
総合評価
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powered by ブクログラストはまさかの展開 恋愛に盲目になるという状態は理解できるが、同じように友情でも盲目になる描写がリアルでした。 客観的にみたら明らかに異常に見える行動が、当事者には気づかない。それが育ちも性格も違う2人の主人公で起こってしまい、客観的に観察できる読者という立場で物語を読み進められるのが実に面白かった。 結末は大変だけど、美しく生まれ育った女性、男性は青春を謳歌できますな〜
1投稿日: 2023.07.04
powered by ブクログ恋も友情も根源は一緒なのかもしれない 自分以外の誰かに執着する気持ちを 愛と呼ぶのかどうか分からないけど
5投稿日: 2023.07.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いわゆる「沼」にハマって、恋人から離れられなくなる、というのはよくある話だが、この本ではそれに加えて、異常なまでに友達という存在、親友という存在に固執する人が描かれている。自分に自信がないほど誰かに固執してしまうというのは理解できない感情ではないけど、かなり恐怖を感じた。 同性愛者ではない、ということがしきりに強調されるが、それは、本当に同性愛者ではなく、友情でも「沼」が起こり得る、ということが言いたかったのか、それとも結局愛が「沼」を引き起こすのか…どちらにせよ人間の闇を見た感じがした。
3投稿日: 2023.06.30
powered by ブクログ恋と友情、なんか言葉だけ聞くと良い言葉な気がしますが「盲目的な」のはこんなにもキモイものかとゾッとします。 恋、友情というと聞こえが良いけど結局、本作では執着と嫉妬という感じでした。 美波が頭が空っぽで悪いやつ、みたいに描かれていましたが最後まで変わらないまともさで存在に救われます。
6投稿日: 2023.06.11
powered by ブクログなんで辻村さんはこんなにこじらせてるめんどくさい女子を描くのがうまいんだろう そしてクズ男を描くのもうまい。それぞれのキャラクターが、あーこういう人いる、って思わせるのがすごい。どんでん返しもあって最高!
8投稿日: 2023.06.02
powered by ブクログこのアプリとか、インスタでよく紹介されてて気になっていました いやいやいやいや 恋とか、友情とか、盲目的になると本当に周りが見えなくなって他の人の言うことなんて聞けなくて、この人が一番なんだって 目を覚ますには、一体どうしたらいいのか… いろんな考えの人がいる 世の中いろんな人がいる そうわかっていても、やめられないもの
2投稿日: 2023.05.30
powered by ブクログ辻村作品の中でも少しダークよりの本作。 題名の通り、恋と友情が絡み合うミステリー。 恋も、友情も、 独占欲と嫉妬で盲目的になると こうなっちゃうよね……という。 「選ばれたい」という欲で凝り固まると 周りが見えない…。 そんな心情を、ちょっと大袈裟だけど (小説だから、ね。)とても良く描かれた作品です。 帯の「ちゃぶ台返しミステリー」は ちょっと大袈裟だったように思いますが、 「傲慢と〜」に続き、刺さりましたし、 面白かったです。 山本文緒さんの解説も良かったです。 丁寧な解説で、とても深くまで 理解する事ができました。
5投稿日: 2023.05.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
流石と思った。 一文一文を読み逃さないように、丁寧に読んだ 美しい容姿は、周りの人を寄せ付けて離さないし主人公のキャラクターが魅力的で、そんな人が身近にいたとしたら、きっと私も目が離せないだろうと思うし独占欲も湧くだろう。 勘違いゆえに暴走する女の子は、こういう思考回路に陥るのかと思ったし、周りにいたら嫌なタイプで美波に共感を持った。片方が全く気にしてなくても片方が気にしてたり卑屈に思って自意識過剰になってる描写が上手い。
1投稿日: 2023.05.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
恋愛小説のような記憶があったが、読み返してみると「恋」よりも「友情」の方が印象深い話だった。と言っても、「友情・努力・勝利」の「友情」ではない。 留利絵のコンプレックスをこじらせた、傍から見たらさぞイタいであろう思考と言動には、苦笑いしてしまうほど共感できる点が多々あった。恋愛関係にしても、友人関係にしても、「選ばれたい」という気持ちは共通する。また、友情より恋愛がいつも優先される、というのは非常に同感。どんなに親しくしていても、蘭花と留利絵のように一緒に暮らすような関係であっても、それはあくまで一時的な関係であり、恋愛や結婚が優先で、友人との同居関係などあっさり解消されてしまう。これは私自身、長年の謎、というか、腑に落ちない現象の一つである。 恋愛は一対一が望ましいけれど、友人は何人いてもよい(むしろ多い方がよいとされる?)ので、そこに嫉妬が生まれるのも理解できる。「親友」という言葉の言外の意味に傷つくのも、わかる。 こんなに同性の友人に執着するのは、実は恋愛感情があるからだ…なんて展開をドラマなどでよく観るが、恋愛感情がなくても、友情だってこんな風にドロドロするのだ。独占欲だって、嫉妬だって、時には三角関係だってあるのだ。こういう「友情」を、きちんと描いた作品は、なかなかないのではないだろうか。ずっと感じていたことを書いてもらえたような作品だった。 男性はこういう女同士の友情をどう思うのだろう、と思いながら読んでいたが、一方、茂実と平野の男のイタい友情はなんだか笑えた。蘭花は平野の振る舞いを見て「恋愛のようだ」と指摘している。恋愛と友情は似ているのかもしれない。
8投稿日: 2023.05.21
powered by ブクログ正に「盲目的な恋と友情」としか言いようがない。 自分の思い込みだけで突き進む人間の視野の狭さを二人分見せられて、同じ時間軸にいるはずなのになにも交差していないのが恐ろしい。女子ってそういうとこあるよな〜を最悪の形で煮詰めたらこんな感じです、と見せつけられた感がある。 帯に「最強どんでん返し!」と書いてあったが、確かにこれは強い。辻村深月作品は初めてだったがかなり面白く読めたので他の作品も読んでみたい。
6投稿日: 2023.05.15
powered by ブクログ盲目的な恋に溺れてどうしようもない気持ち、理解できる。 友情は恋に勝てないのか、なぜこんなにも恋愛は愚かなのか、と思い悩む留利絵の気持ちも、わかる。 それぞれの心情が描かれていて面白かったけど、帯に書いてある「パワフルちゃぶ台返し」「最強どんでん返し」は言い過ぎかなぁ…?
3投稿日: 2023.05.14
powered by ブクログ恋をすると、相手のことを多少なりとも「特別な」存在だと感じると思います。最初はきらきら素敵で特別な相手がだんだん時を経ると良い時もあり、悪い時もあり状況が変わって輝きが失われていく様についていけなくて、受け入れたくなくて、どろどろになっても一緒にいようとする気持ちが「盲目的な恋」なのかもしれないと思いました。 盲目的な友情、そんなものはないし、期待するだけ気持ちが擦り切れるのでやめておいた方が良かったのにね、と思います。人間自分が一番だし、他人の献身なんて気付く訳がないし、献身の裏にある感情や動機を正しく理解して感謝することなんかできないのにね。
2投稿日: 2023.05.11
powered by ブクログ女の子特有の、湿度の高い夏の日のように、肌にべったりとまとわりつく面倒くささ。 人はここまで愚かで盲目になれるのか…恐ろしい。 かくいう私も客観性を失えばこうなるのだろうか。 没頭してる間は気づかないものである。渦中の本人たちは幸せなのかもしれないが。 相手が自分の動画や写真を持っている状態で関係が拗れると厄介。それをばら撒かれると社会的な地位を失いかねない。デジタルタトゥーには気をつけようという教訓。 何か(今回であれば美貌)に突出した彼女は日向を歩み続けた故に、人を疑う術を知らず鈍感。何が幸せなんだろうか。 マッチングアプリが普及し、会おうと思えば無限に異性に出会える時代。それを、ウブな女の子を弄ぶためのツールとして使う輩もいると聞く。リスクは高い。最大の用心を。
13投稿日: 2023.05.08
powered by ブクログ留利絵の気持ちは分かる部分もあるから、 終盤がひたすらに苦しい 1人の人に執着するとダメになる。 蘭花は執着しながら、依存している自分の弱い部分が見えているから、救いがあるけど、留利絵はひたすらに依存している自分にすら気づいていないから末恐ろしい。 きっといつまで経っても温度差のある友情。 救いがなさすぎる。
2投稿日: 2023.05.07
powered by ブクログ盲目的という言葉がぴったりな内容! 自分の感情よりも相手の中に常に自分がいることを求める感覚でしょうか。 ある出来事について「恋」と「友情」の二つの目線で語られる構成。 友情パートはなかなか男友達間ではない感覚なので、ゾワっとするけど面白い!
