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盲目的な恋と友情(新潮文庫)
盲目的な恋と友情(新潮文庫)
辻村深月/新潮社
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総合評価

706件)
3.9
155
298
177
19
1
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    Xでバズってて気になったのと、実際に手に取ってみて帯にちゃぶ台返しって書いてあって興味が湧いて買ってみた。 主人公の目線と親友の目線で2部構成になっていてどちらも同じ時間軸で見比べて見るとそれぞれこういう気持ちだったのかあと後から点と点が繋がっていくのが聡明で心地よかった。

    0
    投稿日: 2026.01.11
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    年末年始の旅行の移動で一気に読んだ ラストは衝撃だった 恋って人を盲目にさせるんだなと。 友情については恋ほど友達と語り合わないのは、確かになあ、なんでだろ、て思った

    1
    投稿日: 2026.01.09
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    恋愛を優先して、友情を疎かにしてしまった過去 彼氏のいない親友が 彼氏がほしいと嘆いているのを聞いてもやもやしてるいま 色々なところに重なった (今の気持ちはわたしが結婚して恋愛から通さがったから思えるのかもしれない) るりえは、蘭花が好きなのではなく蘭花のステータス、蘭花と一緒にいる自分が好きだっただけ みんな自分のことしか考えてない世界。 今となっては恋愛も友情も別として大切に思えるし、友情はなににも変え難いものだと思えるけどやはり世間的には、友情は恋愛に勝てないのかな

    1
    投稿日: 2026.01.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    四日ほどで読んだ。年始1冊目。 リアルにかける部分が気になったが、誰かに認められたい、誰かの特別に選ばれたいと思ったことはみんな少なからずあると思う。自分自身小中高そんな子供だった。努力をして誰かの親友ポジションになろうとする、その姿を誰かに見せつける。結局他者からの肯定って満たされないから虚しい。瑠璃絵は美波にずっと勝ちたかった。容姿や性格にコンプレックを持ちながらでも、ひとつの席を奪い取ることで存在意義を得たかったんだと思う。しかしどこまで経っても微笑に怯えてしまう。いくら瑠璃絵が親友ポジションになろうとも、誰かに選ばれようとも、幸せにはなれなかっただろう。

    1
    投稿日: 2026.01.07
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    人は何に惹かれるのかなと思った。 みんな自分がかわいい人ばかり。人に優しくしても、まず自分のことを考えている。

    2
    投稿日: 2026.01.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    感想が蘭花視点の「恋」編でなく、瑠利絵視点「友情」編に沢山の感想が溢れてきたのは私が瑠利絵側だからなんだろうな。 辻村深月さんの本を読むと、人間への観察眼が鋭すぎてどうしてこんなにも人間は"自分の物語"が強いのかと思ってしまう。 例えば瑠利絵がチケットを茂実経由で用意してもらったことにその価値以上に自分というフィルターを通した価値を付随させて大喜びしていた。 けど、蘭花視点だと『私は確かに星近の知り合いに頼んだけど、公開練習は普通に新聞とかでも観覧募集があるし」あまり知られていないだけで、注意していれば、募集の記事はよく見かける。しかし、感極まった様子の瑠利絵〜』と他愛もないことのひとつでしかない。 でも蘭花にも強い自分の物語があるわけで、 瑠利絵が男だったらいいのにと言う一方で蘭花は かつての友人たちがパートナーを平凡だと評し、『茂実より美しく、私に合う魅力を持った相手』かどうかを常にジャッジしている。 もし瑠利絵が男だったとして、いくら蘭花と趣味が合って蘭花に優しくしたとしても蘭花は瑠利絵と付き合わないと思ってしまう。蘭花は誰もが羨むような彼との恋を他とは違う"特別"な恋だと思っているから。そんな彼女が瑠利絵を選ぶはずがない。 ⭐︎ 瑠利絵のされてきたことが日常にごろごろ転がっているのは酷いことだし、一部心当たりがあるものもある。直接四宮のように接してくる人は少なくても、ふとした折に線を引かれていると自覚させられる瞬間はあってしまうと思う。 でもだから自分も誰かに無意識に線を引いてることもたくさんある。 学芸員さんが仕事で1番大変なのは浮腫んでしまうことだと言って周りが笑っているのに瑠利絵だけ笑わなかったシーンみたいに。多分私は自分は何も考えず笑ってしまう。瑠利絵みたいに浮腫む体質だったらどう感じるかなんて考える隙もなく。 ⭐︎ タイトルに盲目的とついているくらいで、この小説は恋/友情編どちらにも執着がどろどろ渦巻いている。 蘭花が茂実に(の容姿や将来有望な指揮者で初恋であること)、瑠利絵が蘭花に(自分を選んでくれる美しい親友であること)、茂実が菜々子に(世界的に認められていて自分を可愛がってくれている恩師の美しい妻が密かに自分と関係を持っていること)、菜々子が茂実に(将来有望で旦那を慕う美しい若者が自分に支配されていること)。 蘭花と元タカラジェンヌの母親との関係も少し違和感がある。 また瑠利絵は蘭花に『私と、平穏に暮らすのでは、ダメなのか。』と思うシーンがあるけれど、瑠利絵が蘭花のどんなところが好きなのかを語るシーンはない。 これは蘭花が茂実に抱く執着と似ていると思った。 その執着のきっかけが自身の容姿を乏しめられたことなのか、元々恵まれた生まれたために自分に釣り合うものを求めるのか様々だと思うけど。 自分では執着のきっかけを選べないのに、以降の人生それに振り回され続けることにやるせなく感じる。 私はどうしたら認められたと思うのか、 つまり何に執着しているのか、 そのきっかけはなんだったのか。 自分を掘り下げたいけどとても怖くなる面白い小説だった。

    2
    投稿日: 2026.01.06
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    良い意味で読んでいて疲れる本だった。 恋を読み終えた時点で何度も何度も裏切られた気分になった。 恋人、友人との関係の難しさを感じられた。 とても良かった

    0
    投稿日: 2026.01.05
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    すごく人間らしくて面白かった。みんな口には出さないけれど、人と関わる中できっと静かに色々な感情が揺れ動いているんだろう。目には見えない部分が辻村さんの見事な表現力で文字にされていてのめり込まれた。2回読んだ。

    0
    投稿日: 2026.01.05
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    美貌のヒロイン・蘭花の「恋」パートと、彼女に執着する留利絵による「友情」パートで構成。恋も友情も拗らせてしまえば、行き着く先は愚かで残酷なものなのかも。軽薄に見えた美波が一番マトモなのでは? 山本文緒さんによる解説も秀逸で、モヤモヤが腑に落ちました。

    1
    投稿日: 2026.01.04
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    盲目的な女の子二人、一部では、恋に盲目的な女子、らんか、二部では、友情に盲目的なるりえ このふたりが語り手となり、同じ出来事を語っていく。 読んでてここまで[こういう子いるよなぁ]ってなる本ないと思う。 理由は、辻村先生のキャラって、そのキャラがその性格になる理由ずけがきちんと丁寧にされてるから、リアルさを感じやすいからだと思う、小中高の学校生活、家族関係、経済面、文化レベル、容姿とか、[こういう子]が育ちそうな背景、環境作りが上手いからこそリアル感があって、ヒリヒリする女の子を書いてるなぁと思った。 大学生になる前に予防接種としてこの本を読むのもありだし、結婚式とか同窓会とかの折に 学生時代に苦さや気まずさ、友人とのモヤモヤさを抱えてる時に読むとドンピシャだなぁと思う。 自分の人生経験とかによって、恋と友情ターン、どちらに共感するかは変わってくる作品だと思う。 多分、この作品で1番幸せでまともな女の子は美波で、サッパリしてて、自分のやりたいことやってて、その時その時の経験を最大限してることで経験値も客観性も1番持ってる人なんだなぁと。 この作品は盲目的な女の子二人が主軸だから、その盲目的な場所からいちばん遠い女の子(音楽とか演劇とか見た目とかの美とか自分の恋愛とかよりも人とか他人を見てる人)を登場させてるのが上手だなぁと思った。、 [美しさ]ってとっても主観的な盲目的なものだと思っていて、何を美しく思うのか、価値を感じるのかって、個人の盲目的な判断でしかないと思ってる。美しさにこだわりがある、らんかとるりえは、本当に全てに対して主観的で自己中心的で読んでいて、オモロとなる一方で、主観的な世界で行き過ぎると自分も生きずらいし、周りも傷つけるなぁと思いました。 みなの言葉で食らったのが、るりえに対して[自分のコンプレックス優先させる方が大事??]は本当に染みた。 性被害を受けた子に[私だったらそんなことされなかったね、ごめんね]は[私なんか]と自分を卑下する行為は、周りに気を使わせるし、 [私は選ばれない側ですよ、男にそういうふうに見られない側ですよ]という、 男に選ばれる側にいる女の子を妬む気持ちも根底にある気がした。この子は、性被害は別にどうでも良くて、その[女として魅力的だと思われた]の方に意識が行ってそうなのが気持ち悪いなぁと思いました。多分るりえは、無意識だけど。 ナンパされた、に対して、[なに??モテ自慢??]と返す並の気持ち悪さがあるなと感じた。

