
総合評価
(1257件)| 541 | ||
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powered by ブクログミステリー、犯人探しはあまり好きじゃない。 会社の子に勧められて読んだ。2日で読めた。 参加者の名前が簡単だったし、地下空間だったので話があっちこっちいかず、楽だった。 最後の50ページぐらいでどんでん返しがあるのは面白かった。 わかった上で2回目を読むと、なるほどなと、感じる部分は多々あった。
2投稿日: 2025.09.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
従来のミステリーの持つある意味の簡潔さをひっくり返してくれた作品 メタ的な視点から犯人を掴むことは比較的容易ではあったがそこからの展開が面白すぎた
1投稿日: 2025.09.03
powered by ブクログミステリーの醍醐味を味わい、さらにラストの衝撃を食らい、「十戎」を読んで、作者の斬新な仕掛けを知ることになる。 すごい作品が現れたものだ。
4投稿日: 2025.09.02
powered by ブクログ2025.9.1読了 これぞまさにミステリー小説。 翔太郎が有能すぎて、犯人は翔太郎では…?と疑っていたものの、最後の最後にどんでん返し。 プロローグでは、さらにどんでん返し。 この『方舟』という建物に、殺人許可が付与されていたのだ。(p387) 極限状態の中、人間はどのような行動を起こすのか?自分ならば、ああする、こうすると妄想を膨らませる。 自身に置き換えて読むことができて楽しかった。 これぞ最高の読書体験。
3投稿日: 2025.09.01
powered by ブクログ二周読んだ。一周目は想像出来ないシチュエーションで、何読んでるのか分からず、推理パートまで暇だった。推理パートは非の打ち所がなく、綺麗。二周目は殺人パートもしっかり楽しめた。
1投稿日: 2025.09.01
powered by ブクログ恐ろしい事にものすごく読みやすい! これはぐびぐび飲める劇薬♡ 出来る限り情報を入れずに読んだ方が絶対に面白い。読み終わった後のメンタルケアは必要かも。 登場人物の心情描写に想像できる余白が結構あるので読み終わった後も考察が楽しいです。読んでる最中と、読み終わった後の楽しみ方が全然違うのが面白いなあ。
1投稿日: 2025.09.01
powered by ブクログ誰か1人を犠牲にしなければ脱出できない、そんな危険な状況でここまでのシナリオを立てて殺人を行なった犯人はある意味天才な気がする。結局怖いのは人、信じるなんて私にもできない。
5投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログまっさらな状態で、何気なく読みまして、ものすごく衝撃を受けました。夜中に読み終わり、目が覚めてしまって、興奮状態のままパスタ食べました笑。ずっと読書から離れていたのに、この本で読書欲が再燃。
6投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「は〜、そういうこと…」と何も疑わずに読み進めていたら、最後の最後で「ちょっと待って、そういうこと!?」と言いたくなるような結末があって、そのたった数ページを読み終わったあとの余韻が凄まじかった。 手にしてからこんなにも猛スピードで読了したのは久々だった。それくらい、早くこの先が知りたい!と思える面白い本だった。
2投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
めちゃめちゃ面白かったです。途中に違和感を持つこともなく、最後の最後でみごとにひっくり返された。途中も謎が整理されたり、翔太郎の説明が分かりやすく読みやすかった。麻衣の頭がきれすぎていてたまげた。だんだん真実に近づき、ついに捕まえたと思ったらひっくり返されるこの快感は言いようがない。本当に面白かった。 脱出したあと、世間に麻衣は私だけが生き残ったと言えば問題ないし、ほんとうに感嘆の声をあげるしかない
2投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
殺人事件が起こった現場。9人のうち誰が犯人なのか?脱出するために誰を犠牲にするのか?というところから物語が始まる。 大学のサークルの同窓会で集まった7人。裕哉の父親の所有する長野の別荘に集まったが、裕哉の提案で山奥の地下建築を見に行く。思いの外時間がかかってしまい、到着したのは夜だった。 そこは山に船が埋まったような構造の建築で、一晩を明かすため各々探索する。地下3階まであるが3階は水没しており、2階には拷問器具が置いてある部屋があった。誰が何のために造ったのか?電気は一応通っており、機械室には入口を映すモニターもある。 外と連絡を取ろうとすると山に迷い込んだ家族と出会った。きのこ採りに来て迷ったらしい、 自己紹介を済ませて携帯していた食料を摂ると各々部屋を選んで就寝した。 柊一は翔太郎に結婚後の隆平の素行の悪さを麻衣から相談されていた事を打ち明ける。 翌朝地震が起こった。入口が岩で封鎖しれてしまっている。レンチと巻き上げ機を使って脱出できそうだが、そうすると一人巻き上げ機の部屋に閉じ込められてしまう。 取り急ぎレンチを探そうと散り散りになる一行だったが、隆平が地下の水位が上がっている事に気付く。思ったより地下建築は早く水没してしまうかもしれない。モニターで見たところ外も地震の影響を受けて行きに使った木橋が落ちている可能性もあった。あまり時間がない。 そんな中、裕哉の姿が見えない。みんなで探すうち、隼斗が裕哉の死体を発見した。 誰が裕哉を殺したのか?脱出しなければならない状況の中、裕哉を殺した犯人を人柱にする流れになる。当然犯人は自首してこない。リミットは一週間弱。 一週間弱を生き延びる準備も必要だった。矢崎に頼んで配電を整備してもらい、地下2階から必要な物を地下1階に移動した。 裕哉を殺した動機も方法も掴めず、お互い疑心暗鬼になりながら過ごす。隆平と麻衣、花とさやかも同室を解消し別々の部屋で過ごすことになる。柊一と翔太郎、矢崎一家以外は単身で過ごす事となり、犯人には好都合な状況ができつつあった。 3日目の朝、部屋を片付けて荷物ごとさやかがいなくなった。 失踪したのかと思って探していると、やがて隼斗がさやかの死体を発見する。さやかの死体は首を切断されていた。 胸には刺し傷があった。首を絞められた迹に胸を刺されたようだ。その後に首が切断されており、首は行方知れず。なぜ犯人はリスクを冒して首を切断したのか?の謎が残った。 ゴミ箱に切断時の物であろうエプロンやゴム手袋や長靴が捨てられていた。 首は切断された後、さやかの荷物と一緒に地下3階に捨てられたらしかった。 裕哉殺害の時に比べてさやか殺害の現場には不可解な謎が多く残った。 さやかの足取りを追ってみると、自室でコップを割ってしまい始末した後、何かを探しに出かけた様子。 さやかはなぜ殺されたのか?なぜ首を切られたのか?ウェス(汚れを取る目的の薄い布)が地下1階の誰に見られるかわからない場所にあったのにも関わらず犯人は血を拭き取るために取りに行ったのも不可解だった。 お互いを疑いながら過ごす中、矢崎がカミングアウトを食堂で行う。実はきのこ採りに来たのではなく、妻弘子の弟が変な宗教にハマりこの地下施設まで探しに来た中で迷ってしまったのだそう。矢崎は疑いを晴らすために告白したが犯人につながらない情報だったため、皆の反応は落胆したものだった。 部屋に返ってから柊一は翔太郎から推理を聞く。さやかが探していたのはスマホではないか。そこに写っている何かを隠すために殺された。荷物が捨てられたのはスマホがない事を周囲に悟らせないため、首を切られたのは顔認証をさせないためなのではないかと。 逆に犯人が首を切ったという事は犯人もスマホを見つけられなかったという事。スマホを探すのが先決という判断で柊一と翔太郎は探索を敢行したが不発。 翌朝、地下2階で物音がしたので下ってみると麻衣と会い、その先に矢崎一家がいた。矢崎一家は細い鉄棒を小さな穴に通し岩が動かないか必死にトライしている。上手くいかない中、矢崎父がいっそ自らを犠牲にして巻き上げ機を動かそうとするが柊一と麻衣に止められる。矢崎一家が去った後、柊一と麻衣は自分たちの行く末を案じて会話する中でキスした。 