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坊っちゃん
坊っちゃん
夏目漱石/新潮社
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総合評価

619件)
3.9
154
219
160
14
6
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    道後温泉に行ったら、坊ちゃんが通った温泉宿や、坊ちゃん団子や坊ちゃん列車や、坊ちゃんがすごく推されてたので、今更ながら坊ちゃんゆかりの地だった事を知り、学生時代に読んで以来何十年ぶりに読んでみた。 勧善懲悪の痛快小説だったってことも忘れてた。 時代が日露戦争、ポーツマス条約あたりってことも改めて知った。 女中の清の愛と優しさが坊ちゃんを支えている。 一本気で無鉄砲で狡さを嫌う坊ちゃんが、彼が感じる悪い人達(実際はどこにでもいると思う)と戦う中で、清を心の支えにする様子が、ストーリーの緩急をつけている。

    0
    投稿日: 2025.09.03
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    著者、夏目漱石(1867~1916)の作品、ブクログ登録は、8冊目になります。 本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 さあ、きょうからおれも一人前の先生。張り切って着任した中学校だがまわりの教師が何だか変だ。臆病だったり、嘘つきだったり、小うるさかったり、いったい誰がまともなんだいーー? 正義感あふれる主人公が、同僚の婚約者を汚い手を使って奪い取ろうとする教頭を徹底的に懲らしめるまでの顛末を痛快に描く。漱石の作品中、もっとも愛読されている一冊。 ---引用終了 本作の細部をじっくりと読むと、興味深いことが書かれていたりします。 例えば、 p61~62  「一番槍は御手柄だがゴルキじゃ、と野だが又生意気を云うと、ゴルキと云うと露西亜の文学者みた様な名だねと赤シャツが洒落た。そうですね、まるで露西亜の文学者ですねと野だはすぐ賛成しやがる。」 ここは、赤シャツと野だが釣りをしている場面だが、釣れた魚が、ゴルキという魚。 こんな魚名は聞いたことがないので、本書の注解を見ると、「松山地方でギゾーと呼ばれる魚」とのこと。 こちらも聞いたことがない魚名なので、検索して確認したりした。

    100
    投稿日: 2025.08.30
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    若い頃に読んだときは「痛快な青春小説」かと思った。中年になって読むと「哀しい小説」だと思った。もっと年を取ったらまた違う感想があるのかもしれない。古典というのはそんなふうに何度か味わうべきものなもかなと思う。

    0
    投稿日: 2025.08.18
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    道後温泉に向かいながら新幹線や電車、旅館で読んだ。坊っちゃんのありえないほどの真っ直ぐさと、松山で新しく出会う人々の二面性や信用できない側面に動揺しつつも自分なりの筋を通す様子に、読みながら応援の気持ちを持ちつつも、結局真っ直ぐすぎる人は多少小狡い人に割を食うよなと切ない気持ちになった。坊っちゃんに何があっても絶対的に味方でいてくれる清の存在は果てしなく大きい。道後の街を歩いてると坊っちゃんと「マドンナ」が並んだ銅像やパネルや貸衣装が沢山並んでて商業を感じた。山嵐。。

    0
    投稿日: 2025.08.14
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    四国旅行に行く前に読んだ。 何年か前に二宮くん主演でドラマをやっていて、登場人物の顔をそのドラマの俳優さんの顔をそのまま思い浮かべて読んだ。 夏目漱石が楽しく勢いよく文章を書いていることが伝わってくる。実際に解説で短期間で書き上げたことを知り、やっぱりなと思った。 わたしの中で夏目漱石といえばロンドンでの留学生活で打ちひしがれて帰ってきたという印象が強い(某裁判ゲームのせい)。 その中で近代化の恐ろしさ、危機感、土着の文化への愛おしさが培われたんだろうなと思った。その視点で『坊っちゃん』を振り返ると、坊っちゃんの「難しいことはわからないが気に入らないからぶっ飛ばす」という単純さが、漱石が近代化の波に飲まれる前の日本に感じていた愛着を表しているんだろうなと感じられる。 今の世の中、何をいうにもロジックが必要で、個人の感情は二の次にされてしまう。例えば仕事を休むにも、体調不良だったり家族の都合でとか、理由が必要だけど、なんとなく休みたいなーで休んでも悪くない(今の仕事はステークホルダーが多すぎて周りへの影響も考えなきゃいけないけど)。 さっきと言ってること違う!と思わず笑ってしまう坊っちゃんの言動だけど、実際人間ってずっと同じ主義主張を持ってるわけじゃなくて、刻一刻と変わっていくものだよなあ〜と思ったり。 世の中は複雑になりすぎる。仕事の本質も、もっと誰かのために何かをしてそれの対価をもらう、みたいなシンプルなものでいいのにな…

    2
    投稿日: 2025.06.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昔の小説っていうものはどこか堅苦しいつまらない文章であるという固定概念があった。けど坊ちゃんは捻くれた奴で不器用な男でこんな人物像が昔に描かれてたんだーって思った。思ったよりも面白いし彼なりの正義感というものも垣間見れて応援したくなる。継母だっけ??との優しさに包まれた関係も良い。授業で読んだ。

    1
    投稿日: 2025.06.03
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    クスッと笑えて、正義感に熱くなり、故郷を懐かしみ。 人間の様々な感情を描いています。 文豪と聞くと難しそうですが、とても読みやすかったです。

    1
    投稿日: 2025.06.01
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    50歳を過ぎて遅ればせながら読み始めた夏目漱石の読んだこと無くてもタイトルは知っていた本書。 アガサ・クリスティのタイトルが好きな私には『坊っちゃん』というタイトルに興味を惹かれなかったという阿呆みたいな理由で未読でしたけど、なんとなく想像していた内容であろうはずもなく、主人公は、なんて危なっかしい思考回路でそれでいて憎めない主人公なんだ。読み始めたら止まらない人物描写の嵐。私のような単純な人間は、やっぱり清が好きになるし、赤シャツと野田に怒りと憎しみを感じるし、山嵐には、ごめんって思う。そんな風に感情移入を余儀なくされるのである。 きっと、数多の素晴らしい感想が生まれたであろう名著に未熟な読者の感想なんておこがましい話です…。 ただ、新潮文庫の紙の本で読むと巻末に夏目漱石氏の年表もありまして、夏目漱石氏が養子に出されて、最終的に夏目家に戻る流れが淡々と年代と共に書かれているのを読み、その家族の移り変わりを子供時代に見てきた事はどれ程の観察力を培ったのだろうと考え深い。

    13
    投稿日: 2025.05.31
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    真っ直ぐに受け取り、真っ向に向き合う。自分の間借りない正誤感覚を折らずに、不条理も覆そうとする豪快さ。読んでいて恥ずかしくなるくらいに爽快。語り口も独特のあだ名も味があって、溶け込みやすいとい。

    0
    投稿日: 2025.05.21
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    ただ肯定して認めてくれる暖かさがある人がいるだけで人は強く生きられる。そして、そういう人の存在が目立たないが多くの人を支えてる気がする。

    0
    投稿日: 2025.05.13
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    けっこう真っ直ぐで突き進む教師坊っちゃん。山嵐や赤シャツなど、さまざまな登場人物がいたがやりとりが面白かった。夏目漱石はこちらの小説をものすごいスピードで書き上げたらしいが、そういう感じはする、小説に勢いがあるので。

    0
    投稿日: 2025.05.03
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    坊ちゃんは江戸っ子だが兄からもらったお金で物理学を勉強して縁があって愛媛で教鞭をとることになる。現代の先生とは違って、自分が我慢することはなく、生徒に謝らせたり同僚を懲らしめたりとめちゃくちゃな性格をしている。でも自分を曲げずに真っ直ぐに生きていてとても爽快だった。 最後仕事を辞めて東京に帰ったのもよかった。

    0
    投稿日: 2025.04.01
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    「赤シャツ」「マドンナ」「親譲りの無鉄砲」の3つの記憶のみで読んでみたが想像以上に面白くて驚いた。生粋の江戸っ子の坊ちゃんがなんとなく教師になって愛媛に赴任する物語。ごく日常的なストーリーなのに、坊ちゃんの独特の語り口調が脳内でリズムに乗りまったく飽きない。田舎だと馬鹿にしながらも生活していくうちに馴染んでいく...という展開だと思っていたが最後まで好きになれず「こんなところはもう御免だ」と帰っていくのが斬新だった。坊ちゃんの単純な性格、かなりの毒舌、清への思いなどが妙に好ましく思い流石の名作だと唸った。

