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六番目の小夜子(新潮文庫)
六番目の小夜子(新潮文庫)
恩田陸/新潮社
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総合評価

1002件)
3.6
162
330
346
72
14
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    図書館で。 つくづくこの人のお話、感性が合わないんだなあと実感。前読んだ本も投げっぱなしでえ?これで終わりって感じだったし。このお話にしても結局小夜子はなんだったんだ?サヨコゲームは置いておいて。犬は?そしてセンセイはなんなの?雨戸ガリガリした人は誰?そして冒頭の思わせぶりな怖い描写はなんだったんだ?これ、ミステリじゃなくてファンタジーじゃないかな。 なんだか腑に落ちない話でした。

    0
    投稿日: 2015.05.22
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    久しぶりに再読。 恩田さんは後半失速することが多い気がするけど、それを補ってありあまるほどの前半の期待感。 大人になるにつれて忘れてしまうあの頃の気持ちを、いつまでも手放さずにいられることも、“才能”の一種である。

    0
    投稿日: 2015.05.21
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    ミステリーの読み物として面白かった。ただ、構成が粗く筆者の近年の作品ほど洗練されていないという印象である。いずれまた読みたいという作品ではない。

    0
    投稿日: 2015.04.28
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    もうちょっと若いときに読みたかったなぁと思う本って、いつもそのもうちょっと若いときをとおり過ぎて読んでしまう。 本屋さん大賞の最終選考で酷評されたそうですが、とてもおもしろいと思って、恩田陸さんのあらかた読んでしまうきっかけになった本。

    0
    投稿日: 2015.04.21
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    『図書室の海』を借りようと思ったら、中にこの番外編なるものが収録されているようなので先にこちらを。恩田陸のデビュー作。なるほど。そのようなオチなのか。全く読めなかった。処女作とあってまだ未完成な感じもする。そういえば昔NHKで鈴木杏と栗山千明主演でドラマやってたなー。2012/379

    0
    投稿日: 2015.04.21
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    ホラーっぽいけど、キラキラした青春小説でもありました。これがデビュー作なんですね。すごいな…結局どうなるの?どうするの?と読む手が止まりませんでした。朗読の時はかなり緊張したし、その光景がありありと浮かんできて少し怖くなったほど。結局小夜子と秋は優秀で、雅子と由紀夫も優秀でした♪秋はサヨコを終わらせられたのかな…なんだかまだまだ続いていく終わり方にぞっとするような感覚を覚えました。ネバーランド、夜のピクニック、六番目の小夜子。青春小説なんだけど、不気味さ悲しさ怒りを、滲ませるのは恩田さんの特徴でしょうか。

    0
    投稿日: 2015.03.19
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    恩田陸の描くキャラクター好きなんだよなぁ 例に漏れず小夜子も好き 文化祭の朗読シーンがめちゃくちゃ印象に残ってる

    0
    投稿日: 2015.03.16
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    デビュー作。青春小説。 印象が拡散する故に吸引力は弱いけど、やはり恩田陸は最初から恩田陸だったんだなあと思わされる。自分含め好きな人はとことん好きな恩田作品。 なんでもないことを雰囲気たっぷりに仕上げるところとか、結局…?というオチの感じとか。学校という閉鎖空間、そこにある懐古、奇妙さ、恐怖、切なさ、甘さ。演劇。大人びて謎めいてる、でもやっぱり普通の(美)少年少女たち。 私的に加藤くんが不憫だ。

    2
    投稿日: 2015.02.24
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    2015年11冊目「六番目の小夜子」読了。 夜のピクニックは読んだことがあったので興味のあった作家さん。図書館に借りに行き、司書さんといろいろ話すと、 「夜のピクニック」がこの人の中で特殊だよ~なんてことを聞く。 タイトルはなんとなくホラーっぽく、びくびくしながら読んだが、ホラーというよりミステリーといった感じ。謎の回収とか話のオチはともかく、引き込まれるないようで、高校生というものを上手に描く感じに共感が持てる。 ついでに「図書館の海」も読んでみた。続きの話(過去のサヨコの話?秋の姉?)だったが、やはりその時の高校生の雰囲気が素敵に描かれている。 本好きの高校生にはたまらないだろうなと。 恩田陸さんは、大したこともないこと、大したことのように思う高校生を、大したことのない行事を、大したことのように設定して描く天才だと思う。

    0
    投稿日: 2015.02.12
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    再読 物語の中を漂う不気味な空気が既に恩田陸ワールド だけど結局、みんな普通の高校生だったんだね~~っていう ドラマもまた観たいな~

    0
    投稿日: 2015.02.02
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    学園祭のシーンはページをめくる手が止められなかった。どんどん引き込まれていった。青春って、きらきらしたものだけじゃないよなと感じた。

    0
    投稿日: 2015.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何度目かの再読。地の文に力が入り過ぎて物語に入り込みづらいのはデビュー作だからなのか。それは最初だけで、読み進めていくうちにどんどん引き込まれていく。サヨコ伝説の設定、学校という舞台、魅力のある高校生たちが素晴らしい。何が起こるんだろうという不安感を全体に散りばめて、先へ先へと進めていく力は、今の恩田さんにつながっていて、最初に戻ってこの作品を味わう楽しみでもある。そういえば、これが恩田さんを全部読もうと思った、出会いの最初の一冊だった。久しぶりに好みの作家を見つけて、すごく嬉しかったのを覚えている。

    1
    投稿日: 2015.01.12
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    やっぱりこれも恩田ワールド。最後のオチとかそういうのは期待せず、雰囲気をたっぷり味わって欲しいな。学生時代の甘酸っぱい感じがいいね。思い出す。