翔太郎がスマホを発見。デニムのカバーがかかったスマホは紺色の工具箱の上にあった。色が同化して見えなかったのだという。防水機能のないスマホは水没してしまったからなのか反応しなかった。 午前2時。矢崎父が高枝切り鋏で刺し殺された。隠された犯人の凶器(さやかを刺したであろうナイフ)を発見し、回収に来たところを捕まえようとして返り討ちになってしまったのだ。柊一と翔太郎で矢崎の遺体を運んだ。 妻弘子から犯人撮影のためにスマホを持って行ったという証言を受け、再び二人は地下2階に降りる。結果スチール棚の裏からスマホが出てきた。犯人も咄嗟の殺人だったので拾う余裕がなかったのだろう。スマホは出てきたが指紋認証ができない。認証は矢崎母子に任せる事になった。 犯人が仕様したであろうウェーダー(体が濡れない用途で使う胴長靴)の中から爪切りと透明ケースが出てきた。爪切りは裕哉の所持品だった。それは翔太郎が自室で保管しており、それを盗んだ事になる。危険を冒して何のために?という謎が残る。 矢崎の指紋認証が進まないことに業を煮やし、同級生グループは矢崎母子の部屋に向かう。声を荒げる隆平に隼斗が鉄パイプで襲い掛かった。それを止めようとした柊一も襲われる。翔太郎が巻き上げ機を上げる人間を決める話し合いを始めようとした時、麻衣が「指紋認証って関節でもできる」と提案する。案の定ロックは解除され、動画を見るが犯人の顔は写っていなかった。表示された時刻は午後10時。これで犯人が特定できたとばかり、翔太郎は食堂に皆を集めた。 以下、翔太郎の推理。 事件を整理していく中で、新しい推理としてウェスに関する推理。犯人は首を切断した際の血を拭くためでなく、作業中のドアから明かりが漏れるのを防ぐためにウェスを使っていた。テープで光を遮光するのではなく。冊自現場にテープが存在しているのを知らないのは麻衣と隆平だけだった。 もう一つの証拠は犯人が爪切りを持ち去ったこと。重要なのは爪切りではなく透明ケースの方だった。透明ケースは防水でないスマホを濡れないようにするためのもの。二人のうちスマホが防水でないのは麻衣だけだった。麻衣はあっさり3つの殺人を認めた。 裕哉の殺害目的は殺時半を探して一人地下施設に残す状況を作り出すこと。そしてその罪を関係の冷え切っていた隆平になすりつける事が目的だった。さやかの胸に突き立てたナイフを隠したのも、いざとなったら隆平の荷物に紛れ込ませ犯人として演出するつもりだった。さやかを殺害した理由は、さやかのスマホに裕哉殺害の凶器であるロープが写っていたからだという。 犯人捜しが終わった後、全員が麻衣に巻き上げ機を操作するよう懇願した。殺人犯に対して平身低頭だった。柊一はただ一人声をかけられずにいたが、色々天秤にかけた結果麻衣に別れを告げた。麻衣は巻き上げ機を操作しに消えた。 大岩が落ちて入口までの道が開けた頃、トランシーバーアプリで麻衣から柊一に連絡があった。翔太郎の推理に間違いがあったことを柊一に伝えたいのだという。 今から地下で死ぬのは麻衣ではなく他全員だと言う。事故が起こった時、麻衣は入口が塞がれたのが非常口ではなく通常の出入り口の方だと気付いて、咄嗟にモニターの映像を入れ替えていた。本当は誰かが水没した地下3階を通って地上に助けを呼びに行くしかない。それが皆に知れたらタンクの取り合いになるので、岩をどけて出入り口から出られれば助かる事を演出した。 裕哉は以前にここに来た事があったのでモニターの入れ替えに気付かれたら厄介なので殺した。また、自分が犯人として巻き上げ機を操作する係になるストーリー作りをするための犯行だった。 さやかを殺害したのは裕哉から過去の地下施設の写真が送られていたため。本人は気付いていなかったが、やはりモニターの入れ替えに気付かれる可能性があったためだった。さやかにナイフを刺したのも後々自分が犯人だと証明するためだった。 犯人探しをさせたのにはタンクを背負うハーネスを作る時間稼ぎをするためだった。実は柊一の事を憎からず思っていた麻衣は柊一のタンクの準備もしていたのだが、柊一が自分を選ばなかったため見捨てる形となった。 全てを聞いた柊一は絶望し、その直後に電気が消え、脱出不可能を目の当たりにしたほか全員の悲鳴が聞こえた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 偶然集まった10人が方舟みたいな形の山中の地下施設に閉じ込められてサバイバルする…という状況が不自然だけど、ちゃんと理屈が通った形で歪な環境を作るのが凄い。トンデモ展開だけど、自分は納得して読み始められた。 あれ?柊一と麻衣は不倫してる?翔太郎はその仲介として呼ばれた法律とかに詳しい識者なのか?と思ったがそこに深く触れられる事はなかった。 麻衣が隆平から心離れていて、最後に強いて助けるなら柊一かな、と思ったところに少しだけ関わっていた。 能見君が柊一=翔太郎説を唱えたが、特にそんなトリックはなかった。 さやかのスマホがなくなった時に「そうか!ここでトランシーバー機能が活きてくるのか!」と思ったけど、最後の告白で使われるのみだった。まぁみんなアンインストールしちゃったか、みたいなくだりもあったもんね。 自分は花を疑っていた。最初電波を求めて外に出たのだが、相手は彼氏ではなく宗教団体の一味で、裕哉とさやかはその時に何か見たから消されたのかと思っていた。全然違った。 まぁモニターに映る入口を入れ替えるトリックが発覚するのを懸念して殺害したのだから当たらずも遠からずか? 伏線かと思われた部分が全然関係ない話だった、というパターンが多かった。 上記の話や矢崎家をおかしくした宗教団体の話、絲山夫婦の不仲の話、柊一が揉めそうと思ったのはどういう内容で、何故翔太郎を頼ったのか?翔太郎って普段何してる人?方舟はそもそも何の施設だったのか?など。 翔太郎が度々口にしていた「動機はこの際問題ではない」というのをある意味体現している形だった。拷問器具など、何かあるっぽいけど別に関係ない描写が度々あった。 柊一視点で語られているので、柊一が不倫してる事など読者に嘘をついている可能性があると推理したが全然そんな事はなかった。 実際は事故が起こった際に麻衣が咄嗟に自分が助かるために描いた利己的な犯罪だった。赤の他人の矢崎家は勿論、夫も同級生も関係なく自分が生き残るための犯罪だった。 衝撃の結末でびっくりした!これぞどんでん返しという展開。翔太郎の推理も決まっているし、麻衣の思惑が更にその上を行っている!見る人が見たら穴のあるトリックなのかもしれないけど、自分としては辻褄も合っていて両方凄いと思う。 方舟の仕組みがわかりづらく、途中で親切に地図が描いてあるのだが、岩を落とす落とさないの話は難解で、もうちょっと地図を増やしてくれないとよくわからなかった。 推理合戦および大脱走劇に犯人が勝利するパターンは初めての経験だった。後味が悪い結末だからそこはモヤモヤが残る。後語りはないけど犯人以外全員死亡って事やもんな。無実の市民で、善良な人や幼い子供も混じっているので苦しみながら死んだのかと思うと心が痛い。 翔太郎は結果的にイキって犯人を言い当てたがみんなを助けられずに生き埋めになって、恐らく死亡した。みっともない探偵役だったけど、自分だったら翔太郎の足元にも及ばなかっただろう。推理は見事だったし、麻衣ともいい勝負したと思う。ナイスファイトだ! 矢崎家は柊一視点だから怪しい一族みたいな描かれ方だったけど、結果的には矢崎父は全員生き残れる道を探したし、犯人を捕まえようと下着で倉庫に水没しながら頑張ったし、家族を守るために健闘したと思う。家族(犬含め)思いの立派な父親だったぜ! 自分が方舟メンバーなら200%生き残れないだろう。読んでる途中は方舟の陰鬱な情景が浮かんできて「早く外に出たい!」と思いながら読んだ。最終的には何人か脱出できるのだろうという希望があったので、そこを打ちのめされた時は自分も溺死した気分になって苦しくなった。 こういうミステリーは色々な楽しみ方があると思うけど、自分は推理して展開を予想しながらことごとくそれを外されて「そういう事だったのか!」となるのが好きなので、今回はまんまと騙されて楽しく読めた。
0投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログとにかくラストが衝撃すぎた!!!!!鳥肌たった〜、、あらゆる隙間時間で早く読み進めたくなる本だった!2日で一気読みした!!