    3
    投稿日: 2025.03.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    坊っちゃんの生い立ちについては冒頭で語られますが、 もしかするとそれはフェイントで、実際彼は無菌室で育てられ、 一ヶ月だけ外界に放り出されたアンドロイドなのではないだろうか? 読み終えた後、そんな風に感じました。 本作は、草枕や猫に比べるとすごく砕けててコミカルで 同じ人が書かれたとは思えないほど読みやすいもので、 よくある教訓や風刺を込めたものとは少しねじれに位置する 娯楽性に富んだもののように思います。 昭和の考え方の人の教えとして自分が耳にしてきた言葉は、 新米の頃は3年の間は上司の言う事をきちんと聞き、 余計な口ごたえや反抗はしてはいけない云々というのが 美徳として当然と見られているものと思ってますが、 この主人公は、生まれ育った都から初めて得た働き口の松山で、 最初から最後まで周囲を完全に見下した態度を軟化させず、 環境の変化に適応する懐の深さがまるでありません。 この、23歳まで人の世界で暮らしてきたように到底思えないほどの 無垢さは決してブレることなく全編で一貫されており、 新人をいじろうとする生徒や罠にはめようとする同僚の奸計に いちいち正面衝突していくエピソードひとつひとつに青さを感じます。 心を許しているのは子どもの頃から世話になったばあやだけ、 世の中の人が空気を読んで波風を立てない様にしのぎ、 マドンナに見限られた上に飛ばされる、うらなり君のように、 感情を殺して職に身を投じる様な心が全くありません。 ここまで清々しいほどにKYぶりを発揮して生きることができたら、 溶鉱炉でも溶けないターミネーター以上の不死身っぷりに 握り拳をあげた人々も逆に平服させてしまうのではないでしょうか? 冒頭に『アンドロイド』と評したのはまさにその印象です。 彼は中途半端に恵まれた『坊っちゃん』だったことが災いして、 通り一遍の勉学を身につけることはできていても、 他人と折り合いをつける、勉学以外の実学に対して乏しい知見しか 持ち合わせていず、ただでさえ堪え性のない人間が、あの松山の学校に 異物として投入されるとどうなるか?そんな対比として描かれたものだろうと。 適性のない人間が陰湿でジメジメした学校組織に組み込まれると こんな不幸が生まれるのかもしれませんね。 空気を読む大人に備わった理性の面の皮を、まるごとはがした坊っちゃんと、 そのバディである山嵐との意気投合を経てのタッグマッチは まるで子どものケンカみたいな幕切れですが、 これはいわゆる、倫理の皮をかぶった人間の名をした怪物に対する、 彼らなりの鉄槌であり、そこには夜の襲撃でありつつ、 雲ひとつない青空のような無垢な者たちの心が表れているように感じました。 それにしてもたった一ヶ月のあいだに、こうまで人とわかり合えたり、 憎しみの感情をぶつける対象として捉えたりできるものでしょうか? 自分なら一ヶ月経っても、人の名前を覚える程度のところまで いくのがやっとやっとと思います。 こんなイベント豊富な人生は疲れそうだな・・・。 自分はモブキャラ位がちょうどいいですね。

    5
    投稿日: 2025.03.16
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    読もうと思いつつも積読を続けていたが、ふと思い立ち読むことにした。夏目漱石の代表作とあっては期待したが、紙面びっしりの文字と、古めかしい言い回しには苦戦した。赤シャツの性格が非常に狡猾であったことが印象に残った。この作品が名作たる所以は一体何であろうか。機会を見て再読し、この問いを解決するのが良いだろう。

    25
    投稿日: 2025.03.14
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    主人公が竹を割ったような性格で読んでいて大変爽快だった。話の筋も勧善懲悪ものでよい。 赤シャツ、野だみたいな人はどこにでもいるよね。

    0
    投稿日: 2025.03.13
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    カッコつけてドストエフスキーなんて読んでる場合じゃないぜよ! というわけで、ここに来て『坊っちゃん』です なんか図書館で目があったので、今このタイミングで夏目の漱石です まぁ、僕なんかあれですよ 高校時代はいっぱしの文学青年気取ってましたからね(理系コース) 漱石やら龍之介やら康成やらは一通り通ってきてるわけです なので、『坊っちゃん』なんか再々々々々々読くらいなもんなんですけどね 超久しぶりに読んだら、やたら面白いじゃないか! そしてぜんぜん覚えてないじゃないか! マドンナってこんなちょい役だったっけ? 坊っちゃんてこんなアホやったっけ? うーん、なんていうかね これぞ日本ですよ! 日本人はかくあるべきですよ そして日本には夏目漱石がいるってことですよ! いやー、ちょっと夏目漱石、色々読み直したくなってきちゃったなー って、別にカッコつけてドストエフスキー読んでるわけ違うわ!( ゚д゚ )クワッ!! 失礼な!(自作自演)

    73
    投稿日: 2025.03.11
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    愛してる。大好きな本。そんなに読書量多く無い人生で、1番好きな本。とにかく読んでいて気持ちが良い。坊ちゃんの理不尽には揺るがされないまっすぐさに共感を覚える。本当に大好きな作品。無鉄砲でも、こうやって生きていきたい。

    1
    投稿日: 2025.02.25
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    坊ちゃんの不器用で真っ直ぐなところが愛おしい。でも学校に限らず嫌な性格な人はいるんだよなぁとか、組織で働くとこういう人は苦労するよなという共感が大きかった。

    2
    投稿日: 2025.02.17
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    主人公の心情描写が本当にストレートで正直だと思った。 現代社会においても赤シャツの様な人間は多い。主人公や山嵐の様な正直さは得られなくても、清が坊ちゃんを可愛がった様に、真っ直ぐで正直な人間に惹かれ、愛す事のできる人間になりたい。

    2
    投稿日: 2025.02.15
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    夏目漱石の本ってどんなんだろうとふと思い立って読んでみた。 多分本の中に書かれている伝えたいことの理解は出来てないんだろうなと思い、もっと色んな本を読んでいつかもっと深いところまで理解出来たらいいなと思った。 せっかちで曲がったことが大嫌いで思い立ったらすぐに考えず動き出してしまう主人公。周りの人に翻弄され不器用なりに自分の意思をしっかりと示すところが人間的で面白かった。 こう真剣に自分や周りと向き合っているからなのか、本の中での時間は1ヶ月程だったと思うが、濃密に記されており、もっと永く感じた。 小さな事件の積み重ねもその人の人生にとっては大切な一ページでそこの描写や背景が滑稽に書かれているのが面白さなのかなと感じた。

    10
    投稿日: 2025.02.12
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    坊っちゃんは真っ直ぐだ。良ければ良い、悪ければ悪いと云う。言葉の裏を読まないし、嘘もつかない。坊っちゃんは考えが足りないと度々自分を分析しているが、白痴ではない。ちゃんと周りの人間の悪意も認め、その上で自分が自分に恥じない生き方を通すのだ。全くもって恐ろしいことである。 今はもう正義と悪で分別できるほど簡単な世の中ではないから、善く生きるとはこういうことの外無いように思える。ただ坊っちゃんにあなたは善く生きていますなどと心から誉めても、胡散臭い奴と一蹴されてしまいそうなのが、余計に愛おしい。

    1
    投稿日: 2025.02.12
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    子供の頃手にとって読んだ記憶があるが、話が分からず最後まで読めなかった記憶がある。 大人になって、新たな気持ちで手に取った。 なるほど、こんな事を言っていたのか。 話の内容もやっと理解出来た気がする。 やはり、一昔前の話なので今では信じられない所があるが、現代とも変わらない人のズルがしこさなんかは変わらないなぁと思う。 義理と人情、まがった事が嫌いな江戸っ子、今身近にいたらさぞ楽しませてくれそうだ。

    2
    投稿日: 2025.02.10
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    ・坊っちゃん巡りをするにあたり再再読。 ・「四日目の晩に住田と云う所へ行って団子を食った。この住田と云う所は温泉のある町で城下から汽車だと十分ばかり、歩行いて三十分で行かれる、料理屋も温泉宿も、公園もある上に遊郭がある。おれの這入った団子屋は遊郭の入口にあって、大変うまいと云う評判だから、温泉に行った帰りがけに一寸食ってみた。」 ・「おれはここへ来てから、毎日住田の温泉へ行く事に極めている。ほかの所は何を見ても東京の足元にも及ばないが温泉だけは立派なものだ。」「温泉は三階の新築で上等は浴衣をかして、流しをつけて八銭で済む。」「運動の為めに、湯の中を泳ぐのは中々愉快だ。おれは人の居ないのを見済しては十五畳の湯壺を泳ぎ巡って喜んでいた。ところがある日三階から威勢よく下りて今日も泳げるかなとざくろ口を覗いて見ると、大きな札へ黒々とゆの中で泳ぐべからずとかいて貼りつけてある。湯の中で泳ぐものは、あまり有るまいから、この貼札はおれの為めに特別に新調したのかも知れない。おれはそれから泳ぐのは断念した。」 ・そういえば、文学に興味を持ったきっかけはニノが新春スペシャルドラマで「坊っちゃん」をやっていたのを見たことからだった。どうしても坊っちゃん=ニノ、山嵐=古田新太、赤シャツ=及川みっちーで想像して読んでしまった。何度読み返しても味わい深さのある作品だろう。 ・松山に思いを馳せて。

