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ペンギン・ハイウェイ
ペンギン・ハイウェイ
森見登美彦/KADOKAWA
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総合評価

983件)
3.9
273
332
212
52
14
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    内容はとても楽しめた。 主人公が小学生なので読んでる最中自分の小学校時代のことを思い出し、懐かしさを感じた。 ラストはとても切なかった。 スズキくんは主人公をいじめてたけど本当は主人公の賢さに憧れて、仲良くなりかったんだろうなと思う。

    0
    投稿日: 2021.03.28
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    個人的ブームの森見登美彦さんの小説。 主人公の賢くも理屈っぽい言い回しや、少し憎たらしいところがキャッチーでした。 久々にがっつりSF小説を読んだので、全体的になかなか頭が追いつかず、読み進めるのが大変でした

    0
    投稿日: 2021.03.22
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    結構難しい、みたいな感想が多かったですが、私はすんなり読みました。出てくるのはペンギンでなくても、ラッコでもオットセイでもカモノハシでも、何でもいいんじゃない?なんて思うんですが、まぁ、可愛いからいいか(笑) 小学生らしい目線で流れていくストーリーと、どうしても存在が不釣り合いなお姉さん、小学生にとって、最も関わりの薄そうな年代と言えるお姉さん、 いつか少年が大きくなったら、2人がまた出会えるといいな。 お父さんもお母さん、未来を知ってるような気がします。いや、みんな、こんな子供時代を経て、大人になったのかなぁ

    0
    投稿日: 2021.03.20
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    少年主人公はいいね。お姉さんに憧れる頭でっかち少年が愛おしい。あと。小学生の日常は描かれるだけで郷愁というか、楽しい。ただ、個人的にはオチがしっくりこず。

    0
    投稿日: 2021.03.20
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    森見登美彦さんのSF作品。 不思議な世界観だけど、文字を頭の中で想像したら面白い画が思い浮かぶこと間違いなし。 少年らしからぬ行動や考え方と少年らしい好奇心と発想力を持ち合わせた主人公のアオヤマ君(小四)が面白い。 アオヤマ君は歯科医のお姉さんや街に突然現れたペンギンなどを研究する。最後にはアオヤマ君の研究結果が明らかになるけど、少し切ない。

    0
    投稿日: 2021.02.14
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    読み進めるには少し難しい言葉たちだったけど、最後にはほんのり悲しい、あったかいお話でした。主人公のアオヤマ君は、まだ小学生なのに研究者としてほぼ一人前で、ずっと生きる意味とか生まれてきた意味みたいなものを探してる。小さい時からそんなことを仮説をいっぱい立てて考えるアオヤマ君だけど、大人になったってわからないことだらけで、アオヤマ君が大人になる頃には、わからない問題なんてもっといっぱい増えてる。だけどきっとアオヤマ君がいてくれたなら、そんな問題たちも、全部解いてしまうんだろうなぁ。

    0
    投稿日: 2021.02.04
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    細かな情景描写が豊かで、風景を自分で想像するのがとても楽しかった本です。 海とお姉さんという不思議なものに対して真剣に悩む子供心を思い出させてくれます。

    0
    投稿日: 2021.01.30
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    理解しながら読み進めると途中で難しく感じたけど、ただストーリーをなぞるように読んでも面白かった。 自分の見ている世界が他の人にとっての世界ではない、と考えるのはワクワクする。 わたしはもういい大人だけど、自由研究したくなった。

    0
    投稿日: 2021.01.29
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    小学生のアオヤマ君の視点で描かれる、ちょっと、いやかなり不思議な物語。 実は昔一回読もうとして挫折して、ようやく今回読了できました。この本は勢いで読むことが大事。一つ一つ理解しようとすると挫折すると思います。 全く先の展開が読めないままラストシーンまで一気に読み切りました。アオヤマ君フィルターがかかるとどんなものでも研究対象になるのがかわいいです。

    0
    投稿日: 2021.01.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ペンギン・ハイウェイ 著作者:森見登美彦 発行者:角川書店(角川グループパブリッシング) タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 背のびしていたあの頃を思い出すSFファンタジー冒険

    0
    投稿日: 2021.01.10
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    ん〜〜〜〜おもしろかった!!!! 情景描写がうまくて空想のものばかりなのになんとなく想像できちゃうのがすごい 夏の暑さと爽やかさとひんやり感が心地よかった 映画も気になるけどこの独特の文体がアオヤマくんの良さを引き出してくれている気がするのでどうなんだろう

    0
    投稿日: 2021.01.09
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    少年と年上のお姉さんのお話。 これくらいの少年ってお姉さんが眩しくみえるよね 映画も情景豊かでおもしろいから一緒に見ると楽しい

    0
    投稿日: 2021.01.02
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    これも情景がめちゃくちゃ思い浮かぶ。 集合住宅の緑の多さ、大嫌いな歯医者、お姉さんと喫茶店、そして謎のペンギン。 爽やかで楽しい気分になれる!

    3
    投稿日: 2020.12.08
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    初めはこの本は一体どういう方向に向かっていくんだろうと思っていたけれど、中盤から終盤にかけてどんどん引き込まれていった。少年の好奇心旺盛さが読んでいて気持ち良かったし、私も何か新しいことチャレンジしたり、身の回りのことに興味関心を持って過ごしたくなった。

    3
    投稿日: 2020.12.05
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    利口すぎる少年と不思議なお姉さんの物語。 海辺のカフェでの最後の会話が、少年だけでなく読者にも問われる命題である(気がする。) 少年とお姉さんだけでなく、父、ウチダくん、ハマモトさん、スズキくん、それぞれといい関係性でありつつリアルに描かれている。 少年から大人へと受け取り方が変わりそうな一冊。