    0
    投稿日: 2026.01.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分たちはもちろん、周囲のすべてをも喰らい尽くしてしまうような。煮えたぎるように熱く、底なし沼のように暗くて冷たい、盲目的な、恋と友情の話。 とにかく留利絵視点がグロテスクすぎる。自己肯定感が低すぎるあまり肥大化した自己愛や、自他境界の曖昧さ、重度の愛着障害、見捨てられ不安が純粋培養された病的な依存と妄執、どれも直視できなかった。痛々しい、気持ちが悪いと憎悪すらしてしまうのは、私もまた留利絵と同じ種類の人間だからなのだろう。つまりはただの同族嫌悪なのだ。 自分を守るために目を閉ざし、耳を塞ぎ、自分にも他人にも嘘をつき、どんどん認識の中で事実が捻じ曲げられていくさまに、背筋が凍った。「あんなに正当化しないと痛みを認められないなんて」という美波の言葉は深い傷となり、これから先も私にじくじくと痛みを与え続けてくるのだろう。 恋とは、友情とは、愛とは何なのだろうと考える。私は、恋慕も友愛も依存も執着も、すべてを引っ括めて"愛"だと思う。"愛"はどれも均一ではなく、その人や時と場合によって、色も形も大きさも変わるものだ。ただ、その"愛"と向き合い、突き詰めた先の1番最後に、自分がいるのか、それとも相手がいるのかで、盲目的か、献身的なのかが分かれるのではないだろうか。

    1
    投稿日: 2025.12.31
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    買った日のうちに一気読みしてしまった。 一人で冊子と向き合い、その世界に浸りながら時間が溶けていく、この感じ。好きだなぁ〜( ´ ` ) 必死の思いで言ったことが、あの彼女にはこれっぽっちも届かない。あの彼女に、自分の言動で感情の揺れはなく、揺れるのは彼のこと。 人間とは、こうも考え方・捉え方・生き方が違うのかと思った。だからこそ、本当におもしろい。

    1
    投稿日: 2025.12.30
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    友達のためにしてあげていることが、全て自分のためで、自分に都合がよいようにしているのにもかかわらず、感謝の気持ちがない、どれだけやってあげてると思っているのかと相手批判ばかりしてしまうことに、気付かずにいることが、どれだけ恐ろしいことなのかと、かなり、考えさせられた作品です。 自分以外の友達を親友って言ってほしくないとか 親友と聞くたびに傷ついているとか 1番の親友に選ばれたいとか 心の中で、常にそう思われていたら、怖くて付き合えないとゾッとしました、 でも、そう考えちゃうよね。と、わかる部分もあるだけに、本当に3日くらい、自分はどうなのか?と色々頭から離れませんでした。

    15
    投稿日: 2025.12.28
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    ずっと積読本として本棚に眠っていたけど、ふと小説を読みたいと思い、比較的ページ数が少ないこの本を手に取った。 読み終わった今、「全然思ってたんとちゃう!!!」 ただ、痺れた。 辻村さんの本は初めて読んだが、他のも是非読みたいと思った。 あらすじもまともに確認せずに読み始めたから、小説で感動したいと考えていた私が予想していた空気感の文章ではなかった。 でも、逆にそれが良かった。 うまく言葉に表せないけれど、痺れた。 登場人物の細かい心情描写に心が苦しくなり、予想外な展開に拍子抜けしてしまった。 そして、「ああ、私も人間だな」と思った。 多分この感想は意味不明だ。 自分でも何を言いたいのかわからない。 でも、読了直後のこの感覚を、可能な限り言葉に換えて記録したいと強く思う。 そう強く思わせてくれる話だった。

    10
    投稿日: 2025.12.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    辻村美月先生の本の中では短い内容だったので一気読み。個人的にとても良かった。 良かった理由として、私も蘭花や茉莉絵のような経験をしたことがあり、めちゃくちゃ共感できたことが挙げられる。 自分が本当に恋している、この人以外考えられないとなると、周りが何を言っても頭の中にその意見が入ってこない。 私も周囲の友人に別れた方が良い、と言われたが、何となくその理由が理解できたとしても、その時は「この人がいない生活なんて考えられない」と思ってしまう。恋というのは、病気だと思う。 結局その人とはあるきっかけで別れて別の人と付き合うことになったが、今思い返してもなぜその人に執着していたのか分からない。全く魅力を感じなくなってしまった。ただ、その時は病気だったので本当にその人がいないとダメだと思っていた。 その心境を辻村さんは見事に文章で再現していて、感情移入してしまった。 因みにその人は茂実ほどのクズではなかった。笑 茉莉絵の気持ちもわかるし、こんな子いるよな、という気持ちで読み進めていた。 幼い頃の環境がそのような考え方を生み出してしまったと思うと、可哀想だった。 私も小さい頃容姿がコンプレックスな部分もあり、ひたすらに周囲の子が羨ましいと思うことがあった。幸いにも友人に恵まれて全く気にすることはなくなったが、環境次第では茉莉絵のようになってしまうこともある、と思った。 盲目的な恋、というのは想像できるが、友情という視点はあまり想像できなかった。 ただ、茉莉絵をみているといかに蘭花に執着していたかが伝わり、盲目的な友情も怖いなと思った。 茂実も最初は好青年のような描写だったのに、どんどんクズ男に成り下がっていき、まさに人間味あふれるドロドロしたドラマだと思った。個人的にはドロドロ系がとても好きなので、また読みたい。笑

    1
    投稿日: 2025.12.26
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    同性愛とも違う、友だちへの歪んだ愛、執着が恐ろしいと感じた。 るりね?にとって自分のコンプレックスを解消してくれるのが蘭花で、コンプレックスを刺激してきた美波のような存在にアピールするための道具としてそばにいたかったんだとおもう。 タイトルの通り盲目的な恋と友情だった。

    0
    投稿日: 2025.12.22
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    辻村先生の作品は朝が来るしか読んだことがなかったがこちらの方が圧倒的に好み。 2人のヒロインが恋パートと友情パートに別れて主観で描かれている。 二人とも、盲目的で何かに異常に執着しているという点では同じ。 しかし、蘭花は不毛な恋愛であるにしても自分の人生を歩み続けているのに対して、るりえは異常なまでに蘭花が人生の大部分を締めている。 過去のトラウマが呪縛のように彼女に纏わりついているせいで、恋愛も友情も歪な形でしか形成できず、周囲から孤立している。 プライドがとてつもなく高く、それがコンプレックスと混ざり合って満たされない、満たされたい。 どこまでも精神的に未熟な人間だなと感じた。

    0
    投稿日: 2025.12.21
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    盲目的な恋の最中にいた蘭花の目線はよくある恋愛の一部始終という感覚だったけど、ずっと嘲笑されてきて人間不信な留利絵から見ると友情も十分盲目になって人に執着してしまうものなのだと感じた。留利絵の蘭花に対する独占欲とか、どんなに献身的に支えても結局は男の元に行ってしまうのだと悟って呆れるところとか少しわかる気がした。高校時代に、あまり理解できない行動をする友達がいたなぁと思い出した。黒幕は留利絵なのか、茂実なのか、茂実を操っていた女だったのか…。美波が一番世渡り上手でさっぱりしてて生きやすそう。想像以上の結末で恐ろしかった。留利絵のように被害妄想が強くて、異性から認めてもらえなかったトラウマを持ち、考えすぎてしまう人はどのようにしたらもっと軽く生きられて幸せになれるのだろうと思った。外見至上主義の世の中って良くないと思った。