    0
    投稿日: 2025.02.08
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    無鉄砲で怖いもの知らずの坊ちゃんがキヨにだけ人間らしい弱さと恋しい思いを見せる。結局坊ちゃんを愛してくれたのはキヨだけで、坊ちゃんも離れてわかる真実の愛といったところか。 江戸っ子の坊ちゃんは田舎をはなから馬鹿にしていてそれは最後まで抜けないし、歩み寄れない。ただ一人山嵐は坊ちゃんと同様に不正を嫌い人情を大切にする。 結局坊ちゃんは松山を何も変えられなかったけれど、この小説は社会的地位や経済力がのさばる社会に対する問題提起であるか

    1
    投稿日: 2025.02.07
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    登場キャラクターもそれに付けるあだ名もビビットで、世界観に引きずり込まれたo̴̶̷̤ ̫ o̴̶̷̤ ポップなので只々楽しく愉快に読み終える。語り手の口が悪いのがなんかツボで、文章の面白さがピカイチだった!!

    0
    投稿日: 2025.01.20
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    「三四郎」「それから」「門」「こころ」「草枕」と背伸びして読んでいた高校時代。「坊ちゃん」は何故か読まなかった。迷える思春期にはあまり魅力的ではなかったのかもしれない。 今さらだけど、「坊ちゃん」を読んでみた。シンプルで真っ直ぐで面白い。正義感をふりかざして、ぶつかっていく坊ちゃん。 でも、私にとって興味深かったのは、坊ちゃんに終始優しかった清との関係。 坊ちゃんの長所も短所も包み込む母のような存在だった。まさに無償の愛。 清は、亡くなる前日、「お墓の中で坊ちゃんが来るのを待ってますから」と告げる。 孤独にうちひしがれてもおかしくない坊ちゃんが、強く生きられたのは絶対的な?愛があったからなのか。

    116
    投稿日: 2025.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・社会人をさせられているので、こういうい嫌な奴おる(泣)と共感してしまった したくないよこんな共感… ・ストーリーだけ書き出すと、すげ〜基本嫌な話(最後ちょっとスッキリするが)なのだが、コミカルで読みやすい。主人公もなんだかんだかわいげがあり、ほほ笑ましく読める。かき氷代を取り返す(というとなんかあれだが)シーンは可愛くてとても温かい気持ちになるし、自分の非や苦手なところをスパッと認める潔さは気持ちがいいし、応援したくなる。文章がうまいとはこういうことか…と実感した。 ・私は小説を読むときはストーリーに目がいってしまうのだが、夏目漱石の小説は毎度文章力に驚かされる。虞美人草は恋愛ものなのもあってか(?)、描写や表現がとにかく美しい、その分慣れるまで読みづらい

    2
    投稿日: 2025.01.12
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    坊ちゃんかわいすぎです!!!! 清になった気分で読んでました!!! あとめちゃくちゃ読みやすいので後何作か坊ちゃんが語ってくれればいいのにと思いました。

    1
    投稿日: 2024.12.24
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    明治の文豪、夏目漱石を代表する作品の一つ。 松山に行くことがあり、手に取った。 痛快な作品ながら、現状の変更は困難という皮肉な結末。

    1
    投稿日: 2024.12.22
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    「坊ちゃん」は、「物理学校」を卒業している。 「物理学校」とは、飯田橋にある「東京理科大学」のことだ。(大学の横の小道の坂には「泉鏡花住居跡」の石碑も建っている。その坂は神楽坂に並行している) 「坊ちゃん」は、愛媛県松山の旧制中学校に数学の教師として赴任する。 (小説では出来の悪い学生たちばかりがいるように描かれているが、旧制松山中学は四国の最高学府。漱石の教え子たちは、皆、政財界、軍隊、文学で活躍するエリートばかりだった) 「坊ちゃん」が、中学の教頭「赤シャツ」に釣りに誘われる場面がある。 (「赤シャツ」は帝大出身の文学士だから、それこそ漱石そのものだ) 釣りはしたことあるかと聞かれ、当然何回かしたと答える。 それが縁日での釣りのことなのだ。 縁日が開かれたのは毘沙門天で、「坊ちゃん」はそこで「8寸(24cm)ばかりの」鯉を釣り損なったという話をして、赤シャツに笑われる。 「毘沙門天」とは神楽坂の坂の上にある「毘沙門天善国寺」のこと。 現在も、漱石の時代と変わらない場所に存在している。 そこから更に早稲田の方に向かうと、漱石の旧居がある。 今は、「漱石山房記念館」となって、漱石が住んだ往時を一部再現して見せている。 神楽坂を散策しながら、漱石に想いを馳せるのは楽しい。

    1
    投稿日: 2024.12.17
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    まあよくある勧善懲悪なストーリーって感じでした。昔だったら新鮮だったのかも知れませんが今は面白い本やドラマがたくさんあるのでちょっと刺激が足りない気もしましたがどうなんでしょ。すごい名作って気もしませんでしたが。谷崎潤一郎とか太宰治のほうが今でも刺激があって通用すると思いました。あと、やたら田舎をバカにしてるのもまあネタなんでしょうけど今だったらコンプラ的に問題にならないのかなとも思いました。

    1
    投稿日: 2024.12.09
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    言わずと知れた漱石の代表作。真正直な青年教師が正面から他の登場人物に勝負を挑んでいく様にユーモアを感じ面白い。当時の時代背景を想像するのはなかなか難しいが、優れた日本の教育環境を作ってくれた先人の本を楽しめることに感謝したい。

    0
    投稿日: 2024.12.07
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    確かに面白い。事実は誰の言っていること⁈、もしかしたら坊ちゃんの独りよがり⁈って思いながら読み進めた。真っ直ぐなんだな、坊ちゃんは。解説を読んで、どんな老人になっただろうか、と思い始めた。

    0
    投稿日: 2024.11.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    出身が愛媛松山だけど、そういえばちゃんと読んでなかったなと思い手を取りました! 内容ほぼ知らない状態でしたが、坊っちゃんが田舎松山をディスりながらも、先生や生徒に虐められるという、松山大丈夫か!?というお話に驚き笑 山嵐とうらなりはいい奴だったけど! でも坊っちゃんのあの竹を割った性格のお陰で、悲壮感は無く気持ちよく読めました! 話も文体も勢いがありテンポも良く、スルスルと読み進めることができ、一気に読破! 100年以上前の小説なので註釈を多々参照しながらではありましたが、古臭さをそんなに感じさせない、現代にも通ずる名作だと思います!

    1
    投稿日: 2024.11.23
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    主人公が竹を割ったような性格で良かった。 前回読んだ漱石の作品「こころ」とはかなり違ったさっぱりした読後感で面白かった。

    0
    投稿日: 2024.11.13
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    小学生の頃、挿絵の多い絵本のような形式の『坊ちゃん』を読んだことがあって、清という名前は何故か覚えていた。清が絡まない田舎教師の話は全く覚えていなかったが、期待通りの面白さだった。

    2
    投稿日: 2024.10.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まことに恥ずかしながら初読。でも今の方が理解できる部分が多いから良かったかも。高知の「ぞなもし」にほんわか和むのだが、よそ者いじめはなかなかに陰険。 竹を割ったような性格の坊っちゃんの、無鉄砲っぷりが痛快だけど、こんな先生はちょっと嫌だなぁ。山嵐先生に教えてもらいたい。 作中やたら出てくる清。坊っちゃんにとってはお母さんおばあちゃんだったんだねぇ。手放しに褒め称え信じ案じてくれる人って、人間にはとっても大切。最期に孝行出来て良かったこと。 金鍔って、刀の鍔を模してたのか!知らんかった!!

