
総合評価
(835件)| 211 | ||
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powered by ブクログ今年6作目。 6作品によるイヤミス短編集。 先の展開を想像しながら読み、結末を知り「あぁ、、、」となんとも言えない気持ちになる。 個人的には柘榴、万灯、関守が好き。
0投稿日: 2026.03.10
powered by ブクログどのお話も、どうなるのか?!どうするのか?!と続きが気になるものばかりだった。 特に柘榴と万灯は自分にない価値観を持っている登場人物たちのお話で、生き方って人それぞれなんだなぁとしみじみと思った。 男に仕事にそこまで賭けて生きられない。
0投稿日: 2026.03.09
powered by ブクログ全てイヤミスの短篇が6つ。 不気味な結末が多かった。 これ絶対裏がある。そんな気持ちになり読む手が止まらなかった。 人間の二面性を垣間見た警官や旅館、柘榴の話、因果応報の営業マンなど薄暗い話が続き夜に読むとちょっと気分が落ちた。 関守はもうホラー回。おばあさんが幽霊かと思った。 タイトルにもある満願は一見恩返しのために奮闘する弁護士の話かと思いきや、ああこれもか…と。執着していたのは果たしてどっちだったのか。 とにかく境地に陥ったら人間はなんでもするということの恐ろしさを感じ、解説でもあったように心がざわざわした一冊だった。
32投稿日: 2026.03.07
powered by ブクログ2回目読了 私のかかりつけの作家、米澤さん。 夜警、万灯、関守が特にお気に入り。 人の嫌なところと同時に、諦観と覚悟を決めた人間を表現するのが上手。 柘榴は個人的には読み味が悪くてちょっと、、、
1投稿日: 2026.03.01
powered by ブクログぞくっとさせるのがうますぎる米澤穂信。 特に設定が面白かったのは夜警と万灯。 万灯は連続ドラマ化してほしいくらい。(その時はドラマ用の脚本で、主役を殺人事件の刑事にしてほしい。警察目線で追って、小説の内容を真相の回想にしたら面白そう) 米澤作品は短編しか読んでいないので、そろそろ長編にも手を広げたいな。
1投稿日: 2026.02.26
powered by ブクログ短編集として1人の作家にふれるという意味でもとても良かった1冊 表題の満願もとても良かったが個人的には柘榴の流れがとても良かった 見える場面見せない場面の余白はミステリーだと特に顕著にものとして差が出てくるなぁと改めて思えて前編読後感としてはいい意味で引っ張られた
4投稿日: 2026.02.22
powered by ブクログイヤミス短編集。どれもいやーな後味が残る、ゾクっとする結末で面白かった。余計な語りは必要ない、とにかく面白い一冊。
1投稿日: 2026.02.19
powered by ブクログ短編ミステリー。 トリック系でもなく、びっくり面白い訳ではないが、人のドロっとしたところを書いてあり、現実にありそう感がうまい。 パンチは物足りなさはあるものの、丁寧な醤油ラーメンって感じ。 最初の警官の話が一番面白かったかなー。
1投稿日: 2026.02.19
powered by ブクログ短編集でも全ての作品に読み応えがあって圧巻の一冊だった。どれか一つと言われても中々選べない、こんな短編集は珍しい。どの作品も文学的に感じるのは米澤先生ならではだと思う。とても楽しめました。
1投稿日: 2026.02.19
powered by ブクログ短編六話。私的には尻上がりに面白い。明るい話は無く、間違った選択の顛末を見せられる。怖さや気持ち悪さを感じさせる表現うまいなぁ。最後、それでどうなったの?が考えさせられて◎。
96投稿日: 2026.02.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミステリー短編集。どの作品もそれぞれ独立して面白さがあり、短編集ながら読み応えのある1冊だった。 その中でも東南アジアの資源開発を題材にした「万灯」が好みだった。2人を殺害して、警察にはバレていないが天罰かというような結末を迎える主人公(犯人)。物語の中でも最後のオチに繋がる伏線がパラっとまぶされていたが、最後までそれが伏線だとは気付かず、見事でした。 主人公も舞台も時代もバラバラな作品だったが、惹きつけられるように読んだ1冊。
1投稿日: 2026.02.14
powered by ブクログ6編の短編小説。 中にホラーっぽい作品があり、苦手なので薄気味悪かったです。 力量の優れた作家だと思います。
2投稿日: 2026.02.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
9年ぶりの感想登録であることに驚愕。 久々に、「著書」ではなく「作品」を読み、自分なりに思うことがあったのでネタバレありで書いてみる。 前提として、当方は、秀逸なオチを提供してくれるなら読後感問わず評価する雑食系であることを断っておく。 この前書きから察せられるとおり、本作には痛快な話運びや登場人物への深い共感といったエンタメ要素はほぼないと言ってよいだろう。読み手の心に仄暗い陰を落とすような物語を、丁寧な心情描写と起承転結でくるんで、この世界のどこかで起きているかのようなリアリティに浸してお出ししてくる小説である。 前述した当方の価値観に照らすと、本作品に対する評価は文句なしの☆5である。 収録された短編は、いずれも約50頁程度の読みやすいボリュームで独立しており、それぞれバラエティに富んだ「良質なオチ」を読み手に提供してくれる。 このレビューでは、6つの作品「夜警」「死人棺」「柘榴」「万灯」「関守」、そして作品タイトルでもある「満願」のうち、最も意表を突かれた「夜警」と、個人的に最も好みだった「関守」について紹介したい。 『夜警』 ・交番勤務の警官である柳岡の視点から、ともに緊急通報に対応した部下の若手である川藤の死を見つめる話。 ・通報を受けて現場に急行したところ、自分の妻を人質にとって短刀片手に暴れている前科持ちの男がおり、自分たちに切りかかってきたため川藤が拳銃を発砲。銃弾を受けた男はその場で死亡したが、反撃を受けた川藤もまた命を落としてしまう。過去に自身のパワハラで部下を自殺に追いやった経験のある柳岡は、上司としての抱えた罪悪感吐き出すように、遺族である川藤の兄の元を訪れた折、当日の様子をぽつぽつと語りだす、という流れである。 ・交番勤務の描写の精緻もさることながら、部下を殉職させた中堅警官のどこか投げやりで重苦しい内心の独白により、物語としてのボリューム感がすさまじいことになっている。当方、米澤氏の小説は(大分前とはいえ)何冊か読んだことがあるが、どちらかというと先へ先へと促されるような文章だった印象で、ここまで現実感のある筆致だった記憶がない。この作品が1つ目だったこともあり、まずいい意味で期待を超えてきた驚きがあった。 ・読者を引き込む論点の放り込み方とそこまでの伏線の張り巡らせ方もうまい。殉職した川藤の危うい側面の描写をじっくり捲いた上で、川藤の兄から柳岡(と読者)に対し、事件の前に川藤から届いた不審なメールの存在が提示され、それが何を意味するのかを問われる。読み返している今だからこそ思うが、ここまでの話の中で検討材料はしっかりと提示されており、かなりフェアな構成である。残念ながら、当方は川藤のやべー人格にかなり気を取られており、仕込まれていた伏線に気づくことができなかった。(この点非常に悔しかったので、他の短編を読む際にかなり留意することになり、結果として残りの話では粗方見当をつけることができた。) ・業務中の拳銃暴発を誤魔化すため、現実に人死にが絡む事件を引き起こす輩がいるかというと微妙な線だとは思う。