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盲目的な恋と友情(新潮文庫)
盲目的な恋と友情(新潮文庫)
辻村深月/新潮社
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総合評価

724件)
3.9
159
307
178
20
1
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    蘭花と留利絵、それぞれの側から同じ時間、場面のことが書かれているが、どちらもさもありなんという感じ。重たいし切ない。 ただ、ラストは想像をひっくり返された。友情と呼んで良いのか分からないけど、自分も同じ境遇なら同じ行動、言動を選んでしまうかもしれない。 二人とも解消しようの無い長年のストレスが溜まって、最後に爆発してしまったのかな。切ない。 最後の解説にこれまた好きな山本文緒さんが登場するが、美波を主役にという発想も面白い。全く違った感じの本に仕上がりそう。 いずれにしても、辻村さんらしさを感じる面白い本だった。

    14
    投稿日: 2024.04.20
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    これは凄い。 二人の女の視点から描かれる恋と友情の物語だが山ほどの毒が盛り込まれていて身震いが止まらない。 裏切りと真実の愛、友情。 これらを見出していく過程がスリリングに濃密に描かれている。構成がズバ抜けて上手いのだ。300頁に満たない短い作品だが、それ故にこの濃密さが読者を直撃する。恐るべし完成度、恐るべし辻村深月。

    3
    投稿日: 2024.04.13
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    2人の登場人物による二部構成の為、ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナを連想しておりましたが、遥かに暗黒面サイドな物語でした(*´∀`) 個人的に予想と異なる結末でしたし、心理描写は巧みで良かったです。

    1
    投稿日: 2024.04.09
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    恋と友情について。表紙の通り、決して明るくて爽やかな恋、友情についてではない。確かに大学生ぐらいの時に読みたかったかもしれない。解説が山本文緒さんで最後に驚かされた。

    3
    投稿日: 2024.04.07
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    タイトルのとおり、恋と友情の2部構成のお話。 蘭花と留利絵それぞれの視点から物語が展開され、最後の最後でだいどんでん返し! 女の恋と友情にフォーカスしたストーリー。

    0
    投稿日: 2024.04.06
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    「恋」と「友情」、二部構成の物語です。あまり共感は出来なかったけど、執着心が丁寧に言語化されていました。負のエネルギーを細かく分析しながら描き切っているのが辻村さんの作風らしく、苦しさに耳を傾けるような気分で読んでいました。 自分自身と向き合う時に、他人フィルターを通して見る癖がついてしまうと、どんどん不自由に、生きづらくなっていくのかなと思います。どれだけ親しくても、相手と自分の人生は別物であるということは、忘れないでいたいですね。

    0
    投稿日: 2024.04.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「中高時代に読みたかった作品」 本作は、盲目的な恋愛を抱く蘭花とその蘭花に盲目的な友情を抱く留利絵の二編構成。 恋愛パートでは大学生の恋愛を想起させ、 友情パートでは中高生時代のドロッした女性関係を綺麗に表現している。 恋愛パートは現代で言う「沼る。」の感覚に近いんじゃないかと。一度誠実に本気で愛したパートナーが、どんなに自分を傷つけてもその思い出を忘れられず、離れようと思っても離れられない様相が見てて辛い。世間一般に「なんでこんなやつと付き合ってるの?」みたいなものが言語化されてておもしろい。 友情パートの方が個人的に面白かった。 留利絵は圧倒的美貌を持つ蘭花と時間を共にする、かつて埋められなかった恋愛経験や自尊心を埋めている様な感覚を覚えた。 エゴを綺麗に表現してて面白い作品。

    0
    投稿日: 2024.04.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読む前は、恋愛の盲目は想像できるが、友情の盲目は想像できなかった。どちらも執着していた。恋愛や友情の対人関係も中毒なのだと思った。誰だって、誰かの1番になりたいもの。 恋愛のパートでは、良くない恋愛をしていると思っても、断ち切ることが出来ない。その決断に至ってしまうのが悲しくもあった。 友情のパートでは、自分がたった1人の親友だと思っていても、相手からは数いる大切な友達の一人という認識の違いに悲しみを感じた。 大切な存在になったら、執着してしまうよね。気になってしまう、心の中にもいて欲しいと思うし自分と同じ気持ちでいて欲しいと思う。そう行かないのって辛いと思うし、この本を読んで客観視し俯瞰してみることって大切だと思った。

    2
    投稿日: 2024.03.31
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    全2章構成で紡がれる、痛々しさ満点の恋と友情。 前半は己の美貌に無自覚な蘭花の盲目的な恋の話。 後半は蘭花の友人でコンプレックスが強い留利絵の盲目的な女同士の友情の話。 共に同時期(大学時代から卒業後数年までの間)の 出来事について、違う視点で描かれていき、最後まで読むことで真実が見えてくる。 狭い世界で必死に生きる彼女らの自意識、嫉妬に狂っていく姿が勢い良く描かれており、主題もシンプルで話も非常に読みやすかったものの、読みながら「ぐにゃあっ」となってしまいました。

    15
    投稿日: 2024.03.30
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    生々しい恋愛。どんどん男に溺れていって、戻れなくなっていく蘭花が痛々しい。でも友情サイドの方を読むともっと生々しい嫉妬が見える。ずっと衝撃が襲ってくる本だった。しかし人間関係が生々しすぎるのでしんどかった。

    1
    投稿日: 2024.03.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    3/26 恋のパートが読み終わった。 途中まで素敵で眩しかったはずの彼が その彼じゃない人と結婚する ここから友情パートが始まる 2人はどのようにして交わり合うのか。 コンプレックスを超えてその先の生徒と向き合うことができるか

    0
    投稿日: 2024.03.26
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    出会ってからの出来事を、2人の女性の視点でそれぞれ「恋」「友情」と2部に分けて綴られていく物語。 最初は普通に話が進んでいくのに、いつからか歪みが生じてきてどんどん先を読みたくなるお話でした。 過剰な自意識って結局、劣等感からくるものなのかなと。 どろっどろの先にあるどんでん返しは流石辻村さん!といったところです。

    0
    投稿日: 2024.03.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    高校の頃、結婚式のスピーチで、私を選んでくれるのかどうかを考えたことがある。 後半の友情パートは素晴らしかった。わかる。私も高校の頃の私のままでいたら、きっとるりえのようだったと思う。同じ道を辿っていたかもしれない。 人に愛されたことがないから、友達に執着するなんて言わないでほしいと思ったけれど、側から見たら気色悪いと思われても仕方ないかも。 この本を通して感じたことは、みんな、他人を通して自分をみている。自分の地位や、周りの評価のために、他者との関係を作ったり守ろうだなんて、客観的に見たら下らないけど、本人はそれが気持ちいいんだよね。盲目的だというけど、それも相手を見ているというよりかは、自分の欲のために相手を欲している。そんなの苦しいから、やっぱり依存も盲目的な関係も無縁に生きていきたい。 本当にすごくよかった。起こっている出来事は非現実的だけど、るりえが美波と不仲なのも、るりえの蘭花に対する気持ちも、友情よりも恋が優先されることも、全部リアルだった。るりえと美波の関係も、何が嫌いで、どうして憎いのかはっきりとは書かれてないけど、伝わってくるのが凄い。この感情、私の過去にも心当たりがある。でもやっぱり客観的にみたら、美波に対してのるりえはおかしいのよ。どうして嫌いなのか、それは美波が蘭花と親しいことや、美波がややデリカシーがないところだけじゃないと思う。問題はるりえ自身にあるだろうなと思った。 長々と書いてしまうくらいこの本には心を動かされました。よかったです。  あと、るりえの父は死んでしまえと思います。ほんとに最低

