
総合評価
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powered by ブクログ数年前にアニメ映画で一度観ていたので、お姉さんがペンギンを生み出す場面であったり、〈海〉について想像しやすかった。ペンギンやお姉さんの正体とは何かがはっきりと示されていないので、想像力で補う系統の作品である。小学生のアオヤマ君は、論理的で純粋であるために問題を抱えながらも、自分にはない幼さがとても羨ましく思う。
3投稿日: 2025.11.07
powered by ブクログ物語に起伏がなくて、小学生と知り合いのお姉さんの絶妙な関係と小学生の日常の描写が続きます。何が面白いのかいまいち分からないまま読み進めます。 そう思いながら最後のページをめくると、まだ終わってほしくない。この子達の話がまだ続いて欲しい。と、思いました。 森見登美彦先生の作品の登場人物は癖のある人物が多いのに、最後にはみんな好きになってしまうのが不思議です。また読みます。 (海の描写からレムのソラリスを想像しました。あっちもこんな素敵なものだったら良いのにね)
0投稿日: 2025.10.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
普段SFは読まない為、ついていけないと思うところはあったものの、面白いストーリーだった。後半のスピード感はドキドキしたし、アオヤマ君のキャラが良かった。結末は、アオヤマ君の気持ちを想像して、胸が痛くなった。私は、小学校中学年の頃、毎日何をしていたかな?この本を読んでから、ずっと思い出そうとしている。
1投稿日: 2025.10.06
powered by ブクログ小学四年生の男児の少し賢くて、でも小賢しさのある様をこんなにも解像度高く描けることにまず感動。そして、純粋さの中にある鋭い感性を通して絶対にあり得ないSFを思うがままに動かしていることに衝撃。SFというサイエンスの一部を稚拙な世界観からアプローチして、ここまでエンタメにできるんだと驚愕。そして一歩間違えれば、ゴールが見えなくなるストーリー展開を収束させ、おまけに人生についての答えのない問いを読者に投げかけ、生き物の進化の中で人を好きになること、大切に思うことの尊さと辛さ切なさについて考えさせてくれて、最後のページでは心が震え涙が溢れた。 お姉さんの感じ、私も好きだな。アオヤマ君の好きとは違うけれども。 それにしても、森見登美彦氏はおっぱい好きだね。この間も同じような性を持つ男性が彼の物語の中で大暴れしていたぞ。
1投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ森見登美彦初めて読んだ。SF耐性があまりないからというのもあるけど、ずっと置いてきぼり感がある。でもお姉さんの魅力は理解できるし、少年がお姉さんに思いを馳せながら成長していくのも微笑ましい。 地図とか付いてても面白かったかもなあ、、。
0投稿日: 2025.10.02
powered by ブクログ▼配架・貸出状況 https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00515691
0投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログ好奇心旺盛で知的な小学生の視点で語られる、透明感のある世界は良かった気がする。 相変わらず謎多き世界観であるものの、語り口が小学生なので少し対象年齢低めに感じてしまい、あまりハマれなかった。
0投稿日: 2025.09.26
powered by ブクログキャラ設定で主人公がおっぱい好きってとこが巧い。それなかったら理屈っぽくて変なガキだなと思うけど、おっぱい好きって描写で親しみやすさを感じれた。
1投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アオヤマ君が一番熱心に研究していたのに、アオヤマ君だけが気づいていなかったこと。最後に気づけたようで、大変嬉しかった。
0投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログ・感想 終始子供目線物語が進む。ここまでピュアに世界を描ける小説家はなかなかいないだろう。子供の頃に戻った感覚になった。ただ、話の展開も子供向けかとも思った。良い作品だけに、少年時代に出会いたかったものである。 ・書籍情報 作品は2010年刊行。 日本SF大賞受賞。 2011年本屋大賞3位。 ・作者(森見登美彦)他代表作 太陽の塔(2003) きつねのはなし(2006) 四畳半神話体系(2006) 夜は短し歩けよ乙女(2006)読了 【新釈】走れメロス(2007) 有頂天家族(2008) 恋文の技術(2009) 宵山万華鏡(2009) ペンギン・ハイウェイ(2010)読了 四畳半王国見聞録(2011) 郵便少年(2011) 聖なる怠け者の冒険(2013) 有頂天家族二代目の帰朝(2015) 夜行(2019) 四畳半タイムマシンブルース(2020) 熱帯(2021) シャーロック・ホームズの凱旋(2024)
0投稿日: 2025.09.02
powered by ブクログ2025年8月25日読了。町に突然現れたペンギンたちと「お姉さん」との関係を研究する小学生の「僕」と仲間たちは、森の秘密を発見し…。『小学生の妄想世界を大人が本気で妄想してみた』という感じのファンタジー。少年が大人の女性に感じる理解できなさ・謎とおっぱいに感じる素敵さ、が物語に通底しており、何故か自分もそこに強く共感できてしまうのが不思議。アニメ版は未見だが、この作品の映像化であれば結構面白く見れる作品なのではないかと想像する。放課後に探検に行けるような森が近くにある街って素敵だと思うが、東京にはそういう場所はないよなあ。
6投稿日: 2025.08.25
powered by ブクログ久しぶりの再読。 少年たちとお姉さんのひと夏の物語。 遠い昔の子供の頃のきらめきを思い出させてくれるような小説。 まるで、いつかの夏の風や木のざわめきがふっと眼前にたちあがってくるようだった。 ラストがせつなく、夏の終わりにふさわしい読後感だった。
0投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログ配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://opac.shigakukan.ac.jp/opac/volume/357295
0投稿日: 2025.08.07
powered by ブクログおっぱい。 初めて読みました。ペンギン達の可愛さ、夏の切なさ、そしてお姉さんと僕の読んでいて心地良い距離感。一行一行が愛おしく、もっと読んでいたいなと感じます。随所に含蓄のある言葉がありふれつつも、「僕」の子供ながらの視点の気づきにも自分がいつの間にか忘れていた大切なことが含まれており、ハッ…と色々な事に気づかされながら読み進めていきました。 「世界の果てに行けばそこは元の場所」 ここまで突飛な出来事は自分の子供時代にはありませんでしたが、それでもそうだよなと思わされます。 読みやすくそして面白かったです。夏の季節にぴったり。お勧めです。 おっぱい。
0投稿日: 2025.08.06
powered by ブクログアオヤマくんは賢くて大人びている子供らしからぬ小学生だけど、川の探検とか子供らしいことにとても真面目に取り組んでいるところが良かった。 なんにでも好奇心がいっぱいなところは見習わないとなぁ。 ラストはなんともいえない気持ちになった。 爽やかで、ちょっと不思議で面白い話。 私もなにか研究してみたい。
1投稿日: 2025.07.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小学生のアオヤマくんとお姉さんを巡る不思議な体験の物語。解釈が追いついてないが、おそらくパラレルワールド的な思考の物語で、〈海〉と呼ばれる時空の裂け目的なものを修復するためになんやかんやあってお姉さんが消失…みたいな感じ。 ませた小学生の語り口で進むこの物語は児童書的な側面がありながらわりと小難しいことを言ってたり。 でも、森見登美彦の新たな一面を見せられつつも、期待してるのはこう言う感じじゃ無いんだよな〜、もっとふざけてほしいなあってのが本音。「四畳半神話大系」にも「夜行」にも似つかぬ新領域。