1投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログ読み終わったあとの脱力感、恐怖感、えも言われぬ爽快感、、、 話題になっているからかなりハードル上がってたけど上回ってきた 出勤の往復で読破 記憶を消してもう一回読みたい
2投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まじで100%面白かったし、100%怖い気持ちになるような作品だった。こんなに整合性が取れた上で、あのようなどんでん返しを引き起こすことがてきたのは凄すぎると思った。麻衣の考え方がサイコパスのそれであるような描写を辿るのが本当にキツかった。深夜に読み終えると寝つきが悪くなるような、そんな作品でした。
3投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あらすじに「ミステリー界に新風を巻き起こす雄編」って書かれてたから、はいはいどんなもんかしらって読んでたらがっつり驚かされのめり込みました!笑 男女複数人が一つの地下遺跡に閉じ込められ、そこで順番に起こる殺人事件。犯人はこの中にいる ーーー設定自体は、ミステリー好きなら「十角館の殺人」とか「ある閉ざされた雪の山荘で」を連想させる、いわゆる王道ミステリ(クローズド・サークル)。 語り手の口調や登場人物の会話が今っぽくて馴染みやすいので、王道の現代バージョンという感じ。 かつ、1週間以内に浸水しきってしまう地下遺跡から脱出するために1人を犠牲にしなければならない。その1人は殺人犯であるべきだ。と、タイムリミットがつけられ人間性を問われる。 そうした設定、一人称語りな進め方、登場人物の特徴、2段階の衝撃、、、王道ミステリがベースにありながらも、ロジック的推理、犯人の立場と動機、人間の弱さや後悔が絡み合って、取り返しのつかない終わりを迎える、その余韻が気持ちよすぎる! わかりやすい伏線とただの状況描写みたいな顔してがっつり伏線でした!みたいな伏線が混ざってるんだけど、綺麗に回収されるし、ミステリー読みなれてない人でも楽しめると思う。 ただミステリー読み慣れてる人だとキャラ的にこの人犯人っぽいってのはわかるかも笑 岩を動かせないかの検討、一人を犠牲にしなければいけない展開、一人目の被害者が○○であること、犯人探しまでの流れ、終盤の推理などなど抜け穴がありそうでない緻密な設計になっている。 殺人を犯した人が犠牲になるべきっていうのはよく考えたら別に理屈通ってないんだけど、まあ異常すぎる環境では大きな理由になり得るよね。 あらすじで地震が起こるってとこまで読んでるから、一章はちょっともどかしい感じではあったかな。あと定期的に図面で殺害現場とか示して欲しすぎた。 有栖川有栖さんの解説もめちゃいい。ラストの衝撃に浸れるありがたい解説でした。これはぜひ映像化して欲しい! 【以下がっつりネタバレ】 ・ ・ ・ じゃあ柊一が麻衣といることを選んでたら生きていられたのか…って薄々気づき始めた時からが大興奮…! 麻衣が柊一を試したこと、そこに麻衣の底知れなさが現れてる。あまりにもレベルが違う、みたいな。 そんで動機がまるっとダブルミーニングになってるのもすごい。ラストの描写にも無駄がない。 結局生き残るのは自分一人だから何人殺したって良かったってのも斬新で、殺人者として強すぎる。たしかにこれまでのミステリーの犯人にはあんまりない動機だ… 翔太郎は麻衣の期待以上に彼女の手助けをしてしまってて、このあとの展開を思うと哀れでしかない。彼の推理も結局は「恨み」を動機としていて、実際麻衣は生き残るために殺してたわけだから根底から的外れだったといえる。 翔太郎キャラ的に好きだったから、最後麻衣を上回ってほしかった気持ちもあるけど… でも麻衣を犠牲にした翔太郎の人間性は消せない事実なんだよなー。 1人だけ生き残ろうとした麻衣と、はじめ1人を犠牲にして多勢で生き残ろうとした柊一や翔太郎。どちらが倫理的に正しいとか言えない。 結末としては語り手柊一が生き残れないことが確定したわけだから、いわゆるイヤミスではあるんだけど、読後感は悪くない、むしろ気持ちいい!ってなる(私だけじゃなくて多分読者の大半がそうなるはず)からイヤミスともいえない。そういう意味でも新しいミステリー小説だった。 ただ矢崎さんの義弟(陽二)はまじでなんも関係なかったのかー。あと、裕也がさやかにだけ写真送ってたこととか、花が裕也と2人になるのを嫌がってた描写とか。ちょこちょこ気になったままのところはあるかも。もしこれも伏線です!ってご存知の方いたら教えて欲しい〜
1投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
予測不可能な、犯人を当てたとしてもそれだけでは足りない結末に頭がバグを起こしそうになる もう一度読みたい
1投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読みやすくてすいすい読めた。 「死ぬのは私じゃなくてあなたたち」っていう文を読んだ瞬間、読む手が止まって そこからは絶望感エグくて自分の中でなにかが崩落した音がした。
1投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
レビューがどんでん返しどんでん返しばっかりで 期待しすぎてしまった感 前半 人物名覚えるの大変 場所の状況想像しずらい 方舟の挿絵が初めの方にあるのは良かったですが 肝心の岩とそれを動かす機械についてはどうなってんのか想像つかず 中盤前 コナンくんがいる違和感 謎の家族登場に期待 割とえぐめの殺人が起きているのに 単独行動しまくる登場人物たち 中盤後 なんとなく犯人がわかってくる 1人だけ掘り下げが甘い と思ったらやけに登場してくるシーンも有で 消去法でこの人っぽくね、、?動機しらんけど、、 家族については各人に注目がおかれるわけでなく 3人セットなので自然と犯人候補から除外←なんで登場させた。。? 後半 犯人判明もなんとなくわかっていたので 犯行動機に期待もしっくりこず エピローグ 最後の最後についにどんでん返し これは想像してなかった だけど犯人像の掘り下げがないので 全然ピンとこない 今回の結末は 先に結末を考える→それに沿ってストーリーを作ってる感があったので犯人が本当の動機を告白したところで「あんた急に何?そういう感じだっけ?」っと突っ込んでしまった笑 どんな殺人犯やサイコパスにも 各々正義、美学、世界観があり、そこの描写が全くなかった ただのパンピーが急にイキリ出した あと宗教の話やら誰と誰が仲が悪いだの そこらへんの回収がなく消化不良でした 分厚いですがストーリーは読みやすく、 すぐに読み終えるくらいには面白かったです。
1投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログなんて展開!! 「十戒」を読む前にこっち先に読んだほうがいいと知って読んでみたけど、エピローグの衝撃ったら!こわいよぉ…でも面白かった!