    1
    投稿日: 2024.03.24
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    ①読むきっかけ インスタグラムの投稿を見て知り、 傲慢と善良の作者である深月先生が執筆した本で、興味を持った。恋と友情のバランスや考え方は私も知りたいと思い読むことに。 ②読み終えた直後の感想 まず、読めない展開で非常に面白かった。 物語は恋と友情パートで別れており、恋のパートが終った後の友情パートがあることを知った時のワクワク感といえば、めちゃくちゃ良いところで次週に持ち越しとなったドラマのようだ。 中でも、盲目的になる恐ろしさ、客観性の大切さを学んだ。 主人公は恋人に夢中になり、友人がどう思っているかは考えず、自分のことばかり。喧嘩した彼氏との相談で夜中にタクシーで友達を来させ、その彼氏から電話が来たら電話にでるし、帰って欲しいと思う。 友人は主人公に執着し、主人公の1番になろうと主人公の友達と喧嘩する。人に執着されたことがないことがコンプレックス。常に選ばれない、そう感じ続ける人の人生がこんなにも苦しいのかと感じさせる。 恋に夢中な人はなぜ自分のことを分からないのか、友情に夢中な人はなぜ自分をもっと大事にしてくれないのか。交わることがない感情が交錯し、俯瞰して自分を見ることの大切さを学ぶ作品だった。 他人はどこまで行っても他人。

    1
    投稿日: 2024.03.24
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    女子同士の友情が表面上だけでなく、裏の、悪口にも出したことのない、心の中の動きが言語化されてる感じ。え、この人、自分?って錯覚しそうになる感じさえある部分もありました。 同じ時間を2人の視点で描かれ、言葉の受け取り方の違いが表現されていて、少しずつ物語の全容が明らかになっていきました。あぁそういうことかと読んでいましたが、ラスト、また、ひっくり返され、うぉーってなりました。

    2
    投稿日: 2024.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルの通りで、盲目的な恋愛と、友情について語られた一冊。前半部分は蘭花による、主に恋愛メインで描かれていて、後半部分は、蘭花の友人の目線で、盲目的な恋愛をする彼女について、語られている2部構成なんだけど。一部の最初と終わりで、結婚式のシーンがあって、「え!まさか犯人って...」ってなるんだけど、二部の終わりで全て明らかになったときに、このタイトルの意味が改めて分かった気がして鳥肌なのだった。恋愛も友情も、盲目的になったら、それはもう、ホラーである。結局、生きるのがうまいのは、美波みたいなタイプ。

    2
    投稿日: 2024.03.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なるほどなぁ〜 こういう話は全然ハッピーエンドじゃなくてもOKです。なんとなくのだめカンタービレを頭に描きながら読んでしまった笑

    2
    投稿日: 2024.03.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    恋愛への欲求に駆られる蘭花。選ばれないこと、線引きを恐れる留利絵。茂美への支配を欲する菜々子。一方、分け隔てなくサバサバと生きる美波や大塚。個人差はあれど誰にでもコンプレックスや承認欲求はある中で、日常の会話もデリカシーがない様に感じたり、いやいや被害妄想だとも取れたり。顔色伺い過ぎずにルリエールっとあだ名で距離感縮められる美波くらいが幸せなのかもね笑

    1
    投稿日: 2024.03.10
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    確かになって思うことが多かった1冊 何かとみんな友情よりも恋愛に重き置いてるというか優先度が高いんが共感できたなあ 男もそうなんか

    0
    投稿日: 2024.03.08
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    面白かった! 盲目的な恋と友情… この題名通りのドロドロの恋愛と、女同士のドロっとした感情の物語でした。 美男美女の恋愛が途中からかなり泥沼化… そんなにキレイなら次に行っちゃえばいいのにそうはいかないのが恋愛かぁ… 本当の友だちって思ってたのに、相手はこんなふうに思ってたんだと思うと悲しいと同時になんで言ってくれないんだろうとかもどかしい気持ちになりました。 感謝してほしいって友だち間に置いてそんなに必要なことなのかなぁ… そんな事いちいち考えてる時点で親友になるのはむずかいと思う! この中にミステリー要素まで含まれていてとっても満足な一冊でした!

    0
    投稿日: 2024.03.03
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    読書はさ、通勤電車でする娯楽だからさ、残しとかなきゃね、、って言い聞かせてたけど結局帰宅してから読み切っちゃった。深月さんったら〜やめてよ〜 ちゃんと執着されたことがないと...って星近の言葉、きちーー

    1
    投稿日: 2024.02.27
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    途中途中先を考えさせられるようなフレーズがあったから、先を想像しながら読めた。「恋」の内容はある程度予想通りな展開だったけど「友」の方は予想を裏切られた。本当に、そう言う人もいるんだな、ってレベルで新しい視点だった。 辻村さんの淡々と、だけど先が気になるような書き方がさすが!!

