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ライオンのおやつ
ライオンのおやつ
小川糸、くのまり/ポプラ社
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総合評価

805件)
4.3
384
269
105
20
5
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自身が関わった患者さんや家族を重ねて読み、何度も泣きながら読み終えた。 ライオンの家のようなホスピスがあったら、なんて幸せなことなのだろう。 死ぬ前に自分の心に素直に生きることを学ばせてもらった。 死ぬことが「気持ちいい」という考え方と、 亡くなったあとに自由に飛び回り好きな人や場所へ行けること、そして、亡くなった後見守ることができるけれど直接は手を差し伸ばせられないこと、生まれることと死ぬことは出入り口が違うだけで一緒なことなと、生死についての感覚・感性が広がった。

    1
    投稿日: 2023.09.07
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    死という重いテーマなのにとても清々しい気分で読み終えた。ホスピスに入居している一人一人の人生がおやつに込められている。おやつの時間って素敵だな。

    7
    投稿日: 2023.09.06
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    この本は主人公が残りわずかの人生をライオンの家というホスピスで過ごし、生きることを教えてくれるそんなお話 死と向き合う‥という重いテーマでしたが、実際に読んでみるとそんな心配はいらず心にじわぁーっと優しさが染みて胸がいっぱいになる素敵な内容でした 終盤はそれぞれの思いに涙がとまらず、最後には達成感とともに読み終わった感じです 悲しい涙ではなく、心を救われるようなサラサラした涙で心が洗われました 私の人生《おかわり》がたくさんできるといいなぁ‥

    41
    投稿日: 2023.09.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    心が洗い流された 比喩表現がどれも美しく、読みやすかった。 雫の容態がどんどん悪くなる様子には心が苦しくなったが、それと同時に雫が死についてただ悲しくて辛いだけではないということを教えてくれてよかった。 また、おやつの発表の時に他の登場人物たちの人生の一部を覗けて色々な考え方、生き方と記憶があるんだなあと思った。 最後、マドンナの「生きることは、誰かの光になること。自分自身の命をすり減らすことで、他の誰かの光になる」という言葉が忘れられない。

    4
    投稿日: 2023.09.03
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    余命を告知され、闘病した後に、残りの人生をホスピスで過ごすお話。 自分と向き合い、死を考えさせられる本。 死を前に出来ないことが増えることは現実ではあるが、 それを受け止めて自分に素直になること 好きなことをやることが 亡くなる際に幸せを感じる近道になると思った。 生きた時間ではなく、その内容、濃さが重要だから 今を感謝しながら、素直に生きたい。

    2
    投稿日: 2023.09.02
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    ◯粥有十利といって、お粥には十のいいことがあると言われています。(45p) ◯ 辛い時こそ、空を見上げて思いっきり笑うんです。そうすれば、あなたよりももっと辛い思いをしている人たちの希望になれますから(148p) ◯ 人の幸せっていうのは、どれだけ周りの人を笑顔にできたかだと思う(230p) ★死に向かう主人公の体の変化、心の変化が克明に描かれていた。自分の血肉になる気がした。

    8
    投稿日: 2023.08.28
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    単行本でも読んでいたけれど、文庫本でとっておきたくて再読。お話は知っているけれど、何度読んでも泣けてしまう。 若くして癌により余命宣告をされ、行き着いたライオンの家。瀬戸内海の美しく開放的な空気の中で、少しずつ自分を取り戻していく。 生きていれば必ず起こりうる死という現象について、彼女なりに向き合って語られていく。そこにある葛藤は、生きているからこそのものだ。 私自身は、どうしても、亡くなった父のことを考えずには読めなかった。もっとやりたかったことはたくさんあっただろう、それでも命の期限が迫っている中で、父は諦めもしたかもしれないけれど、最後まで立派に生きていた。私はそう思いたいし、この作品を読むと、そうだったのだろうと思える。 笑って生きることの大切さを教えてくれる作品。 そして、瀬戸内海にいつか行ってみたい。

    36
    投稿日: 2023.08.24
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    どんなシーンでもじわじわと死を意識せざるを得ないので、身内に闘病中の者がいる私には読むのが耐えられなくなった。身も心も健康な人しか読めないのかも。

    1
    投稿日: 2023.08.23
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    主人公の雫さんがライオンの家で体感する匂いや景観、食事の味が自分の五感でも突き刺さるように感じられる作品でした。 残り少ない命を迎えたとき、私も幸福いっぱいで旅立ちたいな〜!

    1
    投稿日: 2023.08.23
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    こんなホスピスで最期を迎えられたらなと思った。自分の記憶にあるもういちど食べたいおやつ…あたしのはなんだろうって読みながらずっと考えてた。母が子供の頃作ってくれた簡単なドーナツもどきの小麦粉を丸めて上げたお菓子。グラニュー糖をかけて食べるシンプルなもの。それが頭に浮かんだ。 最期の時はもしかしたら食べられないかもしれないよね。だから、近々母を思い出して作ってみようかなって思いました。 そんな優しい気持ちになる本です。

    1
    投稿日: 2023.08.20
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    小川糸苦手で読みきれないでやめることもあるけど、これは面白い! 優しい気持ちになれる読後感のよい本!

