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サヴァイヴ(新潮文庫)
サヴァイヴ(新潮文庫)
近藤史恵/新潮社
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総合評価

125件)
3.9
28
54
28
3
0
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    自転車ロードレース、サクリファイスシリーズの3作目。 スピンオフの短編集となっているが、結構登場人物忘れてたなぁ…サクリファイスから連続して読んだら何倍にも面白くなる作品だと思う。 ロードレースにかける日本人の想いが熱く伝わって来た。 シリーズ毎に、誰かしら死ななければならないのは少々ワンパターンで悲しくなる。

    15
    投稿日: 2025.11.21
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    サクリファイスシリーズ3作目。 短編集で、登場人物の人間模様などが描かれていた。 でも個人的には前2作のような面白さは感じられなかった。

    1
    投稿日: 2025.09.27
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    サクリファイス、エデン、からの『サヴァイヴ』。6編の短編、主人公チカ視点が2編と、スプリンター伊庭の苦悩1編、元エース石尾との外伝をベテラン赤城視点で描く3編。 短編故の余韻が半端ない。物足りないと感じる人もいるかもですが、上記2作を読んでいると このくらいの外伝が気持ちいい! サクリファイスでは、描ききれなかった、石尾と赤城の若かりし日々が描かれ、石尾をさらに好きというか、尊敬できる物語。 赤城のスペイン時代の話も、実際こうなんだろうなぁってしみじみ。 そして前作『エデン』を読んでからの、  第六章『トウラーダ』。 エデンの後日談、ポルトガルのチームに移籍、ミッコも登場。 またしても、ドーピング、薬物の嫌疑のお話。 チカとルイスの最後の電話、 読者によってさまざまな印象を受けるだろう。 作品全体として、纏まりがないので、2作品読了後に読むことが前提になる作品ですが、シリーズとして楽しめること間違いなしです!

    33
    投稿日: 2025.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    老ビプネンの腹の中 白石誓 フランスのチーム、パート・ピカルディの選手。二十七歳。クライマー。 田辺 フリーライター。 マルケス 白石の以前のチームメイト。 フェルナンデス 薬物の過剰摂取が原因で死亡。 マリア フェルナンデスの妻。 ミッコ・コルホネン パート・ピカルディのエース。 アレックス パート・ピカルディの選手。 スピードの果て 伊庭和実 日本選手権で優勝した自転車選手。チーム・オッジ所属。 沙耶 伊庭の妹。 高梨 チーム・オッジ所属。 吉岡 チーム・オッジ所属。 玉置 チーム・オッジ所属。二十一歳。 斎木 チーム・オッジの監督。 赤城 チーム・オッジの監督補佐。元選手。 山下 世界選手権の日本代表監督。ミノワ・サイクルチーム。 村瀬 世界選手権の日本代表選手。 白石誓 プロトンの中の孤独 赤城直輝 スペインから日本に戻ってきた。 石尾豪 チーム・オッジの新人。 熊田 チーム・オッジの選手。 久米 チーム・オッジのエース。 山下 チーム・オッジの監督。 佐野 チーム・オッジの選手。久米の腰巾着のような男。 遠野 チーム・オッジの選手。久米の使い走りをやらされている男。 塩谷 レミング 石尾豪 赤城 山下 木元 チーム・オッジのコーチ。 久米 オッジを去った。 安西 今年オッジに移籍してきた選手。 熊田 山中 ミノワ 川越 中山 ゴールよりももっと遠く 赤城 石尾豪 山下 伊庭 新人。 七原 中堅どころのスプリンター。 白石 安西 古家 元自転車雑誌の編集者。 神尾 エクリュのオーナー。 渋谷 元タレントでエクリュの選手。 トウラーダ 白石誓 マルセネイロ 白石のチームの監督。 ルイス・パオロ・クレスカス 白石のチームメイト。 アマリア クレスカスの母親。 パオロ クレスカスの父親。 ミッコ・コルホネン ヤンセン チームマネージャー。 ミシェル ルイスの妻。

    1
    投稿日: 2025.02.25
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    2024/6/15読了 収載の短編×6と、シリーズ長編3作で、時系列としては、『プロトンの中の孤独』→『レミング』→『ゴールよりももっと遠く』→『サクリファイス』→『スピードの果て』→『老ビプネンの腹の中』→『エデン』→『トウラーダ』→『スティグマータ』(未読)ということになりそう。

    1
    投稿日: 2024.07.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

     日本においてはまだマイナーだけど、ヨーロッパではサッカーの次にメジャーなスポーツ、自転車ロードレース。たった1人のエースを勝たせる団体競技。近藤史恵「サヴァイヴ」、シリーズ№3、6話、2011.6刊行、2014.6文庫。あの「サクリファイス」に続く若き日の石尾豪の化け物のような走り、そして新人時代のスプリンター伊庭和実、ダウンヒルが得意な名アシスト白石誓が描かれています。ゴールを目指さない「アシスト」の役割、奥が深いけど、その役割は厳しすぎますね!

    1
    投稿日: 2023.11.09
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    自転車に魅入られた人間の葛藤。 競技が終わって「生き延びられた」と実感するスポーツというのは壮絶だ。 石尾さんにまた会えたのが嬉しいが、引退したあとの彼が想像できない、というくだりが、その後を暗示しているようで、悲しい。。。 サクリファイスからの弱虫ペダルで、ロードレースに興味を持った私は、ツール・ド・九州とジャパンカップをYoutubeで観戦。本に出てくる用語にも、だいぶ詳しくなってきた(笑) 次は、本物見に行くかなー。クリテリウムみたいなー。

    1
    投稿日: 2023.10.21
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    いろんな登場人物の内面を知れるのは短編集ならでは。 本当にこのシリーズの男達は良いなあ。 熱くて無謀な奴ばかりでヒヤヒヤさせられる反面、心は揺さぶられる。 特に一作目を読んだ後に、石尾と赤城の話を読んでしまうと泣けてくる。 この二人には“孤高のエースとアシスト”以上の繋がりがあったと信じたい。 胸を抉られそうになる話もあったけれど、やっぱり面白かった。

    5
    投稿日: 2023.10.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今作は白石さんだけじゃなく、伊庭さんや石尾さん、赤城さんの話もあって楽しめた。これを読んだ上でサクリファイスを再読したらさらに楽しめそうと思った。まさか今作も死者がでるとは思わなくて驚いた。

    5
    投稿日: 2023.07.06
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    シリーズ3作目。全く自転車のロードレースに興味ない私でも、毎回ドキドキしながら読んでしまう。 エースのためにアシストに徹する選手、そして全力でアシストしてくれる選手の為にゴールを取りに行くエース。それは各チーム同じだからこそのギリギリの勝負が面白い。またそれをただの青春小説ではなく、自分が狙える時はアシストがゴールを取りに行くことを常に狙っていたり、自分の評価を上げるためにアシストに徹するのだ、と言ってしまったり、自分のエースの座を守るための嫌がらせや嫉妬なんかもまたこの物語のプラスになっていると思う。次回作も楽しみ

    25
    投稿日: 2023.07.04
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    石尾さんの物語 アスリートの孤独と死との恐怖 重圧 普通の人には考えられないくらいの苦悩と葛藤 何気なく TVで見てる試合も 読んだ後だと見方が変わる

    0
    投稿日: 2023.01.30
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    近藤史恵さん『サクリファイス』ロードレースシリーズ3作目は短編集 ちょっと気分転換 語り手がチカ、チームメイト伊庭、赤城とそれぞれ変わる チームエース石尾の駆け出しの頃の話や赤城が石尾のアシストになるまでの話が面白い そして勿論ロードレース人生の過酷さ、ドーピング問題も描かれている 個人的には、いつも何を考えているのかわからないエース石尾が語り手の話を読んでみたい いや、読まない方が謎があって今後も楽しめるか。。。?

