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銀河不動産の超越 Transcendence of Ginga Estate Agency
銀河不動産の超越 Transcendence of Ginga Estate Agency
森博嗣/講談社
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総合評価

106件)
3.7
15
36
31
4
0
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    タイトルからなんとなく『STAR EGG 星の玉子さま』みたいなのを想像したけれど、全然違って、もっと地に足がついたお話だった。ひょんなことから変わった家を手に入れた高橋くんが、ちょっと変わった人たちととの関わりをちょっとずつ広げていく。高橋くんも森さんの一部なのだろうなあと思う。

    0
    投稿日: 2025.08.11
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    すんなり読めるし、展開が楽しみ。 序盤はそんな感じ。 後半に大きな展開があるかと思いきや、特になし、、 そのまま完走し切ってしまった。

    1
    投稿日: 2025.07.16
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    私にとって初めての森博嗣作品。理系の難しい話かと思えば全くそんなことはなく読みやすい話だった。 登場人物みんなが個性的ながら、悪者が一人もいない世界。ぼんやりと流されて生きる主人公 高橋にせっかちな私はうずうずしたりしたけれど、優しい人柄と努力を継続できる高橋だからこそ得られた幸せにぐっときた。 そして、舞台となる高橋たちの暮らす家の進化にもワクワクし、読むのが楽しかった。想像が難しいので是非とも実在してほしい。 私自身も、今ある幸せを自分の努力によるものだと認めてあげようと思えた、優しい作品!

    0
    投稿日: 2024.04.03
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    『長針がずっと回らないまま、短針がぐるぐる時間を送るような』 あれ?私森博嗣の作品を読んでるんだよね?三浦しをんでも、伊坂幸太郎でもなく、森博嗣の作品を。 文章に紛れる独特のリズムと、鉄でできたような綿飴の味、拒絶に近い人への敬遠の影を少しずつ楽しんだ。 いつ人が死ぬのだろう。どんな悲しい別れがあるのだろう。最後は全部壊れてしまうのでしょう?と、思いながら読んでいた。でも、そんなことはこの本の中では起きない。絶妙に全てが和らいで感じる。どこか暖かいような。冬の日よく晴れた昼過ぎの日差しのような。 もちろん、森博嗣なんだから、ただじゃ終わらない。最後の数ページで濃縮された森博嗣を味わう。 日曜日の午後、珈琲とドーナツを食べながら読むのに、とても良い一冊だった。

    9
    投稿日: 2024.01.07
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    森博嗣先生の作品に初めて触れたのはあの有名な「すべてがFになる」で、そこから森ミステリの世界にどっぷり浸かった。そしてミステリ以外の森作品にも手が出た。そして本書はまさに森ワールド。いつも流されていて気力が人よりないと感じる主人公。そんな彼が周囲の人からはやめとけといわれる、不動産会社に就職する。そこに訪ずれる奇妙な人々。そして徐々に変化していく主人公の青年。小説という架空の世界でありながら、他人の人生を追体験できる。そんな素晴らしい作品。

    0
    投稿日: 2023.11.27
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    森博嗣の長篇小説『銀河不動産の超越(英題:Transcendence of Ginga Estate Agency)』を読みました。 ここのところ、国内の作品が続いています。 -----story------------- 人気ミステリィ作家が放つ、どきどき×ラブコメ×青春小説! 気力と体力不足の高橋が、やっと職を得たのは下町の「銀河不動産」。 頑張らずに生きる――そんな省エネ青年を訪れる、奇妙な要望をもったお客たち。 彼らに物件を紹介するうちに、彼自身が不思議な家の住人となっていた……?  「幸せを築こうとする努力」が奏でる、やさしくあたたかい森ミステリィ組曲。 ----------------------- 文藝春秋が発行する隔月刊の電子小説誌『別冊文藝春秋』に連載後、2008年(平成20年)に刊行された作品です。  ■銀河不動産の超越   Transcendence of Ginga Estate Agency  ■銀河不動産の勉強   Learning of Ginga Estate Agency  ■銀河不動産の煩悩   Desires of Ginga Estate Agency  ■銀河不動産の危惧   Misgiving of Ginga Estate Agency  ■銀河不動産の忌避   Avoidance of Ginga Estate Agency  ■銀河不動産の柔軟   Flexibility of Ginga Estate Agency  ■銀河不動産の捕捉   Acquisition of Ginga Estate Agency  ■銀河不動産の羅針   Compass of Ginga Estate Agency  ■解説 遠山涼音 無気力・無関心・無感動── そんな僕の人生が変わる!! 毎日がなんとなく気怠い“省電力”青年・高橋は、惨敗続きの就職活動の果てに「ここだけはやめておけ」と言われた銀河不動産に入社した… 「いろいろ見せてもらううちに住みたい家が見えてくる」という曖昧な資産家夫人や、「寝ている間に日光浴したい」というミュージシャン、「スウィングしている部屋に住みたい」という芸術家等々に部屋を斡旋しているうちに、彼自身がとんでもない家に暮らす羽目に、、、 ついには運命の女性までが… 無気力青年・高橋はサラリーマン生活をまっとうできるのか? 極上のユーモア・エンターテインメント! 危険を避け、できるだけ頑張らずにすむ道を吟味し、最小の力で人生を歩んできた高橋青年に感情移入しながら読み進めました… 青春小説要素が強かったかな、、、 ミステリを期待して購入していたので、ちょっと肩透かしを食った感じでしたが… 銀河不動産を訪れる奇妙な要望を持った客や、「奇妙な館」に集まる不思議な人々との交流を経て、高橋青年が成長する姿が微笑ましく感じられて、いつの間にか自分がその館に住んでいるような気分に陥ってしまいましたね。 秋の夜長にピッタリの優しい気持ちになれる不思議な物語でした。