3投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログ犯人が分かったとき、こんなもんかーーー。って思ったけど、最後にどんでん返しがあってびっくり。震えました。怖すぎる。
4投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログ評価が高いのにハズレはないなぁとまず思った 後半に向けてそれまでの長いやりとりがいきる展開 しっかりどんでん返しでびっくりして ゾッとして あれ、待って、、そんなことある? 固定概念をガツーンと殴られる時がくる ある程度の人数がいるときに 選択を迫られたとき、自分の考えでなかなか 行動できない みんなの顔色を伺ってしまうのが当たり前になっていて 多数決、無難、影響力のあるひとの意見、とか 普通の生活の中でも 極限のなかにいなくても 多数の意見に合わせてしまう そして嫌なことは きっと誰かがやってくれる わたしがそんな目には合わないという 根拠ない考えが常に人の心にはある 私自身も それを見透かされて 指摘されて 震えた ただ、ほぼ全員が賛同した案は私には無いな そしてそもそも集団行動が嫌いだ いま、 読み終わって呆然としてる
0投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2025.08.27 (水) エピローグ、ヤッッッヴァイ‼️ 温度が冷たく感じた……紙だし、文字だしそこに温度はないのにやけに冷えてた…… 割と最初の方から麻衣が怪しいなーーーあーーこいつ絶対犯人だよーーーなんか一人だけ飄々としてるもん なんて思ってたから、本当に犯人だと分かった時にはあら、こんなもんかしら…なんて思ってたんだけど、エピローグ……嘘でしょ…?みたいな……頭の中、鐘の音響いたのかと思った…… 思わず笑っちゃったよ…策士すぎる…… あと、柊一以外、外に出られると思ったまま視界が反転するのは怖すぎる…… 地震が発生してからみんなずっと麻衣の胃袋だったって訳ね…おっきい船の形をした麻衣の胃袋に…
1投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
皆がどんな死に方が一番嫌なのかを語っているシーンで、麻衣が溺死と言っていたので犯人だろうと思って読み進めた。モニタも入れ替わってるだろうと思った。 なので、岩を落とした人間が生き残るという設定が分かって麻衣視点で読み進めた為、舞を応援していた。 柊一の最後の態度は無いだろう。もっと言えることがあるでしょうと思ったが、あのラスト。そんなだからあなたは死ぬ。読後感はスッキリ。 麻衣が生還出来たのかは分からず、その後どうなったのかが気掛かりだけれども。きっと生還出来たと願いたい。 方舟を読んで楽しめた人なら十戒も楽しめると思うので是非読んでほしい。 十戒もクローズドサークルで殺人が起こる。電波は届く島。だけど、犯人によって犯人探しをしたら島を爆発すると脅され通報も表立った捜査もできない。特殊なルールの中で皆は生きて帰れるのか?といったストーリー。
0投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
途中のキスシーンでああ犯人なんだなと予想できたがそこから更に二転三転するのが良かった。ストーリー中終始描かれている閉塞感から、犯人に早く死んでくれとも思えてしまった読み手にもナイフが向けられているようで面白い。次回作も楽しみ。それでいてホームズが死ぬ作品は読んでいて心苦しいものがある。
1投稿日: 2025.08.26
powered by ブクログ極限状態で繰り広げられる殺人事件と、謎解き、倫理観に問いかけるような内容だ…と思いながら読んでたけど、最後にゾッとさせられた。
0投稿日: 2025.08.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
真犯人を突き止める段になってようやくページをめくる手が加速した感じ。 それまではひたすら設定されたシーンに飽きていた、、。 もう少し、麻衣の言ってることが実は丸々嘘なのかも、という危うさを強く描くと面白いエンディングになったのでは。なーんて。
0投稿日: 2025.08.25
powered by ブクログとにかく最後のとんでもないどんでん返しに鳥肌が立ちます。読む前から、そのラストのどんでん返しがあることはわかっており、読んでいる間もラストを予想していたが、まったくわからなかった。 一つの事実が違うだけなのに、こんなに事件の見方が変わってしまう衝撃が忘れられない。
2投稿日: 2025.08.25
powered by ブクログ最後の終わり方がいつものミステリー小説と違って面白かったです!! 読み終わって犯人を「すごい!!」と感じ、心惹かれました。 閉じ込められた方舟の中で、各々人間の本心が出てきて、誰もが生き残りたい!!と心に秘めながらも冷静に行動している感じがまた良かったです。 方舟の内部図があり分かりやすかったのですが、知識不足の私には、巻き上げ機の構造が想像しにくく何度かイメージを変えながら読み進めていきました。
2投稿日: 2025.08.25
powered by ブクログ面白いよりも、終始ゾクゾクしていた。 もし自分が…と想像しただけで、息が詰まりそう。 情景描写、結末、、、すべてが怖い
0投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログとても面白かった。 本を読むのが遅い私でも、ページをめくる手が止まらず、ドキドキが止まらない作品だった。 いろいろ思うところもあるけど、でもやっぱり面白かった!
0投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった。 いわゆるドンデン返し作品だということは知りながら読み進めました。 犯人に対してのドンデン返しで、翔太郎が犯人かな?それとも被害者だと思ったら実は…って事?なんて想像しながら読み進みたら、まさかの! 動機に驚かされるとは思ってもいなかったです。 しかし、明かされてみればなるほどと思えるのだから良作だと思います。 麻依、頭が切れるな〜。あそこまで計算できるとは。 場所と時間が制限される環境はドキドキできて、舞台として面白い。 そして今作ではその場所が地下なのが息苦しさを想像させられる。そこで起きる連続殺人。その中の極限の人間関係。そんな盛りだくさんの設定を過不足無く書いて読ませてくれた今作。そりゃあ評価が高いわけだ。ただ、ドンデン返し系とは知らないまま読みたかったな。
0投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ王道ものの密室殺人。タイムリミットがある中密室から脱出するには1人が犠牲にならねばならない。これは奇を衒うでもない硬派な設定。 進行役の探偵枠もいてその探偵は見事に推理を展開していく、これもまた王道。 そして全ての謎に答えが提示されたのにあのラスト。 解決編にほんの少しの引っ掛かりを感じたのもこのラスト故か。 これこそなにも見ずにただ読んで欲しい。
0投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後の怒涛の展開に圧倒される作品でした。 ストーリーは常に謎が散りばめられており、先の展開がどんどん気になり、気がつけば読み終えていました。 最後の謎解きでは、正直納得できると感じつつも、合理性に欠けると感じていました。 最初の殺人の動機に対して、動機を満たすための行動が全くされていない、まるで追加でもう1人殺害する必要がある。そんな中途半端な状況で殺人を犯す意味があるかと思いました。 モヤモヤする状態で終えるのかと思ったら、最後の展開、、、 今までモヤモヤしていたもの全てが解決され、とてもスッキリしましたし、展開の素晴らしさに圧倒されました。 とても面白い作品でした。
0投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログ評価高かったからずっと気になってたけど、最後はたしかにびっくりした。閉じ込められた時点であそこまで覚悟を決めてたのかぁ。
0投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても面白かった。 推理パートまでは良くある普通のミステリー小説。 犯人はわかったけど、そんな動機で人殺しするかなぁ。なんか色々恋愛フラグも立ったけど終わりかぁ。 そんな気分で続きを読んでたら最終章で文字通り世界がひっくり返る! すぐに犯人との絡みを読み返すとその時は気に留めなかった違和感がポロポロ出てくる。 何度でも読みたくなる一冊!
