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総合評価

452件)
3.6
76
149
163
25
6
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    初めて読んだ重松清さんの作品。 思い出の一冊! みんな怖いんだ。 怖いからこっそりナイフを持ってる。 使うんじゃない。 持ってると安心できる気がするんだ。

    1
    投稿日: 2008.09.08
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    高校の頃だったかな、読書感想文を書くために読みました。選んだ理由は、「表紙の絵が好きだった」、ジャケ買いです。(当然といえば当然なのですが、私はCDのジャケ買いは殆ど成功しませんが書籍のジャケ買いで失敗したことはありません。) 読んでみて、はっきり言えば後悔、しました。 痛すぎる。あまりに生々しい表現ばかりでした。それはグロテスクというのとは違い、なんというか、精神的な痛みです。 感想文はおかげさまで良い評価をいただきました(「人は所詮、自ら経験しないと他人の痛みになど共感し得ない。これは他人の痛みを疑似体験させてくれた。いじめられる側の痛みを思い知った」とか何とか、生意気なことを書いた気がします)が、それ以上に、重松清というひとと出会えたことが嬉しかったです。 彼は、私内「父親になってほしいひと」ベスト3に常時ランクイン中。

    0
    投稿日: 2008.08.23
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    まぁつまるとこ、自分重松清があわないのかなあと思った一冊。 というか短編集じゃなく一家で戦う話だと思って買って落胆しちゃったんですよね。自分のせいです。 普通に良い短編集なんだと思います、ただ私の肌に合わなかっただけ。

    0
    投稿日: 2008.08.09
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    痛い。じわじわくる。 目をそらしたくなる痛みかも。 本当に、重松さんの書く物語は無意識に避けてるような感情をグサグサ刺激する。 刺激と言うか、えぐられる感じ。 もう一度読むには根性がいるなあ;

    0
    投稿日: 2008.07.31
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    短編集です。個性を尊重する世の中だからこそイジメが起きる。そこには日本人特有の「異質なものは排除する」という精神が根底にあるからかもしれない。この精神が日本人にある限りイジメは絶対になくならないと僕は思う。

    0
    投稿日: 2008.07.23
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    この人は絶望的な感じを出すのが得意な気がします。すごいリアル。 だからこそなんだかちょっとしたことが響くのかな。

    0
    投稿日: 2008.07.05
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    短編集です。 読んでるときはココロが痛く、辛いなぁ・・・って思ったのに、 読み終わると不思議とすっきりする作品でした。 私は「エビス君」が好きです。

    0
    投稿日: 2008.06.30
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    以前から気になる作家の一人だった重松清。 何年か前に「日曜日の夕刊」を読み、読み終えたときに少し重たい気分を引きずっていたことを思い出した。 この「ナイフ」は子どもたちのいじめがテーマになった短編集。 でも、決して説教的でも道徳的でもない。 よくある「いじめをなくそう」的なスタンスでかかれていないところに共感が持てた。 思い出してみれば、いつの時代もいじめはあった。 私が小学生の時代にだっていじめはあったし、私だっていじめる側になったこともあれば、いじめられる側になったことだってあった。 でも、そんなこと親に話せるわけないじゃん! そうなんだ、親にだけは話したくないのだ。 ここに収められた作品は、そこからすべてが始まっている。 今、親になっている私たちはすべて子どもだった時代があるはずだが、いつの間にかそんなことを忘れてしまっている。 重松清はそれを忘れないでいる人なのかもしれない。

    0
    投稿日: 2008.06.27
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    高校生の時分に読んだのですが、当時の私には良さが分かりませんでした…。現在本棚で眠り中。一度読み直してみようかな…。

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    投稿日: 2008.06.19
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    いじめをテーマにした短編集。 テーマがテーマだけに、暗い雰囲気が濃厚に漂ってるけど、 それでも諦めずに戦っている本人や家族を描いているので、 救いのない話ではない。 俺も文具を隠されたり、汚れ物扱いされるいじめを受けたことが 一時期あるけど、この話に出てくるようないじめに比べれば 参加人数も少ないし、内容も全然たいしたことなかったな。

    0
    投稿日: 2008.06.14
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    今は亡き、高校時代の恩師に紹介してもらった本でした。 借りパクした形になってしまいましたが…w 今も時々読み返しています。

    0
    投稿日: 2008.05.29
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    借本。 生々しい本だけど、テーマは「イジメ」と「家族」のような気が。 個人的に、「これからじゃん!」と思ったけど、これはこれでいいと思う。 読後のモヤッと感ははれないが…