1投稿日: 2023.05.07
powered by ブクログ元タカラジェンヌの母を持つ容姿端麗な蘭花と、対照的にニキビ肌に悩み、内向的な性格を持つ留利絵のダブルヒロイン。恋人の浮気相手に対して蘭花は、「あの人は彼を支配したいのだ」と思う。そこから物語は破綻していくのだが、僕的には蘭花と同居する留利絵も、蘭花を支配したかったのではないかと見えた。 人は1人では生きていけないとは言うものの、誰かを支配することは不可能ではないか。一方がもう片方に寄りかかった人生ではなく、寄り添った生き方をする必要がある、なんて考えた!
3投稿日: 2023.05.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
衝撃的で、切なくて、理解に苦しんだ自分の馬鹿な脳みそに嫌気が差した。 依存して、同情して、自分独りでは立てなくなった時、人は初めて人でいられなくなることを知った。 誰かを縋ってはいられない。独りでは生きていけない辛さ。依存していないと生きていけない醜さを、理解出来た気がする。 この本と出会えて良かった。読んでいてとてもしんどかったけど、今の私に必要な本だった。
2投稿日: 2023.05.06
powered by ブクログ久しぶりに辻村深月さんの小説。 綺麗な少女が恋に落ちる章と、その親友になりたい容姿にコンプレックスを持つ少女の章とに分かれる。 まず、最初の章だけど恋は盲目すぎるね。 二つ目の章は女性がコンプレックスを持つと怖くなるね。 という感じ、終始ダークな空気間の物語でした。 読了感もあまり良くないですが、次のページでどうなるのか知りたくてあっという間に読んでしまいました。 辻村深月さんの本は、これで3冊目だけど「朝が来る」の方が良かったな。
0投稿日: 2023.05.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
誰もが自分が一番大事で、 自分を自分で守らなくちゃいけないのでどうしても自分軸で物事を考えすぎる気持ちは分かる。 ランカについて、恋に盲目になるのはしょうがないと思う。頭では分かっているのにどうしても気持ちがついていかない、考えてしまう、気になってしまうのはそういうもの。辛いけど距離を置いて時間がたつのを待つしか冷静になる方法はないと思う。 ルリエについてはあまりにも被害者ぶってることと可哀想な自分を周りが思いやるのはあたりまえと思ってるところがある。ただ、私自身にも当てはまることだったから共感はできる。自分自身を見ているようで恥ずかしくなったから、私はこうならないように気をつけようと思った。
2投稿日: 2023.04.30
powered by ブクログ盲目になると誰も止められない。、 身近にこんな子居るなあ、と自分の周りの人たちが チラつく。そして自分も思い当たる行動や言動。 盲目的な恋愛も友情もなんとなく分かる 彼女たちの苦しみが過去の思い出と重なって より心に刺さった。 物語は妬み辛み、執着などの 負の感情ばかりで埋め尽くされているが 彼女たちの心を綴る言葉や表現が とても魅力的で なんとなく消化でしきれずにいた感情、 過去の嫌な自分が少し救われ、腑に落ちた 1日で読んでしまうほど私は好きなお話です。 最後の最後には、ホラーのような怖さもあり 一気に物語の雰囲気が変わります、 もう一度読み返したいなと思えた。
0投稿日: 2023.04.28
powered by ブクログやっぱりこの人は私には合わないのかなぁ。いいとこの世間知らずのお嬢さまがちやほやされているちょっとした男に入れあげ、一方でコンプレックスのかたまりの地味な女がそのお嬢さまに暗く付きまとう。男は男で有閑マダムに弄ばれ、結末も予想どおりの破滅と自爆でありきたり。指揮者とオケの話だというので手に取ったのですが、読むには読めましたが登場するのは底の浅い不気味な人たちばかり、展開も予想どおりでつまらなく、気が滅入りました。
2投稿日: 2023.04.24
powered by ブクログ仕事が忙しい中、良い息抜きになり、 内容も面白かったです。 共感してたと思っても、実は微妙なすれ違いがあって、そういう感じ方もあるかぁ、そうだよねぇ、と思いながら、辻村ワールドを楽しめました。
3投稿日: 2023.04.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
別格の美人である蘭花が盲目的な恋に溺れる第一幕と、容姿に恵まれず被害者意識が強い留利絵が蘭花の親友になりたいと盲目的な友情を貫く第二幕。同じ出来事が別視点で語られる構成。 ルッキズム(外見至上主義)が、ストーリーの前提にある。外見至上主義ではない自分としては、共感するキャラクターが登場しないまま、読み進めた。 美人だと友達に囲まれて、不細工だと友達に相手にされないとか、恋人ができるとか、できないとか、現実はそんなに単純ではないだろう。 蘭花も留利絵も、自分が自分の人生のオーナーであることを手放しているから、読んでいて苛立ちを覚えるのだと思った。他者依存が強すぎて、まさに「盲目的な〜」状態であった。 第一幕の客観的にはダメ男でも、恋に落ちた本人には運命の人であるくだりは良かった。しかし、脅迫されて盲目のメッキが剥がれてくる最後は、虚しい。 それに引き換え、第二幕は最後まで、盲目を貫徹していて良かった。普段は後回しにされやすい友情が、結果としては恋より勝るという作者の価値観の現れかと推察する。 他人が見ればバッドエンドでも、案外、本人たちはハッピーエンドなのかもしれない。
2投稿日: 2023.04.20
powered by ブクログ想像してた展開で進んでいったけど最後あ、っと思った。なるほど。 でも最後救われて欲しかった気もする。
0投稿日: 2023.04.17
powered by ブクログとてもストレートな題名。確かにその通り。 「執着しているのは、自分の欲のせい。」 優しくするのも、つくすのも、相手の為と言いながら打算的に全て自分の為。誰しも打算はあるだろうけど、執着は重荷でしかない。 でも、留利絵の気持ち、少しわかる。私にとって1番の友人に、私が1番の友人だと思ってもらいたいとか。
3投稿日: 2023.04.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
正直声を大にしてオススメと呼べる作品ではない。 でも面白い。とても面白い。 1章と2章で描かれる視点が変わると、どちらも同じ時系列で生きている人物なのに、取り上げられる出来事の内容や長さ、重さの違いから、2人の心情の違いが直接伝わってくるように感じた。 ラストの衝撃はしばらく自分の中に残りそう。
7投稿日: 2023.04.15
powered by ブクログとっても極端な2人の女の子の、盲目的な恋と盲目的な友情の話。 留利絵はともかく、蘭花は可哀想だったな〜。自身の美貌と、恵まれた家庭環境で育ったその素直すぎる性格ゆえ、あれ、なんかこの人やばいぞ、という危険センサーが鍛えられていなくて、闇から抜け出せなくなってしまったような。何かが大きく突出して、大きく欠落している人は、人間関係で心のバランスが取れずに、不安定になってしまうのかも。 結局、美波が一番羨ましいわ。
5投稿日: 2023.04.11
powered by ブクログ可愛い装丁にダークな中身。 恋も友情も盲目的になるのはヤバい。 ネコ好きをくすぐる、ヒグチユウコさんの絵に惹かれて手に取りました。 恋に盲目的な大学生・美女と、美女への友情に盲目的な大学生・喪女の物語。 方や元タカラジェンヌの母親を持つ聡明な美女、方や両親からも同級生からも容姿を揶揄される陰キャ。 対象的な2人でも、周りが見えなくなると同じ。 どっちも何かにつけて『特別』になりたかったんだろうな。。 何事も執着しては道を外しますね。 膝を打つ結末に、一気読み推奨です。
19投稿日: 2023.04.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミステリーって言うか、ホラーやんw いやー、すっかり辻村深月さんファンになっちゃった!これも面白かったなあ。 黒幕はまさかの瑠璃絵だった。 欄花が茂実に執着したように、瑠璃絵は蘭花に執着し続けた。いや、瑠璃絵もまた自分の欲求を満たすために、蘭花を利用してるだけ。同類。類友。 自分も恋愛で誰かさんに執着したことはあったけど、恋愛は早かれ遅かれ終わる。と同時に執着しなくなる。結婚したら、伴侶に執着なんてしないし(笑)でも友情は続く。執着も終わらない。異性との恋愛より同性の友情の方がずっと闇が深いのか。 いずれにしても、ある程度の距離感は大事だな。
