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かわいそうだね?
かわいそうだね?
綿矢りさ/文藝春秋
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総合評価

354件)
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77
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    【同情は美しい? それとも卑しい?】私の彼は元彼女と同棲中……話題を呼んだ表題作と、女子同士の複雑な友情を描く「亜美ちゃんは美人」を収録。大江健三郎賞受賞作。

    0
    投稿日: 2014.09.09
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    女ってこわい!笑 けど面白いや。共感。 自分はじゅりえちゃんタイプだなあ。 同じような経験したこともあって その時のこと思いだした。 理由付けて相手を信用しようと必死だけど その時の自分って 自分の中では結構きらきらしてたり…矛盾。 まあ、こんな必死な理由付けは長続きしないよねやっぱり。 意地のはりすぎはしない方がいいね。 ドロドロのこの修羅場を抜け出す そんな解決策 あって欲しいものだね。 好きって気持ち、最初は本当に素敵な感情なのに、悲しいよなあ。

    0
    投稿日: 2014.08.27
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    2004年に『蹴りたい背中』で芥川賞を受賞して話題となった、綿矢りさ。 受賞作を読んだ後は、この作家さんの作品を読んでいなかったことに気づきました。 そこで最近、文庫化された作品の中から、書店に並んでいたこの作品を読んでみることにしました。 主人公は百貨店の服飾品売場で働く、独身女性。 付き合っているアメリカ帰りの恋人から突然、「元彼女と一緒に暮らすことにする」と言われます。 愛情ではなく人助けだ、と主張する恋人。 この事態に苦労する彼女は・・・という展開。 久しぶりにこの作家さんの小説を読んで感じたのは、「こまやかな心象描写が上手な作家さんだなあ」ということ。 恋人の行動を理解しようという主人公の揺れ動く気持ちが、男性の僕でも共感してしまう表現で、描かれています。 人を「かわいそうだ」と思う気持ちというのはどういうものなのか、考えさせてもらえました。 表題作と合わせて収録されているのが、『亜美ちゃんは美人』という作品。 こちらも、女性、特に若い世代の女性にとって、「美しい」ということがどのようなことなのかを、感じ取らせてもらいました。 次々と事件がおこる小説も面白いのですが、最近の僕は、この作品のように人間の内面を考察する小説が、マッチするようです。 1980年代生まれの若い作家さんですが、ひょっとしたら将来は、大御所と呼ばれる作家さんになるかもしれませんね。 他の作品も、読んでみることにします。

    0
    投稿日: 2014.08.21
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    思ったよりおもしろい、というのが正直な感想。どちらかというと後ろの「亜美ちゃんは美人」の方がいろいろと考えさせられて面白かった。女性向け、女性目線の作品だと思うが、男性の自分でも十分楽しめる。文章もストーリーもきれいでストレスなく読めるのが良かった。

    0
    投稿日: 2014.08.11
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    樹里江みたいな自分、いるわー。自分の物差しで納得のいく理由こじつけてわかった気になる。人に相談してるように見えるけどその実自分の聞きたいことしか聞かない。本質的にコミュニケーションをあんましない人。ほんと自分の心のなかで見かける。すごい苦手。 旅行の場面からどんどん冷えてって、そっからどんどん熱くなっていって最後の一行に落ち着くまでは圧巻。白けている気持ちとは裏腹にとんとん読んでしまった。 二本目は登場人物が結構好きになれたので読みやすかった。 あと表情に関する視線がいい。綿谷さんはきっと人の目をしっかりみて話す人なんだろうな。

    0
    投稿日: 2014.08.05
  • 笑える純文学

    綿矢りさといえば、芥川賞を受賞した『蹴りたい背中』が有名ですね。あれを読んだときも、細かいとこ見てる人だなあ、と思ったのですが、本書にもその鋭い観察眼はバリバリ発揮されています。 ただし、気だるい雰囲気の漂う『蹴りたい~』とは違って、本書は突き抜けた感じの笑える純文学に仕上がっています。特に表題作は、自虐ネタのような主人公の独白に笑わずにはいられませんでした。爽快なラストも魅力です。「亜美ちゃんは美人」は、健気な主人公を抱きしめたくなりました。エピソードの一つ一つがとにかくリアルで、誰かの体験談かと思うくらいです。個人的には報われない場面ほど共感してしまいました……。