    0
    投稿日: 2020.11.29
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    2020/11/26 買ってから中々手を出せずにいたけど思い切って読んでみました。やっぱり難しいというか、読むのに時間がかかりました。それだけ読み応えがあったということだろうかとも思います。 全然小学四年生らしくない少年と、歯医者のお姉さんが主役の、ファンタジー、空想世界感の要素が結構強い作品だなーと思いました。 主人公の少年が大人び過ぎていて、本当に小4なのか?と思うくらい超マジメ、悪く言っちゃうと堅物感があります。毎日疑問に思ったことやなるほどととして課題にして解決しようとしているという一風も二風も変わった少年。思ったことをノートにまとめて、気になったことを研究していますが歯医者で出会うお姉さんのことはめっちゃ好き。でも好きの表現の仕方が…。こんな感じで書くと恋愛系の話?と思うかもしれないので全然違うと思います。 お姉さんとの結末、週末の展開は、まあ、そんな感じになるだろうなぁって感じでした。空想世界的な感じが何とも、物語全体に不思議な世界のお話の感じを与えているんじゃないかと思います。

    0
    投稿日: 2020.11.26
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    読んで映画も見た。ほんとによい。 最後の少年の声を聴くと悲しく切ないが応援したくなるし、胸が締め付けられるくらい良い本だと認識する。 映画よりも小説の方が他の登場人物によく着目してる気がする。 映画はイラストがとても綺麗なのもあり、小説を読んだとしても観るべきだと思う。 時期を開けてもう一度読みたい。

    0
    投稿日: 2020.11.11
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    郊外に突然現れたペンギンと歯科医院のお姉さんの不思議な力を目の当たりにした、科学の子と呼ばれるアオヤマくんは、その謎を研究する。夏休みの小学生には自由研究というものがあったが、本来それはこんな風に自分で不思議に思ったことを研究するものなのだなあと当たり前のことを思い出す。研究だけではなく、小4の彼には小学生らしい子供の世界があり、その一つ一つに凛と立ちむかうその姿が眩しい。話は森見さんらしいともいえる優しいSFファンタジー。爽やかで甘酸っぱくてほろ苦い、夏の陽と風が良く似合う。

    0
    投稿日: 2020.11.09
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    お姉さんのような余裕のある人になりたいと子どもの頃に思っていたなあと懐かしく感じた。でもストーリーが進むとお姉さんの存在は予想の斜め上をいく。登場人物すべてが魅力的で、森見登美彦さんは愛されキャラ生み出しマシーンだと思った。 これからもどんどん森見作品を読み進めたい。

    15
    投稿日: 2020.11.09
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    森見先生4冊目。夜は短し〜と並ぶくらい、愛おしい作品になった。映画も見ないと。 ほかの森見作品とは毛色が違うけど、「ムツカシイ」だったり、ちょっと難解な言葉が使われてたり、(ああ、“らしい"な)と思うところがあって、森見さんらしさみたいなのを感じられて、よくわからないけど少しうれしいようなワクワクするような気持ちになった。 全体を通して、子どものときの感情や見えていた景色とかの、自分を取り巻く情景がアオヤマくんをはじめとする子どもたちを介してふわふわと浮かんできて、あたたかい気持ちになれた。 アオヤマくんはとにかくいい子だなあ。彼はきっと、パパみたいな素敵な大人になるのだろう。 あ、ペンギンは想像するだけでかわいい。 最後はアオヤマくんの気持ちを想像するだけで胸が痛くなった。それまで気づかなかったけど本当にだいすきだったお姉さん、小学四年生にこの選択をさせるんだな… 最後の2文が涙必須です。 少年、きっと、ぜったい、またお姉さんに会えるよ。

    6
    投稿日: 2020.11.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    森見登美彦さんは、まだ2冊目なので何とも言えないけれど、不思議感は通じるものがあるなと思って読んでいた。 アオヤマ君の目線を通して描かれる、日々のこと、友達のこと、研究のこと、歯科医院のお姉さんのこと。 どれもが私たちがどこか遠くにおいてきた、きらきらと眩しい日々である。でも、学者的な、ノートにしたためて考えるアオヤマ君の手により、ちょっと違った目線で昔懐かしい日々を思い出させられる。 そして、不思議な現象のこと。 ついていけないほどの不思議さ。お姉さんは何だったのか。ごめんなさい、慣れていないのか、消化不良感が残ってしまった。 でも、その消化不良感があるからこそ、アオヤマ君の想い、願いが切なく切なく、心に残ったのかもしれない。 恋心に関しては一切わからないアオヤマ君。 それがずっと伏線として出てきていたからこそもどかしくもあり、切なくもあり。 ペンギンたちの現象、「海」の現象、本当は何だったのか、事細かに知りたい気持ちが大きかったのだけれど、スポットライトはアオヤマ君のその気持ちだったんだな…と思った。 切なくて、夏の高い青空が似合う一冊でした。

    4
    投稿日: 2020.11.02
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    * その日、ぼくはノートを点検して、新しい索引をつけた。「ペンギン・ハイウェイ」という項目だ。 * 夜は短し歩けよ乙女以来久しぶりの森見登美彦さん。ファンタジーと現実の境目が自然すぎて驚かされる。ペンギンに癒されたけど壮大なお話だったなぁ。夜は短しより読みやすい印象。想像力掻き立てられる。 . 語りの少年が賢くって可愛さもあって好き。小学生ながら皆賢いなぁという印象。ハマモトさんは勝手にコナンの灰原哀ちゃんを想像してた笑 . 貴重な研究を沢山して、アオヤマ君はきっといい大人になるだろうな。

    3
    投稿日: 2020.11.01
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    自分が小4のとき何してたっけ?? ふと過去を思い出そうとし、あまりに多くのことを忘れている自分に驚いた。 あの頃は今よりも感情の起伏が大きかったのは確かだが、細かいエピソードというものは消えてしまうことを実感した。 人間が1番苦手な記憶がエピソード記憶、やっぱり日記とか大事だなって感じた。

    3
    投稿日: 2020.10.28
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    世界を観察し、不思議に思い、実験や探索をすることは楽しいことだと、この物語から学んだ。しかも小学4年生から学ぶとは!(小説の登場人物ではあるが。) 字面だけでは頭で思い描くのも一苦労なファンタジーだったが、主人公の「ぼく(アオヤマ)」と「お姉さん」の掛け合いや日常の描写がとても愉快で微笑ましく、終始楽しく読むことができた。 終盤、「エウレカ」とつぶやいた「ぼく」は紛れもなく探求者であったし、その「ぼく」を全て見透かしたような「お姉さん」の振る舞いや言葉はいつもとても魅力的だった。「お姉さん」と「ぼく」がいつか再開できることを心から願う、そんなラストだった。 素敵な物語。

