
総合評価
(1015件)| 527 | ||
| 357 | ||
| 86 | ||
| 10 | ||
| 1 |
powered by ブクログ心に響く言葉たちがたくさん詰まった本。 何回も何回も読みたいと思いました。 大切な人にも読んでもらいたい一冊です
4投稿日: 2023.06.29
powered by ブクログいまの自分にぴったりな作品だった。大きな目標が遠かったり、なかったりしたら目の前にあるものをやっていくことをしないとなあ、、 あったかい本だったし、明日からの自分を少し変えてみようと後押ししてくれる気がする、色んな人に勧めたいと思える本!
6投稿日: 2023.06.25
powered by ブクログまた好きな本が増えた。 特に二章の諒のところが好き。著者が表す登場人物はなんでそんな素敵な考え方ができるんだろうと思う部分もありつつ、人々の葛藤やリアルがある。引き込まれる言葉だらけである。 何かに悩んだり、目の前のことで疲れて何も人生に意味が見出せない時が人にはあるかもしれない。そんな時手にとって勇気づけられる一冊。
8投稿日: 2023.06.24
powered by ブクログ300ページもあったのに、たった数時間で読み終わってしまった。 一章ですぐに心を掴まれ、二章で「この章が最高」と感じた直後の三章、共感の大爆発。 登場する本も、絵本から図鑑のようなものまで多様だが、それぞれの悩みをするするっとほぐしていくものばかりだ。 ライフステージの違う老若男女それぞれから見た「社会」というものは、彼らの視野や可能性を狭めてしまうことがある。 でも、時代を超えて愛された本たちは私たちにそっと救いの手を差し伸べてくれる。 小町さゆりという司書の在り方は、きっと本そのものだ。 「自分は何も教えていない」 「あなたが自分に必要なことを受け取ったのだ」 と彼女は言う。 私たちは運命的に出会った本に、自分の人生を重ねて、まるで自分の人生が言い当てられたかのような不思議な感覚を覚える。 でもそこに至るまでの「偶然」を、自分がアンテナを張ったうえで得るからこそ、自分に必要なものが返ってくる。 種を蒔いてきたのは、紛れもない自分なのだ。 ただ漫然と生きていれば、「いつか」は音もなく過ぎ去ってしまう。 いつもと少し違った見方をするだけで、世界は自分にうんと優しくなる。 小町さんはそっと背中を押してくれるだけなんだ。 ほんの小さな付録をつけて。
9投稿日: 2023.06.24
powered by ブクログ自分自身もそうだけど、人がいかに自分本位に毎日や可能性とか狭めているか気づかされた。 「人と人が関わるのならそれはすべて社会だと思うんです。」って言葉になんだか救われた気持ちになった。 ただ毎日を生きてる事で誰か何かに繋がってるのかもしれないから、卑屈にならず前向きに生きたい。 短編集みたいなのは普段あまり好きじゃなけど、5人それぞれの章で、ちょっとした関わりが垣間見れてたのがおもしろかった。新しい発見。
9投稿日: 2023.06.23
powered by ブクログ読んでいて、心がホットします。 図書館を中心に広がる縁もあり、小町さんの進めた本で救われた人がまた、違う場面で助けになっていて。思わず、良かったぁて思います。
7投稿日: 2023.06.22
powered by ブクログオムニバス形式で読みやすかった。他の作品も読んでみようかなと思う。ただ、少し綺麗ににまとまりすぎてるかなという気もした。
6投稿日: 2023.06.22
powered by ブクログ街のコミュニティハウス。 小さな図書館の中に小町さんという司書がいる。 その強烈過ぎるキャラクターに、 出会う人がそれぞれ、自分が知ってる何かに彼女を当てはめる。時にそれはマシュマロマン、時に白熊、 時に巨大鏡餅。 何かを探しているけれど、自分がいったい何を求めてるのか? 迷える人々に、小町さんは「これはいかが?」と本を差し出す。 その才能はもちろん素晴らしい。 でも一番いいなーと思ったのは、 みんなが素直に勧められた本を受け取ること。 そこから全てが始まっていく。 そこから何かと繋がっていく。 気づいた瞬間から みんなの道が開けていく、そこがとても良かった。 めちゃくちゃ笑ってほっこり泣ける、おすすめの本。
33投稿日: 2023.06.19
powered by ブクログ「私の今後はどうなるの?」 きっと誰しもが(自分は常日頃)抱く疑問に対して、次のアクションへ優しく後押ししてくれる本だった。 どんな境遇にいたって思い通りにいかないのが人生。その中で、環境を変えようとするのも、変えない(実際はそれでも変わる)のを決めるのは自分。 「思い通りにいかない」を前提に、自分自身を信じて新しい世界に触れながら一度しかない人生を楽しみたいと思った。
5投稿日: 2023.06.19
powered by ブクログ心にしみた。素敵なフレーズも満載。こんなに環境の異なる主人公を「読書」という行為1つで繋げられたもんだと、感動しました。そして、みんな読書に救われる。本の素晴らしさがたっぷりと表現されてました。勇気をくれる一冊でした。
6投稿日: 2023.06.18
powered by ブクログ司書である小町さやかさんに会ってみたい。ベイマックス、早乙女玄馬、パンダ!などと表現される小町さんの人を見抜いて的確な本や、相手に相応しい手作り羊毛フェルトを選び出す力には気持ちの良さを感じた。私にはどんな本と羊毛フェルトを与えてくださるのか!? 『私たちは大きなことから小さなことまで「どんなに努力しても、思いどおりにはできないこと」に囲まれて生きています。』このフレーズがとても心に残りました。 それでも、自分の居場所、自分にしかできないことを見つけていくことについて、深く考えさせられる本でした。ステキな本との出会いに感謝です。
6投稿日: 2023.06.18
powered by ブクログ良い本に巡り会えました。 読みやすいのに、深い。 それぞれのストーリーが、自分の内面にすうっと入って来ます。 「わたしが生まれた日と、ここに立っている今日」 仰々しい自己啓発本よりも、よほど心に沁みます。
6投稿日: 2023.06.18
powered by ブクログ自分の今の状況に不満を持っていたり悩んでいる人に小町さんという司書さんが本から小さいアドバイスを与え人生が好転していくストーリー⭐︎可愛い付録つきで⭐︎小町さんのキャラがよかった‼︎出てくる登場人物の悩みも親近感のあるものが多くとても読みやすかった。 3章の地球の天動説と地動説になぞらえて自分中心に考えるから被害者意識になるんだと気づく話。4章の自分の居場所を探してもがくニートの話。この2人の話が特に好きだ。
15投稿日: 2023.06.18
powered by ブクログこんなにもあたたかい作品をありがとうございます。 キャラ設定、展開、ストーリー、全部好きです。 中盤くらいから急激に面白くなってきて、最後までほんわかしながら、ニタニタしながらあっという間の読了でした。ドラマにすると絶対面白い系ですね!