    5
    投稿日: 2014.07.09
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    かわいそうだね?も亜美ちゃんは美人もすごく面白かった! 女性のしたたかさや、計算高さ、自分でも気がついていない闇とか、そういうどす黒い感情が上手に描かれていると思う。 かわいそうだね?の結末部分、何となく以前映画であった「バカヤロー!私怒ってます」を思い出した。 さすが色んな賞をとっている作家さんだけある。

    0
    投稿日: 2014.07.08
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    どちらの作品もいかにも現代に生きる者らしい言葉使い・文章で書かれていて、良くも悪くもライトな感じの読み物にあたるのかなと感じつつ読み進めたのだけれど、読めば読むほど一概に軽いとはいえない端々の文章技術に驚かされ、読了後はもう「この人の書く文章は調度良すぎてすごい」の一言に尽きた。 ・かわいそうだね? ワケありの元カノを彼氏の家に住まわせてあげられない自分は、彼氏の意思を尊重できない自分は、心が狭い嫌な女なのでは。と葛藤する樹理恵に共感せずにはいられず、この三角関係、絶対にアキヨには負けてほしくない!と対抗心を燃やしながら読んだので、最後の結末は悔しかった。 それでも彼氏のためにやめていた方言を使ったり煙草を吸ったりする樹理恵の生き生きとした雰囲気は読んでいて爽快で面白くて魅力的で、こちらまでしゃーない!という気持ちでこの作品への感情をきれいに終わらせられた。 かわいそうはエゴで、かわいそうと思うことも思われることもない、そんな人どこにもいない。でもかわいそうという単語があるくらいには人は誰かをかわいそうと思うのであろうから、人って難しいなと感じた作品。 ・亜美ちゃんは美人 友人が美人とはかぎらずとも何かしら自分より秀でてるものを持っていると、嫉妬とまでいかずとも似たような感情を持ってしまうのが女性だよなぁ、と共感した。 亜美ちゃんに対するさかきちゃんの感情がメインで、美人でも苦労することはあるし、自分に無い物を補いたくなるのが恋愛だといいたいのかなと読んでいる最中は思ったのだけれど、さかきちゃんはさかきちゃんで入籍予定の毅の言動に浮気してるような描写があるうえに最後には亜美ちゃんの結婚を認めているあたり、さかきちゃんに必要な相手も結局は亜美ちゃん(無い物を持ってる人)だったという意味でもあるのかなと。

    0
    投稿日: 2014.05.31
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    めちゃくちゃ笑った。これはおもしろいー! 「かわいそうだね?」のラストの、ガーーーッて盛り上がっていく感じがすっごい楽しい。小説の中でメールの文章とか出てくるの苦手だったんだけど、この話は全然いけた。むしろめちゃくちゃおもしろかった。今までそういうの避けてたぶんすごい新鮮に思えたし。 すごいスッキリしたなぁ。良い。素直におもしろいです! そして「亜美ちゃんは美人」も!おもしろい! なんかこうあの、いるよねそういう子ね!美人だし性格も別に悪くないんだけど「ああこの子やっちまってるな」と思う子。しでかしちまってるな、と。思う子。いるよね。 でも大丈夫です好きなように生きてください、としか言えない。私はそういう美人すぎる子を見るとひとまず一線ひいてしまうタイプです。そして慣れてきたら持ち上げるタイプです。わっしょい。 でもまぁーおもしろい。こっちも笑ったわ。これ書かれたの2011年なのにすでにバイブスという言葉が出ていて綿矢りさ未来に生きてんなと思った。 っていうか本当に時代を映した小説を書いてるんだなぁ!と。小説って本来そういうものだと思うから、そういう意味でもいいなぁと思った。 どちらもおもしろいです。スッキリするよ。ぜひ!

    0
    投稿日: 2014.05.10
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    綿矢りさの背負う闇というものは、なんだかとても近しいものだ。他の純文学系の小説にあるような、圧倒的で自分の人生の薄っぺらさに嫌気がさして、でもそんなものも嘘くさくて全部が嫌になってしまうような、そんな闇ではなく。ささやかで共鳴できて、たまに味わいたくなるような、クラスのお前分かってるな、みたいな特別な女の子と話すような、そんな感覚なのです。非常に現実的で、いや私小説にそういうものを求めてないので、と言いたくなる気分のこともありますが、そうではない気分の時もあります。そういう時に読むと、やはり刺さるものもあります。かわいそうという言葉を使う、その時の人間の愚かさや残酷さや軽薄さをなんとなくやんわりと描く、その軽さに救われる。そしてどれだけ闇を抱えるとあんな美人がこういうものを書くようになるのか、と不思議になる。

