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お探し物は図書室まで
お探し物は図書室まで
青山美智子、さくだゆうこ、小嶋淑子/ポプラ社
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総合評価

1022件)
4.4
533
358
86
10
1
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    全然司書さんとは程遠い仕事をしていますが、こんな司書さんみたいな人になりたいなと思った本でした。 読み進めると、登場人物の皆さんが繋がっていく感じが好き。自分の変化や影響は意外とまわりの人へ広がっていくんだろうな〜と思いました。

    13
    投稿日: 2024.04.27
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    読んでいて人の優しさや強さを感じる読了感の良い作品。どの主人公もなにか悩みを抱えていて立場も違うけどどうにか向き合って前に進んでいるんだなと思うと私もそうありたいと思う。 作中の「メリーゴーランドに乗ってる」は言い得て妙だった。独身は結婚してる人を、子持ちは独身を羨ましく思いお尻を追いかけてビリも先頭もない。 だれかの心のささくれをとるような、穏やかさを取り戻せるようなそんな粋な対応が私にもできたからなぁ。

    8
    投稿日: 2024.04.25
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    読みやすい。 2日くらいで一気に読める。 心に余裕がなく久々の読書だったので、じんわり心が温かくなってとても良い気持ちになった。 壮大なこと、何かを成し遂げるなどではなく、自分なりの幸せや悦び、楽しみを見つけて一歩を踏み出す勇気をもらえる感覚。 どの登場人物も、人との関わりの中で発見していく。 家で一人で居ては何も生まれない、どんどん外へ出て、大切な人との関わりは特に大切に、それでも新たな刺激を探し求めつつのんびりと生きていきたいなぁ

    6
    投稿日: 2024.04.25
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    ココロにすーっと入ってくる小町さんのコトバ ココロに刺さる小町さんのコトバ 私にはたくさんあった。 ひとりの司書なのに、初めて見た時の印象が5人とも共通なところや、それぞれの反応なところが面白かった。 この本に出てくる本が読みたくなっり、詩の楽しみ方も新たに知れた。 前向きな気持ちや、あたたかい気持ちになれた本。

    18
    投稿日: 2024.04.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    心温まる作品 久しぶりに一気読みしました。 ・書物そのものに力があるというよりは、あなたがそういう読み方をしたっていう、そこに価値がある。 ・何かを始めるときにはそれが後から役に立つかどうかなんて、考えたことない。ただ、心が動いたら、それだけでトライする理由になると思う とても心に響きました。

    6
    投稿日: 2024.04.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    美しい表現で、心にぐっとくるものがいくつもあった。短編集だが最後にはゆるやかにつながり読了感も良かった。

    4
    投稿日: 2024.04.22
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    心がほっと温まる本でした。 私は子育てしながら転職したいと思っている身で 特に3章がうんうんと頷ける話だった。 「書物そのものに力があるというよりは、あなたがそういう読み方をしたっていう、そこに価値があるんだよ」が好きなフレーズでした。

    8
    投稿日: 2024.04.17
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    今更読みましたが、なるほど、これは本屋大賞とってもおかしくなかったと思う作品でした。 5編の中編の巧みな構成、読み手の心をくすぐるそれぞれのリンク、人々の人生が浮かび上がる物語。 一気に読んでしまったので、物語の世界に濃く関われました。人との繋がりでそれぞれの次の人生を開いていく、希望の物語です。

    11
    投稿日: 2024.04.17
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    タイトルからなんとなく敬遠していたけど、悩んでいる時に読みたくなる作品だなと思った。 元気をもらえる、素敵!

    6
    投稿日: 2024.04.14
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    コミュニティセンターを訪れた人たちが、小町さんと本に出会って、気付いて、また進んでいく物語。 みんな今の自分にモヤモヤとしたものを感じていて、小町さんのリファレンスと付録で、自分たちでヒントを見つけていく。 小町さんのすごいところは、それまでのその人のことも決して否定しないところ。そのうえで、次の選択も肯定してくれる。 小町さんのいる図書館があったらいいなぁ。 ちょっとだけ背中を押して前向きにさせてもらえるお話たちでした。

    13
    投稿日: 2024.04.14
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    どの章も良かったです。 こういう作品の中でてくる本は、実際には存在しないことがほとんどなのに、小町さんがおすすめする本は全て実際にある本というのも面白くて、調べて見たりしました。 もし、小町さんがほんとにいたら私にはどんな本をオススメしてくれるのかなぁ。

    7
    投稿日: 2024.04.13
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    マツコ・デラックスさんをイメージして読んでました。図書館や司書を題材にした本を探して読んでたところ出会った本です。これは、素敵な人たちばかりでていて、心の安定剤になりました。

    3
    投稿日: 2024.04.13
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    人生について考えさせられる暖かい作品。 自分にはできることと出来ないことがあり、それは適材適所で今いる環境で求められずとも違う環境では求められるかもしれない。 あとがきで読者は何か自分に得られるものを求めて本を読むと書いてあった、自分はこの本から得られるものがあっただろうか?この考えに辿り着いてる時点であったのだろう。

    8
    投稿日: 2024.04.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    妊娠中の誕生日にもらって、ずっと読みたかった本。奇跡的にたくさん昼寝をしてくれた娘を眺めながら読了。心がぽっとあたたまり、私も前を向きたいなと思える1冊。司書さんの不思議な魅力のある声がいったいどんな声なのかとても気になる。 運命のタイミングを、逃さない 「ない」を「目標」にすることから 世界は、信用でまわってる 「目に見えない何か」を見るときの2つの目 『月のとびら』/石井ゆかり も読んでみたい。

    2
    投稿日: 2024.04.11
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    『大した仕事ではない』のではなくて、『大した仕事をしてないだけ』というフレーズ。 身につまされる言葉で、かなり印象に残った。 仕事を通して人と人のつながりが温かく感じられるストーリー。 仕事に関して、何かしらの不安や不満をもっている方に読んでもらいたい一作でした。