    8
    投稿日: 2023.01.14
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    サクリファイスシリーズ第3弾。今回は短編集。 赤城さん(なんとなくさん付け)の話が多かったかな。サクリファイスで衝撃だった石尾もよく出てきた。 それにしてもちょいちょい死者が出る物語。知らない人(養老先生曰く三人称の死)であっても心が痛む。闘牛についても、自分もチカ同様見られないと思う。あれを熱狂して楽しめる・・国民性の違いだろうか。

    4
    投稿日: 2022.11.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    第3弾 「老ビプネンの腹の中」ドラッグで死んだ選手の話。エデンに出て来るミッコとの出会い。 「スピードの果て」伊庭の恐怖との戦いと乗り越えて、さらに強くなるところ。 「プロトンの中の孤独」赤城と石尾の出会い。仲間は本物だと楽しい。 「レミング」赤城の影響で変わりつつある石尾。頭いいけど言ってよ、って思っちゃう。ハラハラした。 「ゴールよりもっと遠く」どこまでも、目指し続けて行ければいい。赤城石尾コンビは最高。 「トゥラーダ」誓仲のよい選手のドーピング疑惑。ラストは悲しすぎた。

    0
    投稿日: 2022.10.10
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    サクリファイスシリーズのスピンオフと言った感じ。サクリファイスの登場人物には不思議と親近感を感じている。小説を読んだだけで、なんか勝手に一緒にレースを戦った仲間の様に思っちゃってるのだ。丹念な人物描写のなせる技だろう。 そんな彼らの前後譚。ヨーロッパに渡ったチカや日本に留まった伊庭の気になっていたその後が取り上げられており、うれしい限りだ。 しかしなんといっても出色は謎に包まれていた石尾豪の若かりし頃。それが3話も描かれている。なんて贅沢。 本人ではなく赤城が語るスタイルも良い。修験者のような振る舞いの中、時たまみせる人間臭さ。友達にはなれないが、石尾豪は小説の主人公としてかなり魅力的な人物だ。自転車との出会いや、少年時代などもっともっと知りたくたってしまう。 チカはいい奴だ。ずっと応援したい。伊庭はクセが強いけど活躍を期待している。新世代の彼らは先人達よりもずっと先まで進む。でも、最もカリスマ性があるのは石尾豪だ。今後の活躍を期待できないのは悲しいが、また小説の中でお目にかかりたい。

    2
    投稿日: 2022.09.16
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    「サクリファイス」シリーズ短編6作 孤高の天才・石尾のルーキー時代 エースの孤独、アシストの犠牲、故障、ドーピング… 天才石尾は知るほど好きになる… 死んじゃったけど(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

    12
    投稿日: 2022.08.02
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    『エデン』に続き、近藤作品五作目。サクリファイスシリーズ、三作目。一作目に出ていたキャラたち(石尾、赤城やチカなど…)の前日譚みたいな作品。 石尾さんと赤城さんの馴れ初め(?)、また石尾さんの過去が知れて、前々作を少し読み返してしまいました笑 個々がロードレースに掛ける思いがこちらにまで伝わり、読んでいて熱くそして悲しくもなる作品。ツール・ド・フランスが絶対観たくなりますよw 星四つ半。

    3
    投稿日: 2022.07.22
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    ロードレースの世界をこれほどリアリティをもって表現した小説は今まで読んだことがない。レースの展開のみならずプロレーサーとしての心の葛藤も手にとるように訴えかけてくる。このシリーズは何度も読み返してしまいそうだ。