    5
    投稿日: 2024.02.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これは安易に友情では恋を越えられないという話では無いと思う。たしかに、後半の友情パートで留利絵は、それほどまでに「恋」や、好きという気持ちは偉いのか、何もかもが許されるのか、友情を蔑ろにしてまでも、友人に感謝をせずとも、何より優先されるものなのか、と問うている。しかし、これは留利絵の盲目的な友情によるもので、一般論や普遍的な視点で見れば、蘭花は友情を蔑ろにはしていないし、美波やその他の友達との関係性に関して言えば、留利絵のようなことを思う人間は居ないだろう。 これは良く言えば、「傲慢と善良」で出てきたような、真面目さ、善良さによって引き起こされていると思う。幼い頃からのコンプレックスによって男女関係や、男性に対する思想が偏っており、強い偏見を持っている。これはイジメやトラウマの要素にも近いが、そういった背景による留利絵自身の自意識の強さや、悲観的で、被害者思考である要素も大きい。 これによって、偏った思想と偏見を持っているにもかかわらず、男女関係や男性について理解した気になっている、ましてや、蘭花の恋愛事情を間近で見ているというだけで、わかった気になってしまっているのだ。あくまで、お前は第三者、当事者になったことも無い、自分自身の盲目的な狭い恋愛観でしかものを語れない、経験のない女が、なんと「傲慢」にも蘭花を心配しているのだ。「無知の知」という言葉があるが、留利絵はまさに無知の無知だった。 正確に言えば、知識や事実というものではなく、経験や相互の自己開示によって理解していくはずの、相手の考えていることを想像する力、理解する力が欠落していた。その上、自分自身は常に被害者であるが故に、自分の考えを疑わない。 ここで周囲とのズレを感じ始めるが、ここでも自分ではなく、周囲がおかしいとして自分を疑うことをしない。 留利絵にとって、蘭花は明けない冬に訪れた春のようだと表現していた。これはつまり、留利絵にとって蘭花は本当に全てだったのだ、何よりも優先される存在である。 ただ、蘭花にとってはそうでは無い、数ある友達のうちの一人に過ぎない。もし、留利絵に相手の考えていること、気持ちを想像する力があれば、私はこう思っていても、蘭花ほどの人は私と同じ熱量で相手に友情を向けていないと察せるはずだ。 しかし、こんな醜い自分に対しても、屈託なく接してくれ、共通の高尚で文化的な話題を持ってた蘭花への嬉しさや、感謝、強烈な依存だけではなく、途中から蘭花にはこうあって欲しい、自分自身の中の理想の蘭花像を強要し始めている。「人は人を見たいようにしか見ない」という言葉があるが、この時の留利絵は、自分の知識と経験の狭すぎる世界の中で、蘭花やその周囲で起こることに対して、理由付けをしようとしていた。だからこそ、意味がわからず、理解もできず、その気持ちを次第にぶつけるようになっていった。留利絵にとって、次第に蘭花という存在は復讐の道具のようになっていき、関係性の深さをあらゆる事象、行動から測ろうとしていた。蘭花が泣いていた時に助けを求めてくれたこと、ルームシェア、友人代表挨拶、様々なシーンがある。しかし、実際のところ、蘭花視点で、恋愛相談の一件を例に考えてみると、茂実との恋愛相談については善良な留利絵よりも、経験も多く、少し無神経なくらいの美波の方が共感と理解があるが故に、前述した、相手の考えていること、気持ちを想像する力を恋愛に置いては美波が持ち合わせていたために、真っ先に美波に相談しようとしたが、タイミング悪く彼氏と出かけている様子だった。そのため、次点として、留利絵に連絡をしている。しかし、留利絵からしてみれば次点であることなど全く想像もしていない、客観的に考えれば、この手の恋愛相談は経験の少ない自分では無いのでは?と疑問を持ち、美波のストーリーでも確認すれば、美波には連絡しずらい状況だからか。と考えることもできる。 関係性の深さを行動や事象で測るだけでなく、この作品では「親友」という単語が多用されていたように思う。個人的に「親友」という単語は大嫌い。定義は曖昧だし、3種類の友情における善の友情のことを指しているかも定かじゃない。この言葉の意味が曖昧であるが故に、人間関係に安心したい場合や、脅迫に近い形で共依存的に同性間で用いられる、特に女性に多く見られると思うが、これは寂しさや不安など、女性に多くみられる要素からなるもので、安心したいという理由が最もしっくりくるのではないかと思う

    2
    投稿日: 2024.02.15
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    結構すき。恋に溺れてく主人公の様子がスっと入ってきた。重くてドロドロで共依存的な恋愛なとこも好き。だけどミステリ感もある最高。

    1
    投稿日: 2024.02.14
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    辻村深月さんの作品はこれが2冊目で、1冊目は傲慢と善良だったが、 言葉の意味を物語で表現するのがとても上手な方だと思った。 ずっと一緒にいようね、30になってもお互い独身だったらルームシェアしようね、 そういう女友達との約束 彼氏ができた途端、会う頻度が減るし 誕生日もお祝いしあわなくなる 私は女の友情に深さを求めることを諦めたけど、そうできなかったのかな。

    0
    投稿日: 2024.02.11
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    面白かったけど、可もなく不可もなくって感じ。恋の盲目はよくあるけど、友情の盲目は意外にスポットが当てられてないからそれは面白かった。留利絵が変わりすぎて盲目になってるっていう話だけど笑結局盲目になってる間は、周りがいくら正しいことを言っても本人には響かないよねって読んでて思った。あとは「女友達はどうして男に敵わないのか」っていうるりえのセリフは友情と恋愛の関係を表してるなって思う。辻村深月ってこういう言葉にしにくいことをドンピシャの言葉にするのうますぎる。

    0
    投稿日: 2024.02.09
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    女性が読むとあーあるあるって感じかな。男性が読むと理解できない部分があるのかな。恋と友情、同じ物事が2つの視点から描かれてて、嫉妬、妬み、執着心が絵に描いたように伝わってくる。面白かった。

    0
    投稿日: 2024.02.04
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    衝撃作。どんでん返し。 生々しい恋と友情の感情の描き方が天才的。 恋の執着も友情の執着も、狂気的になってしまうことあるよね。

    0
    投稿日: 2024.01.29
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    最後の展開にびっくりと言うか怖いというかすごく心臓がバクバクした 明け方の若者たちと似てる作品かなと思って読んでたら全然違いました 辻村深月さんがこんな小説書くのかとびっくりしました

    0
    投稿日: 2024.01.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルから想像していた話と違った こわすぎた 前半の伏線回収や答え合わせが後半でてきて ちゃぶ台が何度かひっくり返った 蘭花が出会ったのが茂実星近でなければよかったとおもうし、美波は無神経なこといったけれど陽キャのきもちもわかるし、留利絵も誰も彼もみんなやっぱり自分がいちばん大事で、大事な時に自分のことしか考えられなくなっていて、そういうものだよなぁとおもった

    1
    投稿日: 2024.01.26
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    盲目的な恋と友情というタイトルをみて三角関係を想像していたが、「盲目的な」は恋にも友情にも修飾しており、前半は盲目的な恋で後半は盲目的な友情の話だった。前半も面白かったけど茂実の魅力がいまいちわからなくて、蘭花が愚かでかわいそうだった。盲目的と言えば盲目的。個人的には後半の方が刺さった。外見にコンプレックスを持っていてゆがんでいく留理絵に共感できる分読んでいて痛かった。ラストもドロドロで執着という言葉が似合う盲目的な友情でした。

    0
    投稿日: 2024.01.21
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    「盲目的」という言葉は普段使う事がないが皆どのようなものか知っているものだと思う 物語は前半後半パートで別れており愛情的盲目の一瀬蘭花と友情的盲目の傘沼留利絵それぞれの視点から1つの物語を追うことになる 私としてはこの本は端的にいってしまうと「独占欲」「支配欲」がテーマのように思う 恋で独占欲、支配欲が出てしまう事はよくある しかし、友情の場合はどうだろうか もし友情で独占欲、支配欲が出た事がある人なのであれば傘沼留利絵に共感できるのかもしれない 2人の考え、気持ちがわかってしまうが故に私自身苦しさもあったが彼女達なりの答えが見られて良かった

    6
    投稿日: 2024.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    もう大人になってからはないけど、学生時代にできた交友関係って、「○○ちゃんってなんであの友達と一緒にいる時間が多いの、楽しそうなの?」みたいな小さな依存心が働いて、喧嘩して疎遠になるみたいなパターンはありがち。 でもそれは言い換えれば、自分の自身のなさや周りがどう思われてるか考えてしまうような心の未熟さが盲目的と表現されているんだろうとも思えた。 小説途中まで、ゆりえは同性愛者?なのかもしれないと美波のように思ってしまったがそんな単純なものではなく友情の盲目さはより複雑なものなように感じた。

    1
    投稿日: 2024.01.17
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    恋も友情も盲目的になればなるほど正解が分からなくなる だけどいつでも盲目的な部分はあって、自分やその周りを100%客観視するのことなんて出来ないんだろうなと作品を読んでひしひしと感じた だからと言って、どうしたらいいとか、正解とか、そんなのないから私はその時自分が信じる方へ行く 辻村作品の良いところは残しながらも、いつもと少し違う、よりストレートな作品だった気がする