    11
    投稿日: 2024.04.10
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    2024/04/08 地域の図書館にいる司書さんとそこにいろいろな課題を抱えたり、いろいろなことに迷ったり悩んだりして図書館に通う5人の人たちの短編ストーリー。 それぞれの話もとても読みやすく、なおかつ図書館の司書さんから紹介される本や、司書さんとの不思議な関わりを通してその課題やらモヤモヤが晴れていく明るいお話です。 それぞれの人物が悩み事を抱え、その解決を求めて図書館で本を探し、不思議な司書さんとも出会に行きつき、その出会いや関わりがきっかけで、良い方向へと事態が転じていくような読んでて幸せになる本だと思います。こういう話が書いてある本をもっとたくさん読んでいきたいなと思わされるような心が洗われるストーリーが詰まっていると思いました。

    3
    投稿日: 2024.04.09
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    無愛想な司書さんが、思いもよらない本をセレクトしてくれる物語。 司書さんて、図書館に行ったら居るのかな? 自分から話しかけるの恥ずかしいけど、こんな司書さんなら、頑張って声掛けてみたいです。

    28
    投稿日: 2024.04.08
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    小学校の隣りにある地域コミュニティハウス。日々の生き方を模索する人達が、小町さゆりさんが、教えてくれる本を通して、世界が広がり、人と繋がり視点を広げていく。本の持つチカラと地域コミュニティがつながる不思議な魅力のある作品。

    3
    投稿日: 2024.04.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本の内容が素敵だったことはもちろんのことだが、最後の考察の部分で、「小町さんのように、ただ話を聞いて受け止めてくれる人がいる世界は皮肉にも現代ではファンタジーとなってしまった。」という旨のコメントが一番心に残った。 私は小町さんのような人になりたい。

    4
    投稿日: 2024.04.08
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    「なぜ自分に?」という突拍子もない本のセレクトなのが面白い。 司書の小町さんは多くを語らず、本をきっかけとして気づきを与えさせる。そこから自分なりに考えを巡らせて前に進んでいく主人公たちに、勇気をもらった

    2
    投稿日: 2024.04.07
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    人はそれぞれ、いろんな悩みを抱え、立ち止まったり、もがいたり、あきらめたり、自信を無くしたりする。でも、いまさら変わらないとか、もう遅い、と思うのではなく、勇気を持って、何か小さな一歩を踏み出すことで、それまでの自分や生活が変わるきっかけになるんだという、勇気をもらえた。 人との関わりが面倒だなと思うこともあるが、青山さんの作品を読むと、いろんな人との関わりでこの先の人生が変わることもあり、間接的に繋がってたり助けられているということに改めて気付かされる。 また、行き詰まったり、あきらめそうになった時に読み返したい。

    3
    投稿日: 2024.04.07
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    本との出会いってほんとうに不思議はもので、その時悩んでること・答えが欲しいことが本に書いてあったということが多い。 この本は電車の乗り換えの合間、この先の移動時間を考えたら本がいるなと思ってふと手にした1冊だった。 夏美さんの話が1番グッときたかな。隣の芝は青く見えるっていつ誰にでもあることなのに、それにもがく姿がまるで自分を見ているようで。最後は希望の光が差した気がして、少し泣いた。 まずは「ない」を「目標」に変えて、進んでみようかなと思えた。読書って最高!

    6
    投稿日: 2024.04.06
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    最近出社が増えてきたので電車のお供に「本屋大賞2位」の帯に釣られて買ってみたが中々面白かった。話しは5章でそれぞれ違う話で構成されているが、舞台は同じ図書館とその街で展開されている。多分そのうちドラマ化されるだろうと思ったら既にラジオドラマは作られているみたいですね。

    2
    投稿日: 2024.04.05
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    とても前向きになれる本で、老若男女、少なからず心に響く章があるのではないかと思う。 各章で年代が異なる主人公はそれぞれ悩みを抱えているが、その悩みはよくあるもので、まさに私自身と同じものもあれば少し歳を重ねることで直面するであろう悩みもあった。 この本の中で出てくる、主人公たちが前向きな姿勢に変わるきっかけになった言葉のフレーズや考え方を大事に、時に見返せればと思います。

    2
    投稿日: 2024.04.04
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    職業や年代も異なる5人のお話だけど、自分に重ねてみたりこういう風に思うこともあるんだな〜と思いながら読み進めました。面白くてあっという間に読んでしまった! 小町さんのレファレンスは単純な慰めではなくて、相手としっかり対話しているのがとても良い。 物語が進むにつれて、小町さんの人柄を知れるのも一つの楽しみだった。 呉宮堂のハニードームに近いお菓子はないのかな?と調べてみたら、青山先生のSNSでファンの方が北島の花ぼうろを紹介している投稿を見ました。箱の見た目が似ているし、何より美味しそう!

    12
    投稿日: 2024.04.03
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    友人から借りた本です。 人生に悩む5人のお話です。仕事や転職にまつわるお話で、面白くて一気読みしました。 就職している方、転職を考えいる方には、共感できる部分があるし、勇気をもらえる本だと思います。ただ単に仕事の面白さを見つけてないだけだったり、環境を変えるだけで、自分に合っている仕事や知らない自分を発見できたりします。 周りのせいにせず、自分から行動を起こして、自分のなりたいを目指すために転職するという考え方。嫌なら自分で変えていくしかない。チャレンジしていくしかありません。 良い本に出会えました!!

    11
    投稿日: 2024.04.03
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    年齢も性別も違う5人の登場人物がそれぞれに悩みを抱え、そして図書館で借りた本や司書さんから貰った『本の付録』である羊毛フェルトによって自分なりの道を見つけて進んでいくという、とても前向きに、ポジティブになれる本でした。 短編集でありながら、前章に出てきた人物が登場したりと、それぞれの人が様々な形で繋がっているところもすごく良かったです。 私自身、仕事でとても悩んでいる時に読んだので余計に胸にグッとくるものがありました。 とても大好きな本です。

    4
    投稿日: 2024.03.31
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    短編集。 何が起きるかわからない世の中で、今の自分にできることを今やってるんだ。 …何も言わなかった。何も言わないで、ついてきてくれたんです。感謝しています。 いつかを待たないで…これから動いてみようって気持ちになりました!…一緒に。手伝うじゃなくて、一緒に。…なんかワクワクしてきた! どんなに努力しても、思い通りにはできないこと。 世の中におもしろい本が増えたらいいじゃないですか。僕も読みたいです。 月と太陽。 花束に顔をくっつけるみたいにして、ぼろぼろと泣いた。俺は今、生きている! 感動したし、ほっこりしました!