が、「もしかしたら」と思わせる臨場感がこの作品にはある。自分の失敗や過ちと向き合う勇気を持ち続けることの大変さは、人間なら大なり小なり理解できるだろう。そういう綺麗ごとではない人間くささが、この話を含めた本作の臨場感を引き出している。この世にあってもおかしくない、小さな交番でぼんやりと外を眺める中年の警官を少し引いた視点から思い浮かべ、なんとも言えない余韻に浸るのも悪くない。 ・ラスト、非番のときに見つけた刃物の傷が初見ではピンと来ず、次の話の伏線かとしばらく警戒していたのはまた別の話。 『関守』 ・真夏の峠道にある古びたドライブインで、東京からやってきたライターが、店主である老齢の女性に峠にまつわる都市伝説について話を聞く話。 ・記事執筆を依頼されてネタに困ったライターは、同業の先輩から死亡事故が頻発する伊豆半島南部の峠に関わる都市伝説のネタを提供される。事故現場は際立って危険な道というわけではないものの、地元の県職員、ヤンキーのカップル、県外大学に通う学生…と一見何の共通項もない人々が命を落としているらしい。店主が語る、ドライブインに立ち寄った彼らの様子から記事執筆の糸口を探るライター。店主は少し長くなると前置きして、4件目の事故について話し始める、という流れ。 ・事前に触れたとおり、個人的にはこの話が最も面白いと感じた。店主の女性がときに明るく、ときにたどたどしく話す言葉のあらゆる点に伏線がちりばめられ、それが終盤キレイに回収されていく。タイトルも非常に秀逸で、無駄な要素はまったくない。特に「色のついた飲み物」のくだりは抜群のセンスである。 ・意味深に描写されたお堂とその中の地蔵はポイントになるだろうと気を払ってはいたが、オカルト的な導線になるとか、祠の中に何かが隠されているとか、そういう想像をしていただけに、地蔵そのものがロゼッタストーンとは思い当たらなかった。ストーリーはまったく違うが、当方はこの話から古畑任三郎シリーズの完結編『今、甦る死』を連想した。あちらは真相が明らかになるある種さわやかなラストだったが、こちらはすべてが闇に葬られるバットエンドである。 ・誤解をおそれずに言うが、このストーリーはサスペンスホラーといって差し支えないものと思う。本作の中で唯一、語り手が無事では済まないことを予見させる終わり方のせいかもしれない。というか最後の一文が怖すぎる。当方はホラーにはかなり耐性がある方だが、直接的な描写がまったくないのに、背後に感じる情念だけでぞっとしたのだからすさまじい。自分が大切に思う何かのために一線を超える人間は、かくもこんなに恐ろしいものかと、読み終わって何とも言えない気分になった。
2投稿日: 2026.02.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
下に列記したように評価が高いので、楽しみにしていた(けど積んでいた)。「暑い―」と叫び、勢いで読了本をレビュー。 端正な文章が最後まで乱れずに続く。テーマは、現実の出来事だったり、現実にあからさまに寄り過ぎないで、時にファンタジックであり、伝承的であり、ノンフィクション風であり。そこに潜む謎を著した、独特の心理描写がいい。 平凡な日常を切り取った中に潜む謎がトリッキーな展開を見せることもある。様々な「面白い」が詰まった短編集。 夜警 警察学校を出たばかりの川藤が部下になった。夫が暴れているという妻の通報で駆けつけると、逆上した夫が刃物を持って襲ってきた。川藤がその場で射殺。即死かと思ったが、犯人の最後の刃で斬られて殉職した。 以前、部下を締めすぎて自殺された経験で、川藤を御し切れなかった。 臆病者と小心者という書き分けが興味深い。 死人宿 行方不明になっていた部下が見つかった。山奥の淋しい宿で働いていたが、なくなった叔父から受け継いだのだという。 そこは人気もない寂れた場所だったが、火山ガスだまりで綺麗に死ねるというので「死人宿」と呼ばれていた。事実過去に何人もの自殺者が出ていた。 露天風呂の脱衣かごに遺書が落ちていた。泊り客の誰が落としたのだろう。それは誰なのだろう。 柘榴 離婚する両親に親権をめぐって、父と住みたい二人の女の子が絞った智恵。最後に姉妹の心理が解ける。子どもの仕掛けは誰にもわからない。 万灯 海外でガス開発に携わっていたが、部族の利権争いに巻き込まれてしまう。サラリーマン同士の競合もある。勝つために手段は選ばなかった。帰国して彼は大きなミスを犯したことを知る。犯罪に負けたのではないところが面白い。意外な罠に落ちる。 関守 編集長がルポの種をくれた、チョット曰く有り気だったが引き受けた。伊豆山中の峠のカーブで続けて起きている事故死。 峠近くの関守風の店で、老女に話を聴くことにした。山道を延々と登り人恋しくなったあたりに格好の古い店がある。 入り口に小さな地蔵菩薩が祭られているのもいかにもと言う感じだった。老女は事故のドライバーがみんなその店で休んでいったという、記憶は鮮明だった、事故は同じように峠のカーブでガードレールを突き破って崖から落ちている。 思いがけない結末。短いが読み応えがある。 満願 弁護士を目指して辛い勉学に励んでいたとき、畳屋の二階に下宿させてくれたのは、人付き合い悪い、職人としても腕のない借金まみれの男だった。だが辛い受験時代が耐えられたのは、家主の妻の思いやりだった。 弁護士になってその家を出、事務所を持って独立した。 世話になった家主の妻が殺人罪で捕まったことを知る。恩返しのために弁護を買って出た。 だが、出来の悪い厄介者の夫が死んだと聞いた途端、控訴は取りやめになった。 刑期が開けて出所した妻は病死した夫の保険金で借金を払い、何とか暮らしが立てるようだった。 しかし、遭って様々な疑問をぶつけてみたい。自分なりの解釈であっているのか。 伏線もいい、解決編もすっきり納得できる。あぁそうだったのか。面白かった。 第27回 山本周五郎賞(新潮社)受賞・第151回 直木三十五賞(文藝春秋)候補・ミステリが読みたい! 2015年版 国内編』(早川書房)1位・週刊文春ミステリーベスト10 2014 国内部門』(文藝春秋)1位・このミステリーがすごい! 2015年版 国内編』(宝島社)1位・第12回 本屋大賞(NPO法人 本屋大賞実行委員会)ノミネート 面白くて止まらず、一気に読み通してしまった。
5投稿日: 2026.02.12
powered by ブクログ約8年振りに再読。とこどころ忘れているお話もあったので割と新鮮な気持ちで読めた。 米澤穂信は国内現役ミステリー作家の中でもトップクラスに作風のレンジが広いと思っているけど、この短編集でもヒトコワあり、耽美系あり、ホラー系ありでバラエティに富んでいて読み応えがあった。 それぞれの話で「事件」が出てくるんだけど、クローズド・サークルでの連続殺人ってほどは大仰じゃないし、日常の謎と言い切るほど穏当でもない絶妙なラインを物語が進んでいてまさに職人芸だなと。「夜警」と「満願」が特に好き。
11投稿日: 2026.02.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミステリー小説でおすすめとSNSで見て初めて短編集に挑戦 舞台が昭和のが多い。 殺人だけではなく、まさにヒトコワを感じれる内容であった。 短編集はあまり好みではなかった
3投稿日: 2026.02.08
powered by ブクログ時代的には昭和40年頃のイメージ それぞれのタイトルからはなかなかミステリー要素は想像できなかったが、万灯が怖かった。 人間の心理を描くミステリー