    0
    投稿日: 2014.05.03
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    ページが進んでスラーっと読めちゃいました。 "かわいそうだね?"は、主人公を頑張れ頑張れ、と見守っている気持ちになりました。後半は胃が痛くなるような苛立ちを覚えて、少なくとも女性なら大小はあるだろうけれど共感して彼女を応援したくなったと思う。彼女が素を出した時スッキリした。ただ、悔しかった。 "亜美ちゃんは美人"は、良かったなと思う。坂木が彼に愛された時、涙が出そうになった。この子を見つけてくれる人が現れたことに感動した。亜美ちゃんははたから見たら愚かだけれど、彼女は彼女なりの生き方を見つけた気がした。否定するのも友情だけれど、坂木は間違っていても認めて見守る、更に上の友情に行き当たったのだと。亜美ちゃん、どうか幸せに、と願わずにはいられなかった。

    0
    投稿日: 2014.04.21
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    「かわいそうだね?」「亜美ちゃんは美人」の二編収録。 どちらも面白かった。 「かわいそうだね?」 阪神淡路大震災の描写が当時を思い出させるほどになかなかリアルだった。 主人公のデパガとしての描かれ方もなかなかリアル。ただ、百貨店の社員がブランドショップの売り子をすることもあるとは思うけど、そのブランドの製造元か代理店から派遣されることが一般的なんじゃないかなと思ったり…。本筋じゃないのでどうでもいいけど、ちょっと気になった(^^;; 主人公の彼氏、なんだか優柔不断で頼りなくて不器用でとことんダメな奴なのに、スーパーマンのように見られていたなんて…恋って本当に盲目なのかもね。 「亜美ちゃんは美人」 ああ、こういう感じの美人っていたなぁ…って思ったり。なんとなく納得しちゃう感じ。

    0
    投稿日: 2014.04.03
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    2作とも面白かったー! 表題作…主人公と元カノの勝負が実は最初から決まってて、最後に「私は彼氏のことわかってなかったのかも、私はありのままの自分を何も見せていなかった、そもそも私たち付き合ってなかったのかも」みたいに気付くところが悲しかった。 わたしも、人に嫌われたくないがゆえに一定の距離を保っちゃって相手に甘えきれないところがあるから共感した。そしてそれが何の躊躇いもなく自然にできる元カノには勝てない! 不器用で奥ゆかしい人に幸あれ。。 「亜美ちゃんは美人」、ラストが寂しく思えた。美人はもっと幸せになってほしいって思うのは私の中にも偏見があるからか? 春に咲く花はすべて亜美ちゃんの形容詞、だけどさかきちゃんも最後には亜美ちゃんと同じ花になれたのかな。美しい友人が「亜」美ちゃんで、冴えないわたしが蘭ちゃんっていうのが面白い。結局、人生的にはおあいこになったのかなと思った。 外見によらず、女の子は一人一人みんな平等な存在なんだよね。

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    投稿日: 2014.03.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    もやもやしていたものがラストでスカッとします。 気持ちのいいストーリー。 恋は盲目ってことですね。

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    投稿日: 2014.03.21
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    何気ない日常を描いているようでいて、女性の気持ちの細やかな描写や状況の描写など、たしかな観察眼に基づいて言葉を正確に丁寧に選び出す筆致がとても心地よく、丁寧に読みたくなる作品だった。 登場人物の着ている服で、食べているもので、メールの文面で、そのキャラクターが目に浮かぶようにわかる。恋人の前で涙を見せないために、喫茶店の中に貼ってある「秋のブドウパフェ」に注視してイメージ(妄想?)を膨らませていくシーンなんて、あまりにみごとで頭の中からその光景が離れない。 「亜美ちゃんは美人」もよかったけれど、表題作の「かわいそうだね?」が秀逸。言葉を非常にいとおしみながら綴っている作家さんなのだな、という印象。美しい文庫の表紙も好き。

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    投稿日: 2014.03.18
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    「かわいそうだね?」は途中までは共感してたんだよな…最後、そう来たか(^_^;)そういうキレ方?気持ちわかるけれど、もっと早くキレろよ、違うキレ方が…って。しかしこういう男も厄介だ。「優しい」のとは違うと思ってしまう私は屈折してるのかな… 「亜美ちゃんは美人」は、まさに女の複雑な友情と感情。上手く表現してるな~。ちとさかきちゃんに共感してしまう私も腹黒?(笑)男には判らない複雑な女心理。男の友情にはこういう形は無いんだろうな…