    18
    投稿日: 2025.12.21
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    1つの物語を「恋」と「友情」2つの視点から読むのはとても面白かったです。 盲目的に夢中になれるというのは素晴らしくもあり、それと同時に醜く恐ろしいものでもあるということを知りました。 私にとって、依存・盲目・執着で最初に連想されるものといえばやはり恋愛なのですが、友情というものも拗らせてしまえば恋愛に匹敵するほど恐ろしいものに変わってしまうのかと驚きました。 「恋人」「親友」という特別感のある立場に固執し、徐々に狂っていく人間の姿が繊細に描かれており 読み応えのある内容でした。辻村深月先生の文才がひしひしと伝わってきました。 『友情』の章の途中から結末を想像していたのですが、その上をいく結末でした。 山本文緒さんの解説も的を得ていて、よりこの本に対する理解を深めることができました。

    1
    投稿日: 2025.12.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    眉目秀麗な蘭花と容姿にコンプレックスを持つ留利絵。 前半と後半に分かれてそれぞれの視点で進む物語。 自分にとっては人生を大きく揺るがすような重大な出来事であったとしても、相手からすると些細で小さな出来事だったりする。 自己肯定感やプライドは傷ついた経験や称賛された経験によって構築されていき、それが客観視できないまま増幅していくと執着となっていつしか抜け出せなくなる。 留利絵が容姿を貶されてきたトラウマから、自己防衛のために曲解した受け取り方しかできなくなってしまっているのが痛々しかった。 被害妄想という言葉だけで片付けてはいけないような、哀れで残酷な心情。 もしそういうトラウマがなければ、留利絵は蘭花に固執することもなかったのかもしれない。 前半の蘭花視点のお話では留利絵はすごく友達思いで優しい人だったのに、後半の留利絵視点で一気に覆された。

    17
    投稿日: 2025.12.14
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    人間の愚かさ、弱さ、執着心、嫉妬、おぞましさがこの1冊にあります。 女同士って本当に面倒なことが多い。 群れてワーキャー言っている女子って幸せものだと思う。

    1
    投稿日: 2025.12.12
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    誰しも一度は経験したことのある激しくて、黒い感情。 自分自身にも思い当たる瞬間が多々あって、「あのときの自分もこうだったかもしれない」と思う場面が何度もあり、正直苦しくなるほどでした。 恋や友情が濁ってしまう瞬間、相手を大切に思う気持ちと自分の弱さがぶつかり合う瞬間――そのどれもが痛いほど伝わってきます。 読み終えて振り返ると、“他人事ではない物語”だったからこそ、深く刺さるのだと感じました。

    22
    投稿日: 2025.12.12
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    図書館で借りて、すごく好きだったので何年ぶりかに購入して読んでみた。タイトル通り、盲目的な恋と友情の話。どう考えても別れたほうがいい恋人から離れられない蘭花と、蘭花の親友になりたい、感謝されたい留利絵。なんというか、あーあるよねそういう感じ、というのがたくさん。リアルすぎて痛い。人への執着は自分を見失うね。 表紙が可愛いのもお気に入りポイント

    20
    投稿日: 2025.12.11
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    面白かった!!!!!全員歪みすぎてるけど、実際そんなもんだと思うから共感でいたし、結末がほんとに・・・ 友達に借りてから1年半経ってようやく読めた

    0
    投稿日: 2025.12.07
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    はじめて辻村さんの作品を読みました。 登場人物の男が全員キモ~いけど、リアルにこういう人たちいるよね…と自分のコンプレックスもグサグサ。ルリエールは、繊細になりすぎちゃうのに、他人には無神経な言葉をかけてしまうこともあり、確かに陰口を言われちゃうタイプだと思いました。 エロババアはずっと許せない。

    1
    投稿日: 2025.12.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    異性から愛されないと、フェミ寄りの思想になるよね。あと、被害妄想が強すぎて、自己愛が強くなる。友達に何かを求めてしまうので、さらに友達がいなくなる。思考が深いと、生きにくい。 2人の視点から描かれていたが、2人ともに共感はできないけど理解はできる。 美波が1番社会性高くて好きだな

    2
    投稿日: 2025.12.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    帯に「最強どんでん返し」「パワフルちゃぶ台返し」などと書いてあって、ハードル上げすぎだった。読んでみたら想定内くらいの程度だった

    1
    投稿日: 2025.11.29
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    盲目的な恋編と盲目的な友情編の二部構成で、同じ出来事を別々の語り手が描くことで、物語の印象が大きく変化していく作品です。登場人物たちの行動や言葉の受け取り方が、語り手の主観によってこんなにも違って見えるのかと驚かされます。 物語の中心にあるのは、人への依存。そしてその依存が、執念深い狂気にも似た感情へと静かに変質していく過程です。共依存でありながら、どこかに計算や打算が混じっているようにも思えてしまう。その矛盾や歪みも含めて、人間という生き物の複雑さが浮き彫りになります。 恋愛小説でも友情小説でもありながら、そのどちらにも収まらない重たい感情が全編に漂い、読み手を揺さぶります。さらにミステリー要素もきちんと織り込まれているため、心理描写の濃さと物語の緊張感が最後まで途切れません。 内容はかなりヘビーですが、その分、読み応えは十分。語り手が変わるだけで物語の輪郭が塗り替えられていく体験は、この作品ならではの魅力です。読後にじわじわと余韻が押し寄せる、力のある一冊でした。

    1
    投稿日: 2025.11.29
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    非常に引き込まれた。 ルリエのような子は、学生の頃、女性の多いコミュニティだと1人はいたことが多い。 果たして男性の方は、ルリエについてどこまで理解しながら読むのだろうかと思う。 現実でも、彼女のような子について、作中の茂実や蘭花の元カレがそうだったように、男性はそもそも彼女に興味をもたず、眼中にもないということが多いのではないかと思った。

    1
    投稿日: 2025.11.27
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    恋は盲目と言うけど、盲目的な友情?と気になって読んでみたら、面白すぎて1日で読んでしまいました。 自分ももし出会う人との関わり方によっては、るりえちゃんと似たようなことをしてしまうかもしれない、可能性がないわけではないと少し怖さも感じた 辻村さん、すごい、久しぶりに余韻が長い作品に出会えました。ありがとうございます。

    2
    投稿日: 2025.11.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    時間を忘れて読み耽った一冊。 主人公が指揮者と出会ってからの展開が面白すぎて2日で読了。大切な存在ができるとそれ以外どうでもよくなっちゃう主人公に共感してしまった。ほんとは良くないけどね。。 ラストは完全にミスリードにひっかかり「るりえが犯人?!」となった。(読み返してみるとるりえが突き落とした描写は一切ないんだよな〜) また他の作品も読みたいです。

    1
    投稿日: 2025.11.22
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    初めての辻本深月さん作品 複雑な人間関係とミステリアスな展開で ゾワゾワしながら読み進める感じ 男女のやり取りや、細かな嫉妬心も リアルに描かれていて自然と引き込まれた

    5
    投稿日: 2025.11.18
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    面白かった るりえちゃんの気持ちがとてもわかる 自信がないゆえにしてしまう行動 友達を囲っておきたいという一種の束縛

    6
    投稿日: 2025.11.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった! 依存や執着を手放せない恋の話かと思ったら、それだけじゃなかった。 周りと比較ばかりして自分が見えなくなっていき、少し受け入れてくれただれかに執着するひと。 自分の日常に立ち込める暗雲や吹き荒ぶ風ばかりに集中して、周りが見えなくなっていき、かつての手にしていたはずの幸せに依存するひと。 何もかもが自分から無くなって、唯一残ったかもしれないそばにいてくれる誰かを、必要以上に縛りつけ、幸せを疑い、自ら終わりに近づいていることに気付かず執着して、自分のことも、周りのことも考えられなくなっているひと。 全部、僕かもしれなかった。 嫌いな人のことはさっさと忘れましょう。 人を嫌うなら一人で嫌え。たとえ自分が大好きな人が、自分が大嫌いな人のことを好きでいても、それはどうすることもできない。 縛り付けて無理矢理思いを寄せてもらっても、空虚だから。寂しいけど、つらいけど、依存は、やめなければならない。いつかスッキリと見返せるように、進んでいた方が、ずっと良い。

    2
    投稿日: 2025.11.18
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    盲目的な友情の方が、盲目的な恋より狂気だった。 読み手の憶測は作者の書き方で転がされていただけで、まさかの終わり方だった。

    4
    投稿日: 2025.11.13
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    「その恋、その友情、依存かも。」 と書かれた帯に惹かれて購入。 蘭花目線と留利絵目線の2つで構成されている。 蘭花目線は、御嬢さんが初めての恋愛してその男が危ない奴で、云々と書かれていて、えっ?ここで終わり?ってところで終わって 留利絵目線がまぁ不気味なこと。 この執着心はレズなのか?と思ったがそうでもなく、ただの依存で強烈な執着。 でも、恋に夢中になって蘭花は留利絵の支えを蔑ろにしてる部分めちゃくちゃあって、イラッとくる気持ちもわかる。 ゾクゾクしながら一気読みした。 学生時代、私の周りにも留利絵っぽい女の子居たな。やっぱ女の子って怖い^_^; この小説結構好き!ヒトコワ!