    1
    投稿日: 2023.08.20
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    理想の過ごし方 日々を過ごす中で死と向き合い、悔いを残さず無敵の存在となる 読み進めるにつれ、どんどん大切な人に会いたくなる

    1
    投稿日: 2023.08.20
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    するする読めてとにかく泣ける、評判どおりの一冊。(実ははじめましての小川糸さん) 30代前半にして余命宣告を受けた女性が、最期を過ごすことを選んだホスピス「ライオンの家」での物語。 瀬戸内海をのぞむ田舎にあるこのホスピスは空気も景色もきれいで、とても素敵な場所にある。 病気で免疫が弱っていると、空気を吸うことすら怖くなるけど、ここでは安心して息ができる。生きていられる。百獣の王のように。 ライオンの家では、週に1日、入居者のリクエストしたおやつが出る時間がある。自分が選んだおやつを見つめるだけだった人も、おやつが出る頃にはもういなくなっている人もいる。 主人公の女性は、結婚しているわけでも子どもがいるわけでもない。そういう同世代の女性が死に向かっていく描写がリアルすぎて、大事な友達の姿を見ているようにも、もう一人の私のようにも感じて悲しくて切なくて涙が止まらなかった。 死に行く人たちに色々なことを教えてもらいながら自分自身を見つめていく主人公。人間というのは本来最後まで優しい生き物なのかもしれない。 自分の気持ちに正直になり、今までのことに感謝して過ごすことが大事だというのは月並みだけど真理だなと思った。あとおいしいご飯の記憶というのは、ものすごいパワーがあるんだな。 人並み以上に苦労したであろう彼女だけど、最期に欲しいものが手に入ってよかった。人生ってそういうものだといいな。

    3
    投稿日: 2023.08.19
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    安心して、食べたり寝たりすればいい。 百獣の王ライオンみたいに。 健康な人だって、安心して、食べたり寝たりすればいいはず。

    12
    投稿日: 2023.08.18
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    2023/8/16 自分だったら、最期のおかしに何をリクエストするかな〜と考えながら読んでた。周りの大切な人たちも、こんな最期を迎えてほしい。

    2
    投稿日: 2023.08.16
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    最高のホスピスで最高の死を迎えるまでの物語。 (主人公の雫ちゃんは、正にこれを読んだ時の自分の年齢と同じだ...) どんな辛い過去があろうと、死ぬまでに自分を変えるチャンスはあるんだ、と。 若くして死のうが、"大往生!"と言われる人生を送れた、てとてもかっこいいなと思う。

    3
    投稿日: 2023.08.15
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    自分だったら…… 今、生きている時間と死に向かっていく時間の混ざり具合に、胸を掻きむしりたくなるだろう そもそも、ちゃんと生きている時間を過ごせるのか自信がない こんなホスピスが現実に欲しい

    3
    投稿日: 2023.08.15
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    生きていると楽しいこと、嬉しいこともあるが、辛いことや悲しいこと、やるせないこともある。時には生きていることそのものが辛くなるほどのこともあるかも知れない。そして、どんなに生きたいと願っても生きられない人もいる。もう生きることができないという絶望の中で今を生きている人もいる。辛いことがあっても最善を尽くして生きることを楽しめたら素敵だなと感じた。そして、私を含め、もしも絶望の中で死を迎える人がいても、この物語にあるように何か希望の光や温もりが差しているといいなと思う。

    7
    投稿日: 2023.08.12
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    余命宣告を受けた人たちが最期の時を過ごすホスピス、ライオンの家を舞台に、人生の幕を下ろすときを描いた物語。 夢と現実を行き来する表現がリアルだった。 死を受け入れること、最期まで楽しく生きること、自分にもいずれ訪れるその時を想像しながら。

    2
    投稿日: 2023.08.10
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    読んでいて辛いような、悲しいような、爽やかなような不思議な気分。自分は主人公の雫よりも周りの人物に共感して読んでいた。人生の最期が近づいてきたときに読んだらまた評価が変わるかも。

    1
    投稿日: 2023.08.09
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    電車で読むもんじゃない、ボロボロ号泣しながら読んだ。こんな清らかで温かで美しいことってあるのか。魂のステージが高次元すぎる。

    5
    投稿日: 2023.08.07
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    瀬戸内の島にあるホスピスで人生の最後を迎える主人公の雫。ゆっくりと死に向かっていく過程がリアルで、夢と現を行き来している場面は少し怖かった。 最後は家族と一緒に過ごせてよかった。

    4
    投稿日: 2023.08.06
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    今後100年の間に死ぬ予定がある人なら一度読んでおくべき本。 もう読んでる最中から、死ぬことと生きることいっぱい考えて読むのに時間が掛かります。

    8
    投稿日: 2023.08.02
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    死について向き合える本、だけど少しほっこりする本。「死を受けいれるということは、生きたい、もっともっと長生きしたいという気持ちを認めること。」 何だか考え方がすごく広がった気がします。 あと、私の人生最期に食べないおやつは何なんだろう…

    5
    投稿日: 2023.07.30
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    余命宣告を受けた人が余生を過ごす場所「ライオンの家」。 ライオンの家では入居者が死ぬ前に食べたいおやつをリクエストすることが出来る。 終末期の人々を描いた物語なのに「悲しみ」以上に心が温まる素晴らしい作品でした。 この本に出会えて本当に良かった!

