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ライオンのおやつ
ライオンのおやつ
小川糸、くのまり/ポプラ社
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総合評価

805件)
4.3
384
269
105
20
5
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    どこかで見たことあるような、 病を憂いながらも残された人生を輝かせる 葛藤溢れる物語、、、とは少し違う作品。 自分とは何か、 自分の人生とは何か。 生きるとは何か、 死ぬとは何か。 その答えを見つけることができるのは、 そんな瀬戸際に置かれた人間のみかもしれない。 それでもこの作品は、 明日が当たり前にあると信じる私たちにも 生きるとはどうゆうことか、 死ぬとは怖いことなのか、 そんなことを問いかけてくれる。 誰もが人生のどこかに 後悔や後ろめたさのようなものを抱えている。 ライオンの家のライオンのおやつ。 そこに添えられるのは、 紅茶やワインではなくて、 人生の後悔や後ろめたさかもしれない。

    0
    投稿日: 2024.08.12
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    死を目前にして、いろんなことをそぎ落としてレモン島に来た主人公が、そこでいろんな人に出会って見切りをつけてきたもの、自分の人生が恋しくなってまた拾って…泣いて泣いて、生まれた事に感謝して、体がなくなってしまうということと向き合っていく。人間がみんな、こういう死に方ができればいいと強く思った。

    2
    投稿日: 2024.08.09
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    本に出てくる料理たちが全部おいしそうで、優しい味で、私も食べたくなりました。特に、朝のお粥、冬になったら食べたいなあ。 食堂かたつむりも読んだけど、出てくるご飯が全部魅力的で、リアルに想像できる表現で書いてくれるので、お腹が空いてくる。 「死ぬまでは生きるしかない」っていう言葉がすごく刺さって、普段いろいろ文句言いながら生活してるけど、今私は生きてて、生きるしかないんだから、ちゃんと生きようと思った。うまく言えないけど、ちゃんと生きることと向き合って、毎日朝を迎えられることに感謝しようと思った。 普段生きていて忘れている大事なことを教えてくれた本です。 通勤の電車で読んでたけど、雫ちゃんの力強い生きざまに心を打たれて、まわりの人のあったかさに心を打たれて、泣きそうになりました。家で読んだほうがいいです。 にしても、自分がおやつリクエストするとしたら、何にしようかな〜て考えてます。迷うな〜。思い出に残ってるもの、いろいろあるけど、めちゃくちゃこれ!!って言うのはすぐ思いつかない…。だからやっぱり、ご飯はしっかり味わって食べるべき。仕事で忙しいと、ながら食べしちゃう時とかあるけど、しっかりご飯と向き合って食べる。それもちゃんと生きるということ。 あと、六花かわい〜もふもふ

    3
    投稿日: 2024.08.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    序盤はあまり読むスピードも乗らず、数日放置していたが、中盤から読み進める手が止まらず、読みながら、最後まで号泣だった。 1人の女性の、死に対する怒り、恐怖や、死を受け入れようとする心情、生きたいと思う気持ちなど、変化していく内面が丁寧に書かれている。人が死ぬ時はこんな感じなのかな?としっくりきて、すーっと受け入れられた。 2年前に母親が亡くなってから、整理のつかなかった気持ちが、少し軽くなった気がする。死んでなお、救いのある話で、愛に包まれて気持ちが温かくなる作品。明日、周りにいる人たちに優しくありたいと思った。

    1
    投稿日: 2024.08.08
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    余命を知らされ、余生をどう生きるかとなった時自分だったらどうするだろうととても考えさせられた 人それぞれ違った生き方があり、死に方がある。 たとえば、アワトリスさんの心情はよくわかる バリバリ仕事してた時は、人を寄せ付けなかったろう甘えられなかったろう。 でも最後にこうして本来なりたかった姿を表現していた。 本来であればそのなりたい姿を人生の序盤からなるべきなのだろうが、そうできなかったことで、終盤でなることでまた深みを知る

    1
    投稿日: 2024.08.04
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    主人公と同じ歳。もし自分だったら、と重ねずにはいられなかった。生きること、死ぬこと。ずしんとしちゃうけど、「おやつ」という甘いご褒美があたたかさを感じさせてくれる。「そ」を食べてみたい…

    3
    投稿日: 2024.08.03
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    2024/08/02 ダメだー・・・ 読んでいる間中ほぼずっと泣いていた。 人生もそろそろ折り返しを迎えるこの頃、自分の命の終わりというものがチラチラと視界に入るようになってきたような気がする。 この小説を読んで、「まだまだ全然死にたくない」「もっともっと生きていきたい」と強く思った。 後半、雫の意識があやふやになっていく場面は、読んでいて涙が止まらなかった。 雫もきっと、もっともっと生きたかったのに。 でも、最後まで生ききった雫の命の尊さに、また涙が出る。 息子が大きくなったら、この本をぜひ読んでもらいたいと思う。

    2
    投稿日: 2024.08.02
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    生きることの大切さ。自分の身体大事にしなきゃな、両親にも感謝しなきゃなって思えました。 マドンナさんのいう言葉1つ1つが心にささりました。 雫さん本当に強い人ですね。私と同い年なのに尊敬します。

    0
    投稿日: 2024.08.01
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    途中で出てきたももちゃんの話で泣いちゃった ホスピスで働く、ボランティアをする人たちってもうとてつもなく大変、というか辛いんだろうな。 でもその中でも人生の最後の瞬間を最高に過ごしてもらおうとするスタッフ(主にマダム)が素敵すぎた いつかみんなくる死について考えさせられる 「私は何十年か前に偶然タイムスリップしてこれちゃったラッキーな人間」の方式を当てはめて考えるといまの自分はちゃんとホスピスに入ってる時でも後悔しない自分でいられてるかな。 そして人生最後のおやつ。 最中とかかな(今日食べたから) アワトリスさん、亡くなった後のエピソード涙 毎朝のお粥が生きる希望。 家族がいる人もいない人も、死ぬ時は1人よね。よくドラマでみるシーンでは家族に囲まれて涙涙のイメージしかなかったけど、こういうふうにホスピスで素敵なスタッフに囲まれて亡くなるのももちろんいいなあ

    2
    投稿日: 2024.07.21
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    ボロボロ泣いちゃった 死ぬ時ってこんな感じなのかな? 私もこんな感じで死ねるのかな? 涙止まらないよー

    1
    投稿日: 2024.07.19
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    いつか訪れる自身の死について、すごく考えさせられる内容でした。今生きてるって本当に奇跡で幸せなこと。つい平凡でしょうもない毎日だなって何もかも嫌になるけど、ただ健康に生きてるだけでどれだけ幸せなことか、悩みがあるって贅沢なことだなぁと思わされた。生きたくてもそれができない人がいる。それを忘れずにその人たちの分まで全力でこれから生きていこうとおもった。