    15
    投稿日: 2025.11.10
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    盲目的すぎる、けど大なり小なりこの感じの恋愛と友情ってよくあるんではないかしら男は知らんけど 劣等感を抱いてる方って、自分が勝手にしたことでもしてあげたと思ってるし、それに対してのお礼とか、ちょっとのざまあみろを求めがちなんですよね悪いけど、それでさらに劣等感増し増しになりがちね、それあたしね あと恋愛って相手に恋するとか愛するとか動詞にもなるけど、友情はないな、、、と今思った チャットGPTに聞かずにこの議題について小一時間語りたい

    4
    投稿日: 2025.11.09
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    人への依存。 人は人に依存して誰かに頼られたくて生きてる。 そんな人もいるんだな、と 蘭花の気持ちもわかるし、るりえの気持ちもなんとなくわかる。けど、それが全面に出過ぎ。 人って距離感大事だと改めて感じた。近すぎるとそれ本体が何かわからなくなるからね。

    6
    投稿日: 2025.11.08
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    再読 前半は蘭花目線の恋のお話 後半はルリエ目線の友情のお話 クズ男から離れられない美しい女の子…という単純なものではなく、後半のルリエの蘭花に対する執着が恐ろしい ルリエは自意識が高すぎて、プライドも高い 被害者意識も強くてコンプレックスにも敏感 嫌いになった人をいつまでも許さず恨み続ける 怖かった〜…!

    3
    投稿日: 2025.11.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    平易な言葉と緩急締まって気持ちいい文章で、一日で一気読み。 二者の目線から同じ出来事を描く形態の醍醐味は視点の違いによる描写の差異だが、この小説はタイトル通り二人とも「盲目的」なのでその差異を「どちらかだけが正しい/間違っている」と言えない。そしてその狂気的な盲目はページをめくるごとに増していくため、後半にいくにつれて同じ場面でも違う出来事のようになっていく。 「いっそ好きじゃなくなれたほうが楽なのに」「恋ってそんなに友情に勝るものなんですか?」「あの子より私のほうが親友として選ばれた」、これらは決して劇的ではなく、いや正確にはいずれも私の周りでよく聞く言葉であり、つまり劇的かつ平凡なものでもあると言えよう。 しかしこの物語は何と言っても最後のどんでん返しがすごい。私がもしや?と考察したものは全て作者の手のひらの上で転がされていただけだということだ。誰かに本書を薦める上でその人と私の関係性によって本書のテーマが難易度として立ち塞がる時もあるかもしれないが、「面白い」と推薦したくなる一冊ではあるだろう。

    1
    投稿日: 2025.11.05
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    私も今は妻がいて子供がいて 恋は確かに盲目的になりやすく 求め合うものだと思っていて、 それが愛に変わると与え合うものになるんだと思っている。 友情も仲の良い友達には何の不快感もなかったのは きっと何も求めずただ楽しく過ごすそれだけの 存在だったからだろう 誰しもが盲目的になると思う、悩むし、苦しむ そんな時でもとにかく素直で自分を悲観せず真っ直ぐでいて欲しいと思った そうしたら登場人物みんなこんな風にはならなかったかもしれないから。

    2
    投稿日: 2025.11.04
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    ルリエ怖いね。してあげた、もっと感謝されたいと思うぐらいなら何もしなくていい。見返りを求めての行動は汚い。

    1
    投稿日: 2025.11.03
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    辻村作品読み続けキャンペーン中。 一番怖い作品かも。 ルリエが怖い。 人に価値を置きすぎると危険。

    1
    投稿日: 2025.10.29
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    恋も友情も盲目的になればなるほど醜いし、でも醜いほど想うからこそ、読者の情動を大きく揺さぶるんだなと感じた。 個人的には崩れていく人間、人生を描いた生々しさが、憐れですごく好みだった。 恋と友情の2部構成で、主人公が変わるため、友情を読んで恋を読みなおすとまた違った感じ方ができて面白い。

    2
    投稿日: 2025.10.29
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    最初の章を読み終える直前、ドロドロとした恋愛小説と思いましたが、そこからの展開に驚き。そこからはどんどんページが進んでいくような作品でした。登場人物それぞれの「盲目的」が、様々な視点で描かれ、どこか共感してしまう部分があるような。ないような。

    3
    投稿日: 2025.10.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み終わった瞬間、わあ〜と声も出て鳥肌がたった。 本当にタイトル通り「盲目的な恋」と「盲目的な友情」だなと思った。また、最後まで読んで初めてタイトルの意味を理解できるなと。 嫉妬や憧れから依存や執着などさまざまな感情に昇華されていって、もはや狂気。 共感できる言葉もたくさんあって、私は果たして大丈夫なのだろうか?と不安になってきた。

    3
    投稿日: 2025.10.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後に衝撃の事実が、、でもなんとなくそんな気もしていたような、、 前後半比べると客観的な見解の部分については前半の方が共感できたが、「盲目的」になっている対象は後半の友情の方が共感できた。 自分も第三者から見たらルリエールみたいな存在だったらどうしよう、、、と怖くなってしまった。 女子の世界ではお互い自覚無く相手を傷つけてしまう言動が誰にでも少なからずありそうだと感じた。 最終的にとてもドロドロとした暗い感情になったから、自信を無くしている時は読まない方が良い。 彼氏がいない私にとって、ルリエールの蘭花に対するモヤモヤした気持ちや、友情より恋が尊いとされている世間の風潮を疑問に思う気持ちがとても共感できた。ただ、蘭花目線で見ると本当に好きな人ができたら、そうなってしまうのは必然というかどうしようもないことなんだなと感じた。

    2
    投稿日: 2025.10.18
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    最初は単なる恋愛小説家だと思ったが、第一章の後半から読む手が止められず気がついたら読み終えていた。執着にも色々な執着があるが、女同士の執着や恨みほど恐ろしいものはないと思う

    2
    投稿日: 2025.10.17
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    留利絵の蘭花に対する執着は異常…。 自分に非があるとは思いもしていないところがまた痛々しい。 だけど、山本文緒さんの解説にあったように、そうすることで彼女は自分を守っていたんだよなとも思う。 蘭花の泣いている姿を見るのは耐えられなくて、元凶を引き離そうとしていたのに、いざ離れたら自分の存在価値も同時に消え失せてしまったように感じたんだろう 聡明な蘭花の幸せを願っていたように見えて、自分の居ない世界でひとりで幸せになっていくのは許せなかったんだろうな 結末について、多少の驚きはあれど、正直どんでん返しとまでは言えないかなと感じた

    1
    投稿日: 2025.10.13
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    読み終わったあとに嫌な気分になった。 人物描写がリアルなところが、読んでいて実際にありそうな、想像できるところが特に。 物語の流れとしても個人的にはあまり好みではないが、人によってはこの小説のような現実もあるのかと思えた。

    1
    投稿日: 2025.10.09
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    再読することはないだろうなと思うくらいヘビーな一冊だった。恋も友情も歪んでいて、視点が変わりながら、どんでん返しな展開が広がる。ずっしりと重くて、留利絵は自意識過剰で、どうにも救われないところが沈む。かがみの孤城はファンタジーな雰囲気だったのに、辻村さんはこんなにも生々しい話も書けるのね。印象が変わりました。

