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ひきだしにテラリウム
ひきだしにテラリウム
九井諒子/イースト・プレス
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総合評価

132件)
4.2
44
46
18
0
0
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    面白かった! 個人的に、日常を独特な切り口で描いている作品や、日常とファンタジーのさりげない融合を描いている作品の凄さを実感して読み広げているんだけども、すごくぴったりな作品を当てたな〜と嬉しくなった。 一つ一つの作品がちゃんと分かりやすく、かつ新しい面白さみたいなものが確立していてすごい。作者の器用さを感じる。 キャラクターの描き分けも流石だな〜と思った。人間・ファンタジー生物・動物、その他キャラクターといって差し支えないものたちを、フラットに見てる感じがする。 セリフのふっと笑ってしまうコミカルさも良かったし、少しゾッとしてしまうような話もあって、とても満足だし、面白かった。 作品そのものの面白さもそうだけど、なにより九井諒子がどんな風に世界を覗いているのか知りたくなる。エッセイとか書いて欲しい。 何か一つのジャンルに特化しているというより、それぞれのジャンルの大衆性を理解してるからこそ、作者の独特な視点での掛け合わせが効いて、面白く・新しい作品となっている気がしてる。 作品に対して分析みたいなことはしたくないのだけど、久しぶりに見たことないものを見た!と感じたので色々考えてみたくなった。

    0
    投稿日: 2025.11.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2025/09/28 面白かった。1話1話が短い。 湖底の春 →絵がきれい。あっさりしたオチ。 かわいそうな動物園 →最初読んだときオリーブの意味がわからんかった。でも最後のコマみてると後ろに街が沈んだような描写と、1ページ前に船の絵がある。ノアの箱舟的な感じ?近くに陸上があるってことを葉っぱで示してるんかなって思ったけど、オリーブやから新たな始まりってことになるんかな。水没した世界の新たな始まり。 ちょっと話変わるけど2025年9月28日話題になってる二階級特進とかが分からないって話に対して、知ってたほうが世界が広がって面白いのになと思う。私は言い回しは分かることがあるけど、描写の意味は分からないことが多いから分かる人間になりたい。進撃の巨人も解説付きでみたい。 ※オリーブの葉は、世界中で平和、繁栄、知恵、幸福、そして新たな始まりの象徴とされています。特に聖書の「ノアの箱舟」の物語で、水が引いたことを知らせる鳩がオリーブの葉をくわえて戻ってきたエピソードが由来となり、平和の象徴として広く親しまれています。 龍の逆鱗 →龍のような神でも食べられるのか。大体龍を食べるときは神々しい描写がある場合が多いと思うけど、これは違っておもしろかった。「見て見てここね、龍の逆鱗。ここに刃をいれる」っていうのが鹿を解体するかのような気軽さで面白い。解体するときもおばちゃんが割烹着きてたり、トラックで龍が運ばれてたり日常のワンシーンなんやなとおもった。最後のオチが生食の食中毒っていうのもなんかリアル。 パーフェクトコミュニケーション →人との会話をゲームに見立てた?話。音ゲーは反射神経で動くからラグが発生しない。人との会話は不意打ちから始まり立て直し方が分からない。すごいうまくいった感じしたけど、本が返ってこないっていうさっぱりしたオチで面白かった。この話の長編も読んでみたい。 神のみぞ知る →陰陽師の言うことがもっともすぎて面白かった。ノミかい!熊手指したときのムダ毛が取れるのが一番好き。でもそこから猫洗おうと思えるの凄いな。猫コロリはノミ薬やった。 すごい飯 →食生活が貧しい人のコース料理レポ。逆バージョンで食生活が貧しい人創作者は金持ちの食事を想像できないってのがあったと思う。面白かった。黒髪の人が答え合わせしてるのが、一般人にとって分かりやすい。ダンゴムシとかメラミンスポンジとかよく思いつくな。 夢のある話 →ええ話?や。ダニエルさんの熱血具合がすごい。バリむっとしてるのが話全体を通して伝わってくる。 未来人 →最初の話に出てきた道具が使われててびっくりした。最初の話しの編集者さんやん。

    0
    投稿日: 2025.09.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み終わって最初に思ったことが、倫理と仕組みとの矛盾をうまく書く人だなぁと思った。苦しんでる竜は食べたら美味く、倫理観と当初の自分に揺れる姿とか、海外レポとそこに住む少年とのギャップなど…。それこそテラリウムを除くように俯瞰的に描写されてた。人間も動物も無機物も異星人も同じ目線で描かれてる。脳内裁判して偏見持ったり許してしまう話が1番好きだった。脳内で会議して偏見が凝り固まっちゃうのあるよねぇ。

    0
    投稿日: 2025.09.10
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    漫画のショートショート。全話発想が天才すぎるが、その発想を支える技術が半端じゃない。漫画ジャンルをアレだけ自由自在に操れたら楽しいだろうなぁ。そして、ただの短編集に終わらないところが、また凄いところ。読後感最高の一冊です。

    0
    投稿日: 2025.06.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「ダンジョン飯」がおもしろかったので、こちらも読んでみた。 不思議な短編がたくさん。 別の星に行ったら空港で外からの宗教について厳しく規制があって驚きつつもその星に元々ある宗教の生存について考える『遺恨を残す』が好きでくり返し読んだ。動物や植物とか在来種を大切にすることを忘れずにいたいなぁと思う。

    2
    投稿日: 2025.02.11
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    奇想短編が好きならぜひ読んで欲しい漫画です。「龍の逆鱗」はまさにダンジョン飯。龍を料理する話です。「恋人カタログ」は未来の恋人候補が分かる話。ラストはほっこり。「すごいお金持ち」は有り余るお金を有するお姫様の話。童話のような味わい。33編全て楽しい!

