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リバース
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湊かなえ/講談社
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総合評価

1067件)
4.1
319
466
200
25
5
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    ドラマは見た事ないので、そちらの結末は知らないが最後の一言が印象に残る。 物語に引き込まれ1日で読了

    5
    投稿日: 2024.07.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ラスト一気にどん底に落とされる感じがうわあ、、、ってなった 深瀬のこれからが心配というか、彼は心身ともに健康に生きていけるのだろうか、誰も彼のこれからを知ることはできない 想像することはできるけどね

    3
    投稿日: 2024.07.11
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    ドラマ視聴済み。 ドラマの方が救いがある終わり方だったような…さすがイヤミスの女王。原作はこういう終わりだったのか。 深瀬くんこれでは一生悔いるわ。

    8
    投稿日: 2024.07.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    湊かなえさんで一番好きな作品。 少し救われた展開からの 谷底に突き落とすみたいなラスト。 4人で共有してた罪を今度は1人で 背負わないといけない主人公に 胸が苦しくなる。

    3
    投稿日: 2024.07.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった…最高。『告白』より好きな作品だ…。噂に聞いてたけど、最後の最後、やっぱり裏切られた。記憶を消してもう一回読みたい。くらいには間違いなく引き込まれた。 自分に自信がなく、自分だけでは自己肯定感を高く保てないことから、自分の理想的、納得できる(しっくりくる)レベル・カーストの友達・パートナーと一緒にいることで、自分を高めて評価付けしようとするあり方は、正直グサリと刺さる部分もあった。 あと、自分が無意識に行ったことが気付かぬところで良からぬ事態を誘発してしまう危険性も突きつけられた。この作品においては、本当に悲しく苦しい現実で、真相に気づいてしまった深瀬がこの後受け止めていくのか、どう生きていくのか気になる。

    2
    投稿日: 2024.07.07
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    人間の心理や過去の過ちと向き合うことの難しさを描いた作品であり、読後に深く考えさせられる一冊でした。

    7
    投稿日: 2024.07.06
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    長い、ネチネチとしたミステリーだ❗️ 三人称の文章は、すごいのかもしれないが、なんだか読みづらかった❗️

    2
    投稿日: 2024.07.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後のワンフレーズが読後もずっと頭の中で繰り返されるくらいの衝撃でした。 深瀬のどこまでいっても自分は直接的な被害は出していないという考えから、最後の一文で深く考えさせられました。

    2
    投稿日: 2024.07.02
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    これだけ有名な作家さんなのに短編以外読んだ事がありませんでした…。 結果、『文字通り』最後まで楽しく読ませてもらいました。(ラストの衝撃はさすがw) 他の作品も今から楽しみです♪

    32
    投稿日: 2024.07.01
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    “意外な結末”という情報のみで 読み始めたこちら。 (ドラマしてたのも、知らなかったかも…) ⁡ ⁡ 常に相手の顔色を窺い 周りの人間と自分を比べて 卑屈とも言える考えや生き方の深瀬に苛立つ。 ⁡ 深瀬ほどではなくても 人の“視線”が苦手で敏感すぎだった 過去の自分を重ねたからかもしれない。 ⁡ ⁡ 初、湊かなえさん。 出版社からの要望に応えるような形で この作品を書き上げたという。 何がどうなったらこんなあらすじ 展開を思いつくのだろうか… ⁡ 彼女との付き合いや懐かしいゼミ仲間 そして、過去の出来事。 それらと関わっていくうちに 変わり始めていく深瀬。 ⁡ ⁡ 物語が佳境にさしかかり 「え?!」と驚きの声を上げたかと思ったら… ⁡ ⁡ もう!もうこれ以上は、なにも書けない! 未読の方がこの投稿を読んでいるなら ネタバレになってしまいそう… ⁡

    2
    投稿日: 2024.07.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    作中で主人公が登場人物と自分を比較したり、向かい合わせたりすることが多々あり、 それがリバース(自分と相手の表と裏)の由来なのかと思った。 親友や恋人と思っていても、意外とお互いに知らないことは多く、それはいつしか災いを生む可能性がある。 広沢が周囲を気遣って雰囲気を乱さない優しい性格が、周りの人に奥深くまで知られない原因にもなったかもしれない 深瀬を含む周りの人間も、広沢のことをよく理解していると自負している以上に知らないことの方が多いことに気がついてなく、それが仇となった 広沢の過去を遡ることで、死の真相がわかってきてハッピーエンドかと思いきや、最後に奈落の底に落とされるような展開… 真実に気がついた深瀬は、どうしたのか気になる。 みほこに打ち明けるのか… また秘密にして、知らないことを抱えさせて過ごすのか…

    5
    投稿日: 2024.07.01
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    ・最後の最後、、、全てが繋がって苦しい結末。 ・表紙の柄がさりげなくコーヒー豆!読み終えて気付いた。 ・登場人物の描写がとても丁寧で、その人物像がありありと浮かぶ。

    3
    投稿日: 2024.06.30
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    「リバース」…、、いやーそういうことだったのかと。 湊かなえさんの本の中では、ネチネチ感があまりなくて読みやすいなーと思ってサラサラ読んでたら、最後にこれが湊かなえだと言わんばかりに待ち受けてた。最後の一文で背筋が凍る。

    3
    投稿日: 2024.06.28
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    この作品は湊かなえらしくないな___ 第4章ぐらいまでずっとそう感じ、気持ちが窪んできて、「告白」のようなセンセーショナルさは味わえないのかと、半ば諦めてからのどんでん返し。 登場人物の範囲で考察していけば、何となく犯人の目星は尽きますし、妥当な結末でしたがそこで終わらないのがイヤミスの女王ですね。 ラスト一行、私は涙を流しながら恐怖で声が出ないのにも関わらず口を押さえたまま固まってしまいましたよ... 主人公深瀬の劣等感に同情しながらも、どこか読み手側の過去を弄られているかのようなむず痒くなるシーンも良いのですが、湊さんに珍しく男性単位でストーリーが構成されているのも新しかったですね。 女性よりも人間関係のいざこざに粘つきがないのかと思いきや、過去を切り離せない大きな少年たちが過去に苦しみ、戦い、逃げる人間模様を垣間見る悪趣味さも作品の醍醐味だと思いました。 彼女のビブリオグラフィーにおいてもう一つ言及したいのは"食"の表現。 まるでジブリ作品で印象的なリアルな描写に、思わず目の前に食事が運ばれたかと鼻をひくつかせ、喉を鳴らしてしまう感覚です。 心理描写だけでなく、衣食住における環境表現の繊細さが心に重たく残るイヤミスの伏線としても功を奏しているように感じました。 コーヒー、カレー、蜂蜜、カモミール、焼肉、蕎麦などなど本作には香りの強い食品が多く登場します。 香りと記憶は紐づきやすいと言いますから、本作「リバース」がこんなに愛されているのは出来がいいからというだけでなく、香りが無意識的に作品と紐づける役割をして、匂いを嗅ぐたびに本書を思い出すからでしょうか? と、戯言を言う程に私はまだ放心状態のようなので、また落ち着き次第感想をまとめたいと思います。