3投稿日: 2023.03.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
新聞の広告に【ドンデン返しどころかちゃぶ台返し!】とあったので、叙述ものなんだ、そこまで言うならよほどなんだな!読みたい読みたい!と期待。 なかなか…ミステリー展開始まらないな?? ……あれ、これ期待してたのとは違うな??? とはいえ。これはこれで。 それぞれ(蘭花・留利絵・美波)を、あーなんかわかるかもと思いつつ読み終えた。 美を生まれ持ってきた人は、そこに特別な価値観ないから振る舞いが自然で、容姿コンプレックスある側にすると嫉妬や羨望を超越して、その横にいることに価値を見出す。 二部構成なの、良かったな。 不器用な留利絵のしたことは、彼女の中では筋が通ってるし、わかる、と思った。
2投稿日: 2023.03.30
powered by ブクログまさに、盲目的な恋と友情。 依存され体質の蘭花を中心に恋と友情が交差する。 盲目的に誰かに依存したり、されたりするのは結果として、周りを全て不幸にするのかもしれない。 特に初めての人に依存しやすい気持ちなどは、よくわかった。 でも、全体的に幸せオーラはない話なので、心はどんより…
0投稿日: 2023.03.29
powered by ブクログ読後にこんなに尾を引く小説も珍しい。まだ大人とも言えない微妙な年齢の2人の主人公の狭量な視点から描き出される世界にページをめくる手が止まらなかった。信頼する読み手に勧められ、深村美月は初めて読んだけど、他の作品も読んでみたいと思う。
0投稿日: 2023.03.27
powered by ブクログすごくドロドロな恋愛と友情 恋愛と友情が、同じ時間軸で 別の人の目線から描かれている 読み終わってからも胸がザワザワする… 展開が面白くてイッキ読みでした
3投稿日: 2023.03.26
powered by ブクログタイトル通りの盲目な恋と友情だったが 想像以上だった。 それだけに衝撃の結末。 構成が面白くて一気に読める作品です。
0投稿日: 2023.03.24
powered by ブクログとにかく恋も友情も振りきれてる。 後味もよくなく好みではなかった。 どんでん返しを越えた「ちゃぶ台返し」とうたわれていたけれど、そうでもなかった。残念。
8投稿日: 2023.03.19
powered by ブクログ盲目的な恋にのめり込む蘭花、彼女との友情に執着する留利絵。2人の女性の視線で描く恋と友情。 蘭花のどうしようもなく好きな気持ちはすごく共感できた。逆に留利絵の歪んだ友情には嫌悪感しかなかった。コンプレックスの塊ってホント怖い
0投稿日: 2023.03.18
powered by ブクログ恋は盲目、重い友情も盲目!!!! 得体の知れない不快感、最後の最後でパワフルちゃぶ台返し。 私は、あなたの一番になれればそれでいい。
1投稿日: 2023.03.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一瀬蘭花は大学のオケで知り合った指揮者の茂実星近と付き合い出します。 蘭花は元タカラジェンヌの娘で容姿に恵まれ、友人も多く茂実に見初められあっという間に恋に落ちたのです。 しかし茂実には奈々子さんという先輩指揮者の40代の妻とずっと昔から関係していたことを知らされ二人が別れるつもりがないことを知ります。 そして先輩指揮者の室井に奈々子との関係がバレて茂実は業界から干されてしまいます。 蘭花は周りの親友の美波や、一緒に暮らすとても地味な留利絵からも茂実と別れるようにさんざん忠告されますが、蘭花にはどうしても茂実とは別れられない理由があったのです。 それを知った留利絵は以前から仲のよくなかった美波から蘭花の親友の座を奪うためにとある行動をとります。 茂実が留利絵に「君さ、誰にも愛されたことがないんでしょ」と言われる場面は残酷でした。 文庫293ページにタイトにまとまっていてとても面白かったです。 これは衝撃作です。
103投稿日: 2023.03.13
powered by ブクログ辻村先生ぽくない作品でした。 相変わらず、みんなが共感するようなことを言語化してそれをうまくストーリーに載せており、感嘆です。 個人の感想としては、友情、恋愛、家族様々な愛の形がある中で『相手がどう思い、どう受け取るのか』という観点を忘れて行動してしまうと、愛が執着に変わってしまい、良い方向に進まないこともあるのかもな、と気づきになりました。
1投稿日: 2023.03.12
powered by ブクログ途中で「え?辻村深月さんだよね?」って確認しちゃった。 主人公が大学生で説得力がありました。子どもと大人の間で、親や友達との関係性や、恋愛の濃密さも変わっていく年代だよねって若かりし頃を思い出してみたり。 タイトルの通りのお話で、盲目的にって本当に怖い。それでも平和に終わるのかと思ってたのに、最後の10ページくらいで不穏な感じになって、、、。 美波ちゃんからの視点でも2人を見てみたかったな
1投稿日: 2023.03.11
powered by ブクログ恋と友情に関しての現実味のある感情表現だらけですごく共感しました 本当にこの本のタイトル通りの内容です
0投稿日: 2023.03.09
powered by ブクログ人間のドロドロした部分と、ある意味の清々しさが全部でてる感じですね。現実的すぎて読んでて辛くなりましたが、そこまで好きな人ができることは羨ましいことなのかもしれません。誰しも誰かに依存して生きていることに、自分では気付いてないだけだとしたら恐ろしいです。
0投稿日: 2023.03.05
powered by ブクログタイトルがすべてを語っている。 エンターテイメントとして楽しみながら読むと、登場人物への言葉が読者自身にも跳ね返ってきて動けなくなるので注意。
0投稿日: 2023.03.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
パワフルちゃぶ台返し! という帯のコメントに惹かれて購入。 だが、オチというか真相?は半分くらい読んだ段階で大体予想がついてしまった。 それよりも蘭花や留里絵をはじめとする登場人物たちの独白に面白さとおそろしさを感じた。 同じ人物やそのセリフ、振る舞いに対しても、見る人が違えばこれほど見え方が違うのか。 その違いを生むのは、その人物のこれまでの経験やそこから形成される自己評価なのか。 誰かが死ぬ話の中で、死の真相意外の部分にこれだけ引きつけられることもあまりない。 恋も友情も時に人を狂わせるし、狂わされること自体も人間として生きる特権としては幸せなことなのかもしれない。 救いのない結末は悲しいけれど、それでこそ人間。心ある故に翻弄されて歪み、愚かになってしまうヒロイン2人。 人の心はおもしろい、と思った。
0投稿日: 2023.03.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久しぶりに辻村深月さんの作品を読んだ。 何年も前にかなりハマって何冊も読んでいましたが、その作品とは少し違う印象を受けました。 タイトル通り、『盲目的な恋』と『盲目的な友情』を前半と後半に分けて、別々の人物の目線で描かれています。 『恋』の方では、その美しさと醜さがリアルな言葉で表現されていました。こちらの主人公にとっては『恋』が1番なのだと感じる物語。なので自分と彼氏以外(沢山いる友達たち)は脇役です。残酷なまでに感じる友情の二の次感。恋に溺れるとはよく聞くけれど、本当に中毒的に感じる描写が多かった。 一方、『友情』の方もすごかった。『恋』の方があまりにも盲目的過ぎたし、『友情』で盲目的?そんなことある?と引っ掛かりを覚えてこの作品を手に取ったのでいい意味で期待を裏切られました。こちらの主人公、可哀想と思ってはいけないけれど、どうやっても可哀想としか思えない、のに、この子はこれで幸せなんだと思わされるラストの衝撃。 辻村さんの作品では最後にえー!まじかぁ!ってなることが多いのですがこの作品も然り。ただ、かなり現実的でブラックな感じがしました。 現実味が強い分少し鳥肌が立つくらいこわいところもありましたが、辻村さんの作品を読んだことがある方も、読んだことがない方にもおすすめできる1冊でした。
0投稿日: 2023.03.04