    6
    投稿日: 2025.02.05
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    九井諒子ワールドに浸れる贅沢掌編集。若干背筋がゾワっとしつつも絶妙な緩さに笑える、九井先生が描くお話独特の雰囲気が好きです。ずっと読んでいたい。

    0
    投稿日: 2024.12.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。一話一話がかなり短いので、もっと読みたくなる。最後の話が最初に繋がっているのが少し笑えて好き。

    1
    投稿日: 2024.05.02
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    図書館から借りた かなり好きかも。 オチが…好き。 色んな人が出てくる。 よくこんな発想できて うまく描けるものだなぁと。 とても好きなので 買おうかな…

    0
    投稿日: 2024.04.29
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    お、面白すぎる...! とくに自分の癖に刺さったのは「かわいそうな動物園」、「ノベルダイブ」、「こんな山奥に」あたり。ダンジョン飯では自由闊達な筆致と物語としてのバランスの良さが印象的だったが、この掌編集では物語そのものに対する慈しみのような姿勢を感じた。珠玉の掌編集とは帯の文句だが、まさしく美しく楽しい夢の詰まった「ひきだしのテラリウム」だった。作者は物語が本当に好きなんだなと思う。そんな人の作る物語はやっぱり美味しいのだ。

    0
    投稿日: 2024.02.17
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    すれ違わない 湖底の春 恋人カタログ 恋 かわいそうな動物園 パラドックス殺人事件 未来面接 龍の逆鱗 TARABAGANI 遺恨を残す〔ほか〕

    0
    投稿日: 2023.11.16
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    漫画はブクログに登録しない自己ルールだったけど、まさに「本棚に入れておきたい本」って感じだったので登録。 たまに取り出してペラペラと読みたい

    1
    投稿日: 2023.07.30
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    ダンジョン飯も佳境に入ってきたときにふと興味を持って購入。 短編にもできるような様々なジャンルの面白さが複合しているのが『ダンジョン飯』の面白さなのだと思った。架空の寓話や、身近な物事を壮大にしている話あたりは特にダンジョン飯らしさを感じた。 個人的に好きな話は『スペースお尺度』、『スットコ訪問記』、『神のみぞ知る』です。

    0
    投稿日: 2022.11.02
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    表紙を見た時にデジャブ感が? 高田馬場駅の高架下に手塚治虫先生の楽しい作品群があります。  あれだ‼️ ユイカ!ユイユイカ! 痒い!痒い! 好き ノベルダイブ という言葉が好きです。 すごい飯 なんだか解る~! 題名一つとっても、楽しい本です。

    0
    投稿日: 2021.09.29
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    沢山のお話があって凄く面白かったです。二、三回読むと細かいところまで目が行きました。何回も読んでもあきない本です。不思議な奥深さがあります

    2
    投稿日: 2021.09.28
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     まさか一冊の中に33個もお話が収録されてると思ってませんでした。そのどれもがシュールで面白く、どこか教訓的な内容のお話もあり、とても楽しく読めました。  個人的に猫が好きなので、「神のみぞ知る」というお話がめっちゃハラハラして、かつ凄く面白かったです。  あと表紙と表紙裏が最高に好き!

    1
    投稿日: 2021.08.22
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    「ダンジョン飯」の九井涼子のショート短編集です。 鼻にプスとかんざしのようなものを刺すと相手に自分の気持ちが分かって貰えるのは、面白かった。 単純明快なストーリーで気楽に読めるのがいい。

    0
    投稿日: 2020.12.26
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    ショートショートの妙がつまった一冊 絵柄が話に合わせて変化してておもしろい すごく感動したわけではないが、軽やかに読めた

    0
    投稿日: 2020.05.19
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    日常の些末な出来事も、九井さんのフィルターを通すとSFチックで不思議な話に昇華される。彼女のような捉え方だったら人生もっと楽しくなりそうだ。 ショートショートの作品集なので、さっくり読めます。結構考えながら読んでしまうけど。笑 少し咀嚼して次の話にいくといいかも。示唆に富んでるので。 以下はお気に入りのショートショート。 "恋人カタログ" "代理裁判" "春陽" パーフェクト・コミュニケーション" "ショートショートの主人公" "遠き理想郷" "すごい飯" "夢のある話" 【読了時間:1時間38分 / 2日】

    1
    投稿日: 2020.05.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・すれ違わない  鼻に面妖な棒を刺せば、相手の本心がわかるって、便利だけど鼻はイヤ。 ・湖底の春  諺の謂れって面白いの多い。 ・恋人カタログ  終わり方がよく分からなかった。 ・恋  取り除いちゃうの?ハカセ―。哀しいキモチになりました。  (関係ないけど、“悲しい”と“哀しい”の違いって、なんとなくわからんと思ってググったら、ほ~!となったので書き留めておく。↓  漢字の成り立ちから見ると、“悲”の「非」は羽が左右反対に開いた形から割れるという意味を表し、悲しいは「非+心」で心・胸が裂けるような切ない感じを表す。  “哀”は「口+衣」で思いを胸中に抑え、衣で口を隠して咽ぶことを表しており、悲しいよりも哀しいの方が、心の中に思いを閉じ込め、胸がつまるようなかなしい心情を表現でき、より詩的で主観的である。) ・かわいそうな動物園  なんでオリーブなんだろう。。。花言葉? ・ノベルダイブ  ノベルダイブ…あるなぁ。ラストでホッとした。 ・記号を食べる  “まる”が一番美味しそう。 ・旅行へ行きたい  九井さん、栃木出身なのかな? ・ピグマリオンに片思い。  ピグマリオンとはなんぞ。 ・春陽  ウサギとハムと金魚しか飼ったことないけど、うかつにペット飼えない。 ・秋月  重低音が少し鳴って「そんなに怒るなよ」と聞こえた気がした。なーんかいい。 ・かわいくなりたい  ビフォー→アフターがすごい。