129投稿日: 2023.06.14
powered by ブクログめっちゃ好みの雰囲気の小説だった! ひとつひとつの章の人物が交差してるのも好きだったし、さゆりさんの一言が沁みるし、なにより意味ありげな本の付録が「適当」なのが好きだった笑 ラストまでさらさら〜と読めました。
7投稿日: 2023.06.13
powered by ブクログ大好きなおやつの12個入ってるうちの 残り2個はどんな気持ちで食べる? とても印象に残ったシーン。 ポロリもたくさん。 出会えてよかったと思える 何度も読み返したくなる本。
12投稿日: 2023.06.13
powered by ブクログ青山美智子さんの本を読むのはこれで4冊目。今回は、人生に少しだけ悩みを抱える5人が、図書室で紹介された本との出会いによって少しずつ変わっていくお話。 これまで読んだ青山さんの本はどれも、日常の生活を描いているのだけれど、少しだけファンタジーの要素が入っていて、その体験を通じて人が変わっていくという展開になっている。 登場人物の悩みは絶望的な暗さではなく、「あぁ、こういうことあるよな」いうようなどこにでもあるようなちょっとした「悩み」。そして、いつも最後には少しだけ前向きになる。悩みの深さも、前向きになっていく加減も、どちらも深すぎないから私にとってはとてもちょうどいい塩梅で、ふわふわとワクワクをいつも感じる。 今回も、この5人がゆるりとつながっている。その関係性を見つけるのも青山美智子さんの本の楽しみで、初めて今回は相関図を手書きしちゃいましたよ!(笑)いつも初めに相関図を書いてから本を書いていらっしゃるのかなぁ? 今の自分の状況や最後の章に引っ張られているのかもしれないけれど、読後は何だか「社会」とか「つながり」というものについて考えていて、「あぁ、これでいいんだよな」と思ったりしていました。 印象に残った言葉は、「世界は、『信用』で回っている」というところかな。 登場人物がどの人も素敵だから、今回の主役は5人だったけど、そのほかの登場人物の物語にも想いを巡らせていたりしました。
8投稿日: 2023.06.13
powered by ブクログ誰かがくれるきっかけを基に、自分で自分の答えを見つける。 青山美智子さんの小説には、そういう「自分の力」を発揮して変わっていく人たちが描かれる。 どのお話も「ああ、わかる…」「これは、しんどいなぁ」と共感できるものばかり。 予定調和というか、必ず良くなる、うまくいくことがわかっている小説は、ともすれば敬遠されがちだけれど、そうならず本屋大賞2位に選ばれているのは、きっとみんなわかっているからだと思う。 自分の人生の答えは、自分しか見つけられないこと。自分の道を切り開けるのは、いつだって自分自身だということ。 そんな「自分の力」をムクムクと呼び覚ましてくれる素敵な小説だと、そう思った。
8投稿日: 2023.06.11
powered by ブクログ序盤はストーリーが漫画的すぎるかと感じていたが、読み通すと、各章が影響しており一つの物語として楽しく読めた。文章も読み易く気軽に楽しめる。
7投稿日: 2023.06.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図書館司書の小町さんに、本を紹介されて、登場人物が前向きになる話。 5章からなる短編。それぞれの章に少し繋がりのある青山美智子さんらしい1冊。 どれも、前向きになれる話で、自分に置き換えながら読めた本だった。
10投稿日: 2023.06.10
powered by ブクログ読みやすくて、リラックスしたい時に1章ずつ進めた。 どの登場人物も親近感が湧くもので、最後の章で皆が登場してくるのが面白かった。
5投稿日: 2023.06.10
powered by ブクログ心が温かくなる話だった。 小町さんに少し話を聞いてもらって、小町さんに勧められた本と付録を自分なりに自分の悩みとか葛藤とかと結びつけて、その人自身が気づいて紐づけて前に進もうとする、自分から一歩踏み出す姿がストレートに描かれていた。 気分が落ち込んでる時にもう一度読みたいと思うお話だった。
5投稿日: 2023.06.10
powered by ブクログどの章にも心打たれる言葉があって、自分でもびっくりするくらい何回も泣いてしまった。自分なんてどうせ大した仕事もしてないし、熱心に語れることもない、誇りに思えることもない。でも本当は、このままでいいのだろうか、わたしも変わりたいと思ってる。そんな心の奥底にしまい込んだ気持ちの蓋を開けられたような感じ。 一歩踏み出せば、ちょっとしたきっかけで何か変わるかもしれない。そんな風に思わせてくれる、ずっとそばに置いておきたい本になりました。 わたしも小町さんに会いたいな〜! そして話しかけられたい! 「何をお探し?」
8投稿日: 2023.06.10
powered by ブクログ長い人生の色んな場面を象徴する主人公たちが今の自分自身の立ち位置に悩み行き詰まっていた時に司書の小町さんがセレクトした本や羊毛フェルトを通じて人として成長していく姿が勇気づけられた。 人生を後押ししてくれる、優しくて温かくてほっこりするお話。このお話を通して何かきっかけがあったとき、そこから気づきを得られるか、気づきを行動に移せるかは自分次第だということを実感させられた。
18投稿日: 2023.06.09
powered by ブクログ作品内容は、今流行りのほっこり系で文章も柔らかく作家の人柄が伺えます。でも、おじさん読者にはちょっと出来すぎのストーリーかな?