    0
    投稿日: 2022.12.10
  • 面白かった。

    なんというか、ほのぼのとして心温まる作品だった。 こういう作品、好きだなあ。 カテゴリーをミステリー小説にしているが、実際はなんといったら良いのかわからないので、ミステリー小説家の著者が書いたものとして、ミステリーにした。 でも、高橋君が銀河不動産に勤めてからの生活は、僕には非常にミステリーに感じられた。 森作品ではあまりジャンルのない作品だと思ったが、とにかく面白かった。

    0
    投稿日: 2021.06.06
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    久々に読んだ森先生の本。やはり面白い!! SMシリーズ読み返そう! 四月は君の嘘風に表現すると、モノクロだった人生が主人公の人生が、不動産屋に就職し、様々な人たちの人生に触れることで色づいていく物語。 天才が出てくるわけでも、殺人が起きるわけでもない、とびきり仰天するドラマもない。ただし客はみんなちょっと変。 いつの間にか引き込まれる。 登場人物への共感は難しい。主人公は熱量が低いし、みんな好き勝手に生きてるし。 なんで面白いのか。なんで?と言われたら、無理やり捻り出さずに、何ででしょう?とか聞き返そうなくらい熱量が低い、その絶妙な空気感

    0
    投稿日: 2021.01.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    備忘録に 森博嗣の作品であるが、ミステリーでは全く無い。 ストーリーらしいストーリーがほとんどない。 オムニバス的だった前半から、後半ではそれらがつながりはじめて…という展開。といっても、特に面白いような展開は起こらず、全体的に話が薄い。

    1
    投稿日: 2020.07.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「すべてがFになる」や「スカイ・クロラ」シリーズとはまた違った森博嗣さんで爽やかで読みやすかったです。 読み進めていると、人との出会いの中で流され続けた結果、幸運にも物事が上手くいく主人公と感じました。 しかしある登場人物の最後のセリフで全てが繋がり、まるでミステリィのトリックが分かった時のようにスッキリしました。 「幸運といったものはこの世にはない。あるとすれば幸せを築く能力。幸せを築こうと努力をしたということだけ。その能力と努力によって、順当に作られていくのが幸運なのです。」

    0
    投稿日: 2020.07.24
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    完全無気力、日々頑張らなくていい方法を模索して生きてきた青年・高橋が就職したのは、大学から「ここだけはやめておけ」と言われた銀河不動産。 顔も口も声もでかい気力満々の社長・銀亀元治と、年齢不詳、控えめだけど鋭い洞察力を備えた事務員・佐賀佐知子と共に社会人生活のスタートを切った高橋は、ひょんなことから客である大地主の間宮葉子から、超個性的な間取りの家を借り受けることになる。 ――玄関ホールの左右に一段低い部屋が二つ。とても大きい。左右対称だった。いずれも、奥へ行くほど天井が高くなる。奥の壁の高い位置半分は、全面がガラス。そちらは方角では北になる。青一色の空が、窓の外に見えた。異様に大きい空間である。とても、住宅とは思えない―― まさに「ノースライト」の家。工学部建築学科助教授だった森さんの意匠を空想して物語に入り込む。 何事にも白黒をはっきりとつけない、よく言えば人柄がよく、悪く言えば優柔不断な高橋は、どんどん周りに流されていく。行きがかり上とかひょんなことからといった事情の積み重ねで、彼の住む家がだんだん変貌を遂げていくのは想像の範囲内で、ありがちなコメディを見ているよう。 と、ここまではなんだかな~って感じだったんだけど、この物語の肝はラストの間宮邸でのやり取りにある。 ――幸運といったものは、この世にはない。あるとすれば、幸せを築く能力、それを持っていた、幸せを築こうという努力、それをしたというだけのことです。その能力と努力によって、順当に作られていくのが幸運なのです―― ここに来て振り返る高橋の生き方、人との関わり、そんなにうまくいくわけないよな~って思いながらも、彼でなくてはこうはならなかったな~と、ちょっと爽快で、ほんのり温かい気持ちで読み終わりました。 余談:昨日読んだ「森には森の風が吹く」ではこの作品について森さんは、 ――この作品を読んで、「真面目にやっていれば、いつか報われるという教訓」を読み取った人がいるようだが、そんなことを読み取られるとは、まだまだ作家として脇が甘いというしかない。真面目にやっていても、報われないことの方が多いだろう。と正直に書いた方が、ずばり通じるのだろうか―― と書いていた。やっぱり相当天邪鬼だわ~

    0
    投稿日: 2020.02.13
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    昔、最初の方だけ読んで「ミステリじゃないな」という事で読むのを中断した作品。今回最後まで読んでみたけれど思ったよりも面白かった。なんというのか前向きな思考になれる小説。森先生の作品の中でもかるーく読める上に展開も奇抜なものではないので息抜きには丁度よかった。

    0
    投稿日: 2019.10.13
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    流されるまま過ごす主人公のお話し。 不動産屋に就職し、困っている人を助けていく内に人脈が広がっていく。いろんな人が転がり込んでくるのを主人公がどんどん受け入れていくので心配になった笑 ドールハウスが出てきた時は、まさか全員人形で箱庭の中の話だった⁉︎ってビビったけど、そんなことは無かった。 読み終わった感想としては、不思議な話だったなぁって感じ。会話のテンポは好き。

    0
    投稿日: 2019.09.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    高橋くんはおちこぼれ大学生で、就活もうまくいかず最後の手段で用意されている不動産屋へ就職。 少数精鋭のようなひまな職場で日々働いて、ひょんなことから変わったお客さんの対応をしたことで自分が引っ越すことになり、その引っ越し先がとても変わった場所のおかげでいろんな人とつながり、流されるままに結婚まで。はては社長、多角経営で大成功。でもとてもそうなるようには見えないとても大人しそうな主人公。人柄と運が彼をここまでにさせたのか。 人生ってわからないのかも、と思わせてくれる本でした。