    0
    投稿日: 2015.01.11
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    転校生の津村沙世子と学校に伝わる「サヨコ伝説」。 学校の怪談的な内容と青春物語が合体して、爽やかで少し恐ろしさもある読みやすい本だった。 ただ、「~かしらん」というのがチョコチョコ出てきて気になってしまった。なんなんだろう? 結末も何がどうという確固たる結末もなく、延々と「サヨコ」は続いていくのかなという所しか理解できなかった。 本当に読みやすくスラスラ読める本ではあった。あまり怖くはないかなぁ。

    0
    投稿日: 2015.01.10
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    2015年,1冊目.前々から読みたいと思っていた作品.そして読んで正解でした.とても面白い.恩田さんのデビュー作.なるほどそう言われると,夜のピクニックのような甘酸っぱい青春要素あり,ライオンハートのような神秘的な面もありと,恩田さんの魅力を凝縮したような感じ. 以下あらすじ(巻末より) 津村沙世子――とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。学園生活、友情、恋愛。やがては失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め、漆黒の恐怖で包みこんだ、伝説のデビュー作。

    0
    投稿日: 2015.01.03
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    ホラーと青春が上手く組み合わさってます。高校生らしい青春にときめきながら胸が苦しくなり、学校特有の例え難い恐怖感を感じてゾッとしたり。読んで改めて学校という場所の特殊さを認識します。恩田陸さんの作品は、読む人を掴んで離させないような文だなあと思います。 ホラーも青春らしさも味わいたい人、いかがでしょうか。 ホラーと言っても実際に幽霊や妖怪が出て来るわけではないので、多少物足りなく感じる人もいるかもしれませんが、人間が勝手に作ってしまう恐怖そのものを味わえると思います。何度かゾッとしました。

    0
    投稿日: 2014.12.31
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    よくあるミステリーの、事件が起こって犯人は誰か?というパターンではなくて、これ最後どうなるんだろう??というドキドキワクワク感がとてもよかった。とても面白かった。 けれど読み終わってみるとはっきりとした答えはなく、結局何やったんだろ…という気持ちが残る。 サヨコ伝説というものにある意味で取り憑かれた学校。 小説はラストに近づくにつれて段々と面白くなり、最後読みきるのが勿体無いなぁ…なんて思うけど、そしてそこが好きなんだけど、この本はそれがなかった。

    0
    投稿日: 2014.12.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    えーっと、こんなに怖い話だったかしらん。 確か大学生の時に一度読んだ記憶があったのだけど、自分の本棚になくて古本屋で購入。 春の章を読んでいるうちに、これ読んだことあるぞ?という感覚が出て、しかも怖い話だった気もするなあと思いながら読み続けた。案の定、夜の夜中に読んでしまい、もう今まさに自分の背後に何かがいるんじゃないのかと、怖くて仕方なかった。 三年生の一年を通した話なので、彼らにどんどん受験という危機が迫ってくる感じにすごくワクワクした。 学校というもの、受験というもの、高校三年生というもの、を言葉でとてもよく表してくれてる。 おかげで自分が高校三年生の受験の時の気持ちを、昨日のことのように思い出せた。(思い出したかったわけではないが。) 「男の子なんて、すぐ自分たちだけで夢中になって、背中を向けて走っていっちゃうんだもの。」という沙世子の言葉に、頷かずにはいられなかった。 きっと男の子からしても、女の子がある意味でそう見えたとしても、この感覚は確実に彼らのそれとは異なる。 なんで男の子って、自分がこれと決めた(特にゲーム笑)ものに対して、ああも脇目もふらずに夢中になれるものなのかと、よく感じる。 だから結局、私も沙世子と同じで置いてきぼりが嫌なのだろうか。 そして美香子ほど、幽霊よりも本当は人間の方が怖いものだと思わせる存在はいないと思う。 "世の中にはよくこういう種類の人間がいる。" そうそう、こういう人間ほど、強靭な精神を持ってて自分のやってることの大きさとかを理解できずにいるんだよ。"相手を媒体として自分を反芻している"、という例えが素晴らしいぐらいによく似合う。 あとは、六番目のサヨコをやっている時の恐怖は、読んだ人にしか分からないものがある。設楽の言う通り、集団心理って本当に怖い。映画esを思い出させた。 特に高校生とか思春期の子供って、物事を怖い方に考えることが多いはず。さすがにここまでいくと、大人でも怖くなると思うけど。 個人的には、由紀夫が一番好き。ちゃらんぽらんな性格なくせに、やけに勘だけいい人っているよね。嫌いじゃないな、そういう人間。 あと秋の父親の寛大さには、こんな親存在するんかよ!とつっこみたくなるほどだった。

    0
    投稿日: 2014.12.13
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    みんなで居ることで恐怖心がかりたてられていくとこはよかった 終わり方というか終わりに向けての展開が悪い意味で意外

    0
    投稿日: 2014.12.05
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    ミステリーとしてどうだこうだ言う気はありません。 なぜなら自分には青春小説のように感じられてしまったからです。 自分の読書センスの無さを暴露するようで恥ずかしいのですが仕方ありません。 ちょっとドキドキハラハラする青春ホラー小説。 学園祭での芝居のシーンが一番印象的ですね。 何はともあれ他の作品も読んでみます。

    0
    投稿日: 2014.11.30
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    恩田さんのこーゆー話が一番好きかも!学園もの何だか奇妙な噂、薄気味悪いようでハラハラ…とにかく先が気になる!ラストがちょっと私的ににはうーん??でしたが、また読んでみたいです。

