: 2022.12.19
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    初版の年代を考えると作者2人のPCへの知識の深さに脱帽、な作品。 大手カメラ会社勤務、末期癌に冒された男性の自らの息子宛の手記から始まるミステリー。 男性の息子は、過去に誘拐されたことがあり無事に生還するものの身代金は奪い去られてしまう。 男性は息子が無事に戻ることを祈っていたがその身代金は、男性の経営する会社を存続させる為の資金とぴったり同額でー。 1980年代、まだPCが一般に浸透していない時代にデジタル機器全般を駆使して行われた誘拐事件のお話。 犯人は最初から分かっていてトリックもストーリーに添って描かれているのにぐんぐんと吸い込まれるように読めてしまいます。 テンポよく読めるけれど、深みはないかな。 1度読めば満足な一冊。 今の時代に読んでも古いと思え(携帯電話の存在を考えなければ)面白いと感じるのはすごいです。

    4
    投稿日: 2022.11.03
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    30年以上前の携帯電話もない時代に書かれたのが驚き。 犯人側と警察側の立場と両方描かれ面白かった。展開も早く、読み応えありました。

    7
    投稿日: 2022.09.25
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    99%の誘拐。完全犯罪とならなかった1%がなんなのか。犯人がわかってから取り憑かれるように読み入った。おもしろかった。

    3
    投稿日: 2022.09.19
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    30年以上前に書かれた作品にもかかわらず、犯行にコンピュータが使われていて、ハイテクを感じさせます。さすがに今と比べたらコンピュータが一昔前のような感じがする部分もありますが、作品としてはあまり時代を感じさせることなく、非常に面白いと思います。完全犯罪を成し遂げようとするスリルがあり一気に読めてしまいました。 時間の経過による二部構成になっているのですが、犯人と警察の駆け引きが興味深くドキドキします。人が殺されない犯罪ものの作品もたまには良いなと思いました。

    12
    投稿日: 2022.09.11
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    昭和43年、3億円事件の年、5歳の息子の誘拐事件、身代金5千万円は会社存続がかかった全財産、金塊に換えフェリーから瀬戸内海に投下。昭和62年、ネットゲームで中学生を誘拐、身代金は10億円、ダイヤに換えてスキー場のリフトに乗せる。 ナローバンド時代の超ハイテク。今の無線ブロードバンド時代だと、どんなすごい方法になるんだろうと思いました。

    2
    投稿日: 2022.07.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    犯人が直接被害者のいる場にいるのが面白かった。 犯人が自作自演する中で、一体どのような結末になるのか?とても気になりながら読み進めた。 金塊の件は最初よく分からなかったが、最初の事件の真相が少しずつ明かされ、なるほどと思った。 最後に間宮の言い分を聞いたときには思わずしょうがないかーと思ってしまった。 父の無念を晴らす為、圧倒的な技術力を手に完全犯罪を成し遂げとげる… スピーディーな展開にハラハラしながら読み進められる作品… 実に面白い

    3
    投稿日: 2022.05.28
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    パソコン使った斬新な誘拐の方法についての話が中心で、人物の心理描写が薄い。 最後まで退屈はしなかったけど謎という謎が無いからラストは盛り上がりに欠ける。

    2
    投稿日: 2022.05.23
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    30年以上前の作品という事実にビビる。通信技術、工学、音声合成を駆使したハイテク誘拐エンタメミステリー! かつて自身の親に仕組まれた誘拐事件に復讐するために、最新技術を駆使して仕返しの誘拐事件を実行する。前代未聞の誘拐計画は果たして成功できるのか… 1988年の作品ということは、昭和63年ですか。 東京ドームができた年、ファミコンでドラゴンクエスト3が出て、ドキュメントはワープロで作ってた時代ですね。実に34年前ですか。 相変わらず、未来発想力がスゴイすね。いまだったら、技術的には可能かもな、でも現実性はないよな… とか想像もできますが、ドラクエ3の時代ですよ。無理でしょw 令和の現代を見てみると、IT技術を使っての誘拐事件は成功率も低いので少ないでしょうが、ハイテク詐欺なんかは社会問題になってますよ。先見性がすさまじい! 物語の構成もすごくしっかりしていて、最初からぐいぐい話に引き込まれます。特に中盤以降の展開からは目が離せませんよ。どうなるどうなるって感じでワクワクが止まりません。 最新技術を使った誘拐事件という部分が読みどころだとは思うのですが、だからこそもう少し主人公親子の愛情や復讐に滾る情念あたりを厚めに描写して欲しかったです。個人的にはちと残念でした。 とはいえ、とても素晴らしいエンターテイメント作品なので未読の人は今すぐ読みましょう。おすすめです!