    4
    投稿日: 2020.10.12
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    『狭き門』では天上の愛を求めるあまり、地上の愛は成就しない。 『時をかける少女』で理想の愛を探し求め、近くの愛に気づけない。 本作でのお姉さんへの思いは、大人になるための希望なのか、それとも永遠に辿りつけない喪失の象徴なのか。

    0
    投稿日: 2020.10.11
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    面白かった。日常と非日常が溶け合っているような独特の世界観。登場人物のキャラ描写も秀逸。思春期の甘酸っぱさや切なさもあり、一気にラストまで読んでしまった。

    3
    投稿日: 2020.09.29
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    少年にとってのこの世の謎、それはペンギンであり、近所のお姉さんであり、ひと夏の不思議な体験であった。

    0
    投稿日: 2020.09.21
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    ファンタジー。最後終わり方がすこしわかりにくいし、切ない。 何が起きているのかも見失うことが多いけど。 登場人物のキャラクターが、文体でうまく表せていてすごいなと。

    3
    投稿日: 2020.09.21
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    SFとしてよりも、少年の青春成長物語として読んだ方が楽しい。科学の子ことアオヤマくんは、実際にいそうで屁理屈な感じが好き。

    0
    投稿日: 2020.09.20
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    ちょうど可もなく不可もなく 物語として楽しく読めるが、ふーん、でおわりな感じ 日常に見せかけためちゃめちゃファンタジーなのがあまり私の共感を呼ばなかったのかも…?

    0
    投稿日: 2020.09.09
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    毎日研究で忙しいアオヤマくん。そんな彼の純粋な恋心が繊細に描き出されている。 人は何度も夢を見て追い求める。 その繰り返しが人を成長させるのかもしれない。

    0
    投稿日: 2020.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんて素敵な小説なんでしょう。 森見版ドラえもんといった感じで、いろんな不思議なことが日常に起こっていく。その中で成長していく少年。少年の成長には喪失がつきもの。 恋をする純粋な少年の気持ちを、不器用に、そして繊細に描いていて、その一文一文に全身全霊で引き込まれた。 物語が終わるときの、あのとき悲しさを体感する。 今年読んだ中で一番素晴らしい作品でした。

    0
    投稿日: 2020.08.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みおわって、悲しい気持ちになった。 悲しすぎて、泣くかと思った。 夜中読んでたらたぶん泣いてた。 「泣くな、少年」 「泣いていません」 何回も何回もこのやりとりが出てくるけど、 唯一泣いたのは僕が発熱したシーン。 僕が泣くとお姉さんはすごく謝るんだよね。 だからお別れのシーンでもなんでも、僕は泣かない。泣けない。 泣くとお姉さんは謝っちゃうし、僕はさみしい気持ちになるから。 悲しすぎる。

    2
    投稿日: 2020.08.16
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    読了後も登場人物を思い返して温かい気持ちになる。 息子の話を聞いてすぐに答えを出さず、自分で考える機会を授ける…お父さんがとても理想的だった。 ノートの書き方や課題設定って、大人になっても活きるよなぁ。 理想の父親像を見ました。それをうんうんと聞いてくれる歯お母さんも素敵。

    2
    投稿日: 2020.08.12
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    小学生の心情を細やかに描きながらペンギンの謎を追っていく流れが秀逸で、中盤以降の盛り上がりから終盤、終わらせ方まで最高だった。 読後しばらく余韻に浸って幸せだったし色んなことを考えた。

    0
    投稿日: 2020.08.09
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    不思議なお姉さんと少年のちょっと変わった物語です。 お姉さんの存在や、急に現れる不思議なペンギンなど独特の世界観が特徴です。 とても面白いですが、世界観が変わりすぎていて少しついていきづらかった面もありました。それでも雰囲気が好きです。

    0
    投稿日: 2020.08.02
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    ペンギンが海から陸へ上がるときに決まって通る道:ペンギン・ハイウェイ。私たちや地球がこれまでに経験し,これからも歩んでいく道が表現されているような良いタイトルだと思いました。「お姉さん」「ペンギン」「海」は謎の存在のまま終わってしまいますが,その分様々な解釈ができて面白いです。 私は理系だったので,アオヤマ君の父が研究手法について語っている場面も印象に残りました。著者もりけいだからか(ノートは方眼など)ちょっとした小物まで研究の要素を出しており,大学時代を思い出しながら楽しめました。

    0
    投稿日: 2020.07.30
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    森見登美彦さん初読。主人公の言葉遣いが独特で最初はとっつきにくかったが、読んでいるうちに慣れてきた。 何だかよく分からない不思議な話だけれど、なんとなく魅力的で嫌いじゃない。

    2
    投稿日: 2020.07.25
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    序盤,自分の脳みそがSFについて行かなくなっているのではないか,と恐ろしい気持ちになった。なんとかついていけるようになってからは,小賢しい感じが過去の自分とかぶる面もあり,わくわく探検小説感があって楽しかったな。 最後の結論はまあこうなっちゃうのか,という感じだが,なぜこのタイミングで,というのがイマイチ分からず。もしかして何かを読み飛ばしたかな? 映画化されていることを今知ったが,映画版であればついていけそうな気がする。

    0
    投稿日: 2020.07.24
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    すごくみずみずしい描写で一気にペンギンハイウェイの世界観に引きずり込まれます。子供の頃のちょっとドキドキする感覚や、ワクワクするよな冒険を思い出させてくれる本でした。大人になってから読んだのですが、ぜひ中高生におすすめしたい本です

