
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
浮もみ なんだか切なくて涙が滲むような短編 ラフラ アズノの心より機微について、最後まで付き添われてないからこそ想像こそ余地があり、思いを馳せてしまう物語だった。 読み解けているかわからないが、きっとアズノにとってターカヌとの勝負は金銭も、人の目も絡まない純粋で大切な勝負だったのだろう、というのが私の解釈だった 合っているかはわからない。ただ、わかったつもりでこうだ、と言ってしまうのも嫌だな。また読みたい。 流れゆくもの バルサの初めての人殺しの話。重い。 あとがきも含めてとても好きだった。ため息をつくほど胸が切なくなる短編集。
1投稿日: 2025.08.15
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バルサがジグロと共に、追手から逃れて暮らしていた頃が描かれている短編集。 タイトルのとおり、村や家族から疎まれたり、離れてしまったりした流れ者が描かれる。 タンダの親戚のおじちゃんオンザ、老女賭事師のアズノ、年老いた護衛士スマル・・・ これは児童文学の域を超えている。私だって、正確に読み取れたかどうか(読書に「正確さ」もないとは思うけれど)自信がない。「ん?」と立ち止まって、上橋さんの意図をくみ取ろうとしたこと数回。 人間の良い面も悪い面も上橋さんの手にかかってしまえば、フラットに描かれ、一度しか登場していない人物も人間としての温度を持ったひとりの人となり、読者の心に住み着いてしまう。 人間の奥深さをここまで表現してしまうとは、さすがとしか言えない。 全体的に暗いお話ではあるけれど、昔のバルサとタンダの関係をのぞき見ることができ、生きているジグロをたどることができ、ファンには必読な短編集だった。 最後、タンダがバルサの帰りを待ちわびるところがなんとも言えず微笑ましかった。
11投稿日: 2022.08.22
powered by ブクログ守人シリーズ。 スピンオフ的な短編。 タンダとバルサが小さい時、タンダの優しさ、お互いに惹かれあう幼い二人が愛おしい。 ジグロとバルサの旅。 ジグロとの旅の間に、様々な経験を積んでいくバルサ。 それぞれの人となりが生まれていく軌跡がみえる。
0投稿日: 2021.01.29
powered by ブクログあー、これで本当に終わってしまった。 しかし仕事に追われる日々から異世界に心を飛ばす時間を作ってくれました。ありがとう守り人シリーズ。 あとがきにあった言葉に納得。 里に根づき、子供や孫にかこまれて一生を終えるという人生から外れてしまった人々ー流れ行く者たちーの、人生の行く末。 なかなか現代日本において流れ行く者のスタイルをとることはできないので、だからこそ魅力的だったのかもしれない。
1投稿日: 2020.02.29
powered by ブクログ浮き籾とラフラはちょっとモヤッと感が残った。 流れ行く者は切なくなった。 最後の寒のふるまいでホッコリした。
0投稿日: 2018.10.28
powered by ブクログ2018(H30)9.15読了 短編集。 バルサが13歳の時の話。 ジグロがまだ生きていた頃の話。 だから、バルサもタンダもまだ幼くて未熟さが残る。 ジグロとバルサの二人旅は温かくも切ない。 タンダの優しさがかわいい。 バルサはジグロだけじゃなく、旅で出会い別れた人たちの様々な生き方に触れて、ああいう大人になったんだなあ、と感慨深くなる。
2投稿日: 2018.09.15
powered by ブクログ守り人シリーズの番外編。 タンダやバルサの10代のことの短編。 ジグロがまだ生きていた頃にバルサとどのように過ごしていたかがリアルに描かれる。 なかでもラフラ(賭け事師)のビターな流れは秀逸。 アズノの一世一代の勝負の結末と、それを選択したアズノの生き方がなんとも言えない読後感を感じさせる。これは子供向けの話ではない。
0投稿日: 2017.12.01
powered by ブクログバルサの少女時代がほんとに過酷(~_~;) でもなんかやることがまだ子供だなー。子供のタンダがなんとものんびりやさんで、バルサって少女時代から「子供」守ってたんだね(^ω^)
0投稿日: 2017.06.16バルサとタンダ
バルサとタンダの子供時代のお話でした。 タンダがバルサに逢うのをとっても楽しみにしている様子が可愛らしかったです。
0投稿日: 2017.06.14