    2
    投稿日: 2023.07.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初から最後まで、綺麗なストーリーでした。 ずっと涙腺崩壊。 最近、たまに想像してしまう最後の時について、不安から穏やかな気持ちになれました。 いつか来るその時に、またこの本を読んで、良い旅に出れたらいいなと思います。

    2
    投稿日: 2023.07.30
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    うーん 自分が好きな食べ物はいくつもあるが オヤツで言うなら… クリームソーダですね 現在44で普段は水かノンアルコールビールしか飲みませんが… ドリンクバーやハンバーガー買うときも選べるならメロンソーダを選ぶ あの身体に悪そうな色 決してメロンじゃない味 それにアイス乗ってる感じ 少年心にドッカンドッカン来ます(笑) ふとした時に気づくと 母親と食事をした時も、選ばしたらクリームソーダを頼んでいて… さらに成人した娘と食事をしてても…やっぱクリームソーダ頼んでる… 結局似てくるのかもね… この作品は余命わ宣告されたような方々が主人公でしたが そもそも 生き物はオギャアと産まれた時点で 始まってるのだから、その時点で余命だと自分は思う 自分は生き物も大好きなので(昔ペットショップで働いてた) 色々飼育してきてますが、毎回出会いや別れの向き合い方、見方も マドンナさんと同じだと思います 人の事は言えませんが なんとなく生きてはいけないと思います。 ※だから話は変わるけど…結局俺が何を言いたいかって言うと 【川口春奈CM出すぎじゃない?】って事!!

    113
    投稿日: 2023.07.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読後、涙が流れていた。 めったに読書で泣くことはないのに、読みながらいろんなことを思い出していたようだった。 不治の病の雫の死が近づく様子は経験がないからこんな感じなのか、と傍観していた気がする。それでも『やはり死にたくない』とマドンナに話すところでは、受け入れ難い心のひだの深みを見た気がする。なんでも人のせいにする先生は、身近にいる人の姿を見た。彼は死に際してでもそれに気づくのだろうか。 亡くなって3日後の海辺に会いに行くタヒチくんと六花とともに、私たちも雫に出会えた気がした。

    3
    投稿日: 2023.07.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    瀬戸内が舞台って理由とタイトル名に引かれて読んでみることにしました。 登場人物のそれぞれの背景、置かれていた状況とかが鮮明に描かれていて、読みやすかった印象。 後半は主に旅立とうとする雫視点になっていくので、涙なしでは読めなくなる展開でつらかったです(;;) 終わり方、とても綺麗だった。 一言、欲をいうなら実写化希望!お願いします!

    4
    投稿日: 2023.07.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    星6です。 弱っていく身体に反比例し、自分に素直になり、素敵な人や六花との出会いに感謝し、悩み、苦しみ、マドンナに気持ちを打ち明ける過程を時々ウルっとしながらも淡々と読み進めた。 後半、恐らく生死の間を彷徨っていた時、今は亡き人達との会話や、その時の雫さんの気持ちを表した場面で自分でも驚くぐらい突然号泣してしまった。 歳を重ね、号泣なんて久しくした記憶が無いので自分でも驚いた。 決して悲観的ではない会話が、逆に雫さんがいよいよ旅立つ(旅立った)場面を強く感じてしまい、我慢できなかった。 少し間抜けにも可愛らしさを感じてしまう最期の言葉は雫さんのキャラクターそのものだと思う。 亡くなったのではなく、最後まで生き抜いた雫さん、お疲れ様でした。 蛇足ですが映画化されたらマドンナ役はマツコデラックスさんが良いと思います。

    8
    投稿日: 2023.07.25
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    社会人になり時間に追われる中、久しぶりに心が洗われた心地。悲しいのではない涙が流れた。 人にはそれぞれの生き方があって、自分側からは片側しか見ることができない。けれど、人は何処かで誰かもしくは何かに支えられて支えて生きている。人生のさいごをどう過ごすか、ライオンの家のような場所でそれを迎えることができたら幸せかもしれないと感じた。

    3
    投稿日: 2023.07.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「違うでしょ!」 雫は、生きることができないことが分かって、いろいろなことを諦めました 家族をつくること、もし、子供ができるなら、男の子と女の子がいいと思ったこと せめて、旅立ちの服を、高価だけど、もう何回も着れないかもしれないけど、そのお金を、社会貢献のために寄付した方が、もっと役に立ったのかもしれないけれど、買いました もっと、大切なことがあった、今を生きるために このお話は、主人公が、自分がいなくなる準備をする物語、だけど、どうやったら、自分の大切な人生を大切に生きられるか見つける物語、とぼくは受けとりました いろいろ、忙しくて、自分を後回しにして、人のために費やさないといけない人も、きっとたくさんいて でも、時々、丁寧に自分の気持ちに耳を澄ませてみることをやってみようと思います

    8
    投稿日: 2023.07.23
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    数ヶ月前に友人が癌で他界した事もあり、友人も主人公の彼女のような心境だったのかなと感情移入しながら読んだ。 生きること、最期をどう迎えるか、そんな事を読んでいる間中考えさせられた。 何か大きな事件があるわけではなく、最期のその時までゆっくりと時間が過ぎていく話だが、それがまた心地よく読めた。