    0
    投稿日: 2014.10.24
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    恩田陸さんデビュー作「六番目の小夜子」読了。高校に代々受け継がれる奇妙なゲーム。三年に一度「サヨコ」と呼ばれる生徒が選ばれるという。今年は「六番目のサヨコ」が誕生する年。そこに美しく謎めいた転校生がやってきた。友情と恋愛。限られた期間の学園生活で行われるゲームとは?そして「六番目のサヨコ」とは。。昔から好きな作品で再読しました。懐かしく、ちょっぴり怖い学園物のストーリーで面白かったです。「こんなゲームを御存知であろうか」と冒頭から引き込まれます。まだ、未読の方、学園小説が好きな人にオススメです。

    1
    投稿日: 2014.10.19
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    伝統や歴史のある学校を選びたいものです。母校は人生で一つしか選べません。こんな伝説や秘め事を伝えられる母校だったら、どんなに誇らしいでしょうか。と、息子に言って聞かせたい。

    0
    投稿日: 2014.10.10
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    2度目の読了。 前よりは理解できたかもしれない^^? 「サヨコ」に関する伝説は、すごく考えられてて、「ほうほう、それで?」と、始めはワクワクするんだけど、だんだん意味がわからなくなってきて、津村沙世子は結局なんだったのか…っていうモヤモヤに陥って終わる。

    0
    投稿日: 2014.10.09
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    再読。中学生だか高校生の時に偶然ドラマで見てはまって、その後高校の図書館で「六番目の小夜子」という本を見かけた時のときめきと言ったら!その頃私は、ドラマの原作に小説が使われるなんて知らない程に、ドラマも現代小説も見なかい奴だったのだ。だからこの本は私の小説への入り口。ついでに言えばドラマは、芸能人にもさっぱり興味なかった私の、栗山千明様への入り口(笑)。久々に読んだら懐かしい事を色々思い出してしまったわ〜。文章自体はなめらかじゃないけど、ずっと大好きな本!

    0
    投稿日: 2014.09.30
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    うん、わしゃ、もういいかな、コレ。 あとがきの人が熱すぎる、そこまで深読み? 六番目のサヨコの芝居の部分だけは面白かった。 ¢25/2冊 アトランタ日本人学校バザーで

    0
    投稿日: 2014.09.27
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    恩田陸を読むようになったキッカケの本。 惹きつけるような登場人物と好奇心を引き立たせようなストーリーがなんとも魅力的‼︎

    0
    投稿日: 2014.09.16
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    【本の内容】 津村沙世子―とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。 高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。 三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。 そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。 学園生活、友情、恋愛。 やがては失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め、漆黒の恐怖で包みこんだ、伝説のデビュー作。 [ 目次 ] [ POP ] こっくりさん、怪談、心霊写真、口裂け女。 奇妙な噂話を根拠もなく信じていたころが懐かしい。 『六番目の小夜子』は誰にでもあるこのテの感傷をつく。 ホラーと言われているがバケモノも血みどろのサイコキラーも出てこない。 生徒のあいだで理屈なく受け継がれている「サヨコ」のゲーム。 そして少年少女の集団の不気味さと学校という閉じられた空間、なにより<言葉>が怖い。 読後の余韻は美しいが。 なんってたって伝説のデビュー作である。 私は一部の作家や批評家が評価しだしてから恩田陸という作家の存在を知り、作品を読んですっかりはまってしまった。 『小夜子』は遅れてきたファンにとってはなかなか手に入らなかった作品で二年前再刊されたときには狂喜乱舞したものだ。 ついに新潮文庫に戻って来た、というのは感慨深い。 普遍性のある物語の強さだと思う。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

    0
    投稿日: 2014.08.26
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    あまり話の内容が頭に入って来なかった。 結局当たり障りなく終わってしまった感じで、インパクトに欠けた。

    0
    投稿日: 2014.08.21
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    生徒たちの間に密やかに伝わる学校の言い伝え、代々受け継がれる古びた鍵、謎めいた転校生・・。 モチーフとしてはありふれているし、展開も意外性に乏しい。 初期の作品だからか、全体的になんとなく物足りない。 ただ、新しいサヨコを見つけたときの、サヨコの心の動きの表現には、唯一、恩田陸らしさを感じた。

    0
    投稿日: 2014.08.07
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    汗がにじむ 夏の暑さとはべつのひやりとした汗。はじめて読んだ恩田さんの本。 この面白さをいままでなんで知ろうとしなかったんだろうと疑問。小学生の頃みてたドラマの原作と知って、またおどろき。 お気に入りは、劇のシーン。そのページを開いたらさいご、めくる指はとめられない。

    0
    投稿日: 2014.08.06
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    サヨコのゲームでまず思い出したのが、学校の七不思議。夜中に理科室の人体模型が動き出すとか、○時○分に音楽室の肖像画たちと一斉に目が合うとか。サヨコゲームはそういったものの進化系?なのではないかと思う。それが年々、どんどん尾ひれがついてサヨコゲームが完成していったのかな、と。 まあ現実の学校なんて、噂や伝説があっても聞いて楽しむだけで、実際に行動に移すことなんてほとんどない…と思うんだけど。もしかしたら私の気付かないところで、何か儀式的なものが行われてたのだとしたら。学校って閉ざされた空間だからこそ出来る儀式。「学校」って私は好きじゃなかったけど、そういう風に考えると捨てたもんじゃないかもしれない。 恩田陸作品の学園物に出てくる、ちょっと非現実でミステリアスな青春を謳歌してる少女たちを見ると、羨ましいなあと心の底から思う。