    5
    投稿日: 2024.06.27
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    まさかの結末で背筋が凍りついた。 果たして、深瀬は美穂子や広沢の両親、そして一緒に旅行へ行ったゼミの仲間たちに事件に関して調べていて見つけた本当のことをこれから言うことができるのだろうか... 胸がきゅっと締め付けられ、苦しくなるような終わり方であった。

    9
    投稿日: 2024.06.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    深瀬の、小中高とこんなのほ本来の自分じゃない、次のステージこそは…と頑張ってみるものの結局思い描いた自分になれないところは、共感しか無かった。でも大学で出会った親友の広瀬。集団行動に慣れていなかった深瀬は、最後にコーヒーを入れて送り出す以外に、何がベストか、どうすべきか考え行動に移す能力がなかったんだろう。 なぜなら小中高で失敗しながらも経験値を増やして学ばなければならなかったことなのに、それが無いまま大人になってしまったから。 でも、深瀬の性格で、どの段階でそれを身につけることができたのかって言うともう遡って幼少期の親の教育と気付きと対処法だと思うんだよね。 だからこそ無理に自分を違う色に装うことなく色に馴染んでくれる広沢の存在はとても嬉しかったと思うけど、、至らなさゆえの無念。 それにしても美穂子ヤバすぎでしょ!

    2
    投稿日: 2024.06.23
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    偶然と先入観 「リバース」(逆転)と解釈している本書は最後までミステリーを読み解くには難しい小説だ。「人間嫌い」、「一人の方が楽しい」、「孤独が良い」と思う男女の唯一心を許せる友人が交通事故で亡くなる。それがミステリー事件として犯人を探す事になる。人は嫉妬する動物、だから邪魔者は要らない、これがこのミステリーのキーワードになる。三角関係の恋愛からそれをまさに破壊していく様がこの事件に繋がる、と読むことがミステリーになる。偶然が事件を起こす、だがそれは最初から仕組まれたことだった。「偶然」という仕掛けは人間の勘違い、先入観から感覚を麻痺させることがあるということ。

    14
    投稿日: 2024.06.23
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    うぉぉぉー。すげぇぇぇー。です。 骨折の療養期間にいろいろ小説読みましたが、ナンバーワンです。昔の作品ですが、普段小説読まない人にも勧めたいと思いました。

    4
    投稿日: 2024.06.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    うわあ……!読む前にどんでん返しあるって聞いてたから終盤で「これかー」とは思いながらも、「どんでん返しのネタにしてはちょっと弱くないー?!予想できちゃったし!」なんて生意気なこと思ってたのに、最後の2ページでやられてゾワゾワゾワって鳥肌立った…!回想が多くて"いま"の時間軸で展開が大きく動くまでの道のりが長いなあと感じていたから、前半は読むスピードがゆっくりになってしまっていたけど、後半では点と点が繋がっていく感覚が気持ちよくて一気に読んでしまった!!!広沢の過去を追うごとに主人公の卑屈さに拍車がかかっていたけど、最終的には広沢に救われた主人公。よかったねーって思ってたら最後に絶望が待ってましたね……。いやあ、読んでよかった

    5
    投稿日: 2024.06.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    はじめてミステリー小説を最後まで読み切りました。 人間のネガティブな部分を抽出したような深瀬の心情にも共感できる部分もあり、周りと比べて自分の今の状況に恥ずかしさ、虚しさを感じているが、コーヒーという周りに認められる特技を活かし人間的にも成長して行くストーリーなのかな。。。最初は思っていました。 しかし、待っていたのは大どんでん返しの繰り返しで誰を信じて誰を疑えばいいのか、同級生の中に犯人がいるのかと思いきや、古川という新キャラが現れ、実は美穂子がガッツリ関わっている。最後には特大の爆弾を投下され、見事に手のひらの上で踊らされました。 最後まで読んで感じたことは、広沢は幸せだろうなと思ったことです。亡くなったあとも自分のこと、生きた証になるようなノートを作ってくれる友達がいて、自分の死を悔やんで行動してくれる彼女もいる。そうさせたのは広沢が周りのためを思って行動してきたからでしょう。広沢は誰も責めないだろうなあと思います。 ただ一つ言えるのはアレルギーは人に伝えておきましょうということです。

    3
    投稿日: 2024.06.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

     大学時代に主人公を含めた友人五人(一人は後で合流する予定だった)で旅行に行くも友人の一人の広沢が事故死してしまい、四人は原因が自分達にあるのを悟りその事を秘密にしていくことにするも、数年後主人公たちのことを「人殺し」と非難する貼り紙が四人に送られ、その犯人を探っていくにつれて広沢が大学生になるまで地元でどのような人間だったのかを知ることになる、というストーリーで作者お得意のイヤミスが繰り広げられつつも前に進めそうな終わりかたになるかと思いきや、ラストの1行に唖然とした。「編集部からのお題」から生まれた本作はどんでん返しとしても名作だと思った。

    2
    投稿日: 2024.06.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    湊かなえさんの本にしては内容が単調だなあと思いましたが、最後の最後に鳥肌でした!声が出て、本も落としかけました。表紙がコーヒーなのも納得です。 『主人公が実は真犯人で、しかしそのことに当人が気づくのは最後の場面』というお題に沿って書かれた小説らしいです。

    3
    投稿日: 2024.06.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まさかの蕎麦落ちで、ゾクゾクした! なぜ脅迫文が送られたのか解明されていったが最後の最後に事件発生の原因が分かり…

    2
    投稿日: 2024.06.16
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    お久しぶりの湊かなえさん! 独特の空気感があって懐かしささえ感じた。 うん。面白かった。 でも主人公の性格が自分はわかりすぎて辛かった。

    8
    投稿日: 2024.06.12
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    ラストシーンに背筋が凍る 主人公・深瀬のこれからの人生の選択は、私たち読者に委ねられた… ずいぶん前にドラマ化されていたので、そちらは視聴済み。 なのでストーリーはだいたい分かっていたが、やっぱり面白かった。 深瀬は自分のことを 「色を持たない空気人間」 と評しており、自己肯定感の低い人間だ。 そのくせ自分だけ責任逃れしようとしたり、都合よく解釈したりと、なかなか卑怯なところもあって、少しイラッとするんだな。 一方、深瀬の親友・広沢は好青年なんだけど、優し過ぎたのかな、と思ってしまう。 心に残った文章は ──自分こそが広沢の親友だと思っていたのに、情けないほど広沢のことを知らない── 親しい人間であっても、案外ほんの一面しか知らないものかもしれないな。 と思った。 ※余談 作中、長野の蕎麦屋のシーンがあって、 「水蕎麦」というものが出てくるのだが、食べてみたいなぁ。 (私は長野出身だが未体験だ) ──蕎麦を冷水にくぐらせて食べると、 口から鼻の奥までいっぱいに蕎麦の香りが広がった── 美味しそう(⁠´⁠ε⁠`⁠ ⁠)