    2
    投稿日: 2025.10.08
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    恋・友情・少しのミステリーを兼ね備えた素敵な作品。私自身、留利絵(主人公の友人)の心情には8割共感してしまった。なぜこの世は恋>友情なのか、よく考える。盲目的な恋はよくある話だが、盲目的な友情に関してこれほど描写されている作品は少ないと思う。留利絵に共感してしまう私は、図々しいのか。ラストは何となく想像できるなと思ってたが、私の単純な思考回路では到底予想できるものではなく、最後の最後まで衝撃で、夢中で一気読みした。

    2
    投稿日: 2025.10.06
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    「恋」「友情」の2章構成。 読んでいる最中から いろんな感想が脳内を飛び交って ずっと“人間”が描かれていて良質の読書体験。 あとは完全な個人的嗜好だけれど、 ラストのシーンがかなり映像的にザ・ラストなシーンとして描かれていて、 読んでいて冷や水を浴びせられたかと思うくらい一気に冷めちゃった。 そこが人気なんだろうけれど。 自分としては辻村さんは安心して読書体験を委ねることがどうしてもできない作家さん。

    2
    投稿日: 2025.10.05
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    まさにタイトルどおり“盲目的な恋”と“盲目的な友情”が展開する悲劇 恋と友情は似て非なるもの これまで深く考えてこなかったけど たしかに恋と友情はぜんぜん違う 恋は相手とのシンクロ率が高まると嬉しいし下がると悲しい 友情ではシンクロ率が高まると嬉しいのは同じだけど、下がったところでそんなものかと思って流してしまう 性別の問題か? 同性の恋だってあるし、異性の友情だってある 謎だ 物語は至ってシンプル 可愛い女子大生が優秀な指揮者の卵に恋して 束の間燃え上がるけど、破局に終わる この物語を恋の当事者とその友人との視点でみるとまったく異なるのがおもしろい なにが違うのか、わかりそうでわからない 恋と友情の謎

    9
    投稿日: 2025.10.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前半は主人公目線の恋愛の話、後半は友達視点の話になり、同じ出来事でも考えていることが違った ラストが想像と違ったのでちょっとびっくり

    1
    投稿日: 2025.10.04
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    かなりリアルな人間模様。 リアリティで尚且つ自らこうなってしまうのではないかという少しの恐怖がさらにリアルに感じさせる。 現代には愛着障害とまではいかずともこのように愛着に対する不安感を持った人間は多いのではないかと考える本だった。

    2
    投稿日: 2025.10.03
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    帯に過剰なぐらいどんでん返しと書いてあるので期待値を上げすぎた部分はあるけど、恋愛要素の絡むミステリーとして普通に面白い。 主人公の蘭花は恋に盲目すぎるけど、こういう恋愛をしてしまう人は全然いるよな〜とも思う。恋も友情も、特定のだれかに依存するのはよくないな、という教訓のようにも感じた。

    4
    投稿日: 2025.10.02
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    すらすらと読んでしまったけどすらすら読むべきではないと感じたほど、想像以上に重くて暗かった 蘭花の章では なんでこんなに恋愛を主軸として生きているんだろう という疑問のほうが大きくて、自分の中で留利絵は「女友達の1人」という位置付けになっていたので友情章での留利絵の語りと蘭花の語りの違いに驚いたし、でも何よりそこがめちゃくちゃ面白かった……… 蘭花が茂実に抱いた感情よりも、留利絵が蘭花に抱いていた感情のほうが執着的で捻じ曲がった愛だった

    3
    投稿日: 2025.10.01
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    どんでん返し系小説① 男への愛と、女同士の友情。両者の依存が重なり合う時、上回るのはどちらか。互いを上回ろうとする時、人はどんな行動に出るのか。途中から結末は予想できてたのに、最後の最後「!?」ってなる真実が明かされた。少し期待値が高かったから⭐️3。

    3
    投稿日: 2025.10.01
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    恋 の方はホントにこういう奴らいるよねー(今まさに職場の部下がこんな感じの面倒起こしてて草) 友情 こちらもなんか分からんでもないなー、嫉妬心は少なからずあるなー この恋と友情を人生単位で天秤にかけることがなかったので、考えされられる作品でしたね。 もちろん、恋は発展して夫婦となることを目指すのでそっち優先というのは理にかなってる気がするけど、恋人一瞬友達一生なんて言葉もあるわけで。 そういう意味でおもろかったけど、結末予想ついたのと、美術音楽芸術を扱う作品はやはり共感できなく、★マイナス1で3

    3
    投稿日: 2025.09.27
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    面白くて一気に読んでしまいました! 前半の恋のパートは、大学生の頃のまだ恋愛に慣れていない頃を思い出しました。好きな人との電話や会うまでの時間は大切な家族や友達であっても凌駕する時間であり、ついついないがしろにしてしまう感じ、家族や友達との時間は好きな人との繋ぎの時間にしか過ぎない感じが、すごくリアルで共感しながら読んでいました。 そこからのダークな展開に最後まで手が止まりませんでした。 後半の友情のパートもすごく共感できました。色々なことに平気でいようとしても、キラキラした人達には普通なことは自分にとっては特別で、その人たちと一緒にいれる時間はちょっと格が上がった気分になれる感じ。1人の人に執着してしまう気持ちも、色々な人と関わってること自体を素直に喜べず、友情であるはずなのに、恋に似た自分だけと仲良くしていてほしいと思ってしまう友達がいるので、自分の薄暗い気持ちを覗かれたようで、びっくりしました。 面白くて読み終わった後すぐにもう一度読み返しました

    3
    投稿日: 2025.09.27
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    辻村深月作品の中ではかなりダークな作品。ミステリーの要素もあり、帯にあるように「どんでん返しどころではない」ストーリー。 気付いたら一気読みしていた。 二人の登場人物にフォーカスされてそれぞれの視点で同じ時間軸を進む。片方で見えていた内容がもう片方では全く別の意味あいを持ったりと、近しい人間関係が詳細に表れている。 かなりリアリティーのある人間描写。 人の内面をもとにしたミステリー要素のある作品が読みたい方にはオススメの一冊。

    4
    投稿日: 2025.09.23
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    陰鬱でした。最後まで読んだけど、あまり驚くことも感嘆することもなく、ただただジメジメしてました。【2025年8月22日読了】

    1
    投稿日: 2025.09.22
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    女の子の女の子に対する執着。これって妬みからくるものではないのか? 恋人への共依存、こちらはわからなくはない。 最後ばなんだかゾッとした。

    2
    投稿日: 2025.09.21
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    天才的に面白かった、、!蘭花と留利絵が一貫していてよい。 盲目的な「友情」の方が狂気的に思えてしまうのは、恋愛より友愛を軽く見てしまっているからなのかな、、 自分が大事に、重く受け止めていることを一方では覚えてもいないという描写が切ない。 盲目な状態でない美波が一番可愛く、生きやすく見えた。

    4
    投稿日: 2025.09.21
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    やっぱり、辻村さん女性の心情を表現するのが、とても上手だと思いました。 依存すると自分が壊れていく様をありありに描写されている恐ろしい作品。

    4
    投稿日: 2025.09.20
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    前半のヒロインは恋した異性に盲目的で、後半のヒロインは愛した友達に盲目的な女の子だった。大学を出て少し社会人を経験してそのつながりをイメージできて、周りには結婚する同級生もいる自分にとっては、すごく近くて、すごく遠い場所で起こっていることのように感じた。 ミステリー要素がありながらも、正しくない2人を堂々と描くところが魅力的だ。そもそも正しい主人公などいないのかもしれないが、こんなにも歪んだものをまっすぐかのように表現し続ける粘り強さに驚いた作品でした。 色んなことを考える人がいるんだなぁ。

    1
    投稿日: 2025.09.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    彼氏できたら性格変わる女友達思い出してイライラしたт_т 最後、道ずれにするところ結構スカッとしたかも 女は男に振り回されず強く生きて欲しい!!!