    3
    投稿日: 2019.11.13
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    「遠き理想郷」が好き。 「ノベルダイブ」に憧れて、ブックライトを衝動買い。思った以上に快適で悪くないなと思いました。

    1
    投稿日: 2019.02.16
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    ひきだしにテラリウムという名のとおり、ひきだしの中に広がるひっそりとした小さな森のように。奥に進めば進むほど、不思議で違和感があって、でも優しい世界。 九井さんは本当にストーリーテラーだな。ダンジョン飯の人って、後から知って案外びっくり。

    5
    投稿日: 2019.01.15
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    各話どれもセンスの塊。 ショートショートとしてすっきりきれいに楽しいし、絵柄も毎度どストライクに合わさって最高、大好きです。 「記号を食べる」が一番「発想力…‼︎」と思いました。

    4
    投稿日: 2019.01.07
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    ショートショート集。 SFとファンタジーのセンスオブワンダーに溢れた秀作がぎっしり詰まっている。 絵柄も内容に合わせテイストを変えたり、 モチーフそのままを展開するのでなくて一味効かせている。 各作品に共通しているのは同時代的な心の機敏。何度も読み返したくなる一冊。

    4
    投稿日: 2018.12.17
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    毛先の開いた歯ブラシ、たまった洗濯物、取りにいくべき住民票、それらが夢の中でファンタジーと一緒くたになった経験、誰しもありそう。

    0
    投稿日: 2018.10.12
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    「湖底の春」「恋人カタログ」「かわいそうな動物園」「龍の逆鱗」「記号を食べる」「代理裁判」「遠き理想郷」「すごいお金持ち」「えぐちみ代このスットコ訪問記」ほか千変万化の発想と筆致でおくる、九井諒子のショートショート全33篇を収録。(Amazon紹介より) 少し不思議なお話の波に流されて、そのままどこか遠くの国へ行けそうな本です。

    1
    投稿日: 2018.06.12
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    読むきっかけは、マンガ大賞系の入選作品だったのと、”ダンジョン飯”の作家さんだったから。ファンタジーというか、SFタッチの作品が大多数を占める短編集。ブラック・ユーモアも豊富。アイデアが次々と溢れ返ってくる作家さんなんだな、ってのはよく分かったけど、”ダンジョン飯”と比べるとどうもな、って感じ。もちろん、あっちはそれだけ優れた題材だからこそ、長編足りえているんだろうけど。

    0
    投稿日: 2018.03.23
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    二時間程、時間が余ってしまって何気に読みましたが、 丸井氏の力量が丸解りの漫画でした。 まずまず、ショートショートなので話は短いのですが、 作風が其々違っていて面白かったし、 漫画本同一人物が描いているのに、 絵が違うって凄い事だと思いました。 しかも、話の内容が面白過ぎ!! 原作も丸井氏なので、 その頭の中の想像力は計り知れなく、 「語り草」や「神のみぞ知る」は解りやすく可愛い話なのに対して、 「生き残るため」とか「未来人」なんかは、 広大な宇宙や生命の事にも触れられています。 どの作品も斜め的考え方や物事を裏側から見る視点で描かれてあって、時々、噴き出してしまう程でした。 漫画を読む時間を持っていない生活をしていましたが、 こういう作風の漫画は頭が柔らかくなるので、 読んでおくべきだと思いますした。 ただ、九井氏の他の作品をamazonでズラーっと見ましたが、 好きになれるかどうか解らなかったので、 今後は読むかどうか解りませんが、、、、。 「ひきだしにテラリウム」は面白かったです。

    0
    投稿日: 2018.03.04
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    すごい。ネタバレを避けて感想を書くのは難しいけれども、考えさせられる話が多く、またページをめくって驚かされたのは何回あったか。読み切る頃に「これは、そういうことだったのか!」と思わされた。

    1
    投稿日: 2016.11.16
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    ショートショート。内容によって画風を描きかえてるのがすごい。「パラドックス殺人事件」「えぐちみ代このスットコ訪問記トーワ国編」がすき !あとノベルダイブ、わたしもやります。あるある。

    0
    投稿日: 2016.04.23
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    "「…なんだか神社みたいな匂いが…」 「そりゃしょうが入ってるから」 「い、いやジンジャーじゃなくて…」"[p.53] あっ?ああ!一周したのか……。

    0
    投稿日: 2016.03.21
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    某バンドベーシストがこの漫画が面白いと言っていたので気になって。 最初は独特の雰囲気に困惑したけども、慣れてきたらその味と奥深さにはまりました。 帯に「掌編集」とあるように、すごく短い物語がたくさん入ってます。ときどき、ハッとするような怖い作品なんかも入っていて。また、難しすぎてよくわからん作品もある。 視点がユニークでとても面白いです。「栃木」のやつ面白かった(笑)

    0
    投稿日: 2016.02.14
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    龍を食べる話が好き。 生きてるものを食べるぞーっと気持ちが盛り上がってくる、私もご相伴にあずかりたい。 ここまで上等じゃないにしろ普段色々食べてる分だけ、元気だせるんじゃないかっていう気になってきます。 シーンごとの絵の描き分けやさっぱりしたオチも好きです。