    0
    投稿日: 2024.01.14
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    辻村美月さんの作品に触れるのは、この本がはじめてだった。何年も前に読んだことがあって、見返してみた。 読み始めると、「そういえばものすごくのめり込んだな」と記憶が蘇った。 読書をする時、物語に浸りながらも、登場人物に自分を重ねたり、対比させながら読み進めることが多い。「物語のような人生を自分が歩んだのだとしたら…」と妄想することさえある。登場人物の相関図で、自分にとって身近な人を当てはめながら「もしこんな状況になったら…」と頭の中でいくつものことを考えながら読み進めていく。 物語から、自分なりの知見を得たり、感情を手にしたりすることもしばしばある。 今回の本で、私は、恋愛や友情によって起こる感情の動きには、冷静な解釈をしているつもりだけど、歳を重ねるほど、心の奥ではしっかりと、自分でもどう処理していいかわけらないほど強く感情に浸り、時に突き動かされているんだよな〜と思い知らされた。 巻末の山本文緒さんの解説が、物語の輪郭をしっかり捉えていた。人と人との関係性、登場人物の過去、環境、性格の全てが絡んで、現実があるのだと改めて思う。人によって見え方や解釈が違うのも当然ではあるし、おかれた状況によって、言葉の捉えや意味も違う。辻村さんは、そのズレを読者に感じさせ、もどかしい気持ちに誘うのがとても上手な作家さんだと思った。

    3
    投稿日: 2024.01.13
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    「辻村深月が書く、イヤミス」という感じだった!厳密にはミステリーではないんだけど、読後感が完全にイヤミスのそれ。 辻村深月さんの書く「女性の濃ゆい友情モノ」特有のドロドロ感や生々しさがあって、読んだ感想を誰かと話したくなる。 というか、そう、これは途中まではヒロイン目線で進む「恋愛」の話なんだけど(そしてそれもだいぶドロドロしているんだけど)、途中から一人称が変わって、ヒロインの「親友」からみたストーリーに切り替わる構成になっているので、読み終わった後の感想は「恋愛小説を読んだ」というよりは「女性×女性の友情モノを読んだ」という感じになる。でも実際にはこれは「友情」ではないよなあ…。。切り替わった後半の「親友」のえげつなさというか、後味の悪さが何とも言えない…。。。とにかくその親友がモンスターすぎる…。。。 読み終わって、全くもって幸せな気持ちになれない小説だけど、でも人に勧めたくなるような一冊だったし、誰かとこれについての話がめちゃめちゃしたい。苦笑 こんなに人と共有したい気持ちになる本もなかなか珍しいので、星5つリストに追加。

    1
    投稿日: 2024.01.06
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    テンポが良く読みやすい! 「盲目」の解像度がこれまた高い。ミステリーとしても面白かった! この人物は私は嫌いじゃないけど、そうかこの人からみたらこう見えるのか!と、人間関係の難しさや複雑さ、すぐ絡まってしまう面白さが描かれていて、読んでいて楽しかった。

    0
    投稿日: 2024.01.06
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    最後の方で、タイトルの意味がよくわかった。 私的にテンポがよく、読みやすい作品だった、おもしろかった

    0
    投稿日: 2024.01.06
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    二人の女性が、他の人よりも良いと感じる人に選ばれることに躍起になる話だった。 一人は異性。もう一人は同性。 結末は想定を超えてきて、してやられたと感じた。 自分も綺麗な人の友人、親友でありたいと思うし、そのグループに所属していたい、っていう気持ちを持っていることを自覚した。 学生の頃嫌でも感じた、カースト。 そのカーストで上位のグループにいれなったことを、今でも引きづっていることを恥ずかしく感じた。 同窓会、結婚式と、舞台になる場所ではそのカーストが再現されるため、強く感じたのかもしれない

    5
    投稿日: 2024.01.04
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    理解はできても共感はできない どれだけ親しくても愛し合っていても わからないものはわからないんだよな 人生をは折り合いです

    1
    投稿日: 2024.01.04
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    恋と友情って、女の世界だと両立させるの難しいよね いずれにせよ盲目的で依存的な人達は常に危うさがあって、読んでて少ししんどかったな。 誰にも愛されたことないでしょ、なんて台詞が平気で出てくる人がいい人なわけないんだよな。 年上の女と関係を切れないのも気持ち悪いし、 「あなたを茂実に紹介したの、私なのよ」って言ってくる不倫女最悪すぎる………。

    0
    投稿日: 2024.01.03
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    Hey!Say!JUMPの京セラドーム帰り道新幹線で読んだ。大どんでん返しの帯に惹かれて買ったものの、そんなにどんでん返しでもなく、思ってたものではなかった。ダメな男の話、ダメな女友達の話、普通の女の子の主人公。あまり救われない。

    0
    投稿日: 2023.12.30
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    恋と友情それぞれの視点から書かれているので、物語がより立体的でリアルに想像できて面白かったです。 茂実や美波の視点からの物語もみてみたいなと思いました。

    0
    投稿日: 2023.12.28
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    まさにタイトルの通り、盲目的な恋と、盲目的な友情の物語。嫉妬、見栄、独占欲、人間の負の感情がこれでもかというくらい渦巻く恐ろしさを味わうことができます。構成も面白い。

    3
    投稿日: 2023.12.26
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    最初の繊細な表現から、涙が出そうと思った しかし...読み進めるうちに、その繊細さが暗く、恐ろしいものへと変わってしまいました。 『耳の後ろで風が吹き、目が、オレンジ色の乾いた光に眩むような心地になる』 『あの聡明な女を、こんなプライドのない行動に走らせてしまうのが『恋』だとしたら、恋愛とは、なんと不毛なものなのだろうか』 『この人が死んでしまったら、とても生きていけない。私の人生は、彼と出会い、生きていく今日のために予め決まっていたのだと思うと、過去のあらゆる場面に生きる自分のことを教えてやりたくなる。“幸せ”という運命に選ばれていた』 『彼から吸った甘い蜜のような幸福は、もう吸い尽くしたのではないか』 『穏やかな愛情など比べるべくもない。 あの頃、私は恋をしていた。 あんな恋は、もう二度とできない』 辻村深月の表現は絶対に真似できない…当たり前だけど(笑) 女性同士ならよくあることだと思う。見栄を張ることがある… 親友という言葉だけに振り回される感情。だから、男性の存在が必要なのかさえ思ってしまう。

    5
    投稿日: 2023.12.17
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    一気に読める小説でした。 年齢を重ねたら経験も増えてさほど盲目的にもならなくなったりしますが、人それぞれかー 相手がそんな事まで思ってるのかと思うときっと疲れますよね(友達側の話)知らないまま、鈍感でいたいと思ったりします。

    1
    投稿日: 2023.12.11
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    辻村さんの作品は読み終わった後に幸せな気持ちになることが多いが、これは珍しく後味が悪くなるような物語。ダークな人間の自分勝手さなどを描いていて珍しい。でも続きがどんどん気になってしまう、ある意味韓国ドラマのような作品だった。