    11
    投稿日: 2024.07.17
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    生きるということと死ぬということ、読みながらたくさん考えて涙を流した。 実際にこんなに素敵なホスピスで最期を過ごせたらどんなに幸せだろう 思い出のおやつ、さいごに食べたい思い出のおやつは何だろうと自分でも考えてみたけど、あれもこれも浮かんで決められない 本当に終末期を迎えた時になればどうしてもこれがいいっていうのが見つかるのかな

    3
    投稿日: 2024.07.17
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    ずっと読んでみたいと思いつつ、積読になっていた一冊。 4年前に父を末期癌で亡くし、あまりに生々しく、手に取れなかった。 若くして癌にかかり余命宣告を受けた雫は、東京から遠く離れた瀬戸内の島のホスピス「ライオンの家」で残りの時間を過ごすことに決めた。 クリスマスの日に島に到着してから雫が旅立つまでの日々が丁寧に描かれている。 こんなホスピスが本当にあったらいいな、というのが最初の感想。 少しずつ、少しずつ、雫の体調が悪化していく様子が、父と重なった。 父も、こんな気持ちだったのかな。 どんな想いでいたのだろう。 知りたいけれど、絶対知ることの出来ないことがある。 でもこの物語を読むことで少し、想像出来て、少し、父に寄り添えたような気がした。 ホスピスでは毎週日曜日に、入居者がリクエスト出来るおやつの時間がある。 それぞれにおやつへの思い出や想い入れがたっぷりある。 何一つ蔑ろにしない、軽んじない どの生命も区別しない 当たり前のことだけれど、分かっているのに無意識に差別してしまうこともある。 ライオンの家の人々が入居者に徹底的に寄り添うのは、自分自身をまず大切にしているからだと思った。自分自身を大切に思えるから、目の前の人にも同じように大切に出来るんだ。 死が近づくにつれ、以前出来たことが出来なくなっていくにつれ、雫の心も変化していく。 もうすでにここにあった。共に在ったものに気づいていく。 わたしが20年ほど親しんでいるYOGAやここ数年学んでいるヴェーダーンタで繰り返し気づくことと同じであることに驚いた。 あぁそういうものだよね。 ページが薄くなるにつれ、気づくと涙が流れていた。 悲しいような、切ないような、それでいて心が温かくて自然に溢れ出たような涙だった。 一人で生きていると思っていても、目に見えないたくさんの様々な存在がわたしたちを支えてくれている。 父が亡くなった時、父の苦労や想いは一体何だったの、全て無駄になってしまったの、父の一生って何だったの、と苦しい気持ちが長いこと胸の真ん中でもやもやしていた。 でも今はもうそれも晴れた。 父という存在は、肉体という物質的な形が無くなっても、この世界に遍在しているのだ。父はそこにも、ここにも、この世界のあらゆるところに、何よりわたしの心の中にはっきりと存在して、わたしを支え護ってくれている。 この物語を読んで、その想いをさらに強くした。 読めて、良かった。

    4
    投稿日: 2024.07.12
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    死の話だけど心が重くならずに読めた。 節々でウルウルくるところがあって病との葛藤とか走馬灯のシーンとかリアルで読んでて辛い場面もあったけど、読んで良かった1冊です。

    2
    投稿日: 2024.07.11
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    小説は自分のペースで物語を進めることができるのが良い。「ライオンのおやつ」は読んでいると自分の人生を振り返らずにはいられない。ページを捲る手が何度も止まった。自分の生き方、親のこと、子どものこれから、あの時助けてくれた人たち。 醍醐の話し、心と体の関係、おやつとは何か、人生とロウソク。 生きることと死ぬこと、死んだ後のことを前向きに考えさせてくれる内容だった。

    18
    投稿日: 2024.07.08
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    生きているうちに自分は何が大切なのか。知っているようで、忘れかけている小さな幸せな事について、作品を通して改めて気付かされる。 小川糸さんの生み出す本は、どれも優しい気持ちになれて大好き。

    0
    投稿日: 2024.07.07
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    主人公の日々変わりゆく肉体や精神をも描いていて、なかなか初めての読書体験をさせてもらった。 自分の体で感じること、それが生きていることそのものなんだなって、ハッと気付かされた。悲しいことも嬉しいことも全部今を生きてるからこそのこと。完璧でなくても精一杯命を燃やしたら、自分がやりたいことを少しでも多くできたら、それでいいのかなって思えた。

    8
    投稿日: 2024.07.06
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    うーむ。 癌末期のとある素敵なホスピスでの話。 そこでは朝は365日違うお粥、お昼はバイキング、夜は一汁三菜。日曜日は入居者の思い出のおやつが食べられるという。 瀬戸内の穏やかな気候に包まれ素敵な人がお世話をしてくれるまさにユートピアのような場所。 きれいなお話なのだとは思うけれど、 お金の心配をせずこんな場所があればそりゃね、と厳しい現実の本を読みすぎたせいか途中から斜め読みに……。 共感を求められているように感じてしまったのかな。 現実直視型なんだろうな自分は。 若い頃に読んでたら普通に読めたかな。

    29
    投稿日: 2024.07.03
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    良かったです。 中盤からは涙ぐみながら、読み 進めました。 死ということを人生の締めく くりとして深く考えさせられる 物語です。 小川さんの持ち味である、おい しい食べ物と優しい文体は ただ悲しい話ではなく、生きる チカラを与えてくれる内容です。 ラストも良かった!

    0
    投稿日: 2024.07.01
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    泣いた。読みながらボロボロ涙が出て旦那に引かれた。ホスピスでゆっくり、でも確実に時の流れを感じる本でした。自分の今生きている時間を大事にしていこう。

    0
    投稿日: 2024.07.01
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    2020年 第11回新井賞受賞 人生の最期を迎える場所を自分で選択できるのなら、こんなどこかのホスピスへ一人で行きたい、と思う 死を意識して生きる時間を穏やかに暮らせる財力は残しておこうと思う

    94
    投稿日: 2024.07.01
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    死んだ後の事は誰一人として生きている人間には分からない領域の部分で、それは想像することしかできない。が、だからこそ、こういう作品を通して、死ぬ瞬間や死後のことを想像できる「幅」が広がることは、とてもありがたい事なんじゃないかなと思う。「死が最大級のオーガズム」なんて、ものすごく夢のある捉え方だと思った。 生まれることと亡くなることは、ある意味で背中合わせ。どっち側からドアを開けるかの違いだけ。

    2
    投稿日: 2024.06.29
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    人生の終わりについて。普段考えようにも中々イメージが出来ない。この作品は自分を人生の終わり際、そしてその後周りの人がどのように自分の事を思うのか、をイメージするキッカケになると思います。 ライオンの意味、そして人生を振り返るおやつの大切さ。色々と心に染み渡る素敵な作品でした。

    2
    投稿日: 2024.06.29
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    気づいたらホロホロと泣いていた。 自分が主人公の立場だったらどのような心境になるのだろうと深く考えさせられ、毎日生きれてありがたいと感じた。自分の最後のおやつはなんだろう。

    2
    投稿日: 2024.06.24
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    泣いてしまった。 生きるとは、死んでいくこととは何かを考える作品となった。誰かのために生きることも人生。 人生最後に食べたいおやつはババロアかなあ?クッキーかなあ?

