
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ラストは良かった。 でもそれだけ。なぜ、こんなに評価が良いのがわからない。そもそも人を殺す奴が生贄になってくれると思う、その考え方が分からない。 また、この方舟のレイアウトというか、岩がどうなってるのか、今一分からない。 他にもあるが、この辺で。
1投稿日: 2025.10.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最高です! まず、矢崎家族を方舟に閉じ込められたメンバーに含めることによって、この作品全体に漂う不可解さと緊張感を一層際立たせている点がうまい。 今後、この作品のエピローグを超えるエピローグに出会える自信がない。 。 素晴らしい作品に出会えた喜びと、これが私の読書人生の頂点ではないかという不安とを、同時に感じざるを得ないほどに圧倒された作品でした。
0投稿日: 2025.10.06
powered by ブクログあらすじをあまりちゃんと確認しないまま読んだので、たまたま訪れた地下建築にたまたま起こった地震で閉じ込められて…という設定が何となく受け入れられず、自分の中ではそのスッキリしない感じが最後まで尾を引いてしまった。 登場人物の掘り下げが薄いのも話に入り込めなかった一因かなと思う。(これについては巻末の解説を読んでなるほどと一応納得はしたが。) ラストに向けて、何かありそう…あれ?何もなくこのまま終わるのか?と思っていたら見事にひっくり返され、個人的には衝撃的でよかったと思う。 最後の犯人の告白は、淡々としているがために冷酷さ・したたかさが際立って薄ら寒い気持ちになった。
5投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログミステリーで面白いです。 現実でありそうな内容です。 ちょっと無理がある部分もありますが、最初から最後まで飽きずに読めました。 十戒も面白いので、興味がある方はどうぞ
1投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログめっちゃくちゃ面白かったですー! 頑張って犯人を見つけようとして読み進めてたのに、全然予想できなかったです笑笑 後で絶対2週目します!!
2投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ最初から最後まで中弛みがなくサクサク進むので 一気に没頭して読めた。 どんでん返しがあるのは知ってたから最後の展開にはそこまで驚かなかったけど、トリックが巧妙すぎて震撼。2週目で回収していくのが楽しい作品。 犯人推理予想してたけどしっかり騙された 第2の殺人の動悸、誰でも思いつく簡単で実にシンプルなことなのに、盲点をつかれた サークルメンバー意外の外部人間を取り入れるのも、読者に推理の幅を与えていて良かった 「愛されている人間ほど価値が高い」の話にも考えされられた 「ミステリーは論理のアクロバット」 他の作品からの受け売りだけど、この作品はまさに綺麗なアクロバティックだった タイトルであるノアの方舟が皮肉になっているのも良かった 有栖川先生の解説も良かった 確かに各メンバーのバックグラウンドの掘り下げが弱いと感じたが、この小説は「純度の高い犯人当て小説」と聞いて納得した 作者のしかけた巧妙なトリックを楽しむ作品
3投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ2025.10/5 「まだ読んでないあなたが羨ましい」 というポップに惹かれて買った。 が、期待しすぎたかもしれない…。 いや、というか、こういうホラー?系の小説に慣れてなさすぎて、怖くて怖くて どんでん返しが来るとわかっていたので、どうかハッピーエンドのどんでん返しでありますように、って願っちゃってたんだろうな…。 そしたら無惨にも裏切られて… 救いようのなさに、ちょっと打ちひしがれてます。。 あぁ、なんか、水曜どうでしょう見て癒されたい気分。
2投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ普段あまりミステリーは読まないけど、本屋の店頭ポップを見て気になって。 読みやすくて半日で一気読みした。 大どんでん返しってなんだろうとドキドキしていたが、なるほどこういうことかーーー!と。 まぁ犯人が分かってからがスムーズすぎて、なんか裏がありそうな感じはしていたけど、清々しい絶望感があった。
1投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログ面白かった。 山奥の地下建築に閉じ込められてしまった10人。 そして殺人が起こる。 誰か一人を犠牲にすれば脱出できる極限に追い込まれる。 誰を生贄にするのか、誰が生贄に捧げられるべきなのか。 バトルロワイヤルになってしまうのか 幾たびも表現される拷問器具 淡々と進めていきすぎる語り手 怪しさを刻みながら最終結幕へ。 面白い結幕でした。 記憶に残る終幕でした。
1投稿日: 2025.10.04
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読みやすく、とても面白いミステリ オチは予想できてしまったけど、それでも面白かった 最後の絶望感が最高 救われないけどそれがいい
1投稿日: 2025.10.02
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二度と味わうことのない衝撃を受けた。 「二度と」そんなような言葉を使ってしまうと、今後の読書において、もっと衝撃を受けないとは言い切れない。しかし、それ程までに大袈裟な表現をするに値する衝撃でした。 「方舟」そこは地下建築の中。突如、発生した地震によって地上には出られない。そんな過酷な状況下で殺人が立て続けに起きた。男女7人の中から犯人を見つけて、生贄として地上に出るための装置を犯人に起動してもらう他ない。 読後。。。 衝撃的すぎてポカンとなり、思わず笑いが込み上げてきた。それは恐怖からくる笑いでさえあった。ここは「方舟」の中、その巨大な地下建築を最大限に利用した人物。そこは法で捌けない。まさに、犯人にとってのテリトリーと化していた。犯人にはもちろん、作者にさえ恐怖を覚えました。
1投稿日: 2025.10.02
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★3.5くらい。 お初の作家さん。 話も判りやすく文体も読みやすくスラスラ読めた。 ストーリーはコテコテに王道のクローズドサークルものだから目新しさこそなかったけど王道好きだから事件が進んでいく過程も普通に楽しめた。 ただ、よくある王道で終わる話ではないんだろうなとは思ってたから、これがどういう着地点を迎えるのか色々想像を巡らせていたけど結末はまさかのバッドエンド……なのかな 犯人頭の回転とか犯行に及ぶまでの決断とか諸々速すぎでは…^^;⁉︎ 全滅ではなく犯人だけ生き残って他全滅というバッドエンドが、自分が普段読む中ではあまりない結末だったからその点は新鮮で面白かった。 でも衝撃というほどではなかったかな。 それよりぷんぷん怪しさ炸裂してた矢崎一家が別に何でもなかった事の方が驚き。何にもないんかーい‼︎笑 動物飼ってる身としては矢崎家のサブローがその後新しくちゃんとした飼い主のもとにお迎えされることを祈る…
1投稿日: 2025.10.02
powered by ブクログ終盤に大どんでん返しがあるとは聞いていたけれど、これほど驚きの展開になるとは思いもしなかった。 いつもならば何日かに分けて本を読むタイプだが、たった1日で全て読み終えてしまった。読み終わった後の興奮や鳥肌が止まらなかった。
14投稿日: 2025.10.02
powered by ブクログサクサク読めて二日で読了。設定が面白い。まるで自分も探偵になった気分になれる。もう少しボリュームがあっても面白かったかな?最後の犯人が分かる部分はあっさりしていたので、そこにもう少しボリュームが欲しかった。けど、おすすめの一冊です!