    0
    投稿日: 2008.05.23
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    仕事で使う小学生の受験用国語テキストに引用されていた『エビスくん』の一部に心惹かれて初めて手に取った「重松清」氏。部分だけでも泣けたのだけれど、一冊読んだ時の衝撃は大きかった。 もともと読む本の半分は小説外。小説の8割は翻訳物。残り2割はSFという偏りまくりの本棚に、その後、初めてSFでも洋物でもない小説の棚が増えることになった。 重松清氏の魅力は(今更、書くまでもないのだが)リアリティを損なわない抑えた描写と、救いのある優しさだと思う。たまに例外はあるが(『見張り塔から』あたりの作風は、しんどい)悪役や嫌な奴でも、その言動に理由や原因があるところに説得力を感じる。小説はあくまで作り事だけれど、作り事の約束をきっちり守ってくれている安心感があるのだ。それに、何より完結するし。 『ナイフ』に収められた作品は、読むと少し胸が痛む。子どもには子どもの苦しみや悲しみがあって、大人になってもそれは必ずしも解決されるものではない。そんな当たり前のことだけれど、改めて小説の中でそんな現実世界の約束事を突きつけられるのが私は好きではなかった。だが、重松清氏の作品は好きだ。 何が違うのかという理由を探して探して探しまくっているのだが、結局、何とか決着をつけよう、それでも前に進もう。明日は否応なくやってくるものだけれど、明日は今日の続きではあるけれど、でも今日と同じとは限らない――みたいな、救い未満の希望があるからではないかなーと思うことにしている。 それにしても、重松氏は何故こんなに子どもの思っていることや感じていることを鮮やかに描き出せるのだろう。もしかすると、物凄く自意識の強い、もしくは自分を他者と区別して意識せざるを得ないような子ども時代を送ったのかもしれない。あんまり幸せそうじゃないけど、それ。

    0
    投稿日: 2008.05.17
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    初めて主人公に相棒が出てきた。 実は、著者の過去と繋がっててちょっとしたメッセージが折り込まれてる

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    投稿日: 2008.05.07
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    いじめについて描かれた短編集。 いじめたこともいじめられたことも、 学生時代を思い出し、胸が痛くなった。

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    投稿日: 2008.04.25
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    短編集なんだけど、どの編も、いじめの描写がえぐくて、読み終わったあと、ちょっと気分が重くなってしまった。パターンもいつも似ててちょっと飽きたかも。

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    投稿日: 2008.04.24
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    いじめをテーマにした短編集。よんでると心がえぐられ痛くなる。ずきずきする。 エビスくんの話が特に印象的だった。

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    投稿日: 2008.04.24
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    いじめが話の主です。 読んでるときはとにかくこっちが辛くなり、 いったん中断するたびに心が重かったです。 スパッと解決してハッピーエンド!とならないところがまた辛い。 でもそれが、いじめというものなんでしょう。 その重い話の中でも「ワニとハブとひょうたん池で」は痛快。 最初は重いおもい話ですが… 主人公の女の子がいじめていたグループに向かって 歯向かい大声を上げるところ、大好きです! 曲がりながらも唯一友情が描かれている「エビスくん」も必読。 ただちょっと私には重すぎたようです・・・。 好きは好きなんですが。

    0
    投稿日: 2008.04.12
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    読み進めるのがつらいようなシーンもたくさんあり、でも、そのぶんゆっくりかみしめるように読みました。ビタースウィートホームが好きなタッチでした。

    0
    投稿日: 2008.03.16
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    高校生の頃にタイトルに魅かれて購入した作品。 いじめに関する話を中心に、小中学生の子供を学校教育をめぐる短編が続く。作品ごとに登場するいじめられっ子たちの悲哀に同情を感じるところもあったが、それよりも彼ら彼女らのプライドには恐れ入った。人によっては「気合と根性」とは確かに異なるかもしれないが、確かに彼ら彼女ら自身は精神力を極限まですり減らし耐えているのだ。 改めて読み直してみると、当時はほとんど印象に残らなかった最後の「ビタースウィート・ホーム」にむしろ感銘を受けた。教育者の視点に共感を覚えるところがあったのかもしれない。

    0
    投稿日: 2008.03.06
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    坪田譲治文学賞受賞作。短編集。テーマは全ていじめ。いじめというものを曖昧でなく、えげつない部分などにも踏み込んで描写しているのが特徴的。登場人物の心情も細かく描かれている。この作品を読んで、いじめにかかわる者の心情の認識のキャパが広がったように思う。仮にいじめと対峙した時に、「こんなふうに感じているのかな。」の”こんなふうに”の捉え方の幅が広まったように思う。得るものが多かった一冊。

    0
    投稿日: 2008.02.23
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    『エイジ』を読んだら、読まなきゃ!と思いました。本当にどうして、こんな小説が書けるのか…まだまだ作品開拓中。2008.2.5読了

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    投稿日: 2008.02.12
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    初の重松作品。「ナイフ」のリズムが良かった。 いじめ問題をいろいろな人の立場になって切り崩しているんだけど、どこかしら同じ☆を眺めているといった、読後感がいいな。あと、この人自然体で創作に取り組んでいるんだなっていう誠実さが伺えるので、東野作品よりは陰日向っぽさが、リアルにうつって、良かった。