2投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログSFの中に哲学もある、不思議な体験。 情景が想像しにくい部分もあるので、アニメを観てみようかな。という気持ちにはなった。
0投稿日: 2025.06.24
powered by ブクログ少年とお姉さん、友人達とのやり取りが会話調で軽妙に進んでいき、風や水の音の表現により目を閉じると情景が頭に浮かんでくるようで読みやすい内容だった。 最後までこの世界観は何だったのか、疑問は残ったままで、少し腑に落ちないところもあったが、それは少年の研究のように読み手の感じ方や想像に任せるところなのかな…と。 夏の終わりと共に不思議な世界は終わり、日常を取り戻していくことで、最後は少し切なく寂しい思いもあったが、前を向く少年の姿に少年から大人へと成長していく力強さを感じた。
2投稿日: 2025.06.22
powered by ブクログ2011年本屋大賞 ご存じ『夜は短し歩けよ乙女』の森見登美彦作品。 四畳半神話神話シリーズに続き森見作品を手に取った。 私の廻りにはいなかった、将来名を残す天才は子供のころはこんな感じなんだろうなと思わせる主人公のアオヤマくんと、歯科助手の不思議なお姉さんとの物語。 アニメ映画化されているようだ。機会があれば見て見てみようかな。 色々研究熱心な主人公の街にペンギンの大群が現れる。嗚呼、森見ファンタジーの真骨頂。 このペンギンは何?どこから現れたのか?研究し明らかにする主人公なのであった。 研究熱心な主人公が地頭の良いパパから習い実践している問題解決のための3つのアプローチ。 1. 問題を分けて小さくする 2. 問題を見る角度を変えてみる 3. 似ている問題を探す 実生活にも参考になるので感想部に残す。
2投稿日: 2025.06.12
powered by ブクログアオヤマ君、小4とは思えない冷静さと研究家で、本人が思っている通り大人になったらずいぶん偉くなっていると思う。 アオヤマ君・ウチダ君・ハマモトさんがすごく落ち着いているから、スズキ君がめちゃくちゃ子供っぽく感じたけど、これが一般的な小学生だよな〜って思った(笑) アオヤマ君がたまに見せる子供っぽい一面がとてもかわいかった。最後めっちゃ切ない。
0投稿日: 2025.06.09
powered by ブクログ『夜は短し歩けよ乙女』に続いて出会った森見作品。 SFファンタジーという形を借りた小学4年生の少年アオヤマくんと歯医者のお姉さんの物語だ。 少年の物語がこんなに胸を締めつけるのはなぜなんだろう。好奇心と探究心の塊のようなアオヤマくんは研究者であり理論家である。発見したことをノートにメモして、大人顔負けな研究をしている。いくつもいくつも。聡明な彼は強い意志と理屈で自分をコントロールしようとするが、コントロールできないものに出会ってしまう。それがお姉さんだ。 いじめっ子のスズキくんに対しても、屈せず渡り合うさまがかっこいい。あくまでも頭脳で割り出した行動で乗り越える。死について研究するウチダくんも、気づけばとなりにいるハマモトさんもすてきな仲間だ。 お姉さんとの別れは、世界の果てに連れてこられたように辛い。いや辛いはずだ。彼はお姉さんとの再会する日をイメージして生きていこうとする。でも、この別れが彼にとって初めての大きな試練であることにも気づいている。 少年の日の純粋な気持ちが、切なく輝く物語だった。 人生には理不尽なほど悲しくどうしようもないことがある。
88投稿日: 2025.06.04
powered by ブクログ著者、森見登美彦さん(1979~)の作品、ブクログ登録は2冊目。 本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 ぼくはまだ小学校の四年生だが、もう大人に負けないほどいろいろなことを知っている。毎日きちんとノートを取るし、たくさん本を読むからだ。ある日、ぼくが住む郊外の街に、突然ペンギンたちが現れた。このおかしな事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにしたー。少年が目にする世界は、毎日無限に広がっていく。第31回日本SF大賞受賞作。 ---引用終了
61投稿日: 2025.05.27
powered by ブクログ少年時代に色々なことに興味を持ち、外で遊ぶことにワクワクしてた懐かしい感覚が思い出せた。 自分の場合は虫を捕まえたり、釣りに行ったとき魚を触り倒してた経験を思い出しました。 あの時の感じを忘れて自分はつまらない人間になってしまったなと、切なくも感じました。 最後の主人公が海について何か知っているか聞かれた時意地になって教えない感じ好き。
2投稿日: 2025.04.25
powered by ブクログ映画になっていることは知っていて、それの予告の映像の、本当に断片だけ、それだけが前情報の状態で読み始めた。 なので読みはじめてすぐ『思ってたんとちがう』でした。自身の勝手な想像のひとり歩きでした。ペンギン、めっちゃ出てくると思ってました。(確かにたくさんでますが) 日頃から身のまわりの不思議を複数かけ持ちで研究する主人公こと「アオヤマくん」。 ある日、突如住宅街に現れた「ペンギン」。 ひそかに気になっている歯科医の「おねえさん」がそのペンギンに関係していることを知り、「おねえさん」を研究対象に巻き起こる小学生日常ファンタジー。 どんなときも、どこまでも冷静沈着なアオヤマくんに、こんな強い人(人間)がいたらカッコいいけど心配にもなる。だけどこの世界はまわりの人物も分別あるので成り立っていてそれが森見登美彦の作品である。と思う。 登場人物、やはりみな面白いですし、学ぶものもある、なにより世界の秘密も気なり一気読みできる作品でした。 大人も子どもも楽しめる、森見登美彦の小説は好きです。
15投稿日: 2025.04.16
powered by ブクログ森見さんお得意の日常ファンタジーに、独自の視点を交えた哲学も描かれていて、何だか凄く感動した。 『四畳半神話大系』のような読む人を選ぶ感じではなく、子どもでも読みやすい優しい文章だった。 最後のページを読んだ時に込み上げてくる、寂しさや愛しさがたまらなかった。 読了 4月13日
1投稿日: 2025.04.13
powered by ブクログ少年たちのひと夏の大冒険。 哲学者ような研究者のような少年は、友人たちと不可思議な出来事を調べていく。 そこには、1人の女性がいる。 冒険の最後を見届けて、この少年はきっとやり遂げるだろうと確信した。 少年たちに、幸あれ。 最後に、ハマモトさんかわいい。
15投稿日: 2025.03.26
powered by ブクログ普段、あまり小説を読まない自分が387Pを一気に読破してしまった……。(個人的快挙) 主人公の小学四年生・アオヤマくんには学ぶところしかなかった……。 映画をもう一度観たくなった。 ※過去のSNS投稿を修正のうえ、転載
0投稿日: 2025.03.19
powered by ブクログアオヤマくんの正しさがだいすき だいすきな人にだいすきだと伝えることの素敵さをハマモトさんが教えてくれた ウチダくんの死の研究はいつか恋人が言っていた死は他人のためにあるという理論と通ずるところがあってハッとした
0投稿日: 2025.02.25
powered by ブクログ「ぼくは毎日、えらくなるために勉強しているのだ。」 これぞまさに森見登美彦さんワールド、で最高な本です! 小学四年生の「ぼく」が、ある日突然、街に現れたペンギンたちの謎を解き明かそうとする物語。 それはまるで、夏の日差しの下、氷がじわじわと溶けていくように、不思議で、美しく、少し切ない冒険の始まり。 科学的探究心にあふれる「ぼく」と、ミステリアスで魅力的な「お姉さん」。 現実とファンタジーがゆるやかに溶け合いながら、世界の秘密が少しずつ明かされていく展開は、まるで夏休みの自由研究のよう。 そして、読み終えたあとに残るのは、「世界にはまだまだ知らないことがたくさんある」というワクワク感と、ちょっぴりの切なさ。 子どもの頃に感じた「世界の果てまで行ってみたい」あの気持ちを、もう一度思い出させてくれる一冊です。 大人になった今だからこそ、改めてこの世界観を感じたい、読みたくなる本でした!!