    1
    投稿日: 2023.07.23
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    余命宣告をうけ、死を待つ人たちのためのライオンの家というホスピス。百獣の王であるライオンは敵に襲われることがないからと安心して過ごせる場所という意味でつけられたそうな。死は重く顔を背けたくなるイメージだけど、とっても重いテーマに対して心が温まるような作品でした。最後のおやつになにが食べたいか。おやつに対して自分自身心温まるエピソードは無いことに気づきました。自分の子どもにはそういうエピソードを作ってあげたいなとこれから模索していきます。手作りのおやつって素敵。

    12
    投稿日: 2023.07.20
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    優しく美しい世界だった。 私も、ライオンの家で最期を迎えたいと思うくらい、 苦しい中に希望のあるお話だった。

    1
    投稿日: 2023.07.18
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    小川糸さんの文章は、とても優しくて温かいです。 季節、天候、感情などが独特の表現で書かれており、読むのが心地よいです。 今回は、あらすじを読んだ段階で、泣くことを覚悟していましたが、やっぱり号泣しました。 ただ単に「悲しい」ではなく、色んな感情が溢れて止まりませんでした。 「死」がテーマなんですが、「生」もテーマなんですよね。 しっかり生きて、しっかり死んでいく。 そんなことを考えさせられた1冊でした。 小川さんは、食べ物に対する表現も豊かで、読んでいるとお腹が空いちゃいました(笑)

    3
    投稿日: 2023.07.17
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    仕事柄人の死に立ち会うことが多い。最期の最期までどう生き抜くか。それが自分の思う旅立ちの方法につながる。それを見事に表現していた。 友達から泣けるよと言われて読んだが、私は泣けなかった。

    2
    投稿日: 2023.07.15
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    我々がどう足掻いても避けられないもの、「人生の終焉」 本、映画、漫画で人が亡くなる描写は数多く見て来ましたが、これ程にじっくりと自分の人生の終え方に焦点を当てた本は初めてでした。 私自身、大切な人との別れを数年のうちに何度も経験した事がありますが、この本を読んで漸く救われた気持ちになりました。 蔑ろにしていた自分の身体と心を、これからもっと大切にして行こうと心に決めました。 読む予定が無かった本でしたが、貸してくれた友人に感謝しています。

    19
    投稿日: 2023.07.10
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    感想をまとめるのが、とても難しい。 心に、やさしい嵐が吹き荒れた。なんか、そんな感じ。 当たり前は、いつか当たり前でなくなること。経験したことがあるはずなのに忘れかけてた。 自分の人生を、どう幕引きするかということについても考えさせられた。ひとつの選択肢を与えてもらったような気がする。 読みたくて、文庫が発売されてすぐ買ってたのに、なかなか心の準備ができなくて、半年以上ずっと積んでた。 でも、読んで良かった。

    4
    投稿日: 2023.07.08
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    ちょっと感動するちょっといい話。 身体がないと触れることができないというのが、死んでいる状態であると解った。

    5
    投稿日: 2023.07.07
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    最近読んだ本で1番良かった。 死についてはよく自分自身考えるけど、どうしてもマイナスなイメージしかなくて、この本を読んで死に対する考えが少しかわったし、そう考えれるように日々の一瞬一瞬を大切にしなければいけないと考えさせられました。 みんながみんなこうやって最後は幸せに旅立てればいいのになと願う。

    1
    投稿日: 2023.07.06
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    心温まる優しい小説だった。 小川糸さんの文章は難しい言葉を使ってるわけでないのに、その言い回しが私が思ってて言葉にできないのを、ちゃんと言葉にして表現してくれる。小川さんの言葉選びが大好きだ! 人生の最後、このようなホスピスで迎えるのは理想かもしれないけれど、こんなふうに最後を迎えられたら幸せで、死の恐怖を抱かないで天国に行ける。不幸を吸い込んで、感謝にして吐き出す。 名言です!

    2
    投稿日: 2023.07.05
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    死をテーマにしているのに、重く感じさせない手話はなかなかだと思う。 病気でも何でもない健康体がありがたいことだと実感させられた。

    1
    投稿日: 2023.07.05
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    母を1ヶ月前に亡くしたばかりで、この本を読みました。まだ意識がある時、家に帰りたがったけれど、コロナ禍で叶えてあげることができませんでした。 この本を読んで、母の最後はどういう思いだったのかと、人の生死とは何なのかと、深く考えてしまい、悲しいというより苦しい気持ちになりました。登場人物はみんな優しくて、テーマは重いのに柔らかい文章で、そんなに悩むこともないのに…。母の死を受け入れることができてないから、読むにはまだ早かったのかもしれません。 でも出てくるおやつが全部美味しそうでした! わたしだったら思い出のおやつはなんだろう?母の作ったどら焼きかな?