    2
    投稿日: 2025.09.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    めっちゃ好きなやつ。 傲慢と善良が好きで(2度読んで映画も観た)、似た雰囲気のあらすじたったから選んでみたけど大正解だった。辻村深月さんってほんと女の根底をつく本を書くのが上手すぎる。 タイトルに「盲目的な恋と友情」とあるから恋と友情を一緒くたに考えてしまってたけど、「盲目的な恋」と「盲目的な友情」の2部構成だった。 盲目的な恋をした経験がある私からすると、蘭花の心情は全部がウンウンと頷けた。誰に何を言われようと私たちの恋は本物だし、他人に理解できるわけないと思ってた。アドバイスされてもそう言うことじゃないんだよって。自分を客観的に見ることが出来なくなってて、今思えばあれは恋は盲目といえる状況だったなあ。 2人の共通の友人である美波はどのグループにもひとりは居るタイプの子。自サバで正義感強いタイプだけどちゃんと女社会をわかってる。こういう子は何に対しても依存しないし客観視できるんよね。だから一緒に堕ちていかないし、別ルートの正解を一緒に探してくれる。 正直、留理絵の気持ちは理解できなかった、、 蘭花にそこまで執着した理由はなに? 留理絵が思う全てを兼ね備えた蘭花と気が合って、 自分を理解してくれるのはこの人しかいないと思った瞬間に、不本意ながら支配しなきゃってなったのかな。 完全な私見だけど友情の執着のほうがめんどくさそうです。

    2
    投稿日: 2025.09.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    盲目的な恋と言う言葉に胸がキュンとなる小説かと思ったらドロドロだったわ (・_・ 情熱的に人を愛する人の行動だろうか? 執着しすぎた愛情ゆえの行き過ぎた行動 だろうか‥ 別れ話しがこじれて殺人事件に至ったニュースがあるがそれに近いのか? 本を読み終えて色々な人の感想を覗き見した時間も含め楽しめた。 年齢問わず楽しめる小説じゃないかなと思った 個人的感想は執着がコワイ、、

    7
    投稿日: 2025.09.15
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    たまたま最近、「恋」と「ナイルパーチの女子会」を読んだところだったので、両者をマイルドにまとめたような雰囲気だなと思った。 後半はそうか、これはミステリなのか、と思ったけど正直若干雑に感じた。メインはそこじゃないということなんだろうけど。 帯でどんでん返しが強調されてて期待しすぎてしまった感はある。 華やかさと退廃的な感じを両立させてる恋愛パートは、全然経験なんかしたことないのにわかる気にさせられてしまった。溺れるような恋、していた気がした。 どの登場人物もなにかが欠けていて、どこかおかしいところがあって、でもそれを自覚できずに周りにばかり気を取られてしまう感じ、リアルだなと思った。

    1
    投稿日: 2025.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一気に読めた タイトルが 盲目的な恋/と友情 だと思っていたけど 盲目的な(恋と友情)だったんだなあと。これは友情でなく気づいていない同性愛者の片思いといった意見もみたけど私は友情だとおもう。そもそも友情は相思相愛だけどそれ以上の関係に抗えない疑似恋愛みたいなものだと思っている。(宇垣アナが言っていた 恋編で蘭が星近に惹かれてハマっていくのも私はよく理解できた。すっごく人を好きになった人が書ける緻密な文章と感じた 友達の明るくてさっぱりしている子は私的にすごくいい子だなとおもったけど、友達編では酷いように書かれていてほんと受取方や関係、それまでの生い立ちによるんだなあとおもった。 ミスリードにひっかかってしまったけど、本当におもしろかった。

    4
    投稿日: 2025.09.11
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    盲目的な恋と友情。 「恋は盲目」という言葉はよく耳にするけれど、「友情は盲目だ」とはあまり聞かない。 恋愛は友情より優先度が高い? 女はなんで男との幸せを願うのか。 親友はあなただけ。でも、あなたにとって親友は何人もいるの…? 私だけじゃないの?私だけを見てよ。 そんな友情への執着という「友情の盲目」という感情に驚いた。 女の生々しい感じ。解像度が凄すぎる。 そして最後に明かされる驚愕の真実。思わず固まってしまった。 最強のどんでん返し。 やっぱり辻村深月さんの小説は沼る。

    1
    投稿日: 2025.09.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    4.4 かなり面白かった。短いのに読後感はかなりある。 なるべく同じ作者の作品を続けて読まないようにと思っていたがどうしても読みたくて。 通勤時間にいつも読書をしているが楽しみで仕方なかった。 27歳の今の経験値だからこそ色んなことを感じ、心に刺さった1冊だった。 辻村深月さんの作品がより好きになった。 本題へ 盲目的な恋と友情というタイトルそのままの内容。 どういう作品なのか特に見当もついていなくて読み始め、読み終わったあとには完全に納得。 【構成について】 物語は二部構成。 蘭花とるりえ視点で話が進む。 2/3位は蘭花のストーリーで最後にるりえ視点で同じストーリーを歩む。これがこの作品の1つのポイントで、同じストーリーで視点が違うからこそ、登場人物事の価値観がより鮮明に浮き立つ。かつ、客観視もできる。 【ストーリーについて】 ・盲目的な恋と友情 盲目的だった。周りが見えていない。それでも人間を狂わせる恋と友情。 ・結末 茂実の死から、るりえが犯人かのように描かれ、るりえのストーリーが始まる。 最後の結婚式で警察が入ってきて、まさかの犯人は蘭花。 あまりにも描き方が上手くて予想できなかった。完全想定外。どんでん返し。 るりえはただの協力者。共犯。 そしてさらに予想外の展開へ。 まさかのるりえが裏切り、警察に伝えていた。 蘭花への友情、愛情、自分が散々やってきたことへの感謝のなさ、自分を蔑ろにする蘭花に対しての苛立ち あんなに一緒にいて、蘭花を支えてきたのに、感謝もなく、またぽっと出の男に取られ、蘭花の中での自分の立ち位置を再認識させられる。茂実だったからというより、自分が一生越えられない壁があることを知る。蘭花が結婚し、海外に移住することになって、当たり前のように自分とは一緒にいないことを話す蘭花の言動がるりえにとっての許せないキーポイントだった。蘭花を裏切り、茂実の中にとどめようとすることで、自分のもとに置いておきたいと願う。蘭花にとっては不幸になるよなことをしてでも。歪んだ行き過ぎた友情。面白いと感じるところであり、最後の最後で恐怖を感じた。 ・恋愛 作中にも出てくるが、最初の恋の重み。 最初に経験した本当の恋、本当に心から愛してしまった人は、苦しいまでに人を狂わせる。茂実にとってのななこであり、蘭花にとっての茂実。 室井にバレてから腐り果てた散々な茂実、誰も魅力を感じないような存在になってもなお、蘭花は茂実にこだわり続け、自分が衰弱してもなお茂実から逃れられない。不倫が室井にバレたことでむしろ彼女は喜び、茂実にとってより居なくてはいけない特別な存在になったことを喜ぶ。そこまでの歪んだ愛。それがもはや愛なのかも他人からは分からない理解できない。 ・女友達 どんなに仲良くなっても、女の中で友情は恋愛の次という認識は確実にあって、思い至るふしがいくつもあるからこそ、胸が苦しかった。 何故だろう。友達と話しているのに恋愛の話ばかり。男の話ばかり。心を許しあった仲になったとしても、何故か何枚もの壁を感じる。会話の中から垣間見える彼氏より圧倒的に下。何故なんだろう。分からない。分からないけど、女という生き物は男がいてこそなのかと思い知らされる度に胸糞悪い感情になる。 今作品は、恋愛をしないるりえが向ける蘭花への歪んだ友情。自分が蘭花にとって特別な存在でありたい、その一心で蘭花と同じ屋根の下同居人として親友として過ごすが、その友情はどんどん加速して歪んでいく。 私の何故なんだろうと思っていた気持ちを上手く描いてくれている辻村先生。描き方が上手すぎる。小説で恋愛が描かれることは多いが、ここの皮肉めいた友情部分が今作品をより唯一無二にしていると感じた。 また、美波の登場により、蘭花にとってのるりえの存在と、るりえにとっての蘭花の存在の違いが色濃く浮きでる。 ・蘭花 歪んだ愛の中で超えてはいけない一線をこえてしまった茂実。限界に達した蘭花は茂実を殺してしまう。ただ、その後それを事実として受け入れられない。あんなに愛した男が変わり果て、それをどこか望んでいた部分もあったはずなのに、決定的に拒絶せざるを得ない行動をされ。そして気づいたら自分が死んで欲しくないと願う男を殺して。殺してもなお茂実は蘭花の心を蝕み続ける。あまりにも蘭花は苦しすぎる。 ・るりえ 狂ってると感じた。最後のどんでん返しは凄かった。 彼女の狂気性は過去のトラウマに起因する。容姿に恵まれず苦しんだ過去。その過去にずっと囚われ続け、大人になってもなかなか人と上手く付き合えない。そして、他の友人たちが男に求めるものを女に求めるようになる。容姿に恵まれた女選ばれる自分。そこに承認欲求を満たそうと必死になる。そして、蘭花の経験を自分の経験のように捉えてしまったり、男に苦労したという偽りのストーリーを作り出してしまう。 まさに言葉を選ばずに言うならバケモノ。だがしかしそれはるりえだけが悪い訳ではなく、容姿といううまれもったものがどれだけ恵まれているか、ということで左右されてしまう皮肉さ。 容姿に関しては、相当な美女でない限りうっすら経験したことがあるであろう劣等感に苛まれるような現実を描くことも読者を引きつける1つのポイントなのかなと感じる。