    0
    投稿日: 2015.12.17
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    とても面白かったです。オチの付け方がなんとも、毒がなく肩透かし感があって爽快。いきなり非日常のぶっ飛んだ世界観が飛び出して来るのに、なぜかすごく日常の世界からの地続き感があるのも、なんとも言えず魅力的だと思います。さまざまな絵柄が当たり前のように使い分けられているのも良い。うーん、『生き残るため』『ユイカ!ユイユイカ!』『神のみぞ知る』とか…『かわいそうな動物園』『竜の逆鱗』『ショートショートの主人公』も好き。『未来人』もすごく良いよね。いや、もう正直どれも好き。あと、UORIRの頃からのファンなので、トーワ旅行編はすごく嬉しかったです。 ずっと前から、「こんなすごい才能を持っている人がいるものなんだなあ」と思っていたのですが、その才能が認められるようになってとても嬉しく思います。他の漫画も集めます。

    1
    投稿日: 2015.11.23
  • テラリウムに敷き詰められたような精細な短編集

    ダンジョン飯でお馴染みの九井先生の短編集です。このレビューを書く2015.11現在までに九井先生の著書を五冊拝読したうえでレビューします。 他の短編集/シリーズものは一冊を通してテーマがあるのですが、このテラリウムだけは異なります。 テラリウムには一話一話全く趣の異なったテーマが詰め込まれており、おもちゃ箱のようなワンダーランドやあるいはテーマパークとして楽しむことが出来ます。 恋愛だけでなく、ファンタジーばかりでなく、色んな話が読んでみたい……という方に是非一読してほしいです。 ドラえもんのようなSF(すこし不思議)の話もあるため、昔から漫画が好きだなあと言う方にも是非お勧めしたい本です。

    2
    投稿日: 2015.11.01
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    短編集と言うよりショートショートな感じ 星新一氏の漫画版と言う風に思えた ファンタジーだけでなくSFチックな切り口も面白く多芸多才 話題の豊富な人と言う印象

    0
    投稿日: 2015.10.03
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    『ダンジョン飯』より『竜のかわいい七つの子』が面白くて、『竜の~』より『ひきだしにテラリウム』が面白いというのが個人的な実感。記号を食べる、動物の擬人的に行動するといった少しシュールなアイディアを得意とする人なので、それをいくつも続けざまに見ていけるショートショートという形式は大変に面白いのだなと思う。中にはアイディア一本でいまいち落ちていないなという作品もあったが、この作風でまたSS集を描いてもらいたいなとは思う。

    0
    投稿日: 2015.09.27
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    『ダンジョン飯』で有名になられた、丸井涼子先生が描かれたショートショート集コミックです。 本著者の他作品を読んでいない前提での感想ですが、ショートショートとしての味(奇想天外さ、SFチックさなど)がとてもよく出ていて良いと思います。 しいていうなれば、もう少しオチが強い作品が多ければ全体的にもっと読みやすくなると思います。この辺りメリハリが出せればほぼ完璧だと思います。

    0
    投稿日: 2015.09.16
  • ダンジョン飯は芸風のひとつ

    短篇が33話つめこまれている(目次にリンク張っといてもらいたかったナ)。「かわいそうな動物園」のサゲにぽんと膝を打った。ショートショートの子の簡素な顔が何ともかわいい。 ご参考: 『ひきだしにテラリウム』特設ページ | Matogrosso http://matogrosso.jp/terari/terari-36.html

    2
    投稿日: 2015.09.07
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    帯の「珠玉の掌編集」っていうフレーズがぴったり。ときどき読み返そう。 読み終わったあとにカバーのイラストを眺めてこれはあの話の登場人物だなとかにやにやするのも楽しい。

    0
    投稿日: 2015.08.09
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    短篇集というか、ショートショートかな。 数ページから十数ページの作品集。 統一感のないという点が統一された一冊。本棚のいい場所を与えたい本ですね。 九井さんの絵と身も蓋もなさが好きです。 あ、この方はダンジョン飯の人です。 ダンジョン飯のようなぬぼーとした登場人物が多いです。 お気に入りは「ショートショートの主人公」。 人間誰しも主人公。父母姉兄がドラマチックな物語の主人公なのに対して、末っ子はショートショートの主人公だった…。というお話。ショートショートって、理不尽なオチ、多いですよね。

    0
    投稿日: 2015.07.29
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    いい短編に出会うとほっこりします。今後たまに読み返したくなるだろうな。という久しぶりの良い出会いです。 「春陽」「遠き理想郷」のような穏やかな空気の中にもトゲや違和感を感じさせるお話が好きです。

    0
    投稿日: 2015.04.09
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    特に印象に残るのはロボットの女性が恋について語る3Pほどのストーリー。ショートショートのストーリではたいていオチがつくものと思っているからこの短い3Pほどの間に巻かれた種は回収されるものと思って読むんだけど、このストーリーに関しては解釈次第という色が強いように思う。そもそもコンピュータというものは人間を元に作られていると言う。魂がCPUで身体がハードで、脳がCPUという具合に。だからそのうちコンピュータが恋心を持つようになっても不思議でないかもしれないと思ったりもする。そもそも何をもってして恋なのかというのは決まった定義があるわけではないし、彼女のように、彼が他の女性と話しているのを見て胸が苦しくなるようなことがあってもそれは恋ではないかもしれない。どうなったら恋なのだろうか?何をもってして恋というのだろうかと、答えの出ないことについて、考え、悩むことが人間らしいといえることなのであって、それを恋だと断定することはコンピュータのようであるのかもしれない。 小学生時代に鉄腕アトムを読んでいた時はロボットが人間と同じように物を考え、悩むことができる心を持った存在であるという未来像を抱いていたが、昨今ではAIの進化によって人間の労働環境の劇的な変化など現実的な問題ばかりでうめつくされていたのだが、久々に昭和の時代のロボットの価値観に触れられたように思う。そしてそれは日本人の思い描くロボットとの共存の未来像であるべきだと思う。