0投稿日: 2025.10.02
powered by ブクログ読み始める前から最後のどんでん返しがとんでもないということは小耳に挟んでいました。…いましたが!! 面白かったです! 最初の人物説明やら設備の説明やらは余り頭に入ってきませんでしたが、ストーリーが進むにつれ止まらないページを捲る手。 これは解説で有栖川有栖先生も仰っていましたが、2周して伏線回収したいですね。
0投稿日: 2025.10.01
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すごく想像しやすく読みやすい文章だった。 ずっと薄暗く緊張感があり最後までハラハラ あえて間違った動機を否定せず、後で主人公だけに話し救いの可能性があった場面は絶望感があり良かった。
0投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログ最後が素晴らしいけど、途中なんでみんなそんな犯人探しにこだわる?とか、いやそんな考え方するかなぁ?って思ったところがあって、結末知るとあぁここに持っていくためねとなった感じがあった 衝撃は凄まじく夜寝れなくなったけど、ちょっと突っ込みたくなったところもあった
1投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログ読みやすいミステリ。このパターンがあるのかという終わりを迎えて、読後感に浸った。 こういう極限状況に立たされた時、自分ならどう行動するだろう。倫理観とか人間としてどうなのか。理性的に行動できるのかどうか。 結局どう動いたとしても、確実に打ちのめされる。
0投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
宇垣さんがおすすめミステリーとしてYouTubeで紹介していたのを見て、興味をそそられ購入。 地下、電波無し、謎の初対面の家族、1週間のタイムリミット、殺人、謎解き、見殺し…。物語は、こんな物騒なワードがたった2ページ強に敷き詰められた怒涛のプロローグに始まる。冒頭を読むだけで、誰でもすぐに引き込まれてしまうことは間違いないだろう。 今までもこれからも、自分の人生でまず絶対に起こり得ない舞台設定なのに、「自分ならどうするだろう」と読みながらも、また、読了後にも、自然と考えてしまった。 翔太郎の推理は完璧なのに、麻衣の「こんな素直な人が本当に仲間を斬首するようなことをやったのか?」という態度に、犯人像として釈然としない気持ちを抱きつつ読み進めていたところで、真のどんでん返し。 自白によって明かされる麻衣の行動原理はまさにサイコパスで、なるほど、さっきまで感じていた違和感はこれだったのかと腑に落ちた。 麻衣の柊一への態度は、(サークル仲間というカテゴリーの中でも、特に純粋で騙されやすそうな男である)柊一の恋心を利用し、自分に容疑がかかったときの“味方”を確保しようとしているかのように見え、その可能性を疑いながら読んでいた。けれど最後には、柊一の気持ちを確かめようとする麻衣の人間らしさが描かれていて、彼女が偽りではなく本当に柊一に心を寄せていたのだと感じた。同時に、自分と生きる道を選んでもらえなかった麻衣の切なさも強く残った。 特別、読者を騙そうとして書いているような文章には感じないのに、読み返すと実はダブルミーニングになっていた麻衣のセリフがあったりして、その絶妙な文章構成のバランスに脱帽。 自作の『十戒』も評判が良いようなので、早く読みたい。
0投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログ評判が良いので読んでみた。中盤からグッと引き込まれて一気読み。そして最後に真相がわかったところでゾクゾクっと鳥肌! すぐに2周目読みたい気持ちになる〜! 地下施設に閉じ込められていて、本のなかに地図が載ってはいるのだけど、電子書籍で読んだので地図をしょっちゅう見るわけにもいかず、要所要所で地図を載せてくれてたらもっと楽しめたかも。 どこからどうやれば地上にでられるの?が、あんまり想像できないまま読み進めちゃった。
0投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
〝大学時代の登山サークルOBたちと、偶然出会った家族ら9人が、山奥に廃棄された地下建築物(のちに「方舟」と判明)で夜を過ごすことになった。翌日の明け方、大地震が発生。出入り口の扉が岩で塞がれてしまい、地下水の流入が始まった。いずれ「方舟」が水没するのは時間の問題と判明。そんな矢先、第一の殺人発生した…❢ 一人が犠牲にさえなれば、地上に脱出できる。その生贄には、殺人犯人がなるべきだ❢・・・。 密閉された地下でタイムリミットの肉薄する、犯人捜しが始まる…〟約束された来世とは真逆の運命に流される「方舟」に乗り合わせた者たちの、壮絶なシュチュエ-ションのもとで展開する衝撃のダークミステリ-。
9投稿日: 2025.09.29
powered by ブクログ「方舟」このタイトルに惹かれ読み始めた。 「ノアの方舟」が頭に浮かんだ。洪水を予見し様々な生物の”番い”を集め生き延びる。 単なる謎解きではない衝撃は確かに・・・・!。 私は残るのではないか・・・と思いながら読み進めていた。 命のタイムリミットの中で、神より愛と生を天秤にかけられた時、愛をとるか、生きるをとるか。 それがこんな結末とは・・・、
0投稿日: 2025.09.29
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本を開いてから一気読み。これは凄い。見事に騙された。 所謂閉鎖的空間で起こる連続殺人事件もので、次から次へと殺人が起こる。 「誰かが地下に残らないと残りの人員が助からない=殺人犯が残るべきだ」というロジックが大前提だ。最後は圧巻、『方舟』というタイトル回収も見事。久しぶりに大どんでん返しの真髄を読んだ気がした。
7投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログ読み終わった後にすぐにもう一度読み返して、伏線の確認をしたくなった。 ここまで辻褄が綺麗に合っているミステリーは珍しいのでは、そう思わせてくれた作品でした。