    0
    投稿日: 2020.07.16
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    ものすごく聡明で、その事が当たり前のように行動しているんだけど、それがあまり嫌味ったらしくなく感じる小四の少年と、不思議な力を持つお姉さんとの冒険、とでも言うのだろうか。 その会話は謎に満ちて興味深く、次々に起こる不可解な現象は一見ドラマチックなんだけど、頭の中でその空想世界が広がらない。 きっと自分の想像力にヤキがまわってきたのだろう。

    1
    投稿日: 2020.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画を観て、舞台になっている(森見登美彦さんの出身地である)生駒の登美ヶ丘周辺を散策しながら小説を読みました。作品のモチーフになっている場所がたくさん見つかって、大変楽しい時間を過ごせた。 突如現れたペンギンの謎を解明しようとするアオヤマくん彼の研究に協力するおっぱいの大きい歯科医のお姉さん、スズキくん帝国、ウチダくん、ハマモトさん。出てくるキャラクターがみんな個性的で森見ワールド炸裂。 舞台の街はほんとうにレゴブロックのようなカラフルな屋根の家がたくさん建っていて、ジャバウォックの森や「海」が現れた草原に繋がる道はきっと、若き森見少年も通ったのだろうな、と気分が高まった。 大人になったアオヤマくんは、きっとまたお姉さんと会ってチェスをするのだろうな。

    0
    投稿日: 2020.07.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    世界には解決しない方がいい問題もあるけれど、それをアオヤマ君が解決しないわけにはいかないと言い切ったのが、すごくカッコいい。

    0
    投稿日: 2020.07.07
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    世界の隙間のような「海」に、矛盾を抱えて生きていかなければいけない人間、つまり大人を重ね合わせた。お姉さんはそんな隙間を広げたり縮めたりしながら生きていた。 いつのまにかブラックコーヒーが飲めるようにそんな世界を抱えて生きていくのも慣れていける。その途中で失われてしまう人もいる。その人がどれだけ愛おしくても。

    0
    投稿日: 2020.06.29
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    ペンギン・ハイウェイ ペンギンたちが海から陸に上がるときに決まってたどるルート まだ途中 前々回、川上未映子さんの作品でも、 主人公は、小学生たちだった。 こうゆう作品読んでると、わくわくときらきら。 それになによりも、羨ましいんだ。 私が小学校の頃から、 自分は、本当イマイチで、あの頃から怖いくらいネガティヴだった。 何がそうさせたのかなぁ?と考えてもしまうけど。 今も、楽しくて、しあわせなことがある。 でも、あの頃は、あの頃にしかなくて、 しあわせな事よりも、無我夢中になることの方が多かったのかな。 そうゆうときこそ、無我夢中で、 それぞれの世界がある、アオヤマくんのことが、 わたしは本当に羨ましいよ。 それに、動物がでてくる

    1
    投稿日: 2020.06.19
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    2020(R2)3/23-6/14 時間がかかった。年度がかわり、“転職”のような人事異動で本を読む暇がつくれなかったことと、コロナによって図書館が閉鎖され、一旦返したまま、再度借りれなくなってしまっていた。 それでも読み進めたのはなぜだろう? 初めはけっこう惰性で読んでたのに。 「ただのSFか?」 「背伸びした男の子の、若干ナマイキなお話か?」 などと訝しみながら読んでいたら、最後の最後にすごいのが来た! 主人公の「ぼく(アオヤマ君)」があまり感情を表に出さずにいるから、話自体も淡々と進むけど、ちょっと泣きそうになった。逆に、あまり感情を表に出さないアオヤマ君がとってもいじらしかった。(僕の中の「アオヤマ君」は、『崖の上のポニョ』の宗介である。) この物語は、SFというフィルターを通した、青春物語だった。 どうか、アオヤマ君の願いが叶いますように。 追加 アオヤマ君とお姉さんの関係が、時折『銀河鉄道999』の鉄郎とメーテルと重なったのは、ワタシが40代だからだろうか。

    12
    投稿日: 2020.06.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アオヤマくんの心の中に深くお姉さんが残り輝いているように、読み終えた後、私の心の中にもアオヤマくんとお姉さんとその思い出たちが深く深く残った。 読んだ後はしばらく余韻から抜け出せなくて、 「お姉さんは結局、人間じゃないなら何だったんだろう」 「アオヤマくんとお姉さんはまた会えるのかな」 「そういえばお姉さんの名前は出てこなかったな」 などとずっと考えながら、もしかしたらお姉さんは違う時間軸/パラレルワールドで生きているのに、何かの手違いでその軸が狂ってしまっていたのかもしれない、なんてアオヤマくんみたいにたくさん仮説を立てた。 そして、アオヤマくんとお姉さんはきっとこの先会えるんだと思う。アオヤマくんの真面目さと信念と真っ直ぐさがあれば、さらに大人になるまで三千と七百四十八日あるんだから当然そうだろう。 これは仮説ではなくて、個人的な信念であり願いだ。 萩尾さんの解説、最後の1ページまでとても良かった。 萩尾さんの言葉を借りると、「アオヤマ君、君はぼくは泣かないのですと言うけど、私は泣きました。」

    1
    投稿日: 2020.06.13
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    京都でもないし、阿呆も出てこないんだけど、こんな不思議な世界観は森見先生にしか書けないと思う。 ラストは胸がきゅんとなって切なくて… 主人公の疑問に答えを教えるんじゃなくてヒントを教え、そっと見守るお父さん素敵だった。 夏の終わりにもう一度読みたい。

    1
    投稿日: 2020.05.21
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    小4のアオヤマ君は、日々研究したことをノートに記録している。アオヤマ君は、自分で歯医者の予約を取り出かける。歯医者で働いているお姉さんと「海辺のカフェ」という喫茶店で父親が迎えに来るまでチェスをする。クラスには、スズキ君というイジメッコもいる。アオヤマ君とウチダ君は、スズキ君に目をつけられてしまう。それでも、アオヤマ君はウチダ君と研究を続ける。そんなアオヤマ君の町に、突然たくさんのペンギンが現れる。どうやらペンギンたちは、お姉さんが出現させたようなのだ。 アオヤマ君は、賢く冷静に観察を続ける。それが、本当に起こっているように思わせてくれる。不思議な世界のまま、エンディングへと向かうのだが、感動してしまった。文庫の解説は、萩尾望都さんなのだが、私も望都さん同様「泣きます」。