    31
    投稿日: 2022.02.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    誘拐ではない残り1%は何? 題名を見て、読む直前に頭を掠めた。多くの方もそうだと思う。 でも読み終えると、落ち着いたラストとともに、えっ?!と思うような彼方に着地させられている。(1%もまずまず納得) 物語は、末期がんに冒された男が、8年前に誘拐された息子の事件の詳細を3冊のノートに記す、これを第一章として始まる。 充分なのにこの先がまだあるのか・・・。 というのが、第二章に入ったときの僕の感想で、 結末が分かったかも・・・。 というのが、第三章に入ってしばらくしてからの僕の感想。(3/4外しているが。) 以降は物語と一緒に、疾走感を持って読むことができた。 この作品は吉川英治文学新人賞を受賞しているが、発刊された1988年当時、パソコンはまだ、一般には浸透していなかった。 当時、20歳過ぎの僕が読んでも、おそらく面白さは分からなかっただろう。 よく、審査員に評価されたものだと思う。 岡嶋二人さん、まだ3冊しか読んでいないが、今の僕の、考えの及ばぬ先をちょこっとずつ衝いてくるのが心憎い。 共著名義は全28作あるそうだが、井上夢人(泉)さんの作品も合わせて、目についた作品は読んでいこうと思っている。

    16
    投稿日: 2022.02.13
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    話はとても面白かったけど、消化不良だった。 何がしたかったのか、なぜ犯人は、、、とかいろいろわからないことが多いまま

    2
    投稿日: 2022.02.11
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    誘拐小説の傑作として有名らしいですが、私がその存在を知ったのは最近でして 今まで読まずにいた事が悔やまれる位、引き込まれ 一気読みでした。 発表されたのが30年以上前との事ですが機械音痴のせいか全く古さは感じられませんでした。 2部構成で2つの誘拐事件が起こるのだけど 比較的早い段階に事件の真相がだいたい明かされるので警察側犯人側と視点の移動が絶妙で どちら側の手の内も分かったうえで読み進む後半はこの落とし所はどこなのだろう、どこに肩入れしたらいいんだ状態で読んでいました。 何が正解なのかはわからないですが、 この終わり方、とても好きです。

    4
    投稿日: 2022.01.16
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    父の時代と息子の時代に二つの誘拐事件が起こる話。後半の事件は初めから犯人がわかった上で、というか犯人の視点から話が進んでいく。それにも関わらず謎解き要素もあり、ハラハラしながら読めてかなり面白かった。 電子機器の進化でミステリーのトリックもかなり変わっていくんだなぁと思った。ミステリー作家すごい。

    6
    投稿日: 2021.12.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    第2の事件、誘拐されるものが進んでかごに入るなど様々な工夫がなされている。パソコン通信の知識など張り巡らされて、ジェットコースタームービーのような息をつかせぬ進展。途中で犯人が分かるというか犯人目線の記述も交じる。逃げ切れるか・・一人では考え難い岡嶋ワールドの重厚なプロットである。よかった。

    3
    投稿日: 2021.12.02
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    第二の事件を読みながら第一の事件を振り返ってページを繰っては、わー、とか、へー、とか言ってしまう。どちらの犯人も身代金を奪い取るために様々な策を用いてくる。ひとつの指令を終えたら次の指令が与えられ、あちこち走り回ることになるのは、あたかもコンピュータゲームのような。作中でドラゴンクエストの名も出ていたけれども、RPGやADVのゲームの進め方を思い起こさせる。