    0
    投稿日: 2008.02.05
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    ……こういうことが自分の子供に降りかかったら……と思うと「ナイフ」なんて他人事じゃないんです。でも、私もきっとあのお父さんみたいにするんあろうなとも思いました。 使うことなんて出来ないけど、守りたいという気持ちを示せる親にはなりたいなと。 イジメられている(というか無視されている?)少女の思うことは昔を思い出しました。まあ、私の昔なんていじめもそりゃもう可愛いもんで。でもやっぱり無視されるってしんどかったなぁと。 「シカト」って言葉を知らなかった頃を思い出したりしてみたり、短編それぞれにいろんなことを思う作品ばかりです。 生々しい文章に心から脱帽。すごい。

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    投稿日: 2008.01.25
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    第14回坪田譲治文学賞受賞作。 表題作「ナイフ」を含む5編からなる短編集。 どれも思春期の子どもを持つ平凡な家庭が舞台。 子どもがいじめの標的にされていることを除いて。 家庭での日常と学校での悲惨なゲームとの不条理な対比。 やはり著者は心理描写(特に思春期の子ども)が旨い。 いじめに関わる人々の心理が巧みに描写されている。 それぞれの話は親や教師など大人の関わり方も興味深い。 子ども側ではなく,大人側に感情移入しやすいからかもしれない。 個人的には「ビタースィート・ホーム」,「エビスくん」が良かった。

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    投稿日: 2007.12.31
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    中三の夏休みに読んだ作品。随分昔に読了したけど「ワニとハブとひょうたん池で」は未だに心に残っています。登場人物が等身大の学生そのものなので、ストレートに感情移入出来て、その分かなり辛かった記憶が……。もう一度読みたいけど、友達に貸しっぱなしで返って来ない(泣)。

    0
    投稿日: 2007.12.16
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    「悪いんだけど、死んでくれない?」ある日突然、クラスメイト全員が敵になる。僕たちの世界は、かくも脆いものなのか!ミキはワニがいるはずの池を、ぼんやりと眺めた。ダイスケは辛さのあまり、教室で吐いた。子供を守れない不甲斐なさに、父はナイフをぎゅっと握りしめた。失われた小さな幸福はきっと取り戻せる。その闘いは、決して甘くはないけれど。坪田譲治文学賞受賞作。

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    投稿日: 2007.12.10
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    この短編集(?)の一番最初に載っている、ワニとなんたら〜が印象的でした。 出てきた人物の9割が周りにいる友人の名前だったから…単純!

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    投稿日: 2007.11.27
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    いきなりクラスみんなからハブにされた女子、息子を守るためにナイフを持つ父、幼馴染がいじめられ、気まずい思いをする女子、ジャイアンみたいな転校生にいじめられる男子、自分の気持ちを日記に書かない娘を持ち、うろたえる親。 評判よりぜんぜん重い話じゃなかった。itと呼ばれた子の方がずっと重いよな。まぁ、いじめと虐待は違うけど・・。重松作品の中ではあんまり好きじゃないかも。

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    投稿日: 2007.11.09
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    「イジメ」を中心とした学校や家族の話。 読んでいてとてもつらくなります。 今の自分は「イジメ」があるような学生時代を終えています。 しかし、もし自分に子どもができて、「イジメ」に巻き込まれたらどうしよう。 そうゆうことを考えさせられる話でした。

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    投稿日: 2007.11.07
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    いじめ・・・ あってはならないが、必ずと言っていいほど存在する。 全編いじめを描いたストーリー。 壮絶でした。。。

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    投稿日: 2007.11.07
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    「いじめ」に関する短編集。的を得ていて、読んでてキツかったです…。でも、これが実情なんやろうなあ。 07/11/05

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    投稿日: 2007.11.06
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    いじめに関する短編集。いじめられている少女、いじめを傍観している少女、わが子のいじめに何も出来ない父親、色々な立場から視点を変えて、いじめに関する物語が進んでいきます。たくさんの事を感じ、考えさせてもらえる本。

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    投稿日: 2007.11.02
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    いじめに関する短編集。 「いじめ」という一言には収まりきらない色んな感情の渦を感じられる。辛くて切なくて、でもたくさん泣いた後の様な爽快感がある。 中でも「エビスくん」は秀逸。ぐちゃぐちゃで純粋で、人間に生まれてよかったと思える。

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    投稿日: 2007.10.20
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    これは刺さります、とても心に刺さります。 かなり読み遂げるのがしんどかったです。 重松さんの本はかなり重たい題材が 多いけど、私はこれが一番こたえました。

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    投稿日: 2007.10.07
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    いじめをテーマにした短編集。重松清はお父さんの描写が上手いけれど、うーんわたしはあまり好きではないかも。

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    投稿日: 2007.09.28
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    表題作「ナイフ」を含む、いじめと家族をテーマにした5作品の短編集。 その中でも特に、筆者もあとがきで一番好きな作品と書いていた「エビスくん」が印象に残った。 筆者のあとがきもあわせて読むことをおすすめします。 http://preciousdays20xx.blog19.fc2.com/blog-entry-411.html