1投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログ周囲のおすすめで読むことにしたが、想像以上に面白い。一人称視点で語られるため、一緒に謎を解いているような気分で読んでいたが、最後で天地がひっくり返るような衝撃を受けた。2周目もしてみたいし、是非まだ読んでいない人にはおすすめしたい本。
3投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログ【短評】 「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位を獲得し、巷でも名作との噂高い一冊。 いやぁ。凄かったわ。見事に騙されてしまった。ここ最近読んだミステリィの中でも珠玉の出来だった。 所謂「ソリッドシチュエーション」に分類される作品である。 山奥の地下施設で一夜を明かすことになった九人の男女。突然の地震により出入口は岩で塞がれ、地下水が流入し始める。脱出には機械室で岩を除去する作業を行う必要があるが、必然的に操作者は施設に置去りにされる。それは、死に等しい。 かかる閉塞された状況下、殺人事件が起こる。疑心暗鬼の中、導き出される結論。 ーー犯人を生贄にすれば良いのではないか。 と、こんな感じのイントロダクション。雪山の山荘とか絶海の孤島といったミステリィの舞台設定のまさに「最新版」と言ったところだ。固定化された極限状況において、殺人に手を染める論理的必然性。ハウダニットとホワイダニットが高度に融合した傑作であること請け合いだ。 真相が明かされた瞬間、度肝を抜かれることだろう。 【気に入った点】 ●前述の通り突飛な設定だが、導入はかなりサクッとしている。妙な曰く等で無駄に飾り立てず、状況を簡潔に示すことで堂々とミステリィをしている感じが非常に好感が持てる。徹頭徹尾、頭を捻る読書に没入することが出来た。 ●癖のない文章と明瞭な論理展開でストレス無く読み進めることが出来る。「探偵役」の翔太郎さんが複雑な事態を整理してくれるので、謎解きに挑んでいる感が強い ●真相。正直「やられた」と思った。自分が頭が良くなったと錯覚していたことに歯噛みする様な展開。「論理的に考えたかい?」作者に高みから見下されているような錯覚。甘美な悔しさである。 【気になった点】 ●究極的な状況における人間ドラマとしては少々薄味。本作には純粋な知的好奇心を以て臨むのが良いかと思われる。 本格の最新系の一つだと思う。まだまだ鉱脈はあるということだ。 ワクワクが止まらないではないか。
5投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
越野柊一は、西村裕哉の提案で、大学時代の仲間と共に『方舟』という施設を訪れることになる。そこに道迷いをしたらしい矢崎一家が転がり込み、やむなく一夜を『方舟』で過ごすことに。しかし、翌朝起きた地震により、一同は外に出られなくなった上、地下水の浸水により刻一刻と命のリミットは迫っていく。助かるには、機械操作により大岩を動かす以外にないが、操作する一人は外に出られず溺死してしまうだろう。更に、極限状態の中殺人事件が起きてしまい…。 うわぁぁぁぁと思わず声が出た。 読了した瞬間、大の字になって天を仰いだ。すごい後味。ものすごい絶望感。大どんでん返し。全然気付かなかった。なんてこった。爆弾ゲームの最後に、隣人に渡したはずの爆弾が破裂する直前にひょいっと戻ってきた感じ。めっちゃ最悪の後味。(褒めています) 非常に読みやすい作品。 舞台は『方舟』のみ。登場人物は十人と少なくないにも関わらず、視点は柊一に固定。時間軸も現在に固定。『方舟』自体も広くないし、登場人物たちもほとんど動き回らないので、情報の整理はすごく容易な作品。しかし、動きがないのに飽きないのは、中だるみする余地がないほど続けざまに事件が起きるし、捜査パートのようなものがほとんどないからか。何にせよ、頁を捲る手は終始緩まなかった。 謎が解けても助からないとは、、、 ミステリィって大体、謎が解ければ生還ルートでしょ普通。稀に、真相に辿り着いたが故に殺されてしまうキャラクターはいるが、探偵役がそうなることはほとんどないのではないか。翔太郎の推理パートが始まって、安心していたのに。まさかの展開に驚き以外の感情がない。久々に本当に良質なオチビックリだったなあ。時折出会えるこういう体験があるから、読書ってほんと楽しい。
2投稿日: 2025.09.26
powered by ブクログまーじでおもろかった。閉鎖空間での殺人というミステリの王道をド直球に提示しつつもここまでかというくらい外してきた。 何よりも本書は読後感が唯一無二である。 やっぱりこういう情けない人間達を描く本も好きだなぁ。と思わせられた。 今度十戒も読みます。 それでは、さようなら
0投稿日: 2025.09.26
powered by ブクログ絶望的な環境で現れる人の狂気や残酷さをうまく表現していて読んでいて人の本質が恐ろしくなる。 わかりやすいミステリーだし、登場人物も少ない中であそこまで唖然とするラストは想像できなかったな。 自分ならどうするんだろうそしてどうなってしまうのだろうか。
0投稿日: 2025.09.26
powered by ブクログミステリー、サスペンス小説とても好きで色々読んできたけど、こんなにシンプルなものは初めてかも。 恨み辛み、愛や友情、そういう人間の持つややこしい感情は抜きに、ただ、自分が生き残るためにはどうするか。それに尽きる。 場面が辛いのと非現実的すぎて自分だったらどうするかと考えにくかったように思う。 でもとても読みやすかったです。
0投稿日: 2025.09.26
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面白かったと同時にとても怖い物語でした。 普通ではない状況で起きる殺人。 最後に残される人、生き残る人(本当に生き残ったのかは定かではない)。それぞれの人の醜い部分儚い部分、脆いところを突かれたような気分になりました。 すごい面白い。
0投稿日: 2025.09.25