    2
    投稿日: 2021.06.14
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    父親と同じコンピュターの優秀な研究者となった息子は、病死した父親の手記からかつて父親が経営していたIC製造会社が大手メーカーに吸収された真相を知る。しかもその事件に自分自身が誘拐され利用されていた事実と叔父でかつての父親の右腕たっだ現在の上司の裏切りによるものだったと知り、復讐を実行する。  コンピューターとデジタル通信を組み合わせて自らの会社社長の孫を誘拐し10億円のダイヤを身代金として復讐を実行する。  かつて倒産の危機に瀕していた父親の会社が味わった悲惨な運命を再現し復習するバイオレンスで凄惨な内容だと思ったのですがこの犯罪は誰も傷つかずしかも巧妙で天才的な技術を駆使し主人公が求めたものはお金でもなく地位や名誉でもなく、叔父の懺悔だったのではないだろうか、本当の真実を知ること、、  父親の会社を奪った息子の身代金が沈んだ瀬戸内海の船上で叔父と主人公は、過去の事件と今回の事件の真相を語り合い、お互いに孤独な犯罪の終焉を確認しあう。

    2
    投稿日: 2021.04.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    井上さんらしい、ハイテクを駆使した犯罪劇に、個性を感じて面白く読めました。 自身が捕まった経験があるからこその、 人質の兼介に対する接し方を見ていると 慎吾を責める気持ちになれず、むしろ捕まってほしくなくて応援してしまっていました。 なので、個人的には好きなラストシーンとなりました。

    2
    投稿日: 2021.04.07
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    末期癌に冒された父が息子に宛て病床で8年前に息子が誘拐された事件についての手記を残す それから12年後、まるでかつての誘拐事件をなぞらえるような誘拐事件が起こる その犯行はコンピューターによるハイテク技術を駆使した完全犯罪だった ・ 私の予想に反して犯人は割と早い段階で分かります 1980年代に刊行されたそうですが、その当時はまだ今ほどパソコンも普及してなかったし、そんな時代にパソコンを駆使した犯罪なんて度肝を抜かれただろうなと思います が、ややことがうまく運びすぎな気もしましたが… ほぼトラブルもなく、犯人の思い通りに行く様は爽快でありながらも物足りなさも感じました が、実際、誘拐にこんなハイテク技術を駆使されたら…と思うとぞっとします タイトルの99%とは唯一犯人の思惑通りにいかなかった一番の目的が叶わなかった部分かなぁと思います

    0
    投稿日: 2021.03.26
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    約30年前の作品なのに使われてる機器がハイテクすぎる! 現代人の自分でもそんなの知りません(笑) 緊迫感もさることながら、やはり身代金の受け渡し 方法も秀逸。 ただ、なんかイマイチ盛り上がりきらないような感じがあったかな... まぁ悪くはなかったです。

    4
    投稿日: 2021.03.11
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    現代のIT技術なら簡単に出来てしまいそうな仕掛けでしょうが、しかし携帯電話がまだ普及していないような時代の話だから、そう考えるとこの仕掛けは相当すごい、よく出来ています。時代背景的にどこか懐かしさも感じながら読んでしました。

    0
    投稿日: 2021.03.07
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    2005年のこの文庫が凄い!の1位。ハイテクを駆使した誘拐ものだけど、今見るとローテク。だからこそハラハラもするし面白い。手品もイリュージョンよりテーブルマジックが面白いのと同じ。 読者に知らされてないが最初からある設定を当然のようにお出しするのは作者のドヤ顔が見えては好きではないが、これは嫌味なく暴露でとても良い。主人公のその後も気になるが、それそのものが目的ではないのはわかるので、満足できたのであればよい。後悔はいずれあるのかもしれないが。

    0
    投稿日: 2021.02.23
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    なかなか 新しい本を買いに行けず とりあえず 夫が借りて来た本を 読んでみた。 前半は面白い 盛り上がるはずの後半 私は飽きてしまった