11投稿日: 2026.02.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、 静かに刑に服したが。。。 鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、 恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、 美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴」、 ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、 「夜警」「関守」の全六篇を収録。 史上初めての三冠を達成したミステリー短篇集の金字塔。 山本周五郎賞受賞。 ******************************************************** 短篇集。 どれも読みやすくて面白かった。 最初の「夜警」。 事件とかは普通やねん。 旦那の嫉妬が日に日にひどくなっていって命の危険が。 ただ、この夫婦の事件ではないねんな、この小説は。 よくよく読むと、警察官に向いていない人の話やねん。 そちゃそうよな。なりたいとできるは違う。 警察官だけじゃなく、この仕事向いてない、できひんなんてたくさんある。 やってみて初めて気づくのはまだいい。 自分で気づかへんのがかなりやばくて。 しかも、拳銃を扱う警察官ともなれば、 向いてないのに、ずっと警察官の仕事に就かれても。 それを短篇でわかりやすくミステリーとして盛り込む。 すごい面白かった。 あと「万灯」も面白かった。 ここからどう事件が起こるのかと言うぐらい、最初はビジネスマンの話。 これがまた、引き込まれるぐらい読みやすい。 むしろ、こんな仕事ができるなんてすごいなって感心。 それが、あれよあれよと言う間に殺人事件が起きて、最後は自業自得に。 しかも、最後の展開が途中で出てきた内容をうまく伏線回収。 事件は目の当たりにすることはないけど、 それまでの話の流れは、自分もその場にいる感じで面白かった。
3投稿日: 2026.02.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
サク読み短編〜 特に学べることも心に留める事のもないけど、捻くれた殺人ものをワクワク読んだ。 コレラの話が1番好き
2投稿日: 2026.01.31
powered by ブクログ米澤穂信さんの短編集『満願』を読みました。 全6編からなるミステリー作品で、それぞれ独立した物語になっていますが、共通して「罪を犯した人間の動機」や「人の心の奥底」が丁寧に描かれている印象でした。 どのお話もページ数はそれほど多くないのに、導入から一気に物語の世界に引き込まれて、気づけば最後まで夢中で読んでいました。登場人物たちがなぜその選択をしたのか、その理由が単純に割り切れないところがリアルで、人間の怖さや弱さを感じさせられます。 中には「そんなことで犯罪に…?」と思ってしまう話もありましたが、人が必ずしも合理的な理由だけで行動するわけではない、という点も含めてとても説得力がありました。 短編ながら読み応えがあり、どの話も後味がじわじわ残る一冊です。ミステリーが好きな方だけでなく、人間ドラマが好きな方にもおすすめしたい作品でした。
2投稿日: 2026.01.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初、米澤穂信作品。 渇いた印象を受ける文体だなと思った。 そのドライな世界観が短編にマッチしていて、読む手が止まらなかった。 全体的にビターなエンドなのも文体に合っていてよかった。 柘榴が生理的に気持ち悪となったけど、その気持ち悪さが癖になって満願の中では一番好きかも。
3投稿日: 2026.01.30
powered by ブクログ人の心の中というものは外から見てるだけでは本当に分からないもの。複雑だったりシンプルだったり、その両方だったり。なんだか不穏な気持ちになる話が多かったのと短編があまり好みではないので星2つ。
1投稿日: 2026.01.26
powered by ブクログ同著者にとって、「""ミステリー""は表現技法のひとつという位置づけ」と読む度に感じます。 ミステリーがミステリーに終始するのではなく、物語には別の軸があって、その奥深さの演出としてミステリーが効果的に用いられている。それがゆえに読み味も良い。 今作も素晴らしかったです!
2投稿日: 2026.01.23
powered by ブクログ短編だからサクサク進むテンポが良いのか、文体が好みだからかわからないが、読んでて心地良かった。 テーマと言うか設定は、もっと深堀りして長編として読みたいと思わせる。 どの話も最後に虚をつくようなオチがあり、ほほう、そういうことね。となる。
21投稿日: 2026.01.23
powered by ブクログaudible 。米澤穂信といえば「本と鍵の季節」を思い浮かべる。短編も上手い人だ。本作もそれぞれに味のある物語で、読み手をミステリーの世界に引き摺り込む。いやあ、引き摺り込まれたわ。
12投稿日: 2026.01.19
powered by ブクログ10年振りくらいに文庫版で再読。全然異なる内容の6作の短編だが、それぞれで起きる事件の謎やその理由は、解説にあるように、決して巨大なものではないが、心がざわめく。ほとんど忘れてしまっていたが、「関守」はなぜかしっかり覚えていた。
2投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログ再読。最近「可燃物」を読んだ後、何故か本作をまた読みたくなった。 何と言っても「このミス」「文春」「ミステリが読みたい」の3大ミステリランキングで史上初めて3冠を取った名作だ。再読しても当然面白い。 「夜警」「死人宿」「柘榴」「万灯」「関守」「満願」の全6編。どれも面白かったが特に「柘榴」が印象深い。ミステリ要素よりも背筋が寒くなるような女の性(さが)が描かれており、後味の悪さは抜群だった。変な話だが生来の女誑しっているんだなあという感想も持った。 警察ミステリあり、「世にも奇妙な物語」のようなオカルティックな話もあり、毛色の違った良質の短編が一冊になった名作だと改めて実感した。
27投稿日: 2026.01.09
powered by ブクログミステリー短編集。 傑作揃いで、どれも面白かった。文章もスラスラ読めて読みやすい! 最初は小さな違和感なのに、それがじわじわ広がっていって、最後に「え、こわっ…」ってなる感じのミステリー! 「関守」はホラー寄り。 個人的には「万灯」「柘榴」「満願」がお気に入り。
2投稿日: 2026.01.08
powered by ブクログ昔NHK でドラマ化したときに楽しんで観たものの、すっかり忘れていたので原作を読むことに。短編ながら、十分ドキドキさせられる話ばかりでした。 「満願」は妙子さんとの思い出を美しくするための描写が冴えていました。 「万灯」の主人公ほど仕事に打ち込めるのは才能ですね。社会人として敬服しました。一方、「夜警」の川藤さんみたいな人に仕事は任せちゃダメですね。 「死人宿」は謎解きで、「関守」は世にも奇妙な物語風。どんどん怖くなります。 「柘榴」だけは…うーん。谷崎の小説のような、男性から見た女性像のありえなさが、同性として許せなかったんでしょうか。まぁ作品としてはありでしょうか。
2投稿日: 2026.01.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
<目次> 夜警/死人宿/柘榴/万灯/関守/満願 <内容> 山本周五郎賞受賞作の短編集。私的には「柘榴」が怖かった。女の性かな?関守はある意味ミステリーらしいオチ。万灯は前半の海外での苦労を描いた部分と後半の急展開がミソかな?