    4
    投稿日: 2024.06.23
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    生きること、死ぬことを考えるきっかけになる本。読む前は死ぬことが書いてある小説だから、ずーんっと重い気持ちになると思っていたけど、優しく穏やかな気持ちになれる小説でした。

    4
    投稿日: 2024.06.19
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    舞台は瀬戸内のホスピス。毎週日曜日に振る舞われるおやつの時間。33歳と若くして病気になった女性"雫"の最後の暮らし。 ここ最近で1番面白かった。他の作品も読んでみたい。

    1
    投稿日: 2024.06.17
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    死がテーマだけど悲しい御涙頂戴ではない。死というものが怖くなくなるような優しい物語。こんな穏やかな最後を迎えたい。

    2
    投稿日: 2024.06.16
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    近々死ぬことがわかったからこそ雫が出会えた人やもの、元気だった頃には当たり前だったものの本当のありがたさがたくさん描かれていた。 普段、世の中に対してネガティブな感情を抱いてしまうことが多いけれど、もう少し広い視野を持って物事を捉えれば、楽に、感謝の気持ちを抱きながら過ごせそうだと感じることができた。 死が恐怖、ネガティブなものとはまた違った描かれ方をしていて勇気をもらえた。 雫の死がなければ妹と会うきっかけもなかったと思うので、死をきっかけに物事がポジティブに動くこともあるのだなと感じた。 死に対する恐怖が消えることはないけれど、勇気をもらえ、頑張って生きてみようかなと思える作品だった。

    13
    投稿日: 2024.06.14
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    20240610 印象に残ったフレーズ ・辛い時こそ、空を見上げて思い切り笑うんです。そうすれば、あなたよりもっと辛い思いをしている人たちの希望になりますから。 ・思いっきり不幸を吸い込んで、吐く息を感謝に変える そんなことができたらいいなぁと思う。 仕事で失敗がありモヤモヤする週末だったが、本を読んでその世界観に浸かると、ほんの少しだけでも現実から遠ざかれる。

    3
    投稿日: 2024.06.11
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    素敵すぎるホスピスと素直な人たちの幸せな時間を切り取ったお話に感じた。 いいなぁ、素敵なホスピス。入りたいし働いてみたい。 登場人物みんな、本当にいい人! おやつの思い出もさることながら、ふかふかのベッドで、したかったことをして、ストレスなく終わりに向けて進める場所って素敵。 雫さんもお父さんもタヒチさんも素敵。

    122
    投稿日: 2024.06.08
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    大好きな本!ちょっと心が疲れたなぁ、あったかい言葉に包まれたいなぁってときに読む。 愛犬が亡くなって「死」が身近に感じられた今、読み返したくなった。 死に対しての怖さと本当はまだ生きたいんだ自分っていう雫の心の中の感情が自分の中でずっとグルグルしてた。 その日あったことを話したり、わざと怒らせてみたり、一緒に悪いことして怒られたり、自分が辛いときはいつも黙って寄り添ってくれた。友達みたいな関係でそばにいること、今思えばそれが自分なりの愛情表現だったな〜〜ちゃんと伝わってるかな。 「生きることは誰かの光になること」 その光を感じる瞬間は日常の中に数えきれないほどあって、自分の心をいつも照らしてくれるし、生きてて良かったなぁ、自分で良かったなぁって心から感じる。 自分は誰かにとっての光になれてるのかな。 自信を持って、言える??? 生まれてくることは自分で選択できないし、生きていれば絶対に終わりが来る。 そんな人生の中で、自分を取り繕って良く見せようとするときだってあるし、少しの余裕も無くて気持ちがいっぱいになるときだってある。 それの繰り返しで光が大きくなったり、小さくなったり、でも生きている限りそれは消えることない。 毎日もっとこうしておけば良かったなぁって思うことの連続だから、その瞬間に自分の中にある感情をちゃんと言葉や行動で伝えたり、自分自身で認めてあげたい。きっと完璧にはできないけど、うまくできる自信はないけど、そんな自分の想いが少しでも誰かの目に、心に届けられたらいいな。

    4
    投稿日: 2024.06.07
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    ずっとなみだが止まりませんでした。 生きること、死ぬこと、死を受け入れること、人生を振り返ること、私にら想像もつかないけれど、この物語が教えてくれました。

    4
    投稿日: 2024.06.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ライオンのおやつ、小川糸さんの著書初めて手にしました。他の作品も読んでみたい₍ᐢ ɞ̴̶̷.̮ɞ̴̶̷ ᐢ₎​ どなたかのレビュー、現実的なファンタジーだ。って、感想がわたしの中で超合致₍ᐢ ɞ̴̶̷.̮ɞ̴̶̷ ᐢ₎​笑 死が題材だったり、恋人が亡くなったり、そういう物語はたくさんあるけど、どれも苦手だったわたしにも嫌悪なしにさわやかに読めたし、心が暖かくなりました。 テーマ曲は、ポニョꕤひまわりの家のロンド、海のおかあさん、がイメージかなꕤ らいおんの家、ほんとにどこかにないかなって探したけど、見つけられなかった…いつか私も病に伏して旅立つ日が近くなったら、こんなホスピスを見つけ出したい。らいおんの家もマドンナも六花もタヒチ君も、みんなみんなファンタジー!って思うくらい素敵。 ...................................................... 思いっきり不幸を吸い込んで、吐く息を感謝に変えれば、あなたの人生はやがて光輝くことでしょう ...................................................... 人生というのはつくづく一本のろくそくに似てると思います。ろうそく自身は自分で火をつけれないし、自ら火を消すこともできません。一度灯ったら、自然の流れに逆らわず、燃え尽きて消えるのを待つしかなあんです。あなたの産みのご両親のように、大きな力が作用していきなり火が消えてしまうこともあるでしょう。生きることは誰かの光になること。自分自身の命をすり減らすことで、他の誰かの光になる。そうやってお互いお互いを照らしあっているのですね。 ...................................................... 火は決して消えることなく、燃え尽きました。そした最後はすーっと静かに息を引き取るように消えて、煙が空に吸い込まれていきました。あの、空に消えていくひとすじの煙こそ、人間でいうところの魂ではないかとわたしはひそかに思っているのですが、どうでしょうか? ...................................................... 微睡のなかでいろんな人が会いにきてくれて、いろんな話をしてくれて、現実かどうかもわからないまま、会いにきてくれた人の言葉に耳を傾けて、夢を見続けるように満たされて、ごちそうさまでしたと旅立ち行く死に、希望すら感じました。 まだまだ死にたくはないけど!こんな死に際ならいいなって。わたしも人生で味わった孤独や切なさや苛立ちを、これで良かった。養分だったんだと、納得できるだろうか。だからこそ肉体がなければできないことがたくさんあることを感じながら精一杯生きて、よく眠り心と体を温めてよく笑って、いい人生を送りたいと思って。 死に際になったときに、この物語を思い出したい。 最後まで耳は聞こえるとよく聞くけど、ほんとうなのかな〜! 辛いだけでない、心にどこか暖かさが残る作品でした。出会えてよかった₍ᐢ ɞ̴̶̷.̮ɞ̴̶̷ ᐢ₎​しあわせ₍ᐢ ɞ̴̶̷.̮ɞ̴̶̷ ᐢ₎​