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    投稿日: 2014.03.04
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    表題作は主人公以外の登場人物がほぼ全員クズというなんとも救いがたい作品だった。読んでいてすごく胸糞が悪い。ジャンル的には恋愛小説なんだろうがなんかこれじゃない感。実際にこんなクズな男と女が居るからリアルすぎて腹が立ってしまうんだろうとは思った。

    0
    投稿日: 2014.03.04
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    主人公の樹里惠の気持ちがよくわかるのに 思い返すと浮かぶのはムカつく女アキヨ きっとそれはわたしの本質がアキヨだからかも知れない 女って複雑

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    投稿日: 2014.02.28
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    「かわいそうだね?」は どこか教科書のように きっちりと文学のツボをおさえた 近年の綿矢りさらしい安定した作品。 しばらく書けなかった時期の苦労の末に 磨かれた確固たる構成力がうかがえます。 比喩に対する独自の感性はそのままに、 これはこれで面白いんだけど どこか物足りなさもある。 「亜美ちゃんは美人」のほうは もっと実験的な匂いが感じられる作品。 さかきちゃんという、いびつな一人称で 構成もやや偏っているように思えるけど 自分はこっちの方が好き。 不安感が、綿矢りさにはよく似合う。 少しくらい不格好でも、尖った形で どんどん挑戦してもらいたいと思う。

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    投稿日: 2014.02.24
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    「?」は誰に向けたもの? やっぱり3人全員なのかなと 綿矢さんはシーンの切り取り方、登場人物の考え方、 例え方が個人的にハマる 凄くよく分かる 最後の関西弁は秀逸

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    投稿日: 2014.02.23
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    女の嫉妬は恐ろしいね。"知らぬ間に心を蝕む" そりゃあ嫉妬を隠そうとして必死だもん。自分を騙さないとできないもん。

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    投稿日: 2014.02.23
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    途中まではただ結末が知りたいためだけに読む感じだった。だが「亜美ちゃんは美人」の結末に向かうあたりはよかった。目新しいものでもないが、訴えかけてくる何かがあった

    0
    投稿日: 2014.02.21
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    「亜美ちゃんは美人」も含めて素晴らしい。優れた小説は小説というモチーフで世界の仕組みをあぶり出す。この小説は人間の本質の一端を巧みに言語化してあぶり出している。

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    投稿日: 2014.02.14
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    女性が普段表には出さない裏側の感情に焦点を充てた一冊。一作目の『かわいそうだね?』は、主人公の我慢や嫉妬心がリアルに描かれている。主人公は、恋人に嫌われないように物分りの良い彼女を演じるが、最終的に自分の気持ちに素直になり、感情を露わにする所が、人間味があって愛着が湧く。 もう一作の『亜美ちゃんは美人』も、主人公さかきちゃんが、美人の友人を持つが故に嫉妬心に苛まれる作品だ。様々な経験を通してさかきちゃんが亜美ちゃんに対する見方を変える所が良い。人間は誰でも心の奥底に妬みや恨みを抱えている。特に女性はそれを表に出さないようにする。だからこそ、私だけが辛い・苦しい目にあっていると思いがちになる。しかし、妬みや恨みは自分の余裕の無さから来るものだということが分かれば、人間関係はスムーズにいくのである。主観と客観、両方のバランスを取ることの大切さを教えてくれる一冊である。

    0
    投稿日: 2014.02.02
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    綿谷りさの魅力は、こんなに可愛らしい人なのに、さらっとこうした恐ろしい話を書けるところにあるんだろう。 「かわいそう」という言葉に隠された発言者と対象者との不可視の関係性を白日の下に曝け出しつつ、女性特有のドロドロした世界を描いたスラップスティックコメディー(だと僕には感じられた)。美人で人から愛されたことしかない友人が、自身を愛さず興味を持たない人と出会ったときにどう変貌するのかを冴えない友人の側から描いた「亜美ちゃんは美人」も良い。