    0
    投稿日: 2023.12.10
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    タイトル通り、本当に盲目的な恋と友情の話。 みんなどうしようもないけど嫌いな話では無かった、読んでて辛くなる。

    0
    投稿日: 2023.12.09
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    表紙と口絵のヒグチユウコさんのイラストに惹かれ、図書館から借りてきました。 内容についての予備知識がないまま、恋愛ものとして読み始めました。 大学の管弦楽団に所属していたバイオリニスト一瀬蘭花と、楽団を指導するプロの指揮者の茂実星近の恋は、盲目的です。 蘭花はこの恋に溺れ、傷つきます。 恋というより「快楽」と「欲」だと指摘されても、終わらせようとはしません。 麻薬のようだと思いました。 蘭花は思います。 なぜ、みんなは茂実の美しさに気づかないのか。 なぜ、凡庸で、美しくなく、特別でもない相手で満足できるのかと。 読みながら、蘭花の言い分には呆れました。 恋愛観が一つに固定されていて、視野が狭くなっています。 ただ、呆れる一方で、わたしの周りには、茂実のような危険の香りのする男はいないなぁ、もしいたとしても、わたしは選ばれないだろうな、選ばれることがあったとしたら詐欺だろうな…と自虐的な気持ちにもなってしまいました。 ところが、途中から、この話はサスペンスだと気づき、そこからは面白く読めました。 辻村深月さんの小説は「かがみの孤城」だけは読みましたが、構成が巧みで感動も大きかったです。 「盲目的な恋と友情」も、テイストは違うものの「恋」の章と「友情」の章の二部構成になっていて、構成がよく練られています。 「恋」の視点で始まった物語を、後から「友情」の視点で解き明かしていくというミステリーでした。 選ばれた者が見た地獄と、選ばれることがなかった者が見た負の感情の沼が交錯して生まれるズレ。 そのズレが導く結末にハラハラしながら物語に入り込みすぎて、一瞬、自分が読んでいる場所が病院の待合室であることを忘れそうでした。

    23
    投稿日: 2023.12.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「恋は盲目」という言葉を体現した作品でした。 茂実に囚われている蘭花、蘭花に囚われている茂実、蘭花に囚われている留利絵。囚われの対象への思考は敏感で深読みをして空回ってしまうのに対し、囚われの対象以外の物事は疎かにし、人は時に論理的思考から外れた愚かな行動をしてしまう人間臭さがよかったです。 留利絵が蘭花に対しての感情に句読点が多く、一つ一つ言葉を自分なりに選んでいる感じがして、よかったです。 また「私の人生を彼に束縛されるのが結婚なのだとしたら、私は彼と結婚したかった。」という言葉がこの物語において、自分に刺さりました。

    1
    投稿日: 2023.12.02
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    誰かの特別になりたい。選ばれる存在になりたい。 盲目的な恋と友情 タイトル通りの話だったと思う。 恋(友情)から相手への執着や依存へ変化しているようにも見える。 なんとも言えない女友達3人の人間関係をとても上手く表現されていて、気持ち悪いぐらい違和感なく読める。

    0
    投稿日: 2023.12.02
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    「傲慢と善良」で辻村美月さんの本に初めて触れて、2冊目。 まさにタイトル通りの盲目的な恋と友情。るりえの考え方の歪みは人間臭くて好きだけれど友達にいたら怖いかもしれない。

    1
    投稿日: 2023.11.24
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    最初、辻村さんぽくないな〜そんな展開もないし、と思っていたら、半分くらいから怒涛の”盲目的さ”が本全体をのっとっていった。

    0
    投稿日: 2023.11.21
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    表紙のヒグチユウコさんの絵がとても良い 作品に合っている 瑠利絵のつく嘘が、本人は嘘とは思っていない嘘が 痛くて辛い 自分に自信がなくて、理想の自分とのギャップを受け入れられない人は こういう嘘を一度はついたことがあるのではないでしょうか 書かれてはいないけれど、美波みたいになりたくて、美波がうらやましいんだろうな、と 美波の勝ち組感よ…

    9
    投稿日: 2023.11.16
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    うぐぐーー、おもしろいーーーー 辻村深月にしては短い長編作だけど、最後にえー?!えー?!をちゃんと準備してくれてる感じ、ありがとう。いつもいい意味で予想を裏切ってくれる。 盲目的な恋と、盲目的な友情の二部構成。 恋をして、愛して、のめり込む女。別れたほうがいいと分かっているのに「好きだから」というたった一つの理由で別れられない。最後はもうどうしようもなくなって、最悪の結末を迎える。 幼少期、小学生時代のコンプレックスのせいで、人と上手に付き合えない、妄想虚言癖女。自分を守るために、自分さえ騙す。自分に言い聞かせる。見ていてとても辛い。心のどこかではなんとなく気づいているはずの何かに、自分さえ騙して、嘘を本当にする。だからこそそれは無自覚で、ゾッとする。 ありえない話、だけど、自分にもこういう部分があるんじゃない?って。思わせてくるすごさ。自分を守るために自分に嘘をつくと、それが現実だと思って生きていくから、何年か経つと事実がどうだったら分からなくなる。 蘭花も留利絵も、一生懸命生きているだけ。茂実だって小学生時代の四宮だって、自分たちの力ではどうしようもなかった悪意じゃないか。どうしたらよかったんだ。 美波が、2人とはある意味対照的に描かれていて、それもそれでつらい。こういう生き方も実際にある。 ラストびびった。盲目的。お前だったんかい。こわすぎる。これぞ盲目的な友情の最たるもの。ゾッとした。 そして幸せな結婚式の場で、蘭花も実はずっと茂実のことを考えているという事実。盲目な恋。

    3
    投稿日: 2023.11.09
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    盲目的な恋と友情。自分は誰かの特別でありたい、必要とされたいと願う強欲さと恐怖と承認欲求が痛いくらい描かれていた。主軸として描かれていた、蘭花と留利絵ではなく美波みたいなタイプが1番生きやすいのだなと思った。友だちになるなら美波が良いと思った(笑)

    0
    投稿日: 2023.11.08
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    読んだ感想としては、ううわぁ、みたいな感じ。 ハラハラドキドキする展開が続きます。 読む手が止められませんでした。 タイトルのとおり、盲目的な「恋」と「友情」について2部構成でできています。 主人公たちのずぶずぶと人間関係の沼にはまっていく感じ、客観性を失っていく感じ。 共感できるかどうかは別として、程度に違いはあれ少なからず誰しも経験はあるんじゃないかなぁ。 傲慢と善良を読んだ時も思いましたが、辻村深月さんはほんとに、人間の胸に秘めた誰にも悟られたくない醜い部分を描くのが達者だなぁ、すごいなぁと思った1冊。

    13
    投稿日: 2023.11.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    うわぁーやだなー。 何て人たちだ、、、他人を考えるふりして自分のことばかり、人からどう見られてるか?どんな風に見られたいか? そんな人たちって結局は周りに対して盲目的だ。 でも、なんだか、とても自分の胸を貫かれた気もするし、愛おしく感じてしまったりもする。 辻村さんはいつもながら凄い。ラストも最高。