powered by ブクログ女友達は男に勝てないっていうやつめっちゃ分かる〜ってなった。 こういう子いるよね〜なんて親近感湧きつつ読んでたらあっという間だった どんなに仲良くても男絡みで嘘のように他人になるし彼氏できると平気で友達との約束ドタキャンする子もいるし不思議だよね〜
0投稿日: 2023.03.03
powered by ブクログ帯が本当に良くない。帯にちゃぶ台級どんでん返しって大きく書かれてたけど、どんでん返しはなく、そもそもミステリーというよりヒューマンドラマ。 期待する内容とは違ったけど、中身は期待以上だった。 まさにタイトルそのものの話で、恋への執着と友情への執着、語り手は対照的なのにどちらも共感する部分が多かった。 面白い作品でもめったに思わないけど、これは何年後かに再読するかなって読んだ後に思った。 とりあえず帯変えろ。 何でもかんでもどんでん返しって書くな。
2投稿日: 2023.02.26
powered by ブクログ帯のちゃぶ台返しってのは少し大袈裟でその部分に期待していると少し物足りなさを感じる。 ただ、登場人物のセリフや感情を丁寧に掬い取っていくと、あぁ女性が生きている世界は全くの別物だなぁ。と思い知らされる。 そういう面白さはある。 ただいくら何でもあんなタイミングで警察は踏み込んでこんだろう。
0投稿日: 2023.02.25
powered by ブクログ仲良しな女の子二人の盲目的な恋と友情を描いた物語 辻村さんの作品を読むのは「善良と傲慢」に続いて2作目 1章は蘭花の恋について、2章は彼女の友達である留利絵の友情について描写されてる 時系列が同じやからあのとき蘭花はこう思ってて、留利絵はこう考えてて、、みたいに2人の思考の違いとか色んな見え方とかが表現されてた面白かった 個人的におれは恋愛思考型やと思ってるから、留利絵の気持ちよりも蘭花の気持ちにものすんごい共感できた 愛しい人を盲目に想うあの気持ちが
0投稿日: 2023.02.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
可愛い表紙に惹かれて借りて、開くと 見返しのグレージュとピンクの栞がまた可愛くて ルンルンで読んだら全然ルンルン読むお話じゃなかったです。 恋の方は、まあこんな恋愛体質の女の子少なくもないよねって思いながら読んでて最後次に進めててよかったね〜と思ったけど 友情がえぐすぎた。。。 主人公が歪みすぎて怖かったです。 盲目的とはまさにこの事。 わからなくもないところもあったのですが、プライド故の思い込みが怖かった。。 もう親友って言葉なくそう?って思いました。 恋の方で数行、少ないページで書かれてたことがこっちでは何行にも綴られてて(しかもルリエールの文句付きで) 往復して読むのも面白かったです。
1投稿日: 2023.02.21
powered by ブクログあまり好きになれないこの感じ。それでも読む手は止まらなかった。相手の為を思ってしていることが結局は自分の為だったりすることって結構あるのかもしれない。盲目は執着や依存に結びついてやがて自らを滅ぼしてしまう。そんなふうに思った。
0投稿日: 2023.02.21
powered by ブクログ主人公の蘭花と留利絵の友情と恋の依存。それぞれの環境や状況に揉まれ、相手に依存し合う関係性がとてもリアルに感じた。 読み進めていくにつれて、いろんな謎が明らかになってきて主人公の心情が徐々に明白になっていく。だからこそ、「あの時はこう考えてあんな行動を取ったのか」と数ページ前に戻って確認したくなった。
2投稿日: 2023.02.17
powered by ブクログ読者が登場人物を猛烈に嫌いになれたなら、その登場人物を描いた作者は紛うことなき天才である、と聞いたことがある。その論を持ってすれば、辻村深月さんは間違いなく天才と呼べる。 蘭花についても留利絵についても、その思想や言動は甚だしく傲慢で自己中心的に感じられて読みながら非常に苛立ち、しかし読む手を止められない、そんな作品だった。 二人は盲目的になったのがそれぞれ恋と友情であるという部分では違っていても、自身の評価を他者から「選ばれる」ことに拘っている点や、自身は当然選ばれるべき存在であるという他人を無意識的に見下している点では同様であったと思う。 『傲慢と善良』と同様に、反面教師的な作品だった。
1投稿日: 2023.02.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「盲目的な」恋と友情とか言うけど、盲目的というより「執着的な」だなぁと思う。蘭花に関しては盲目っていうのもわかるんだけど、留利絵は……と思った瞬間、同作者の別作品の「愛は、イコール執着だよ」というセリフを思い出した。愛……愛ならしょうがない、かなぁ…… 自分が恋愛より友情に依存しがち、なおかつ容姿に対するコンプレックスやそれを笑われた苦い経験もあるので、留利絵の思いが正直わかるところもあり、痛々しい気持ちになりました。客観的に内面描写されるとめちゃんこ気持ち悪いな……襟を正します。いやもとからここまでの執着を人に見せはしていないと思うけど、自戒は大事だと思うので。 留利絵の気持ち、怖いと思うけれど(それにそう思わせる描写をしているけれど)寄り添えるというか、わかるんですよ。バカにされてきて、笑われて、家族にすらぞんざいに扱われて、そんな中で誰しもがあの子は素敵だと思う子が自分を一番にしてくれる。そのポジションがどうしても欲しい。今まで私を笑ってきたやつらに見せつけてやりたい。見返してやりたい。こう言ってしまうと、その相手のことが好きなんじゃなくて利用しているだけみたいだけど、そういう後ろ暗いものをどろどろとまといながらの執着心。 私は周囲にそこそこ恵まれているので言葉で傷つけられてばかりの環境ではなかったけど、カケラでもみんな持ってる気持ちかなぁと思うんですよね。執着したことも、されたこともある身としてはそこまで特異な感情でもない気がする。もちろん程度の差はあると思うんだけど。 いやこんな気持ち持っていない人はそのままでいてほしいですけども。健全さは大事なので…… 辻村深月作品は女の子(女性ではなくあくまで未成熟な「女の子」)の内面描写がすこぶるうまい。自分が女だからというのもあるのかもしれないけど、あーわかるこういうのあるよねだとか、そういう瞬間が多い。今作は女の子同士のちょっとそら恐ろしくなるほどの友情がテーマでもあるので頷く回数も多かった。留利絵の美波に対する苦手意識とか。 女の子同士って男の子同士よりちょっと独特というか、結構べたべたしたりするじゃないですか。男の子同士の友達関係で手をつないでいるのはあまり見かけないけど、女の子は割と気軽にそういうのをやる。基本的に距離感が近しいイメージがあるんですよね。だから、友情と恋愛のごちゃまぜみたいな執着心が勝手に育っていってしまう、みたいなの。 「恋」パートと「友情」パートで視点が変わるので、ふたりの認識の差というか温度感の差が見て取れて、あーあという気持ち。蘭花は恋愛一年生だけど、愛されて満たされてきたから友達にそこまで執着しない。選べる立場だから。でも恋愛は初心者かつ、モテないと本人が感じてしまうような(たんにまわりが気後れしているだけだけど、本人にはそんなの知る由もないし)今の彼氏以外には選ばれなかった立場で、そこで地位の高い……これ嫌な言い方だな……価値の高い男の子に選んでもらえてそのポジションに執着しちゃうのが生々しかった。 友情パートでしきりに留利絵が「私にもっと感謝してもいいんじゃないの」という暴論を振りかざしていたけれど、まあどえらいことをやってはいたけど、別に頼んだわけでもないので……という気持ちと、やった側からすると私あんたのために手ぇ汚したんですけど!って思っちゃうのも仕方ないのかなぁという気持ちが……うーん、難しい。 辻村作品って本当、目をそむけたくなるような感情を言語化されるから、もうやめてよと思いながら読み進めて、……スピーチの描写で「え?」となった。 あぁ、そういうことか。 察しが悪いのでここまで普通にスコーンと騙されました。 茂田の一件が明かされて、わ~辻村作品……って声が出ました。 その後の共犯ですという自首、蘭花が好きなんじゃなくて蘭花の存在に依存してるだけなんだなぁというのが留利絵が一番怖いなぁと思った瞬間です。いや乙田さん、結婚式で花嫁逮捕とかもうトラウマもんだろ。かわいそうに…… あと室井の妻はバチが当たればいいなと思う!あいつ最悪だぞ!!