    1
    投稿日: 2020.05.20
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    SF小説でありながら、恋心も描かれていて最後は切ない結末。 森見作品を読むのは3作目で、個人的にはイメージを掴むのになかなか苦労して読むのに時間はかかるものの、毎回キャラの個性がしっかりと描かれていて楽しめます^ ^ アオヤマくん(主人公)が息詰まったときに的確にアドバイスしていく父親がとても印象的でした^ ^

    1
    投稿日: 2020.05.11
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    主人公で語り部である小学4年生のアオヤマくんの視点で物語が進んでいきますが、彼の哲学や研究熱心な姿勢がユーモラスで引き込まれました。こんな小学生いる?と、誰もが思いそうな子だけど、歴史に名を残す偉人の少年時代はこういうものかもしれない、と思わせられるのも面白い。 突如として現れたペンギンの謎、キーパーソンの歯科医院のお姉さんとの関係も上手く調和して、夏らしい、爽やかな読了感が味わえました。 アニメ映画化もされているようなので、そちらもぜひ視聴してみようと思います。

    2
    投稿日: 2020.05.02
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    こちらはamazon primeでたまたま見た映画で衝撃を受けてしまった 人間の考えるっていう行動に純粋な子供が立ち向かっていくジュブナイル小説 こんなにも心が洗われるのかって衝撃を受けました 今でもたまに読み返します。映画と共に観てください!

    0
    投稿日: 2020.04.17
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    甘酸っぱく切ない作品。 自分が十代でなければ読むことは出来なかっただろう。 多くを書こうとすると、余計な事まで書いてしまいそうなのでやめておく。星5である。

    0
    投稿日: 2020.04.16
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    壮大な謎を解くアオヤマくん。 どうやってこの謎は終着するのだろうとドキドキしながら読みすすめた。 たまに出るお父さんからのアドバイスは実生活も同じことが言える。私も問題が起きた時には参考にしてみよう! 最後の場面、理論派のアオヤマくんの気持ちにほろっと泣けた。アオヤマくんの個人的信念、私も信じている。

    1
    投稿日: 2020.04.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    キャラクターがこんなにもしっかりと確立されているとこんなに魅力的なお話になるんだ!と感じる一冊。 謎が多く、その謎を早く解き明かしたい、でも読み終えるのが惜しい、と葛藤するほどその世界観にどっぷりつかってしまった。 主人公のノートの取り方、研究の仕方が面白く、自分も何か研究したくなった。 2020.2.6 読了

    2
    投稿日: 2020.04.10
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    映画の方の感想。 気持ちいい初夏と夏休みのワクワク感を思い出させてくれる作品。 この男の子みたいに、世界を知りたい好奇心があったなあ。勉強や研究という手段に繋がらなかったけど。 大人も楽しめるけど、子どもに見せてあげたい。 ちなみに最後の謎はなそのまま。

    0
    投稿日: 2020.04.05
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    アオヤマ君の語りで物語が進むから、特に終盤は彼の心情の機微が映画よりダイレクトに伝わってきた気がする。 お陰で涙腺はボロボロ、とてもおっぱいでは抗えない。 余談だが四畳半神話大系→夜は短し歩けよ乙女→本作と経て、今度は太陽の塔に着手したら、主人公の品格の乱高下が酷い。

    1
    投稿日: 2020.03.20
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    淡々と進むもりみーワールドはそのままに、ちゃんとSFしてた。 独特の世界観や主人公の大人びた考え方にやや気怠さを覚え始めた頃に、かわいらしいペンギンが登場して一気に視覚化される表現方法がとても素晴らしい。 お姉さんの不思議な雰囲気と少年の探究心はとてもおもしろい。 巻末の萩尾望都先生の解説も含めて、読後の完璧さは特筆したい。 おっぱい。

    2
    投稿日: 2020.03.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小学生の僕が様々な「研究」をして、歯科医院のお姉さんと街に現れたペンギンの謎を解き明かしていく。 怒りそうになったら、おっぱいのことを考えるといいよ。そうすると心がたいへん平和になるんだ。 私もこれは採用したい。ただ、考えるのはおっぱいのことではなく、シルバニアファミリーの赤ちゃんのことだ。「カバンの中には、シルバニアファミリーの赤ちゃんのキーホルダーが入ってるんだぞ」と。 エピソード3で、アオヤマ君がコバヤシ君に被さられたとき、お姉さんが親分みたいにいばってペンギンを引き連れていたシーン。 このシーン然り、お祭りでのシーン然り、お姉さんは結構大人げないところもあって、私はとても可愛らしいと思う。 こんなお姉さんが身近にいたら、きっととても楽しいんだろうな。 私もアオヤマ君たちと一緒に、夏の森を冒険した気持ちになれた。 私もこんな小学生時代を過ごしたかったな。 最後の2文が切ない。 アオヤマ君の研究はまだまだ続くんだろう、いつかまた本当にお姉さんに会えるといいね。

    8
    投稿日: 2020.02.02
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    映画から小説 先に映画を観た後の小説は物語というより説明書として読む 自分ルール 良い映画だと思ったら読まないように この映画惜しいなあと思ったら読むように なんじゃこの映画果てしなく感動したわと思っても読むようにしてる こうして僕は昨日の自分より賢くなる

    0
    投稿日: 2020.01.29
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    海とペンギンと、おねえさんと少年。 不思議な世界が街に広がる。 おねえさんは、少年、と呼ぶ。 少年はおねえさんのおっぱいがすき。

    1
    投稿日: 2020.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すこし・ふしぎなSFという感じで、いつもノートを取ったりするアオヤマ君が小学四年生には思えなかった。 けど、おっぱい連呼するところは小学生らしいのか? 連呼しすぎだし、ハマモトさんにおっぱいがない、と思うのは失礼だと思ったけど…。 その代わりなのか、アオヤマ君は恋愛ごとには疎く、鈍感しすぎやしないか。でも、お姉さんが好きなことは自覚しているんだなぁ。 ハマモトさんが好きでアオヤマ君をいじめるスズキ君が最初は嫌いだったけど、流石に研究のことを話したのは悪いと思ったのか、最後はアオヤマ君たちの目的に協力して、いじめもやめて良かった。 タイトル通り、ペンギンがメインかと思いきやアオヤマ君のちょっと不思議な日常がメインで、話に入り込むのに時間がかかった。 いつか大人になったアオヤマ君がお姉さんと再会できるような気がする。 アオヤマ君が気になるハマモトさんはなんだか可哀想だけど…。

    0
    投稿日: 2020.01.27
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    メモをしたくなる一冊。 問題を定義して、自分が携わる研究の一つ一つをプロジェクトとしてログを残していくというのは必要。 ストーリーとしては平凡かな?