5投稿日: 2023.06.09
powered by ブクログ人生で迷ったときや辛くなったとき、何かに導かれるように、コミュニティーハウスの「図書室」を訪れることになります。本を求めて相談するレファレンスコーナーには、とてつもなく大きな女の人が。「何をお探し?」と声をかけるその司書さんは、探したい本の中に、ひとつ異質な本を教えてくれる。なぜか本の付録として羊毛フェルトとともに。なぜこの本なのかと思いながら、読み進める主人公。そこから不思議と人生が良い方向に動き出していく。探し物は何なのでしょうか。 5章からなる短編集。
6投稿日: 2023.06.08
powered by ブクログ難しい表現や複雑な心理描写が無く、とても読みやすかったです。 悩みを持った登場人物たちが小町さんから紹介された本を通じて自分と向き合い、新たな一歩を踏み出すという分かりやすい構成です。 素直に読めて素直に感動できるとても温かい作品だと思います。
6投稿日: 2023.06.08
powered by ブクログ気持ちが前向きになれる素敵な本だった。 各章の人々は皆思い悩んでいるけれど、本を通して自分なりの答えを見つけている。答えを探そうと動くことが出来ている時点で、みんな凄い!不貞腐れてばかりいないで、みんな現状打破しようとしているから、気付けているんだよなと思う。 印象に残った素敵なフレーズ 「何が起きるかわからない世の中で、今自分にできることをいましたやってるんだ」 「世界は信用で回ってる」 「人生なんていつも大狂いよ。どんな境遇にいたって、思い通りにはいかないわよ。でも逆に、思いつきもしない嬉しいサプライズが待っていたりもするでしょう。…そうやって変わっていくのよ、自分も人生も」 「人と人が関わるのならそれはすべて社会だと思うんです。接点を持つことによって起こる何かが、過去でも未来でも」 「前ばっかり見てると、視野が狭くなるの。だから行き詰まって悩んだときにふっと、見方を広く変えてみよう、肩の力を抜いてカニ歩きしてみようって思うの」
5投稿日: 2023.06.07
powered by ブクログ一気読み。往復の電車でも会社の昼休みも読んでしまった。心がふわっと暖かくなる感じ。どのお話もよかったし、素敵な言葉たちがたくさんだった。 やっぱり小説っていいよなーと改めて思ったのでした。 青山さんの他の本も読んでみたい!
8投稿日: 2023.06.05
powered by ブクログ5月25日、俺は勇躍して近所の本屋に行った。本屋大賞一位作品の文庫本が発売されたからだ。俺は一位作品を「流行小説の窓」としている。目当ての「52ヘルツのクジラたち」は置いてなかった(10日後の現在まで未だ入荷していないので、いわゆる取次屋のイジワルというヤツかもしれない)。呆然としていたその時、平積みの茶色系の文庫本が話かけてきた。 「何をお探し?」 よく見ると、帯には「52ヘルツ」と同年「2021年本屋大賞第2位!」というピンク文字が踊ってる。文庫本は「あなたにはコレ」と言って「販売BOOK全品新品ポイント10倍」という情報を教えてきた。「付録がついていると楽しいでしょ」コイツ俺がクーポンに弱いのを知っていやがる。何処で知ったんだろう。 コミュニティハウスの中にある図書室のレファレンスコーナーにいる小町さゆりさんが、「何かを探している人たち」に提案する本のメモには、必ずちょっと斜め横だったりの思いもかけない本が記載されている。付録も付く。それぞれの主人公たちは、その本をヒントに新しい人生に踏み出すという短編集だった。読書家にはとっても魅力的なストーリー。 なるほど、今どき、とっても読みやすい文章。小町さゆりさんは、ある時は白熊、ある時はマシュマロマン、ある時はベイマックス、ある時は「らんま1/2」の早乙女玄馬のパンダ、ある時は鏡餅‥‥と、その姿の描写にさえリズムがある。それに、短編の中の脇役たちが他の短編でも登場して重要な役割を持つというのも今どきと感じた。 よし、これで「流行小説の窓」は開いて閉じた。もう「52ヘルツ」はいいかな(←オイオイ)。
167投稿日: 2023.06.05
powered by ブクログ様々な年代のキャラクターのエピソードのような形で書かれていてのめり込みやすかった。 また、物語の些細な所で今まで出てきたキャラクターが出てくるので飽きることはなかった。 人は行動次第で変わることができ人と関わることでどのような人物にも変われる、自分の理想とする自分に近づくことができるということを小町さんに教えてもらった。 本というものは捉え方、感じ方が人それぞれ異なり学んだことからどのように行動すべきかそのヒントをくれる存在なんだと気づかせてくれた。 気づくってすごく大事なことなのだと改めて思った。
14投稿日: 2023.06.03
powered by ブクログ最新作「月の立つ林で」を読んですっかり青山美智子さんのファンになり、同じ手法で書かれているとのことで本書も即購入。 どのパートの主人公たちも、「冴えない状況の主人公→状況はさほど変わらないけど何かのきっかけで自分が恵まれていることや、可能性に気づいて前向きになる」という流れがベースになっている。ちゃんとハラハラしたりしっかり落ち込むエピソードもあったりして、心が繊細過ぎる私はそこは飛ばして読み、各主人公が前向きな結末を迎えてから「そういえばあのピンチの部分、乗り越えられるのわかってホッとしたからちゃんと読もう」と戻って読む、という読み方をした(笑)。 Amazonレビューで泣きながら読んだと言う人がいたが、私も泣きながら読んだ。 こんなに平和で、こんなに泣けるなら、もう不幸な話の小説はいらないとさえ思った。こんなご時世だし、今の私は、ちょっと平和に飢えてるのかも知れない。そしてこのレビューを読み返して思ったが、最新作「月の立つ林で」も全く同じ文面のレビューでも成り立つことに気づいた。ネタバレをしないとそうなるのだ。ワンパターンだと決してバカにしてはいけない。このフォーマットは、青山美智子さんの発明なのかも知れない。ずるい。すごい。読み終わっても「まだ読みたい!」と思ったら「月の……」も是非。この優しい青山さんの世界観が私は大好きだ。 追記・先日、TIME誌の「読むべき小説・随筆100冊(うろ覚え)」に、日本から唯一本書が選ばれたようだ。本屋大賞では「本を大切にしているお話」として評価されたようだが、TIME誌ではどういった部分が評価されたのだろう?