    0
    投稿日: 2014.08.06
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    独特な世界観。 恩田陸の中ではかなり好き。 久々に読んだけど、ほどよいホラーな雰囲気がゾクゾクさせる。 すべて解き明かされるのが良いとは思わないけど、もう少しスッキリしたかったな。

    0
    投稿日: 2014.07.23
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    「図書室の海」を先に読んでしまってからの、本編。 比較的読みやすくて つぎへつぎへ進めた。 やっぱり、「こわい」と思うかな。 でもそのこわいもの見たさってのが続いていくのかも。と。

    0
    投稿日: 2014.07.14
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    これも久々に再読。 改めて帯見たら、こ、これがデビュー作!? すげー・・・・ 散々言われていますが、この小夜子ちゃんは「吉祥天女」の小夜子さんと非常に似てますね。 が、だからダメ、というわけじゃなくて、 両方の「小夜子」がいたから人物像が立体的になった、 という感じがします。 そして、今読んでも、文化祭の「劇」のシーンが恐ろしい恐ろしい。 さすが恩田陸。 そして、きっと順調に行っちゃったのであろう雅子ちゃんたちカップルよりも やっぱり、秋と小夜子ちゃんのその後が気になる。 どうなったのかしらん、この2人。

    0
    投稿日: 2014.07.02
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    学生時代の雰囲気を思い出した。 なんか甘酸っぱい気持にもなるミステリー。 終わり方は好きじゃなかったけど、一気読みできる楽しさだった。

    0
    投稿日: 2014.06.27
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    恩田陸さんのデビュー作。高校生が主人公ということで、少し爽やかでミステリーなところがよかった。ただ野犬がでてきたり竜巻が発生したり‥謎は最後まで謎のままだった。やっぱりすっきりしないなー。

    0
    投稿日: 2014.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    恩田陸さんに出会ったはじめての作品。 ドラマ化されていたのが印象的です。 学園内でまきおこる不可解な事件、得体のしれない存在への恐怖、思春期の集団心理。。。 何度読み返したかわかりませんが、やっぱりもう一度読みたいな。

    0
    投稿日: 2014.06.15
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    不思議な題ですよね。 学校の雰囲気や匂いが甦ってなんだか懐かしく切ない気持ちになった。 青春って感じだぁ。 私のまわりに可愛い子なら沢山いるけれど完璧な美人というのを間近で見た事がない。 美人な人は好きだ。可愛い子も大好き。 完璧な美人ってどんなだろ。 そして、その人生ってどんなだろ。得なことばっかりかなぁ? 私は美人ではないし可愛くもないけれど、時々鏡をみて「可愛いなぁ」と思う時がある。 なんて幸せ者だろう(笑) でも、あるよね? 今日の自分 可愛い!って時。 勿論、ブサイク!って時もあるけど…。 その方が多いけど…(≧∇≦)

    0
    投稿日: 2014.06.15
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    「学校」という思春期の僅かな期間しか滞在しない場所の持つエネルギーを、ここぞとばかりに際立たせた作品。 ある地方の進学校で三年に一度行われる行事が取り上げられるが、学校という閉鎖空間が、学生たちの混沌とした想いを増幅させながら、その「行事」に神性を持たせる。そのプロセスが何とも恐ろしい。 しかし、ここまで学生の気持ちを代弁していることには敬意を表する。「受験勉強は、しばしば当事者を運命論者にさせる」とか、一度大人になった人間しか分からない感覚なんだろう。 サクッと読めて、面白かったです。

    0
    投稿日: 2014.05.21
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    謎が多く残る終わり方。それがこの本の魅力らしい。2度読まねばわからない魅力があるとのことで、しばらくしたら読み返してみようかなと思う。 昔観ていたドラマとはだいぶ内容が違っていたのかな…?(ドラマの内容よく覚えていないけど…)

    0
    投稿日: 2014.05.13
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    読みやすいミステリーナリ。 昔NHKのドラマで見てたんですが、覚えてないので違いはわからなかったナリ。

    0
    投稿日: 2014.05.10
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    これ、昔NHKのドラマで観たことがあります。なので粗筋は何となく分かっているような気がしたのですが、読み終わった後、果たしてこんな話だったのかなぁと。ドラマは清々しく終わったような記憶があるのですが、そういうつもりでいるとモヤモヤ感が残る結末です。(ドラマがアレンジしてあるのでしょうけど^^;) 学生時代がギュッと凝縮されていて、読んでいて懐かしさとあまずっぱい気持ちになりました。ハラハラドキドキ感もあり、ドラマを観ていなかったら読むのが怖かったかもしれません。これがデピュー作ってすごい!

    0
    投稿日: 2014.05.02
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    再読 恩田陸のデビュー作 とある高校で3年ごとに繰り返されるサヨコ伝説。6番目のサヨコの年に引っ越してきた津村沙世子は何者なのか。

    0
    投稿日: 2014.04.30
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    とある高校に十数年間にわたり受け継がれる奇妙なゲーム。3年に一度現れる謎に満ちた「サヨコ」という存在。その「六番目のサヨコ」が誕生する年にやってきた転校生・津村沙世子。「サヨコ」の正体、そして沙世子の目的とは――? 濃密で特別な3年間の学園生活を彩る友情、恋愛、そして謎めいた事件を描く。 解ける謎もあれば、次の学年へ持ち越しになる謎もあり、“「謎の転校生」なんていない”という幕の閉じ方に読んだ当初関心をおぼえた。学園が舞台ならではのミステリであり、ファンタジー。