    5
    投稿日: 2024.10.27
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    とにかく一文一文のリズムが良い。極めて短く、淡々と進んでいくように見せかけてその中で山場とそうでない場所をしっかりと私に教えてくれた。小学生のころに読んだときと違い、ただの愉快痛快な内容だけではなく、表現方法や、一文一文への考察を交えるようになれたという自分自身の変化にも気づかされた。また読みたい。

    2
    投稿日: 2024.10.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前半は読むのがなかなか辛かったのだが(漱石の小説はなんか読んでて辛くなる)、後半は特に坊っちゃんのシャレの効いた文章、ユニークな坊っちゃんと清との優しいエピソードのおかげで楽しく読むことができたし、清に対する坊っちゃんの愛情が私の冷えた心をじんわりと温めた。特に"すると初秋の風が芭蕉の葉を動かして、素肌に吹きつけた帰りに、読みかけた手紙を庭の方へなびかしたから、仕舞ぎわには四尺あまりの半切れがさらりさらりと鳴って、手を放すと、向うの生垣まで飛んでいきそうだ。おれはそんなことには構っていられない。(略)おれが椽鼻で清の手紙をひらつかせながら、考え込んでいるとしきりの襖をあけて、萩野の御婆さんが晩飯を持ってきた。まだ見て御出でるのかなもし。えっぽど長い御手紙じゃなもし、と云ったから、ええ大事な手紙だから風に吹かしては見、吹かしては見るんだと、自分でも要領を得ない返事をして膳についた。"という箇所、漱石の表現力も相まって美しい光景がありありと目の前に浮き上がった。(引用が長すぎる)

    2
    投稿日: 2024.10.21
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    どうも古典が苦手だ。時間がかかる。時の洗礼を受けた作品を楽しめず、理解できない読者が悪いのでしょう。

    1
    投稿日: 2024.10.16
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    カラッとして真っ直ぐで筋が通ったぼっちゃんの描写が読んでいて気持ちよかった。ぐじぐじ考えてしまう自分を変えたいとすら思った。

    0
    投稿日: 2024.10.05
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    ・序盤:この主人公ずっと文句ばっかり言ってて好きじゃないなぁ ・中盤:現代においても多くの人はこの主人公と同じように、主観的に感じた印象で勝手に相手を測っているよなぁ。 ・終盤︰ずるいことは許さないという自分の正義感・信念を曲げずに行動し続けているのだとわかり、主人公にだんだん感情移入してくる。正義を貫いて生きて来れたのは、清がいるっていう安心感が源だったのだろうな。 解説によると、この本は夏目漱石がつらつらと一気に一週間ほどで書き上げたようだとのこと。なるほど、そんな筆運びのような文章が多かったかも。

    1
    投稿日: 2024.09.24
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     初期の代表作。松山中学に赴任していた自身の体験を基に描いたとされ、舞台となった道後温泉は有名(ただ、作中には道後温泉の名は出てこない)。「親譲りの無鉄砲で〜」と始まる冒頭は有名。  無鉄砲で真っ直ぐな性格だから、おかしいと思ったことには素直に反撥するのだが、弁が立たないのでうまく伝わらない。そこをうまく言ってくれる同僚の教師と共に不条理に抗う姿を描いている。  ここまで割り切って考えられたらスッキリするのだけれど、なかなか現実は難しい…。

    1
    投稿日: 2024.09.23
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    前半の文章がほとんど全部「俺は〇〇が信条だと思っているが、どうやら△△らしい。俺は気に食わないから××してやった。」で面白かった。何事も上から目線なのも当時の江戸っ子らしい。 どんだけ直情で真っ直ぐな竹なんだよ!と義理に熱すぎて愉快な主人公だなぁと思った。最後山嵐と一緒に赤シャツと野だを粛清するために辞表郵送してるし。 それでも清にしてもらったことをきちんと覚えてて、最後東京に帰ってきたら清と一緒に暮らすのも義理人情に厚い坊っちゃんらしいなと思った。 調べたらこの作品を機に勧善懲悪をテーマにした作品が多く復活したと書いてあったけど、それでも坊っちゃんと山嵐は仕事を失ってるし、物理的には赤シャツと野だをボコボコにしたけど、社会的には敗北している。勧善懲悪といっても、坊っちゃんみたいな真っ直ぐで不器用な人は勝てないことを説いてるみたいで、寂しさを覚えた。そうなんだよな!結局意地悪が社会的に勝利するのは1906年から変わってないらしく、ちょっと安心した。

    2
    投稿日: 2024.09.04
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    知らない言葉がたくさん出てきた 有名な冒頭しか知らなかったが、最後まで読めてよかった 無鉄砲な坊っちゃんは最後まで無鉄砲、でも清を大事にするところが好きです

    0
    投稿日: 2024.08.12
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    近代文学は読みにくい作品が多いが、割と読みやすくて内容も面白い。深く読もうとしても楽しめるし、浅く読もうとしても楽しめる。若干構造が複雑だが、あまり気になることなく読み進められる。しかし、近代主義は現在まで続いてるなぁーと感じた。

    0
    投稿日: 2024.07.23
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    子供の時読んだが記憶がなく、改めて読み始めた。 なんだかんだ人の悪口ばかりだが、 最後は共に暮らした清の事を思うところが、なんかホッとした。 現代版、男はつらいよとかと似てるかなと思った。 痛快感は良かった。

    0
    投稿日: 2024.07.14
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    新潮文庫の歴代売上ベスト5に入る言わずと知れた漱石の代表作の一つ。 しかしながら、私の読書歴の中で、何度も購入しながら一度も完読した事が無い一冊でもあります。 今回「ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道~ 」が漱石の所蔵書の話だったので、この機会に何十年ぶりかで本書を手にとってみました。 冒頭、主人公がいかに破天荒かを語るくだりは何度読んだ事でしょう。 そのエピソードを象徴とした物語の展開に唖然とさせられつつ、わかりづらい表現も註釈に助けられながら初めて目にしてから数十年目にしてやっと完読をしました。 文章や物語の時代背景がわかりづらいので「課題図書」等で勧められても中学高校あたりではなかなか理解しながら読むのは難しいかもしれませんが、改めてこの古典作品を振り返ると、真っ直ぐな思考回路の個性的な主人公のDNAは後世で登場するいくつもの物語の主人公達に受け継がれている気がします。

    55
    投稿日: 2024.06.09
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    シンプルに読んでも面白い作品だが、解釈には解説が役立った。 なるほど直観的には直情の主人公が気に入らない奴らを打擲して去っていく勧善懲悪ものだが、作家論的には近代による旧き良きものの収奪を予期する作品として位置付けがなされているようだ。 都会と近代思想、地方と儒教的な価値観がそれぞれ対になっていないのも興味深い (もちろん明治の中学校教師ともなれば、地方といえども知識階級であるから当然なのだが) 。 うらなり君も山嵐や主人公も、巧言令色の徒のために松山を去らしめられるのであって、ムラ社会的な干渉に嫌気がさして職を辞したわけではない。 そのように考えると、東京と松山の舞台が逆転していたら凡作になっていたように思う。

    0
    投稿日: 2024.06.07
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    2024/5/19読了(再読) 松山は本作の舞台ということを前面に押し出しているが、作中の扱いは、行く前から『どうせ碌なところではあるまい』に始まり、立ち去る時も『不浄の地』呼ばわり。人柄、景観、食べ物に至るまでボロカスに書かれ続け、多少なりともポジティブ評価されているのは道後温泉くらいである。松山の人って、大らかなのね、と思ってしまうが……。

    7
    投稿日: 2024.05.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    道後温泉に旅行へ行くことになったのでこの機会にと読了。名作と言われていることで敷居が高く感じていたものの、個性的で歯切れの良い文章がとても読みやすかった。 坊ちゃんが悪者を懲らしめて問題を解決したりマドンナとの恋模様が描かれているんだろうと勝手に想像していたものの、実際の内容とは違っていた。 坊ちゃんも山嵐も最後には大暴れしたが、結局は歪んだ学校を変えられず自分たちが去る結果となってしまった。マドンナも拍子抜けするぐらい存在感が薄くよく分からない人物のまま終わった。 メインの話はクセのある教師達との一悶着や松山での暮らしではあるが、全体を通して一番印象に残ったのは清との絆だった。詳細にエピソードが書かれているのは初めのほうだけだったのに、いつも坊ちゃんの心には清がいて支えになっており、その存在感の大きさを感じた。 真面目に技師として働いて清と二人で過ごした時間は幸せなものだっただろうが、あっという間に終わってしまったのが寂しい。鉄砲玉のように真っ直ぐで熱い坊ちゃんなのに、その一方で掴んだ幸せはささやかで儚いのが対象的で呼んだ後に切ない気持ちになった。

    3
    投稿日: 2024.05.23
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    子供用に書かれた物を小学生の時に読みましたが、原作は初めて読みました。夫と交互に一日2ページ音読して、やっと読み終わりました。(1日2ページ音読すると認知症予防になると聞いたので)とても楽しかったです。坊ちゃんも清も山嵐も読んでいるうちに好きになりました。でも本当に坊ちゃんが身近にいたら、困ったやつですよね。