    76
    投稿日: 2024.06.09
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    人間の心理の深淵を見事に描き出した作品。 主人公の深瀬は、平凡なサラリーマンとして過ごす中で、彼の過去が少しずつ明らかになり、真実に迫るサスペンス要素が読者を引き込んでいく。そして、衝撃のクライマックスが訪れる。 最終的に物語の結末は、読者に投げかけられた大きな問いとなる。この作品を通じて、湊かなえは過去の出来事が現在の人間関係に与える影響と、その中で人々がいかにして自己を見つめ直し、許しを求めるかを巧みに描いている。深瀬の決断が明確には描かれていないため、読者は自身で思いを巡らせることで、深瀬の成長と解放を想像すると同時に深い考察を促される。

    12
    投稿日: 2024.06.02
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     「大どんでん返しと言えばこれ」、ということをインスタで見つけ、読んでみることに。『告白』を読んだ際に、移動中は酔うから普段はスマホさえあまり見ないようにしているにも関わらず、読み進めるのを止められなかったことを思い出した。  序盤から、広沢がもうこの世にはいないことを仄めかされていたので、事故があった出来事の所では、アルコール中毒にならないかハラハラしていた。また、アルコールとコーヒーの飲み合わせは良くないと知っていたので、コーヒーを飲んだせいでアルコールのまわりが余計に速くなり、事故を起こしたのではないかとも考えた。ある意味、自分の推測は結末と近かったのだが、この結末は本当に最後まで予測できなかったし、本当に蕎麦の蜂蜜が原因かどうかも定かではない(これは、私が食物アレルギーによる発作などに関する知識に乏しいからかもしれない)。飲酒運転も原因の一つであることは確かだと思うからだ。ただ、その事実があったことに気付いてしまった深瀬は、その後どうするのか。甘いコーヒーが好きな広沢のためを思った結果、大切な親友を殺すことになってしまった、と考えると、いたたまれない気持ちになる。しかも、自分の提案した蕎麦で、自分を思って雰囲気が悪くならないようにアレルギーのことを隠していた事実にも繋がり、気持ちの行き場がない。もし蕎麦アレルギーだと明かしていたとしても、買った蜂蜜が何でできているのか確認していないだろうから、同じ結果にはなってしまっていたと思うが…    「友達の定義」を考えたことがある。深瀬にとって広沢は初めての親友だったので、この定義の中の最上位にあるはずだ。自分が知っている相手と、自分がいないところでの、周囲の人に客観的にみられた相手は、実は大きくかけ離れていた、ということをまだ経験したことはない。ただ、自分が思っている気持ちを素直に相手に伝えないと、伝えそびれてしまうということは覚えておきたい。

    2
    投稿日: 2024.05.30
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    とても惹き込まれる内容でした。 最後の驚きが忘れられないです。 湊かなえさんの作品をたくさん読みたいと思いました。

    2
    投稿日: 2024.05.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後のページを読んで鳥肌が立った。犯人お前やったんかい!自分のせいで死んだと分かった犯人は告白するのか!?湊かなえ節炸裂って感じで面白かった。

    2
    投稿日: 2024.05.28
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    『告白』の次に好きな作品かも。 物語としては完結してるのですが、その後がどうなったのか想像をかきたてられる作品。

    2
    投稿日: 2024.05.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初めての湊かなえ先生。真実発覚と同時に突き放されるような終わり方。この後どうするんだ、と考えさせられる。最後に自分だけが気付いてしまった真実を、周りに打ち明けるのか、美穂子と広沢と自分の関係が分かった上で、隠す動機もできてしまった上で打ち明けられるのか?答えは・・・、NOだ。と、告発文を見せられた時と同じ選択を繰り返すのだろうと思う。 巻末の佳多山大地さんの解説、素晴らしかった。

    2
    投稿日: 2024.05.25
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    いやーーーー、、、なんて言うか、嫌〜〜〜!笑 何このオチwww 落語のようなオチ!! さすがイヤミスの女王と呼ばれるだけある。湊かなえさんの作品の中でも上位に入るおもしろさ! つまり、めっちゃイヤやけど面白い。

    3
    投稿日: 2024.05.23
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    最後にどんでん返しくるんでしょ? そうきたかぁー  のあとに「?!」ってなる。 更にどんでん返しちゃう? しかもそこで終わる。 どうなるのそのあと!!

    11
    投稿日: 2024.05.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大学の同じゼミ生で夏の一泊旅行にいった先で起きた交通事故。自分にも責任の一端があったと心にわだかまりをもちながらしがないサラーマン生活を送る深瀬。 広沢を知るためにあった広沢のかつての友人たちから聞いたのは深瀬の知らない一面。広沢の友人だと思っていたのは自分だけだったのではと思い始める。 広沢の元恋人からの心が救われる一言があっての最後のどんでん返しでもう一回どん底にびっくり

    2
    投稿日: 2024.05.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    満を持して読んでみた。 元々ドラマを観たことがあったので、ところどころ覚えてるところもあったけど、それでも面白かった。 結末がやっぱり恐ろしい… ある意味1番バッドエンドな気がしました… 知らない方がいいこともあるなと思いました。

    17
    投稿日: 2024.05.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公が自意識過剰気味過ぎて辟易。 私の1番余裕なかった時期を見せられているようで辛い。自分のことだけでいっぱいいっぱいの時期。自分のことしか考えてないから、他人を喜ばすことができなくて人が寄り付かなくなる。結果、1人でいることが増え、より自分のことだけを考えるようになり、自閉が深まっていく悪循環。 しかも親友の死をもって初めて他人に興味をもったのに、精力的に調べた結果が自分のせいだなんていたたまれない。この先の展開は、罪の意識に苛まれて自閉少年に戻るか、事件前の自分の自意識過剰さと自己中さに気がついて他人の気持ちに注意を配るようになるか。前者なら苦いが後者ならリバースして甘い。私は中間の微糖を望むが、ここまで読んでくれたあなたは何派? 追記 広川由樹が古川や深瀬といると唯一居心地が良いと思った理由は?