    2
    投稿日: 2024.06.02
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    今この瞬間を精一杯生きようと思えた。この体がある限り後悔しないような人生を歩みたい。人生は1本のろうそくに似ているという表現になるほどと思った。小川糸さんの書く文章は美しいと感じた。私は人生の最後のおやつに水ようかんを食べたい。

    4
    投稿日: 2024.06.01
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    若くして余命を告げられた雫は、 残された日々を自分らしくありたいとライオンの家で過ごすことを決める。 瀬戸内のレモン島に降り立った雫はライオンの家を運営するマドンナ、ぶどう農家のタヒチ君、雫を慕う犬の六花らと出会う。 ライオンの家では毎週日曜日、おやつの時間がありゲストの思い出のエピソードと再現したおやつが出されるのだが、雫はなかなかリクエストが書けずにいた。 残された時間、自分の心身と向き合い、時には過去自分が蒔いてきた種に想いを馳せながら、雫が見いだした“おやつ”と“エピソード”とは。。 人間誰にでも訪れる、“死ぬこと”。 若くしてその運命と向き合うことになった雫が、残された日々で自分らしく生きること、最後まで生き抜くことにこだわりを持つ様は、いつか自分に訪れるときもこんな最後でありたい、と感じるものでした。 今、ここに肉体があって五感で色々感じたり、大切な人と会話したりできることの有り難さを思い出させてくれます。 強くて優しい雫らしい結末。 死ぬために生きているわけではないですが、 死は生から続くものである限り、結末はいま蒔いている種の一つ一つがつながった集大成なのだと感じました。 自分が迎える最後の時、私は何を思うんだろうな…。

    6
    投稿日: 2024.06.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ファンタジーだったな リアルなファンタジー 自分の最期はどんなんだろうってこの本読んでみんな思うだろうな そして、ライオンの家で迎えたいと思う人も多いかもしれない こんなふうに旅立てたら理想だろうな 醍醐味の意味 勉強になりました

    2
    投稿日: 2024.05.28
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    癌になり、ライオンの家というホスピスで過ごし、様々な人と関わる。発症してからの怒りや悲しみ、最後は悟り醍醐のような心象表現が豊か。 患者の心の中が目に浮かぶような表情。

    3
    投稿日: 2024.05.22
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    所々泣いてしまった。なんというか難しいけど死への恐怖が少し減るなと思った。自分もこんな穏やかな死を迎えられたらいいなと思う。

    3
    投稿日: 2024.05.20
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    人生の最後に食べたい"おやつ"はなんですか?の帯に惹かれて手に取った本です。 唯一の家族である父に病気のことすら伝えずたった一人でホスピスに入居した主人公の雫。逃れらない運命、抗えない運命、希望のない未来、考えだけで辛くなりました。毎日に不平不満を漏らし、小さなことでクヨクヨする自分が恥ずかしくなります。 本作ではおやつをはじめ、食が重視されています。食が楽しみや喜びになるだけではありません。思い出と密接に繋がって、ずっと一生残んだなと思いました。だから私は最後に何を食べたいのか考えてみました。おばあちゃんのコロッケ、お母さんのカボチャタルト、グラタン。どれも優しい味でした。味だけじゃない考えたら一緒に作ったことや祝ってくれた誕生日など様々なことを思い出します。また食べたいな。そして私も食で誰かを幸せにできますように。この本と出会えてよかったです。

    3
    投稿日: 2024.05.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「泣いてスッキリしたい」と思い手に取った一冊、だったのだが… 突然飛び出す謎の下ネタや、あっさりとした登場人物の背景に白けてしまった。特に、最後のサプライズゲストは必要だったのか…?自分だったら引いてしまう気がする。 感情移入できず、最後は流し読みしてしまった。 ただ、六花の優しさとももたろうの話は、少し涙しそうになった。

    2
    投稿日: 2024.05.15
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    色んな人生の終わりを描いているものの、暗い印象ではなく、ほっこりあたたかい気持ちになった。 どのように死にたいかを考えることによって、どう生きていきたいかを考える。 私はこれからどんな風に生きて、最後にどんなおやつを食べて、何をお土産にしてあの世へ行こうかなぁ。

    2
    投稿日: 2024.05.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    泣いた。 泣いてしまった… なんか心がほっこりする系かと思ったけど、少し死への恐怖が… ホントは死への恐怖がなくなるのかもしれないんだけど。 ただのおやつのお話と思っていたらホスピスの話でびっくりした。

    1
    投稿日: 2024.05.12
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    人はいつか必ず死を迎える。人生の価値はその長さではなく、自分や他人にどれだけ光を与えることができたかだと思う。死んだ後も誰からも思い出してもらえない人生は悲しい。小さなことでも幸せを見つけられる人生を送りたいと思った。

    5
    投稿日: 2024.05.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「DIE WITH ZERO」を読んでから、少しは、死を意識し、今を大切にしたいと思えるようになったかもと思いのですが、本作は、正に余命宣告を受け、唐突に死の現実を突きつけられた、33歳のしーちゃんの最期の生き様を垣間見ることになる。しーちゃんの死後に贈られるマドンナの言葉「生きることは、誰かの光になること」ー1番大切な人の光になれるなら、私も今をがんばろうと思います。

    1
    投稿日: 2024.05.06
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    久々に小説を泣きながら読んでいた。お父さんがとにかくねぇ、愛情深くて・・・いや、この小説に出てくる人たちみんなが愛情深いんだけど。でも、余命宣告され、達観したような人と、本質としての愛情深い人って違う感じがするんだよなあ・・・ さて、自分だったら最後のおやつになにを望むだろう。人生最後に(食事は)なに食べたい?ってのはよく聞くけど、おやつねぇ・・・読み終わって相変わらず涙流しながらそんなことを考えてた。で、まだ見つからないのはまだまだおやつを食べれる時間があると思ってるからなんだろうなあ。