    1
    投稿日: 2018.05.16
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    何事にも後ろ向きで省エネ主義の高橋は、社員がたった二人しかいない銀河不動産に就職する。 そこで出会った一風変わったお客さんに振り回されながら、流れに身を任せて生活する。 地元のお金持ちの奥さん。 売れないミュージシャン。 女二人暮らしの芸術家。 アミューズメントを目指す中年。 そして、同年代の素敵な女性。 いつの間にか、高橋の回りには人が溢れ、暖かい善意に触れる。

    0
    投稿日: 2017.10.25
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    「銀河不動産の超越」 森博嗣 ★★★☆☆ ほのぼのとしております。 「すべてがFになる」とは全然違うスタイル。著者の引き出しが広いなぁ。 物語としては、何だろうこれといったインパクトもなくてある種予定調和ですね。 小説雑誌に連載されてたんだと思うけど、1章ごとがきちんと短編になっており、1冊の本として読むと冗長な説明文が目に余ります。短編としては正しいので出版時に改編すればよかったのに。

    0
    投稿日: 2017.04.28
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    町の小さな不動産屋に就職した高橋くんはひょんなことから不思議な居住空間を与えられる。 そしてその空きスペースに様々な物や人が集まってくるのである。 ここが居場所になっていく。 自分の住む家、帰る場所が愛しくなる。 大らかな心でこの世界を見渡せばあるいは。

    0
    投稿日: 2017.01.23
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    不動産に就職した主人公とお金持ちの間宮さん。僕をとりまく環境の変化と僕がしたこと。 指数関数的にながれる。 電子書籍、蔵書

    0
    投稿日: 2016.09.16
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    この本読んでなかったかも、と思い文庫を購入。読んでみたら、読んだことあるな。と思いながら、読みやすいのですぐ読み終わりました。 案の定、家に帰るとノベルズが本棚に並んでいて、ややショック!でしたが再読する機会をゲットしただけよ!とポジティブに捉えています。

    0
    投稿日: 2016.06.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これがただの長屋だったら下町人情ものなんだろうけど この物語の主人公って、高橋くんではなく家なんじゃないの?って思った。今。 最終話の中盤から急展開。 だまし絵?すかし絵? ドラマで場面がクロスフェードするみたいに 一気に時代が流れ、 置いてけぼりにされてから、 あっ、そうだったのか!このシーンはもう大人なのね! と気づいた。 やられた。 で、ドールハウスが出てきたことで、 この物語の構造自体がドールハウスっぽかったなって思った。 神様になったつもりで 俯瞰して見てみれば 世の中なんてみんなドールハウスなのかもね。 超越したら。

    0
    投稿日: 2016.05.13
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    とても素敵な空間で起こる、なんでもないんだけど、とても素敵なお話。 とてつもない引越し願望が起こりました。 とりあえずリノベしたい。

    0
    投稿日: 2016.03.20
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    すごいゆるい感じの話なのに、後半の急展開と主人公のリアクションがすごい面白い。自分はなりたくないけど、あの人がこういうことになったら面白いのに。とか思って、読みながらニヤニヤしてしまった。

    0
    投稿日: 2016.02.07
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    勝手に、もっと難しい硬い文章を書く方なのかと思っていました。 初めて読んだこの作品は良い意味で期待を裏切られました。 読みやすくユーモアのある文章力に思わずにやにや。 やられたなぁと。一気読み。 他の作品もどんどん読んでみます。

    1
    投稿日: 2016.02.05
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    何に対してもやる気を持てない主人公が、大学センターから「ここに就職するのは本当に何処にも行くあてがない人」と言われている不動産会社に就職し、風変わりな客を相手にし、人生が色彩豊かになるという物語。森博嗣らしからぬ(?)、とても素朴で温もりのある作品でした。最後に、気に行ったフレーズを。”幸運を摑むのは、その人が持って生まれた能力によるものです。言い換えるならば、幸運といったものは、この世にはない。あるとすれば、幸せを築く能力、それを持っていた、幸せを築こうという努力、それをしたというだけのことです。その能力と努力によって、順当に作られていくのが幸運なのですよ”

    0
    投稿日: 2016.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    引用が入らなかったのでこちらに・・ 日々、きっかけはある。石ころのように、道すがら、どこにでも沢山落ちているものです。たまたま、それが自分の足に当たって、蹴飛ばしてしまう。立ち止まって、小石がころころと転がるのを眺める。そこに目を留めるんですな。けれども、まあ、多くは、すぐに目を逸らしてしまって、そのまま歩き続けるでしょう。そういうものがほとんどです。ところが、そこで一歩立ち止まったことで、もう人生は別のものになっている。立ち止まったことで、その先の信号で渡れなくなる。すると、乗りたい電車に乗れなくなる。しかたがないから時間を潰す。そこで誰かに出会うかもしれない。そうやって、どんどん違う人生になっていくのです。あの小石がもし道に落ちていなかったら、今の人生にはならなかったってことになりますね(268P)

    0
    投稿日: 2016.01.27
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    ちっちゃなボールが何となくころころーと流れていくさま。でも悪いとこには転がらない、楽しい、ピタゴラスイッチみたいな小気味よさ。お手軽によめる。

    0
    投稿日: 2016.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    はじめは面白いくらい話が淡々と進んでいくんだけど、読み進めていくとその進み具合がゾッとするというか、本当にそれでよかったのか…と思いました。

    0
    投稿日: 2015.12.04
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    森博嗣っぽくなくてびっくり。ミステリーではない気はする。でもほんのり不思議で面白い。家のなかにジェットコースター、短期滞在してみたい!