11投稿日: 2023.06.03
powered by ブクログ自分が何者でも絶対否定しないでいてくれる本だなぁと感じた。自分を認めてもらいたいとか、自分は残り物なんじゃないかとか、なんにもできてないんじゃないかと不安に思うことってあるけど、自分だって社会の一部で肯定されてるんだなって考えさせてくれる。ポジティブに読める本で、素敵な一冊。
18投稿日: 2023.06.02
powered by ブクログ『何をお探し?』 人生に悩みを抱える人たちが、コミュニティハウスの図書室の司書・小町さゆりに、紹介された、一見何の関係もない本との出会いから、ちょっとした気付きを得て、動き始める… 何だろう、さくさく読める。 出てくる人はみんないい人。 いい人しか出てこない。 ほんとにほんわかと。 小町さゆりの見た目のように。 動き始めると、すべてがいい方向に。 自分から積極的に動かないと。 自分が動くと、すべてがうまく回り出す。 いい流れが、どんどんいい流れを。 ぐちぐち悩んでもしょうがない、考えてる時間があれば、まずは動きださないと。 でも、小町さんはなぜわかるんだろう、その人の抱えている悩みが…
23投稿日: 2023.06.02
powered by ブクログいろんな悩みを抱えながら生きている人たちが、ふとしたきっかけで訪れたコミュニティハウスの図書室で、「何をお探し?」と司書の小町さんに声をかけられたところから人生を見つめなおす物語。本のセレクトだけでなく、付録にくれる羊毛フェルトが良い役割を果たす。 小町さんの「書物そのものに力があるというより、あなたがそういう読み方をしたっていう、そこに価値があるんだよ」というセリフの通り、本やフェルトアイテムの解釈は与えられたものではなく、自分自身で見つけたもの。悩みの答えは意外と自分の内面にあるのかなと思う。 どの話も前向きな終わりで、ちょっと悩んだときに読みたい一冊。 文庫版の表紙の仕掛けに、読み終わって気づいてニヤリ。
10投稿日: 2023.06.02
powered by ブクログ笑えてかわいくて、ますますほっこりする場面がある。 多くの人が元気付けられて、優しくなれる。 安心して最後まで読める本。
8投稿日: 2023.06.01
powered by ブクログ単行本が出た時から「読みたい!」と思っていたのにタイミングが合わなくて文庫が出たタイミングでやっと購入。 でも、きっとこのお話はこのタイミングで私が読むのを待ってくれていたのでは?と感じずにはいられない 新しく一歩を踏み出し楽しいけれど不安も一杯…な今の私に「大丈夫だよ」と言ってくれているようでした 「正雄のうた」をクスッと笑い、微笑みながら読み終え、また不安がモヤモヤやって来た時に今の気持ちを思い出せるようまた、読むかもしれないなぁ、と本を閉じました
13投稿日: 2023.05.29
powered by ブクログ表紙に惹かれて手に取りました。 今までは殆ど本に触れないような生活をしていましたが、最近になって読書を始めました。 本書は行間が広く、内容もスっと入ってきて、読みやすい本だなと感じました。 素晴らしい読書体験ができました。著者の方、出版社の方、本屋さん、関係した方々、この本を私に出会わせてくれてありがとうございます。 これをきっかけに他の著書も読んでみたいと思いました。
9投稿日: 2023.05.29
powered by ブクログある町の小さなコミュニティセンターを中心とした連作短編集。 人生の流れの中で行き詰まってしまい悩む人々が、コミュニティセンターにある図書室の不思議な司書から勧められる本にきっかけをもらってまた歩み出す、優しい物語。 それぞれの話の登場人物が別の話でも出てきたりしてゆるやかにつながっている。 こんなふうに自分の悩みを見抜いて、そして寄り添った答えがほしい、そう思わずにはいられない幸せと希望がつまった話だった。
12投稿日: 2023.05.27
powered by ブクログ2021年本屋大賞ノミネート(2位)作品。 ずっと気になっていた青山美智子さんの作品。 すいすい読めた。個々が抱えるなかなか人に言えない思いを吐き出させているのに、優しく包み込んでいるように見えて、でも実際会ったらきっと不思議な人だろうなと思う、司書の小町さん。 小町さんの表わし方が、三者三様(五者五様)で、どれもイメージしやすい。小町さんってどんな声をしてるんだろう。 三章の元雑誌編集者だった夏美の話が、一番心にジーンときて、「幸せに優劣も完成形ない」ってほんとに思う。でも、なんでだろか、学生時代は、努力すれば何でもできる。不本意な生き方をしている人は努力してこなかった人だと決めつけていた。ひどい・・・私。 人生の先輩であるみづえ先生の言葉は、ほんとに泣けたというか、うるうるしてしまった。そして、天動説と地動説の例え話。腑に落ちた。 私たちは、自分の力だけで世界を動かしていると思っている。だから、不本意なことがあると被害者気分になる。(もちろん、実際被害者になることもあるが、ここではそういう話しでない。) 母になって、子ども中心の生活をせざるを得なくて、仕事を諦めて、夫より家事をして、自分の時間は後回しで・・・確かに、周りが少しでも改善してくれたら楽になるのに、ということはたくさんある。でも、自分に変化が起きたのだ。見える光景が違ってきて当たり前だ。(だが、この変化を本人以外気付かないから歯がゆいってのもある) 「そのときに自分のやりたいことを、流れに合わせて一番やれる形で考えていったら、そうなった。」 小町さんの言葉だが、私もそうだな。 やりたいことを夢中で?やってたら、今の場所にいた。 だから、いい意味で、今の状態にしがみつかず、前へ前へ、好きなことを追いかけていこうと思う。 自分が動けば、周りも動く。 動いたからこそ出会える物事はきっと、たくさんある。 それにしても、夏美の転職先は素敵だ。子連れ出勤ができる職場、いいな。 四章では、ニートの男性が図書室で出会った本をきっかけに仕事を見つけ、五章の定年退職後の男性も、横歩きで見える光景、社会があることを知る。 違う人々が主人公なのに、同じ地域の図書室を利用しているので、どこかで、誰かと誰かがつながっている。 そうやって、人は、誰かとつながって、誰かの影響を受けて、生きていってるんだな。 疲れた現代人にはぴったりの1冊。
12投稿日: 2023.05.26
powered by ブクログ私の人生を変えた一冊を再読。 きっといつ読んでも何回読んでも、人生のそれぞれの地点で心に刻みたい言葉で出来ていると思う作品です。 何かに悩んでいる人すべてに読んでみて欲しい。
11投稿日: 2023.05.26