    0
    投稿日: 2014.03.27
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    皆が望んだのさ、『サヨコ』が現れるのを。 はっきりとしたストーリーも登場人物も思い出せないのに、印象に残っていたドラマの原作。ふと気になってしまって、いまさら読了。 とある高校でひっそりと存在する「サヨコ伝説」。六番目のサヨコの年に転校してきた美しく優秀な沙世子。今年の「サヨコ」は誰なのか。春、教室には合図の赤い花が飾られた。同じ名前の転校生は偶然やってきたのか。それとも――? 様々な人の視点になるけれど、テンポよく読み進められる。学校という場所は本当に不思議な空間なんだと思わされた。最後の解説を読んで、もう一度読み直したくなってしまう。そしてドラマも見たくなってしまう。放送時にきちんと見ればよかったと後悔。

    0
    投稿日: 2014.03.20
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    わたしが小さい頃に、テレビドラマとして放映されていたのを思い出し懐かしくなって読んでみました。 文庫版だったので解説がついていたのですが、何も考えずに物語を読み進めていたわたしは最後に解説を読んでびっくり!そんなメタファーが隠されていたのか、そういう受け取り方もできるのか、と驚きと発見でいっぱいでした。次に読むときはまた違った視点から物語をみて楽しみたいと感じました。

    0
    投稿日: 2014.03.20
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    ずいぶん前に読んだのでうろ覚え。確か人の死なない学園ミステリー。物語の大半を覚えていないのだが、途中登場する学園祭のシーンだけはバッチリ覚えている。そこだけは何も怖いシーンではないのに鳥肌が立つくらいゾッとして息が詰まりそうですごく引き込まれたことを覚えている。あれを体験するだけでも読んだ価値あり。

    0
    投稿日: 2014.03.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    恩田さんの代表作という事で手に取りました。 「サヨコ伝説」なるものが根付く高校でのお話。 個人的にはやっぱりデビュー作だな、というのが感想でした。今まで読んできた恩田作品に比べるとちょっと薄い感じ。 主人公が高校生というのもあり、読みやすく入り込みやすいです。ミステリやホラーの入門編としてはオススメの作品かもしれません。 高校生4人がメインで話が進みますが、雅子と由紀夫が主人公に見せかけて、沙世子と秋が主軸。 高校時代の純粋さとその中の不安定さ、そして女子の心情の揺れ動きの表現が流石恩田さん。デビュー作から健在です。 高校生達(学生)と黒川先生(学校?社会?)という抗えない存在、そしてそれを包む漠然とした「何か」。 結末のもやもや感はこの「何か」だと思うのですが…。 余韻のあるもやっと感、というよりは心残りを残したもやっと感が残りますね。 ちょっと尻すぼみな感じがしました。

    0
    投稿日: 2014.02.05
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    ホラーとは少し違うようなよく分からない暗さとキラキラした青春時代が混ざり合った作品。この不思議な雰囲気が好きです。

    1
    投稿日: 2014.02.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    井崎のオススメ本、ということで生協にて購入。16時に読み始めて19時に読み終わる、という一気読み笑  恩田陸の作品ははじめてだったけど、読みやすかった。内容としてはちょっとホラー要素もあるミステリーって感じ。あと青春もの。笑 高校生いいなーくっそ。由紀夫のキャラ良いな。 ただ、納得はいかない部分は多かった。しっくりはこなかったかなー。 普通に面白かったけど、読み終わった後に「え?結局なんなん?」ってなる。 思いっきり内容読みしたから、ざっくりした感想のみ笑 とりあえず、プロローグで引きつけられた。あとは各章が季節順、ってのもややこしくなくてよかったかな。 個人的に人間観察は苦手だけど、やって見ようかな、秋みたいに笑 てか本買いすぎて積み読本おおすぎー春休み読みまくろ← ちなみに今乱歩レポートとコミュニカのテスト勉強やってるとこ。

    0
    投稿日: 2014.01.31
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    恩田陸さんの代表作の一つです。 とちかく引き込まれます!特に体育館の場面は本を読んでるだけなのに怖くて、ホラー映画見てるような臨場感があったように思います。

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    投稿日: 2014.01.28
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    もやもやする。もやもやする読後感。このような最後はっきりしない作品はあまり好きではないのだが、他の部分での話の構成や、雰囲気、キャラクターなどすごくひきこまれた。

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    投稿日: 2014.01.20
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    物語終盤までの恐怖感と、独特の世界観にもの凄く引き込まれる。しかし、終盤の納得のしない終わり方。消化不良です。

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    投稿日: 2014.01.11
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    初めて読んだ恩田陸さんの本でした。 青春の甘酸っぱい感じと恩田陸さん独特の不思議な雰囲気が交じり合ってとても心惹かれるお話です。

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    投稿日: 2014.01.11
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    恩田陸の初期の作品として読んでみた。ストーリーはかなり挑戦的な内容で、終盤まで謎を引っ張っている。緊張感が持続する展開だったが、物語の閉じ方が残念。読後には読み手に納得感を与えてほしい。消化不良といった感じだった。

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    投稿日: 2013.12.27
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    とても面白かった。ホラーのような雰囲気を漂わせつつも、その実、この小説は高校生のための小説になっている。学校という小さな箱に詰められ、教室に整然と並べられた机に座り、勉強の毎日。その作られた空間での一見、無駄のないように見える全てで、わたしたち高校生は自分の価値を三年間で決められていく。これは自分が高校生の間には決して気付かないのだ。これがデビュー作とは、なかなか読み応えのある作品で素晴らしい。

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    投稿日: 2013.12.22
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    今更の感がありますが、恩田陸の小説はなにげに面白いのであるマス。 なにやら凄惨な話のようでいてすべて収まるべきところに収まって無事終演というのが又よいのかもしれません。 読んでみて損はありません。