powered by ブクログバルサが13歳くらいの時の短編集。 バルサもタンダも幼い(年の割にはしっかりしてるけど!)頃の話にしては、彼らの目から見た大人たち(バルサの場合は主にジグロ)のやり取りを描く話が多いからか、全体的にビターな読後感。 彼らの未来を知ってる立場からすると、微笑ましかったり切なかったり。
0投稿日: 2017.05.28
powered by ブクログ◆王の奸計により父を殺された少女バルサと、暗殺者の魔の手から親友の娘バルサを救ったがゆえに反逆者の汚名を着ることになったジグロ。ふたりは故国を捨て、酒場や隊商の用心棒をしながら執拗な追っ手をかわし流れ歩く。その時々に出会った人々もまた、それぞれの過去を抱えて流れ行く者たちであった。 地に足のついた里の暮らしと、そこからはみだしてしまった者の悲しみを描く「浮き籾」 バルサがラフラ〈賭事師〉の老女と出会い、その生き様を目にする「ラフラ〈賭事師〉」 護衛士暮らしの中でバルサが初めて命のやりとりをする「流れ行く者」 幼いタンダの思いに心温まる「寒のふるまい」 の四編を収録。 バルサが、そしてジグロが生きた苛酷な日々、そしてすれちがう人々との束の間の交流と非情な別れに心がふるえる。「終わったからこそ書けた」シリーズ番外編の短編集。 (^^)<Comment
0投稿日: 2016.12.13物悲しい読後。。。
どれも、バルサとタンダの子供時代が書かれているのですが、 読後、ジグロとバルサの別れが思い起こさせられて、 少し物悲しかったです。
1投稿日: 2016.07.18バルサとタンダの、構築された人間性の描写が圧倒的かつ繊細。
バルサとタンダの少年少女時代。 確かにバルサとタンダだ。 思うことはいっぱいいっぱいあるけど・・・。 最終章では、心の中に降り積もった雪が、 暖かな陽射しでゆ~っくり溶けていくような。『ほっ』そんな心持ち。 生きとし生けるもの全てを、慈しみ受け入れようとするタンダ。 待ってくれる人がいるバルサ。 バルサはあの後、おみやげを買えたのでしょうか。
6投稿日: 2016.05.18シリーズ全体に厚みを加える外伝
タンダの少年時代から、バルサやトロガイ、ジグロとの出会いや暮らし、バルサとジグロの用心棒生活、バルサはじめての・・・。 改めて本編を読破したくなる名作。次巻の炎路を行く者も合わせて是非揃えていただきたい。登場人物を丁寧に描くことで、シリーズの世界観がくっきりと見えてくるようです。何度も読み返しても、飽きないですね。
3投稿日: 2016.04.12
powered by ブクログ当たり前のことですが その人には 幼児期があり 児童期があり 青年期があり そして 成人になっていく かくてこそあれ と思ってしまう 「守り人」シリーズの 登場人物たち ますます 彼らたちに 愛着を持ってしまう そんな 短編集です
0投稿日: 2015.09.01
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短編4話。 浮き籾(うきもみ) ラフラ<賭事師> 流れ行く者 寒のふるまい 「浮き籾(うきもみ)」は、タンダが小さい頃の話。バルサとの出会い。 「ラフラ<賭事師>」は、バルサと養父のジグロの話。 「流れ行く者」は、ジグロとバルサの旅の話。 「寒のふるまい」は、タンダの掌編小説。
0投稿日: 2013.04.19
powered by ブクログ守り人シリーズ主人公バルサがまだ子供の頃の話。己の生存が常に他者の死によって可能であるという過酷な状況の中でもがき苦しむバルサと、属するコミュニティの中に生きる場所を見いだせないタンダ。種類は違えど生きづらさとよるべなさを抱えた二人の子供の、姉と弟のような関係性が闇の中でやわらかく温かい。バルサを連れて逃げるジグロの、身を裂くような矛盾した激情が、静かに物語の底を流れているようで泣ける。欲を言えばトロガイ師に会いたかったなー。
0投稿日: 2013.04.01
powered by ブクログ守り人シリーズを途切れ途切れに読み終わって最後にこれ。タンダは幼い頃からあったかい。タンダの村の風景は「狐笛の彼方」を思い出した。今はアズノがどうしてああいう選択をしたのか解らないけど、いつか腑に落ちる時がくるのかなー
0投稿日: 2013.02.09