powered by ブクログ久しぶりにちゃんと小説を読みました。 4月から仕事が変わって電車に乗ってる時間が長くなったこともあって…スマホばかり触るのもなんなので本でも読もうかと! 短編集だけど、全部の話が繋がっていく私の好きなタイプの構成。本屋大賞2位なだけあって読みやすい一冊でした。 様々な事情を抱えて図書室のレファレンスコーナーを訪れ、それぞれ自分なりの答えを見つけ進み始める登場人物たちに触れていると、また明日から私も頑張るぞ!と(笑) 図書室大好きだった学生時代を思い出し、また読書欲も湧いて来ています。
12投稿日: 2023.05.26
powered by ブクログしょっぱなのぐりぐらでもう、やられた〜、って感じw 人によって見方が違うとハッとさせられる 人の話を聴くことは、自分の中に自分の外の世界を見つけ、手を取り合って調和させていくことのような気がする。 さらに、その人のためになるものを案内できるような人は、よっぽど世界が深いんだろう 人の縁が巡って、社会になり、物語が生まれたりする そのあいまに、みんなが知ってるみんながすきな、味の想像ができるおいしいお菓子があると、より物語をおいしく感じることができる気がする
14投稿日: 2023.05.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み終わってブックカバーを外したら、表紙を見てほっこり。 (これネタバレに当たるのかな?気にしすぎかな?一応ネタバレマークにチェックつけておこう。)
9投稿日: 2023.05.25
powered by ブクログ様々な悩みを抱える5人の主人公が、コミュニティハウスの図書室司書・小町さんのお薦めしてくれる本をきっかけに、少しずつ変わっていく物語。 全く同じではないにしても、似たような心のモヤモヤは誰もが経験したことがあると思う。そんな時にそっと背中を押してくれるような温かい本。 小町さんも言っていたけれど、きっかけを得た時に、そこからどんな気づきを得るか、どう変わるのかは本当に自分次第なんだなと思う。特にネガティブな感情に支配され、心に余裕のない時は、視野がとても狭くなってしまい、ドツボにはまってしまうので、こういうきっかけや気づきって大事だと思う。 これまでほぼノンフィクションしか読まず、小説は苦手な方だったけど、こんな感じのやさしくて穏やかな気持ちになれる物語は大好きだと気がついた。それぞれの登場人物たちが、繋がっていく感じもすごく良かった。 せっかく読書習慣が身についてきたところなので、これからは選り好みせずいろんなジャンルを読んでいきたいと思ったのが、私が得たひとつの気づき。
10投稿日: 2023.05.24
powered by ブクログお探し物は図書室まで (ポプラ文庫) 著作者:青山美智子 発行者:ポプラ社 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 facecollabo home Booklog https://facecollabo.jimdofree.com/ 自分が本当に「探している物」が見つかるハートウォーミング小説。
6投稿日: 2023.05.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図書館の司書さんからオススメされた意外な本を通じて、いつもと違う新しい事を始めてみることで、人生の転機が訪れる5人の物語。 その5人の間にも、小さいながら何かしらの繋がりがあって、伏線回収みたいな感じでおもしろかったです。 読み終えてから表紙をみると、きっと口角があがります。 いつもと違う系統の本を読んでみようかな、という気持ちにさせてくれました。
9投稿日: 2023.05.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図書館で「本屋大賞2021年2位」と 書いてあったから借りてみた 本好きな私に、しっくりきた ぐりとぐらは知ってるけど 他の本も実際にある本なんやと 最後に書いてあってビックリ ニートの話と定年退職の話が好きだった 「働くからこそ休日はうまれる 前日のあの開放感を味わう」 この言葉に、会社辞めたい私は ハッとさせられた そやなぁ。働いてるからプラスなことも たくさんあるんやろなぁ もう少しがんばろ 図書館に「ただいま神様当番」もあって 欲張って2冊借りて、一気に読んだら どっちがどっちの話かわけわからんなった 失敗…
9投稿日: 2023.05.23
powered by ブクログ人生は些細な出来事やつながりでどんどん変化していくんだと改めて感じた。自分から行動して人生を動かしていこう。
6投稿日: 2023.05.23
powered by ブクログ年代の違う男女が、図書館司書の「小町さゆり」さんとの出会いで、人生を考えるヒントをもらう 女性編集者の気持ちや、彼女が気づいた事、 私も目が覚めるようでした ハニードーム、食べてみたいですwww 全部で5章あるけど、青山美智子さんの書くものはいつもどこかで誰かが交差してますね 人生に疲れを感じた人に読んでほしい本です♪
14投稿日: 2023.05.23
powered by ブクログ司書の小町さんの印象が人それぞれ表現の違うのがいい。 生きてく現代のモンモンとした感情や悩みを代弁してくれてる。 その解決作を提案してくれてる本 読みやすい。 私は3章が好き。
31投稿日: 2023.05.22
powered by ブクログ仕事が忙しく、週末も仕事をしたり、仕事をしていなくてもどこか常に仕事のことを考えている、そんな時に別世界への没頭を求めて手に取った一冊。 【ざっと内容】 日々の生活で仕事のキャリア等に悩む人たちが、ふとしたことがきっかけで訪れる町の図書室。そこにいる司書さんとの会話やオススメされた本をきっかけにそれぞれが色んな道を見出す物語・ 【こんな人におすすめ】 ・キャリアに悩んでいる人 ・穏やかに、小説に没頭したい人 ・仕事に少し疲れた人 【感想】 小説の中に出てくる登場人物のように、私自身も日々に少し疲れ、ふと立ち寄った書店でこの小説の引力に惹かれ、不時着し、その世界の美しさに癒された、そんな経験になった一冊。何か怒涛の展開があるわけではないのだけれど、人が悩み、そこからゆっくり立ち上がる姿が穏やかに描かれており、気が付いたら夢中になって読んでいました。忙しい日々の合間にぜひ手に取ってほしいです。
12投稿日: 2023.05.21
powered by ブクログより一層本が好きになる一冊。 同じ本でも、読む人の年齢や境遇によって受け取り方は違う。 目的を持たない読書の中に、意外な発見があるのかもしれない。 外山滋比古さんの「乱読のセレンディピティ」を思い出した。 「何が起きるかわからない世の中で、今の自分にできることを今やってるんだ」 ―続けているうちにわかることってあると思う。 「ある時間」で、できることを考えていくんだ。 誰かが誰かを想う。それが居場所を作るということ・・・・・? ―人と人が関わるならそれはすべて社会だと思うんです。接点を持つことによっておこる何かが、過去でも未来でも。