    0
    投稿日: 2021.02.13
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    10年以上ぶりに再読。 当時のIT技術を用いた描写はそんなにうまく行くんかいなと思いつつ、疾走感があり、非常に面白かった。 結局、結末は何も書かれていないのだけど、それは読者が余韻で判断しろということね。

    1
    投稿日: 2021.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ※2006/11/27のblogより転載 + 追記  ネットゲーム「アスカの秘宝」にハマル中学生が、プログラムに言われるがまま誘導される。結果、それは周到に用意されたコンピュータ制御による誘拐プログラムだった。  プログラムの要求は10億。中学生の祖父は、日本有数のカメラメーカーの社長。怨恨か!?取引に応じた祖父に出された指示は、身代金の搬送を、社員である生駒慎吾にさせること。  その生駒自身も、十数年前誘拐され、身代金を奪い取られた被害者だった。  プログラムの指示は、生駒自身が経験した誘拐事件に、模倣されたいた。  今だったら、別段驚くことのないコンピューターが関わる犯罪。  が、この小説が書かれたのは、なんと1988年。  当時は、16bit機が主流で、記録メディアもようやくFDが普及し始めた頃。そんな時代に、よくもまあこれだけの内容が書けたものだと、つくづく岡嶋先生の先見性と知見の高さには驚かされます。

    0
    投稿日: 2020.11.15
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    内容は、面白く一気に読めた。 しかし…古い作品なんで、コンピューターとかの機器がかなり前時代な感じ… 内容とは別に、その辺りも懐かしく読めた。 でも、今の人に分かるんかな?

    7
    投稿日: 2020.07.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    冒頭部分が緊迫感があって圧倒的に面白いし、いっきに引き込まれる 後半部分は当時のハイテクなんだろうけど、今見るとアリバイとするには弱い気がどうしてもしてしまうが、後半の誘拐方法は秀逸だし 最後の部分も予想の範囲だけど、二人の心境をよく示していると思う それはそうと何が99%だったのだろう?

    0
    投稿日: 2020.07.25
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    +++ 末期ガンに冒された男が、病床で綴った手記を遺して生涯を終えた。そこには八年前、息子をさらわれた時の記憶が書かれていた。そして十二年後、かつての事件に端を発する新たな誘拐が行われる。その犯行はコンピュータによって制御され、前代未聞の完全犯罪が幕を開ける。第十回吉川英治文学新人賞受賞作。 +++ 時を隔てて起こった二件の誘拐事件。どちらも、犯人からの細かい指示によって、捜査が撹乱され、まんまと身代金を奪われてしまい、犯人逮捕にも至らないという共通点がある。しかも、どちらにもかかわりのある人物が複数いるのである。一件目は、フェリーを使い、二件目はコンピュータのプログラムを駆使して、捜査陣をけむに巻いている。初出はなんと1988年だという。当時の警察には、まだまだ不得意な領域だったのだろう。現代で起こったとしても、かなり厄介なことになりそうな印象である。次にどう出るか、という興味は尽きず、ハラハラドキドキしながら読み進むことができるのだが、誘拐事件という負の連鎖故か、読後にもやもやしたものが残るのは否めないのが残念ではある。それを置けば、愉しめる一冊だった。

    3
    投稿日: 2020.05.27
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    動機も方法もなかなか深い。 ミステリーで良ろしくないのは、散々悩ませ、謎解きさせた挙句、後半にひょっこり出てくる付箋にもなんにもなり得てない人物が実はこーゆー動機があって犯人でした。後付けかよ!ってやつ笑 幼少期に誘拐されたことのある慎吾は、その8年後に父の残した手記により真実を知る。 さらにその12年後に起こる誘拐事件とは…。 最初から動機ありきで犯人が綿密に仕掛けた犯罪がどう進み、周りがどう反応してゆくのかを傍観していられるのは面白い。 復讐劇…敵討ち…誰にだってご都合主義の自分の正義がある。事情がある。 だからと言って、大人の事情に子どもを巻き込んじゃいけない。 誘拐されたものだけが知る孤独や不安や恐怖…それは皮肉にも誘拐した少年への配慮となる。 面白いけど、仕掛けがハイテク過ぎて(昭和63年ですけど笑)ついて行くのが大変でした汗 今年の14冊目 2020.5.5