    4
    投稿日: 2024.05.06
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    死に向かうお話なんだけど、号泣とかお涙頂戴系の作品とは感じなくて、実際読んでて泣くことはなかった。 私には“生”を強く感じさせる物語で、どう思われてもいいから好きなように生きないとな、って改めて決意させる本でした。

    3
    投稿日: 2024.05.05
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    私は職業柄お看取りをすることが多くあるのですが、現実に死というものを目の前にした人の心の動きがとてもリアルに思えてしまいました。 生きている世界でも死後の世界でもたくさんの人が暖かく見守ってくれているんだってこの小説が教えてくれた。実際死ぬ時に辛いかって誰にも分からないことで、分からないからこそ怖いと感じるのだろうけど、死ぬのは怖いことじゃない、暖かい世界があると私は雫たちに教えてもらった。 それぞれの最期に立ち会える者として、辛い気持ちが少しでも和らぐよう関わっていきたいと思った。 私はライオンの家で働きたい。涙がとまりませんでした。

    5
    投稿日: 2024.05.03
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    初めて手に取った小川糸さんの著書。 33才という若さで、末期がんがわかり、余命宣告を受ける。病気をきっかけに、これまでの人生を振り返り、やり残したことを、可能な限りやり切って旅立っていく。クライマックスに差し掛かったところで、涙が一気に溢れる。読み終えてしまうのが、勿体無くて、残り数ページのところで、いったん本を閉じる。残されたわずかな時間。人生いつからでもやり直せる、そんなメッセージが伝わってきた感動の一冊!

    4
    投稿日: 2024.05.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まだライオンになりたくない雫の言葉に涙してしまった。 「死」は怖いイメージが強いけど、いつか「ライオンの家」のような場所で、心残りなく旅立てたら幸せだろうな。 当たり前ではない毎日を大切に、過ごしていきたい。死ぬまで生きる。

    2
    投稿日: 2024.04.29
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    もし余命を宣告されるようなことになったら、この本の事を思い出すんだろうな。 あんな家で最期を迎えられたら幸せだと思う。

    5
    投稿日: 2024.04.28
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    涙か溢れてくる。文句なしの作品で何回でも読み返したくなる本。 最初はホスピスに入った主人公の命への向き合い方が1日1日丁寧に描かれ、終盤は主に体の変化が顕著になっていく主人公の内面を長期なスパンから描かれている。 最後の最後の思いのバトンしっかりと繋がって行くところに涙が止まらなくなってしまった。

    27
    投稿日: 2024.04.27
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    主人公は病気のこと、死を受け入れたつもりでホスピスに入ることを決断したものの、やはり実際『なんで自分だけなの』、『やっぱり死にたくない』と完全には受け入れられてない部分がありその葛藤の心理描写がなんとも切ない。 ホスピスに入所している人々の最後の生き様から、人の顔色に縛られず自分に素直に生きること、人生の終わりを意識しやりたいことをやること、そして何より人生はどれだけ人を笑顔にできるかだという教訓が心に刺さった。

    6
    投稿日: 2024.04.26
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    「人生に悩んだときに読みたい本」みたいな検索で出てきて読んだ。 33歳の女性が余命宣告を受けて、瀬戸内の島にあるホスピスで死を迎えるまでの話。 マドンナとかタヒチとか登場人物の名前が非現実的で、あまり感情移入できなかった。家族愛や恋愛っぽい描写も薄っぺらくて何も感じなかった。何人かオススメされてて期待して読んだから残念。 BOOKOFF行き。

    2
    投稿日: 2024.04.23
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    しーちゃんが入居した「ライオンの家」で出会うおやつや食べ物を通し、心を生き返らせていくお話、彼女のお話を読んで私もこんなところで最後は過ごしたいと思った。 最後の最後しーちゃんからのプレゼントにはじーんときた

    7
    投稿日: 2024.04.14
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    瀬戸内の空気感もあってか始終清々しい雰囲気で進みます。もちろん途中めっちゃ泣きました。 齢33歳という若さで誰を恨むでもなく誰に恨まれるでもなくこの世を去ろうとする主人公に対し、憐れむ気持ちがよぎった私の心をこのセリフが晴らしてくれました。 「だからしーちゃんは、いい子じゃなくて、強い子だったんだなぁって、思うよ」 ああそうか、ちゃんと見てくれていたんだと。素敵な作品でした。

    4
    投稿日: 2024.04.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ‣ 幸せというのは、自分が幸せであると気づくこともなく、ちょっとした不平不満をもらしながらも、平凡な毎日を送れることなのかもしれない。 ‣ もっとわがままになっていいのだと、海が、風が、私にそう囁きかける。あるがまま、ってこういうことだったのかと、海を見ていてわかった。海の水は、決して風に逆らわない。打ち寄せる波は、無抵抗な水の、あるがままの姿だった。 ‣ 「思いっきり不幸を吸い込んで、吐く息を感謝に変えれば、あなたの人生はやがて光り輝くことでしょう」 ‣ 人生はままならないもの。それが、三十年ちょっと生きてきた私の実感だった。だけど、ままならないからこそ、その障害を乗り越える楽しさもまた、味わえるのかもしれない。 ‣ 「せっかく生きているんだからさ、おいしいものを笑顔で食べなきゃ」 ‣ 生きたい。この体のままもっともっと長く生きて、この世界にとどまりたい。 ‣ 私は、以前よりもだいぶ不自由になった体で、時々笑い、時々泣いた。まだ、感動する心を失っていないことに感謝だ。だけどその涙はもう、百パーセント、喜びの涙だった。自分はなんて幸せなんだろう、そう感じるたびに、私の目からは涙があふれた。 ‣ すべては、私の人生の結果。生きてきた時間の結晶が、今だ。だから私が私の人生を祝福しなくて、誰が祝福するの? ‣ 今というこの瞬間に集中していれば、過去のことでくよくよ悩むことも、未来のことに心配を巡らせることもなくなる。わたしの人生には、「今」しか存在しなくなる。 ‣ そんなに簡単に、自分の生き方を変えることはできないもの。でも、自分の人生を最後まであきらめずに変えようと努力すること、そのことに大きな意味があるのだと思った。 ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ 燃え尽きて消えるのを待つろうそくの火のように、儚く揺れる一人の女性の最後の時。 そして、自ら選んだ最後の場所。 「人生の最後に食べたいおやつはなんですか?」 この問いと向き合いながら、過去を受け入れ、未来に思いを馳せ、そして今を懸命に生きる。 主人公・雫の生き様に自然と涙が溢れ出てきたのは、 共感なのか、尊敬なのか、羨望なのか、 正直まだよくわかりません。 でもこの問いの答えが、自分の幸せを形作るひとつのピースとなるのかもしれませんね☺️ 小川糸さんが描く物語には、それぞれにこのピースが散りばめられているので、すべてを集めたくなるんです✨