    2
    投稿日: 2023.10.25
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    正にタイトル通り 「恋の章」「友情の章」2人の視点から描かれる。 ミステリーではないが、どんでん返しもあって楽しめる。女性同士の微妙な人間関係が上手く描かれている。 蘭花 留利絵 美波 読後に「登場人物の誰の考えが近いか...」考えたり、読んだ人と話すとさらに面白いと思った。 #コンプレックス#残酷さ

    0
    投稿日: 2023.10.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『覚悟を手に持つ必要あり』 読む方の状況によっては良くも悪くも 精神に刺さるような本だと感じた。 ハッピー要素はほぼ皆無と言っても過言では なさそう。 読むにつれ重〜く硬〜いような石が積まれていく 感じ。難渋。 でも単にその暗さのみでなく、 ところどころに米粒くらいの明るさは 見いだせそう。

    3
    投稿日: 2023.10.24
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    最後の大どんでん返しが衝撃的だった印象。タイトルと内容がぴったり合う本。"盲目的な恋"をすごく甘美に破滅的に描かれていると思う。

    0
    投稿日: 2023.10.22
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    人には晒せない人間のどす黒さが曝け出されたかのような小説です。 特に女子の共感は凄く熱いと思う。 うわぁ、この思い込みひどいな、とか思うけど、程度の差こそあれ誰しもが納得できてしまうような怖い感情。 気がつくとページをめくっちゃう。 「友情」のラスト、なんかざわざわします。 盲目的な、って、なるほど。 思い込みと主観のみで成り立つ世界。 人形のように可愛い女と、外見も性格も歪んだ女。 そして辻村本によく出てくる、美しくどうしようもない男。 その心の弱さと、狂気。 一読の価値はあります。

    1
    投稿日: 2023.10.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    女性の幸福の完成には異性のパートナーが必要で、女友達はそれには介入できない、という残酷なリアルが巧みに描かれている。恋に盲目的とはよく聞くセリフだが、友情に盲目的になるのも恐ろしいものだと知らされた。このような人間関係だけでなく、周りが見えなくなるほど何か1つに集中しすぎるのはリスクが大きい。しかし、そのリスクを背負ってでも乗り越えることができた先にはかけがえのない幸福があるのだろうが、この物語の結末は衝撃的なものだった。

    5
    投稿日: 2023.10.10
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    盲目的、、、 『誰かの特別になりたい』という欲求は、視野を狭め、他人の意見を聞き入れず、まるでそのことしか考えられない中毒のような症状だった。 そのことに気づけたのは、このお話を客観的に覗くことができたからだと思う。 もしこの2人の立場に自分がなったとしたら、 周りがどんなに忠告しても、自我が勝ってしまう。 時に、罪を犯すほどのパワーがある。 恋だけじゃなく、友情もね、、、 解説に書いてあった他の辻村作品も読みたくなった。

    1
    投稿日: 2023.10.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この小説も好きだった。自分に自信がなくて言葉で傷付けられてきた留利絵が、自分とは真逆な蘭花に持った感情は何と呼ぶのだろうか?盲目的な恋が蘭花と星近のことを言っているようで、私には留利絵の蘭花への気持ちなのではないかと思える。1番の親友でありたいと願いながら、なぜそんな恋に溺れるのかと思う一方で、留利絵の気持ちも友情を越えた恋だったのではないだろうか?蘭花のたった一人になりたかった。辻村深月さんは本当に表現が上手いなと思った。

    1
    投稿日: 2023.10.02
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    面白かった〜。物語の真相というものが一応ありはするけど、そこにではなく、語り手の心理描写に重きを置いた作品(黒辻村らしい)。恋パート、友情パート、どちらの語り手も方向性は全く違えど、盲目的。理解できそうでできなくて気持ち悪い。

    14
    投稿日: 2023.10.02
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    人間のピュアな、そして残酷な部分を書いている気がした。特に、友情に関して。 先が楽しみで、読み進めやすい一冊でした。

    5
    投稿日: 2023.10.01
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    辻村さんの作品は読まず嫌いしてて、なかなか読んでこなかったのですが、今回読んで辻村さんの表現力に圧倒されました 恋の章はもちろん、友情の章の、女の子の、ほかの友達への嫉妬や、友達の恋人への嫉妬をあんなに上手くえがく表現力はすごすぎて、共感もすごいしたし、自分が普段抱くなんとも言い表すこともできない思いが言語化されていて感動しました 解説も良かった 辻村深月作品をもっと読みたいと思わせてくれる作品

    8
    投稿日: 2023.09.29
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    面白かった〜一気に読んでしまった。 内容は二部構成で、 前半が恋、後半が友情について。 題名の通り、盲目的な恋と友情なんだけど その根底にあるのは 執着だったり、共依存だったり。 自分が満たされない心の闇を相手にぶつけてるだけなのかな、、と思ったり。 多分、誰しもが少し共感できるのでは。 辻村さんの作品をいくつか読む中で、 美人と不美人の対比や、そこに絡む周りの扱いとか独特のイヤーな感じとか 解析度高くて怖い…。

    0
    投稿日: 2023.09.26
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    恋パートは不倫系で読み進まなかったんだけど、友情パートの留利絵の心情の書き方が胸に刺さりすぎて一気読み。

    0
    投稿日: 2023.09.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    蘭花の恋をして1人に執着してしまうところも、友情とはいえない友情に優しく接してしまうところも、人として危ういな〜と思いながら読んでいました。不安定さがあるゆえに招いてしまった結果なのかと思います。 短めの話なので、一気に最後まで読んでしまいました。面白かったです。

    1
    投稿日: 2023.09.24
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    個人的にルリエさんがすごく苦手だった だけどこういう人きっといるよねってリアルだった 友達のために手を尽くす姿は素敵だけど、 結局友達のために尽くす行動によって 自らの承認欲求を満たしているように見えた 友達から頼まれたわけでもないのに 自ら率先して友達のために行動して なおかつ感謝されないと満足できない 周りにいて、自分がその対象になってしまったら 厄介かなと思った 章によって、登場人物の見え方が 異なって面白かった 周りから見たら「えー」と思うことでも その本人からすると過去のトラウマだったり 感じたことの蓄積によって 発せられた言葉だと思うと 同情してしまう部分もあった 繊細に描かれている心理描写に圧倒された さすがです。

    1
    投稿日: 2023.09.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    そうか二人の主人公がいたんだ。 二人とも歪んでいく。心情描写がすごくて、自分と重ね合わせてしまうこともあった。 美に囲まれて育った人は美に取りつかれるのだろうか? コンプレックスにとらわれる人は承認欲求が強くなるのだろうか? 昔ストーカー殺人の犯人が捕まった際、「この殺された女性は男を見る目がなかったんだね」といった知り合いがいた。この時「付き合った当時はまともだったんでは?人は変わるよ」と対した。「それを含めて、見る目がなかったんだよ」と返された。当時は釈然としないものを感じた。この顛末思い出し、作品を振り返ると、知り合いの言ったことは正しかったのかもと思った。人生経験を積むと人を見る目が養われる。若い人は、経験がないうえに若いのだなととりとめもなく思いついた。 以下ライブ感想文 恋を読み終わり、ちょうど半分か!もうクライマックスじゃんと思った。 さいごは怪しい影が出たので、残り半分でどんでん返しか? と思い読み進める。 友情では小学生のエピソードが出てきて面食らう。あれ?全く違う話なのかな?と疑問に思う。