2投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログ正直なレビューをすると、それまでの殺人現場の描写がもう少しリアリティが欲しかった。 最後の展開、自分ならどうするかを考えさせられた。
0投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログ読書は好きだがミステリーは普段読まない。そんな自分が感覚的に久しく読みたいと手に取った本。入りやすく、ホラーではないがホラーっぽさも感じられる不気味な気配が読み進めるうちに漂ってきた。動機とトリック、ミステリーにおいてどちらを重視するか好みが分かれると思うが、世界観に没入したい身としてはちょうど良かった。トリックは真新しいとは感じない。帯やレビューの誇張評価や大どんでん返し!などとあると斜に構えてしまうが、内容に触れる帯なしで読めたことは僥倖。新鮮な面白さを楽しむことができた。良作には間違いない。
0投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログ「おー、そう来たかー!!」「やられた!けど面白い!」が直後の感想です。 ・とても丁寧に作られたお話と感じました。 ・途中途中で「ん?それおかしくない?」と感じる状況があっても、その後のストーリーの中で私の考えが読まれたかのようにちゃんと回収がなされて、そんなところでも「やられた!」と思いながら読み進められました。 圧巻は、怒涛のエピローグですね。何度もページを戻りながら繰り返し読んでしまいました。 主人公が最後に犯人にかけた言葉、犯人から最後にかけられる言葉遊びも秀逸。ただ、自分が主人公だとしてももう1つの選択肢は選べないなぁ~。 おもしろかったです。 ありがとうございました!
2投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログ思考実験について考えるのが好きなので、全体を通して思考実験的な話で面白かった ミステリーにおいて扱いの難しそうなスマートフォンという物を上手く使って話が作られているのが凄い 星4.5を付けたい なんで評価5段階しかないの
0投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
他に方法あったんじゃないか?とずっと思いながら読んでたけど、最後の章と解説が良かったから★4にする。 にしても友人が死んだ後のみなの振る舞いには驚愕だね。私むしろ、友人が私を絶対に助けに来てくれると信じて残るかもしれないな。賢い従兄弟が報われなくて残念。
1投稿日: 2025.08.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
後味の悪い作品だった。 何も救いがなく、自分だったら発狂してしまうだろう展開。 でも、結局は皆自分が助かることしか考えておらず、そのために殺人を犯す麻衣と、殺人犯を殺人犯であるという理由で死に追いやる他の人たちと結局は何も変わらない。 人間の醜さを徹底的に描いた作品。 そう考えていくと、旧約聖書で方舟を作り、自分たちだけ助かったノアは一体どういう存在なのか。神から啓示を与えられれば、そのようなこともしていいのか。 考えさせられる作品ではあった。
1投稿日: 2025.08.21
powered by ブクログ(ネタバレ含む。) マチアプであった女に勧められ、その帰りに本屋で購入。 タイトルの方舟の意味とは異なり、救済も何も無い最後の終わり方にはゾッとしました。 一体残った彼らは最後にどうなったのか、、、。 なお、勧めてきて女は飯代を払わせて、財布がない名演技をし、その後ラインをブロックして逃亡しました。 麻衣くらい救えない女みたいやね。
0投稿日: 2025.08.21
powered by ブクログ地震によって地下施設に閉じ込められ、脱出の為には誰か一人を犠牲にしなければならない。そんな中で発生した殺人。タイムリミットが迫る中、犯人を見つけ出し、犠牲になる役を引き受けさせることが出来るのか。 奇抜な設定、無理のある展開、それなりに綺麗な解決。 からの...反転! いろいろと無理があるのは作者も承知の上だろうが、見たことのないタイプのどんでん返しに唖然とさせられる傑作。
12投稿日: 2025.08.19
powered by ブクログここ数年話題になってる作家さん。 初読み。 山奥の地下建築で夜を過ごすことになった後、地震が起こり、閉じ込められてしまった10人。 そんな中、1回目の殺人事件が起こる。 始まりはベタなクローズドミステリー。 この密室から出る方法は一つ。入り口を塞いでいる巨大岩をどかすこと。それには誰か一人が生贄になること。 犯人が生贄になるべきと言うことになり、犯人探しが始まる中、また次の殺人が起こる。 うーん… 確かにミステリとしては、よくある手法なんだけど、山奥で突然閉じ込められて、そこから出られても助からないかもしれない状況の中で、全員がその状況を受け入れちゃってるところが、なんか腑に落ちないというか…みんな、物分かりいいなぁ、と思うし、人が殺されても、やっぱり平常心。そこが新しいのかなぁ。 ラストの種明かしも、何だかあっさりしていて、残り100ページ切っても見えて来ない展開だっただけに、ちょっと消化不良。 ラストのラストはすご〜く後味悪っ! 最近はこう言うミステリが好まれるのかなぁ
40投稿日: 2025.08.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ずっと怖かったしずっと緊迫感があって一気には読めなかった。みんなどことなく怪しくて最後まで展開がわからなかった。やっぱり最初に助けを求めていれば解決できてたかもと思ってしまう‥
3投稿日: 2025.08.19
powered by ブクログとんでもない本に出会ってしまった… 誰かを犠牲にしないと生き残れない状況になった時、なんとかその誰かを自分以外の人にしたい。でも犠牲だとか生贄だとか身代わりだとか、そういう悪い感情は残したくない… ギリギリ人間であろうとしながら裏切り者に成り下がった人達…をいとも簡単に裏切る真犯人。 頑張る事、誠実でいることがバカバカしくなる…というかもどかしくなる衝撃作品。
2投稿日: 2025.08.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ラストにびっくりは間違いないけど、正直動機の解説のときは違和感があったかも その若手イケメン俳優をメインで使うことに意味のある映画として実写化しそう ミステリーとして面白いけど、やっぱりミステリーを人に勧めるきにはならないかも なんか、しっくりきてないところがある
1投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログ犯人を予想しながら読んだが見事に外れた。終盤を読んでいくにつれて絶望感が増していき、なんとも言えない感情になった。一方で、犯人の狡猾さやなんとしてでも自分だけは生き残るんだという信念の強さには畏怖の念を抱いた。
1投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログ閉鎖空間×極限状況、ミステリらしい仕掛けにゾクッとした。 ノアの方舟を思わせるモチーフが随所に仕込まれていて、 “救いの船”のはずが逆に反転していく感覚がとにかく鮮烈だった。 もっと王道作を経てから読んでたら、さらに衝撃倍増だったんだろうな…。
5投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログ地下にある建物に閉じ込められた男女が水没が迫る中、殺人事件の犯人を捜すという話。 最後はびっくらこいたね。 1週間余裕があれば、自分が残るから誰かが出て助けに戻ってよ。ってなれないのかな?