1投稿日: 2023.02.13
powered by ブクログ自己肯定感低すぎるのに自分本位の感じ、やっかいで痛々しい。盲目的な執着になるの怖。狭い世界にのまれてるの怖。後味悪いなあ
2投稿日: 2023.02.13
powered by ブクログ辻村深月さんといえば青春、ミステリ、地方と都会、母と娘、女性同士の人間関係等、様々な題材を描くことのできる作家さんだ。今作は女性の恋愛と友情についてこれでもかと言う程に描かれる。相変わらずの一気読み。辻村さんはなんでこんなにも盛り上げ上手なのだろうか…
1投稿日: 2023.02.11
powered by ブクログまさにタイトル通りな作品。著者の作品を初めて読みました。女性の心的な動きがドロッとしてて魅力的でした。ある程度オチはわかっちゃったと感じていたが最後のオチには少しヤられた感がありました。
0投稿日: 2023.02.10
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るりえの執念深さ、自意識の空回りを見ていて胸が痛くなった。自分にも思い当たる節があるから尚更。 「あんなに正当化しないと痛みを認められないなんて」 「あの子がされたことの前で、今自分のコンプレックスを優先させることのほうが大事なの?」
0投稿日: 2023.02.10
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「どんでん返し」て書きゃいいってもんじゃなくない?w 私の一作目は「鍵のない夢を見る」だったと思うけど、あの中の数編に近い、大人の男女の恋愛と友情の話だった。頭の中に自分のことしかない男の子をこっち向かせようと意固地になる話(芹葉大学の夢と殺人)と印象がにてた。 ○恋 蘭花。彼女が本当に人を好きになって、心を通わせ、少しずつ良い方へ変わっていく心の動きが手に取るようにわかって、昔の自分と重ねて読んでいた。 彼本人のことを好きなのは当然、その彼の横にいる自分、それに付随するものごとも全てが誇らしくて、新鮮で、たとえ周囲に「彼の所有物である」という待遇を受けても、それすら嬉しかった。 ・・慣れてしまうと「飾りじゃない!」と憤慨する気持ちが湧いてくるのは我ながら自己中だが・・ だから彼が落ちぶれた後で蘭花に執着してくるところとかすごく怖くて、悲しくて、辛かった。不倫しながら自分と付き合っていたなんて到底理解などできるはずがないし、理解できないことをする彼が理解できなくて、でも好きで、辛すぎる。 昔の恋は、今の幸せとは関係なく忘れられないものだと私の母が言っていた、私にはわからないけど、蘭花はそうなのだろう。目の前にいる男性のことは別枠で愛しているのだろう。。わからないけど。 ○友情 恋の方と同じ時系列で話が進む、全く同じセリフが出てくるのを、違う立場で読む。 いーーやぁいるよねこういう人、って感じ。 留利絵の気持ちも、卑屈になる心理もよくわかる。だって私も同じだもん。 ヒソヒソ話とか嫌だし。 だけど泣いたことに全く違う、とってつけたような理由を言い訳したり(獣医の姉の話)、その行動は驚きだった。解説で山本史緒さんも言っていたが、そこで普通に正直な気持ちを話していれば、美波も周囲も普通に受け入れていただろうにと。 あといちいち蘭花に「蘭花から美波ちゃんの名前をききたくない」と伝えること。そりゃ、わかるよ嫉妬する気持ちはよくある、あー、私より仲良いのかなって思うことだってあるでしょう。でもプライド高い割に、そんなことを蘭花に言えてしまう心理がわからない。プライドどこ行った? でもそういう読めない子はよくいる。
1投稿日: 2023.02.08
powered by ブクログこれもまた帯がいい。 どんでん返しどころではない! パワフルちゃぶ台返し! これがウワサの最強「どんでん返し」! 辻村深月ハンパない! 炸裂 10万部 だそうです。 帯で買ったのではなくて、山本文緒さんが解説を書いていたから買ったのだけれど。 「どんでん返し」「ちゃぶ台返し」とあるけれど、中盤以降、そこはかとなくネタは透けて見える、ような気がする。 やっぱり編集者、すごい。 留利絵が「もっと私に感謝しろ」って思う部分って、あまねく人間に、とは言わないけれど私にはある。そこらへん言っちゃうところが辻村深月。 肩透かされ感やがっかり感がない。 私自身は「親友」という言葉が好きじゃない。 気軽にこの言葉を使う人を見ると、「この人と私はわかりあえない」と大げさだけど思う。時としてしらっとした気分にもなる。 その疎外感?みたいなものが留利絵の言葉を通して何度も語られるのだけれど、それも自分自身がそう思っていることをみすかされてしまっている気分になる。 そういう意味では、私にはちょっと後味が悪い、というか、なんと表現したらよいのかわからないけど。 p113 相手の仕事をいつから観ていたとか、作品が好きだとか、そんな、高尚なことは、恋の前には何の価値もないのだ。 p218 どうして、いつの日も、友情は恋愛より軽いものだというふうに扱われるのだろうか。 何人と付き合ったか、が話題になることはあっても、何人の友だちがいるか、そのうちの何人から真に心を開かれ、わかり合えているかが語られることはない。 恋はいつ終わるとも知れない軽いものなのに、長く、ずっと続く友情の方は、話題になることが、ない。
0投稿日: 2023.02.05
powered by ブクログ人の心の内側が痛いくらいに描かれていて 怖いけれど、いろんな愛の形があった 衝動的なうちから出てくる感情は人を盲目にさせる。
0投稿日: 2023.02.01
powered by ブクログドロドロして面白かった。 女子の仲間割れ的な嫌われたら一生根に持つみたきなのがこんな感じなんやーって思った。
0投稿日: 2023.01.31
powered by ブクログヒグチユウコの絵が好きで手に取った一冊。 守るべきものがあること、頼るべきものがあること、それは一見人を強くするように思われるけれど、それは思い過ごしなのだということをわたしはもう知っている。
0投稿日: 2023.01.31