    2
    投稿日: 2024.05.12
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    次男坊として、江戸幕府側だった者として…赤シャツ、山嵐、マドンナ、色々な人々からも垣間見える時代背景や「坊っちゃん」の心情など、様々な側面から分析すると面白い。印象深い一冊。

    0
    投稿日: 2024.05.02
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    後先考えずに行動する「坊っちゃん」。 東京理科大学卒業後に四国の中学校に教師として赴任するが、生徒たち、教師たちとの間で様々な問題ばかり起こる。 卑怯、曲がったことは大嫌いで、ただ筋の通っていることのみを正しいと思う坊っちゃん。 こんなに物事をはっきり言うことができたら気持ちいだろうなと思う反面、実際にそんなことをしていたら、生きづらさもあるのではないかと思わされた。 現に、最後にスカッとした気がしたが、結局、俯瞰的にみると損を被ってるのは主人公なのだから。

    0
    投稿日: 2024.04.21
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    子供の頃読んだ「坊ちゃん」。大人になってまた読むとこんな面白い話だったっけと新鮮だった。 読み始めとっかかりでは、坊ちゃんの威張り具合に辟易してしまうが、ページをめくるごとに、そんな坊ちゃんのことを好きになっていく。江戸っこっこの口調で同僚教師たちをけなす坊ちゃんも、清のことを恋しく思う坊ちゃんも、どちらもとにかく憎めない。面白かった。

    0
    投稿日: 2024.04.07
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    それぞれの登場人物が、それぞれの表現で、それぞれの色で威張っている様、その描写が活き活きとしていて見事

    0
    投稿日: 2024.03.28
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    数年ぶりに再読。 無鉄砲で傲慢な坊っちゃんがいろいろしでかすお話。 初めて読んだときは、最後の場面にスカッとしたが、今読み返してみると、赤シャツが少し可哀想に思えた。 5分後に意外な結末という本に、中間管理職の苦悩という赤シャツ目線で書かれたお話があるが、それを読んでからだと赤シャツに対する見方が変わる。 赤シャツは本当は若い女性が接客するお店はあまり好きではなく、他の教師との義理でやむを得えずつきあわされていた。 マドンナに対しても下心など些かも抱いていない。 学校でも校長やら他の教師やらから、仕事を押し付けられ、東京から赴任してきたという生意気な新任教師がいる中で安牌な人間関係を保たなければいけないというプレッシャー。 どの人物の目線で語られるかによってこんなに受け取り方も変わるのかと感嘆した。

    17
    投稿日: 2024.03.25
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    一つ前に読んだ太宰の作品に比べて、キレとリズムが良い文体だったので一気に読了した。江戸っ子で義理人情があり真っ直ぐな若い主人公が、社会人デビューとして高知(当時を考えるとかなり異国の地)にある学校の数学教師として赴任したものの、そこで白黒簡単につけられない理不尽な世界に直面し、日々葛藤する物語。それでも心折れず持ち前の江戸っ子精神で、学校の闇に真っ直ぐ迫る姿は、読んでいて気持ちが良かった。まさに明治の鬼塚英吉(GTO)。

    4
    投稿日: 2024.03.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昔の日本文学あまりハマらなかったけど、坊ちゃんは面白かった! 読みやすい、語呂合わせとかも面白いし。 野だと赤シャツに苛つきすぎてもっとこてんぱんにされてほしかった。

    0
    投稿日: 2024.03.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この上なくシンプルな終わり方、これが良い。読後のさわやかな、しかし心が少しあったまるような、そんな最後の文だったと思う。「だから清の墓は小日向の養源寺にある。」と書かれることで初めて、この作品はもう既に清が亡くなった後に当時を懐かしむように思い出しながら描かれた作品であることが分かる。この「だから」という一文が、この作品が書かれた理由を示している。つまり、この作品は清の墓が小日向の養源寺にある理由を書くための文章だったのだ。そしてもう清が亡くなってしまっていることに対する寂しさと、しかしそれが情を乗せずに表現されており押しつけがましくないため、我々の胸にもスッと入ってくる。 私は普段は基本ミステリーなどストーリが面白いことを売りにした作品を読むため、話の展開があまりないようなものを読むのは学校の授業ぶりだったかもしれない。が、これはこれで悪くない、むしろそれなりに面白さを感じられたと思っている。特に良かったポイントは、文章自体の良さと登場人物の個性の2点だろう。久しぶりに現代以外の書き手の文章で、読み始めは内容が入って来づらいと感じていたが、声に出しながら読んでみると、音にしやすいことこの上ない。音になれば自然に脳にも入ってきて、すらすらと読めるようになった。それ以降は音読をせずとも、頭の中で声が自然に再生され、のめりこむように読めた。 また登場人物の個性の側面として坊ちゃんは、他人の言うことなすこと全てをふっかけられてるように捉えてしまう。それがつまり親譲りの無鉄砲さである。癇癪持ちで何にでも突っかかる姿勢に最初は驚くが、次第にそれが悪くなく思えてくる。そんな中で一番の仇となりそうな山嵐が出てくるが彼もいい役だ。来月GWに四国に行く際には、彼らに会いに行こうと思う。

    11
    投稿日: 2024.03.10
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    夏目漱石ってこんなにユーモアのある人だったんだ! 田舎を見下す口の悪さには身に覚えがあり、自分流の正義を通そうとする主人公の若さには懐かしさを感じ、他人を皮肉る極上の悪口にはニヤリと笑わされっぱなしだった。 主人公の正義感に共感する。でも若い直情型の怒りには悪知恵が欠けていて、集団の中で上手く立ち回る小さな権力にも勝てない。身を呈して挑まなければならないが、賭けるものが自分の身体ひとつという不利と不条理。昔も今も、正義を通すのは簡単じゃない。 清の存在がこの小説の救いだった。

    2
    投稿日: 2024.02.27
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    夏目漱石さんの本を初めて読みましたが、面白かったです。坊ちゃんという主人公が真っ直ぐで芯があるけど、無鉄砲すぎるところが、逆に惹き付けられました。 また、所々の悪口や皮肉を言う時のセリフなどが本当に笑えて、夏目漱石さんの言葉選びに感動する程でした。

    2
    投稿日: 2024.02.22
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    夏目漱石の代表作「坊ちゃん」を読んでないのも恥ずかしいと思って読んでみた。東京育ちの青年が田舎でほのぼのと教師生活を送る話かと思いきやべらんめえ江戸っ子、直情型の坊ちゃんが繰り広げるドタバタをテンポよく表現した軽快な物語だった。

    0
    投稿日: 2024.02.21
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    姜尚中さんの悩む力、から手に取った。古い作品だが、登場人物の人間らしさの描写が瑞々しく、面白く、一気に読んでしまった。

    1
    投稿日: 2024.02.13
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    夏目漱石の有名な作品。再読。 気が短くて真っ直ぐな坊ちゃんは 大人気なくて困った人だけど、 一本筋が通っていてある意味気持ちいい。 田舎のちょっとした 権威を傘にきた赤シャツや、 その腰巾着的な野田にイライラする。 どこの職場にも面倒な人はいるものだ。 坊ちゃんの口の悪さ、真っ直ぐさが 痛快で面白い。 うらなり君が可哀想だけど、 最後、山嵐とやりこめるのでスッキリする。 今と違ってSNSや動画アップ なんて方はではなく、 拳で片づけるのはある意味潔い。 清は本当に素敵な人。 結局人間の良し悪しは 仕事や肩書きではなくて 心もちや品性だと思う。 どんなかけたところを持っていても 清みたいな人が側にいてくれたら まっすぐ育てると思う。

    1
    投稿日: 2024.01.31
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    おそらく1年以上かけて読了。小説として楽しめたかというと、そうではないが、読んで無駄だったかと言われると、それは違うと断言できる。理由としては、まず明治時代に書かれたという時代背景を鑑みて、日本の文学史を身をもって学べたということ。解説はこういう作品こそしっかり読むべきである。あと、漱石を読んだという事実がステータスになる気がする。少し知識人ぶれる。日本文学史を彩った文豪たちの作品を読むメリットは以上が主だと思ったが、やはり作品自体楽しめないことにはなかなか手が出ない。次に純文学を独量するのはしばらく先のことになりそうだ。

    1
    投稿日: 2024.01.27
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    勢いで読んだ。坊っちゃんの性格もさることながら、山嵐に赤シャツ、野だ、清、出てくる登場人物がみんな個性豊かで愛おしい。 坊っちゃんのように、思慮は少なくとも、威勢よく、正義に満ち溢れた主人公は見ていて清々しい。 それにしても、全く違う作風の『坊っちゃん』と『草枕』がほぼ同時期に書かれているのが面白い。