0投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログ物語が進むにつれて方舟がより閉鎖的で絶望的になっていくから息苦しい。けど、面白い。新しいミステリー。 建物の構造が文章だけでは想像しきれないけどめげずに読むべき。(途中図も出てくるので)
1投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログマジでおもろかった リズミカルな描写だけでなく何も状況が動かないような絶望感も差し迫ってきて非常に臨場感を感じた ただこれを読むと普通のミステリーに満足できない身体になってしまうので晩年に読むことをおすすめする
2投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ色々なところで面白いという評判を耳にしたので読んでみたところ、その評判を上回る位面白いミステリーであった。 いわゆる、クローズドミステリーという密室で犯人がある程度絞られた中で、殺人犯を特定していくというよくある展開と思いきや、ラストの展開には一本取られた。 このような体験は映画やアニメなどでは得られるのはかなり難しく、読書ならではの体験、ミステリーや本をあまり読み慣れてない人にも是非読んでもらいたい一冊。
1投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ2025.8 3冊目。 とにかく面白かった。 終わり方に感心して個人的には納得してスッキリした気持ちで読み終えることができた。 主人公が語り手として物語が進んでいき、他の人物の心情等が描かれておらず主人公の主観だけになってしまうが、それが逆にフラットに見ることができたし主人公自身も自我を出すタイプではなかったので、物足りない人もいるかもしれないけど個人的にはちょうどよく読みやすかった。 読んでいくにつれ主人公の性格が分かり、その性格が結末に関係してくるところも良かった。 ミステリーをほぼほぼ読んだことがなく比較対象がないので、読み終わったあとはm-1の松本人志方式で★4にしようと思ったが、読み終わった翌日も方舟のことを考えてしまっており、「こんな方舟のことを考えているのに★4をつけることがあるだろうか、いやない」ということで★5にしました。
1投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
めちゃくちゃ面白かった。最後のどんでん返し、犯人の自白はドキドキしながら読んだ。 個人的には、探偵気取りで推理してた彼に対して「素人のくせに…」って思ってた節があったので、彼の推理が覆されたのもスッキリした(あそこまで推理できるのはすごいけど)。 また読み返したくなる作品です。
0投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
天災という犯人のコントロール下にない環境で偶然できあがってしまったクローズドサークルで、なぜ連続殺人が起きるのか? これが最後綺麗に回収されながら、回収されたと思ったらどんでん返しされて、、、 自分が同じ状況だったらどうするだろう。 たぶん翔太郎や犯人みたいに冷静にはなれないだろうなぁ。 陰鬱な気持ちにさせられたけど、感想語り合いたくなる作品だった。 あと不審人物扱いされてた矢崎パパが実は一番いい人で勇気ある人だったと思う。
0投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どんでん返しの出来は良くできているなと思った。動機が裏返るさまは面白かった。 ただ最後まで登場人物の存在が薄っぺらく、緊迫感や焦燥が伝わらなかった。探偵役も中途半端な感じである。唐突な三角関係ももう少し何とかならなかったのか。 それにカルトのアジトだったのに秘密の通路がないのが引っかかる。出入口が2つだけの説得力が足りない。図が正確な情報だとこの緊急事態に鵜呑みにするものだろうか。 ノアの箱舟って皆が死ぬと分かっていて、(神様を言い訳に)自分だけ助かろうとする卑怯な話にも見えるのだが、この話のタイトルが正に『方舟』なのが皮肉だなと思った。 再度も楽しめそうな良本です。
0投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログコナンのリアルな感じ。結末はめっちゃ面白かった。結末を知ってから再読すると違った見方で読めそう。 全体的に陰鬱な雰囲気で気分が鬱々してくるので、途中でだいぶ期間が空いてから最後まで読み切った。 売る
2投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後の最後にマジか、嘘やん… ってなるやつ! 個人的な話だけど熱出てる中ちょっと本開いたら止まらなくなるくらいには中盤以降一気に引き込まれました笑 どうやって生贄を選ぶかってところに全てが集約されてるのかと思いきや、どうやって生贄に選ばれるかってゆう視点をラストに持ってこられ、衝撃を受けました! 最高に面白かった!
3投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログミステリー、どんでん返しが好きな人におすすめ。 密室かつ、誰か犠牲にならないと脱出できない条件がある地下建築。 そんな中、殺人が起こってしまう。 誰が犯人か、そして誰を犠牲者にするのか… 犯人が分かった後のエピローグで大どんでん返しがわかり、めちゃくちゃ読者は騙されます笑
5投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログまんまとだまされてしまった。 ミステリー小説は、「ここでトリックを見破れたのに…!」という伏線とかを特に意識しないで読むので、いつも新鮮に読み進められるからとても自分の読み気に合っているジャンルだと思う。でも毎回だと胃もたれしちゃうからたまにこういう作品を挟むとサクサク読むことができるし、いい景気づけになる。 謎解きまでは何となくこうかなあとおもうけど、最後で見事にやられました。この結末の良しあしはあれど騙された~という爽快感がこの作品は格別だったので、いい時間でした。
14投稿日: 2025.08.15
powered by ブクログめっちゃ怖いけど面白かった、、 人間って怖い!けど自分があの場にいたらどうしてたんかな〜とかも思う 犯人は最後までわからんかった! みんなにおすすめしたい!
0投稿日: 2025.08.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
遠い昔の宗教団体らしき人たちが地下に建設した『方舟』で繰り広げれるミステリー。 大きな地震で出口が塞がれ、出るにはだれか一人が犠牲にならなければ言えないといういわゆるクローズド・サークル。 読み終わって考えてみると確かにあの状況で殺人を起こすメリットというものがなく、なのに起こる殺人に何か隠されたことがあったんだろうとなと物語の序盤に気づけば‥ 水嵩が上がりタイムリミットが迫り、閉じ込められた地下建設にも精神的にも追いやられる。 無実の人を生贄にはできない良心がみんなにあり、殺人を起こした人を推理で導き納得した形で脱出を計画するけどあまりにもちんたら解決しててあんまり緊張感がないなと思ったり。 翔太朗の見事な推理におぉ~なんて思ってたけど、最後の最後にどんでん返し。 雑な推理も犯人の思うつぼで、いいように誘導されていたんだろうなあ。 ただ、伏線がそこまでなかったので、すっきり感がほぼなかった。 推理小説ではなくミステリーだからそうなのかな。 しかし最後に翔太朗たちが叫んだのはなんでなんだろう?一気に水が上がったとも思えないし、電気線がやられて真っ暗になったとかかな?
0投稿日: 2025.08.15
powered by ブクログどんでん返しがあるとは知った上で、誰が犯人だと考えながら読むのは面白かった。ただ…人間怖い。これぞイヤミス…。読了後もゾッとする感じが残っている。好きな人は好きだと思いますが、私には状況も結末もちょっと怖すぎた。心穏やかになれる作品が恋しくなった。それくらいすごいミステリーだと思う。
13投稿日: 2025.08.15
powered by ブクログ面白かった! 10人が閉じ込められた地下施設で殺人事件が起こる本格派ミステリー小説。 一気に読み進めるのがもったいなくて、頑張って読むの止めて、ワクワクを4日もたせた(笑) 最後は、えっ〜、そっちか〜、とちゃんと予想を超えてくれましたよ!
48投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
地下建築方舟に10人が閉じ込められ、脱出のために誰を犠牲にするか決めるなかでが殺人が起こってしまう。 出入口が土砂崩れしており、全員助からないことに気づいたマイが、1人または2人で助かるように殺人およびハーネスの準備などしていくことが最終章で分かり衝撃だった。 ゾクゾクしたしドンデン返しもありとても面白かった。
0投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ラストで探偵がただのモブになるところに一種のカタルシスを覚えて静かに大興奮。冷静に考えるとストーリーは穴だらけなんだけど、最後まで連れていって読ませてくれる筆力も良き。このあとすぐに絞首商會も買い求めた。
0投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログ読み終わったあと衝撃強すぎて食べたラーメンの味分からなかった それくらい凄かった 読後感が(もちろんいい意味で)最悪で、今でも引きずってる 主人公視点で進むから、良くも悪くも近しい人以外の印象が薄いのが良い
0投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログ物語の始まりから沢山のキャラクターが登場するので序盤は誰がどんな人となりかを把握しづらくなかなか入り込めない部分はあった。 ただ中盤以降一気読みせずにはいられない怒涛の展開! 人は死にますが物質的なグロテスクさは無く、むしろ最後の最後で人間の内面的な恐ろしさに触れる。 本当に怖いのはパニック状態の暴挙ではなく理論的な冷酷さですよね。 ごはんを食べるのを忘れて読みました!
0投稿日: 2025.08.13
powered by ブクログ忘れられない一冊。 電子で読んで、文庫化された時に紙でも読みたくて購入しました。 色々分かった上で読み返すと、オチでぶっ飛ぶことはもうできないけど、「犯人」の発言にゾワゾワ鳥肌でまた違った味わいでした。 電子だと人に貸せないけど、文庫を購入したことで父を道連れにすることに成功←
0投稿日: 2025.08.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
エピローグで完全にくらいました…!! 第5章までは、やっと犯人が分かり、役目を果たすことになったなと思っていました 最後にあんな結末になるとは…全てがひっくり返された気分でした。 読者含め皆が犯人の手のひらの上で転がされていました。 絶妙にズレている翔太郎の推理…。解説にもありましたが、本当にコケにされていた探偵でした笑 犯人を知って振り返ると、1つ1つの発言の意味合いが変わってくるなと思いました! そして、ラストの実はハーネスを2つ作っていた、私についてきたらあなたも救うつもりだったという発言はイヤミス感が満載でした。主人公つらすぎる…。第5章の麻衣が私を待っているような気がしたという文は伏線の1つでしょうか…。 考察サイトをみるとさらに内容が深まるなと思いました!