1投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ全6篇が収録されたミステリー短編集 数々の賞を受賞しているのもあり、とてもよかったです!全編通してヒトコワ、イヤミスな話が綺麗にまとめられていました。読後はぞわっといやぁなものでしたが面白かった! 米澤さんの文章は読みやすくてきれいでとても好みです!!伏線もさらりと軽く書かれていることで、あとの驚きが大きくていい! 「夜警」は柳岡が部下の川藤巡査の殉職についての真相を突き詰めていく話。美談かと思いきや…。 「死人宿」は恋人との復縁を望み主人公が恋人のいる宿を訪れ、ある頼まれごとをする話。結構お気に入りの話。ラストはまったく予想できませんでした! 「柘榴」は中学生姉妹の親権を巡る話。母のさおりと長女の夕子の語りで進んでいきます。私的には1番嫌なラスト…(もちろん褒めています!湊かなえさんのような嫌な感じでした)。父親…。 「万灯」はビジネスマンが最悪な状況になるまでを描いている話。最後にかけての緊迫感が良かったです 「関守」は都市伝説を調べるためにある峠を訪れる話。これもお気に入り。だんだん長くなるおばあさんの語りと少しずつ真実が明らかになっていく展開がよかったです 「満願」は弁護士の藤井が若き日に手がけた殺人事件についての話。動機は全然予想できませんでした
11投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
米澤穂信さんのミステリー短編集。私は「万灯」が一番ゾクゾクとして好きだった。最後の結末までをあえて書かないところが、この後どうなるんだろう…と考えさせられて面白かったし、「そしていま、私は裁きを待っている」という始まりがかっこよかった。 そもそも殺人を依頼した現地民はチャイを飲ませて病気に感染させることも計画の範囲内だったのでは…と思ったり。
2投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ後味悪い系。 短編集で一編短いはずなのに読み進めるのにかなり時間がかかった。(数週間かかった) 中では関守が好みだった。余計なことに首を突っ込むと碌なことがない。
1投稿日: 2026.01.01
powered by ブクログ⭐️3.5 夜警 柘榴 関守 が面白かったです 短編の世界線が全部つながってて、最後にネタばらしくるんかと変な勘くぐりしながら読んだけど、ちゃんと質を確保したうえで創作された、独立した作品でした。 こういう短編読む時に、全編を通して示したいものは何かみたいな、読み方をするのが癖づいてて、大抵あぁでもないな、いやこれは矛盾するか...と右往左往して、あとがきで納得するという感じです。 (追記2026.1.9)ごめん、やっぱ万灯が1番おもろかったかも
6投稿日: 2025.12.30
powered by ブクログAmazonオーディブルで聴いたけど、万灯の途中で脱落。 柘榴は気持ち悪すぎた。 万灯は、進んでいく方向が嫌すぎてしんどくて脱落。
4投稿日: 2025.12.30
powered by ブクログスタンダードな推理ものの短編集。 スッと読めてちゃんと終わる短編が並んでいて心地よかった。 息を吸って吐くようにこういう話を書いているんだろうなと思うと小説家ってすごいなと思うなど。 エンタメ感はないので自分のようなミーハーにはやや刺激が足りなかったと感じましたがいい本だと思います
0投稿日: 2025.12.28
powered by ブクログ6篇からなるミステリ短編集 「万灯」「関守」「満願」が好き ひとつ数十ページしかないのに、葛藤や心の闇など心情描写がしっかりで感情移入しまくりでした。 ひとつを読んで満足してしまうので、全部読むのに時間がかかった|ω・*)
16投稿日: 2025.12.16
powered by ブクログ人間の捩れた一面が静かに淡々と明かされて終わる後味は微妙な短編が続きます。 明かされる過程に論理パズルの要素があるものもあるが、そうでないものもあって、これがミステリとして非常に評価されたことに、改めてミステリとは何なのかと思わされました。 「満願」、特に「夜警」が好み。この二編も後味は微妙ですが、論理ががっちりハマっていく爽快さと混じってなんとも言えない読後感がありました。 連作短編集ではなく、一つ軸となるテーマにそれぞれ違うカテゴリーの材料を肉付けした短編の集まりという完成度の高さがすごかった。
1投稿日: 2025.12.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
✩4.5 面白そうでずっと読まずに置いてただけある、めっちゃ良かった 私的推しは最初の「夜警」と中盤の「柘榴」 夜警の若者、私もミスを上手いこと隠したいと思っちゃうけど、そこまで考え及ばへん
2投稿日: 2025.12.12
powered by ブクログ最初の章で一気に引き込まれてそのままどんどんのめり込んでた…。 どれも不安を掻き立てられるような展開なのに、話の先が気になって読む手が止まらなかった… 1章あたり50~100ページくらいでそんなに長くないのに、簡潔にまとまっててかつ完成度が高いっていうのも、どんどん読み進められた要因かも。 個人的には「柘榴」が1番ゾワっとした。 最後の解説も、読んで自分が感じた感情がそのまま言語化されてて、自分はこう感じてたんだなって解釈できてよかった
3投稿日: 2025.12.10
powered by ブクログ読みはじめて思う…。 この作品読んだことあるかも…(笑) でもきっと読んだ当時、文章が横滑りして、頭に入らなかったに違いない(;´∀`) みなさんの本棚でよくみかける作品だったので、気になってもいたのですが、みなさんに愛されるの、納得ですっ!! 米澤穂信さんの作品は、『刑事の生き様』で最近ふれさせてもらって、ツボだったんですが、この作品…凄い…。 短編で構成されているのですが、すべて面白い 背中がゾクッとなりますが…。 夜中に読むこともおすすめしません… タイトルになっている満願の意味… 願いが叶うこと 期間を満了すること 読み終わったあとで、心から思います… 素晴らしいタイトル✨
77投稿日: 2025.12.07
powered by ブクログ短編。面白かった。「夜警」新人警察官、自分のミスを誤魔化そうと、とんでもないことに❣️「ちょっと待って、この人、それでよく、警察官になれたね」と、ツッコミ入れたくなったけど、それじゃ、お話、始まらない。「万灯」ビジネスマンの発展途上国での、とんでもない話。日常から、少しずつ、大きな過ちに。短編6つ面白かったけど、特にこの2つ、ハラハラして、私は面白く感じた。
17投稿日: 2025.12.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
満願という言葉、普段使わないなーと思って調べたら「満願成就」て言葉がありますよね。あーなんかそういう願いが叶うような感動的な物語かな!と読む前に思っていた私を見事にボコボコにしてきました(笑)青春系米澤ワールドではなく、ブラック&ビターの方でしたね。願いというか欲望というか……人の願いとは、行き着くところは欲望なのでしょうか?生きているから願いがあるのか、願いがあるから生きているのか?人間の本質に踏み込んでいくような作品でした。面白い!! 「柘榴」は雰囲気ちょっと湊かなえさんっぽいなーと思いました。月子の傷が深いのは何故だろうと思ってたら……そういうことね!と。全てが繋がりましたね。 「万灯」の話が一番好きでした。豊かさを知ったゆえの貧しさっていうのが心に響きました。自分が貧しいと思っているのかどうかではなく相対的な豊かさを求めてしまうと、特に今の世の中ではドツボにはまっていきそうに感じました。SNSでいつでもキラキラしたような世界に憧れてしまいますので。長老たちは同じように、国や村のことを思っているのに何故こんなことになるのか。人が一緒に生きていくうえでは争いは避けられないのだろうかと、ちょっと悲しくもありました。
31投稿日: 2025.12.02
powered by ブクログミステリー短編集ながらもどの話も満足感があった。ゾッとしてなんとも言えない後味が残るけど面白かったー。米澤さんは小市民とか図書委員シリーズの青春ミステリ系しか読んだことなかったので他の作品もどんどん読みたいと思った。
4投稿日: 2025.11.27
powered by ブクログ6つの話が入ったミステリー短編集。1つ1つの話は短いのに非常に読み応えがあった。 何か悪いことが起こりそうだけど、先の展開が全く読めない。人の悪意に気付いた瞬間はホラー作品よりよっぽどゾッとする。 6つの話の共通点は「他人には理解できない信念」ではないかと思う。1番大事ものを守るためには罪すら犯すが、その大事なものは他人には到底理解できない。 特に好きだったのは以下の2話。 殉職した警察官の行動を振り返る「夜警」 親権をめぐって娘達が画策する「柘榴」 この2作の登場人物が1番共感できないから恐ろしく感じ好きだった。 「万灯」は6話の中で1番長く書かれているので、その分主人公に感情移入しやすかった。最後に因果応報になるのも良かった。
29投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログミステリー短篇集で、解説通り「人間の不可解な心理を謎の中心に据えた作品集」だった。ホラーではないが、人間の深層心理から現れる怖さがあって、全部それぞれ違う怖さがあった。 各章の謎はしっかり書かれているので、モヤモヤせずにスッキリした。でも真相を知るほど、人間怖いって思った。短篇という限られた枠の中で、人間心理を丁寧に掘り下げ方や謎の解き方など物語の紡ぎ方が上手だなって感心した。
25投稿日: 2025.11.19
powered by ブクログ個人的には『儚い羊たちの祝宴』、中でも「玉野五十鈴の誉れ」の方が好きだけど、満願もどの短編もコンスタントに面白かったです。 中でも『関守』は結構後味の悪さが良かったです。ちょっと理不尽だったし笑 面白かった〜!