6投稿日: 2025.02.23
powered by ブクログ森見さんの作品を様々読んできたが、今までとは異色。一文字一文字を読んでいきたい感覚は変わらないが、とても感動させてくれる。
0投稿日: 2025.02.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
森見登美彦さんの小説は文章が難しく、なかなか頭に入ってこなくて読むのが遅くなってしまうのですが、 いつも終わり方が綺麗なので、読後はそんなに悪い印象を抱かないんですよね。 今回印象に残ったのは、避難勧告が出た後にみんなで学校を抜け出すシーンです。こういう逃走劇は大好きです(o^^o) その後アオヤマくんが捕まった時に、スズキくんが逃がしてくれたシーンもいいなぁと思います。 スズキくん、大人たちに色々話してしまったのが後ろめたかったんでしょうね…。 騒動の後、ハマモトさんも含めてみんな仲良く過ごせていることを願います。
1投稿日: 2025.01.07
powered by ブクログ久しぶりの森見登美彦。自分の中で伊坂幸太郎とともにハズレの無いワイルドカード。そして、やっばり面白くて読みやすい。 大人になるまでの日数をカウントダウンし、毎日成長していくと決めている利発な少年アオヤマ君と歯科医助手として働くお姉さん。そんな2人を中心にペンギンの大量発生やら海(と呼ばれるもの)の出現やらとSFチックな現象事象が大発生。利発な少年アオヤマ君は友人達とその現象の解明に挑むのだが。。。。 という感じのストーリー。 SFは基本的に難しくて、読むのが遅くなるが本作は程よいPOP感と主人公のおっぱい好きという設定のおかげで詰まる事なく読め進められた。 ひと昔の映画の感想で知り合いの女性が「おっぱいって言葉がですぎてなんか嫌」って言っていたが、 まあ、ノイズに感じる人もいるだろうねー。 自分も確かにこの要素のせいで、すこーし人に勧めづらいのかなあーと思ったりもしたが、読了した後に考えるとやっぱり、必要なのかもしれないと思い始めている。だって、その要素だけでだいぶ読みやすくなってる気がする。アオヤマくんが言ってた、 「嫌な事があった時は、おっぱいの事を考える様にしている」というセリフは名言だし真理である。 藤子不二雄の箱庭SF感を凄く感じる本作は、ペンギンの愛らしさも含め、アニメも是非見たくなってきた。また、少年の成長を感じるジュブナイル的な感覚もたまらない。 森見登美彦作品はやっぱり、大好きだー!
36投稿日: 2024.12.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まちがいない事実、いや真理として男の子は小・中学生までに冒険と研究、そしておっぱいに胸を馳せる。例外はない。 本書は、小学生の男の子が上記3つに胸を馳せながら、まちでおこる不可思議な現象のなぞを解き明かしていくSF青春物語。 海辺のカフェで仲良くなったお姉さんは、コーラをペンギンに変えることができ、そして胸が大きかった。これだけで掴みは完璧。心が躍る。 主人公とその友だちは、山奥で浮遊するゼリー状の何かをみつけ、ペンギンやその秘密を共有しつつ、なぞの解明に挑む。 なぞの浮遊物の実態、まちに出没するペンギン、そしてお姉さんの体調不良の波。これらが1つ繋がる時、事態は思わぬ方向に進み、最後は「あぁ、青春ってこうだよな」とせつない気持ちが溢れます。 これだから男の子に生まれてよかった。少年時代の青い思い出をSFとして昇華してくれた著者の森見登美彦さんには、感謝しかありません。最高の1冊でした。
2投稿日: 2024.12.08
powered by ブクログファンタジーでした! 様々な研究は自分が小学生だった時のことを思い出した。スズキくんやハマモトさんもクラスに絶対いるキャラだった。 懐かしい感じもしつつ、海やペンギンなどの不思議な世界も味わえて素敵な作品。
2投稿日: 2024.11.21
powered by ブクログ子ども目線で書かれた小説。子どもの頃の頭のなかって、こんな感じだったかも。秘密の基地をつくったりして。題名だけで予備知識なく読んでみたら、これは子ども目線のSFファンタジー。
2投稿日: 2024.11.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読むのに物凄い時間がかかった。なんでだろう笑 アオヤマ君、一見私より絶対賢いしなんで頭の良い子なんだろう!と思ったけど、所々見られる子供っぽさが可愛かった。ハマモトさんと同じくスズキ君うざいと私は思ってしまったけど、アオヤマ君はやっぱり怒らなくてさすがだと思った。 SF系?はあまり読まないから、最後の方の不思議な現象はまず想像するのにいっぱいいっぱいだった。 想像力が乏しいからか、結局お姉さんはなんだったのかとか海はなんだったのかとかそんなことばかり考えてしまう‥あとでたくさん考察を見てみよう。 探究心って大切なんだなぁと思った。あとは、学べば学ぶほど人生がより豊かになりそうだと改めて思った。
2投稿日: 2024.10.07
powered by ブクログ#53奈良県立図書情報館ビブリオバトル「贈りたい本」で紹介された本です。 サンジョルディの日にちなんで2部制の内の2部。 1部は通常のビブリオバトル、2部は奈良県内の書店員さんによるエキシビジョンマッチでした。 2015.4.18 https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1055944754419965&id=100064420642477
0投稿日: 2024.09.28
powered by ブクログ主人公は小学生。常にメモする習慣を持ち自分の能力に自信がある。こんなキャラクターを「世間知らずな子供」と安易にカテゴライズしない所が面白い。 不思議なお姉さんとの交流と世界の変化。 「熱帯」を彷彿とされる1冊
0投稿日: 2024.09.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
子供のある種純粋な部分がいくつか印象に残った。 過程は自分に合わなかったが、風呂敷を畳む部分はおもしろかった。 意外としっとり終わったのが意外でよかった。 小説は面白くなるまで読む根気が必要だなと感じた。
2投稿日: 2024.09.15
powered by ブクログ森見さんらしい主人公の性格がかわいらしい。お姉さんと主人公に焦点が強め。(他の人は存在感薄い笑) ほのぼのする表現だが哲学的なこともありつつ
0投稿日: 2024.09.07
powered by ブクログ森見登美彦ワールドに引き込まれる作品だったと記憶しています。僕 と すこしラディカルなお姉さん という構図はどこか村上春樹さんを彷彿とさせるようなものがありました。全体的に文体やレトリックが美しく、読んでいて心地よくなる1作でした。