    0
    投稿日: 2014.02.02
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    かわいそう、という言葉について。 対象があってのかわいそうな訳だがその言葉の対象になった人は自分をかわいそうだと思うのか?おそらくノーだろう。つまりは相手に対する優越感からくる完全に自己満足な言葉なわけで…。このお話の中で「かわいそう」なアキヨさんは彼氏の元カノ。そんな人間を同棲させる彼氏は最低だと思うし別れたらいいのに好きだからそんな簡単には割り切れない。わかるわーの連続でしたw ラスト主人公が関西弁で感情を爆発させる場面はスカッとしたしお見事w 「亜美ちゃんは美人」はさらにわかるわーの連続。 美人の特性というかちやほやされることに慣れた人間の嗜好はこうなるのか…と。本人が幸せならそれでいいと思うけど周りがあれこれ勝手なこと言うのが美人クオリティ。 2作とも女子の特性についてちょいブラックに表現してるとこがよかったです。

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    投稿日: 2014.02.01
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    どちらの話も好き。 アキヨさんみたいに甘えることもできない、亜美ちゃんみたいに可愛くもない私は、じゅりえ、さかきちゃん、どちらの主人公の気持ちも痛いくらいにわかる。 こうやって“一般的な”女の子はこの登場人物に惹かれていくんじゃないかと思います。 個人的には二話目の小林くんのキャラクターと発言が秀逸で、引用もしてしまいました。

    2
    投稿日: 2014.01.29
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    元カノと暮らす男と付き合う女の話。 この男はつまりはどうしたかったんだ。 女はしたたかなほうがいいのかな。 もうわからんよ。。

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    投稿日: 2014.01.21
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    作者の表現力が稀有すぎて面白い!私たちが経験する身近な経験を作者が書けばこんなにも豊かな経験と化する。 女の子の微妙な心情や描写を面白おかしく痛快に語ってる本。 何度、電車で吹き出しそうになったことかわからない。特にアキヨとじゅりえの修羅場シーンはアクション映画さながらの迫力と緊張感がある!

    0
    投稿日: 2014.01.19
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    かわいそう、とは。自分より価値が下だという場合でしかない。 女は常に、女を自分と比べて価値付ける。 彼氏が元カノと同棲してても、かわいそうだから、許せるだろうか。 就職が決まってないから。 服だってチープな感じ。 顔だって、私の方が美人だ。 だから、かわいそうでしょ? でも、女の価値って違うんだなぁ。 アキヨからのメールは、腹立たしいとともに、自分が男だったら捨てられないという気持ちも分かる。 女って、こわい。

    0
    投稿日: 2014.01.18
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    どちらかというと亜美ちゃんは美人 の方が面白かった。 さかきちゃんが主語ではなく、第三者が「さかきちゃん」側から物語を進めている所がよかった。 さかきちゃんの主観だけの話で終わっていたら、ただの嫉妬物語に成り下がってしまっていると思う。 めんどくさい「女」の心理描写が、ブラックでリアリティーがあってよい。 川上弘美とはまた違った「形はないけど、確かに存在する心理」のすくい方だと思う。

    0
    投稿日: 2014.01.18
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    「痛快!」綿矢りさを読むといつも思うけど、今作も例に漏れず。女子特有の視点。でもドロドロしたりしなくて、痛快。