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    投稿日: 2007.09.11
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    共通しているのは何らかの形で「いじめに関わった」という人の物語。 短編集で、2作ぐらい読んで放っておいたものです。 でもあの時一気に読まなくて良かったと思います。 今でないと考える事も感じる事も少なかったでしょう。

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    投稿日: 2007.08.31
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    「いじめはこの世から無くならない。」なんてイキがってみても、この作品を読むとつい「いじめ、かっこ悪い。」とか思ってしまう。そんな作品でした。

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    投稿日: 2007.08.30
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    雰囲気しかおぼえてないけど、 友達をばらばらにしてる話が印象づよい、近未来っぽいやつ? ひきこまれた

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    投稿日: 2007.08.29
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    『「悪いんだけど死んでくれない?」ある日突然、クラスメイト全員が敵になる。僕たちの世界は、かくも脆いものなのか! ミキはワニがいるはずの池を、ぼんやりと眺めた。ダイスケは辛さのあまり、教室で吐いた。子供を守れない不甲斐なさに、父はナイフをぎゅっと握りしめた。失われた小さな幸福はきっと取り戻せる。その戦いは決して甘くはないけれど。坪田譲治文学賞受賞作。』 ◆短編集。どれも主にいじめをテーマにした話。読んでて心が痛くなる。実際にこういうことをされている子が一体どのくらいいるんだろうと考えると耐え難い。

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    投稿日: 2007.08.26
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    一度失った心、傷ついた心はもとに戻るのか。直接的に、または間接的に、いじめを受けたり、静観したり、それぞれの角度からそれぞれにいじめを受け止めている短編集です。 個人的には静観していた女の子の話が心に響きました。いじめに対し第三者は何をすべきなのか。そんな事が見えてきた一冊でもありました。 ただ短編なのが惜しいかと。長編にすればきっと読み応えも出てくるのに。短編だからこそイジメと言うテーマが生かされてるのかもしれないけど、長編で的を絞って書いても面白いと思います。

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    投稿日: 2007.08.11
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    これは一見普通で、幸せに見えるような平凡な家庭なんだけど、子供がいじめにあっている、それを取り巻く家族関係の短編小説で、結構重いようないじめのシーンがあって辛かったです。読んでいて。ワニに食べられちゃった方がいいやーと考える女の子や、思春期の男の子がいじめにあっていて、それは自分の遺伝でもある身長の小ささからで、もどかしくて、もどかしくて・・・自分の弱さとかどうしようもないことに悶々としてるんだけどいつもナイフをポケットに忍ばせていることで力が出るっていう悲しいお父さんの話とか、お父さん同士仲が良くて、子供も同級生なんだけど、1人のお父さんは交通事故死でもう一人のお父さんの子はもう、辛くて仕方ないくらいのいじめを受けていて、女の子はかわいそうと思いつつもどうしようもできないことに悩んでる話。自分の子で強くなって欲しいけどどうにもならない、いじめって大人が首を突っ込むことで本当に複雑になっちゃう気もするし、救いたいし、かといって大したことナイって大人が思ってるけど本当は深刻だったり・・・・・すごい難しい問題。それをどう乗り越えていくか、自分でか家族でか。それを正面から逃げないで書かれたそういう話でなんだか考えさせられました。

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    投稿日: 2007.07.25
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    重松清の「ナイフ」を読みました。 いじめを主題にした、5つのストーリーが入っています。 最後のひとつを除いてどれも、主人公が、学校でいじめられていて、そのいじめの様子、友だち関係、親との関係などが描かれています。 そのいじめられる様子が、容赦なく、これでもか・・・これでもかと描かれているので、読んでいて辛くなります。 その分、現実味があって、心をえぐります。 そして、親達は、それなりに奮闘するけれど、見当違いのことをしたり、子どもを却って追い詰めたり・・・と旨くいかない。ハッピーエンドではなく、取りあえずの収束。それが、リアリティがあり、考えさせられます。

    0
    投稿日: 2007.07.25
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    この作品は重松さんの心の描写のすごさを 改めて知らされたって感じの作品。 「いじめ」がどれもテーマにされてて 自分見てるみたいで 自然とページめくる手が進んだ。 重松さんには本当に驚かされるなあ。

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    投稿日: 2007.07.21
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    小説としては良く出来た小説だと思うのですが、子供のイジメの描写がつらくて・・・。私が子供の頃もイジメはあったし、暴力が伴うものもあったけど、ここにかかれてるようなことはあまり無かったと思う。でも、きっとこれが現代の子供社会のイジメの実情なんだろうね。 かなり暗い気持ちになるけど、希望の光もちょっと感じられる一冊。

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    投稿日: 2007.07.19
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    いじめをテーマにした短編集。 読んでて苦しい。悔しくって涙が出そうになる。いじめられる子供の親の気持ちが辛くて悲しい。 でも読みきっちゃうのは重松氏の力量。ジャンルが本当に幅広いナァ。