    0
    投稿日: 2023.09.18
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    恋も友情もゾッとするくらい異常だなって思ったけど、展開が気になってすぐ読めた。 たまにダーク系の読むの良い

    16
    投稿日: 2023.09.16
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    恋に盲目、友情に盲目、どちらにも心当たりがある話だった。 どちらも結局は、「愛されたい」という気持ちから始まる行動で、まさにそれは『欲と快楽』。愛されたいくせに、見返りを求めて共依存に陥っていく愚かさが鮮明に描かれているようだった。 自分にとってあの人は一番だけど、あの人にとって自分は一番じゃない。この感情は痛いほどわかる… 他人で自分を満たすのではなく、自分で自分を満たしていかなければ、いつか破滅が訪れると言われている気持ちになった。

    1
    投稿日: 2023.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    結構楽しく読めました! 美波との関係がわかりやすいですが、美醜という点で両極端の蘭花と留利絵の対比はおもしろかったですね。 「盲目的な」は恋だけにかかってると勝手に思っていたので、「友情」にもかかっていたのかぁという面白さがありました。 ただ、どんでん返しというほどのインパクトはなかったですね。 また、ラストの落とし方がなんというかわざとらしすぎて少ししらけてしまいました。 留利絵がやったことだけ書いて、警察が来たことを匂わせる終わり方にした方がいいんじゃないかなぁと思います。

    0
    投稿日: 2023.09.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    辻村さんはどうしてこうもとんでもなく面白い小説のアイディアが無限に出てくるんだろう。 後半からのまさかの展開に読んでて口が開きっぱなしだった笑

    1
    投稿日: 2023.08.30
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    ミステリーと思って読んでたら、ディープな恋愛モノで、そうかと思えばミステリーだった!エンタメとして楽しめた!

    1
    投稿日: 2023.08.22
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    同じ大学のオーケストラ部のバイオリン奏者である女子大生2人が主人公。元タカラジェンヌの母を持つ容姿端麗な蘭花。有名な画家を父に持つ容姿にコンプレックスのある留利絵。 本書は蘭花、留利絵それぞれの視点で描かれているので、この時相手はどう思っていたのかがとてもよくわかる。優越感、コンプレックス、嫉妬…。 蘭花と指揮者である茂美との恋。そして、蘭花と留利絵との友情。そこに同じオーケストラ部の美波の存在。好きな人にとっては自分が1番でいたいという気持ちは異性に対してだけではないんですね。 留利絵は蘭花にとって1番の親友でいたい。盲目的なほどに…。でもそこまでしちゃうの?と思った所で…。辻村さんホントすごいな。最後の最後まで楽しませてくれて。小説は最後まで読まないと真相はわからないものですね。

    7
    投稿日: 2023.08.20
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    盲目的とはここまでなるものか。 すごくゾクゾク引き込まれたけれど、同時に苦しさも感じながら読み進めた。 誰かの1番になりたい、あの子にとって私は何番目か、親友とは、、そう考えてしまうのはとても理解できるけど。 どうしても主人公たちに共感出来なかった。 私が盲目的になるほどに思い思われたことがないからなのだろうか。

    1
    投稿日: 2023.08.19
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    売るときに「どんでん返し」アピールし過ぎてオチが読めてしまうパターン。 ミステリとして期待しちゃうとイマイチだけど、共依存恋愛ものwith自己愛として読むと面白いです。

    1
    投稿日: 2023.08.17
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    女は怖い(私も女ですが…) とりあえずの感想。 恋の章の、感情に溺れて前後不覚になる感じ。 友情の章の独りよがりな独白。 作者の表現が上手すぎで読むのに心揺さぶられたな。

    0
    投稿日: 2023.08.14
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    さすが辻村深月さん メインの登場人物 蘭花と留利花の心の中がこと細かく描かれていて、盲目的な状態になってしまうと、そういう思考になってしまうのかと。 特に留利花の自分を正当化してしまう考えは、何となくこういう人いるよなと感じさせれます。 恋愛は男女問わず、執着はどちらにもありそうですが、友情に関しては、何となく女性の方が強そうなイメージがこの作品を読み終えた後に改めて感じました。 やっぱり、こういう心の中の描写が凄くて、作者の作品が私は好きです。

    11
    投稿日: 2023.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一瀬蘭花と茂実星近。 最初すごく魅力的だった茂実がドンドン魅力がなくなる描写がとても良かった。すごくステキな男の人って見た目だけでなくバックボーンとか地位とか経験とかで構成されていて揺るがないものかと思いきや、意外と綻びやすくもあるのだなと思った。 逆に若い女性の美しさは形を変えても保てて、期間は有限だけど絶対的なものであるって感じた。 自分は、蘭花ではないけど美波やルミエに共感しながら読んだ。辻村さんの本は自分にある恥ずかしい部分を書いてくる。展開を知った今、最初から再読したいと思える1冊。 ドラマにするなら茂見は若い時の長谷川博己のイメージ。

    0
    投稿日: 2023.08.13
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    美しい容姿を持つ蘭花は大学のオーケストラの指揮者である星近と出会い恋を知る。裏切りを知っても星近に溺れて心さえ病んでいくが衝撃的な終焉を迎えると言ったストーリー 最初は盲目的な恋愛パート、美しい容姿の蘭花が恋に溺れ壊れて周りが見えなくなる描写は確かに盲目的で恋というより自分自身に溺れているふしがあり哀れに感じるそして、そこまで人に夢中になれることを羨ましく感じた。 恋愛パートまででもとても面白い。 だけど友情パートに入り展開が180度変わって読み進めていくと読んでいない時でも小説の内容がぐるぐると思い出し色々考えてしまった。 友情パートを読み、わかる気持ちとどうして、と思う気持ちが交差して行った。ラストなんて、なんでどうしてと思いながら、あぁ、盲目的というのはこういうことかと留梨絵に拍手を送りたいという気持ちで読み終わった。 人と自分の関係の最低で究極な最終的な段階。 それをこの小説で教えられました。読んでいい気持ちになる人は少ないと思うけど、心にのしかかる小説だと感じた。 辻村先生作品は文書構成が誰が読んでも読みやすいのでおすすめですが、ダークよりなので最初にこの小説を読むより他の作品を何冊か読んでから辻村作品を読んで欲しいと思います。

    1
    投稿日: 2023.08.12
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    タイトル通りの「盲目的な恋と友情」についての話で、ドロドロした感じにとてもゾクゾクする作品でした。 本作は2人のヒロイン、それぞれの視点から2編が描かれる作品で、それぞれ恋と友情に溺れていく様子が描かれています。 このお話を読んで、最近結婚した友達が言ってたことをふと思い出しました。その友達曰く、「結局、自分の芯がないと恋愛や結婚は上手くいかない。自律した大人同士が交わるのが大人の恋愛。自分の好きなことを優先して、相手が嫌がらずについてきてくれるのがベスト。それが相性。」 まぁその友達のバックグラウンドも知ってるので、こうした達観した意見が出るのも、色々な恋愛経験をしてきたおかげなのだろうとは思います。