    0
    投稿日: 2020.01.19
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    子供時代が蘇った。こんな話し方の小学生はいなかったが、いてもおかしくはないかな。 お姉さんの存在と消え方は、子供時代の憧れをメタファーとして表したものかなと。

    0
    投稿日: 2020.01.16
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    なんじゃこりゃ。 良い悪い以前に、読みたいSFではない。 手に取ったのが間違い。 こう言うのが受け入れられるのか。

    0
    投稿日: 2020.01.08
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    多分いい作品なんだろうけど、学生の頃に読んだ方が良い本かなあ。同じ作家さんの『夜は短し歩けよ乙女』は結構はまったけど、よく考えたら若い頃に読んだ作品だと思う。ちょっとファンタジーで今の自分には合わなかった。

    0
    投稿日: 2020.01.05
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    20代の自分より賢いんじゃないかと思うくらい頭も良く、知識もある主人公の少年が、小学生とは思えないほど落ち着いてて面白い。同級生や家族と話す時にも博士みたいな口調で、どんな育てられ方をしてきたのかと思うくらい。 内容は気持ちいい感じのファンタジーで、歯医者のお姉さんの独特で不思議なキャラと相まって楽しく読めた。 少年たちが研究と題して近所を散策する場面では、自分の小学生の頃を思い出してノスタルジーな気分になった。小学生の頃は探検とかほんとに夢中になってたなあって。 難しい言葉も知っていて、いくつもの研究を進めてる賢い少年でも、「恋」についてはまったく分からないところも面白かった。 現実とかけ離れた様々なファンタジー要素が詰め込まれているが、どれも想像しやすい表現で描かれていて読みやすかった。それに対する少年の考えや表現の仕方も斬新で楽しかった。 映画にもなっているみたいなので今度観てみようと思った。

    0
    投稿日: 2020.01.02
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    文庫化してすぐのときに一回、最近もう一回読んだ。 アオヤマくんが聡明だけどあどけないところもあって良い子なんよ。 冒険の地図、秘密基地、秘密の研究、大好きなお姉さん。子どもの頃の憧れを詰め込んだ作品だと思う。 作者曰く、「アオヤマくんは自分の心のヒーロー」「自分はどちらかと言うと哲学の子、ウチダくん」「アオヤマくんというキャラクターを軸にしてウチダくんやアオヤマくんのお父さんのようなキャラクターが生まれた」「アオヤマくんは腐れ大学生にならない。ナカメ作戦なんかしない」

    4
    投稿日: 2019.12.19
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    不思議なお話だった。 森見登美彦の作品は少しだけ読んできたけどまだわかる範囲にあるようなないような。

    5
    投稿日: 2019.12.09
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    お父さんの何か勘付いている感じ、 というか全て知っている感がやばい。 このお父さんだから、アオヤマくんのような少年が育てあげられたんだと思う。 そして最後のストレートな文章に、切なさで心が締め付けられた。 初恋は実らないとよく言うけれど。 実らないにせよ、実るにせよ、 アオヤマくんはきっとこれから何年も研究を重ねて 自分の気持ちをあるべき場所に着地させるのだろう。 映画も最近アマプラに追加されたから、ぜひ視聴したい。

    1
    投稿日: 2019.12.02
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    切なくて愛しい気持ちになった。 アオヤマ君は小学生らしからぬかしこさ、勤勉さの持ち主だけど、一方で子どもらしい一面もちゃんとあって素直で好奇心旺盛。彼らの探検や研究をみていると自分の子どもの頃を思い出すようだった。 読み始めは退屈だなと思ってしまったけれど、是非最後まで読んでほしい。私は気が付いたらアオヤマ君のファンになってた。

    1
    投稿日: 2019.11.15
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    また素敵な本に出会えた。 ただ楽しいだけではなくて、ちょっと切ない感じもまた良い。 こんな世界を小学生のときに見ることが出来たら、人生がとてつもなく短く感じるだろう。 時間が無限にあるように感じていた小学生の頃を思いだし、ノスタルジーに浸る。 夏休みの暑い暑い日に、扇風機の風と、蝉の声と、どこかから聞こえてくる風鈴の音を聞きながら、大汗を流して昼寝をした時に見るような夢。 そのまま本の中に閉じ込められた。 読後感は夏休みが終わってしまったときと同じ。

    2
    投稿日: 2019.11.02
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    あおやまくんのしゃべり方だとか性格だとかが気に食わないのでちょっとしばらく置きます。話は大体わかった

    0
    投稿日: 2019.10.25
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    哲学よりのおっぱいの話。 (以下抜粋) ○怒りそうになったら、おっぱいのことを考えるといいよ。そうすると心がたいへん平和になるんだ(P.51) ○ぼくはわかっている。でもわかっていることと、安心することは、ぜんぜんちがうことなんだよ(P.286)

    1
    投稿日: 2019.10.07
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    日本SF大賞受賞作とか、ラストが素晴らしいとか、 そんな評判に騙された私。 ラストまで我慢して読んだけど、さっぱり面白くなかった。 最後まで意味不明。

    0
    投稿日: 2019.10.07
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    小学4年生の手記として進む物語として、端々に子供らしさが可愛らしく散りばめられている。子供の頃の小さな世界だからこそ得られた万能感をくすぐったい気持ちで思い出される。