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    投稿日: 2007.07.17
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    いじめがいじめになるのかならないのか良く分からない時代とでも言うのでしょうか。子の気持。親の気持。とりまく他人の気持。いろいろと連想するけれど、妙に「リアルさ」があると思います。 しかし、「非現実さ」を同時に感じてしまうのは私だけでしょうか。

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    投稿日: 2007.07.12
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    最初に読んだ重松作品。 この一冊からどんどんハマりました。 兎に角この方は人間描写が上手い。 本嫌いの同年代の子にも是非薦めたい。

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    投稿日: 2007.06.25
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    良い小説だと思ったけど、いじめが後味悪くて好きになれない。「エビスくん」とか読んでて涙出たけど、いじめが気分悪くてわたしはダメ。「ビター・スィート・ホーム」は良かった。

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    投稿日: 2007.06.23
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    中でも「えびすさん」ってのが好き。 小学生の頃に戻ったみたい。 あたしも男子の仲間入りしたかったかな〜 男のがさっぱりしてて付き合いやすいかもね。 んで なんだかんだやさしい。 ちょっと弱いけど・・・

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    投稿日: 2007.06.17
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    5つの作品からなりたっている。私は中でも、エビスくんが好き。小学校高学年の不安定な精神状況など、実によく表れているし。イジメ問題も、ぐっと掘り下げて考えて書かれているように思う。読んだ後、ほんわかしてくる。  2007.6

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    投稿日: 2007.06.15
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    いじめをテーマに短編集。 私のころはいじめがゲームとかだったっけ?とか思い出しながら読んだ。 たしかにからかっていたりするのがいじめと捕らえられてしまったりとかはあったけど、どうなんだろ? 最初のワニの話がいい

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    投稿日: 2007.06.12
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    重松清に触れた初作品。姉の本棚からパクってきて読んだ。全体として「いじめ」がテーマのこの本。すごく辛いけど、生きる強さを教えられる。

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    投稿日: 2007.05.27
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    坪田譲治文学賞受賞作。 正直読むの辛かったです… いじめの話。 4つの短編集で色んな視点からいじめの問題を取り上げています。 重松清さんの作品はどれも心に響いてくる。 悲しいけど日本に住んでる全ての人に読んで欲しい作品。

    0
    投稿日: 2007.05.25
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    同級生とは仲良くするのがあたりまえ?そんなのうそだ。たまたま同じクラスになったっていうだけの、奴らは赤の他人なんだから。意地悪だってしてくるよ、赤の他人なんだから。かばってくれるわけないじゃん、赤の他人を。           (「ワニとハブとひょうたん畑で」)                                                             ――――――――――――――――――――――――――――――――偉くならなくてもいい。賢くなくてもいい。金持ちでなくてもいいし、平凡な男でかまわない。 幸せに、と考えても、これが幸せなんだと言い切れるものを見つけられない。 (中略)生きることに絶望するような悲しみや苦しみには、決して出会わないように。 ―――我が子に望むものは、それ以外に思いつかなかった。(「ナイフ」)                          

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    投稿日: 2007.05.22
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    ああもう今学生の人は全員読めばいいと思う。いじめってすごくつらいもので、いじめたって結局何も生まれない、喪失するだけだってことに気づいてほしい。エビスくんの話がすごく好きです。兄妹愛…!

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    投稿日: 2007.05.20
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    さらっと2〜3時間で読めました。 いじめが題材でリアルでちょっときつかった。 やっぱ子供に子供のプライドってあるもんだよね。 弱い人は強い人に憧れる。 だから離れないんだ、みたいな言葉が「えびすくん」で出てきて すごい納得した。

    0
    投稿日: 2007.05.06
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    「悪いんだけど、死んでくれない?」ある日突然クラスメイト全員が敵になる。僕たちの世界は、かくも脆いものなのか!ミキはワニがいるはずの池を、ぼんやりと眺めた。ダイスケは辛さのあまり、教室で吐いた。子供を守れない不甲斐なさに、父はナイフをぎゅっと握りしめた。失われた小さな幸福はきっと取り戻せる。その闘いは、決して甘くはないけれど。(あらすじより)   計5作品の短編が収録されています。どれも重たい内容だと感じました。ので私はあまり好きではありません。きっと読んだ時の精神状態も関わっているのでしょうが・・・。私は好きではないけれど、人によりけりです。イジメについて考えさせられる作品です。

    0
    投稿日: 2007.05.01
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    重松清のストーリーは、心にずっしりと入ってくる。坪田譲治文学賞を受賞した話題作。この作品で彼の名前を初めて知った人も多いと思う。

    0
    投稿日: 2007.04.26
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    なかなか残酷ないじめのお話で読んでるとすごく不安になってきますが、ラストはちゃんと救いもあってホッとします。苦いです。

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    投稿日: 2007.04.22
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    いじめの話中心なんだけど、どれも心強いものがあって、読み手によってはだいぶ意見変わってくるんだろうなって感じ。 ただ表現が幼いのが気になった。