    0
    投稿日: 2022.06.18
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    あなたはスポーツをしますか?そのスポーツは団体競技ですか?それとも個人競技ですか? この世には数多のスポーツがあり、それぞれに競技者がいて、それぞれにその観戦を楽しみにしている人がいます。するのは嫌いでも見るのは好きという方含めて、スポーツには誰でも何かしら関心を持っているのではないでしょうか?そんなスポーツは団体競技と個人競技に分かれます。そのいずれを好むかは個人の嗜好や性格にも大きく左右されるものだと思います。 チームの勝利が全てと、お互いがライバルでありながらも一致団結して勝利を目指す団体競技。一方で自分を高めることに全てを賭け、孤独な日々の中に勝利を掴んでいく個人競技。こうして改めて考えてみても、そのいずれが自分に向いているかは人それぞれとも言えそうです。 しかし、この世の数多のスポーツにはそんな考え方だけでは分類できないスポーツが存在します。チームとして『最善の成績を残』すことを目的とするそのスポーツ。一方で『ひとりのエースと、その他のアシストたち』に分類されるそのスポーツ。そんなスポーツでは『アシストたちは自分の勝ちを目指』さず、あくまで『勝ちたいという本能を殺し、ただエースの勝利のために奉仕』すると言います。 さて、そんな特殊なスポーツの世界に生きる選手たちを描いた作品がここにあります。「サヴァイヴ」という書名のこの作品。それは、近藤史恵さんの代表作でありシリーズ化もされている「サクリファイス」の三作目、『自転車ロードレース』に人間ドラマを見る物語です。  ということで、「サクリファイス」シリーズの三作目として登場したこの作品は、六つの短編から構成された短編集となっています。では、そんな作品の中から最初の短編〈老後ビプネンの腹の中〉の冒頭をいつもの さてさて流でご紹介しましょう。 『ぼくを取材したいと言ってきたのは、日本の若い男性向けのファッション誌だった』という雑誌の取材のためにパリを訪れたのは主人公の白石誓(しらいし ちかう)。『フランスに移り住んで四ヵ月、まだパリは珍しく、観光客気分で楽しい』と思って出かけた取材の『結果は憂鬱なもの』となります。『ロードレースのことなどなにも知らなかった』というフリーライターの田辺は、誓のことも『取材にあたってはじめて知った』ようでした。『はじめて知ったというのは別にかまわない』と思うものの『会う前から、どんな記事にするかという青写真ができてい』たと思われる田辺は、『取材対象を刺激することで本音が引き出せる』という取材姿勢で誓を苛立たせます。『なぜ、勝つことができないのか』という質問にこだわり、『ロードレースがチーム競技である認識もない』田辺。そして『約束の一時間が終わ』って『時間がきたので』とさっさとその場を立ち去ろうとした誓の『携帯電話が鳴』りました。『以前のチームメイトであるマルケス』からのその電話は、『パリのホテルで』旧友の『フェルナンデスが死んだという知らせ』でした。妻も向かおうとしているが『今日の飛行機の切符が取れない』、『時間があるのなら、警察に遺体を確認に行って』欲しいと言うマルケスに、『これからすぐに向かう』と電話を切った誓。そんな誓の電話に聞き耳を立てていた田辺は、『警察』という言葉が聞こえたことで『一緒に行っていいですか?』と聞いてきました。『人からの頼まれごとなんです。あなたには関係ない』と振り切って目的の警察署へと一人向かった誓。そして案内された彼の前には『見慣れた男が横たわって』いました。『いったい、どうして』と立ちすくむ誓に『ドラッグだろうと医師は言っている』と告げる警察官。そして二日後、『フェルナンデスの死のニュースが』流れると、田辺から電話がかかってきました。『ひどいですよ。白石さん… スクープが取れたのに』と、自分を振り切った誓にクレームを言う田辺に、『用があるんで切りますよ』と冷たく答える誓。そんな誓に田辺は『今週末のパリ・ルーベ見に行きます』、『白石さんの優勝を日本人として楽しみにしています』と告げました。『ぼくが勝てる確率など、ゼロに等しい』と思う誓が、『過酷すぎて、アシストが出る幕がな』く、『北の地獄』とも言われる『ワンデーレースの最高峰』『パリ・ルーベ』へと臨む姿が描かれていきます…という最初の短編〈老後ビプネンの腹の中〉。『ロードレース』について全く無知な記者とのやりとりを通じて、シリーズを読んできた読者の物語に対する記憶を呼び覚ますと共に、五十キロもの石畳を走り抜けるという独特なレースに挑む誓の姿を見事に描き出した好編でした。 『最近はファンも増えてきたが、まだ日本では自転車ロードレースはマイナースポーツだ』という『自転車ロードレース』に光を当てた近藤さんの大人気シリーズの三作目であるこの作品。それまでの「サクリファイス」、「エデン」のいずれもが長編小説として主人公・白石誓の活躍を描いてきたのに対してこの三作目ではそれぞれが独立した短編として構成されています。しかし登場するのは誓の他、今までのシリーズに名前が登場した面々なので順に読んできた方にはスーッと物語世界に入っていくことができると思います。そんなそれぞれの短編について、光が当てられる主人公と共に簡単にご紹介しましょう。 ・〈老後ビプネンの腹の中〉: 白石誓が主人公。『不快な気持ちになる質問を次から次へとぶつけてくる』というフリーライター・田辺の取材の後、旧友フェルナンデスの死を知った誓は、『パヴェという石畳区間がある』『パリ・ルーベ』のレースへと出場します。 ・〈スピードの果て〉: 伊庭和美が主人公。街中で『幅寄せ』をして自転車を煽るバイクと遭遇。『脇道から、ワゴン車が飛び出し』、『男は路上に叩きつけられた』という瞬間を目撃した伊庭は、『山梨で実業団のクリテリウム』に出場しますが、目撃した事故の『あの光景がフラッシュバック』し、『ペダルがうまく動かせな』くなります。 ・〈プロトンの中の孤独〉: 赤城直輝が主人公。同タイミングでオッジに加入した『石尾の相談役になってやってほしい』と監督から言われた赤城。石尾と久米という新旧エースのぶつかり合いに悩まされる中、『ツール・ド・ジャポンと並ぶ』『北海道ステージレース』へと出場します。 ・〈レミング〉: 赤城直輝が主人公。久米が去りエースとなった石尾。しかし、『献身的なアシスト』に『感謝の気持ちを見せることはない』石尾にチームの不満が燻ります。そして『沖縄ツアー』へと出場する石尾に『続けざまに二度の失速とリタイア』という謎のトラブルが発生します。 ・〈ゴールよりもっと遠く〉: 赤城直輝が主人公。『去年は石尾が優勝した』という『九字ヶ岳ワンデーレース』へと出場予定だったオッジに、開幕直前に『書類不備』により出場できないという連絡が入ります。そんな中、石尾に他のチームのスカウトから接触があり移籍が噂されます。 ・〈トウラーダ〉: 白石誓が主人公。リスボンにあるチームへと移籍した誓は、彼の地での『暮らしを満喫してい』ました。そんな中、闘牛観戦に誘われた誓は、『背中に突き刺さった銛が、少しずつ牛の力を奪っている』という場面に衝撃を受け『寝込んでしま』います。そんな誓を『ドーピング疑惑』をかけられたルイスが見舞います。 六つの短編は、今までのシリーズに登場した三人の人物が主人公となって登場し、レースへと出場していく様子が描かれていきます。このシリーズを読むまで『自転車ロードレース』について一切の知識を持たなかった私ですが、「サクリファイス」、「エデン」と読んできてすっかりその世界に魅了されると共に、そんな特殊なスポーツの考え方にも馴染んできました。それは、 『自分の勝ちを目指すことだけが自転車ロードレース選手の目標ではない。ロードレースは団体競技で、たったひとりのエースを勝たせることが大事だ』。 というそのスポーツの特殊な立ち位置です。数多のスポーツは個人競技と団体競技に分けられると思います。前者で表彰されるのは当然に個人です。一方後者ではMVPという概念が入る余地があったとしても表彰されるのはあくまで団体です。このそれぞれの位置付けには疑問を挟む余地はありません。一方で、この作品が取り上げる『自転車ロードレース』では、団体としてチームの勝利を目指すにも関わらず、表彰されるのはあくまで個人であるという点が大きな特徴です。『ゴールを目指さない。ゴールなど見えない。たとえ、ゴールゲートに辿り着いても、それはなんの意味もない』という『アシスト』という存在が『エースがゴールに飛び込んでくれると信じて』献身的にエースを支えて彼を勝利に導くというその競技のあり方は他のスポーツ競技にはあまり見られないものだと思います。この作品では、そんな側面により光が当てられていました。そんな中でも特に強く印象に残ったのは、〈プロトンの中の孤独〉と〈レミング〉という密接に結びついた二つの短編でした。チーム・オッジのエースとして活躍する久米は、『専制君主』、『暴君』としてチームメイトに接してきました。それに対してエースを引き継いだ石尾は『アシストたちの動きにほとんど関心を示さない』という対極的な態度でチームメイトと関わっていきます。『彼にとってはエースもアシストも対等』と、それだけ聞くと一見何の問題もないと思える石尾ですが、このスポーツならではの感覚がそんな一般的な理解が間違っていることを示します。『自分の勝利のことを忘れ、エースのためだけに身を尽くす』という『アシスト』、『エースの風よけになって体力を使い、エースがパンクしたときには自分のホイールまで差し出すこともある』という『アシスト』の立場からすると、そんな石尾のクールな感覚には『アシストする側の気持ちはそれだけでは済まない』という思いが生まれてくるというドラマがそこには描かれていました。なんとも複雑な感情が交錯するそのスポーツ、一方でそんな深い人間ドラマが描かれるこの作品は、この国で決して知られているとは言い難い『自転車ロードレース』の魅力を私たちに垣間見せてくれるものだと改めて思いました。 『ひとりのエースと、その他のアシストたちだ。アシストたちは自分の勝ちを目指さない。勝ちたいという本能を殺し、ただエースの勝利のために奉仕する』。 『自転車ロードレース』なんて知らない、興味もない、それがこのシリーズを読む前の私の正直な気持ちでした。単に”本屋大賞”にノミネートされたことがある作品、それ以上に興味を持つわけでもなく読んだ「サクリファイス」。そこには、全く想像もしなかった奥深い人間ドラマが繰り広げられる世界を垣間見ることができました。このレビューを読んでくださっている方の多くは恐らく『自転車ロードレース』をあまりご存じではない、興味もないという方だと思います。そんなあなたにおすすめしたいのがこのシリーズ。上記した通り、団体競技なのに『リザルトに残るのが個人の名前なのだ』という極めて特殊なスポーツにきっと夢中になる、私の如く、二作目、三作目と手にして夢中で読んでしまう、そんなあなたの姿がきっとそこにはあると思います。 『後ろを走る俺たちには、エースがゴールを切る瞬間も見えない。それでもそれを思い描く。彼ならば絶対にやってくれると信じながら』という『自転車ロードレース』における『アシスト』の存在に光を当てるこの作品。六つの短編に取り上げられたさまざまなレースの場面が、手に汗握るようなスポーツ観戦の醍醐味を味わわせてもくれるこの作品。近藤史恵さんの「サクリファイス」シリーズの中でも傑作中の傑作だと思いました。

    92
    投稿日: 2022.05.23
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    石尾さんと赤城さんの若いころの話、白石誓のパリ~ルーベの話等グッとくる話がたくさん。 読んでいる時、自分の心の状況で刺さってくるフレーズが変わる。 もう4、5回は読み返している。 心に残る一冊。