powered by ブクログ恋愛と友情という名の「支配」の連鎖 何人と付き合ったか、が話題になることはあっても、何人の友達がいるか、そのうちの何人から真に心を開かれ、わかり合えているかが語られることはない。恋はいつ終わるとも知れない軽いものなのに、長く、ずっと続く友情の方は、話題になることが、ない。 辻村深月(2017)『盲目的な恋と友情』新潮文庫(p. 219) 筆者による小説を初めて読んだ。本書のレビューを見ると、「ホラー」だとか「痛々しい」とか書かれているが、何てことはない。解説の山本文緒氏による『恋愛中毒』の方が、よっぽどスリリングがあって、快楽が得られる小説であった。オチは月並みだし、恋愛ホラー特有の鬱感にも欠ける。ただ、所々に見える蘭花と留利絵の裏設定みたいなのが、実は面白い。 「恋」パートでは、蘭花が茂実に執着し、落ちぶれていった彼と最後まで別れられない様が描かれるが、ここは男と女のドロドロ劇という感じで、特に真新しさを感じない。ゾクッとするのは、蘭花が乙田と出会った時に意識する「彼となら、なれるのだ(中略)この相手でなければと執着してもらえる、彼の、唯一無二の、運命の女に(pp. 120-121)」なる表現。違和感のある句点と倒置文で、執拗に独占欲を燃やす蘭花のオカシサが表現される。 蘭花のオカシサは、「友情」パートで彼女の母親からも吐露される。「蘭花、あの子、情緒不安定なところがあるから、傍にいて、支えてあげてくれないかしら(pp. 223)」 蘭花は、恋に盲目的になっているのではなく、肉親から見てもオカシイ少女であることが示唆される。そして、留利絵によっても「病気だ」と表現される。 最後まで読んだ後、もう一度、「恋」パートで警察が来たシーンを読み返す。すると蘭花は「誰かに突き落とされたのか、とでも言いたいのか(p. 129)」と心情を綴る。そして狂ったように泣いている。 個人的に一番恐怖だったのは、蘭花と留利絵との同居シーン・生活内容が、ほとんど描かれていないこと。後半になって初めて「麻婆ナス」が登場するが、それまでの文脈においてほとんど食卓シーンが描かれていない。彼女たちが住居の中でどんな生活をしているのかほとんど分からない。というか、実のところ蘭花は、ほとんど自宅に帰っていなかったのではないか。実際、茂実との交流を除けば、彼女が何をしているかの具体的な記述が少ない。また留利絵への印象は「潔癖」で片づけられている。留利絵が無造作に玄関に置いたネックレスは、蘭花が不在であり続けたことの隠喩であったように思う。 留利絵の妄執に焦点が当たりがちだが、本書で一番オカシイのは蘭花で、そのことは菜々子や美波に見透かされている。そして、菜々子、茂実、蘭花、留利絵へと繋がる、執拗な「人間支配」への欲望が描き出されている。個人的には留利絵を応援していたが、できるなら彼女には最後まで一緒に犯罪を隠し続ける嘘をついて欲しかった。 全体として、色々なところに伏線が張られた繊細な小説であることは間違いないが、それを読み解くのは少し骨が折れるし、あまり意味あるとは思えない箇所もある。山本文緒氏の焼き直し感も否めない。まあ、また機会があれば筆者の小説を読んでみたい。
0投稿日: 2023.01.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
表紙買い、楽譜とアンティーク調のイラストが可愛い。分類としてはイヤミスかな、展開は読めるし驚きは少ないけれどダークな話。一章目の蘭花と茂実の盲目的な恋の話は茂実が先輩の妻と寝てるドロドロの部分も含めて現実で実際ありそう。どんだけ友人に「もっと良い人いるよ!別れるべき!」って言われても相手のことが好きだと別れられないもんだよね。蘭花を思ってくれる友人のおかげで蘭花は救われたんだなって笑顔で二章目読んだらその友人の留利絵が蘭花に盲目的な友情を持っていて引いた。留利絵は蘭花が一緒なら地獄に喜んで行くし、自分から蘭花が離れていくなら地獄に引き摺り落とす。『どうして、いつの日も、友情は恋愛より軽いものだというふうに扱われるのだろうか。』って留利絵の言葉は少し分かるけれど、恋でも友情でも盲目的になりすぎるのは結局人生の破滅に繋がるんだろうな。
1投稿日: 2023.01.28
powered by ブクログストーリーは想像の範囲内だけど、設定は別として有り得る話っぽくて、人って怖いなぁっていうのが率直な感想。
1投稿日: 2023.01.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
細かい心理描写がとてもよかった。特に茂美に盲目になっている蘭花のパート。 茂実と付き合う前は茂美に色めき立つ他の団員達を冷めた目で見つつも強く意識してるところ、茂実と付き合ってることで感じる優越感、蘭花は無自覚なのかあえて気付かないフリをしてるのか…言語化するのが難しいこの心理を徹底的に炙り出してて、共感しつつ恥いる気持ちにもなった。 留利絵はこじらせすぎだよー。小学校時代の記憶とか、父親は姉に異常な愛情を注いでいたりとか、同情する部分は勿論あるが。 留利絵は美しい蘭花の親友ポジションに執着することで蘭花の美しさまでもが自分のものであると思い込み、自分の精神を保ってたように見えた。歪んでいる〜。美しい女を自分のものにして優越感を感じるような留利絵が嫌悪している浅はかな男と全く同じだと思う。 相手がいることで精神を保つ人は恋愛ではよくいるけど、友情で同じことをしているとより異常に感じるのはおかしいのかも…? 好きだという気持ちが何よりも正しいのか?という問いは肝に命じなければならないかも。 留利絵が浅はかだと馬鹿にしていた美波は、泣き出した留利絵のフォローの場面で、機転がきく頭の良さを持っていて相手をよく見て行動にうつせる子だと思った。でも留利絵は小学校時代の陰鬱な記憶を美波に投影してしまっていて…。 山本文緒さんの解説にあった、留利絵の最後の行動が真の友情によるものか、ただの留利絵の欲なのかは読者に委ねられるって書いてあったけど、わたしは留利絵の欲だと思った。何も知らない乙田くんがとにかく不憫。 色々考えが浮かんできて長くなってしまった。この本なら私でも読書感想文簡単に書けそう。とても面白かったです!