0投稿日: 2024.08.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小学四年生のぼくは、いつもノートを手に町のさまざまなことを研究している。ある日突然街に現れたペンギンのこと、歯科医院のお姉さんのこと、ジャバウォックの森の奥に出現した〈海〉のこと…すべての研究は一つに繋がっている。 お姉さんがコーラの缶をペンギンに変え、ペンギンは〈海〉を啄んで壊し、お姉さんが作り出したジャバウォックはペンギンを食べる。そんな謎の関連が解き明かされて(?)いくのだが、やっぱりぼくとお姉さんの、あるいはぼくの友達のウチダ君とハマモトさん、あるいはクラスのいじめっ子のスズキ君帝国皇帝のスズキくんといったキャラが全部独特で良い。飄々としていて人の心がわからないぼくなのに、やたらおっぱいにこだわるところとか森見登美彦だなぁと思う。お姉さんの動じない淡々としたキャラもいい。全部が独特すぎて論理的風でありながら設定が謎なので、不思議な感じになる物語。キウキウ鳴くペンギンはかわいい。
0投稿日: 2024.08.22
powered by ブクログ大変哲学的な話。 好みではなかったけど、いつの間にか引き込まれて一気読みしていたので、好きなのかも知れない。
8投稿日: 2024.08.13
powered by ブクログ小学4年生の普通の生活を背景にしながら、あまり普通ではない頭の良い小学4年生のアオヤマ君視線の世界観、死生観が描かれていて自分が同じ年齢だった頃を思い浮かべて彼の思考と観察力に共感したり驚いたりする。 この作品のテーマはなんだろう? 著者の意図は読み取れない。 読者である自分でテーマを探り出す作業が必要であり楽しめる。 では私が探り出したテーマとは彼アオヤマ君や彼の周囲の小学生達の宇宙観、死生観ではないかと。 中でもアオヤマ君の友達のウチダ君の死生観が私の子供時代のそれとあまりにも似ていることに驚いてそのページに付箋を貼った。 端的にいうと「人は誰も死なない」という事。 自分が死ぬというのは他人からの視線であって自分は自分自身の世界で生きている。 同様に私から見て死んだ人も彼本人は死んではおらず自分の世界で生き続ける、と。 つまり人はそれぞれ固有の世界に住んでいて社会とはそれぞれの世界がどこかで接触しているもうひとつの世界というような感じ。
0投稿日: 2024.08.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小学四年生だったころ、自分は何を考えていたか。 ポテチが食べたい、アイスとか買い食いしたい、給食で友人を笑わせて牛乳吹かせたい、野球でホームランを打ってみたい。 そう、つまりは普通の、それも極めて普通の小学生。 ・・・ しかし、本作の主人公アオヤマ君は違う。 彼は五歳になったときから、以降怒らないと決めている(そして本当に怒らない)。多くの研究を抱え、それを父の教えにならい、ロジカルに解決に導こうとする。 ましてや、父の「でも本当は何が問題かっていうことが一番難しかったりする」なんていうひとことにも、したり顔でその発言を受け止める。 ・・・ 「ペンギン・ハイウェイ」はそんな「科学の子」アオヤマ君と、歯科医院に勤務する不思議なお姉さんの話。 ・・・ ここまで読むと(そして表紙を見ると)、森見作品を幾つか読んでいる方ですと「あれ?」となると思います。 私がこれまで読んできた森見作品ですと、やはりブサメン系の大学生がうっかり恋をして、いかんいかんこれではだめだぁー、みたいな恋愛未満の自分に思い悩むような筋立てが多かったのです。 でもご安心ください。 本作では小学生の推薦図書にはしづらいある要素がしっかり入っています。 「おっぱい」 そう。主人公アオヤマ君は、激しくおっぱいに惚れているのです。 「アオヤマ君はスズキ君にも怒らないんだね」 「怒りそうになったら、おっぱいのことを考えるといいよ。そうすると心がたいへん平和になるんだ」 「ぼく、アオヤマ君はえらいと思うけども……でも、あまりそういうことを考えるのはよくない」 「おっぱいのこと?」 「分からないけど。でも、よくないような気がするな」 「ずっと考えているわけではないよ。毎日ほんの三十分ぐらいだから」(P50-P51) そう、変態要素十分です。 森見氏の忖度ない人物造形により、これは夏休みの課題図書から大分離れた気がします。映画化はしていたけど。 でも、もちろんですが、いっそうアオヤマ君のエッジを光らせますね。 頭はいい。だけど社会の雰囲気を読むとか、また女の子の気持ち(特にハマモトさん!)を感じとることに難あり。まあその点ではある意味普通の男の子であり、それもまた可愛らしいといえば可愛らしい。 ・・・ さて、私が本作でもういひとつ挙げておきたいのが、死への気づき、です。 まあ、挙げてどうなるわけでもないのですが、私も小学生かそこいらの時この事実に気づきました。 自分がいつか死んでしまう、その時は意識も肉体もすべて失われると。それが分かったら、お尻がむずむず、飛行機の離陸したときのような気持ちになったことを覚えています。 本作でも、アオヤマ君とウチダ君が死について哲学的議論を交わす場面があります(P.288-291)。 ウチダ君によると、彼が死んでしまってもそれは彼以外の(例えばアオヤマ君の)世界からの死の認定であり、死んだウチダ君にとっては死は認知できない(だって死んでいるから)。加えて生きた世界からの死と、死んだ本人との死の感覚の比較は決してできないので、死は測りえない、みたいなことを言う場面があります。 これは認識論やフッサールの現象学の<自己>、唯我論みたいなものへ広がりますが、死というありふれている割に語りづらいものについての、とてもよい表出訓練であると思います。 まったく本筋でないけど、このくだりが響きましたっていう話です笑 ・・・ でそういう端々のことに気を取られつつ物語を読み進めていったのですが、結末は何だかもの悲しい終わり方でした。 ペンギンも、シロナガスクジラも、<海>もすべて消えてしまい、そしてお姉さんも消えてしまった。その論理的な説明は将来アオヤマ少年ができるようになる、かもしれません。 ・・・ ということで森見作品でした。 これまで三作ほど読んでいましたが、本作品はテイストがやや異なりました。 もっとbildungsroman(自己陶冶・自己成長小説)の要素が多いものだったと思います。 主人公が小学生ですが、多分高校生以降くらいがよくかみ砕くように読むほうが味わい深く読めると思います。下手に主人公が小学生ということで小学生高学年の子が読んだから「おっぱい、おっぱいって、このアオヤマは変態だ」などとなりそうです(あれ?私の感想もそんな感じかも…) 甘酸っぱい夏の香りがする小説でした。盛夏の一抹の清涼剤としていかがでしょうか。
0投稿日: 2024.07.30
powered by ブクログ再読。 客観的に物事を分析して自身の感情のコントロールも自然とできるアオヤマ君。 彼がのびのびと研究を進めていく姿は頼もしさもあるが両親やお姉さんへ疑問や思いを素直に伝える姿は年相応の可愛らしさもありなんて魅力的な少年なんだとメロメロになってしまった。