    2
    投稿日: 2024.04.12
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    タヒチ君のおかげで、レモン島がタヒチのような美しい景色をながめながら、最後の時を過ごすのだろうと思った。 残された者が海野雫を語る時に 涙が溢れました。 人は誰かの宝物

    2
    投稿日: 2024.04.12
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    雫さんが癌にならなければ、タヒチ君には会えなかった。『思いっきり不幸を吸い込んで、吐く息を感謝に変える』 この言葉は忘れないでいたい。

    4
    投稿日: 2024.04.11
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    こういう場所で人生を終えたら幸せなんだろうなと思った。間際に全てのものに感謝できて人として良くなっていく描写が良かった。死んじゃう前の不思議な出来事や死んでから周りの人に起こる不思議なことが現実にもあれば面白いな、あってほしいなと思う。

    3
    投稿日: 2024.04.09
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    嗚咽するように苦しくなることは一切なく、すーっと自分の中の毒素が涙に変わって浄化されていくように気がついたら泣いていた作品だった。

    4
    投稿日: 2024.04.08
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    病に罹り余生を過ごすホスピス、ライオンの家。ライオンについての意味を知った時になんだか凄くその場所に安心した。島の風景や景色の描写も多くてすごくイメージし易く素敵な気持ちになった。 1番この本ですごいなと思ったのは、最期の過ごし方は多種多様で、その人が感じる気持ちは私たちは完全には理解できない。それなのにこんなにリアルに最期に向かっていく人を描くことができる作品があったのはびっくりした。 このライオンの家には子供から若い女性やお年寄りまでそして職員の人まで沢山の人の過去や経験談や出来事を見ることができた。どの人の過去もそのおやつもどれも素敵で心が温かくなった。(お話に出てきたアップルパイがどうしても食べたくて再現して作ったりも...ミルクレープはまた今度挑戦)。 今この瞬間がどれだけ自身の人生の中で大切な時間の一部になるのか、それはまだまだ分からないかも知れないけど、自分はどんな「おやつ」が食べたいだろう。 この本の感想なんてもう書いても書いても追いつかない...。すごく素敵な本。

    15
    投稿日: 2024.04.07
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    4よりの3 面白いと思うし好きな人は多いと思うけど、自分が読むにしては綺麗な話すぎた。 主人公の死への向き合い方や他の人の生死観がリアルです。 いろんなところに優しさが散りばめられていて、読んでる時も、読了後も穏やかな気持ちになれると思います。 ただ、先ほども言った通りとても綺麗な話なので、胸を引っ掻いて後味を残してくれるような小説ではない気がします。あくまでも好みの話ですが。

    3
    投稿日: 2024.04.06
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    人の死は、そんな大それたものではなく、本当に、ろうそくの火がそっとふっと消えるようなものなんだろうな だけど、死ぬ本人にとっては、人生のクライマックスで、いろんな感情が忙しくするのだろう だから、「走馬灯」もあるのだろうな 著者は死ぬ経験なんてもちろんしてないはずなのに、とてもリアルで、優しくて、 わたしが抱く「死」にぴったりフィットした。 むしろ、理想的だった 余命宣告なんて残酷だという人もいるけれど、わたしはそうは思わない。あとどれくらいでこの世と別れなければならないか分かれば、様々な準備ができる。突然の事故や発作で死ぬよりずっといいと、わたしは思っている。 まだ死ぬ年齢ではないのかもしれないけど、わたしは常に死を考えている。死の世界を想像しているのではなく、「人はいつ死ぬかわからない」ということを常に考えている。 後悔が残るのを1つでも減らしたいからだ。 こう考えるようになったのは、愛犬の死が大きく関係している。だからか、六花への想いが綴られていて余計に好きな小説となった。 そして、 わたしもホスピスに入りたいなぁと思った 家族から離れるのは寂しいかもしれないけれど、自分が死に向かう姿を家族に見られたくないし、きっといろんな葛藤があるだろうから、それと闘って荒んでる状態で家族に八つ当たりなんかしたくない。 ライオンの家みたいなホスピス、本当にあったら良いのだけれど… あと、お葬式も要らない。 あんなの、きっと形でしかない。結婚式と同じだ。 心から来たいと思って来てくれる人もいるだろうけど、無理して仕方なくという人もいるだろうし。 だったら、燃やされる瞬間にでもそっとわたしを想ってくれるだけのほうがずっといい。 人はいつか死ぬ。 明日かもしれないし、数年後かもしれないし、今日かもしれない。 でももし、自分が死ぬ前に、あなたは大体あとこれくらいで死にますよ、と教えてもらえたなら、 この小説をお手本にしたい。

    1
    投稿日: 2024.04.01
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    最後のときを迎えるためのホスピス「ライオンの家」 そこに来た33歳の海野雫。彼女が死と向き合いながら死に向かっていく物語。 全編に優しい雰囲気が漂っていて(比喩表現が大袈裟だけど物語の雰囲気にマッチしている)とてもまっすぐ「死」と向き合っていると感じた。ここまで丁寧に死を受け入れていく「わたし」を描いた作品を初めて読んだ。

    6
    投稿日: 2024.03.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この約半年、ずっと生死について考えてきた。 生きる意味とは何か。 今日たまたま私なりの生きる意味がわかった日だった。 未来のために生きる。それは未来の自分が振り返った時にこんな事あったな〜と思うのもそうだし、今は辛くても未来の私は笑ってるかもしれない。そして何より娘の成長を見たい。そんな思いから未来のために生きようと思っていた。 しかし作品の中で主人公は一生懸命「今」を生きていた。余命宣告されてからライオンの家に来るまで沢山葛藤があって大変だっただろう。でも最後はライオンにいる人々を通して、また六花を通して幸せに旅立って行った姿を見れて良かった。 死、とは怖いものなのか。生きるとは何か。考え続けたい。

    3
    投稿日: 2024.03.27
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    人が生きるのはロウソクの火のようなもの。 自分1人の力では火を灯すことも消すこともできない。 自らの命をすり減らしながら火を灯し続け、誰かを照らしている。 いつか全部置いて逝く時は、瀬戸内海の暖かな景色に包まれていたいな

    9
    投稿日: 2024.03.27
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    死と向き合う、受け入れるとはどういうことかについて、考えさせられるというよりは、そっと置いていってくれるような本でした。 絵本のようで温かい気持ちになった。 私のおやつのリクエストは、 絶対に、万徳の苺大福だなあ