    3
    投稿日: 2023.07.02
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    とっても重たい内容なはずなのに温かい気持ちになる本。体の不自由が増えるたびに、生きていることや周りの人に感謝ができる雫さんがとても素敵。私もどんな状況のときでも、環境や自分自身を受け入れたい。感情に素直になった上で前向きに考えられるようになれればと思う。 アワトリス氏のあだ名のおかげで悲しいシーンも乗り越えられたよ。ありがとうアワトリス氏。

    9
    投稿日: 2023.07.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    良かったです 死ということに対して、堂々と真正面から向き合った話 必ず訪れる死に対する恐怖と不安、人は死んだらどうなるんだろう、きっと後悔だらけなんだろう 思う事はあっても、深く考えた事はありませんでした しかし、作品を読んでいると自分が描いているイメージと違って前向きになっていきます 勿論、病気と闘う現実は重く悲しく甘くないでしょうが、それよりも生きる喜びや人生の振り返りを小川さんの温もりのある言葉で包み込んでいるからです 心と体の痛みを和らげるお手伝いをしてくれるホスピスでの生活は、余命僅かな患者達を支えてくれます 穏やかで優しく煌めく瀬戸内海 そこに浮かぶレモン島 柑橘の畑 目の前に海が広がる葡萄畑 毎朝食べる違う種類の優しいお粥 昼のバイキング 夜の一汁三菜 ゲスト希望の日曜日のおやつ マスターが淹れてくれる美味しい珈琲 お世話してくれる人達 そして、六花という愛おしい犬 全てが。。。 読んでいる私もとても癒されました 生きている事の喜びや温もりを感じる 死を受け入れる事は、死にたくない、もっと生きていたいとう感情も含めて認めてあげる事、と作中にありますが、そんな風に自分が考えられる様になるかは全くわかりません しかし、歳は食っていても健康な身体を持った今 もっと自由に、もっと欲深く我儘に生きてもいいのではないかと、ちょっと立ち止まって考えてみる機会が出来ました

    77
    投稿日: 2023.07.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    終始、穏やかな気持ちで読み進めることが出来た。 ライオンの家に着いてから、色んな出来事があったのに1ヶ月ちょっとの出来事だったことに驚いた。 そして、どんどん体力が奪われていくのもあっという間で切なかった。 せっかくリクエストしたおやつを食べられないのは、悔しいって思ってしまったけど、自分のことよりみんなに味わってもらえるのが幸せなのかな。 そして、私の命が尽きるとき、亡くなったおばやおじいちゃん、おばあちゃんに会えるのなら、それはとても楽しみ。 また読みたい。

    1
    投稿日: 2023.07.01
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    生きること、死ぬことについて改めて考えることができた。いろいろなとこに行っていろいろな経験をして、美しい世界を生きていることを感じたい。

    2
    投稿日: 2023.07.01
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    余命を宣告され、残りわずかな人生を「ライオンの家」というホスピスで過ごす女性の物語。 着実に死に向かっていく感覚を追体験しているような目まぐるしい一人称の描写が印象的。 蘇の甘味、レモン畑の香り、瀬戸内の景色、カモメの歌、六花の手触り。五感が満たされる喜びが作品いっぱいに散りばめられていた。

    2
    投稿日: 2023.06.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    泣けた。 おやつのエピソードをたくさん読みたい。 「思いっきり不幸を吸い込んで、吐く息を感謝に変えれば、あなたの人生はやがて光り輝くことでしょう」p72 「そう、死んだ後のお楽しみ。今も、ライオンの家にいっぱいあるよ。馬の前に人参ぶら下げて走らせるみたいに。〜死んだ後にもお楽しみがあったら、救われる気がするの。それに向かって、それ欲しさに前に進めるっていうか。だから、この海岸からタヒチ君が手を振ってくれる、そこに六花も連れてきてくれるって約束してくれたら、私にとってはそれが人参になる。それが待ってると思うと、ちょっとワクワクするっていうか」p91 「私ね、死って、最大級のオーガズムみたいなものなんじゃないかと、期待しているんですよ」p167 端から端までクリームがぎっしり詰まったあのチョココロネみたいに、ちゃんと最後まで生きることが、今の私の目標だった。p173 ワインの涙、QOD(死に方の質)、炒り玄米茶、 バッハの無伴奏チェロ組曲

    10
    投稿日: 2023.06.28
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    ホスピスを舞台にした小説でしたが、なぜかほっこりとしたストーリーで、人の最期のときの迎え方を優しく語っていて予想していたより懐の深い内容でした。

    2
    投稿日: 2023.06.27
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    今を生きよう。そう思える本でした。 精一杯頑張って生きよう!という感じではなく、日常を大切に思える温かい本です。 小川糸さんの本は初めてでした。優しそうな物語を書いているイメージだったこともあり、まず登場人物の名前がクセ強めでビックリ笑 仕事の合間に読んでいましたが、最後のところは絶対に泣くと思いそこだけは家で読みました。 他の本も読んでみたいです。

    2
    投稿日: 2023.06.27
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    こんなにも真正面から死に正直に向き合った本があっただろうか。死を受け入れるとは自分自身に素直になること。自分の生を諦めないこと。 感動小説は数多くあるけれど、読んでいるページの約半分を、涙を流しながらめくる本は初めてだった。何か人を感動させようというわざとらしいクライマックスもないのに(むしろ終わりに近づくにつれて涙よりも心が温まる感覚が増すという)まるで自分自身がホスピスに入っていたかのような本だった。

    5
    投稿日: 2023.06.19
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    ほんとうに、素敵な本です。 生きている喜びってなんだろう?と思った時にこの本を読み返したくなります。 生きて、食べて、空気を吸って…そういったことが本当に尊く幸せなことなんだなと気づかせていただきました。 主人公の雫さんの犬の六花への惜しげのない愛がとても美しく、愛おしいです。 一気に読めました。とてもおすすめです。