    3
    投稿日: 2025.09.06
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    前編が恋愛、後編が友情について書かれている、 でもストーリーはずっと繋がっていて、その構成もおもしろい、どんどん惹き込まれる 読み終わってからしばらくこのことばっかり考えちゃった。

    2
    投稿日: 2025.09.04
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    歪んだ愛、友情。 女の子特有の、友達関係なのかなと思う。 わかるような、でもわからないと思いたいような。 少しミステリのような怖さもあって、先を早く読みたいと思った。

    2
    投稿日: 2025.08.30
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    蘭花パート、終わりの方はなぜだか涙が止まらなかった。たぶん盲目的な恋を少しだけ経験したから、感情移入しすぎてしまったのかも。 留利絵パートを読みながら、その涙はスーっとひいていった。友情にいびつさを感じたからだろうか。時系列は同じはずなのに、蘭花目線と留利絵目線から想像できる関係性に相違がありすぎた。終始、留利絵のコンプレックスから窺えるであろうものの見方に、気持ち悪さすら感じた。 なんにせよおもしろかった。

    2
    投稿日: 2025.08.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    (漢字忘れました) 蘭花が、ルリエがどうしてあの日のアリバイを作ってくれたのかまるで理解してないし確認しようともしてないのが怖いと思った。 本当に蘭花の回想でのルリエは脇役だし、罪を庇われてもなお、ルリエの方を振り向かずに自分で殺した男のことを考えながら別の男と結婚しようとしていて地獄。 美しい女性よりも、劣等感を抱えるルリエの方がまだ共感できることは多かったから、ルリエの立場から見た時に蘭花の回想はとても地獄だと思った。 ルリエ姉が父に性虐待されていたことについても、それでも選ばれる側が良いと「人には人の地獄がある」ということをまるで理解できていない様子が根深い歪みを感じて怖かった。 この後蘭花もルリエも捕まって、蘭花はルリエがしたことの全貌を知って何を思うんだろう。 もう蘭花の結婚も無くなるし、美波はルリエが執着している蘭花のことすら軽蔑して幸せになるだろうし、そうなってもなおルリエは蘭花の心の柔らかい部分に触れるような存在にはなれないだろうなと思った。美波を出し抜くことは一生できない、そんな自分を客観視できずに蘭花まで貶める弱いルリエに苦しくなった。

    3
    投稿日: 2025.08.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    蘭花の章も、留利絵の章も、言葉にできないような複雑な、ドロドロでリアルな感情たちがたくさん描かれていて、苦しいのにどんどん引き込まれてしまった 性欲とか、独占欲とか、そんなので語りきれない心のずっとずっと奥のものを感じた 留利絵が最後にスマホを提出したのに、 スピーチが終わるまではと願ってしまう気持ち、 ただの友情だけではなくて、自分の中で必死に、自分を繋ぎ止めているのが見えて、復讐と言ってしまえばそれで済むけど、それだけではない脆さと気持ちの強さを感じた

    1
    投稿日: 2025.08.27
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    その気持ちわかる〜となる文章が、蘭花と瑠璃絵、両方の章に多数。(少し前の、恋人ができる前の自分であったならば、蘭花の方には全く共感できなかったであろう。) 私は中高女子校育ちで、大学から共学に入り、男性から恋愛対象に見られないということがいかに惨めなことかがよくわかった。そのくせ、性行為には興味があったりして、瑠璃絵の大塚に対する行動にも共感した。 社会人になってから、不倫男やヒモ男に振り回され、こちらに相談するくせに、一向にアドバイスは聞かず振り回され続ける女友達たちにどれほど悲しい思いをしたことか。なぜ女の幸せは、結局は異性なしに完成しないんだろう?なんで女友達だけじゃダメなの?って、本気で思ってた。 でも、数ヶ月前に恋人ができて、恋人ができたのは初めてではなかったけど、こんなに好きになったのははじめてで、恋に狂ってしまうということがよくわかった。蘭花の「恋愛というのは、彼女がしている、あんなありきたりなことではなく、わたしと茂実のような、特別なかけがえのないのとだ。わたしの身に起こったのは、そういうことだ。」という考えは、自分かと思った。彼氏の愚痴を言って、彼氏自身を否定されるのは違うんだよね。わかるよ〜 瑠璃絵の「私は、男はいないけど、平気だ。そんな無駄なものを背負い込むことはないのに、何故、多くの女は男がいなければダメだと思い込むのか。わたしと、平穏に暮らすのでは、ダメなのか。女友達はどうして男に、敵わないのか。」というセリフに、わたしが長年考えてきたことすぎて、涙が出た。本当になんでなんだろうね。 ただし、本屋のpopや帯で宣伝されている大どんでん返し!というのは、ちょっと納得いかなかった。膝を打つような伏線でもないし…。 ただ、瑠璃絵も蘭花も、その気持ちわかるよ、って、抱きしめたくなるような本でした。

    3
    投稿日: 2025.08.26
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    特定の状態での人間の視野の狭さや、それが周りにとってどう映るかを鮮明に書き出した本だと思う。 過度な執着の愚かさ、恐ろしさ、変貌を感じた。

    2
    投稿日: 2025.08.21
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    表紙の絵の美しさに惹かれて読んだが、内容は人間のドロドロとした感情を描いていた。 視点が途中で変わることで、同じセリフでも2人の気持ちに違いがあることをより感じ悪事が出来た。 「どうして、いつの日も、友情は恋愛より軽いものだというふうに扱われるのだろうか」というセリフが、るりえちゃんを表していると思う。蘭花の隣にずっといたい、親友になりたいという異常なまでの執念を感じた。 盲目的な友情とは何かを考えさせられた。

    1
    投稿日: 2025.08.21
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    前半と後半でガラッと変わる印象が楽しかった。 どちらも、盲目的で視野の狭い、リアルな内容で夢中で読みました。 楽しかった……

    2
    投稿日: 2025.08.21
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    人が持っているドロドロした部分をよくここまで精巧に書き出せるな…。 さすが辻村さんと思う作品でした。 恋と友情に盲目な主人公たちに胸焼け気味でしたが、最後の山本文緒さんの解説が薬のように効き読後感を和らげてくれました。

    2
    投稿日: 2025.08.16
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    盲目的なところ、女の子のどろどろとした感覚、るりえちゃんの容姿コンプレックスとか それの延長線上にある感情とか、すべてにゾワゾワとした、そしてわたしもそれに近い何かを自分の中に秘めているような気がして震えた

    2
    投稿日: 2025.08.16
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    好きそう!と思ってKindleで購入 読み始めてすぐ、読んだことあるな、、? ちゃんと文庫本でも買ってた 読んだ本はすぐここへ記録 再読 恋も友情も適切な距離が大切

    1
    投稿日: 2025.08.15
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    snsで話題になっていて気になっていましたが、実際に知り合いにも面白いよと言われたので手に取り、一気読みしてしまいました! 私自身恋人よりも友人に対しての執着が強い自覚があるので、想像を超えた執念に驚きつつも後半の章の方がどちらかというと共感できました。山本さんの解説込みで面白く、蘭花や美波にとっては親友は複数枠だけど留利絵にとってはたった1人という部分は特にしっくりきました。解説で挙げられていた作品もぜひ読んでみたいです!