    3
    投稿日: 2024.05.07
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    思っていたより嫌な感じではなかったかなぁ… 読みやすく、先が気になるから一気に読めたけど、途中でこれもしかして…?って、珍しく結末が当たってしまい…なんかちょっと気抜けしてしまった。 深瀬は最終的に初めてできた親友が死んだ真因を突き止めることはできたけど、それをどう受け止めるのか…知らなかったとはいえ…うーーん…無自覚の殺人。第三者からみれば「仕方ないじゃん」だけど本人はそうはいかないよね…

    21
    投稿日: 2024.05.06
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    きっと結末に何か仕掛けがあるに違いないと構えてたけど、それでも最後うわあとなりました。 大学時代の友人の自動車事故。その死には自分も責任がある...から過去を遡っていく主人公。明かされる真実とは。 珈琲、最高に美味しそうすぎました。

    14
    投稿日: 2024.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても読みやすくあっという間に読めてしまった。 後半に犯人が解ってきたが、まさかの最後にしてやられました。 この後の深瀬はどうなったのか。 知らなかったとはいえ、取り返しのつかない事をしてしまい自分だったらとても耐えきれないだろうと思う。 久々の湊かなえ作品だが、やはり安定の一冊になりました。

    5
    投稿日: 2024.04.27
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    読書で心理描写や情景に同情するのは好きだけど、 この作品は、引き込まれて読んだけど悲しい苦しいで終わった。 私はこの作家さんは読まないほうがいいんだろうな、と。

    3
    投稿日: 2024.04.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    イヤミスの女王なのに、最後うっかり油断した。 ラストのはちみつのシーン、読みながら、やめろーやめてくれー!って頭の中で鳴ってた。 コーヒーを飲むこと、そして人のためにコーヒーを淹れることが人生の喜びであったのに、またしても大切なものを失って深瀬はどうなるのか、、、 自分だったらとてもじゃないけど精神が耐えられない。

    4
    投稿日: 2024.04.21
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    ミステリー書評 読書レベル 中級 ボリューム 338頁 ストーリー ★★★ 読みやすさ ★★★ トリック  ★★★★ 伏線・展開 ★★★★ 難易度   ★★★ 読後の余韻 ★★★★★ 一言感想:ミステリでも特にイヤミス好きな方、コーヒー好きな方にオススメの作品です! 性格が暗めな主人公、そして終始、不穏な空気が漂っているので、スッキリしない感覚のまま読み進める事になります。この何とも言えない違和感がずっと続くので(神経質になり過ぎたかもしれませんが)疲れました(笑。 本線からは外れますが、物語の中で「コーヒー」の描写は圧巻でした。その中でも蜂蜜入りコーヒーは絶対飲みたくなりますよ、ホントに!

    58
    投稿日: 2024.04.16
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    ドラマを見てたけど、全く覚えてなくて小説を読みました。 途中の場面はドラマをなんとなく思い出したけど、最後のオチまで覚えてなかったので純粋に楽しめた。 広沢探しと容疑者?みたいなのが多すぎず少なすぎず。 でもなんとなく物足りない感じはある。 はちみつが伏線とは思わなかったけど、彼女が絡んでるのかなと途中から思えてきた。 ラスト数行での犯人が分かるのはあっぱれ。

    2
    投稿日: 2024.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後の最後にびっくり展開、ゾワゾワゾワゾワってなった! 探偵であり犯人でもあるなんてねえ でも結局悪気がなく殺してしまってたって言うのも切ない。 人に合わせる性格ってやっぱり他人からはいいと思われても自分では悩むよなぁ。なのに深瀬と古川みたいな人にも自分の内側を話せなかったのか。広沢も切ない。 途中の伏線もすごいし、もう1回読みたくなる。 途中のゼミ旅行のシーンはもう一気に読んだし、謎が解決していくとこも一気に読んだし、久しぶりにこんなに楽しませていただいた! コーヒーにはちみつやってみたい、

    2
    投稿日: 2024.04.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    語り手がまさかの犯人であったという結末。 動機と結果が逆転するという摩訶不思議な現象が上手く表されている。 そう。ずっと守っていたかった友人を殺した読者の動機は愛していた美穂子を奪うためであったと。 秘密を1人でこれから抱えて生きていくは筆者はどんな気持ちでこれから過ごしていくのだろう。 最後はコーヒーを飲んだ後のように苦いものになったよ笑

    2
    投稿日: 2024.04.11
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    変な甘さが口の中にずっと残ってる感じ。やはりコーヒーはブラックに限る。何も混ぜなくていい。湊かなえさんの作品は、オチをギリギリまで持ってくるので、それがまた面白い。

    2
    投稿日: 2024.04.10
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    日本文学における最高峰にして真骨頂。 どんでん返しとはまさにこのこと。 気持ちがいいほどのイヤミスっぷり。 湊かなえに心を鷲掴みにされ、すり潰された気分。

    2
    投稿日: 2024.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み終えたあとに、タイトルの意味になるほど!となった。 読み進めながら、なんとなくこんな展開になるんだろうなって予想するけど、見事にそれを裏切ってくる結末。 伏線もたくさん張り巡らされてあって、それを見事に回収してくれてスッキリかと思いきや、さすがイヤミスの女王。 普段コーヒーを飲まないけど、蜂蜜を入れて飲んでみたくなるような。 ヒントは・・・コーヒーと蜂蜜と、蕎麦。

    5
    投稿日: 2024.04.10
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    すごく面白かった。悲しい気持ちになったけど最後の結末には鳥肌が立つほど驚いた。読んでいて飽きないしぶっ通しで読めた。

    3
    投稿日: 2024.04.07
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    オチはなんとなく想像ついてたけど、そこにいくまでのストーリー踏まえるとやっぱイヤミスだなあと思う。結構淡々とした話だけど、最後まで飽きずに読めるのは湊かなえのすごい所だなと改めて思った。

    4
    投稿日: 2024.04.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    湊かなえの作品はいくつか読んだけど、イヤミスすぎて少し距離を置いていました。久しぶりに戻ってきましたが、読み終わった瞬間、やられた!と思いました。途中から、大体犯人はこの人なんじゃないかという目星がついてしまって、つまらなくなりかけていたけれど、最後の2ページほどで一気に血の気が引く思いがして、脱帽という感じでした。予想できなかった。でも、言われてみたら伏線はところどころにあった。まさに今までの今までの出来事が頭の中で逆流して、タイトルの「リバース」状態だった。せっかくいい話でまとまりかけたのに、最後の最後でちゃぶ台返し。そしてもうどうにも救われないこの感じ…後味は悪いんだけど、作者の凄技に脱帽する作品でした。いい意味でいつも期待を裏切ってくれるので、やめられません。

    3
    投稿日: 2024.04.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ドラマを観たことがあったけど、大事な結末を忘れていたためにとても驚いた。 思い出を語る上で欠かせない日常エピソードだと思っていたのに、伏線になっていたなんて。 どこかつかみどころのなく、心の内まで見せてくれていないような広沢が、どこの国へ行きたかったのかがすごく気になる。 解説を読んで、湊かなえさんの作品では男性目線で語られることが珍しいと知った。 そう言われてみればそうだ。

    3
    投稿日: 2024.04.06
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    衝撃衝撃衝撃衝撃衝撃衝撃。 湊かなえさんの他の本では母性しか読んだことがないけど、どちらの本も展開が気になりすぎてすごいスピードで読んだ。多分読み飛ばしもすごい。