0投稿日: 2023.01.22
powered by ブクログ留利絵はだいぶこじらせているけど、そうなってしまった理由がちゃんとあって、それは美しくてずっと日向を歩いてきたような蘭花や美波には到底理解できないんだろうなと思った。特に美波と留利絵が仲違いしてしまうのは、仕方がないと思いつつ嫌な気持ちになった。 反対に留利絵と蘭花がうまくいっていたのは、単純に趣味が合ったからというだけではなくて、蘭花が美波よりも純粋だったせい、それにおそらく他人にそこまで興味がなくて、留利絵の内面の暗いところまで知ろうとしない、気づかないからだ(もしくは薄々気づいていても気にしないから?)。 蘭花のように恋をすると盲目的になって、悪気なくそれ以外をないがしろにする子は実際にいるし、留利絵のように恋のような友情を求める子もいる。 茂実と菜々子があまりにも酷かったが、他はあるあるな気がした。 予想を一段越えるような結末だったが、私は好きではなかった。 留利絵パートを読む時に、蘭花パートではここのところ何て言ってたっけ?と読み返したりするのは楽しかった。
3投稿日: 2023.01.20
powered by ブクログ恋、友情どちらも鳥肌が立つほど不気味だった。そして、かつての自身を思い返し恋に盲目になっていた時期があったことを思い出し、再び鳥肌がたった。恋愛小説は苦手だけど、ここまで不気味だとホラー小説に近い感覚で夢中になって読んだ。
0投稿日: 2023.01.19
powered by ブクログ好きな辻村深月はこの黒バージョンですね。黒の中でも最黒くらいで、読んでいて気持ちいい内容は一切ない。二面からの構成も凝っていて、イヤミスの側面もあって、と充実してる。
4投稿日: 2023.01.15
powered by ブクログ1/13 読了 辻村深月さん、やっぱり凄い…… どのお話を読んでも、ぶわっとくるものがある。 女性特有のねちっこさや脆さが丁寧に描かれているのも凄くいい。 2つのお話で分かれているが、視点が違うだけで同じ時間軸。だけど、全く違う。それが新しくて面白かった。 恋は盲目とはいうが、友情もまた盲目なんだって言われて初めて気がついた。 最後の数ページで一気に「わわわっ」となり本ってやっぱり最高だ……となった。
7投稿日: 2023.01.14
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他ではあまり見ない、盲目的な友情に、狂気を感じつつ、しかし共感もしてしまうところがあった。 また、蘭花視点では出てこなかった、蘭花と留利絵の会話が、留利絵視点で出てきたりした。これは、留利絵の妄想か、それとも留利絵よりも恋(星近)に没頭する蘭花の盲目さによるものなのか。 どちらにせよ2人の盲目さが表されているようだった。 辻村深月さんの本を読んだのは今回が初めてだった。淡々と書かれているようなのに、激情や依存する気持ち、その他様々な感情が感じ取れる作品だった。
2投稿日: 2023.01.13
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タイトル通りの盲目的な恋と友情の話。「恋」と「友情」の二編からなる物語。恋に溺れ、友情に溺れ。「恋」のラストでのサイレンはちょっと恐かったけど杞憂だろと思った。そしたら「恋」のラストに、あぁ……としか声が出なかった。留利絵はスピーチで何を話すつもりだったのだろうか。この先も蘭の親友であろうとするのか。悲しい結末でした。
2投稿日: 2023.01.10
powered by ブクログ同じ出来事でも視点が変われば全く違う話になる。 どれほど長い間大事にしても恋に友情は勝てない。盲目的な恋をしている人間は友達がそこまで考えていることすら何も知らない。 衝撃的なラストが印象的なすごく面白い本だった
5投稿日: 2023.01.08
powered by ブクログ辻村さんの本の中ではかなりダーク。 友人の1人としか思っていない蘭花と、唯一無二の友人だと思っている留利絵の気持ちの重さの違いが残酷なほど書かれている。
2投稿日: 2023.01.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
恋と友情…。なんて盲目的な二人なんだろう。 第一章「恋」の蘭花と、第二章「友情」の留利絵。性格も容姿も対照的な2人の視点から、一連の出来事が語られている。 若さゆえ…なのか。なんて愚かな、そして、なんて狭い視野のなかにこの二人は生きているのだろう、と思った。 反面、2人の心境に強く共感するところもあって、そこの描写はさすが辻村深月さんだな、と感じた。
3投稿日: 2023.01.03
powered by ブクログ装丁はヒグチユウコさんのイラストかな、好きー! 帰省した時に母が買っていたので読んだ 蘭花のパートは気の毒に思いながらも、恋愛の完甘美な側面にうっとりするような、、、(私が恋愛体質であることは冷静に自覚している) それに引き換え留利絵のパートはずっとゾワゾワしていたーーこわいーー 被害妄想、自意識過剰を拗らせるとこうなるのか。どうすることもできないけど。 美波視点での物語も気になったな、きっと大変だったんだろうな。 留利絵パートは面白かったけど、結末はそこまで衝撃的ってわけではなかったかもしれない。 後半のパートで「盲目的な」を強く感じた。物語の構成によるところもあるだろうけど、盲目的な恋愛なんてありふれていて麻痺しているのかもしれない…。あと、パートナー選びは人生狂わすこともあるから、慎重になりなさいなーんてよく言われたけど、友人だよな…と思わせられた。 感想を書いていて、無意識に自分が使った「選ぶ」という言葉にドキリ。ぐいぐい読めたのもあって、1時間半くらいで読めたー! しかし、罪ってなんなんだろうなー
0投稿日: 2023.01.03
powered by ブクログ衝撃的な本だった。意外なところで共感できる自分にも驚いた。微妙な違和感や、気付きたくなかった感情をはっきりと言葉にされるような小説。読みやすいのに、読了感はずっしりと重い。 恋や友情に盲目的な彼女たちは、人のために尽くしているようにみえて、結局は自分の欲求を満たすためのひとり芝居をしてるようだった。どこかおかしいと気付きながらも、ゆっくりと着実に破滅に向かっていく姿が痛々しかった。自分を求めてくれる人がいるということは、心地よく、中毒性があるのかもしれない。 コンプレックスや承認欲求によって、本当の愛情や友情が見えなくなってしまうのは、程度の差こそあれ身近にある気がする。
5投稿日: 2023.01.01
powered by ブクログまさにタイトル通り あまり恋愛経験がないうちに沼る男に出会うと怖いな〜と思った 容姿にコンプレックスのあるるりえの気持ちもわかる、美人な蘭花と一緒にいれて、蘭花に選ばれているということがコンプを慰めてくれるんだろうな それもまた容姿に囚われているんだけど 美人の苦労とブスの苦労、どっちも見えたけど、選べるなら私は蘭花になりたい
0投稿日: 2022.12.30
powered by ブクログ辻村深月の長編ミステリー。 一人の女性の恋愛と恋人の死、そして新たな恋愛と婚姻を、その女性本人の視点と、ルームシェアする親友の視点とで描いて行きます。 帯書きの“どんでん返しどころではない!「ちゃぶ台返し」ミステリー!”に誘われて読みましたが・・・確かに驚きはしますが、フェアではないですかね・・・ とは言えそこは辻村深月、しっかり読ませます(^_^;)
0投稿日: 2022.12.25
powered by ブクログ(①2022.12.19読了) 大学のオケサークルに所属する蘭花が、同サークルに指揮者として外部から来ている茂実星近と堕ちていく話。 辻村深月の長編にしては短め。物語としては面白かったが、あまり感情移入できなかった。こういう人たちもいるよな、と。
0投稿日: 2022.12.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一気読みした。 るりえの気持ちに共感してしまう、、 ずっと選ばれないことへのコンプレックス、選んでもらえた時の執着心。
0投稿日: 2022.12.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
辻村深月さんの本初めて読んだけど、文体も読みやすくて、かなり引き込まれた。 誰かの1番になりたい、とくにこの人に!という強いコンプレックスの留利絵はなかなかに歪んでいて気持ち悪かった。 星近の落ちっぷりも酷く、見てられないけど自業自得というか…… メインの人物全員画怖い。 とても面白かった!!!