    5
    投稿日: 2024.03.31
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    5章からなる短編集。 働くことや生き甲斐について、思い悩む主人公たちに共感。 苦しさに共感できるし、ポジティブすぎることもなく、次のステージへと進む彼ら。 登場人物がみんな素敵で前向きになれる。 そして、本好きには、一冊の本が持つ力にスポットライトが当たっていて嬉しい。 司書の資格をとるために勉強していた母が、図書館で人生に必要な知識は何もかも揃うと言っていたことを思い出す。 日々に疲れている読者に寄り添う、万人にオススメできる一冊。 ----- 3月最後の金曜日。 職場の癒し系女子が偶然、この本を貸してくれた。 彼女の柔らかさと合致する一冊であることにとても驚きながらも、読み進めた。土曜日の午後読了。 社会人になって随分と経ち、ふと立ち止まっては考えてしまう。 働く意味やライフワークについて。 私はずっとこの仕事を続けていて良いのだろうか。 後で後悔しないだろうか。 春は出会いの季節でもあるけれど、先にお別れの季節が訪れるから少しセンチメンタルになる。 増える転職の報告。 次のステージへと進む人たちを少し眩しく思う。 そして自分の次のステージについて少し考える。 もう少し、今の組織、いまのポジションでないとできないことをやろう。 今調べたら、TIME誌が発表する「2023年の必読書100冊」(THE 100 MUST-READ BOOKS OF 2023)に選出だって!すごい!嬉しい!

    2
    投稿日: 2024.03.30
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    いや、これ大人の銭天堂かよ!と思わず突っ込みたくなったのは私ひとりではないはず。 紅子が訪れたお客さんの悩みを察して、不思議なお菓子(副作用があったりする)を渡し、それをもとに物語が好転したり暗転したりする。現代版、笑うセールスマン… というのは、銭天堂の話で、お探し物は、本をツールにして人生の大切なことに気づき、自分らしく前向きに生きるきっかけを本から得る話。 暗転することはないので、ほっこり優しい気持ちになれることや、登場人物たちの気持ちに共感できて、一緒にヒーリング効果を受けるような本なのだろう。心が苦しくなったり、しびれるような展開はない。 笑うセールスマンしかり、銭天堂しかり、いくらでも続編が書けそうな設定だ。もし、続編がでるのならば、読後感悪めの章を入れてくれると、個人的にはありがたい。

    2
    投稿日: 2024.03.30
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    絶賛就活苦戦中の自分にとても刺さる本だった。小町さんのおすすめをそれぞれがそれぞれの形で受け取って前に進んだように私も前に進みたいと思った。 小町さんにもし会えたら、どんな本選んでもらえるのかな、どんな付録を付けてくれるかな。 読み終わるのが勿体なかった。また探し物が見つからない時読み直そうと思う。

    11
    投稿日: 2024.03.29
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    前向きになる本。 前向きな考え方を確認する本。 この手の本にはよくあるパターンだと思うけど、図書室の司書さんに示唆されて、都度道を探してるゲストが自分の道を探し出すお話。 設計図はわかりやすい筋書きだけど、ひとつひとつのお話は、なかなかに面白く、新たな考え方を開くヒント。 今回司書さんを訪れたのは5人の迷い人だったけど、新しい話を思いついたら続きをまた読みたいかなとおもった。 でも、続編はないかな? 最終章が、より読者の視点を広げるヒントとなって大団円を迎えているから。

    3
    投稿日: 2024.03.29
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    初めてこの方の作品を読みました。 とても読みやすいし、心を動かされる言葉が沢山あり他の作品も是非読んでみたいと思いました。 小町さゆりさんにレファレンスして欲しい、私の付録は何だろう( ̄▽ ̄)? と想像するとワクワクします。 最終的に綺麗にまとまる流れのストーリーが好きなのでとてもスッキリしたのと、やっぱり私は本や図書館大好きで彼らの様に本に出会い自分の生き方を見直したり私もしているなぁっと。 読書メモ作ろ、、、とまたもや思う。

    6
    投稿日: 2024.03.27
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    どの話も本当に素晴らしかった。 仕事に悩んでいたり人生に悩んでいたり、特に社会人に読んで欲しい作品でした。 どれも物語も登場人物の心情も等身大でめっちゃ読みやすい上に捉えやすい。難しく考えなくても心に響きました。 評価されてなかったと思ってたら実際に評価されてる話めちゃくちゃ泣ける。 見てくれている人は見てくれている、自分にもそんな経験があってとても刺さりました。

    19
    投稿日: 2024.03.25
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    悩みを解決する短編集は似たり寄ったりだろうと偏見を持っていましたが、読んでみると面白く引き込まれました。青山美智子さんの作品は心の安定剤です。

    4
    投稿日: 2024.03.25
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    短編を繋げるスタイルはちょっと苦手でしたが、本屋さんでよく見かけて気になってて手に取りました。それぞれの話が絶妙につながっていておもしろく、読みやすかったです。コミハの図書室という設定がいいと思いました。人生について迷っている人物を自分と重ねられました。司書の小町さんのキャラは映像にしたらおもしろそうだなと思いました。(渡辺直美で。)

    15
    投稿日: 2024.03.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どの人物にも分かるなーと共感する悩みがあって、それを素敵な司書さんのオススメ本からヒントを得ていく。私もこの図書館行きたい。私にならどの本をすすめてくれるかな?付録は?とワクワクする。