12投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログ日常の中で起きる殺人や企みに関する短編集。 探偵役みたいなものは存在しないことが多く、主人公が密かに気付くスタイルがほとんどを占めていた。それぞれ、立場や職業は違うが淡々と綴られていてすっきりとした印象を受けた。あまり短編同士に共通点はなく、大きなテーマ性のようなものも感じなかった。 「柘榴」や「万灯」はあまり好きではなかったが、「死人宿」、「関守」、「満願」は好きだった。「死人宿」は人のできることの限界を思い知らされるような最後が好きで、「関守」は伏線回収が過去の逸話も絡めてなされる鮮やかさが好きで、「満願」は下宿先の奥さんの心遣いや風景描写が好きだった。
24投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログこれぞ本格ミステリの短編集という趣きでした。 どの話もクセがあり、スッキリ謎が解けるものもあれば、余韻を残すものもありました。
1投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
6遍のミステリー短編小説は人間の不可解で複雑な心理を読むに仕込まれた内容だ。「柘榴」では精神的に疲れ果てた母親を守ために親の親権を敢えて無職の夫に姉妹が選んだ事、「満願」では夫の借金の山を自ら殺意を持って守った妻、更に妻の思いは先祖代々の掛け軸を他人に渡さないと言う先の行方を行動した心理を図ったことだ。気になる言葉は: 「学があるというのは大きな事です。この世はとかくままならぬもの。でも学があれば 世が世なら臍を噛むときもきっと少なくなりましょう」
2投稿日: 2025.11.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人にオススメされて長らく眠らせていた《満願》。 なぜもっと早く読まなかったのだろうと後悔するのは本を読む上での避けて通れない道だ。 もともとミステリーはあまり読まないほうだが、どの話も巧みに構成されていて、ぐいぐいと引き込まれた。記憶力に自信がないので人物名を覚えるのに必死になったり、時系列の前後に置いていかれそうになったりしながらも、読み進めるうちにその世界の中に取り込まれていた。 ⸻ 「夜警」 渋いおじさまの枯れたような雰囲気の中にも、罪悪感という炎が滾っているようで、その視界を通して世界を見ている気分になった。 登場人物たちの「嫌い」「警戒」といった感情がひしひしと伝わり、まるで自分がそこにいるような臨場感を覚えた。 ⸻ 「死人宿」 最初は登場人物たちの関係がつかめず、どういうつながりなのだろうと注目しながら読んだ。 話が進むにつれ、霧が晴れるように関係性が見えてくるのが面白かった。「葉擦れの音」という表現がとても綺麗で印象的だった。 「夾竹桃」という植物が出てきて、知らなかったので調べたら「素手で触るな」と書かれていてどきりとした。 一人だけが死ぬという小説の“お約束”に自分も囚われ、早とちりで「一件落着」と思い込んでしまったのも印象に残った。 最後の「またもや死人宿が繁盛する」という言葉には不気味な余韻があり、噂が新たな事例を生み、さらに広がっていく様子を感じた。 ⸻ 「柘榴」 この話は夢中で、まさに柘榴を貪るように読み進めた。 語り手が女性ということもあり、共感と情景がすぐに浮かんだ。 親子間で恋が連鎖するという設定には恐ろしさを感じつつも、その異常さに惹かれた。 母親としての愛と、女としての愛。その二面を一つの果実「柘榴」で象徴させる構成が見事だった。 特に、夕子と父親の約束が三度登場する場面は強く印象に残り、最後の三度目で思わず声が出るほど気味悪く感じた。 ⸻ 「万灯(まんどう)」 タイトルの読み方を調べ、「数多くの灯火」という意味だと知った。 主人公の最後の独白、「街を灯す明かりに、自分の力で加えたかった」という言葉がとても印象的だった。 私は主人公のように信念のために異国へ行く覚悟を持ったことがないので、深く共感はできなかったが、彼の信念の尊さと、それでも血に濡れた手足の哀しさが心に残った。 張り巡らされた不安がじわじわと首を絞めていくような描写も見事で、最後にはまるで銃口を定められたような緊張感があった。 「スピード命」の主人公が、静かに向けられた銃口によって破滅していく構図が印象深い。 ⸻ 「関守」 とても面白かった。個人的には、このホラーテイストの物語が一番好きだった。 繰り返される言葉が少しずつ真実を開いていく構成が巧みで、最後の「重いまぶたを、かろうじてこじ開ける」という一文が強く心に残った。 老婆がその目をこじ開けたのだと思うと、背筋がぞっとした。 「人の助言を舐めてかかると痛い目にあう」という教訓めいた結末も印象的で、自分にも思い当たる節があり、戒めのように感じた。 ⸻ 「満願」 昭和の時代を感じる雰囲気の中で、掛け軸を「個人の誇り」として大切にする描写が印象に残った。 不貞行為が起きるのではと少しドキドキしながら読んだが、そうではなかった。 ⸻ 短編集を通して、米澤穂信という作家の特徴が少し見えてきた気がする。 伏線の張り方と回収の見事さ、そして一文一文に残る「余韻」が印象的だ。 どの話も緻密に構成されており、読後に何度も振り返りたくなる。 ぜひ、ほかの作品も読んでみたい。
2投稿日: 2025.10.30
powered by ブクログ夜警が一番面白かった。どれも途中でオチがよめる感じで前評判ほどの感動はえられなかったが、これは自分が短編よりも長編が好みだからなのかもしれない。短編ミステリはひとつのアイデア一本勝負的なところがあるので、キャラクターや舞台設定が作り込まれた作品が好きな自分としては物足りなかったが、そこはしょうがない。
1投稿日: 2025.10.29
powered by ブクログアニメ小市民シリーズで知った米澤氏 理路整然とした謎解きが心地よい作風だと思ったので読んでみたいと思った 「夜警」と「万灯」はドラマで見た記憶 【夜警】鬼の居ぬ間におイタしちゃった新人が企てた計画と失敗 【死人宿】遺書の主を探すミステリー よかったと思いきや… 【柘榴】うわぁ…親子でも女の敵は女やなぁ(^▽^;) 【万灯】ビジネスマンってのは… 【関守】都市伝説を追った先に 【満願】動機が意外 ひと昔前な感じが郷愁を誘うセピア色なイヤミス短編集 どれも背景からしっかり語られていて読み応えがある
23投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログ最近読んだ短編集は、同じ登場人物が出てくるなど、連作短編集の形態を取るものが多かったが、この本は6つの話全てが独立していた。 どれもおもしろく、すいすい読めた。 こういう話なのかな?と想像を膨らませながら読んでいたのに、最後の最後に予想外の結末が待っていてゾワっとする読み心地だった。 ちゃんとミステリーしてた!
1投稿日: 2025.10.14
powered by ブクログいやー、なんて人の業とは凄まじいものなのだろうか私はそれだけの物は持ち合わせていないだろうと思いました。サクサク読めました。書士さんお勧めで読みました。
1投稿日: 2025.10.13
powered by ブクログ本書は表題作『満願』を含む6篇からなる短篇集であり、いずれの作品も、読後に微かな不快感を残し、どこか陰鬱な雰囲気を漂わせる。各篇とも非常に密度が高く、とても満足度の高い読書体験となった。 個人的にはこの順番で好き 万灯>関守>柘榴>夜警>満願>死人宿
1投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ「夜警」以外は聞き慣れない2文字のタイトルばかりなのだが、読み進めていくうちにその絶妙さに気づく。見事な短編集でした。
7投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログ1話1話があまりに見事なミステリー短編集 殉職した警察官の隠そうとした真実を解明する「夜警」と、バングラデシュでビジネスのため人を殺した男に与えられた裁きを描く「万灯」が特に秀逸。 久しぶりに星5レベルの一冊。オススメしたい。
2投稿日: 2025.10.03
powered by ブクログトリックなど手段の「どうやって?」ではなく、動機など心理面の「どうして?」という謎について書かれたミステリ短編集。事件の予兆のようなものがきちんと描かれており、結末へと向かうさまは因果と呼びたい暗さや後味の悪さがある。あまりにもその因果がはっきりと書かれているのでおとぎ話のように感じるぐらいだ。浅いと感じるか深いと感じるかは好みにもよるだろうけれど、短編で人の心をここまで描いているのはやっぱり凄いと思う。
2投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
贅沢だな〜と思うくらい各短編が面白かった。 特に印象に残ったのは夜警と柘榴。 とても綺麗な母のもとに生まれた2人の娘は、 大事に育ててくれた母を貶め、父と暮らすためにとある計画を立てていた…という話。 後味がイヤ〜な気持ちだけれど、ずっと忘れられないインパクトがあった。
9投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
良い。 読者を楽しませる作者の力量は優れている。 多方面に渡る材料を生かした作品。予想外の結末。
0投稿日: 2025.09.22
powered by ブクログ万灯、関守が面白かった!パンチが欲しい、イヤミスが読みたい、物足りなかったという方はぜひ『儚い羊たちの祝宴』を読んでみて下さい!