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    投稿日: 2007.04.13
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    <内容> 「悪いんだけど、死んでくれない?」ある日突然、クラスメイト全員が敵になる。僕たちの世界は、かくも脆いものなのか!ミキはワニがいるはずの池を、ぼんやりと眺めた。ダイスケは辛さのあまり、教室で吐いた。子供を守れない不甲斐なさに、父はナイフをぎゅっと握りしめた。失われた小さな幸福はきっと取り戻せる。その闘いは、決して甘くはないけれど。坪田譲治文学賞受賞作。

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    投稿日: 2007.03.11
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    読み終わり→3/3 むーちゃんから借りて読んだもの。5つ(だったかな)の短編が入っているのです。どれもいじめをテーマにしたものでした。最後のと最後から2番目のと最初のがお気に入り。まだ少ししか重松清の本を読んでいないけど、『きみの友だち』より面白いと感じた小説にまだ出会っていない。でもこれだって面白かった。いじめをテーマにしているところから私が気に入ることがわかるように、ね。もっと重松清を読みたいと思った。

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    投稿日: 2007.03.08
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    いつの時代も「いじめ」はあるもので。 殺すか、自分が死ぬかしか選択肢がないように思っている人に是非読んでいただきたい。

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    投稿日: 2007.02.16
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    うー、くちびるかみしめながらよんだ。くやしさとかふがいなさとかがにじみでてて。もしあたしにもこどもができたらきっとおんなじことを願うんだろうな。勉強もスポーツもひとなみでいいからどうかこのこだけはこんなつらいおもいをせずいきられますようにって。あぁでもその“このこだけは”ってのがいけないような気もする。いったいどうしたらいいのー。

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    投稿日: 2007.02.14
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    様々な年代を主人公とした、5編の短編集です。タイトルにもなっているナイフを筆頭に重松調が滲み出ています。あと文庫版あとがきが、本人にちらりと触れられるようで、しみじみします。

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    投稿日: 2007.02.10
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    いじめの話。 若い子には子供の視点で、大人には親の視点でそれぞれに感じるところがあると思います。 私はこの作品を読んで初めて親の立場になっていじめを考える機会を持ちました。 確か短編集だったと思いますが、それぞれに内容のつまった話。

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    投稿日: 2007.02.09
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    何だか…懐かしい思いになりました。短編集なのですが、表題作を含むほとんどの作品が子供と親にとってのいじめを取り上げています。特に『キャッチボール日和』は過酷ですね。【061203古/061225】

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    投稿日: 2007.02.05
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    ◆いじめ をテーマにした短編集。 表題作よりも、「ワニとハブとひょうたん池で」と「エビスくん」が好きです。 ただ、私的になんかちょっと違うなって違和感が抜けませんでした。「いじめ」らしいいじめを受けた事がない甘ちょろなのでどうも言えませんが。どうも誇張表現なのではと疑ってしまう、…実際はもっと酷いんでしょうか。 でも、もし私がなら絶対親には言えないんだろうな、「もしそれが知られたら、」その心理描写には共感できたし、もし私がそうなったら親はどうなるだろう、何かしてくれるだろうかと考えさせられたというか。

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    投稿日: 2007.02.04
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    いじめをテーマにした短編集。現実と同様、都合良くいじめが解決されなく、読んでて辛い所もありますが、最後にはぼんやりとでも明るさが感じられました。個人的にはダイスケが良かったです。

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    投稿日: 2007.02.01
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    考えさせられる作品が多いです。 「エビスくん」が一番好きだけど、それぞれ、重松さんらしい、いろんな良さが出てる作品ばかりでした。

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    投稿日: 2007.01.17
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    弟が学校の宿題か何かで読んでたのを借りて読んだような記憶が・・・・・重くて痛い話だった。今の時代だからこそ読んで欲しいと思う。

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    投稿日: 2007.01.05
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    虐めの話。なんだか、すごい虐めがあります。本当に、こんな事をする子供がいるのか?きっと居るでしょうね。虐めはやめましょう。

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    投稿日: 2007.01.02
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    「悪いんだけど、死んでくれない?」ある日突然、クラスメイト全員が敵になる。 イジメ問題をテーマにした短編集です。あまりにもリアル過ぎて何度も目を背けたくなりましたが、是非とも一度は読んで欲しい作品です。きっと重いだけでは終わらない。

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    投稿日: 2006.12.22
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    なかなかリアルないじめの話だったけど、実際のいじめはこんなもんじゃない気がする。こんなご時世、いろんな人に読んでもらいたい。

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    投稿日: 2006.12.19
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    イジメや人間関係がテーマの小説。中学時代、結構ハマりこんだ作品です。今となっては何故こんな本にハマったのかわかりませんが、結構おもしろい本ではあります。最近イジメ問題が多いので、読んでみては?