    8
    投稿日: 2024.03.26
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    数年に1回ひっぱりだして読み直したい1冊になりました。 本屋で気になり手に取りました。タイトルからはイメージできなかったストーリーに心が動きました。 人との別れを前向きに感じられるお話だと思います。 闘病で亡くなった母はこんな気持ちだったのかな…亡くなった後もどこかで見守ってくれてるのかな…と母を思い出すきっかけになりました。

    2
    投稿日: 2024.03.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人生一度きりだから、後悔のないように生きよう‼️と見栄を張って生きてしまいそうになるけれど、この本を読んで不器用にありのままで生きること(それをも自分ごととしてちゃんと認めること)こそが自分のためであり、幸せに繋がるのかもしれないと思った。「私が私の人生を祝福しなくて、だれが祝福するの?」、良いところも悪いところもぜーーーーんぶひっくるめて自分の生き方に誇りを持てるようになれたらいいなぁ。

    3
    投稿日: 2024.03.25
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    人生終末期に関係する本を最近読んでいますが、自分自身の死に方に対して考えさせられますね。 1人で死んでいく事を選んで島に来た主人公が実は孤独では無く、多くの人の支えやつながりがある事に気づいていく所が救いがあります。  素晴らしい人生だったと思える様に頑張って生きたいと思います。

    5
    投稿日: 2024.03.24
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    若くして余命を告げられホスピスで過ごす主人公の女性の物語。 死と向き合う心の移り変わり。 入居者たちがリクエストする最後のおやつの数々。 最初は、死を目の前にした生が切なくもあり、小川糸さんの優しく柔らかい文章と死というテーマがなかなか私の中で受け入れにくく、ちょっと苦しくもありました。 でも、登場人物の優しさや真っすぐさに、だんだん私も「死」というテーマに向き合っていけるようになりました。 綺麗な景色を見ること、美味しいものを食べること、愛犬を抱くこと、空気を吸うこと、歩くこと‥日々の全てがかけがえのない瞬間なんだなって改めて感じられます。

    4
    投稿日: 2024.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小川糸さんの作品はすごく情景がキレイで目の前に想像できる感じ。前読んだつるかめ助産院もすごくキレイだった。今回は瀬戸内のレモン島。海とレモン、表紙の絵を読んだ後にしばらく眺めてた。 33歳の若さで余命宣告されて、ライオンの家で余生を過ごす雫。いろんな人の最期だったり、マドンナさんの言葉だったり、思い出のおやつのお話だったり。全部が心が温まりました。雫の死や病気に対する行き場のない怒りとかも、ライオンの家で色んな感情を受け入れて認めて、穏やかに最期を迎えられて。 特にマドンナさんの雫が亡くなった後の言葉に感動しました。 『人生というのはつくづく、一本のろうそくに似ていると思います。 そうそく自身は自分で火をつけられないし、自ら火を消すこともできません。一度火が灯ったら、自然の流れに逆らわず、燃え尽きて消えるのを待っしかないんです。 生きることは、誰かの光になること。 自分自身の命をすり減らすことで、他の誰かの光になる。そうやって、お互いにお互いを照らしあっているのですね。きっとあなたとあなたを育ててくれたお父様も、そうやって生きてこられたと思います。』 また時間が経ってから再読したい。

    8
    投稿日: 2024.03.18
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    いつかまた読みたい! 生死を彷徨う描写、おやつで表される時間軸、 人は死ぬ時どう思うのかが繊細に描かれてた

    2
    投稿日: 2024.03.17
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    哲学の授業中に隠れて読んでて泣いた。そのとき寝てた友達が起きたときに俺を見て「こいつ哲学で泣いてやがる…」って思ったらしくて笑った思い出。 中盤からずっと泣いた記憶。「怒り」について、怒ることはなんの得にもならない、って考えが好きだった

    4
    投稿日: 2024.03.15
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    病と死、重いテーマなのに読了後の爽快感 泣いて心が洗われるとはこのこと。 おやつ食べてみたいなぁ。レシピ本出して欲しい

    5
    投稿日: 2024.03.11
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    ホスピスが舞台な時点で、泣かせにくることはわかっていても、その時がくるとやはり泣いてしまう。現実のホスピスにどこまで近いものか、単に理想なのかはわからないし、全て同意するものではないとしても、死に向かってどう生きるべきかを考えさせるものだったなあと思う。雫がだんだんと弱っていく様はとても寂しいし、後半の混濁具合はこちらも混乱する。エピローグは、自分が死んだ後はこんな感じであったら良いなと思わせるものとして描かれてるのかなと思った。

    26
    投稿日: 2024.03.09
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    自分は昔から人より死についで考えている方だと思う。というか、死を恐れている。大好きな人が死んでしまったら、自分が突然死んだら…なんていつも怖がっていたのだが、この本を読んで「死は自然なもの」ということが少し、完全ではないけど受け入れられた気がする。もし死んでしまっても雫のように大好きな人と会えるのなら、魂としてそばにいれるのなら、死はそんな怯えるものではないのかもしれない。

    3
    投稿日: 2024.03.09
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    『ライオンのおやつ』?どんな小説か想像もつかなかったが、瀬戸内のホスピスライオンの家の朝食のお粥がとても美味しそうだった箇所からハマってしまいました!死を間近になった方の思いに触れ周りの方の優しさと感謝と美味しそうな食事を中心に描かれていてほんとに優しい気持ちになれた。それぞれの思いを大切にしていきたいと思えた作品だった。

    3
    投稿日: 2024.03.07
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    悲しいのに愛しくて。 現実感があるようでないような。 相手も自分も大切に、穏やかな心で生きていきたいと思いました。

    6
    投稿日: 2024.03.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こんな風に死んでいきたい。 こんな愛を与えられる人になりたいし、与えられたい。 メンタルデトックスになった。

    3
    投稿日: 2024.03.06
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    本を読んで初めて感動して涙した。 この本は色々な栄養を、そして特に生きる力を与えてくれた。何かを頑張ろうとするためのエネルギーを貰えた。 私もこれから生を噛み締めて、出来ることを精一杯やっていきたいと思ったし、口先だけにならないように努力したいと思う。 読みながら読み終わりたくない!と思えるような1冊になった。

    25
    投稿日: 2024.03.06
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    たしかにじーんとする話ではあるけれど、ところどころ 引っかかる部分があり、それは 文章の雰囲気とか 表現とか そういうところで、あと 主人公があまり好きじゃないな、と感じた。食堂かたつむりもそうだったのだけど、主人公がなぜか好きになれない。 いい話ではあるのだけど、本とも 相性ってあるんだなーってつくづく感じた。

    1
    投稿日: 2024.03.06
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    人生でもう一度読みたい本。何か偉業を成し遂げたわけではないが、人生を美しく、強く、全うした主人公の物語。