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とても読みやすく、あっという間に読了できた。 地下建築から抜け出すためには、誰か1人を犠牲にする必要があるという前提で読み進めていた。が、その前提から覆される結末で、全く想像ができなかった。 結末だけでなく、地下で起こるそれぞれの出来事に人間のエゴや黒さが表現されており、その点でも楽しめた。
1投稿日: 2025.09.25
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誰が犯人なのか、無事に脱出できるのか、殺人の動機、まだ殺人が起こるのかと話を読んでいく事に状況は変わらないのに進んでいく様々な展開に読む手が止まらなくなりました! 最後のエピローグで語られるどんでん返し! 騙されたというより、そう来たか、それは考えていなかったと根底からひっくり返された。 驚いたが、方法は違えど皆が願っていた脱出だから納得のいくような、モヤモヤするような読後感だった。 最後の解説がまた物語の解像度を高めてくれました 犯人を知った上でもう一度読みたいと思う作品でした(⌯'ᵕ'⌯)´-
1投稿日: 2025.09.25
powered by ブクログまさか、うそでしょ。 迫ってくる時間、恐怖。その中で行われる犯人探し。 人間の極限状態が作られるのは、このような状況なのでは!?と思いました。 そして、そんな人間たちを一歩引いて、見ることのできる人間とは。 読み進める中で、自分の中の想像も極限に向かい、面白く、最後には胸に残る想いを残して、終わりました。
1投稿日: 2025.09.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
え、これがどんでん返し…? となってからさらにもう一展開あって、唖然とする。 犯人の殺害の動機は「自分が生き残るため」ただ一つ、言ってることはわかるがまともに理解はできない。犯人の異常性が共感することをさせてくれないのだろう。
2投稿日: 2025.09.25
powered by ブクログ2022年「週刊文春ミステリーベスト10」と「MRC大賞」で第1位を獲得した作品。…なんか最近いろんな賞がありすぎて、どれだけすごいんかが分かりづらい。。まっ面白いことは確実だろ、と読み始める。 地震により地下建築内に閉じ込められた10人、さらに殺人事件が発生、施設が水没していくという制限時間がある中で誰か1人が犠牲になれば他の者は脱出できる。お〜久しぶりの本格クローズドサークルもの、しかもこれまでになかった斬新な設定。多少の強引さは否めないが本格ミステリーを読む上でここにつっかかるのはご法度だ。 犠牲になる1人は当然殺人を犯した者がなるべきと犯人特定に動き出す。なかなか興味深い展開なのだが…時間は限られてるのに、なんかみんな悠長で切迫感が乏しい気がする。。犯人探しもいいけど、もうちょっと他の脱出方法ないか足掻いてみない?と思わずツッコミをいれてしまう。そのせいもあり中盤はやや中だるみ感つよめ、それでも最後はお約束通り『お前が犯人か!』と驚かされるけど、これだけだと☆3つ止まり。 しかーし、この作品は最終結末に本当の驚愕と恐怖が用意されていた…ド肝抜かれました。 …今までだったら、この最後のオチで大・満・足となっていたのだが、、最近はちょっと細かいことが気になってしまう。それは犯人の行動について。いくら自分が助かるためとはいえ、一緒に旅行に行くような間柄の人間を、あんなに躊躇なく殺めてしまえるものだろうか。「そんなん平気でできますわ」という狂人じみた人物像で描写されているならまだ理解はできるが、いたって普通の性格として描かれているのでなんか腑に落ちない。 などと不満を書いてしまったが、夕木春央の次の作品『十戒』は、この『方舟』を読んだ者がより楽しめる!とコメントが多くつけられており、読まなければと意気込んでいる。
1投稿日: 2025.09.24
powered by ブクログ読みやすさ ★★★★★ 新しさ ★★★★☆ 面白さ ★★★★★ おすすめ度 ★★★★★ 最初は「え?何がどんでん返しなの?」と思ったけど、最後の最後で大絶望... 期待を上回った。最後の伏線回収&絶望感が気持ちよすぎる。 危機的状況・極限状況に追い詰められた人間たちの心理的な恐怖や残極さがあって興味がかき立てられた。 分かりやすくてクセもないから読書初心者でも楽しめると思う!!
0投稿日: 2025.09.24
powered by ブクログ夕木春央さんの作品、初めて読みましたが、ストーリー展開が早く読みやすかったです。 どんでん返し系だと聞いてましたが、途中までは想像の範囲内で普通に面白いな、くらいの感想でした。 ですが、最後のエピローグで本当に衝撃を受けました。 読まれる方は、本当に最後まで絶対に読んで欲しいです!
0投稿日: 2025.09.24
powered by ブクログいやー、言葉が出ないとはまさにこの事。素晴らしいとしか言えない。方舟というタイトルまでも伏線回収される物語構成の緻密さに拍手。多くのレビューを目にした後にも関わらず、想像を超える結末だった。 これは映画化必須の作品だと思う。できればハリウッドで壮大に映像化してほしい。
8投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログ通称「方舟」と呼ばれる山奥の地下施設に閉じ込められた10人。その矢先に起こった殺人。誰か一人を生贄にすれば脱出出来る。生贄にはその犯人がなるべきだ。 物語中盤での麻衣と主人公柊一の会話に少し考えさせられた。もし最後のどんでん返しが無ければ、この本はどんな結末になっていただろう。しかし、物語は全てがひっくり返された。 結局麻衣は、山を降りられたのだろうか。
0投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「雪の山荘」「嵐の孤島」ものだが、大掛かりなトリックは登場しない。 犯人が施したのは、ほんの些細な、気がつけば誰でもできる事。 なのに最後の最後、まさに大どんでん返しが起きる。 ラスト前までは「なんでこんな平凡なミステリーが話題なんだろう」と思っていたが、正にしてやられた。 こんな、ラストは読んだ事がない。 ラスト十数ページのために読み進める価値あり!