    5
    投稿日: 2024.03.24
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    私にとっては、包容力があり安心感を与えてくれた作品。 みんな悩みはあって、悩んでいる自分だけが特段特出しているわけじゃない。俯瞰してみたら当たり前のことだけど、渦中ではつい意識が薄れてしまう。 他人から見た自分は一見通常運転に見えても、案外重めに悩んでいたり。逆も然り。 答え探しをすべく立ち寄った本屋で、偶然手に取った本書からは、押しつけや既存の言葉による答えではなく、気づきによる答えを得られた。 紙の書籍は、能動的に読まないと内容を咀嚼できないからこそ、目を惹かれ心に響いた言葉がより尊く感じる。

    4
    投稿日: 2024.03.23
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    ありきたりな感想だけど、この図書館に行きたくて仕方がない。 登場人物は皆それぞれ違った悩みを持っていてそのモヤモヤを温かくじっくり解決に導いてくれる。「このときのあの行動がヒントだったんだ…!」と思う場面が多く、日々大切に過ごそうと心から思うことのできる1冊。 相手の要望を汲み取りつつ、それを言葉や制作物で提案し、行動に変化を与えられる仕事がしたい思いが強くなった。

    4
    投稿日: 2024.03.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書室に来る、それぞれの人のお話なのにどこかとどこかは繋がっていて。 綺麗に回収してくれるのが心地よい。 私も小町さんにレファレンスしていただきたい

    5
    投稿日: 2024.03.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても面白かったです。読んでいるうちに自然と涙が溢れてくる心に優しい物語でした。登場人物もみんな優しくて素敵な人ばかりで…私も付録が欲しい。笑

    4
    投稿日: 2024.03.21
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    青山美智子さんの本は初めて読みました。 と〜っても面白くて、一気に読了。 司書の小町さゆりさんが、本を紹介してくださり、それをきっかけに進んでいく。 きっと、読むタイミングなどによって捉え方も違うのだろうな〜と思う。 この本は、前向きに一歩進める本であることは間違いないです!

    4
    投稿日: 2024.03.21
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    2回目読了。 読んでいる状況によって、受け止め方がこんな変わるのかって思った。 初めて読んだ時、学校司書1年目をやっていて、まともなレファレンス出来なくて、こんなふうに人生によりそえるレファレンスしたいと思っていたのに、私は精神異常になり、とんでもないことをして、結果、自ら仕事を辞めた。 やめた今改めて読むと、作中の色々な所が刺さった。 私は、作中中盤とラストにに出てくる海老川さんみたいに、やりたい事をやってきて転職してきた訳でもないし、最初のエピソードの朋香のように、独身でなく、自分で自分を食わしていない。かといって、ニートをしていた浩弥のように、何かとりえがあるかと言われたらない。権野さんのように、会社の役員として長年頑張った実績とか誇れるものは何も無いし、夏美のように、実績とやりたい事が兼ね備わっている子持ちママではない。普通に働くなら子育てに理解ある環境など、まず難しい一般専業主婦だ。友人は借金をして、諒のように、店を出そうとしている。私だけがまだ何も踏み出せてない。孤独感と虚無感に襲われた。また、1から目指し直す何かを見つけられたらいいのだけど。

    4
    投稿日: 2024.03.21
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    すごく良かった! 自分が思い描いていた人生像と違う道を歩む現在も、他の誰かから見たらキラキラしてていいね、とか、自由でやりたい事すぐ出来ていいね、とか言われるけど、心の中では、結婚して子供に恵まれてにぎやかな人生送ってる皆の方が幸せじゃんって思ったり。その時の立場や視点で色んな悩みや、自分が生きるためだけに働く虚しさや、寂しさや将来の不安、生きづらさも外には出さず抱えて生きている中で、「今」この瞬間を味わい生きることの大切さや、今ある幸せに気づくこと、そして今は点にしか見えない事も、必ず線で繋がっていくことを信じる事を教えてもらった気がします。 心がふわぁっとあったかくなって、気づいたら涙が溢れてました。 もう少しだけ信じてみよう、頑張ってみようと思える本でした。

    4
    投稿日: 2024.03.20
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    青山美智子さんという作家を初めて知った。本書、おもしろかった。 公立小学校隣接の公民館に小さな図書室がある。そこに勤める司書の女性が薦める本にいろいろな人生の悩み解決の糸口がある。 司書さんはやや個性的なキャラクターで、小説の構成・テイストとしては奥田英朗の精神科医シリーズと似ている。 誰でも、人生のどのステージにいても、これでいいのか?と悩みがあったりする。定年退職して暇を持て余している男性、何となく就職したが将来が見えない女性、無職で何とかしたいと思っている男性。司書さんが薦めてくれる本のリストに、1冊だけ関連が薄そうな本が含まれている。 短編集だが、ある章で出てきた人がちらりと他の章で出て来たりして、それを見つけるのも面白い。個人的には最後のリタイアした男性の話が良かったと思った。軽い気持ちで読めるが意外に深い本である。

    4
    投稿日: 2024.03.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何かが足りていない登場人物たちが、不思議な雰囲気を持った図書館司書さんのお薦めする本によって少し人生が前進するお話。 5つの章で5人の名前、年齢そして職業が章タイトルになっている。 全部良かったんですが、ニートと定年退職のお話は自分の価値観を少し変えてくれました。 素敵な作品です。

    4
    投稿日: 2024.03.19
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    多くの人に刺さる本。 現状をどうにかしたいが、勇気がない、何をすればいいかわからない人に向けた本だと感じた。

    3
    投稿日: 2024.03.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「どんな本もそうだけど、書物そのものに力があるというよりは、あなたがそういう読み方をしたっていう、そこに価値があるんだよ」読書の楽しさそのものを表現しこの言葉を聞けて大満足。

    36
    投稿日: 2024.03.15
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    図書館での人との関わりを通じて成長する人の物語。the 青山美智子。 日常のふとしたきっかけから幸福を掴むために