    3
    投稿日: 2024.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「せっかく生きているんだから美味しいものを笑顔で食べなきゃ。」って言葉が心に残りすぎて、胸に刻もうと思いページに折り目を付けてしまいました。笑 一日一日を大切に、とはよく言うけど、人生を味わい尽くすという表現が、このライオンのおやつという作品にぴったりでした。 最後に「ごちそうさまでした」と言える人生は最高に幸せだなと思います。 小川糸さん、食堂かたつむりとツバキ文具店シリーズを読んできましたが、どの作品も暖かくて大好き。

    8
    投稿日: 2024.03.05
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    余命を告げられた女性がホスピスで残りの日々を過ごす物語。普通の生活を送れることがどんなに幸せなことか、今この瞬間を大事にしたいと思った。それに「自分の人生を最後まであきらめずに変えようと努力すること、そのことに大きな意味がある」という文が響いた。

    4
    投稿日: 2024.03.01
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    この作品のテーマは「死」。これを一つの軸に置きその周りでさまざまな人間ドラマが描かれた。テーマがテーマなため陰鬱な雰囲気になりやすいところを非常に明るく書いていて読みやすかった。

    5
    投稿日: 2024.02.28
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    泣ける。ひたすら寝る前に泣きながら読んだ。とても哀しいんだけど暖かい気持ちにもなった。自分もライオンのおやつみたいなところで最後を迎えたいな~。

    5
    投稿日: 2024.02.28
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    めちゃくちゃ泣きました…。 序盤の穏やかで美しい島の描写、中盤のだんだん衰えていく主人公の描写、そして最後の章で描かれた、残された家族のシーン。本当にどれも良かったです。

    5
    投稿日: 2024.02.25
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    死が迫った主人公、海野雫が過ごした日々の記録。瀬戸内のレモン畑、葡萄畑や海の光景が目に浮かぶようだった。死が迫って初めて気づくことがあるのだなと。普段は何気ない事であっても感謝しかないのだと。最期はその日をただ幸せに生きられれば良いのだと。 自分が最後に食べたいおやつは何だろうか? 親がいること、周りに支えてくれる家族や友人がいること、自分が生きていることに感謝を忘れずに生きていこうと思う。 後半は読みながら、自分が死別した人々の顔が浮かび、涙が出てきた。

    4
    投稿日: 2024.02.22
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    子供の頃から死に対して「恐怖」が強くて、いつか訪れる母の死や自分の死を思うと恐くなって泣いていた。 大人になった今でも恐くなる時がある。 でもこの本は死に対して恐い印象ではなく、ひたすら温かさや美しさが描かれていた。 読み終えて、なんだかホッとした。 自分も最期の時に感謝の気持ちで旅立ちたい、それまで恐怖は消えないだろうけどこの本を思い出しながら人生を楽しみたいと思えた。

    4
    投稿日: 2024.02.21
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    若くして余命を告げられた主人公が、瀬戸内の島にあるホスピスで残りの日々を過ごすことを決める。 本当に面白く、素直に感動した。 作中に登場する人たちみんな良いキャラクターで、何より提供される食事が全て美味しそう…。 今生きているのが当たり前じゃない、今をもっと大切にしたいと思える作品。

    3
    投稿日: 2024.02.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    死を魂の新たな旅として表現していて、死ぬことをポジティブに捉えている物語。 生きているうちに後悔することがあるが、それを含めて人生である。タイトルの「ライオン」「おやつ」どちらにも重要な意味があった。 おやつは、心の栄養、人生のご褒美という文が響いた。

    2
    投稿日: 2024.02.19
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    瀬戸内のレモン島のホスピスは天国へ向かう人の待合室のよう。 死を扱った物語だが決して暗くなく登場人物が愉快で微笑ましい。 ワンコが特に愛おしい。 読みながら悶々としていたことがラストできっちり解消できる。

    4
    投稿日: 2024.02.17
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    私も本当はこういう関わりがしてみたい。 あんな暖かさで包まれたら安心して死ぬことができるんだらうな。

    4
    投稿日: 2024.02.17
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    ずっと気になっていてついに読みました! 雫さんの生きようとする力と、ライオンの家の方々のあたたかさにとっても勇気をもらいました。 毎日感謝して過ごしていかないと、雫さんにおこられちゃいそう。自分を、まわりを、大切に生きていこう。

    7
    投稿日: 2024.02.12
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    星☆が5個しかつけられないのが悔しいくらい、1番大好きな本です!!高校1年生の時に初めて読んでから、記憶が薄くなってきたらまた読み直して…感動して……を繰り返しています。ドラマも見ました。この本に出会ってから、瀬戸内産のレモンを使った商品を見たら、いつも買っちゃいます笑 本当に小川糸さんの小説は、どれも魅力的で可愛らしくて、しかも面白いので最高です♡応援してます!

    6
    投稿日: 2024.02.12
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    瀬戸内海の島にあるホスピス「ライオンの家」を舞台に、若くして余命僅かと宣告された主人公・雫が、様々な人の人生に触れながら最期の時を過ごすお話。話が進むにつれて、入居者たちの死に直面する場面もあるが、ネガティブな感情は少なく、むしろ穏やかで温かみを感じる内容だった。 病がもたらす身体的・精神的苦痛は想像に難くないが、人生と向き合い、健康な心を取り戻した雫の最期は、精神的にはとても穏やかなものだったのではないかと思う。不慮の事故や事件で突然命を奪われることもあるこの世界で、雫のような最期を迎えられるのは、とても幸せなことなのかもしれない。 おそらく誰もが死に対して少なからず恐怖を抱いていると思うが、死を意識するからこそ、己と向き合い、今を一生懸命生きようと思えるのかもしれない。ただ、もし自分が同じ状況に置かれたら、雫のようにもがきながらも受け止めることができるだろうか。 人生とは「生きている今」が積み重なったものであり、死ぬその瞬間まで生きている限り、人は変わり成長することができる。「ああすればよかった」「いつかこうしよう」なんてぼんやり思いながら、毎日をただなんとなく過ごしているが、今この瞬間から変わろうと努力すること、誰かのために何かをすることが、後悔なく生きて死ぬ第一歩になるのかなと思う。

    5
    投稿日: 2024.02.11
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    なんとなく旅に持ち出した本、奇跡的に旅先と本の舞台が一緒だった。 目の前にある景色が文字となっていたので、より文章が入ってきた。 幼い頃から死について考えては怖くなってしまうタイプだったが、この本を読んで初めて死に対して怖さ以外の悪くない感情を持てた。 死ぬまで定期的に読み返したい作品。 (帰りの飛行機で涙が止まらなかった)

    15
    投稿日: 2024.02.11
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    感動しました。 この作品に解説などは要らないです。とにかく手に取ってほしい本です。 素晴らしい本に出会えて幸せです。 悲しさからくるものではない涙が流れました。 必ずまた読みます。

    6
    投稿日: 2024.02.10