    6
    投稿日: 2020.05.07
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    読んでて「あれ?」って思ってたら発刊が凄く昔でした!当時からしたらすごくセンセーショナルだったんだろうなぁ。誘拐された側の背景がもっと細ければ、より感情移入できた気がする。

    0
    投稿日: 2020.05.04
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    パソコン創世記を舞台にしているので、とても懐かしかった。今ならどうなるだろう。とにかく読み始めると一気に読まずにいられない傑作ですね。

    1
    投稿日: 2020.04.11
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    今から30年ほど前に発表された小説なので、ITの内容や用語がとても古く、「インターネット」などに慣れている若い世代が読むと「なんじゃこりゃ?」と思われるかもしれないが、私は古い人間なので、そのあたりも懐かしく楽しめた。 この著者は二人の人が共同で出筆しているらしいが、そういう制作方法も面白いなあと思った。

    0
    投稿日: 2020.04.02
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    最初から最後まで面白かった。5歳の子供の未解決誘拐事件から20年経過。その事件をオマージュした新たな誘拐事件が発生する。それは恐るべきハイテク技術を駆使した誘拐事件であったー。時代が古いけど、その古さのおかげでIT音痴の私ですら余裕でわかる。フロッピー?チャット?そんなことも知らないの?とほくそ笑んでいる自分がマヌケだ。どんでん返し的なミステリーとは違うが、全てがアドベンチャーゲームのような展開で私のファミコン魂を揺さぶる。こんなにうまくいくかいな?は置いといて、じんわり父と子の愛情が感じられる所もよい。

    1
    投稿日: 2020.03.30
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    人が死なないミステリーで検索したら出てきて読破。 たぶん発刊は結構古いんですかね?それなのにこんなこと考えれるなんて素晴らしい。 行きすぎた技術者と過去の記録。犯人がわかりながら進んでいくちょっと変わった感じ。 おもろー。また読みます。そのうち。たぶん。

    0
    投稿日: 2019.10.19
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    科学的な正確さは問題ではない、意欲作。2つめの誘拐はそこまで詳しくなくてもいい気もしたが勢いがあるのですっきりと読めた。

    0
    投稿日: 2019.08.30
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    古いところもあったが、頭脳戦には手に汗をにぎらさせられた。 現代風に脚色して映像化すれば、スキーのシーンも映えていい映画になりそうだ。

    0
    投稿日: 2019.06.15
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    実は岡嶋二人さん初読みです。最初の手記でぐっと引きずり込まれました。昭和63年。通信環境というのはこんなものだったでしょうか。いくつかは現在では誰もが知っていることで、いくつかは現在ではそれは机上ではできても実際は…というようなことであるのが感慨深いです。全く同じレベルの技術者が相手の中にいることとどんなに準備をしてもどこかでほころびが出そうで心配で止められず、寝る間も惜しんで一気に読んでしまいました。ラストはもう少し赤裸々に昔の件を語らせてもいいかなとは思いますが、それでもとても面白かったです。

    0
    投稿日: 2019.06.14
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    数箇所腑に落ちない点があったが、流石名作、よく出来ている。当時の最先端技術を駆使しての犯行手口は、読み進めるごとに心躍るものがあった。「パステル」ほどではなかったが十分楽しめました。

    1
    投稿日: 2019.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1988年の作品。30年も前に作られたのにコレはすごい! その当時読んでいたら頭の中は???だっただろうな。お見事! でもそれが可能だったかは別問題。

    1
    投稿日: 2019.02.27
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    非常に面白かった。 展開のテンポがとにかく良くて、どんどん読み進むうちに読み終わってた。 途中で誰が犯人なのか薄々気づいていて、そうなんだろうなと思いながらも読んでる時の面白さは変わらない。最後どうなるのか気になる以上に、ただこのテンポの中ずっと読んでいたい!と思わせてくれる作品でした。