1投稿日: 2024.07.10
powered by ブクログ小学生のアオヤマ君と突如近所に現れたペンギンの謎をめぐる不思議なストーリー。同級生であり研究仲間のウチダ君とのかけ合いがほっこりした。全体の印象としては、これまで読んできた森見作品と温度感が違うように感じた。
0投稿日: 2024.07.06
powered by ブクログ5に近い4。偉そうだけど。 かなり面白かった。森見さんの本で京都以外は初めて。正直それほど期待してなかったけど、引き込まれました。 今までとは、おっぱいの扱いが違う。アオヤマ君、かしこいな。お姉さん、たいへん魅力的でした。 研究は素晴らしい。僕も世界の果てを見てみたい。ワクワクも切なくもなる本でした。 ありがとう。
1投稿日: 2024.06.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
哲学的なアオヤマくんの研究の物語。お姉さんは何者なのか、どこから来たのか、ペンギンとの関係とは、と考えながらアオヤマくん視点で進んでいくSF小説でした。また読みたいと思える作品です。昨日の自分を越えられるアオヤマくんのような小学生に憧れました
0投稿日: 2024.05.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アオヤマくんがとても可愛い。 いつもの粘っこさがない。爽やか。 夏の始まりに読みたい小説。 考え方がとても素敵で、ノートをいっぱい書いているのも素敵 お父さんの考え方や教え方が素敵。 SFちっくなところ、不思議なところが良いけど、解決編はあまり好きじゃなかった。 映画を観に行くかは迷う
0投稿日: 2024.05.21
powered by ブクログ全てアオヤマくん目線で話が進んでいるが、こんなに研究熱心で賢い小学4年生はいるのだろうか。しかし、時々見える年相応な姿にほっこりもした。
7投稿日: 2024.05.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
さみしい。読み終わってしまった事が非常にさみしい。なぜならば、これから秋がやってきてしまうからだ。春と夏はとても輝いていた。毎日がワクワクしていたし、何よりお姉さんが居た。思い出としてあの頃に戻る事が出来たとしても、それはもう通過し終えてしまった出来事であって、その真っ只中に到達する事など二度と無い。しかし、自分が生き続けていれば通り過ぎた世界は存続し続けるし、消滅する事は無い。世界の果ては果てでは無くなる事もあるし、川が全て繋がって循環し続けるという異常現象が起こる事もある。つまりは、この世界さえ保っておけばお姉さんに再会する事が叶うかもしれないという事か。なるほど。私も今後のために、この仮説はノートにメモをしておき、誰かとの別れの際は何度も見返すこととしよう。 それにしても、どうして自分がこの世に生まれてきたか分からない人にとって、お姉さんの前向きさや向上心には励まされる。体調不良に苦しむ事でさえも、彼女を見ていると不思議と少し許せる気がしてくる。たとえ自分が一般的に人間と言われるものじゃなかったとしても、それは意味が無いと言える事だろうか。少なくとも、ただの人間にはペンギンを生み出したり操ったりする能力は無い。
2投稿日: 2024.05.02
powered by ブクログ小さい頃に自転車に乗って隣町まで行っただけで大冒険だったりした事を思い出した。いろいろ知って経験して大きくなって、もうあんな風に感じる事はないんだな、と思うと何だか寂しい。 淡い思いを抱いた少年がちょっと羨ましかった。
2投稿日: 2024.04.26
powered by ブクログ小さい時って今考えたら些細なことで悩んでそれが頭のすべてを支配していた気がする。歳を重ねてこんなことでって笑っちゃうけどその時は本当に悩んでいてそれを馬鹿にする権利は誰にもないんだよなあ 子供のこころ忘れないように生きていきたいし素直でいたいな、、
0投稿日: 2024.04.25
powered by ブクログ『タイムマシンブルース』に続き、モリミー作品七作目。今作は大学生の僕ではなく、小学生のボクが主人公だ。これだけである程度作品を読んできた人なら伝わるんじゃなかろうか…。結局、これは少年の初恋物語なんだろうなぁ(^^) 星四つ。
6投稿日: 2024.04.24
powered by ブクログアオヤマくんとお姉さんとのやりとりがほのぼのとしていい。街の様子も立体感を持って伝わってくる。こんな街に住みたい。
6投稿日: 2024.04.23
powered by ブクログ子どもの頃の好奇心•探究心、アオヤマ君ほどではないにしても私にもそれなりにあったはずで、たくさん調べて自分なりに考えて、そういうのがうらやましくなった。 初めての森見さん。 はじめてなら「夜は短し〜」を読みそうなところなんだけど、この作品は元々アニメ映画から知ったもので、そこから原作があの森見さんの小説だと知って、それなら映画を見る前に原作読んでみようと思った。
0投稿日: 2024.04.19
powered by ブクログ森見登美彦は初めて。SFなので超科学的な現象は良いとして、人の台詞や行動に現実味が無いというか、いかにもアニメっぽいなと感じた。それは好みから外れているのでう〜んと読み進めたが、終わってみればこれが味だし面白いと思った。 日本版ストレンジャー・シングスであり、エヴァのようなディストピア感があり、最後はアントマンのようだ。SFと愛は切っても切り離せないものだな。
0投稿日: 2024.04.15
powered by ブクログペンギンの謎を追っている時は面白かったが、最終的にはあまりすっきりしなかった 森見さんの他の作品よりも初心者にも読みやすそうかと思い手に取ったが、やっぱり随所の表現などが好きになれず自分には合わないと感じた
1投稿日: 2024.04.14
powered by ブクログふしぎな話だった。 切なくなった。 アオヤマくん賢かった。 絶対僕より賢い。 でも時々見せる小学四年生っぷりが良い。 たいへん面白い作品だった。
0投稿日: 2024.04.01
powered by ブクログ映画化されたこともあり、気になって読んでみた。 突然ペンギンが現れる等、話は全体的に掴みどころがなく、何となく読み終わってしまったという感想。 ただ、主人公であるアオヤマ少年の小学生らしからぬ、毎日賢くなり続けるという考え方は、はっとさせられた。 アオヤマ少年ほど若くはないけれど、忙しく、過ごすだけで精一杯な日常の中で、成長を感じられる生き方を心がけたいと、改めて思わせられる本だった。
0投稿日: 2024.03.24
powered by ブクログとてもきれいな情景がたくさん思い浮かんでくる物語でした。映画を観ていないので、どんなふうに表現しているのか観てみたいと思います!