    0
    投稿日: 2015.03.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後の未来人の話は、最初の山田さんなんだろうか? でも髪の量が違うから少し若い山田さん・・・? あぁ、でも少なくとも500年以上未来の世界で、タイムリープが可能なほど発展しているのに毛生え薬が存在していないとか考えにくいので、やっぱり別人なのかな。 いやいや、次のページに乗ってる未来の漫画は最初のと同じだから、少なくとも関係者ではあるのだろう。 もう! 気になって仕方がないよ!! あの待ち針みたいなので説明してよ!!! ちなみにこの漫画、出版当時は興味がわかなくてスルー。 でも『ダンジョン飯』が異様に面白かったので気になって読んでみた。 ご飯な漫画が妙にネチッこくて『ダンジョン飯』の片鱗が伺える。 全体的に短い話が多いけど、オチを見て「そういうことか!」ってなることが多くてすげぇと思う。 あと、いろんな画風のキャラが出てきて、本当に一人の作者が描いているのか?と疑わしくなる。 肝心のタイトルにもなってるテラリウム漫画はアッサリしすぎ。 なんでコレを漫画のタイトルに持ってきたのか不思議である。 先日の『名探偵コナン』なアニメに「テラリウム」という単語が出てきて既視感。

    0
    投稿日: 2015.02.24
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    4コマでない、連作でない、ショートショート漫画33篇。話によって絵が違ったりするのが凄い。読み終えた最初の感想は「これ頭のいい人が好きそう」。短い中に、いろいろ詰まっている。『代理裁判』と『恋人カタログ』が好き。

    1
    投稿日: 2014.11.18
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    ネタが先か、絵柄のパロディの選択が先か、どっちなのかわからないが、話も絵もセンス抜群のショートショート。題材のフィールドの幅広さと、画の凝りようと、基本的に実験的な作風は、とり・みきに近いかも。本作を読むと、星新一の作品はかなりテキスト的にオチが作られている落語に近く感じるし、ブラックユーモアの要素は強いが筒井康隆のような偽悪的な感じはない。作者の基調は「悪ノリ」にある、と思う。

    1
    投稿日: 2014.10.26
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    設定や展開が面白く、もっと読みたいと引き付けられた所でさくっと話が終わる。だが物足りないと感じるのではなく、余韻と想像が掻き立てられる濃い一冊になっている。 未来の漫画家の話もっと読みたいなー。

    0
    投稿日: 2014.08.12
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    絵が上手すぎるー漫画が上手すぎるー! 「恋人カタログ」「えぐちみ代こ」が特に好き。要するに少女漫画描いて下さい。

    0
    投稿日: 2014.08.08
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    多彩な表現力。少しシニカルで小粋なユーモア。傑作ショートショート作品集です。 発想力豊かな作品33編を一冊に詰め込んであります。なんて贅沢な…。 このネタ全てを一冊で使ってしまうのはなんだかもったいない…と思ってしまうのは私が貧乏性なせいです。

    0
    投稿日: 2014.07.28
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    ショートショートのマンガ、ところところ難しくて作者はすごく頭の良い人だと思った。絵もうまい(o^^o)33のお話のなかでいちばんのお気に入りは『恋愛カタログ』でした。

    0
    投稿日: 2014.07.17
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    笑えたり、風刺だったりするショートショート集。 ほっこりするのが多いかな。 一話一話に惹き込まれる。

    0
    投稿日: 2014.07.14
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    ショートショート漫画。 ストーリーの組み立ても絵柄も変幻自在。 アイデアの奇抜さ、圧倒的。 第26話「ショートショートの主人公」 http://matogrosso.jp/terari/terari-26.html メタフィクション的展開で擬人化されたショートショートを物語の主役として描きつつ、ショートらしく半ば強引にオチにもっていく・・・、 というショート的展開さえも自虐的に揶揄する うまいなー。

    0
    投稿日: 2014.05.12
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    面白いね! 宇宙から見れば地球上の出来事のなんと微細なことか。 地球から月までの距離38万km、 地球から太陽までの距離1億5千万km、俺から彼女の心の距離… だめだ遠い、星より全然遠い気がする。 光速でぐんぐん離れてるわ。 それでも時速20kmで走ったら追いつけるだろうか。 彼は追いつけたのかな? なんて、少し先のことがちょっと気になるストーリーがびっしりつまった漫画だった。

    0
    投稿日: 2014.04.19
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    話のひとつひとつはすごく短いのに、お話が終わる度に思わず本を閉じて余韻に浸ってしまう。 なかなか次に進むことができなかった。

    1
    投稿日: 2014.04.10
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    発想が唯一無二。得てしてショートショートは発想が勝負だと思うが久々に発想に脱帽するような作品だった。

    0
    投稿日: 2014.03.30
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    一話一話の余韻にひっぱられるので、一気にたくさんは読めません。 少しずつ、少しずつ、丁寧に読まざるをえない良作漫画。 多くを語らない面白さがここにはあります。 ・・・せっかちな人は読みにくいかも。

    2
    投稿日: 2014.03.25
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    彼女のこの世界観、好きだ。 ふざけているようで、本当はすごく鋭い。 本当は辛い食材をふんわりフリットした一皿みたいな短編集だな。

    0
    投稿日: 2014.03.23
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    漫画で読む「ショートショート」です。 一つ一つがよく出来てて、面白い。いい話、面白い話、深い話、悲しい話、アホらしい話。どれも味があります。

    0
    投稿日: 2014.03.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミニミニ短編集。子供の頃って机の引き出しにガラクタみたいな、でも大事な宝物を沢山詰め込んで、時々チラッと覗いてはワクワクしたりしたものです。この短編集は一つの作品は本当に短いのですけど、そういうちょこっとしたキラキラがいっぱい詰まっていて、どことなく懐かしさを覚えます。1話目の「すれ違わない」に出てくる待針みたいな道具いいなあ~。