    3
    投稿日: 2024.03.14
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    本のタイトルに惹かれて購入。  各章ごとにそれぞれ悩みごとなどを抱えている人たちに司書の小町さんがセレクトした本たちがそっと背中を押してくれる作品。 読んでいると気持ちがほっこりして読み進めてしまった。 個人的には1章の主人公が自分と重なってとても共感した。私も仕事に対してモチベーションを持てずに 悩んでだけど読んでいく中で「ああ、こういう考え方や捉え方をしてもいいかもな」と思った。    また、ある文章の中で人生をメリーゴーランドに例えているのを見てハッとした。自分も周りの人の後ろ姿を見てとても嫉妬して羨んでいるけど、メリーゴーランドは先頭もビリもないと聞いて自分だけが悩んで、苦しんでるわけじゃないんだなと思った。   小町さんがいる図書室にとても行きたくなった。

    57
    投稿日: 2024.03.13
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    ぐりとぐらのカステラに一度でも憧れたことのある方には、ぜひ読んでほしい一冊でした。 あの時の懐かしさ、どんなにふわふわなんだろうと想像する楽しさを、きっと思い出させてくれるから。 内容は司書さんのおすすめされる本から、少しの勇気をもらう短編集なんですが、すごくさらっと読めて、心に灯りを灯してくれるような本でした。

    4
    投稿日: 2024.03.12
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    本屋大賞受賞という言葉に惹かれて購入しました。 まず、短編小説だから読みやすい。 5人の主人公が秘書さんとの会話や本の中から、本当に探しているものに気づき、その後に"自分から行動して"良い方向に人生が向くところがいいなと思った。 人生気づくか気づかないか。

    4
    投稿日: 2024.03.12
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    年齢も性別も生き様もバラバラな5人の人物が、本をきっかけに人生と向き合う物語である。 区民図書館の司書と出会うところから人生が大きく変わる。本との出会いがターニングポイントとなっている。きっかけを与えるというより人生に対する捉え方が変わるようになる。だからこそ自分の人生と重ねて読みやすかった。 5人の悩み事はそれぞれ誰もが抱えている漠然とした「不安」を現しているのだと思う。だからこそ、この本と向き合うことが出来た。メッセージ性も強く前を向いて生きようと思う。 「明日がちょっと楽しみになる」そんな感情を抱かせてくれる。

    7
    投稿日: 2024.03.10
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    図書室、なだけあってたくさんの本が出てくる小説。本を読むということが少なくなってきている現代で、本が人の人生に影響する程の力を持っている存在であると改めて感じさせられたように思う。 青山さんらしく、一つの場所に訪れる様々な人の人生を描かれていて、その人たちの人生の絡み合いなどもまた読んでいて楽しい一冊でした。

    7
    投稿日: 2024.03.10
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    5人の人生に息詰まり探しものをしている人たちが図書館を訪れ、司書の小町さんから本と付録の羊毛フェルトを貰うことで、道を切り拓いていく短編集 3章と4章で出てきた小町さんの言葉が特に好きだった! 『同じでいようとしたって変わるし、変わろうとしても同じままなことをあるよ』 『百人につきひとり、と考えると、百分の一で、一パーセントだな』『でも自分のやりたいことをやるのは自分なんだから、自分につきひとり。となれば、一分の一で、百パーセント』 これから私は社会人になっていくタイミングで、不安も沢山あるけれど少し気持ちが軽くなり勇気を貰えた気がした。 ハンドメイドや月の話、出てくる人物がなんとなく「月の立つ林で」と重なる部分があって、青山さんの世界にわたしも入っている気分になれた 普段の私の生活と、この本の中の世界、そして今まで読んできた本の世界、、なんとなく繋がっているかもと接点を感じている私にとってこの場所も…社会なのか?

    7
    投稿日: 2024.03.09
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    人生に行き詰まった5人が訪れるコミュニティハウスの図書館で司書に勧められる本によって見つける前向きな生き方。様々な性別、年齢、立場での典型的な悩みを取り上げ、1つの方向性を提案してくれる。作者の豊かな想像力で細部まで練られたストーリー、共感するエピソード。どれも興味深いが、最後の定年退職65歳の章は家族の思い遣りにじわりとくるものがありお気に入りです。文体もとても読みやすく一気に読めます。

    17
    投稿日: 2024.03.09
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    同じ本でも、読んだ時の年齢や環境、気持ちによって、感じ方が変わりますよね。 そんなことを思い出した一冊でした。 この本も、また、何年か後に読み返してみたくなる本でした。

    7
    投稿日: 2024.03.09
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    青山美智子さんの作品を初めて読みましたが、とても元気づけられるストーリーでした。人生に躓いた人々が、少しのきっかけを見事に生かし、前向きになっていく。そうした人が別の躓いた人の力になっているそういう立ち直りの数珠繋ぎが素敵でした。しかも、私の心に響くフレーズが沢山。「私が生まれた日と、年老いた後の1日。老後の人生は余り物ではない」「世界は何で回っていると思う?お互いの信用だよ」「無計画な夢を抱くことも悪くない。日々を楽しくしてくれるから」これらの言葉は、心に刺さりました。

    17
    投稿日: 2024.03.06
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    各章の主人公が伏線回収のように別の章にも登場する構成がとても面白かった。 私の思い描く小町さんのが完全にマツコ・デラックスさんだった笑

    11
    投稿日: 2024.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小町さんの、「でもね、私が何かわかっているわけでも、与えているわけでもない。皆さん、私が差し上げた付録の意味をご自身で探し当ててるんです。本もそうなの。作り手の狙いとは関係のないところで、そこに書かれた幾ばくかの言葉を、読んだ人が自分自身に紐づけてその人だけの何かを得るんです。」って言葉が心に響いた〜。でも小町さんが背中を押してくれてるのは間違いないなあ、と。後から登場人物が繋がってるのも好きー。

    6
    投稿日: 2024.03.03
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    あたたかくて、優しくて感動する本ですね。 読書っていいなぁ、本で広がる縁ていいなぁと思える本でした。短編集で読みやすいし、一つ一つの物語も繋がってるし、すごく面白い本です。 そして、小町さんに会いたい!!! 選書してくれる図書室が、身近にもあったらいいのになーなんて思ったりしました。

    5
    投稿日: 2024.03.02
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    落ち込むこともあるけど、また明日頑張ろうって優しく背中を押してくれる作品。各話のゆるいつながりが絶妙。