    3
    投稿日: 2024.03.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    終盤でコーヒー飲みながら蜂蜜を入れてみようかなとか考えていたのに、最後が衝撃的すぎて絶句。これを親に話すのだろうか。重すぎる。

    34
    投稿日: 2024.03.27
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    病院のローソンで購入した。コーヒーが好きなら読んでいて楽しいかもしれない。クラスの中で地位、発言力みたいな話ってしんどいんよな。ソロモンの偽証程じゃなかったけど。退院までにもう少し軽い本読めるかな。

    2
    投稿日: 2024.03.27
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    なるほど、リバースの意味が最後の1ページで判った とはいえここまで遡らない限り気付かないコトだよね ここまで追求させた彼女のアクションが評価されるけど、リバースの意味がわかった後あの2人が復縁するのであれば複雑そう…

    7
    投稿日: 2024.03.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    第二章辺りからどんどん引き込まれてその日中に読み終えてしまった。 面白いミステリーに出会うと他に何も手につけられなくなるから困るけど嬉しい。 主人公の自己肯定感の低さにびっくりしつつも、対照的に亡くなった広沢という人物が知れば知るほど魅力的な人間だと思った。 広沢に情が湧き、亡くなったことが今更耐えられなくなっている。別荘のシーンも辛い。 最後の一文が凄いと聞いていたが、こういう展開だったとは。 ただ命に関わる蕎麦アレルギーと事前に伝えておくべきだと思う、またこのアレルギーが溢れている世の中で原材料ラベルを記載しない食品を販売したらダメだろう、というマジレス。 主人公はこの先どうするのだろう? でも色んな要因があった訳だし殺したとまで自責しないでほしい。 あとこの作品で初めて「イヤミス」という言葉を知った。

    3
    投稿日: 2024.03.26
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    平凡なサラリーマンの深瀬和久。ある日、『深瀬和久は人殺しだ』と書かれた告発文が届き、大学生のあの日を思い出していく。 ゼミ仲間の一人が、別荘があるから行こうぜ、と仲間で旅行に出かけた夏の日。 飲酒してしまった後、どうしても暗い夜道を運転しなければならなくなった広沢由樹は、崖下で車ごと転落し、車ごと燃えてなくなった。 深瀬はこの告発文の後、他の三人にも同様に似たような被害を受けていることを知った。 実際に広沢について調べ、誰がこの告発文を送り、あの事故は一体どうして起こったのかを探っていくことになる。 自分だけが広沢の親友だと思っていた中で出会う、広沢の知らない側面や人となりに衝撃を受けながらも、 後悔とやりきれない思いに苛まれながらの日々。 でも、事実は意外なところに。 時が止まったまま、ただ日々働き、自分の価値を求める深瀬の姿が、とても居た堪れなく見える。 そこに追い打ちをかけるように過去を見つめ直す日々。 現在と過去が交互に往き来しながら、少しずつ事故の原因に迫っていくヒリヒリ感。 そして、深瀬の最後の結論ごとても酷で、虚しさが広がった。

    7
    投稿日: 2024.03.26
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    最後の、ページの衝撃的な真実、、、というよりも 学校、社会のヒエラルキーに対しての人間らしい心情のとてもリアルな表現が印象的でした。

    2
    投稿日: 2024.03.25
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    読みやすかった。 久しぶりの活字だったけど、スーッと文章に引き込まれるのは、やはり書き手の巧さなんだろうなと 強く感じた。 ドラマ見てたの忘れてて、途中で内容思い出しちゃって答え合わせになっちゃったの残念。 内容はそれほどなんだけど、最後の一行のインパクトはすごい。それだけで読む価値あり。

    5
    投稿日: 2024.03.23
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    ミステリーに飽きてきた頃、惰性で読んだミステリー。 だけど、やっぱり、ミステリーってこういう良さがあるからやめられないなって思えた作品。 これを超える「大どんでん返し」にはしばらく出会えない。

    2
    投稿日: 2024.03.22
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    たくさんの伏線が張り巡らされていて、最後鳥肌がたちました。 主人公自己肯定感が低すぎて若干イラつきました……… 相当生きずらそうだなあと思いながら話自体はとても引き込まれていって、気になりすぎて頁をめくることを辞められず2日で読みました。 中盤に入ったら止められません!!! そして最後、わたしは文庫でよんだので解説も読みましたが、、、 やばいです!わたしだったらどうするだろうとか考えてます、、、 イヤミスの女王さすがです!!!

    7
    投稿日: 2024.03.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どんでん返しの話!って言われて気になって読んだけど、なんとなく結末に関係してくるものは読みよって分かっとったけんそこまでどんでん返しではなかったかなあってかんじ!けどどんどん続きは気になった! なんか浅井?さんはあんま好きになれんかも、笑 一見優しい心を持ってそうやけど実は頭ん中で色々考えとって闇深そう笑 あと主人公がネガティブすぎてあんまり感情移入出来んやったけど、登場人物みんな違うキャラでリアルでおもしろかった!

    4
    投稿日: 2024.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    思ったよりいい話…??と思ったらやっぱり最後は嫌な感じで終わった。ちょっとパンチは弱めだったけど。 蕎麦〜〜 そんなハチミツがあるのか… わたしはアレルギーがないのでいつかコーヒーに入れて飲んでみたい あと、活字が苦手なわたしでも湊かなえさんの本はすらすら読めてしまうな〜と、話の内容とは関係ないところでも感心してしまう…(過去に東野圭吾の感想でも同じようなこと言ってる)

    5
    投稿日: 2024.03.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あまりにもコーヒー、蜂蜜が出てくるから 何かしらあるかと思ったけどなるほど… 犯人探しの中で広沢の人生を深掘りして 両親、友人、彼女、自己投影できる存在。 いろいろなことを知った上でのラスト。 これは素晴らしいイヤミス。 深瀬だけが気づいてしまった事実。 この事実を深瀬はどうするのだろうか… とても面白かったです!