    0
    投稿日: 2018.12.06
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    ただの誘拐事件じゃない。最初の話だけでも大いにひきこまれる要素が満載なのにこれがベースとなってパソコンを駆使した犯罪が展開。 昭和63年に書かれた本とは思えないほどのハイテクさにビックリ。 最後はこれで終わりなのかと残念だったかな。白黒つけようにもどっちもお蔵入りというのがね。

    0
    投稿日: 2018.10.16
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    誘拐ものの倒叙/ 一気に読み切った/ 冒頭の父親の告白からして引き込まれる/ 昭和63年に書かれた、パソコン通信を駆使するこの誘拐劇が平成30年の今でもチープに見えないのは素晴らしい/ パソコンどころか携帯電話でさえ普及する前である/ プログラムとの会話はsiriを思わせる/ 途中で明らかになる真相と、最後の最後に(一人をのぞいて)犯行が露呈しないのも素晴らしい終わり方であると思う/ まぎれもない傑作/

    0
    投稿日: 2018.10.08
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    一気読みした。 これが1988年刊行の作品とは思えないほど、当時最先端のコンピュータ技術を駆使した完全犯罪。 そんなに上手くいく訳ないだろうと途中何度もツッコミながら、それでもこの犯人なら用意周到にあらゆる場面を想定して成功させるだろう、いや成功させて欲しいと願いつつページを捲る手は止まらなかった。犯人が完璧を期すほどに、19年前の事件への孤独な情念が見え隠れした。 21世紀の人間である私がいま読んでも理解不能な数々の最先端技術(笑)。電波とか超音波とか遠隔操作とかプログラムとか。当時、これを考え出しストーリーにした作者に脱帽。 この岡嶋二人という作家が、徳山と井上という二人のミステリー作家の共作筆名だと初めて知った。 2018/09

    0
    投稿日: 2018.09.30
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    始めの手記からどんどんのめり込むように読んだ 。 おもしろく臨場感もあり、次の展開が気になってなかなか休むことができないくらいだった。 ただ、手が混みすぎてて読むのが疲れた。 今ならあ〜そういうことねと分かるけど、88年にこんなIT機器やらAIみたいなことを使った誘拐事件を描くなんてすごいことだな〜。 もし当時読んでたら、イマイチよくわからなかったかもしれない。 にしても、主人公は20年前の事件の犯人をどうやって知ったのか? あの手記だけで? 父親が残した強い人間になれってのはこういうことを指してたの? すごいおもしろかったけど、主人公に肩入れすることはできなかったしやっぱり間違ってると思うから、☆3つかな。

    0
    投稿日: 2018.06.20
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    末期ガンに冒された男が、病床で綴った手記を遺して生涯を終えた。そこには八年前、息子をさらわれた時の記憶が書かれていた。そして十二年後、かつての事件に端を発する新たな誘拐が行われる。その犯行はコンピュータによって制御され、前代未聞の完全犯罪が幕を開ける。

    0
    投稿日: 2018.06.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    20年前、5000万円の相当の金を要求する誘拐事件が起きた。 未解決のまま幕を閉じた、その事件をなぞるかのように再び起きた誘拐事件。 要求額は10億円相当のダイヤ。 IT技術を駆使して完全犯罪に挑む犯人と警察の攻防。 読む手が止まらず楽しめました。 30年前にここまでの技術があったのか、機械に疎い私には解りませんが、これだけのことを考えつく作者には脱帽です!

    1
    投稿日: 2018.03.05
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    30年前のミステリーでパソコン通信がトリックに使われていたりして流石に古さを感じざるを得ない。当時は斬新だったのだと思う。

    0
    投稿日: 2018.02.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    評価は3. 第10回(1989年) 吉川英治文学新人賞受賞 内容(BOOKデーターベース) 末期ガンに冒された男が、病床で綴った手記を遺して生涯を終えた。そこには8年前、息子をさらわれた時の記憶が書かれていた。そして12年後、かつての事件に端を発する新たな誘拐が行われる。その犯行はコンピュータによって制御され、前代未聞の完全犯罪が幕を開ける。