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    投稿日: 2013.12.21
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    津村沙世子。とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。高校には数十年にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が見えざる手によって選ばれるのだ。そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。学園生活、友情、恋愛。やがては失われる青春の輝きを美しい水晶に閉じ込め、漆黒の恐怖で包み込んだデビュー作。

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    投稿日: 2013.12.03
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    ずっと心理学関係の本ばかり読んでいたので、たまには小説を読みたくなって、うちの本棚にあったので読んでみた。 読んだことがあるのかもしれないけど、そうだとしたらまったく覚えていなかった。 何か面白いの読みたい、という気持ちは満足しました♪

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    投稿日: 2013.12.01
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    大好きなお話の一つ。読んで、忘れた頃にまた読んでしています。現実ではあり得ないような物語なのにどこか私たちの近くでもこのようなことが起こっているのではないかと思わせられる不思議な作品です。

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    投稿日: 2013.11.24
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    学園ホラーでありながら、青春小説にもなっている物語。 登場人物が実に魅力的。 それぞれの人物描写を見ているだけで楽しい。 また、それぞれの描写がくどくないため、非常に読みやすい。 そして、巻末の解説が秀逸。

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    投稿日: 2013.11.08
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    やっぱり、どうしても恩田陸の小説に登場する人物は美男美女で頭も良いっていうのが気に掛かかる。こういう趣味なのかな。目立って、逆に不自然に感じます。ただの嫉妬です。内容は中途半端、消化不良に感じます。何かあやふや。筋が通ってないミステリーは好きじゃないなー。

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    投稿日: 2013.10.17
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    怖いのかしら、とすこしびくびくしながら読んだ。 今思えば全く怖くない作品だったけれど、読んでいる最中は不気味だった気がする……

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    投稿日: 2013.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

     学園ミステリー。生徒たちの人間関係の綾を丁寧に追っていくパートは好きです。でも、すっきりしなくてもやもやします。  結局「サヨコ」が誰であるか、という問いには明確な答えは用意されていません。解なしです。もやもやです。  自分なりに考えたところ、「サヨコ」のような伝説や噂それを信じ、支える人間が作り上げている実体のないもの、見えないけどそこにあるものだと思います。「サヨコ」という存在はいないけど、その存在を語るものがいなくならない限り、消えることはないのでしょう。  実体のないもの、それに振り回される人間の心理の一端を知ることができると思います。  学園ものらしく、生徒たちの人間関係にスポットを当てるシーンもあります。主人公たちは高校3年生なので、自分たちの進路や将来について考えたり、友人や気になる異性のことで悩んだりもします。  読者代理(もしかしたら、筆者代理)として、謎に一番迫っていく関根秋(セキネシュウ)君。。恩田陸さんが書く男子のプロトタイプといった感じでした。頭がいいけど、「いい人」ではない。クールに見えるけど、少しおくびょう。  クリスマスのプレゼントに手編みのマフラーを渡すシーンで、時代を感じました。どんな美少女からもらっても、反応に困ると思います。今は。  ドラマ化もしていたんですね…。今の主演級が出演しているみたいなので見てみたいです。

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    投稿日: 2013.09.30
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    これは非常に秀逸な物語。本を読む習慣があまりない中高生には、入口として必ずこれを薦めることにしている。活字を追う楽しみを知るにはこの本は最適なのだ。

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    投稿日: 2013.09.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ある高校に密かに伝わる奇妙なゲーム。「六番目の年」、それは怖ろしい結末を迎えて…。美人の転校生小夜子。勉強も学年2位。「小夜子」のゲームを知っていた。誰かが小夜子に手紙を送った。父の転勤についていき、田舎の高校に編入。 演劇のシナリオを書き、文化祭で上演する。できない場合は、何もしない。 演劇のできばえで進学率が決まる。 学年1位の秋。兄は小夜子だった。一人芝居のシナリオを書いた。 文化祭実行マニュアルは鍵のかかった引き出しにある。 小夜子は、10年以上、在籍する教師のクラスからしか出ていない。 今年のシナリオは、学生全員にセリフがあった。5人のステージの女子。 よくみたら6人。転校生の小夜子? 小夜子には不思議な力がある。不良に襲われそうになった時、野犬が不良に襲いかかった。 演劇が終了後、秋は、マニュアルを確認しにいく。気がつくと野犬にかこまれていた。 発火もおあおこり、絶対絶命。小夜子が助けに来る。 秋と小夜子は東大合格。カップルも地元の国立大学に一緒に進学。 秋の家は名門、法曹界に家。

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    投稿日: 2013.09.27
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    真相があっさりしすぎ。ホラーとしてはちょっと物足りない。あと文字を太字にするのは演出として安易な気がする。

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    投稿日: 2013.09.10
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    恩田陸らしい作品でした。コメントを書く為に思い返すとモヤモヤしてきます(笑)。1992年7月に出版された絶版本が気になります。さらにモヤモヤするんでしょうね。大幅加筆後でさえ読者任せやもんなぁ。自分は最後まで読んでホラーって結論にしたけどどうでしょう? 一番好きなキャラクターは溝口。ところで、溝口似の父親はどうやって美人と結婚できたんでしょう?今後の参考までに聞かせていただきたいです。

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    投稿日: 2013.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    期待して読んだけど、結局最後まではっきりしないなーってのが感想。高校生や受験生の空間って独特だし、10年前を懐かしく感じながら読んだ。いい作品だと思うけど、最後のつめが甘いなって感じ。