0投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログずっと閉塞感が強くて状況を想像すると読んでる間は苦しかった。後半までは何も分からず謎ばかりで、翔太郎の推理を聞いてなるほどと理解したのもつかの間のラストでした。大どんでん返しのラスト!名作です。
0投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログエピローグは読者に強烈な衝撃を与える。 十数ページという限られた分量に凝縮された展開は、簡潔でありながら圧倒的な説得力を持つ。 これまで「即席の名探偵」が活躍する作品は数多く存在してきたが、本作が示した方向性は従来の枠組みを超えており、予測不可能な鮮烈さを放っていた。 方舟という閉ざされた特殊環境の中で「いかに生きるか」が問われる構図は、単なる推理劇を超え、人間の本能と選択を直視させる。 自分であれば頼れる存在に委ねてしまうだろうが、「生への執着」という普遍的なテーマの前では、その安易さが問い直される。 読後に残るのは、推理の鮮やかさ以上に、人間の在り方を深く考えさせる余韻である。
1投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログ2025/09/15〜2025/09/22 特殊環境とはいえごくごく普通のミステリーだなぁと思ってたのに、ひっくり返されました。 エピローグで心拍数爆上がりちゃんねる。
0投稿日: 2025.09.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
話題になってたから満を持して読んだけど、自分には刺さらなかったな〜 推理小説でも東野圭吾みたいに登場人物の心情を細かく言語化してる物語が好きだと分かった。これは完全に好みの問題。 最後読むまで翔太郎が犯人かと思ってた。死体を見ても、自分たちの死が迫ってても、冷静な翔太郎に人間味を感じなかったというか、ロボットみたいと思ってしまった。
3投稿日: 2025.09.22
powered by ブクログ翔太郎が都合良すぎる もっと登場人物の心理描写を欲しかった 淡々と話が進んでいく、展開が最後だけ驚き 個人的に期待し過ぎた感がありました クローズドサークルものとしてはちょっと物足りないと思ってしまいました
11投稿日: 2025.09.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これで終わりか、状況が独特なだけで面白くなかったなあと思っていたらエピローグでやられた。 どんでん返し気持ちいい。 極限状況下での麻衣の冷静さや判断力、恐ろしい
0投稿日: 2025.09.22
powered by ブクログ確かに思ってた結末とは若干違った。 でもなぜか引き込まれなかったな〜。 どうしてもそりゃそんな怪しいところ行ったら何か起こりますがな、と言う気持ちのせいで素直に読めなかった、、。
1投稿日: 2025.09.22
powered by ブクログありきたりなストーリー展開だったなと、がっかりしてたらまさかのエピローグ。どんでん返しの衝撃を実感。 ただし非常に個人的な願望ではあるが、3人家族にもっと闇があって欲しかった。
2投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログ怖かったです。 なるほど、最後のおちが題名を 皮肉っています。 途中から、何となく予想していた 犯人像が当たっていた。 ネタバレになるので詳しく感想を 書けませんが読んで損はない 大作です。 ブクログメンバーさんの本棚より 見つけました。ご紹介頂き ありがとうございます♪
32投稿日: 2025.09.20
powered by ブクログ「この衝撃は一生もの。」 「記憶を消してもう一度読みたい。」 「衝撃のラスト。」 これらのコメントを見て、あらすじもろくに見ない状態でラストに期待し購入。 期待を裏切りませんでした!!! 地下施設という閉鎖空間で起きた殺人。人数は限られている。迫りくるタイムリミット。「一体何が起きているんだ!!」と、すぐに物語に没頭。 そこから一気にラストまで読み切りました。ラスト、見事に・・・・。 同じ著者の「十戒」も読みたいと思います。
9投稿日: 2025.09.20
powered by ブクログタイトルにある「方舟」は旧約聖書「創世記」に記されている物語からきており、「友人たちと山奥の地下施設で夜を越すことになる」というような、いかにも小説的な展開でストーリーが進行する。 私自身、読み進んでいく中で、犯人を予想しながらページをめくり、何気なくよみすすめたが、エピローグで度肝を抜かれた。だからこそ、読み終わってすぐこのアプリをダウンロードし、感想を書いている。本当は深く語りたいものの、自分がどこかでネタバレをしては、この本を読み終わったときのあの感情をこの本を手に取った人に共有できなくなると考えるとグッと我慢するしかない。 タイトルの「方舟」はどうして付けられたのか、無事主人公たちは地下施設から脱け出すことはできるのか、ぜひ一度読んでみて、感想を共有して欲しい。
9投稿日: 2025.09.20
powered by ブクログ読む前にどんでん返しと聞いて疑ってかかりました。 なので警戒心強く登場人物を見てたのにも関わらず見事にひっくり返されました。 自分もこの立場に立ったなら、、、 見事に沈んでいったと思います。
3投稿日: 2025.09.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
個人的に最後の展開はすごく好き。 この後残された人たちの間でどのような会話が繰り広げられるのか、、、想像力を掻き立てられる。
1投稿日: 2025.09.19
powered by ブクログ単純な推理ものかと思いきや…。騙されました。 最後の一文で叫んでしまうヤバい本。 しばらくトラウマになったけどそれくらい面白いしハマる。 みんなに読んでほしい!!!
1投稿日: 2025.09.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
十戒を読むために先に読んどこうと。 いや〜読み終わるまでしんどかった…。 キャラの深掘りがされないせいか、まぁ序盤全然進まない。読んでも読んでも進まないというか…。 プロローグで人死んでるのに本編で人が死ぬまで100ページくらい(体感もっと)あってなかなかしんどかった。 そこからは一気に読み進められたけど自分が単純なのか切迫感がありすぎてずっと読んでて苦しい。(笑) 迫り来る水、薄くなる酸素、想像しただけでそれどころじゃないというか。(笑) 従姉妹の翔太郎というポジションにもうーん…と。 絶対無罪の探偵枠に、急に現れた3人の親子…。 容疑者が少なすぎたような。 雑巾じゃなくてウェスを選んだ理由もなんだかな〜…ってなって、犯行の動機もちょっと薄いような…。 麻衣の形勢逆転だけは感動したかな。 てか、このタイプで主人公も探偵枠も死ぬ事あるんだ?っていうびっくりも。 個人的にミステリーというかなかなか酷くて残酷なホラーという感じ。 次の十戒に期待。
1投稿日: 2025.09.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
麻衣が犯人と言うことに衝撃を受けていたらまさかの事実でさらに衝撃を受けた… 生き残るのはやはり知恵を持つものなんだなと実感しました。私はいくら麻衣と同じ知恵を持っていてもここまで出来ない…極限の状態だからできたと思うので比べることではないですが…
2投稿日: 2025.09.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
話題作ということで購入。設定もツカミは上々さぁどう裏切ってくれるんだと読みすすめていくと読みやすく終盤までイッキでした。途中何度か読み直し違和感を確認しながらでしたが殺人の理由何故最初の犠牲者が出てしまったか、一番嫌な死に方などある意味自分の欲望というか気持ちに正直な思いとそれを組み立てられる頭脳と行動力が最大の魅力な人物がそこにはいた。設定に興味を持った人はぜひ読んで欲しい一冊。その際自分も同じ場所にいたと考え真剣に悩んでみてほしいもしかしたら犯人の行動の違和感に気付きがあるかも?