    0
    投稿日: 2014.03.15
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    本屋の店頭で作者の予備知識なしに表紙買いしたら すごく面白かった。 短編集なのにどれもストーリーがまとまってるし、 アンソロジーを読んでるみたいだった。 引き出しの多い作家さんなんだろうな、と思った。

    0
    投稿日: 2014.03.11
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    一話一話すごく余韻にひきずられます。 寝る前に少しずつ読んで、内容を思い返しながら眠りに落ちる、 という贅沢な時間の使い方をしていました。 こういう漫画もいいですね。

    0
    投稿日: 2014.03.10
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    イメージしていたものとは違い、今読みたいタイプではなかったものの斬新ではありました。 恋人カタログは好きだな。

    4
    投稿日: 2014.03.09
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    漫画は≪本棚≫登録しないつもりだったのだけれど、これは特別。 作品に合わせて絵柄まで変わる。 星新一のショートショートを読んだときのような気持ち。

    0
    投稿日: 2014.03.05
  • ショート•ショート33作品がこの一冊に詰まっています。

    短編にも満たない数ページのショート・ショート。どの作品も短いながらもちょっと考えさせ、クスリと笑わせる九井ワールド全開の愛すべきシュールな作品たちです。 表紙をめくって最初の話「すれ違わない」の1ページを見たとき、中身が違う乱丁か?と驚き、表紙を確認してしまいました。こんな絵もかけるんですね。 次のページで「あっ、九井作品だわ。」になりましたけどw 全部面白いんですが、そのなかでも特に私のお気に入りは...、 「遠き理想郷」 壮大な歴史解釈w、 「代理裁判」うんうんわかるわかるw 「語り草」 言い切ったなおねーさんw です。あとファンタジーを現実世界に当てはめた世知辛い「夢のある話」は筆者らしい作品で好きです。 1冊でこれほど多彩な画風とジャンル、作品数があってどれも面白いっていうのはすごいと思います。 おすすめです。

    9
    投稿日: 2014.02.22
  • いったいどれだけの画風で描けるんだ、この人は。

    基本的にSFであり、基本的に妄想であり、基本的にギャグ/ユーモアである。同じ人が描いているとは思えないほど、多彩な画風を使い分ける筆力には相変わらず舌を巻く。 多くは10ページにも満たないショートショートが33篇。星新一のような世界観にバカらしい日常を組み込む手法が、見事にハマっている。湿度低めな笑いの感覚は、とても今っぽいとも言えそうだ。

    3
    投稿日: 2014.02.19
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    シュールだなあ。 マンガはあまり読まないんだけど、登録しててマンガはレビュー数が桁違いに多いという事が分かった。読者の裾野が広いんだなあ。

    0
    投稿日: 2014.02.18
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    1話1話短く手軽に読めて、本数も多く色んなジャンルの話を扱っているので誰でも楽しく読めそうです。オチの意味を考えるのも楽しい!

    1
    投稿日: 2014.02.18
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    ショートショートだからこそできる妄想のぶっ飛び方、とでも言えばいいのか、思わぬ方向へのふられ方が嬉しい物語が続々。しかしあの便利な未来の道具の名前はなんというのだろう?

    0
    投稿日: 2014.01.27
  • ひきだしいっぱいのショートショート

    日常的妄想、昔話風、SF、ほのぼの、クスリと笑える話など、バリエーションに富んだショートショート集。 どの話も楽しんで読めたが、未来の恋人候補のカタログを見た男の選択―「恋人カタログ」、とある女性の脳内で繰り広げられる裁判の行方―「代理裁判」、謎の奇病に悩む村人は元凶と思われる猫神を殺そうとするが?―「神のみぞ知る」、が好き。 ジャンルの豊富さもさることながら、絵のタッチを話の雰囲気に合わせて変えていることがスゴイ。小説とはまた違った、コミックならではの魅力がある。九井諒子氏のひきだしに詰まったショートショートが堪能できる一冊。

    4
    投稿日: 2014.01.24
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    魂消た、といって良いくらいに驚いた。 星新一のセンス、岡崎二郎のワンダー、竹宮恵子の感性。一流の本格ミステリ作家の技量も兼ね備えている。 現代日本が生み出したクールジャパンwの一つの結晶。 「かわいそうな動物園」はここ数年味わったことの無い鳥肌を感じた。 持ち上げ過ぎず、潰さず、永く創作してほしい、とてつもない才能。

    2
    投稿日: 2014.01.21
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    『なんだ』 『全部君だったんだな』 あっそういう結末?とか、最後の最後で種明かし、 的なお話が多かった。

    0
    投稿日: 2014.01.15
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    ショートショートと聞くと、やっぱり星新一を思い出す。 そういった大人のブラックなオチのお話しもちょっとあるけれど、やっぱりハッピーエンドで終わるお話しや、ほっこりした読後感が残るお話しがいい。 掃除片付けが苦手な相方にノベルダイブを読ませたい。

    0
    投稿日: 2014.01.09
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    ずっと気になってて、やっと読みました!最初、一話一話違う人がかいているのかとおもうくらいで…絵柄すごいなあと思いました!好きな話がいくつかあって、とても良かったです!