    3
    投稿日: 2023.06.19
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    【幸せに逝けることの喜びなんて、自分にはまだ理解できない】 若くして余命を告げられた末期がんの雫。彼女が最後の時を過ごす場所として選んだのは、瀬戸内海の島にある「ライオンの家」というホスピス。 どのように死んでゆくか、何を思って旅立つか。生々しい描写が、心を大きく揺さぶる。 余命を告げられてから、徐々に悪くなっていくんじゃないんだよね。 今日は調子がいい…という状態にホッとしたのも束の間、猛スピードで坂を転げ落ちていくように衰弱していくのが実際。私の父もそうだったから、この本の描写がリアルすぎて読むのが辛かった。 幸せに逝けることの喜びなんて、自分にはまだ理解できない。

    3
    投稿日: 2023.06.18
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    ホスピスでゴールを迎える話。思い出のおやつを食べられるのが最後の楽しみになるんだね。自分の場合はどうするかと考えながら読んだ。

    1
    投稿日: 2023.06.17
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    最後のほうは自然と涙が出て止まらなかった 死に向き合う辛さよりも、 その時まで、その先も、 自分らしく生きる力を感じて どのキャラクターにも温かみがあって 素敵なお話だった

    1
    投稿日: 2023.06.16
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    おやつは心の栄養 人生のごほうび 人生の最後に食べたいおやつはなんだろう。これを読んだら死ぬことへの意識が、すこし変わってきた気がしました。

    1
    投稿日: 2023.06.16
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    ホスピスの物語。 若くして死を迎える主人公、その日が近づくにつれて死を受容して心がクリアになっていく。 悲しいけれど優しい物語。

    1
    投稿日: 2023.06.15
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    悲しい話だけどただ泣ける悲しさじゃなくて 希望とか未来は明るいと思える本 絶望の先はただの恐怖じゃない 死ぬことが少しだけ楽になる。 ただ重く考えずに生きたい ずっと悲しい内容だから泣きどころはないし、泣けないけど胸にくるものは多いしあったかい

    2
    投稿日: 2023.06.15
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    人生の最後の迎え方って、自分がこの世の最後にどうありたいかってことなんだと思う。 だからこそ思い出の食べ物を食べて、懐かしき日を思い出すのでしょうね。

    1
    投稿日: 2023.06.11
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    とても素敵なお話でした。 ホスピスでの生活が舞台になっていることから、主人公の残りの人生の過ごし方が描かれています。 悲しい気持ちになったり、温かい気持ちになったりする場面が多いですが、読み終わったときには何気ない日常への感謝や幸福感を感じることができました。 個人的には、良い子ではなく強い子という表現がとても響きました。 感動したい!温かい人間味に触れたい!という方にはピッタリだと思います。

    2
    投稿日: 2023.06.10
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    お母さんがお勧めしてくれた本 読み終わったあと心があったかくなった 飼っていた犬の命日と同じ日に読み終わったため、 タイミングがすごいなぁとジーンとした

    4
    投稿日: 2023.06.05
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    ふわりふわりと六花の如く優しく包まれました。 お涙頂戴モノとかじゃなくて言葉が優しくてそこかしこに染み入る言葉が散りばめられていて何に心を打たれて泣いているのか分からなくなるほどでした。

    6
    投稿日: 2023.06.04
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    最後の時を過ごす人達が選ぶ「おやつ」には、その人の人生における感謝と愛情のメッセージが込められていて、ほっこりとして、何故かお腹が空きました。 このお話を読んでいると、先に天国に行った家族や恩人の姿、言葉を思い出しました。

    5
    投稿日: 2023.06.04
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    逆転満塁ホームランじゃなくていい。人は生きている限り変わるチャンスがる。 生きていることの喜びや感謝を強く感じた物語だった。

    13
    投稿日: 2023.06.04
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    冒頭から死と直面する主人公の話にも関わらず、ふんわりやさしい雰囲気だった。きっと表現がきれいだからか。 人は死ぬ直前まで変われることができる。力をもらった。

    5
    投稿日: 2023.06.02
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    最後らへんはぼろぼろ涙流しながら読んでた あーもう死んじゃいたいって思うこともあるけど、しっかりと生に向き合って生きていきたいなと思った せめて人に優しく、真っ当に生きていきたいね

    2
    投稿日: 2023.05.31
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    死ぬことってどんな感じなのか。オーガズムを感じるとか色々なイメージがあったが、死との向き合い方が様々あり、面白かった。自分がそんな立場になったら、参考になりそうだなと思った。

    5
    投稿日: 2023.05.28
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    日頃から死について深く考えてしまう癖があって、旅行に行く時は死ぬかもしれないと覚悟して部屋を綺麗にしてから家を出る。そんな私がこの本を読んで、死ぬってちょっと興味があるかも?と思えてきた(決して死にたいわけではない)。 自分の死が恐怖から少し離れて、楽しみとさえ思わせてくれるような小説だった。

    4
    投稿日: 2023.05.27
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    文章だから、かもしれませんが、最初の方は元気に思えたのにあるところから一気に、というのには少しショックでした。ホスピスというものに勝手に持っていたイメージもあり。 つらいだろうにつらそうな描写はあまりなく、全体的なトーンは幸福感があるように感じられたのは読んでいてとても良かったです。

    3
    投稿日: 2023.05.21
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    読み終わった後に涙が出てきた。でも、自然と心が温かくなった。 今をもっと大事にしたいと思える素敵な物語。

    7
    投稿日: 2023.05.20
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    主人公の気持ちを想像して、心を寄り添わさて読んだ本です。深圳への出張の行き帰りの飛行機の中で大半を読みました。

    2
    投稿日: 2023.05.20
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    人生をろうそくに例えるところ、私のおばあちゃんと同じこと言ってたな。 六花(りっか) この名前が好き。響き、漢字が素敵!