2投稿日: 2025.09.16
powered by ブクログまず最初に謝らないといけない… 以前「古典部シリーズ」を2冊ほど読み、結構ひどい評価をし、多分もう二度と米澤穂信作品は読まないだろう…とか書いてしまいました… まあ、今考えても「古典部シリーズ」は私には合わなかったので、そこは勘弁して欲しいのですが、これはとても面白くて、米澤作品がどれもこれもどうせ私には合わないだろうという思い込みは間違えてました…ごめんなさい!! では、仕切り直しまして… 一番好きなのは「夜警」でした。分かりやすくて面白かった!次は「関守」。 その他の作品も★にするとこんな感じ… 夜警★★★★ 死人宿★★★ 柘榴★★★ 万灯★★★ 関守★★★★ 満願★★★ 解説に松本清張を思い起こした…みたいな事が書いてあったけれど、私は小説全体の雰囲気が、北村薫作品や北森鴻作品に似ているなぁ〜と思います。 心を入れ替えて(笑)、「古典部シリーズ」以外の米澤作品はまた読んでみようと思います。
1投稿日: 2025.09.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんかの賞を3冠してるということで読んでみた。ミステリーは色々読んできたけど、初めての短編作品だった。ひとつの物語がサクッと終わるから忙しい時には良いかも。柘榴とか関守とかはゾクッとする終わり方で面白かった。ただ、長編の、物語にボリュームがある方が好きなんだと分かったから自分には短編は合わないのかも笑
0投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログ1.著者;米澤氏は小説家・推理作家。中学2年頃から、オリジナル小説を書き始めた。大学2年の時、小説サイト「汎夢殿」を運営し、作品を発表。大学卒業後は、高山市で書店員をしながら執筆。「氷菓」で角川学園小説大賞奨励賞受賞、「満願」で史上初のミステリ・ランキング3冠を得て、山本周五郎賞も受賞。他に、直木賞など多数を受賞。座右の銘はアルベール・カミュの「性格を持たない時に、人は確かな方法を身につけなければならない」。米澤は「天才でないなら、技を磨きなさい。技と頭で書け」と考えた。 2.本書;ミステリー短編小説。6篇構成の独立した物語。❝①夜警 ②死人宿 ③柘榴 ④万灯 ⑤関守 ⑥満願❞。6篇は、主人公のその後や描かれた謎を語っておらず、続者の推理に委ねる。解説から「『満願』は、人間の不可解な心理を謎の中心に据えた作品集」で、「米澤は、原点に立ち返り、独立した作品による短編集を世に問う事を目指した」と。 3.個別感想(印象に残った記述〔場面〕を3点に絞り、感想を付記); (1)『第3章;柘榴』から、「父は離婚に同意」・・「父はまともに働いていない。あれは自分を律する事の出来ない、だめな大人」・・「夕子、月子の二人につき、親権は佐原成海(父親)に属するものとする」・・「佐原さんには生活力がない。これは娘さん達のご意思なんです」・・「二人はあなたから暴力を受けていると主張」・・「(母親)自分達の体を傷つけて噓をつく程、父を心配しているとは全く知らなかった」 ●感想⇒『柘榴』は、「姉妹2人が、両親の親権争いで生活力の無い父を選ぶ」という物語。父親は、定職に就かず、生活費さえ入れないダメ人間。母親は、離婚調停での親権争いで、子供と同居し、生活力があり、有利と考える。しかし、予想外に、親権は父親との裁定。理由の一つは、姉妹はが身の体を傷つけ、母親から暴力を受けている、と嘘の主張。これを読んで思ったのは、父親を親権者に選んだ姉妹の判断。第三者は普通、親権は母親だと考える。小説だからと言ってしまえばそれまでだが、親と子の世代間の違い、更には、子供は普段から両親をどう見ていたのか、当事者でないと解明できない問題だと思う。親は同性の子に厳しいと言いますが、父は娘に対し、母にはない優しい面があったかもしれません。この物語は、他人には伺い知れなく、そして、常識が通用しない人間の心の闇を描いています。今更ですが、普段から細やかなコミュニケーションで、相互理解できる親子関係の構築が必要ですね。 (2)『第5章;関守』から、「高田は、悪い男。娘の事を怒鳴るのはいつも、殴る蹴るも当たり前」・・「日がな一日びくびくしながら、毎晩の仕事で稼いだ金を全部吸い上げられる」・・「そんな娘が逃げる決心をしたのは、子供が生まれたから」・・「土砂降りの日。娘はこの店に、泥だらけになって転がり込んできた」・・「助けてお父さん、お母さん」・・「お前の家から金さえ貰えば、別れてやってもいい」・・「娘は高田を、手近な石で殴り殺した」・・「(父母)崖の下に(高田の)車を落として事故に見せかけた」 ●感想⇒『関守』は、「桂谷峠で、不可解な自動車事故が発生(4年間で4件、死者5名)。道中にあるドライブインの店主から真相を聞かされる」という物語。高田は、最低な男。私の周辺にはこんな輩はいません。娘が好きで選んだ相手とは言え、親としては放っておけないでしょう。子供の結婚に関する私見です。子供の伴侶を親が決めるのは良くないと考えます。子供の方から、伴侶選びを頼まれた場合を除き。親は、結婚に際し、アドバイスは必要。例えば、付合っている時に、相手の実家に訪問し、親兄弟への言葉遣いや態度を観察する事。一般論ですが、礼節に欠ける言葉を浴びせるような人は良く無いと思います。結婚後は、どんな難問でも二人で解決するのが基本ですが、このケースのように、相手が人格にかける人の場合は、親としては何らかの救いの手を出すのが人情でしょう。しかし、どんな事情があれ、「娘が相手を殺害⇒親が後始末⇒隠蔽の為の殺人」は、同情はするものの、あってはならない事です。他に何か手があったかと、「言うは易く行うは難し」です。法律順守は第一とはいうものの、悩ましいテーマですね。 (3)『第6章;満願』から、「(鵜川妙子)この世はままならぬもの。泥の中でもがくような苦しい日々に逢う事もある。ですが藤井さん、矜持を見失ってはなりません。誇りさえしっかりと胸に抱いていれば、どんな不幸にも耐えられないという事はありません」・・「検察は、妙子が返済を逃れるために矢場を殺害したとし、・・悪質な計画性が認められると主張。私(藤井)の主張は、矢場が借金を盾にして妙子に関係を迫ったからであり、これは正当防衛」・・「懲役8年の実刑判決。・・妙子はすべてを諦めたように控訴を取下げた」・・「家宝を守ろうとしたのだと考えて初めて、控訴を取り下げた理由が吞み込める」 ●感想⇒『満願』は、「殺人を犯した鵜川妙子が夫の病死を聞き、控訴を取り下げ、刑に服する。殺人の動機、控訴取り下げの理由は何か」を考えさせる物語。「矜持を見失ってはなりません。誇りさえしっかりと胸に抱いていれば、どんな不幸にも耐えられないという事はありません」。良い言葉ですね。私事です。若い頃、夢実現の為に、自分なりの努力をしました。家は裕福ではなかったので、「定時制高校⇒大学卒業」まで、奨学金を受け、アルバイトに明け暮れの日々でした。当時の支えは、読書でした。萎える心を奮い立たせてくれました。結果より夢を追うプロセスが重要と思います。さて、妙子が控訴を取り下げた理由はよく分かりません。「家宝を守る」という妙子なりの矜持だったのでしょうか。本人のみぞ知る謎です。 4.まとめ;本書の6つのミステリーは、内容が異なり、それぞれが独立したもので、個々に興味が尽きなく、読み応えがあります。個別感想しなかった3点の内の「万灯」は、日本の高度成長を原動力となった主人公の猛烈社員ぶりが痛々しい。殺人は、決して良くないものの、ビジネスマン時代を懐かしみました。『解説』の言葉を拝借。「米澤作品は、最後になって急にドロリとしたものが現れるという展開が特徴。燦燦とした陽射しが急にそこだけ翳り、ひやりとした感触を読者の心に残して物語が終わる」。この作品は、「史上初のミステリ3冠」を受賞した良い作品と思うものの、私の趣向からすれば、ミステリー(常識を覆す展開)とは言え、物足りなさが残り、スッキリしません。ミステリーでも、人物を通して、❝人間の情❞に訴え、心を揺さぶる設定・表現が欲しいと思うのです。松本清張、森村誠一・・のように。残念。(以上)