    4
    投稿日: 2024.03.02
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    いろんな人が図書館の司書、小町さんにお勧めされた本で、少しずつ前向きになってくのが、いい感じ。全然関係ないと思う本でも、なにかしら自分に響くものがあるんだ。小町さんみたいな人にオススメを紹介してもらいたいですね。

    10
    投稿日: 2024.03.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても好きでした。「メリーゴーランドにのっているのね」は名言だと思う。忘れないようにしたい。また、やりたいことができたとき、会社を辞めなくてもいい、稼がなくても副業だ、というのも、そうだよなとうなずけた。

    6
    投稿日: 2024.02.29
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    疲れた時、何も考えたくない時、心が病んでると感じた時、総じてネガティブな思いにかられている時に読むとスッと心が軽くなる、そんな温かさを感じる本。読むのに無駄な力が要らず楽な気持ちで読み進められた。

    19
    投稿日: 2024.02.28
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    小町さんセレクトの本によって、自分に必要なものに気付かされる5人のお話。 前向きになれるきっかけになる本を選んでくれる小町さん、最高!キャラがとても良い。こんな図書室近くにあったらいいのになぁ…

    20
    投稿日: 2024.02.27
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    シリーズ化して欲しいですね! ひとりひとりに合った本によって導く、いや導かれる人たちも前に進もうとしているから、ちゃんと導かれる。そんな気がしました。 小町さんのエピソードももっともっと知りたいな

    11
    投稿日: 2024.02.25
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    図書室の司書、小町さんがその人の為に選ぶ本とちいさなフェルト小物。 それぞれのお話が少しずつ繋がっているのも地元のちいさな図書室を感じさせる。 私だったら小町さんは何を選んでくれるんだろう?と想像してしまう。

    6
    投稿日: 2024.02.23
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    司書の小町さんがしてくれるのは本のおすすめと付録の羊毛フェルト作品をくれるだけ。でも5人がみんな本によって考え、力づけられ、前に向かって進んでいく。やっぱり本っていいなぁと思わせてくれる物語だった。

    15
    投稿日: 2024.02.22
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    何度か涙ぐんでしまう場面があり、とても心が満たされました。 明確に記載はなくても、別の主人公のときの話とつながることもあり、自分なりの解釈が広がって楽しかったです。 また読もう。今度は何が見つかるかな。と思える本でした。

    2
    投稿日: 2024.02.21
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    町の小さな図書室を舞台に、無愛想だけど聞き上手な司書さんが、予想外な本のセレクトと可愛い付録付きで、人生や仕事に行き詰まった人たちをそっと後押しするお話し。 レファレンスされた本が、その人の探していたモノにピタリとハマった瞬間に、読み手の私もパッと気持ちが晴れるような思いがした。 登場人物たちの思いを受け止めて、しっかり応えてくれる司書さんに、読んでいて気持ちが軽くなった。

    10
    投稿日: 2024.02.21
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    前向きになれる作品。あんな司書さんに導いてもらいたい、、けど、司書さんに言わせれば、そういう事じゃないか。

    3
    投稿日: 2024.02.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    コミュニティハウスの図書室に訪れた人たちがレファレンスコーナーで薦められた本から何かしらのきっかけを感じ取ってポジティブに前を向くっていう短編集。 司書の小町さんはレファレンスコーナーに訪れた人に意外な1冊をオススメします。またその登場人物も素直?にオススメされた本を読むっていうのがちょっと面白かった。 あと、本を借りるときに羊毛フェルトのおまけをもらえるっていうの良いですね。そのおまけも何か意味深。ってまぁそのおまけからも、登場人物は何かを受け取り受け止めていたんですけどね。 私も小町さんのいるレファレンスコーナーに行ってみたいと思いました。 どんな意外な本を紹介されるのか、と思うとワクワクします。また、どんなおまけを手渡されるんだろう? この物語の登場人物は就職や恋愛、起業、子育て、転職、定年退職など、人生の岐路に立っている人が何を思ってどうするのか、を描いていたように思いましたが、私も人生の岐路に立ったときにまた読みたい作品だな、と思いました。 めがね屋の桐山くんが良い仕事をしていました。絵本の「じぇろっぷ(はだしのゲロブ)」がとても気になりました。 各章の登場人物のゆるやかなつながりも楽しかった。 少し厳しくもやさしい、心が温まる物語でした。

    15
    投稿日: 2024.02.20
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    本が人生にヒントをくれる。やっぱり本っていいな。これからもたくさんの本と出会いたいな。そして、、小町さんにも、いつか会ってみたいなあ。

    11
    投稿日: 2024.02.19
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    いろんな背景をもった人たちの物語。 本をきっかけに、みんな動き出していく。本って、読み手やその時の状況によって捉え方が変わる。 本は人生を動かすものだと思った。 もっといろんな本を読みたいと思った。 そう思えたということは、すでに私も本に人生を動かされているんだなあ。

    13
    投稿日: 2024.02.18
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    本の、読書の素晴らしさを改めて教えてくれた本。 それぞれの人生や在り方に心がホッとあったまる気がしました。 図書司書っていう仕事も素晴らしいなぁと 本を読んで心が豊かになるってまた、思い出しました。

    9
    投稿日: 2024.02.18
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    普通に本の世界に入り込めた感覚。 穏やかな雰囲気。 あったらいいなぁ!って思える場所、人々。 お気に入りの1冊になりました。 私の地域にも癒しになる図書館があればいいな。 私も頑張ろうって、ガツガツした気持ちではなく、穏やかで優しい前向きな気持ちになりました。

    6
    投稿日: 2024.02.18
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    赤と青のエスキースが面白かったので手に取りました。どちらも短編が繋がって大きな物語になりますが、こちらのほうが好みでした。 特に3章は素敵な言葉がたくさん出て来て一番気に入りました。 ああ、メリーゴーランドに乗っているとこか。それぞれが目の前にいる人のおしりだけを追いかけて、先頭もビリもないの。つまり幸せに優劣も完成形もないってことよ。 どんな本もそうだけど、書物そのものに力があるというよりは、あなたがそういう読み方をしたっていう、そこ価値があるんだよ。