    0
    投稿日: 2015.09.06
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    好きな作家の一人、森 博嗣。この方の作品はどれを読んでも面白い。ミステリー作品が多いが、この本はなんとなくほんわかした感じの内容でした。森作品はどれもそうなのだが、言葉遊び的なセリフの何気ないやり取りがなんとも言えない心地よさです。

    0
    投稿日: 2015.07.29
  • 銀河グループのトリケラトプス!見てみたい!

    なんともふわりふわりとした宙にだだよっているような感覚で、高橋さんと一緒に心を通わせながら、 ふむふむそうそうと頷きながら、いろんな人々と出逢っていきます。 心根の悪い人なんか誰ひとりいなくて、少しユニークな人たちばかりだなとは思うけど、みんな自然体。 それから一つの物事に対してものすごく掘り下げて考えて、そして追求していく様がめっちゃ面白いです。(赤外線ストーブのくだりなど) ひと時ホッとさせてくれる、スウィーツみたいなものかな。

    5
    投稿日: 2015.06.17
  • 仄々

    連作短篇集。気力も体力も不足気味な高橋が、留年を経て卒業後、漸く決まった就職先は「銀河不動産」。 マイペースに頑張らず、平凡に1人で生きて行きたいと思う高橋の元には、お金持ちチートの間宮さんを筆頭に個性の強すぎるお客さんが次々と訪れ、そして緩やかに高橋の周囲、人間関係が変わっていく。全体的にフワフワとした緩い雰囲気。淡々と進んでいくストーリーの中にも温かな空気が満ちていて、仄々とした気分になれる一冊。

    5
    投稿日: 2015.06.08
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    友達に薦められて読んだ本。 シリーズ物は読んでいますが、この本は存在も知りませんでした。 最初は面白く、登場人物たちも結構好きだと思いましたが、 え、なにこの女の人、そ、そうなるの?? と思う展開で、あまり好きになれませんでした。

    0
    投稿日: 2015.05.30
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    ”銀河不動産の超越”森博嗣著 講談社文庫(2011/11発売) (2008/05発売 文藝春秋、2009/09発売 講談社ノベルスの文庫版。解説:遠山涼音(アイドル)) ・・・不動産屋に就職した青年。顧客との縁で変わり種物件に住むことに。 さらにその物件に間借り人が次々と現れる。 ・・・流されやすい青年とおかしな同居人たちの微笑ましい物語・・・ から、森博嗣著ご都合主義ラブコメな展開になったのは予想外(笑) まぁ、悪い話ではなかった。

    0
    投稿日: 2015.04.26
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    新社会人の青年の日常に、ちょっとしたスパイスが混ざり始めた。すこし香りは強いけど、最後には優しい風味が残る。

    0
    投稿日: 2015.04.01
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    何をするにも気力の無い男が、銀河不動産に就職し、間宮という女性から大きなアトリエのような家を借りる事から始まるストーリー。 この家と銀河不動産、そして次々とやってくる宇宙人のような、彼の周りの人々。 彼の人柄が引き寄せたものなのか、商売も上手くいき、人が集い、結婚もし、子供までできる。 最後までふわっとしていて不思議な雰囲気なお話。

    0
    投稿日: 2014.11.10
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    ごく普通の男の子が、新卒で銀河不動産という町の小さな不動産屋に就職して、そこで出会う人たちとの出来事が描かれた話。ほっとする作品。言葉の表現やタイミングや、登場人物のキャラクターが私のツボにハマる。

    0
    投稿日: 2014.10.11
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    忘れた頃にな再読。SF設定かと思って身構えたのも今は昔。いつの間にか終わってしまった。でも、自分の現実の空気まで緩く遅くなりそうな空気感。ゆるゆるな話ではないけど…。おもしろかった。一編が短いのも、ちょっと休憩に読みやすい~

    0
    投稿日: 2014.09.30
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    主人公を中心に広がって行く人間関係。それぞれが得意なこと?を生かしながら、一つの家を中心につながっていくのは、みていて心が和む。 こんな地域の形があればいいな、と思わせてくれる1冊です。

    0
    投稿日: 2014.08.16
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    なんとなく不思議な雰囲気の作品。 身の回りで起きるぼんやりとした幸せを眺めて、実はそれは自分自身で引き寄せてることなのかもしれないんだなあ、なんて感じさせられる一冊。

    0
    投稿日: 2014.07.24
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    久々森さん。不思議な家に住むことになった若き不動産社員のお話。繋がりながらコロコロと転がるように事件が起きていきます。いやしかし、出来過ぎ!

    0
    投稿日: 2014.07.19
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    不思議なほのぼのとしたストーリー。少し期待しすぎたが、読みやすい。 こんな出会いや家が羨ましい。 (2014/05/31)

    0
    投稿日: 2014.06.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    通して読むのは三度目くらいかな? 主人公の性質が他人とは思えないレベル。 森博嗣特有の、現実的なんだか非現実的なんだか微妙な世界観はとても好きです。

    0
    投稿日: 2014.05.06
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    確かに登場人物の超越っぷりがすごい。でも一番すごいのはやっぱり主人公なのだろうか…。 別に誰もが憧れるわけじゃないけど、こういう生き方ができたら素敵だと思う。

    0
    投稿日: 2014.04.22
  • 日常がカワル

    森先生の作品はどれも面白い。その上、読者に多大な影響を与え変化させる。 この作品もその一つです。一見、非日常(私達と比較して)に見えるこの世界、則ち、主人公の体験は、超越していながらに日常なのです。 この文が複雑に感じられたのなら、読むしかありません。読んだ人間だけが得られる変化が確かに存在します。