    0
    投稿日: 2022.05.13
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    チーム・オッジでの石尾、赤城の強い絆が出来あがるまてには、色んな物語があったんですね。チームを勝利に導くための「エースの孤独」、「アシストの犠牲」に耐えるタフな2人のメンタルに感動をしました。チカのワールドクラスのアシスト力は、この2人の先輩が背中を見せてくれたおかげですね。

    0
    投稿日: 2022.05.04
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    これまで登場人物をいろいろな角度から眺めることができて、面白かった。 魅力的な人物が多いが、一番共感ができて好きなのが、チカですね。

    1
    投稿日: 2022.01.22
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    (サクリファイス)「エデン」での主な登場人物のそれまで&その後を描いた短編集です。 一冊で一つの物語かと思い、いつこの断片的な世界が繋がるのかと期待していましたが、当然繋がるそとはなく。 前作のような長編を読みたかったので、個人的にはあまりハマりませんでした。 石尾と赤城の関係はこの時から築かれていたのですね。 楽しげに話したり、石尾の将来を案じる赤城を見ていると、この後の結末を知っているだけにやるせない気持ちになります。

    10
    投稿日: 2022.01.20
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    サクリファイス、エデンの過去と未来の物語。 短編集なんだけど、物語に引き込まれて余韻がすごい! サクリファイスで、私の心を熱くした石尾という人物の謎に、少し近づけた気がする。石尾さんはミステリアスで真っ直ぐな人なんだなぁ。 石尾さんと赤城さんの話、ずっと読んでいたい…。 信頼関係だとか、友情だとか、形にはまった関係ではなくても、こうやって二人の関係性が築き上げられていったんだなぁ。 サクリファイスがとても悲しい物語なので、読みながら切ないような、悲しい気持ちにもなりました。 また「サクリファイス」が読みたくなってしまった。 このシリーズ大好き。

    2
    投稿日: 2021.11.11
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    短編集なんですね。 いかにも短編らしく考えさせられます。 シリーズ第三弾で自分は1番良かったと思いました。

    2
    投稿日: 2021.09.05
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    p26 大丈夫でないものは脱落していくだけで、残れた人間だけが勝利に手を伸ばすことができるのだ。 p28 彼はもう走れない。だから、走れるぼくが恐怖に駆られているわけにはいかないのだ。 p100 選ばれたからこそ、妬み設ける。だが、選ばれなかったもののつらさはそんなものではない。 p152 「おまえにはわかるのか?一生ゴールを目指さずに走り続ける選手の気持ちが」 石尾ははっとした顔になった。

    0
    投稿日: 2021.07.12
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    私は、好き。 これまで読んだシリーズの中で一番好きな「サクリファイス」に出てきた石尾さんの若かりし時代が知れたことが嬉しい。 赤城さんとの知られざる友情、石尾さんがエースとしての自覚に目覚めた瞬間は、サクリファイスファンとしては嬉しかった。

    0
    投稿日: 2021.07.04
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    興奮度No.1自転車小説『サクリファイス』シリーズで明かされなかった、彼らの過去と未来――。感涙必至のストーリー全6編。 団体戦略が勝敗を決する自転車ロードレースにおいて、協調性ゼロの天才ルーキー石尾。ベテラン赤城は彼の才能に嫉妬しながらも、一度は諦めたヨーロッパ進出の夢を彼に託した。その時、石尾が漕ぎ出した前代未聞の戦略とは――(「プロトンの中の孤独」)。エースの孤独、アシストの犠牲、ドーピングと故障への恐怖。『サクリファイス』シリーズに秘められた感涙必至のストーリー全六編。

    0
    投稿日: 2021.06.15
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    こちらの作品は、サクリファイスシリーズの一つになる。 このシリーズ、順番に書くと、次のようになる。 ・サクリファイス ・エデン ・サヴァイヴ ・キアズマ ・スティグマータ 今回読んだ、『サヴァイヴ』には、全6編が収められている。 それは、次の6つ。 ・老ビプネンの腹の中 ・スピードの果て ・プロトンの中の孤独 ・レミング ・ゴールよりももっと遠く ・トウラーダ 98ページまで読んで、終了。

    9
    投稿日: 2021.06.05
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    サクリファイスとエデンの番外編という位置付けの本で短編集。このシリーズの続き書いてくれないだろうか…

    0
    投稿日: 2020.11.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「サクリファイス」シリーズ第3部。 タイトルはサヴァイヴ(生き残る)。 本作は「サクリファイス」シリーズの主人公である白石誓が主人公の物語ではなく、ロードレースの選手として白石の近くにいた選手たちの視点で描かれた6編の短編集。 「サクリファイス」から始まり、「エデン」、「スティグマータ」へと繋がるロードレースを舞台にした白石の物語にどハマりした私には、斬新な視点の物語であったが、やはりどこか物足りなさを感じてしまった。 本作では白石以外の多くの違った個性を持つ主人公が登場するが、近藤先生の心理描写には驚かされる。 それぞれの心理を描ききるのみならず、自転車の上で感じる風や音、雨の描写等といった自然の描き方の旨さにも毎度のことながら感心させられる。 夢を追う男とそこに集うライバルや友の存在。 そして自然の素晴らしさを改めて感じさせてくれる一冊でした。 説明 内容紹介 団体戦略が勝敗を決する自転車ロードレースにおいて、協調性ゼロの天才ルーキー石尾。ベテラン赤城は彼の才能に嫉妬しながらも、一度は諦めたヨーロッパ進出の夢を彼に託した。その時、石尾が漕ぎ出した前代未聞の戦略とは――(「プロトンの中の孤独」)。エースの孤独、アシストの犠牲、ドーピングと故障への恐怖。『サクリファイス』シリーズに秘められた感涙必至のストーリー全六編。 内容(「BOOK」データベースより) 団体戦略が勝敗を決する自転車ロードレースにおいて、協調性ゼロの天才ルーキー石尾。ベテラン赤城は彼の才能に嫉妬しながらも、一度は諦めたヨーロッパ進出の夢を彼に託した。その時、石尾が漕ぎ出した前代未聞の戦略とは―(「プロトンの中の孤独」)。エースの孤独、アシストの犠牲、ドーピングと故障への恐怖。『サクリファイス』シリーズに秘められた感涙必至の全六編。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 近藤/史恵 1969(昭和44)年大阪府生れ。’93(平成5)年『凍える島』で鮎川哲也賞を受賞し、作家デビュー。2008年『サクリファイス』で大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    8
    投稿日: 2020.10.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    サヴァイヴ、即ち「生存」。今回は白石誓、伊庭、石尾が命と人生を賭けてロードレースに臨んだ内容だった。時速70キロで一気に駆け降りる下り、まさしく命懸けで、何人も怪我をし死亡している。これを恐怖と思った瞬間、真のロードレーサーではなくなる。この恐怖への回避がロードレーサーに付きまとうドラッグになるが、日本人の真面目な大和魂は本当に嬉しいし、誇りに思う。ロードレースはチーム戦であり、サポート役に徹することでサヴァイヴする者もいるが、そこで生じる葛藤や妬みをチーム内で消化しなくてはならない。本当に奥が深い。

    12
    投稿日: 2020.09.25
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    シリーズ三作目。 相変わらず、選手の倫理描写は巧みだ。 数十キロの速度でかっ飛ばし、落車すれば命を落とすこともある自転車レース。 団体競技でありながら、レコードに残るのはエースの一人のみ名前。その他のアシストはエースを勝たせるために、ひたすらに支え続ける。 秀逸な作品ではあると思うものの、多少マンネリ化してきた感は否めない。 やはり、シリーズものにするのは楽な芸当ではないな。スポーツネタでシリーズ物って、そういや、あんまり読んだことないな。