    4
    投稿日: 2023.05.20
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    若い女性がホスピスで最期を迎える話。 とりまく人達にも支えられ、立派に旅立ったお話でした。最期を迎える時、その人らしさってのが出るんかな?自分の時はどんな最期を迎えられるかな?死ぬのが怖くなくなるそんな一冊でした。 まぁそら、泣くわな。こんなん電車でも泣くわ。

    8
    投稿日: 2023.05.18
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    子どもに読ませたい本にランクイン!といったところです〜。 途中涙が出てきて電車の中だったので焦ったが、サラッとした感じで泣かせに来たぞ!感がなくて、あー臭くなくていいなと思った(笑)

    4
    投稿日: 2023.05.17
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    とても悲しいけど、自分もこうやって死にたいと思わせてくれる、とても良い小説でした。 実際にこういう(宗教にかかわりのないような)ホスピスがあったら良いですね。 ちなみに、ChatGPTにこの本の感想を聞いてみたところ、絵本「ライオンのおやつ」の感想でした。 検索してもそんな絵本はヒットしないのに、絵本版も読んでみたいなと思いました。 ---ChatGPT--- 『ライオンのおやつ』は、小川糸氏による子ども向けの絵本で、ライオンが食べたいおやつを探すというストーリーが描かれています。 この絵本は、子どもたちが大好きな動物であるライオンを主人公に据えており、彼が自分の好みのおやつを探す様子が描かれています。ライオンがおやつを探す中で、いろんな動物たちと出会い、彼らが持っている特徴や性格が描かれています。 私はこの絵本を読んで、子どもたちが自分の好きなものを探す楽しさや、新しいものを発見するワクワク感を感じました。また、出会う動物たちが個性的で、彼らの特徴がうまく描かれていることにも好感を持ちました。 絵本としての完成度も高く、小川氏の描くキャラクターたちはとてもかわいらしく、読者を引き込む魅力があります。また、絵と文のバランスも良く、読みやすい文章が子どもたちにも受け入れられやすいと思います。 全体的に、『ライオンのおやつ』は、子どもたちが好きな動物を主人公に据えた、楽しいストーリーであり、新しい発見や個性的な動物たちが登場することで、読者を引き込む魅力があります。また、絵本としての完成度も高く、子どもたちにとって読みやすい作品だと感じました。

    3
    投稿日: 2023.05.16
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    父が他界した後に読んだ小説だっただけに感情が入ってしまった…。 父の死を受け入れる事が辛く感じていた時だけに気持ちを緩めてくれた作品だった。 ありがたく思います。

    4
    投稿日: 2023.05.16
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    人の最期を充実なものとして描かれた とても優しいお話し。 出てくるおやつに自分の大好物が3つもありました。

    1
    投稿日: 2023.05.13
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    雫の生死の間で葛藤している姿にジーンときました。 人間の死について深く考えさせられる本です。 死を受け入れるって想像以上に難しい。もし自分が雫の立場だったら“生きたい”とは正直に言えないだろうな。雫の“死んでもいい”と“生きたい”の狭間で揺れている感情に自分も辛い気持ちになりました。

    39
    投稿日: 2023.05.13
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    ドラマが気に入って原作を読んでみたくなり購入しました。一気に読んでしまいました。最後は号泣しながら…。でも悲しくなるばっかりではなくて、心があたたかくなりました。

    4
    投稿日: 2023.05.08
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    感情移入してしまう凄く良い本に出会いました。 当たり前の事が実は当たり前でない事をすごく痛感させられました。 不幸を思い切り吸い込んで吐いた息を感謝に変えれば未来は輝くというマドンナの言葉に落ち込んでいた僕としてはなんだか救われた気がしました。 この作者の他の作品も読んでみたいと思う本でした。

    5
    投稿日: 2023.05.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    マダムが人生をろうそくに例えているのが印象的だった。 生きることは、ただ火が消えるのを待つことではなく、誰かの光になることなんだと。 自分で火をつけることも消すこともできないけど、一度火が灯ったら自然の流れに逆らわず火が燃え尽きて消えるまで待つしかない。大きな力が作用していきなり火が消えてしまうこともある。 でも自分自身の命をすり減らすことで、他の誰かの光になり、お互いにお互いを照らし合うことができる。 辛い描写もあったけれど、最後に雫さんのごちそうさまを聞けて良かった。

    2
    投稿日: 2023.05.06
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    出てくる人がみんないい人。 瀬戸内の香りがする本。 双子の姉の子を引き取り、育てたお父さんを尊敬します。