    1
    投稿日: 2013.12.27
  • ミステリーというよりも

    直近の森作品は ミステリーっぽくないことが特長となりつつありますが この作品も ミステリー感はほとんどなく ほのぼの系のストーリーです 理系っぽさなど全然ありませんが そのへんを期待していなければ充分面白いです

    3
    投稿日: 2013.12.10
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    シリーズ外小説。 これは楽しい。登場人物も、出てくる建物も、なんだか不思議な居心地の良さを感じる。 アクの強いキャラがたくさん出てくるが、それらに流されているようで、流されていない主人公(どちらかが真)一人で生きていけるタイプが、周りにどんどん人が増えるとどうなるのか。 本当に素敵なお話。なんか、ふとしたときに読み返したくなりそう。しかし、この娘さんは卑怯だ…。 「もっと、どうしようもなく、すこぶる困ったことに、彼女が可愛いのだ」

    0
    投稿日: 2013.10.18
  • 温かい気持ちになれる

    銀河不動産の3人目の社員として就職した主人公 彼の前に登場する特徴的な人たちとの関わり 「前だけを向いて必死にあるいてきた」彼の人生に、とても温かい気持ちをもらいました。

    3
    投稿日: 2013.09.29
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    とても読みやすい森作品。ひょんなことからいろんな人との関わりが生まれる主人公。こんな家、想像してしいます。

    0
    投稿日: 2013.09.14
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    森作品にしてはほのぼの系作品です。 個人的にはかなり好きです。 おもしろいというより好きです。こういうの。

    0
    投稿日: 2013.07.24
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    ぼんやりした男とその周りの エネルギッシュな人々の話。 やる気のないぼんやりした 主人公にかなり共感を抱く。 最初の文章から引き込まれた。 ストーリーもトントンと テンポよく進み、個性の強い客と 主張の弱い男のバランスもよい。 さくさく読み進めることができ、 文章も読みやすく、 きれいにまとまっている。 終わり方もスッキリさっぱり。 くどくない。面白かった。 不動産、広いアトリエ、コンクリートの作品、ジェットコースター、嫁、ミュージシャン。

    0
    投稿日: 2013.06.29
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    さすがは森さんというか、でも森さんにしては読みやすいというか。 初めて読んだのはなぜか「ナ・バ・テア」で(ナ・バ・テアはスカイ・クロラシリーズの第二巻)、なんとなくむずかしいなぁと思っていた。 でも、銀河不動産の超越を読んで、少し意識が変わったかも。 私は、いい意味で、この本の主人公に感情移入することはなかった。 だけど確実にこの物語のなかの誰かに、私はなることができたと思う。 そしてのんびり傍観する。 主人公やその周りの変わった人々の日常(?)を傍観しながら、クスリと笑ったり、いぶかしんだり。 まあそれがこの小説の正しい楽しみ方かは分からないけど。 心地よいテンポで進む小説でした。

    0
    投稿日: 2013.06.15
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    約1年前の読書会でオススメされてた本。偶然本棚で再会。 びっくりするぐらい読みやすくて、すぐに読み終わってしまった。登場人物が個性たっぷりで、みんなあたたかくて良いお話でした。プロローグのネガティブっぷりが嘘のようです。 2013/5/18読了

    0
    投稿日: 2013.05.24
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    ありそうで、ない、でも絶対ないとは言えない不思議なサクセスストーリー。 やっぱり森ワールド好きだなぁ。

    0
    投稿日: 2013.04.22
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    緩やかに進みだす彼の日常が、加速していく。 それに合わせてページをめくる指も加速する。 森作品の登場人物たちは、 如何してこうも人を惹きつけるのだろう。

    0
    投稿日: 2013.03.19
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    ミステリー以外の森作品もたまには良いもんですね。 何かが起こりそうなシチュエーションの中、淡々と静かに物語が進行していくかんじ。 以前は、森さん作品はミステリーのシリーズ物以外さして興味がなかったのですが、これを読んだらちょっと意識変わりました。

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    投稿日: 2012.11.27
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    森博嗣作品には珍しくホンワカ、フンワリした。 気持ちのいいハッピーエンディング。 人生は結局人と人との繋がりであり、 この本はその人生を圧縮したような感じ。 少しずつ人と人とが絡まりあい、干渉しあって時が流れていく。 実際の人生では全ての出会いが良い方向に導いてくれるわけではないけど、こんなことがあってもいいのかなぁ。

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    投稿日: 2012.09.28
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    森さんの描く建築や空間と、その中で展開される人々の行動が、かなりおもしろかったです。まるで、その不思議なコンクリート造の空間が物語を作っているかのような錯覚(?)がありました。この物語は、ただ主人公のゆるい幸せの物語というよりは、むしろ、特殊な建築とある男の出会いからスタートして、この建築が包含しうる生活や人生展開を描いた、建築の物語として読みました。建築が人のしあわせを決めるなんて夢があります。

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    投稿日: 2012.09.26
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    展開はどことなく読めてしまうけれど、 それでも誰も傷つくことなく進む スローテンポで穏やかな内容は 忙殺されてる自分にはちょうどよかった。 私も主人公のように、省エネで割り切って生きたい。

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    投稿日: 2012.09.13
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    これをミステリーととらえられない 展開を読めてしまうから。 トラムの速さで読むにはちょうどいい。 少しスローテンポの心地よいお話。

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    投稿日: 2012.09.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大学卒業後、零細企業並みの不動産に就職したさえない主人公の高橋。銀河不動産を訪れるいろんな客との絡みの中、客の娘と同棲→結婚というちょっと無理のある流れに。後半はラブコメっぽい要素があったね。 ミステリィとは少し違ったテイスト。森ワールドの何でもあり(?)な文才が垣間見えた気がする。これは三谷幸喜の脚本で映画化されれば大ヒット間違いない!・・・って思ったのは私だけかな?