    3
    投稿日: 2020.03.23
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    ロードレースの短編集。サクリファイスシリーズの登場人物のエピソードが描かれています。相変わらず面白いです。ロードバイクが欲しくなります。

    0
    投稿日: 2020.03.12
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    「老ビプネンの腹の中」 白石を取材する傲慢な日本人ライターの描写が秀逸。ハリー・ポッターシリーズのリータ・スキーターを思い出すほどでした(笑) ラストが爽快で素晴らしい。パリ・ルーベ、見てみよう。 「スピードの果て」 煽り運転ダメ、ゼッタイ。 「プロトンの中の孤独」 『俺をツール・ド・フランスに連れてけ』 この言葉の布石具合と言ったら、もう。。 弱ペダの浦久保と庭妻のエピソードはこの話の換骨奪胎だと思っても良いのかも。 「レミング」 石尾と赤城のコンビの魅力が凄いです。 「ゴールよりももっと遠く」 魅力がさらに凄いです。 一人レースに同行した記者の抱く葛藤(八百長による繫栄か衰退か)を想像するとたまらんものがありますが、そこを快刀乱麻に断つ石尾さん凄い。 「トウラーダ」 一読したとき、え、こんなダウナーな話で締めるの?この前の「ゴールよりももっと遠く」で締めておけば気持ち良く終われて良かったんじゃないの?と思ったが、銛だらけになった血まみれの牛と己を重ね合わせるアスリートたちの生半可では無い、宿命というかサガのようなものを眼前に突き出さされたようで、やはりこの話がラストで良かったと思いなおしたのでした。 結論:傑作!

    1
    投稿日: 2019.11.15
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    相変わらず面白いシリーズ。 短編集ということで小粒感は否めないが、 どのお話もきれいにまとまっており読後感も良い。 前作、前々作を読んでから時間が経っていたので、 登場人物の人物像を忘れてしまっていたのが悔やまれる。 チカは今日もどこかの空の下を走っているのだろうか。 続編が楽しみでしょうがない。

    1
    投稿日: 2019.09.18
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    「俺はときどき思う。まるでビプネンの腹の中にいるみたいだって」 ビプネンとは、フィンランドの神話に登場する巨人だ。 ビプネンに飲み込まれた賢者は、腹の中で鍛冶仕事をし、巨人を熱さで参らせ、生還する。 表題の通り、物語の焦点はロードレーサーの生き残り。 章ごとに時系列・語り手が変わるため、前作より立体的に、彼らの苦悩が描き出される。 出口の見えない、暗くて丸い巨人の腹。 その中でひたすら2輪を回す。 巨人だけでなく、賢者も暑さに疲弊したはずだ。 それでも、生き残りをかけてライバル・過去・そして自分自身と戦う彼らは、敗者さえも愛おしく、清々しい。

    1
    投稿日: 2019.07.06
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    サクリファイスとエデンの番外編 短編集で、サクッと読めて、面白い。 このページ数の少なさでこれだけの面白さ、 頭のいい作家なんですね

    0
    投稿日: 2019.06.19
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    長編小説「サクリファイス」の登場人物たちのエピソードを集めた短編集。通勤時間に、手軽に自転車ロードレースの魅力に浸らせてくれる一冊でした。いくら気分が塞ぎ込んでいる時でも、この本を読んでいる時だけは痛快な気分を味わわせてもらえました。 そしてそして、登場人物たちの様々な苦悩や葛藤が読み手の共感を呼び、辛いのは自分だけではないんだと思わせてくれる、実は非常にヒーリング効果の高い一冊でもあります。

    1
    投稿日: 2019.06.14
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    サクリファイス 、エデンを読んでから数年ぶりにこのシリーズの続きを読んだ。記憶が曖昧な部分を繋ぎながら一気に読み。ロードレースを知らなくてもこのシリーズは人間が描いており感情移入しすごく読みやすい。

    1
    投稿日: 2019.05.11
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    順調に再読。 日本のチカの元所属チームと 海外でロードレースをする過去と未来のチカ。 ドーピングがストーリーに絡められることが多くて 大きな問題なのだなぁと思う。 危険なロードレースに覚悟を持って自転車に乗る。 恐怖心に襲われながら拭いながら その魅力に取りつかれていくのが 伊庭やチカ、すべての選手のの描写でよくわかる。 記録がほしいためのドーピング、 それも「死」と隣り合わせだというのに。 それも覚悟のうえ?どうして?と思う。 さて、いよいよ、「スティグマータ」へ

    1
    投稿日: 2019.04.14
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    図書館で。短編集。 実はシリーズと知らず読んでいなかった感じ。 サクリファイスなんて読んだの大分前だからどうだったかなぁと再度借りて読みました。やっぱり面白かった。 というわけで幕間というかシリーズの間というかそんな感じのお話。でもサクリファイスを読み返して赤城さんは圧倒的に言葉が足りないと思った。うむ。

    1
    投稿日: 2019.02.15
  • サイドストーリー

    ロードレースシリーズのサイドストーリーを集めた作品集という感じ。シリーズを読んでないと、人物の関係性がちょっとわかりにくいと思います。

    0
    投稿日: 2019.02.11
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    近藤史恵のサヴァイヴを読みました。 サクリファイスシリーズの自転車ロードレースをテーマにした短編集でした。 チーム・オッジの赤城直輝は監督からチームに入ったばかりの石尾豪の相談役になって欲しいと言われます。 才能があるのにチームに溶け込まない石尾と話すうちに赤城は石尾の悩みを理解するのでした。 団体競技なのに個人競技の側面を持つ自転車ロードレースに人生を賭ける選手たちの青春がいきいきと描かれています。

    1
    投稿日: 2019.02.06
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    目次 ・老ビプネンの腹の中 ・スピードの果て ・プロトンの中の孤独 ・レミング ・ゴールよりももっと遠く ・トウラーダ シリーズ初の短編集。 日本ではマイナースポーツである自転車ロードレースの選手たちを主人公に、日本や海外で戦う男たちを描く。 スポーツはどれも、自分との苦しい戦いであると言えるけれど、自転車は特に止まることができない過酷な競技だと思う。 止まること=倒れることだから、苦しくても前に進み続けなければならない。 そのようなストイックな個人技でありながら、団体競技でもある自転車ロードレース。 エースを勝たせるために、チームは存在する。 そのドライとウェットの兼ね合いがうまいんだなあ。 例えば時々ロッカーを荒らされる選手がいる。 何も盗まれない。ただ荒らされる。 なぜか? ちゃんと納得のいく理由がそこにはある。 選手の安全を守るため、そしてチームの輪を守るため、ロッカーの荷物はただ荒らされる。 格好いいわぁ。

    0
    投稿日: 2019.01.20
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    ロードレースを題材とした『サクリファイス』『エデン』に続く作品で、両作の前日譚と後日譚が描かれる外伝。 1 老ビプネンの腹の中  白石誓がパート・ピカルディに移籍して約4ヶ月  (『エデン』の直前) 2 スピードの果て  『サクリファイス』の約2年後  (『サクリファイス』と『エデン』の中間) 3 プロトンの中の孤独   赤城と石尾がチーム・オッジに入って間もなく  (『サクリファイス』の約7年前) 4 レミング   石尾がチーム・オッジのエースになって間もなく  (『サクリファイス』の約5年前) 5 ゴールよりももっと遠く   誓がチーム・オッジに入って間もなく 6 トウラーダ   誓がポルトガルのチームに移籍  (『エデン』より後)