    0
    投稿日: 2014.01.13
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    いやぁ~面白かった! 今年初めての小説で ひさびさに一気読みしたなぁ~(笑) 変幻自在の表現力で キャラクターに命を吹き込む綿矢マジックは健在! 奇妙な三角関係に揺れる1人の女性の苦悩を (妄想と言ってもいいのかな) ここまで面白く、最後まで読ませる技量はさすがという他ないですね(笑) (隠れた邦画の傑作「さんかく」のブラックさを楽しめた人なら、必ずハマります笑) 女性に質問します。 もし、あなたの彼氏が 元カノが家がなく困っているので その元カノを仕事が決まるまで 自分の家に住まわすと言ったら どうしますか? ゴキブリが出ても地震が起こっても、 悲鳴をあげてはいけない 「シッカリ者」という役割を宛てられた主人公の女性、樹理恵(じゅりえ)は、 アメリカ帰りで「ヒーロー肌」の彼氏、隆大(りゅうだい)の不可解な行動に仕事も手につかなくなり、 次第に心惑わされていきます。 樹理恵の恋敵で、隆大の家に居候するアキヨという元カノの だらしなくて頼りなさげなのに ズブとさ満開な(笑)KYキャラがまた、 読む者をイラっとさせると同時に どこか不気味で不安感を煽ってくれる強烈なモンスターぷり。 そして「もし大地震に巻き込まれたら…」に始まり、 「北欧風のお洒落なカフェで もしパフェのカロリーをアルバイトのウェイターに尋ねたなら…」 など、主人公・樹理恵の 妄想特急が暴走するシーンの痛々しさと可笑しさよ(笑) 自分も含めて普段から妄想家の人たちならニンマリしつつも 自分の姿をダブらせてドキッとしちゃうことでしょう(笑) 自分の正義を貫くため 彼女に無理難題を言う意味不明な男と 男と別れたくないがために 心を殺し、なんとかプライドを保とうとする女。 憐れで愚かしいそんな二人の攻防は 男の思考VS女の思考と見ることもできて、 男女どちらが読んでも 興味深いんじゃないかな。 それにしても 決して口には出さず樹理恵の脳内でだけ繰り広げられる 心の声の切実さと、 的を得た言葉のその切れ味の鋭さには ホント脱帽です(笑) 時に笑い、時に震撼し、 思いっきり共感してしまったし(汗)(°∇°;) (特に携帯メールを盗み見るシーンのリアルさと 痛快無比な怒涛のラストバトルと 後半、樹理恵が放つ含蓄深い名言の数々は特筆すべき点!) かわいそうは危険な言葉です。 かわいそうから出た行動は 人を貶め、優越感や自己満足しか生まない。 明日は我が身! 誰の中にも樹理恵や隆大やアキヨ的なモノは 存在するのかもなぁ~(汗)(・・;) 女の子同士の友情の「真理」を モテない女の子側の目線で鋭く描いた 同時収録の『亜美ちゃんは美人』も文句ナシに面白かった! (それにしても今作の綿谷さんの言葉って 、どれも確信に満ちていて名言に溢れてるし、大いに共感してしまったなぁ)

    21
    投稿日: 2014.01.12
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    綿谷さんの最近の恋愛小説って、アラサーの恋愛をとてもリアルに描いてて、痛いくらいというか読んでいて実際痛い。 壊すことに対する恐怖って、歳とともにやっぱりどんどん大きくなってく。 それは、男も一緒なのかな 「かわいそう」という言葉の独特な違和感。 そこに含まれる、偽善感や優越感と、純粋な優しさと、 そういった言葉の違和感をとらえるのがうまいんだな。 不倫小説とか書いてほしいかも。もう書いてるのかな

    0
    投稿日: 2014.01.11
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    タイトルに惹かれて手に取ったのですが、表題作より併録の「亜美ちゃんは美人」の方が読みごたえがありました。 (「かわいそうだね?」は少し背伸びをしているように感じられたかも) 少し引っ掛かったのがp221の長野さんの反応。 その後触れられることは無かったけれど、てっきり亜美ちゃんと…などと考えた私は無粋だったのでしょうか。

    0
    投稿日: 2014.01.09
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    同時収録の「亜美ちゃんは美人」が何といってもスゴイ!鋭い視点で語られる綿矢りさの”美人論”でもある。 亜美ちゃんは周囲から「美人なのにどうしてこんな人と…?」と思われるような恋愛をしている。なぜか彼女自身は相手にベタ惚れ。でもある時親友さかきちゃんはその理由に気づく。 愛され続けてきた人間の抱える孤独。痛い痛い。

    0
    投稿日: 2014.01.06
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    どうしても女性ならではの行動に対するモチベーションが判らない.瑞々しい筆致だとは思うが,既視感を感じる.

    0
    投稿日: 2014.01.05
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    嫌なら別れるとまで言われ、彼と元カノとの同棲を許した主人公。自分が大人になれないだけ?と自問しながらの日々を過ごすが… 綿矢りさの本は考えさせられる部分がたくさんある。かわいそう、とはどういう感情?誰かが悪かったのか?賛否あるかもしれないが、個人的には最後のシーンでなんか、すかっとした。 女の親友をテーマに切り込む「亜美ちゃんは美人」も収録。亜美ちゃんの意外な一面の描き方が最後まで飽きさせず、これまた痛快。

    0
    投稿日: 2014.01.05
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    最高。 「かわいそうだね?」 阪神間出身の私としては、主人公に憑依できる場面が多すぎて困った。矯正しててもあるとき外れるよね。狂いたくても本当には狂えない。何が起きても最後にはあの言葉で救われる。 「亜美ちゃんは美人」 解説にもあるとおり、美人がこの人…?と思われるような方と結ばれる謎がやっと解けました。短編で時系列もぶわーっと進んでいくのに濃すぎずちょうど人生のリアルサイズ感が出ている。女の友情は他がどう言おうと対等なのだ。 改めて、綿谷りさの観察眼と表現力は本当に信頼できると感じる二本立てでした。満足。