217投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
表題作の満願が一番面白かった。 他の作品はなんとも後味の悪さが残る感じ。 柘榴は勘弁してほしいくらい気持ち悪かった最悪。
2投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログ一つ一つの密度が高くて話としても完成しててめちゃくちゃ面白かった 主人公が全員有能でいらいらしないのも個人的にハマった
0投稿日: 2025.09.04
powered by ブクログ「満願」やっと読みました。 短編が6篇、それぞれ独立した内容ですが 漂う雰囲気はどれもほの暗い感じ。 全部違う読み味で、しかもミステリーとしての面白さが堪能でき、グイグイ読みました。 ゾワゾワしたのが「夜警」「万灯」 ちょっとポーっとしてしまったのが「柘榴」 「死人宿」「関守」「満願」はちょっと謎解き要素もあって面白いのですが、読後に残るなんとも言えなさがいいですね。
7投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログミステリーなのかホラーなのか... どちらかというと私にとってはイヤミスでした。 しかし米澤先生の作品に出会えたのは良かったです。
0投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログミステリというか、もはやホラー。 どれもジワジワと嫌な空気をまとっていて、こんなに息が詰まる短編集があるのかと。 夜警が一番良かった。
1投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログややホラー味のある短編集。とても面白かった。 「このミス」などのミステリーランキングで首位を独占し、山本周五郎賞も授与された作品とのことで手に取ったが、さすが。短編集なのに?とおもったが、主題や技法は共通しつつも、各作品単独で魅力的な作品となっている。 表題の「満願」は、弁護士の藤井がまだ弁護士になりたての頃に担当した事件。貧乏学生だった頃に世話になった下宿先の女性が、夫の借金の相手を刺殺して罪に問われる。彼女がダルマに願った満願とは?彼女が本当に守りたかったものとは? どの作品も、人の心の奥深くを描いており、明るい展開から最後にドロリとしたものが溢れ出し、ザワザワした気持ちで終わるものばかり。こういうホラーもあるのか。
1投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログゾクゾクした。。 短篇の人物全員が隠し事をしていて、その真実がわかった時にゾワッとしました。 夜警が特に好き。
8投稿日: 2025.08.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編集。一つ一つの話に重みがあり読み応えは抜群。伏線が張り巡らされ、読み終えた時の読み切った感は強かった。ただ、4作目の万灯だけはカタカナ多くて読んでいて疲れてしまった。
0投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログずっと読むのを楽しみにしていた満願。どの話もあれですね人はそれぞれの考えと生き方があって、人が変わると見え方も正義も悪も何もかも真逆にもなってしまうんだなと。私は一つ目の警官の話と柘榴の話が好きでした。なんとも言えぬ読後感ですね。。
2投稿日: 2025.07.29
powered by ブクログ最近、女流作家さんの作品を立て続けに読んでおり、久々の男性作家さん。 しかも初めての方なので、まずはとても評判良い代表的なこちらを。 確かにどれも違ったテイストの短編集。短編でありながら、とても濃く、次々と読み進められた。中でも「万灯」が好き。 これを機に他の作品も読もうと思う。
7投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログあの時に賞を総ナメしたこれ。 そこから米澤穂信の名前は無敵の人となり、可燃物でまたこのミスを1位を取ってくる。 しかし問題はこのミスな投票者の一部にランキングを公開させること、 なら、速筆の米澤穂信を選ぶよね。 可燃物、あれは… で、久々に読み返しました、満願。 情緒や機微の表現はうまいし、ページはどんどんめくれてく。 で、読了後の感想は「えと、満願どういうこと?大ネタ薄い」なんですよねぇ… 面白いんです。 だが、読了後にふむーで留まる。
7投稿日: 2025.07.24
powered by ブクログ再読。 ミステリというよりも、人間の仄暗い心理がいかに膨れ上がり、取り返しの付かない行動に至らせるかを描いた短編集となっていて、いずれも秀逸。登場人物の多くは、初めから悪意を持っていたわけでは無く、むしろ自他を守るために取った行動なのだが、時間や状況が追い打ちをかけることで通常では選ぶことのない特殊な選択肢を選んでしまう。それは案外誰にでもあることのはずで心情的に違和感は少なく、しかし真実を明かす順番を、つまり見せ方をいじることによりゾワッとした気分にさせてくる。 エグいけどエグすぎない按配もまた絶妙で、ブラックユーモアとしての楽しさもあり、バランスが良い。米澤穂信さんは苦みとコクのある喉越しが良いミステリを書くのが巧い。
9投稿日: 2025.07.04
powered by ブクログ短編集で全部の作品に共通して、最後にどろっとしたものが急に現れてくる感じが面白かった 個人的には1番最初の夜警がサイコパス感あって面白かった
1投稿日: 2025.07.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この作者の本読むのは「儚い羊たちの祝宴」からの2冊目。 最後の結末は読者の想像に任せるって所は、前作と同じ。今回は前作と違って一話一話が独立していました。 前作同様耽美な雰囲気プンプン匂わせてた「柘榴」を始め、基本読後感はザワザワしたものなんですが、最終話の「満願」は少し雰囲気変わってて良かったと思います。 ….最初から最後までザワザワしっぱなしってのも…ねぇ?(笑) バングラデシュにガス掘りにいく話「万灯」のオチ、似たようなの別の話でも読んだような記憶があるが、思い出せない…伝染病に感染するけど、何かしらやらかして名乗ることが出来ずホテルで悶々とする件、既読感めっちゃあるんですけど。何だったかな?