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    投稿日: 2013.09.04
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    クライマックスはやはり『上演』のシーン。静と動の使い分けが、緊迫感を見事に高めていたと思う。ただ少年少女向けという感が強く、全体として少し物足りない部分も。

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    投稿日: 2013.09.03
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    (2003.03.09読了)(2001.01.30購入) (「BOOK」データベースより)amazon 津村沙世子―とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。学園生活、友情、恋愛。やがては失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め、漆黒の恐怖で包みこんだ、伝説のデビュー作。

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    投稿日: 2013.09.03
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    地方の進学校にまつわる伝説、3年毎にサヨコが選ばれ学園祭で芝居が成功すると、その年の合格率は上がる。失敗したり正体がバレてしまうと・・・ 奇しくもその年、沙世子という才色兼備な転校生が現れる。彼女はそのルックスと気さくなキャラで学校中の人気者になる。反面どこか不可思議な雰囲気を醸し出している・・・果たして彼女の正体は? サヨコという名前は耳で聞くだけなら素朴な印象の名前だ。ただ小夜子という漢字をあてがうと何ともミステリアスな印象になる。佐代子や沙世子ではそうはならない。 面白くて一気に読み進んでしまった。主役のサヨコは確かに魅力のある少女だけど、やはり怖い女だなと痛感させられる。

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    投稿日: 2013.09.01
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    何と無く怖い話だと思っていた。 けれど、実際はちょっと不思議な話で、高校時代を思い出してしまう。 校舎が何かの容れ物という部分がじわっと残っている。 サヨコゲームはちょっと把握しづらいね。

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    投稿日: 2013.08.23
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    恩田陸作品は夜のピクニック以来2作目。 なんとなーくもやもやっとしたラスト。 不思議な世界でした。高校でこんな伝統行事?があったら、自分の高校だったらどうだったんだろうなんてことを考えさせられました。

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    投稿日: 2013.08.21
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    ドラマを先に見ていた世代なのだが デビュー作とは信じ難い設定や人物の描写。 文化祭のシーンはどんどん先へ先へ、頭に入ってなくても先へ、という緊迫感がたまらない。

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    投稿日: 2013.07.30
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    「サヨコ」の謎。 くだらないオチだったら…と途中で苛立ったり、逆に結末に期待しながら、最後まで一気に読んだ。 文化祭の出し物の場面に一番引き込まれた。スゴい。上手い。 学校という装置について考えた。新しい血が流れては入れ替わる、容器としての学校。

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    投稿日: 2013.07.29
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    最後のフェードアウト感はちょっと・・・ でも、途中の盛り上がりはピカイチです☆ 読破後は意図、意思、思惑。そのすべてが丸く収まってるって印象を受けました。

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    投稿日: 2013.07.24
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    多少荒削りな文章であるものの、見えない何かが迫ってくる恐怖が巧く表現されています。強烈な臨場感があり、最後までノンストップで読めました。 ところが、せっかく張った伏線が回収しきれていません。「あれは結局なんだったんだろう」思う点がいくつかあったので消化不良でした。

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    投稿日: 2013.07.23
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    恩田先生のデビュー作、やっと読めました! サヨコ伝説。その『サヨコ』が行われる年に突如現れた転校生。学校という閉鎖された場所だからこその怖さ。 学園祭のシーンは鳥肌モノでした。 そして見事な演出と言っても過言ではないかと。 恩田先生の小説には様々な学生が出てくるけど、私はこの6番目の小夜子の少年少女が一番好きです。たぶんそれは最後の締めがさわやかだからかな。読後感スッキリです(笑)

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    投稿日: 2013.07.21
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    設定がおもしろくてぐいぐい引き込まれてドキドキ読んだ んだけど終わってみると、んー? そういうことなら無理があるんじゃない?って思ったところが所々

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    投稿日: 2013.07.11
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    2013/07/10 再読 学校に伝わるサヨコ伝説。 そこに高校3年生で転校してきたサヨコ。 恩田陸の描く高校最後の学園祭や 受験勉強の雰囲気が好きだな。

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    投稿日: 2013.07.11
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    久しぶりに読んだ恩田陸の小説。読みやすくてこうゆう非人間的な話がうまい。ひきこまれる。昔鈴木杏と栗山千明がやってたNHKのドラマを思い出す。

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    投稿日: 2013.07.06
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    恩田陸のデビュー作。 昔はドラマにもなっていたみたい。 集会の場面は様子が頭に浮かんできて、とてもおもしろかったのだが、ほかの場面はありがちな学園物て感じでたいしておもしろくなかった。

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    投稿日: 2013.06.24
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    昔、 NHKでドラマやってた。 感想としては中盤に面白さが詰まっている感じ。 前半がだれているから、差が面白いと言えば面白い。

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    投稿日: 2013.06.23
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    同名ドラマを見たのは確か小学校低学年の頃だったと思う。 覚えていたのは桜と碑と火事と主役二人の少女だけで内容はほとんど記憶にない。 あらためて小説を読んでみると、春の章は最初以外、夏の章はほとんどで中だるみというか、退屈さを感じたけど学園祭の演劇では興奮を覚えずにはいられなかった。 ドキドキと早鐘を打つ心臓と駆け足で読み進めていく自分。まるで体育館にいるかのような緊張感を感じずにはいられない。 そして冬の章でのさらなる伏線と、鮮やかな幕引き。 これがデビュー作で酷評された作品だとは信じられないです。伏線と意味深な登場人物たちに私も関根秋同様、終始踊らされました。