    7
    投稿日: 2024.02.14
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    嫌でもやってくる人生の転機とやらを上手く乗り越えるヒントは思いがけないところにあるのかも。視野が広がっていく様が爽快だった。

    11
    投稿日: 2024.02.13
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    読了。凄く面白かった。各章、登場人物が違うが、コミュニティハウスの図書室を中心に、少しずつお互いに顔を出したりする。そこで狭くて広い世界が深みを増している。年代、性別の違う登場人物が小町さんを通じて、自分自身の何かを発見していく。ずっと読んでいたいと思った。続編出来ないかな。最後にグッと来た小町さんの一言。"本も、そうなの。作り手の狙いとは関係のないところで、そこに書かれた幾ばくかの言葉を、読んだ人が自分自身に紐づけてその人だけの何かを得るんです。"その通りだと思う。

    6
    投稿日: 2024.02.12
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    本って知識を得たり楽しい時間を過ごしたりするだけではなく何かのキッカケになったりするんだなと改めて本の力を知った気がする。 それぞれのお話に出てくる登場人物が少しづつ繋がっているのも嬉しい。 私も自分をちょっと変える一冊に出会ってみたい

    4
    投稿日: 2024.02.12
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    旅のお供に選んだ小説です。この本を選んで本当に良かった。幸せがじわじわと心に広がっていく感じがしました。涙も少し出ました。素敵な本と出会えて良かったです。

    16
    投稿日: 2024.02.12
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    人生をぱっと明るくしてくれるような、未来に希望を持てるような、そんな物語。人生に悩んだらもう一度読み返したい。

    7
    投稿日: 2024.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    町の図書館にいる司書司書補の2人が、お勧めの本を探してくれる。連作短編集です。 小町さんは何か1冊追加で本を薦めてくれる。そしておまけ。 気持ちが前向きになれた1冊でした。

    4
    投稿日: 2024.02.12
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    司書さんのイメージが、一番会って喋ってみたいタレントさんに思えてきました。読みながら勝手に映像化です。人生ちょっとの勇気が必要なんだけどなかなか自分で踏み出せなかったり。そんな時こんな図書館あったらいいなぁと思います。

    7
    投稿日: 2024.02.11
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    第三章、ほろっと涙してしまいました。 境遇は違えど同じ世代、メリーゴーランドのフレーズが印象に残っています…染みました…

    5
    投稿日: 2024.02.11
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    ミステリアスな司書のレファレンスに、人生の背中を押される利用者たちの物語。 私は私の人生を生きれば良いと思わせてくれる一冊。迷えるときに大切なことを思い出させてくれる本。

    10
    投稿日: 2024.02.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こんな図書館あったらいいな。 キャリアに悩む女性のストーリーは共感できました。もっと早く出会いたかった本です。

    5
    投稿日: 2024.02.10
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    個人的に1番心に響いたのは、第一章。 年齢や境遇が似ている分共感することが多く、 桐山くんの言葉が心に刺さりました。 世の中でよく「今を生きろ」っていうコメントを見るけど、正直あまりピンときたことがありませんでした。 今を生きるって言葉はかっこいいけど、目の前のことはめんどくさいことだらけで、夢を想像してる方がよっぽど楽しかったから。 でも、桐山くんの言葉を読んで気づきました。 私は夢を叶えたいんじゃなくて、夢を見続けてワクワクしたいだけなんだと。 今の自分に出来ることを精一杯やる。 だからこそ出会える縁や実る努力。 夢を叶えたいなら、目の前のことに真剣にならないといけないと反省しました。 今この瞬間から、目の前のことを頑張ってみようと思います。 そして第三章のみづえ先生の言葉も心に響きました。 羨望のメリーゴーランド。 自分にないものばかり求めてしまって、それが手に入らないから自分は幸せじゃないと思ってしまう。 まさに今の自分のことだなと思いました。 私もメリーゴーランドを降りて、他の乗り物に乗ってみたいです。 5人の主人公は年齢も性別も職業も違っていて、同じなのは皆人生に悩んでいると言うことだけ。 司書の小町さんとの出会いを機に自分を見つめてまた一歩踏み出す姿にとても勇気をもらえました。 素敵な作品に出会えてよかったです。

    4
    投稿日: 2024.02.10
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    ハートフルで読みやすい話。 こんな図書館あったら行ってみたい。 小町さんに会ってみたい。 自分に必要なことを受け取っただけ。

    4
    投稿日: 2024.02.08
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     全5章からなるので、読みやすい。図書室の小町さんたち以外にも、章に出てくる登場人物が繋がっていて面白かった。どの章の主人公の気持ちも分かるし、最終的には希望で終わる話したちにホッコリします。  私も小町さんにリファレンス&付録をもらいたい!何か声に出したり行動を起こすことで、何かに繋がるんだな。個人的に第3章が一番泣きそうになった。第1章でもだけど、桐山くんが素敵すぎる。自分には関係ないで終わることもできるのに、飄々と手を差し伸べられる人(本人は差し伸べてる意識もないであろう) それが普通でしょと言える人になりたい。

    3
    投稿日: 2024.02.05
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    人生でこの本の中に出てきた人と同じような悩みを経験してきたからこそ染み渡る物語だなって感じた。 自分がやってることがあってるのかわかんないし。そもそも、夢ってあるだけいいと言われるけど。あっても、それを叶えるために犠牲を払わなければならないと思われてるような感じがする。 やりたいことがあるなら、残業もしなきゃ行けないし。子育てだって両立しちゃいけない、みたいな? 多分周りから見たらそうまでして頑張ってるから応援してあげようとかなるかもしれない。 けど、子供のために生きたら夢は追いかけては行けないの?やりたいことが出来なくても嫌な仕事を続けるの?そんな話になってくる。 また、朝が来る。夜がくる。そういう考えじゃなくて、朝に行く自分が歩いてるから朝が来てくれるんだそういう考えを持ってないと。 どんどんと闇に飲まれると思う。私がそうだったから。