    0
    投稿日: 2014.01.05
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    インストールぶりの綿矢りささん。 東日本大震災より前に書かれたというとこにびっくり。じゅりえがとっても大人であろうとしていて、分析しながら対面したり色々と考えてたり我慢したりとつままれる思いで読んでいたけど、ラストはほんとに痛快だった。ようやった。 亜美ちゃんは美人も面白かった。たぶん誰にでもある感情なんじゃないかな、亜美ちゃんが愛する理由は。

    0
    投稿日: 2014.01.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    綿矢りさは女性として真面目な恋愛者だとおもうんです、真摯な作家さんでもあるので、入り込みやすいひとたちをいっぱい作ってくれて、そのひとびとの姿がいままでよんだことがないような身近な形なので、とっても心にのこります。 「彼氏が元カノと同居」するという、わりとへんな漫画とかでは聞かないことはない、すっとんきょうな設定ながら、これだけ見につまされちゃうのが、魔力です。 …彼氏が元カノと同居、彼氏はしかし自分のことがちゃんと好きなんだという。元カノのことは「かわいそうだから仕方なく同居させている」という。 主人公は真面目なのであれこれ考え思い悩む。悶々としてそして一生懸命「思う」 「かわいそうだね?」 読者のわたしとしては「あのねえ、ないよ!!」と絶叫したくなるんだが(バイト先の後輩ちゃんのように)、まあ、たぶん同じ状況におかれたら、こうなっちゃうんじゃないかなって、思うのが魔力。 綿矢りさは、「器用じゃない」ありのままの真面目な女をもってくるのがほんとにうまい。

    1
    投稿日: 2014.01.03
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    綿矢りさ、正直あまり好きじゃなかったんやけど、面白かった。主人公達の気持ちがリアルであるあるーってなる。

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    投稿日: 2013.12.31
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    切ない。冒頭はなぜか何度も泣きそうになる。 たぶん、もう無理なのに必死で自分を保とうとする様に心打たれるのだろう。 自分の役割の話とか愛されるとかかわいそうの世間的イメージとかはっとする考え方が多くて面白かった。 綿矢りさ他にも読んでみよう。 これは文庫本を買ってもいい。

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    投稿日: 2013.12.30
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    一気に読んで、 すごく好き!と思った。 二話とも、読みながら 笑いました。 やめてーっていいながら。笑

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    投稿日: 2013.12.30
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    2013/12/27読了。何年か前に19歳での芥川賞受賞で話題になってましたが、綿矢りさ作品を読むのはこれが初めて。すんなりした言葉で細やかに心の動きや雰囲気を描写していて、文章のセンスに感嘆しました。もっと早くに読めば良かったと後悔させられました。 「かわいそうだね?」、「亜美ちゃんは美人」の2編収録。両方とも2人の女性が登場していて、そのうち片方の視点で書かれています。ストーリーはシンプルながら、心情の表現が豊かで読み応えがあって、とても面白かった。とくに「かわいそうだね?」の主人公にはかなり感情移入してしまいました。女性におすすめです。

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    投稿日: 2013.12.28
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    しゃーない精神を持たないと どーしようもないこともあるし。 って何かそう考えるのが辛い ずばんって突き刺さる感じ。

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    投稿日: 2013.12.26
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    綿矢りさ、気になってたけど今まで読んでなかったのが、もったいなく思えるほど面白い。 あー、こういう女子いるよね あー、そう思ってたのね この小説からいろいろ学んだ

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    投稿日: 2013.12.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    圧倒的に「亜美ちゃんは美人」のほうがおもしろかった。 超美人の友人を疎ましく思いながらも突き放せない、さかきちゃん。 ある日亜美ちゃんはとんでもないだめんず(←死語デスカ??笑)と結婚したいと言い出す。 さかきちゃんはだめんずとの結婚を勧めて復讐してやりたいのか、それとも亜美ちゃんのために結婚を反対して守ってあげたいのか・・。 こんな友情もアリ、だなぁ。 「かわいそうだね?」は妙な三角関係のストーリー。 別れた彼女を自分ちに同居させてるけど、自分を愛してると言ってくれてる彼。 許せる?許せない?? ・・・って、許せないでしょ、それΣ(°Д° )! ラストは結構笑えます。