    1
    投稿日: 2019.01.15
  • 自転車レースの見方が変わります

    自転車レーサーの葛藤を描いた短編小説。『サクリファイス』に出会ってから 全て読んでいる私にとっては、登場人物の1人1人が懐かしい人に再開したような 感慨を覚えます。白石誓を主人公としたメインストリームの中で脇役として登場していた人物のスピンオフストーリー。 巧な心理描写と臨場感で自分があたかもレースに出場しているかの様な気になります。 自転車レースの見方が変わります。

    0
    投稿日: 2018.11.16
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    サクリファイスシリーズ 短編集 若き日の石尾や赤城、ポルトガル時代のチカ、サクリファイス以後の伊庭など 様々な短編が詰まってる。

    0
    投稿日: 2018.10.15
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    昨日は大山を目指したのだが雨に祟(たた)られて途中で引き返してきた。「裏切りの天気予報」というタイトルが浮かんだ。1時間ほどコインランドリーの軒下で雨宿りをしていたのだが、時折私は大山目掛けて大きく息を吐いた。ブラジルの蝶の羽ばたきがテキサスに竜巻を引き起こすなら、私の吐息が大山の雲を払うことも十分あり得ると考えたのだ。雨は強くなるばかりだった。多分山の反対側で誰かが息を吐いているのだろう。帰宅すると中華サイコンが成仏していた。 https://sessendo.blogspot.com/2018/09/blog-post_11.html

    1
    投稿日: 2018.09.11
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    内容紹介 団体戦略が勝敗を決する自転車ロードレースにおいて、協調性ゼロの天才ルーキー石尾。ベテラン赤城は彼の才能に嫉妬しながらも、一度は諦めたヨーロッパ進出の夢を彼に託した。その時、石尾が漕ぎ出した前代未聞の戦略とは――(「プロトンの中の孤独」)。エースの孤独、アシストの犠牲、ドーピングと故障への恐怖。『サクリファイス』シリーズに秘められた感涙必至のストーリー全六編。

    1
    投稿日: 2018.09.08
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    光り輝く選手がいれば、限界を感じて引退する選手もいる。身体能力が成績に直結するスポーツの世界では当然のことですが、中には、衰えや努力だけでは埋められない能力差を受け止められずに、闇に飲まれて消え行く選手がいるのも事実。そんな己との戦いに打ち勝つことができなかった選手と関わることになったチカや石場の内面が描かれる。今までの長編では感じることができなかった思いを知ることができるのが、何よりも見せ場でしょう。 自分には呪いがかかっていると言っていましたが、この呪いは強い光を放つ選手ほど強いんではないだろうか。

    1
    投稿日: 2018.06.01
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    結果は個人名でしか残らないのに、やっていることは団体競技という不思議さ。大多数の選手はトップでゴールを切ることはなく、エースのためにアシストに徹する。選手たちは自分の存在感、役割、生き方みたいなものに悩みながら走り続ける。自転車ロードレースという競技を知れば知るほど、会社組織と同じだなあと感じる。

    1
    投稿日: 2018.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2017/10/16 あっという間に読み終わり。 サクリファイスの世界の短編。 石尾の若いときとか。 引退後の姿がまったく想像できない石尾。 想像できない通りレーサーのまま死んでしまった訳だけど、衰えて走れなくなった彼がどうなったか見たかったなと改めて思った。 ロボットみたいな人だという印象しかなかったけど「ちょっとアタックしてくる」とかなんかかわいかった。 どんなおっさんになったのかな。 ずっと変な人であっただろうけど、赤城と一緒に老いを生きてみて欲しかった。

    0
    投稿日: 2017.10.16
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    短編集なのにそれぞれ読み応えがある印象。プロの自転車レースの駆け引きや選手の人生観等とても興味深く読めます。このジャンル、なかなかないのでサク者には今後も書いてほしいです。

    0
    投稿日: 2017.10.15
  • 「サクリファイス」「エデン」を既読の方は必読の短編集

     近藤史恵の自転車ロードレース小説シリーズ:「サクリファイス」、「エデン」に登場した人物のスピンオフ短編集です。  「サクリファイス」、「エデン」を読んでない方も楽しめますが、両作品を既読の読者にはたまらないエピソードばかりです。  主人公の白石誓とヨーロッパ戦線のレーサーたちの物語は短編でありながらも自転車ロードレースの醍醐味を伝えるに充分の力作。誓の日本時代のチームメイトで、エデンではともにヨーロッパで戦うことになる伊庭和美のエピソードも読ませます。しかし何といっても誓に多大なる影響を与えた石尾と赤城の若き日のエピソード、「サクリファイス」の読者には必読といってもいいでしょう。

    0
    投稿日: 2017.10.06
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    本書は、ロードレース を舞台とした6編の短編集で、サクリファイス 、エデン の続編にあたります。プロスポーツ選手の葛藤があますところなく表現されていて胸が熱くなりました。若き日の石尾豪のエピソードや、ポルトガルのプロチームに移籍した白石誓の後日談などもあり、一話一話は小粒ですが楽しめる一冊でした。

    0
    投稿日: 2017.08.25
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    チカのその後も良かったけど 何と言っても若かりし頃の石尾と赤城のストーリーがよかった。サクリファイスでの石尾のイメージとは違っていて 彼の本質に触れて サクリファイスの結末の違和感が和らいだ。彼なら あの結末は有りかも と。 赤城ファンでもあるわたしには 赤城がたくさん出てきて ますます好きになった。 あーでも チカもいいんだよねー。 短編集は物足りなく思うことも多いけど これは違ったね。またサクリファイスから読み返したくなった。 あー次作が楽しみ

    0
    投稿日: 2017.08.13
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    読み終わって、「サクリファイス」を読み返したくなる 最新刊の「スティグマータ」も読みたくなる。 サクリファイス以前の赤城と石尾の関係。 伊庭の意外なプライベート。 誓の今とこれから。 サクリファイス→エデン→ときて、シリーズ的にバランス最高の短編集。 ぜひサクリファイスとエデンは読んでから!

    2
    投稿日: 2017.07.13
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    『サクリファイス』と『エデン』の前日譚が複数収められている。 白石と伊庭のエピソードもさることながら、いちばんは、 石尾と赤城のエピソードだと思う。 著者もこの二人を描きたいという考えが強かったのか、 また短編の編集のされ方にも、その傾向を感じる。 読了後、あらためて、『サクリファイス』を読みたい、と思った。

    0
    投稿日: 2017.05.07
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    今回は短編集。白石誓以外の登場人物の目線から語られるストーリーもあり視点が変わって面白い。正直、サクリファイスを読んだのが大分前なので色々忘れていたのだけど、面白さと胸を熱く焦がすような切なさは変わらなかった。にしても、石尾豪が孤高すぎてほんと切ないなぁ。ロードレース一度観戦してみたい。 努力すること、チャレンジすること、そして何度でも立ち上がれるということ。 生き延びるということ。

    0
    投稿日: 2017.03.15
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    2016/11/07 サクリファイス3作目。 過去〜現在、チカと周りのメンバーのそれぞれの短編集。 伊庭、赤城、石尾と久々に登場する名前が読めて、楽しめた。

    0
    投稿日: 2016.11.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    サクリファイスシリーズの3作目。チカのエデン前及び後の話とチカの日本時代のチームオッジのサクリファイスで事故にあったエースのオッジに入る際の話。 まぁ良い話だとは思うが、後付の部分も多く少し冷めてしまう。この競技の宿命だとは思うが、あまりにも薬絡みが多すぎるのでは?毎回薬物を出さなくてもストーリーは成り立つのではと思ってしまう。

    0
    投稿日: 2016.10.10
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    多少ありえない感が漂う長編よりも本書の方が良かった。こんなにカッコ良く乗れるわけはないけど、やっぱり自転車買うならロードかなぁ。