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    投稿日: 2012.08.16
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    2012/8/11読了。なんという読みやすさ。ミステリではない分、変なトリック等もなく盛り上がりはないけれど素直に面白かった。登美子さんが可愛い。しかし森博嗣の真価はやはり天才の演出にこそあると思う。斎川、萌絵、四季あたりが活躍する話が読みたい。

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    投稿日: 2012.08.11
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      大学での評判が悪い不動産屋に就職した主人公が、ひょんなことから市民会館並に大きな一戸建てに住む事になる。 その家を介して人々と出会い、いずれ結婚して…という内容。 日常と、非日常が混ざり合う不思議な話だった。 お客さんと暫く一緒に生活したり、と、有り得ないだろ危険だろと思う場面があったのに、主人公は無事。 仕舞いにはお客さんの娘が押しかけ同棲。いずれ結婚…とミステリーに感じずにはいられなかった。 父親の命令だからって知らない男のところへ押しかけ、その日から一緒に住む美女なんてラブコメ漫画のようでいまいち納得が出来なかった。 最初はその美人な娘は乗り気でなかったが、徐々に主人公の良さに惹かれて行き…なら納得しやすいが、初対面の時からもうノリノリ。主人公が相当の良い男でない限り有り得ないだろう。 結局、美人な娘さんがどうして押しかけてきたのかは最後まで解らなかった。ほのぼのして楽しかったけれど、腑に落ちない部分が多い。 只、家の様子を書いていて楽しそうだなと思った。森さんの趣味がよくでている。遊園地とかコンクリートとか。 中学生にオススメ。

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    投稿日: 2012.08.07
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    主人公がまるで私でした。省エネ主義の新社会人。おかげで、最初の一ページから主人公に共感。森作品にしては、実に読みやすくほのぼのしてました。でも文章の、登場人物の会話の節々に森さんらしさを感じました。面白かったです。

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    投稿日: 2012.07.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    森博嗣の中ではかなり読みやすいほうだと思う。主人公の雰囲気というか、佇まいが超然としてて好きだ。 オチがホラーなのかと思ったけどそうでもなかった。

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    投稿日: 2012.06.27
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    これまで読んできた「すべてがFに~」「θは~」イコール森博嗣作品だと思っていたので、なんだか彼の違った側面を見ることができたような。難解で計算されつくしたトリックにこそ森さんらしさがあるというステレオタイプを良い感じにぶっ壊してくれたと思います。(「キラレキラレ」も割とこちら寄りなのかもしれないけど、あちらはやっぱりミステリというジャンルだと思うので…) 物語は、省エネ人間の主人公を軸に進んでいきます。良くも悪くも無欲の彼の真面目さが、個性的な人を惹きつけていく。結果彼自身の幸福に繋がって、正直者が馬鹿をみない、気持ちの良いお話です。

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    投稿日: 2012.06.22
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    これはミステリィなのか!と裏を見て再確認 なんとも不思議な話だった 話自体は不思議とかではない なんのことはないこじんまりとした不動産屋さんで ポツポツと足を運んできた客に住居を斡旋していく 主人公は恐ろしく省エネ思考の新社会人で この不動産屋さんの若きエースとして 今日もまったりと勤務するのである そんな主人公がある時 おかしな家を借りることになるのだが…… * 途中からなんだか大変なことになってきて おろおろしている間に なんだかうまく丸め込まれてw 恋愛とは 何も最初から燃えるような出会いと感情から 入らなければいけないというわけでもなく こんな風にゆるゆると いつの間にか相手の幸せを考えるようになるのもまた アリなのかなぁと ちょっと流され過ぎ感は否めないが

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    投稿日: 2012.06.18
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    「少し変わった子あります」っぽいテイスト。。。 そこはかとないおかしさ。。。&森さんにはまりすぎて、 ちょっと食傷ぎみだったりしていたのですが、しばらくぶりに読んで ああ、森さんだw。。。で★★★に+ちょっと好きかも

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    投稿日: 2012.05.12
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    小さい器なのか大きな器なのかわからない のんびり屋さんの主人公が その人柄で商談にかかわった様々な人との不思議な人間関係を築いていく。 出てくる人たちの面白いキャラクタと、とてものんびりとした時間の流れがとても好ましく。

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    投稿日: 2012.05.12
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    欲のない、お人よしの主人公。 色々な人に世話をやき、力になろうとする。 人のつながりの大事さを感じさせる話。 ほのぼので結構、好きです。

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    投稿日: 2012.05.07
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    高橋くんの住んだ家に、オレも住んでみたいと思った。あれだけのポテンシャルを持った家、なかなかない。この本を読んで、著者のアンチハウスという本の主張を思い出した。 なんか、うまく言えないけど、このお話の主人公は高橋くんじゃなくて、あのおうちなんだろうなぁ。 そして、喜美子はあの朝できた子供だとしたら、あの家の住人たちは寝てて気づかなかったのか、狸寝入りしたのか、どちらかだ。筒抜けのあの家でどうやって子作りしたというのだ!!それが最大にして些末な謎だ。

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    投稿日: 2012.04.13
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    今読み終わりました。 森博嗣さんの作品は初めてですが、さらりと読んでしまいました。 感想というと、しいていえばミネラルウォーターみたいな作品。 本を読む時って、没頭するつもりで読み始める。酔いたくて始めるわけです。それにはパワーがいる。ある程度気力充実していないと始めらられないんですが、この作品はそんな構えにスッと溶け込んで入ってくる感じ。 変な後味無いけれど、脳みその奥に暖かみが残ります。