1投稿日: 2024.03.17
powered by ブクログSFはあまり得意としていなかったのだけれど、「小賢しい」(笑)アオヤマ少年の語り口が妙に可愛くて、すらすらと読めてしまった。お姉さんと「海」とペンギンたちの謎が一つになった時、絡まった毛玉がもとの一本の糸に戻った時のように爽快感があった。 お父さんの「問題の解き方 三原則」が非常に印象に残っている。 「1.問題を分けて小さくする」 「2.問題を見る角度を変える」 「3.似ている問題を探す」 普段何気なくやっていることではあるけれど、こうやって言語化されるとなるほどなと思える。色んなところで使える鉄則だと思われるし、色んなところで意識してみたいなと考えさせられた。
4投稿日: 2024.03.01
powered by ブクログ次々と起こる不可解な現象を、小学生の男の子がひとつひとつ「研究」していく。 悩みに悩み、真実に辿り着いたときの快感がすごい!
0投稿日: 2024.02.29
powered by ブクログ研究熱心な少年アオヤマ君とペンギンを生み出すお姉さん。少年と共に研究をするウチダ君。美人でチェスが得意なハマモトさん。横暴なスズキ君。 魅力的なキャラクターが読んでいて楽しかったのと、日常と非日常がゆらゆらしていて不思議だった。 話の結末というよりは、その過程の言葉だったり考え方、行動の仕方がすごく学びになった。森見登美彦って読みやすい文も書けるのね。
1投稿日: 2024.02.12
powered by ブクログ自分が見聞きしたもので作られた自分だけの世界。そこに海やペンギンやお姉さんのような“異物”が入ってきた時にどうにか理解しようと悩んでいた。誰しもが感じたであろう現実への新鮮さを見た気がする。何かわからないけど立ち向かっていく。無邪気さと感情と理性を携えて。見返す過去が少なかった頃、自分はこの世界をどう見つめていたのだろう。
1投稿日: 2024.01.11
powered by ブクログ→からのおすすめの作品。 トルコと福岡と阿智村で読んだ。実は2作品目の森見登美彦。 自分がもう思い出すことができない小学生の時の気持ちを、思い出せないなりに思い出したような気持ちになった。 おっぱいと、お姉さんと、海。 SF小説っぽいのに日常を綴る小説みたいで、不思議な体験だった。 「フライパンみたいに熱くなっているアスファルト」 「おっぱいのような緑の丘」 素材を使った比喩表現が多くて新鮮だった。これが森見登美彦節なのだろうか。 私もノートに何かをメモしよかなと思う。
2投稿日: 2024.01.07
powered by ブクログSF世界観が素敵でした!コミカルな要素が豊富で読み出すと止まらなくなるほど面白かったです! 少年達の止まらない探究心や熱心な研究感動に感心されたのと、偶に普通の小学生とは違う生意気な面もあり、思わず笑ってしまう場面もありました笑 笑いあり、涙ありの物語であり、色んな事が起きてどうすればいいのか分からない今だからこそ、1日大切に生きようと思い、元気を貰った本です✨️
18投稿日: 2024.01.03
powered by ブクログ少年の飽くなき探究心が眩しくって堪らない。精いっぱい背伸びした分、ちょっぴり成長できる。そうやってみんな大人になっていくんだろうな。
2投稿日: 2023.12.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夏の街に突然現れたペンギンの謎を追う生意気で聡明な小学四年生の物語 本作の映画を見そびれたので、せっかくならばということで小説で楽しんだ。 正直、話中のSFは、目にしたことのない出来事ばかりのため、わかりにくい。まぁそれがSFだけど……でも映画だったらこんな感じに表現されるかな?って考えながら読むと、場面が浮かびやすかった。 ちなみに、アオヤマ少年の父が言っていた「紙に書いて考え続ければ突然答えが思い浮かぶ」と言うのは本当である。卒論の執筆時に何度も経験した。論内容のメモと実際に書いた論、全く違うこともザラだし。 お姉さんがいいキャラクターをしているなぁと思った。誰しもが憧れるような、落ち着いていて交流が上手い大人な人物であり、突然現れて、突然去り、元気になったり、元気がなくなったり、不思議な人物なんだけども、実際に存在したらアオヤマ少年のように虜になってしまうと思う。 そしてアオヤマ少年も良い。間違いなく小学生の頃の私よりも頭はいい。でも生意気。ああ言われたらこう言う少年。でも落ち着いていて的外れなことは言わないから、やはり頭はいい。憎めない少年である。 1番刺さったのは日記に関する場面である。私も短いながら日記を書き、友人等と外出したら写真を記録する。それでもアオヤマ少年の言う通り、全部覚えておくことはできない。その時の内面は特にである。今小学生の頃を思い出しても、穴だらけで思い出せることの方が少ない。だからこそアオヤマ少年のように一日一日を大切に、多忙に生きたいと思う。 余談だが、アオヤマ少年は再びお姉さんに会えると思う。会えると信じている。なぜならウチダ少年の理論に添っていえば、アオヤマ少年はお姉さんが消えるところを外から見ただけだからである。アオヤマ少年の未来は続いている。お姉さんと再会する可能性もゼロじゃないはずなのだ。
3投稿日: 2023.12.19
powered by ブクログうーん、最後だけ上手くまとめた気がするけど、なんだか途中のSF話がついていけず、全体的に惰性的で面白みに欠けたかな。
1投稿日: 2023.12.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なるほど、けっこう面白かった。けれどこのおはなしでは、情景は、わたしには開かれなかった。小学生の主人公の「冒険」よりも、「お姉さん」の「何なんだろうね」ということばが刺さった。 なお、ジェンダーの観点からすれば、このおはなしは社会の不均衡を写し取りさらに伝えるものとみえ、あまり歓迎できたものではないことを書き添えておく。 また、これはついでのようだが、思考の訓練をするヒントをもらった。
3投稿日: 2023.11.14
powered by ブクログ小学生の時に1度読んだ記憶があったので手に取ってみた。ペンギンを生み出せる不思議なお姉さんと熱心に研究をする少年の物語。お姉さんは一貫して少年。と読んでおりそこがかなり印象的になっている。 お姉さんが自分の運命を知り受け入れるといった場面がとても感情的になって良かった。
3投稿日: 2023.11.06
powered by ブクログ捉えどころのないふわふわとした話だった。お姉さんは何だったのか、よく分からないまま終わってしまった。