    24
    投稿日: 2023.08.05
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    読みやすく1日で読み終わったが、すんごい怖かった。タイトル通り恋によって人格が変わってしまうのも友情によって人格変わるのも怖かった。人に対して優しくしているつもりが自分勝手になっていくのが人生とか人間関係の本質を見ているようで考えさせられた。

    0
    投稿日: 2023.08.03
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    辻村深月が2014年に発表した「盲目的な恋と友情」の文庫版。タカラジェンヌの母をもつ一瀬蘭花と大学のオーケストラに指揮者として迎えられた茂実星近の激しい恋愛とその終焉を、蘭花の目とその友人留利絵の目からそれぞれ描いた作品。蘭花視点では茂実とのドロドロの恋愛劇を読まされているだけという感じがあり、そこまで気分が載らなかったのですが、留利絵視点を読むことによって作品の奥行きが一気に増して面白さを感じました。作品自体はどちらの視点も終始重苦しいので読むのに多少の気合が必要かも。

    0
    投稿日: 2023.08.02
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    仲の良かった友人から頻繁に交際相手について相談されていた時期があった。喧嘩するたびに電話をかけてきて、泣きながら「こんなことを言えるのはあなたしかいない」と彼女は言うのだった。わたしは彼女の親友だったので、もっともらしい顔で慰め寄りそっていた。少なくとも頼りにされることに誇らしさを感じる自分がいた。ただ、この世の終わりのように泣いていたとしても、交際相手と仲直りをすれば何事もなかったかのように2人の日常に戻る。私はただの彼女の感情のゴミ捨て場でしかなかった。所詮2人をとりまく登場人物の1人でしかないのだ、と思い知り私は彼女から離れることにした。 そこから5年経ち、彼女は結婚した。 相変わらずよく喧嘩はしているらしいが、私がいなくたって当たり前に2人の時間は続いていたし、おそらくこれからも続いてゆくのだろう。 ずっと前から続いていた友情より恋愛が優先されてしまうのは何故だろう。なぜ友情は恋愛の食い物にされるのだろう。少なくとも当時の私は自分が蔑ろにされているように感じ、彼女と交際相手を許せなかった。あれから時間が経った今も、彼女にはうまく笑いかけることはできない。私の知らない遠くで幸せでいてくれたらそれでいいと思う。この本は、彼女との幸せを、彼女に関わることを諦めなかった世界線の私だ。書きながら、私はなんて自分のことが好きなのだろうとほとほと嫌になる。

    3
    投稿日: 2023.08.01
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    恋のパートでは恋に盲目とはこのことというくらい周りの声が聞こえていなかった。よくないとわかっているのに、頭と体で感じることは違う、好きの衝動が抑えられないと言った感じ。 友情の盲目とはあまりないなと思う。でも、盲目というより狂気的なものを感じると表現する人もいそう。そこまでできてしまう、執着してしまうのは、人生の楽しさを知らない、他にも生きる糧が見つからないのだろうと感じた。 恋愛だけど、友達の方が印象的だった。

    1
    投稿日: 2023.07.29
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    最後怖かった。 どんでん返しを前面に出しすぎて、そこに期待しすぎると肩透かし喰らうかも。 おばさんめっちゃ嫌なやつ

    0
    投稿日: 2023.07.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    非常に面白かった!続きが気になって夢中で読んだ一冊となりました。タイトルの通り、(蘭花の)盲目的な恋と(留利絵の)友情でした。 茂美星近はとんでもないクズだったけれど、それを製造して弄んだ室井の奥さんが1番悪の元凶だと思いました。腹立たしい…。 最後の描写を読むまで、茂美を手にかけたのは友人を思っての留利絵の行動かと思っていたけれど実は盲目的な恋から逃げ出そうとしていた蘭花だったというどんでん返しに驚きました。結局アリバイ工作をしたから共犯なのだけど、、 一度は経験したことのある女性も世の中多いと思うけれど、どうしてクズ男に限ってなかなか離れられないんでしょうねぇ…頭ではわかっているのに、、、 自分の人間性を疑われそうだから、人にはお勧めはできないかもですが個人的にはとっても面白くてお気に入りの一作でした。

    0
    投稿日: 2023.07.25
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    辻村深月さんの、最後10ページくらいでの大どんでん返しにはいつも息を呑みます、、、 登場人物に感情移入はしなかったけど、世の中に沢山起こってることなんだろうなと思いました。 小学校から大学までの、クラスやコミュニティー内の皆で作り上げられてていく差別とか線引きされる感じ、ざらっとする言葉の投げ合いの描き方がリアルだった。本当に嫌だよね。

    1
    投稿日: 2023.07.10
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    読む前は、タイトル「盲目的な恋と友情」にいまいちピンとこなかったけれど、読んだ後はタイトルそのまますぎる!となった。 それぞれの視点で、恋に友情にどんどん盲目になっていく過程が怖い。ラストの徐々に嫌な真相に近づいているのが分かってしまって恐ろしすぎた。 あと、装丁が乙女心をくすぐるデザインで可愛い。

    1
    投稿日: 2023.07.06
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    表紙かわいい+辻村さんなので購入。 「性愛」を抜いたら「恋愛」も「友愛」も変わらないじゃないか!とつくづく思う。

    0
    投稿日: 2023.07.04
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    ラストはまさかの展開 恋愛に盲目になるという状態は理解できるが、同じように友情でも盲目になる描写がリアルでした。 客観的にみたら明らかに異常に見える行動が、当事者には気づかない。それが育ちも性格も違う2人の主人公で起こってしまい、客観的に観察できる読者という立場で物語を読み進められるのが実に面白かった。 結末は大変だけど、美しく生まれ育った女性、男性は青春を謳歌できますな〜

    1
    投稿日: 2023.07.04
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    恋も友情も根源は一緒なのかもしれない 自分以外の誰かに執着する気持ちを 愛と呼ぶのかどうか分からないけど

    5
    投稿日: 2023.07.01
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    いわゆる「沼」にハマって、恋人から離れられなくなる、というのはよくある話だが、この本ではそれに加えて、異常なまでに友達という存在、親友という存在に固執する人が描かれている。自分に自信がないほど誰かに固執してしまうというのは理解できない感情ではないけど、かなり恐怖を感じた。 同性愛者ではない、ということがしきりに強調されるが、それは、本当に同性愛者ではなく、友情でも「沼」が起こり得る、ということが言いたかったのか、それとも結局愛が「沼」を引き起こすのか…どちらにせよ人間の闇を見た感じがした。

    3
    投稿日: 2023.06.30
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    恋と友情、なんか言葉だけ聞くと良い言葉な気がしますが「盲目的な」のはこんなにもキモイものかとゾッとします。 恋、友情というと聞こえが良いけど結局、本作では執着と嫉妬という感じでした。 美波が頭が空っぽで悪いやつ、みたいに描かれていましたが最後まで変わらないまともさで存在に救われます。

    6
    投稿日: 2023.06.11
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    なんで辻村さんはこんなにこじらせてるめんどくさい女子を描くのがうまいんだろう そしてクズ男を描くのもうまい。それぞれのキャラクターが、あーこういう人いる、って思わせるのがすごい。どんでん返しもあって最高!

    8
    投稿日: 2023.06.02