0投稿日: 2025.09.17
powered by ブクログ引き上げられすぎたハードルを軽々超えてくる衝撃の展開で余韻がもの凄かった。 文体なのか何なのかわからないが、非常に読みやすく一気読みしてしまった。
3投稿日: 2025.09.17
powered by ブクログあり得ない設定が背景で繰り広げる殺人事件と犯人探しがあらすじと思いながら読んでいたが最後に大どんでん返しが待っているとは思いもしなかった。話の筋が粗く描写が淡々とし過ぎるように感じる場面もあった。
8投稿日: 2025.09.17
powered by ブクログ結末が予想できなくて一気読み。 もう残りページわずかだけど大丈夫かな?と思ってたらエピローグがヤバいことになってた。 後味は良くはないけど、驚きと言う意味で読んでとても良かったです。
2投稿日: 2025.09.17
powered by ブクログそうきたかー!やられた! そこには全然思い至らなかったな。 もしも自分ならっていうのを考えると息苦しく辛かった。 自分か助かるために誰かを犠牲にしなくてはいけない状況ってのはほんとに辛い。 もしも助かったとしても今後普通には生きていけないし、自分から犠牲になる勇気もない。 作者はよくこんな状況を、考えつけたなと思う。
9投稿日: 2025.09.16
powered by ブクログ最後の方にあるネタバラシの最初の一文には思わず二度見し、ネタバラシで話の全貌を知った時にはえぇ、と思わず声が出てしまった。 良い意味で作者の性格の悪さを感じれる。 だが、最後の10ページぐらいまではつまらないと感じるわけではないが、めっちゃ面白い!というシーンがあるわけではないので、人によっては最後の10ページぐらいをモチベーションに読む可能性があるなと感じた。 ちなみに自分は普通に読めた。
11投稿日: 2025.09.16
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エピローグのネタバラシは確かに面白かった。 感想を読むと、もしも自分が犯人の立場だったら、終一だったらという視点が多いけど、私は読み終わった時に探偵はなぜ真相にたどり着けなかったのか、たどり着く方法はなかったのか、というのを考えました。 殺人についての推理に関しては特段言及することはないですが、動機が全く的外れでだったということですね。 そもそも殺人犯をでっち上げて残らせるために殺人する動機って無理がないかってところ。 隆平は殺人犯じゃないわけで無理矢理小部屋に閉じ込めても納得しないし巻き上げ機操作しないでしょう。 それなら推理した動機が誤ってて裕哉を殺さないといけない理由があったんじゃないかってところから推理し直せたはずで、再考できたはず。 そこから裕哉だけ前にこの地下施設に来たことがあってさやかのスマホにその写真があるというところまでたどり着けるかどうかは探偵次第で不可能ではないはず。 要するに探偵の能力不足だなぁという感想。
1投稿日: 2025.09.15
powered by ブクログ面白かったです。夜更かしして一気に読んでしまう程に。限定空間での殺人事件でハラハラさせられ、衝撃的結末に唖然としました。十戒も読むかな。
0投稿日: 2025.09.15
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普段ミステリーは読まないけど、続きが気になりすぎて、1日で読み終えた! 自分が同じ極限状態に追い込まれた時、好きな人と運命を共にする覚悟はあるのか考えてしまい、少しどんよりとしてしまった。
0投稿日: 2025.09.15
powered by ブクログこの人かも、と途中から思ってた人が犯人?で ちょっぴり嬉しかったけど、勿体無いことをした気もする。 せっかくの大どんでん返しを…。 でもとても面白かった。 描写が緻密で繊細なので架空の場所なのに 鮮明で浮かんできてさくさくするする読めました。 とにかく面白い。 ご飯食べるのを放置して読み続けました。 こういう空間に閉じ込められたとき 自分からどういう立ち回りをするんだろうと妄想しながら読んだので、さらに面白かった。
1投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログ最後がわかっているけど、さて、どうなるんだろう、と思ったら、のどんでん返し。 ただ、果たしてこの人もちゃんと生還できるのか。
0投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログ極限状態に陥ったとき、自分も登場人物と同じ思いを抱くと思う。 人を選ぶことの責任や選ばれた人と選ばれない人の存在価値についてグッと来た。 最後の結末は全く思っても見なかったものだった。
25投稿日: 2025.09.14
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エピローグの衝撃! その前提が間違っていたとは、、、 登場人物達の奮闘のほとんどは無意味なことだったわけか
0投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログ週刊文春ミステリーベスト10に選ばれた作品。謎解き、犯人探しを主眼においた本格ミステリーである。 登場人物の一人の視点で描かれる。読者はこの視点でストーリーを読み進めていく。 最後の最後まで、それぞれの人物を怪しみながら、読み進めていくミステリーの楽しみを味わえる作品。
0投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログえ、やば。。。え? えげつない 今まで読んできた本の中で1番衝撃的なエピローグでした。笑 そして夏目漱石のこころを読んだあとだから めちゃくちゃ読みやすい、現代語万歳
0投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログ【一言感想】 安全性が担保されているから 他人に対して思いやりができる 大学時代の友人たち+従兄と山奥の地下建築「方舟」を訪れ地震が起き脱出不可能な場面で起きた殺人 唯一脱出するには一人を犠牲にしなければならないというミステリーとサスペンスが融合した作品 本の中で登場人物たちは思い思いに平穏な空間を保とうと努力しているが、自分の身体的 精神的な安全性が保たれていないと、他人のことを考える余裕がなくなり、思いやることが出来なくなるのだと思います 綺麗事を言えるというのも、自分は助かる (身体的 精神的に)安全圏にいるというある程度の確信が無ければ無理なのだと思いました 本作は旧約聖書の中で有名なシーンである"ノアの方舟"が関係してくる作品で、極限な状態では生き残るために手段を選ばずに行動を起こす人がいるという状況は妙にリアルな場面を感じ、読後は"ノアの方舟"の見方も少し変わったように思えました
0投稿日: 2025.09.13
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読み物として面白いので星4。 数学的すぎて趣味ではないが、先が気になり集中して読んだ。 結局翔太郎が海外で儲けてくるのはどういうわけか、方舟の拷問道具がなんだったのか、陽二はどこへ行ったのか個人的に気になる。 メフィスト賞ぽいなと思ったら、過去に受賞歴のある方なのね。
4投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログ先が気になりすぎて一気に読んだ。 地下建築「方舟」の置かれている状況が怖すぎて、読んでいる間中ずっと怯えていた。 読み終わった今もまだぐるぐる考えている。 このぐるぐるを早く誰かと語って浄化したいという気持ちにさせられる稀有なミステリだった。
0投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログオススメされて読んでみたら、あまりにも面白くて最後読み終わった時には、開いた口が塞がらなかった。 飽きることなく、トントン拍子に展開されていき、あっという間にタイムリミットになり犯人が判明。 そして、犯人が判明してからがこの作品の醍醐味。 生贄として差し出されるのは、どう考えても殺人を起こした犯人である。 この固定観念が一気に覆る。 作中の登場人物たちと共に騙されてしまったことが悔しい。 一度読んでから、もう一度読み返すことで、伏線が様々なところで張られていたことに気づく。 気づいた時には、もう遅い。時すでに遅し。