10投稿日: 2023.05.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1章読むごとに心が軽くなった。 一つ一つの言葉が気持ちよく入ってきた。 特に3章のお話は共感出来る部分が沢山あってもっと軽い気持ちで視野を広げていいんだと思えた。 青山美智子さんの作品をもっと読んでみたいと思った。
12投稿日: 2023.05.19
powered by ブクログ3章 元雑誌編集者 同じような体験をしていて自然に涙がでました。でも、あの体験があったから今がある。 自分で選んだ人生、世の中や人のせいにしていては、光は見えないのよね、止まるよりススメ、やらない後悔よりやって失敗する方がいい。そんな気持ちになる静かな勇気をもらえる本。
12投稿日: 2023.05.19
powered by ブクログ登場人物達は悩みに司書の小町さんの薦めた本と付録を通じて前向き向き合う話。図書館に行きたくなる! とても読みやすかったので普段あんまり本を読まない人に読んでもらいたい。
9投稿日: 2023.05.19
powered by ブクログあたたかい気持ちになる小説だった。 小町さんから受け取った付録や本をヒントに、登場人物が自分たちの課題を乗り越えていく物語を読んで、すごくシンプルで当たり前のことだけど、モノの受け取り方はその人次第で良いんだと思えた。 人生が大きく変わるほど大きな本に出会いたいとか自分の外側の部分に期待しすぎると難しいけど、それをどう噛み砕くか、自分の中でどう消化して考えていくかが大切なんだと思う。 これからは、前向きになるキッカケをたくさん見つけていきたい。
10投稿日: 2023.05.18
powered by ブクログ評価が高く人気があったので楽しみでしたが、文句なしでとてもハートフルないい作品。自分に必要なものは意外なところにあるもんだなと思いました。
8投稿日: 2023.05.17
powered by ブクログこんな図書館、近くに欲しい。 そして付録欲しい。 付録の意味は、小町さんではなく、自分自身が意味付けているっていうのが、目から鱗だったなぁ。
11投稿日: 2023.05.17
powered by ブクログやんわりと優しく繋がる人生。 人に優しくなれる気持ちにさせてくれる物語でした。 ⚫︎朋香 整えるって大事だ。 ⚫︎諒 世の中は信用でまわってる。 ⚫︎夏美 自分の知らない気持ちと向き合えるような本。 ⚫︎浩弥 自分を活かせる場を作るって大事。 ⚫︎正雄 カニ歩き、正雄のうた。
11投稿日: 2023.05.17
powered by ブクログ一話一話が楽しく読める。 話の中に小さな学びが散りばめられている。 呼んでいて清々しさを感じる素敵な本。
10投稿日: 2023.05.17
powered by ブクログ大袈裟でなく、小町さんがセレクトした一見何も関係ない本によって、人生が転換する。設定も面白いが、社会とは何かという壮大なクエスチョンも与えてくれる。小町さんを介して、繋がっている、1人ではない、自分のした行動で誰かに影響を少なからず与えていること、孤独ではなく人生は楽しいということを教えてくれた。
14投稿日: 2023.05.16
powered by ブクログ面白く、読んだ後に感じる清涼感が心地いい本。物事がうまく回っていないと感じる環境や状況では、視野が狭く視座も下がりがち。そんな時にいかに前向きに建設的に生きるか、そんなことを温かく優しく示してくれる本。
10投稿日: 2023.05.16
powered by ブクログめちゃくちゃ好き! と言うか今の私の心境にぴったりきたからかな? 絵本と、羊毛フェルトを選ばれた時に 小町さんが予言者とかなんじゃなくて、 借りた本人たちが意味をつくっていく。 悩んだら視野を広く見る、いつもと違うこと、ものをみるって大事やなぁって その中で気づくものがあるとおもう。 いょっとずつ繋がってる感じもおもしろかった
10投稿日: 2023.05.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とてもよかった。好きな作家の荻原浩もそうなんだけど、人生つまづいているときでもほんの少し光が差し込んでいる の気づかされる、もしくは光を探そうとする気になれる。そういう本でした。つらいことは沢山あるのだけど、ほんの少し前を向こうとする気持ちをつくってくれる温かい本でした。
9投稿日: 2023.05.15
powered by ブクログ4.0点 タイトルに本に関することが書かれているだけあって、本への向き合い方・考え方が素敵だった。 本自体の価値より、それを読んで自分がどう感じたかが大事。すごくいいことを言語化してくれた
9投稿日: 2023.05.15
powered by ブクログいろんな年代の悩みを抱えている人が、コミュニティハウスにある図書室の司書、小町さんに教えられた本を読むことで心を生き返らせて、違った視点で自分と向き合えるようになる話。 小町さんが羊毛フェルトにハマっていて、話している以外はプスプス作品を作っていて、紹介した本に付録をつけてくれるのが素敵だなと思った。 本にはパワーが秘められていると改めて感じる。
10投稿日: 2023.05.14
powered by ブクログ図書館の司書に紹介された一冊の本が思わぬところでつながってくるというのが本作の面白さです。 人生に迷ったときに、本と言うのは、意外なところで助けてくれるものだと自分も経験したことがあるので、すごく読んでいて共感できました。
10投稿日: 2023.05.14
powered by ブクログ本を読む。これっと思って選んだ本がしっくり来なくて、何気なく手にした本に心掴まれたりしたことがありますが、小町さんにリファレンスしたいです。どんな本がリストアップされるのか楽しみ。 本を読むことは自分と対話することなのかもしれない。もっとじっくり読まないとですね。 短編集だけれど、登場人物がリンクしていて、その後の姿が見られて嬉しい。
9投稿日: 2023.05.14
powered by ブクログ遂に…! ずっと読みたくて堪らなかった一冊。 大好きな青山美智子さん。 信頼しかない…青山さんの作品は心をまるっと浄化してくれる。 育児真っ只中な身なので、夏美のエピソードは涙なしでは読めなかった。 「どうして女ばっかり…」って育児されているママさんならきっと全員一度は思うんじゃないかと思うけれど、「女で良かった」って感じることも一理あると私は信じている。 まだ職場復帰していないけれど、した後に読んでしまった時にはもう大号泣する姿が目に見えてる。笑 あぁ、小町さんに本を紹介してもらいたい。 短編集だけれどそれぞれに繋がりがあって、それがなんだか日常を感じて温かいんだよなぁ、青山さんの作品。 今回は文庫化された直後の限定盤?とやらでフォトカードが付録でついていて、栞にさせてもらいました。 青山さんの手書き文字もどタイプでめちゃくちゃ素敵。メッセージは色んなパターンがあるのかな?ネタバレになっちゃいそうだから自分の中に秘めておこう。 こうしてブクログをちょこちょこ積み重ねていることも、自分だけのアンソロジーになってるのかな、なんて思って少し誇らしい気持ちになりました。