    2
    投稿日: 2019.09.08
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    なんだこりゃ!?というような奇想天外な物語。まぁ、実際には絶対起こらない事なんだけれど何故か夢中になって読んでしまう不思議な物語。きっと小さい時にやっておけば良かったなぁというような冒険がいっぱい詰まっているからだろうと思う。それから、子どもの時にあんな風に関わってくれる大人が居たらすごく嬉しい。

    5
    投稿日: 2019.09.06
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    文具・ノート好きにはたまらなくいい刺激になる描写多々。 小学生のアオヤマ君は多忙な生活で、研究熱心。いくつもの研究プロジェクトをかかえ、せっせとノートにまとめることをかかさない。 アオヤマ君の研究する日々は、不思議と仕事で疲れた脳を癒してくれ、元気をくれた。アオヤマ君の研究は”ワクワクする”という感情から動機づけされるからだろうか。ワクワクが感染して、こちらもワクワクしてくるのだ。 (単純にノートに書くという行為を見るのもするのも好きなためかもしれないが) 研究といえば、私には夏休みの自由研究というイメージがある。私の人生の理想が”毎日が夏休みの雰囲気”なので、ああ、そうだな、毎日自由研究していたいな、そうだな、仕事もプロジェクトも一緒だもんな、PDCA回すことだって立派な研究だわな、そうだ私も毎日が夏休みだ!

    3
    投稿日: 2019.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

     毎日たくさんノートを書き、多くの本を読む小学四年生の「ぼく」ことアオヤマ君。彼の住む、なだらかな丘の続く郊外の街に、突如としてペンギンが出現する。そしてそれは、歯科医院の「お姉さん」が不思議な力で生み出したものだった…。さらに森の奥の草原に浮かぶ謎の物体「海」。謎の生物「ジャバウォック」。友人のウチダ君・ハマモトさんとともに、「ぼく」は「海」の研究を始めるが、全ての謎は切ない「ひとつの答え」へと繋がっていた…。森見登美彦氏の10作目となる長編小説。第31回日本SF大賞受賞作。  とにかくアオヤマ君が愛おしい!なんて賢い小学四年生なんだ!そして恐るべきはこの歳で身につけている知的謙遜。彼が推理小説の探偵のごとく謎を解き明かすのだが、彼を取り巻く周囲の人々もとても魅力的。アオヤマ君のお父さんや歯科医院のお姉さんなど、子どもたちが「こんな大人になりたい!」と思えるような素敵な大人たちがこの世界には確かに存在している。いいなぁ。著者の作品はいくつか読んだが、全てのその世界観が「素敵」の一言に尽きる。  前半は話のジャンルが分からず戸惑ってしまったが、後半からクライマックスにかけては一気読み。日々世界が広がっていく希望に満ちた少年時代の無敵感が、本書の中に詰まっている。

    1
    投稿日: 2019.08.14
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    森見作品の中で一番好きです。 まるで児童書の世界にそのまま入り込んだみたいな、ワクワク感。アオヤマくんと一緒に、知っている場所や知らない世界を冒険している気持ちになります。 あとノートをたくさん取りたくなる。

    3
    投稿日: 2019.07.21
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    いい! 2回目を読了した。こんな話だったっけ!?アニメ作品を観た後にもう一度読んでみようと思ったんだけど。確かにこんな話だったんだけど、なんか、 アニメのイメージで固まっちゃったなぁ。 良いのか悪いのかは別にして、アニメの影響、恐るべし!自由な想像を邪魔してしまうこともあるんだ。 初めて読んだ後は、これは「閉じた世界の話」、例えばバーチャル空間や、開発したけど忘れられた人工天体の様な場所で、本人達はそれと気付かないで暮らしている人類とアンドロイドたちの話、みたいに想像していた。そう、飛浩隆的な世界で。話の中で語られる、おねえさんと行くはずだった「海」なんか存在しない、あの山の向こうは、その世界の果てがあり、お父さんはどこに何しに通勤しているのやら。偽りの記憶を刷り込まれた人間達、アンドロイド達の少し物悲しい生活を描いた話かと。 でも、アニメ観てしまうと、日常生活の中の非日常、みたいな感じで固まっちゃった。アニメの絵にそれなりの魅力があったので。アオヤマくんもアンドロイドだと思ったのになー。

    2
    投稿日: 2019.07.16
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     話より何より、アオヤマくんの稀有なキャラクターが放つ魅力に引きずられるまま読了。生意気なのに不思議と腹は立たず、独特のアオヤマくん節が小気味よかったです。可愛いぞ少年。  ペンギンのメタモルフォーゼを始め、「海」や「ジャバウォック」など、なかなか頭の中で想像するのが難しいので、映画も観たくなりました。

    1
    投稿日: 2019.07.11
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    After all, I did not know who she was making penguins.

    0
    投稿日: 2019.06.30
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    映画化されると聞いてずっと積んでありましたが読んでみました。ペンギンが可愛くて森見ワールドでした☆この人は動物を描かせるとなぜこうも可愛いのか❤️不思議なくらいです。小学四年のアオヤマくんはちょっと生意気ですが、わたしも小学生の頃、弟を連れて近所を探検したことを思い出しました。大人になった今は全然近いとこなんだけど、当時はすごく遠くまで来たと思っていて迷子になりそうでした。懐かしい思い出です。そんなことを思い出させてくれる作品だと思います。楽しめました。

    2
    投稿日: 2019.06.14
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    知らないこと、分からないことがこの世界にたくさんあるという事実にワクワクする心を持てていたのはいつまでだっただろう。好きだから相手のことを知りたい,興味があるって真っすぐに思える純粋さを持てていたのはいつまでだっただろう。大人がいつのまにか失ってしまうそんなこころの瑞々しさに,はっとさせられた一冊。

    2
    投稿日: 2019.06.14
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    クスッと笑いポイントがたくさんある。 アオヤマ少年の元は作者の幼少期ではないのか⁉︎って思いながら読んだ。 SFストーリーより、キャラ設定に星4つです。 腹が立ったら、おっぱいのことを考える少年。