    14
    投稿日: 2024.01.22
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    中学生ぶりに読んでみた。冒頭の有名な書き出し文("親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている")以外の記憶をだいぶなくしていたが、徐々にそういえばこんな話だったなと思い出してきた。あらすじ文にも書いてあるように、最後に勧善懲悪的な展開があるが、読み終わって改めて考えると、その後の行き先を思うと本当に勧善懲悪でまとめられるか、といわれると違う気もする。清さんが最後まで懇意にしてくれるところは、今読んでみるとけっこう響いた。 中学生の時に読んだ時よりは、芸術を色々知ることができたので、天目やターナーなどで頭に浮かぶイメージがよりくっきりしてきた場面もあったのはなかなか嬉しい。 ・温泉は三階の新値期で上等は浴衣をかして、流しをつけて八銭で済む。その上に温案が天目へ茶を載せて出す(p.40) ・「あの松を見給え、幹が真直で、上が傘の様に開いてターナーの画にありそうだね」と赤シャツが野だに云うと、野だは「全くターナーですね。どうもあの曲り具合ったらありませんね。ターナーそっくりですよ」と心得顔である。ターナーとは何の事だか知らないが、聞かないでも困らない事だから黙っていた。(p.58) 昔の本とはいえ、286円(税別)で一冊読めたのか…という点も気に留まった。

    1
    投稿日: 2024.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初めて全部読んだ。 理論とか策略とか考えずにとにかく突き進む。自分が正しいと思った道を行く。人の目を気にしない。という坊ちゃんを形成したのは、坊ちゃんに全肯定の清の存在があったからだと思う。 山嵐と2人で懲らしめたけど、赤シャツと野だはこれからも中学校に勤め続けるかもしれないから、実質的には敗北なのかもしれない。立場には抗えないのかもしれない。それでも、最後まで意志を貫ける強さを持つ坊ちゃんは魅力ある人物像で、簡単に真似できないと思った。

    1
    投稿日: 2024.01.07
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    きちんと読んだことがなかったと触れてみたところ、テンポよく進めるコメディでこういう作品だったのかと驚きつつも楽しく読みました。

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    投稿日: 2024.01.05
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    講談社1971年版。ある一節を読みたかったのだが、全部読み返す。青春活劇。若手教師が生徒から殴られ殴り返す。教師同士の(マスコミによる)「ことばの暴力」vs.「実力行使」も。痛快だが今の目線からは、古き悪しき暴力小説かな。現代では、反面教師的な題材として教科書で使えるかもね。

    1
    投稿日: 2024.01.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    親譲りの無鉄砲な坊ちゃんが松山の学校の先生となり、そこにいる野だと赤シャツを成敗する物語。終始、坊ちゃんの正義感の強さとせっかちで荒くれ者の性格がにじみ出ている。坊ちゃんや山嵐の芯の強さは憧れる。正義のためなら昇給も断るし、辞表も出すという心行きは、昔の日本人ならではなのかなと思う。 昔の小説にしては、テンポが良くて読みやすい。また、坊ちゃんのキャラクターも純粋な感じで読んでいて清々しい気持ちになる。

    1
    投稿日: 2023.12.31
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    名作と名高い、坊ちゃんを読了した。私は今年で二十一になるが、恥ずかしながら坊ちゃんを初めて読んだ。 読み終えた所感としては、軽快であり読みやすかったと思う。小、中学生の人気図書には、『吾輩は猫である』と本作が名を連ねるが納得である。明治の作品でありながら、さほど文章に癖がないし、何より坊ちゃんがぶっきらぼうで愛らしいキャラクター性があって面白く、くすりと声が出てしまうようなコミカルさが随所に見られる。育ての親同然の清に甘える描写や、自分の今後について、どうにかなるだろうという根拠の無い自信を持っているところなど、坊ちゃんは精神的には幼く、心が若いということも若年層に人気がある一つの理由だろうと思った。 特筆すべきは坊ちゃんの魅力、ことに常識破りの破天荒さであろう。彼は、嘘を嫌う素直な人間であるが、あまりにも度が過ぎていて面白い。 赴任して早々に、校長から「教師らしく、生徒の手本となるように」という、形式的な言葉を貰う場面があり、凡そ一般的には、「はい」と返事して首を縦に振っておけば良いものだが、坊ちゃんはひと味違う。彼は出来ないと答え、仕事を辞めようとするのである。また、作品の中には、自分の昇給が気持ちの良い道理のものではないと分かり、教頭の家へ行って自分の昇給をやめてもらうよう話す場面もあった。彼は仁義や人情で行動し、自己の不利益を考慮しない。損得勘定というものも存在せず、あくまで自分の正義だけを指針とし、正しい行いをするべき、悪事は気に食わないといったスタンスで終始行動する。そこが、坊ちゃんの好漢たる1番の理由であり、(精神的に)坊ちゃんと呼ばれる所以であると思う。 私を含め現代に生きる人間は、彼のように自身の正義を執行すること、人に嫌われることを厭わない精神を持つことはかなり難しい。社会という海に出て、人の狡猾な悪意や地位というしがらみに絶えずもがきながら、それでもなお自身を貫く坊ちゃんのキャラクターを通して、人間の仁義のあり方を得る、不朽の魅力のある作品である。

    2
    投稿日: 2023.12.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    坊ちゃんを読んでみた。 むかーし読んだけど、読み直してみた。 ……言葉が難しい。 内容はテンポよく進んでいて読みやすいはずなのだけど、言葉が…んー。うーーん。と思いながら、読んでみた。 読み直して、思ったのは……やっぱり『難しい』という事。 内容が難しいわけではない。坊ちゃんの話が軽快にテンポよく進んでいく。 ……これ、現代の言葉で軽く読みたい。と思った。 キャラクターも判りやすくて、面白いのだけれど……。 主人公の坊ちゃんのキャラクターは判りにくいなと…分かりにくいというか、『冗談が通じない』『言葉を言葉のままに受け取る』キャラっぽいので……、勝手に「これはこうだよね(赤シャツは親切ではないけれど、親切にしている)」と思って読んでしまったモノが、坊ちゃんの中では「親切なんだかよくわからない」と書かれていたり。 私としては勝手に『親切なフリだよね』と思って読んでしまってるので、「わからない」ということがわからないと思ってしまう。 そーいうキャラだと言われたら、そうなんだねと思うのだけれども。 そんなズレが、幾つか起きてしまって『分かりにくいキャラ』と思ってしまう。 坊ちゃんってこんなに複雑なキャラだったんだと、思ったのです。

    1
    投稿日: 2023.12.13
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    江戸っ子らしいチャキチャキした口調が端切れ酔い。 リズムのある文体、テンポよく進んでいくストーリー。 正義感に専念した主人公、傍から見ると危なかっしいが、俯瞰すると少し滑稽、、そして愛おしいキャラクターだった。

    1
    投稿日: 2023.12.01
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    小さい頃にアニメで見た記憶がうっすらあるだけで実は読んだことはなかったな、と思って読みました。 私としては坊ちゃんが教師として生徒と熱い関係を築いてくれることを期待してました。何故か勝手に(笑) 夏目漱石の作品の主人公は暗いイメージがあったけれど、珍しくとても真っ直ぐで心まで健康なキャラクターで微笑ましかったです 全編通してイキイキとした作品でした

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    投稿日: 2023.11.16
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    親譲の無鉄砲である坊っちゃんが、松山に教師として赴任し、そこでの同僚教師たちとの葛藤を描く。東京にいた頃の下女・清に対する感情の変化に、徐々に大人になりつつある坊っちゃんの成長を見てとれたが、ラストはなかなかに呆気ない。同僚に反旗を翻し東京に帰ってくる坊っちゃんが必ずしも勝者であるかというとそうではない点も興味深い。あえて東京へ帰った後の月給を明示しているところにはそんな狙いもあるのだろうか。全体的に軽妙な文章で筆もスラスラと進んだのだろうが、読み手としてもリズムよく読める作品だと思った。