43投稿日: 2023.05.13
powered by ブクログなんかちょっと疲れていたのか、三章は通勤電車で涙出そうになりながら読んだ本。 私にとって読書は、カウンセリングみたいな位置付けなんだと気づいた本。
9投稿日: 2023.05.12
powered by ブクログこの本を読み終えて私は満腹感に満たされた。 話自体短編集のようで読みやすくすぐ読み終えた。 様々な世代性別環境の中、様々な思いを持っている主人公。 私も読書始めるにあたって、人生行き詰まる様で空腹感に悩まされていた。そんな時に読書と出会い、この本と出合った。 そんな私もこの本に出てくる1人のような気がして、この世界に引き込まれていった。 本だってなんだってそれを読んだり、感じたりする。その感じた事を咀嚼しそれぞれがそれぞれの感じ方がある。あってもいいんだという事に気がつけた。 そんな本だ。
9投稿日: 2023.05.12
powered by ブクログ横にも縦にも繋がる社会を感じるお話が5つ。 作家になった青年と描くのを再開した青年の話しが1番好きでした。司書さん、どうしてもマツコデラックスさんを連想してしまう。
9投稿日: 2023.05.10
powered by ブクログ2023年18冊目。 大好きな本に出会えた。 読んでいて、心がじんわりとあたたかくなって涙が溢れた。 小町さんの言葉「読んだ人が自分自身に紐づけてその人だけの何かを得る」…これからもいろんな本と出会いたい。
9投稿日: 2023.05.10
powered by ブクログ三章 夏美 元雑誌編集者 以降一気に惹き込まれて、美容院で涙を零してしまった。 二十三歳の私がこれから歩む人生は、どんな社会と関わって、どんなストラップに意味を込めるのだろう。 解説のオチもとても良かったし、なんだか世界が広がりました(ほっこり)
9投稿日: 2023.05.09
powered by ブクログ今目の前にある一つ一つの出来事が重なりあって人生は作られる。それは人脈も同じで思わぬところからの繋がりで行き着く先があるということを知った。目の前の一つ一つのことを大切にしようと思わせてくれる一冊だった。
7投稿日: 2023.05.09
powered by ブクログあっという間に読み終わってしまう程ひきこまれました。心がモヤモヤした時読み返したくなるような気がします。
12投稿日: 2023.05.08
powered by ブクログ初めての青山美智子さん。 ほわっと染みてくるような優しさが何とも心地よく。 未来を変えるきっかけは日常の些細な気づきだったり。 短編かと思いきや、コミュニティハウスで繋がっていく物語にちょっと感激したり。司書のさゆりさんの言葉がこれまた良いんだな。 私にもお探し物を見つける機会があるかもと思わせてくれる一冊でした。
19投稿日: 2023.05.08
powered by ブクログもっと柔軟に物事を考えなければと思いました。 目の前のことだけでなく、他の分野についても息抜き程度でもいいから知るようにしておくと、意外な共通点が得られる、というか自分の中で如何様にもポジティブな解釈が出来るはず。 ちょっと話はズレますが、この本と一緒に今村夏子さんの「むらさきのスカートの女」も一緒に買いました。その巻末のエッセイのなかで、「名文を書かない文章講座」という本が紹介されており、その本も購入して読んでいくと、本作でも登場していた、詩人の草野心平が紹介されていました。 何の気なしにその場で買った2冊の本にこのような繋がりがあったとは思いもよらず興奮してしまいました。 なんだか話が逸れてしまいましたが、小町さんがしてくれていたように、今取り組んでいる事柄のこと以外にもちょっと視野を広げていきたいと思いました。
11投稿日: 2023.05.08
powered by ブクログ連作短編集。 主人公の年齢も属性もバラバラですが、全てのお話が温かくて優しくて不意に涙が… やはり元編集者のママに感情移入。 仕事と家事育児の両立で苦しむ気持ち、わかりすぎる… 万人に薦めたい素敵な本。
8投稿日: 2023.05.08
powered by ブクログ何となしに手に取って読んだ本だったけど、今私が色々と迷ったり悩んだりしていることに対して寄り添ってくれる本のような気がしました。 作中にも似たような事を話している場面があり、この本を読んで良かったと心から思えました。 この作品に出会えて本当に良かったです。
9投稿日: 2023.05.07
powered by ブクログ絶対安泰な仕事なんてない。みんな危いバランスで成り立っている。仕事のことでストレスもあったこの頃すうっと気持ちが楽になりました。 本は読み手によっても捉えたかも十人十色だけども、やっぱりそこが魅力。青山美智子さんの本はおやすみに読むと気持ちがいつもほっこりします。
7投稿日: 2023.05.07
powered by ブクログ光があたると影が生まれる。 光の角度を変えると、影の形が変わる。見る角度を変えるだけで世界は違ってみえてくる。 関係の中で人は生きる。そしてその中で居場所を探す。心地よい居場所もあれば、居心地の良くない居場所もある。 影(自分の在り方と居場所)の形を変えたければ、光の角度を変えれば良い。ただそれはなかなか難しいけれど。 自分に居場所を与えてくれる光はきっとそこにある。そう思いたい。
7投稿日: 2023.05.07
powered by ブクログやりたいことがあってそのために情報収集したり夢を膨らませたりしてる時って幸せだったな〜という感情を思い出せた。 なんのストレスもなく人生消化試合な感じでだらだら生きてるけど、今後また情熱を傾けられるものに出会えることを期待して生きていこうと思った。
11投稿日: 2023.05.06
powered by ブクログ短編集に見えて、1話1話がつながっているところにじわじわ心があたたかくなる。 ほっこりしたり、奮い立たせられたり、きゅんっとしたり、生きることに光をくれる作品だと思う。 毎回1話読み終わるとすごく幸せな気持ちになったし、どんどんとページをめくっていた☺︎ 「どんな本もそうだけど、書物そのものに力があると言うよりは、あなたがそういう読み方をしたっていう、そこに価値があるんだよ。」 「いつかって言っている間は夢は終わらないよ。(略)無計画な夢を抱くのも、悪いことじゃない。日々を楽しくしてくれるからね。」 「絶対大丈夫なことなんかないかわりに、絶対ダメって言い切れることもないんだ。そんなの、誰にもわからないんだ」