0投稿日: 2022.12.14
powered by ブクログ恋愛、友達に関しての女性ならではの気持ちが共感出来て、凄く読みやすかったです。 特に、友達に関してはみんなこんな気持ちなんだろうって,分かるー!って思いました。
10投稿日: 2022.12.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
冒頭で茂美という彼が死んでしまい、今は別の人との結婚式のシーン。と分かる。 どうやって茂美と出会ったのか、何故死んでしまったのか、新しい彼とはどう出会うのか、気になってあっという間に読み終えた。 大学生活の中で出会った友達や彼氏との関係性は、美女とブスでこんなにも違う世界になってしまうのかと感じた。愛情を知らないブスは顔だけでなく心も歪んでしまうのか。と悲しくも自分の事のように思った。 私と違って、(留利絵)のすごい所は(蘭花)と仲良くなろうとする所だった。自分が一番の親友になりたいと頑張るところ。そんな事したらもっと自分が比較されて嫌な気持ちになると私なら思った。男の人に対して愛されたい愛したいと思えない女は、友情に走り盲目になってしまうのか。 全て読み終えた後に、蘭花と留利絵が合うとか留利絵は同性愛とか言い当てた美波は鋭いと思った。 性格も見た目も真逆の2人の友情がとんでもない結末を迎えるお話でした。
2投稿日: 2022.11.28
powered by ブクログ本気の恋と友情を拗らせるとこんなことになるのかも、、と思った。同じ出来事に対する2人の視点が全く異なるところが面白い。残酷なように思えるけど現実世界でも、多分色んな価値観の人がいて、すれ違いが起きているんだろうな。 辻村深月さんの黒い部分が全面に出ていてやっぱり好きだなあ、と感じた。結構強烈で好き嫌いが別れそう。感情が揺さぶられるドラマチックな本でした。
0投稿日: 2022.11.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短いながら息が苦しくなるほどこの作品の主要人物は盲目的で歪んでいる。 蘭花は恋、留利絵は友情。 歪んだ恋慕と友情によってそれぞれが破滅に向かっていく様が生々しかった。 淡いミステリー要素もこの作品の歪みを引き立たせていた。 その後蘭花と留利絵はどうなったのか、 また蘭花の親友の『1人』だった美波の視点からも2人や2人を取り巻く友情を見てみたいと思った。
2投稿日: 2022.11.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
恐ろしすぎる結末。裏の主人公、いやもはや表と言っていいぐらい、この物語の真の主人公は留利絵だった。本作品には多くの愚かな登場人物がいるが、留利絵は一際違う愚か者だ。 恋は盲目。それを体現していた蘭花。 友情も盲目。それを、留利絵が体現していたのではないか。 理解し難い心情が多くも、ページをめくる手が止まらない作品だった。
0投稿日: 2022.10.26
powered by ブクログ辻村美月ってなんとなく読まず嫌いしてたけど、なかなかおもしろかった。サークルの男女関係がリアル。読んでるうちに共感の方向がみるみる変わっていくのが新鮮でクセになる。
0投稿日: 2022.10.24
powered by ブクログ美波のようなキャラクターが羨ましいと思い、そのようなキャラクター側目線の物語も読みたいなと、この小説を読みながら思いました。
0投稿日: 2022.10.23
powered by ブクログしょっぱなから美男美女カップルが登場してイケイケ。さて、しかしこの何処かで見たことのあるようで、でも現実感の無さはどうよ。例えるなら、トム・クルーズが戦闘機でゴジラの口の中に核弾頭打ち込んでも、なんかありそうだわー、って思うけど現実的にはどうよ、っていう程度の。 しかし予定調和であるがゆえに展開が読めるというか、なんだかニヤニヤが止まらないのよ。こんなイケメンが、指揮者が、年上の女にたぶらかされ、若い子にも手を出し、そして落ちぶれて。昭和か。 しかしさすがに平成にいたりそのままでは済まされず、更に本当にダメ人間のルリエールが最高にドキドキしちゃう。 いやはや。人間的にはクズだけど、小説で読むぶんには。大好きよ。
0投稿日: 2022.10.14
powered by ブクログ最後の展開も驚くけれど、それより何より、この登場人物達への自己投影感が半端無かった。 辻村美月さんの描く人物達は、どうしてこうも胸に迫るものがあるのだろう。 自分では当たり前と思っているものが、こうして文になって、ある物語の人物となり、それを見ているといかに狂気じみているのか分かる。 客観視しながら、あぁ、まるで自分だと感じてしまう。 そこで改めて自分というものに気付く。 今作の「盲目的」と言うのが痛い程分かった。 恋と友情という二つの視点でかかれた本書。 恋の面での盲目さは、多くの方が経験した事があるのでは無いだろうか。 しかし、私が強く惹かれたのは、友情の方。 留利絵が蘭花に抱く気持ちが強烈に分かって、あぁ、自分もこんなかもしれない。と思わされた。 私だけをと、それはまるで恋に似ているかの様で。 誰かの特別になれたらと。 僕は誰かの特別になれているだろうか。 僕は誰かを特別に出来るだろうか。
2投稿日: 2022.10.13
powered by ブクログダーク系辻村ミステリー。ドロドロの内容なのに“らしくない”簡潔さ=あっさりめの心理描写=と“らしい”驚きの展開。醜く歪んだ恋と友情の末路は…衝撃的でゾッとします。
8投稿日: 2022.10.13
powered by ブクログ選ばれたい、というお話。 人が何を考えているかなんて誰にもわからないし、何が人を傷つけるかなんて分かりようがないんだなと思いました。
0投稿日: 2022.09.27
powered by ブクログ辻村さんは色んな作品を見せてくれる。 一つのストーリーを二人の視点で。 それは恋と友情。 決して交わる事はない。
1投稿日: 2022.09.24
powered by ブクログこの本の恋の章でチラホラ散見される皮肉なことにというフレーズが恋愛関係の中に使われていたのが印象深かった。この本は自分が高校時代に沼と呼べるほど好きであった女性に勧められて読んだ本であったからだからだ。皮肉なことに。 この場には綴らないが、自分も周りからはやめた方がいいと多々言われるようなある意味で盲目的な恋愛をした経験がある事から、恋愛のせいで盲目的になってしまう気持ちは共感出来ると思っていたが、この本での盲目の度合いは一線を超えていて、こんな感情に陥ってしまうのかと恐ろしさを感じ、読み進めながら流石に行き過ぎだろとか自分には全く理解し得ない感情だと一歩置いて、愚かなものを見るように読み進めていたが、読み終えた後にはもう4年ほど交際を経験していないため理解し得なかっただけで、その反動で自分にも今後相手が出来た時に蘭花に共感出来てしまう日が来てしまう可能性があるかもしれないなと少しだけ思った。というのも自分も蘭花同様恋愛を崇高なものだと思い込んでいる傾向があるからだ。できるなら、共感できる日々など向かえないまま、中立で幸せな恋愛経験のみをしたいと思った(笑) 恋の章で話がひと段落終わって、次の友情の章はちょっとした回想などの多いあまり展開もない章だと予想していたが、そんな予想とは裏腹に訳のわからない感情や激しい展開ばかり出てきた。ただでさえ共感し得なかった恋の章よりも5倍位理解できない感情ばかり出てきてもはや笑った。特にクライマックスには大仰天した。友情において 、誰かと1番の仲でありたいと思うことは中学生の頃には少しながらはあったけど、今ではくだらない感情だなと思ってしまう気持ちの方が強く、また友人関係は良好な方であると自負しているため、留利絵には共感できない部分だらけであった。 この本を通じて理解出来ない感情を知れるのは凄く面白いことだなと気づいた。 また、話の面白さだけでなく、展開や構成の綺麗さにも印象を受けた。 一章だけで成立している話が視点の変わる2章とセットになることでこんなにも話が深くなるのかととても驚いた。
1投稿日: 2022.09.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
イヤミスだったか~。 タイトル通り、蘭花の「盲目的な恋」と留利絵の「盲目的な友情」の話でした。どっちも恋人への、友達への執着がすごい。 より質が悪いのは留利絵だなあ。友達になってくれた蘭花を、自分に縛り付けておきたいための裏切り。でも真実を知っても蘭花は留利絵からも離れない気がする。 一番思ったのは式の最中に乙田くんが気の毒…
0投稿日: 2022.09.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
野暮ないいかたをすれば、脳内お花畑キラキラ女子とコンプレックスを拗らせ自意識過剰女子の話。 程度はどうであれ似たようなラベルの人間は普通にこの世に存在すると思うけど、2人の心情が細かいからこそ、「あ、この感じ知ってる」と自分の経験の中に探してしまうピースがところどころ見つかった。 恋愛も、友情も、突き詰めれば愛情と執着なんだと思う。そして、誰かに執着すると、相手に対しても見返りを求めてしまう。それは蘭花→茂美や留利絵→蘭花の好きの執着も、留利絵→美波への嫌いの執着でも同じなんだろうな。自分と同じレベルの感情を求めるあまりに相手が自分に対してどんな感情、どのくらい大きな気持ちを持っているのかが見えなくなることこそ、まさに盲目的。 誰でも人に愛されたいと思うし、一番になりたいと思う。2人とも自分の一番求める人に一番愛してもらえないことで、欲望は消えず虚構の平和を作ってしまったんだな、、
0投稿日: 2022.09.13
powered by ブクログ私には、留利絵目線で書かれたストーリーの方が怖かったです。友情でも盲目的になれるのだなと思いました。
0投稿日: 2022.08.16
powered by ブクログ女友達はどうして、男に敵わないのか。 まさにタイトルの通り、盲目的で滑稽な2人の話。2人の視点それぞれで同じ場面を繰り返すことで、全く違う世界がみえるのにどちらの2人もあまりに痛々しい、だけど最後まで目が離せない。
2投稿日: 2022.08.11