    2
    投稿日: 2024.03.10
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    謎の告発文により汚名を被せられた主人公・深瀬和久が、親友・広沢由紀の過去を辿りながら、広沢の死と彼自身に隠された謎をひとつひとつ紐解いていくミステリー。 話としては非常にまとまりがあるものだったが、広沢の死をどこか他人事のように(というより、あくまでも自分は関与していないと)受け止める深瀬にあまり感情移入ができず、悶々とした気持ちで読み進めた。 点と点が線でつながっていく感覚。私にとってこれはミステリーを読んでいて最も心地いい瞬間であり、何度体験しても飽きることがない。 特にこの作品『リバース』は、練り上げられたプロットと美しく敷かれた伏線により、ラストに衝撃の結末を迎える所謂”どんでん返し”モノであるにもかかわらず、すとんと地に足が着いた終わり方という印象だった。 その点も加味すると、悲壮感漂うそのラストからは、主人公である深瀬があまりにも運がなく、救いようのない人物であったこともどこか腑に落ちる。深瀬の本当の物語はこの作品のあとに続いていくのかもしれない。 作者はイヤミスに定評のある湊かなえ氏。読みやすく、ミステリーの部分も書き込まれていたため、次に読む作品にも期待したい。

    28
    投稿日: 2024.03.10
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    突然彼女の勤務先に送られてきた「人殺しだ」だという手紙。主人公には誰にも言えない過去があった。 死んだ友人の生前の姿を探し求め、犯人にたどり着く構成。タイトルがミソ。そもそも人物たちがなんでそんな行動に出たのか理解できない。無関心なのに親友。許される犯人。コーヒーは飲みたくなるけど、後味が悪い。

    3
    投稿日: 2024.03.08
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    最後の結末に鳥肌がたつ。 中身はあまりパッとせず、途中でやめようかと思うほどだが最後の結末で全て良くなる。 彼女の正体もとても良い。 1番最後になるまで犯人の正体が分からず自分で考えるのがとても楽しいが、1度読んでしまうと結末が分かってしまうため、2度は読む気になれない。

    3
    投稿日: 2024.03.07
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    読みやすかった!いいイヤミス。 何となくそんな予感していたけど、解説者が言うように、新たな事実を知った主人公・深瀬がそれをも恋人の美穂子に伝えるのかどうか、は想像を掻き立てられた。 深瀬はコーヒー好きなところだけでなく、けっこう考え方も自分と似てて、笑うところじゃないのに、「分かるわ、これ」と思って笑ってしまった。

    3
    投稿日: 2024.03.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    もろネタバレです。 アレルギーが原因で意識が失った可能性も否めないからな。アレルギーが原因って立証出来たら逮捕出来んのかな?

    5
    投稿日: 2024.03.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・あらすじ 平凡な会社員である深瀬の恋人のもとに深瀬は人殺しだ、と書かれた告発文が届く。 大学時代、唯一の親友が事故にあった。実はその事故に関わっていた深瀬と他友人3名に同様の告発文が届いていた… 告発文の犯人当てと本当に親友は事故死だったのかを探るフーダニットミステリー ・感想 深瀬が卑屈で他人を気にしてチラチラ様子伺ってるくせに自分から飛び込むことはしない他人に流されるままでそのくせ被害者意識は強い人間なので読んでてめんどくさっ…ってなってたw 告発文の犯人は序盤でピンときたけど、あの真相は中々エグいしあそこで終わる事でよりイヤミス感でてて流石だなと。 もしかして違う真相(お酒で眠くなってしまった…とか)も考えられるし、作中に物凄く卑劣な悪人が出てきた訳でないのがまたイヤミス感増強させてた しかし個人的には深瀬とか犯人の動機が理解不能。普通そこまでしなくない?って思ってしまって。 とりま広沢(親友)とその両親がかわいそすぎたな…

    4
    投稿日: 2024.03.02
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    最近ミステリーを読んでないことに気付いて積読してあったリバースを読んだ。やっぱり湊かなえの作品は面白い!! 主人公の深瀬と一緒になって真相を追って考えて、あの人が?この人が?と思っていたら完全に主人公の立場になっていたことに最後の一言で気付かされた。それまですごくシリアスだったから終章のちょっとほぐれた雰囲気に騙された。騙されていたけど、心のどこかで嫌な予感はしてた。さすがイヤミスの女王。 いつもゆっくり数日かけて読む私でも、ミステリーはすぐ読み切っちゃう。湊かなえの積読本がなくなったからまだ読んでない作品を買って読もうと思う。

    23
    投稿日: 2024.02.27
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    男が、交友関係、家族関係、就職先、など、自分のプライドや居場所を保つために、そういったことを相手と比較するために利用する際の心理描写がの表現にとても共感を感じる。それを、女性の作家さんが共感出来すぎてしまうほど上手に表現していることに驚く。 自分の相手に対する好意や信頼が、一方的ではないかと不安になることがある。毎回、遊びに付き合ってくれるけど、誘っているのは毎回自分だなぁ、というような。 だからと言って、その友人にとって自分は大切ではない、と思う必要はなく、自分がこれだけ好きで信頼している、と思えるだけで十分である。と思えた。 読み終えて、鳥肌が立った。 主人公の背負った十字架は降ろせないが、これを一緒に背負ってくれる人や、自分なりの背負い方を考え始めた矢先に真実を知る。 自分だったら、と考えた瞬間、さらに鳥肌が立ち、怖くなり、思考を止めた。 読み終えて、本を閉じ、改めて本のタイトルがリバースだと知る。 読んでいる最中は、主人公の途中の一言がまさしく反転でありきっかけだと感じたが、読み終えてからは、これからの希望が真実を知ることで反転してしまったことにも繋がっていると感じた。

    2
    投稿日: 2024.02.26
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    広沢くんの事故死の原因(最終的な犯人)が最後まで分かりませんでした。 読み終わった後でもう一度読み返して見ると、確かに!というシーンがありましたが、最後まで犯人や原因が分かりにくい内容と構成であり、よく出来ていると思いました。 読み終わった後、爽快感やスッキリ感は全く無いですが、少しハマりました。

    9
    投稿日: 2024.02.24
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    事務用品業者として働く主人公は、ある日「人殺し」の告発文を受け、大学時代にあった事件を振り返る。 最後まで読んでみて初めて「リバース」という表題が突き刺さる、驚きの作品。余韻が…。 物語の探偵役を務める主人公に人間味があって読みやすいのと、コーヒーの描写が良くて、淹れながら読みました。 少し前にドラマを観ており、とても面白かったので原作を読んでみました。原作には刑事や村井の妹は出てこないし、そもそも事件の季節が冬でなく夏だり、結末も違っていて、どちらも好きです。

    14
    投稿日: 2024.02.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後の最後でまさかの結末。。。 主人公の深瀬の性格が自己肯定感が低く、それでいて周りを少し見下したような冷めた性格で、若干誰しもがもってそうな黒い気持ちがリアルでした。 スクールカーストの上の人と下の人の格差とか 陽キャの人の感じ、陰キャの人の感じとか それぞれの感覚の違いがあるあるで 世の中ってホントに生きにくいと思いました。 最後にとてつもない事実に自分一人だけ気付いてしまった主人公は、このあとどう生きていくのだろう? まわりのメンバーとは違い、自分だけはこれといった非がない、加害者側には立っていない、死んでしまった広沢とは親友でお互いに信頼しあっていたという安全な場所から突き落とされ、自分が真犯人だったと深い闇にのみ込まれてしまう主人公。 さすがイヤミス。上手い具合に一緒に闇に落とされたような読了感でした。

    4
    投稿日: 2024.02.19
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    主人公が実は真犯人だった。衝撃的な結末をどう受け止め行動するのかは読者の想像に委ねられる。 ドラマを観ていたので結末はある程度分かっていたが面白く読めた。心理描写は共感できるところが少なくあまり気持ちよくなかった。