    3
    投稿日: 2024.02.05
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    図書館で探し物をするって行為ができるって知ったのは、「夢を叶えるゾウ」の小説を読んでから。今までも、ずっと探し物があれば、図書館に行ってきた。小学生の自由研究の時だって、高校生の時の課題の時だって。それでも、大学生の時に出会ったこの本によって図書館では悩みが解決するんだって、気付かされた。と言うよりも、心の中に植え付けられた。そんなことがあったからこそ、この本の内容は私にとっては目新しい物ではなかった。悩みを解決する場である。それだけだ。それでも、この中で新しい発見もあった。司書の存在だ。司書さんがしていることは、主に、本の返却や借りる時の手続き、戻ってきた本を棚に戻すくらいなのかなって思ってた。たまにイベントはあるのでそれの企画運営かな。その程度だと思ってたのに、まさか司書さんに本のことを聞けるなんて!!!実際にまだ私は、司書さんに本について相談したこともないけど。彼らはそんなに膨大な本の中から私が探し求めている本を見つけ出してくれるのか。もしそうだったら、「お探し物は図書館まで」のように相談して自分に合った本を選んでもらいたい。自分の悩みをうまい具合に本の中に人たちみたいに付録付きで導いてほしいな。 本の感想というよりも、自分の考え方になっちゃったけど、この本は本当に面白かったし、みんながもっと図書館を利用したくなるような内容だった。

    8
    投稿日: 2024.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    5つの短編が少しずつ繋がっているのに、はっとさせられる。 司書さんの『何をお探し』という言葉には、本のこともあるし、本当に自分が求めていることは何なのか、考えるきっかけになったりする。 一見、何の繋がりもなさそうな本を勧められて読んでみて、そこから悩みを解決する糸口が見えてくる。元気になれる物語だった。 私も羊毛フェルトやりたくなった。

    10
    投稿日: 2024.02.04
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    心にぐっとくる、読者に勇気を与えるような優しい作品。本当に良かった... 地域によくあるような施設(ここではコミュニティハウス)の中にある図書室を利用した、ある老若男女5人の短編物語。 共通して登場する司書の小町さんという特徴的な女性が物語を展開させるキーパーソンのような存在。 5人それぞれが人生にどこか悩みを抱えているが 、小町さんがピックアップする書籍がきっかけやヒントとなり、5人の主人公が成長したり、前向きになっていくのが良い。 自分に影響を与えてくれる人は案外身近にいる人なんだなと思ったと同時に、自分が変わろうと思えばいつだって人は変われる。 個人的には、みずえ先生の"メリーゴーランド"のくだりが良かった。"遊園地は広いのよ" 名言です。 この5人の短編の中で登場する人物が少しずつ他の短編に交わって登場するのもまた面白く、見返してしまう。

    4
    投稿日: 2024.01.31
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    「書物そのものに力があるというより、あなたがそういう読み方をしたことに価値がある」という、この本のメッセージ。 何に対しても、つまらん、価値なし、と切り捨てるのは簡単。 楽しくてもつまらなくても、「こういうところがこうだったから自分はこう感じた」と自分自身との対話のきっかけになったら素敵だ。 そのためにはやはり無理やりにでも言葉にしないとなかなか自覚できない。 読んだそのままの余韻をふわーっと漂わせておきたい気持ちもあるが、一言でも、拙くても、自分の感じた正直な気持ちを言語化する。それが自分を大切にする方法のひとつなのではないかと感じた。

    5
    投稿日: 2024.01.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    よかった。 1〜5章で構成。各章に登場人物がいて少しの問題?を抱えている。 個人的には3章と4章が好き。 それぞれの章の主人公がコミュニティーセンターに併設された図書館に迷い込み(?&笑い)そこのレファレンスの小町さんを通して一冊の本と出会い人生を変えて行く物語...? たくさんの気づきと教えがあって心地よく読み進める。 本を手にした時、その中に書かれていることをどう解釈するか?できるか?... 本には気づきのタネがたくさんある!ということを改めて感じることができた。 探し物は図書館まで...タイトルに惹かれて借りてきましたが確かに本の中には探していたものが見つかるヒントが満載だなぁ〜と感じた次第。 なかなかいい本に出会えたました!という感じです。

    4
    投稿日: 2024.01.28
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    司書さんに教えてもらった本のおかげで人生が動いたのではなく、その本を読むことでこれが自分にとって何か意味があるのではという視点で物事を見るようになった結果、人生が動き出したのだと思いました。 以前、本は自分に必要なときに出会えると聞いたことがありますが、それも上記と同じことを言っていたのかなとこの本を読んで思いました。 自分の考え方次第で人生は変わっていくものだと教えてもらいました。

    15
    投稿日: 2024.01.25
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    ホッとするような5つの短編集だけどそれぞれがちょっと繋がって面白かった! 5人に一歩踏み出すきっかけの本を選んだりインスピレーションで付録を渡す小町さんすごい!なぜかその人に合ってる物を選べるのは才能だと思った あとその人の話をちゃんと聞いてるのも大きいのかな それに5人も教えてもらった本や付録の意味をちゃんと考えて今後に活かそうとするところも素敵だった 小町さんみたいな素敵な司書さんにお会いしてみたいな〜

    5
    投稿日: 2024.01.25
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    マシュマロマンみたいな、ベイマックスみたいな、パンダになった早乙女玄馬みたいな、巨大な鏡餅みたいな町の図書館司書。彼女の選ぶ本と手作りの『付録』が、訪れた5人の心を解いていくほんわかストーリー。 自分に言い訳して、いつかは、とか、時期が来たらなんて、失敗するのが怖くてやらない理由付けばかり探してしまうこと。理想と現実の差に落ち込んで、自分に余裕が無くなって望んで生まれた子どもが可愛く思えなくなること。自分がわからなくなること。自分にも色んな場面に身に覚えがあって、色々思い出して胸がぎゅっとなりました。優しい話で、自分にもこんな出会いやきっかけがあったらなと思ったり。難しいけど… もし今後悩んで苦しい時がまたきたら読み返したい、あったかい一冊です。

    4
    投稿日: 2024.01.23
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