    2
    投稿日: 2019.06.11
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    淡々としたアオヤマくんが最後に放つ言葉に心を突かれた。研究熱心で努力を怠ることがないアオヤマくんだから、一途な気持ちはホンモノで、熱いものを感じて、心がじーんとした。

    2
    投稿日: 2019.06.02
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    映画を見てから原作読みたくなったパターン。 原作よいですね。映画に盛り込めなかった内容をいくつか見つけて、にやにやしてしまった。

    1
    投稿日: 2019.05.24
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    小学4年生のアオヤマ君の一人称で語られる探検譚。いや研究譚。いやしかし、本当は少年の初恋の物語なのだろう。頭脳明晰で探究心旺盛なアオヤマ君と謎のお姉さんとの物語がある日突然現れたペンギンをきっかけに、止まらない運命の道を進んでいく。2人の会話の端々にお互いの思いがこぼれ落ちていて、暖かく、切ない。初読よりも2回目の方がより感情移入できたかも。

    2
    投稿日: 2019.05.22
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    主人公は理論的なのに、起こることはファンタジー。 このギャップは他の人じゃ思いつかないだろうなぁ 可愛げが無いように見える主人公だけど、 最後恋してたて気づいて打ち明けることが かわいらしい 森見登美彦さんの作品は日常的に見えて非日常的。 結末はびっくりするような展開では無いのだけど、 自分では決して思いつくことはできないと思う

    1
    投稿日: 2019.05.13
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    小学生にゆっくりとした時間があった頃のことを思い出した。心にゆとりがあるときにはあんな冒険ができたのに、と少し郷愁を感じてしまった。 もちろんこのお話のように実際に不思議なことが起きるわけではないのだが、不思議なことをじっくりと考える時間があった。子ども時代にはこんな不思議なことも起こるのだ、と思わせてくれる良い作品。

    2
    投稿日: 2019.05.10
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    面白かった!小学校4年生の主人公の魅力的なところが引き込まれるキーだったな。 不思議さ満開でスケールも大きいけれど、設定が途中で空中分解して訳がわからないという印象も受けなかった。上手いなぁと思った。 可愛くてそしてほろ苦いのもまたいい。 再読すると思います。

    2
    投稿日: 2019.05.07
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    小学四年生のぼく(アオヤマ少年)が住む郊外の町に突然ペンギンたちが現れた。 「この謎を解いてごらん。どうだ。君にはできるか。」 この事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした。 とにかくアオヤマ少年のキャラクターが良い。 相対性理論、宇宙のこと、生き物や海やロボット、世界の果て、そしてお姉さんのおっぱいについて・・・。好奇心でいっぱいの彼は、自分の調べた事や考えた事をとにかくノートに書きとめる。 そして、図書館や秘密基地を愛する。実に素敵な少年。 ウチダくんと語り合う死生観にはパラレルワールドのソレを思わせ、ラストはアニメ「時をかける少女」の【未来で待ってる】と同等の甘苦しさを感じさせる。こらえた涙が、萩尾望都さんの解説のラスト1行で溢れ出す。 昨年せっかくアニメ映画化されたのに、劇場へ行かなかった事を後悔しているので、今年の夏はDVDをレンタルしたい。夏休みに、好きなカフェの窓辺の席で読み耽るにふさわしい一冊。

    2
    投稿日: 2019.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初はどんな話になるのか想像もつかなかったけど、なるほど、面白い。主人公の小学生の語りで物語は進んでいくので、最初は少し幼稚なのかな?とも思いましたが、彼の哲学者ぶりに大人が読んでも読み応えは抜群です。 少し悲しいエンディングでしたが、ほっこりと愛を感じる終わり方は森見さんの十八番ですね。素敵です。 これはアニメでも見てみたい!

    2
    投稿日: 2019.04.21
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    不思議な不思議な物語。でも途中でやめれなかった。少年とお姉さんとウチダ君とハマモトさんとスズキ君とお父さんと妹と母と。少年はたくさん研究している。海と川の円環とペンギンとジャバウォッキと。

    2
    投稿日: 2019.04.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これまでに読んだ森見作品と較べて、もう一つ入り込めずだった気がする。幼い頃のお姉さんへの淡い恋心?は十分理解できるんだけど、宇宙人的な存在が消化できなかったかも。

    3
    投稿日: 2019.04.15
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    可愛いペンギンとお姉さんのおっぱいで彩られたジュブナイルSFと見せかけて、実は少年が大人になる為の通過儀礼を描いたほろ苦いひと夏の成長物語。 昔、理屈屋で意地っ張りの科学好き少年だった全てのSFファンは主人公のアオヤマ君に自分を投影したことでしょう。そしてあの頃の自分の側にあんなお姉さんが居てくれたらと夢想します。 いつの日かアオヤマ君は立派に成長してお姉さんを探しに行くのでしょう、あの憧れのおっぱいを求めて…

    7
    投稿日: 2019.04.06
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    森見登美彦作品は、言葉運びと展開が難解で挫折した過去があるが、これは分かりやすい。かなり不思議なお話だし、ラストも多少物足りなさも感じたが、その後観たアニメも可愛らしくて良かった。

    1
    投稿日: 2019.03.31
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    小学4年生の男の子を通して見る夏の鮮やかな街の様子や、「お姉さん」の柔らかい女らしさとハツラツさが新鮮でとても良かった。 自分も小学生に戻った気分で、アオヤマ君と川沿いや森を探検しているようだった。 『海』については曖昧でよくわからなかったけれども、400ページ足らずで、街を取り巻く自然や、小学生の気持ちの移り変わりなどを表現しているのが素晴らしいと思った。映画もこれを機に観てみたい。

    4
    投稿日: 2019.03.28
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    夜は短し歩けよ乙女以来まだ2作目の森見登美彦。(新訳 走れメロスは挫折) 全く世界に入れず何度も挫折。義務感で何とか読み終えるも最後までよく分からなかったのは私の想像力の欠如と子供心を忘れてしまったから? この作者の作品と私はあまり合わないのかも…笑

    3
    投稿日: 2019.03.24