    0
    投稿日: 2017.12.08
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    圧倒的な存在感 ミステリー小説の傑作 企業の買収がらみで発生した誘拐事件。 その被害者がそれになぞらえた新たな事件を、12年の時を超えて実行に移す。 コンピュータ、インターネットの前身のようなネットワーク、コードレス電話、これらの電子機器を駆使したトリックは奇抜で新鮮な印象を受けるが、実行に移すとなると少し現実味に欠ける。 しかしそれを補って余りある圧倒的なストーリーの存在感がすごい。 非常におもしろい。

    1
    投稿日: 2017.11.15
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    第1章目は、内容的には面白いんだけど、なんか退屈?と思いながらも様子見で読み進めて行った所、途中から惹きつけられました。ただうまくいくように、主人公を応援してました。それにしても主人公、かなりの役者ですね(笑)コンピューターには疎い私には、とても斬新に映りました。綿密な計画とそして周到な準備。読みごたえがあり、面白かったです。

    0
    投稿日: 2017.11.06
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    1988年に書かれた作品と聞いて驚きました。29年経った今でも遜色なく楽しめる作品です!誘拐される側と誘拐する側、それぞれを読むことが出来てスリル満点でした。スラスラと読む事が出来ました。他の方も書かれていますが、読了後、99%の誘拐のタイトルの意味が分かった方は意味を教えてください!

    0
    投稿日: 2017.09.23
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    誘拐された息子が、父の復讐のために誘拐をする。 コンピューターによる完全犯罪をするミステリー。 1988年に書かれたものなので、今となっては時代が古いがその当時の最先端のコンピューターを使ってのトリックは素晴らしいと思います。岡嶋二人さんはコンビを解消したので、新しい作品が読めないのが残念です。

    0
    投稿日: 2017.06.21
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    たまたまブックオフでタイトルを見つけて即購入。 岡嶋二人! 中学校の時に作品を読みまくっていたミステリー作家さんでした。 久しぶりに読み返してみて、あれ、ほとんど内容を覚えていない…ということに愕然。しかしスピード感に溢れ、最後までどうなるんだ!?とドキドキさせる物語の展開はさすが、やっぱり私が好きだった作家さんだ、と満足しました。 フロッピーディスクとか、公衆電話からのパソコン通信とか、時代を感じさせるアイテムが出てきますが、あまり違和感は感じませんでした。 第十回吉川英治文学新人賞を受賞している作品だったんですね。知らなかった。

    1
    投稿日: 2017.06.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    誘拐モノ史上最高傑作だと聞いて。 面白かった! これまであまり岡嶋二人作品に感心しなかったんだけど(言うほど読んでないけど)、これは肌に合った。 多分ヒトが死ななかったのと、犯人の非道さが強調されがちな誘拐モノとは違った視点の物語だったからだろう。 未解決の誘拐事件から19年、その事件をなぞるような第二の誘拐事件が起こる。 特に後半の誘拐事件は、読者に犯人が明かされている状態で展開するので、身代金の受け渡しが成功するかどうかと、犯人を暴く人が現れるかどうかが読者の注目点になる。 生駒慎吾=犯人の動機が充分なだけに、気がつくと応援してる自分が居たり。 まぁ、でも確かに復讐の方法としては間違ってるかもね。なんの罪もない(誘拐された)子供の心に大きな傷を負わせることになるもんね。 そうは思うけど、目には目を、の精神で復讐劇を実行する慎吾に肩入れして読んじゃったよね。

    1
    投稿日: 2017.04.16
  • 昭和の傑作

    いろいろ語りたいことはありますが、ネタバレになるので書けません。 ただ、読んでいたら現在の日本で身代金目的の誘拐事件を成功させることはできるのか? というのが気になりました。 今度、現代を舞台にした誘拐事件を扱った本も読んでみよう。

    1
    投稿日: 2017.03.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    <誘拐サスペンスの傑作> ミステリと思って買ったら,サスペンスだった. それも,上質なサスペンス. 解説でも触れられているけれど,喫茶店のシーンの切迫した生駒と客の空気の違いから生み出される場面は,映画の一場面を見ているほどイメージが湧いてピリピリした. 明らかにならない,もやもやする,そんな感想も抱いたけれど,それを上回るスピード感. まさに誘拐サスペンス.