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    投稿日: 2013.06.04
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    読了日20130601 恩田陸、これが処女作なんて信じられないという思いで一気に引き込まれ読み終えましたが、読了してみると、やはり処女作らしい粗削りさが随所に目に付くのですが、それを補って余りある強さを持った作品でした。ちなみに沙世子をかつての国民的美少女後藤久美子のイメージで読んだのは独断的余談です。五十冊目

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    投稿日: 2013.06.01
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    全体的に薄暗い雰囲気が好み。ややすっきりしない終わり方。物語の運びに強引過ぎる部分も見られるが、それも魅力。

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    投稿日: 2013.05.13
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    (2005年1月のブログより転記) すっごくおもしろかった!それでいてなかなか怖い。 の人の作品は初めてだったけど、他の作品も読みたいと思いましたね。

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    投稿日: 2013.05.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    恩田陸さんのデビュー作品「夜のピクニック」から2冊目。『学校に伝わる奇妙な伝説・ゲーム』、謎めいた転校生津村沙世子がやってきた、進学校の高校には「サヨコ」という不思議な言い伝えがあった。3年に1度、サヨコという名前の生徒が現れて、言い伝えを守らなくてはいけないのだ。今年は「六番目のサヨコ」が選ばれる年だった……。学園祭での「六番目の小夜子」という芝居と竜巻・日本史担当の古株名物教師○川がキー?。初めて入った教室の始業式に生けてある赤い花あったかもなぁ・・・。もう一度高校生にもどりたいよぅ。

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    投稿日: 2013.04.24
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    人に勧められて初めて読んだ恩田陸作品。 学園もので読みやすい。 今振り返ってみれば、恩田陸特有のノスタルジックさは少々物足りないかも。 内容は単純で分かりやすいし面白い。

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    投稿日: 2013.04.20
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    ホラーが苦手なわたしは、なんて本を読み始めてしまったんだ、と後悔した。 小夜子は「お客さん」なのか、普通の女子高生なのか… 結論、これは青春小説なんだと思った。 読み終わっても小夜子の正体に疑問が残る点があったのがややキモチワルイところ。 怖かったけど、ハラハラと先の展開が気になって一気に読めてしまった。

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    投稿日: 2013.04.11
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    昔ドラマで見てから読みました。展開はところどころ違いますが面白いです。盛り上がる場面はまあこんなものかといった感じでした。怖いのが苦手な人でも読めると思います。

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    投稿日: 2013.03.27
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    ぇ? これって面白い?? 何となく・・・移動時間の暇つぶしに買ったけど・・ 確かにね、ちょっとオカルトちっくで・・ 途中までは「それでそれで?」って読み進むんだけど。 なんだかねぇ・・・ 無駄な時間とお金を使ってしまいました(

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    投稿日: 2013.03.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「ちょっと怖い」という感想を読んだので、積本の中から取り出して読んでみた~~!! ほんと、後半まで「ちょっと怖い」って感じ。 なんだか冷たい風を感じるような怖さ。 でも、最後に「へ?」って感じで終わられて「なーーーんだ。結局は何も怖いものなんてなかったんだ」って、すってーーーん。(笑) え~~~~!!! 期待してたのに~~。もっと最後、強烈なパンチ欲しかった~~!! あの怖さが一気に醒めたって感じでした。 一度、絶版になったのを、加筆修正してまた出版されたらしいんだけど、どうせ加筆するなら、最後ももっと凝って終わってもらいたかった。 で、結局、あの黒川先生は何だったの? 津村沙世子のお父さんのお友達で、沙世子に手紙を送ったのは彼だったわけ? だよね~? なんで、今までの「サヨコ」は黒川先生のクラスにいたのが多かったのかな? それも黒川先生の企みなの? そうだとして、なんでそう企んだのかな? 死んだ「サヨコ」は、誰かと関係あったのかな? なんか、読み終わってからいろんな疑問が沸いてくるわ。 それはそれとして、この中で一番私が気に入ったキャラは溝口くん。 彼、いいキャラクターしてるよね。 「うたごえ喫茶みぞぐち」で彼が一番似合ってたコスチュームと着てるとこ、想像すると笑っちゃったわ~。 普通に面白い本でしたっ。

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    投稿日: 2013.03.23
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     感想が、言葉にならないでいる。  でも、面白かった。  他の作品も読んでみたいと思っている。

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    投稿日: 2013.03.20
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    ぞくぞくするけど読み終えるとほんわかする。 過去の小夜子のストーリーもあればおもろいなァ と思ったら存在するようだ(※『象と耳鳴り』)。

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    投稿日: 2013.03.16
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    面白かったような、ひどくつまらなかったような。 全体的に非現実的で、ファンタジー風。 最後は駆け足でやっつけ仕事のように読んだ。 しかし、これがデビュー作だとは、脱帽。

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    投稿日: 2013.03.14
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    これは私が恩田陸さんにはまるきっかけとなる本だった。 とある高校で伝わってゆく"小夜子"と呼ばれる存在。3年に一度、卒業する三年生が一年生に花束を渡すとき、"小夜子"がその証を次の"小夜子"一緒に渡し、また3年後その"小夜子"は次の"小夜子"へと渡してゆく。そして今年は3年に一度の"小夜子"の年だった。津村小夜子が転校して来て、運命の歯車が狂い始めた…。 特に体育館でのどきどきばくばく感がすごい。ドキドキハラハラというよりも自分の心臓がどくどくと鳴っている感覚に襲われた。

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    投稿日: 2013.03.13
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    10年ぶりくらいに再読。 これが元会社員の処女作とは脱帽。 学園SFミステリで恋愛の要素も・・・・・・とか贅沢。

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    投稿日: 2013.03.11