    3
    投稿日: 2024.02.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初の50ページくらいはすごく見覚えがあったので、多分昔読んで、期限が来て返却したことがあったんだと思います。今回はちゃんと最後まで読むことができました。 今作は本当に新感覚で、迷わず星5を付けました。語り手である主人公が最後の最後、本当にラストの1ページで犯人だったと明かされるだなんて、一体誰が想像できたでしょうか。しかも主人公自身もラストまで気付いていなかったことも相まって、読後のゾクゾク感がすごかったです。 第4章までは、正直物語の終結点も見えず、ダラダラ進んでいて、読むペースが亀のようでした、しかし、第5章での怒涛の伏線回収パートから、最終章への疾走感がとんでもなく、ラスト2章はイッキ読みでした。 タイトルがなぜ「リバース」なのか始終わかりませんでしたが、最後の最後で納得でした。 広沢が実は飲酒していたことを広沢の御両親に打ち明けると決意した主人公の深瀬。彼はこの物語の後、飲酒の事実のみを伝え、自分が犯人だということは黙って生きていくのでしょうか。それとも、2つの隠された真実のどちらもを明かすのでしょうか。彼がどういう選択を取るのかが気になります。

    14
    投稿日: 2024.02.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    物語中の伏線が回収されてて凄かったです。 ラストに近づくにつれて、え、まさか…と嫌な予感がして、最後の一文で突き落とされました。 湊先生の他の作品を読み漁りたくなりました。

    2
    投稿日: 2024.02.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後の一行を読むために読む本。 自分だったらと思うと耐えられない。 読んだ後も自分が主人公になったような感覚が消えずにしばらくの間は辛かった。 これだけ没入できる本は珍しいのでみんなにもおすすめしたい。

    36
    投稿日: 2024.02.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    広沢の彼女が“パン屋”であることで、美穂子が怪しいなとすぐに結びつき、読むスピードが加速。 しかしそれが最後の一行が予想外すぎて、読み終わったあと、もう一度別荘のシーンを読み返してしまいました。 最後を読むまで結末が分からない本とはまさにこのこと。 文章内と同じく、点と点が繋がり、線になるような物語でした。

    3
    投稿日: 2024.02.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    普段ミステリーはあまり読まないのですが、「最後の一行で全部がひっくり返る」と知り合いに勧められて。 湊かなえは昔々にいくつか読んだことがあるのですがやっぱり読みやすいです。 だんだんと真相に近づいていく感じはハラハラするし(ミステリー系は基本そうかもしれませんが)、話のまとまりも良い。 最後の一行は、確かに「なるほど」とは思いました。巻末の解説に書いてあったのですが、「主人公が犯人で、本人がそれを知るのは物語の最後」というオーダーが出版社からあったとのこと。 ほぼ無茶振りのような?相手の要望を聞いたうえでここまでクオリティの高い物語を書けるというのがすごい。

    2
    投稿日: 2024.02.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後…ずーんと重い衝撃 広沢にとっても深瀬はかけがえのない親友だった 深瀬にもそれが伝わったて良かった 少しでも暖かい気持ちになったり。 と思ってたら最後に。 今後の深瀬はどんな風にどんな気持ちで行動するのだろうかとか考えただけで鬱になりました 流石イヤミスの女王です コーヒーの描写が多くてコーヒー飲みたくなります笑

    4
    投稿日: 2024.02.11
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    久々の湊かなえさんの作品 主人公は事務用品の営業職をしている深瀬和久 趣味は珈琲を淹れること。 この趣味コーヒーは大学時代のゼミ仲間から深瀬の淹れる珈琲は美味しいと言われたことがきっかけになっています。 珈琲豆のお店で知り合った美穂子と付き合いが始まり、その美穂子の勤めるベーカリーに深瀬和久は「人殺しだ」という手紙が届きます。 その手紙を美穂子に問いただされた深瀬。 普通に生活してる人間ならば否定できる悪い悪戯ですが、深瀬は大学時代に思い当たる闇を抱えていました。 それは友達の居ない冴えない深瀬に出来た唯一といえる親友広沢の交通事故。 ゼミの仲間で別荘に行ったとき、雨天遅れてくる友人を駅に迎えに行く為に免許をとりたてで、尚且つ飲酒をしていると知っていながら広沢を迎えに出してしまったという後ろめたい気持ちがあります。 そのことを嵐の夜に深瀬の部屋で美穂子に伝えるのですが、それが原因で二人は別れてしまうのです。 この脅迫的な手紙は深瀬だけではなく、広沢が所属していたゼミの仲間全員に届いていたのです。 この事件で深瀬は手紙を送った犯人を捜すために広沢の生い立ちを遡ることになります。 たぶんこの行為が表題のリバースになるのではないかと勝手に思いました。 最終的に広沢の事故死は運転の不慣れや天候、飲酒が原因ではなく。 驚くべき事が発端になっていた。というお話でした。 最後の最後で死因が判明するという展開で、最終頁まで気が抜けることなく読むことが出来ました。

    6
    投稿日: 2024.02.11
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    マジでやられたミステリ リスト作品 じゃなかった 積読本から選んでいたら、たまたま北國浩二の「リバース」と共に目に入ったので同名小説を続けて読んでみた。てっきりどちらも上記リスト作品だと思いこんでいた 読了後に気付いたわけだが、結果的に五つ星評価 北國浩二の方は四つ星 つまり、新たに個人リスト入りする傑作 読み始めの1章から5章までの320pまでは凡作 とっつきやすく理解しやすい物語が無理なく展開されていく 主人公がまともで多少なりとも感情移入できる点が良し。意味のない比較、というより相違点として挙げておくが北國リバースの主人公はある種ぶっ飛んでいたからなあ ミステリとしての評価も凡作の域は出ない 誰が読んでも先が予測できてしまい犯人も2択 そのどちらがクロであっても…ねえ どんでん返しにはならないよね からの終章 すげえ! これはドストライク! 見事な伏線だわ

    3
    投稿日: 2024.02.11
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    イヤミスなはずなのに、上手に組み込まれた伏線とラストに何故かすっきりした 広沢は透明で鏡のような存在で、登場人物は広沢について語っているつもりでもそこに映る自分自身について語っているのだという著者の話にとても納得させられた 同性に対して持つ嫉妬心や人の裏の裏の裏くらい深い人に話せないような思考がリアルに伝わってきた

    3
    投稿日: 2024.02.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昔から読書は好きな方ではあったけど 仕事の忙しさを理由にしてしばらく読書からは遠ざかってました。 そんな私がもう一度読書にはまりはじめたきっかけとなった一冊。そして湊かなえさんにはまった一冊。 最後の最後にうわあああああと叫びたくなるあの感情 読了後しばらく何にも手がつかなくなるくらいほどの感情 リバース以来 ここまで心を動かされる本にまだ出会えてません。 たくさんの本と出会うきっかけになってくれてありがとう。