    0
    投稿日: 2016.09.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    若き日の石尾、赤城の夢を追う日々。 フランスからポルトガルへと戦場を移した誓にまたしてもドーピングの黒い影。3.8

    0
    投稿日: 2016.07.18
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    クールなレーサーたち。でも陰湿なヤツもいるのか。 石尾と赤城の関係がいい。 それと石尾が久米、安西をアシストする場面。

    0
    投稿日: 2016.07.04
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    とっくの前に読んでいたのに未登録だったので、今更ながらレビュー。 このロードバイクシリーズの短編集ってのが普段本編じゃあまり見えない人の描写が見えて凄くよかった。

    0
    投稿日: 2016.06.29
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    内容(「BOOK」データベースより) 団体戦略が勝敗を決する自転車ロードレースにおいて、協調性ゼロの天才ルーキー石尾。ベテラン赤城は彼の才能に嫉妬しながらも、一度は諦めたヨーロッパ進出の夢を彼に託した。その時、石尾が漕ぎ出した前代未聞の戦略とは―(「プロトンの中の孤独」)。エースの孤独、アシストの犠牲、ドーピングと故障への恐怖。『サクリファイス』シリーズに秘められた感涙必至の全六編。

    0
    投稿日: 2016.04.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作と登場人物は変わらず、時間軸だけが変更している。前作に比べると人間にピックアップした感じ。スポーツものは読み易い。

    0
    投稿日: 2016.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    サクリファイスの時は、自転車好きじゃ無い人にもわかりやすいサスペンスでしたが、2作、3作目と来て作者が相当自転車レースの闇の部分まで切り込んでいる感じが・・・私も含めた自転車好きには素晴らしい内容ですが、そうじゃない方達にはどう捉えられるのか。あと時間軸が行ったり来たりでサクリファイス以前の話が読めて大満足。

    0
    投稿日: 2016.01.02
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    ミステリータッチでサイクルスポーツを描いたサクリファイスのシリーズ。チカだけでなく、周りの人からの様々な視点からチームスポーツとして戦うサイクルスポーツの面白さを教えてくれる。あとがきを書いた元ロードレース選手が現役のときに読みたかったという言葉がリアリティを物語るものだろう。

    0
    投稿日: 2015.10.25
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    感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201510/article_5.html

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    投稿日: 2015.10.16
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    今回は短編集。 サイドストーリーにより、憎たらしかったあの人も純粋なアスリートからの変化の過程を垣間見れる作品。

    0
    投稿日: 2015.10.01
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    『サクリファイス』『エデン』シリーズの短編集。 このうち、チカを中心としたのは最初と最後の二編。 サクリファイスで悲劇的な最期を遂げた石尾やそのアシストをした赤城のエピソードや、強烈な個性を持った伊庭の話もあり、楽しめる。 『レミング』という話が面白かった。 安西という以前はトップ選手だった選手とまだ若い石尾選手の話。 卑怯と言えば卑怯なんだけど、最後の石尾の持っていきかたに胸がすくような感じ。 トウラーダはこの話特有のドーピングを混ぜた話。 ポルトガルに行ってみたいなぁと思った。

    0
    投稿日: 2015.09.27
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    2023.06.23 ★3.2 読んだのが2回目だってことに今気がついた。 8年ぶり? どれも悪くない話なんだけど、心に残らないのか。 サクリファイスが刺さったから、期待しすぎなのか。

    0
    投稿日: 2015.08.23
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    サクリファイス、エデンのスピンオフ。 短編集なのでハッとする展開はないものの、前作までを楽しめればサクサク読める。 ロードレース好きは間違いなく楽しめる。 ライバルたちが魅力的になった。 最後の話がせつない。

    0
    投稿日: 2015.08.14
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    最初にこれ読んで1作目読んでたらヤバかった。 でも読めて良かった。 でも辛いの繰り返しだが。   この作者の描く人物は知れば知るほど魅力的だ。恐らくムカついたライバルも外伝読むと好きになる。

    0
    投稿日: 2015.05.30
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    自転車ロードレースの短編 サクリファイス、エデンの登場人物がそれぞれ主人公 特に、赤城と石尾の話しを書きたかった印象を受ける サクリファイスの石尾がなぜあんな性格なのかと疑問に思ったけど むしろ以前はもっとひどかったのね(笑) つくづく赤城さんの存在は大きいと思う 自分はロードバイクを持ってないし、ロードレースをテレビでもちゃんと見たことないけど プロ人が解説を書いていて、そして小説にリアルを感じているのは面白いと思う サクリファイスの感想でも書いたけど、作者もロードバイクの経験がなのにという条件がまたすばらしい 要は、題材は何でもいいんだね

    0
    投稿日: 2015.05.21
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    作品としては悪くはないのだが、私はやっぱり白石が中心の話が好きらしいので、☆3。 伊庭視点の「スピードの果て」、白石の繊細で優しい心が見える「トラウーダ」は良かった。 http://preciousdays20xx.blog19.fc2.com/blog-entry-445.html

    0
    投稿日: 2015.02.11
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    来年のシーズン開始に向けての再読。 石尾さん好きなので石尾さんが出てくる話すべてが読んでて苦しい。

    0
    投稿日: 2015.01.27
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    今回は短編集。 あいかわらず面白い。 スポーツものとして最高に好きなシリーズ。 ミステリ要素もいいけど、スポーツ要素が好き。 ロードレースを題材に人間の嫉妬や不安を ここまで表現するのは本当にすごいと思う。 将来の不安への切迫感とか息づまるよ。 自分に当てはめて考えてしまう。 この嫉妬と不安はロードレースをしていなくとも、 だれにでもあてはまる部分があると思う。 物語のなかでの登場人物が救われる瞬間は、 自分のことでもないのに心底ほっとしたりする。 続編でてほしい。もっと読みたい。

    0
    投稿日: 2015.01.17
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    自転車ロードレースシリーズ。 近藤さんの作品の中でも特に大好きです。1話1話にものすごく引き込まれて時間を忘れてしまう(笑) そして、自転車ロードレースってこんなに過酷なのかと毎回思う。 チームエースをゴールさせる為にアシストしかしない、自分との戦い。葛藤や思いが痛いほど伝わる作品。 続きの新刊も待ち遠しいです。

    0
    投稿日: 2014.12.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    サクリファイスとエデンのスピンオフ的な六編からなる中編集。 両作品を読んだことがあればゾクゾクすることうけあい。 サクリファイスの赤城、石尾の若かりし時の話や、エデンの白石、ミッコの移籍後の話など、途中でこういう話を挟まれると、早くエデンの続編が読みたくて仕方が無い。 ぜひ作者には続編を書いて欲しい。 このシリーズの一環としたテーマともなっていそうなドーピングの問題を描いた「トウラーダ」は、まさしく現在のロードレース界の問題に含みを持たせつつ、そのせつないストーリーが印象に残る。

    0
    投稿日: 2014.12.02
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    サクリファイスシリーズも気がつけば3作目。連続しているような連続していないような。忘れた頃につながる物語。サヴァイヴは重めの短編が多かった。「生き延びろ」ドーピングに怪我。つきまとうアクシデントとその恐怖。生きてさえいればなんとかなる。余談だけどミッコの物語が読みたいなー。

    0
    投稿日: 2014.10.27
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    自転車ロードレースシリーズ三作目の短編集。短編でも面白い! やはり普通のチーム競技と異なり、エースを勝たせるために自分の成績を犠牲にしなければならないアシストという役割があることが、物語を何より興味深くさせていると思う。それゆえに生じる軋轢、葛藤…。また今回はチカ以外の登場人物目線の話もあり、彼らへの親近感が増した。もう一度「サクリファイス」を読み返したくなった。