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    投稿日: 2012.03.29
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    高橋さんと結婚したい…という半ば本気の冗談は置いておいて。自分がその一角にスペースをもらえるとしたら、どんなスペースになっただろう、という妄想でひとしきり楽しみました。 何事もないのだけれど非凡で、淡々としているけれどいつの間にかにぎやかだったりして、何とも奇妙で素敵な箱庭でした。

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    投稿日: 2012.03.22
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    お話はあっさりしてるけど、キャラが濃い。ふわーっとした主人公の周りに、わやわやといろんな人が集まってくる感じがいい。

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    投稿日: 2012.03.15
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    初の森博嗣さんの本。 そもそもやる気と言うものが理解出来ない程の、楽な生き方志向の主人公が、そのまんま流されるままに生きてて、ビックリするぐらいのハッピーエンドを迎える。まあ登場人物が皆、少しずつ不思議な人達だからなあ。 気楽でライトでさっぱりした読後感は、時間潰しにちょうど良い。

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    投稿日: 2012.03.01
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    「ああ森博嗣だ」、という感じが満載。 ただ、個々のエピソードの突拍子のなさと言葉のセンスの高さに比べて ストーリー全体の展開がなんとなくありきたりになってしまったのが 少し残念。 せっかく森博嗣なので、もう少しマニアックな結末がよかった。 言葉のテンポがよくて読み進めるのが楽なので一日あれば余裕で読める。 後腐れもないオチなので、短中編が好きな人にはおすすめかも。

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    投稿日: 2012.02.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    さくさく読めた。 ミニチュアハウスのくだりでは若干背筋が凍ったけれど、全体としてはほのぼの暖か。 驚くくらいのハッピーエンドは何を意味するのか。

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    投稿日: 2012.02.28
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    時間が若干不思議なかんじ。 不動産屋に就職した、できればあんまりがんばらずに生きていきたい青年の話。 そもそもの力なのか、成り行きなのか。 振り返ることなく、忙しく走り抜ける。

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    投稿日: 2012.02.27
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    森博嗣の作品と出会って、もう10年ほどになります。 S&MシリーズからVシリーズ、四季を読んで、 更にGシリーズもしっかり読破し、 スカイクロラも全部読んで・・・と森ファンの自分ですが、 久々に出た本作も楽しみに読みました。 相変わらずの妙なけだるい感じが最高です。 主人公像が覇気がない青年ってのが森博嗣らしいです。 ストーリーとしては連作方式のような感じで、 大学新卒で妙な不動産屋に勤め始めた 覇気のない青年が訪れる様々な変わった人々に 色んな物件を紹介する中で交流していき・・・ というようなものです。 家の中でセメントこねくり回すアーティスト、 アミューズメントパークを造ろうとしているおじさん、 そして突然結婚を目的にたずねてくる女性と、 出てくる人物も強烈極まりない人々なのですが、 誰も悪意がないのが読んでて上品に思う理由でしょうね。 楽しく一気読みさせてもらいました。

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    投稿日: 2012.02.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    独特の世界観とユーモアあふれる文体で、一気に読んだ。 なるべく怠けられる道を選んで生きてきた主人公。 それでも、幸せへのきっかけは、自分できちんと掴んでいた。 最後には、笑顔に満ちたドールハウスのような家庭を築くことができた。 自分の今までの選択、人生、 そして今の自分に自信をもって生きたい。

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    投稿日: 2012.02.18
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    『あの小石がもし道に落ちていなかったら、今の人生にはならなかったってことになりますね。』 そこはかとなく怖い仄仄系。どこかに落とし穴があるのではないかと勘繰りつつ読み進めるが、気づいたら終わってしまっているあたり、余計怖い。あっさりと教訓的な締めくくりにしているあたり、グリム童話を彷彿とさせる。

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    投稿日: 2012.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全体的にゆるーい空気が漂う小説。こんな家いいなーと思いながら読んでいて、だんだん一戸建ての家が欲しくなりました。最後の最後でちょっとしたトリック?が仕掛けられていて森博嗣らしさが垣間見れます。

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    投稿日: 2012.02.11
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    のんびり読める一冊。というか最近の森博嗣作品ってこんな感じだよね。 内容はそうね、「可愛くて従順な(?)女性がいきなり押し掛けて来て妻になる」みたいなそういう一部の層が喜びそうな状況をよく森博嗣は分かってるな、と。オチはよく分からなかった、というか仕掛けがあるオチなのかすら分からなかった。

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    投稿日: 2012.02.06
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    読みやすい。ほんわか。そんな感じの本。久々に癒され本に出会った感じです。オススメ♪( ´▽`)ちなみに森博嗣のS&Mシリーズや、Vシリーズとは違う感じ。森さんらしさも出てるけどね。良かったです。

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    投稿日: 2012.02.05
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    ひょんなことから大きなお城に住むこととなる主人公と、そこに住み着く様々な人々が引き寄せた幸せに心がほっこりしました。 最後の章では森博嗣らしい展開もあり、ミステリーとは違いますが楽しめました。 さぁ、幸せを築く努力をしていこうか。

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    投稿日: 2012.02.03
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    『少し変わった子』の不思議な雰囲気に,『どきどきフェノメノン』のスパイスを加えたような感じ.大人の夢(森先生自身の夢)がつまった物語だと思う.