1投稿日: 2025.08.12
powered by ブクログ推理小説史上No.1来たかもしれない ここまで作者に騙されたのは初めて 犯人の伏線が効いてて面白かったなあ
0投稿日: 2025.08.11
powered by ブクログノアの方舟と言う言葉は知っていても良く意味が分かっていなくて、今回それがなんなのか初めて知った。神様の指示の下造られたノアの方舟では大洪水から逃れて選ばれた人間と動物だけ生き残ることが出来る…それが今回の物語のテーマとなっていた。 全体的に展開が早く色んな出来事が次から次へと起こるため、中弛みすることなくサクサク読み進めることが出来た。人は死が迫ると命の選択をすることになるのだろうか、そしてそれはどんな基準で?犯人も気になったが物語が最も問いかけているのはそこの部分ではないだろうか。そしてそのデスゲームで生き残るのは、ノアの方舟に乗るのは、、みんなでの話し合いで犠牲になる者を決める場面がある。たとえ犯人を犠牲することに決めたとして、それが果たして正義なのだろうか、1人の人間の命を犠牲にして自分達の命が救われてもそれは犯人が犯した殺人と何が違うのか。命の選択をしなくてはならなくなって初めて突きつけられた人の本質に自分ならどうしただろうと考えさせられた。
1投稿日: 2025.08.11
powered by ブクログミステリー系って難しそう…と思ったけどとっても読みやすくてサクサク進んだ! 閉鎖空間で起こるいろんなこと。 もう一回読み直すとまた更に色々なことに気づけそう。
0投稿日: 2025.08.11
powered by ブクログ自分だったら好きな人と一緒に死ぬ選択を取るかなー早く死にたいので でも実際死を目の前にすると生きたいって思うのかなー
0投稿日: 2025.08.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
推理系では個人的ランキングダントツで面白い 叙述トリックでも無いし映像化が楽しみ というか叙述トリックでは無いのに、この覆し方はあっぱれです。 場所や方向把握が難しいけど、それは読者を不安にさせる要素でもあるのかなと読み終わって感じる。とても良い、鳥肌が気持ちよかった。 そして翔太郎が最後、可哀想すぎる。
0投稿日: 2025.08.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み終わった後、というかエピローグの途中ぐらいからずーと鳥肌が立ちっぱなし しばらくゾワゾワが止まらない こんな話を作れる作者、神でしょ ここまで人間心理をうまく突いてくる作品もない 麻衣、おそるべき狂気 ただそれが、この方舟という特殊すぎる環境だったからこそ、むしろ理屈で考えたらその判断になってもおかしくない と思わせてくれるあたりがこの作品のすごいところ そもそもカメラの映像を咄嗟の判断ですり替えるのも凄いが、1人だけ違うゲームをしていた(他の皆は誰か1人を生贄に選定するゲームだが、麻衣だけはいかに自分が自然な形で生贄側になるかを考え行動していた) と考えると、改めてその視点で読み返したくなる エピローグを読む前と後で全く違う印象を刷り込まれた作品 ドンデン返しとはまさにこのこと 最後まで気を抜くべからず 基本最初から、設定の時点でどうも不気味な雰囲気あるなーと思って読み進めて、殺人も起き、探偵翔太郎の活躍もあって、無事生贄選定完了→からの〜 思い出すだけでも鳥肌 人間って怖いと思いつつ、正直麻衣の行動原理にも非常に納得感がある(もし麻衣が正直に白状して、脱出できる1人を選定するゲームになっていたら、おそらくもっと凄惨な争いが起きて、女性の麻衣が選ばれることはまずないと考えると、生き残る上では最善手)のがすごい あっぱれです 今まで読んだミステリー系の中でも最上位に位置する作品
0投稿日: 2025.08.10
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まずは翔太郎の推理力と冷静さに驚愕。こんな冷静にいられるか?まさか犯人?とか疑ってましたが、エピローグで全てをひっくり返される。その後、犯人の言葉を読み返すと全て辻褄が合うのも恐ろしい。でも人間ってこうだよなとも考えさせられる。 人がたくさん死んでしまう作品はあまり好きではないですが、物語に引き込まれて一気読みしたので星5⭐️
0投稿日: 2025.08.09
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動機の1つにはうっすら気付けていたのに、さすがにそこまでは考えられなかった…。『方舟』で『神の啓示』を受けていたのは、麻衣のほうだとは思いもよらなかった。 最後のひと言を言い淀んでいた柊一。あのひと言さえ変えていれば好意を抱いていた麻衣と地上に出られたということになるけれど…。腹をくくるどころではない、状況的には自分の命を投げ出すひと言をいうのは難しかっただろう。 最後には頭脳明晰で名探偵ポジにいた翔太郎の凡庸さも露呈されており、結果的には麻衣にとって道化師のような存在にしかなっていなかったのだと思うとゾッとする。 グロいのは苦手だけど、ギリギリ読めるくらいの表現だったのは助かった。 今まで読んだミステリーの中でもかなり上位に食い込む作品。
1投稿日: 2025.08.09
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面白かったけど、もう少し建築や宗教について触れられるのかと期待してしまった ハードルを上げられてから読むと期待値あがるのは当然ですね、、
0投稿日: 2025.08.08
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置かれた状況とかしんどすぎて、苦しくなるほど辛くなる。誰もが怪しくて不気味。犯人がわかってもなんだかモヤモヤとした部分が残る。最後はもう嫌んなるくらい後味悪いバッドエンド。 でももう一度読みたくなる。不思議。
0投稿日: 2025.08.08
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オチがサイコー!推理はハズレで犯人だけが生き残る最高バッドエンド!地図の挿絵が方舟の構造や物語の流れをわかりやすくしてくれてて想像しやすく不穏な空気を感じやすくてめちゃくちゃ楽しめた!大好きな作品!