    0
    投稿日: 2014.10.20
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    前作には及ばないが、各登場人物のある一面を切り取ったエピソードが前作をさらに深めている。全体的にやり切れなかったり、切ない。

    0
    投稿日: 2014.10.11
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    「サクリファイス」シリーズ第三弾。主人公のモノローグが好きだったんだけど、今回は他の登場人物に焦点をあてた短編集。人に歴史ありという感じで、それぞれの人を知ることで、シリーズ全体さらには自転車競技の深みを感じられる。 喜び楽しさよりも、苦しさ悲しさの話で、読後にどよんとしてしまう。

    2
    投稿日: 2014.09.28
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    石尾のブレなさに時空を超えて、泣く。 読み直す度、いつの間にか「自分の仕事」について考えている。 あとがきも含めて作品のよう。

    0
    投稿日: 2014.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『サクリファイス』『エデン』に続く第3弾。サクリファイスに登場する人たちそれぞれにスポットを当てた短編集。JSportsのブエルタ・ア・エスパーニャ中継で爆笑実況を繰り広げている栗村修さんが巻末解説を書いてるよ!元プロ選手をして「違和感を微塵も覚えない」「現役時代に読みたかった」と言わしめる本作も、泣き所満載でございました。 チカを通して描かれる異文化へのまなざしと、日本人であることについての描き方がとても好き。

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    投稿日: 2014.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    野球でいえばプレイボール直後の初球をチェンジアップで入るかのような、冒頭作の「老ネプトンの腹の中」でまずは、おおっ、と惹き付けられ、その後、伊庭のエピソードを1つ挟んだ後に、石尾と赤城にまつわるストーリーが少し長めに描かれ、最後は再び白石に戻り、落ち着いた雰囲気でまとめ上げる、という構成が上手い。 「エデン」を読了した時は、この独特な世界を舞台にする限りパターンは至極限られてくるのでは…、と要らぬ心配をしたが、このような外伝ものを活かせば、作品の可能性はより広がっていく、ということがよく分かった。 「サクリファイス」では深く書き込まれていなかった、石尾のパーソナリティーを読者が具体的にイメージできるようになったのが興味深い。 いずれにせよ、「サクリファイス」と「エデン」を先に読んでおくことは必須。 ただ、"ツール・ド・フランス"という大きな目標を諦めていなかった石尾が、その同じ年に「サクリファイス」で描かれていたような行動を取るだろうか…? と今も引っ掛かっている。 そしてもう一点、石尾より年長の設定の安西が、当初は「石尾」と呼び捨てにしていたのに、次の小話では「石尾さん」と言っていたのが気になった。

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    投稿日: 2014.08.28
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    【本の内容】 団体戦略が勝敗を決する自転車ロードレースにおいて、協調性ゼロの天才ルーキー石尾。ベテラン赤城は彼の才能に嫉妬しながらも、一度は諦めたヨーロッパ進出の夢を彼に託した。 その時、石尾が漕ぎ出した前代未聞の戦略とは―(「プロトンの中の孤独」)。 エースの孤独、アシストの犠牲、ドーピングと故障への恐怖。 『サクリファイス』シリーズに秘められた感涙必至の全六編。 [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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    投稿日: 2014.08.28
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    短編集なので物足りなさも。今度は日本が主な舞台で、自転車ロードレースの悲哀を描いていく。風を切る爽快さと裏腹に、決してゴールを目指さないアシストと、絶対の王様として君臨するエース。特にほとんど脚光も浴びない日本だと、そこにまとわりつく哀切めいたものが深くなっていく。前作はドーピングだったけど、今回はエースとアシストが主題。でも、この世界で生き抜く選手たちの苦悩は変わらないテーマ。

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    投稿日: 2014.08.26
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    名作『サクリファイス』シリーズの短編集。 『エデン』を飛ばしてしまった・・・ 個人的には、石尾と赤城の初期の関係を描いた 「プロトンの中の孤独」と「レミング」が好き。 レース×ミステリーの要素が、 このシリーズの醍醐味だなって思う。 一方で、後ろの2つは 物足りなさを感じたりもしたけど、 まっ、短編集だしそんなもんか・・・

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    投稿日: 2014.08.12
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    【サクリファイス】、【エデン】に続く、ロードレースシリーズ第3弾です。 全く知らなかったロードレースの世界ですが、とても面白い。 知らず知らず引き込まれてしまいます。

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    投稿日: 2014.08.09
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    3作目、読了。前2作を補うような、短編集。色んな登場人物を主人公にしているのでアナザーストーリー的な感じかな。 短編集なのでそれぞれエピソード的な感じだけど、読んでいると前作を再読したくなる。 それにしてもロードレースは過酷…。

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    投稿日: 2014.08.02
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    自転車のロードレースに掛ける青年たちを描くこのシリーズの3作目です。いつもは白石誓という一人の男性の視点から見たロードレースの行方でしたが、今回は視点を変えてこれまで登場した他の競技選手の目で見た物語になっています。また時間軸も交差しているので、以前の内容を思い出すことも必要なところです。 この作品群はロードレースに参戦する競技者の人間模様だけでなくちょっとしたミステリーの要素を取り上げているところに意外性の面白さがあります。 プロ選手ともなれば常に心身を強靭に保たなければ、生き抜いて行くことは難しい、そこでレースに掛ける各々の心の内が明かされます。いくつかの短編の中でも今回は、ベテラン選手の赤城と次期のエースと目される石尾とのやりとりや、レースでの戦略がやはり読みごたえがありました。

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    投稿日: 2014.07.31
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    作品としては普通です。 でも、サクリファイスやエデンを読んだ人は、必ず読んで下さい。 赤城と石尾がいいです♬

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    投稿日: 2014.07.29
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    団体戦略が勝敗を決する自転車ロードレースにおいて、協調性ゼロの天才ルーキー石尾。ベテラン赤城は彼の才能に嫉妬しながらも、一度は諦めたヨーロッパ進出の夢を彼に託した。その時、石尾が漕ぎ出した前代未聞の戦略とは-(「プロトンの中の孤独」)。エースの孤独、アシストの犠牲、ドーピングと故障への恐怖。「サクリファイス」シリーズに秘められた感涙必至の全六編。

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    投稿日: 2014.07.13
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    近藤史恵さんの「サヴァイヴ」読了。ロードレースを題材にしたシリーズ三作目。前作で起きた出来事がたまに登場しますが、あまり影響なく読めます。全6章「チーム・オッジ」のメンバーが主人公になり、過酷なロードレース生活をいかに「生き抜く」かを描いた作品。協調性ゼロの天才ルーキー石尾、ベテラン赤城、ヨーロッパで戦う白石など、それぞれの思惑を胸にレースに臨む。相変わらず、読みやすくロードレース初心者にも分かりやすく書かれています。この本を読んでロードレースが団体競技ということを知りました。興味のある方は是非♪

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    投稿日: 2014.07.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。『サクリファイス』『エデン』のスピンオフというべき短編集。チカ、伊庭、赤城、石尾、それぞれの自転車に対する生き様が対比的に描かれている。”北の地獄”パリ・ルーベの石畳の悪路、世界選手権のゴール前の狂気のスプリント、北海道ステージレースのまさかのアシスト戦略、沖縄ツアーのまたもやまさかのアシスト戦略、そういったレースの描写がますます競技の面白さを教えてくれる。マジでチカの続編お願いします。

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    投稿日: 2014.07.11
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    出張のお供に購入。 往復の飛行機の中で1日で読破。 これまでの2冊とは違って、今回のは短編集。主人公チカとは違う人にスポットを当てていて面白かった。 このシリーズには外れがないな。

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    投稿日: 2014.07.10