    0
    投稿日: 2014.01.08
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    店頭で適当に取った(惹かれた)作品。 久しぶりの初見で「アタリ」な一冊。 映画もショートショートを好んで観るので漫画もこんな感じのものがあったらいいな、が実現じた感じ。 とにかく表現力と想像力がある方なので、惹きこまれます。

    2
    投稿日: 2013.12.29
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    お菓子の詰め合わせのように、どこから読んでも美味しい。話の内容はもちろんのこと、絵柄も豊富でわくわくした。

    3
    投稿日: 2013.10.22
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    ぼくは基本的に女性作家の漫画で読み返す漫画が数える程しかないなと最近気づいた中で、結構な頻度で手にとる。 短編で読みやすいということもあるけど。 恋人カタログ、猫の女の子のお化粧の話、脳内裁判の話が好き。 同じ作者とは思えないほど絵柄も、ストーリーも多岐に渡って退屈させない。 遠回しに哲学的で、作者の中の危惧?や疑問をポイと軽くパスされ、銀河鉄道999を読んでるようなそんな考えるということにもなる。

    2
    投稿日: 2013.09.17
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    SF的発想がほんのり強めな巻だった。 表紙絵に描かれている登場人物の姿は後からじっくり見ると面白い。 そして読み始めてすぐ目につく鼻ビードロがインパクトあって良かった。 誤解が一瞬でとける製品は画期的だと思うけど、それでも間接鼻(?)はないわー。 だいぶ話によって当たり外れがあるものの、全体的にみて「少し・不思議」な感じは好き。 絵の表現力も凄い。 オチを含めて一番好きだったのは「代理裁判」で、 発想自体に特別オリジナリティがあるとかではなく、キャラの表情、コマの作り方がたまらなく話を魅力的に見せていると思った。

    0
    投稿日: 2013.09.07
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    ショートショート作品。 星新一みたいな作品です。 いろいろな視点で作品が描かれていて興味深く、 それぞれで、絵の描き方を若干変えているので、 すごいなと思う。 ただ、これといって、 気に入ったものは特になかったです。 のんびり読むにはちょうどいい作品集です。

    0
    投稿日: 2013.08.31
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    ショートショート集。 まさに多様性に富んだ作品集。 教訓じみていたりばかばかしかったり感性をくすぐる作品ばかりだった。 個人的には、 「ひきだし」「パーフェクト・コミュニケーション」「すごいお金持ち」が好き。 あと表紙、装丁がよかった。

    0
    投稿日: 2013.08.16
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    九井さんのショート短編集。平均4~6ページの短いお話が沢山詰まっています。短いページでここまで描ける事は素晴らしいです。どのお話も素敵です^^

    0
    投稿日: 2013.07.31
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    ショートショートとしては前作よりこの作品のほうが優れていると思う。ひとつひとつの話は前作のほうが好みである。

    0
    投稿日: 2013.07.29
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    なかなか、深いお話ばかりですね。ひねりがあるのかないのか、わかんない作品もあるのですが、私の知識不足ですね。(たぶん・・・)高野文子さんの作品も思い出しました。

    3
    投稿日: 2013.07.19
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    どれもこれも絵が上手くて面白い。ついつい何度も読んでしまう。「ショートショートの主人公」が好きです!

    0
    投稿日: 2013.07.07
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    「ひきだしにテラリウム」九井諒子 ショート・ショート漫画。 第16回さいたま読書会課題図書。 読了。

    0
    投稿日: 2013.07.02
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    カバー絵の「盛りっぷり」に惹かれました。 バラエティに富んだ視点と馴染みのよい絵柄に◎ ほかの作品も読みたくなりました。 なんでも前作が非常に良いらしい うーん、気になる

    0
    投稿日: 2013.06.23
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    ずっと気になっていたのをやっとお茶の水のヴィレヴァンでげっと! 面白かったです!濃密な33編。絵柄が一つ一つ違うのが本当にすごい! 「恋人カタログ」「代理裁判」「ノベルダイブ」「かわいくなりたい」「ショートショートの主人公」「えぐちみ代このスットコ訪問記 トーワ国編」「すごいお金持ち」などが面白かったです。いいなぁ。ネタの出し惜しみゼロ!

    0
    投稿日: 2013.06.09
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     本屋で表紙買いしました〜。ショートショートが好きというのもありまして。  作者の絵柄が自在で、どれが本来の絵柄なのか分かりません。おそらく表紙の絵柄そうなのかな?他にもコミックスが出ている様なので買うと思います。と言うか以前店頭で見かけて気になっていた本がそうでした(笑)

    0
    投稿日: 2013.06.06
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    「神のみぞ知る」はタイトルも(笑)  限られたスペースで、どれだけのことを突っ込むことができるかに力量がかかっている、ショートショート。 短いから楽ちん。長編だから大変。なんてことはなく、短ければ短いほど、センスが求められるのだなあとこの作品を読んで実感した。 よくこんなに思いつくな!ってくらい、わんさかお話、詰まってます。

    0
    投稿日: 2013.05.23
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    本を世界に例えるなら この本は、宇宙です。 本当に、それくらい様々なお話がこの一冊には詰まっています。 ** 画風も作風も、作品ごとにまったく変わっていて 「本当に、一人の作者さんがこれを描いているの!?」と思わず疑ってしまうほど。 前作のときもそうでしたが 作者さん自身の幅の広さを感じ取ることが出来ます。 ただ、★5つをつけられなかったのは、 前作が本当に好きすぎたから。 (『竜の学校は山の上』の方です) 内容的には本当に充分★5つです。 「久井諒子にハズレなし」 この煽り文句に、嘘はありません。

    1
    投稿日: 2013.05.23
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    おもしろい!今年のベスト候補筆頭かもしんない。これはすばらしいなあ。 5、6ページくらいのショートショートが33編。SFからシュールな話まで多種多様でひとつもはずれがない。話に合わせて画のタッチまで変えてくる凝りよう。 九井諒子の他の作品も買ってみなくては。