    4
    投稿日: 2023.11.05
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    【概略】  生まれも育ちも東京で、子どもの頃から負けん気が強くいたずらばかりしていた主人公が、四国は松山で教師生活を送ることに。赴任先で出会う個性豊かな教師たちと、ぶつかり合いながら、松山での教師生活が始まる。 2023年10月09日 読了 【書評】  先日、愛媛県は松山市・今治市にて英語落語を披露させてもらって。「あ、そういえば『坊っちゃん』って松山が舞台じゃない?」と思い、松山市内のジュンク堂にて購入したという。人生初の「坊っちゃん」だったりする。現代文などで一部抜粋された箇所は読んでいるかもしれないけれど、全編を読んだのは初。  「やっぱり物事は流転するなぁ」なんてクスクスしながら読んだよ。現代でも都会で育った方達が田舎に移住して、その田舎の方達の価値観と衝突するなんてこと、あるじゃない?この坊っちゃんでも、そのまんま同じことが展開してるものね。やれ団子屋で団子を食べただのなんだと、坊っちゃんの行動が筒抜けで、松山にもビッグブラザーはいたんだと。  赤シャツが世間の理不尽さ、坊っちゃんが青いながらも正義を貫く存在、そして清の母性であり褒めることの重要性、そんな図式なのかな。世間の理不尽さには勝てない部分もあるけれど、別のところで大事なものを見つけることができればいいんじゃないかな、人生において育まれる大事さは多種多様だよね、ということろかな。それが坊っちゃんにとっては山嵐との友情であったり清という存在だったりするのかな。  山嵐とのやりとりで机の上に置かれ続けた一銭五厘の描写が、好き。ホコリが積もるまではいかないまでも、一銭五厘の描写の変化が山嵐と坊っちゃんの交流断絶の時の経過を表していて。こういった読者の想像に任せるところが、いいよね。実際には作品としては全編で一か月あたりの時間の経過だから山嵐と坊っちゃんの断絶も、(ホコリが積もるまでの)期間は経っていないはず。でも物理的な時の流れではなく、精神的な時の流れ(ほら、嫌な時って時間が進むの遅いじゃない?)を表していてさ。  2023年10月現在、34都道府県で英語落語をやらせてもらってる身分だけど、こうして訪問する土地にちなんだ作家さんの作品を読むのって、悪くないね。

    0
    投稿日: 2023.10.23
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    べらんめぇ口調で人と関わるのが下手なザ・江戸っ子な主人の、教師としての奮闘ぶりを描いた作品 登場人物に対するユニークなあだ名や、どこか滑稽な主人の言動が面白くて読みやすい 夏目漱石を読むにあたりまず「吾輩は猫である」を読んで離れかけた心を見事繋ぎ止めてくれた一作 途中雑に読んでしまった分、少ししたらまた読みたいと思えた

    0
    投稿日: 2023.10.22
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    松山中学で教鞭をとった自身の体験を元にした、 漱石初期の作品。 親譲りの無鉄砲で、豊富な語彙を持ちながらも 弁は立たない主人公を始め、悪玉の赤シャツ・野だや、彼らに対し共に復讐を果たした山嵐など、 キャラが特徴的で随所にふふっと笑わされる所 があった。 宿直の際、生徒らに布団にバッタを仕込まれ たりするvs生徒の場面があったり、 策略を巡らし邪魔者を排除しようとする赤シャツへの復讐などvs同僚教師の場面があったりと、 勧善懲悪的な内容である。 主人公のセリフや表現がいちいち笑えた。

    0
    投稿日: 2023.10.21
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    はるか昔、中学生の頃、『吾輩は猫である』を読むのを諦めて放り出してしまったが、再度漱石文学に触れてみたく手にした『坊ちゃん』でした。主人公の坊ちゃんの直情型の感情は、いくら技術が進歩して世界が変わったと言えど、色々折り合いを付けて生きている我々の現代人の中にも存在しおり、表に出すことはないが、根底にある感情そのものではないかと思った。

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    投稿日: 2023.10.13
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    学生から社会人になると、本当に世界が変わる。今までの人生はなんだったんだというくらい驚くことばかりで、ちょっとしたことから世界の理をわかった気になる。 新生活特有の、平凡だけど目まぐるしい日々がユーモアに描かれていて、とても親近感が湧いた。

    0
    投稿日: 2023.10.10
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    夏目漱石不朽の名作、10代の若い人に読んでほしいって書いてあるけど大人にこそ読んでほしい。まっすぐ生きてきた主人公にどこか自分に似ている、赤シャツも狸もきっといる、だけど憎めないこの世界が愛おしくなる素敵な物語。日本人ならきちんと付き刺さる作品

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    投稿日: 2023.10.01
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    何度目かの坊ちゃん テンポ、人物の描かれ方、 全く古びる事なく。 漱石の観察眼は、 21世紀にも生きる。 人間って滑稽。

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    投稿日: 2023.09.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夏目漱石の傑作をきちんと読みたいと思って読破。面白くて1日で読み終えた。 冒頭の「親譲りの無鉄砲で小共の時から損ばかりしている。」という一節は昔から知っているが、これに一貫された山嵐との友情譚であった。 一本筋を通すがために不器用な坊っちゃんは負けん気の強い江戸っ子だからか、すぐ人に馬鹿と言うのが、可笑しくて可笑しくて。 小供のやるいたずらにせよ、釣りによる殺生にせよ、奢り奢られにせよ、裏表のない思考が読んでいて痛快。 それでいて憎めないのは、東京にいる頃は清の厚意を鬱陶しく感じていた坊っちゃんが、四国で彼女への思いを深く募らせているところだと思う。誰に対しても強気で尖っているわけではないところに色んな顔がある主人公像が浮かび上がってくる。折々に清の手紙が来てないか宿屋のばあさんに確認したあまり、妻帯していると勘違いされるほど。だが、それを否定しないでそのままにしておく関係性から下女であった清に衷心から親しみをもっていたのもわかる。 自分もおばあちゃんっ子なので、故郷を離れると家族のありがたみが分かるのと同じように、祖母に会えない日々、ふと、元気してるかな?とよく思いを馳せる。だからか、本編を読み進めながら、清へ返事を出さなくて大丈夫か?年だし返信を出さない間に死んでしまったら後悔が残るぞ?と勝手に心配するなど。まあ、それでも手紙を書きたくても、まとまらないし書けないやで放って置くのも人間味があって共感できる。仕事の返信ではないし、大事な人への手紙ほど書くのに時間がかかるよね。結果、帰郷するまで清が生きていてくれてほっとした(というか、帰郷するまでが目まぐるしすぎて実質一年か〜い)。 当時の学生の雰囲気について、坪内逍遥の「当世書生気質」も読んだことがあるが、「坊っちゃん」を読んでも当時の書生たちは結構血気盛んで、今の時代そんな様子だったら、すぐに暴徒だの、家庭や学校でのしつけがなってないだのと言われてしまいそうだが、すぐ指導指導となる昨今より随分おおらかで、こういう時代の教育があったんだなと思う。とにかくパワフルである。学生の雰囲気がわかる意味でも興味深かった。 最後に「坊っちゃん」の題について、主人公を指し示すとともに、清から親しみを込められた愛称と負けん気の強いべらんめえを小馬鹿にした蔑称と、純粋無垢な意味と、色々考えられて面白かった。

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    投稿日: 2023.09.20
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    坊ちゃんの正直さと猪突猛進な感じは、社会で生きていくにはやっぱり大変だと思う。だからこそ、羨ましいし凄くいいなとも思う。 いろんな登場人物が出てきたけど、人間て今も昔も変わらないんだなぁと思った。

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    投稿日: 2023.09.04
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    坊ちゃんの竹を割ったような性格。故に上手く生きれない様子。昔の自分を見ているようだった。 でも、上手く生きれなくたって別にいいじゃない、そんな風に思わせてくれる物語でした。 オーディブルで視聴しましたが、落語っぽい感じで、ちょっとユーモアもあり、聴きやすかったです。

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    投稿日: 2023.08.27
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    正直な人が生きにくいのは、今に限ったことじゃないんだなぁ。 坊ちゃんは何度か読んでいるけれども、何度読んでも清との関係性に心打たれる。 気性がまっすぐな坊ちゃんを唯一心から慕う清。 それと先生という職についてからは、読み直したのははじめてで、生徒の嫌がらせや、私利私欲の塊みたいな赤シャツ、太鼓持ちののだいこ、あやふやなことしか言わない狸などのわかりやすい悪役の印象がより鮮明になった。 田舎だからかなんなのか、子どもたちの嫌がらせには腹が立つ。 坊ちゃんが正直で単純だから、それに比べると坊ちゃんと合わない奴らは複雑で本心を見せない。 建前と本音をつないわけて、陰でこそこそ悪口を言うし、排除するために手段を選ばない。 排他的だし、いやらしい奴らが多い。 山嵐はそんな中でも中立的な立場だと思うが、坊ちゃんと同じく私欲を肥やすずるい奴らとは相容れない。 正直ものはバカを見るというが、山嵐は割とその場にあった発言をしつつもしっかり主張もするタイプで、理想の先生像だと思う。こんな人柄だから生徒からも人気がある。 夏目漱石は観察眼が鋭いのだろう。 短くてさっくりした作品だが、田舎と都会、知恵と心、本音と建前といろいろな対比関係も読み取れて非常に興味深い。 これだけコテンパンにやられて、最後の仕返しはぽこぽこ殴るだけかっていうのはあるんだけど、不思議な読後感の心地よさがやはり好きだ。 いつでも清が待っていてくれる。 名前のつけられない絆で結ばれた坊ちゃんと清。 お墓まで待っていてくれるなんて、泣ける。 今風に言えばエモい。