0投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まるで自分も登場人物たちのように閉じ込められている気分で読んでて息が詰まりそうになりながらもページを捲る手が止まらなく、読み終わった瞬間はまじか、、と思わず声に出るくらい衝撃的なラストだった。なんとなく描写から犯人はうっすら推測はできるけど、動機や犯行の際の行動の理由までは思いもよらなかった。また、大勢の命を救うために一つの命を犠牲にしてもいいのか?自分が助かるために他者を犠牲にするか?といった倫理的な問題が常に提示されているのがこの小説をただのミステリーでなくするアクセントだと感じた。 ただ、あまりにも最後がバッドすぎて、苦しくて、、 推理小説は好きだけど、最後は少しは救いのある展開が欲しいタイプなので、⭐︎4にしました。。
0投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログ犯人に殺される恐怖と、下から水が迫り上がってくる恐怖。時間という制限がありながら、犯人を探さなくてはいけない。狂気的な犯人は誰なのか?鬼気迫る感じで、ハラハラするミステリーでした。
0投稿日: 2025.09.12
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言われてた通りちょっと展開雑か、とか、従兄弟の兄さん賢すぎるやろとか、最後で全部どうでもよくなる。とんでもないなw解説で有栖川さんも書いてたけど、探偵側がこんなに完敗することあるのか。最近ミステリ好きになったから初めてみたし、衝撃。読んで良かった。お勧めしたくなる作品。岩落とされたわ笑
1投稿日: 2025.09.11
powered by ブクログ高レビュー、人気作品ということもあり手に取りました。 …が、「殺戮にいたる病」読了後の、その次の作品としては少し物足りなさを感じてしまいました。(読む順序が逆なら印象がまた違っていたのでしょうか…。。。謎。) クローズド・サークル作品として、閉鎖空間で起こる事件や謎。 ”ひとりだけ犠牲になれば他は助かる…”そんな極限の状況下でどう考えるか…。倫理観を問う『トロッコ問題』を思い出しました。 作品のレビューの高さに見合う期待度を持って読んでしまうと…うーん。。。という感想を持ちました。。
25投稿日: 2025.09.10
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なんという結末…! 淡々と終わるのかなと思わせておいてからの衝撃の展開。 話の行方が気になりすぎて、夜更しして一気に読みました!
2投稿日: 2025.09.10
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誰が方舟に残るのか、犯人に方舟に残る役を押し付けてもいいのか主人公が度々葛藤していたが、「いいや、犯人が素直に方舟に残ってみんなを助けることなんてするかね??」と疑いながら読んだ。自分の生死の分かれ目を犯人の善性に任せるなんて、生殺与奪の権を他人に握らせているような気がしてならない。私が犯人だったら巻き上げ機最後まで回さないだろうな〜なんて思っていたら、この性格悪い考えの上を行っていてモヤモヤしていた気持ちがとてもスッキリした。 ただ、主人公の分のハーネスを用意する時間的余裕と気持ちの揺らぎがあったのであればこっそり計画を教えてしまっていても良かったのではないかとも思う。脱出できたとしてもダイビング後の水温で体が冷え切ったところ山道を一人で帰るなんて危険でしかないし、そもそもダイビングも上手くいかないかもしれない。最後の決断で主人公が選択した答えに失望したから救いの手を出さなかったと分かるが、散々葛藤していた主人公であっても最後は自分の命を取るのは当たり前だろう。犯人はきっとラストでみんなを出し抜けたことに歓喜していて主人公のことなんて全く頭に入ってこなかったんだろうな。
1投稿日: 2025.09.09
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有栖川さんの解説を読んで、改めて読み直したいと思った。ゾワッてするどんでん返しではなかったけど、だからこんなこと言ったのか、行動したのかと思うことが多くて読み直したい作品。私が今いる状況では、人を殺してまで周りの人を騙して、1人だけ助かりたいとは思わないと思うけど、実際に閉じ込められて、極限状態になったら残忍になるのかな。他に方法がない中どうすることも出来ず手を染めてしまうのかなと思った。あと、頭いい。カメラの配線を入れ替えて、情報を自分だけ独占するのをあの状況でできるのがすごい。今回の殺人は、地上の逃げられる状況で行われる殺人より、動機が小さいもの。だけど、助かるためにはやらなきゃいけない、ほんとに強い犯人だと思う。 途中で言ってた、愛されない人は生きている価値がないってことば、全部読んでから考えると、犯人の自虐なのかなとも思えるし、大切な人がいるからそこ、犯人は生きて帰らなきゃ行けない、っていう決意の現れだったのかなとも思える。ゆっくり余裕がある日に1日かけて読み直したい。
1投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
誰が犠牲になるべきなのか、読み終わった後も考えさせられる話だった。特殊な状況で理屈的には正しいように思えるけど、自分が助かるために誰かを犠牲にする事を正当化しているわけで。自分だったら翔太郎の様に犯人を探したり、麻衣みたいに計画を実行する事も出来ず、柊一みたいに結局決断出来ないんだろうな。 てか、登場人物みんな落ち着きすぎ、何もしなさすぎじゃないかな?あと、柊一もし生き残っても正気になったら麻衣と一緒に過ごすなんて怖くて出来ないと思う。 犯人はキスしたあたりから麻衣だろうな〜とは思ったけど、最後見事にひっくり返された!終わり方が想像するだけですごく苦しかった…。
1投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログ久しぶりに一気読みした! 殺人事件と閉塞的な空間が一冊まるっと続くので少々陰鬱な気持ちにはなる。 でも後半にかけての畳み掛けはかなり惹き込まれた。 心情描写はほぼなく、淡々と進む印象もあったが、心情描写をいれるとテンポが悪くなるのでこれはこれでいいと思った。 それに犯人の冷静さが際だってよかった。 番外編などであの夫婦の揉めポイントや学生時代の話も見てみたいと思った。
7投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とんでもない本 続きが気になってスルスル読めるのに、エピローグで突き落とされる。めちゃくちゃしんどい。頭抱えた。 読み進めると、麻衣ぐらいしか犯人の器足りえる人物いないよね、とは思っていたけどさぁ… え〜、柊一くん麻衣のこと絶対好きだったよね?ヒュ~とか思っていたけどさぁ… お化け屋敷のバイト中に読んで、お客さんが来るまで読む手が止まらなかった。エピローグは自宅で読めてよかった。バイト先でラストを読んでたらその後仕事にならなかったと思う。
2投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログ結末が気になって読むのがやめられなかった。 あらすじが読み終わった後にこんなに感想が変わると思わなかった。
2投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログ話題作でどんでん返しだ!と謳われているから騙されてみようと思ったけどひっくり返りが割と早めに分かっちゃったのでなんかなぁ...でした。 多分人物描写が薄すぎて漫画の方で保管したりして思い入れが出来なかったのが楽しめなかった要因かもしれない。想像力が足りなさ過ぎたので私には読むのはまだ早かったのかも。
9投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
えぇーー!意外なとこからの最後の最後に更にえぇーーーー!!!!ってなりました! ドキドキして3日ほどで読み終わり! 2周目したい!!!