powered by ブクログ・浮き籾 タンダとバルサの幼少期。タンダの才能の片鱗が見える。2人は幼い頃から仲がよい。バルサも戦闘能力も子供離れしている。どこかの民俗学の引用か、農業の説明はあまりぴんとこなかった。 ・ラフラ 肝心のゲーム「ススット」のルールや概要がわからないので、そこに疑問が生じる。始めの説明ではサイコロを振って運任せ、のような説明があるのだが、中盤以降はススットの達人の戦術の見事さの描写が目立つ。これはどういうことなのか。「ラフラ」と呼ばれる達人クラスになるとサイコロの目を自由自在に出せるとのことなので、自分がしたい戦略を実現できるようなコマの動きが可能なさいの目を、自分の意志で出しているということなのか。ということは上級者どうしの対戦では、さいころの目は自由自在に出せるのが前提、あとは対戦者の知略の勝負ということになる。これじゃあ、サイコロなんていらなくなるのでは。 ロタ王国にはチェスみたいなゲームもあるとどこかで書かれていたが、それで競った方がわかりやすいような気がしないでもない。 ・流れ行く者 護衛士の厳しい現実にバルサが直面。護衛士たちと雇い主、もちろん腕が立つことは重要だがそれにもまして信頼というのが大事、という台詞が良かった。相変わらずジグロが格好いい。 堕ちていく人間の描写もあるんだが、もう少し人間のクズさがあっても良かったかな、なんて思った。 ・寒のふるまい タンダは本当に優しい男である。
0投稿日: 2012.12.18
powered by ブクログ文庫化前の守り人短編集。先日読んだ「ユリイカ」の上橋菜穂子さんの特集に収められていた作品『ラフラ』とともに、バルサとタンダの幼い頃の物語。バルサがどんな風に大人になって行ったのか、タンダがまだ家族と共に暮らしていた時はどんな生活をし、どういう子どもだったのか、これらの背景があってこその守り人シリーズなのだと強く強く思いました。 改めて、守り人シリーズを最初から読みたくなっています。 どこで読むか、いつ読むかも考えながら。
0投稿日: 2012.07.20
powered by ブクログ守り人シリーズの短編集。 守り人シリーズを読んでから期間開いてしまったので「あれ?この人って誰だっけ?」と思う瞬間があったりなかったり(笑)
0投稿日: 2012.06.27
powered by ブクログバルサ、タンダの幼少期の物語。 短編集ではあるけれど、シリーズ全体を思い出すシーンも。 あんなに強いバルサも色んな経験をたくさんして大きくなったんだな、と感じた。
0投稿日: 2012.06.07
powered by ブクログバルサの子供時代が泣ける この人の描く人と人の愛はストレートではないのだが、だからこそ素直に心に響く
0投稿日: 2012.04.29
powered by ブクログ『守り人』シリーズの短編編である。バルサとタンダの幼い頃の話や、バルサがまだ少女だった頃の話など、なかなか含蓄に富む短編が収められている。 相変わらず、どれもしっかりとした世界観が貫いており、その中で主人公たちが動いているのが手に取るように分かる。非常に骨太な作品だ。 困ったな、「守り人」シリーズを最初から読み直したくなったではないか。(^_^)
0投稿日: 2011.11.07
powered by ブクログ守り人シリーズの短編集。 図書館で借りれたので、天と地の守り人を読んでいる途中を中断して、こちらを先に読みました。 短編集なので、もっと雑多にいろんな話が入っているのか と思ったら、13歳のバルサの一時期の話で、全部最初から 最後まで繋がっているところが、予想外に良かったです。 長編のような、深い余韻が残って・・・。 どれもちょっと切ない話。 大人になったバルサは、こういう経験を子供の頃に積み重ねているからこそ、しなやかでたくましい精神を持っているんだな、と思いました。 ジグロとの生活が具体的に知れて、ジグロの人物像がよくわかるにつけ親近感を覚えたりして、これぞ番外編という感じで、もっともっと読みたいと思いました。
0投稿日: 2011.08.06
powered by ブクログバルサシリーズの短編集。短編だがバルサが子供のころの1年間を順を追って進んでいくため、長編のような後味となっている。 テーマは根なし草がなお後世に残したいもの。 バルサとタンダの子供ながらの愛情がほほえましい。
0投稿日: 2011.07.01
powered by ブクログ待ちわびて買ってあっという間に読んだ。タンダが少年だ、可愛い(笑)。バルサもバルサのまんまだけど若い。ただ少女って感じじゃないのがいかにもバルサらしい。 ジグロの様子はバルサの目を通してしか描かれてないけど、ジグロの思いがあちこちで感じられて、それが印象的だった…のは自分の年齢のせいもある?
0投稿日: 2011.05.21