    1
    投稿日: 2017.03.12
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    昔の作品なので、トリックには古さを感じるし、多分アラもあるとは思うが、軽く読めてしまうのでまったく気にならなかった。

    0
    投稿日: 2017.02.03
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    途中から展開変わって一気に好みの作品に。 あらすじすら読まずに作家さんの名前だけで購入。きっちりと期待に応えてくれるこの信頼感、お見事。 今回も大満足。

    0
    投稿日: 2016.11.28
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    ITを駆使した誘拐の話。トリックは早い段階で説明があり、後半は失敗しないかハラハラしながら読みすすめた。

    0
    投稿日: 2016.11.23
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    これは正直、想像以上に面白かったです。タイトルから何となく、ちょっとユーモラス寄りの作品を思い描いていたけど、実際はガチの誘拐ものでした。『大誘拐』があんなだったから、そのせいでイメージが引っ張られたんですね、きっと。でも一般的な評価に反して、自分としてはこっちの方がずっと好きです。ITの分野ってそれは日進月歩の世界だから、そういう点では既に時代遅れな手法になってしまっているのかもだけど、それでも尚、ここで描かれた完全デジタル主義の犯罪手法は、読んでいてハラハラドキドキの連続でした。基本的に”自分で謎解きを頑張ってやろう!”っていう派じゃない身としては、ミステリーに対しても、謎の深さより読み応え、展開の妙を求めてしまうんですが、そういう点でもこの作品は、十分に満足させられるものでした。

    1
    投稿日: 2016.09.15
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    第十回吉川英治文学新人賞を受賞した作品。 父親の手記に記された誘拐事件の記録から復讐の誘拐劇が始まるが、その手段は全てコンピュータで制御され、警察を翻弄する。インターネットやスマートフォンといったもののない80年代を舞台にした犯罪小説です。 謎めいている部分もあり、”方法”についてもあれこれと考えさせられるお話ではあるけれど、推理小説というより上述の通り犯罪小説といった体で流れて行きます。 お話は大きく二つに分かれています。 一つは手記に書かれている”父親が誘拐された息子を救う”お話。もう一つは、その息子が誘拐事件を起こすお話。 誘拐事件の展開がスリリングにテンポ良く描かれており、どちらかというと結末の意外性や随所に張られた伏線が一度に解決していくようなものではないので、息子が起こす犯罪の結末を言ってしまってもお話の面白さにはそれほど影響しない気はします。 ただ、やはりタイトルの”99%の誘拐”を見せられると、自重しないといけないですかね。 当然、警察に捕まらないよう誘拐を行ないます。しかし、100%にならないのは何故なのか?限りなく100%に近いのは何故なのか?読了後、作家さんが読者に問うものじゃないかなと思うのです。 80年代に上梓された作品なので、技術のネタ自体は確かに古いと感じるでしょう。それでも物語の緊張感やスピード感は今読んでも楽しめるものだと思います。 考える部分もありますが、いわゆるエンターテインメントとして肩肘張らずに読める作品ですので、気軽にお試しください。サスペンスよりスリリングなものが好き、という方にどちらかというとお薦めですね。

    0
    投稿日: 2016.08.20
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    クラインの壺以来の岡嶋二人さん。 スマホや携帯電話、Internetすら存在しない時代の80年代後半の作品。パソコンが一般家庭にすらない時代のハイテク機器を駆使した犯人の駆け引きが良かった。 パソコンのアスカは、犯人の慎吾とは別の人格に思え、まるでAIの世界を思わせる。 様々なことが便利になる世界は、ひとの創造力がなくなっていくようにも思える。アナログであればあるほど、物語の中で、読者が想像しうる選択肢も増えてワクワク感が増すのは気のせいでしょうか。

    1
    投稿日: 2016.05.27