1投稿日: 2025.08.08
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いや、彼女頭が良過ぎるでしょ・・・。 一番初めのあの段階で、自分が助かる術を考えたの頭が切れ過ぎてる。 でも、余韻が程よい絶望感でとても好き。
1投稿日: 2025.08.08
powered by ブクログ久しぶりのミステリー。 探偵役にしてはちょっと微妙。と思っていたらまさかこんな展開だとは。 自分がいかにセオリーに囚われていたかを実感した。 良い意味でやられました。
1投稿日: 2025.08.07
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今まで読んできた小説でこれが1番面白いかもしれない。 前から面白いと言われてて気にはなってたけど本当に読んでよかった。 犯人が誰かより動機に対する驚きが大きかった。 もう一度読みたい小説。 事態が起きてから絶望だったけど、最後は本当に絶望だった。 主人公以外は何も知ることが出来ないままだったのが恐ろしい…
3投稿日: 2025.08.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
完全自己満の感想ですし、ネタバレしまくりなので見る人は注意してくださいね 色んな人が絶賛していて大どんでん返しのクローズド・サークル式ミステリー 多くの人が「こわかった」と言ってた意味がわかりました 自分自身もあの地下建築内にいるようなジメジメとした息苦しさで押し潰されそうになりながら謎とタイムリミットに迫っていくのがある種癖になるような感じもします 正直、大どんでん返しと謳ってたからこんな簡単な結末になるはずないと斜に構えていたこともありますが、結末はこうあって欲しくなかったと考えた中での最悪のパターンだったなと 考えなかった訳じゃないけど考えたくなかったという吐き気を伴うような胸糞悪さがあります あの階段でのシーンからこれはもう犯人が全てわかっていて語りかけてるのでは?と思ってたので犯人に驚きはあまりありませんでした 犯人に対して理解できるところも理解できないところもあり…難しいですね そして結局ラストは主人公含め犯人以外絶望しかないのが、主人公目線で物語を追っていた分余計にやるせないし、同じく絶望感を叩きつけられたなと 個人的にはあの状況下で理性を保ち続けて皆を引っ張っていく翔太郎お気に入りだったからそこも悲しい 犯人を追い詰める側が完全に追い詰められるのは珍しいなとも… あの時もし誰かが選択変えていれば?真に生き残れるのは誰だったのか、そして生き残った側は一体どのように生きていくのか、そもそも脱出後どのように助かったのか、どんな思いを抱えていくのか、はたまた忘れていくのか非常に気になるところです 自分自身があの場にいたら結局大多数と同じく我が身可愛さに絶望を叩きつけられていたかなと思います その浅ましさが身に染みてなお、あの状況で何も知らなかったら?それでも誰かのためにと手を挙げることができたとは到底思えなくて どの選択が正しいことなのかも分からない けれど、犯人の選択が正しかったのかもきっと分からない 多分それは死をただ待つだけになった彼らも最後の最後まで葛藤したり後悔したりしていたんじゃないかなと思うと尚彼らがやるせないです 再読したいけどこれは再読するのにまた覚悟が必要でこわいです そしてしばらく引きずりそうで嫌! 地下建築内の構造がイマイチピンと来なくてそこを理解するのに苦労したのと、所々ご都合的だったり、どうしてそうなる?と理解までに時間がかかったのがちょっと読み進めるのにサクッといきたかったけどいけなかったのが残念です(私の読解力の問題)
0投稿日: 2025.08.05
powered by ブクログ最後20ページぐらいで鳥肌がたって、冷房を止めて誰もいないのになぜか後ろを振り返ってしまった。それぐらい怖い。
0投稿日: 2025.08.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
250805*読了 ひー!こわいこわいこわい… ラストを読みながら、心の中で叫んだ。 Xに流れる感想が「ラストで衝撃を受けた」ばかりで、そんなに誰もが驚く最後っていったいどれほどのもんなんだい?と、自分だけは冷静に読んでやるぞ、なんてこの時点で先の自身のリアクションまで読めてしまいそうな態度をしつつ、「方舟」に乗りこんだ。 案の定、こうである。 前情報で衝撃の展開が待っていると知っていたから、地下要塞に閉じこめられ、誰かひとりが犠牲にならねばならないことにもどんと構えていられた。 読みながら推理を試みるも、全く分からない。 正直、翔太郎だと思ってました。こんなに推理できるわけないやん、みたいに彼を舐めていました。すみません。 次々と殺人が起こり、疑っていた人物も殺されてしまって、それでもそのときは翔太郎やろ?どうせ、なんて考えちゃってた。ごめん翔太郎。 疑われ損な翔太郎の名推理により、犯人が地下に残る役割を担うことになった。え、衝撃のラストってこれ?確かに犯人は意外だったけど…拍子抜けしたゃったな…。 そんなわけあるかーい! はい、わたしも言います「ラストで衝撃を受けました」。まったく予想できませんでした。 ラストでこんなに驚かされたのは、城塚翡翠ちゃんの「メディウム」以来かも。いや本当にお上手です。
0投稿日: 2025.08.05
powered by ブクログや、やられたぁ、、、笑笑 ネタバレやヒントはラストの楽しみが減るので、スラスラと読みやすいので何も調べずとにかく最後まで読んで欲しい。 方向音痴、地図音痴なので方舟の図解が頭に入りづらくて困りましたが、それでもラストの衝撃と余韻、やられたぁ…というズバッと感は気持ちいいです。なんでやられたのか自分の思考を辿るのもゾワッとして良い。 有栖川先生の解説も熱量高くてワクワクをすぐ共有できた感覚になれて良かった。 最近のラストの衝撃、話題書の中ではダントツでした。
0投稿日: 2025.08.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
各所で話題になってる夕木春央さんの「方舟」読んだ。 いや自分が、どれだけアホか分かったよ。この10人以外にも人がいた?とか、翔太郎が犯人?とか考えてみたけど全くダメだ。手前までも当てらんない。とにかく翔太郎が推理するのを見守ることしか出来なかった。柊一みたいに。柊一は誰よりも苦しい思いをして死ぬんだろうな…。翔太郎は、どんな思いで死ぬんだろう?と、彼らの死に際を考えてしまう。名探偵の死は読者にとっての敗北にも近い感情が湧き上がってくる。(私だけ?)麻衣のとんでもない生存意欲にはもう誰もが、恐れおののくわ。これからどんな生き方してくんだろ
0投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログこれは完全に、好みかそうじゃないかって話 ミステリーとして、めちゃくちゃ逸材やと思うしどんでん返しも見事やった。 私はでも、ミステリーが好きってよりも人間ドラマが好きなんやなあと。 個人的には、あんまりはらはらせず、ずっと他人を見ている感覚でよみすすめて、そのまんま終わった。 から、自分にはハマらなかったけれど、でもミステリー好きにはおすすめはするかもなあ。
1投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読書家がみんな紹介してた本。 最後が残酷すぎた…この人って言う気はしてても全く分からんかった… 初めから伏線は散りばねられていて後半の回収が一瞬だった。 柊一の自分と葛藤して出す選択にハラハラ。 何を優先するのか人間の悪い部分も見え隠れした。 十戒も読みたい。
0投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログ読みやすい 1日で読めた メイントリックは驚いたけど 驚天動地というほどではなかった やはり私は本格には萌えないかなぁ
0投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すべてがひっくり返った。こう落ち着くのかあと思っていたら、、細かな伏線にも全てに意味があって2周目でも楽しめる作品だと感じた。方舟というタイトルも決して安直なものでなく、深い意味の込められたものであると感服しました。評価通りの物語でした。
1投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あの人数で1週間も脱出方法を考えなかったのは集団性バイアスが働いたからなのかと思ってしまった 舞衣を除いてあとの人たちはどこかで誰かが助けてくれるという意識があったのかも しかしなんとも後味の悪いラスト 気持ちが元気な時で明るい時間に読むのをおすすめします
0投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログ家族に勧められて読んだ。 そもそもの場所や空間、背景や設定が怖くて絶望的だけど、最後の展開が読み終わった後もひたすら怖かった。想像つかなかったどんでん返し、面白すぎる!
0投稿日: 2025.08.01
powered by ブクログ設定がすばらしい。エピローグで身震いが止まらない。 重要な場面の会話では文中に「、」がある。 「、」がある文章を読むのが怖い。 先が気になるのに、体が先を読むことを拒む。
1投稿日: 2025.07.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
そんなことあります?? 理解が追いつかないドンデン返し。 マジかー。マイかー。 モニター配線入れ替えるなんて、どうしてそんなにすぐに思いついたんだろう… あんなにカッコよかった名探偵翔太郎、まんまと死んでしまったんでしょうか…信じたくない。あぁっ… ストーリーは面白かったのですが、作者の表現がところどころ肌に合わず… 有栖川有栖さんのあとがきが最高でしたっ。
0投稿日: 2025.07.31
powered by ブクログ4.5 読むのが止められなかった!! 一気読み!! 久々にミステリーのドンデン返しでまんまと騙されました。 中盤は殺人が行われるも、脱出への進捗は進んでいないのだがずっと読める。 起きた殺人の方法、殺人理由を翔太郎が上手く紐解いてくれるので(作中の登場人物にも、読者にも)テンポ良くよめた。 夕木さんの作品は初めてだか、他の作品もこのような感じならぜひ読んでみたい。
0投稿日: 2025.07.31
powered by ブクログ裏テーマのような、人間の価値、優劣、世間の評価や憶測とその人間そのものの真実、そんなことを考えるきっかけにはなった。前評判のどんでん返しから、色んな伏線が張られてるのかと一つ一つを気にしながら行間を読むように読んでいたけど途中から割と流した。読後感はあまりよろしくない。
0投稿日: 2025.07.30