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    投稿日: 2012.02.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公の頭の中で繰り広げられる 委員会の件や 客との会話が森さんらしくて とても楽しめる作品。 池谷さんとの「娘をもらってほしい」という やり取りの所は思わず笑ってしまいました。

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    投稿日: 2012.01.26
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    森 博嗣ならではの亜空間的なミステリィではなくて、非常に平穏な「幸せ」を描いた物語。(”平穏”に”非常に”をかぶせるのは良くないか・・・) 就職活動では絶対に行くなといわれた不動産屋に就職した平凡な男が、「ひょんなことから」をなんども繰り返して、それぞれがつながり、幸せに至る物語だ。 物語には「私」と、一つの「家」が中心となって、あり得ないような話が次々と展開されていく。 森 博嗣の描く物語だから、どこかに大ドンデン返しがあるのではないかとそわそわしつつ読んだけども、物語はやはり素晴らしい意外な結末に向かい、「あ~!」と感嘆の声が漏れる仕組みになっている(笑)。 若い主人公が自分のことを「私(わたし)」という、少し落ち着いている人代名詞を用いているのは、その性格によるものであると思いきや、なるほど、そこに・・・ 物語を物語たらしめている展開だ。 『幸運といったものは、この世にはない。あるとすれば、幸せを築く能力、それを持っていた、幸せを築こうとする努力、それをしたというだけのことです。その能力と努力によって、順当に作られていくのが幸運なのですよ。』 物語の終盤に、とある老人が語るこの言葉が、主人公(私)のひょんなことをすべて肯定しているように思える。 そして あぁ、なんだかうらやましい・・・

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    投稿日: 2012.01.22
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    不動産屋に勤める男性 そこに現れたお金持ちの女性に広い一軒家を借りることに というか勧められるままに そして不動産屋に部屋を探しにくるちょっと変わったお客様が何故か 借りた主人公の家に住むことに

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    投稿日: 2012.01.17
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    これまでにあったシリーズものに比べると内容も登場人物たちも若干ライトな感じ。社員数3名の小さな不動産に勤める平凡な省エネ青年の「幸せ」サクセスストーリー。ハートウォーミングな作品ではあるけれど、ただ単に感動を読ませるだけではなく、人と人とのあり方や幸運について色々と考えさせられる作品。「幸せを築く能力」「幸せを築こうという努力」。そういった能力と努力によって順当に作られていくのが「幸運」。

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    投稿日: 2012.01.15
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    途中まで読んだ。 読み始めてずいぶん日が経つが、ゆっくりしか進まない。つまらないから、ではなく、ゆっくりした人が登場していて…こちらまでのんびりしてしまうのだ! 122ページが気に入ったので、途中だけどレビュー書いた。

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    投稿日: 2012.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あ、こういう転換点もあるんだなぁ。 という感じ。 途中で過去編突入、なんてのはよくある流れだけど、 模型か。巧いな、と。 主人公のキャラは森さんらしい。

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    投稿日: 2012.01.06
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    http://blog.livedoor.jp/masahino123/archives/65719152.html

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    投稿日: 2011.12.24
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    さらっと読めて面白い。ユーモア系の一品。 主人公の家が一見突拍子も無いけれど、実際壁の無い家を作って住んだ著者が書いているので、真実味がある。 受け身なように見えて、判断は自分できっちり下す。怠惰なように見えて、仕事はきっちりこなす。 主人公のそういうところが著者に似ているようにも思える。あと、奥様を大切にするところも。

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    投稿日: 2011.12.23
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    ヒトは十人十色。世の中いろんなヒトがいる。どれが常識なんて分からない。そのヒトが幸せかどうかなんて、本人しか分からないけど、幸せを感じる意識はこれまた本人次第だよなーと。

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    投稿日: 2011.12.21
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    活字が読みたいけど、愛憎入り乱れるとか涙を誘うとかいうのでない話が読みたいなあというテンションの時は森ヒロさんです。オチが突飛で驚きましたけど、面白かったです。読んでる途中で何度か噴き出しました。

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    投稿日: 2011.12.21
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    ほんわかと読める短編連作。途中からいよいよ面白くなってきて、さぁどう展開するのかなと思ったら、後日談終了だった。最後に飛躍を感じてしまったのが残念。

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    投稿日: 2011.12.16
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    短編集なので時間をおいても読めるし、内容自体は、『ゆるい雰囲気』の『ほのぼの系』の話が最後まで続くが量の事もあるけど飽きずに読み切れる。前半部分に感じた伏線のような所が、ただの思わせぶりだったのが個人的には肩透かしをくらったような感じ。ただ読めば幸せな気分になれると思われる。

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    投稿日: 2011.12.13
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    馬力が足りないもの静かな高橋さん。 銀河不動産で働くうちに静かなエネルギーしかなくても それなりに楽しい生活になっていく。 宇宙の不動産屋さんの話しかと思ったら地球の普通の話だった。 ある意味、地球に暮らす宇宙人の話かもしれない。 こんな家に住んでみたい。

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    投稿日: 2011.12.08
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    たまたま手に取った本だったが、意外にも面白かった。 努力や情熱を燃やすことに全くもって関心のなかった高橋青年。 大学卒業後「銀河不動産」に就職した彼は、そこに次々とやってくる個性の強い客たちとの交流を経て、人生の方向性が大きく変わっていくこととなる。 章ごとに短編なっていて読みやすい。銀河不動産の客たちも個性的ではあるが、暖かい人たちばかりでとても好きだ。 最近の本屋はミステリーが多く並べられている中、個人的にはこのようなほっこりできる作品がもっと並んでほしいと思った。 この著者はこれまで多くのミステリー作品を生み出してきた人。近頃はミステリーに飽きつつあるのだが、この人の作品なら他のものも読んでみたいと思う。

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    投稿日: 2011.12.04
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    こいつをリハビリに選んでも良かったかな。 最後の章はちょっと飛びすぎな気もするけど、 全体を通して心地いい感じ。

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    投稿日: 2011.12.01