    0
    投稿日: 2013.05.11
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    読んでいて落ち着く。ホッとする。癒される。キュンとする。 どんな話にも九井さんの温かさやおもしろさがあって、「ああ~出会えてよかったなぁ!」と感じる漫画。 こんなにたくさんのお話が描けるのはすごい。そして、そのほとんどがハッピーエンドであることもすごい。素晴らしい方です。

    0
    投稿日: 2013.05.11
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    一話完結短編もの。ほぼ毎回絵柄が変わる。あっさりした絵柄、とても細かく綺麗な絵柄など。話の内容もよく考えるなと思うものが多い。

    0
    投稿日: 2013.05.06
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    サイトで書き続けていたお話などみるといつか長編を書いて欲しいなあ、と思ってきたのですが、サイト管理人と読み手の話とか好きだった身としても、更にこれ読むとずっとショートショートも書き続けて欲しい!と本当に思う。 まさにひきだしが多い作者さんだなあ。 絵柄も見やすいし、たった2Pのお話が本当に面白いってなかなかない。装丁が今回すごく好き。カバーはずした宇宙もすき。いいなあ、こういう装丁。ごちゃごちゃと楽しそうで。

    0
    投稿日: 2013.05.03
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    ショートショートの詰まった一冊。 既刊二冊も短編集で独特の味があり、コミック界で話題になった九井さんの作品。おもしろくないはずがない。 くすっと笑えたり、よく考えるとダークだったり、シリアスに見えてコメディだったり、福袋をあけるようで楽しい。

    2
    投稿日: 2013.04.28
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    どう説明したもんか・・・・・・正直、こんな面白いショートショートは読んだ記憶がないからなぁ 私自身がこの面白さを理解できてればイイって話でもあるんだが、本音を言えば、誰かに伝えたいってキモチもあるんです そんな思いを、読み手に抱かせて、悩ませる力のある漫画ですね 仮に、あるギャグ漫画を、無作為に集めた100人に読んでもらったとしてですよ? それを面白かった、と答える読み手はまぁ、ザックリ考えて50人強でしょうか。半分は「つまらなかった」と思う人です 漫画の好みが違う以上、それは避けられない結果ですよね しかし、私が思うに、この『ひきだしにテラリウム』は、色合いが違いすぎるショートショートがたっぷりと詰まっているからか、同じ実験をした際に、90人は「面白い」と答えてくるんじゃないか、と思います(残りの10人は、単にショートショートが好きじゃない人でしょう) どんな好みにもマッチする、様々な作品をギュウギュウ詰めにしている漫画、と説明するのが一番な気がしています、今は 4・26の時点、私の中のベスト3を発表しますと、こんなんです 第三位:龍の逆鱗 第二位:スペースお尺度 第一位:恋人カタログ あくまで、「今の」私の心境で選んだものなんで、明日には変わっている可能性もあります しかし、心変わりが起こっても、その時に合ったショートショートを用意してあるのが、この『ひきだしにテラリウム』なんです あと、152pのラストコマの一言は、九井先生の『本心』で『本音』なんだろうな

    1
    投稿日: 2013.04.26
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    どれもこれも、面白かった。 全部読むと、結構疲れる。それくらい濃い本。 栃木の話が好きだったな、あの表情とか。

    0
    投稿日: 2013.04.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ストーリーによって絵柄が別人が描いたのかってほど変わる。 星新一のショートショートのようなものや「ん?」と理解できないもの、思わずクスクス笑ってしまうもの。盛りだくさんで飽きない。 「代理裁判」…自分の頭のなかで勝手に開廷される代理裁判。常に自分の都合のいいように考えてしまう「あるある」で思わずくすくす笑ってしまう。 「ノベルダイブ」…駐輪場に馬がぽつんって停めてあるシーンが最高に好き。 「すごいお金持ち」…お嬢様のなんとも言えないシュールな表情がかわいい 「かわいくなりたい」…発想の勝利。 「すごい飯」…すごい飯なんだね、たしかにメラミンスポンジはすごい飯。美味しいごはんのことを嬉しそうに語る姿がおもしろい。 「夢のある話」…酔いどれおじさんがトナカイにまたがるまさに夢のある話。

    1
    投稿日: 2013.04.21
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    九井さんホント面白いなぁ。視点とか感性がシュールで好き。ショートショートもうまいと思う。「恋」なんかは2ページしかないのに人間の感情への洞察とか機械をつくる人の残酷とも思えるような冷静さとかうまーくまとめてる。ほかにも初見ではわからないような「かわいそうな動物園」「春陽」「秋月」も唸ったし、「代理裁判」や「ノベルダイブ」のギャグセンス、「遠き理想郷」などの皮肉感も好きだぁー。もはや信者ですな笑

    0
    投稿日: 2013.04.20
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    音楽で言うとカップリング集とかデモテープ集みたいな、物語を紡ぐためのアイディアの種が33個。いろいろミステリアスな作者の中をちょっとだけのぞけたようなそんな気分。

    0
    投稿日: 2013.04.19
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    【印象】 特異な設定を用いて、簡潔な起承転結で楽しませる作品だと思います。 後味が悪くならないように配慮されているようなので、多くの人が楽しめるかと思います。 【内容】 役に入りすぎた役者だったり、 猪を食べる程度の認識で龍を食したり、 物語の主人公という性質を本人が自覚していたり。 多種多様なテーマです。 【画】 主として簡潔な絵柄ですが、作品それぞれで内容に合わせて変えているようです。 癖がない印象なので多くの人に受け入れられやすいと感じます。 【類別】 ファンタジー。ほんのりSF。 【備考】 掌編作品集です。全33編。 1編当たり4ページ程度で独立しているので空き時間に読みたい人にお勧めします。

    0
    投稿日: 2013.04.19