    2
    投稿日: 2023.05.05
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    誰もが考える自分の最後の時間。辛くてもこんな優しさに包まれていられたらと願わずにはいられない。涙なしでは読めない美しい世界が広がる1冊。

    2
    投稿日: 2023.05.02
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    もう一度読みたいと思ういい本でした。 終始柔らかい色に包まれた印象で、天国に近いと言っていた通りの島だったなと思いました。 見えないだけでひとりじゃない、誰かが見守っているということを心に留めて生きていこうと思います。

    3
    投稿日: 2023.04.29
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    死を前提に書かれた作品は嫌いだった。 自分が死ぬことを考えさせられるからかもしれない。 年をとって自分の死を考える事が避けられなくなってきたからか最近そういう本も読むようになってきた。 この本も読みながら沢山の事を考えさせられたなぁ。

    7
    投稿日: 2023.04.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私は3年前に自宅で父を看取った。 家に帰ってきて、それはもう嬉しそうにしていたが、4日目から意識がなくなり7日目に亡くなった。 もし父が最期の1週間を、ライオンの家で過ごしたらどのような生活を送っただろうか。 作中に出てくる美味しそうな食事の数々に感動し、犬の六花とも一緒に過ごしただろう。 ゆっくりとジャズを聴きながら読書もしていただろう。マスターの淹れてくれるコーヒーを飲み、マドンナのタッチセラピーに蕩けていたかもしれない。おやつの時間には、父なら何をリクエストしただろうかと考えてしまう。 マドンナが語る、『人生というのは一本のろうそくに似ている』という言葉に救われた。 近くにまで死が迫っている人たちの話しなのに、何故か明るい未来が見えてくる。 私がいつか行くときには父に迎えにきてもらいたいものだと強く思った。

    2
    投稿日: 2023.04.25
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    感動しました。人に優しくしようと思える作品。 小さい事に不満を感じたりくよくよしないようになりそうです。 辻村深月さんのツナグ2作品を読んだ後だったので、偶然にも死者との会話の作品を連続で読むことが不思議でした。 電車で読んでいたのに泣いてしまいました。 次は食堂かたつむりを読んでみようとおもいます。

    7
    投稿日: 2023.04.24
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    死を受け入れるって相当難しいことだと思った。でも受け入れた先でしか見えないもの、感じられないものがあり、それこそが自分の歩んできた人生の意味なんだと分かった。果たして自分が死に直面する時、雫みたいに死に行く自分を受け入れてその境地に辿り着けるか、自分自身に今1度問いかけさせられた。あと、クリトリスさんが出てきた時はマジで吹き出した。

    3
    投稿日: 2023.04.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タヒチ君と先に進みたいけど先には進めない関係が辛かったな。病気にならなければ出会ってない、病気になったことに対してのボジティブな部分を必死に探している感じがこの言葉に詰まっていると感じた。 最後、父に会えてよかった。逢いたくない、そんな意地を通し続けるのはもったいない あの世との行き来の描き方が上手いと思った。誰視点で描くかでこっちまで朧気になってくる。

    2
    投稿日: 2023.04.21
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    死に際を考えさせられる一冊でした。 理想は穏やかに終えることだけど、この本のように、とにかく最期が知らされていれば良いなと思いました。あたしは。

    4
    投稿日: 2023.04.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホスピスを題材にした小説 人生最後のおやつに、自分だったら何をオーダーするかなと考えながら読んだ ちょっといやらしい描写もあり、なんとなく不完全燃焼

    2
    投稿日: 2023.04.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後のほうは涙なしには読めませんでした。 自分の人生を大事に過ごしたいと思わされる一冊でした。生きるということは、誰かの光になること。とても心に沁みました。

    4
    投稿日: 2023.04.19
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    人が死ぬ瞬間とか、死んだ後の世界がどんな感じなのかについての描写があったが、作者さんも経験したことがないはずなのにどうやってこの言葉を紡いだのだろうと不思議に思う。 いろんな涙が溢れた作品でした。

    4
    投稿日: 2023.04.18
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    余命を告げられた雫は、残りの日々を瀬戸内の島のホスピスで過ごすことに決めた。そこでは毎週日曜日、入居者がもう一度食べたい思い出のおやつをリクエストできる「おやつの時間」があった―。(e-honより)

    2
    投稿日: 2023.04.17
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    ホスピスでの出来事や死を前にしたがん患者の体験が清々しく描かれていた。 がん患者の死に方を考えさせられる一冊だった。

    4
    投稿日: 2023.04.14
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    情景を思い浮かべやすく、言葉の運び方がとても丁寧でいい意味で軽くて、優しい。そんな 小川糸さんの作品を初めて読みました。 死が怖いと思うことがあるけれど、 きっと生きてきたことを丸々感謝できる、そんな未来が少しだけ見えて安心?しました。

    8
    投稿日: 2023.04.11
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    泣ける小説って謳われすぎて、ありふれた内容だと斜に構えて読んだ。表現とか文章とか何がすごいかなんて私にはそういった知識が無いから知らないし分からない。何か分からないのに涙が出てくるんだよ

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    投稿日: 2023.04.09
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    涙が止まらなかった。おやつ、どこか懐かしくて温かい。そんな雰囲気のお話だった。 亡くなる方へ よい旅を!

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    投稿日: 2023.04.08