    9
    投稿日: 2023.08.21
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    明日から四国旅行なので、この機会に読んでみた。結構前に2ページ目で挫折していたのが嘘のように面白かった。想像していたより「こころ」的な話だったので、意外だった。くそー赤シャツめ。今も赤シャツみたいな人いるし、上司は狸だし、変わらないもんだなー。

    0
    投稿日: 2023.08.11
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     痛快で何度読んでも面白い。決してハッピーエンドではないのだが、この読後の爽やかさは何なのだろう。天麩羅蕎麦4杯はからかわれても仕方ないけど、お団子は別に良いのにね。目をつけられたから何をしても駄目だっただろうけど。ラストで野だに卵を投げつけるシーンが最高。殴る蹴るではなく卵って。笑  読みやすく直されてはいるものの現代語ではないのにリズム感抜群。100年後も誰もが楽しめ、さらにこれからも後世の人に愛されるだろう作品にはなかなかお目にかかれない。

    1
    投稿日: 2023.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    新任教師が心の中で悪態をつきながら勤務していく。あだ名付けとか、正直すぎる主人公の性格とか、生きづらいよなぁと思いつつ羨ましくもあった。

    0
    投稿日: 2023.08.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夏目漱石と言えば「こころ」のイメージが強いので重くて憂鬱な話が来るかと思いきや、滑稽。コメディ色強め。「四畳半神話大系」がチラつく。主人公がひたすら真っ直ぐで、不条理なものにずっと文句言ってる様がなんだか良かった。 清との関係性も良い。 やな奴たちがリアル。こういう奴いるわーって思いながら読んでた。

    2
    投稿日: 2023.07.22
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    100年前も今も人間模様は変わらないのだな 坊ちゃんがつけるあだ名のセンスもサイコー!笑 痛快ストーリーで面白かった〜!

    3
    投稿日: 2023.07.19
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    しばらく前から「坊ちゃん」が読みたかった。 だが、あいにく「坊ちゃん」は手元になかった。 そうこうしているうちに、時代劇専門チャンネルで「夏目漱石の妻」というドラマを観た。 英国留学帰りの漱石が神経衰弱の発作を起こす。その姿の痛々しいこと。 病を抱えつつ生きた漱石への親近感がにわかに増してくる。 そんなことで、kindle Unlimitedで「決定版 夏目漱石全集」をダウンロードした。160作品、7187ページがkindle Unlimited会員だと無料で読めるのはお得である。 今まで、遅読のためkindle Unlimitedにはだいぶ寄付をしてきたので、たまには少し元を取るのもいいだろう。 ただ、7187ページ全部を読み終わらないと感想が書けないとすると、あまりにも厳しいので、感想は小分けにして、その都度書いていきたい。/ 「坊ちゃん」は、僕にとっては、ロマン・ガリ『夜明けの約束』、島崎藤村『ある女の生涯』などと並んで、「母もの」の一つである。 坊ちゃんの母親は若い頃に亡くなっていて、物語の前半にしか登場しない。 「母もの」の母は、女中の清である。/ 【清は時々台所で人の居ない時に「あなたは真っ直でよいご気性だ」と賞める事が時々あった。】 僕の母も、「お前は見事な赤ちゃんで、周囲の女の人がみんな触らせてといって来た。」と、何度も何度も言っていた。 今にして思えば、いつも暗い顔をしている僕を少しでも元気づけようとして、ほとんど取り柄のない馬鹿息子の幼少時の黄金時代(たぶん、その時が母にとっても一つの黄金時代だったのかもしれない。)のことを、繰り返し話してくれたのだと思う。/ 【「「美しい顔をして人を陥れるようなハイカラ野郎は延岡に居らないから……と君は云ったろう」「うん」」 「「ハイカラ野郎だけでは不足だよ」「じゃ何と云うんだ」「ハイカラ野郎の、ペテン師の、イカサマ師の、猫被りの、香具師の、モモンガーの、岡っ引きの、わんわん鳴けば犬も同然な奴とでも云うがいい」」】 坊ちゃんは江戸っ子だけあって、セリフ回しがやたらと気っ風がいい。 まるで、寅さんの物売りの口上のようだ。 言いたいことを言って、やりたいようにやって、すぐに喧嘩をして、パッと出て行ってしまう。 行動の面でも、坊ちゃんは寅さんに似過ぎている。 喧嘩をするまではいいのだが、あまりに簡単に出て行ってしまう。 寅さん映画では、しばらくして帰ってくれば、また何事もなかったように迎え入れてくれるが、実人生ではなかなかそうもいくまい。 「真っ直でよいご気性」は、逆に言えば堪え性がないとも言いうる。 この気性では、坊ちゃんは渡り鳥のように、職場を転々としなければならないだろう。 あるいは、坊ちゃんもまた、「異人」の一人なのかも知れない。/ 【清の事を話すのを忘れていた。――おれが東京へ着いて下宿へも行かず、革鞄を提げたまま、清や帰ったよと飛び込んだら、あら坊っちゃん、よくまあ、早く帰って来て下さったと涙をぽたぽたと落した。おれもあまり嬉しかったから、もう田舎へは行かない、東京で清とうちを持つんだと云った。 その後ある人の周旋で街鉄の技手になった。月給は二十五円で、家賃は六円だ。清は玄関付きの家でなくっても至極満足の様子であったが気の毒な事に今年の二月肺炎に罹って死んでしまった。死ぬ前日おれを呼んで坊っちゃん後生だから清が死んだら、坊っちゃんのお寺へ埋めて下さい。お墓のなかで坊っちゃんの来るのを楽しみに待っておりますと云った。だから清の墓は小日向の養源寺にある。】 清の佇まいは、なんだかフローベール「純な心」のフェリシテを思わせる。 というわけで、「坊ちゃん」は僕にとっては「母もの」である。/ 主人なき 家の静かさ 夜も更けて 小さき母の 面影と居る

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    投稿日: 2023.07.19
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    夏目漱石が松山中学在任当時の体験を背景とした初期の代表作。 教師として四国の中学に赴任した青年“坊っちゃん"が、生徒からの酷い仕打ちや他教師たちの無気力な態度にも負けず、真っ向勝負を挑んでいく。 テンポよくユーモアのある文章で、物語にあっという間に引き込まれた。登場人物たちのあだ名のセンスもいい。 不器用なんだなぁ。でも、好きだなぁ。坊っちゃんの無鉄砲で真っ直ぐさがとっても爽快で、心がスカッとした。 たとえ勝負の結果は負けであっても、坊っちゃんのように志を高く持った生き方をしたいな。

    40
    投稿日: 2023.06.25
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    兎にも角にも「ぞなもし」が最高。 坊ちゃんと田舎の生意気な学生たちとのやり取りは生き生きとしていて面白い。だが後半はどうにも暴力の使い方がセコい。坊ちゃんの理論によって赤シャツのセコい所業(しかし赤シャツの気持ちも私のような小物には少しわかるのが辛い)と、坊ちゃんや山嵐の暴力がまるで同じレベルになってしまい、そこに痛快さは全く見出せない。今回の件で味をしめた坊ちゃんがこの先、下の立場の者を暴力で統べるようにならないかも心配。坊ちゃんの正直さが好きだからこそ、そこが暴力と安易に結びついてしまうのは残念に思う。

    2
    投稿日: 2023.06.23
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    主人公の江戸弁、快活な性格が爽快でした。 いつの時代も人間関係は難しいものだと感じますが、だからこそ主人公の真っ直ぐな人格が、強調されて見えてきます。 主人公を全面的に肯定する清の存在も微笑ましかったです。

    3
    投稿日: 2023.06.22
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    親譲りの無鉄砲で子供の頃から損ばかりしているジャニーズの二宮くんが坊ちゃん役の坊ちゃんは面白かった。

    1
    投稿日: 2023.06.11
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    今まで小説をあまり読んでこなかったこともあり、手始めに夏目漱石の代表作から、ということで購入。筋がシンプルでわかりやすく、一言でいえば「痛快」な話だった。

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    投稿日: 2023.06.01