1投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログ結末が驚愕であった。 地下で起こる密室殺人の犯人探し。 犯人は色々と用意周到すぎるぜ。 おそらく、映像化するんだろーなー。
1投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログどんでん返しがあるという事前情報だけで読んだ。犯人が明らかになって、ここからどんでん返しできる??と思っていたら、ものの見事にどんでん返された!閉じ込められたあの状況で人の心理や行動を予測し、先回りして殺人と脱出準備を進めていく麻衣の冷静さ、柊一のハーネスも準備して方舟に一緒に残ってくれるのではないかという期待と、それが叶わなかった時の脱出ギリギリでの真相の告白と別れの言葉。いやー。これはすごい本だ!もう一度じっくり読みたい。
1投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログ初読み作家さん。 淡々と進んでいく話になかなか物語の中に入っていけない感が。 最後でえー!ってなったけど、終始俯瞰で読んでいる感じが抜けなかった。
0投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログひっさしぶりごりごりのミステリー読んで疲れ果てた 最後のどんでん返し想像できてなかった あと犯人探し下手くそすぎる自分 自分がやや好意抱いてる、抱いてた人が殺人犯やなくてよかったと思ったけど絶対感想として間違ってる
1投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
終盤まで、まあ面白いけど物足りないな……という印象でしたが 真相を知り「えぐい…」と声が出ました。 想像力が働いて絶望的な気持ちになりました。素晴らしいラストでした。 翔太郎さんカッコイイ!と思っていたのですが、彼も絶望を味わったのかと思うと……辛いです。。
2投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
Happy Birthday 麻衣! 読了後に一番最初に思ったことはこれだった 地震が起きた後、誰よりも状況把握につとめ、いかに自分が生き残るかを考えた時合理的に考え行動する麻衣の頭の良さには驚きだ 殺害動機を探偵役の翔太郎に話させることや、自分を生贄にする、という罪悪感を煽ることで食料だとかの下山に必要なものだとかボンベを合法的に手に入れることに成功する 最後に柊一にだけ真実を明かしたのも、いつだって決めきれない彼へのちょっとした仕返しだったのかもしれないと勝手に解釈している すぐ感情的になる旦那も自分の罪を知る人間も全部流されて、方舟に乗った麻衣は新しい世界へと降り立ち世界を創る 翔太郎が彼女へ外国の旅行記を渡したのも今では皮肉と見えてしまう おめでとう、麻衣!
4投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログ読み終わったあとも、しばらく物語の世界が頭から離れなかった…。 ラストの衝撃は、頭の奥底を鋭く揺さぶられたようで、言葉にできない余韻が身体中に残りました。 ページを閉じても、その感覚だけがまだ鳴り響いているような、、、とにかく素晴らしい作品でした。
27投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログ犯人は途中である程度予想はつく そして、予想は当たる それでも、最序盤の伏線とも言えない伏線を 地面ごと回収されて 天地がひっくり返った 翔太郎の最後の言葉が気になる
1投稿日: 2025.09.04
powered by ブクログ地下に閉じ込められ、全員死ぬかもしれない危機的状況の中、なぜ殺人は起こったのか。 犯人は誰なのか。 疑心暗鬼になり精神を消耗する人、理不尽な状況に感情を爆発させる人…。 閉じ込められ、追い詰められた人たちの心理描写と、タイムリミットが迫る中犯人を追い詰めていく謎解きに目が離せず、ページを捲る手を止められなかった。 全ての謎が解き明かされた時、真実がひっくり返される。 これは、何度も読み返して伏線を振り返りたくなる作品でした。 ちょっと気持ちが落ち着くまで夕木さんの次の「十戒」は読めなさそうです。
2投稿日: 2025.09.04
powered by ブクログミステリー小説を読むのなんていつぶりだろう?ってくらい久々。 「ラストは頭をトンカチで殴られたみたい」って感想を見て期待してたけど、その期待を軽々と超える面白さだった。 最初から「犯人は誰だ?」って考えながら読んだけど、まったく検討がつかず…。 最後に真相が明らかになって、その“動機”を知った瞬間、震えた。 一度読むだけじゃ足りない。きっと何度も読み返したくなる!!!!
35投稿日: 2025.09.03
powered by ブクログスリリングで引き込まれる作品で一気に読みました。 極限状態の中で人がどのように行動するのか、よく考えられていた。 残酷な話ではあるが、もしも自分がこの立場になったらどんな行動をとるかと考えながら読んでみる。 頭をフル回転して、もしかすると犯人のように行動するのかもしれない。
15投稿日: 2025.09.03