2投稿日: 2025.06.29
powered by ブクログ共通してることは隠し事。 「隠した人間の末路」、「隠し事を聞いてしまった人間の末路」が色んなパターンから書かれている読み応え抜群の短編小説。 特にイチオシは「夜警」「関守」かな( ¯꒳¯ )
2投稿日: 2025.06.28
powered by ブクログ読んだ本 満願 米澤穂信 20250625 ミステリー短編集ってことなんだけど、後味悪い系のミステリーですね。犯人探しとかじゃなくて、裏に隠れた真実とか、実はあれがっていう伏線の回収とか、実によくできたお話たちでした。 そういや「黒牢城」を読んで買ってきたんだったっけ。なんでもミステリーにしちゃう作家なんだな。 どっか暗いものを秘めてる割にはぐいぐい読み進められる読み易さがなんとも心地よかったです。 しかし、6篇あるんだけど、バラエティの豊富さに賞をいっぱい取ったってのは納得です。
2投稿日: 2025.06.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
6篇からなる短編集。1篇目読み終わって予想外の展開と結末だったので、すぐに読み返してしまった。 2編目からは微かにちりばめられているはずのヒントを素通りしてしまわないように読んだが、どれも考えつかないような結末。 物語の終盤にそういう終わり方なんだと思っていると最後の最後に本当のオチが現れる。一撃を食らう。唸ってしまう。 極上のミステリ。やみつきになるなあ。 そういえば少し前に読んだ同著者の「黒牢城」は長編の歴史小説だがこれも各章ごとに謎解きがあった。
1投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初めてミステリーの短編集を読んだが、どれも短く綺麗にまとまっていてとても面白かった。物語のテンポが良く、限られたページ数の中でしっかり伏線を張って回収していく構成に感心させられた。 中でも一番印象に残ったのは「万灯」だった。「私は裁かれている」という一文から始まるこの物語は、冒頭から読者を一気に引き込んでくる。読み進めるうちに、主人公が何をしたのか、なぜ裁かれているのかが少しずつ明らかになっていき、その過程がとにかく緊張感に満ちていて一気に読んでしまった。 ラストで「万灯」というタイトルが静かに回収されるところもとても印象的だった。ただ真実が明かされるだけでなく、どこか人間の弱さや美しさに触れたような読後感があり、短編でここまで深い余韻を残す作品にはなかなか出会えないと思った。
2投稿日: 2025.06.19
powered by ブクログ秀逸なミステリー短篇集。それぞれのエピソードには連続性も共通点もないが、どれにもヒヤリとする謎解きの楽しさがあった。ページを捲るたびに真実が現れていく様に、読書の楽しみを体感した。
2投稿日: 2025.06.17
powered by ブクログひねりが効いたミステリー短編集 短いながらも伏線回収あり、満足度が高いです 都市伝説を追うライターを描いた「関守」が好みだけど、どれもおもしろかったです
1投稿日: 2025.06.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いやー面白かった! 短編集だから一つ一つはそんな深くないだろうと若干なめてかかったら、見事に惹き込まれてしまった!一つ一つがストーリーもちゃんと熟考されてて深い。。この人の本、また読んでみたいなぁ。。
1投稿日: 2025.06.05
powered by ブクログ米澤穂信さんの本は初めて読みました。 上質のミステリーという印象を受けました。 他の小説も読みたい、そう思わせてくれました。
8投稿日: 2025.06.03
powered by ブクログいやー、面白いなあ。 どの作品もレベルが高く、最後になんとも言えない後味を残す。 解説にもあったように、別に大きな謎が無くたっていいのだ。むしろ、小さな違和感がじわじわと広がっていく様がミステリー然としていて気持ちいい。
4投稿日: 2025.06.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
米澤穂信はミステリーの天才と再認識。 6つの短編からなる一冊だが、どれも少しずつ物語の印象が異なるのに一貫してミステリーとして面白い。 個人的なお気に入りは誤って射撃した警察官がそれを誤魔化すために事件を起こす「夜警」とバングラデシュの天然ガスを開発するために現地人を殺害する「万灯」。 前者は木を隠すなら森に、といった感じのトリックがかつて芦沢央の作品にあった気がするが伏線の具合がとても面白い。 後者は殆ど完璧に近い殺害を達成するも、コレラというどうにもコントロールできない要因により窮地に立たされる様を時系列を自在にコントロールしながら徐々に明かしていく部分が面白い。
3投稿日: 2025.05.25
powered by ブクログ★5。 面白かったー!もちろん夜警目当てで読み始め、夜警はまぁ、ドラマが面白すぎたのか、べつに、な感じだったけど、他のおはなしめっちゃわくわくした。万灯すげえ面白いじゃんか。どれもこれも、じわっと最後に真相がわかる感じがたのしいなぁ。語り口が淡々としてるのがかえって沁みてくるというか。いいねえ。
3投稿日: 2025.05.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
氷菓や小市民といった作品のイメージが強く米澤穂信先生の幅の広さに驚きました。 ただどこか傲慢さを感じさせる登場人物を描くことに長けた作家さんだと改めて痛感。 特に、警官の話は良かった。 どの話も満足度が高く楽しめました。
3投稿日: 2025.05.16
powered by ブクログ久しぶりのミステリー。グロさはなく、予想外の角度で着地するものが多かった。おもしろい半分、想定外で奇妙な思考のため気持ち悪い。他の人も感想で書いてるけど、後味悪く世にも奇妙な物語みたいな雰囲気が残る。なるほど、満願という題名にも含みがあり、良い。 柘榴、満願がタイプかな 短編なのに上手に引き込んでおり、想定外な結果になるが、きちんと理解できるように書かれており、完成度すごい…!おもしろいのでスラスラ一気に読了した。イヤミスは好きじゃないので再読はしないけど、ミステリー初心者におすすめしたい本。
7投稿日: 2025.05.13
powered by ブクログ短編集です。 どれもおもしろくてハラハラしながらあっという間に読みました。 「夜警」「万灯」「関守」が好みでした。
0投稿日: 2025.05.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
著者、米澤穂信さん(1978~)の作品、ブクログ登録は3冊目になります。 で、本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、全六篇を収録。史上初めての三冠を達成したミステリー短篇集の金字塔。山本周五郎賞受賞。 ---引用終了 本作は、山本周五郎賞の受賞作品になりますので、同賞受賞作を、少々見ておきます。 第27回(2014年)満願 米澤穂信 第28回(2015年)ナイルパーチの女子会 柚木麻子 第29回(2016年)ユートピア 湊かなえ 第30回(2017年)明るい夜に出かけて 佐藤多佳子 第31回(2018年)ゲームの王国(上下) 小川哲
56投稿日: 2025.05.04
powered by ブクログ入ってる話全部がこんなに面白い短編集読んだことあったかなというくらいの面白さでした。 答えは明らかなもののそこを敢えて描写しない終わり方で余韻を楽しむことができます。
5投稿日: 2025.05.03
powered by ブクログ『米澤屋書店』を読んで、何か米澤穂信さんの本を読みたいなー!と思って読んだ本。どれも解説の通り後味は良くなく、でも嫌なもやもやではない、残すべき良質な苦味をしっかり味わえる感じでとても好きだった……。「関守」がぞっとして好きだったかなあ。他にも読んでない米澤さんの本読みたいな。
0投稿日: 2025.05.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
設定が多彩でありよく練られたミステリー短編集。散りばめた伏線を終盤で鮮やかに回収し読了感が高いと感じる。「夜警」は終盤まで結末が見えず最後まで終わり方に期待を持って読むことができオチも納得。「死人宿」「関守」「万灯」は寒気がする結末に。「満願」については悪い夫になぜに献身的なのか等、謎がすっきり明された感はないが、過去と現在を交互に織り交ぜ結末に向かう巧妙な読ませ方が好みです。
4投稿日: 2025.04.22
powered by ブクログ山本周五郎賞を受賞したミステリー短編集。 夜警 警官に向かないと思う新人を教育するベテラン警察官の話。 こんな警察官もいるだろうとリアルに思う人物像が面白い。 警察官も適性があるということを教えてくれる物語。 死人宿 こんな宿もあれば面白いという話。 柘榴 ある男を奪い合う女たちの物語。 母、姉、妹で父を奪い合う不思議な物語。 万灯 サラリーマンの社畜ぶりがココロに響く物語。 最後まで引き込まれて一気読みする展開でした。 関守 不思議で怖いミステリー。 満願 過去に恩のある方を助ける弁護士の話。 不思議な結末なのだが、未来に向けてがんばろうという物語。 結局、夫婦の馴れ初めはなんだったんだろうか。 ハッピーエンドではない話もあるが、楽しめました。
1投稿日: 2025.04.21
powered by ブクログ短編集 わたしには合わなくて2話目で挫折 短編故かイマイチ没入できないストーリーの後に「〇〇は〇〇で〇〇だったのだ」とほぼ独白で一気に真相を語るタイプのミステリで興醒めしてしまった
3投稿日: 2025.04.18
powered by ブクログそれぞれが異なったテイストの話で面白かった。「関守」は終盤からゾッとする感じで怖くて良かった。「万灯」が個人的には好きだった。
7投稿日: 2025.04.16