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    投稿日: 2006.12.13
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    中学3年生の頃、担任に読めと渡された。 主人公と同じ世代として、どう感じたかと問われ、「とてもじゃないけど、理解できません」と返した。「キレる」感覚が「こうなっているのか」とは思ったけれど…。

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    投稿日: 2006.12.06
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    私はナイフを持っている。これで息子を守ってやる…。小さな幸福に包まれた家族の喉元に突きつけられる「いじめ」という名の鋭利なナイフ。日常の中のゆがみと救いをビタースイートに描き出す出色の短編集。

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    投稿日: 2006.12.05
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    第14回坪田譲治文学賞受賞作。 ◆ワニとハブとひょうたん池で ◆ナイフ ◆キャッチボール日和 ◆エビスくん ◆ビタースィート・ホーム 以上5編の短編集。  カタチは微妙に違えど、全て”いじめ”を題材にした作品であり、意図したわけではないのだが、タイムリーな時に読んだなぁと。いじめられる時の辛い気持ちはもちろんのこと、自分の中の葛藤や、周りに対する複雑な気持ちがよく出ていて、まるで自分がいじめられているかのようになり読んだ後はかなり気持ちが重くなる。今”いじめ”に関わっている子たちがこの本を読んだら、どういう感想を抱くんだろうか。

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    投稿日: 2006.12.03
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    痛い。痛すぎる作品。 それでも何回か読んでしまいました。 いじめという言葉が合わないいじめ。そんな感じです。 それでも後味がいいのが不思議。

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    投稿日: 2006.11.26
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    私が読む初重松清作品 いじめ描写がむごくて、もう読みたくありません。 重松作品に躊躇しているのもこの本のせい。

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    投稿日: 2006.11.24
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    いじめにまつわる短編集。はっきり言って似たり寄ったりで途中で飽きた。というか、私にいじめものは合わないらしい…。

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    投稿日: 2006.11.09
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    いじめに関する内容の話が4話。 文章がうまく、相変わらずに読ませるんだけど。4話続くとちょっと辟易。 正直、30代独身が読んでもあまり、響くものはない。ちょっとはずれ。 「水はなまぬるく、錆のにおいを鼻の裏側で感じた。 流し台の脇には割れたグラスが置いてある。 尖った切っ先に、蛍光灯の明かりが涙のしずくのように映りこんでいた。」 理由を「これだ」と決め付けるのは、病気でない人間の傲慢さのあらわれのようなきもする。

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    投稿日: 2006.11.06
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    重かったです…いじめって自分と違うものを恐れてするものだと考えてたけど、純粋だからこその話なのかも知れません。ナイフは、使う人によって物騒にも臆病にもなるんだなと思います。ちょっとかっこいい事言ってみました(笑)

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    投稿日: 2006.10.27
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    いじめにまつわる5つの物語。 ページをめくる手が止まらなかった。こんなに主人公に感情移入してしまう本は、久しぶりかもしれない。 目を伏せてしまうような、悲惨ないじめの現場、リアルな心理描写。その時、家族はどうするべきか。様々な視点で、いじめについて考えさせられた。 自分が小学生だった頃、「ワニとハブとひょうたん池で」のミキのように、「ワニに食べられてもいいかな」って思ったことがあった。理由なくハブにされたことがあったから。 でも、それと同時に「キャッチボール日和」の好美のように、“遠巻きに見ているだけ”のグループだったこともあった。 将来子供ができて、愛するその子がいじめられていたとしたら、私は「ナイフ」の父親のように、ナイフを持って立ち上がることが出来るだろうか? 悲惨ないじめを描きつつも、この本は「生きる」強さや希望も同時に感じさせてくれる。読了後は背中を押してもらったように感じました。 「ナイフ」「キャッチボール日和」「エビスくん」は星5つです。

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    投稿日: 2006.10.25
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    ある日、クラスメイト全員が敵になる。いじめをテーマに、家族の人情、ぎこちない友情を描いた短編集。私は「キャッチボール日和」でぼろ泣きした。

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    投稿日: 2006.10.25
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    いじめをテーマ(と括っていいのか?)にした短編集。大体テンション下がりますが 笑 いろいろ考えさせられます。全然関係ないけど、この方の文章は努力家な雰囲気がすると思いました。

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    投稿日: 2006.10.19
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    俺は最後のビタースウィートホームが好き。現実ってきっとこんなもん。間違ってても頑張っていこうと思ったなー。

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    投稿日: 2006.10.12
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    レビューはブログにて。 http://tempo.seesaa.net/article/24481177.html

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    投稿日: 2006.09.26
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    実は読み切ってしまうのにものすごく時間がかかった本。題材は「いじめ」で、それに逢った主人公、見ていた主人公、いじめにあった息子を持つ父親などそれぞれの見方で戦い、なにかを守っていく。重松清の短編集。右向いても左向いても「いじめ」というのは正直しんどくて、一話を読み始めるのにエンジンをふかさなきゃならなかった。その中で、「エビス君」は読んですごく苛々させられた。乱暴な転校生エビス君に目をつけられ、コンパスの針でつつかれても笑っている主人公。どれだけ理不尽に暴力を振るわれても他のクラスメイトの元へ逃げなかった。強い人が好きだった。嫌でもクラスメイトから一つ浮き上がってしまう強い人が、どれだけ暴力的でも嫌いになれなかった。私も同じように、小学校の頃の暴れん坊で先生を困らせた男の子を同じ理由で嫌いになれなかった。その強さをとても慕っていたのだ。