    5
    投稿日: 2025.08.14
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    おすすめされて読んだ。 まさに盲目的な恋と友情。恋と友情の違いは何か。相手が異性かどうか?私には2章のルリエは蘭花に恋をしているようにも思えた。 恋はもしかしたら一方的な気持ち。友情は共に手を握れているってことなのかな…恋は不安定な印象だけど、友情は(ある程度)ゆるぎないようにも思う。 登場人物全員にあんまり共感できないまま終わってしまった。いや、逆に共感できすぎたのかもしれない。どの展開も驚きがなくて、あぁ人間ってこういう行動とるよね、みたいな。”盲目的”というからには気持ち悪いと思うくらいまで行き切って欲しかったなというのが正直な感想

    3
    投稿日: 2025.08.13
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    うわぁ、この小説は嫌だ。 嫌いじゃなくてイヤ。 誰しも持ち合わせている感情だろうし、一部共感できるところはあるけれど。1人の相手に依存してのめり込んでいくのは身の破滅を招く。 ヒグチユウコさんの美しいカバーイラストがこの本の雰囲気にぴったりです。

    4
    投稿日: 2025.08.12
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    辻村深月さんは女性の闇を書くのが上手。この作品は傲慢と善良とは少し違った女性の闇の部分が描かれていて、めちゃめちゃ面白かったし怖かった。ページ数も読みやすい程度で、本があまり得意ではなくてもさらっと読み切れた。

    2
    投稿日: 2025.08.11
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    ここ一年は読みたいと思って手にした本すら結局読む気になれなかったのにこの本は進んで読むことができた、冒頭はいつも時間がかかるのにあっという間に読み終わった。でも読み進めれば読み進めるほど期待が打ち砕かれていった。んー 圧倒されたけどきつい

    1
    投稿日: 2025.08.09
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    一言では言い表しにくい物語な印象を受けつつ読了 作中、この物語の鍵を握るるりえの「女の敵は女だ」の考え方は「たしかにそうかもな」と納得せざるを得なかった。 "恋"と"友情"二手に分かれるどちらも執着をテーマに描かれていて、読み進めるうちにどんどん面白く感じたなぁ。 好きという感情はなぜ有利にことを運ぶのか。 なぜ、友情を後回しにできるのか。 やはり人は自分が経験していないものに対して、何も理解することは出来ないししようともしないのだろうな。 るりえの"選ばれた人間"でありたいという執着心はおそらく自分で自分のことを認めてあげれなかった幼少期からきてるんだろうなぁとも思った。 やっぱり執着心は怖いし人間をダメにするんだなとまたひとつ学んだ!

    1
    投稿日: 2025.08.04
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    とても浅はかですが、読み終えた時、「盲目的な恋と友情だ…………!!!!!」と思いました 誰かの一番でいたいみたいな、こっちばっかり好きなんじゃないかみたいな思いとかもちょっとわかってしまうのが辛かった〜〜かといってそういう人を自分とは違うみたいな目で見てしまう空気もめちゃくちゃわかるんだ 盲目的な恋と友情〜〜〜〜

    1
    投稿日: 2025.08.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やっぱりなんだかんだでハッピーエンドが好きなので読後感はそこまで良くないけど、読んでる時続きを早く読みたい気持ちすごく強かった。まさかそういうラストになるとは思わなくて、ドキドキしたけど、そのどんでん返しが第一に置かれる物語ではないと思う。文庫の帯もTwitterでもそれをとにかく主張しているけど。 色々考えさせられることいっぱいあるのにまとまらないからまた描きたい

    2
    投稿日: 2025.07.29
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    そんな境地にまで…という感想。美波みたいに程よく人生の節目を楽しみつつ誰にも執着せずに生きる側の人間になりたい思う私は留利絵に真っ先に軽蔑される存在かも。結婚式の友人スピーチに選ばれることへの周囲へのマウント心というか、誇らしい気持ちは共感できる。

    9
    投稿日: 2025.07.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    グロいなぁ。 ドロドロ。 私は、この物語にでてくる鈍感な俗っぽい、いわゆる女子大生の美波(テキトーで割と要領いい)に近いからこそ、世の中にはここまで執着してる人?歪んでる人がいて、その的になるのかなと不安になった。 誰からも好かれようなんて難しいんだなと思った。 綺麗で綺麗ででも、恋愛経験が疎く、星近に執着する振り回され不幸な恋愛をする蘭花は、確かに傷の舐め合い的には、容姿をコンプレックスに思う瑠璃絵と相性が良かったのかもしれない。瑠璃絵の、蘭花のためならなんでもできるというような自己犠牲的な歪んだ友情(殺人を助ける)は、実は蘭花のためでもなんでもなく、明らかに自分の欲ため(憧れの的に近い大好きな蘭花の近くにいれてること、その「親友」でありたいと固執する欲)だろうと思った。 瑠璃絵も、自分が異性に選ばれない恐怖から目を背けるために、恋愛に興味ないふりをしてただけなのかなと思うし、だからこそ、蘭花の元カレ(一番初めに付き合った子)と浮気まがいなことして高揚してたのかなと思う。 瑠璃絵の、「なぜ友情は恋愛よりこんなにも蔑ろにされるのだろう」というセリフは少し刺さるものがある。わたしも女友達に彼氏ができるのが寂しい。 もっともっと友達大事にしてよ、、わたしは彼氏も大事にするけど友達も大事。。 辻村みつきさんなんでこんなリアルな恋愛?描けるの?何を経験してきた?恐ろしい

    1
    投稿日: 2025.07.27
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    とにかくおもしろかった 「盲目的な恋と友情」っていうタイトルが本当にぴったり。恋に恋してる蘭花も、留利絵のコンプレックスによる歪みも、他人事ではないというか、1歩間違えれば自分もそうなるのかなっていう気味悪さがあった。 でも留利絵のほうが圧倒的に狂ってるね。恋人でもない友達にどうしてそんなに執着できるのか…と思ってしまった自分は、やっぱり友情より恋人を選ぶのだろう

    2
    投稿日: 2025.07.27
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    恋人は一人だけど友達は何人作っても咎められなくて、でも自分にとって一番の友達を決めてしまうとその気持ちが一方通行だった時に苦しくなるんだよな。 恋愛絡みではなかったけど同じサークル内の人間関係のゴタゴタとかわかるな〜と思いながら読んだ。美波から留利絵に話しかけたのに無視された〜のくだりのとこ、あるあるすぎて笑ってしまった。当事者同士に挟まれて似たような瞬間に立ち会ったことある。リアルだ…… 美波、留利絵にあんなに思われるほど悪いことしたか?普通にいい子なんだけどな… 留利絵は父親とクソルッキズムどものせいで人生歪んじゃった感じがして悲しい 友達はたくさん作って一人に依存しすぎない方がよいのだなと思いました。 最後のどんでん返しみたいなやつ、帯で煽ったわりに大した仕掛けに感じなかったのでミステリー要素は別にいらなかったな。女の激重感情を楽しむお話として消費した。 ダーク辻村深月好きだな。

    4
    投稿日: 2025.07.25
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    辻村深月さんの作品はどれも大好きだけれどこれだけは、他とは全然違ういい意味でいつもの辻村さんじゃなかった。主人公の盲目な愛が美しく描かれていて女性は特に共感できる人も多いと思う。個人的には親友がずっと気持ち悪くて途中何度か読むのをやめようとも思いましたがなんとか読み切りました。やっぱり表現は辻村さんらしく美しいけどここまで卑屈な親友の思考はどうしても最後まで共感はできなかった。

    2
    投稿日: 2025.07.20
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    あらすじを読んで胸焼けがしたのでなかなか読めずにいた本。この頃読んだ本は同じようなムードが続いていたので流れを変えたくて読んでみた。 読みやすい文体だし展開にも波があってサクッと読めた。『傲慢と善良』『噛み合わない会話と、ある過去について』に続いて3冊目の辻村深月さん。コンプレックスを正当化させるための認識の歪みとか、視野が狭く盲目的になりすぎて追い詰められていくところとか、人間らしい感情がありありと描かれていて新鮮に感じる。わかりやすい作品。

    2
    投稿日: 2025.07.14