    1
    投稿日: 2013.12.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み終わってため息が出るような作品でした。表現の豊かさはもちろんですが、観察眼の鋭さというか、(特に女性なら)あるあると共感してしまう部分が多いのではないでしょうか。 “困ってるアキヨを許すことが出来ない自分が許せない” “(自分のことを好きだと言ってくれる)彼氏を信じられない自分が許せない” あぁ、何かこういう自己嫌悪の状況って恋愛まっただ中の10代20代に多い気がします。これが30代40代になるにつれて段々と達観した気持ちになって行くんでしょうけど、若いうちは気になって仕方がない。主人公・樹理恵が置かれている状況はこの最たる例で、たぶん10人いたら8、9人の人たちは許せないんではないかと思います。 その葛藤の具合がまた面白い。ある時は映画【火垂るの墓】の登場人物に自分を置き換えてみたり、ある時は英会話学校に行って先生たちに相談することで外国の文化と自分を納得させてみたり。でもね、結局は本人とぶつかることでしか本質的な問題は解決しないんですよ。大体ね。それが決裂するようであれば、その人とは縁がないのであって、早く次の人を見つけた方がいい。って、すごく説教クサい感想に鳴ってますけど、僕まだ独身です。 最後の3人の大円団は喜劇的で、読んでいて思わず笑ってしまいました。本音を語るときは、自分の言葉で(関西弁)でというのが面白いですよね。カタルシス。 同時収録の「亜美ちゃんは美人」もあるあるネタで面白かったです。学生時代はあんなに可愛かった/格好良かった人ががなんでこの人と…って状況は結構あるんですけど、その内面が少し分かった気がしました。でも、自分が主人公なら全力で結婚阻止しますけど。

    2
    投稿日: 2013.12.22
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    やっと文庫化、随分待ったけど遅かったかな。 薦めていただいた本はその時に読まないとダメですね、その時に読むから意味がある。 ハードカバーは読まない主義、捨てなくては。 今の私の時間の使い方への優先順位、どうやら一般的には受け入れてもらえなさそうです。 受け入れると言ってくださった方にはやっぱり無理をさせてたわけで。 生きている以上、周囲に大なり小なり影響を与えてしまうわけだから、やはりどこかで折り合いをつける必要があって、それをするのが大人なんだろうな。

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    投稿日: 2013.12.22
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    才能に圧巻。一言で言ってしまえば三角関係の話なんだけど、徐々に変化してゆく主人公の心理、ラストの展開は本当に面白い。 かわいそう、という言葉への価値観の変化や火垂るの光のエピソード等、もう作品にすこーんっとマッチしていて、非常に文学的。

    2
    投稿日: 2013.12.19
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    こんな粒のぴちぴちした、魅力的な文章を読めて至福。作家ではないけれど、嫉妬しそうになるくらい。 かわいそうだね?も面白かったけれど、私には亜美ちゃんは美人が圧倒的に楽しかった。多読乱読だけれど、美人の孤独、美人の恋愛のこんな特徴を書いたものは読んだことがなかったな。なんとも納得。

    5
    投稿日: 2013.12.15
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    読んでたら泣けてきた。樹理恵が自分に重なって惨めで馬鹿らしく思えて号泣。病んでるな。 綺麗に着飾って恋人にすら強がって、ただ自分を愛して欲しいだけなのにそのために自分を偽って。プライドやら何やらが邪魔して偽ってることも誤魔化して。強く見える女性だって女の子でいつだって甘やかされたいんだと思う。泣いてすがれたら、アキヨみたいにいれたら、楽なのかもな。ちゃっかり愛されるのはいつも彼女だ。けど私はこれからも樹理恵でしかいられないんだろうな。あーあ。 私の奥に秘めたものをぐいぐいひっぱり出されました。

    0
    投稿日: 2013.12.15
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    自虐的な友人の恋バナを聞きながら余りの情けなさに二人で泣き笑い、みたいな読後感。 綿矢さんは同世代で出身地も近い。そのせいか、辛辣でちょっと滑稽な人物描写や、話し言葉のテンションが無理なく自分の懐に落ちる。この違和感の無さはやっぱり同世代ならではのような気がする。他の作品も読みたいな〜。

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    投稿日: 2013.12.14