9投稿日: 2023.10.30
powered by ブクログ是非、夏の暑さの中で読んで欲しい作品です。 え?こんな所にペンギンが!? 森見登美彦ワールド全開です。 今のような蒸し暑い茹だるような夏ではなく、窓からサラッと風が吹き、カーテンから夏の太陽が感じるような爽やかな作品です。 初恋の淡い気持ちも感じられます。
55投稿日: 2023.10.27
powered by ブクログ結構前から興味があって読みたかった作品。 SF物はあまり読まないがこれはとても心温まる作品だった。 中盤は物語の進行が遅すぎて少し中だるみ感があったが、終盤はお姉さんとの別れが近づいてくる感じがとても切ない。 それでも気丈にふるまうアオヤマ君がとても素敵だ。 結局何だったのか良く判らなかったが読後感が良いので良しとしよう。
2投稿日: 2023.10.16
powered by ブクログ調査・研究好きの小学校4年生の男の子が住む町にある日ペンギンが大量に現れたり、森の中で不思議な球体(?)を見つけて観察する物語。小学生が一生懸命観察する様子は微笑ましく、ペンギンは可愛くて癒しなのですが、なんだか長かった。。。
1投稿日: 2023.10.10
powered by ブクログ森見登美彦作品は全部大好きなんだけど、これは特に好き。 少年とお姉さんの一夏の思い出って設定はベタだけど最高だし、何よりラストシーンで大泣きできた。 読んでると夏に戻れる、そんな作品。
2投稿日: 2023.09.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
可愛らしい本。ゆったり時が流れる。 主人公の少年のように物事に熱心に向き合ったり、自分を評価したり、客観的に考えたり、そんな生き方をしてみたいなぁと思う。不思議で生意気な可愛い少年みたいに。 お姉さん、海、ペンギン、ジャバウォック、コーラの缶、チェス、鈴木くん。
2投稿日: 2023.09.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読後の不思議な感覚。凄い。自分が今この感想を書いている事さえ不思議に思えてしまう。世界って何なのだろう。 最後、ちょっぴり切なかったけれど、色んなことがある世界なのだから、きっとお姉さんにまた会えると思う。また一歩、この世界を冒険しよう。
2投稿日: 2023.09.03
powered by ブクログ頭の良い少年の視点で描かれた文章は心地良く、先が気になる展開。お姉さんの不思議な力(ペンギンなどを作り出す)やその他の登場人物も魅力的。ただ、"海"が何なのか、お姉さんは何者なのか、すべて謎で終わってしまった結論はざんねん。
2投稿日: 2023.08.25
powered by ブクログ日常の疑問を解決するため、研究熱心な少年アオヤマ君。ただ賢いだけじゃなくて、しっかり子供らしいところが憎めないです。 SFでもあり、初恋でもあり。 ハリーポッターとちびまる子ちゃんの世界観を合わせた感じだなと思いました。 ウチダ君が途中で語る、人は死なない説。 今でもうまく説明できませんが、似たようなことを自分も子供の頃考えたことがありました。
2投稿日: 2023.08.11
powered by ブクログ近所の林や川を「探検」した小学生時代と、研究に明け暮れた大学院時代の日々が同時に思い出された。SFの体をしていながらここまでノスタルジーを感じさせる小説もなかなかない。
0投稿日: 2023.07.27
powered by ブクログ四畳半シリーズの期待で読んだが、四畳半に比べるとキャラが薄いかった。 急いで読んでしまったので、情景を想像できず、楽しめなかった。自分が悪い。
1投稿日: 2023.07.11
powered by ブクログ森見さんの作品を初めて読みました。 小学4年生?にしては哲学的すぎかなと思いましたが、少し背伸びしている感じがして可愛らしかったです。 物語は奇想天外で、私の想像力ではカバーしきれませんでしたが、小学生の頃のゆったりした夏休みの時間を思い出せてよかったです。
0投稿日: 2023.07.09
powered by ブクログ主人公の少年が「子どもらしくない」子どもっぽいふるまいをするのがおかしく、お姉さんやクラスメイトとの会話が面白かった。 ただ、ファンタジーの世界観に上手く入り込めなかった。論理性を考えながら読んでしまったのが良くなかった。
0投稿日: 2023.07.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2011年(第8回)。3位。 小学生の僕は、歯科医院助手のお姉さんが大好きだ。しかしお姉さんは人間ではない。コーラからペンギンを作ったりする。物語に入り込めずに読み進め、最後、感動するらしいので、頑張って読んだが、よくわからず読み終わってしまった。
1投稿日: 2023.06.27
powered by ブクログいつも森見登美彦さんの小説で活躍する魅力的なキャラクターたちが、子どもの世界観でファンタジックに躍動する名作です。 とんでもない設定と物語ですが、"平たい皿に水を張ったような"美しく不可思議な世界観と、ヒロイン(本作ではお姉さん)が本当に魅力的。エピローグは、もう何度読み返しているか分かりません。
0投稿日: 2023.06.20
powered by ブクログ森見ワールドの疾走感、勘違い感が全く無く、ゆったりとした話。小学生ってこんなかんじだったよな、探検ごっこやって遠くまで来たなと興奮したりだった場所が、中学生になり行ってみるとこんなに近くだったのかと思ったことを想い出した。
0投稿日: 2023.06.18
powered by ブクログ森見氏が小学生の主人公も書けることに驚く。かなり思考は大人っぽいが、時折り見せる子どもっぽさがいい。 読了後は長い夢を見ていたような気分になった。
2投稿日: 2023.06.15
powered by ブクログ小学生4年生のアオヤマくんがペンギン生み出す不思議な力を持ったお姉さんを研究する物語。小4なのに背伸びして大人ぶってるアオヤマくんがかわいい。映画も見たけどファンタジー満載だった。
0投稿日: 2023.05.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お姉さんはやっぱり居なくなってしまった。 お姉さんはやっぱり人間じゃなかったのかな? 人間じゃないと恐れられることもあるのに 少年の心に芽生えてしまった恋心。 好きという気持ちをお姉さんに伝えることさえ出来ないなんてなんだか切ない気持ちになった。
0投稿日: 2023.05.19