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    投稿日: 2006.09.18
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    出来ればもう二度と開きたくない。身近な「いじめ」というものがテーマになっている分それくらい苦しい話。それでもリアルに「いじめ」を感じてちょっと泣きました。

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    投稿日: 2006.09.17
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    読みながらいじめられる当事者になったように心臓が苦しかった。苦い現実に救いのエッセンスをほんの少しずつちりばめた作品集。

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    投稿日: 2006.09.16
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    ここまで痛々しい話があるのかと疑うくらい辛い話。でもそう思うのは虐められたことがない側なんだろう。実際のいじめの現場ではあり得る話なのかもしれない。『エビスくん』は作者の想い入れが強い作品。辛い話でも後味は悪くないのが不思議な作品。

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    投稿日: 2006.09.07
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    重松本、5作品目(6冊目)! こちら『ナイフ』は5つの話で構成された短編集です! 学校の購買に平積みされていて思わず衝動買い! 第14回坪田譲治文学賞受賞作なんだそうです。(これを知ったのは読み終わって、あとがきを読んだとき。) 先入観が無いようになるべく「〜〜〜賞受賞作品」とか、見ないようにしているんですが、気に入った作品が何かしらの賞を受賞しているとうれしいものですね。 さて、内容について・・・。 「ワニとハブとひょうたん池で」  →学校でいじめられていることを親には知られまいと必死になってしまう子供心を描いた作品。近所のおばさんとの係わり合いや、クラスメイトとの係わり合いなど、もう少し多様なエピソードが欲しいな〜と個人的には思いました。 「ナイフ」  →弱いことに悩んできた父親が、背広の内ポケットに入れた小さな頼りないナイフによってすこしだけ強くなり、一歩踏み出す様子を描いた作品。ナイフは心の中に潜んでいるものなのかな?と思いました。 「キャッチボール日和」  →いじめられッこのひ弱な息子にど根性を教え込もうとやきもきする父親が内に秘めた思いがとても印象に残る作品。幼馴染がいじめられているところを単なる傍観者としてしか見ていられない好美、世の中には好美のような人がたくさんいるんだと思います。 「エビスくん」  →転校生のエビス君。不安を隠そうと、「俺たち親友だよな?」と腕をつねりながら尋ねるエビス君。意地悪なのは不安だからなんだ。親友という名目のもといじめられっ子になってしまったひろしは、妹のために必死で我慢し、本物の友情を築こうとする。 「ビタースィート・ホーム」  →教師としての立場と、親としての立場、その境目で子供の教育方法でもめる教師と親。それを尻目に子供たちは親も教師も知らない自分探知の世界の中で着実に成長している。

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    投稿日: 2006.09.04
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    何篇かの物語が入っていて、全てにいじめが関係してる。いじめに関する描写はリアル。エビスくん、って話が入ってるんだけど、この話だけは理解できなかった。いじめの表現がグロいっていうか気持ち悪いんだけど、いじめってそういうもんかも。

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    投稿日: 2006.09.03
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    「いじめ」がテーマの短編集。現代のいじめというものを、キレイごと無しに容赦なく描いている。読んでて辛くなるほど・・。でも全ての話しに救いがあり、読後感がとてもいい。一番良かったのは「エビスくん」。作者もこの物語はすごい思い入れがあるらしい。あとがきでこの物語にまつわる過去を告白しているのが印象的。

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    投稿日: 2006.08.28
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    テーマは「いじめ」の短編集。今のいじめって、ゲーム感覚なんだって。だから、怖い。なんでそんなことするんだろう? でも、後半は、いじめがテーマでも、ちょっと、こころ温まる話。「エビスくん」はちょっといいかも☆

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    投稿日: 2006.08.21
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    痛々しすぎる。いじめられるのって、立ち向かったってひれ伏したって、どちらにせよ痛々しいのはなぜだろう。自分が弱者だと決められている環境の中で何かを変える術なんてあるのかな。辛い話だ。

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    投稿日: 2006.08.20
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    全編いじめがテーマで、子供のやる事だけに手加減が無く残酷な様は、読んでいてなかなか先に進めませんでした。 いじめられながらも、友情が芽生えていく、不器用な男の子のお話、エビスくん。これは現代ではあり得ないのかもしれないけれど、よいお話だったなぁ。 一番面白かった、ビタースィート・ホーム いじめではないけれど、大人が関わって、これも一種のいじめなのかも。おまじないを真剣に信じる少女のお話、私もこの頃はそうだったな・・・と懐かしく思い出しました。

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    投稿日: 2006.08.19