13投稿日: 2023.05.05
powered by ブクログ心がほっこり温まる作品 また読みたい 読むのが楽しくて1日で読みきれた どの話もほろっと涙が出て、出逢えてよかったと思える本 特にアンティークショップの子の話はグッと沁みた
7投稿日: 2023.05.05
powered by ブクログ読みやすく面白い。 町のコミュニティハウスに訪れる、ニートやキャリアウーマン、定年退職者など様々な人たち。 人生で迷い、自覚無自覚問わず何かを探している彼らに、コミュニティハウスの図書室の司書・小町さんは一見関係のなさそうな書籍と付録をお勧めする。彼らはそれにより何かを自身で導き出し、新しい道を歩み始める。 小町さんはなぜその人に合った本を選べるのか。少し不思議な話かと思ったけど、最後にちゃんとネタ?ばらし。 本の読み方は人それぞれ。作り手の狙いとは関係のないところでそこに書かれた幾ばくかの言葉を、読んだ人が自分自身に紐づけてその人だけの何かを得る。 その人がそういう読み方をしたというそこに価値がある。
6投稿日: 2023.05.05
powered by ブクログ一言で言えば、「本から学ぶ」ということを教えてくれる一冊。 登場人物の各環境から、寄り添い方を学べた気がした。 主人公以外の登場人物の感性や価値観などが面白いと思った。 一般的に出版されている本が登場するので、知ってる!って本もあり、親近感が湧く。 また短編で読みやすい。全ての章に図書館司書さんが登場するが、この司書さんが各主人公に「大切なもの、大切なこと」に対してヒントをくれる存在。また司書さんの人物像が読み進めていくうちに人間味が伝わってくるのがたまらない。
7投稿日: 2023.05.04
powered by ブクログ読み終わって数日経っても、何度も思い出した作品。 やっぱり本っていいな、人生に必要な本を的確に教えてくれる人がいるっていいよなーって純粋に思える。 私も会ってみたい。
8投稿日: 2023.05.04
powered by ブクログタイトルに惹かれた。私は読書が好き。本を読むことは、正解を探すため、知識をつけるため、というより、あらたな出会いの場。自分でこうかな、と考えて人生を豊かにするためかなと、思いながら、また色々な本の出会いを待ち望む。
7投稿日: 2023.05.04
powered by ブクログ人生のヒントを本からもらえるって素敵だなと思いました。自分もこれからどんな本に出会って人生のヒントをもらえるのか楽しみになりました。これからもたくさん本を読みたいなと思いました。
8投稿日: 2023.05.04
powered by ブクログまず表紙が素敵。愛らしさに溢れ思わず見惚れる。 タイトルもいい。読書家なら図書室はたいがい好きだし、書物だけではない、なにかを探している場合も少なくないのだから。 文体は柔らかくて温かくて読みやすい。とても好み。 登場人物。みんないい!司書の小町さんはもちろん、悩める図書室訪問者達も自分と真摯に向き合っている姿が健気で、思わず応援したくなる。 こんなにも心地よく読み終えた作品は久しぶり。続編が出たなら迷わず読もう。 著者のほかの作品にも触れてみたい。
9投稿日: 2023.05.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人生に行き詰まった人たちが「本」を通じて新たな一歩を踏み出していく話。 内容は、そことそこが繋がるのかという、予測できないところに面白さがありました。そして、本を通じて考え方が変わり、人生が変わるのだから本の力は偉大だなと思いました。 これからも読書を続けていこうというモチベーションになりました。
11投稿日: 2023.05.03
powered by ブクログ読みやすくて、印象に残る言葉も幾つもあって。 いま就いている仕事や日々の生活にモヤモヤを感じている人(誰もが当てはまる。。?)にオススメしたい小説。 特に三章の夏美が良かった。周りの人がくれた言葉は心の深いところで喜びを感じ、自分を見つめ直すきっかけにもなる。 幾つもの気づきを与えてもらいました。
16投稿日: 2023.05.03
powered by ブクログ青山ワールド全開の素敵な作品だった。小町さんとのぞみちゃんが与えてくれる暖かい居場所と、自分で居場所を探そうとする5人の訪問者との掛け合いや考え方が、自分事のように思えて勇気を貰えるそんな作品だった。
13投稿日: 2023.05.02
powered by ブクログいいですねぇ。 前を向くってすごく良い。 自身の周りで起きた少しのことを、 「キッカケ」と捉えられるかどうかが すごく大事なんだと改めて思う。 私は、「今」この本と出会えたことを キッカケにして、また前に進みます。
175投稿日: 2023.05.01
powered by ブクログ元気や勇気を貰える本。 短編集で、6人の登場人物がある図書室にいって司書さんに本を薦めて貰う話。それぞれの章が、どれも良い話で心に刺さる。やりたい事をやるために頑張ろう。やりたいと思ったことをどんどんやっていこう。そう思わされた。ひとつひとつの話が独立してるけど、話の舞台が同じため、ちょっとしたところで繋がりがあったりするところもとても良かった。 小説なのに自己啓発本を読んだような満足感がある。現在、社会人の人には自分以上にぶっ刺さるのでは無いかと思う。
8投稿日: 2023.05.01
powered by ブクログ_ 街の小学校に隣接された コミュニティハウス に、ある図書室。 つかみそこねたり なくしたり たりなかったり。 な、「何か」を求め 人々はあしをとめる。 な、ちょっと ほんの少しだけ でも優しく、確かに 背中を押してくれる。 かも?しれない 物語。
8投稿日: 2023.05.01
powered by ブクログちょっと疲れてる人、悩みがある人に読んでほしい本。 登場人物と自分を重ねて悩みを解決してもらった気になれる。 5つの短編からなるお話で、舞台は一つの街。
7投稿日: 2023.05.01
powered by ブクログ赤と青とエスキースを読み、青山美智子さんの本を他にも読んでみたいと思って本屋大賞にノミネートされていたこの本を手に取りました。 青山さんの書く物語はとにかくほっこりさせられる、一瞬一瞬を大切に生きようと思わせてくれる。 若いうちに色々やっておかないとという焦燥感みたいなものが常にあって、あたかも老後生活はやりたいことが出来ない、退屈な時間になってしまうんだと思ってしまいがちでしたが、青山さんの本を読むと、年齢なんて全く関係なく、やりたいことがあればいつだってできる、大丈夫なんだと勇気をくれます。
11投稿日: 2023.05.01