powered by ブクログ不思議なひと夏の思い出。 町に突然現れたペンギンたちとお姉さんの不思議な力の謎を、小学四年生のぼくが研究していく物語。 ぼくは「おっぱいが好き」と素直に言えちゃうくらい真っ直ぐな男の子。 クラスのガキ大将的な存在の子にも屈せず自分をつき通す強さも持っている。 恋には疎く、好きな子にいじわるしちゃう恋心には気づかない。 そういう真っ直ぐさが、清々しく、懐かしく、キラキラと眩しく、童心を思い出させてくれる。 いいなぁ、子どもって。…なんて、大人だからそう思うけど、子どもからしたらその瞬間を必死に生きてるんだよね。 ペンギンとお姉さんの謎。うん。不思議は不思議のままでいいのかも。いつかまた出会えるかもしれないものね。 とても爽やかな気分になれるSF小説だった。
39投稿日: 2023.05.17
powered by ブクログいつもの森見さんの作品とは色が違うかな?と思いつつ読み始めたが、随所に見られる森見節。やはりこの方の表現とても好きです。
1投稿日: 2023.05.14
powered by ブクログペンギンというフレーズだけで購入。 ペンギンハイウェイとは実際にある言葉で、ペンギンが海から陸に上がるときに決まって通るルートを指すらしい。 『陸に上がってから』じゃなくて『陸に上がるとき』のルートってなんだろ? いつも同じ場所から陸に上がるってこと? それとも水中の話? 教えて詳しい人。 さて、内容はファンタジー要素が満載で、アニメ映画されそうな感じ。 なので、とても読みやすかったが、なかなか読む時間が取れず、だいぶ時間がかかってしまった。 あ、これがっつりアニメ映画化されてますね。 なんか最初から映画化目的だったんかな…。 文字で読んでも、妙に脳内で映像化されてたし。 ちょっと調べたら映画の考察が色々書いてあった。 みんなこんなに考えながら観たり読んだりしてるのか。 想像力豊かすぎてるわ。 気楽に読んで気楽に観ようぜ、と。 んでもって、俺のは考察じゃなくて感想なのよ、と前置きしつつ。 感想でよく見かけた終わり方にモヤるみたいな話、わからなくもないが、個人的には色々とはっきりさせないところがまたいいのではないかと。 お姉さんが不思議な存在であることが、主人公アオヤマにとって憧れであり興味の対象ってことを表してるんだと思うのよね。 上手く説明できんけど。 文章上手くなりたくて感想文始めたはずなんだけどな。 自分の言いたいことすら整理できないわ。 ま、感覚で読んでるので。 有意義な読書タイムをありがとうございました この読後感を噛み締めつつ 映像版も観ようと思ったら、U-NEXTになかった… さて、どーすっかな。
0投稿日: 2023.05.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ファンタジーSFといった感じの小説でした。大人びたアオヤマ君とペンギンを作り出したり出来る不思議な力を持ったお姉さんとのやりとりが、掴みどころがない様で、物事の本質を突いているような気もするけど、やっぱりよく分からなくて、不思議な気分になりました。日常を描いている中に非日常があるアンバランスさが、この物語の不思議さの基なのかも知れないと思いました。いつの日かアオヤマ君とお姉さんが再会出来る日が来るのか…いや、来てほしいと願います。
0投稿日: 2023.05.11
powered by ブクログ森川ワールド全開の不思議なお話 なぜペンギンなのかとかはどうでもよくて、とにかく世界観や話の展開方法が絶妙で面白かった。 お姉さんの存在って結局は何だったんだろう?と思った 真面目な少年が色々と考えて頑張る所が気持ちよく共感できた。 またウチダ君の人は永遠に死なない論は非常に面白く、並行世界では他界した自分の親たちもまだ元気に生きているんだろうかと思うと嬉しくなった
3投稿日: 2023.04.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
研究熱心で、大変可愛らしい少年の夏の記録。 少年は自分の興味を忠実に突き詰める研究をする。 川がどこから来ているのか。みたいな些細なことも少年心には火をつける。 そんな少年が不思議な出来事に出会う。突然街にペンギンが現れたり、球体の水分が浮いている現象に出会ったり。 しかし小学四年生の少年にとっては、そんな現象も「夜になると必ず眠くなる」のと同じような日常にある不思議。と同列に考えられている。 読者の我々もそんな不思議が、どこか日常の中にあることを自然に受け入れてしまう。 研究熱心な少年の周りには、少年を応援する大人がたくさん。 父親は少年が考えるための道標を与えるし、歯科医院のお姉さんは少年の研究に期待を寄せる。 たくさんの期待を背負って少年は、自分の好奇心を突き詰めていく。 そんな研究達の現象が次第に1つに収束をしていく。この感覚は様々あるミステリーとも肩を並べるほど、気持ちの良い体験だった。 あの不思議と、この不思議は繋がっていたんだ、と。 ラストとなる少年の冒険には、とても感動をして何度も読み返してしまった。 ひたむきに考えることを諦めずに続けた少年は、ひとつの仮説に辿り着く。 街の現象を研究し続けていた、少年でしか辿り着けない仮説に。 少年は世界を救うために走り出す。 一緒に走ってくれるのは、クラスで一緒に負け組だった親友と、かつてイジメ出来た男の子。 なんどもある展開かもしれないが、やっぱり胸が熱くなる。 少年は辿り着いた研究結果と共に、海へ向かう。 世界がめちゃくちゃになっていても、怖くはない。可愛くて不思議なのだ。 少年が最後に言う宣言は忘れられない。 「僕は宇宙にだって行く、必ず会いに行く」 いい小説は途中から自分を「願い」を込めて読んでいることに気が付く。 この小説は最後、誰もがきっと願う。 少年は言う「僕が大人になるまであと3726日ある。僕はたくさん研究をして、昨日の自分より毎日毎日賢くなる。だから必ずお姉さんにいつか会いに行ける。これは仮説ではなく、個人的な信念なのだ」 少年がきっと必ずお姉さんに会いに行けると、我々は願い、きっと出来ると信じる。 ひと夏の冒険として、名作だった。
3投稿日: 2023.03.16
powered by ブクログうーん。正直、よく分からなかった。 読了までに、異様に時間がかかった。 でも、アオヤマ君とお姉さんの雰囲気は、好き。
1投稿日: 2023.02.26
powered by ブクログ最初読み始めて、少し経ってあれ?私読み続けられるかな?と折れそうになった少し後から、この本の世界観にどっぷり浸ってしまい、読み終えた今、まだ浸っていたかったと思える、不思議な心地よさのある本です!
5投稿日: 2023.02.08