    2
    投稿日: 2024.02.09
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    さすが湊かなえ。最後の最後に線が繋がった。 読み終わったあと、自分が主人公ならどうする?と問われてるよう。 どーするかなぁ。

    3
    投稿日: 2024.02.08
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    湊かなえ先生の作品はどれもたまらなく好きですが、『リバース』には震え上がりました。ページをめくる手が止まらなかったです。

    3
    投稿日: 2024.02.08
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    最後の最後で自分が真犯人だったということに気づくというテーマで書かれた作品。 面白かった。最後の方のたたみかけが早くてついていけなくなりそうだったけど、なんとなくよかったね、で終わりそうだったところ、自分が真犯人だと気付いたところが衝撃すぎた。 大学の同級生だったゼミ同期で別荘に旅行に行った。酒を飲んでいたが広沢という同級生に、遅れてくる同級生を迎えに行かせた先で広沢が事故で亡くなった。 その後ゼミ同期に脅迫文が届く。 広沢を親友だと思っていた自己肯定感の低い主人公の深瀬が探偵となり、脅迫文や広沢について調べる。 最後の最後で広沢が運転を誤った理由が、自分がコーヒーに淹れたハチミツだった事を知る。 そばの花の蜂蜜で、広沢は蕎麦アレルギーだった。

    3
    投稿日: 2024.02.03
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    終始ほんのりと苦いコーヒーの香りが漂っているように感じられた。 が、最後の最後で衝撃が走った。 さすが湊かなえさんだと思いました。

    3
    投稿日: 2024.02.02
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    この作者だけに相当などんでん返しは用意してあるだろう、あれ、こんなもんか~、と安心した最終1ページでの大どんでん返し!

    29
    投稿日: 2024.02.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    約10年も前の作品だったとは、、、 ふとドラマ化された時に凄く面白かったので小説も読んでみるかーっと手に取ってみたら、、、 さすが湊かなえ大先生!!!!!! やっぱりドラマでみるのももちろんいいけど、小説の描写って人の心に訴えかけるというか、考えさせられる事が沢山あって改めて読んでよかったと思った作品でした。 広沢の人物像もドラマじゃここまで感じ取れなかったし、深瀬の不器用さ、真面目さ、周囲に対する劣等感の塊みないな、、、陰の部分が暗くなりすぎず、共感できる人物像で引き込まれました。 真実を知ってしまった深瀬、、、 さすがイヤミスの女王。 終わり方も完璧ですね。。。。 本当にいい意味で嫌な気分が引くミステリー(笑)

    4
    投稿日: 2024.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すごく綺麗な終わり方だと感じた。 物語の持っていきかたがうまく、最後の1ページで全てがひっくり返ってしまうとは想像ができなかった。 作中で広沢が美穂子のことをなぜ好きになったのかが気になった。自分から行動する主体性が薄く、鏡のようなキャラクターとして描かれていたがここだけは色があるように思える。 ここはあえて作中で語らないことで広沢の透明さを表現したかったと勝手に納得することにする。 この作品は深瀬は人殺しというメモを送った犯人を見つけることと、本当に広沢は事故死なのかという2つの目的がある。だがこの作品はメモを送った人物を探すという目的によって、誰が殺したのかを探究させないようにしている。 もちろん匂わせる描写はあった。深瀬は現場到着が遅れている点から死因は詳しく明かされていなかった。 そして村井が他殺をほのめかしていたりもしたが、うまいこと意識を逸らされてしまった。 物語に無理がなく、偶然にしては運命的なのが小説の良いところだと感じた。

    3
    投稿日: 2024.01.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    予想してなかったわけじゃないけど、それにしたってこんな形ではなかった。 【イヤミスの女王】とは伊達じゃないな…と痛感した。 ドラマを2話まで見て先が気になり過ぎて購入。 そして一気読み。 さすがイヤミスの女王。 こちらが聞きたくない言葉や、気付かないフリしていた事実を容赦なく突きつけて心をザラつかせてくれる。 それがきっと誰しも見に覚えのある事だからぐうの音も出ない。 だけど、少しだけホッとした。 悪人はいなかったのだ。

    21
    投稿日: 2024.01.23
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    ラストの一文が衝撃的だった。 友達のことを思ってやったことがこんな事になるとは、最後にハッとなるそんな作品でした。 結末を忘れてもう一度読みたい、そんな一冊でした。

    3
    投稿日: 2024.01.17
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    読みごたえあり良かった なんとなくの推理は出来そうだか最後の展開は流石によめない 表現の仕方も素晴らしかった

    5
    投稿日: 2024.01.12
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    なんだかコーヒーが飲みたくなった小説だった。 最後の最後で突き止めたときのあの感じは湊かなえさんならではって感じで自分はすごく好きだなと思った。 友達のことを知ってるようで知らない。 なんかそういうのあるよなって思う。

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    投稿日: 2024.01.10
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    登場人物 終始、第三者視点で描かれているのが珍しく、おもしろいと思った この視点のおかげで、主人公に自分を過度に入れ込んでしまうのを防ぎ、他の登場人物や関係をイメージする余地ができていた。 また、主要な登場人物も少なく、追いかけやすい内容になっていた。 主人公の深瀬をはじめ、それぞれが自分は特別だ、悪くないのだ、という思いを抱えており、その思いが絡み合っていく中で紐解かれていくのが読んでいておもしろかった。 舞台は非現実的だが、心情は普遍的でリアルなものだったので、良かった。 ストーリー 「深瀬和久は人殺しだ」という一文から始まる本作。 この一文だけで、主人公である深瀬が置かれている状況が様々に想像できて惹き込まれた。 そこから、広沢の死をめぐる過去の出来事へと物語が移っていく。この事件について深瀬には引っかかるところがあり、美穂子との出会いをきっかけとして広沢の人となりを知っていきたいと思うようになる。 広沢の両親や過去に関わりがあった同級生らと話していく中で、真相に辿り着いていく…。 いろんな人に話しを聞いていくのを追っていくスタイルなので、話が追いやすく混乱はしにくい構成になっている反面、ダイナミックな動きが少なく感じることもあるかもしれないと感じた。 読後感 最後まで読んで、湊かなえさんらしいなと思った。 ミステリとしては全てが解決して終わるのだが、登場人物としてはそこで物語は終わらないようになっており、その先を想像する余白があるのが良かった。 それぞれの登場人物も、その先の人生があり、それを文章から考えさせるところが、個人的には素晴らしいと思う(こういう嫌な気分が残る作品をイヤミスというらしい)。 最後に繋がる伏線まで絶妙で、また読みたいと思えた。

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    投稿日: 2024.01.08
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    うーん。 結末が残酷。 事故で失ってしまった親友の為に、友人のルーツを辿っていったことにより、重大な真実を知ってしまった。 こんな人生が存在していたら、神様はほんとに残酷だなぁ。 なんて考えさせられる内容でした。

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    投稿日: 2024.01.07